JP2007204222A - 物品搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無秩序な向きをした物品を荷傷みなく単一縦列に整えて搬送するとともに、下流側搬送部の状態に応じて一定量の物品を滞留できる物品搬送装置を提供する。
【解決手段】被駆動ローラ9が物品を進路方向成分と側壁1に向かう横方向成分とを有する方向に付勢する上流側搬送部2と、物品を進路方向に付勢する下流側搬送部3と、ターンテーブル部14はローラが下流側搬送部3の状態に応じて、物品を進路方向成分と側壁1に向かう横方向成分とを有する方向に付勢する通常運転状態と、物品を進路方向成分と側壁1から離れる方向に向かう横方向成分とを有する方向に付勢する滞留運転状態との間で変化可能なように旋回できる中間搬送部4と、下流側搬送部3及び中間搬送部4から分岐して移送される物品を受け取る分岐領域5と、分岐領域5からの物品を受け取って物品を上流側搬送部2の上流端へ戻す戻り搬送部6とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無秩序な向きをした物品を荷傷みなく単一縦列に整えて搬送するとともに、下流側搬送部の状態に応じて物品の下流側搬送部への搬送を調節できる物品搬送装置に関する。
従来、無秩序な向きをした物品を中寄せして単一縦列に整列させて搬送する装置として、例えば特許文献1及び特許文献2に記載された整列装置がある。
特許文献1は、ロ−ラコンベヤからなる左右一対の対称な斜行コンベヤ上に、複数の合流口から投入した物品を境界付近に中寄せするものであり、左右の斜行コンベヤの搬送速度を異ならせることによって、物品を境界付近で蛇行または回転させ、物品が左右に並んで搬送される場合には物品のいずれか一方を前方に押し出し、物品を整列させる。また、特許文献2は、合流口に設置したセンサで物品長を計測し、物品の占有状況を記憶する記憶手段、及び同センサで物品間の隙間を検出して、他の合流口からの物品の投入許可を指示する投入許可手段を設けて、物品同士の衝突を回避する機能を有し、整列できなかった物品は還流コンベヤで整列コンベヤの上流へと戻す。
しかしながら、特許文献1では、被駆動ロ−ラを斜行させて、物品を整列コンベヤの中心部に中寄せしているが、出口部で物品が一列に並ばない場合、はみ出た物品が詰まることがある。従って、物品は最終的には出口付近に一方向に片寄せし、はみ出た物品を引き取る部分が必要である。また、特許文献2では、物品の占有状況の判定は物品長の和を根拠としているが、現実的には境界付近で物品が回転するので物品幅が考慮されず、正確な物品の占有状況が判定できていない。また、各合流口に設置したセンサにより物品長を測定して、そのデ−タに基づいて各合流口から平等に物品を投入するよう制御しているが、合流される各ラインの物品量に不均衡が発生した時、物品量の多いラインの合流口は待ち時間が長くなり、その結果、その上流側の搬送ラインを停止することになり、全体の合流(搬送)能力が低下する。
また、無秩序な向きをした物品を片寄せして単一縦列に整列させて搬送する装置として、例えば特許文献3に記載された整列装置がある。
特許文献3は、縦の側壁と、整列用コンベヤ部と、副戻り部分と、被駆動主戻りコンベヤとを具備し、整列用コンベヤは物品が側壁方向に片寄せさせるために斜行され、搬送方向の出口端に向かう直進方向と側壁に向かう横方向とを有する。これらの整列コンベヤは下流に行くに従い、幅が狭くなり、ステップ状部分を設けて、はみ出した物品を副戻り部分を通じて側壁と反対側に搬送し、主戻りコンベヤに送り、整列用コンベヤの上流へと戻す。
しかしながら、特許文献3では、物品が整列コンベヤ上を通って出口端に搬送する途中、複数の物品が横並びになった場合、たとえ前後に物品が無くても、整列コンベヤからはみ出た物品は副コンベヤを通り、戻り側に引き取られる。その結果、本線に流れる物品間に隙間が生じ、供給(搬送)能力が低下する。また、整列用コンベヤに階段状のステップを数段設けているので、物品量が多い場合、整列用コンベヤ上の面積が小さいと、戻り側に放出される物品量が多く、供給(搬送)能力が低下する。さらに、はみ出た物品は階段状のステップから無秩序に戻り側に放出されるので、物品同士の衝突が多発する。
さらに、並列に移送されてきた物品の一方を脱落させて単一縦列に整列させて搬送する装置として、例えば特許文献4に記載された整列装置がある。
特許文献4は、物品を整列するため、上流側、下流側及び中間の各搬送面を具備し、上流側搬送面は上記特許文献3の整列用コンベヤの最下流側部分であり、下流側搬送面のコンベヤ幅は上流側搬送面の幅よりも小さく、物品を隣接する間隔制御部に搬送する。中間搬送面の幅は下流側搬送面の幅よりなお小さく、脱落領域が外縁に近接して設置され、先端に放出加速器が設けられており、物品の放出を加速する方向に駆動される。
しかしながら、特許文献4では、並列に移送された物品の脱落領域への放出は、傾斜シュート上を重力作用で滑り落とすことによって行なわれるため、物品の風袋(摩擦抵抗)の違いにより、滑りが悪く遅れるものや滑らないものがあり、結果として、物品の戻りが遅れたり、物品同士が衝突する原因にもなる。また、物品の脱落領域への放出は、下流側の運転状態とは無関係に行なわれるため、搬送出口端で物品が詰まって荷傷みの原因になりうる。
特許第3611432号 特許第3397161号 特許第3113597号 特許第3187600号
本発明は、かかる従来技術の現状に鑑み創案されたものであり、無秩序な向きをした物品を荷傷みなく単一縦列に整えて搬送するとともに、下流側搬送部の運転状況や物品の混雑状況などの状態に応じて物品の搬送方向を片寄せ方向と分岐方向の間で簡単に調節でき、所望により一定量の物品を滞留できる物品搬送装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために主に物品の搬送方向の簡単な調節方法について鋭意検討した結果、被駆動ローラを具備するターンテーブルを装置内に設け、これを下流搬送部の状態に応じて、旋回させることによって、物品の付勢方向を適切に変化できることを見出し、本発明の完成に至った。
本発明は、無秩序な向きをした物品を単一縦列に整えて進路方向に搬送する物品搬送装置であって、縦方向の側壁を形成する機枠と、物品が載置される複数の被駆動ローラを備え、前記ローラが進路方向から順に配設された複数のグループに設けられた上流側搬送部であって、前記ローラが物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁に向かう横方向成分とを有する方向に付勢するように設けられた上流側搬送部と、物品が載置される被駆動ベルトを備えた下流側搬送部であって、前記ベルトが物品を搬送出口端に向かう進路方向に付勢するように設けられた下流側搬送部と、前記上流側搬送部と前記下流側搬送部との間に位置され、物品を前記上流側搬送部から前記下流側搬送部へ移送する中間搬送部であって、物品が載置される複数の被駆動ローラを備えたターンテーブル部を有し、前記ターンテーブル部は前記ローラが前記下流側搬送部の状態に応じて、物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁に向かう横方向成分とを有する方向に付勢する通常運転状態と、物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁から離れる方向に向かう横方向成分とを有する方向または物品を前記側壁から離れる方向に向かう横方向成分のみを有する方向に付勢する滞留運転状態との間で変化可能なように旋回できるようになっている中間搬送部と、前記下流側搬送部及び前記中間搬送部の前記側壁とは反対側の外縁に近接して位置され、前記下流側搬送部及び前記中間搬送部から分岐して移送される物品を受け取る分岐領域と、を具備することを特徴とする物品搬送装置である。
本発明の物品搬送装置の好ましい状態では、前記分岐領域からの物品を受け取って該物品を前記上流側搬送部の上流端へ戻す戻り搬送部をさらに具備し、前記戻り搬送部は、前記上流側搬送部によって物品が搬送される進路方向と平行かつ該方向とは反対の方向へ前記分岐領域からの物品を搬送するように設けられている。
本発明の物品搬送装置の好ましい状態では、前記中間搬送部は、前記ターンテーブル部とそれに続く片寄せ搬送部とからなり、前記片寄せ搬送部は物品が載置される複数の被駆動ローラを有し、前記ローラは物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁に向かう横方向成分とを有する方向に付勢するように設けられている。
本発明の物品搬送装置の好ましい状態では、前記下流側搬送部は、第一下流搬送部とそれに続く第二下流搬送部とからなり、前記第一下流搬送部は前記側壁からWの幅で設けられる第一被駆動ベルト部と前記第一被駆動ベルト部から一定幅で設けられる第一被駆動ローラ部とを含み、前記第二下流搬送部は前記側壁からWの幅で設けられる第二被駆動ベルト部を含み、前記第一被駆動ローラ部は物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁から離れる方向に向かう横方向成分とを有する方向に付勢するように設けられており、前記第一被駆動ベルト部及び前記第二被駆動ベルト部は物品を搬送出口端に向かう進路方向に付勢するように設けられており、前記幅Wは前記幅Wの2倍以上の大きさである。
本発明の物品搬送装置の好ましい状態では、前記第一下流搬送部は、前記第一被駆動ローラ部から一定幅で設けられる第二被駆動ローラ部をさらに含み、前記第二被駆動ローラ部は搬送出口端に向かう進路方向に付勢するようになっており、前記第二被駆動ローラ部の幅は前記第一被駆動ローラ部の幅より小さく、また前記第一被駆動ベルト部の物品が載置されるベルト面の高さは、前記第一被駆動ローラ部の物品が載置されるローラ面の高さより高い。
本発明の物品搬送装置の好ましい状態では、前記分岐領域は、前記側壁から離れる方向に付勢する複数の被駆動ローラからなり、前記分岐領域は、前記下流側搬送部及び前記中間搬送部から分岐する物品を案内するように傾斜しているか、または水平である。
本発明の物品搬送装置の好ましい状態では、前記分岐領域は、前記側壁に実質的に平行に延びる軸線の周りに回転されるフリーローラからなり、前記分岐領域は、前記下流側搬送部及び前記中間搬送部から分岐する物品を案内するように傾斜している。
本発明の物品搬送装置の好ましい状態では、前記分岐領域は、前記下流側搬送部からの物品の分岐を加速する方向に駆動される分岐加速器を有し、前記分岐加速器は、前記下流側搬送部より低い高さに設けられ、かつ前記側壁に実質的に平行に延びる軸線の周りに駆動されるローラであり、前記分岐加速器は、第二下流搬送部の第二被駆動ベルト部に近接して設けられている。
本発明の物品搬送装置の一実施態様を以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施態様による物品搬送装置を示す。図1から明らかなように、本発明の物品搬送装置は、縦方向の側壁1を形成する機枠と、上流側搬送部2と、下流側搬送部3と、前記上流側搬送部2と前記下流側搬送部3との間に位置される中間搬送部4と、前記下流側搬送部3及び前記中間搬送部4の前記側壁1とは反対側の外縁に近接して位置される分岐領域5と、戻り搬送部6とを具備する。
機枠は、物品搬送装置の周囲の枠として搬送入口端7から搬送出口端8まで延びる縦方向の直立した側壁1を有し、側壁1は、搬送される物品が片寄せされた場合に物品を受けとめその方向を整える役割を有する。
上流側搬送部2は、物品が載置される複数の被駆動ローラ9を上面に備え、前記ローラは、進路方向に順次配設された複数のグループ101〜108に設けられており、物品を側壁1の方に片寄せさせて移送させるために物品を搬送出口端8に向かう進路方向成分11と側壁1に向かう横方向成分12とを有する方向に付勢するようになっている。これらのローラグループは、ローラの下側に設けられたベルト駆動機構10によって駆動される構成を有し、ローラグループ間で速度を変更できるようになっている。通常は、ローラグループ間の速度は同じように設定されているが、物品が進路方向に行くに従って物品間の隙間を大きくしたい場合は各ローラグループの速度を上流側から下流側に行くに従って増加するように設定する。
中間搬送部4は、上流側搬送部2と下流側搬送部3との間に設置され、物品を上流側搬送部2から下流側搬送部3へ移送するために設けられる。中間搬送部4は、物品が載置される複数の被駆動ローラを上面に備えたターンテーブル部14とそれに続く片寄せ搬送部15とからなっている。
ターンテーブル部14は、複数のローラを備えた上面が一般には30度〜90度、特に40度〜60度の範囲で進路方向11を中心として左右に回転できるようになっており、これにより物品の付勢方向を側壁1に片寄せする方向と側壁1から離れる方向との間で変化可能である。具体的には、ターンテーブル部14は、下流側搬送部3の運転状況や物品の混雑状況などの状態に応じて、物品を搬送出口端8に向かう進路方向成分11と側壁1に向かう横方向成分12とを有する方向に付勢する通常運転状態(即ち、物品を側壁1の方に片寄せさせて移送させる状態)と、物品を搬送出口端8に向かう進路方向成分11と側壁1から離れる方向に向かう横方向成分13とを有する方向または物品を側壁1から離れる方向に向かう横方向成分13のみを有する方向に付勢する滞留運転状態(即ち、物品を搬送出口端8に移送させず、側壁1から離れさせて分岐領域5に移送させる状態)との間で適宜変化可能なように上面を回転できるようになっている。
ターンテーブル部14は、図2に示すように、上面の複数のローラ16がその下側に設けられたベルト駆動機構17によって駆動されるようになっており、それらを載置する台18をベルト駆動機構19で回転させることによって、ターンテーブル部14の複数のローラがある上面を回転することができる。このようにターンテーブル部14を回転させることによって、物品を搬送出口端8に移送させる通常運転状態と、物品を分岐領域5に移送させる滞留運転状態とを適宜選択することができる。そして、下流側搬送部3または搬送出口端8より下流の部分における運転状態や物品の混雑状況の状態を把握し、これらの状態の情報に基いてターンテーブル部14の運転状態を制御することにより、物品の詰まりや混雑を未然に防止し、物品を荷傷みなく整列した状態でスムーズに搬送することができる。実際には、ターンテーブル部14は、下流側搬送部3以降の下流部分で運転状態が停止したり又は物品が混雑した場合には滞留運転状態で運転し、物品の混雑もなく運転状態がスムーズになされている場合には通常運転状態で運転する。
ターンテーブル部14に続く片寄せ搬送部15は、ターンテーブル部14から受けとった物品を側壁1の方へ片寄せしながら物品を下流側搬送部3にスムーズに渡す役割を有する。片寄せ搬送部15は物品が載置される複数の被駆動ローラを備え、前記ローラは物品を搬送出口端8に向かう進路方向成分11と側壁1に向かう横方向成分12とを有する方向に付勢するようになっている。
下流側搬送部3は、第一下流搬送部20とそれに続く第二下流搬送部21からなり、第一下流搬送部20は、側壁1からWの幅で設けられる第一被駆動ベルト部22と、前記第一被駆動ベルト部22から一定幅で設けられる第一被駆動ローラ部23と、前記第一被駆動ローラ部23から一定幅で設けられる第二被駆動ローラ部24からなり、第二下流搬送部21は、側壁1からWの幅で設けられる第二被駆動ベルト部25からなっている。
第一被駆動ベルト部22及び第二被駆動ベルト部25は、物品を載置するベルト面を上面に有し、物品を搬送出口端8に向かう進路方向11に付勢するようになっている。第一被駆動ベルト部22は、物品が横方向に並列して搬送されてきた場合に側壁1に近い側の物品を第二被駆動ベルト部25に渡し、側壁1から遠い側の物品を分岐領域5の方へ(即ち、第一被駆動ローラ部23へ)渡す役割を有する。第一被駆動ベルト部22の幅Wは、第二被駆動ベルト部25の幅Wの半分以下になるように極めて狭く作られ、また、第一被駆動ベルト部22の物品が載置されるベルト面の地上からの垂直高さは、第一被駆動ローラ部23の物品が載置されるローラ面の高さより高くなるように作られている。これらにより、物品が横方向に並列して移送されてきた場合でも、第一被駆動ベルト部22上に重心を有する物品のみが縦方向に整列した状態で第二被駆動ベルト部25へ受け渡されるとともに、横方向に並列した状態の物品の第二被駆動ベルト部25への受け渡しが防止される。
第一被駆動ローラ部23は、物品を搬送出口端8に向かう進路方向成分11と側壁1から離れる方向に向かう横方向成分13とを有する方向に付勢するようになっており、第一被駆動ベルト部22に載置されなかった物品や第一被駆動ベルト部22上に重心を有しなかった物品を分岐領域5の方へ寄せる役割を有する。第二被駆動ローラ部24は、物品を搬送出口端8に向かう進路方向11に付勢するようになっており、第一被駆動ローラ部23から来た物品(例えば500mm角の標準的な物品)の辺を進路方向11に平行に整える役割を有する。第二被駆動ローラ部24は、前述の役割のため、幅広く作る必要はなく、第一被駆動ローラ部23の幅より小さく作られている(例えば100mm幅)。
第二被駆動ベルト部25は、第一被駆動ベルト部22から移送されてきた物品をそのままの状態で搬送出口端8に移送する役割を有する。従って、第二被駆動ベルト部25は、物品の重心だけでなく物品の底面(物品の平面積)が完全に載置されることを意図しているため、第二被駆動ベルト部25の幅Wは、第一被駆動ベルト部22の幅Wの2倍以上の幅を有する。
第二被駆動ベルト部25の側壁1から遠い側には、分岐加速器26が近接して設けられ、物品が横方向に並列されたまま移送されてきた場合や異常に大きい物品が移送されてきた場合に、かかる物品を分岐加速器26によって分岐領域5の方へ強制的に取り除くようになっている。従って、分岐加速器26は、第二下流搬送部21より低い地上からの垂直高さに設けられ、かつ側壁1に実質的に平行に延びる軸線の周りに駆動されるローラであることが好ましい。もちろん分岐加速器26を被駆動ベルトにしてもよい。また、分岐加速器26のローラは、物品を強制的に動かすことが必要であるため、金属製の細いローラからなる他の被駆動ローラとは異なり、表面がゴム等のグリップ力の高い材料で被覆され、かつ他の被駆動ローラの径より太く作られることが好ましい。
分岐領域5は、下流側搬送部3及び中間搬送部4の側壁1とは反対側の外縁に近接して設けられ、下流側搬送部3(第一下流搬送部20及び第二下流搬送部21)及び中間搬送部4(主に滞留運転状態のターンテーブル部14)から分岐して移送されてきた物品を受け取り、その物品を戻り搬送部6に渡す役割を有する。分岐領域5は、側壁1から離れる方向13に付勢する複数の被駆動ローラ、又は側壁1に実質的に平行に延びる軸線の周りに回転されるフリーローラからなることが好ましい。分岐領域5は、下流側搬送部3及び中間搬送部4から分岐する物品の案内をスムーズにするために前記搬送部3,4から戻り搬送部6に向かって傾斜して作られている。但し、分岐領域5が被駆動ローラからなる場合は前記搬送部3,4と水平にして作られてもよい。
戻り搬送部6は、分岐領域5からの物品を受け取って該物品を滞留させながら上流側搬送部2の上流端に戻し、単一縦列に整列されなかった物品を再度上流側搬送部2から整列させて搬送出口端8に搬送する役割を有する。戻り搬送部6は、物品搬送装置全体をコンパクトにするために上流側搬送部2及び分岐領域5に近接して設置され、上流側搬送部2によって物品が搬送される進路方向11と平行かつ該方向とは反対の方向へ分岐領域5からの物品を搬送し、最終的に上流側搬送部2の上流端に戻すようになっている。実際には、戻り搬送部6は、ベルト搬送部27とそれに続くローラ搬送部28からなり、ベルト搬送部27によって分岐領域5から受けとった物品を上流側搬送部2の上流端付近まで搬送し、ローラ搬送部28によってベルト搬送部27から受けとった物品を上流側搬送部2の上流端に戻すようになっている。
本発明の物品搬送装置における物品の動きを説明すると、まず搬送入口端7から入ってきた物品は、上流側搬送部2において側壁1の方に片寄せされながら移送され、中間搬送部4のターンテーブル部14に渡される。ターンテーブル部14は、通常運転状態では物品を片寄せ搬送部15に移送し、次に第一被駆動ベルト部22に移送するが、滞留運転状態では物品を分岐領域5に移送する。第一被駆動ベルト部22に移送されてきた物品は、第一被駆動ベルト部22に重心を有する場合にのみ第二被駆動ベルト部25に渡されるが、そうでない場合には第一被駆動ローラ部23によって第二被駆動ローラ部24を経て分岐領域5へ移送される。第二被駆動ベルト部25に移送されてきた物品は、物品の底面(物品の平面積)が完全に第二被駆動ベルト部25に載置されている場合は、物品を搬送出口端8へ移送するが、そうでない物品は分岐加速器26によって強制的に分岐領域5へ移送される。中間搬送部または下流側搬送部から分岐領域5へ移送されてきた物品は、戻り搬送部6を経て上流側搬送部2の上流端に移送され、再度搬送出口端8に向かって整列搬送を行なう。
以上説明した本発明の物品搬送装置の実施態様においては、好適な典型例を示したが、本発明の特許請求の範囲に記載された範囲である限り、これらの実施態様の一部修正又は変更、公知技術の追加等も本発明の範ちゅうに属するものである。例えば、上流側搬送部は、特許文献3のようにステップ状部分を設けて混雑した物品を中間搬送部に到達する前に戻り搬送部に分岐できるようにしてもよく、中間搬送部は、ターンテーブル部の前に片寄せ搬送部を設けてもよく、下流側搬送部は、第一下流搬送部及び第二下流搬送部の全体にわたって分岐加速器を設けてもよい。
本発明の物品搬送装置は、無秩序な向きをした様々な大きさの物品を荷傷みなく単一縦列に整えるとともに、下流側搬送部の状態に応じて物品の搬送方向を簡単に調節でき、一定量の物品を滞留できるので、トラックターミナル、鉄道貨物ターミナル、航空貨物ターミナル、商品配送センター、又は物流センター等に配置される仕分けシステムにおいて極めて有用である。
本発明の物品搬送装置の概略的平面図を示す。 本発明の物品搬送装置に使用されるターンテーブル部の概略図を示す。

Claims (14)

  1. 無秩序な向きをした物品を単一縦列に整えて進路方向に搬送する物品搬送装置であって、
    縦方向の側壁を形成する機枠と、
    物品が載置される複数の被駆動ローラを備え、前記ローラが進路方向から順に配設された複数のグループに設けられた上流側搬送部であって、前記ローラが物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁に向かう横方向成分とを有する方向に付勢するように設けられた上流側搬送部と、
    物品が載置される被駆動ベルトを備えた下流側搬送部であって、前記ベルトが物品を搬送出口端に向かう進路方向に付勢するように設けられた下流側搬送部と、
    前記上流側搬送部と前記下流側搬送部との間に位置され、物品を前記上流側搬送部から前記下流側搬送部へ移送する中間搬送部であって、物品が載置される複数の被駆動ローラを備えたターンテーブル部を有し、前記ターンテーブル部は前記ローラが前記下流側搬送部の状態に応じて、物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁に向かう横方向成分とを有する方向に付勢する通常運転状態と、物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁から離れる方向に向かう横方向成分とを有する方向または物品を前記側壁から離れる方向に向かう横方向成分のみを有する方向に付勢する滞留運転状態との間で変化可能なように旋回できるようになっている中間搬送部と、
    前記下流側搬送部及び前記中間搬送部の前記側壁とは反対側の外縁に近接して位置され、前記下流側搬送部及び前記中間搬送部から分岐して移送される物品を受け取る分岐領域と、
    を具備することを特徴とする物品搬送装置。
  2. 前記分岐領域からの物品を受け取って該物品を前記上流側搬送部の上流端へ戻す戻り搬送部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の物品搬送装置。
  3. 前記戻り搬送部は、前記上流側搬送部によって物品が搬送される進路方向と平行かつ該方向とは反対の方向へ前記分岐領域からの物品を搬送するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の物品搬送装置。
  4. 前記中間搬送部は、前記ターンテーブル部とそれに続く片寄せ搬送部とからなり、前記片寄せ搬送部は物品が載置される複数の被駆動ローラを有し、前記ローラは物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁に向かう横方向成分とを有する方向に付勢するように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の物品搬送装置。
  5. 前記下流側搬送部は、第一下流搬送部とそれに続く第二下流搬送部とからなり、前記第一下流搬送部は前記側壁からWの幅で設けられる第一被駆動ベルト部と前記第一被駆動ベルト部から一定幅で設けられる第一被駆動ローラ部とを含み、前記第二下流搬送部は前記側壁からWの幅で設けられる第二被駆動ベルト部を含み、前記第一被駆動ローラ部は物品を搬送出口端に向かう進路方向成分と前記側壁から離れる方向に向かう横方向成分とを有する方向に付勢するように設けられており、前記第一被駆動ベルト部及び前記第二被駆動ベルト部は物品を搬送出口端に向かう進路方向に付勢するように設けられており、前記幅Wは前記幅Wの2倍以上の大きさであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の物品搬送装置。
  6. 前記第一下流搬送部は、前記第一被駆動ローラ部から一定幅で設けられる第二被駆動ローラ部をさらに含み、前記第二被駆動ローラ部は搬送出口端に向かう進路方向に付勢するようになっており、前記第二被駆動ローラ部の幅は前記第一被駆動ローラ部の幅より小さいことを特徴とする請求項5に記載の物品搬送装置。
  7. 前記第一被駆動ベルト部の物品が載置されるベルト面の高さは、前記第一被駆動ローラ部の物品が載置されるローラ面の高さより高いことを特徴とする請求項6または7に記載の物品搬送装置。
  8. 前記分岐領域は、前記側壁から離れる方向に付勢する複数の被駆動ローラからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の物品搬送装置。
  9. 前記分岐領域は、前記下流側搬送部及び前記中間搬送部から分岐する物品を案内するように傾斜しているか、または水平であることを特徴とする請求項8に記載の物品搬送装置。
  10. 前記分岐領域は、前記側壁に実質的に平行に延びる軸線の周りに回転されるフリーローラからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の物品搬送装置。
  11. 前記分岐領域は、前記下流側搬送部及び前記中間搬送部から分岐する物品を案内するように傾斜していることを特徴とする請求項10に記載の物品搬送装置。
  12. 前記分岐領域は、前記下流側搬送部からの物品の分岐を加速する方向に駆動される分岐加速器を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の物品搬送装置。
  13. 前記分岐加速器は、前記下流側搬送部より低い高さに設けられ、かつ前記側壁に実質的に平行に延びる軸線の周りに駆動されるローラであることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の物品搬送装置。
  14. 前記分岐加速器は、第二下流搬送部の第二被駆動ベルト部に近接して設けられていることを特徴とする請求項12または13に記載の物品搬送装置。
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