JP2004201921A - 化粧料容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】板状基台1に複数の貫通孔10を形成し、これら各貫通孔10に、下側からそれぞれ樹脂皿7を挿通させ、上記各貫通孔10の下側円環状溝部10aと上記各樹脂皿7の下側円環状突条7aとの係合により固定している。
【選択図】図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンパクト容器等の化粧料容器には、複数種類の化粧料(例えば、色違いの化粧料)を収容するようにしたものがある。このような化粧料容器として、例えば、図15に示すように、コンパクト容器もしくはコンパクト用中皿容器等の皿形容器31の上面に3つの凹部31aを形成し、これら各凹部31aの底部に充填孔32を穿設し、これら各充填孔32から上記各凹部31a内に、アイシャドウ等の化粧料を適当な溶剤に溶解等させて適当な粘度にした流体(図示せず)を所定の加圧下で注入したのち、上記流体中の溶剤等を吸収除去して固化させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−211916号公報(段落番号〔0002〕)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のコンパクト容器等では、上記各凹部31aに、種類の異なる化粧料をそれぞれ別々に充填した場合に、これら化粧料のなかで、人気のあるもの(売れ筋のもの)と、あまり人気のないものとができると、あまり人気のない化粧料のために、上記のコンパクト容器等があまり売れず、多数の在庫品ができる。そこで、複数種類の化粧料を収容する化粧料容器で、人気のある化粧料と、あまり人気のない化粧料とができた場合等に、人気のある化粧料をメインに収容して販売等することができる化粧料容器の開発が強く望まれている。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、内部に収容する複数種類の化粧料を適宜交換することのできる化粧料容器の提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の化粧料容器は、板状基台に複数の貫通孔を形成し、これら各貫通孔に、下側からそれぞれ化粧皿を挿通させ、上記各貫通孔周壁の係合部と上記各化粧皿側面の被係合部との係合により固定したという構成をとる。
【0007】
すなわち、本発明の化粧料容器では、板状基台に形成した複数の貫通孔に、下側からそれぞれ化粧皿を挿通させると、上記各貫通孔周壁の係合部と上記各化粧皿側面の被係合部とが係合し、上記各貫通孔に化粧皿を固定することができる。したがって、上記各化粧皿にそれぞれ異なる種類の化粧料を充填した場合に、これら化粧料のなかで、人気のあるもの(売れ筋のもの)と、あまり人気のないものとができても、あまり人気のないものを収容せず、人気のあるものをメインに収容することができ、在庫品を減少させるか、もしくは無くすことができる。しかも、上記各貫通孔にそれぞれ化粧皿を挿通し、上記各貫通孔周壁の係合部と上記各化粧皿側面の被係合部とを係合させるだけで、上記各貫通孔に化粧皿を簡単に固定することができる。
【0008】
本発明において、上記板状基台の裏面側に、上記貫通孔を蓋する底板を設けた場合には、上記板状基台の裏面側から化粧皿の底部が見えない。
【0009】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0010】
図1〜図3は本発明の化粧料容器の一実施の形態を示している。これらの図において、1はプラスチック製の板状基台であり、2は板状基台1の上面を蓋するプラスチック製(もしくは金属製)の蓋体である。上記板状基台1は、図4に示すように、その前端部上面に前側凹部3が形成されており、この前側凹部3の奥面に、上記蓋体2の前端部から下方に延びる係合爪2a(図1参照)の突条2b(図5参照)に着脱自在に係合する突条3aが形成されている。また、上記板状基台1の後端部上面に後側凹部4が形成されており、この後側凹部4の左右両側面から断面形状円形の一対の係合用凸部4aが突設されている(図4参照および図5)。そして、上記両係合用凸部4aに、上記蓋体2の後端部から下方に延びる連結部18の左右両側面の係合用凹部18a(図5参照)が回動自在に係合している。
【0011】
また、上記板状基台1には、円形に形成された6つの貫通孔10が前後2列に穿設されおり、これら各貫通孔10に、図5および図6に示すように、化粧料6が充填された樹脂皿(化粧皿)7が固定されている。上記各貫通孔10には、その内周面に、上記樹脂皿7の外周面に形成された下側円環状突条7a(化粧皿側面の被係合部)に係合する下側円環状溝部(貫通孔周壁の係合部)10aが形成されているとともに、その上側に、上記樹脂皿7の外周面に形成された上側円環状突条7bと係合してこれが上方へ移動するのを阻止する上側円環状溝部10bが形成されている。また、上記各貫通孔10の下端開口部は、下側にいくほど拡径する上窄まり状傾斜面10cに形成されている。また、上記板状基台1には、その下面外周縁部から下方に延びる矩形枠状の弾性片11が突条されており、この弾性片11の内周面下端部に突設される凸部11aが、平板状に形成された底板8の外周面から突設される突条8a(図7参照)に係合している。
【0012】
上記樹脂皿7は、図8および図9に示すように、略円筒形状に形成されており、その外周面に、上記各貫通孔10の内周面の下側円環状溝部10aに係合する下側円環状突条7aが突設されているとともに、この下側円環状突条7aの上側に、上記各貫通孔10の内周面の上側円環状溝部10bに係合する上側円環状突条7bが形成されている。また、上記樹脂皿7の内周面は、上側大径円筒部分13と、内向きに下り傾斜状に傾斜する中間傾斜状円筒部分14と、下側小径円筒部分15からなり、上記中間傾斜状円筒部分14に、所定間隔をあけて(筋状の隙間16aをあけて)略扇形状の4つの突片16が突設されている。これら各突片16は、その上面が内向きに下り傾斜状に傾斜しているとともに、下面は水平面に形成されている。そして、これら各突片16の内側で略円形の孔が形成されている。このような樹脂皿7を上記板状基台1の各貫通孔10に固定した状態を図10に示す。
【0013】
上記蓋体2には、その前端部から係合爪2aが下向きに延びており、この係合爪2aの内面から、閉蓋時に上記板状基台1の前側凹部3の係合用突条3aに着脱自在に係合する突条2bが突設されている(図5参照)。また、上記蓋体2には、その後端部から連結部18が下向きに突設されており、この連結部18の左右両側面に、上記板状基台1の後側凹部4の一対の係合用凸部4aに回動自在に係合する一対の係合用凹部18aが形成されている(図5参照)。
【0014】
上記樹脂皿7に化粧料6を充填する場合には、図11に示すように、まず、上面に湾曲面状の凹部20aが設けられた金型20を準備し、ついで、上記樹脂皿7を上下逆さにした状態で、上記金型20の凹部20aに上記樹脂皿7の上側大径円筒部分13の上端開口部を位置決めしてセットし、つぎに、上記樹脂皿7の下側小径円筒部分15の下端開口部から化粧料6(図11では、図示せず)を充填し、固化させたのち、金型20から取り外すことを行う(図12参照)。
【0015】
また、このようにして化粧料6が充填された樹脂皿7を上記板状基台1に取り付ける場合には、上記板状基台1の貫通孔10の下側に樹脂皿7を位置決めし、その状態から樹脂皿7を貫通孔10に挿通し、上記貫通孔10の両円環状溝部10a,10bに樹脂皿7の両円環状突条7a,7bに係合させて固定したのち、上記板状基台1の弾性片11に底板8を固定することを行う。
【0016】
このように、上記実施の形態では、上記板状基台1に形成した各貫通孔10にそれぞれ、化粧料6が充填された樹脂皿7を固定させることができるため、上記各貫通孔10に、化粧料6のなかで、人気のあるもの(売れ筋のもの)をメインに固定して販売することができ、在庫品を減少させることができる。しかも、上記板状基台1の貫通孔10に下側から樹脂皿7を挿通するだけで、簡単に固定することができる。
【0017】
図13は本発明の化粧料容器の他の実施の形態を示している。この実施の形態では、6つの貫通孔10が穿設された1枚の平板21を作製し、この平板21の各貫通孔10にそれぞれ、化粧料6が充填された樹脂皿7を固定し、これを板状基台1に設けた開口部22に固定するようにしている。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0018】
図14は本発明の化粧料容器のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図1〜図12に示す実施の形態において、板状基台1の各貫通孔10の形状および樹脂皿7の外形が四角形に形成されている。それ以外の部分は図1〜図12に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図1〜図12に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0019】
なお、上記各実施の形態において、樹脂皿7の外周面に形成された両円環状突条7a,7bを板状基台1の各貫通孔10の両円環状溝部10a,10bに着脱自在に係合させるようにしてもよい。また、上記板状基台1の弾性片11の凸部11aに底板8の突条8aを着脱自在に係合させるようにしてもよい。また、上記各実施の形態において、板状基台1の弾性片11および底板8を省略することもできる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明の化粧料容器によれば、板状基台に形成した複数の貫通孔に、下側からそれぞれ化粧皿を挿通させると、上記各貫通孔周壁の係合部と上記各化粧皿側面の被係合部とが係合し、上記各貫通孔に化粧皿を固定することができる。したがって、上記各化粧皿にそれぞれ異なる種類の化粧料を充填した場合に、これら化粧料のなかで、人気のあるもの(売れ筋のもの)と、あまり人気のないものとができても、あまり人気のないものを収容せず、人気のあるものをメインに収容することができ、在庫品を減少させるか、もしくは無くすことができる。しかも、上記各貫通孔にそれぞれ化粧皿を挿通し、上記各貫通孔周壁の係合部と上記各化粧皿側面の被係合部とを係合させるだけで、上記各貫通孔に化粧皿を簡単に固定することができる。
【0021】
本発明において、上記板状基台の裏面側に、上記貫通孔を蓋する底板を設けた場合には、上記板状基台の裏面側から化粧皿の底部が見えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧料容器の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】上記化粧料容器の側面図である。
【図3】上記化粧料容器の平面図である。
【図4】板状基台の平面図である。
【図5】上記化粧料容器の断面図である。
【図6】上記化粧料容器の要部断面図である。
【図7】底板の平面図である。
【図8】樹脂皿の断面図である。
【図9】上記樹脂皿の平面図である。
【図10】化粧料が充填されていない樹脂皿を板状基台に固定した状態を示す平面図である。
【図11】上記樹脂皿に化粧料を充填する方法を示す断面図である。
【図12】上記化粧料が充填された樹脂皿の断面図である。
【図13】本発明の化粧料容器の他の実施の形態を示す正面図である。
【図14】本発明の化粧料容器のさらに他の実施の形態を示す正面図である。
【図15】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 板状基台
7 樹脂皿
7a 下側円環状突条
10 貫通孔
10a 下側円環状溝部
Claims (2)
- 板状基台に複数の貫通孔を形成し、これら各貫通孔に、下側からそれぞれ化粧皿を挿通させ、上記各貫通孔周壁の係合部と上記各化粧皿側面の被係合部との係合により固定したことを特徴とする化粧料容器。
- 上記板状基台の裏面側に、上記貫通孔を蓋する底板を設けた請求項1記載の化粧料容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002374436A JP2004201921A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 化粧料容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Citations (5)
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JPS5894409U (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-27 | 株式会社吉野工業所 | 化粧用コンパクト |
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-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002374436A patent/JP2004201921A/ja active Pending
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