JP2004204967A - 配管支持具 - Google Patents

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直行 吉竹
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Abstract

【課題】面倒な作業を経ること無く、配管の高さ調整を行うことが可能な配管支持具を提供すること。
【解決手段】ベース201と、ベース201に連結された、櫛歯301を備えた一対の支柱3と、支柱3にその長手方向への移動自在に装着された、配管支持部4と該支持部4の両端部に連接されるとともに支柱貫通孔504が形成された連結部5と該連結部5に突設した係止片507を備えた支持側バンド6と、支持側バンド6の上側において支柱3にその長手方向への移動自在に装着された、配管押え部701と該押え部701の一端に連接されるとともに支柱貫通孔703が形成され更に下端部近傍が前記係止片507の下側に位置する連結部702を備えた一対の固定側バンド7と、支持側バンド6の連結部5のそれぞれに備えられた、固定側バンド7を支柱3の外側へ付勢する手段9とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は配管支持具に係り、より詳しくは、配水管、排水管等の配管を床下等に固定する際において、配管の高さ位置を容易に調節可能とし、それにより容易に配管に勾配をつけることを可能とした配管支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、家庭等において配管を設置する場合は、水がスムーズに流れるようにするために、配管に勾配をつけることが行われる場合がある。即ち、洗面所、トイレ、風呂場等で使用された使用後の水を下水管まで導く場合はその流路として配管を用いているが、このとき、配管に勾配をつけなければ使用済みの水を下水管まで導くことができなくってしまう。そのため、従来から、配管を設置する際には、配管支持具で配管を支持する場合に、その高さを調整し、これにより配管に勾配をつけることが行われている。
【0003】
ここで、図10は従来から用いられている配管支持具31を示す斜視図であり、この従来から用いられている配管支持具31は、アンカー等により床下等に固定されるベース33上に、表面にネジきりが施された一対の支柱34が連結されている。また、前記支柱34には、配管を挟持して固定するための支持側バンド35及び固定側バンド36が、支柱34の長手方向への移動自在に備えられるとともに、支柱34における支持側バンド35の下側及び固定側バンド36の上側には支柱34に螺合されたロックナット38が備えられている。
【0004】
そして、この従来の配管支持具31により配管を固定する際には、支柱34におけるロックナット38の位置を調整して、所望する箇所で支持側バンド35及び固定側バンド36の位置を固定し、その後に支持側バンド35と固定側バンド36間に配管を固定する。
【0005】
そうすると、ロックナット38の配置位置によって配管の高さを調整することができ、これにより配管に勾配をつけることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来から用いられている配管支持具では、前述したように支柱にネジ切りをするとともに、この支柱に螺合可能なロックナットによって配管の高さ位置を調整しているため、配管の高さを調整するためにはロックナットを回転させなければならず、作業が面倒で時間がかかってしまっていた。
【0007】
特に一般家屋等においては、洗面所、風呂場等、配管の数及び配管支持具の数が膨大であるために、従来の配管支持具を用いた場合には作業全体に占めるロックナットの位置調整等の割合が大きくなり非効率的であった。
【0008】
また、配管支持具により配管の固定を行なう場合には、配管に勾配をつける必要があり、そのために、配管支持具を複数個(実際には配管の長さによって5〜10個程度)設置するとともにそれに配管を設置した後に、その配管の全長の勾配を全体的に見て、配管の高さを微調整することが行なわれているが、従来の配管支持具では、微調整を行なうたびごとに、ロックナットを回転させなければならず、この点においても作業が面倒で時間がかかってしまうという問題点が指摘されていた。
【0009】
そこで、本発明は、面倒な作業を経ること無く、配管の高さ調整を行うことが可能であるとともに配管の高さの微調整をも容易に可能な配管支持具を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の配管支持具は、配管を所望する勾配を形成しながら床下等に固定するために用いられる配管支持具であって、
床下等の任意の箇所に固定されるベースと、
該ベースに連結された、それぞれに櫛歯を備えた一対の支柱と、
該支柱にその長手方向への移動自在に装着された、配管を下側から支持するための支持部と、該支持部の両端部に連接されるとともに前記支柱が貫通される貫通孔が形成された連結部と、該連結部に突設した係止片と、を備えた支持側バンドと、
前記支持側バンドの上側において前記支柱にその長手方向への移動自在に装着された、配管を上側から押えるための押え部と、該押さえ部の一端に連接されるとともに少なくとも前記支柱が貫通される貫通孔が形成され、更にその下端部近傍が前記係止片の下側に位置する連結部と、を備えた一対の固定側バンドと、
前記支持側バンドにおける連結部のそれぞれに備えられた、前記固定側バンドのそれぞれを、前記支柱の外側へ付勢するための付勢手段と、を備え、
前記固定側バンドの上端部分を互いに近接させて、それぞれの固定側バンドを前記付勢手段の付勢力に対抗させて前記支柱の内側へ移動させることにより、前記固定側バンドにおける連結部に形成された貫通孔の縁部を前記支柱における櫛歯間に嵌合させ、これにより、前記支柱の長手方向に沿った任意の箇所で前記支持側バンド及び固定側バンドを固定して、配管の高さ位置を調整可能としたことを特徴としている。
【0011】
本発明の配管支持具では、長手方向に沿って複数の櫛歯が形成された支柱とこの支柱が貫通する貫通孔がそれぞれに形成された支持側バンド及び固定側バンドを備え、支柱に形成した櫛歯に固定側バンドの貫通孔の縁部を嵌合させる構成にし、配管を支持した後に固定側バンドを締付けてその上端部分を近接させることにより、固定側バンドに形成した貫通孔の縁部を櫛歯に嵌合させて配管の高さを固定可能にするとともに、付勢手段を用いて、固定側バンドを櫛歯との嵌合を解除する方向に付勢する構成としている。
【0012】
そのため、本発明の配管支持具では、固定側バンドの上端部分の近接を解除することにより、付勢手段の付勢力によって固定側バンドと櫛歯との嵌合を解除可能としている。
【0013】
従って、本発明の配管支持具では、配管の高さ調整を行う際にロックナットを回転させなければならなかった従来の配管支持具と異なり、容易に配管の高さ調整を行なうことが可能であるとともに、配管の高さの微調整も容易に行なうことが可能である。
【0014】
【実施例】
本発明の配管支持具の実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例の配管支持具を示す正面図であり、図において1が本実施例の配管支持具である。
【0015】
そして、本実施例の配管支持具1では、使用に際してアンカー等により床下等に固定されるベース201と、このベース201の上方に連接した一対の連結部202とを具備した基台2を備えている。
【0016】
また、前記一対の連結部202にはそれぞれ、支柱3が立設されており、この支柱3はそれぞれ、長手方向に向けた断面形状を略コ字状にしているとともに、長手方向に沿って、略コ字状の先端部に櫛歯301を形成し、この櫛歯301が外側になるような配置で前記連結部202に装着されている。
【0017】
なお、前述したように、本実施例において前記基台2は、ベース201と連結部202とにより構成したが、連結部202は特に必要なものではなく、これを用いずに、ベース201に直接支柱3を立設してもよい。
【0018】
次に、図において6は支持側バンドであり、本実施例においては、前記支柱3に、その長手方向に移動自在にして支持側バンド6が装着されており、使用に際してはこの支持側バンド6によって配管をその下側で支持可能としている。
【0019】
ここで、図2は、前記支持側バンド6を示す斜視図であり、本実施例においてこの支持側バンド6は、固定する配管の外形形状に適応させるようにして下側に湾曲させた支持部4を備えているとともに、この支持部4の両端には、支持側バンド6を前記支柱3に装着するための連結部5が連接されている。
【0020】
ここで、支持側バンド6における連結部5について詳細に説明すると、本実施例において前記連結部5は、水平面を有する本体部501を備えており、この本体部501には、前記支柱3が貫通可能な貫通孔504が形成され、この貫通孔504に前記支柱3を貫通させることにより、支持側バンド6を支柱3に上下動自在に装着可能としている。なお、好ましくは、この貫通孔504は支柱3の外径よりもわずかに大きい径にし、配管を水平に支持した場合に支持側バンド6にわずかにガタが生じるようにするとよく、これにより、勾配をつけた配管を支持する場合に、その勾配に対応させて配管を確実に支持することができる。
【0021】
次に、本体部501における反支持部側の端部近傍には、その上方へ向けて後壁部502が連設されており、この後壁部502の端部には天井部503を連設し、これにより、連結部5をその正面形状で略コ字状としている。
【0022】
また、天井部503には、前記支柱3が貫通する貫通孔508を形成するとともに、この貫通孔508の端部から上方に向けて偏り防止片509を突出させており、更に、前記本体部501に形成した貫通孔504には、下側に向けて偏り防止片505を連接している。そしてこれにより、図1に示すように、前記貫通孔504、508に支柱3を貫通させることによって支持側バンド6を支柱3に装着した際には、偏り防止片509、505が支柱3の櫛歯301に当接し、支柱3における支持側バンド6の位置を安定させることが可能である。但し、必ずしもこのような構成を採用する必要はなく、偏り防止片を備えない構成としてもよい。
【0023】
また、前記後壁部502には切欠部506を形成するとともに、この切欠部506の端部から連結部5の内側に向けて、係止片507を連設している。
【0024】
次に、図1において7は固定側バンドであり、本実施例においては、前記支柱3における支持側バンド6の上側に固定側バンド7を備えており、これにより、支持側バンド6により支持された配管を、上側から押えて固定することを可能としている。
【0025】
ここで、図3はこの固定側バンド7を示した斜視図であり、本実施例においてこの固定側バンド7は一対とされており、それぞれの固定側バンド7a、7bが、配管の上側の約半分を押えることが可能なようにしている。
【0026】
そして、それぞれの固定側バンド7a、7bは、固定する配管の外形形状に適応させるようにして上側に湾曲させた押え部701を備えているとともに、この押え部701の下端には連結部702が連接されている。
【0027】
また、連結部702にはそれぞれ、前記支柱3が貫通可能な貫通孔703が形成されており、この貫通孔703に前記一対の支柱3のそれぞれを貫通させることにより、固定側バンド7を支柱3に上下動自在に装着可能としている。
【0028】
そして、本実施例においては、固定側バンド7に形成した前記貫通孔703における下端側の縁部を前記支柱3に形成した櫛歯301に嵌合可能としており、それぞれの固定側バンド7の上端部分を近接させることにより貫通孔703の縁を櫛歯301に嵌合させて支柱3に対する固定側バンド7の位置を固定し、一方、この状態においてそれぞれの固定側バンド7の上端部分を離していくことにより、この嵌合を解除して支柱3に対する固定側バンド7の位置をフリーにすることを可能としている。
【0029】
更に、本実施例においては、それぞれの固定側バンド7の下端部分を前記係止片507の下側に位置するようにしており、これにより、固定側バンド7に支持側バンド6を係止し、支持側バンド6が下降しないようにしている。
【0030】
なお、本実施例においては、前記固定側バンド7のそれぞれにおける上端両端側をそれぞれ略円形状に変形させて、装着孔705を備える装着部704を形成し、この装着部704にそれぞれ連結具8a、8bを装着し、これにより固定側バンド7の上端部を連結可能としている。
【0031】
ここで、この連結具8について説明すると、本実施例においては、一方の固定側バンド7aに回動自在に装着する一方の連結具8aと、他方の固定側バンド7bに回動自在に連結する他方の連結具の8bにより連結具8を構成しており、それぞれの連結具8a、8bにはピン部801a、801bが形成され、このピン部801a、801bを前記固定側バンド7の上端部に形成した装着孔705に挿入することによって、前記固定側バンド7のそれぞれの上端部に連結具8を装着している。
【0032】
そして、一方の連結具8aには雌側係止片802aを備え、他方の連結具8bには前記雌側係止片802aに係止可能な雄側係止片802bを形成しており、雌側係止片802aに雄側係止片802bを係止した状態で一方の連結具8aを回動することにより、図1に示すように、それぞれの固定側バンド7の上端部分を近接させつつ連結可能としている。但し、必ずしもこのような構成にする必要は無く、例えば図5に示すように、それぞれの固定側バンド7の上端部分を上側に延長して延長部706を形成するとともにこの延長部706にボルト孔707を形成し、このボルト孔707を貫通させたボルト708を締付けることにより、それぞれの固定側バンド7の上端部を近接させて連結してもよく、また、その他の手段により、それぞれの固定側バンド7の上端部を近接させて連結してもよい。
【0033】
次に、図1において9は、付勢手段としての板バネであり、本実施例においては、前記支持側バンド6における連結部5の内周側に板バネ9を配置しているとともに、この板バネ9の任意の部分を、前記固定側バンド7に形成した貫通孔703における、固定側バンド7の下端部側の縁部に当接させ、これにより、固定側バンド7を、その下端部側へ付勢させている。そしてこのとき、板バネ9の付勢力を調整して、それぞれの固定側バンド7の連結を解除している状態において、貫通孔703における下端部側の縁部と櫛歯301との嵌合が解除される程度に、固定側バンド7をその下端側に付勢するようにしている。そのため、本実施例の配管支持具1では、それぞれの固定側バンド7の連結を解除するのみで、櫛歯301と固定側バンド7の嵌合を解除して支柱3に対して固定側バンド7をフリーの状態にすることができる。
【0034】
ここで、図6は、前記板バネ9を示す斜視図であり、本実施例において前記板バネ9は、前記支持側バンド6の連結部5における係止片507、後壁部502、及び天井部503の内周側に当接する当接面901、902、903と、前記支柱3における内周側最奥部に当接する当接する当接面904を連続して備えるとともに、前記支柱3における内周側最奥部に当接する当接する当接面904に連接して、前記固定側バンド7の連結部702に形成した貫通孔703を付勢するための付勢面905を備えている。そして、板バネ9は、付勢面905が固定側バンド7の連結部702に形成した貫通孔703内に位置するようにして、支持側バンド6における連結部5内に装備されている。
【0035】
なお、本発明においては、付勢手段を用いて固定側バンド7のそれぞれを支柱3の外側へ付勢し、これにより、それぞれの固定側バンド7の連結を解除するのみで、櫛歯301と固定側バンド7の嵌合を解除して支柱3に対して固定側バンド7をフリーの状態にすることを可能とした点を特徴としているため、固定側バンド7のそれぞれを支柱3の外側へ付勢可能な手段であればいずれの手段を用いてもよく、必ずしも前述した形状の板バネに限定されるものではなく、またその装着箇所等も特に限定されるものではない。
【0036】
次に、このように構成される本実施例の配管支持具1の作用について説明すると、図7は、一対の固定側バンド7a、7bの上端部を離している状態における一方の支柱3の近傍における断面を示しており、この状態においては、板バネ9の付勢力により、固定側バンド7はその下端側に押されており、それにより、固定側バンド7の連結部702に形成された貫通孔703は櫛歯301には嵌合せず、支柱3に対して固定側バンド7はフリーの状態にある。
【0037】
そして、この状態で支柱3に対する固定側バンド7の位置を所望する箇所に決めた後に、支持側バンド6と固定側バンド7で配管を挟み込むとともに、前記連結具8により一対の固定側バンド7a、7bの上端部を互いに近接させつつ連結する。
【0038】
そうすると、図8に示すように、固定側バンド7がその上端側に引っ張られることによって、固定側バンド7の連結部702に形成した貫通孔703における下端側縁部は、板バネ9の付勢力に対抗しながら櫛歯301との嵌合方向に移動して櫛歯301に嵌合し、これにより固定側バンド7が支柱3に対して固定される。そしてこのとき、固定側バンド7の連結部702は、支持側バンド6の連結部5に形成した係止片507の下方に位置しているために、支持側バンド6は固定側バンド7に係止される状態となり、これにより支持側バンド6の位置も固定される。この状態における固定側バンド7の一方の連結部702の近傍を示した斜視図が図9である。
【0039】
一方、この状態で、固定側バンド7の連結を解除すると、図7に示すように、板バネ9の付勢力によって、固定側バンド7はその下端側へ移動するとともに、それにより固定側バンド7の連結部702に形成した貫通孔703の縁部と櫛歯301との嵌合が解除され、固定側バンド7をフリーにすることができる。
【0040】
このように、本実施例の配管支持具1では、支柱に櫛歯を形成して、固定側バンドに形成した貫通孔の端部と櫛歯を嵌合させて固定側バンドの位置を固定可能にするとともに、板バネを用いて、貫通孔と櫛歯との嵌合を解除する方向に向けて固定側バンドを付勢しているため、それぞれの固定側バンドの連結を解除するのみで、支柱に対して固定側バンドをフリーにすることができるため、配管の高さ調整を容易に行なうことが可能である。
【0041】
また、複数個の配管支持具を設定するとともにこの複数個の配管支持具に配管を設置し、その後に配管全長の勾配を全体的に見て配管の微調整を行なう場合においても、それぞれの固定側バンドの連結を解除するのみでこれを行なうことができるので、作業が容易である。
【0042】
なお、図示しないが、前記支柱における反櫛歯側に目盛りを形成してもよく、これにより支持する配管の高さの目安にすることが可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明の配管支持具は以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0044】
本発明の配管支持具では、長手方向に沿って複数の櫛歯が形成された支柱とこの支柱が貫通する貫通孔がそれぞれに形成された支持側バンド及び固定側バンドを備え、支柱に形成した櫛歯に固定側バンドの貫通孔の縁部を嵌合させる構成にし、配管を支持した後に固定側バンドを締付けてその上端部分を近接させることにより、固定側バンドに形成した貫通孔の縁部を櫛歯に嵌合させて配管の高さを固定可能にするとともに、付勢手段を用いて、固定側バンドを櫛歯との嵌合を解除する方向に付勢する構成としている。
【0045】
このように、本発明の配管支持具では、固定側バンドの上端部分の近接を解除することのみで、付勢手段の付勢力によって固定側バンドと櫛歯との嵌合を解除可能としているために、配管の高さ調整を行う際にロックナットを回転させなければならなかった従来の配管支持具と異なり、容易に配管の高さ調整を行なうことが可能である。
【0046】
また、配管支持具に配管を設置した後に行なう配管の高さの微調整をも容易に行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管支持具の実施例の正面図である。
【図2】本発明の配管支持具の実施例に用いられる支持側バンドを示す図である。
【図3】本発明の配管支持具の実施例に用いられる固定側バンドを示す図である。
【図4】本発明の配管支持具の実施例に用いられる連結具を示す図である。
【図5】本発明の配管支持具の実施例に用いられる固定側バンドの他の形態を示す図である。
【図6】本発明の配管支持具の実施例に用いられる板バネを示す図である。
【図7】本発明の配管支持具の実施例の作用を説明するための図である。
【図8】本発明の配管支持具の実施例の作用を説明するための図である。
【図9】本発明の配管支持具の実施例の作用を説明するための図である。
【図10】従来の配管支持具を説明するための図である。
【符号の説明】
1 配管支持具
2 基台
201 ベース
202 基台における連結部
3 支柱
301 櫛歯
4 支持側バンドにおける支持部
5 支持側バンドにおける連結部
501 本体部
502 後壁部
503 天井部
504、508 貫通孔
505、509 偏り防止片
506 切欠部
507 係止片
6 支持側バンド
7 固定側バンド
701 押え部
702 連結部
703 貫通孔
704 装着部
705 装着孔
706 延長部
707 ボルト孔
708 ボルト
8 連結具
801a、801b ピン部
802a 雌側係止片
802b 雄側係止片
9 板バネ
901、902、903、904 当接面
905 付勢面

Claims (3)

  1. 配管を所望する勾配を形成しながら床下等に固定するために用いられる配管支持具であって、
    床下等の任意の箇所に固定されるベース(201)と、
    該ベース(201)に連結された、それぞれに櫛歯(301)を備えた一対の支柱(3)と、
    該支柱(3)にその長手方向への移動自在に装着された、配管を下側から支持するための支持部(4)と、該支持部(4)の両端部に連接されるとともに前記支柱(3)が貫通される貫通孔(504)が形成された連結部(5)と、該連結部(5)に突設した係止片(507)と、を備えた支持側バンド(6)と、
    該支持側バンド(6)の上側において前記支柱(3)にその長手方向への移動自在に装着された、配管を上側から押えるための押え部(701)と、該押さえ部(701)の一端に連接されるとともに少なくとも前記支柱(3)が貫通される貫通孔(703)が形成され、更にその下端部近傍が前記係止片(507)の下側に位置する連結部(702)と、を備えた一対の固定側バンド(7)と、
    前記支持側バンド(6)における連結部(5)のそれぞれに備えられた、前記固定側バンド(7)のそれぞれを、前記支柱(3)の外側へ付勢するための付勢手段(9)とを備え、
    前記固定側バンド(7)の上端部分を互いに近接させて、それぞれの固定側バンド(7)を前記付勢手段(9)の付勢力に対抗させて前記支柱(3)の内側へ移動させることにより、前記貫通孔(703)の縁部を前記支柱(3)における櫛歯(301)間に嵌合させ、これにより、前記支柱(3)の長手方向に沿った任意の箇所で前記支持側バンド(6)及び固定側バンド(7)を固定して、配管の高さ位置を調整可能としたことを特徴とした配管支持具。
  2. 前記支持側バンド(6)が、前記支柱(3)における櫛歯(301)に当接可能な偏り防止片(509)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の配管支持具。
  3. 前記支柱(3)に目盛を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管支持具。
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