JP2943649B2 - 配管ユニットとその施工方法及びこれに用いる保持用台車 - Google Patents

配管ユニットとその施工方法及びこれに用いる保持用台車

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JP2943649B2 JP5048695A JP5048695A JP2943649B2 JP 2943649 B2 JP2943649 B2 JP 2943649B2 JP 5048695 A JP5048695 A JP 5048695A JP 5048695 A JP5048695 A JP 5048695A JP 2943649 B2 JP2943649 B2 JP 2943649B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は配管ケース内部に給水
本管,排水本管等の配管を収容して成る配管ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】壁パネル,配管ユニット,ブース等トイ
レ構成部材を工場で生産し、現場に搬入して組立施工
し、所望のトイレ空間を構築できるようにしたシステム
トイレが近年広く用いられている。
【0003】ここで配管ユニットは、配管ケースの内部
に各便器等衛生器具に共通の給水本管,排水本管等配管
を収容してユニット化したものであり、その一例が図2
5に示してある。同図において300は、配管ケース3
02内部に排水本管304,給水本管306,脱臭管3
08,通気管310等配管を収容して成る配管ユニット
である。
【0004】配管ケース302は、その前面上端,前面
下端,後面上端,後面下端にそれぞれ横設されたアング
ル状の横フレーム材312が、左右方向に所定間隔で複
数配置された補強枠、即ち前後の一対の縦フレーム材
(支柱)314と、それらの上端,下端を前後に連絡す
る前後フレーム材316とから成る矩形枠状の補強枠に
て連結された形態の、全体として箱体状を成す部材であ
って、下端の前後フレーム材316の中間部においてア
ンカボルト317により床に固定されるとともに、かか
る配管ケース302内部を貫通する長いボルト318に
て壁体側に固定されている。
【0005】配管ケース302の上面及び前面には化粧
板としての甲板320,前板322がそれぞれ配設され
ており、その前板322を介して配管ケース302の前
面に衛生器具としての大便器324が取り付けられてい
る。
【0006】前記給水本管306からは分岐管325が
配管ケース302内部において分岐しており、この分岐
管325に対して、大便器324に洗浄水を供給するた
めの供給管326が接続されている。
【0007】328は大便器324への洗浄水の供給,
遮断を行うフラッシュバルブであって、330はフラッ
シュバルブ328と給水本管306とを連絡する遠隔操
作装置における導水管で、この導水管330上に操作ボ
タン332が配置されている。この操作ボタン332
は、前板322の前面に露出状態で設けられている。
【0008】尚、図25(B)に示しているように上記
甲板320は配管ケース302の上面に載置された上、
ビス334によって配管ケース302に固定されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の配
管ユニット300の場合、配管ケース302が箱体状で
あるためにその内部への各種配管の挿入が困難であっ
て、場合によりこれを幾つかに分割した上で配管ケース
302内に挿入し、そして配管ケース302内で接続を
せざるを得なかったり、或いは場合によって配管を挿入
するために縦フレーム材314を取り外し、その状態で
配管を挿入した上で再び縦フレーム材314を組み付け
ることが必要であったり、更に配管ケース302内部で
の配管同士或いは配管と各種機器等との接続を行うに際
して、箱体状の配管ケース302が障害となって同作業
に困難を伴う問題があり、また現場において配管ユニッ
ト300を設置するに際しても配管ケース302内部の
各種配管や機器の間の狭い隙間を通じてアンカボルト3
17にて配管ケース302を床に固定したり、或いは長
いボルト318を配管ケース302を貫通させるように
して壁体側に固定しなければならず、施工現場における
配管ユニット300の設置作業に多大の難儀を伴う問題
があった。
【0010】また従来の配管ユニット300にあって
は、補強枠における後側の縦フレーム材314が所定の
前後方向幅(例えば20〜40mm)を占めるととも
に、その後側の、縦フレーム材314と壁面との間に所
定幅のクリアランス(例えば10mm)が必要であり、
このために配管ケース302内部の前後方向幅が狭いも
のとなり、このため甲板320を外して配管ケース30
2の上端開口を通じてフラッシュバルブ328等のメン
テナンスを行う際の作業性が悪いといった問題があっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するために案出されたものである。而して本
願の発明は、配管ケースと、該配管ケース内部に収容さ
れた排水本管,給水本管等配管とを備えて成り、前面に
化粧板としての前板を介して便器等衛生器具が取り付け
られる配管ユニットにおいて、前記配管ケースにおける
前面の上端と下端とに位置して横方向に延びる横フレー
ム材と、該横フレーム材に沿って左右方向に所定間隔で
配設され、各上端部,下端部がそれら横フレーム材に固
定された複数の支柱とを主要素とする略平面構造の配管
ケース本体を独立体として構成し、該配管ケース本体に
おける上端の横フレーム材を前後の固定バーにて壁体に
対し、該壁体と前後に所定の間隔をあけた状態で固定す
るとともに前記下端の横フレーム材を床に固定すること
によって内部に空間を有する前記配管ケースを構築し、
該空間内部に前記配管を収容した状態と成したことを特
徴とする(請求項1)。
【0012】本願の別の発明は、請求項1において、前
記配管ケース本体に対して予め前記配管が組み付けら
れ、以て半ユニット体が構成されていることを特徴とす
る(請求項2)。
【0013】本願の更に別の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記配管ケース本体における下端の横フレーム
材に、後方に延び出すバー状のステーが固設されてお
り、該配管ケース本体が該ステーの支持作用によって単
独で自立可能とされていることを特徴とする(請求項
3)。
【0014】本願の更に別の発明は、請求項1,2又は
3において、前記固定バーが、前記配管ケース本体の前
記壁体側への固定前の状態で、後方への伸出位置と前方
への伸出位置とに少なくとも180°回転可能とされて
いることを特徴とする(請求項4)。
【0015】本願の更に別の発明は、請求項1,2,3
又は4において、前記固定バーが主要素として長ボルト
を含んでおり、該長ボルトの後端部及び前端部が前記壁
体側及び配管ケース本体側に対して雌ねじ部材によりね
じ結合されて固定されていることを特徴とする(請求項
5)。
【0016】本願の更に別の発明は、請求項5におい
て、前記長ボルトが、前記配管ケース本体の上端の横フ
レーム材に対して直接雌ねじ部材によりねじ結合されて
いることを特徴とする(請求項6)。
【0017】本願の更に別の発明は、請求項6におい
て、前記配管ケース本体の上端の横フレーム材が、水平
片部とその後端より立ち下がる立下り片部とから成るL
アングルバー状の部材から成っており、前記長ボルトの
前端部が該立下り片部を貫通する状態で該立下り片部に
対してねじ結合されていることを特徴とする(請求項
7)。
【0018】本願の更に別の発明は、請求項5におい
て、前記固定バーが、前記配管ケース本体の上端の横フ
レーム材に後方に突出状に固設されたプレート状の突出
片と、該突出片に対して相対回転可能な連結片とを含ん
でおり、該連結片に対して前記長ボルトの前端部が雌ね
じ部材にてねじ結合された上、該連結片が該長ボルトを
前後方向に対して所定角度傾斜させる状態に該突出片に
結合されていることを特徴とする(請求項8)。
【0019】本願の更に別の発明は、請求項8におい
て、前記連結片が水平片部と垂直片部とを有するLアン
グル状の部材であって、該垂直片部に対して前記長ボル
トの前端部がねじ結合されるとともに、該連結片が該水
平片部において前記突出片に結合され、且つ前記長ボル
トの後端部が、前記配管ケース本体の前面に対して所定
角度をなす壁面を有する壁体側にねじ結合されて固定さ
れていることを特徴とする(請求項9)。
【0020】本願の更に別の発明は、請求項5,6,
7,8又は9において、横方向に延びるガイド溝を内部
に有するとともに前面に該ガイド溝に連通する、横方向
に延びるスリット状の開口を有するレールが前記壁体側
に横設固定され、該ガイド溝内に該開口よりも上下寸法
の大きいスライド片が横方向にスライド可能に挿入さ
れ、該スライド片に形成された雌ねじ穴に前記長ボルト
の後端部が螺合されていることを特徴とする(請求項1
0)。
【0021】本願の更に別の発明は、請求項5,6,
7,8又は9において、前記壁体にナットが埋込状態に
設けられ、該ナットに対して前記長ボルトの後端部が螺
合されていることを特徴とする(請求項11)。
【0022】本願の更に別の発明は、請求項10におい
て、前記固定バー載置用の水平な載置片部と該載置片部
の後端部より立ち下がる固定片部とを有する受具を前記
レールの前面に配置して、該固定片部において該受具を
前記スライド片に締結具にて上下位置調節可能に締結
し、該受具に前記固定バーを載置・固定して前記配管ケ
ースを構築するように成したことを特徴とする(請求項
12)。
【0023】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11又は12にお
いて、水平な床への固定片部とその後端部より立ち上が
る立上り片部とを有するアングル状の床固定バーを前記
壁体より所定距離前方位置において床に固定し、該床固
定バーの立上り片部の前面に前記配管ケース本体の下端
の横フレーム材をビス等締結具にて締結・固定して前記
配管ケースを構築するように成したことを特徴とする
(請求項13)。
【0024】本願の更に別の発明は、請求項13におい
て、前記配管ケース本体の下端の横フレーム材が、水平
片部とその後端より立ち上がる立上り片部とを有するL
アングル材にて構成されており、該横フレーム材の立上
り片部が前記床固定バーの立上り片部に重ね合わせ状態
で締結されるとともに、該横フレーム材の水平片部に高
さ調節用のアジャストボルトが取り付けられ、該アジャ
ストボルトの下端が前記床固定バーの固定片部上面に当
接させられ、該アジャストボルトの回転操作により前記
配管ケース本体の高さ調節がなされるようにされている
ことを特徴とする(請求項14)。
【0025】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13
又は14において、前記衛生器具への給水用の分岐管を
前記支柱と支柱との間の位置において前記給水本管より
分岐させ、該分岐管に該衛生器具への水の供給管を接続
するとともに、該分岐管,供給管を通じての給水通路上
に給水及び停止を行うための水栓を設けたことを特徴と
する(請求項15)。
【0026】本願の更に別の発明は、請求項15におい
て、前記分岐管を間に位置させる一対の前記支柱の該分
岐管とは反対側の面に、前記配管の支持用のサポート部
材を後方に延び出させるように固設したことを特徴とす
る(請求項16)。
【0027】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,1
3,14,15又は16において、前記配管ケース本体
の左右方向端部に、縦方向のガイド溝と該ガイド溝に連
通した状態で該ガイド溝に沿って延びるスリット状の開
口を有するレール柱を設けるとともに、該レール柱の該
ガイド溝内に該開口の幅よりも寸法の大きなスライド片
を挿入する一方、該ガイド溝の外部に固定具を配して該
固定具をボルト等締結具にて該スライド片に締結し、該
固定具に対して配管ケースの左右方向端部の側板を固定
して成ることを特徴とする(請求項17)。
【0028】本願の更に別の発明は、請求項17におい
て、前記開口が前記レール柱の後面側に形成されていて
前記固定具が該レール溝の後側に配置され、且つ該固定
具には左右方向の長穴が形成されていて該長穴において
前記スライド片に締結されていることを特徴とする(請
求項18)。
【0029】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,1
3,14,15,16,17又は18において、前記配
管ケース本体が、異なる種類の衛生器具の取付用の、高
さの異なる器具取付部が一体に構築された異種ユニット
一体型のものとされていることを特徴とする(請求項1
9)。
【0030】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,1
3,14,15,16,17,18又は19において、
前記配管ケース本体が、衛生器具1個とともにキットを
構成する、衛生器具1個分に対応した幅の分割体をジョ
イント部材にて左右方向に連結して構成されていること
を特徴とする(請求項20)。
【0031】本願の更に別の発明は、配管ケース本体の
分割体に係るもので、請求項20における配管ケース本
体を構成する分割体であって、左右方向の幅が衛生器具
1個分に対応した幅とされていることを特徴とする(請
求項21)。
【0032】本願の更に別の発明は、配管ケース本体の
立掛用の保持用台車に係るもので、請求項1〜19にお
ける配管ケース本体を立掛状態に保持する保持用台車で
あって、(イ)該配管ケース本体を載置させて支持する
架台部と、(ロ)該架台部の下側に設けられた車輪付の
脚と、(ハ)該架台上に立設された、該配管ケース本体
の立掛部とを有しており、該立掛部には、該配管ケース
本体の後面側を外側に向けた状態で該配管ケース本体の
上端部を仮止部材により仮止めするためのバー状の仮止
部が横設されていることを特徴とする(請求項22)。
【0033】本願の更に別の発明は、請求項22におい
て、前記仮止部材が請求項1又は5の前記固定バーを前
記配管ケース本体の前面側に且つ前方に突出し状に設け
たものであることを特徴とする(請求項23)。
【0034】本願の更に別の発明は、請求項22又は2
3において、前記仮止部が、前記架台上に立設された支
柱に沿って上下に移動可能に設けられていることを特徴
とする(請求項24)。
【0035】本願の更に別の発明は、請求項22,23
又は24において、前記架台の上面に、前記配管ケース
本体の下端の横フレーム材を前後方向に位置決めする位
置決部を有していることを特徴とする(請求項25)。
【0036】本願の更に別の発明は、請求項1〜19の
配管ユニットの施工方法であって、前記配管ケース本体
を前記壁体より所定距離前方に離間させた位置に配置し
て上端の横フレーム材を前後の固定バーにて該壁体側に
固定するとともに、下端の横フレーム材を床に固定する
ことによって前記配管ケースを構築することを特徴とす
る(請求項26)。
【0037】本願の更に別の発明は、請求項26におい
て、床面の予め定めた位置に床固定バーを設置し、該床
固定バーに対して前記配管ケース本体下端の横フレーム
材を固定することを特徴とする(請求項27)。
【0038】本願の更に別の発明は、請求項26又は2
7において、前記配管ケース本体を壁体側及び床に固定
するに先立って、予め該配管ケース本体の後面側から該
配管ケース本体に配管を取付施工することを特徴とする
(請求項28)。
【0039】本願の更に別の発明は、請求項20の配管
ユニットの施工方法であって、前記配管ケース本体の分
割体を用意して、これを施工現場において左右方向に複
数連結した状態で壁体側及び床に固定する一方、内部の
配管については該配管ケース本体によらずに壁体側及び
/又は床に固定することを特徴とする(請求項29)。
【0040】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、配管ケース本体を略平面構造且つ独立体として構成
し、これを壁体側に固定すると同時に配管ケースを構築
するように成したものであり、かかる本発明においては
配管ケース本体に対して各種配管を組み付けることが可
能であり、而して配管ケース本体は上記のように略平面
構造を成していて前面及び後面が開放された状態であり
(箱組状になっていない)、従ってその後面側に配管を
配置した上、配管ケース本体に組み付ける作業を箱組み
による拘束・制限を受けることなく極めて容易に行うこ
とができる。その際、配管を一旦幾つかに分割した上で
再び接続するといった作業を不要化することができる。
【0041】而して配管ケース本体に対して予め配管を
組み付けておくことでそれらを半ユニット状態とするこ
とができ、かかる半ユニット状態で配管ケース本体を壁
体側に固定することで配管ケースの構築を同時に行うこ
とができる。その際、配管ケース本体を前後方向の固定
バーにて壁体側に固定する一方、配管ケース本体の下端
の横フレーム材を床に固定するだけで良く、配管ケース
の設置作業を容易に行うことができる。
【0042】本発明によれば、従来の配管ユニットのよ
うに配管を配管ケース内部に挿入するに際して縦フレー
ム材を取り外したり、配管挿入後において再び組み付け
るといったことは行う必要がなく、しかも配管ケース構
成部材として従来の配管ユニットのように後側の縦フレ
ーム材というものが必要でないので、その縦フレーム材
の幅及びその縦フレーム材と壁面との間のクリアランス
の分だけ配管ケースの前後方向幅を広くすることができ
る。従って配管ユニット設置後においてその内部の水栓
等のメンテナンスを行う際に、そのメンテナンス作業が
容易となる利点が得られる。
【0043】請求項3の発明は、配管ケース本体におけ
る下端の横フレーム材にバー状のステーを後方に延び出
す状態に固設し、そのステーの支持作用によって単独で
配管ケース本体を自立可能と成したものである。上記の
ように配管ケース本体は略平面構造をなしており、この
ためにかかる配管ケース本体に対して配管を組み付ける
ときに開放された後面側から容易にこれを行い得る利点
が得られるが、反面において、配管ケース本体は略平面
構造を成していることからこれをそのままでは自立させ
るのが難しい。
【0044】そこで本発明では配管ケース本体に支持用
のステーを設けたもので、これにより配管ケース本体に
対して配管を組み付ける際に配管ケース本体を自立状態
とすることができ、かかる配管ケース本体への配管の組
付けをより容易に行うことができるようになる。
【0045】請求項4の発明は上記固定バーを、配管ケ
ース本体の壁体への固定前の状態で後方への伸出位置と
前方への伸出位置との間で回転可能と成したもので、本
発明によれば固定バーを前方に伸び出させた状態で所定
の保持治具等に固定することで、配管ケース本体を保持
治具等にて固定状態に保持させることができる。従って
その状態で配管ケース本体の後面への各種配管の組付作
業を生産工場において極めて容易に行うことが可能とな
る。
【0046】請求項5の発明は、上記固定バーの主要素
として長ボルトを含むように成し、その長ボルトの後端
部及び前端部を雌ねじ部材により壁体側及び配管ケース
本体側にねじ結合するようになしたもので、本発明によ
ればその長ボルトのねじ結合位置を前後方向に調整する
ことによって、配管ケース本体上端部の前後方向位置、
即ち配管ケース自体の奥行調整を容易に行うことができ
る。
【0047】請求項6の発明は、上記長ボルトの前端部
を配管ケース本体の上端の横フレーム材に対して直接雌
ねじ部材にてねじ結合するように成したもので、本発明
によれば固定バーの構成及び配管ケース本体の壁体側へ
の固定構造を単純化することができる。
【0048】請求項7の発明は、配管ケース本体の横フ
レーム材を水平片部とその後端より立ち下がる立下り片
部とから成るアングルバー状の部材にて構成し、上記長
ボルトの前端部をその立下り片部を貫通する状態にねじ
結合するように成したもので、本発明によれば長ボルト
を上端の横フレーム材に結合するナット或いは垂下片部
を貫通した長ボルトの先端部を配管ケース本体の前面よ
り後側に引き込んだ位置に位置させることができ、従っ
て配管ケース本体の前面に前板を取り付ける際にそれら
が邪魔になるのを防止することができ、前板を良好に配
管ケース本体に取り付けることができる。
【0049】請求項8の発明は、配管ケース本体の上端
の横フレーム材に後方へのプレート状の突出片を設け、
この突出片に対して長ボルトの前端部を、連結片を介し
て結合するように成したもので、本発明によれば、連結
片の突出片に対する相対回転角度を調整することによっ
て、配管ケース本体を壁面に対して傾いた角度に配設す
ることが可能となる。
【0050】即ち、配管ケースの取付個所の壁面はとき
として傾斜している場合があり、このような場合におい
ても配管ケース本体を適正な角度に配向させた状態で施
工することが可能となる。
【0051】請求項9の発明は、上記連結片が水平片部
と垂直片部とを有するものであり、その垂直片部に対し
て長ボルトの前端部がねじ結合される一方、水平片部に
おいて連結片が突出片に結合されるようになしたもの
で、本発明によればその水平片部を突出片に重ねた状態
において自由に相対回転角度位置を変化・調整すること
ができる。
【0052】請求項10の発明は、内部にガイド溝を有
するレールを壁体側に横設固定して、そのガイド溝内に
スライド片を横方向にスライド可能に挿入し、そのスラ
イド片の雌ねじ穴に長ボルトの前端部を螺合するように
したもので、本発明によればそのスライド片の左右方向
位置をスライド移動させることによって、長ボルトの壁
体側へのねじ結合位置を自由に調整できる利点が得られ
る。
【0053】請求項11の発明は、壁体側にナットを埋
込状態に設けて、そのナットに対して長ボルトの後端部
を螺合するようにしたもので、本発明によればコンクリ
ート等の壁体に対しても容易に配管ケース本体の固定、
即ち配管ケースの構築を行うことができる。
【0054】請求項12の発明は、水平な載置片部とそ
の後端より立ち下がる固定片部とを有する受具を前記ス
ライド片とともにレールの前面に固定し、その受具の載
置片部上に固定バーを載置して固定するように成したも
ので、本発明によれば長ボルト以外の形態の固定バーを
用いた場合においても、容易に固定バー後端部を壁体側
に固定することができる。
【0055】請求項13の発明は、アングル状の床固定
バーを床に固定し、そしてその床固定バーの立上り片部
の前面に対して配管ケース本体の下端の横フレーム材を
ビス等にて固定するように成したものである。
【0056】本発明において床固定バーの床への固定作
業は、周囲に何ら障害物のない状態でで行うことができ
るために、容易に同作業を行うことができ、また床固定
バーへの配管ケース下端の横フレーム材の固定作業も、
従来のように配管ケース内部に手を挿入して固定作業を
行うといった必要は特になく、配管ケースの外部且つ前
面側において行うことが可能であり、従って本発明によ
れば、配管ケース本体の下端部を床に対して容易に固定
することができる。
【0057】請求項14の発明は、配管ケース本体の下
端の横フレーム材を水平片部とその後端部より立ち上が
る立上り片部とを有するLアングル材にて構成し、その
立上り片部を床固定バーの立上り片部に重ね合わせてビ
ス等にて締結する一方、横フレーム材の水平片部にアジ
ャストボルトを取り付けて、そのアジャストボルトにて
高さ調節するように成したもので、本発明によれば配管
ケース本体を極めて容易に高さ調節しつつ床に固定する
ことができる。
【0058】請求項15の発明は、衛生器具への給水用
の給水本管からの分岐管を上記支柱と支柱との間に位置
させるようにしたもので、このようにすると分岐管の分
岐のための継手類をそれら支柱と支柱との間に位置させ
ることができる。
【0059】従って配管を支持するためのサポート部材
を支柱に固設するに際して、かかる継手類や分岐管がサ
ポート部材を取り付けるに際して障害となるのを防止す
ることができる(請求項16)。
【0060】請求項17の発明は、配管ケース本体の左
右方向端部にレール柱を縦に設けてその内部のガイド溝
内にスライド片を挿入するとともに、そのスライド片に
対して固定具をボルト等締結具にて締結し、そしてその
固定具に対して側板を固定することによって、配管ケー
スにおける側板を取り付けるようになしたもので、本発
明によれば略平面構造の配管ケース本体を用いて配管ケ
ースを構築するに際しても、容易にその側面に側板を配
置・固定することができる。
【0061】請求項18の発明は、その固定具に対して
左右方向の長穴を形成し、その長穴においてこれを上記
スライド片に締結するように成したもので、本発明によ
ればその長穴においてスライド片に対する固定具の締結
位置を左右方向に調節することによって、側板の左右方
向の位置調節、即ち出入調節を容易に行うことができ
る。
【0062】請求項19の発明は、上記配管ケース本体
を、異なる種類の衛生器具の取付用の、高さの異なる器
具取付部を一体に構築してなる異種ユニット一体型のも
のとなしたものである。
【0063】従来の箱型構造の配管ケースの場合、異な
る種類の衛生器具の取付部を一体に構成することはその
構造上困難であるが、上記のように配管ケース本体を略
平面構造とした場合、容易にこれを行うことができる。
【0064】これにより従来大便器,小便器,掃除用流
し,洗面器などのユニットはそれぞれ全く別々に構成せ
ざるを得なかったのが、本発明によれば一つのユニット
に対してそれら異種の衛生器具の取付けが可能となる。
【0065】請求項20及び21の発明は、衛生器具1
個分に対応した幅の分割体をジョイント部材にて左右方
向に連結して上記配管ケース本体を構成するようになし
たもので、本発明によれば配管ユニットを設置すべき現
場の寸法に応じて上記分割体をジョイント部材で連結し
て配管ケース本体を構成することができ、ひいては現場
寸法に応じて適正に配管ユニットを容易に設置できるよ
うになる。
【0066】請求項22の発明は上記配管ケース本体を
立掛状態に保持する保持用台車に係るもので、これを架
台部と架台部の下側の車輪付の脚と、架台部上に立設し
た立掛部とを有するように構成し、そしてその立掛部
に、配管ケース本体を後面側を外側に向けた状態で仮止
めする仮止部を設けたもので、本発明によればこの保持
用台車に対して配管ケース本体を立掛状態に保持させる
ことができ、その保持状態において配管ケースの後面側
に各種配管を容易に取付作業できる利点が得られる。
【0067】請求項23の発明は、上記保持用台車にお
ける仮止部材を、上記固定バーを配管ケース本体の前面
側に突出し状に設けて構成したもので、本発明によれ
ば、施工現場において配管ケース本体を壁体側に固定す
るための固定バーをそのまま台車に対する配管ケース本
体の取付用の部材として用いることができ、作業が容易
である利点が得られる。
【0068】請求項24の発明は、上記仮止部を、架台
上に立設した支柱に沿って上下に移動可能に設けるよう
になしたもので、本発明によれば大便器ユニット,小便
器ユニット,掃除流しユニット,洗面器ユニット等それ
ぞれ高さの異なるユニットに対して、具体的にはそのユ
ニットを構成する配管ケース本体の高さが異なっている
場合においても、その仮止バーを上下に位置調節するこ
とで容易にこれに対応することができる。
【0069】請求項25の発明は、上記架台の上面に配
管ケース本体の下端の横フレーム材を前後方向に位置決
する位置決部を設けるようになしたもので、本発明によ
れば配管ケース本体を台車に取り付けるに当って、配管
ケース本体の下端部が前後方向にがたつくのを良好に防
止することができ、ひいては配管ケース本体に対する配
管の取付作業をより容易化することができる。
【0070】請求項26の発明は、配管ユニットの施工
方法に係るもので、配管ケース本体を壁面より所定距離
前方に離した位置に配置してその上端の横フレーム材を
前後の固定バーにて壁体側に固定するとともに、下端の
横フレーム材を床に固定することで、配管ケースを構築
するようになしたもので、本発明によれば配管の組付け
が極めて容易になるとともに、施工現場における配管ケ
ースの設置作業も容易に行うことができる。
【0071】請求項27の発明は、上記施工方法におい
て床面の予め定めた位置に床固定バーを設置し、その床
固定バーに対して配管ケース本体下端の横フレーム材を
固定するようになしたもので、本発明によれば施工現場
における配管ケースの設置作業を更に簡単に行うことが
できるとともに、配管ケース下端の固定位置を正確に位
置決することができる。
【0072】請求項28の発明は、配管ケース本体を壁
体側及び床に固定するに先立って、予めかかる配管ケー
ス本体に対しその後面側から配管を組み付けるもので、
本発明によれば配管の組付けを従来の配管ユニットにお
けるそれに比べて著しく簡単に行うことができる。
【0073】尚、本発明において配管ケース本体に対し
後面側から配管を組み付けるに際し、配管ケース本体を
立てた状態でこれを行うようにしても良いし、或いはま
た配管ケース本体を寝かせた状態で行うことも可能であ
る。
【0074】請求項29の発明は、衛生器具1個分に対
応した幅を有するキットとしての分割体を左右方向に複
数連結して配管ケース本体を構成し、これを壁体側及び
床に固定して配管ケースを構築する場合の施工方法に係
るものである。
【0075】このように分割体を連結して配管ケース本
体を構成し、且つ壁体側及び床に固定するようにした場
合、予め生産工場において現場寸法に応じた寸法で配管
ケース本体を構成しなくても、各分割体を組み合わせる
ことによって現場寸法に容易に対応できる利点が得られ
る。
【0076】一方においてこのようにした場合、生産工
場等において配管ケース本体に対し予め配管を組み付け
ておくことが困難である。そこで本発明では、配管につ
いては独立に壁体側及び床に固定し、分割体を連結して
構成した配管ケース本体を別途に壁体側及び床に固定す
るようにしたもので、本発明によればこの種形態の配管
ユニットを容易に施工現場において設置することができ
る。
【0077】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10は配管ユニットであって、
配管ケース12とその内部に収容された、各衛生器具
(本例では大便器14)に共通の排水本管16,給水本
管18,脱臭本管20,通気本管22等各種配管とを備
えている。尚、この例では大便器14は人体局部洗浄装
置付きのものとされている。
【0078】配管ケース12は、壁体24側と床26と
にそれぞれ固定されており、また上面及び前面にはそれ
ぞれ化粧板としての甲板28,前板30が配設されてお
り、そしてその前板30を介して大便器14が配管ケー
ス12前面において、その取付ブラケット32に取り付
けられている。
【0079】図1は配管ケース12の構成部材を分解し
て示したものである。図において34は配管ケース12
の主体を成す配管ケース本体であって、配管ケース12
の前面上端と前面下端とに位置して横方向に延びるアン
グルバー状の横フレーム材36,38と、これら横フレ
ーム材36,38に沿って所定間隔で配置され、各上端
部及び下端部が各横フレーム材36,38に対して溶接
固定された複数の角パイプから成る支柱(縦フレーム
材)40とを主要素として構成されており、全体として
略平面構造を成している。この配管ケース本体34にお
いては、隣接する支柱40間にまたがるようにして前記
の取付ブラケット32が溶接固定されている。
【0080】また支柱40には、前述の配管を支持する
ためのアングル状のサポート部材42が支柱40から後
方(配管ケース12内部方向)に延び出す状態で上下多
段に配置され、且つ片持ち状に支柱40に溶接固定され
ている。更に支柱40には、後述のフラッシュバルブの
遠隔操作用の操作ボタン116(図2参照)を取り付け
るための取付ブラケット44及び前板30の取付ブラケ
ット46が支柱40から側方(左右方向)に延び出す状
態で固設されている。
【0081】この配管ケース本体34は、壁体24側、
具体的には壁体24側の柱部材24aに横設固定された
レール48に対して上向きコ字形状の前後方向の固定バ
ー50を介して固定され、また下端の横フレーム材38
が、床26に固設された床固定バー52に対して固定さ
れている(図3参照)。即ち配管ケース本体34は、こ
れらレール48,床固定バー52を介して壁体24側及
び床26のそれぞれに固定されている。尚、上記各部材
は何れも鋼材にて構成されている。
【0082】図4(A)及び図5は配管ケース本体34
の上部の固定構造を具体的に示したものである。図4
(A)に示しているように、上記固定バー50の前端部
(図中右端部)には前後方向の長穴54が形成されてお
り、この長穴54においてボルト56及び横フレーム材
36の下面に溶接されたナット58により、固定バー5
0前端部が横フレーム材36、つまり配管ケース本体3
4に固定されている。尚、横フレーム材36はこの例で
は立下り片部が水平片部に対して前側に位置する状態に
配向されている。
【0083】一方固定バー50の後端部は、鋼製の受具
60及び同じく鋼製のスライド片62を介してレール4
8に固定されている。レール48は、図5に示している
ように断面C字状の部材であって内部にガイド溝64を
有し、また前面にこのガイド溝64に連通し且つ横方向
に延びるスリット状の開口66を有している。
【0084】そしてこのガイド溝64内に、開口66よ
りも上下寸法の大きなスライド片62がスライド可能に
挿入されている。スライド片62は、同図に示している
ように上端部と下端部とにそれぞれ前方に屈曲する爪6
8を有しており、また中心部に雌ねじ穴70を有してい
る。
【0085】一方受具60はL字形状を成す部材であっ
て、水平な載置片部72と載置片部72の後端部より立
下がる固定片部74とを備えており、その固定片部74
の上下方向の長穴76において、上記雌ねじ穴70にね
じ込まれたボルト78によってスライド片62に締結さ
れ、以てかかるスライド片62とともにレール48に固
定されている。尚、受具60の長穴76は受具60、ひ
いては固定バー50の後端部の上下位置調節のためのも
のである。
【0086】他方、受具60の水平な載置片部72に
は、これを貫通するボルト穴80が設けられるとともに
下面にナット82が溶接されている。そしてこの載置片
部72の上に固定バー50の後端部が載置された上、固
定バー50の前後方向の長穴84を挿通するボルト86
とナット82とによって、かかる固定バー50後端部が
受具60に対して固定されている。
【0087】図6,図7は配管ケース本体34の下部の
固定構造を具体的に示している。図に示しているように
前記床固定バー52は、水平な床26への固定片部88
とその後端部から立ち上がる立上り片部90とを備えて
成るアングル状の部材であって、床固定片部88がアン
カーボルト92及びナット94によって床26に固定さ
れている。
【0088】一方配管ケース本体34の下端の横フレー
ム材38は、同じくアングル状の部材から成っており、
水平片部96とその後端部より立ち上がる立上り片部9
8とを備えてなり、その水平片部96の下側にナット1
00が溶接されていて、そこに高さ調節用のアジャスト
ボルト101が螺合され、かかるアジャストボルト10
1の下端が床固定バー52の床固定片部88の上面に当
接させられている。
【0089】そしてこのアジャストボルト101にて高
さ調節された状態で横フレーム材38の立上り片部98
が、床固定バー52の立上り片部90に重ね合わされ、
ビス104にて締結・固定されている。尚、符号102
はロックナットを示す。
【0090】図8は、本実施例における大便器14への
洗浄水の供給管,人体局部洗浄装置への給水管等の配管
構造を従来のそれと比較して示したものである。図8
(A)に示しているように、本例においては支柱40と
40との間の位置において、給水本管18から分岐管1
06が継手(チーズ)108を介して上向き分岐させら
れ、そしてその分岐管106に対して、大便器14への
洗浄水の供給管110が接続されている。そしてこの分
岐管106,供給管110を通じての給水通路上にフラ
ッシュバルブ112が配設されている。
【0091】分岐管106からは、フラッシュバルブ1
12の遠隔操作装置における銅管から成る導水管114
が分岐しており、フラッシュバルブ112に連絡されて
いる。そしてこの導水管114上に操作ボタン116が
配設されている。この操作ボタン116は、図2に示し
ているように前板30に露出する状態で設けられてい
る。
【0092】分岐管106からは、更に人体局部洗浄装
置に洗浄水を供給する、銅管から成る給水管118が分
岐している。尚、これら銅管から成る導水管114及び
給水管118はそれぞれ分岐管106に対して溶接接続
されている。
【0093】即ち、従来にあっては図8(B)に示して
いるように導水管114A,人体局部洗浄装置への給水
管118Aがそれぞれ給水本管18から継手108を介
して直接分岐していたのに対し、本実施例では導水管1
14及び給水管118がそれぞれ分岐管106から分岐
している。
【0094】図4(B)は前記甲板28の具体的な取付
構造を示したものである。同図に示しているように配管
ケース本体34における上端の横フレーム材36にはナ
ット120が溶接されていて、このナット120にアジ
ャストボルト122が上向きに螺合され、その先端が甲
板28の下面に当接させられている。そしてこのアジャ
ストボルト122の回転操作によって、甲板28の前端
部が高さ調節されるようになっている。
【0095】一方甲板28の後端部は、前記受具60と
略同様の形態の受具130及びスライド片62を介して
レール48に連結されている。具体的には、甲板28の
後端部下面には差込金具124が隙間126を形成する
状態でビス128により取り付けられており、一方受具
130には、水平な載置片部132とその後端部より立
下がる固定片部134とが形成されており、その固定片
部134に形成された上下方向の長穴76において、レ
ール48内に挿入されたスライド片62の雌ねじ穴70
にねじ込まれたボルト78によってレール48に固定さ
れ、そしてこの受具130の載置片部132の上面に甲
板28の後端部が載置された上、差込金具124の隙間
126内に載置片部132が差し込まれることで、甲板
28の後端部がレール48に連結されている。尚、甲板
28の裏面側の補強木29と上記固定バー50とは左右
方向に位置がずらせてあり、互いに干渉しないようにさ
れている。
【0096】図9,10は前記前板30の取付構造を具
体的に示したものである。これらの図に示しているよう
に、本例においては前板30が上下に2分割構成とされ
ている。而して上段の前板30Aと下段の前板30Bと
は、共に表面の化粧材135と裏面側の金属製補強フレ
ーム136とを有する形態とされており、そして上段側
の前板30Aについては、補強フレーム136の上端に
雌ねじ穴が形成されていてそこに大径の頭部138付き
のアジャストボルト140が下向きに螺合されている。
【0097】一方、下段の前板30Bにおいても補強フ
レーム136の上端に上下の雌ねじ穴が形成されていて
そこにアジャストボルト142が下向きに螺合されてい
る。この下段側のアジャストボルト142は、上端から
下端にかけて一様な太さのボルトであって、頂面に工具
係合用の係合溝が形成されている。
【0098】尚、上段側の前板30Aの補強フレーム1
36には、下段側のアジャストボルト142に対応する
位置においてこれを挿通させるための嵌合孔144が形
成されている。
【0099】一方配管ケース本体34側には、その上端
の横フレーム材36に対して断面コ字形状の受金具14
6が上向きに溶接固定されており、また前記上下中間部
の取付ブラケット46に対しても同様の形状の受金具1
48が上向きに溶接固定されている。
【0100】本例においては、上段の前板30A及び下
段の前板30Bのそれぞれのアジャストボルト140及
び142の下部を、対応する受金具146,148の凹
部内に係入させ、且つアジャストボルト140,142
の下端を各受金具146,148に当接させることによ
って、各前板30A,30Bを配管ケース本体34にて
支持することができる。
【0101】またアジャストボルト140,142と受
金具146,148との係合作用によって、各前板30
A,30Bの配管ケース本体34からの離脱を防止で
き、更に下段の前板30Bのアジャストボルト142と
上段の前板30Aの嵌合孔144との嵌合に基づいて、
上段の前板30Aと下段の前板30Bとの前後,左右位
置を予め定めた適正位置に位置決めすることができる。
【0102】図1及び図2に示しているように、前記配
管を支持するためのサポート部材42は、前記便器14
の取付ブラケット32及び分岐管106に対して、支柱
40の反対側の面に取り付けられている。つまり、取付
ブラケット32及び分岐管106を内側位置とすると、
その外側位置に取り付けられている。そしてこれらサポ
ート部材42の上に配管が載置された状態でこれら配管
が、Uボルト150によってサポート部材42に固定さ
れている。
【0103】次に本例の配管ユニット10の施工手順を
詳述する。本例においては、まず生産工場において配管
ケース本体34に各種配管等を組み付けて半ユニット体
と成す。具体的には、図11に示しているように配管ケ
ース本体34の上端部に取り付けた固定バー50のボル
ト56を緩めて固定バー50を回転させ、前方へ伸び出
させた状態とする。そして再びボルト56を締め付けた
上、所定の保持治具152に固定して、配管ケース本体
34を自立状態に保持させる。
【0104】この状態において、各種配管を、配管ケー
ス本体34の支柱40から後方へ延び出すサポート部材
42上に載置して保持させ、Uボルト150によりサポ
ート部材42に固定する。これにより配管ケース本体3
2に配管、即ち排水本管16,給水本管18,脱臭本管
20,通気本管22等が組み付けられ、半ユニット体が
構成される。
【0105】尚このとき、給水本管18に対して分岐管
106及びこれに接続された供給管110,フラッシュ
バルブ112,導水管114,給水管118等も同時に
組み付ける。この後、固定バー50を再び180°回転
させ、後方に伸び出す状態に戻しておく。
【0106】次に上記半ユニット体を施工現場に搬入し
た後、これを壁体24側及び床26に固定する。具体的
には、予め壁体24側の所定位置にレール48を横設し
た上、床26の、壁体24より所定距離前方位置に床固
定バー52を固定する。
【0107】そして固定バー50の後端部をスライド片
62,受具60を介してレール48に固定するととも
に、配管ケース本体34の下端部を床固定バー52に対
して固定する。このとき固定バー50の後端部は受具6
0における長穴76において上下位置調節することがで
き、また配管ケース本体34における下端部はアジャス
トボルト101の回転操作によって上下位置調節するこ
とができる。
【0108】また配管ケース本体34下端部を床固定バ
ー52に固定する作業は配管ケース本体34の前面側に
おいて行うことができ、作業も簡単である。また床固定
バー52の床26への固定作業は周辺に障害物の無い状
態でしかも前面側から行うことができるため、同作業も
容易に行うことができる。
【0109】以上のようにして配管ケース本体34を壁
体24側及び床26に固定して配管ケース12を構築し
た後、その前面に前板30を取り付けるとともに、上面
に甲板28を取り付ける。そして配管ケース12の前面
に前板30を介して大便器14を取り付ける。
【0110】尚、配管ケース本体34に対して配管を組
み付ける際、配管ケース本体34をその後面側を上向き
にして寝かせた状態とし、その状態において各種配管を
配管ケース本体34に組み付けるといったことも可能で
ある。
【0111】本例においては、配管ケース本体34が箱
組状でなく略平面構造の独立体として構成され、これを
壁体24側及び床26に固定すると同時に配管ケース1
2を構築するようにしている。従って各種配管を配管ケ
ース本体34に組み付けるに際してその作業を箱組みに
よる拘束を受けること無く容易に行うことができる。そ
のため配管を一旦分割した上で接続するといったことも
不要化できる。
【0112】また配管ケース本体34に予め配管を組み
付けて半ユニット体としておくことができるため、施工
現場でその半ユニット体を壁体24側に固定するだけで
容易に配管ケース12を構築することができる。そして
その際、固定バー50を壁体24側へ固定するとともに
横フレーム材38を床面26へ固定するだけで、配管ケ
ース12の設置作業を容易に行うことができる。
【0113】また本例においては固定バー50を後方へ
の伸出位置と前方への伸出位置とに回転可能としている
ため、生産工場において固定バー50を前方へ伸び出さ
せた状態で保持治具152に固定して、配管ケース本体
34を自立状態に保持させることができ、従って配管の
組付けに際し、同作業を容易に行うことができる。
【0114】更に本例においては、配管ケース本体34
を壁体24側に固定して配管ケース12を構築するにあ
たり、レール48内にスライド片62を挿入してこれと
ともに受具60を上下位置調節しつつレール48に固定
し、その受具60上に固定バー50後端部を載置・固定
するようにしているため、固定バー50の壁体24側へ
の固定を極めて容易に且つ上下位置調節しつつ行うこと
ができ、従って配管ケース12の構築を容易に行うこと
ができる。
【0115】上述のように本例では配管ケース本体34
の床26への固定にあたって、床固定バー52を床26
に固定しておき、その床固定バー52の立上り片部90
前面に対して配管ケース本体34下端の横フレーム材3
8をビス固定するようにしている。
【0116】而して床固定バー52の床26への固定は
何等障害物が無い状態で容易に行えるとともに、横フレ
ーム材38の床固定バー52への固定作業も、配管ケー
ス本体34の外部且つ前面側から容易に行うことができ
る。
【0117】更に、横フレーム材38の床固定バー52
への固定に際して、アジャストボルト101により上下
位置を調節できるようにしているため、配管ケース本体
34を容易に高さ調節しつつ床26に固定することがで
きる。
【0118】本例においては、給水本管18からの分岐
管106を配管ケース本体34の支柱40と支柱40と
の間に位置させるようにしているため、継手108等を
それら支柱40間に位置させることができる。従って配
管を支持するサポート部材42を支柱40に固設するに
際し、その位置を、配管組付時にそれら分岐管106や
継手108類と干渉しないように厳密に位置決めする必
要がない。
【0119】また本例においては、その分岐管106か
ら、更に、フラッシュバルブ112の遠隔操作装置の導
水管114,人体局部洗浄装置への給水管118を分岐
させているため、給水本管18からの分岐管の分岐数を
少なくすることができ、従って給水本管18と分岐管と
の接続作業工数及び継手の数を少なくすることができ
る。
【0120】またそれら導水管114,給水管118を
分岐管106に対して溶接接続しているため、継手の数
を少なくすることができ、コストを低減することができ
る。
【0121】図12は本発明の他の実施例を示してい
る。この例においては、配管ケース本体34における上
端の横フレーム材154の立下り片部が水平片部に対し
て後側に位置するように横フレーム材154が配向され
ており、また固定バーとして長ボルト156が用いられ
ている。そして横フレーム材154の立下り片部に形成
されたボルト穴158を貫通して長ボルト156の前端
部が横フレーム材154に取り付けられ、立下り片部の
前後に配されたナット160によってかかる長ボルト1
56の前端部が横フレーム材154に固定されている。
【0122】一方、長ボルト156の後端部は、レール
48の内部に挿入されたスライド片62の雌ねじ穴70
に捩じ込まれた上、コ字形状の押圧金具162を介して
のナット160の締め込みによって、レール48、つま
り壁体24側に固定されている。尚、コ字形状の押圧金
具162はレール48に外嵌されている。またこの例に
おいては、レール48のスリット状開口66の縁部が後
方に曲げ起されており、その曲げ起し部164の先端面
に凹凸状の摩擦部164aが形成されている。そしてこ
の摩擦部164aがスライド片62に対して摩擦接触さ
せられている。
【0123】本例においては、長ボルト156を配管ケ
ース本体34及び壁体24側のレール48に対してねじ
結合するだけで、配管ケース本体34の上端部を壁体2
4側に容易に固定することができ、且つ長ボルト156
のねじ結合位置を前後方向に変化させるだけで容易に配
管ケース本体34の上端部の前後位置を調整することが
できる。即ち配管ケース12の奥行を調整することがで
きる。
【0124】尚、レール48に摩擦部164aを設けて
これをスライド片62に摩擦接触させているのは、左右
方向のずれ防止のためである。
【0125】図13は本発明の更に他の実施例を示した
もので、この例はコンクリート製の壁体24の内部にア
ンカーナット166を埋込状に設け、そしてそのアンカ
ーナット166に対して、長ボルト156の後端部をね
じ込んで固定するようになしたものである。尚、この場
合において受金具130を長ボルト156に嵌め込んで
おき、長ボルト156の固定と同時に受金具130を壁
体24に取り付けるようにすると良い。受金具130は
前述のように甲板28の後端部を支持するためのもので
ある。
【0126】尤も、受金具130を長ボルト156の固
定位置とは別途の位置においてアンカーナット及び所定
のボルトにて壁体24に固定し、その受金具130によ
って甲板28を支持するようになすことも可能である。
【0127】図14は本発明の更に他の実施例を示した
もので、この例は配管ケース本体34における下端の横
フレーム材38に対し、アングル状のステー168を後
方に延び出す状態にこれを固設したものである。ここで
ステー168は、取付ブラケット32における排水口連
結用の貫通穴170の丁度真裏の位置に配置してある。
【0128】このように配管ケース本体34に対してそ
の下端にステー168を設けた場合、略平面構造をなす
配管ケース本体34をステー168の支持作用に基づい
て自立させることが可能となる。これにより配管ケース
本体34に対する配管の組付作業を更に容易なものとす
ることができる。
【0129】尚、ステー168が取付ブラケット32に
おける貫通穴170の丁度真裏に配置してある理由は、
配管ケース本体34をステー168が付いた状態で設置
した場合において、そのステー168が配管ケース内部
の配管施工の邪魔とならないようにするためである。即
ち衛生器具を取り付けた場合においてその排水芯の真裏
の位置は各種配管が来る可能性が少なく、そこでそのよ
うな位置にステー168を設けたものである。
【0130】図15は本発明の他の実施例として、配管
ユニットにおける側板の取付構造を示している。図にお
いて172は配管ケース本体34の左右方向端部に縦に
設けられたレール柱で内部にガイド溝174を有し、ま
た後面側にガイド溝174に連通し且つガイド溝174
に沿って縦方向に延びるスリット状の開口176を有し
ている。
【0131】このレール柱172の内部には、スライド
片62が挿入されており、そのスライド片62に対して
レール柱172の後側に配置されたL字プレート状の固
定金具178が、左右方向の長穴180においてボルト
78により締結され、以て固定金具178が上下適数個
所(この例では3か所)においてレール柱172に固定
されている。そしてその固定金具178に対して側板1
82がビスにより固定され、以て側板182の取付けが
行われている。
【0132】本例によれば、側板182を簡単な構造で
且つ容易に取り付けることができ、且つ側板取付用の固
定金具178は左右方向の長穴180においてレール柱
172に固定されているため、固定金具178の左右方
向位置を変化させることによって、側板182の出入調
節を容易に且つ適正に行うことができる。
【0133】図16,17は本発明の他の実施例を示し
ている。この実施例において、186は配管ケース本体
34の上端の横フレーム材154に対して溶接接合され
た突出片で、配管ケース本体34より後方側に突出させ
られている。
【0134】突出片186は水平片部188を有してお
り、その水平片部188に対して長ボルト156の前端
部がLアングル状の連結片190を介して結合されてい
る。連結片190は垂直片部192と水平片部194と
を有しており、その垂直片部192に対して長ボルト1
56がナット160によりねじ結合され、水平片部19
4が突出片186に形成された前後方向の長穴198に
おいて、ボルト196とナット160とにより結合され
ている。尚、長ボルト156の後端部はスライド片18
4を介してレール48に固定されている。
【0135】本例においては、図16に示しているよう
に長ボルト156として長さの異なるものを用い、且つ
連結片190を突出片186に対して所定角度傾けた状
態で連結することにより、配管ケース本体34を壁体2
4が傾斜している状態であっても所望の向きに配置する
ことができる。
【0136】図18ないし20には、上記配管ケース本
体34を立掛状に保持する保持用台車が示してある。図
に示しているようにこの保持用台車は、架台200とそ
の下側に設けられた車輪202付の脚204と、架台2
00上に立設された立掛部206を備えている。
【0137】架台200の上面にはLアングル状の一対
の位置決バー208,210が図18中左右方向の端部
近傍に2組設けられている。これら位置決バーのうち内
側の位置決バー208は固定的に設けられており、また
他方の位置決バー210は、図20に示しているように
左右方向の長穴212において架台200にボルトで固
定されており、図18中左右方向の位置が変更可能とさ
れている。これら位置決バー208,210は、それら
の間に配管ケース本体34の下端部を挿入させて前後方
向(図18中左右方向)の位置を規定するものである。
【0138】立掛部206は、架台200の幅方向中間
位置に配設されたフレーム214とフレーム214の両
側に且つ所定間隔で立設された複数の支柱216とを有
しており、その支柱216に対して、配管ケース本体3
4の上端部を仮止めするための仮止バー218が横設さ
れている。
【0139】図20はその仮止バー218の支柱216
に対する取付構造を具体的に示したもので、図に示して
いるように支柱216には縦方向に延びるガイド溝22
0が内部に形成されており、更にこのガイド溝220に
沿って延びるようにスリット状の開口222が形成され
ている。
【0140】ガイド溝220の内部にスライド片62が
上下にスライド可能に挿入されており、このスライド片
62に対して仮止バー218の背面側に固着されたLア
ングル状のプレート状の固定金具223がボルトにより
締結されている。即ちこの例では仮止バー218が、ス
ライド片62のスライドによって上下位置調節可能とさ
れている。
【0141】一方、仮止バー218においてもその内部
に左右方向に延びるガイド溝224及びこれに連通する
スリット状開口226が形成されており、そのガイド溝
224の内部にスライド片62が左右方向にスライド可
能に挿入されている。そしてこのスライド片62に対し
て長ボルト230がプレート金具228とともに締結さ
れるようになっている。尚、長ボルト230として上記
固定バーとしての長ボルト156を用いることができ
る。
【0142】図21はこの保持用台車の利用方法を示し
たもので、配管ケース本体34を架台200上に載置し
た上、その上端部を保持用台車の立掛部206に立て掛
け、且つ長ボルト230により固定した状態で、配管ケ
ース本体34に対し配管を組み付けることができる。
【0143】具体的には、配管ケース本体34の下端部
を一対の位置決バー208,210の間に挿入して位置
決した上、その上端部の横フレーム材36,154に長
ボルト230をねじ結合し(このとき配管ケース34
は、その後面が外側を向くように配置する)、その状態
で図21(B)に示しているようにサポート部材42の
上に各種配管を載せた上、Uボルト150でこれをサポ
ート部材42に固定し、或いはまた各種配管に対して保
温材を巻きつけることができる。
【0144】ここで保持用台車は、仮止バー218が上
下に昇降可能とされており、従って高さの異なる各種配
管ユニットにおける配管ケース本体に対して容易に対応
することができる。即ち、背の高い配管ケース本体34
を固定する場合には仮止バー218を支柱216に沿っ
て上昇移動させれば良く、或いはまた背の低い配管ケー
ス本体34を固定する場合には、仮止バー218を支柱
216に沿って下降させ、所定位置で固定すれば良い。
【0145】このようにして保持用台車に配管ケース本
体34を保持させた状態で配管の取付作業を行ったとこ
ろで、これら配管組付状態の配管ケース本体34を保持
用台車とともに次工程に運ぶことができる。
【0146】図22は異種ユニット一体型の配管ケース
本体の例を示したもので、この例の配管ケース本体34
は、大便器14取付用の背の低い取付部232と、掃除
用流し236取付用の背の高い取付部234が一体構成
で備えられている。尚、図22中238は仕切壁であ
る。
【0147】従来の箱型構造の配管ケースを用いた配管
ユニットの場合、種類の異なる衛生器具を同じユニット
に取り付けられるようにこれを構成することは困難であ
った。しかるに本例においては略平面構造の配管ケース
本体34を構成し、これを固定バー等にて施工現場にお
いて壁体側及び床に固定するようにしていることから、
その配管ケース本体34を異種ユニット一体型の配管ケ
ースとして構成することにより、同一ユニットに対して
異種類の衛生器具を取り付けることが可能となる。また
配管ケース本体34が略平面構造をなしていることか
ら、その配管ケース本体34自体を異種ユニット一体型
として構成することも容易である。
【0148】図23及び24は小便器用の配管ユニット
の例を且つ各小便器に対応した幅の分割体34aを左右
方向に連結することによって配管ケース本体34を構築
した場合の例を示している。図に示しているように本発
明においては、配管ケース本体34を各衛生器具(本例
では小便器)に対応した幅の分割体34aに分割してお
き、それらを図に示しているようにジョイント部材24
0によって左右方向に連結することで配管ケース本体3
4を構築し、これを前記実施例と同様の手法によって壁
体24側及び床26に固定することで、配管ケース12
を構成することが可能である。
【0149】尚、図23,24において242は小便器
用の取付ブラケットである。ここで分割体34aは、図
示を省略する前板及び衛生器具(小便器)とともにキッ
トを構成するものである。本例によれば、分割体34a
を規格化されたものとして構成することができ、これを
ジョイント部材240による連結によって配管ケース3
4を構成するものであるため、配管ユニットの施工現場
における現場寸法に応じてその分割体34aの連結数を
調整することで、その現場の状況に応じて(即ち予め生
産工場において設置現場の寸法に対応して配管ケースを
設計することなく)これを設置・施工することができる
利点がある。
【0150】尚、図23(B)に示しているようにこの
種形態の配管ユニットの場合、一般に各種配管は予め配
管ケースに対して組み付けられることなく、施工現場に
おいて配管ケースの設置及び配管の取付けが行われる。
【0151】この場合において、(B)に示しているよ
うに各種配管を配管取付部材244によって壁体24側
及びまたは床26に配管ケースとは独立して設置するよ
うにすれば、現場における配管ユニットの設置施工が容
易である。
【0152】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては、配管ケ
ース本体の下端の横フレーム材を床に固定するための床
固定バーとして、左右方向の寸法の短いものを用い、こ
れを左右方向に適宜の間隔で複数固定するようになすこ
ともできる。この場合左右方向に長い床固定バーを用い
る場合に比べて、床面に多少の凹凸があっても支障なく
これを床面上に固定でき、且つ床固定バーに要するコス
トも安価とすることができる利点が得られる。その他本
発明はその主旨を逸脱しない範囲において、種々変更を
加えた態様で構成・実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である配管ユニットにおける
配管ケースの分解斜視図である。
【図2】図1の配管ケースを含む配管ユニットを設置状
態で示す斜視図である。
【図3】図2における配管ケース単体の側面図である。
【図4】図1の配管ケース本体の壁体への取付構造を、
甲板の取付構造とともに示す側面断面図である。
【図5】図4の取付構造の要部の分解斜視図である。
【図6】図1の配管ケース本体の床への固定構造の要部
を示す図である。
【図7】図6の固定構造の側面断面図である。
【図8】図2の配管ユニットにおける配管構造の要部を
従来との比較において示す図である。
【図9】図2の配管ユニットを前板取付状態で示す側面
図である。
【図10】図9の前板の取付構造を取付手順とともに示
す図である。
【図11】図1の配管ケースの利点を説明する図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例として固定バーとして長
ボルトを用いた場合の例を示す図である。
【図13】固定バーとして長ボルトを用いた場合の甲板
の取付構造例を示す図である。
【図14】本発明の他の実施例として配管ケース本体に
ステーを設けた場合の例を示す図である。
【図15】本発明の更に他の実施例として側板を設けた
場合の側板の取付構造例を示す図である。
【図16】本発明の更に他の実施例として配管ケース本
体を取り付けるべき壁体が斜めになっている場合の配管
ケース本体の取付構造例を示す図である。
【図17】図16の取付構造の要部側面断面図である。
【図18】本発明の施工方法において好適に用い得る配
管ケース本体の保持用台車の側面図である。
【図19】図18の保持用台車の平面図である。
【図20】図18の保持用台車における仮止バーの取付
構造及び位置決片部の取付構造を拡大して示す分解斜視
図である。
【図21】図19の保持用台車の利用方法の説明図であ
る。
【図22】本発明の他の実施例としての異種ユニット一
体型の配管ケース本体の図である。
【図23】本発明の更に他の実施例として複数の分割体
をジョイント部材により左右方向に連結して配管ケース
本体を構成した場合の例を示す図である。
【図24】図23の配管ケース本体を左右方向に分解し
て示す図である。
【図25】従来の配管ユニットの側面断面図及び要部の
拡大断面図である。
【符号の説明】
10 配管ユニット 12 配管ケース 14 大便器 18 給水本管 24 壁体 26 床 28 甲板 30 前板 34 配管ケース本体 34a 分割体 36,38,154 横フレーム材 40,216 支柱 42 サポート部材 48 レール 50 固定バー 52 床固定バー 60 受具 62 スライド片 90,98 立上り片部 101 アジャストボルト 106 分岐管 110 供給管 114 導水管 118 給水管 156,230 長ボルト 168 ステー 172 レール柱 174 ガイド溝 176 開口 178 固定具 180 長穴 182 側板 186 突出片 188 水平片部 190 連結片 192 垂直片部 194 水平片部 200 架台 202 車輪 204 脚 206 立掛部 208,210 位置決バー 218 仮止バー 232,234 器具取付部 240 ジョイント部材 242 取付ブラケット 244 配管取付部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小畑 謙一郎 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社 イナックス内 (72)発明者 成田 力 愛知県常滑市新田町3−273−1 チッ タ榎戸 (56)参考文献 特開 平1−250536(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 11/00

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管ケースと、該配管ケース内部に収容
    された排水本管,給水本管等配管とを備えて成り、前面
    に化粧板としての前板を介して便器等衛生器具が取り付
    けられる配管ユニットにおいて前記配管ケースにおける
    前面の上端と下端とに位置して横方向に延びる横フレー
    ム材と、該横フレーム材に沿って左右方向に所定間隔で
    配設され、各上端部,下端部がそれら横フレーム材に固
    定された複数の支柱とを主要素とする略平面構造の配管
    ケース本体を独立体として構成し、該配管ケース本体に
    おける上端の横フレーム材を前後の固定バーにて壁体に
    対し、該壁体と前後に所定の間隔をあけた状態で固定す
    るとともに前記下端の横フレーム材を床に固定すること
    によって内部に空間を有する前記配管ケースを構築し、
    該空間内部に前記配管を収容した状態と成したことを特
    徴とする配管ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記配管ケース本体
    に対して予め前記配管が組み付けられ、以て半ユニット
    体が構成されていることを特徴とする配管ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記配管ケー
    ス本体における下端の横フレーム材に、後方に延び出す
    バー状のステーが固設されており、該配管ケース本体が
    該ステーの支持作用によって単独で自立可能とされてい
    ることを特徴とする配管ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記固定
    バーが、前記配管ケース本体の前記壁体側への固定前の
    状態で、後方への伸出位置と前方への伸出位置とに少な
    くとも180°回転可能とされていることを特徴とする
    配管ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    固定バーが主要素として長ボルトを含んでおり、該長ボ
    ルトの後端部及び前端部が前記壁体側及び配管ケース本
    体側に対して雌ねじ部材によりねじ結合されて固定され
    ていることを特徴とする配管ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記長ボルトが、前
    記配管ケース本体の上端の横フレーム材に対して直接雌
    ねじ部材によりねじ結合されていることを特徴とする配
    管ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記配管ケース本体
    の上端の横フレーム材が、水平片部とその後端より立ち
    下がる立下り片部とから成るLアングルバー状の部材か
    ら成っており、前記長ボルトの前端部が該立下り片部を
    貫通する状態で該立下り片部に対してねじ結合されてい
    ることを特徴とする配管ユニット。
  8. 【請求項8】 請求項5において、前記固定バーが、前
    記配管ケース本体の上端の横フレーム材に後方に突出状
    に固設されたプレート状の突出片と、該突出片に対して
    相対回転可能な連結片とを含んでおり、該連結片に対し
    て前記長ボルトの前端部が雌ねじ部材にてねじ結合され
    た上、該連結片が該長ボルトを前後方向に対して所定角
    度傾斜させる状態に該突出片に結合されていることを特
    徴とする配管ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記連結片が水平片
    部と垂直片部とを有するLアングル状の部材であって、
    該垂直片部に対して前記長ボルトの前端部がねじ結合さ
    れるとともに、該連結片が該水平片部において前記突出
    片に結合され、且つ前記長ボルトの後端部が、前記配管
    ケース本体の前面に対して所定角度をなす壁面を有する
    壁体側にねじ結合されて固定されていることを特徴とす
    る配管ユニット。
  10. 【請求項10】 請求項5,6,7,8又は9におい
    て、横方向に延びるガイド溝を内部に有するとともに前
    面に該ガイド溝に連通する、横方向に延びるスリット状
    の開口を有するレールが前記壁体側に横設固定され、該
    ガイド溝内に該開口よりも上下寸法の大きいスライド片
    が横方向にスライド可能に挿入され、該スライド片に形
    成された雌ねじ穴に前記長ボルトの後端部が螺合されて
    いることを特徴とする配管ユニット。
  11. 【請求項11】 請求項5,6,7,8又は9におい
    て、前記壁体にナットが埋込状態に設けられ、該ナット
    に対して前記長ボルトの後端部が螺合されていることを
    特徴とする配管ユニット。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記固定バー載
    置用の水平な載置片部と該載置片部の後端部より立ち下
    がる固定片部とを有する受具を前記レールの前面に配置
    して、該固定片部において該受具を前記スライド片に締
    結具にて上下位置調節可能に締結し、該受具に前記固定
    バーを載置・固定して前記配管ケースを構築するように
    成したことを特徴とする配管ユニット。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11又は12において、水平な床への固
    定片部とその後端部より立ち上がる立上り片部とを有す
    るアングル状の床固定バーを前記壁体より所定距離前方
    位置において床に固定し、該床固定バーの立上り片部の
    前面に前記配管ケース本体の下端の横フレーム材をビス
    等締結具にて締結・固定して前記配管ケースを構築する
    ように成したことを特徴とする配管ユニット。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記配管ケース
    本体の下端の横フレーム材が、水平片部とその後端より
    立ち上がる立上り片部とを有するLアングル材にて構成
    されており、該横フレーム材の立上り片部が前記床固定
    バーの立上り片部に重ね合わせ状態で締結されるととも
    に、該横フレーム材の水平片部に高さ調節用のアジャス
    トボルトが取り付けられ、該アジャストボルトの下端が
    前記床固定バーの固定片部上面に当接させられ、該アジ
    ャストボルトの回転操作により前記配管ケース本体の高
    さ調節がなされるようにされていることを特徴とする配
    管ユニット。
  15. 【請求項15】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13又は14において、前
    記衛生器具への給水用の分岐管を前記支柱と支柱との間
    の位置において前記給水本管より分岐させ、該分岐管に
    該衛生器具への水の供給管を接続するとともに、該分岐
    管,供給管を通じての給水通路上に給水及び停止を行う
    ための水栓を設けたことを特徴とする配管ユニット。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記分岐管を間
    に位置させる一対の前記支柱の該分岐管とは反対側の面
    に、前記配管の支持用のサポート部材を後方に延び出さ
    せるように固設したことを特徴とする配管ユニット。
  17. 【請求項17】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13,14,15又は16
    において、前記配管ケース本体の左右方向端部に、縦方
    向のガイド溝と該ガイド溝に連通した状態で該ガイド溝
    に沿って延びるスリット状の開口を有するレール柱を設
    けるとともに、該レール柱の該ガイド溝内に該開口の幅
    よりも寸法の大きなスライド片を挿入する一方、該ガイ
    ド溝の外部に固定具を配して該固定具をボルト等締結具
    にて該スライド片に締結し、該固定具に対して配管ケー
    スの左右方向端部の側板を固定して成ることを特徴とす
    る配管ユニット。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記開口が前記
    レール柱の後面側に形成されていて前記固定具が該レー
    ル溝の後側に配置され、且つ該固定具には左右方向の長
    穴が形成されていて該長穴において前記スライド片に締
    結されていることを特徴とする配管ユニット。
  19. 【請求項19】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13,14,15,16,
    17又は18において、前記配管ケース本体が、異なる
    種類の衛生器具の取付用の、高さの異なる器具取付部が
    一体に構築された異種ユニット一体型のものとされてい
    ることを特徴とする配管ユニット。
  20. 【請求項20】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13,14,15,16,
    17,18又は19において、前記配管ケース本体が、
    衛生器具1個とともにキットを構成する、衛生器具1個
    分に対応した幅の分割体をジョイント部材にて左右方向
    に連結して構成されていることを特徴とする配管ユニッ
    ト。
  21. 【請求項21】 請求項20における配管ケース本体を
    構成する分割体であって、左右方向の幅が衛生器具1個
    分に対応した幅とされていることを特徴とする配管ユニ
    ット用の配管ケース本体の分割体。
  22. 【請求項22】 請求項1〜19における配管ケース本
    体を立掛状態に保持する保持用台車であって、(イ)該
    配管ケース本体を載置させて支持する架台部と、(ロ)
    該架台部の下側に設けられた車輪付の脚と、(ハ)該架
    台上に立設された、該配管ケース本体の立掛部とを有し
    ており、該立掛部には、該配管ケース本体の後面側を外
    側に向けた状態で該配管ケース本体の上端部を仮止部材
    により仮止めするためのバー状の仮止部が横設されてい
    ることを特徴とする配管ケース本体の立掛用の保持用台
    車。
  23. 【請求項23】 請求項22において、前記仮止部材が
    請求項1又は5の前記固定バーを前記配管ケース本体の
    前面側に且つ前方に突出し状に設けたものであることを
    特徴とする配管ケース本体の立掛用の保持用台車。
  24. 【請求項24】 請求項22又は23において、前記仮
    止部が、前記架台上に立設された支柱に沿って上下に移
    動可能に設けられていることを特徴とする配管ケース本
    体の立掛用の保持用台車。
  25. 【請求項25】 請求項22,23又は24において、
    前記架台の上面に、前記配管ケース本体の下端の横フレ
    ーム材を前後方向に位置決めする位置決部を有している
    ことを特徴とする配管ケース本体の立掛用の保持用台
    車。
  26. 【請求項26】 請求項1〜19の配管ユニットの施工
    方法であって、 前記配管ケース本体を前記壁体より所定距離前方に離間
    させた位置に配置して上端の横フレーム材を前後の固定
    バーにて該壁体側に固定するとともに、下端の横フレー
    ム材を床に固定することによって前記配管ケースを構築
    することを特徴とする配管ユニットの施工方法。
  27. 【請求項27】 請求項26において、床面の予め定め
    た位置に床固定バーを設置し、該床固定バーに対して前
    記配管ケース本体下端の横フレーム材を固定することを
    特徴とする配管ユニットの施工方法。
  28. 【請求項28】 請求項26又は27において、前記配
    管ケース本体を壁体側及び床に固定するに先立って、予
    め該配管ケース本体の後面側から該配管ケース本体に配
    管を取付施工することを特徴とする配管ユニットの施工
    方法。
  29. 【請求項29】 請求項20の配管ユニットの施工方法
    であって、前記配管ケース本体の分割体を用意して、こ
    れを施工現場において左右方向に複数連結した状態で壁
    体側及び床に固定する一方、内部の配管については該配
    管ケース本体によらずに壁体側及び/又は床に固定する
    ことを特徴とする配管ユニットの施工方法。
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