JP2004200956A - 圧電デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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潤 渡辺
Toshiyasu Hayamizu
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Abstract

【課題】CSPのような小型化に対応し且つ低コストの表面実装型多重モード圧電フィルタを提供する。
【解決手段】複数の絶縁基板となる部分を含む集合絶縁基板と複数の圧電基板とが対向し且つ両者の間に間隙が形成されるように電気的かつ機械的に接続する工程と、集合金属蓋を前記圧電基板の上面に載置する工程と、前記圧電基板と前記集合絶縁基板との間に形成される間隙を囲繞するように該圧電基板に周設し且つ前記金属蓋の一部を覆設するように封止部材を塗布する工程と、前記集合絶縁基板と前記集合金属蓋と前記封止部材とを所定の位置で切断する工程とを準拠する表面実装型多重モード圧電フィルタ。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型化及び低価格化するための圧電デバイス特に多重モード圧電フィルタおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多重モード圧電フィルタは小型で高減衰量が得られること等の理由から、移動体通信機器のIFフィルタとして広く用いられている。
【0003】例えば、図8(a)は特開2001−144572公報で提案されたパッケージの構成を示す平面図、同図(b)はその縦断面図である。
従来の表面実装型二重モード圧電フィルタは、上面の一部を凹陥し該凹陥の底部である薄板状の振動部102に配設された共通電極103から引き出すリード電極と下面に所定の間隙を開けて配設された2個の励振電極104から引き出す夫夫のリード電極とを有する二重モード圧電フィルタ素子101(以下「フィルタ素子」と記す。)と、上面に前記フィルタ素子101を収容する凹陥部106を有するセラミックパッケージ105と、前記凹陥部106の開口を封止するための金属蓋107と、を備えたものである。
前記フィルタ素子101のリード電極とセラミックパッケージ105の凹陥部106内底面の四隅に設けた内部端子電極111とはそれぞれ導電性接着剤110にて電気的接続すると共に固定されている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−144572号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年の携帯電話機等の小型化の急激な進展により多重モード圧電フィルタに対して更なる小型化及び低価格化が要求されている。小型化の要望を満たす手段として、例えば半導体部品等の電子部品ではチップサイズと同等あるいはわずかに大きいパッケージであるチップサイズパッケージ(Chip Size Package。以下「CSP」と記す。)が種々提案されている。
しかし前記フィルタ素子101はその表面に形成された前記励振電極104及び共通電極103に水分、塵埃等の異物が付着しないように封止し且つ該励振電極104及び該共通電極103との間で生じる音響結合に影響を与えないように前記振動部102に封止部材が接触しないようにする必要があるため表面実装型多重モード圧電フィルタではCSPのような超小型パッケージは実現していない。
【0006】従来の表面実装型多重モード圧電フィルタでは予め所定の形状に形成されたパッケージ部材を用いるためCSPのような小型化は困難であり、またフィルタ素子を1個毎に封止処理を行うため生産効率が悪いという問題点がある。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、小型化に対応し且つ低コストの表面実装型多重モード圧電フィルタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明に係わる請求項1記載の発明は、
上面側に内部端子電極を下面側に外部端子電極を夫夫有しこれらの電極を適宜配線するための配線用導体を備えた絶縁基板の上面側に、励振電極と該励振電極と電気的に接続されたパッド電極とを有する圧電基板を配置して、前記絶縁基板の内部端子電極と前記圧電基板のパッド電極とを電気的且つ機械的に接続固定した圧電デバイスであって、前記圧電基板の上面に載置された金属蓋の周縁と前記絶縁基板の周縁との間に封止部材を充填して前記圧電基板の側面を包囲した構造を有することを特徴とする。
【0009】また請求項2記載の発明は、請求項1において、前記圧電基板の少なくとも一方の主面に設けられた励振電極が複数に分割されており、モノリシックフィルタとして機能することを特徴とする。
【0010】また請求項3記載の発明は、請求項1または2において、前記圧電基板の上面には凹陥部が形成されていることを特徴とする。
【0011】また請求項4記載の発明は、請求項1乃至3において、前記圧電基板の凹陥部を有する主面のほぼ全面に電極を形成したことを特徴とする。
【0012】また請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記圧電基板の下面の周縁部と前記絶縁基板との間の間隙に環状部材が配設されていることを特徴とする。
【0013】また請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかにおける圧電デバイスの製造方法であって、
複数の絶縁基板を含む前記集合絶縁基板シート上面の内部端子電極と前記圧電基板のパッド電極との間を導体によって電気的かつ機械的に接続する工程と、
複数の金属蓋が細幅の連設部を介して連設してなる集合金属蓋シートを前記集合絶縁基板シートに固定された複数の圧電基板の上面に載置する工程と、
前記集合金属蓋シートの相隣接する金属蓋の隙間から、相隣接する圧電基板の間隙に前記封止部材を充填する工程と、
前記相隣接する圧電基板の間隙の所定位置において、前記集合回路基板シートと前記集合金属蓋シートと封止部材とを一括で切断して個片に分割する工程と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】また請求項7記載の発明は、請求項6において、前記圧電基板の下面とこれに対応する位置の前記絶縁基板の上面の少なくとも一方に環状部材を形成する工程とを備えたことを特徴とする
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図示した本発明の実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
【0016】図1(a)は本発明の実施の形態の表面実装型二重モード圧電フィルタの構成を示す平面図であって金属蓋及び封止部を省略したもので、図1(b)はそのA−A断面図、図1(c)は表面実装型二重モード圧電フィルタの集合状態を示す縦断面図である。
同図(a)及び(b)に示すように本実施形態は、圧電材料として水晶を用いたフィルタ素子1を絶縁基板8の上面に配置しフィルタ素子1の上に金属蓋14を載置すると共に、該金属蓋14の周縁部と絶縁基板8の周縁部との間隙にフィルタ素子1の側面を包囲するように封止部材13を充填した構造となっている。
【0017】絶縁基板8は少なくとも1層のセラミック絶縁層からなり、該絶縁基板8の一方の主面(上面)に形成された内部端子電極10と他方の主面(下面)に形成された外部端子電極9とは該絶縁基板8を貫設する内部導体11を介して電気的接続する。
【0018】フィルタ素子1は、例えば水晶からなり、その一方の主面(上面)の一部が凹陥し該凹陥の底部である薄板状の振動部6と該振動部6の周縁を保持する厚肉の環状囲繞部15とを覆うように共通電極4を形成し、その平坦な他方の主面(下面)は前記振動部6の略中央に所定の間隙を開けて配設された2つの励振電極、即ち入力電極2及び出力電極3と、これら夫夫から延在したリード電極16を介して電気的接続する下面の一方対角の平面角部に形成されたパッド電極17、18と前記環状囲繞部15と前記振動部6との境界近傍に貫設するスルーホール電極7を介して前記共通電極4と電気的接続する他方対角の平面角部のいずれか一方に形成されたパッド電極19とを備えるものである。そしてフィルタ素子1は前記絶縁基板8の上面と対向し且つ両者の間に所望の間隙20を形成するように該絶縁基板8に載置され、導電性接着剤12によって前記パッド電極17乃至19と該絶縁基板8の内部端子電極10とが電気的接続されると共に固定される。
また該共通電極4と前記パッド電極19との電気的接続の方法として、例えば図4のフィルタ素子平面図に示すように、フィルタ素子26の周端面の一部を貫設するスルーホール電極25を介在させる方法でもよい。更に該フィルタ素子26の周端面に被着させた導電材により電気的な接続をしてもよい。
【0019】平板状の金属蓋14は前記フィルタ素子1と同等又はほぼ同等の大きさを有し該金属蓋14の各四辺夫々の略中央から延在する連結部43を備えており、該金属蓋14はフィルタ素子1の上面に有する前記環状囲繞部15表面に載置されることで前記振動部6を外界から保護すると共に前記共通電極13に接触することでシールド効果も有する。
【0020】封止部材13は前記間隙20が埋没しないように前記フィルタ素子1の側面と前記絶縁基板8の上面に載置された金属蓋14の周縁部と該金属蓋14の連結部43とを覆うように充填することでフィルタ素子1を外界から保護している。
封止部材13には、例えば硬化処理前は流動性を有すると共に間隙20内に潜入しないように適当な粘性を有し、硬化処理時に不純なガスを発生する等の不具合のない封止部材が好適である。
【0021】図1乃至図3を斟酌して本実施の形態に係る表面実装型二重モード圧電フィルタの製造方法について説明する。図2(a)はフィルタ素子実装工程を示す平面破断図、図2(b)は金属蓋載置工程に用いる集合状態の金属蓋平面破断図、図2(c)は圧電ウェハ平面破断図、図3は封止部材塗布工程を示す縦断面破断図である。
【0022】本実施形態に係る圧電フィルタの製造方法では複数のフィルタ素子の封止処理を同時に行うため、図1(c)、図2(a)及び図3で示すように複数の絶縁基板8を含む集合絶縁基板シート41を用い、該集合絶縁基板シート41はセラミック絶縁層となる略矩形状セラミックグリーンシートに内部導体となる貫通孔を貫設しモリブデンやタングステンなどの高融点金属ペーストで貫通孔を充填すると共に、該集合絶縁基板シート41の上面に絶縁基板8となる部分夫夫に外部端子電極とその対面に内部端子電極となる導体膜を高融点金属ペーストの印刷により形成する。そして、所定の雰囲気で焼成処理後、該集合絶縁基板シート41の表面に露出する導体膜にNiメッキ、フラッシュ金メッキなどが施されている。
また図2(b)で示す集合金属蓋シート42は、本実施形態に係る圧電フィルタの製造方法では封止処理が施された前記集合絶縁基板シート41と同時に切断するためその切断面に防錆処理を必要としない材料、例えばステンレス製シートに所定の大きさ及び間隔で複数の金属蓋14と該金属蓋14を連設する連結部43との外形パターンがフォトマスクを用いてエッチング加工により形成されている。
さらに図2(c)で示す所定の厚みを備える圧電ウェハ44、即ち水晶ウェハの一方の主面にエッチングによって複数の凹陥部5及び該凹陥部5底部に複数の貫通孔45を形成したのち蒸着によって両主面及び貫通孔内壁面に所定の電極を配設し、周波数調整後該圧電ウェハ44を分断することで多数のフィルタ素子1が得られる。
【0023】第1工程はフィルタ素子実装工程であって、前記集合絶縁基板シート41の上面の内部端子電極10と前記フィルタ素子1の下面のパッド電極17、18及び19との間に所望の間隙20が形成されるように導電性接着剤12によって電気的かつ機械的に接続する。
【0024】第2工程は周波数微調整工程であって、前記集合絶縁基板シート41に固定された各フィルタ素子1の入力電極および出力電極夫夫の発振周波数を測定した結果に基づいて蒸着量やスパッタリング量を調整する手段により発振周波数を所定値に調整する。
【0025】第3工程は金属蓋載置工程であって、前記集合金属蓋シート42を前記集合絶縁基板シート41に固定された複数のフィルタ素子1の上面に載置する。
【0026】第4工程は封止部材充填工程であって、塗布装置51によって封止部材50を前記集合金属蓋シートの相隣接する金属蓋14の隙間から、相隣接するフィルタ素子1の間隙と金属蓋14の周縁部と前記連結部43とを覆うように充填する。
【0027】第5工程は封止部材硬化処理工程であって、充填された前記封止部材50を加熱と紫外線照射の少なくとも一方を用いて硬化処理を施す。
【0028】第6工程はマーキング工程であって、前記金属蓋14の上面にレーザーと印刷の少なくとも一方を用いて方向識別用マーク等を加工する。
図1(c)は第5若しくは第6工程終了後の状態、即ち表面実装型二重モード圧電フィルタ21の集合状態を示している。
【0029】第7工程は切断工程であって、前記相隣接する圧電基板の間隙の略中央となる図1(c)に示す切断位置22において、前記集合絶縁基板シート41と前記封止部材13と前記連結部43とを一括で切断して個片に分割する。
【0030】また第1工程においる前記パッド電極17、18及び19と前記絶縁基板8の内部端子電極10との電気的接続の手段は、該パッド電極に半田バンプを用いて溶着又は金バンプ等を用いてフリップチップボンディングによる拡散接合でもよい。
【0031】また第3工程における金属蓋の載置は前記集合金属蓋シート42を一括に載置するのではなく予め単体状態に加工しておいた金属蓋14を1つ1つ載置してもよい。
【0032】また第4工程での封止部材塗布工程において前記封止部材50の硬化前における前記間隙20への潜入を抑止できない場合、
例えば図5(a)はフィルタ素子に封止部材潜入対策を施す表面実装型二重モード圧電フィルタ縦断面、同図(b)は絶縁基板に封止部材潜入対策施す表面実装型二重モード圧電フィルタ縦断面図であって、
少なくともフィルタ素子1の振動部6と絶縁基板8とで構成される間隙33への封止部材50の潜入を抑止するために、
該フィルタ素子1の下面とこれに対応する位置の該絶縁基板8の上面の少なくとも一方に感光性樹脂等で環状ダム35、36を形成する工程を含んでいてもよい。
又は封止部材塗布作業性の向上も併せて、
硬化処理前は流動性を有すると共に前記間隙20に潜入しないように適当な粘性を有する第一の封止部材をフィルタ素子1の下面の周縁部とこれに対応する位置の絶縁基板8の上面との間隙に周設する第1の封止部材塗布工程と、
流動性に優れた第二の封止部材を前記集合金属蓋シートの相隣接する金属蓋14の隙間から、第一の封止部材と相隣接するフィルタ素子1の間隙と金属蓋14の周縁部と前記連結部43とを覆うように充填する第2の封止部材塗布工程と、
該第1及び該第2の樹脂部材を硬化させる工程と、
を含んでいてもよい。
【0033】また第4工程の封止部材50の充填方法として印刷を採用してもよい。
【0034】図7(a)は本発明の実施の第二の形態の表面実装型二重モード圧電フィルタの構成を示す平面図であって金属蓋及び封止部を省略したもので、図7(b)はそのA−A断面図である。
【0035】平坦な上面のほぼ全面に配設された共通電極63と平坦な下面の略中央に配設された入力電極67と出力電極68の夫夫に電気的接続されたパッド電極70及び71と該共通電極63とスルーホール電極69を介して電気的接続されたパッド電極72とを有する略矩形状のフィルタ素子61と、
凹陥部64と該凹陥部64の開口に周設する鍔部65とを備える金属蓋66と、を備え、
該フィルタ素子61のパッド電極70、71、72と絶縁基板8の上面の四隅に設けた内部端子電極10とはそれぞれ導電性接着剤12にて電気的且つ機械的に接続され、
該フィルタ素子61の上面に前記鍔部65を下向きに金属蓋66を載置すると共に該鍔部65の周縁部と絶縁基板8の周縁部との間隙にフィルタ素子1の側面を包囲するように封止部材13を充填した構造となっている。
【0036】以上では水晶を用いて本発明を説明したが、本発明は水晶のみに限定するものではなくランガサイト、四方酸リチウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料に適用できることは云うまでもない。
また励振電極に2行2列の4電極を用いた平衡型二重モードフィルタ、2行3列の6電極を用いた平衡型三重モードフィルタ、更により多数の振動モードを利用する多重モードフィルタにも適用することができる。
また一方の主面に備える凹陥部の底部に複数の励振電極を形成し平坦な他方の主面に共通電極を形成する多重モードフィルタにも適用することができる。
また図6に示すように振動部の周縁を保持する環状囲繞部の一辺81が他の辺に比べて小さい多重モードフィルタにも適用することができる。
【0037】このように構成することにより、小型化且つ低コスト化が実現可能な表面実装型多重モード圧電フィルタが得られる。
【0038】
【発明の効果】請求項1乃至5のいずれかに記載の発明によれば、予め所定の形状に形成されたパッケージ部材を用いずにフィルタ素子を封止するのでパッケージ部材を用いる場合に比べて、多重モード圧電フィルタの実装面積及び高さを小さくなることから表面実装型多重モード圧電フィルタの小型化が可能になるという効果を奏する。
【0039】請求項5の発明によれば、フィルタ素子と絶縁基板との間に形成される間隙を封止する封止部材の潜入を抑止できることから該封止部材に粘度を低いものを使用することで封止部材塗布工程の効率を向上することから表面実装型多重モード圧電フィルタの低コスト化が可能になるという効果を奏する。
【0040】請求項6又は7記載の発明によれば、予め所定の形状に形成されたパッケージ部材を用いずにフィルタ素子を封止するのでパッケージ部材を用いる場合に比べて多重モード圧電フィルタの実装面積及び高さを小さくなることから、表面実装型多重モード圧電フィルタの小型化が可能になるという効果を奏する。
更に集合絶縁基板上に電気的及び機械的な接続された複数のフィルタ素子と該フィルタ素子上面に載置された金属蓋とを封止した後、該集合基板、該金属蓋及び該封止部材を所定の位置で切断することにより複数の圧電フィルタを形成する工程により生産効率を向上することから、表面実装型多重モード圧電フィルタの低コスト化が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としての表面実装型二重モード圧電フィルタの構成図。
(a)金属蓋及び封止部を省略した状態の平面図。
(b)A−A縦断面図。
(c)集合状態における縦断面図。
【図2】本発明の実施の一形態における表面実装型二重モード圧電フィルタの製造方法説明図。
(a)フィルタ素子実装工程を示す平面破断図。
(b)金属蓋載置工程に用いる集合金属蓋シート平面破断図。
(c)圧電ウェハ平面破断図。
【図3】本発明の実施の一形態における封止部材塗布工程の縦断面破断図。
【図4】本発明の実施の一形態におけるフィルタ素子平面図。
【図5】本発明の実施の一形態における表面実装型二重モード圧電フィルタ構成図。
(a)環状部材をフィルタ素子下面に形成した場合の縦断面図。
(b)環状部材を絶縁基板上面に形成した場合の縦断面図。
【図6】本発明の実施の一形態におけるフィルタ素子縦断面図。
【図7】本発明の実施の第二の形態の表面実装型二重モード圧電フィルタの構成図。
(a)金属蓋を省略した状態の平面図。
(b)A−A縦断面図。
【図8】従来の表面実装型二重モード圧電フィルタの構成図。
(a)金属蓋を省略した状態の平面図。
(b)A−A縦断面図。
【符号の説明】
1…フィルタ素子 2…入力電極 3…出力電極 4…共通電極
5…凹陥部 6…振動部 7…スルーホール電極
8…絶縁基板 9…外部端子電極 10…内部端子電極
11…内部導体 12…導電性接着剤 13…封止部
14…金属蓋 15…環状囲繞部
16…リード電極 17,18、19…パッド電極
20…間隙 21…二重モード圧電フィルタ 22…切断位置
25…スルーホール電極 26…フィルタ素子
35、36…環状ダム
41…集合絶縁基板シート 42…集合金属蓋シート 43…連結部
44…圧電ウェハ 45…貫通孔
50…封止部材 51…塗布装置
61…フィルタ素子 62…振動部 63…共通電極 64…凹陥部
65…鍔部 66…金属蓋 67…入力電極 68…出力電極
69…スルーホール電極
70、71、72…パッド電極 73…間隙
81…環状囲繞部の一辺
101…二重モード圧電フィルタ素子 102…振動部
103…共通電極 104…該励振電極 105…セラミックパッケージ
106…凹陥部 107…金属蓋
110…導電性接着剤 111…内部端子電極

Claims (7)

  1. 上面側に内部端子電極を下面側に外部端子電極をそれぞれ有しこれらの電極を適宜配線するための配線用導体を備えた絶縁基板の上面側に、励振電極と該励振電極と電気的に接続されたパッド電極とを有する圧電基板を配置して、前記絶縁基板の内部端子電極と前記圧電基板のパッド電極とを電気的且つ機械的に接続固定した圧電デバイスであって、
    前記圧電基板の上面に載置された金属蓋の周縁と前記絶縁基板の周縁との間に封止部材を充填して前記圧電基板の側面を包囲した構造の圧電デバイス。
  2. 前記圧電基板の少なくとも一方の主面に設けられた励振電極が複数に分割されており、モノリシックフィルタとして機能することを特徴とする請求項1記載の圧電デバイス。
  3. 前記圧電基板の上面には凹陥部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の圧電デバイス。
  4. 前記圧電基板の凹陥部を有する主面のほぼ全面に電極を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の圧電デバイス。
  5. 前記圧電基板の下面の周縁部と前記絶縁基板との間の間隙に環状部材が配設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の圧電デバイス。
  6. 複数の絶縁基板を含む前記集合絶縁基板シート上面の内部端子電極と前記圧電基板のパッド電極との間を導体によって電気的かつ機械的に接続する工程と、
    複数の金属蓋が細幅の連設部を介して連設してなる集合金属蓋シートを前記集合絶縁基板シートに固定された複数の圧電基板の上面に載置する工程と、
    前記集合金属蓋シートの相隣接する金属蓋の隙間から、相隣接する圧電基板の間隙に前記封止部材を充填する工程と、
    前記相隣接する圧電基板の間隙の所定位置において、前記集合回路基板シートと前記集合金属蓋シートと封止部材とを一括で切断して個片に分割する工程と、
    を備えたことを特徴とする圧電フィルタの製造方法。
    で切断することで複数の前記圧電フィルタを形成する工程とを備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の圧電デバイスの製造方法。
  7. 前記圧電基板の下面とこれに対応する位置の前記絶縁基板の上面の少なくとも一方に環状部材を形成する工程とを備えたことを特徴とする請求項6記載の圧電デバイスの製造方法。
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Cited By (2)

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WO2008012885A1 (fr) * 2006-07-26 2008-01-31 Panasonic Corporation Carte circuit et dispositif électronique portable
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