JP2004199114A - Icカードとicカードの製造方法およびicカード用icモジュール - Google Patents

Icカードとicカードの製造方法およびicカード用icモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2004199114A
JP2004199114A JP2002363255A JP2002363255A JP2004199114A JP 2004199114 A JP2004199114 A JP 2004199114A JP 2002363255 A JP2002363255 A JP 2002363255A JP 2002363255 A JP2002363255 A JP 2002363255A JP 2004199114 A JP2004199114 A JP 2004199114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
contact
card
antenna
communication function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002363255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4184776B2 (ja
Inventor
Katsumi Shimizu
克巳 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2002363255A priority Critical patent/JP4184776B2/ja
Publication of JP2004199114A publication Critical patent/JP2004199114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4184776B2 publication Critical patent/JP4184776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07749Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card
    • G06K19/0775Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card arrangements for connecting the integrated circuit to the antenna

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】接触・非接触兼用のICカードにおいて、ICモジュールとアンテナコイルの接続の確実性の高いICカード等を提供する。
【解決手段】本発明のICカード1は、接触端子板を有し、接触・非接触両用の機能を有するICモジュール10が埋設凹部に装着され、ICモジュールの非接触通信機能部がカード基体内のアンテナコイルに接続するICカードにおいて、ICチップの1の非接触通信機能部パッドが矩形状のICモジュール基板の長辺と短辺に各1個ずつ分岐して存在する2個のアンテナ接続端子121,122に接続していて、都合4個のアンテナ接続端子を有しており、カード基体内のアンテナコイル接続端部が当該分岐する2個のアンテナ接続端子にそれぞれ導通するようにされて都合4個の導通部を形成している、ことを特徴とする。
アンテナ接続端子は各辺に2個、都合8個とすることもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、非接触ICカード、特に接触と非接触兼用のICカード(2Wayカード)において、ICモジュールとカード基体内のアンテナコイルとの接続の信頼性を高めることを目的とする発明に関する。
従って、本発明の利用分野は非接触ICカードの製造や利用分野に関する。
【0002】
【従来技術】
非接触ICカードは、電磁誘導の原理により外部から電力と信号を非接触で得るため、カード内部にコイルを形成したアンテナシートを内包する。
受送信する信号を処理し記憶するICチップは、コイルアンテナに接続してアンテナシートに一体にして使用する場合と、基板付きのICモジュールにしてカード表面に装着し、ICモジュールとカード基体内のアンテナシートとを接続する場合とがある。
接触と非接触兼用のICカードの場合は、接触端子板がカード表面になければならないので必然的に後者の形態になる。
【0003】
上記のような接触・非接触兼用ICカード(2Wayカード)の従来からの製造方法は以下の工程からなるのが一般的である。
(1)まず、アンテナを形成したアンテナシートを埋め込んで積層したカード基体を準備し、これに対し所定の印刷を行なう。
(2)印刷済みのカード基体をザグリ加工して、ICモジュール埋設凹部の形成とカード基体内に埋設されているアンテナコイルの両接続端部の露出を図る。
通常、埋設凹部はICモジュール基板の接着エリア搭載部(以下、「第1埋設凹部」とも表現する。)とモールド部の収納部(以下、「第2埋設凹部」とも表現する。)の2段構造となっている。そして、場合によっては、基板の接着エリア搭載部にそれよりはさらに深めの段をつけて、アンテナコイル接続端部の露出を図ることもある。
【0004】
(3)カードのアンテナコイル接続端部の露出部に対応して接触するように、アンテナ接続端子が設けられたCOT(テープICモジュール)を個片に打ち抜きし、COT裏面またはカード側の第1埋設凹部に対し、ICモジュールのカードとの接着固定を図るための接着剤(液状またはシート状、熱反応型または常温硬化型)およびカード側アンテナコイル接続端部とCOT側アンテナ接続端子を電気的に導通させるとともに接着固定させる接着剤(導電性の液状またはシート状接着剤)を塗布またはラミネートする。
【0005】
(4)個片に打ち抜きしたCOTをザグリ加工済みのカードに搭載し、所定条件(温度、圧力、時間を接着剤に適合した最適条件に設定する。)に加熱、加圧してCOTをカード基体に接着実装する。これにより、COTのカードへの物理的固定とアンテナ接続端子を介したICチップとアンテナコイルとの電気的接続の双方の目的が達せられる。
【0006】
ザグリ加工して露出するアンテナコイル接続端部とICチップとの接続を図るためのアンテナ接続端子の接続は、カードを曲げた時に最も曲げ応力の負荷が掛かり難いCOT外周部の左右2辺(カード短辺と平行な方向)に配置することが最も多いが、まれには、COT外周部の上下2辺(カード長辺と平行な方向)に配置される場合もある。
いずれにしても、できる限りCOTとカードの物理的な接着力を確保できるようにし、かつ、アンテナ接続端子への過大な外力による接続部の剥離(導通不良)を防止する観点で、接続端子のレイアウトが上記のように決められることが大半である。
【0007】
ここで、接触・非接触兼用ICカードの従来例を図面を参照して説明する。
図7は、接触・非接触兼用ICカードの例を示す平面図、図8は、ICモジュール埋設凹部を示す図、図9は、ICモジュールを装着した場合の拡大断面図、である。
なお、本明細書において各断面図の縦方向の縮尺は理解の容易のために横方向縮尺よりも拡大して図示している。
【0008】
図7は、接触・非接触兼用ICカードの平面図であるが、ICモジュールの端子板を剥離した状態を示している。前記のように、カード内のアンテナコイル24との接続が、ICモジュール10の左右2辺でされる場合(図7(A))と、上下2辺でされる場合(図7(B))とがある。
それぞれ、ICモジュール10の裏面が、図7(a)(b)のように構成されているICモジュール10を、図7の場合は上下反転してICカードの埋設凹部22に装着している。従って、アンテナ接続端子121が、アンテナコイル接続端部241に、アンテナ接続端子125が、アンテナコイル接続端部242に接続することになる。
なお、図7において、アンテナ接続端子121,125とは、ICチップの1の非接触通信機能部パッド(以下、「アンテナ端部」と表現する場合もある。)と接続させることで、チップの特定パッドとアンテナコイル24との電気的接続を図るためのICモジュールの端子を意味するものとする。
【0009】
ICモジュール10のカード表面側は接触端子板になっていて、図示してないがISOで規定する端子板配置になっている。
ICモジュール10の下面には、ICカード基体21内に設けたアンテナコイル24との接続端部が形成されていて、ICモジュール10のアンテナ接続端子との間で導通されるようになっている。
アンテナコイル接続端部241,242は、アンテナコイルが捲線の場合は、捲線の端部を折り畳んだ形状にされるが、銅箔等をエッチングしてアンテナコイルを形成する場合は、3〜4mm角程度の大きさの平板形状にされる。
【0010】
図8のように、ICモジュール埋設凹部22は、ICモジュールの端子基板を嵌め込みできる大きさと深さの第1埋設凹部221と、その中央部分であって、ICモジュールのモールド部を嵌め込みできる深さの第2埋設凹部222とからなっている。ICモジュールのアンテナ接続端子を左右2辺に置く場合は、第1埋設凹部221の下面であって、第2埋設凹部222の左右側部分に、アンテナコイル接続端部241,242が位置するようにされる。
【0011】
このアンテナコイル接続端部241,242とICモジュール10のアンテナ接続端子を接続する場合、第1埋設凹部面にアンテナコイル接続端部が露出している場合のほかは、第1埋設凹部の切削面から導通用凹部をさらに掘削して、平板の金属面が露出するようにする。
掘削によって金属面が露出した後は、導通用凹部内に熱硬化性等の導電性接着剤(ペースト)を充填し、あるいはCOT裏面に導電性接着テープを貼着し、その後、ICモジュールを被せて固定する。導通用凹部の掘削は、平板状の金属層を貫通しても導通を確保できるが、接触面積を大きくするためには、丁度、金属面が露出する程度の深さとするのが好ましい。
【0012】
図9は、ICモジュールを装着した後の拡大断面を示している。
接触・非接触兼用ICモジュール10を埋設凹部22に装着する際は、既述のようにICモジュールの第1埋設凹部221に懸架する部分にホットメルト型接着剤シート(非導電性)3と導電性接着剤シートを部分を分けて貼着し、あるいは導通用凹部151,152に熱硬化性等の導電性接着剤(ペースト状)を充填してから、ICモジュール10を埋設凹部22の上に載置し、接着剤に適合した条件で加熱圧着するようにする。これにより、ICモジュール10は埋設凹部22内に固定されると共に、導電性接着剤によりICモジュールの非接触通信機能部パッドとアンテナコイル24間の導通が確保される。
【0013】
ICカード基体21の層構成は各種あって、これに限定されるものではないが、図示のものは一例として、乳白色コアシート211、212の2層を、表裏の透明オバーシート213,214とで覆い、熱圧プレスして一体にした構成が示されている。
アンテナコイル24は、コアシートにラミネートされた金属箔をエッチングして形成したり、プリント配線したり、あるいは捲線を平面的に数回周回させて形成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、COT裏面のアンテナ接続端子とカード側のアンテナコイル接続端子の導通を確保するために、通常、COT外周部の左右辺またはまれに上下辺のみにアンテナ接続端子を設ける場合が殆どであるが、これには以下のような欠点がある。
(1)COT外周部の左右辺のみにアンテナ接続端子を設ける場合は、確かに、カードの曲げ応力が最も掛かりにくい方向への配置であるため、アンテナ接続端子の接続信頼性は、上下辺沿いに設ける場合よりは格段に良いと考えられるが、左右方向に過大な曲げ応力(極端に曲がった場合)が生じた場合は、COT自体が剥がれないものの、やはり導通不良となる可能性があった。
【0015】
(2)COT外周部の上下辺のみにアンテナ接続端子を設ける場合も、カードの曲げ応力がカードの短辺方向に掛かった場合には、同様に、COT自体が剥がれないものの、やはり導通不良となる可能性があった。
これを防止するため、アンテナ接続用の導電性接着剤をより性能の優れたものとすべく特殊なものが年々開発されているが、開発費高騰、製造コストが回収できない、開発期間が長期化する、等の問題が生じていた。
【0016】
そこで、本願発明者は、COT外周部の左右辺と上下辺に、各々アンテナ接続端子を設けることにより、格段の接続信頼性を高められることを着想し、鋭意研究の結果、本発明の完成に至ったものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の要旨の第1は、接触端子板を有し、接触・非接触両用の機能を有するICモジュールが埋設凹部に装着され、ICモジュールの非接触通信機能部がカード基体内のアンテナコイルに接続するICカードにおいて、ICチップの1の非接触通信機能部パッドが矩形状のICモジュール基板の長辺と短辺に各1個ずつ分岐して存在する2個のアンテナ接続端子に接続していて、都合4個のアンテナ接続端子を有しており、カード基体内のアンテナコイル接続端部が当該分岐する2個のアンテナ接続端子にそれぞれ導通するようにされて都合4個の導通部を形成している、ことを特徴とするICカード、にある。
【0018】
本発明の要旨の第2は、接触端子板を有し、接触・非接触両用の機能を有するICモジュールが埋設凹部に装着され、ICモジュールの非接触通信機能部がカード基体内のアンテナコイルに接続するICカードにおいて、ICチップの1の非接触通信機能部パッドが矩形状のICモジュール基板の長辺と短辺に各2個ずつ分岐して存在する4個のアンテナ接続端子にそれぞれ接続していて、都合8個のアンテナ接続端子を有しており、カード基体内のアンテナコイル接続端部が当該分岐する4個のアンテナ接続端子にそれぞれ導通するようにされて都合8個の導通部を形成している、ことを特徴とするICカード、にある。
【0019】
本発明の要旨の第3は、接触端子板を有し、接触・非接触両用の機能を有するICモジュールが埋設凹部に装着され、ICモジュールの非接触通信機能部がカード基体内のアンテナコイルに接続するICカードにおいて、ICチップの1の非接触通信機能部パッドが矩形状のICモジュール基板の四辺に各1個ずつ分岐して存在する4個のアンテナ接続端子にそれぞれ接続していて、都合8個のアンテナ接続端子を有しており、カード基体内のアンテナコイル接続端部が当該分岐する4個のアンテナ接続端子にそれぞれ導通するようにされて都合8個の導通部を形成している、ことを特徴とするICカード、にある。
【0020】
本発明の要旨の第4は、接触端子板を有し、接触・非接触両用の機能を有するICモジュールが埋設凹部に装着され、ICモジュールの非接触通信機能部がカード基体内のアンテナコイルに接続するICカードにおいて、ICチップの少なくとも1の非接触通信機能部パッドが矩形状のICモジュール基板の長辺と短辺に各1個以上分岐して存在する2個以上のアンテナ接続端子に接続していて、都合3個以上のアンテナ接続端子を有しており、カード基体内のアンテナコイル接続端部が当該分岐する2個以上のアンテナ接続端子にそれぞれ導通するようにされて都合3個以上の導通部を形成している、ことを特徴とするICカード、にある。
【0021】
本発明の要旨の第5は、以下の(1)〜(4)の工程、
(1)アンテナシートのアンテナコイルを形成する際に、アンテナコイルの両端のアンテナコイル接続端部を、1の非接触通信機能部パッドに対するアンテナ接続端子が矩形状のICモジュール基板の短辺側と長辺側に分岐して存在するICモジュールに接続可能な形状に形成する工程、(2)上記によるアンテナシートと他のコアシートおよびオーバーシートを組み合わせて熱圧プレスし、カード基体を製造する工程、(3)上記によるカード基体表面からICモジュール装着用埋設凹部を掘削する際に、前記アンテナコイル接続端部に通じるように、ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対してICモジュールの短辺側と長辺側に分岐して存在する複数の導通用凹部を掘削する工程、(4)ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対して、ICモジュールの短辺側と長辺側に分岐して存在する複数のアンテナ接続端子を有する接触・非接触両用機能を有するICモジュールを、前記ICモジュール装着用埋設凹部に嵌め込んで実装する工程、を有することを特徴とする接触・非接触兼用ICカードの製造方法、にある。
【0022】
本発明の要旨の第6は、接触・非接触両用の機能を有するICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子がICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に各1個ずつ分岐した2個の端子を有しており、他の1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子が、同様にICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に分岐した2個の端子を有しているため、都合4個のアンテナ接続端子を有することを特徴とするICモジュール、にある。
【0023】
本発明の要旨の第7は、接触・非接触両用の機能を有するICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子がICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に各2個ずつ分岐した4個の端子を有しており、他の1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子が、同様にICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に分岐した4個の端子を有しているため、都合8個のアンテナ接続端子を有することを特徴とするICモジュール、にある。
【0024】
本発明の要旨の第8は、接触・非接触両用の機能を有するICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子がICモジュールの矩形状の基板の4辺に各1個ずつ分岐した4個の端子を有しており、他の1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子が、同様にICモジュールの4辺に分岐した4個の端子を有しているため、都合8個のアンテナ接続端子を有することを特徴とするICモジュール、にある。
【0025】
本発明の要旨の第9は、接触・非接触両用の機能を有するICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの少なくとも1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子がICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に分岐した2個以上の端子を有しており、他の1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子が、単一の端子またはICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に分岐した2個以上の端子を有しているため、都合3個以上のアンテナ接続端子を有することを特徴とするICモジュール、にある。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明のICカードはカードに加えられる外力、特に曲げ応力に対して、ICモジュールとカード基体内のアンテナコイル間の接続の確実性を確保するため、アンテナに対して複数の接続端子間で接続しようとするものである。
このためには、ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対して、2以上のアンテナ接続端子を有するICモジュールが必要になる。また、カード基体内のアンテナコイルも1のコイル端部に対して複数のアンテナコイル接続端部を有することが必要になる。
【0027】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して順次説明することとする。
図1は、本発明のICカードの実施形態1を示し、1のアンテナ端部に対してアンテナ接続端子を2個に分岐させた場合を示す。図2は、本発明のICカードの実施形態の2を示し、1のアンテナ端部に対してアンテナ接続端子を4個に分岐させた場合を示す。図3は、本発明のICカードの実施形態の3を示し、1のアンテナ端部に対してアンテナ接続端子を4個に分割し、かつ四辺に分散配置した場合を示す。
【0028】
図1は、ICカードの実施形態1の平面図であるが、1のアンテナ接続端子を2個に分岐させた場合である。図1(A)は、ICカードのICモジュールの端子板を剥離した埋設凹部の状態、図1(B)は、図1(A)の埋設凹部部分の拡大図、図1(C)は、ICモジュールの背面図である。
図1(A)(B)のように、第1埋設凹部221と第2埋設凹部222とからなる埋設凹部22の第2埋設凹部222の周囲には、ICカード基体21内のアンテナコイル接続端部241a,241b,242a,242bが各辺に1個ずつ配置されている。
【0029】
実施形態1に使用するICモジュール10は、図1(C)のように、モールド部11の周囲に、4個のアンテナ接続端子121,122,125,126を有していて、それぞれのアンテナ接続端子に、図1(C)の状態から左右に反転してICカードの埋設凹部22に装着される。
従って、ICモジュール10のアンテナ接続端子121はアンテナコイル接続端部241aに、接続端子122は接続端部241bに、接続端子125は接続端部242aに、接続端子126は接続端部242bに、それぞれ接続されることになる。
【0030】
このように、実施形態1のICカードでは、1のアンテナコイル接続端部に対して、ICチップ2のアンテナ端部への接続が長辺に配置されているアンテナ接続端子121と短辺に配置されているアンテナ接続端子122の双方によりされているので、いずれかのアンテナ接続端子との接着が外力により剥離したとしても、他方の接続が確保されている限り非接触通信機能が害されることはない。
【0031】
アンテナコイル接続端部241からアンテナ接続端子121,122に接続するための分岐Pは、第1埋設凹部221の内周域であってその下面側であっても、第1埋設凹部の外周域であっても良いが、アンテナの断線がICモジュール基板の端縁付近で発生し易いことを考慮すると外周域にあることがより好ましいことになる。
すなわち、図1(B)のように分岐Pが、第1埋設凹部の外周域にある場合は、例えば図中の「×」で断線した場合であっても他方の接続が確保さているので、非接触通信機能の機能が失なわれることはない。このことは、埋設凹部掘削の際に、時には生じるアンテナコイル切断の問題にも対応できることを意味している。分岐Qの場合も同様である。
【0032】
図2は、ICカードの実施形態2の平面図であるが、1のアンテナ接続端子を4個に分岐させた場合である。図2(A)は、ICカードのICモジュールの端子板を剥離した埋設凹部の状態、図2(B)は、図2(A)の埋設凹部部分の拡大図、図2(C)は、ICモジュールの背面図である。
図2(A)(B)のように、埋設凹部22の周囲には、ICカード基体21内のアンテナコイル接続端部241a,241b,241c,241d,242a,242b,242c,242dが配置されている。
【0033】
実施形態2に使用するICモジュール10は、図2(C)のように、モールド部11の周囲に、8個のアンテナ接続端子121,122,123,124,125,126、127,128を有していて、それぞれのアンテナ接続端子に、図2(C)の状態から左右に反転してICカードの埋設凹部22に装着される。従って、ICモジュール10のアンテナ接続端子121,122,123,124はアンテナコイル接続端部241a,241b、241c,241dに、それぞれ接続され、アンテナ接続端子125,126,127,128はアンテナコイル接続端部242a,242b、242c,242dに、それぞれ接続されることになる。
分岐点P,Q等が第1埋設凹部221の外周域に有ることが好ましいのは、上記実施形態1の場合と同様である。
【0034】
このように、実施形態2のICカードでは、1のアンテナコイル接続端部に対して、ICチップ2のアンテナ端部への接続が長辺に配置されているアンテナ接続端子121と123、短辺に配置されているアンテナ接続端子122と124の、4個の端子によりされているので、いずれか1〜3個のアンテナ接続端子との接着が外力により剥離したとしても、残りの1個の接続が確保されている限り非接触通信機能が害されることはない。接続の信頼性は実施形態1の場合よりも格段に高くなることになる。
【0035】
ICカードの実施形態3は、実施形態の2の場合と同様であるが、1のアンテナ接続端子を4個にし、各辺に分岐させた場合である。
図3は、ICカードの実施形態3の平面図である。実施形態の2の場合と同様に見えるが、1のアンテナ接続端子を4個に分割し、かつ各辺に分散した特徴がある。図3(A)は、ICカードのICモジュールの端子板を剥離した埋設凹部の状態、図3(B)は、図3(A)の埋設凹部部分の拡大図、図3(C)は、ICモジュールの背面図である。
図3(A)(B)のように、埋設凹部22の周囲には、ICカード基体21内のアンテナコイル接続端部241a,241b,241c,241d,242a,242b,242c,242dが配置されている。
【0036】
実施形態3に使用するICモジュール10は、図3(C)のように、モールド部11の周囲に、8個のアンテナ接続端子121,122,123,124,125,126、127,128を有していて、それぞれのアンテナ接続端子に、図3(C)の状態から左右に反転してICカードの埋設凹部22に装着される。従って、ICモジュール10のアンテナ接続端子121,122,123,124はアンテナコイル接続端部241a,241b、241c,241dに、それぞれ接続され、アンテナ接続端子125,126,127,128はアンテナコイル接続端部242a,242b、242c,242dに、それぞれ接続されることになる。
【0037】
分岐点P,Q等が第1埋設凹部221の外周域に有ることが好ましいのは、上記実施形態1の場合と同様である。なお、図中「□」で示すC1,C,C3部分は、アンテナコイル接続端部への配線が交差する部分であって短絡しないようにすることが必要である。
【0038】
このような配置の場合は、ICカードが一定の方向から外力を受けた場合に、1のアンテナ端部に対するアンテナ接続端子群が、ICモジュールの一方側に 集中している実施形態の2の場合よりは、1のアンテナ端部の全体の剥離が生じ難い効果を奏し、接続の確実性、信頼性はさらに高まる。
【0039】
本発明のICカードの実施形態は、上述のように、4端子または8端子の場合に限られる訳ではなく、1のアンテナ端部が2個のアンテナ接続端子を有し、他の1のアンテナ端部が単一のアンテナ接続端子を有する場合にも適用できることは容易に想定できる。また、同様に、2個、3個でも良く、3個、4個でも良いことは、当業者が容易に想到でき、また同様な効果を発揮できることも容易に類推できることである。
当該実施形態の図示はされていないが、本発明の請求項4記載の発明に該当することになる。
【0040】
このようなICカード基体の製造は、従来技術の項で説明した方法で製造することができる。複数の接続端部を有するアンテナコイルは、フォトエッチングやプリント配線の場合は、フォトマスクパターン形状を特定したり、印刷版パターンをそのようにすることで容易に製造できる。
また、交差する配線を有する実施形態3の場合には、複数の工程による配線が必要と考えられるが被覆捲線による場合は、そのような工程は必要としない。
ICカードの製造では、各アンテナコイル接続端部に、各ICモジュールのアンテナ接続端子を正しく位置合わせして接続する必要がある。
【0041】
次に、本発明のICモジュールについて説明する。
本発明のICモジュールは、本発明のICカードの各実施形態に対応したアンテナ接続端子を有することが必要なので、3種の実施形態について図面を参照して説明する。 図4は、本発明のICモジュールの実施形態1、図5は、ICモジュールの実施形態2、図6は、ICモジュールの実施形態3、を示す。各ICモジュールの背面図である。
【0042】
ICモジュールの実施形態1では、ICモジュール10は、図4のように、4個のアンテナ接続端子121,122,125,126を有し、端子121と122は、回路5およびボンデヤィングワイヤ6を介してICチップ2の非接触通信機能部パッドA1に接続している。
同様に、アンテナ接続端子125,126は、ICチップ2の非接触通信機能部パッドA2に接続している。
【0043】
ICモジュールの実施形態2では、ICモジュール10は、図5のように、8個のアンテナ接続端子121,122,123,124,125,126,127,128を有し、端子121,122,123,124は、回路5およびボンデヤィングワイヤ6を介してICチップ2の非接触通信機能部パッドA1に接続している。
同様に、アンテナ接続端子125,126,127,128は、ICチップ2の非接触通信機能部パッドA2に接続している。
【0044】
ICモジュールの実施形態3では、ICモジュール10は、図6のように、8個のアンテナ接続端子121,122,123,124,125,126,127,128を有し、端子121,122,123,124は、回路5およびボンデヤィングワイヤ6を介してICチップ2の非接触通信機能部パッドA1に接続している。
同様に、アンテナ接続端子125,126,127,128は、ICチップ2の非接触通信機能部パッドA2に接続している。
この形態のICモジュールでは、パッドA1とA2のアンテナ接続端子を各辺に配置し、かつ交互に配置しているので、回路構造は積層した構造になるが、多層配線技術は当該分野で確立した技術である。
【0045】
上記のような回路や端子配置が形成された基板またはCOTに、接触・非接触両用ICチップ2を搭載してからワイヤ接続を行い、モールド部11を樹脂封止してICモジュール10が完成する。
ICカードの他の実施形態に対応した、上記図示以外のICモジュールも勿論可能であり、上記実施形態を参照して当業者が容易に実施できる程度のことである。
【0046】
【実施例】
(実施例)
図1、図4を参照して実施例を説明する。
<アンテナシートの準備>
アンテナシートには、360μm厚の乳白色塩化ビニルコアシート211に、厚み40μmの銅箔をラミネートした材料を使用した。この銅箔面をフォトエッチング法によりエッチングして、図1(A)(B)のように、アンテナコイル24と4個のアンテナコイル接続端部241a,241b,242a,242bを形成した。
アンテナコイル24は、カード基体を数回周回するようにして形成し、各アンテナコイルの接続端部は、2mm×3mmの平板形状になるように形成した。
【0047】
<カード基体の準備>
カード基体21は、アンテナコイル24とアンテナコイル接続端部を形成した360μm厚の乳白色塩化ビニルコアシート211と、360μm厚の乳白色塩化ビニルコアシート212とを抱き合わせし、さらにその2層のコアシートの裏面側に、50μm厚の透明塩化ビニルオーバーシート213と、表面側に、50μm厚の透明塩化ビニルオーバーシート214を組み合わせするものである。
カード基材の積み重ね体を、プレス機に導入して熱圧プレス(条件;0.03MPa、150度C、時間40分)して冷却し、一体の状態にしてから取り出し、個々のカードサイズに切断した。
【0048】
<ICモジュールの装着>
その後、ICモジュールの装着のための埋設凹部22をエンドミルを使用するざぐり法で掘削した。第1埋設凹部221の深さを190μm、面積を11.9×13.1mmとした。第2埋設凹部222の深さはカード表面から640μmとし、大きさはICモジュールのモールド部11が嵌め込める大きさ(8.0×8.0mm)にした。
次いで、第1埋設凹部の表面から、アンテナ接続用の径2mmの導通用凹部4個をエンドミルを使用して掘削した。導通用凹部の深さを、カード基体表面から430μmとすることで、アンテナコイル接続端部241a、242a等のほぼ中心に達する深さになった。
【0049】
接触・非接触兼用のICモジュール10には、図4図示のICモジュール10であって、接触端子板サイズが、11.8×13.0mm、厚み600μmのものを使用した。COTから個片に分離したICモジュールの背面に、厚み50μmのホットメルト型接着剤シートを貼着し、導通用凹部内には導電性ペーストを充填してから、ICモジュール10を埋設凹部22内に嵌合させ、ICモジュール上から所定の熱圧をかけることにより、ICモジュールの実装を完了した。
完成したICカードは使用時における過酷な取り扱いにおいて、端子の剥離が生じることが少なく、非接触通信機能が不能になることが顕著に減少した。
【0050】
【発明の効果】
上述のように、本発明のICカードでは、ICモジュールの1の非接触通信機能部パッドとアンテナコイル接続端部との導通が、複数のアンテナ接続端子−アンテナコイル接続端部間でされているので、仮に1の端子が剥離した場合にも、全体の導通が失われることがなく、接続の確実性、信頼性を高くすることができる。
また、本発明のICカードの製造方法では、ICモジュールに接続するアンテナコイルの経路が、複数にするので、ICカードの製造過程においても断線事故が減少し、事故品が減少する。
本発明のICモジュールは、上記のようなICカードの製造に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードの実施形態1を示す図である。
【図2】本発明のICカードの実施形態2を示す図である。
【図3】本発明のICカードの実施形態3を示す図である。
【図4】本発明のICモジュールの実施形態1を示す背面図である。
【図5】本発明のICモジュールの実施形態2を示す背面図である。
【図6】本発明のICモジュールの実施形態3を示す背面図である。
【図7】接触・非接触兼用ICカードの例を示す平面図である。
【図8】ICモジュール埋設凹部を示す図である。
【図9】ICモジュールを装着した場合の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 接触・非接触兼用ICカード
2 接触・非接触兼用ICチップ
3 接着剤シート
5 回路
6 ボンディングワイヤ
10 ICモジュール
11 モールド部
121〜128 アンテナ接続端子
21 ICカード基体
22 埋設凹部
24 アンテナコイル
151,152 導通用凹部
211,212 コアシート
213,214 オーバーシート
221 第1埋設凹部
222 第2埋設凹部
241,242 アンテナコイル接続端部
241a,241b,241c,241d アンテナコイル接続端部
242a,242b,242c,242d アンテナコイル接続端部
A1,A2 非接触通信機能部パッド

Claims (10)

  1. 接触端子板を有し、接触・非接触両用の機能を有するICモジュールが埋設凹部に装着され、ICモジュールの非接触通信機能部がカード基体内のアンテナコイルに接続するICカードにおいて、ICチップの1の非接触通信機能部パッドが矩形状のICモジュール基板の長辺と短辺に各1個ずつ分岐して存在する2個のアンテナ接続端子に接続していて、都合4個のアンテナ接続端子を有しており、カード基体内のアンテナコイル接続端部が当該分岐する2個のアンテナ接続端子にそれぞれ導通するようにされて都合4個の導通部を形成している、ことを特徴とするICカード。
  2. 接触端子板を有し、接触・非接触両用の機能を有するICモジュールが埋設凹部に装着され、ICモジュールの非接触通信機能部がカード基体内のアンテナコイルに接続するICカードにおいて、ICチップの1の非接触通信機能部パッドが矩形状のICモジュール基板の長辺と短辺に各2個ずつ分岐して存在する4個のアンテナ接続端子にそれぞれ接続していて、都合8個のアンテナ接続端子を有しており、カード基体内のアンテナコイル接続端部が当該分岐する4個のアンテナ接続端子にそれぞれ導通するようにされて都合8個の導通部を形成している、ことを特徴とするICカード。
  3. 接触端子板を有し、接触・非接触両用の機能を有するICモジュールが埋設凹部に装着され、ICモジュールの非接触通信機能部がカード基体内のアンテナコイルに接続するICカードにおいて、ICチップの1の非接触通信機能部パッドが矩形状のICモジュール基板の四辺に各1個ずつ分岐して存在する4個のアンテナ接続端子にそれぞれ接続していて、都合8個のアンテナ接続端子を有しており、カード基体内のアンテナコイル接続端部が当該分岐する4個のアンテナ接続端子にそれぞれ導通するようにされて都合8個の導通部を形成している、ことを特徴とするICカード。
  4. 接触端子板を有し、接触・非接触両用の機能を有するICモジュールが埋設凹部に装着され、ICモジュールの非接触通信機能部がカード基体内のアンテナコイルに接続するICカードにおいて、ICチップの少なくとも1の非接触通信機能部パッドが矩形状のICモジュール基板の長辺と短辺に各1個以上分岐して存在する2個以上のアンテナ接続端子に接続していて、都合3個以上のアンテナ接続端子を有しており、カード基体内のアンテナコイル接続端部が当該分岐する2個以上のアンテナ接続端子にそれぞれ導通するようにされて都合3個以上の導通部を形成している、ことを特徴とするICカード。
  5. アンテナコイルから複数のアンテナコイル接続端部へ分岐する分岐点がICモジュール埋設凹部の外周域にあることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載のICカード。
  6. 以下の(1)〜(4)の工程、
    (1)アンテナシートのアンテナコイルを形成する際に、アンテナコイルの両端のアンテナコイル接続端部を、1の非接触通信機能部パッドに対するアンテナ接続端子が矩形状のICモジュール基板の短辺側と長辺側に分岐して存在するICモジュールに接続可能な形状に形成する工程、
    (2)上記によるアンテナシートと他のコアシートおよびオーバーシートを組み合わせて熱圧プレスし、カード基体を製造する工程、
    (3)上記によるカード基体表面からICモジュール装着用埋設凹部を掘削する際に、前記アンテナコイル接続端部に通じるように、ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対してICモジュールの短辺側と長辺側に分岐して存在する複数の導通用凹部を掘削する工程、
    (4)ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対して、ICモジュールの短辺側と長辺側に分岐して存在する複数のアンテナ接続端子を有する接触・非接触両用機能を有するICモジュールを、前記ICモジュール装着用埋設凹部に嵌め込んで実装する工程、
    を有することを特徴とする接触・非接触兼用ICカードの製造方法。
  7. 接触・非接触両用の機能を有するICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子がICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に各1個ずつ分岐した2個の端子を有しており、他の1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子が、同様にICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に分岐した2個の端子を有しているため、都合4個のアンテナ接続端子を有することを特徴とするICモジュール。
  8. 接触・非接触両用の機能を有するICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子がICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に各2個ずつ分岐した4個の端子を有しており、他の1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子が、同様にICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に分岐した4個の端子を有しているため、都合8個のアンテナ接続端子を有することを特徴とするICモジュール。
  9. 接触・非接触両用の機能を有するICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子がICモジュールの矩形状の基板の4辺に各1個ずつ分岐した4個の端子を有しており、他の1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子が、同様にICモジュールの4辺に分岐した4個の端子を有しているため、都合8個のアンテナ接続端子を有することを特徴とするICモジュール。
  10. 接触・非接触両用の機能を有するICカードに使用するICモジュールであって、ICチップの少なくとも1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子がICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に分岐した2個以上の端子を有しており、他の1の非接触通信機能部パッドに対応するアンテナ接続端子が、単一の端子またはICモジュールの矩形状の基板の短辺側と長辺側に分岐した2個以上の端子を有しているため、都合3個以上のアンテナ接続端子を有することを特徴とするICモジュール。
JP2002363255A 2002-12-16 2002-12-16 Icカード Expired - Fee Related JP4184776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002363255A JP4184776B2 (ja) 2002-12-16 2002-12-16 Icカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002363255A JP4184776B2 (ja) 2002-12-16 2002-12-16 Icカード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004199114A true JP2004199114A (ja) 2004-07-15
JP4184776B2 JP4184776B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=32761445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002363255A Expired - Fee Related JP4184776B2 (ja) 2002-12-16 2002-12-16 Icカード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4184776B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007114991A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Dainippon Printing Co Ltd 複合icカードと複合icカード用icモジュール
JP2007122690A (ja) * 2005-09-29 2007-05-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
EP1821242A1 (en) 2006-02-15 2007-08-22 Assa Abloy Identification Technology Group AB Contactless multi-frequency transponder unit, its electronic module and method for manufacturing the unit.
EP1821241A2 (en) 2006-02-15 2007-08-22 Assa Abloy Identification Technology Group AB Hybrid frequency contactless transponder unit, module for and method of manufacturing
JP2008176549A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Dainippon Printing Co Ltd デュアルインターフェースicカードとその製造方法、接触・非接触兼用icモジュール
US7579930B2 (en) 2005-04-18 2009-08-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency module
KR100978874B1 (ko) 2007-02-22 2010-08-31 후지쯔 가부시끼가이샤 Rfid 태그
JP2011257981A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Toppan Printing Co Ltd デュアルインターフェースicカード
KR101298950B1 (ko) * 2005-09-29 2013-08-23 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
JP2013235362A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Toshiba Corp Icカード
JP2014102582A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Toppan Tdk Label Co Ltd 非接触通信媒体の製造方法、非接触通信媒体、及びアンテナと回路装置の接続方法
WO2018011396A1 (de) * 2016-07-14 2018-01-18 Muehlbauer GmbH & Co. KG Verfahren und vorrichtung zum herstellen eines transponders, druckform und transponder

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7579930B2 (en) 2005-04-18 2009-08-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency module
JP2007122690A (ja) * 2005-09-29 2007-05-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
KR101298950B1 (ko) * 2005-09-29 2013-08-23 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
JP2007114991A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Dainippon Printing Co Ltd 複合icカードと複合icカード用icモジュール
EP1821242A1 (en) 2006-02-15 2007-08-22 Assa Abloy Identification Technology Group AB Contactless multi-frequency transponder unit, its electronic module and method for manufacturing the unit.
EP1821241A2 (en) 2006-02-15 2007-08-22 Assa Abloy Identification Technology Group AB Hybrid frequency contactless transponder unit, module for and method of manufacturing
JP2008176549A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Dainippon Printing Co Ltd デュアルインターフェースicカードとその製造方法、接触・非接触兼用icモジュール
KR100978874B1 (ko) 2007-02-22 2010-08-31 후지쯔 가부시끼가이샤 Rfid 태그
JP2011257981A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Toppan Printing Co Ltd デュアルインターフェースicカード
JP2013235362A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Toshiba Corp Icカード
JP2014102582A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Toppan Tdk Label Co Ltd 非接触通信媒体の製造方法、非接触通信媒体、及びアンテナと回路装置の接続方法
WO2018011396A1 (de) * 2016-07-14 2018-01-18 Muehlbauer GmbH & Co. KG Verfahren und vorrichtung zum herstellen eines transponders, druckform und transponder

Also Published As

Publication number Publication date
JP4184776B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9773201B2 (en) Electronic interface apparatus and method and system for manufacturing same
WO2005124672A1 (en) Combi-card and method for making the same
KR102481332B1 (ko) 칩 카드 제조 방법, 및 상기 방법에 의해 획득된 칩 카드
JP4184776B2 (ja) Icカード
JP2000182017A (ja) 接触型非接触型共用icカードおよびその製造方法
BR112021005517A2 (pt) módulo eletrônico para cartão de chip
JP4170491B2 (ja) 接触型非接触型共用icカードの製造方法
JP2002505022A (ja) 非接触チップカードの製造方法
JP4286945B2 (ja) 接触型非接触型共用icカードとその製造方法
JP4306352B2 (ja) 接触型非接触型ハイブリットicモジュールとそれを使用した接触型非接触型ハイブリットicカード
JP5483032B2 (ja) トランスポンダの実装構造およびその製造方法
JP2004171087A (ja) Icカード
JP2005018402A (ja) 複合icカード用icモジュール
JP2008269648A (ja) 接触型非接触型共用icカード
JP4614302B2 (ja) ハイブリット型icカードおよびその製造方法
JP2001056850A (ja) 非接触交信機能付きicモジュールと接触型非接触型共用icカード
JPH1086569A (ja) Icカード及びその製造方法
JP2004171089A (ja) Icカード
JPH11328355A (ja) Icカード用icモジュール
JP2007034786A (ja) 複合icカードおよびその製造方法
JP2001203296A (ja) Icカード用icチップ実装基板
JP2024059157A (ja) Icモジュール用シート、電磁結合式icモジュール、およびデュアルicカード
JP4529216B2 (ja) Icカード及びその製造方法
JP3888674B2 (ja) 非接触データ通信媒体およびその製造方法
JP2024060313A (ja) 電磁結合式icモジュールおよびデュアルicカード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080904

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4184776

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees