JP2004203047A - 横方向ゲート式射出成形装置 - Google Patents

横方向ゲート式射出成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 金型ブロック、ノズル、ゲーティングシステム及びスラグヒーターを含む射出成形装置を提供する。
【解決手段】 金型ブロック16が金型キャビティ入口を有する金型キャビティ32を画成する。ゲーティングシステム18はバルブピン44及びアクチュエータ46を含む。バルブピンは、溶融体が金型キャビティに流入できる開放位置とバルブピンが溶融体流れ通路を塞ぎ、溶融体が金型キャビティに流入しないようにする閉鎖位置との間で移動自在である。アクチュエータは、バルブピンを開放位置と閉鎖位置との間で移動する。バルブピンが閉鎖位置にあるときに溶融体を選択的に凝固してスラグをバルブピンの直ぐ上流に形成するため、金型ブロック及びバルブピンのうちの少なくとも一方に冷却システムが設けられている。バルブピンがスラグから離されたとき、溶融体がスラグを通って漏れることを実質的に阻止するため、スラグが溶融体流れ通路を塞ぐ。
【選択図】 図2a

Description

本発明は射出成形装置に関し、更に詳細には、複合して設けられた熱ゲーティングシステムとバルブゲーティングシステムとを有する射出成形装置に関する。
多くの射出成形作業において、金型キャビティ内に流入する溶融体を制御するため、金型キャビティ内へのゲートを開閉するのに移動自在のバルブピンを使用する必要がある。しかしながら、幾つかの場合では、型成形される材料が腐食性であったり研磨性であったりし、バルブピンの側方を材料が流れるときにバルブピンを劣化させてしまう。バルブピンが劣化すると、効果的なシールが形成できなくなるまで、ゲートをシールするその性能が徐々に次第に低下する。次いで、射出成形装置を停止し、バルブピンを修理し又は交換しなければならない。これは費用がかかり且つ時間がかかる手順である。このような作業に関して、バルブピンの使用寿命は望ましからぬ程に短い。
以上に説明した状況の一例は、金属の射出成形、特にマグネシウムの射出成形の際に起こる。マグネシウムは流動性が比較的高く、またその腐食性のため、ゲートのところで漏れたり垂れたりすることが比較的早期に起こる。これはバルブピンを磨耗してしまうためである。
かくして、信頼性が高く、バルブピンの作動寿命が長い射出成形装置用の新たなゲーティングシステムが必要とされている。
第1の特徴では、本発明は、金型ブロック、ノズル、ゲーティングシステム及びスラグヒーターを含む射出成形装置に関する。金型ブロックは金型キャビティ入口を有する金型キャビティを画成する。ノズルはノズル入口を有する。このノズル入口は、溶融体源の下流に流動学的に連結することができる。ノズル入口は、金型キャビティ入口の上流にある。溶融体流れ通路がノズル入口から金型キャビティ入口まで延びている。ゲーティングシステムはバルブピン及びアクチュエータを含む。バルブピンは、溶融体を金型キャビティ内へ流すことができる開放位置と、バルブピンが溶融体の流れ通路を塞ぎ溶融体が金型キャビティに流入しないようにする閉鎖位置との間で移動自在である。アクチュエータは、バルブピンを開放位置と閉鎖位置との間で移動させるためバルブピンに作動的に連結されている。金型ブロック及びバルブピンのうちの少なくとも一方が、バルブピンが閉鎖位置にあるときに溶融体を選択的に凝固させ、バルブピンの直ぐ上流にスラグを形成するための冷却システムを含む。使用時にスラグが溶融体流れ通路を塞ぎ、バルブピンがスラグから離れて位置決めされたときにスラグを通る溶融体の漏れを実質的になくす。
第2の特徴では、本発明は、ゲート通路を有する金型キャビティを画成する金型ブロック、マニホールド、及び溶融体を溶融体源からゲート通路に移送するためのノズル溶融体チャンネルを画成する少なくとも一つのノズルを含む射出成形装置における溶融体の流れを制御するための方法において、
バルブピンをゲート通路に設ける工程であって、バルブピンは、溶融体がゲート通路を通って流れることができるようにするためにバルブピンがゲート通路から少なくとも部分的に取り外された開放位置と、バルブピンがゲート通路と協働し、溶融体がそれらの間を流れないようにする閉鎖位置との間で移動自在であり、バルブピンは開放位置及び閉鎖位置の両方でノズル溶融体チャンネルの外側に位置付けられ、開放位置及び閉鎖位置の両方で金型キャビティから離して位置決めされる工程と、
バルブピンを開放位置と閉鎖位置との間で移動させ、金型キャビティ内への溶融体の流れを制御する工程とを含む、方法に関する。
本発明の第3の特徴では、本発明は、金型ブロック、少なくとも一つのノズル及び少なくとも一つのゲーティングシステムを含む射出成形装置に関する。金型ブロックはゲート通路を有する金型キャビティを画成する。少なくとも一つのノズルは、ノズル溶融体チャンネルを画成する。ノズルは、ノズル溶融体チャンネルが溶融体源の下流にあり且つゲート通路の上流にあるように位置付けられる。少なくとも一つのゲーティングシステムは、バルブピン及びアクチュエータを含む。バルブピンは、溶融体が金型キャビティに流入することができるようにバルブピンがゲート通路から少なくとも部分的に取り出された開放位置と、バルブピンがゲート通路と協働し、溶融体が金型キャビティに流入しないようにする閉鎖位置との間で移動自在である。アクチュエータは、バルブピンを開放位置と閉鎖位置との間で移動させるため、バルブピンに作動的に連結されている。バルブピンは、開放位置及び閉鎖位置の両方でノズル溶融体チャンネルの外側に位置付けられている。バルブピンは金型ブロックに位置付けられている。バルブピンは、全体としてノズル溶融体チャンネルと向き合っており且つこれと同軸に移動することができる。
本発明の第4の特徴では、本発明は、金型ブロック、ノズル及びゲーティングシステムを含む射出成形装置に関する。金型ブロックは複数の金型キャビティ及び複数のゲート通路を画成し、複数のゲート通路は共通入口部分と流体連通している。ノズルはノズル溶融体チャンネルを画成する。ノズルは、ノズル溶融体チャンネルが溶融体源の下流にあり且つ共通入口部分の上流にあるように位置付けられる。ゲーティングシステムはバルブピン及びアクチュエータを含む。バルブピンは、溶融体を複数の金型キャビティに流入させることができるようにバルブピンを共通入口部分から少なくとも部分的に取り外した開放位置と、バルブピンが共通入口部分と協働し、溶融体が複数の金型キャビティに流入しないようにする閉鎖位置との間で移動することができる。バルブピンは、開放位置及び閉鎖位置の両方でノズル溶融体チャンネルの外側に位置決めされる。アクチュエータは、バルブピンを開放位置と閉鎖位置との間で移動させるため、バルブピンに作動的に連結されている。
本発明を良好に理解するため、また本発明をどのように実施するのかを更に明らかに示すため、添付図面を例として説明する。
図1を参照すると、この図には本発明の第1の実施の形態による射出成形装置10が示してある。射出成形装置10は、マニホールド12、複数のノズル14、金型ブロック16及び複数のゲーティングシステム18を含む。
マニホールド12は、溶融体22を溶融体源(図示せず)から主ランナ入口24を通して受け取り、溶融体22をノズル14に移送する複数のランナ20を画成する。射出成形装置10のノズル14は、別の態様では、図1に示すよりも多くてもよいし少数であってもよい。
溶融体22は、任意の流動性射出成形材料であってよい。例えば、溶融体22は、例えばマグネシウム又はマグネシウム合金等の金属であってよい。マグネシウムは、その腐食性のため、ランナ又は他の溶融体チャンネル内に位置決めされた構成要素を、これらの構成要素を通って流れるときに損傷させることが知られている。
各ノズル14は、ノズル溶融体チャンネル26を画成する。この溶融体チャンネル26は、マニホールド12のランナ20と連通したノズル入口26aを有する。ノズル14は、溶融体22をマニホールド12から金型ブロック16に移送する。各ノズル14には、ノズル溶融体チャンネル26内の溶融体22を加熱するためのヒーター27が設けられていてもよい。変形例では、参照番号12aを付したマニホールドヒーターから熱をノズル14に伝導するといった他の手段によってノズル14を加熱することができる。
図2aを参照する。金型ブロック16は第1金型プレート28及び第2金型プレート30でできていてもよく、これらのプレートが一緒になって複数のキャビティ32を画成する。これらのキャビティ32の各々には入口32aが設けられている。各金型キャビティ32には、入口32aに通じる随意のゲート通路33が設けられている。各ゲート通路33は、少なくとも一部が、第1及び第2の金型プレート28と30との間の分割線(即ち噛み合い面)に沿って位置決めされている。図2aに示すように、二つ又はそれ以上のゲート通路33が、溶融体をノズル14の一つから受け取る共通入口部分34を共有する。変形例では、各ノズル14は、二つ又はそれ以上のゲート通路33に供給するのでなく、単一のゲート通路33(図9参照)に供給するようにしてもよい。
共通入口部分34の各々は、第1金型プレート28に連結されたゲート挿入体36に画成されていてもよい。この挿入体36は、ノズル14にも連結されているのがよい。ゲート挿入体36は、更に、共通入口部分34の直ぐ上流のノズル溶融体チャンネル26の一部を画成する。変形例では、共通入口部分34は、ゲート挿入体に画成される代わりに、図10a及び図10bに示すように、第1金型プレート28に直接画成されていてもよい。これを以下に更に詳細に説明する。
ノズル14、ゲート挿入体36及び金型プレート28及び30が協働し、ノズル入口26a(図1参照)から金型キャビティ32への入口32aまで延びる溶融体流れ通路41を画成する。溶融体流れ通路41は、ノズル溶融体チャンネル26、共通入口部分34及びゲート通路33を含む。
第1金型プレート28は、射出成形装置10の作動中に所定位置に固定される。第2金型プレート30は、図2aに示す金型閉鎖位置と図2cに示す取り出し位置との間で移動することができる。金型閉鎖位置(図2a参照)では、第2金型プレート30は、射出成形サイクルの成形工程中、第1金型プレート28と一緒になって金型キャビティ32を画成する。取り出し位置(図2c参照)では、第2金型プレート30は、参照番号42を付した型成形部品を金型キャビティ32から取り出すとともに、参照番号42aを付した任意の余分の凝固した溶融体をゲート通路33から取り出すように、第1金型プレート28から十分に大きく離間される。第2金型プレート30は、液圧ラム(図示せず)等の任意の適当な手段によって、成形位置と取り出し位置との間で移動することができる。次いで、型成形した部品42を余分の凝固した溶融体42aから任意の適当な手段で分離する。
金型キャビティ32及びゲート通路33内の溶融体22を冷却して凝固させるため、第1及び第2の金型プレート28及び30の両方に冷却チャンネル43が設けられているのがよい。
ゲーティングシステム18は、バルブピン44、アクチュエータ46及び随意のリテーナ47を含む。ゲーティングシステム18により、ノズル溶融体チャンネル26を通る溶融体の流れにバルブピン44を露呈することなく、ゲート通路33をバルブピン44で閉鎖することができる。
バルブピン44はバルブピン本体48を含み、随意であるがバルブピンヘッド50を含む。バルブピン44は、工具鋼等の任意の適当な材料で形成されているとよい。バルブピン44は、図2aに示す開放位置と図2bに示す閉鎖位置との間でバルブピンチャンネル52内で移動自在であるとよい。開放位置(図2a参照)では、バルブピン44は、溶融体が金型キャビティ32に流入できるようにゲート通路33から少なくとも部分的に取り出されるように位置決めされる。バルブピン44は、図2aに示すように、ゲート通路33の壁と面一に位置決めされていてもよい。変形例では、バルブピン44は、ゲート通路33を閉鎖しないようにゲート通路33内に部分的に延びていてもよい。開放位置では、バルブピン44は溶融体流れ通路から実質的に取り出されており、これにより溶融体22と接触しないようにされている。このようにして溶融体22と接触しないようにすることによって、バルブピン44に作用する磨耗を少なくする。
閉鎖位置(図2b参照)では、バルブピン44はゲート通路33(例えば、共通入口部分34)内に位置決めされ、これによって溶融体流れ通路を塞ぎ、溶融体が金型キャビティ32に流入しないようにする。
バルブピン本体48は、溶融体22との接触による磨耗が生じないように、セラミック等の耐磨耗性コーティング56を備えた端面54を有する。
バルブピン44をアクチュエータ46に連結することができるようにする把持面を提供するため、バルブピンヘッド50を使用してもよい。バルブピンヘッド50は、例えばバルブピン本体48よりも大径のディスク形状といった任意の適当な形状を備えているとよい。
バルブピンチャンネル52は、射出成形装置10の任意の適当な構成要素に画成されているとよい。例えば、バルブピンチャンネル52は、第3金型プレート30に画成されているとよい。バルブピン44はバルブピンチャンネル52と協働し、これらの間での溶融体22の漏れをなくすか或いは少なくとも抑える。
バルブピンチャンネル52はノズル溶融体チャンネル26とは別のチャンネルである。バルブピン44をノズル溶融体チャンネル26でなくバルブピンチャンネル52内で移動させることにより、バルブピン44は実質的に溶融体22に露呈することがなく、これによりバルブピン44の寿命が延びる。
アクチュエータ46がバルブピン44に作動的に連結されている。アクチュエータ46によりバルブピン44を開放位置と閉鎖位置との間で移動する。アクチュエータ46は、任意の適当な種類のアクチュエータであってよい。例えば、アクチュエータ46は、作動流体によってチャンバ60内で移動自在のピストン58を含んでもよい。作動流体は、例えば液圧オイルであってもよい。流体圧力源(図示せず)をピストン58のいずれかの側のチャンバ60に連結する第1流体導管62及び第2流体導管64が設けられている。ピストン58と参照番号68を付したチャンバハウジングとの間の作動流体がピストン58の一方の側から他方の側に漏れないようにするため、シール66がピストン58の外縁部に設けられているとよい。
バルブピン44及びアクチュエータ46は、例えば随意のリテーナ47によって互いに取り外し自在に連結されていてもよい。バルブピン44とアクチュエータ46とを取り外し自在に連結することにより、いずれか一方を、他方の交換を必要とせずに交換することができる。
リテーナ47は、バルブピン44をアクチュエータ46に任意の適当な方法で連結することができる。例えば、リテーナ47はねじ山を備えた第1表面70を備えていてもよく、この表面はピストン58に設けられた対応するねじ山を備えた第2表面72と螺合する。ピストン58は、内部肩部76を備えた開口部74を含んでもよい。バルブピン本体48は開口部74を通過し、バルブピンヘッド50にピン止めすることによって所定位置に保持することができ、リテーナ47によって内部肩部76に対して保持される。
射出成形サイクルを以下に説明する。バルブピン44は、金型キャビティ32が一杯になるまで、図2aに示す開放位置に保持される。金型キャビティ32が溶融体22で十分に充填されたとき、バルブピン44が図2bに示す閉鎖位置に移動する。溶融体22を金型キャビティ32内で冷却し凝固するため、冷却チャンネル43内でクーラントの流れを開始する。冷却チャンネル43でのクーラントの流れを開始する前又は後にバルブピン44の移動を行うことができるということに着目されたい。
閉鎖位置では、バルブピン44は共通入口部分34内に位置決めされ、これと協働して金型キャビティ32に溶融体が流入しないようにする。クーラントの流れにより、金型キャビティ32内の溶融体22を冷却して凝固する。バルブピン44の直ぐ上流に位置決めされた参照番号78を付した溶融体22のスラグもまた、クーラントの流れによって冷却されて凝固される。スラグ78は、凝固により共通入口部分34にしっかりと付着する。
ひとたびスラグ78が凝固し金型キャビティ32内の溶融体22が凝固して型成形部品42を形成した後、図2cに示すように第2金型プレート30を第1金型プレート28から移動させて取り出し位置まで離す。第2金型プレート30が取り出し位置まで移動した後、型成形部品42を金型キャビティ32から取り出すことができ、凝固した溶融体42aをゲート通路33から取り出すことができる。型成形部品42及び凝固した余分の溶融体42aを金型キャビティ32から例えば収集ベッセル(図示せず)又はコンベア(図示せず)に落下させることにより、これらを任意の適当な手段によって互いに分離させることができる。
図2cに示す取り出し位置では、バルブピン44はゲート通路33から離間しているが、凝固したスラグ78が共通入口部分34内の所定位置に固定されたままであり、溶融体22がこれを通って漏れて共通入口部分34から垂れ落ちることがない。
型成形部品42を金型キャビティ32から取り出した後、第2金型プレート30を図2cに示す取り出し位置から図2dに示す金型閉鎖位置に戻す。金型閉鎖位置では、バルブピン44は閉鎖位置にある。
冷却チャンネル43内のクーラントの流れを停止し、ヒーター27によってスラグ78を加熱する。このようにして、ノズルヒーター27は、スラグ78に熱的に関連付けられたスラグヒーターでもある。換言すると、ノズルヒーター27は、スラグ78を溶融するのに十分な熱をスラグ78に提供するように形成されている。スラグ78を加熱して液化する。バルブピン44が閉鎖位置にある状態で、スラグ78を任意の所望程度まで液化させ、この際、バルブピン44により溶融体22が金型キャビティ32に進入しないようにする。好ましくは、以下に説明する幾つかの理由により、バルブピン44を図2aに示す開放位置まで引っ込める前にスラグ78を実質的に完全に液化する。
スラグ78の固体部分が金型キャビティ32に進入すると、これにより、溶融体22が金型キャビティ32の特定の部分に届かないようになってしまう。更に、スラグ78の固体部分は視認可能な溶接線又は他の欠陥を型成形部品42の一方に生じさせる。更に、スラグ78の固体部分は、固体スラグ部分とその直ぐ周囲の凝固した溶融体との間の強度が低いため、型成形部品42を弱くしてしまう。スラグ78全体を液化することにより、こうした危険が無くなる。
バルブピン44を開放位置に引っ込めたとき、溶融体22が別の射出成形サイクルで金型キャビティ32に流入する。
ゲーティングシステム18(図2a参照)の変形例として、本発明で使用することができるゲーティングシステム80を示す図3を参照する。ゲーティングシステム80は、バルブピン82、アクチュエータ84及び随意のリテーナ86を含む。バルブピン82はバルブピン44(図2a参照)と同様であってもよく、バルブピン本体88を含み、随意のバルブピンヘッド90を含む。これらは、バルブピン本体48及びバルブピンヘッド50(図2a参照)と同様であってもよい。バルブピン82とバルブピン44(図2a参照)との間の相違点は、バルブピン82には加熱要素92が埋設してあるということである。加熱要素92は、例えば電源(図示せず)に接続された抵抗線94を含む。
図4a及び図4bを参照する。加熱要素92は、バルブピン82に任意の適当な方法で組み込むことができる。例えば、加熱要素92が抵抗線94を含む場合、加熱要素92をバルブピン82に入れるのに以下の手順を使用することができる。バルブピン82は中空であり穴97を持つ内部容積96(図4a参照)を備えているとよい。穴97を通して抵抗線94を内部容積96に挿入する。抵抗線94からバルブピン82の外部への熱伝達を良好にするため、内部容積96は、適当な熱伝導性金属等の導体98で充填してあってもよい(図4b参照)。導体98は、内部容積96に導入されるときに溶融状態であるのがよく、その後、抵抗線94の周囲で冷却し凝固する。かくして形成されたバルブピン82はバルブピンヒーターを含む。バルブピン82の代わりに他の被加熱バルブピンを使用してもよいということは理解されよう。例えば、米国特許第5,106,291号(ゲラート)には、バルブピン82の代わりに使用することができる被加熱バルブピンが開示されている。バルブピンヒーターは、単独で又はノズルヒーター27と組み合わせられて(図2a乃至図2d参照)スラグヒーターとしても作用することができる。バルブピンヒーターは、金型ブロック20が金型閉鎖位置にある場合や、バルブピン82が閉鎖位置にあり、かくして図2dに示すようにスラグと直接接触している場合、スラグ78に熱的に関連付けられる。
図3を参照すると、アクチュエータ84はバルブピン82に作動的に連結されている。アクチュエータ84は、ハウジング104が画成するチャンバ102内の作動流体によって移動することができる液圧作動式ピストン100等の任意の適当な種類のアクチュエータであってよい。作動流体は、例えば、空気であってよい。第1流体導管106及び第2流体導管108が設けられており、流体圧力源(図示せず)をピストン100のいずれかの側のチャンバ102に連結する。
ピストン100は、このピストン100が開口部74及び肩部76(図2a参照)でなくバルブピン82を保持するためのスロット110及び肩部112を含むことを除くと、ピストン58(図2a参照)と同様である。
バルブピン82及びアクチュエータ84は、例えば、リテーナ47(図2a参照)と同様の随意のリテーナ86によって互いに取り外し自在に連結されていてもよい。バルブピン82とアクチュエータ84との間に取り外し自在の連結を提供することによって、いずれか一方の交換を、他方の交換を必要とせずに行うことができる。
抵抗線94は、バルブピン82からスロット110を通って延びていてもよい。スロット110は、チャンバ102内の作動流体からシールされたチャンバ114内に露呈されている。かくして、抵抗線94は、作動流体からシールされる。チャンバ114は、金型プレート118に画成された導管116と連通している。金型プレート118を金型プレート30(図2a参照)と交換し、金型プレート28と一緒にし、金型キャビティ32を形成する。抵抗線94は、導管116を通して電源(図示せず)に接続することができる。
抵抗線94をバルブピン82からゲーティングシステム80の外の電源まで通すということは多くの方法で行うことができ、以上に説明した構造は単なる例示であるということは理解されよう。
図3に示す位置では、第2金型プレート30は金型閉鎖位置にあり、即ち第1金型プレート28に当接している。バルブピン82は閉鎖位置にあり、図2dに示す実施の形態のバルブピン44の位置と同様に、スラグ78を溶融させて溶融体を金型キャビティ32に流入させる必要がある。しかしながら、図3に示す位置では、バルブピン82内の加熱要素92を作動させ、スラグ78を、加熱されていないバルブピンで行われる(図2d参照)よりも急速に液化させる。
ゲーティングシステム18及び80(図2a及び図3参照)の変形例として、本発明で使用することができるゲーティングシステム126を示す図5を参照する。ゲーティングシステム126は、バルブピン128、アクチュエータ130及び随意のリテーナ132を含む。スラグ78を凝固させるのに必要な時間及びスラグ78を溶融するのに必要な時間を短くするため、バルブピン128を冷却したり加熱したりすることができる。
図6を参照すると、バルブピン128は、米国特許第5,071,340号(ラビアンカ)に示されているのと同様の構造を備えているとよい。バルブピン128はバルブピン本体134を含み、随意であるがバルブピンヘッド136を含んでもよい。
バルブピン128は盲キャビティ142を含む。このキャビティ142は、好ましくは、バルブピン本体134の端部までほぼ全体に亘って延びている。キャビティ142を第1内部通路146、及び第2外部通路148に分けるため、導管144がキャビティ142内に位置決めされている。導管144は、内部通路146と外部通路148とを連結する開放端をキャビティ142の盲端近くに有する。
導管144は、バルブピン128を符号150のところで出る。出口点150は、例えば、バルブピンヘッド136の上面等のバルブピン128の任意の適当な場所に位置付けることができる。
バルブピン128の外側から外部通路148内への開口部に参照符号152が付してある。開口部152は、例えばバルブピン本体134とバルブピンヘッド136との間の接合部近くといったバルブピン128の任意の適当な場所に位置付けることができる。開口部152は、導管153に連結することができる。
図5を参照すると、アクチュエータ130はアクチュエータ46と同様であってもよく、チャンバ155内で移動自在のピストン154を含んでいてもよい。流体圧力源(図示せず)をピストン154のいずれかの側のチャンバ155に連結する第1流体導管156a及び第2流体導管156bが設けられているのがよい。
ピストン154は、バルブピン128を受け入れるため、スロット157a及び肩部157bを含んでいてもよく、リテーナ132と協働し、バルブピン128を所定の場所に保持する。スロット157aは、チャンバ155からシールされたチャンバ158に露呈されている。
導管153は、バルブピン128からスロット157aを通って金型プレート160の導管159内に延びる。金型プレート30(図2a参照)に代えて金型プレート160を使用し、これを金型プレート28と一緒にし、金型キャビティ32を形成する。
リテーナ132は、スロット156aと整合したスロット161を含み、金型プレート160の導管159と連通する。導管144は、バルブピン128からスロット161を通って導管159内に延びる。導管144及び153は、導管159を通して流体源(図示せず)に連結することができる。
バルブピン128が閉鎖位置にあり、バルブピン128の上流の溶融体22を冷却してスラグ78を形成するのが望ましい場合、冷却チャンネル43を通してクーラントを循環させるのに加えて、導管144及び153を通してクーラント流体をバルブピン128を通して循環するのがよい。クーラント流体は、バルブピン128の上流の溶融体22の冷却に寄与し、スラグ78の形成に必要な時間を減少する。このように、バルブピン128の構成及び導管144及び153により、バルブピン128用の冷却システムを形成する。
随意であるが、バルブピン128を通して加熱流体を循環させることもできる。例えば、型成形部品42を取り出した後に金型キャビティ24を閉鎖したとき、バルブピン128はスラグ78と隣接して位置決めされ、スラグ78の加熱及び溶融を助けるため、加熱流体を使用して加熱することができる。このように、バルブピン128の構成及び導管144及び153により、バルブピン128用のバルブピンヒーターを形成することができる。バルブピンヒーターは、単独で又はノズルヒーター27と関連して(図2a乃至図2d参照)スラグヒーターを形成することができる。このように、スラグ78を加熱して溶融するため、バルブピンヒーターをスラグ78に熱的に関連付ける。
本発明で使用することができる変形例の共通入口通路162を示す図7を参照する。共通入口通路162は、この共通入口通路162がバルブピンシール部分164及びスラグ形成部分166を含むことを除き、共通入口部分34(図2a参照)と同様である。バルブピンシール部分164は、溶融体がこの部分を通って金型キャビティ32に入らないようにシールするため、バルブピン44又は82のチップと協働する共通入口通路162の部分である。バルブピンシール部分164は円筒形であってもよいし、別の態様では、バルブピンの円錐形又は截頭円錐形のチップを受け入れるため、截頭円錐形であってもよい。
スラグ形成部分166は、バルブピンシール部分164の直ぐ上流に位置決めされており、図7に示すような射出成形サイクル工程中にスラグ168を形成する共通入口通路162の部分である。スラグ形成部分166は截頭円錐形である。このような形状により、参照符号170を付した下流端に、参照符号172を付した上流端よりも小断面積の領域を形成する。かくして、射出成形サイクル中に形成されたスラグ168は全体に截頭円錐形であり、スラグが溶融体の圧力で共通入口通路162から押し出される危険を小さくする。
本発明の別の実施の形態による射出成形装置174の射出成形サイクルの工程を示す図8a乃至図8dを参照する。射出成形装置174は、射出成形装置10(図1参照)と同様であるが、金型ブロック16及びゲーティングシステム18(図1参照)の代わりに金型ブロック176及び複数のゲーティングシステム178を含む。
金型ブロック176は、この金型ブロック176が第1金型プレート28、ゲーティングシステム178が位置決めされた第2金型プレート180、及び第2金型プレート180内のゲーティングシステム178を包囲する第3金型プレート182を含むことを除くと、金型ブロック16(図2a参照)と同様である。別の態様では、金型ブロック176のプレートの数を図8a乃至図8dに示すのとは変えてもよい。第1、第2及び第3の金型プレート28、180及び182は単なる例示である。以下に説明するのと同じ機能を提供するためにプレートの任意の適当な構成を使用することができる。
ゲーティングシステム178は、このゲーティングシステム178がバルブピン44、随意のリテーナ47及び三位置アクチュエータ184を含むことを除き、ゲーティングシステム18(図2a参照)と同様である。
バルブピン44は、バルブピンチャンネル186内で、図8aに示す開放位置、図8bに示す閉鎖位置、及び図8dに示すスラグ放出位置の間で移動自在であってもよい。バルブピンチャンネル186は、射出成形装置174の任意の適当な構成要素に画成することができる。例えば、バルブピンチャンネル186は、第2金型プレート180に画成されているとよい。バルブピンチャンネル186はバルブピン44と協働し、このチャンネルを通る溶融体22の漏れを阻止するか或いは少なくとも抑える。
三位置アクチュエータ184は、三つの位置の間で移動することができる任意の適当な種類の作動システムであってもよい。例えば、三位置アクチュエータ184は、第1チャンバ190内で移動自在の第1ピストン188、及び第2チャンバ194内で移動自在の第2ピストン192を含む。第1チャンバ190は、部分的には、第2金型プレート180内に位置決めされた第1チャンバハウジング196によって画成され、部分的には、第2金型プレート180内に取り付けられた第3金型プレート182によって画成される。
第1ピストン188は、第1チャンバ190の第1端197aと第2端197bとの間で、例えば空気や液圧オイル等の作動流体によって移動する。流体圧力源(図示せず)を第1ピストン188のいずれかの側で第1チャンバ190に連結する第1流体導管198及び第2流体導管200が設けられているのがよい。第1ピストン188と第1チャンバハウジング196との間で作動流体の漏れが生じないように、第1ピストン188の外縁部のところにシール202を設けるのがよい。
第1チャンバ190の第1及び第2の端部197a及び197bは、図8a及び図8bに示すように、バルブピン44の開放位置及び閉鎖位置と対応する。
第2ピストン192が第1ピストン188をバルブピン44に作動的に連結する。第2チャンバ194は、部分的には第2チャンバハウジング206によって、及び部分的には第1チャンバ190によって画成することができる。
第2ピストン192は、例えば空気や液圧オイル等の作動流体によって第2チャンバ194の第1端207aと第2端207bとの間を移動する。流体圧力源(図示せず)を第2ピストン192のいずれかの側で第2チャンバ194に連結する第3流体導管208及び第4流体導管210が設けられているのがよい。第2ピストン192と第2チャンバハウジング206との間で作動流体が漏れないようにするため、シール212が第2ピストン192の外縁部に設けられているのがよい。
第2チャンバ194の第1及び第2の端部207a及び207bは、図8a及び図8dに示すように、バルブピン44の開放位置及びスラグ放出位置と対応する。バルブピン44についての閉鎖位置(図8b参照)は、第2チャンバ194の第1及び第2の端部207aと207bとの間の位置と対応する。
第1ピストン188の作動アーム214は、第1チャンバ190から第2チャンバ194内に延びる。第1ピストン188が第2端197bまで移動したとき(図8b参照)作動アーム214が第2ピストン192と接触し、これを第2端207bに向かって移動するが、最後までは移動しない。このとき、バルブピン44を閉鎖位置に移動する。
第1ピストン188を引っ込めて第1チャンバ190(図8a参照)の第1端197aに戻したとき、バルブピン44に作用する溶融体圧力によりバルブピン44が押されて開放位置に戻り、第2ピストン192を第2チャンバ194の第1端207aまで移動することができる。別の態様では、又は追加として、第2チャンバ194内の作動流体を使用して第2ピストン192を第1端207aまで押し、次いでバルブピン44を開放位置に戻すことができる。
バルブピン44をスラグ放出位置(図8d参照)に移動するため、第2チャンバ194内の作動流体を使用し、第2ピストン102を第2端207bまで駆動する。第1ピストン188は、第2ピストン192の移動中、その引っ込め位置に止まる。
バルブピン44及び第2ピストン192は、例えば随意のリテーナ47によって互いに取り外し自在に連結することができる。
射出成形サイクルを以下に説明する。図8aに示す開放位置では、バルブピン44がゲートから離間されており、第1及び第2のピストン188及び192が第1及び第2のチャンバ190及び194の夫々の第1端197a及び207aまで引っ込められている。バルブピン44は、金型キャビティ32が一杯になるまで、開放位置に保持される。
図8bを参照すると、金型キャビティ32が溶融体22で十分に充填されたとき、第1ピストン188を第2端197bまで移動し、第2ピストン192を第1及び第2の端部207aと207bとの間の位置まで駆動し、これによりバルブピン44をその閉鎖位置に駆動する。閉鎖位置では、バルブピン44は共通入口部分34に位置決めされてこれと協働し、溶融体が金型キャビティ32に流入しないようにする。
金型キャビティ32内の溶融体22を冷却し凝固するため、クーラントの流れを連結チャンネル43で開始することができる。クーラントの流れにより、金型キャビティ32及びゲート通路33内の溶融体22を冷却して凝固し、型成形部品42及び余分の凝固した溶融体42aを形成する。更に、クーラントの流れにより、バルブピン44の直ぐ上流で参照符号218を付した溶融体22のスラグを冷却して凝固する。スラグ218を凝固することにより、このスラグが共通入口部分34にしっかりと付着する。閉鎖位置へのバルブピン44の移動は、冷却チャンネル43でクーラントを流し始める前又は後に行うことができるということに着目されたい。
スラグ218が形成され、金型キャビティ32の内部の溶融体22が凝固し、型成形部品42が形成された後、第2金型プレート180を第1金型プレート28から遠ざかるように放出位置に移動する。第2金型プレート180が放出位置に来た後、型成形部品42及び余分の凝固した溶融体42aを金型キャビティ32及びゲート通路33から放出する。型成形部品42及び余分の凝固した溶融体42aを金型キャビティ32から例えば収集ベッセル(図示せず)又はコンベア(図示せず)に落とす。型成形部品42を余分の凝固した溶融体42aから任意の適当な手段で分離する。
図8cに示す放出位置では、バルブピン44はゲート通路33から離間されているが、凝固したスラグ218は共通入口部分34内の所定位置に固定されたままであり、溶融体22が共通入口部分34を通って漏れて共通入口部分34から垂れ落ちることがない。バルブピン44は、第2金型プレート180が放出位置にあるとき、開放位置、閉鎖位置又はスラグ放出位置のいずれにあってもよい。
型成形部品42及び余分の凝固した溶融体42aが金型キャビティ32から放出された後、第2金型プレート180を図8cに示す放出位置から移動し、図8dに示す金型閉鎖位置に戻す。
冷却チャンネル43内のクーラントの流れを停止し、スラグ218をヒーター27で加熱する。スラグ218を加熱することにより液化する。第2ピストン192を作動流体によって第2チャンバ194の第2端207bまで移動する。これにより、バルブピン44をそのスラグ放出位置に駆動し、これによってバルブピン44がスラグ218を共通入口部分34から、スラグ形成部分166の上流、好ましくは直ぐ上流にある溶融体流れ通路41のスラグ放出部分219内に入れる。溶融体流れ通路41のスラグ放出部分219では、溶融体流れ通路41の断面積はスラグ218よりも大きい。従って、スラグ218は、スラグ形成部分168内に保持されたスラグに対し、その表面積の大部分が高温溶融体に露呈される。かくして、スラグ218をこのように移動することにより、スラグ218を、共通入口部分34で可能であったよりも迅速に液化する。
バルブピン44は、スラグ218が所望程度まで液化するまで、例えば実質的に完全に液化するまで溶融体22が金型キャビティ32に流入しないように、閉鎖位置に又はスラグ放出位置に保持することができる。スラグ218が所望のように液化した後、バルブピン44を図8aに示す開放位置に引っ込め、別の射出成形サイクルで溶融体22が金型キャビティ32に流入できるようにする。
図6に示す共通入口通路162は、図8a乃至図8dに示す実施の形態で使用することができる。更に、この実施の形態では、共通入口通路162を使用するのが有利である。これは、内部で形成された截頭円錐形スラグは、スラグ218等の円筒形スラグよりも容易にバルブピン44で外すことができるためである。
ノズル溶融体チャンネル26の外側にバルブピン44を位置決めすることにより、溶融体の流れの作用でバルブピン44に加わる磨耗を小さくし、かくして作動寿命を延ばす。
本発明の別の態様で使用することができる金型ブロック220を示す図9を参照する。金型ブロック220は、金型ブロック16及び178(図2a及び図8a参照)と同様であるが、金型ブロック220は各金型キャビティ32に延びる個々のゲート通路222を含む。これらのゲート通路222は、共通入口通路を共有しないが、その代わり、金型ブロック220から金型キャビティ32まで個々に延びる。金型ブロック220は、これ以外は、開示の本発明の目的のため、金型ブロック16及び176(図2a及び図8a参照)と同様に機能する。
本発明で使用することができるノズル314及び金型ブロック320を示す図10aを参照する。ノズル314は、このノズル314がゲート挿入体36(図2a乃至図2d参照)を有するのでなく、ノズル本体315、チップ316及び端部のチップリテーナ317を含むことを除くと、ノズル14(図2a乃至図2d参照)と同様である。チップ316は、ノズル本体315のボア318に受け入れられ、熱伝導性及び/又は耐磨耗性の材料から形成されているとよい。
チップリテーナ317は、参照符号319を付したねじ山を備えた連結部分によってノズル本体315に取り外し自在に連結することができる。チップリテーナ317はチップ316をボア318内に保持する。チップリテーナ317は、溶融体がノズル314と周囲金型ブロック329との間で漏れないようにシールするためのシール面321を備えていてもよい。チップリテーナ317は、チップ316から金型ブロック320内への熱損を抑えるため、断熱性材料から形成されているのがよい。
ノズル314は、出口323を有するノズル溶融体チャンネル322を画成する。チャンバ324がノズル314と金型ブロック320との間に設けられていてもよい。とりわけ、チャンバ324により、射出成形作業中の熱膨張及び収縮によるノズル314と金型ブロック320との間での或る程度の相対的な移動が可能である。チャンバ324は、射出成形作業中に溶融体で充填することができる。溶融体22は、チップリテーナ317と金型ブロック320との間に形成されたシールによって、チャンバから漏れないようにされる。
金型ブロック320は、第1金型プレート325及び第2金型プレート326を含んでいるとよい。これらの金型プレート325及び326は互いに一緒になって複数の金型キャビティ32を画成する。これらの金型キャビティ32には、共通入口部分328を有する複数のゲート通路327から溶融体が供給される。共通入口部分328は、この共通入口部分328がノズル314とは別の構成要素に位置決めされているという点で共通入口部分34(図2a乃至図2d参照)と異なる。図10a及び図10bに示す実施の形態では、共通入口部分328は、第1金型プレート325に直接形成された導管である。しかしながら、別の態様として、金型プレート325から取り外すことができるがノズル314とは別の挿入体に共通入口部分328を形成してもよい。
バルブピン44は、図10aに示す開放位置と図10bに示す閉鎖位置との間で移動自在であるとよい。簡単のため、バルブピン44の作動機構は図10a及び図10bには示していないが、バルブピン44は、以上に説明した実施の形態に示す任意のバルブピンと同じ方で作動させることができる。
バルブピン44が閉鎖位置にあり、バルブピン44が共通入口部分328内に延びた場合の図10bを参照する。バルブピン44の直ぐ上流の溶融体22は、任意の適当な手段、例えば金型ブロック320の冷却及び/又はバルブピン44の冷却(このような冷却が行われる場合)によって凝固することができる。チャンバ324内の溶融体22もまた、冷却により凝固することができる。凝固した溶融体22がスラグ(図示せず)を構成する。
スラグの形成後、金型プレート325及び326を分離し、型成形部品(図示せず)を上述の任意の実施の形態について説明したのと同様の方法で取り出す。型成形部品を取り出した後、金型プレート325及び326を別のサイクルのために互いに合わせる。
ノズル314は、図10a及び図10bに示す実施の形態において、複数の金型キャビティ32に供給する。別の態様では、図9に示す実施の形態と同様に、ノズル314で単一の金型キャビティ32に供給することができるが、それでも、ゲート挿入体の部分でない別体のチップ316を有する。
ノズル14について、マニホールドヒーター12aによって加熱することを説明してきた。この場合、マニホールドヒーター12aは、凝固したスラグを加熱するように形成されており、かくしてスラグヒーターの一部又は全部を構成する。
以上説明した実施の形態の各々において、例えば共通入口通路等のバルブピンの上流のゲート通路にスラグが形成される。別の態様では、スラグを共通入口通路自体の外側に形成してもよい。例えば、スラグは、ノズル溶融体チャンバ内でこれよりも上流に形成されてもよい。スラグは、ノズル溶融体通路41のどこに形成されてもよい。
本発明のシステムにより、とりわけ、ノズル溶融体チャンバ及びノズルヒーターをノズルに設けることができる。これらは両方とも共通軸線を中心として同心であり、それでもバルブピンを実質的に溶融体流れの外側に保持する。これにより、溶融体チャンネルの横断面に沿った溶融体の温度分布が更に均等になり、これにより、型成形部品の品質を向上させることができる。
射出成形装置の特定の例を添付図面に示した。本発明のゲーティングシステムを組み込んだ射出成形装置は、任意の適当な種類の射出成形装置であってよく、図示の実施の形態に限定されないということは理解されよう。
以上の説明は好ましい実施の形態を構成するが、本発明は、特許請求の範囲の正しい意味から逸脱することなく、変形及び変更を行うことができるということは理解されよう。
本発明の第1の実施の形態によるゲーティングシステムを有する射出成形装置の側断面図である。 バルブピンが開放位置で示してある、図1に示すゲーティングシステムの側断面図である。 バルブピンが閉鎖位置で示してある、図2aに示す射出成形装置の側断面図である。 金型プレートが取り出し位置で示してある、図2aに示す射出成形装置の側断面図である。 金型プレートが金型閉鎖位置で示してある、図2aに示す射出成形装置の側断面図である。 本発明で使用するための変形例のゲーティングシステムの側断面図である。 図3に示すバルブピンの異なる製造工程を示す側断面図である。 図3に示すバルブピンの異なる製造工程を示す側断面図である。 本発明で使用するための別の変形例のゲーティングシステムの側断面図である。 図5に示すバルブピンの側断面図である。 本発明で使用するための、図2a乃至図2dに示す装置の変形例の共通入口通路の拡大図である。 バルブピンが開放位置にある、本発明の変形例によるゲーティングシステムの拡大側断面図である。 バルブピンが閉鎖位置で示してある、図8aに示すゲーティングシステムの側断面図である。 金型プレートが取り出し位置で示してある、図8aに示すゲーティングシステムの側断面図である。 金型プレートが金型閉鎖位置で示してある、図8aに示すゲーティングシステムの側断面図である。 変形例のゲート通路構成を画成する金型ブロックを有する、本発明で使用するための射出成形装置の側断面図である。 バルブピンが開放位置にある、本発明の別の変形例によるゲーティングシステムの拡大側断面図である。 バルブピンが閉鎖位置で示してある、図10aに示すゲーティングシステムの側断面図である。
符号の説明
10 射出成形装置
12 マニホールド
12a マニホールドヒーター
14 ノズル
16 金型ブロック
18 ゲーティングシステム
20 ランナ
22 溶融体
24 主ランナ入口
26 ノズル溶融体チャンネル
26a ノズル入口
27 ヒーター
28 第1金型プレート
30 第2金型プレート
32 キャビティ
32a キャビティ入口
33 ゲート通路
34 共通入口部分
36 ゲート挿入体
41 溶融体流れ通路
42 型成形部品
42a 余分の凝固した溶融体
43 冷却チャンネル
44 バルブピン
46 アクチュエータ
47 リテーナ
48 バルブピン本体
50 バルブピンヘッド
52 バルブピンチャンネル

Claims (29)

  1. 射出成形装置において、
    金型ブロック、ノズル、ゲーティングシステム及びスラグヒーターを含み、
    前記金型ブロックは金型キャビティ入口を有する金型キャビティを画成し、
    前記ノズルは、溶融体源の下流に流動学的に連結することができ且つ前記金型キャビティ入口の上流にあるノズル入口を有し、溶融体流れ通路が前記ノズル入口から前記金型キャビティ入口まで延びており、
    前記ゲーティングシステムは、溶融体を前記金型キャビティ内へ流すことができる開放位置と、溶融体流れ通路を塞ぎ溶融体が金型キャビティに流入しないようにする閉鎖位置との間で移動自在のバルブピン、及び前記バルブピンを開放位置と閉鎖位置との間で移動させるため前記バルブピンに作動的に連結されたアクチュエータを含み、
    前記金型ブロック及び前記バルブピンのうちの少なくとも一方が、前記バルブピンが閉鎖位置にあるときに溶融体を選択的に凝固させ、前記バルブピンの直ぐ上流にスラグを形成するための冷却システムを含み、使用時にスラグが前記溶融体流れ通路を塞ぎ、前記バルブピンが前記スラグから離れて位置決めされたときにスラグを通る溶融体の漏れを実質的になくし、
    前記スラグヒーターは前記スラグに熱的に関連付けられ、前記スラグヒーターは、溶融体が前記溶融体流れ通路で流れることができるのに十分な程度に前記スラグを選択的に溶融するように形成されている、射出成形装置。
  2. 前記バルブピンは前記金型ブロック内に位置付けられている、請求項1に記載の射出成形装置。
  3. 前記金型ブロックは、第1金型プレート及び第2金型プレートを含み、これらの第1及び第2の金型プレートは、第1及び第2の金型プレートが互いに合わさって前記金型キャビティを画成する金型閉鎖位置、及び前記第1及び第2の金型プレートが型成形部品を前記金型キャビティから取り出すのに十分に離れた取り出し位置に位置付けられ、前記取り出し位置では前記バルブピンは前記スラグから離して位置付けられる、請求項1に記載の射出成形装置。
  4. 前記溶融体流れ通路はスラグ形成部分を含み、このスラグ形成部分の少なくとも一部の断面積は下流方向で減少し、前記バルブピンは、前記スラグが前記スラグ形成部分に形成されるように、前記閉鎖位置において、前記スラグ形成部分の直ぐ下流の位置まで移動することができる、請求項1に記載の射出成形装置。
  5. 前記スラグ形成部分は全体に截頭円錐形である、請求項4に記載の射出成形装置。
  6. 前記ゲート通路は、更に、前記スラグ形成部分の直ぐ下流にバルブピンシール部分を含み、前記バルブピンシール部分は、前記バルブピンと協働して溶融体がその間を流れないようにシールするように形成されている、請求項4に記載の射出成形装置。
  7. 前記バルブピンシール部分は円筒形である、請求項6に記載の射出成形装置。
  8. 前記ノズルはノズル溶融体チャンネルを画成し、前記ノズル溶融体チャンネルは前記ノズルを通って全体に線型をなして延びている、請求項1に記載の射出成形装置。
  9. 前記ノズルはノズルヒーターを含み、前記スラグヒーターは前記ノズルヒーターを含む、請求項1に記載の射出成形装置。
  10. 前記ノズルはノズル本体を有し、前記ノズルヒーターは前記ノズル本体に取り付けられている、請求項9に記載の射出成形装置。
  11. 前記ノズルは、ノズル溶融体チャンネルを画成し、前記ノズル溶融体チャンネル及び前記ノズルヒーターは、両方とも、共通の軸線を中心として同心である、請求項10に記載の射出成形装置。
  12. 前記バルブピンはバルブピンヒーターを含み、前記スラグヒーターは前記バルブピンヒーターを含む、請求項1に記載の射出成形装置。
  13. 前記溶融体流れチャンネルは、使用時にスラグが形成されるスラグ形成部分を含み、前記溶融体流れ通路はスラグ放出部分を含み、このスラグ放出部分は前記ノズルにあり、前記スラグ放出部分は、溶融体をその内部で液状に維持するのに十分に加熱され、前記スラグ放出部分の断面積は前記スラグ形成部分よりも大径であり、前記バルブピンは前記スラグ放出部分まで移動することができ、前記閉鎖位置から前記スラグ放出部分までの前記バルブピンの移動により、前記スラグを前記溶融体通路の前記スラグ形成部分から前記溶融体流れ通路の前記スラグ放出部分まで駆動する、請求項1に記載の射出成形装置。
  14. 前記バルブピンは、前記スラグの形成を容易にするため、その直ぐ上流で溶融体を選択的に冷却し且つ凝固する冷却システムを含む、請求項1に記載の射出成形装置。
  15. 前記バルブピンはバルブピン本体を含み、前記バルブピン本体の少なくとも一部が中空であり、バルブピン本体を通してクーラント流体を循環するためのクーラント流体源に連結することができる、請求項14に記載の射出成形装置。
  16. 前記バルブピンはバルブピン本体を含み、このバルブピン本体の少なくとも一部が中空であり、前記バルブピンを選択的に加熱するために加熱流体を前記バルブピン本体を通して循環するための加熱流体源に連結することができ、これによってバルブピンヒーターを形成し、前記スラグヒーターは前記バルブピンヒーターを含む、請求項15に記載の射出成形装置。
  17. 前記金型ブロックは複数の金型キャビティを含み、前記溶融体流れ通路は前記複数の金型キャビティと流体連通しており、前記閉鎖位置では、前記バルブピンは前記金型キャビティの全ての上流の溶融体流れ通路の一部を塞ぐ、請求項1に記載の射出成形装置。
  18. ゲート通路を有する金型キャビティを画成する金型ブロック、マニホールド、及び溶融体を溶融体源からゲート通路に移送するためのノズル溶融体チャンネルを画成する少なくとも一つのノズルを含む射出成形装置における溶融体の流れを制御するための方法において、
    バルブピンを前記ゲート通路に設ける工程であって、前記バルブピンは、溶融体が前記ゲート通路を通って流れることができるようにするために前記バルブピンが前記ゲート通路から少なくとも部分的に取り外された開放位置と、前記バルブピンが前記ゲート通路と協働し、溶融体がそれらの間を流れないようにする閉鎖位置との間で移動自在であり、前記バルブピンは前記開放位置及び前記閉鎖位置の両方で前記ノズル溶融体チャンネルの外側に位置決めされ、前記開放位置及び前記閉鎖位置の両方で前記金型キャビティから離して位置決めされる工程と、
    前記バルブピンを前記開放位置と前記閉鎖位置との間で移動させ、前記金型キャビティ内への溶融体の流れを制御する工程とを含む、方法。
  19. 前記バルブピンが前記閉鎖位置にあるとき、溶融体を前記バルブピンの直ぐ上流で凝固させてスラグを形成する工程と、前記スラグと前記ゲート通路との間にシールを形成し、これらの間での溶融体の漏れを抑える工程とを更に含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記スラグと前記ゲート通路との間にシールを形成した後、前記バルブピンを前記ゲート通路から取り外す工程を更に含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記金型ブロックは第1金型プレート及び第2金型プレートを含み、前記第1及び第2の金型プレートが一緒になって前記金型キャビティを画成し、前記方法は、
    前記スラグと前記ゲート通路との間にシールを形成した後、前記型成形部品を前記金型キャビティから取り出すのに十分な程度に前記第1及び第2の金型プレートが離間され且つ前記バルブピンが前記ゲート通路から取り出された取り出し位置に前記第1及び第2の金型プレートを位置決めする工程と、
    前記第1及び第2の金型プレートが前記取り出し位置にあるとき、前記型成形部品を前記金型キャビティから取り出す工程とを更に含む、請求項19に記載の方法。
  22. 前記型成形部品を前記金型キャビティから取り出した後、前記第1及び第2の金型プレートが互いに合わさって前記金型キャビティを画成する金型閉鎖位置に前記第1及び第2の金型プレートを位置決めする工程と、
    前記スラグを加熱し、前記溶融体が前記ゲート通路及び前記金型キャビティに流入することができるのに十分な程度に前記スラグを液化する工程とを更に含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記第1及び第2の金型プレートを前記金型閉鎖位置に移動した後で且つ前記加熱工程の完了前に、前記バルブピンを移動して前記スラグを前記ゲート通路から押し出す工程を更に含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記金型ブロックは複数の金型キャビティ及び複数のゲート通路を含み、前記複数のゲート通路は前記ノズル溶融体チャンネルに共通入口部分を介して流体連通しており、前記閉鎖位置では、前記バルブピンが前記共通入口部分と協働し、溶融体が前記複数の金型キャビティに流入しないようにする、請求項18に記載の方法。
  25. 射出成形装置において、
    金型ブロック、少なくとも一つのノズル及び少なくとも一つのゲーティングシステムを含み、
    前記金型ブロックはゲート通路を有する金型キャビティを画成し、
    前記少なくとも一つのノズルはノズル溶融体チャンネルを画成し、前記ノズルは、前記ノズル溶融体チャンネルが溶融体源の下流にあり且つ前記ゲート通路の上流にあるように位置付けられ、
    前記少なくとも一つのゲーティングシステムは、バルブピン及びアクチュエータを含み、
    前記バルブピンは、溶融体が前記金型キャビティに流入することができるように前記バルブピンが前記ゲート通路から少なくとも部分的に取り出された開放位置と、前記バルブピンが前記ゲート通路と協働し、溶融体が前記金型キャビティに流入しないようにする閉鎖位置との間で移動自在であり、
    前記アクチュエータは、前記バルブピンを前記開放位置と前記閉鎖位置との間で移動させるため、前記バルブピンに作動的に連結されており、
    前記バルブピンは、前記開放位置及び前記閉鎖位置の両方で前記ノズル溶融体チャンネルの外側に位置付けられ、
    前記バルブピンは前記金型ブロックに位置付けられ、
    前記バルブピンは、全体として前記ノズル溶融体チャンネルと向き合っており且つこれと同軸に移動することができる、射出成形装置。
  26. 前記金型ブロックは複数の金型キャビティ及び複数のゲート通路を含み、前記複数のゲート通路は前記ノズル溶融体チャンネルに共通入口部分を介して流体連通しており、前記閉鎖位置では、前記バルブピンが前記共通入口部分と協働し、溶融体が前記複数の金型キャビティに流入しないようにする、請求項25に記載の射出成形装置。
  27. 前記溶融体の流れは金属である、請求項25に記載の射出成形装置。
  28. 前記金型構成要素は、前記バルブピンが前記閉鎖位置にあるとき、溶融体を前記バルブピンの直ぐ上流で選択的に凝固させてスラグを形成するようになっており、前記スラグは、前記バルブピンが前記スラグから離れて位置決めされているとき、前記ゲート通路とシールを形成し、それらの間の溶融体の漏れを抑える、請求項25に記載の射出成形装置。
  29. 射出成形装置において、
    金型ブロック、ノズル及びゲーティングシステムを含み、
    前記金型ブロックは複数の金型キャビティ及び複数のゲート通路を画成し、前記複数のゲート通路は共通入口部分と流体連通しており、
    前記ノズルはノズル溶融体チャンネルを画成し、前記ノズルは、前記ノズル溶融体チャンネルが溶融体源の下流にあり且つ前記共通入口部分の上流にあるように位置付けられ、
    前記ゲーティングシステムはバルブピン及びアクチュエータを含み、
    前記バルブピンは、溶融体を前記複数の金型キャビティに流入させることができるように前記バルブピンを前記共通入口部分から少なくとも部分的に取り外した開放位置と、前記バルブピンが前記共通入口部分と協働し、溶融体が前記複数の金型キャビティに流入しないようにする閉鎖位置との間で移動することができ、
    前記バルブピンは、前記開放位置及び前記閉鎖位置の両方で前記ノズル溶融体チャンネルの外側に位置付けられ、
    前記アクチュエータは、前記バルブピンを前記開放位置と前記閉鎖位置との間で移動させるため、前記バルブピンに作動的に連結されている、射出成形装置。
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