JP2004124359A - 作業台取付用踏みばしご - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の作業台の高さに応じた高さに調整することで、既存の作業台に連結接地して取り付けることができ、左右端の脚部の踏み上がり部によらなくてもこの取り付け位置から作業台部に踏み上がることができる。
【解決手段】両端の脚部1間に水平架設された作業台の上作業台部3の縁部に取り付ける取付部4を、踏み上がり本体5の上端部に設け、この踏み上がり本体5の下端部には接地部6を設け、この踏み上がり本体5の前記取付部4若しくは前記接地部6を、この踏み上がり本体5の上端部から下端部までの高さ寸法を調整し得る高さ調整機構7を介して設け、この高さ調整機構7により前記取付部4から前記接地部6までの高さを調整して前記踏み上がり本体5の接地部6を接地すると共に、前記取付部4を前記作業台部3に取り付けることで、作業台部3にこの踏み上がり本体5を介しても踏み上がって作業を行い得るように構成した作業台取付用踏みばしご。
【選択図】 図1
【解決手段】両端の脚部1間に水平架設された作業台の上作業台部3の縁部に取り付ける取付部4を、踏み上がり本体5の上端部に設け、この踏み上がり本体5の下端部には接地部6を設け、この踏み上がり本体5の前記取付部4若しくは前記接地部6を、この踏み上がり本体5の上端部から下端部までの高さ寸法を調整し得る高さ調整機構7を介して設け、この高さ調整機構7により前記取付部4から前記接地部6までの高さを調整して前記踏み上がり本体5の接地部6を接地すると共に、前記取付部4を前記作業台部3に取り付けることで、作業台部3にこの踏み上がり本体5を介しても踏み上がって作業を行い得るように構成した作業台取付用踏みばしご。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既存の作業台に取り付けることで、取り付け位置からこの作業台に踏み上がることができることとなる作業台取付用踏みばしごに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
作業台部の左右両端に脚部を折り畳み自在に設け、この各脚部には複数の足掛け桟が設けられて踏み上がり部が設けられ、この踏み上がり部から作業台部に踏み上がって作業台部に立ち、作業をする作業台が普及しており、例えば内装工事や照明,エアコンなどの取り付け,修理などを行なう場合に多用されている。
【0003】
しかし、この作業台の上板部たる作業台部は、接地面からかなり高い位置に架設されていて、前述のように左右の脚部に設けた踏み上がり部から作業台部に踏み上がって使用するため、例えば壁際などに寄せて作業台を設置すると、片側はこの壁が邪魔で踏み上がることができず、片側のみからしか上がれない。
【0004】
また、左右両側が壁際や障害物に近接すれば、いずれからも踏み上がれず、踏み台や脚立などを用意しなければ、簡単に踏み上げることはできなくなくなってしまう。
【0005】
また一方、従来の作業台は、このように踏み上がる場所が限られているだけでなく、一旦踏み上がってしまうとこの高く幅狭い作業台部の上で作業しなければならず、例えば片足のみ作業台部上に踏み上げてもう一方の足を上がりかけた位置として作業することは、いずれか一方の端部寄りでなければ行なえず、この点においても作業性に劣る。
【0006】
本発明は、これまで多用されている作業台の不便さを見い出し、これを解決するもので、既存の作業台の高さに応じた高さに調整することで、既存の作業台に連結接地して取り付けることができ、この作業台への取り付けによって左右端の脚部の踏み上がり部によらなくてもこの取り付け位置から作業台部に踏み上がることができ、従って作業台部の左右端からのみでなく、例え左右端に壁面などの障害物があっても、作業台部の正面や背面側からも作業台部に踏み上がることが実現でき、しかも、この踏み上がり途中でも作業が行なえるため、正面側でも背面側でも踏み上がり途中での作業が可能となり、既存の作業台の作業性能が飛躍的に向上する画期的な作業台取付用踏みばしごを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
両端の脚部1間に水平架設され、この脚部1に設けた踏み上がり部2から踏み上がって作業を行なう作業台の上板部たる作業台部3の縁部に取り付ける取付部4を、踏み上がり本体5の上端部に設け、この踏み上がり本体5の下端部には接地部6を設け、この踏み上がり本体5の前記取付部4若しくは前記接地部6を、この踏み上がり本体5の上端部から下端部までの高さ寸法を調整し得る高さ調整機構7を介して設け、この高さ調整機構7により前記取付部4から前記接地部6までの高さを調整して前記踏み上がり本体5の接地部6を接地すると共に、前記取付部4を前記作業台部3に取り付けることで、作業台部3にこの踏み上がり本体5を介しても踏み上がって作業を行い得るように構成したことを特徴とする作業台取付用踏みばしごに係るものである。
【0009】
また、前記踏み上がり本体5は、並設した支柱部5A間に一若しくは複数の足掛け桟5Bを架設した構成とし、この支柱部5Aに取付杆7Aを伸縮調整固定自在に設け、この取付杆7Aに前記取付部4若しくは前記接地部6を設けて前記高さ調整機構7を構成したことを特徴とする請求項1記載の作業台取付用踏みばしごに係るものである。
【0010】
また、前記踏み上がり本体5に対する前記取付部4を着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の作業台取付用踏みばしごに係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】
踏み上がり本体5を本体部とした本発明品を既存の作業台に取り付ける。
【0013】
即ち、踏み上がり本体5の上端部の取付部4と下端部の接地部6との長さ(高さ位置)を高さ調整機構7により調整し、この踏み上がり本体5の取付部4を作業台の作業台部3の縁部に取り付け、踏み上がり本体5の接地部6を接地する。
【0014】
従って、作業台の作業台部3には左右の脚部1の踏み上がり部2から従来通り踏み上がることもできるが、この本発明に係る踏み上がり本体5からも踏み上がることができる。
【0015】
従って、これまでは作業台部3の左右端の脚部1からしか踏み上がれなかったが、本発明の踏み上がり本体5の取り付けにより、例えば作業台部3へ正面からも踏み上がれることとなる。
【0016】
そのため、例えば設置場所によって作業台の片側が壁際に寄っていてこの片側の脚部1の踏み上がり部2から踏み上がれなくても、他方の脚部の踏み上がり部2からのみでなく、正面の踏み上がり本体5からも踏み上げれることとなり、また、壁際に寄せて作業台部を並設配置した場合、左右端の脚部1の踏み上がり部2から踏み上がることはできても、踏み上がり位置が壁に寄っているため、上がりにくいことも多々あるが、この場合でも、上がり易い正面側から作業台部3に踏み上がることができる。
【0017】
また、正面側にも接地脚となる踏み上がり本体部5が取り付けられるため、踏み上がり途中での作業が作業台部3の左右端部に限らず、中央部でも行なえ、そして体の位置が左右端部側ではなく正面側に位置させても可能となり、従って作業台部3が幅狭くても、正面側や背面側にこの踏み上がり本体5があることにより、片足をまだ踏み上がり本体5に掛けたまま片足を作業台部3に掛けた状態でも、踏み上がり本体5の取り付け位置の選定によって位置を問わずにこの作業が行なえ、左右端部の脚部1の踏み上がり部2と合わせて様々な作業を様々な姿勢で行なえ、非常に作業性が向上する。
【0018】
また、このような片足掛け作業を作業台部3の中央で行なうとする場合、従来はもう一つの脚立や踏み台を正面側に用意しなければならなかったが、この必要もないだけでなく、本発明の踏み上がり本体5は取付部4により作業台に連結され、しかも接地部6により接地しているため、作業台の設置安定性が向上すると共に、前述のような片足掛けの作業も安定性良く、作業台が転倒するおそれもなく行なえることとなる。
【0019】
また、本発明は、踏み上がり本体5に設ける取付部4あるいは接地部6の位置を高さ調整機構7により調整できるため、作業台部3の高さに応じて調整し安定良く連結接地できるため、既存の様々な作業台に適用でき、また、脚部1に設けた高さ調整機構1Aにより調整した高さに作業台部3の応じて調整して取り付けできることとなる。
【0020】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0021】
本実施例として図示した作業台は、水平上板部たる作業台部3の左右端に折り畳み自在に脚部1を設け、この脚部1は作業台部3の架設高さを調整する高さ調整機構1Aを設けていると共に、この脚部1から作業台部3に踏み上げるための踏み上がり部2を設けている。
【0022】
具体的には、脚1を構成する並設支柱2Aに足掛け桟2Bを複数架設して、この脚1に前記踏み上がり部2を設けた構成とし、この脚1の支柱2Aに取付杆1Bを引き出し自在に並設し、この取付杆1Bの下端に接地部1Cを設けた構成とし、この取付杆1Bは、支柱2Aに設けた取付座1Dの取付孔に挿通すると共に、この取付座1Dに設けたバネ1Eにより付勢される可動板1Fの取付孔に挿通し、この可動板1Fをバネ1Eに抗して可動して取付孔を平行状態とすることで取付杆1Bを引き出し調整でき、可動板1Fから手を放せばバネ1Eの付勢により取付孔が傾きこの可動板1Fにより係止固定されるように前記高さ調整機構1Aを構成している。
【0023】
本実施例はこのような高さ調整可能な作業台の作業台部3の縁部、即ち、作業台部3の正面側の縁部あるいは背面側に第三の踏み上がり口となる踏み上がり本体5を取り付けるものである。
【0024】
具体的には、この作業台部3の縁部に取り付ける取付部4を、踏み上がり本体5の上端部に設け、この踏み上がり本体5の下端部には接地部6を設け、この踏み上がり本体5の前記接地部6を、この踏み上がり本体5の上端部から下端部までの高さ寸法を調整し得る高さ調整機構7を介して設け、この高さ調整機構7により前記取付部4から接地部6までの高さを調整して前記踏み上がり本体5の接地部6を接地すると共に、前記取付部4を前記作業台部3に取り付けることで、作業台部3にこの踏み上がり本体5を介しても踏み上がって作業を行い得るように構成している。
【0025】
この踏み上がり本体5は、並設した支柱部5A間に複数の足掛け桟5Bを架設した構成としている。
【0026】
また、この支柱部5Aに取付杆7Aを伸縮調整固定自在に設け、この取付杆7Aに前記接地部6を設けて前記高さ調整機構7を構成している。
【0027】
本実施例のこの高さ調整機構7は、既存の作業台の前述した脚部1の高さ調整機構1Aと同様な構成を採用している。即ち、踏み上がり本体5の支柱部5Aに取付杆7Aを引き出し自在に並設し、この取付杆7Aの下端に接地面に順応するように自在にして接地部6を設けた構成とし、この取付杆7Aは、支柱部5Aに設けた取付座7Bの取付孔に挿通すると共に、この取付座7Bに設けたバネ7Cにより付勢される可動板7Dの取付孔に挿通し、この可動板7Dをバネ7Cに抗して可動して取付孔を平行状態とすることで取付杆7Aを引き出し調整でき、可動板7Dから手を放せばバネ7Cの付勢により取付孔が傾きこの可動板7Dにより係止固定されるように構成している。
【0028】
また、本実施例の取付部4は、前記作業台部3の縁部に被嵌係合する係合部4Aに締付ネジ4Bを螺着した構成としているが、この取付部4自体を着脱自在にして角度調整自在に取り付けられるように構成し、作業台部3の縁部の形状(取付箇所の形状)に応じた異なる構造の取付部4に取り替えられるように構成している。
【0029】
図4,図5は、取付部4の別例を示したもので、前記作業台部3の縁部に被嵌係合する係合部4Aに、締付ネジ4Bではなく、バネ体9の付勢により先端が係合部4A内に突出する係止体4Cを設けた構成としている。
【0030】
即ち、係止体4Cをバネ体9の付勢に抗して引動し、この係止体4Cの先端が係合部4A内に突出しない状態として作業台部3の縁部に係合部4Aを係合させ、係止体4Cの先端をバネ付勢により再び係合部4A内に突出させることで、図5に示すように係止体4Cの先端が作業台部3の縁部内側に当接し、これにより、係合部4Aが作業台部3の縁部に対して抜け止めされて作業台部3に踏み上がり本体5を取り付けできる構成としている。
【0031】
この別例によれば、係止体4Cをバネ体9の付勢に抗して引動するだけで、係合部4A内に係止体4Cの先端が突出しない状態にでき、作業台部3の縁部に係合部4Aを被嵌係合した後、単に係止体4Cから手を離すだけでこの係止体4Cの先端はバネ体9の付勢により自動的に係合部4A内に突出し作業台部3の縁部内側に当接係止して踏み上がり本体5と作業台部3とが取り付け固定されることとなる。
【0032】
これにより、作業台部3の縁部に係合部4Aを取り付け固定するために、例えば固定用のネジを回動して緩め、作業台部3の縁部に係合部4Aを被嵌係合させた後、再び前記固定用のネジを回動して締め付け固定する場合に比し、一層簡易に踏み上がり本体5を作業台部3に取り付けることができる。
【0033】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、既存の作業台の高さに応じた高さに調整することで、既存の作業台に連結接地して取り付けることができ、この作業台への取り付けによって左右端の脚部の踏み上がり部によらなくてもこの取り付け位置から作業台部に踏み上がることができ、従って作業台部の左右端からのみでなく、例え左右端に壁面などの障害物があっても、作業台部の正面や背面側からも作業台部に踏み上がることが実現でき、しかも、この踏み上がり途中でも作業が行なえるため、正面側でも背面側でも踏み上がり途中での作業が可能となり、既存の作業台の作業性能が飛躍的に向上する画期的な作業台取付用踏みばしごとなる。
【0035】
また、請求項2記載の発明においては、一層容易に本発明を実現でき、極めて実用性に秀れた作業台取付用踏みばしごとなる。
【0036】
また、請求項3記載の発明においては、作業台部の取付部分となる縁部の形状に応じて、これに確実に固定できる取付部に取り替え付設できることになり、一層実用性に秀れた作業台取付用踏みばしごとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【図2】本実施例の斜視図である。
【図3】本実施例の使用状態の説明側断面図である。
【図4】取付部の別例を示す説明斜視図である。
【図5】取付部の別例の説明側断面図である。
【符号の説明】
1 脚部
2 踏み上がり部
3 作業台部
4 取付部
5 踏み上がり本体
5A 支柱部
5B 足掛け桟
6 接地部
7 高さ調整機構
7A 取付杆
【発明の属する技術分野】
本発明は、既存の作業台に取り付けることで、取り付け位置からこの作業台に踏み上がることができることとなる作業台取付用踏みばしごに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
作業台部の左右両端に脚部を折り畳み自在に設け、この各脚部には複数の足掛け桟が設けられて踏み上がり部が設けられ、この踏み上がり部から作業台部に踏み上がって作業台部に立ち、作業をする作業台が普及しており、例えば内装工事や照明,エアコンなどの取り付け,修理などを行なう場合に多用されている。
【0003】
しかし、この作業台の上板部たる作業台部は、接地面からかなり高い位置に架設されていて、前述のように左右の脚部に設けた踏み上がり部から作業台部に踏み上がって使用するため、例えば壁際などに寄せて作業台を設置すると、片側はこの壁が邪魔で踏み上がることができず、片側のみからしか上がれない。
【0004】
また、左右両側が壁際や障害物に近接すれば、いずれからも踏み上がれず、踏み台や脚立などを用意しなければ、簡単に踏み上げることはできなくなくなってしまう。
【0005】
また一方、従来の作業台は、このように踏み上がる場所が限られているだけでなく、一旦踏み上がってしまうとこの高く幅狭い作業台部の上で作業しなければならず、例えば片足のみ作業台部上に踏み上げてもう一方の足を上がりかけた位置として作業することは、いずれか一方の端部寄りでなければ行なえず、この点においても作業性に劣る。
【0006】
本発明は、これまで多用されている作業台の不便さを見い出し、これを解決するもので、既存の作業台の高さに応じた高さに調整することで、既存の作業台に連結接地して取り付けることができ、この作業台への取り付けによって左右端の脚部の踏み上がり部によらなくてもこの取り付け位置から作業台部に踏み上がることができ、従って作業台部の左右端からのみでなく、例え左右端に壁面などの障害物があっても、作業台部の正面や背面側からも作業台部に踏み上がることが実現でき、しかも、この踏み上がり途中でも作業が行なえるため、正面側でも背面側でも踏み上がり途中での作業が可能となり、既存の作業台の作業性能が飛躍的に向上する画期的な作業台取付用踏みばしごを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
両端の脚部1間に水平架設され、この脚部1に設けた踏み上がり部2から踏み上がって作業を行なう作業台の上板部たる作業台部3の縁部に取り付ける取付部4を、踏み上がり本体5の上端部に設け、この踏み上がり本体5の下端部には接地部6を設け、この踏み上がり本体5の前記取付部4若しくは前記接地部6を、この踏み上がり本体5の上端部から下端部までの高さ寸法を調整し得る高さ調整機構7を介して設け、この高さ調整機構7により前記取付部4から前記接地部6までの高さを調整して前記踏み上がり本体5の接地部6を接地すると共に、前記取付部4を前記作業台部3に取り付けることで、作業台部3にこの踏み上がり本体5を介しても踏み上がって作業を行い得るように構成したことを特徴とする作業台取付用踏みばしごに係るものである。
【0009】
また、前記踏み上がり本体5は、並設した支柱部5A間に一若しくは複数の足掛け桟5Bを架設した構成とし、この支柱部5Aに取付杆7Aを伸縮調整固定自在に設け、この取付杆7Aに前記取付部4若しくは前記接地部6を設けて前記高さ調整機構7を構成したことを特徴とする請求項1記載の作業台取付用踏みばしごに係るものである。
【0010】
また、前記踏み上がり本体5に対する前記取付部4を着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の作業台取付用踏みばしごに係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】
踏み上がり本体5を本体部とした本発明品を既存の作業台に取り付ける。
【0013】
即ち、踏み上がり本体5の上端部の取付部4と下端部の接地部6との長さ(高さ位置)を高さ調整機構7により調整し、この踏み上がり本体5の取付部4を作業台の作業台部3の縁部に取り付け、踏み上がり本体5の接地部6を接地する。
【0014】
従って、作業台の作業台部3には左右の脚部1の踏み上がり部2から従来通り踏み上がることもできるが、この本発明に係る踏み上がり本体5からも踏み上がることができる。
【0015】
従って、これまでは作業台部3の左右端の脚部1からしか踏み上がれなかったが、本発明の踏み上がり本体5の取り付けにより、例えば作業台部3へ正面からも踏み上がれることとなる。
【0016】
そのため、例えば設置場所によって作業台の片側が壁際に寄っていてこの片側の脚部1の踏み上がり部2から踏み上がれなくても、他方の脚部の踏み上がり部2からのみでなく、正面の踏み上がり本体5からも踏み上げれることとなり、また、壁際に寄せて作業台部を並設配置した場合、左右端の脚部1の踏み上がり部2から踏み上がることはできても、踏み上がり位置が壁に寄っているため、上がりにくいことも多々あるが、この場合でも、上がり易い正面側から作業台部3に踏み上がることができる。
【0017】
また、正面側にも接地脚となる踏み上がり本体部5が取り付けられるため、踏み上がり途中での作業が作業台部3の左右端部に限らず、中央部でも行なえ、そして体の位置が左右端部側ではなく正面側に位置させても可能となり、従って作業台部3が幅狭くても、正面側や背面側にこの踏み上がり本体5があることにより、片足をまだ踏み上がり本体5に掛けたまま片足を作業台部3に掛けた状態でも、踏み上がり本体5の取り付け位置の選定によって位置を問わずにこの作業が行なえ、左右端部の脚部1の踏み上がり部2と合わせて様々な作業を様々な姿勢で行なえ、非常に作業性が向上する。
【0018】
また、このような片足掛け作業を作業台部3の中央で行なうとする場合、従来はもう一つの脚立や踏み台を正面側に用意しなければならなかったが、この必要もないだけでなく、本発明の踏み上がり本体5は取付部4により作業台に連結され、しかも接地部6により接地しているため、作業台の設置安定性が向上すると共に、前述のような片足掛けの作業も安定性良く、作業台が転倒するおそれもなく行なえることとなる。
【0019】
また、本発明は、踏み上がり本体5に設ける取付部4あるいは接地部6の位置を高さ調整機構7により調整できるため、作業台部3の高さに応じて調整し安定良く連結接地できるため、既存の様々な作業台に適用でき、また、脚部1に設けた高さ調整機構1Aにより調整した高さに作業台部3の応じて調整して取り付けできることとなる。
【0020】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0021】
本実施例として図示した作業台は、水平上板部たる作業台部3の左右端に折り畳み自在に脚部1を設け、この脚部1は作業台部3の架設高さを調整する高さ調整機構1Aを設けていると共に、この脚部1から作業台部3に踏み上げるための踏み上がり部2を設けている。
【0022】
具体的には、脚1を構成する並設支柱2Aに足掛け桟2Bを複数架設して、この脚1に前記踏み上がり部2を設けた構成とし、この脚1の支柱2Aに取付杆1Bを引き出し自在に並設し、この取付杆1Bの下端に接地部1Cを設けた構成とし、この取付杆1Bは、支柱2Aに設けた取付座1Dの取付孔に挿通すると共に、この取付座1Dに設けたバネ1Eにより付勢される可動板1Fの取付孔に挿通し、この可動板1Fをバネ1Eに抗して可動して取付孔を平行状態とすることで取付杆1Bを引き出し調整でき、可動板1Fから手を放せばバネ1Eの付勢により取付孔が傾きこの可動板1Fにより係止固定されるように前記高さ調整機構1Aを構成している。
【0023】
本実施例はこのような高さ調整可能な作業台の作業台部3の縁部、即ち、作業台部3の正面側の縁部あるいは背面側に第三の踏み上がり口となる踏み上がり本体5を取り付けるものである。
【0024】
具体的には、この作業台部3の縁部に取り付ける取付部4を、踏み上がり本体5の上端部に設け、この踏み上がり本体5の下端部には接地部6を設け、この踏み上がり本体5の前記接地部6を、この踏み上がり本体5の上端部から下端部までの高さ寸法を調整し得る高さ調整機構7を介して設け、この高さ調整機構7により前記取付部4から接地部6までの高さを調整して前記踏み上がり本体5の接地部6を接地すると共に、前記取付部4を前記作業台部3に取り付けることで、作業台部3にこの踏み上がり本体5を介しても踏み上がって作業を行い得るように構成している。
【0025】
この踏み上がり本体5は、並設した支柱部5A間に複数の足掛け桟5Bを架設した構成としている。
【0026】
また、この支柱部5Aに取付杆7Aを伸縮調整固定自在に設け、この取付杆7Aに前記接地部6を設けて前記高さ調整機構7を構成している。
【0027】
本実施例のこの高さ調整機構7は、既存の作業台の前述した脚部1の高さ調整機構1Aと同様な構成を採用している。即ち、踏み上がり本体5の支柱部5Aに取付杆7Aを引き出し自在に並設し、この取付杆7Aの下端に接地面に順応するように自在にして接地部6を設けた構成とし、この取付杆7Aは、支柱部5Aに設けた取付座7Bの取付孔に挿通すると共に、この取付座7Bに設けたバネ7Cにより付勢される可動板7Dの取付孔に挿通し、この可動板7Dをバネ7Cに抗して可動して取付孔を平行状態とすることで取付杆7Aを引き出し調整でき、可動板7Dから手を放せばバネ7Cの付勢により取付孔が傾きこの可動板7Dにより係止固定されるように構成している。
【0028】
また、本実施例の取付部4は、前記作業台部3の縁部に被嵌係合する係合部4Aに締付ネジ4Bを螺着した構成としているが、この取付部4自体を着脱自在にして角度調整自在に取り付けられるように構成し、作業台部3の縁部の形状(取付箇所の形状)に応じた異なる構造の取付部4に取り替えられるように構成している。
【0029】
図4,図5は、取付部4の別例を示したもので、前記作業台部3の縁部に被嵌係合する係合部4Aに、締付ネジ4Bではなく、バネ体9の付勢により先端が係合部4A内に突出する係止体4Cを設けた構成としている。
【0030】
即ち、係止体4Cをバネ体9の付勢に抗して引動し、この係止体4Cの先端が係合部4A内に突出しない状態として作業台部3の縁部に係合部4Aを係合させ、係止体4Cの先端をバネ付勢により再び係合部4A内に突出させることで、図5に示すように係止体4Cの先端が作業台部3の縁部内側に当接し、これにより、係合部4Aが作業台部3の縁部に対して抜け止めされて作業台部3に踏み上がり本体5を取り付けできる構成としている。
【0031】
この別例によれば、係止体4Cをバネ体9の付勢に抗して引動するだけで、係合部4A内に係止体4Cの先端が突出しない状態にでき、作業台部3の縁部に係合部4Aを被嵌係合した後、単に係止体4Cから手を離すだけでこの係止体4Cの先端はバネ体9の付勢により自動的に係合部4A内に突出し作業台部3の縁部内側に当接係止して踏み上がり本体5と作業台部3とが取り付け固定されることとなる。
【0032】
これにより、作業台部3の縁部に係合部4Aを取り付け固定するために、例えば固定用のネジを回動して緩め、作業台部3の縁部に係合部4Aを被嵌係合させた後、再び前記固定用のネジを回動して締め付け固定する場合に比し、一層簡易に踏み上がり本体5を作業台部3に取り付けることができる。
【0033】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、既存の作業台の高さに応じた高さに調整することで、既存の作業台に連結接地して取り付けることができ、この作業台への取り付けによって左右端の脚部の踏み上がり部によらなくてもこの取り付け位置から作業台部に踏み上がることができ、従って作業台部の左右端からのみでなく、例え左右端に壁面などの障害物があっても、作業台部の正面や背面側からも作業台部に踏み上がることが実現でき、しかも、この踏み上がり途中でも作業が行なえるため、正面側でも背面側でも踏み上がり途中での作業が可能となり、既存の作業台の作業性能が飛躍的に向上する画期的な作業台取付用踏みばしごとなる。
【0035】
また、請求項2記載の発明においては、一層容易に本発明を実現でき、極めて実用性に秀れた作業台取付用踏みばしごとなる。
【0036】
また、請求項3記載の発明においては、作業台部の取付部分となる縁部の形状に応じて、これに確実に固定できる取付部に取り替え付設できることになり、一層実用性に秀れた作業台取付用踏みばしごとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【図2】本実施例の斜視図である。
【図3】本実施例の使用状態の説明側断面図である。
【図4】取付部の別例を示す説明斜視図である。
【図5】取付部の別例の説明側断面図である。
【符号の説明】
1 脚部
2 踏み上がり部
3 作業台部
4 取付部
5 踏み上がり本体
5A 支柱部
5B 足掛け桟
6 接地部
7 高さ調整機構
7A 取付杆
Claims (3)
- 両端の脚部間に水平架設され、この脚部に設けた踏み上がり部から踏み上がって作業を行なう作業台の上板部たる作業台部の縁部に取り付ける取付部を、踏み上がり本体の上端部に設け、この踏み上がり本体の下端部には接地部を設け、この踏み上がり本体の前記取付部若しくは前記接地部を、この踏み上がり本体の上端部から下端部までの高さ寸法を調整し得る高さ調整機構を介して設け、この高さ調整機構により前記取付部から前記接地部までの高さを調整して前記踏み上がり本体の接地部を接地すると共に、前記取付部を前記作業台部に取り付けることで、作業台部にこの踏み上がり本体を介しても踏み上がって作業を行い得るように構成したことを特徴とする作業台取付用踏みばしご。
- 前記踏み上がり本体は、並設した支柱部間に一若しくは複数の足掛け桟を架設した構成とし、この支柱部に取付杆を伸縮調整固定自在に設け、この取付杆に前記取付部若しくは前記接地部を設けて前記高さ調整機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の作業台取付用踏みばしご。
- 前記踏み上がり本体に対する前記取付部を着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の作業台取付用踏みばしご。
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JP2002275960A JP2004124359A (ja) | 2002-07-31 | 2002-09-20 | 作業台取付用踏みばしご |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008139665A1 (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-20 | Gop Kabushiki Kaisha | トラック荷台昇降用ステップ |
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-
2002
- 2002-09-20 JP JP2002275960A patent/JP2004124359A/ja active Pending
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