JP2004200603A - 気相成長装置およびエピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents

気相成長装置およびエピタキシャルウェーハの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的単純な機構によりながら、流量分布の影響を効果的に減殺することができ、ひいては良好な膜厚分布を確保できる気相成長装置と、それを用いたエピタキシャルウェーハの製造方法とを提供する。
【解決手段】本発明の気相成長装置1は、枚葉式気相成長装置として構成されている。原料ガスGは、ガス導入口21から反応容器本体2内に導かれる。サセプタ12の周囲には堤部材23が配置されており、ガス導入口21からの原料ガスGは、堤部材23の外周面23bに当たって上面23a側に乗り上げた後、サセプタ12上に載置されたシリコン単結晶基板Wの主表面に沿って流れる仕組みである。ガス導入口21と堤部材23との間には、バッフル26が配置される。バッフル26には、複数の主流通孔26aと、それら主流通孔26aよりも開口面積が小さい1対の整流孔26bが形成されている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコン単結晶基板の主表面にシリコン単結晶薄膜を気相成長させるための気相成長装置と、それを用いて実現されるエピタキシャルウェーハの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シリコン単結晶基板(以下、単に「基板」と略称する)の主表面に、気相成長法によりシリコン単結晶薄膜(以下、単に「薄膜」と略称する)を形成したシリコンエピタキシャルウェーハは、バイポーラICやMOS−IC等の電子デバイスに広く使用されている。そして、電子デバイスの微細化等に伴い、素子を作りこむエピタキシャルウェーハ主表面のフラットネスに対する要求がますます厳しくなりつつある。フラットネスに影響を及ぼす因子としては、基板の平坦度と薄膜の膜厚分布とがある。ところで、近年、たとえば直径が200mmないしそれ以上のエピタキシャルウェーハの製造においては、複数枚のウェーハをバッチ処理する方法に代えて、枚葉式気相成長装置が主流になりつつある。これは、反応容器内に1枚の基板を水平に回転保持し、反応容器の一端から他端へ原料ガスを略水平かつ一方向に供給しながら薄膜を気相成長させるものである。
【0003】
上記のような枚葉式気相成長装置において、形成される薄膜の膜厚均一化を図る上で重要な因子として、反応容器内における原料ガスの流量あるいは流量分布がある。枚葉式気相成長装置においては、通常、ガス供給管を介して反応容器の一端部に形成されたガス導入口から原料ガスが供給され、基板表面に沿って原料ガスが流れた後、容器他端側の排出口から排出される構造となっている。このような構造の気相成長装置において、流量ムラを減ずるために、ガス導入口の下流側に多数の孔を形成した分散板を設けたり、あるいはガス流を幅方向に仕切る仕切板を設けたりした装置が提案されている。
【0004】
また、下記特許文献1には、ガス導入口からの原料ガスを、基板を支持するサセプタの周囲に配置された堤部材の外周面に向けて流し、堤部材を乗り越えさせる形で基板の表面に原料ガスを供給する装置の構成が開示されている。この方法の主旨は、原料ガス流を堤部材の外周面に当てることで原料ガスを分散させ、流量のムラを解消しようというものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−193015号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載されている装置によれば、堤部材の外周面に当たった原料ガスは、堤部材を乗り越えようとする流れと、外周面に沿って横方向に向かおうとする流れとを生ずる形になる。この場合、その横方向の流れにより、堤部材の外周面ひいては上記の幅方向に沿って原料ガスが均等に分散することが、流量ムラを解消する上で重要である。しかしながら、堤部材の外周面形状によっては原料ガスが必ずしも幅方向に均等に分散せず、流れに偏りを生じてしまうことがある。特に、堤部材の外周面の形状が左右対称な円筒面状である場合、ガス流の流量分布も左右対称な分布となりやすい。したがって、基板の回転軸線に対して左右同じ位置に同じ傾向で流量ムラが生じやすくなり、回転する基板の半径方向の特定位置では、左右の流量ムラの影響が重なって、大きな膜厚異常につながりやすくなる。
【0007】
本発明の課題は、比較的単純な機構によりながら、流量分布の影響を効果的に減殺することができ、ひいては良好な膜厚分布を確保できる気相成長装置と、それを用いたエピタキシャルウェーハの製造方法とを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決するために本発明の気相成長装置は、
シリコン単結晶基板の主表面にシリコン単結晶薄膜を気相成長させる気相成長装置であって、
水平方向における第一端部側にガス導入口が形成され、同じく第二端部側にガス排出口が形成された反応容器本体を有し、シリコン単結晶薄膜形成のための原料ガスがガス導入口から反応容器本体内に導入され、該反応容器本体の内部空間にて略水平に回転保持されるシリコン単結晶基板の主表面に沿って原料ガスが流れた後、ガス排出口から排出されるように構成され、
内部空間内にて回転駆動される円盤状のサセプタ上にシリコン単結晶基板が配置される一方、サセプタを取り囲むとともに、上面が該サセプタの上面と一致する位置関係にて堤部材が配置され、
さらに、ガス導入口は堤部材の外周面に対向する形にて開口し、該ガス導入口からの原料ガスが、堤部材の外周面に当たって上面側に乗り上げた後、サセプタ上のシリコン単結晶基板の主表面に沿って流れるように構成され、
ガス導入口と堤部材との間に、ガス流通孔の形成されたバッフルが配置された気相成長装置において、
ガス流通孔を、複数の主流通孔と、その主流通孔よりも開口面積が小さい整流孔とを含んで構成したことを特徴とする。
【0009】
上記気相成長装置において、バッフルのガス流通孔を通過した原料ガスは、ガス流通孔の位置を反映して比較的まっすぐ進み、堤部材に到達する。堤部材に到達した原料ガスは、堤部材の外周面にぶつかって分散する。本発明は、そのときに生じる原料ガスの粗密を解消するために、バッフルのガス流通孔を、主流通孔と、それよりも開口面積の小さい整流孔とで構成したところに特徴を有するものである。整流孔は、主流通孔よりも開口面積が小さく、流通する原料ガスの量も主流通孔より小さいので、原料ガスの流れを微修正するのに適している。つまり、この整流孔の形成位置を適宜調整することにより、主流通孔を通じて堤部材に到達した原料ガスの流れを、整流孔からの原料ガスの流れで整え、基板上に流れる原料ガスの流量分布の均一化を図ることができる。これにより、極めて均一な膜厚分布のシリコン単結晶薄膜が得られる。
【0010】
また、課題を解決するために本発明の気相成長装置は、
シリコン単結晶基板の主表面にシリコン単結晶薄膜を気相成長させる気相成長装置であって、
水平方向における第一端部側にガス導入口が形成され、同じく第二端部側にガス排出口が形成された反応容器本体を有し、シリコン単結晶薄膜形成のための原料ガスが前記ガス導入口から反応容器本体内に導入され、該反応容器本体の内部空間にて略水平に回転保持されるシリコン単結晶基板の主表面に沿って原料ガスが流れた後、ガス排出口から排出されるように構成され、
内部空間内にて回転駆動される円盤状のサセプタ上にシリコン単結晶基板が配置される一方、サセプタを取り囲むとともに、上面が該サセプタの上面と一致する位置関係にて堤部材が配置され、
さらに、ガス導入口は堤部材の外周面に対向する形にて開口し、該ガス導入口からの原料ガスが、堤部材の外周面に当たって上面側に乗り上げた後、サセプタ上のシリコン単結晶基板の主表面に沿って流れるように構成され、
ガス導入口と前記堤部材との間に、ガス流通孔の形成されたバッフルが配置された気相成長装置において、
反応容器本体の第一端部からサセプタの回転軸線と直交して第二端部に至る原料ガスの流れ方向に沿った仮想的な中心線を水平基準線としたとき、反応容器本体は、幅方向において原料ガスの流れを水平基準線に対し左右に分断する支柱を、堤部材よりも原料ガスの流れ方向の上流側かつバッフルよりも下流側に備え、
ガス流通孔は、複数の主流通孔と、その主流通孔よりも開口面積が小さい、1対の整流孔とを含み、それら複数の主流通孔および1対の整流孔は、水平基準線と回転軸線とを含む面に関して対称となるように、幅方向に並んで形成され、
1対の整流孔は、複数の主流通孔のうち、支柱に最も近い主流通孔の外隣に形成されていることを特徴とする。
【0011】
上記気相成長装置において、バッフルのガス流通孔を通過した原料ガスは、ガス流通孔の位置を反映して比較的まっすぐ進んで堤部材に到達する。堤部材に到達した原料ガスは、堤部材の外周面にぶつかって分散する。本発明は、そのときに生じる原料ガスの粗密を解消するために、主流通孔よりも開口面積の小さい整流孔をバッフルに設けたものである。主流通孔および整流孔は、水平基準線と回転軸線とを含む面に関して対称に形成してあるので、基板の左右における流量分布も概ね対称となる。
【0012】
整流孔は、主流通孔よりも開口面積が小さく、流通する原料ガスの量も主流通孔より小さいので、原料ガスの流れを微修正するのに適している。つまり、この整流孔の形成位置を適宜調整することにより、主流通孔を通じて堤部材に到達した原料ガスの流れを、整流孔からの原料ガスの流れで整える。特に、反応容器本体の強度維持のために設けられた支柱の近傍において、原料ガスはその支柱の影響を受け、流量分布の粗密を生じやすいと考えられる。そこで、本発明者らは、支柱から最も近い主流通孔の外隣に1対の整流孔を設けてみたところ、基板上に流れる原料ガスの流量分布の均一化を図ることができることを見出した。すなわち、このようなバッフルを備えた気相成長装置を用いることにより、均一な膜厚分布のシリコン単結晶薄膜を得ることが可能となる。
【0013】
なお、堤部材の上面は、サセプタの上面と一致する位置関係であるとしているが、これは堤部材の上面とサセプタの上面とが完全に一致することを必ずしも意味するのではなく、2mm程度までの位置の違いは一致しているとみなす。
【0014】
また、本発明のエピタキシャルウェーハの製造方法は、上記の気相成長装置の反応容器内にシリコン単結晶基板を配置し、該反応容器内に原料ガスを流通させてシリコン単結晶基板上にシリコン単結晶薄膜を気相エピタキシャル成長させることによりエピタキシャルウェーハを得ることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に基づき説明する。
図1〜図4は、シリコン単結晶基板の主表面にシリコン単結晶薄膜を気相成長させる、本発明の気相成長装置1の一例を模式的に示すものである。図1はその側面断面図、図2は図1の原料ガス導入部付近の拡大図、図3は図1の気相成長装置1の平面図、図4は、図1の気相成長装置1の要部を一部切り欠いて示す分解斜視図である。この気相成長装置1は、図1に示すように、水平方向における第一端部31側にガス導入口21が形成され、同じく第二端部32側にガス排出口36が形成された反応容器本体2を有する。薄膜形成のための原料ガスGは、ガス導入口21から反応容器本体2内に導入され、該反応容器本体2の内部空間5にて略水平に回転保持される基板Wの主表面に沿う方向に沿って流れた後、ガス排出口36から排出管7を経て排出されるように構成されている。
【0016】
図1に示すように、反応容器本体2の内部空間5には、垂直な回転軸線Oの周りにモータ13により回転駆動される円盤状のサセプタ12が配置され、その上面に形成された浅い座ぐり12b内に、シリコンエピタキシャルウェーハを製造するための基板Wが1枚のみ配置される。すなわち、該気相成長装置1は枚葉式気相成長装置として構成されている。基板Wは、たとえば直径が100mmあるいはそれ以上のものである。また、基板Wの配置領域に対応して反応容器本体2の上下には、基板加熱のための赤外線加熱ランプ11が所定間隔にて配置されている。
【0017】
内部空間5内には、図3に示すようにサセプタ12を取り囲むように堤部材23が配置されている。図2に示すように、堤部材23は、その上面23aがサセプタ12の上面12a(ひいては基板Wの主表面)と略一致する位置関係にて配置される。図1に示すように、ガス導入口21は、堤部材23の外周面23bに対向する形にて開口しており、該ガス導入口21からの原料ガスGは、図2あるいは図4に示すように、堤部材23の外周面23bに当たって上面23a側に乗り上げた後、サセプタ12上の基板Wの主表面に沿って流れるようになっている。本実施形態では、堤部材23の外周面23bは、サセプタ12の形状に対応した円筒面状とされている。なお、堤部材23の内周縁に沿って、板状に形成された均熱用の予熱リング22が配置され、その内側に配置されるサセプタ12の上面12aが、該予熱リング22の上面22a(図2参照)と略同一面となっている。また、内部空間5内には、堤部材23と対をなすように、その堤部材23とほぼ同径の上部内張り材4が配置されている。
【0018】
図1に示すように、気相成長装置1においては、反応容器本体2の第一端部31からサセプタ12の回転軸線Oと直交して第二端部32に至る原料ガスGの流れ方向に沿った仮想的な中心線を水平基準線HSLとする。そして、水平基準線HSLとサセプタ12の回転軸線Oとの双方に直交する方向を幅方向WLとする。これにより、水平基準線HSLと回転軸線Oとを含む面α(基準面α)が定まる。
【0019】
次に、図3に示すように、ガス導入口21A,21Bと堤部材23との間には、原料ガスGの流通経路となるガス流通孔が形成されたバッフル26が配置されている。図4に示すように、ガス流通孔は、複数の主流通孔26aと、それら主流通孔26aよりも開口面積が小さい整流孔26bとを含んで構成されている。各孔を通り抜けようとする原料ガスGの圧力が等しい場合、原料ガスGの流通量は、整流孔26bよりも開口面積が大きい主流通孔26aのほうが必ず大きくなる。原料ガスGの流通量が主流通孔26aよりも小さい整流孔26bは、原料ガスGの流れを微修正するのに適している。つまり、主流通孔26aを通じて堤部材23に到達した原料ガスGの流れを、整流孔26bからの原料ガスGの流れで整えて、基板W上に流れる原料ガスGの流量分布の均一化を図ることができる。
【0020】
図4に示すように、バッフル26は板状の形態を有する。本実施形態では、一枚の石英長板をバッフル26として採用している。ただし、ガス導入口21A,21Bのそれぞれに個別に対応する複数部材でバッフルを構成することも可能である。また、主流通孔26aおよび整流孔26bは、バッフル26を厚さ方向に貫通しており、それぞれ一定の径の円筒状である。主流通孔26aと整流孔26bとの開口面積の比としては、たとえば整流孔26bの開口面積を、主流通孔26aの開口面積の1/16以上1/2以下とすることが望ましい。円の径に換算すると、整流孔26bの径は、主流通孔26aの径の1/4以上(1/2)−1以下の範囲内で適宜調整する。主流通孔26aに比べて整流孔26bが小さすぎると、原料ガスGの流れを整える効果を十分に得られない場合がある。逆に、大きすぎると原料ガスGの流れを整えるというよりも、むしろ流れを大きく変化させてしまい、流量分布の均一化を図ることが困難になる恐れがある。
【0021】
図5に、いくつかのバッフルの正面図を示す。図5(a)は、図1から図4に示した気相成長装置1が備えるバッフル26を示している。図5(b)は、好適な別形態のバッフル261を示している。図5(a)に示すように、主流通孔26aおよび整流孔26bは、水平基準線HSLと回転軸線Oとを含む面αに関して対称となるように、幅方向WLに並んで形成されている。このようにすると、幅方向WLについてのみ整流孔26bの形成位置を考慮すればよいうえ、1つの整流孔26bの位置を決めると、水平基準線HSLを挟んで反対側の1つの整流孔26bの位置も自ずと決まるので、施工時の微調整に費やされる時間の節約にもなる。なお、図5(c)に示すのは、主流通孔26aのみが形成された従来のバッフル262である。
【0022】
ところで、図3に示すように、反応容器本体2は、幅方向WLにおいて原料ガスGの流れを水平基準線HSLに対し左右に分断する支柱33を、堤部材23よりも原料ガスGの流れ方向の上流側かつバッフル26よりも下流側に備えている。支柱33は、反応容器本体2の強度を保つうえで重要であるが、流量分布の均一化の観点からすると歓迎される存在ではない。支柱33が影となって流量ムラの生成を招くからである。この場合、支柱33に最も近い主流通孔26aよりも、幅方向WLにおける外側に整流孔26bを形成すれば(図5(a)(b)参照)支柱33に起因すると考えられる流量ムラを効果的に減殺できる。
【0023】
なお、実際の製造現場においては、経年劣化等により、水平基準線HSLに向かって多くの原料ガスGが集まる傾向を持った装置もある。このような装置に対しては、整流孔26bを最内側に形成したほうが、流量分布を均一化する効果が高い場合もある。ただし、図5(a)(b)の形態でも望ましい効果は期待できる。
【0024】
また、図1、図3および図4に示すように、気相成長装置1は、ガス導入口21A,21Bからの原料ガスGを堤部材23に向けて導くガス案内部材24R,24Lを備えている。このようなガス案内部材24R,24Lは、ガス導入口21A,21Bと堤部材23との間に配置されているので、バッフル26は、それらガス案内部材24R,24Lとガス導入口21A,21Bとの間に配置されることになる。また、ガス案内部材24R,24Lは、支柱33を間に挟んで配置されており、その内部は、原料ガスGの流れを幅方向WLにさらに仕切るガス案内部材側仕切板34R,34Lにより、それぞれ内側案内路24Tと外側案内路24Sとに分離されている。そして、整流孔26bは、内側案内路24Tに対応して設けられている。換言すれば、整流孔26bは、内側案内路24Tに開口したガス流通孔である。整流孔26bを内側案内路24Tに対応して設けた場合、外側案内路24Sに対応して設けたときよりも原料ガスGの流れを整える効果が高いため、このような配置とするほうが、流量分布の均一化を図るうえで有利となる。ただし、外側案内路24Sに対応して設けることが無効ということではない。
【0025】
また、支柱33を基準に考えた場合、図5(a)に示すように、整流孔26bは、支柱33から最も近い位置にある主流通孔26aの外隣、つまり、支柱33に最も近い主流通孔26aと、2番目に近い主流通孔26aとの間に設けることができる。この形態によると、最内側の主流通孔26aからの原料ガスGの流れと、それより外側の主流通孔26aからの原料ガスGの流れとを整えることにより、支柱33の影響をなるべく小さくすることができる。なお、図5(a)の形態では、整流孔26bを1対のみ設けているが、これ限定されるわけではなく、たとえば図5(b)の別形態に示すように、基準面αに関して対称に、複数対の整流孔26bを設けてもよい。
【0026】
図3に示すように、右側のガス案内部材側仕切板34Rと左側のガス案内部材側仕切板34Lとのそれぞれに個別に対応してガス導入口21A,21Bが形成されている。具体的には、原料ガスGは、ガス配管50を経て各ガス導入口21A,21Bから反応容器本体2の内部空間5に導かれる。本実施形態では、ガス配管50は、内側案内路24Tにガスを供給する内側配管53と、同じく外側案内路24Sにガスを供給する外側配管51とに分岐し、各々原料ガスGの流量を、マスフローコントローラ(MFC)54,52により独立に制御できるようにしている。ここで、MFC54,52の替りに手動バルブを使用してもよい。また、内側配管53および外側配管51は、それぞれ分岐配管56,56および分岐配管55,55にさらに分れ、水平基準線HSLに対して両側にそれぞれ内側ガス導入口21A,21Aおよび外側ガス導入口21B,21Bを開口している。
【0027】
また、図4に示すように、ガス案内部材24R,24Lは、ガス導入口21側と堤部材23側とにそれぞれ開口する横長状断面を有する石英製の筒部材であり、ガス案内部材側仕切板34R,34Lは、互いに略平行に配置された上面板24aと下面板24bとの上端面と下端面とが各々溶接される形もしくは点支持される形にて配置されている。ガス案内部材側仕切板34R,34Lが一体化されたガス案内部材24R,24Lを、反応容器本体2に対して着脱可能に配置することで、たとえばガス案内部材側仕切板34R,34Lの位置を変更したい場合には、ガス案内部材24R,24Lの交換により簡単に対応することができる。
【0028】
一方、図3に示すように、堤部材23の外周面23bには、水平基準線HSLに対し左右対称に振り分けた形にて、原料ガスGの流れを幅方向WLにおける複数個所にて仕切る堤部材側仕切板35R,35Lが配置されている。原料ガスG,Gは、堤部材23の上面23aに乗り上げる際に幅方向WLに逃げやすい。そこで、前述したガス案内部材側仕切板34R,34Lとともに、堤部材側仕切板35R,35Lを設けることにより、原料ガスG,Gの流れる方向を適度に整えることに成功している。本実施形態では、堤部材側仕切板35R,35Lは、水平基準線HSLを挟んで左右に各々1個所ずつ配置されている。
【0029】
図4に示すように、堤部材23の上面23aの外周縁部を、ガス案内部材24R,24Lとの対向区間において凹状に切り欠くことにより弓形の切欠部23kが形成されている。図1に示すように、反応容器本体2は、下部容器2bと上部容器2aとからなり、上部内張り材4は上部容器2a、堤部材23は下部容器2bの内周面に沿って配置されている。図2に示すように、切欠部23kの底面23cは、ガス案内部材24R,24Lの下面板24bの内面の延長に略一致する形となっており、ガス案内面の役割を果たす。そして、原料ガスGは切欠部23kの側面23bに当たって上面23aに乗り上げる。なお、上部内張り材4は、堤部材23の上面23aに対向する第一面4aと、切欠部23kの側面23bに対向する第二面4bと、同じく底面23cに対向する第三面4cとを有する段部4dを有し、切欠部23kとの間にクランク状の断面を有するガス通路51を形成している。図4に示すように、堤部材側仕切板35R,35Lは、ガス通路51に対応したL字状(あるいは上面23a側まで延びるクランク状形態としてもよい)に形成されている。この構造によると、原料ガスGの流れが、L字型の狭いガス通路51を通過することにより横方向につぶれやすくなり、流量分布の極端な偏りを生じにくくすることができる。
【0030】
以下、上記気相成長装置1を用いたエピタキシャルウェーハの製造方法について説明する。図1から図4に示すように、反応容器2内のサセプタ12上に基板Wを配置し、必要に応じ自然酸化膜除去等の前処理を行った後、基板Wを回転させながら赤外線加熱ランプ11により所定の反応温度に加熱する。その状態で、反応容器2内に各ガス導入口21A,21Bから原料ガスGを所定の流速にて流通させて、基板W上にシリコン単結晶薄膜を気相エピタキシャル成長させることにより、エピタキシャルウェーハを得る。
【0031】
原料ガスGは、上記の基板W上にシリコン単結晶薄膜を気相成長させるためのものであり、SiHCl、SiCl、SiHCl、SiH等のシリコン化合物の中から選択される。原料ガスGには、ドーパンドガスとしてのBあるいはPHや、希釈ガスとしてのH、N、Ar等が適宜配合される。また、薄膜の気相成長処理に先立って基板前処理(たとえば自然酸化膜や付着有機物の除去処理)を行う際には、HCl、HF、ClF、NF等から適宜選択された腐蝕性ガスを希釈ガスにて希釈した前処理用ガスを反応容器本体2内に供給するか、または、H雰囲気中で高温熱処理を施す。
【0032】
反応容器2内に原料ガスGを流通させるときの作用について説明する。原料ガスGは、バッフル26を通り、ガス案内部材側仕切板34R,34Lの間を通る内側ガス流Gと、同じく外側を通る外側ガス流Gとに仕切られて、さらに堤部材23の外周面23bに向けて流れる。外周面23bに当たったガス流GおよびGは、堤部材23の上面23aに乗り上げて、基板Wの主表面に沿って流れ、排出側ガス案内部材25を経て排出管7に集められ、排出される。
【0033】
図6は、ガス流Gの流れ方を説明する概念図である。図6(a)は、従来のバッフル262(図5(c)参照)を用いた場合を示している。主流通孔26aから堤部材23の外周面23bにぶつかった後のガス流Gは、様々な方向に進みながら堤部材23の上面23aに乗り上げる。このとき、隣り合う主流通孔26a,26aからのガス流G同士は強く重なり合って、流量ムラの原因となりやすい。他方、図6(b)に示すように、整流孔26bを設けたバッフル26を用いると、整流孔26bからの少量のガス流Gが、隣り合う主流通孔26a,26aからのガス流G同士が強く重なり合うことを阻み、結果的に均一な流量分布が達成されると考えられる。
【0034】
なお、本明細書中において、主流通孔26aおよび整流孔26bは、水平基準線に関して対称としているが、たとえば1〜2mm程度の位置のずれ、形状や寸法の微小な相違は、対称の概念に含まれるものとする。
【0035】
【実験例】
(計算機による模擬実験)
図1から図4に示す気相成長装置1で、シリコン単結晶基板W上にシリコン単結晶薄膜を気相エピタキシャル成長させる場合の、そのシリコン単結晶薄膜の成長速度分布を、計算機シミュレーションにより見積もった。また、これと比較するために、バッフル26を、バッフル262(図5(c)参照)に変更した従来の気相成長装置で、シリコン単結晶薄膜をシリコン単結晶基板W上に気相エピタキシャル成長させる場合の、シリコン単結晶薄膜の成長速度分布を併せて見積もった。設定条件等は、以下に記す通りである。
【0036】
Fluent Ver 6.0(フルーエント・アジアパシフィック社より入手)
(寸法)
・反応容器直径=300mm
・反応容器高さ=20mm
・堤部材高さ(切欠き部23kの底面23cから堤部材23の上面23aまでの高さ)=16mm
・シリコン単結晶基板直径=200mm
(成長温度)
・シリコン単結晶基板…1400K
・反応容器上面…700K
(原料ガス)
・トリクロロシラン…3mol%
・水素…7mol%
(原料ガス流量)
・内側案内路…30リットル/分(標準状態)
・外側案内路…20リットル/分(標準状態)
【0037】
図7に示すのは、上記の計算機シミュレーションから得られた成長速度分布を示す等高線図であり、図7(a)が本発明の気相成長装置1の場合、図7(b)が従来の気相成長装置の場合である。シリコン単結晶基板Wは、回転しないと仮定しているので、図中右側に進むほど、成長速度が遅い等高線を示している。従来の気相成長装置の場合、等高線が大きく波打っているのに対し、本発明の気相成長装置1の場合、等高線は小さい波打ちを繰り返す結果となった。
【0038】
(実機を用いた実験)
CZ法により作製した直径200mmのシリコン単結晶基板Wを、図1から図4に示す気相成長装置1内に配置した。この気相成長装置1は、図5(a)に示したバッフル26を装備したものである。そして、以下の手順でシリコン単結晶薄膜をシリコン単結晶基板W上に気相エピタキシャル成長させた。また、これと比較するために、バッフル26を、従来のバッフル262(図5(c)参照)に変更し、同様の手順でシリコン単結晶薄膜をシリコン単結晶基板W上に気相エピタキシャル成長させた。
【0039】
まず、赤外線加熱ランプ11(図1参照)に通電し、基板Wの温度が1100℃になった後に、基板W表面の自然酸化膜を除去した。その後、基板Wの温度を1100℃に保持したまま内側ガス導入口21Aおよび外側ガス導入口21Bから原料ガスとしてトリクロロシランガスを含有する水素ガスを反応容器内に供給して、基板W上にシリコン単結晶薄膜を気相エピタキシャル成長させた。なお、内側ガス導入口21Aと外側ガス導入口21Bとの原料ガスの合計供給流量は、標準状態における値で50リットル/分に固定した。また、内側ガス導入口21Aと外側ガス導入口21Bとの供給流量比は種々に変えてシリコン単結晶薄膜の成長を行い、膜厚分布が最適となるものを選択するようにした。なお、シリコン単結晶薄膜は厚さ6μmを目標として、膜厚をモニターしながら成長させた。
【0040】
次に、得られた薄膜付きの基板すなわちシリコンエピタキシャルウェーハの、直径方向の膜厚分布プロファイルをFT−IR法により測定し、グラフにプロットした。図8(a)は、本発明の気相成長装置1で作製したシリコンエピタキシャルについての測定結果であり、図8(b)は、従来の気相成長装置で作製したシリコンエピタキシャルウェーハについての測定結果である。
【0041】
本発明にかかる気相成長装置1で作製したシリコンエピタキシャルウェーハは、従来の気相成長装置で作製したシリコンエピタキシャルウェーハよりも均一な膜厚分布を示した。また、シリコン単結晶薄膜の最大膜厚値をtmax、同じく最小膜厚値をtminとし、100×(tmax−tmin)/(tmax+tmin)で定義される値をシリコン単結晶薄膜の膜厚分布(±%)としたとき、図8(a)のプロファイルから±0.5(%)という値が導出された。これに対し、従来の気相成長装置で作製したシリコンエピタキシャルウェーハは、±1.5(%)であった。なお、本実験では直径200mmのシリコン単結晶基板を使用したが、直径300mmのものについても同様の効果が得られることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気相成長装置の一例を示す側面断面図。
【図2】本発明の気相成長装置の要部を拡大した断面図。
【図3】本発明の気相成長装置の平面図。
【図4】本発明の気相成長装置の要部を一部切り欠いて示す分解斜視図。
【図5】いくつかのバッフルの拡大正面図。
【図6】ガス流Gの流れ方を説明する概念図。
【図7】計算機シミュレーションから得られた成長速度分布を示す等高線図。
【図8】シリコン単結晶薄膜の膜厚分布を示すグラフ。
【符号の説明】
1 気相成長装置
2 反応容器本体
5 内部空間
12 サセプタ
12a サセプタの上面
21 ガス導入口
23 堤部材
23a 堤部材の上面
24R,24L ガス案内部材
24T 内側案内路
24S 外側案内路
26,261 バッフル
26a 主流通孔
26b 整流孔
31 第一端部
32 第二端部
33 支柱
34R,34L ガス案内部材側仕切板
36 ガス排出口
W 基板
G 原料ガス
O 回転軸線
HSL 水平基準線
WL 幅方向
α 基準面(水平基準線および回転軸線を含む面)

Claims (7)

  1. シリコン単結晶基板の主表面にシリコン単結晶薄膜を気相成長させる気相成長装置であって、
    水平方向における第一端部側にガス導入口が形成され、同じく第二端部側にガス排出口が形成された反応容器本体を有し、シリコン単結晶薄膜形成のための原料ガスが前記ガス導入口から前記反応容器本体内に導入され、該反応容器本体の内部空間にて略水平に回転保持される前記シリコン単結晶基板の前記主表面に沿って前記原料ガスが流れた後、前記ガス排出口から排出されるように構成され、
    前記内部空間内にて回転駆動される円盤状のサセプタ上に前記シリコン単結晶基板が配置される一方、前記サセプタを取り囲むとともに、上面が該サセプタの上面と一致する位置関係にて堤部材が配置され、
    さらに、前記ガス導入口は前記堤部材の外周面に対向する形にて開口し、該ガス導入口からの前記原料ガスが、前記堤部材の外周面に当たって上面側に乗り上げた後、前記サセプタ上の前記シリコン単結晶基板の主表面に沿って流れるように構成され、
    前記ガス導入口と前記堤部材との間に、ガス流通孔の形成されたバッフルが配置された気相成長装置において、
    前記ガス流通孔を、複数の主流通孔と、その主流通孔よりも開口面積が小さい整流孔とを含んで構成したことを特徴とする気相成長装置。
  2. 前記反応容器本体の前記第一端部から前記サセプタの回転軸線と直交して前記第二端部に至る前記原料ガスの流れ方向に沿った仮想的な中心線を水平基準線とし、該水平基準線と前記回転軸線との双方に直交する方向を幅方向としたとき、
    前記主流通孔および前記整流孔は、前記水平基準線と前記回転軸線とを含む面に関して対称となるように、前記幅方向に並んで形成されていることを特徴とする請求項1記載の気相成長装置。
  3. 前記反応容器本体は、前記幅方向において前記原料ガスの流れを前記水平基準線に対し左右に分断する支柱を、前記堤部材よりも前記原料ガスの流れ方向の上流側かつ前記バッフルよりも下流側に備え、
    前記整流孔は、前記支柱に最も近い前記主流通孔よりも、前記幅方向における外側に形成されていることを特徴とする請求項2記載の気相成長装置。
  4. 前記支柱を挟んで配置され、前記ガス導入口からの前記原料ガスを前記堤部材に向けて導くガス案内部材を備え、そのガス案内部材の内部は、前記原料ガスの流れを前記幅方向にさらに仕切るガス案内部材側仕切板により内側案内路と外側案内路とに分離されており、
    前記整流孔は、前記内側案内路に対応して設けられていることを特徴とする請求項3記載の気相成長装置。
  5. 前記支柱から最も近い位置にある前記主流通孔の外隣に、前記整流孔を設けたことを特徴とする請求項3または4記載の気相成長装置。
  6. シリコン単結晶基板の主表面にシリコン単結晶薄膜を気相成長させる気相成長装置であって、
    水平方向における第一端部側にガス導入口が形成され、同じく第二端部側にガス排出口が形成された反応容器本体を有し、シリコン単結晶薄膜形成のための原料ガスが前記ガス導入口から前記反応容器本体内に導入され、該反応容器本体の内部空間にて略水平に回転保持される前記シリコン単結晶基板の前記主表面に沿って前記原料ガスが流れた後、前記ガス排出口から排出されるように構成され、
    前記内部空間内にて回転駆動される円盤状のサセプタ上に前記シリコン単結晶基板が配置される一方、前記サセプタを取り囲むとともに、上面が該サセプタの上面と一致する位置関係にて堤部材が配置され、
    さらに、前記ガス導入口は前記堤部材の外周面に対向する形にて開口し、該ガス導入口からの前記原料ガスが、前記堤部材の外周面に当たって上面側に乗り上げた後、前記サセプタ上の前記シリコン単結晶基板の主表面に沿って流れるように構成され、
    前記ガス導入口と前記堤部材との間に、ガス流通孔の形成されたバッフルが配置された気相成長装置において、
    前記反応容器本体の前記第一端部から前記サセプタの回転軸線と直交して前記第二端部に至る前記原料ガスの流れ方向に沿った仮想的な中心線を水平基準線としたとき、前記反応容器本体は、前記幅方向において前記原料ガスの流れを前記水平基準線に対し左右に分断する支柱を、前記堤部材よりも前記原料ガスの流れ方向の上流側かつ前記バッフルよりも下流側に備え、
    前記ガス流通孔は、複数の主流通孔と、その主流通孔よりも開口面積が小さい、1対の整流孔とを含み、それら複数の主流通孔および1対の整流孔は、前記水平基準線と前記回転軸線とを含む面に関して対称となるように、前記幅方向に並んで形成され、
    前記1対の整流孔は、前記複数の主流通孔のうち、前記支柱に最も近い前記主流通孔の外隣に形成されていることを特徴とする気相成長装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の気相成長装置の前記反応容器内に前記シリコン単結晶基板を配置し、該反応容器内に前記原料ガスを流通させて前記シリコン単結晶基板上に前記シリコン単結晶薄膜を気相エピタキシャル成長させることによりエピタキシャルウェーハを得ることを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
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