JP2000087323A - 棒体抱持金具及びバリケード体及び足場形成方法 - Google Patents

棒体抱持金具及びバリケード体及び足場形成方法

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JP2000087323A
JP2000087323A JP10254249A JP25424998A JP2000087323A JP 2000087323 A JP2000087323 A JP 2000087323A JP 10254249 A JP10254249 A JP 10254249A JP 25424998 A JP25424998 A JP 25424998A JP 2000087323 A JP2000087323 A JP 2000087323A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で棒体を確実に着脱することがで
きる実用性に秀れた棒体抱持金具及びバリケード体及び
足場形成方法を提供すること。 【解決手段】 ストッパー操作体7を回動操作して基体
2の他端からの突出量を大きくした際、係止体8を係止
部5に係脱自在に係止できるように構成し、このストッ
パー操作体7を係止部5に係止体8を係止した状態を保
持した状態で回動操作して基体2の他端部分にこのスト
ッパー操作体7を添設状態に回動配設し得るように構成
して、棒体4を前記基体2の棒体支承部1と抱持半体3
とで抱持した際、このストッパー操作体7を基体2の他
端部分に添設状態に回動配設することで係止体8が係止
部5から係脱不能となり棒体4が抱持固定され得るよう
に構成した棒体抱持金具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な操作で確実
に棒体を抱持固定できる棒体抱持金具及びバリケード体
及び足場形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】工事現
場などの危険地帯を区画し、この危険地帯に人や自転車
などが侵入することを防止するため、2つ以上の下方が
広がっている形状のバリケード体を並べ、この並列バリ
ケード体を単管などの長い棒体で連結してバリケードを
形成している。
【0003】ところで、バリケード体と棒体とを連結す
るためには、従来においては、ロープやワイヤーなどで
バリケード体に棒体を縛り付ける方法や、ボルトナット
による締め付け作用を用いて棒体抱持体とバリケード体
との間に棒体を抱持する方法が採用されていたが、いず
れの方法も作業時間が掛かり、バリケードの組み立て作
業を厄介なものにしている。更に、作業時間が掛かるこ
とによって人件費もかかってしまう。
【0004】一方、複数の棒体を交叉や平行状態に連結
して足場を形成する場合には、1人が棒体を支持し、も
う1人が足場用棒体抱持金具で棒体を固定するという作
業形態が採用されている。これは、棒体同志を連結する
足場用棒体抱持金具の操作が困難である為(安全の為に
棒体を確実に抱持固定する必要があるため、必然的にボ
ルト・ナットの回動操作等厄介な作業が必要とな
る。)、1人ではどうしても棒体を支持しながら足場用
棒体抱持金具を操作するということができないためであ
る。従って、この方法では人件費が2人分かかるという
問題点がある。
【0005】更に、複数の棒体を連結して雪囲い等の骨
組みを作る際には従来からロープやワイヤーなどで棒体
を縛り付ける方法が採用されていたが、この場合も作業
時間が掛かってしまう上、高所で作業する場合に作業に
時間が掛かるようではそれだけ作業の危険性が高まるこ
とになり、問題であった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するもので、
棒体を確実且つ極めて簡単な操作でスムーズに着脱する
ことができる実用性に秀れた棒体抱持金具及びバリケー
ド体及び足場形成方法を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】棒体支承部1を設けた基体2に抱持半体3
を設けて前記棒体支承部1に当接せしめた棒体4に前記
抱持半体3を被嵌して棒体4を抱持固定する棒体抱持金
具Aであって、前記基体2の一端に前記抱持半体3の基
端を枢着し、この抱持半体3の先端に係止部5を設け、
基体2の他端にストッパー操作体7を枢着し、このスト
ッパー操作体7に前記係止部5に係止可能な係止体8を
枢着し、このストッパー操作体7を回動操作して前記基
体2の他端からの突出量を大きくした際、前記係止体8
を前記係止部5に係脱自在に係止できるように構成し、
このストッパー操作体7を前記係止部5に前記係止体8
を係止した状態を保持した状態で回動操作して前記基体
2の他端部分にこのストッパー操作体7を添設状態に回
動配設し得るように構成して、前記棒体4を前記基体2
の棒体支承部1と抱持半体3とで抱持した際、このスト
ッパー操作体7を基体2の他端部分に添設状態に回動配
設することで前記係止体8が前記係止部5から係脱不能
となり棒体4が抱持固定され得るように構成したことを
特徴とする棒体抱持金具に係るものである。
【0009】また、前記ストッパー操作体7を前記係止
部5に前記係止体8を係止した状態を保持した状態で回
動操作して前記基体2の他端部分に添設状態に回動配設
した際、このストッパー操作体7が被嵌状態で前記基体
2の他端部分に添設状態に配設される被嵌部15を前記基
体2の他端部に設け、この被嵌部15に被嵌したストッパ
ー操作体7及び前記係止体8が前記基体2の左右から突
出しないように構成したことを特徴とする請求項1記載
の棒体抱持金具に係るものである。
【0010】また、前記ストッパー操作体7の先端部
に、前記基体2の他端部分に添設状態としたストッパー
操作体7を回動操作する際、指を引っ掛けることができ
る指掛部16を設けたことを特徴とする請求項1,2のい
ずれか1項に記載の棒体抱持金具に係るものである。
【0011】また、工事現場などの危険地帯を区画する
際に使用するバリケード体Bであって、このバリケード
体Bは下方程巾広く斜設した脚体9間に横桟10を配設し
た構成であり、この横桟10に請求項1〜3いずれか1項
に記載の棒体抱持金具Aが左右回動自在に連結され、こ
の棒体抱持金具Aに棒体4を固定するとともにこの棒体
4に2つ以上のバリケード体Bを連結してバリケードを
形成し得るように構成したことを特徴とするバリケード
体に係るものである。
【0012】また、前記基体2に連結部12を設けて請求
項1〜3のいずれか1項に記載の棒体抱持金具Aを前記
連結部12で連結するとともにこの連結された棒体抱持金
具A’・A”同志が回動自在及び回動不能になるように
構成し、棒体4を交叉若しくは平行に連結して足場を形
成する際、下記及びの作業を連続的に行うことで足
場を形成していくことを特徴とする足場形成方法に係る
ものである。
【0013】記 2本以上の棒体4を交叉若しくは平行状態とし、この
棒体4同志を前記2つ以上連結された棒体抱持金具A’
・A”で一旦を仮連結する。 前記仮連結された棒体4同志を公知の足場用棒体抱持
金具で連結し、その後、棒体4から前記2つ以上連結さ
れた棒体抱持金具A’・A”を取り外す。
【0014】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して説明する。
【0015】棒体抱持金具Aに棒体4を固定する際、先
ず、棒体4を基体2の棒体支承部1に当接し、続いて、
基体2の一端に枢着した抱持半体3を回動操作して前記
棒体支承部1に載置した棒体4に被嵌する。
【0016】続いて、基体2の他端に枢着したストッパ
ー操作体7を回動操作して基体2の他端からの突出量を
大きくし、更に、このストッパー操作体7に枢着した係
止体8を回動操作して係止体8を前記抱持半体3に設け
た係止部5に係脱自在に係止できるようにする。
【0017】続いて、係止体8を係止部5に係止した状
態を保持した状態でストッパー操作体7を基体2の他端
部分に添設状態となるように回動操作して基体2の他端
からの突出量を小さくし、この突出量の減少によって係
止体8を係止部5から係脱不能とするとともに、係止体
8を係止部5に係止したままこの係止体8で係止部5、
即ち、抱持半体3を押圧せしめ、この抱持半体3と基体
2の棒体支承部1とで棒体4を抱持する。
【0018】即ち、棒体4は抱持半体3やストッパー操
作体7や係止体8の回動操作という簡単な操作によって
確実に棒体抱持金具Aに抱持固定されることになる。
【0019】また、棒体抱持金具Aから棒体4を取り外
す際には、基体2に添設状態のストッパー操作体7を回
動操作して基体2の他端からの突出量を大きくして係止
体8を係止部5から係脱できるようにし、続いて、係止
体8を回動操作して係止部5への係脱自在状態を解除す
ると抱持半体3も回動可能となり、棒体4を取り外せる
ことになる。
【0020】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0021】図1〜図5を用いて第一実施例ついて説明
する。
【0022】第一実施例は、棒体支承部1を設けた基体
2に抱持半体3を設けて前記棒体支承部1に当接せしめ
た棒体4に前記抱持半体3を被嵌して棒体4を抱持固定
する棒体抱持金具Aであって、前記基体2の一端に前記
抱持半体3の基端を枢着し、この抱持半体3の先端に係
止部5を設け、基体2の他端にストッパー操作体7を枢
着し、このストッパー操作体7に前記係止部5に係止可
能な係止体8を枢着し、このストッパー操作体7を上方
に回動操作して前記基体2の他端からの突出量を大きく
した際、前記係止体8を前記係止部5に係脱自在に係止
できるように構成し、このストッパー操作体7を前記係
止部5に前記係止体8を係止した状態を保持した状態で
下方に回動操作して前記基体2の他端部分にこのストッ
パー操作体7を添設状態に回動配設し得るように構成し
て、前記棒体4を前記基体2の棒体支承部1と抱持半体
3とで抱持した際、このストッパー操作体7を基体2の
他端部分に添設状態に回動配設することで前記係止体8
が前記係止部5から係脱不能となり棒体4が抱持固定さ
れ得るように構成したものである。
【0023】また、この棒体抱持金具Aは、工事現場な
どの危険地帯を区画するために棒体4によって連結され
るバリケード体Bに付設されており、この棒体抱持金具
A付バリケード体Bは下方程巾広く斜設した脚体9によ
り形成し、この脚体9間に横桟10を配設し、この横桟10
に棒体抱持金具Aの基体2の底部に設けた孔部14を利用
して前記棒体抱持金具Aをボルト・ナットにより軸着状
態に連結して左右回動自在に構成したものである。
【0024】また、ストッパー操作体7を前記係止部5
に前記係止体8を係止した状態を保持した状態で下方に
回動操作して前記基体2の他端部分に添設状態に回動配
設した際、このストッパー操作体7が被嵌状態で前記基
体2の他端部分に添設状態に配設される被嵌部15を前記
基体2の他端部に設け、この被嵌部15に被嵌したストッ
パー操作体7及び前記係止体8が前記基体2の側面視の
左右から突出しないように構成している。
【0025】また、このストッパー操作体7の先端部に
は、前記基体2の他端部分に添設状態としたストッパー
体7を回動操作する際、指を引っ掛けることができる指
掛部16をストッパー操作体7の先端部を反り返らせる形
状に設定して設けている。
【0026】また、係止体8はコ字状の係止環8に形成
され、この係止環8のコ字両端部をストッパー操作体7
に軸着して前記係止部5に被嵌し得るように構成してい
る。また、この係止環8は、前記係止環8を係止部5に
係止した状態を保持したままストッパー操作体7を下方
に回動操作してストッパー操作体7を基体2に添設させ
た際、ストッパー操作体7の左右両側部にコ字両端部が
位置するように構成している。
【0027】また、係止環8を抱持半体3の係止部5に
被嵌係止して棒体支承部1と抱持半体3とで棒体4を抱
持する際、係止環8と係止部5との係止が解除されない
ように、係止環8の軸着部位はストッパー操作体7の枢
着部位より稍棒体4側に設けている。従って、ストッパ
ー操作体7及び係止環8を上下回動操作して係止環8を
係止部5に被嵌係止した際、例えば、棒体4に被嵌され
ている抱持半体3に不意に上方へ回動される力が作用し
たとしても、係止環8の軸着部位と係止環8の係止部5
への係止位置との軸線がストッパー操作体7の枢着部位
より稍棒体4側であるが故に係止環8がつっかいとなっ
てストッパー操作体7が上方へ回動することができず、
よって、係止環8の係止部5への係止も解除されず、棒
体抱持金具Aによる棒体4の抱持状態が不意に解除され
ることも防止される。
【0028】また、抱持半体3の係止部5の先端は上方
に反り返る形状に構成されており、この反返部17が、係
止部5への係止環8の係止が解除されることを防止する
作用と、抱持半体3を回動操作する際の指掛部としての
作用とを果たす。
【0029】また、図中符号11は、夜間などにおいて発
光し、バリケード体Bを目立たせるための照明部であ
る。
【0030】尚、図示した棒体支承部1は棒体4の外周
形状に略合致する円弧状に形成しているが、棒体支承部
1と棒体4の摩擦係数などを考慮して棒体支承部1をギ
ザギザ状に形成しても良い。
【0031】以下、棒体4を棒体抱持金具A付バリケー
ド体Bに着脱固定する方法について詳述する。
【0032】棒体4をバリケード体Bの棒体抱持金具A
に固定する場合には、先ず、棒体支承部1に棒体4を載
置し、一方、基体2の一端に枢着されている抱持半体3
を回動操作して前記棒体4に抱持半体3を被嵌させる。
【0033】続いて、基体2に添設されているストッパ
ー操作体7及びこのストッパー操作体7に枢着されてい
る係止環8を上方へ回動操作し、このストッパー操作体
7の回動によって基体2の他端の突出量を大きくして係
止環8を前記係止部5に係脱可能にし、この係止環8を
係止部5に係止する(図3参照)。
【0034】続いて、続いて、ストッパー操作体7を下
方へ回動して基体2の他端からの突出量を小さくてスト
ッパー操作体7に設けられている係止環8で係止部5を
押圧し(即ち、抱持半体3を棒体4に押圧させ)、更に
ストッパー操作体7を基体2の被嵌部15に被嵌して(即
ち、ストッパー操作体7は基体2に添設状態となる)係
止環8を係止部5に押圧係止させ、この係止環8の押圧
によって抱持半体3を回動操作不能とし、棒体4の固定
作業を終了させる(図4参照。)。
【0035】このような操作により棒体4に2つ以上の
バリケード体Bを連結して工事現場などの危険地帯を区
画するバリケードを形成する。
【0036】このようにして、一旦、ストッパー操作体
7及び係止環8により抱持半体3を回動操作不能にする
と、例えば、不意に棒体4を上方に持ち上げる力が加え
られてこの棒体4により抱持半体3が上方へ回動させら
れようとしても、抱持半体3の係止部5に係止された係
止環8はストッパー操作体7を上方へ引っ張ろうとする
が、ストッパー操作体7の回動は係止環8によって阻止
され(係止環8の回動軸と係止環8の係止部5への係止
位置との軸線がストッパー操作体7の回動軸より棒体4
側であるため、係止環8がつっかいとなる)、よって、
組み立てたバリケードを持ち運ぶ際などにおいても棒体
4が棒体抱持金具Aから不意に外れたりしないことにな
る。
【0037】また、棒体4をバリケード体Bの棒体抱持
金具Aから取り外す場合には、先ず、基体2に添設され
たストッパー操作体7を上方へ回動押圧操作し、基体2
からの突出量を大きくして係止環8の係止部5への係止
を係脱可能にして係止環8と係止部5との押圧係止を解
除する(即ち、同時に抱持半体3による棒体4の押圧も
解除される。)。
【0038】続いて、係止部5に被嵌している係止環8
を下方へ回動して係止環8による係止部5への被嵌を解
除する。
【0039】続いて、棒体支承部1から棒体4を取り外
すと、自動的に抱持半体3が上方へ回動され、棒体4が
棒体抱持金具A(棒体抱持金具A付バリケード体B)か
ら取り外される。
【0040】第一実施例は上述のように構成したから、
抱持半体3やストッパー操作体7や係止環8を回動させ
るだけで簡単に棒体4を棒体抱持金具Aにスムーズに固
定することができ、しかも、ストッパー操作体7や係止
環8を回動させるだけで棒体4の取り外しも簡単且つス
ムーズに行うことができる実用性,作業性に秀れた棒体
抱持金具となる。
【0041】また、抱持半体3は、係止部5などの構成
部分を一体に設けることができるから、金属板からのプ
レス加工などの簡易な製造手段により棒体抱持金具Aを
製造することが可能な生産性に秀れた棒体抱持金具とな
る。
【0042】また、ストッパー操作体7及び係止環8の
巾を添設する基体2の側面視における左右巾より巾狭く
構成し、ストッパー操作体7及び係止体8が基体2の左
右から突出しないように構成したから、誤ってこのスト
ッパー操作体7及び係止体8に別の棒体や足などを引っ
掛けたりしにくく、係止体8と係止部5との押圧係止が
解除されて棒体抱持金具Aに固定してある棒体4が外れ
てしまうことがなく確実に棒体抱持金具Aに棒体4を固
定することができるより一層実用性に秀れた棒体抱持金
具となる。
【0043】また、バリケード体Bに前記棒体抱持金具
Aを付設したから、前記同様棒体4をスムーズにバリケ
ード体Bに固定することができ、棒体4の取り外しも簡
単且つスムーズに行うことができる実用性,作業性,作
業コスト安に秀れた棒体抱持金具付バリケード体とな
る。
【0044】また、バリケード体Bを下方程巾広く斜設
した脚体9間に横桟10を配設した構成とし、この横桟10
に前記棒体抱持金具Aの基体2を設けたから、棒体抱持
金具Aが脚体9や横桟10によって保護され、工事現場作
業においても不意にストッパー操作体7等に回動作用が
加えられたりせず、より一層確実に棒体4が棒体抱持金
具A(棒体抱持金具A付バリケード体B)に固定される
ことになり、必然的に棒体4で連結されたバリケードB
が分解したりせず安定状態で立設されることになるより
一層実用性に秀れた棒体抱持金具付バリケード体とな
る。
【0045】また、棒体抱持金具Aをバリケード体Bに
対して左右回動自在に構成しているから、地面に凹凸が
ある場合など、バリケード体Bと棒体4とを交叉にでき
ないときにも棒体抱持金具Aの回動で調節することによ
りバリケード体Bの脚体10が地面から浮いたりせず安定
状態でバリケードを設置することができるより一層実用
性に秀れた棒体抱持金具付バリケード体となる。
【0046】尚、棒体4に付設するバリケード体Bは2
個以上であれば幾つでも良い。また、バリケード体Bに
2個以上の棒体抱持金具Aを付設し、棒体抱持金具A付
バリケード体Bを連結する棒体4を2本,3本と増やす
ことにより形成されるバリケードをより一層強固なもの
としても良い。
【0047】図6を用いて第二実施例について説明す
る。
【0048】第二実施例は、第一実施例において使用し
た棒体抱持金具Aの基体2に連結部12を設けて2つの棒
体抱持金具A’・A”を連結部12で連結するとともにこ
の連結された棒体抱持金具A’・A”同志が回動自在及
び回動不能になるように構成し、棒体4を交叉若しくは
平行に連結して足場を形成する際、例えば図示したよう
に、2本の棒体4を交叉状態とし、この棒体4同志を前
記2つ連結された棒体抱持金具Aで一旦仮連結し、続い
て、この仮連結した棒体4同志を公知の足場用棒体抱持
金具で連結し、その後、この足場用棒体抱持金具で連結
した棒体4から前記2つ連結された棒体抱持金具A’・
A”を取り外し、以下、この作業の繰り返しによって棒
体4を連結して足場を形成する方法に係るものである。
【0049】連結部12は、夫々の基体2’・2”の底部
平面部に孔部14を設け、2つの基体2’・2”の孔部14
の位置を合わせて孔部14にボルトなどの螺子体を挿入
し、このボルトにナットなどの螺着体を螺着して構成し
ており、このボルト・ナットをを緩めると一方の棒体抱
持金具A’は他方の棒体抱持金具A”に対して任意に回
動自在となり、一方、ボルト・ナットを締めると一方の
棒体抱持金具A’は他方の棒体抱持金具A”に対して回
動不能となる。尚、この孔部14は、第一実施例において
棒体抱持金具Aをバリケード体Bに回動自在に連結する
際にも使用したものである。
【0050】また、図6中符号13は補強リブである。
【0051】尚、棒体抱持金具A’・A”に抱持された
棒体4に300kgf程度の荷重が作用しても、棒体抱
持金具A’・A”から棒体4が外れたりしないように設
定する。
【0052】また、夫々の棒体抱持金具Aに棒体4を着
脱する方法については第一実施例と同様である。
【0053】従って、第二実施例は第一実施例と同様極
めて簡単な操作でスムーズに2つの棒体4の取り付け,
取り外しが行える上、2つの棒体4の取り付け角度に応
じて棒体抱持金具A’・A”の回動角度を調整して棒体
4同志を連結固定できる為、棒体4を交叉若しくは平行
状態で連結して足場を形成する際、作業者が1人でも片
手で棒体4を支持しながらもう片手で棒体抱持金具A’
・A”を操作して棒体4同志を仮連結し、続いて、この
仮連結された棒体4を公知の足場用棒体抱持金具を両手
で操作して連結することにより1人でも簡単に棒体4を
連結していくことができる実用性に秀れた足場形成方法
となる。
【0054】尚、連結する棒体抱持金具Aは2つでなく
とも、連結しようとする棒体4の本数によって例えば3
つ等でも良い。
【0055】また、この2つ以上連結された棒体抱持金
具A’・A”は、例えば複数の棒体4を平行或いは交叉
状態に連結して雪囲い等の組体を作る際にも使用するこ
とができ、例えば、基体2の底部に設けた連結部12によ
って2つの棒体抱持金具A’・A”を連結し、この連結
した2つの棒体抱持金具A’・A”の一方の棒体抱持金
具A’を地面から立設した棒体4’に固定し、続いて、
地面と平行の棒体4”を他方の棒体抱持金具A”で固定
できるように棒体抱持金具A”を回動操作し、この棒体
抱持金具A”に棒体4”を固定し、以下、順次棒体4’
・4”同志の交叉部において棒体抱持金具A’・A”に
棒体4’・4”を固定して雪囲いを作ることができる。
【0056】即ち、第二実施例において使用した2つ連
結された棒体抱持金具A’・A”は、2つの棒体抱持金
具A’・A”の連結角度を所望の角度に調整して平行状
態の棒体4や交叉状態の棒体4を夫々棒体抱持金具A’
・A”に固定することができ、この棒体4の固定作業も
ストッパー操作体7の回動操作によってワンタッチで行
うことができ、例えば足場や雪囲い等を作る場合には、
従来の公知の足場用棒体抱持金具やロープやワイヤーな
どで棒体4を縛り付ける方法に比べ極めてスムーズに組
み立て作業を行うことができて作業時間も大幅に短縮で
きることとなり、よって、高所で作業する場合にも簡単
に作業できるから安全に作業を行えることになる実用
性,作業性,作業コスト安に秀れた棒体抱持金具とな
る。
【0057】尚、連結部12はボルト・ナットによって止
着する構成に限らず、例えばリベット等で軸着しても良
いし、基体2の底部平面部に係合部を設けたものと係止
部を設けたものとを別体に作成し、これらを係合して回
動自在及び回動不能にできるように構成しても良い。
【0058】図7は第三実施例を図示したもので、前記
バリケードと同様に工事現場などの危険地帯を区画する
ためにフェンス体Cを並列状態に連結する際、第二実施
例において使用した2つ連結された棒体抱持金具A’・
A”を使用するものである。
【0059】棒体抱持金具A’・A”は、フェンス体C
のネット状のフェンス本体20に囲繞状態に設けられる管
状の枠体21の左右枠部22を抱持して隣接するフェンス体
C同志を連結する。
【0060】このようにして連結されたフェンス体C
は、図示したように、地面にフェンス体Cを立設した
際、地面の凹凸等によって前記並列状態に連結されたフ
ェンス体Cの隣接するフェンス体C同志の高さが異なっ
ていたり、隣接する左右枠部22が平行状態でなく一方が
傾斜していたりしても、棒体抱持金具A’・A”のワン
タッチ操作により簡単に棒体抱持金具A’・A”による
左右枠部22の抱持位置を移動せしめて最適な連結状態と
することができる。
【0061】また、その余は第一,第二実施例と同様で
ある。
【0062】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、ス
トッパー操作体と係止体とを回動操作するという簡単な
操作で棒体を棒体抱持金具に確実且つスムーズに固定し
たり取り外したりすることができる実用性,作業性に秀
れた棒体抱持金具となる。
【0063】請求項2記載の発明においては、ストッパ
ー操作体を基体に添設状態とした際、ストッパー操作体
が基体の被嵌部に被嵌状態となるから、ストッパー操作
体の基体への添設が被嵌の作用によって保持されてスト
ッパー操作体の係止体と抱持半体の係止部との係止の係
脱が防止されることになるより一層実用性,確実性に秀
れた棒体抱持金具となる。
【0064】また、ストッパー操作体及び係止体を基体
の左右から突出しないように構成したから、ストッパー
操作体や係止体に誤って作業者の足や棒体などが引っ掛
かっかったりしにくいことになり、係止体と係止部との
押圧係止が解除されたりすることがなく確実に棒体を棒
体抱持金具に固定することができるより一層実用性,確
実性に秀れた棒体抱持金具となる。
【0065】請求項3記載の発明においては、指掛部に
指を引っ掛けることで基体に添設状態のストッパー操作
体でも簡単に回動操作を行うことができるより一層実用
性,作業性に秀れた棒体抱持金具となる。
【0066】請求項4記載の発明においては、上記簡単
な操作で棒体を抱持固定することができる請求項1〜3
の棒体抱持金具を使用して簡単に棒体により順次バリケ
ード体を連結してバリケードを形成することができ、従
来のようにバリケードの形成が厄介であるという問題点
や人件費がかかるという問題点を解決することができる
実用性,作業性に秀れたバリケード体となる。
【0067】また、バリケード体を下方程巾広く斜設し
た脚体間に横桟を配設した構成とし、この横桟に前記棒
体抱持金具の基体を設けたから、棒体抱持金具が脚体や
横桟によって保護され、工事現場作業においても不意に
ストッパー操作体に回動作用が加えられたりせず、より
一層確実に棒体が棒体抱持金具に固定されることにな
り、また、バリケード体が安定状態で立設されることに
なり、必然的に棒体付バリケードも安定状態で立設され
ることになるより一層実用性に秀れたバリケード体とな
る。
【0068】請求項5記載の発明においては、簡単な操
作によって棒体を抱持することができる棒体抱持金具を
使用することにより、足場を形成する際に1人での作業
で棒体を仮連結することができ、続いて、この仮連結さ
れた棒体を正規の足場用棒体抱持金具で固定することに
より、両手で足場用棒体抱持金具を操作することができ
るから一人での作業で足場を形成する為の棒体の連結作
業を全て行えることになる極めて実用性,作業性,作業
コスト安に秀れた足場形成方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の説明正面図である。
【図2】第一実施例の使用方法を示す説明側断面図であ
る。
【図3】第一実施例の使用方法を示す説明側断面図であ
る。
【図4】第一実施例の使用方法を示す説明側断面図であ
る。
【図5】第一実施例の使用方法を示す説明斜視図であ
る。
【図6】第二実施例の説明斜視図である。
【図7】第三実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 棒体支承部 2 基体 3 抱持半体 4 棒体 5 係止部 7 ストッパー操作体 8 係止体 9 脚体 10 横浅 12 連結部 15 被嵌部 16 指掛部 A・A’・A” 棒体抱持金具 B バリケード体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒体支承部を設けた基体に抱持半体を設
    けて前記棒体支承部に当接せしめた棒体に前記抱持半体
    を被嵌して棒体を抱持固定する棒体抱持金具であって、
    前記基体の一端に前記抱持半体の基端を枢着し、この抱
    持半体の先端に係止部を設け、基体の他端にストッパー
    操作体を枢着し、このストッパー操作体に前記係止部に
    係止可能な係止体を枢着し、このストッパー操作体を回
    動操作して前記基体の他端からの突出量を大きくした
    際、前記係止体を前記係止部に係脱自在に係止できるよ
    うに構成し、このストッパー操作体を前記係止部に前記
    係止体を係止した状態を保持した状態で回動操作して前
    記基体の他端部分にこのストッパー操作体を添設状態に
    回動配設し得るように構成して、前記棒体を前記基体の
    棒体支承部と抱持半体とで抱持した際、このストッパー
    操作体を基体の他端部分に添設状態に回動配設すること
    で前記係止体が前記係止部から係脱不能となり棒体が抱
    持固定され得るように構成したことを特徴とする棒体抱
    持金具。
  2. 【請求項2】 前記ストッパー操作体を前記係止部に前
    記係止体を係止した状態を保持した状態で回動操作して
    前記基体の他端部分に添設状態に回動配設した際、この
    ストッパー操作体が被嵌状態で前記基体の他端部分に添
    設状態に配設される被嵌部を前記基体の他端部に設け、
    この被嵌部に被嵌したストッパー操作体及び前記係止体
    が前記基体の左右から突出しないように構成したことを
    特徴とする請求項1記載の棒体抱持金具。
  3. 【請求項3】 前記ストッパー操作体の先端部に、前記
    基体の他端部分に添設状態としたストッパー操作体を回
    動操作する際、指を引っ掛けることができる指掛部を設
    けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記
    載の棒体抱持金具。
  4. 【請求項4】 工事現場などの危険地帯を区画する際に
    使用するバリケード体であって、このバリケード体は下
    方程巾広く斜設した脚体間に横桟を配設した構成であ
    り、この横桟に請求項1〜3いずれか1項に記載の棒体
    抱持金具Aが左右回動自在に連結され、この棒体抱持金
    具に棒体を固定するとともにこの棒体に2つ以上のバリ
    ケード体を連結してバリケードを形成し得るように構成
    したことを特徴とするバリケード体。
  5. 【請求項5】 前記基体に連結部を設けて請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の棒体抱持金具を前記連結部で連
    結するとともにこの連結された棒体抱持金具同志が回動
    自在及び回動不能になるように構成し、棒体を交叉若し
    くは平行に連結して足場を形成する際、下記及びの
    作業を連続的に行うことで足場を形成していくことを特
    徴とする足場形成方法。 記 2本以上の棒体を交叉若しくは平行状態とし、この棒
    体同志を前記つ以上連結された棒体抱持金具で一旦を仮
    連結する。 前記仮連結された棒体同志を公知の足場用棒体抱持金
    具で連結し、その後、棒体から前記2つ以上連結された
    棒体抱持金具を取り外す。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6747239B2 (en) 2000-09-22 2004-06-08 Hitachi, Ltd. Plasma processing apparatus and method
JP2020165218A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 東芝プラントシステム株式会社 固定具およびその固定方法
KR102285947B1 (ko) * 2020-02-26 2021-08-03 장윤근 거푸집 서포터의 수평보강재

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