JP2004196458A - パレタイザー - Google Patents

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Abstract

【構成】投入コンベヤ6−1〜6−3をパルス起動可能なコンベヤとし、パレット12を駆動部20で定速で下降させる。コンベヤ6−1〜6−3上の先端の投入位置に物品があるかどうかをセンサS1〜S3で監視し、パレット12の高さをセンサH1で監視する。各投入コンベヤについて、パレットが物品の投入位置まで下降した際に物品が投入位置にあれば、投入コンベヤをパルス起動して物品を投入し、物品がなければパレットの下降を停止して、物品の到着を待つ。
【効果】投入コンベヤへの物品の搬送ピッチを、物品の高さから独立して決定できるので、投入コンベヤへの物品の供給設備を簡単にできる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の利用分野】
この発明は、コンベヤから搬送されてきた物品をパレット上に積み付ける、パレタイザーに関する。
【0002】
【従来技術】
【0003】
【特許文献1】特公平7−67975号公報
【0004】
特許文献1は、パレット上にコンベヤから物品を投入して、積み付ける方法を開示している。この方法では、パレットを一旦上昇させ、一定の速度で下降させていく。パレットに積み付ける物品を搬送するためコンベヤを設けて、物品の高さに比例したピッチで物品をコンベヤへ搬送する。するとコンベヤの出口に物品が到着する間隔は、物品の高さに比例し、パレットの下降速度やコンベヤの搬送速度を選ぶと、パレットが1物品の高さ分下降する毎に、コンベヤの出口に次の物品が到着する。そして物品をコンベヤからパレット上の所定の位置へ投入すると、物品をパレットに積み付けることができる。
【0005】
特許文献1での、コンベヤへの物品の搬送ピッチを、図9(1)に示す。物品の搬送ピッチは先行物品の高さに比例し、このためコンベヤの出口への物品の到着間隔も、物品の高さに比例する。このようにして、先行物品と後行物品との間のパレットの下降量を、先行物品の高さに等しくすることができる。
【0006】
コンベヤでの物品の搬送ピッチを物品の高さに比例させると、背の低い物品は短いピッチで大量にコンベヤへ供給する必要があり、背の高い物品は長いピッチで間を置いてコンベヤへ供給する必要がある。このためコンベヤへの物品の供給系まで影響が及ぶことになる。そしてこれに伴い、パレタイザーの上流側での物品の供給ピッチを、物品の高さに比例させて変化させる必要が生じる。あるいは、上流側での物品の供給ピッチの制御を最小限にするため、パレタイザーの上流側に例えば1パレット分程度のバッファを設けて、物品の高さによる供給ピッチの変化をバッファで吸収し、パレット交換の間などにバッファに物品を補充する必要が生じる。
【0007】
【発明の課題】
この発明の基本的課題は、パレタイザーのコンベヤへの物品の供給ピッチを、先行物品の高さに応じて定める必要を解消し、種々の高さの物品を容易に積み付けることができるようにすることにある(請求項1〜3)。
請求項2の発明での追加の課題は、長さの長い物品や短い物品などのように、物品の種類が変化しても、確実にパレットに物品を積み付けることができるようにすることにある。
請求項3の発明での追加の課題は、パレタイザーへの物品の供給速度の自由度を増すことにある。
【0008】
【発明の構成】
この発明は、コンベヤに対してパレットを相対的に下降させながら、前記コンベヤから物品をパレット上へ投入して、物品をパレットに積み付けるパレタイザーであって、前記コンベヤをパルス的に起動自在なコンベヤで構成すると共に、パレットが先行物品の高さ分相対下降したことを検出した際に、前記コンベヤ上の物品投入位置、例えばコンベヤの先端、に物品が存在すると、コンベヤをパルス的に起動して物品を投入し、物品が未着の場合には、パレットの相対下降を停止させるようにしたことを特徴とする(請求項1)。なお実施例では、パレットを下降させるが、これに代えてコンベヤをパレットに対して上昇させても良い。
【0009】
実用的には、パレタイザーに複数のコンベヤを直列に設ける場合が多い。このような場合、パルス的に起動できる、即ち停止状態から急起動できるコンベヤは、直列のコンベヤの先端に設ける。
【0010】
好ましくは、物品の種類に応じて、前記コンベヤからの物品の投入速度を変更する(請求項2)。言い換えると、コンベヤはパルス的に起動でき、かつ物品の投入速度、即ち物品をパレットへ投入する際の搬送速度を、複数可変に切り替えられるものとし、物品の種類に応じて投入速度を変更自在にする。例えば長い物品は高速で投入し、短い物品は低速で投入して、パレット上で物品が滑る長さに応じて投入速度を変更する。
【0011】
特に好ましくは、物品の種類に応じて、前記パレットの相対下降速度を変更する(請求項3)。この場合、パレットの相対下降速度は可変であり、例えば背の高い物品を投入する場合は、相対下降速度を大きくして、物品の投入間隔が長くなるのを防止し、背が高く個数の少ない物品を短時間で積み付けられるようにする。また背の低い物品では相対下降速度を小さくして、物品の投入間隔を延ばし、物品の供給を容易にする。
【0012】
【発明の作用と効果】
この発明では、パレットが先行物品の高さ分相対下降した際に、コンベヤでの物品の投入位置に物品到着済みなら、コンベヤをパルス的に起動して物品を投入し、未着ならパレットを停止させて待機させる。このため、物品の高さに応じて、コンベヤへ物品を供給する必要が解消する。そしてこれに伴い、例えば背の低い物品に合わせて、コンベヤへの物品の供給能力を過剰に設ける必要がなくなり、あるいはコンベヤの上流側での物品のバッファの規模を小さくできる。これらの結果、かなりの設備的なメリットが得られ、また背の低い物品でも背の高い物品でも容易に積み付けることができる。
【0013】
請求項2の発明では、物品の種類に応じて投入速度を可変にできるので、物品の長短や背の高低、重量の大小、損傷のしやすさなどに応じた、最適速度で投入できる。
【0014】
請求項3の発明では、パレットの相対下降速度を可変にできるので、例えば、背の高い物品では相対下降速度を大きくして、物品の供給ピッチが背の高さに比例して延びるのを防止し、背の低い物品では供給ピッチが短くなりすぎるのを防止するなどのことができる。このため、コンベヤへの物品の供給が容易になり、また背が高く積み付け個数が少ない物品は、短時間で積み付けることができる。また相対下降速度を、物品の傷つき易さなどに応じて変更することができる。
【0015】
【実施例】
図1〜図9に、実施例とその動作とを示す。これらの図において、2はパレタイザーで、4−1〜4−3は3本の平行な上流側コンベヤで、パレタイザー2へと物品を供給する。なお上流側コンベヤ4−1〜4−3は、パレタイザー2の一部と見なしてもよいが、パレタイザー2とは別の関連設備と見なしてもよい。5−1〜5−3は斜行コンベヤで、それぞれ上流側コンベヤ4−1〜4−3に接続され、ローラの軸方向がコンベヤの幅方向に対して斜めを向いたものを用いている。そして斜行コンベヤ5−1では、図1の右側に物品を幅寄せして搬送し、斜行コンベヤ5−2,5−3では、物品を図の左側に幅寄せして搬送する。なお斜行コンベヤ5−1〜5−3の構造や種類自体は任意である。また斜行コンベヤ5−1は、斜行コンベヤ5−2,5−3に対して幅広のコンベヤにしてある。
【0016】
6−1〜6−3は投入コンベヤで、パレット12に対して物品を投入する。投入コンベヤ6−1〜6−3は、それぞれ斜行コンベヤ5−1〜5−3に接続され、3列に直列に接続したコンベヤ列での先端のコンベヤである。斜行コンベヤ6−1〜6−3は、パルス的に起動が可能で、コンベヤ6−1〜6−3の先端の物品投入位置で停止している物品を、コンベヤのパルス起動(急起動)により、パレット12上へ加速して投入する。また投入コンベヤ6−1〜6−3は投入速度が可変で、物品の搬送速度には、斜行コンベヤ5−1〜5−3から投入コンベヤ6−1〜6−3の先端の物品投入位置まで物品を搬送する速度と、この位置から急起動して物品を投入する速度の2系統の速度がある。そして前記のように投入速度は可変で、斜行コンベヤ5−1〜5−3から送り込まれた物品を投入コンベヤ6−1〜6−3の先端まで搬送する速度を、いずれかの投入速度と等しくしてもよい。
【0017】
さらに投入コンベヤ6−1〜6−3が物品を投入位置まで搬送する速度は、斜行コンベヤ5−1〜5−3での物品搬送速度よりも速くし、2つ以上の物品が連続して送り込まれた場合、これらを斜行コンベヤ5−1〜5−3と投入コンベヤ6−1〜6−3との境界で1物品ずつ切り出して分離し、1物品ずつ投入位置まで搬送できるようにする。なお投入コンベヤ6−1〜6−3には、物品との摩擦が大きく、物品を停止状態から急加速しやすいベルトコンベヤを用いることが好ましい。また投入コンベヤ6−1の幅を投入コンベヤ6−2,6−3の幅よりも大きくし、やや大型の物品を斜行コンベヤ5−1及び投入コンベヤ6−1で処理し、これよりもサイズの小さな物品を斜行コンベヤ5−2,5−3や投入コンベヤ6−2,6−3で処理できるようにする。
【0018】
図2などに示すように、斜行コンベヤ5−1及び投入コンベヤ6−1と、斜行コンベヤ5−2及び投入コンベヤ6−2との間には、ガイド7を設けて、物品が斜行コンベヤ5−1と斜行コンベヤ5−2との間の境界などを乗り越えないようにする。ガイド7は、斜行コンベヤ5−1,5−2がコンベヤ間の境界へ幅寄せするように物品を搬送するので、幅寄せの限界位置を定める。物品がコンベヤ間の境界を越えようとするのは、主として斜行コンベヤ5−1,5−2の間なので、投入コンベヤ6−1,6−2の間にはガイド7を設けなくてもよい。またガイド7に代えて、斜行コンベヤ5−1,5−2の側面方向端部に、壁状の乗り越え防止部材などを設けてもよい。またガイド7は鉛直方向上側あるいは鉛直方向下側に退避して、コンベヤ5−1,5−2間の境界や、コンベヤ6−1,6−2間の境界から出没自在にすることが好ましい。これはコンベヤ6−1〜6−3の全幅を用いて、多数個の物品を一括してパレットに投入する際に、ガイド7が邪魔にならないようにするためである。
【0019】
斜行コンベヤ5−2と斜行コンベヤ5−3の境界、並びに投入コンベヤ6−2と投入コンベヤ6−3との境界には、可動ガイド8を設け、図2の左右方向(各コンベヤの幅方向)に水平動できるようにする。また可動ガイド8は、図2の鉛直方向上側に退避できるようにする。9は複数個のコロやボールなどから成るフリーローラで、投入コンベヤ6−2と投入コンベヤ6−3との境界に設ける。
【0020】
可動ガイド8並びにフリーローラ9の役割について説明する。投入コンベヤ6−2から投入する物品の幅を可変にすると、斜行コンベヤ5−2の幅は投入コンベヤ6−2から投入する物品幅の上限に合わせて定めることになる。斜行コンベヤ5−2,5−3間に固定のガイドを設けると、投入コンベヤ6−2から投入する物品と、投入コンベヤ6−3から投入する物品との間に、幅方向に隙間が生じる。そこで可動ガイド8を図2の左右方向にシフト自在にすることにより、投入コンベヤ6−2からの物品と投入コンベヤ6−3からの物品との間に隙間が生じないようにする。可動ガイド8を斜行コンベヤ5−2や投入コンベヤ6−2側に寄せると、斜行コンベヤ5−3上の物品は、コンベヤ間の境界を越えて、図2での左端を可動ガイド8でガイドされ、フリーローラ9上を、投入コンベヤ6−3に引きずられるように滑って移動する。このため、投入コンベヤ6−2から投入する物品の幅を可変にしても、投入コンベヤ6−3から投入する物品との間に隙間が生じない。
【0021】
10はパレタイザー本体で、パレット12を投入コンベヤ6−1〜6−3に対して幅方向並びに前後方向に移動させると共に、パレット12を昇降させるための機構からなっている。14は背板で、投入コンベヤ6−1〜6−3からパレット12上へ投入された物品を受け止めて停止させるためのものである。16はチェーンコンベヤなどのコンベヤで、モータ18などにより駆動して、パレット12を投入コンベヤ6−1〜6−3に対して幅方向(左右方向)に移動させる。駆動部20は、コンベヤ16ごとパレット12を昇降させ、パレット12は早送り運動で上昇させ、下降速度は物品の種類に応じて可変にし、例えば複数種類に切替自在にする。またパレット12の下降では、停止と下降再開とを短時間で切り替えられるようにしてある。
【0022】
駆動部20からはアーム21,22が突き出してコンベヤ16を支え、アーム21,22はカウンターウエイト付きのチェーンやロープなどにより昇降する。ここでパレット12の昇降機構自体は、物流機器で公知の適宜の昇降機構を用いればよい。24は例えば一対のレールで、パレット12をコンベヤ6−1〜6−3での物品の搬送方向(前後方向)に沿って前後進させるためのレールである。そしてパレット12を最も投入コンベヤ6−1〜6−3側に寄せた状態では、背板14が投入コンベヤ6−1〜6−3に向き合って、パレット12が大部分コンベア6−1〜6−3,5−1〜5−3の底部に隠れた状態となる。一方パレット12を図1の上方へ最も移動させた状態では、パレット12のコンベヤ6−1〜6−3側の端部が、投入コンベヤ6−1〜6−3のほぼ先端付近に現れるようになる。
【0023】
30,31はパレット12の搬送用コンベヤで、例えばチェーンコンベヤやローラコンベヤなどを用い、ここでは図1の左側のコンベヤ30側からパレット12をコンベヤ16上へ搬入し、コンベヤ16からパレット12はコンベヤ31へと搬出するものとする。32,33は回動部で、パレット12の向きを例えば90°回動させるためのものであり、ターンテーブル34とパンタグラフなどを用いたリフター35などを用いる。ターンテーブルとリフターの組み合わせに代えて、パレットの昇降と90°回動運動とを組み合わせて実現するためのカム機構などを用いても良い。また回動部32,33は、パレット12を90°回動させることができればよく、コンベヤ30,31にそれぞれ回動部32,33を設ける代わりに、その一方にのみ回動部を設けてもよい。この場合、例えばコンベヤ16へパレットを搬入する前に、回動部でパレットの向きを90°回動させ、パレットへ物品を積み付けた後に、元のコンベヤにパレットを戻して、同じ回動部で逆方向あるいは同じ方向に90°回動させればよい。また図1では、パレタイザー本体10の両側にコンベヤ30,31を設けたが、片側にのみ設けるようにしてもよい。さらにパレット12の平面形状は、例えば長方形状である。
【0024】
図2のS1〜S3は、光電スイッチや超音波センサ、あるいはCCDカメラなどを用いたセンサで、投入コンベヤ6−1〜6−3の先端の物品投入位置での物品の有無を検出する。センサM1〜M3は、同様に光電スイッチや超音波センサ、CCDカメラなどからなり、斜行コンベヤ5−1〜5−3と投入コンベヤ6−1〜6−3の境界付近で物品を検出する。これらの結果、斜行コンベヤ5−1〜5−3の先端に物品が到着すると、センサM1〜M3がオンし、投入コンベヤ6−1〜6−3の先端に物品が到着すると、センサS1〜S3がオンする。斜行コンベヤ5−1〜5−3上では、物品を左右方向に幅寄せする力が働くので、物品は搬送方向に沿ってほぼ整列して搬送される。
【0025】
ここで、2つの物品が搬送方向に例えば密着しながら、搬送されてくるとする。この場合、投入コンベヤ6−1〜6−3の搬送速度は、斜行コンベヤ5−1〜5−3の搬送速度よりも速いので、斜行コンベヤ5−1〜5−3から投入コンベヤ6−1〜6−3に物品が乗り移ると、後続の物品との間に隙間が生じる。ここで、先行物品がコンベヤ5−1〜5−3とコンベヤ6−1〜6−3との境界に達したことを、センサM1〜M3で最初に検出する。次いで、先行物品が投入コンベヤ6−1〜6−3に移り終わると、後行物品との間の隙間をセンサM1〜M3で検出して、斜行コンベヤ5−1〜5−3を停止させる。このため2つの物品が密着して斜行コンベヤ5−1〜5−3上を移動しても、1物品ずつに切り出して投入コンベヤ6−1〜6−3へ移動させることができ、後続の物品は斜行コンベヤ5−1〜5−3の先端で停止する。
【0026】
駆動部20側にはセンサH1を設けて、アーム21,22などの位置を検出し、間接的にパレット12の高さを検出する。実施例では3系統のセンサS1〜S3,M1〜M3,H1を設けたが、これらを全て設ける必要はない。例えばパレット12の高さをセンサH1で求める代わりに、パレット12の昇降用モータの回転数などをロータリーエンコーダやレゾルバなどで求めて、パレット12の高さを推定してもよい。さらに物品の先端をセンサM1〜M3で検出した後の、投入コンベヤ6−1〜6−3の搬送距離に基づいて、投入コンベヤ上での物品位置を推定してもよい。
【0027】
図2の40は制御部で、センサS1〜S3,M1〜M3,H1からの信号を入力されて、投入コンベヤ6−1〜6−3の先端の投入位置での物品の有無、並びに斜行コンベヤ5−1〜5−3の先端での物品の有無を検出する。またパレット12の高さを検出し、これにパレット12上に積み付けられている物品の高さを加算して、投入コンベヤ6−1〜6−3から物品を投入する高さまでパレット12が下降したかどうかを算出する。制御部40には、図示しない物流コンピュータなどからパレタイズ計画が入力され、これは投入する物品の数とその種類、及び積み付けのパターンを表すデータである。パレット12にどのようなパターンで物品を積み付けるか、上下方向に何段分の高さまで物品を積み付けるか、投入する各物品の幅や高さ、長さ及び重さ、並びに物品の損傷のしやすさなどが、このデータに記載されている。これらによって制御部40では、パレット12に物品を積み付けるパターンと、物品を投入するタイミングでのパレット12の高さ、及び投入コンベヤ6−1〜6−3からの物品の投入速度が求まる。さらに投入コンベヤ6−2から投入する物品の幅に応じて、可動ガイド8の位置が定まる。また物品の高低や傷つき易さに応じて、パレット12を下降させる速度が定まる。
【0028】
41は投入速度ルール表で、42は下降速度ルール表である。投入速度ルール表41では、物品の長さや幅,高さなどの形状と重量並びに損傷のし易さに応じて、投入コンベヤ6−1〜6−3からの投入速度を決定する。例えば長い物品は短い物品に比べて高速で投入するものとする。さらに投入コンベヤ6−1〜6−3を停止状態から急起動した際に、短時間で物品をコンベヤと同じ速度まで加速するのが難しい場合は、重い物品や背の高い物品ほど投入速度を大きくする。また損傷し易い物品に対しては、例えば5〜20%程度、他の場合よりも投入速度を小さくする。
【0029】
下降速度ルール表42では、物品の種類(物品の高低や物品の損傷し易さ)に応じて、パレット12の下降速度を決定する。下降速度は背の高い物品ほど速く、背の低い物品ほど遅くして、背の高い物品でも背の低い物品でも、投入コンベヤ6−1〜6−3からの投入ピッチ(投入間隔)が余り変化しないようにする。また損傷し易い物品に対しては、下降速度を例えば5〜20%程度減少させる。投入速度ルール表41や下降速度ルール表42は、物品の種類を見出しとして、投入速度や下降速度を読み出すための表である。しかしながら表を用いる代わりに、適宜の計算式により投入速度や下降速度を決定してもよい。さらに投入速度や下降速度は制御部40で決定するのではなく、図示しない上位の物流コンピュータ側から指定するようにしてもよい。
【0030】
図3,図4に、パレット12への物品の積み付けパターンの例を示す。図3では比較的大きな物品a,dを投入コンベヤ6−1から投入し、投入コンベヤ6−2からはやや幅の狭い物品b,eを投入するので、可動ガイド8はフリーローラ9の中央付近へと移動させる。また投入コンベヤ6−3から物品d,fを投入する。なお各物品は1列に多段に積み付け、前の段の物品上に次の段の物品を積み付けるようにする。また投入コンベヤ6−1〜6−3側を向いた、物品の前面ラインを揃えて、投入コンベヤ6−1〜6−3からパレット12上へ物品を投入する際の、物品の投入距離をほぼ一定にする。図4の積み付けパターンでは、投入コンベヤ6−1から幅の狭い物品A,Bを左右に平行に投入し、物品C、Gはやや幅が広いので、可動ガイド8を投入コンベヤ6−3の付近まで移動させる。
【0031】
図5に、パレットの下降と投入コンベヤとの間の同期を示す。パレットを上昇させ、その上面が投入コンベヤ6−1〜6−3の底面とほぼ等しい高さとなると、物品を投入する部分が投入コンベヤ6−1〜6−3の底面に隠れるように、パレットを投入コンベヤ側へ水平移動させる。この状態で投入コンベヤ6−1〜6−3から例えば低速で物品をパレット12側へと搬出し、これと同時にパレット12を投入コンベヤ6−1〜6−3から離れる側に後退させると、1段目の物品が静かにパレット12上に移載される。
【0032】
これは、パレット12の上面などにゴム張りなどが施され、物品との摩擦が大きい場合、投入コンベヤ6−1〜6−3から物品を投入しても、物品はパレット上を滑らず、そのまま投入位置で止まってしまう恐れがあるからである。これに対して1段目の投入で、パレット12を投入コンベヤ6−1〜6−3の底部から静かに引き抜くようにすると、物品がパレット上で滑らなくても、積み付けることができる。
【0033】
1段目の投入が終わると、パレットを一定速度で下降させる。制御部ではパレットの高さとその上の物品の高さとを求め、この高さが投入コンベヤ6−1〜6−3の高さと一致すると、投入タイミングとする。パレットが下降して、投入タイミングが到来すると、投入コンベヤ先端の投入位置に物品が存在するか否かを、センサS1〜S3の信号で求め、物品が存在すれば、該当する投入コンベヤをパルス的に起動して物品を投入する。物品が存在しない場合、物品が到着するまでパレットの下降を停止し、物品が投入位置に到着すると、所定の投入速度で物品を投入する。この後、パレットは下降を再開する。例えば図5の実線は、投入コンベヤへの物品の到着遅れが無い状態でのパレットの下降パターンを示し、鎖線は2番目の投入タイミングで物品が無いため、待機した際の下降パターンを示す。実施例では3個の投入コンベヤ6−1〜6−3を用いるので、いずれかの投入コンベヤについて、パレットが投入高さまで下降した際に物品がない場合、パレットを停止させる。
【0034】
図6に、物品の投入アルゴリズムを示す。パレットが所定高さまで下降したかどうか、言い換えると投入タイミングが到来したかどうかを監視し、所定高さに下降すると、センサの信号から投入物品の有無を検出し、投入物品がない場合、下降を停止する。投入物品が存在すれば物品を投入し、高さ方向に沿っての物品の投入が終了するまで、これらの処理を繰り返す。
【0035】
図7に投入コンベヤの速度パターンを示す。上流側の斜行コンベヤの先端まで物品が到着すると、投入コンベヤを起動して、コンベヤ先端に物品が到着するまで、投入コンベヤを作動させる。その後パレットが到着するのを待ち、パレットが所定高さまで下降してくると、パルス的に投入コンベヤを起動して物品を投入する。ここで物品の投入速度を、物品の種類に応じて決定する。
【0036】
図8にパレットの下降速度のパターンを示すと、図の実線で示した標準物品に対する下降速度を用いる他に、背の高い物品ではより高速で下降させ、背の低い物品ではより低速で下降させる。これらによって、投入タイミングは図の矢印のように変化し、背の高い物品でも背の低い物品でも、物品を投入する間隔をなるべく一定に近づけ、投入コンベヤへの物品の供給を容易にする。これと共に背の高い物品では、積み付けの所要時間を短縮する。図8には示さなかったが、損傷し易い物品の場合、パレットの下降速度を図8よりやや低下させる。
【0037】
図9に、従来例と実施例との投入コンベヤへの物品の搬送ピッチを示す。従来例では、投入コンベヤに物品の高さに比例した間隔で物品が到着する必要がある。このため投入コンベヤへ必要なピッチで物品を投入するための設備が必要になる。これに対して図9(2)の実施例では、物品の搬送ピッチは任意のピッチでよい。このため投入コンベヤへの物品の供給が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパレタイザーの要部平面図
【図2】実施例のパレタイザーでのセンサと制御系の配置とを示す図
【図3】実施例でのパレットへの積み付けパターンの例を示す図
【図4】実施例での他の積み付けパターンを示す図
【図5】実施例でのパレットの下降と物品の投入タイミングとを示す図
【図6】実施例での投入コンベヤとパレット昇降手段の制御アルゴリズムを示すフローチャート
【図7】実施例での投入コンベヤの動作パターンを示す図
【図8】実施例でのパレットの下降速度パターンを示す図
【図9】パレタイザーでの投入コンベヤ上の物品の搬送パターンを示す図で、(1)は従来例での搬送パターンを、(2)は実施例での搬送パターンを示す。
【符号の説明】
2 パレタイザー
4−1〜4−3 上流側コンベヤ
5−1〜5−3 斜行コンベヤ
6−1〜6−3 投入コンベヤ
7 ガイド
8 可動ガイド
9 フリーローラ
10 パレタイザー本体
12 パレット
14 背板
16 コンベヤ
18 モータ
20 駆動部
21,22 アーム
24 レール
30,31 コンベヤ
32,33 回動部
34 ターンテーブル
35 リフター
40 制御部
41 投入速度ルール表
42 下降速度ルール表
S1〜S3,M1〜M3,H1 センサ
L1,L2 ピッチ
a〜f,A〜H 物品

Claims (3)

  1. コンベヤに対してパレットを相対的に下降させながら、前記コンベヤから物品をパレット上へ投入して、物品をパレットに積み付けるパレタイザーであって、前記コンベヤをパルス的に起動自在なコンベヤで構成すると共に、パレットが先行物品の高さ分相対下降したことを検出した際に、前記コンベヤ上の物品投入位置に物品が存在すると、コンベヤをパルス的に起動して物品を投入し、物品が未着の場合には、パレットの相対下降を停止させるようにしたことを特徴とする、パレタイザー。
  2. 物品の種類に応じて、前記コンベヤからの物品の投入速度を変更する、ようにしたことを特徴とする請求項1のパレタイザー。
  3. 物品の種類に応じて、前記パレットの相対下降速度を変更する、ようにしたことを特徴とする請求項2のパレタイザー。
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