JP2004203545A - ポリイミドフィルムロールおよびその製造方法 - Google Patents

ポリイミドフィルムロールおよびその製造方法 Download PDF

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Masakazu Okabashi
正和 岡橋
Yasuyoshi Komine
康美 小嶺
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Abstract

【課題】湿度変化によって発生する経時しわによるポリイミドフィルムの平面性の悪化が改良されたポリイミドフィルムロールおよびフレキシブルプリント回路に使用した際、平面性の悪化で問題となる接着剤はじきの発生を大幅に減少し、歩留まりを改善できるポリイミドフィルムロールを提供する
【解決手段】巻取コアにポリイミドフィルムが巻かれてなるポリイミドフィルムロールであって、60%RHにおける巻取コアの吸水率が9%以下で巻取コアの湿度外形変化が0.3%以下であることを特徴とするポリイミドフィルムロール。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルムを巻き取って形成したポリイミドフィルムロールに関するものである。
【0002】
さらに詳しくは、湿度変化によって発生するしわによるポリイミドフィルムの平面性の悪化を防止することができ、銅箔を代表とする金属箔または金属薄膜が積層された電気配線板の支持体として好適に使用されるポリイミドフィルムロールまたはフレキシブル印刷回路保護用カバーレイフィルムとして好適に使用されるポリイミドフィルムロールに関する。
【0003】
【従来の技術】
ポリイミドフィルムは高耐熱性、高電気絶縁性を有することから耐熱性を必要とする電気絶縁素材として広範な産業分野で使用されており、特に銅箔が積層された電気配線板の支持体としての用途においては、例えば、IC等の電気部品と銅箔との接続にはんだを使用することができ、電気配線の小型軽量化が可能となった。これに伴い、フレキシブル印刷回路基板は、その使用に範囲が広がり、ポリイミドフィルムの需要も伸びている。しかしながら電気配線板の用途の多様化と共に配線数の高密度化の進展に伴って電気絶縁支持体としての性能の向上及び加工性改善の要求が高まってきた。しかし、ポリイミドフィルムのしわの生成は、その大部分が経時的に起こっている。ポリイミドフィルムは、耐熱フレキシブル印刷回路(FPC)等の電子部品などに使用される場合は、耐熱接着剤をポリイミドフィルム表面に塗布すると塗布ムラ、接着剤ハジキとなり、歩留まりの低下をきたす問題が発生していた。
【0004】
一方、フィルム層間に巻き込まれる空気層を小さくしてしわを防止する技術は知られている(特許文献1参照)。この技術は表層部のしわを防止するには有効であるが、巻き取りコアー湿度変化による巻き取りコア近傍のしわには効果が少なく、FPC等の歩留まり改善効果がない。また、しわのないポリエステルフィルムが、フレキシブルプリント回路に使用されることもあるが、はんだ耐熱性が悪く不十分である問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開昭57−193322号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記ポリイミドフィルムロールの問題点を根本的に解決し、湿度変化によって発生する経時しわによるポリイミドフィルムの平面性の悪化が改良されたポリイミドフィルムロールおよびフレキシブルプリント回路に使用した際、平面性の悪化で問題となる接着剤はじきの発生を大幅に減少し、歩留まりを改善できるポリイミドフィルムロールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のポリイミドフィルムロールは、前記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
【0008】
すなわち、巻取コアにポリイミドフィルムが巻かれてなるポリイミドフィルムロールであって、60%RHにおける巻取コアの吸水率が9%以下で巻取コアの湿度外形変化が0.3%以下であることを特徴とするポリイミドフィルムロールである。
【0009】
本発明のポリイミドフィルムロールの製造方法は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
【0010】
すなわち、 60%RHにおける吸水率が9%以下で湿度外形変化が0.3%以下である巻取コアにポリイミドフィルムを巻くことを特徴とするポリイミドフィルムロールの製造方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】
本発明のポリイミドフィルムロールに使用されるポリイミドフィルムは、基本的に、芳香族テトラカルボン酸類と芳香族ジアミン類を極性溶媒中で反応させ、ポリアミド酸溶液を製造し、これを支持体に流延させて加熱あるいは脱水閉環剤を用いてイミド化し、剥離することにより製造される。
【0013】
本発明のポリイミドフィルムロールに使用されるポリイミドの先駆体であるポリアミド酸は芳香族テトラカルボン酸類と芳香族ジアミン類とからなり、次の一般式Iに示される繰り返し単位で構成されるものが好ましい。
【0014】
【化1】
Figure 2004203545
【0015】
前記一般式IにおいてR1は少なくとも1個の芳香族環を有する4価の有機基で、その炭素数は25以下であるものが好ましく、R1に結合する2つのカルボキシル基の夫々はR1における芳香族環のアミド基が結合する炭素原子とは相隣接する炭素原子に結合しているものが好ましく、またR2は少なくとも1個の芳香族環を有する2価の有機基で、その炭素数は25以下であるものが好ましく、アミノ基はR2における芳香族環の炭素原子に結合しているものが好ましい。
【0016】
前記の芳香族テトラカルボン酸類の具体例としては、ピロメリット酸、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、2,3’,3,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、2,3,6,7−ナフタレンジカルボン酸、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル、ピリジンー2,3,5,6−テトラカルボン酸及びこれらのアミド形成性誘導体が好ましい。ポリアミド酸の製造にあたってはこれらの酸無水物が好ましく使用される。
【0017】
前記の芳香族ジアミン類の具体例としては、パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、ベンチジン、パラキシリレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,5−ジアミノナフタレン、3,3’−ジメトキシベンチジン、1,4−ビス(3メチル−5アミノフェニル)ベンゼン及びこれらのアミド形成性誘導体が好ましい。中でも、少なくともパラフェニレンジアミンを含有させることが好ましい。
【0018】
本発明で使用される有機溶媒の具体例としては、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの有機極性アミド系溶媒が好ましく、これらの有機溶媒は単独で使用されることも好ましく、また2種以上の有機溶媒を組み合わせて使用することも好ましく、さらにベンゼン、トルエン、キシレンのような非溶媒と組み合わせて使用することも好ましい。本発明で用いるポリアミド酸の有機溶媒溶液は固形分を5〜40重量%を含有するのが好ましく、10〜30重量%を含有するのがより好ましい。
【0019】
また、ポリアミド酸の有機溶媒溶液の粘度は、安定した送液のためブルックフィールド粘度計による測定値で500〜20000ポイズの範囲が好ましく、1000〜10000ポイズの範囲がより好ましい。
【0020】
また有機溶媒溶液中のポリアミド酸は部分的にイミド化されていてもよく、少量の無機化合物を含有していてもよい。
【0021】
本発明において芳香族テトラカルボン酸類と芳香族ジアミン類とはそれぞれのモル数が大略等しくなる割合で重合されるのが好ましく、その一方が10モル%の範囲内で他方に対して過剰に配合されることも好ましく、その一方が5モル%の範囲内で他方に対して過剰に配合されることもより好ましい。重合反応は有機溶媒中で攪拌そして/または混合しながら0〜80度の温度の範囲で10分〜30時間連続して進められるのが好ましく、必要により重合反応を分割したり、温度を上下させてもかまわない。両反応体の添加順序には特に制限はないが、芳香族ジアミン類の溶液中に芳香族テトラカルボン酸類を添加するのが好ましい。重合反応中に真空脱法することは良質なポリアミド酸の有機溶媒溶液を製造するのに有効な方法として行われ得る。
【0022】
また重合反応の前に芳香族ジアミン類に少量の末端封止剤を添加して重合反応を制御することも好ましく行われる。
【0023】
本発明で使用される閉環触媒の具体例としてはトリメチルアミン、トリエチレンジアミン等の脂肪族第3級アミン、及びイソキノリン、ピリジン、ベータピコリン等の複素環第3級アミンが好ましく、複素環式第3級アミンから選ばれる少なくとも一種類のアミンを使用するのが好ましい。
【0024】
本発明で使用される脱水剤の具体例としては無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸等の脂肪族カルボン酸無水物、および無水安息香酸等の芳香族カルボン酸無水物が好ましく、特に無水酢酸および/または無水安息香酸が好ましい。
【0025】
ポリアミド酸に対する閉環触媒及び脱水剤の含有量は次の式1、2
【0026】
【数1】
Figure 2004203545
【0027】
【数2】
Figure 2004203545
【0028】
となるようにするのが好ましい。またアセチルアセトン等のゲル化遅延剤を併用してもよい。
【0029】
有機溶媒溶液中のポリアミド酸からポリイミドフィルムを製造する方法としては、閉環触媒及び脱水剤を含有しないポリアミド酸の有機溶媒溶液をスリット付き口金から支持体上に流延してフィルムに成形し、支持体上で加熱乾燥することにより自己支持性を有するゲルフィルムとなしたる後、支持体より剥離し、更に高温下で乾燥熱処理することによりイミド化する熱閉環法、または閉環触媒及び脱水剤を含有せしめたポリアミド酸の有機溶媒をスリット付き口金から支持体上に流延してフィルム状に成形し、支持体上でイミド化を一部進行させて自己支持性を有するゲルフィルムとした後、支持体より剥離し、加熱乾燥/イミド化し、熱処理を行う化学閉環法等が代表的な方法として好ましく採用される。本発明では、どちらの閉環方法を採用してもよいが、化学閉環法はポリアミド酸の有機溶媒溶液に閉環触媒および脱水剤を含有させる設備を必要とするが、自己支持性を有するゲルフィルムが短時間で得られるのでより好ましい。
【0030】
ポリアミド酸に閉環触媒及び脱水剤を含有せしめる方法としては、ポリアミド酸の有機溶媒溶液と閉環触媒及び脱水剤を回転式混合機で混合する方法、ポリアミド酸の有機溶媒溶液を静的混合機に送り込みながら該静的混合機の直前で閉館触媒及び脱水剤を注入する方法、ポリアミド酸の有機溶媒溶液を支持体上に流延した後閉環触媒及び脱水剤に接触させる方法等が好ましく採用される。特に閉環触媒及び脱水剤の含有量及びその均一性の面から混合機で混合して閉環触媒と脱水剤とポリアミド酸の有機溶媒溶液との混合液をスリット状口金に送り込む方法が好ましい。該混合液の粘度は100〜10000ポイズとなるように固形分濃度と温度を調整するのが好ましい。該混合液はポリアミド酸が熱閉環反応し粘度が著しく高くなり口金から吐出できなくなる性質を持っているため、低温(5℃〜−20℃、例えば−10℃程度)に保持するのが好ましい。
【0031】
該混合液はスリット状口金を通ってフィルム状に成型され、加熱された支持体上に流延され、支持体上で熱閉環反応をし、自己支持性を有するゲルフィルムとなって支持体から剥離される。支持体は金属製の回転ドラムやエンドレスベルト等が使用されるのが好ましく、その温度は液体または気体の熱媒により、および/または電気ヒーター等の輻射熱により制御されるのが好ましい。
【0032】
ゲルフィルムは支持体からの受熱および/または熱風や電気ヒータ等の熱源からの受熱により30〜200℃に加熱されて閉環反応せしめられ、遊離した有機溶媒等の揮発分が乾燥させられることにより自己支持性を有するようになり、支持体から剥離されるのが好ましく、また40〜150℃に加熱されて閉環反応せしめられ、同様に支持体から剥離されるのがより好ましい。
【0033】
支持体から剥離されたゲルフィルムは回転ロールにより走行速度を規制しながら走行方向に延伸されるのが好ましい。延伸は140℃以下の温度で1.05〜1.9倍の倍率で実施されるのが好ましく、1.1〜1.6倍の倍率で実施されるのがより好ましく、1.1〜1.5倍の倍率で実施されるのがさらに好ましい。
【0034】
走行方向に延伸されたゲルフィルムは、テンター装置に導入され、テンタークリップに幅方向両端部を把持されて、テンタークリップと共に走行しながら、幅方向へ延伸されるのが好ましい。乾燥ゾーンで、ゲルフィルムは、乾燥される。乾燥ゾーンで、熱風等により加熱される前に、漏れ込みエアーと加熱エアーを排気できるノズルを設置して、乾燥ゾーン内でのフィルム乾燥後の溶媒を含んだエアーと漏れ込みエアーの混合を防ぐのも好ましく行われる。乾燥ゾーンでは、熱風温度は、200〜300℃が好ましい。また熱風だけでなく、輻射加熱を使用してもよい。
【0035】
前記の乾燥ゾーンで乾燥させられフィルムは、熱風、赤外線ヒーター等で15秒から10分加熱されるのが好ましく行われる。ついで 熱風および/または電気ヒーター等により、250から500℃の温度で15秒から20分熱処理を行うのが好ましく行われる。急激に加熱すると、平面性を失うため、加熱方法を適宜選択するのが好ましい。熱処理されたフィルムは、冷却され、巻取コアに巻き取られる。巻き取られた原反フィルムは、スリットされる。
【0036】
なお、本発明のフィルム中には、本発明の目的を阻害しない範囲で、高強度化などの目的で異種ポリマーをブレンドすることも好ましい。また酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、遮光剤、耐電防止剤などの有機添加剤が通常され添加される程度添加されてもよい。 また、原反フィルムにはプラズマ処理、コロナ放電処理、さらにはアニール処理等の接着性、低熱収処理が施されることも好ましい。
【0037】
本発明は、フィルム巻き取り工程で巻き込み空気の流露が長いため、しわが発生しやすくなるポリイミドフィルムの幅が500mm以上のものに対しても好ましく、また、フィルム層間に空気が比較的多くなるため、しわが発生しやすくなる、巻取コアに30回以上巻き取られたものに対しても好ましい。
【0038】
本発明に使用される巻取コアは、60%RHにおけるコアーの吸水率が9%以下であるのが好ましく、5%以下であるのがより好ましい。60%RHにおけるコアーの吸水率が9%より高いとコアーからポリイミドフィルムが吸水して、フィルムが吸湿膨張し、コアーが種収縮するため、フィルムに応力を与えて、フィルムが座屈してしわとなる傾向がある。またコアーの湿度外形変化率は、0.3%以下であることが好ましい。0.3%より大きいとポリイミドフィルムの吸湿膨張より大きくなり、ポリイミドフィルムの吸湿膨張より大きくなり、フィルムに応力が与えられて、フィルムが座屈してしわとなる傾向がある。
【0039】
巻取コアーの吸水率と湿度外形変化率は、紙コアーについては、樹脂の含浸率を変えることにより容易に調整できる。樹脂の含浸率は80%以上が好ましい。繊維強化プラスチックについては、巻取コアの製造工程での成型温度、成型時間、アニール処理温度、アニール処理時間などを適宜調整することによって吸水率と湿度外形変化率を低下できる。
【0040】
本発明に使用される巻取コアは、その表面粗さ(Ra)が0.5μm以下であることが好ましい、かかる範囲を超えるものでは巻取コアの表面の凹凸が巻き取りフィルムの表面に転写されるので、フィルムの平坦性を要求される高精度FPC用ベースフィルムとしては、歩留まりを悪化させてしまうことがある。巻取コアの表面粗さ(Ra)をかかる範囲とするためには、コア表面にエポキシ樹脂などの固い樹脂を用い、表面を精度良く研削後にバフ研磨工程を経ることにより精度良く仕上げることができる。
【0041】
また、巻取コアの軸方向弾性率(Ya)が1000Kg/mm2以上であるのが好ましく、1500Kg/mm2以上であるのがより好ましい。かかる範囲に満たない巻取コアを使用するとフィルムを巻き取り時にかかる張力と接圧により巻き取りコアが変形してしまうことがある。
【0042】
また、巻取コアの円周方向弾性率(Yr)が1000Kg/mm2以上であるのが好ましく、1500Kg/mm2以上であるのがより好ましい。かかる範囲に満たない巻取コアを使用すると前記同様に巻取コアが変形してしまうことがある。巻取コアの強度をかかる範囲とするための方法は、特に限定されないが、例えば繊維強化プラスチックコアの場合には、基材中の繊維量を適宜選ぶことにより調整することによっても所望の強度が得られる。本発明における巻取コアの基材としては特に限定されものではないが、繊維強化プラスチック、アルミ、樹脂含浸紙管等を用いることが好ましい。
【0043】
本発明のポリイミドフィルムロールには、24時間あたりの透湿度が4.0g/m2以下のシートを該ポリイミドフィルムロールの外層に巻き付けることが好ましく、24時間あたりの透湿度が0.5g/m2以下のシートを該ポリイミドフィルムロールの外層に巻き付けることがより好ましい。透湿度が4.0g/m2を超えるシートを該ポリイミドフィルムロールの外層に巻き付けると、巻取コアとフィルムは急速に吸湿して、表層、巻取コアのみが膨張をして、内層部のみが膨張できなく、ポリイミドフィルムロールの内部に座屈皺を生じる傾向がある。
【0044】
透湿度の低いシートしては、アルミ等の金属やシリカ、アルミナの蒸着を施したり、塩化ビニリデンコーティングした多層のポリエステル、ポリエチレンなどのプラスチックシートが好ましく使用される。
【0045】
フィルムの厚み斑は、5%以下であることが好ましく、さらに好ましくは、2%以下である。フィルムの厚み斑が大きいと、ロール状に巻いた時に、厚み斑に応じたしわが発生する傾向がある。
【0046】
本発明におけるフィルムの静摩擦係数は、1.0以下であるのが好ましく、0.8以下であるのがより好ましい。静摩擦係数が1.0以下のフィルムでは、フィルム巻き取りの際に空気抜けが良好となり、フィルム層間に空気が比較的少なくなるので、しわは発生しにくい。フイルムの静摩擦係数を低下するためには、滑剤として不活性粒子を添加するのが好ましく行われ、不活性粒子には、リン酸水素カルシウム、シリカ、炭酸カルシウム、二酸化チタン、アルミナ、ケイ酸アルミニウム、架橋ポリスチレン、シリコーンなどが用いられるのが好ましい。本発明において使用される不活性粒子の平均一次径は0.005〜5μmの範囲が好ましく、0.01〜2μmの範囲がより好ましい。平均一次径が、0.005μmより小さいと静摩擦係数は1.0を超えてしまう傾向がある。5μmを超えるとフィルム表面に粗大な突起ができて、しわの発生は抑制されるものの、粗大突起により接着剤層にハジキが生じる傾向がある。本発明において使用される不活性粒子の含有率は0.05〜10重量%の範囲が好ましく、0.1〜5重量%の範囲がより好ましい。添加量が、0.05重量未満では静摩擦係数が1.0を超えてしまう傾向がある。10重量%を超えるとフィルム表面に粗大な突起ができて、しわの発生は抑制されるものの、粗大突起により接着剤層にハジキが生じる傾向がある。前記不活性粒子をポリマーに含有せしめる時期としては、流延工程前の段階であればいずれでもよく、例えば樹脂ポリマの重合前、重合中、重合後のいずれでもよい。また流延直前でもよい。
【0047】
次にポリイミドフィルムをポリイミドフイルムロールに巻き取る方法について説明する。本発明においてはポリイミドフィルムをロール状に巻取る方法として、センターワインド方式またはサーフェースワインド方式等が好ましく採用される。
【0048】
本発明において、フィルム層間の空気層が多い場合、ポリイミドフィルムの固有の性質である収縮が発生すると、巻きじまり現象のためフィルム層間に介在する空気がフィルム両端部から排出され、フィルムロールの内層部分が外層部分の圧縮力によって変形し、しわが発生する。
【0049】
しわを生じさせないためにはフィルム層間のわずかな空気量を正確に把握して制御するのが好ましいが、フィルム層間の空気層を正確に測定する手段がない。
【0050】
そこで巻き上げたフィルムロールの硬度と空気層の関係を利用するのが好ましく行われる。フィルムの厚さを一定とすると、空気層が厚い場合には硬度は低くなり、空気層が薄ければ硬度は高くなる傾向にある。
【0051】
本発明においては、しわ発生を防止する観点から、ポリイミドフイルムロールの硬度を87以上とするのが好ましい。
【0052】
本発明においては、巻取時の接圧が制御できるサーフェースワインド方式が好ましく採用され、接圧とフィルムの巻取張力を適宜変更させて、硬度に差異のあるポリイミドフィルムロールを得ることができる。巻取条件も特に限定されないが、下記のような条件が一般的に好ましい。
【0053】
すなわち、巻取張力4〜12Kg/m、巻取接圧20〜80Kg/m、巻取速度50〜200m/分とするとフイルムロールの外観、特に縦しわや横しわなどを防止する点で好ましい。
【0054】
【実施例】
以下、本発明を実施例を用いて説明し、結果を表1に示す。
【0055】
本発明における各特性値の測定方法および効果の評価方法は次の通りである。
(1)巻取コアの吸水率
巻取コアを真空乾燥機で60時間絶乾後の重量W0、25℃、60%RHの条件に巻取コアを60時間放置後の重量W1を算出して、吸水率を下式より求めた。
吸水率=100X(W1−W0)/W0
(2)巻取コアの外径変化率
巻取コアを真空乾燥機で60時間絶乾後の外径をD0、40℃、90%RHの条件に10日間放置後の外径をD1として、ノギスを用いて巻取コア中央部と巻取コアの両端部を測定した。外径変化率を下式より求めた。
外径変化率=100X(W1−W0)/W0
(3)シートの透湿度
JISZ0208(40℃,90%RH)の条件で測定した。
(4)硬度
硬度の測定は、汎用的な剛球をポリイミドフィルムロールに押しつける方式の高分子計器株式会社製造のハードネステスタータイプCを用い硬度を測定した。
【0056】
また測定に際してフィルムロールの幅方向に沿って5点測定してその平均値を採用した。
(5)しわの評価
ポリイミドフィルムロールを、温度25℃、湿度65%の条件下へ搬入し、10日間放置した後、フィルムロールからフィルムを巻き出し、しわの確認を目視で行った。
◎:フリーテンションでしわがないもの。
○:フリーテンションでしわがあり、3kg/mのテンションで消えるもの
×:フリーテンションでしわがあり、 3kg/mのテンションでも消えないもの
[実施例1]
乾燥したN,N−ジメチルアセトアミド190.6kg中に4,4’−ジアミノジフェニールエーテル20.0024kg(0.1kmol)を溶解し、20℃で攪拌しながら、精製した粉末状のピロメリット酸二無水物21.812kg(0.1kmol)を少量ずつ添加し、1時間攪拌し続けて、透明なポリアミド酸溶液を得た。この溶液は、20℃で350Pa・sの粘度であった。一方、メジアン平均径0.97μmのリン酸水素カルシュームをポリマー固形分に対して、無機粉体が0.2重量%になるように先に調整したポリアミド酸溶液に凝集しないように添加した。このポリアミド酸溶液に、無水酢酸をポリアミド酸単位に対して2.5mol、ピリジンをポリアミド酸単位に対して2.0molを冷却しながら混合し、ポリアミド酸有機溶媒溶液を得た。このポリアミド酸の有機溶媒溶液を−10℃に冷却して、定量供給して、口金のスリット幅は、1.3mm、長さ1800mmのTダイから押し出して、90℃の金属エンドレスベルト上に流延し、自己支持性のあるゲルフィルムを得た。ゲルフィルムを金属エンドレスベルトから剥離して、65℃の温度で、走行方向に延伸しついでテンタに導入した。テンターで幅方向に延伸して、260℃の温度で40秒間乾燥し、ついで430℃で1分熱処理し、冷却ゾーンでリラックスさせながら30秒間冷却し、フィルムをエッジカットし、幅2000mm、厚さ25μmのポリイミドフィルム原反を得た。この原反を得る際、オンラインで幅方向にフィルム厚みを測定して、そのデータを前記スリットダイへフィードバックさせスリットダイの間隙を調整する方法を用い、フィルムの厚み斑が2.5%になるように調整した。
【0057】
静摩擦係数は0.5であった。この原反を繊維強化プラスチック製巻取(FWP)コアに、サーフェースセンターワインド方式のスリッターにより幅1028mm、長さ3,000mのフィルムロールに巻き取り張力10kg/m、巻き取り接圧25kg/m、巻き取り速度100m/分で巻き上げた。アルミ蒸着PETでポリイミドフィルムロール全体を梱包した。得られたポリイミドフィルムロールはしわの発生がないものであった。
【0058】
[実施例2]
乾燥したN,N−ジメチルアセトアミド190.6kg中に4,4’−ジアミノジフェニールエーテル14.002kg(0.07kmol)とパラフェニレンジアミン3.236kg(0.03kmol)を溶解し、20℃で攪拌しながら、精製した粉末状のピロメリット酸二無水物21.812kg(0.1kmol)を少量ずつ添加し、1時間攪拌し続けて、透明なポリアミド酸溶液を得た。この溶液は、20℃で350Pa・sの粘度であった。、メジアン平均径0.81μmのリン酸水素カルシュームをポリマー固形分に対して、無機粉体が0.15重量%になるように先に調整したポリアミド酸溶液に凝集しないように添加した。このポリアミド酸溶液に、無水酢酸をポリアミド酸単位に対して2.5mol、ピリジンをポリアミド酸単位に対して2.0molを冷却しながら混合し、ポリアミド酸有機溶媒溶液を得た。このポリアミド酸の有機溶媒溶液を−10℃に冷却して、定量供給して、口金のスリット幅は、1.3mm、長さ1800mmのTダイから押し出して、90℃の金属エンドレスベルト上に流延し、自己支持性のあるゲルフィルムを得た。ゲルフィルムを金属エンドレスベルトから剥離して、65℃の温度で、走行方向に延伸しついでテンタに導入した。テンターで幅方向に延伸して、260℃の温度で40秒間乾燥し、ついで430℃で1分熱処理し、冷却ゾーンでリラックスさせながら30秒間冷却し、フィルムをエッジカットし、幅2000mm、厚さ12.5μmのポリイミドフィルムを得た。この原反を得る際、オンラインで幅方向にフィルム厚みを測定して、そのデータを前記スリットダイへフィードバックさせスリットダイの間隙を調整する方法を用い、フィルムの厚み斑が4.5%になるように調整した。
このフィルムの静摩擦係数は0.62であった。この原反を両端部の径を中央部の径より0.1mm小さくした繊維強化プラスチック(FWP)製巻取コアに、サーフェースセンターワインド方式のスリッターにより幅1028mm、長さ3,000mのフィルムロールに巻き取り張力10kg/m、巻き取り接圧25kg/m、巻き取り速度100m/分で巻き上げた。シリカ蒸着PETでポリイミドフィルムロール全体を梱包した。得られたポリイミドフィルムロールはしわの発生がないものであった。
【0059】
[実施例3]
乾燥したN,N−ジメチルアセトアミド190.6kg中に4,4’−ジアミノジフェニールエーテル20.0024kg(0.1kmol)を溶解し、20℃で攪拌しながら、精製した粉末状のピロメリット酸二無水物21.812kg(0.1kmol)を少量ずつ添加し、1時間攪拌し続けて、透明なポリアミド酸溶液を得た。この溶液は、20℃で350Pa・sの粘度であった。一方、メジアン平均径0.97μmのリン酸水素カルシュームをポリマー固形分に対して、無機粉体が0.2重量%になるように先に調整したポリアミド酸溶液に凝集しないように添加した。このポリアミド酸溶液に、無水酢酸をポリアミド酸単位に対して2.5mol、ピリジンをポリアミド酸単位に対して2.0molを冷却しながら混合し、ポリアミド酸有機溶媒溶液を得た。このポリアミド酸の有機溶媒溶液を−10℃に冷却して、定量供給して、口金のスリット幅は、1.3mm、長さ1800mmのTダイから押し出して、90℃の金属エンドレスベルト上に流延し、自己支持性のあるゲルフィルムを得た。ゲルフィルムを金属エンドレスベルトから剥離して、65℃の温度で、走行方向に延伸しついでテンタに導入した。テンターで幅方向に延伸して、260℃の温度で40秒間乾燥し、ついで430℃で1分熱処理し、冷却ゾーンでリラックスさせながら30秒間冷却し、フィルムをエッジカットし、幅2000mm、厚さ10μmのポリイミドフィルム原反を得た。この原反を得る際、オンラインで幅方向にフィルム厚みを測定して、そのデータを前記スリットダイへフィードバックさせスリットダイの間隙を調整する方法を用い、フィルムの厚み斑が3.5%になるように調整した。
このフィルムの静摩擦係数は0.78であった。この原反を60%樹脂含浸紙管コアに、サーフェースセンターワインド方式のスリッターにより幅1028mm、長さ3,000mのフィルムロールに巻き取り張力10kg/m、巻き取り接圧25kg/m、巻き取り速度100m/分で巻き上げた。塩化ビニリデンコーティングプロピレンでポリイミドフィルムロールを梱包した。得られたポリイミドフィルムロールはしわの発生がないものであった。
【0060】
[比較例1]
実施例1において、繊維強化プラスチック(FWP)コアーの代わりに、樹脂含浸していない紙管を使用した。
【0061】
巻取コアの湿度外形変化が0.5%であったため、シワの発生が見られた。
【0062】
[比較例2]
実施例1において、繊維強化プラスチック(FWP)コアの代わりに、樹脂含浸していない紙管を使用し、アルミ蒸着PETでポリイミドフィルムロール全体を梱包しなかった。
【0063】
[比較例3]
実施例3において、60%樹脂含浸紙管コア代わりに、樹脂含浸していない紙管を使用し、巻き取り接圧25kg/mを0kg/mの条件で巻いた。
【0064】
【表1】
Figure 2004203545
【0065】
【発明の効果】
湿度変化によって発生するしわによるポリイミドフィルムの平面性の悪化を防止する。

Claims (8)

  1. 巻取コアにポリイミドフィルムが巻かれてなるポリイミドフィルムロールであって、60%RHにおける巻取コアの吸水率が9%以下で巻取コアの湿度外形変化が0.3%以下であることを特徴とするポリイミドフィルムロール。
  2. 前記ポリイミドフィルムの幅が500mm以上であることを特徴とする請求項1に記載のポリイミドフィルムロール。
  3. 24時間あたりの透湿度が4.0g/m2以下のシートがロールの外層に巻き付けられてなることを特徴とする請求項1または2に記載のポリイミドフィルムロール。
  4. ロールの硬度が87以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリイミドフィルムロール。
  5. 前記巻取コアが繊維強化プラスチックを基材とするものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリイミドフイルムロール。
  6. 前記巻取コアが樹脂含浸紙を基材とするものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリイミドフイルムロール。
  7. 60%RHにおける吸水率が9%以下で湿度外形変化が0.3%以下である巻取コアにポリイミドフィルムを巻くことを特徴とするポリイミドフィルムロールの製造方法。
  8. ポリイミドフィルムロールの硬度を87以上とすることを特徴とする請求項7に記載のポリイミドフィルムロールの製造方法。
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