JP3069265B2 - ガス安全装置 - Google Patents

ガス安全装置

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JP3069265B2
JP3069265B2 JP7082114A JP8211495A JP3069265B2 JP 3069265 B2 JP3069265 B2 JP 3069265B2 JP 7082114 A JP7082114 A JP 7082114A JP 8211495 A JP8211495 A JP 8211495A JP 3069265 B2 JP3069265 B2 JP 3069265B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス供給設備を利用す
る上での安全を確保するガス安全装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の内管漏洩検査装置として、特公平
2−42185号公報には、図9に示すように、ガス流
路の途中に設けられたガス供給設備31に付設されて通
過ガス流量に応じて流量信号を出力する流量センサ32
と、流量信号を受けて報知信号を出力する検査回路33
と、検査回路33の報知信号出力により報知する報知器
34とを備え、検査回路33は流量信号によってリセッ
トされ、第1の設定時間以上流量信号が入力されないと
きリセット信号を出力する第1のタイマと、そのリセッ
ト信号によりリセットされ、第2の設定時間以上リセッ
ト信号が入力されないとき報知オン信号を出力する第2
のタイマと、第2のタイマからの報知オン信号を受けて
報知器34を作動させる報知器駆動回路とを備えた構成
とされたものが開示されている。
【0003】以上の構成の内管漏洩検査装置において
は、流量センサ32からの流量信号の間隔が、第1の設
定時間よりも長いときは、ガスメータ通過ガス量をほぼ
ゼロと見なして第2のタイマに対してリセット信号を出
力し、第2のタイマをリセットする。もしも、流量セン
サ32からの流量信号の間隔が、第1の設定時間よりも
短いときはリセット信号を出力せず、第2のタイマをリ
セットしない。このような状態が第2の設定時間よりも
長く続いたとき、その間に一度もガスメータ通過ガス量
がゼロにならなかった、すなわち漏洩ありとして報知器
34をオンする信号を出力し、報知器34を駆動するの
である。
【0004】また、従来の差圧流量計として、特開平5
−118890号公報には、図10に示すように、管路
35にオリフィス36を設け、このオリフィス36の上
流(P1)と下流(P2)の間に生じる差圧ΔPをコン
デンサ37の電気容量Cに置換して検知し、コンデンサ
37の電気容量Cを発振器38で発振周波数に置換して
検知し、演算制御手段39により発振器38の発振周波
数に基づいてオリフィス36を通過する流量を演算する
ように構成されている。分周器40、CPU41、制御
部42、表示部43は演算制御手段39の構成要素であ
る。
【0005】この差圧流量計は、オリフィス36の上流
側と下流側との差圧をコンデンサ37の電気容量Cに置
換し、この電気容量Cを発振器38の発振周波数に置換
し、演算処理して流量を計測するようにしたので、簡単
な構成にもかかわらず微小な差圧でもこれを検知するこ
とができ、さらに演算処理して流量を算出するので精度
が高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、ガス使用上の安全を確保するため短い時
間毎のガス流量データを求めるためには、ガス流路の途
中に設けられて通過ガス量に応じて流量信号を出力する
流量センサの出力パルス間隔を計測して流量を算出する
必要があり、ガス供給設備である計量用のガスメータの
構成を変更する必要があり、従来のメータ設備をそのま
ま流用することができないという問題があった。
【0007】また、同じくガス流量を算出するのに、管
路の途中にオリフィスを設け、その上流及び下流の差圧
をコンデンサの電気容量に置換して発振周波数で流量演
算処理する構成では、小流量を計測範囲とすれば大流量
時には流路抵抗となり、毎時数リットルから数十立法メ
ールという広い流量範囲を計測し、しかも20ミリメー
トル水柱程度の圧力損失しか許容されない安全機能突き
ガスメータに対しては適応できないという問題があっ
た。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、既存
のガス供給設備に適応することのできる簡易な構成の流
量検出部にてガス漏れや異常な流出を検出し、また警報
やガス遮断を行なうガス安全装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のガス安全装置
は、ガス供給路の途中に設置されたガス供給設備の上流
側と下流側の圧力差を検出する圧力差検出部と、圧力差
検出部で検出された圧力差又は圧力差から計測されるガ
ス供給設備を流れるガス流量と適宜設定された基準値と
を比較して異常判定を行なう異常判定部と、異常判定部
からの信号を受けて音又は表示又は通報で警報する警報
部とを備えたことを特徴とする。
【0010】異常判定部の具体構成としては、圧力差検
出部からの圧力差信号に応じてガス供給設備を流れるガ
ス流量を計測するガス流量計測部と、ガス流量計測部か
らの信号を流量基準値と比較し大きいときガス流量の異
常と判定する流量異常判定部を備え、又は、圧力差検出
部からの圧力差信号を第1の圧力基準値と比較し圧力差
信号が第1の基準値よりも大きいとき信号を出力する圧
力差判定部と、圧力差判定部からの信号が連続して出力
されている期間を計時する計時部と、圧力差判定部から
の信号がなくなったとき計時部の計時をリセットする計
時リセット部と、計時部にて所定期間が計時されたとき
漏洩有りと判定する漏洩判定部を備え、又は、圧力差検
出部からの圧力差信号を第2の圧力基準値と比較し圧力
差信号が第2の基準値よりも大きいとき信号を出力する
異常圧力差判定部を備える。
【0011】好適には、ガス供給設備をガスメータと
し、圧力差検出部における上流側をガスメータのガス入
口配管部、下流側をガスメータのガス出口配管部とし、
圧力差検出部はそれらの圧力を導入して圧力差を検出す
るように構成される。また、ガスの温度と相関する温度
を検出する温度検出部と、温度検出部からの信号で圧力
差検出部にて検出された圧力差を補正する手段が設けら
れる。また、流量異常判定部あるいは漏洩判定部あるい
は異常圧力差判定部からの信号を受けてガスの供給を停
止するガス遮断部を備える。さらに、ガス供給路の途中
に設置されたガス供給設備の上流側の圧力と、圧力差検
出部からの圧力差信号を入力し、供給圧力の低下判定あ
るいは閉塞圧判定あるいは調整圧判定を行なう圧力異常
判定部を備え、警報部は圧力異常判定部からの異常信号
を受けても警報を発するように構成される。
【0012】
【作用】本発明のガス安全装置によれば、ガス供給路の
途中に設置されたガス供給設備の上流側と下流側の圧力
差を圧力差検出部で検出し、その圧力差又は圧力差から
計測されるガス供給設備を流れるガス流量と適宜設定さ
れた基準値とを比較して異常判定を行ない、警報部にて
異常信号を受けて警報する。
【0013】具体的には、ガス流量計測部で検出した圧
力差からガス供給設備を流れるガス流量を計測し、流量
異常判定部にてガス流量の異常を判定して警報部にて警
報する。
【0014】又は、圧力差判定部にて圧力差信号を第1
の圧力基準値と比較し、圧力差信号を第1の圧力基準値
よりも大きいときに信号を出力し、計時部にて圧力差判
定部からの信号が連続して出力されている期間を計時
し、計時リセット部にて圧力差判定部からの信号が信号
がなくなったときに計時部の計時をリセットし、漏洩判
定部にて計時部にて所定期間が計時されたときにガス漏
洩有りと判定して警報部にて警報する。
【0015】又は、異常圧力差判定部にて圧力差信号を
第1の圧力基準値よりも大きな第2の圧力基準値と比較
し、圧力差信号が第2の圧力基準値よりも大きいときに
信号を出力し、その信号を受けて警報部にて警報する。
【0016】また、上記各構成において、ガス供給設備
がガスメータから成り、ガス入口配管部とガス出口配管
部の圧力差を検出して異常時に警報する。
【0017】又は、温度検出部にて配管中のガスの温度
と相関する温度を検出し、圧力差検出部で検出された圧
力差を補正する。
【0018】又は、流量異常判定や漏洩判定や異常圧力
差判定時にガス遮断部にてガスの供給を停止する。
【0019】さらに、圧力異常判定部においてガス供給
設備の上流側の圧力と圧力差信号が入力されて供給圧力
の低下判定や閉塞判定や調整圧判定を行い、異常時に警
報する。
【0020】
【実施例】以下、本発明のガス安全装置の第1の実施例
について、図1、図2を参照して説明する。図1におい
て、本実施例のガス安全装置1は、ガス供給路の途中に
設置されたガス供給設備2の上流側3と下流側4の圧力
差を検出する圧力差検出部5と、圧力差検出部5からの
圧力差信号に応じてガス供給設備2を流れるガス流量を
計測するガス流量計測部6と、ガス流量計測部6からの
信号を流量基準値と比較し、大きいときガス流量の異常
と判定する流量異常判定部7と、流量異常判定部7から
の信号を受けて音又は表示又は通報で警報する警報部8
とで構成されている。9はガスを供給するガス供給源の
ガス容器、10はガス器具である。
【0021】図2にガス流量と差圧の関係を示す。図2
において、横軸はガス供給設備2を流れるガス流量Q
g、縦軸が圧力差検出部5にて検出されたガス供給設備
2の上流側3と下流側4の差圧(圧力損失)ΔPであ
り、図に示すようにガス流量Qgが大きくなれば差圧
(圧力損失)ΔPも大きくなる。差圧ΔP1はガス流量
がQg1のときの値であり、差圧ΔP2はガス流量がQ
g2のときの値である。
【0022】上記構成において、ガス容器9から所定の
調整圧力でガス器具10へ供給されるガスは、供給路で
ある配管の途中に設置されたガス供給設備2を通過す
る。このガス供給設備2を通過する際にはガス流量の大
きさに応じた圧力損失が生じるので、ガス供給設備2の
上流側3と下流側4の圧力差を圧力差検出部5で検出
し、ガス流量計測部6で圧力差検出部5からの圧力差信
号に応じたガス流量に換算する。ここでは、ガス流量を
計測する構成要素として圧力差検出部5とガス流量計測
部6に分けているが、両機能を合わせてガス流量を計測
するための圧力差検出部としてまとめることもできる。
そして、流量異常判定部7はガス流量計測部6からの流
量信号を受けて予め保有する流量基準値と比較し、異常
か否かを判定する。異常と判定された場合には警報部8
が音又は表示又は通報で異常発生を警報する。
【0023】このように本実施例のガス安全装置1によ
れば、ガス供給路の途中に設置された既存のガス供給設
備2の上流側3と下流側4の圧力差を検出する圧力差検
出部5を設けることにより、既存のガス供給設備2自体
を改造することなく、また大流量が流れたときにも圧力
損失を増加させることなく、簡易な構成でガス供給路を
流れるガス量を測定・検出することができる。すなわ
ち、現有のガス供給設備2をそのまま利用しつつ、ガス
供給安全を確保することが可能となる。
【0024】次に、本発明の第2実施例について、図3
を参照して説明する。なお、第1実施例と同一の構成要
素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
本実施例のガス安全装置11は、圧力差検出部5からの
圧力差信号を第1の圧力基準値と比較し、圧力差信号が
第1の圧力基準値よりも大きいとき信号を出力する圧力
差判定部12と、圧力差判定部12からの信号が連続し
ている期間を計時する計時部13と、圧力差判定部12
からの信号がなくなったとき計時部13の計時をリセッ
トする計時リセット部14と、計時部13にて所定期間
が計時されたときにガス漏れ有りと判定する漏洩判定部
15から構成されている。
【0025】上記構成において、圧力差判定部12は圧
力差検出部5からの圧力差信号を第1の圧力基準値(例
えば、図2の差圧ΔP1)と比較し、圧力差信号が第1
の圧力基準値よりも大きいとき信号を出力する。計時部
13は圧力差判定部12からの信号を検出し、信号が連
続している期間の計時を行なう。仮に信号が途切れる
と、計時リセット部14が計時部13の計時をリセッ
ト、すなわち計時情報をクリアする。その後、また圧力
差判定部12からの信号が発生した場合には計時部13
は最初から計時を開始する。そして、計時部13にて所
定期間(例えば30日)の計時が終了すると、漏洩判定
部15は計時終了信号を受けてガス漏洩有りと判定す
る。すなわち、第1の圧力基準値ΔP1はガス流量の有
無を判定する基準値で、圧力差判定部12はこの圧力差
以上あればガス流量(図2でQg1以上)有りと判定す
る。そして、所定期間連続してガスが流れた場合にガス
漏洩有りと判定するのである。
【0026】この実施例によれば、圧力差判定部12は
ガス流量の有無判定の基準値である第1の圧力基準値Δ
P1とガス供給設備2前後の圧力差を比較するので、短
時間でしかも確実にガス流量有りの判定ができ、その信
号を漏洩判定のロジックに当てはめることでガス漏れを
検出することができる。
【0027】次に、本発明の第3実施例について、図4
を参照して説明する。なお、第1実施例と同一の構成要
素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
本実施例のガス安全装置16は、圧力差検出部5からの
圧力差信号を上記第1の圧力基準値ΔP1よりも大きな
第2の圧力基準値(例えば、図2のΔP2)と比較し、
圧力差信号が第2の圧力基準値ΔP2よりも大きいとき
信号を出力する異常圧力差判定部17を備えている。こ
の異常圧力差判定部17からの信号が警報部8に入力さ
れている。
【0028】上記構成において、異常圧力差判定部17
は圧力差検出部5からの圧力差信号を第2の圧力基準値
(例えば、図2のΔP2)と比較し、圧力差信号が第2
の圧力基準値ΔP2よりも大きいとき信号を出力する。
第2の圧力基準値ΔP2は、ガス供給路の折損など異常
な大流量が流れたときに発生する圧力損失に相当する値
で、ガス流量の有無を判定する第1の圧力基準値ΔP1
に比較して大きな値となる。そして、異常圧力差判定部
17から異常判定信号が出力されると警報部8が警報を
発する。
【0029】この実施例によれば、ガスが流れていると
き既存のガス供給設備2によって生じる圧力損失の大き
さからガスの異常な流出を検出して警報を出すことによ
り、ガス器具10の利用上の安全性を向上させることが
できる。
【0030】次に、本発明の第4実施例について、図5
を参照して説明する。なお、第1実施例と同一の構成要
素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
本実施例は本発明をLPガスの供給形態に適用した場合
を示している。ガス容器10は高圧ガスボンベ18から
成り、高圧のガスを低圧に調整する圧力調整器19が配
設されている。また、ガス供給設備2は膜式積算流量計
から成るガスメータ20にて構成され、そのガス入口配
管部21を上流側3、ガス出口配管部22を下流側4と
して、それらの圧力を圧力差検出部5に導入して圧力差
を検出する構成となっている。
【0031】この実施例の構成によれば、既存の膜式積
算流量計から成るガスメータ20を取付ける配管部の入
口と出口にそれぞれ圧力導出部を設け、ここからガス安
全装置1に各圧力を導入しているので、ガスメータ20
を何ら改造することなく、ガス安全装置1を設置するこ
とができる。
【0032】ところで、上記実施例ではガスメータ20
とガス安全装置1を別体に構成した例を示したが、ガス
メータ20内の計量機構に何ら手を加えることなく、メ
ータケース内で入口及び出口圧力の差圧を検出する構成
とすることもできる。すなわち、外観上の見栄え、及び
現場での作業の容易性からガスメータ20とガス安全装
置1を一体に構成することもできる。
【0033】また、ガス供給路の途中に設置されたガス
供給設備2の上流側3と下流側4の圧力差を検出する圧
力差検出部5としては、差圧センサを用いたり、1つの
圧力センサを用いて上流側3と下流側4を切り換えて導
入圧力を検出してその差を演算したり、2つの圧力セン
サで上流側3と下流側4の導入圧力をそれぞれ検出し圧
力差を演算したりするようにしてもよい。差圧センサを
用いれば圧力絶対値から差を演算する必要がなく、検出
値そのものをガス流量検出部6に信号を送ることができ
る。また、1つ又は2つの圧力センサにて絶対圧力値
(あるいは所定圧力との相対値)を検出することで差圧
の算出は当然可能であり、さらに後述の実施例において
圧力異常の判定が可能となる。
【0034】次に、本発明の第5実施例について、図6
を参照して説明する。なお、第1実施例と同一の構成要
素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
本実施例のガス安全装置23は、ガスの温度と相関する
温度を検出する温度検出部24を設け、その検出信号を
圧力差検出部5に入力して検出された圧力差を補正する
ようにしたものである。
【0035】上記構成において、温度検出部24は圧力
差検出部5に導入されるガスの温度に相関する温度を検
出する。例えば、ガス自体の温度、あるいは配管部の温
度、あるいはガス安全装置23が設置されている周囲温
度などであり、これらはいずれも圧力測定するガスの温
度と相関がある。そして、温度検出部24からの温度情
報で圧力差検出部5では温度補正を行なうのである。す
なわち、圧力差検出部5から出力される圧力差信号は温
度補正された後の値なので、ガス流量計測部6では何ら
他の処理を施すことなく流量換算処理を行う。
【0036】この実施例によれば、温度検出部24にて
流れるガスに相関する温度が検知され、この温度情報に
基づいて圧力差に補正がかかるので、常に確度の高い流
量異常判定を行なうことができる。
【0037】また、上記実施例では圧力差検出部5で温
度補正を行なう例を示したが、ガス流量計測部6、ある
いは第1の圧力差検出部12、或いは異常圧力差検出部
17にて温度補正を行なっても同様の効果が得られる。
【0038】次に、本発明の第6実施例について、図7
を参照して説明する。なお、第1実施例と同一の構成要
素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
本実施例のガス安全装置25は、流量異常判定部7から
の信号を受けてガスの供給を停止するガス遮断部26を
備えている。
【0039】上記構成において、ガス遮断部26はガス
供給路の途中に設置されたガス供給設備2の上流側3と
下流側4の圧力差を検出する簡易な圧力差検出部5から
の信号でガス流量異常が判定されたときにガスの供給を
停止する。
【0040】この実施例によれば、ガス流量が異常と判
定されたときには自動的にガスの供給が停止されるの
で、ガス利用上の安全性は格段に増す。
【0041】ところで、ガス遮断部26は、漏洩判定部
15あるいは異常圧力差判定部17からの異常信号に応
じても作動するようにすることができる。
【0042】次に、本発明の第7実施例について、図8
を参照して説明する。なお、第1実施例と同一の構成要
素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
本実施例のガス安全装置27は、ガス供給路の途中に設
置されたガス供給設備2の上流側3の圧力と、圧力差検
出部5の圧力差信号を入力し、供給圧力の低下判定ある
いは閉塞圧判定あるいは調整圧判定を行なう圧力異常判
定部28を備えており、この圧力異常判定部28からの
異常信号により警報部8を作動させるように構成されて
いる。
【0043】上記構成において、圧力異常判定部28
は、ガス供給設備2の上流側3の圧力と圧力差検出部5
からの圧力差信号を入力し、上流側3の供給圧力とガス
流量に相当する圧力差を検知する。そして、圧力差から
ガスが流れているか否かを判断し、流れていないときに
は上流側3の供給圧力値から閉塞圧が異常に高いか否か
を判定し、またガスが流れている場合には調整圧が所定
の範囲内か否かを判定する。さらに、供給圧力自体が異
常に低い場合には圧力低下判定を行なう。そして、各判
定において異常となった場合には警報部8が警報を発す
る。
【0044】この実施例によれば、供給圧力の低下判定
あるいは閉塞圧判定あるいは調整圧判定を行なうことが
でき、ガス供給設備2より上流側3の設備異常をも監視
することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明のガス安全装置によれば、以上の
説明から明らかなように、圧力差検出部にてガス供給路
の途中に設置された既存のガス供給設備の上流側と下流
側の圧力差を圧力差検出部で検出するようにしているの
で、既存のガス供給設備自体を改造することなく、また
大流量が流れるときにも圧力損失を増加させることな
く、簡易な構成で検出した圧力差からガス供給設備を流
れるガスの異常判定を行なうことができ、ガス供給の安
全を確保することができる。
【0046】また、ガス流量計測部で圧力差からガス供
給設備を流れるガス流量を計測し、流量異常判定部にて
流量基準値との比較でガス流量の異常を判定することに
より、ガス流量に基づいてガスの異常な流出を検出して
警報を出すことができ、ガス器具利用上の安全を確保で
きる。
【0047】また、圧力差信号を第1の圧力基準値と比
較して圧力差信号が第1の圧力基準値よりも大きいとき
に信号を出力することにより、ガス流量有りの判定を短
時間にしかも確実に判定することができ、計時部にてそ
の信号が連続して出力されている期間を計時し、計時リ
セット部にて信号がなくなったときに計時部の計時をリ
セットし、計時部にて所定期間が計時されたときにガス
漏洩有りと判定するという漏洩判定ロジックに当てはめ
ることで、的確にガス漏れを検出することができる。
【0048】また、圧力差信号を第1の圧力基準値より
も大きな第2の圧力基準値と比較し、圧力差信号が第2
の圧力基準値よりも大きいときに警報を出すことによ
り、ガスの異常な流出を警報でき、ガス器具利用上の安
全を確保できる。
【0049】また、既存の膜式積算流量計などのガスメ
ータのガス入口配管部とガス出口配管部の圧力を導入す
るようにすることにより、ガスメータを改造することな
く、上記ガス安全装置を適用できる。
【0050】また、温度検出部にて配管中のガスの温度
と相関する温度を検出し、圧力差検出部で検出された圧
力差を補正することにより、常に確度の高い流量異常判
定を行なうことができる。
【0051】また、流量異常判定や漏洩判定時にガス遮
断部にて自動的にガスの供給を停止することにより、ガ
ス利用上の安全性を格段に増すことができる。
【0052】さらに、ガス供給設備の上流側の圧力と圧
力差信号を圧力異常判定部に入力して供給圧力の低下判
定や閉塞判定や調整圧判定を行って異常時に警報するこ
とにより、ガス供給設備よりも上流側の設備異常をも監
視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるガス安全装置のブ
ロック図である。
【図2】ガス流量と差圧の関係を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるガス安全装置のブ
ロック図である。
【図4】本発明の第3実施例におけるガス安全装置のブ
ロック図である。
【図5】本発明の第4実施例におけるガス安全装置のブ
ロック図である。
【図6】本発明の第5実施例におけるガス安全装置のブ
ロック図である。
【図7】本発明の第6実施例におけるガス安全装置のブ
ロック図である。
【図8】本発明の第7実施例におけるガス安全装置のブ
ロック図である。
【図9】従来例の内管漏洩検査装置のブロック図であ
る。
【図10】従来例の差圧流量計のブロック図である。
【符号の説明】
1 ガス安全装置 2 ガス供給設備 3 上流側 4 下流側 5 圧力差検出部 6 ガス流量検出部 7 流量異常判定部 8 警報部 11 ガス安全装置 12 圧力差判定部 13 計時部 14 計時リセット部 15 漏洩判定部 16 ガス安全装置 17 異常圧力差判定部 20 ガスメータ 21 ガス入口配管部 22 ガス出口配管部 23 ガス安全装置 24 温度検出部 25 ガス安全装置 26 ガス遮断部 27 ガス安全装置 28 圧力異常判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01M 3/28 G01M 3/28 A B (72)発明者 木全 國雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 難波 三男 東京都町田市忠生2丁目16番4号 高圧 ガス保安協会液化石油ガス研究所内 (56)参考文献 特開 平5−296873(JP,A) 実開 平4−41622(JP,U) 実開 昭62−134029(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/34 G01F 1/00 G01F 3/22 A62C 2/04 F17D 5/02 G01M 3/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給路の途中に設置されたガス供給
    設備の上流側と下流側の圧力差を検出する圧力差検出部
    と、圧力差検出部で検出された圧力差又は圧力差から計
    測されるガス供給設備を流れるガス流量と適宜設定され
    た基準値とを比較して異常判定を行なう異常判定部と、
    異常判定部からの信号を受けて音又は表示又は通報で警
    報する警報部とを備えたことを特徴とするガス安全装
    置。
  2. 【請求項2】 圧力差検出部からの圧力差信号に応じて
    ガス供給設備を流れるガス流量を計測するガス流量計測
    部と、ガス流量計測部からの信号を流量基準値と比較し
    大きいときガス流量の異常と判定する流量異常判定部を
    備えたことを特徴とする請求項1記載のガス安全装置。
  3. 【請求項3】 圧力差検出部からの圧力差信号を第1の
    圧力基準値と比較し圧力差信号が第1の基準値よりも大
    きいとき信号を出力する圧力差判定部と、圧力差判定部
    からの信号が連続して出力されている期間を計時する計
    時部と、圧力差判定部からの信号がなくなったとき計時
    部の計時をリセットする計時リセット部と、計時部にて
    所定期間が計時されたとき漏洩有りと判定する漏洩判定
    部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のガス安全
    装置。
  4. 【請求項4】 圧力差検出部からの圧力差信号を第2の
    圧力基準値と比較し圧力差信号が第2の基準値よりも大
    きいとき信号を出力する異常圧力差判定部を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のガス安全装置。
  5. 【請求項5】 ガス供給路の途中に設置されたガス供給
    設備をガスメータとし、圧力差検出部における上流側を
    ガスメータのガス入口配管部、下流側をガスメータのガ
    ス出口配管部とし、圧力差検出部はそれらの圧力を導入
    して圧力差を検出するように構成したことを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載のガス安全装置。
  6. 【請求項6】 ガスの温度と相関する温度を検出する温
    度検出部と、温度検出部からの信号で圧力差検出部にて
    検出された圧力差を補正する手段を設けたことを特徴と
    する請求項1、2、3又は4記載のガス安全装置。
  7. 【請求項7】 流量異常判定部あるいは漏洩判定部ある
    いは異常圧力差判定部からの信号を受けてガスの供給を
    停止するガス遮断部を備えたことを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載のガス安全装置。
  8. 【請求項8】 ガス供給路の途中に設置されたガス供給
    設備の上流側の圧力と、圧力差検出部からの圧力差信号
    を入力し、供給圧力の低下判定あるいは閉塞圧判定ある
    いは調整圧判定を行なう圧力異常判定部を備え、警報部
    は圧力異常判定部からの異常信号を受けても警報を発す
    るように構成したことを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載のガス安全装置。
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