JP2001019152A - 搬送物品の合流装置 - Google Patents

搬送物品の合流装置

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JP2001019152A
JP2001019152A JP11192234A JP19223499A JP2001019152A JP 2001019152 A JP2001019152 A JP 2001019152A JP 11192234 A JP11192234 A JP 11192234A JP 19223499 A JP19223499 A JP 19223499A JP 2001019152 A JP2001019152 A JP 2001019152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二条並走するコンベアから一条のコンベアに
フリートレイ2を合流させるに際し、フリートレイ2に
衝撃を与えず円滑に合流させる装置を提供する。 【解決手段】 並設二条の搬入コンベア機構1と、この
二条の各搬入コンベア機構1から交互に搬入されるフリ
ートレイ2を幅寄せし一列に合流させる合流コンベア3
01とを備え、二条の搬入コンベア機構1は、主搬入コ
ンベア101と、搬送路終端部を形成する速度調節用コ
ンベア103とを有し、かつ、二条の搬入コンベア機構
1上を並走するフリートレイ2の位相差を検出する位相
差検出装置5,7、検出した位相差の情報に基づいて並
走するフリートレイ2の合流時における位相差の適否を
判定する判定手段、及び該判定手段の判定結果に基づい
て速度調節用コンベア103の搬送速度を可変制御する
コンベア速度可変制御手段6を連係させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二条以上のコン
ベア上で搬送されている容器等の物品を、搬送途中で一
条のコンベア上に合流させるための合流装置に関し、例
えば、農産物を上に載せて搬送するフリートレイを二条
のコンベアから一条のコンベアに合流させるための装置
に関する。
【0002】
【従来技術】物品の搬送では、一条のコンベア上で搬送
されている物品を仕分けのために複数のコンベアに振り
分けて送り出す分流の工程や、反対に複数条で送られて
いる物品を一条のコンベアに合流させる合流の工程な
ど、コンベアの条数が異なる工程間で物品を乗り移す場
合がある。
【0003】合流の例としては、例えば、選果場におい
てコンベアに連結されていない受皿(以下「フリートレ
イ」と称する)を用いて農産物を搬送させながら選別を
行う場合に、農産物に対する処理作業の違いから搬送コ
ンベアの設定速度を変えて作業することが求められる場
合があり、このような場合にフリートレイの合流装置が
採用されて設備の効率化や処理能率の向上が図れること
が多い。
【0004】具体的な例としては、例えば、手作業で農
産物に対する作業を行う工程ではフリートレイを高速に
搬送させることが難しいのに対し、仕分け(振り分け)
等の工程では機械的に処理できるので迅速処理のために
むしろ高速で搬送することが望まれる場合が多いので、
低速で搬送する多数条の搬送コンベアから、高速で搬送
する一条の搬送コンベアにフリートレイを乗り移して合
流させる装置が従来から提案されている。
【0005】また、乗り移しの前後で特に搬送コンベア
の搬送速度に違いはないが、ランダムに搬送されている
物品を単列化する合流装置も知られている。
【0006】ところで、物品が合流する場合は一条のコ
ンベア上に水平方向の左右から物品が合流することにな
るため、狭い搬送路に左右からの物品が同時に重なって
「ブリッジ」と呼ばれるつっかかり(閉塞)を招いて搬
送不良になる場合のあることが知られている。
【0007】そこでこのようなブリッジの発生による搬
送不良をなくすための対策が従来から多数提案されてお
りこの対策には大別して次の二つがある。
【0008】一つは、ブリッジが発生した場合にこれを
解消させるという考え方のものであり、他は、ブリッジ
の発生自体を起こらないようにするものである。
【0009】前者の考え方のものは、物品に外部から力
を作用させてブリッジを解消させるものであり、壜,缶
のように物品を荒っぽく扱ってもよいとか、比較的低速
で搬送させる場合のものなどに採用されている。一方、
これらの条件が合致しない場合のもの、例えば傷つきが
問題となる物品や、処理効率の向上等のために高速搬送
を行なう物品の場合には、この方式の採用は適当でない
場合が多い。例えば実用新案登録第2518245号公
報で提案の方式は、二条ないしそれ以上のコンベアから
送り出される物品を、幅広な状態から徐々に幅狭くなる
コンベア上をランダムに搬送させながら物品を単列化す
るための装置に関するもので、左右のガイド壁の一方を
垂直軸回りに回転自在のローラ列で構成し、且つこのロ
ーラ列を搬送方向に往復動させることで、ブリッジが発
生した場合にこれを解消させる作用を物品に与える方式
のものであるが、この方式によると、ローラ列の移動で
ブリッジしている物品群を強引にほぐすものであるから
物品を傷める虞れが強く、またコンベア上で物品が躍る
ような強い外力を受けるため取り扱える対象の物品が限
定されるからである。なお、この方式のものはブリッジ
の発生時に下流側への物品の流れが途絶えるので処理効
率の向上は難しい。
【0010】これに対して、上記後者の対策のものは、
二条のコンベアから送り出される物品の位相を1/2ピ
ッチずらせてブリッジを発生させないようにするので高
速搬送に適し、しかもブリッジが生じないので傷つき易
い物品の取り扱いに適している。しかしこの対策に用い
られる方式のうち、一般的なタイミング付け(ピッチ付
け)スクリューを用いる方式のものは、スクリューとの
関係で物品の傷つきを招く虞れがある。すなわち、合流
点に物品を送り込む上流側二条の搬入コンベアの終端部
(ないしその近傍)にそれぞれ上記スクリューを設けて
1/2ピッチ位相をずらせた送り込みを行なわせるが、
物品がスクリューの螺旋歯に噛まれると物品が傷つくか
らである。このスクリューを用いる方式は結局のとこ
ろ、合流点でのブリッジによる傷つけの問題が、スクリ
ューへの物品の供給位置に場所を替え、また問題の現象
を変えて現れるにすぎず、対策の難易はあるにしても根
本的な解決には到らない。このようなスクリューを用い
た合流装置の例としては例えば特開昭51−28965
号公報の方式のものが挙げられるが、上記したスクリュ
ー方式の欠点が避けられず、また処理効率を上げるため
に搬送を高速化すると小さな異物の噛み込みなどで搬送
不良を招く虞れもあるので、高速化に適していない。
【0011】タイミング付けとブリッジ解消方式の中間
的な方式として、幅広なコンベア上をランダムに搬送さ
れている物品を単列化するために送り込みスクリューと
戻しスクリューを併用した構成の合流装置が特公昭62
−38253号公報により提案されている。しかしこの
方式のものは、スクリュー方式の欠点があることに加え
て、送り込まれようとする物品と戻ろうとする物品が相
互に衝突して傷つき易いとか、搬送速度の高い装置には
適していないという問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記のよ
うな従来技術の問題点に鑑み、従来とは全く異なる観点
から物品の合流に関する技術を開発すべく研究を進め本
発明をなすに到ったものである。
【0013】即ち、本発明者は、搬送される物品同士の
機械的な係合、及び螺旋歯による噛み込みを生ずる虞れ
のあるタイミングスクリューとの機械的係合を行なうこ
となく、搬送方向についてある程度のずれ状態で並走さ
れている二条の上の物品について、これらの並走状態の
物品が合流する際に相互に係合することがないように、
いずれか一方あるいは双方の物品を定常時よりも少し早
く送ったり又は少し遅く送るようにすれば、二条のコン
ベアの上で並走している物品を適切な位相ずれの状態で
合流させることができると考え、本発明の新規な物品の
合流装置を開発するに到ったのである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
願請求項1の物品の合流装置の発明は、各々物品を一列
に搬送する上流側の並設二条の搬入コンベア機構と、こ
れら搬入コンベア機構の下流に配置されて、二条の各搬
入コンベア機構から交互に搬入される物品を幅寄せし一
列に合流させて下流に送り出す物品合流手段と、を備え
た搬送物品の合流装置であって、上記二条の搬入コンベ
ア機構は、速度調節用コンベアを有し、該速度調節用コ
ンベアは、二条の搬入コンベア機構上を予め定めた位相
差範囲内で並走する物品の位相差を検出する位相差検出
装置、該位相差検出装置で検出した位相差の情報に基づ
いて上記並走物品の合流時における位相差の適否を判定
する判定手段、及び該判定手段の判定結果に基づいて上
記速度調節用コンベアの搬送速度を可変制御するコンベ
ア速度可変制御手段に連係されていることを特徴とす
る。
【0015】上記における「搬入コンベア機構」は、限
定されるものではないが、請求項2の発明のように、定
常的に一定速度で物品を搬送する主搬入コンベアと、搬
入搬送路の終端部に設けられた速度調節用コンベアとを
有するように構成するのが好ましい場合が多い。速度調
節用コンベアは、一般的には搬入コンベア機構の搬送路
に一つ設けられるが、搬送方向に順に二つ以上設ける場
合を排除するものではない。二つ以上設けるようにすれ
ば、並走物品の合流時のタイミング合せをより正確に与
えることができる。なお、速度調節用コンベアは搬入コ
ンベア機構の終端部に設けるのが好ましいが、ここで終
端部とは、一般的には搬入コンベア機構の搬送路の最下
流端をいうが、本発明の作用効果を考えれば最下流端に
必ずしも限定されるものではなく、最下流端に定速コン
ベアを更に介挿配置することもできる。
【0016】上記の速度調節用コンベアは、物品をラン
ダムな間隔で搬送する主搬入コンベア上から物品合流手
段に物品を送り込む際に、その搬送速度を調節するよう
に機能するものであり、サーボモータ等の可変速型駆動
モータ、インバータ制御モータなどにより駆動させるこ
とができる。減速,増速の制御方式は、一定の減速,増
速制御を行なう場合の他、減速,増速の程度を変化させ
ることができ、後者の変化させる制御方式の場合には、
減速度,加速度を一定にして制御時間を可変させる方
式、減速度,加速度自体を変化させる方式、これらを併
用する方式等、必要に応じて適宜選択することができ
る。
【0017】上記物品合流手段は、搬送コンベア及びそ
の搬送路上に設けられて二条の搬入コンベア機構から送
り込まれる物品を一条になるように幅寄せするガイド手
段を有するように構成される。ガイド手段は、タイミン
グスクリューのようなタイミング調整する機能は不要で
あって、幅寄せ機能を有することで足りるため、固定型
のガイドレール、無端回動するサイドベルト等々を用い
ることができる。
【0018】速度調節用コンベアに連係される位相差検
出装置、判定手段及びコンベア速度可変制御手段は、並
走する物品が合流する際に相互に係合しないように搬送
の前後方向に所定のずれ量をもっているか否かを調べる
と共に、所定のずれ量がないときには、二条の搬入コン
ベア機構の少なくとも一方の速度調節用コンベアを減速
あるいは増速させて該並走物品が所定のずれ量をもつよ
うに機能する。
【0019】位相差検出装置は、二条の搬入コンベア機
構で並走する物品を、時間差あるいは搬送方向の位置の
ずれ量等によって検出することができ、前者の時間差を
計測する方式では、二条の搬入コンベア機構の同一点
(物品合流手段までの距離が同じに設定された点)を物
品が通過する時間の差から位相差を調べることができ、
後者の位置のずれ量を計測する方式では、例えば、一方
の搬入コンベア機構上の基準位置を物品が通過した時点
で、他方の搬入コンベア機構上を搬送されている物品の
位置を調べて、その搬送方向の位置ずれの距離(長さ)
をもって位相差とすることができる。上記の物品の通過
を検出するための手段としては、光学的あるいは磁気的
等の検出手段を用いることができる。
【0020】なお、この位相差検出装置で位相差を調べ
る対象となる並走物品は、予め定めた位相差範囲を上限
として、その範囲内で並走するものとされるが、これ
は、下記する判定手段における信号処理によって対応す
ることができるので、特に並走する対象物品を特定する
ための検出手段等を設けなくともよい。
【0021】判定手段は、上記により検出された並走一
対の物品の位置ずれ量の情報に基づいて、物品合流手段
への送り込みタイミングの適,不適を判定するようにし
て構成することができ、一般的にはMPU(マイクロプ
ロセッサユニット)を用いた電子回路技術を用いて行な
うことができる。
【0022】コンベア速度可変制御手段は、上記の判定
結果に基づいて、上記速度調節用コンベアを減速あるい
は増速させて物品の送り込みが適正なタイミングとなる
ように用いられる。減速,増速の程度は、上述のように
一律とすることもできるが、タイミングのズレ程度によ
って可変させることもできる。
【0023】この発明によれば、例えば、並走する物品
が搬送方向に殆ど位相差がない場合などにおいて、定常
時の搬送速度にもよるが、物品合流手段に送り込む物品
の搬送速度をごく微少な時間(例えば百分の数秒〜数十
秒程度)変化させるだけで、送りを数十mm遅速させる
ことができ、合流時に物品同士が係合することがないタ
イミングとなるように容易にかつ精度よく調節できる。
【0024】また、物品を機械的な係合で速度調節する
ものではないので、物品の形状に影響されることなく適
用でき、物品の損傷,変形の虞れもなく、更に低騒音で
実施できる。
【0025】この発明が搬送する対象としては、平面で
みて円形,矩形,多角形等々の種々の形状の物品を挙げ
ることができ、その物品の性質も、容器,壜,缶等適宜
のものを対象とできる。そして特には、選果場等におい
て農産物を選別仕分するのにフリートレイを用いる農産
物選別装置の該フリートレイを搬送する系に好適に用い
られ、毎秒3〜7個というような高速でフリートレイを
搬送するタイプの農産物選別装置に好適に用いることが
できる。
【0026】また、速度調節用コンベアを二つ以上有す
るようにした構成によれば、段階的に搬送速度を変化さ
せたり、タイミングが合うように調節した後で、もう一
度そのタイミングの状態を確認することでより確実にか
つ精度よくタイミング合せを行なうことができる。
【0027】本願請求項3の発明は、上記の各発明にお
いて、物品合流手段の下流に、一条の搬出コンベアを接
続したことを特徴とし、また請求項4の発明は、この搬
出コンベアの搬送速度を、上記主搬入コンベアの搬送速
度の2倍以上に設定したことを特徴とする。
【0028】搬出コンベアは、一般的には、合流された
一連の物品を一列に送り出してそのまま下流に搬送する
コンベアにより構成されるが、これに限定されるもので
はなく、例えば、搬出コンベア自体が何らかの処理を行
なう装置の一部を構成するものであってもよい。
【0029】また、搬出コンベアの搬送速度を主搬入コ
ンベアの搬送速度よりも高速に設定し、特には略2倍以
上に設定すれば、二条の各主搬入コンベアで実質的に隙
間のない状態で搬送されている物品を、概ねその前後間
隔を維持して一条に合流して搬送させることができる。
【0030】本願請求項5の発明は、上記の各発明にお
いて、速度調節用コンベアの搬送路長が、搬送されてい
る物品が同時に二つ乗らない長さに設定されていること
を特徴とする。
【0031】ここで「同時に二つ以上乗らない」という
のは、速度調節用コンベアの搬送力に支配される状態の
物品が同時に二つ以上存在しないことをいい、一つが乗
っている状態で、他の一つがその速度調節用コンベアに
乗り移りかけているような場合を排除するものではな
い。
【0032】この発明によれば、並走される一対の物品
の位相差を正確に調節することができて、合流時の不具
合の発生を有効に防止できる。
【0033】本願請求項6の発明は、上記の各発明にお
いて、上記速度調節用コンベアが、前記コンベア速度可
変制御手段により増速及び/又は減速制御可能であるこ
とを特徴とする。
【0034】なお、増速,減速の制御は、二条の搬入コ
ンベア機構の各速度調節用コンベアの制御方式を同じと
する場合の他、一方の搬入コンベア機構は増速及び減速
の制御を可能とし、他方の搬入コンベア機構は、減速制
御のみ(あるいは増速制御のみ)とすることもできる。
【0035】この発明によれば、位相差の量の違いやず
れ方向の違い(一方が他方に先行する場合、反対に後行
する場合)などの様々なパターンに応じた適切な制御を
実現することができる。
【0036】本願請求項7の発明は、上記の各発明にお
ける位相差検出装置が、二条の搬入コンベア機構の一方
に設定した基準位置を物品が通過することを検出する第
1の物品通過検出手段と、搬入コンベア機構の他方にそ
の搬送方向に離隔して複数設定した位置のそれぞれで物
品の通過を検出する第2の物品通過検出手段の群とを有
することを特徴とし、請求項8の発明は、上記の判定手
段が、一方の搬入コンベア機構に設けた第1の物品通過
検出手段が基準位置で物品の通過を検出した時の該基準
位置と、他方の搬送コンベア機構で物品の通過が検出さ
れた第2の物品通過検出手段の位置との関係から、両者
の位置ずれ量が予め定めた値以下であることを条件とし
て合流不適と判定するものであることを特徴とする。
【0037】上記において、上記他方の搬入コンベア機
構に設けられる第2の物品通過検出手段は、通常は、搬
送方向に一定の間隔で複数個、好ましくは4〜7個程度
設けられるのが好ましい場合が多い。また、上記第1,
第2の物品通過検出装置は、搬入コンベア機構の主搬入
コンベアに沿って設けることもできるし、速度調節用コ
ンベアに沿って設けることもでき、更に第2の物品通過
検出装置の群は、主搬入コンベアと速度調節用コンベア
の両者に渡って設けることもできる。
【0038】この発明によれば、所定位置(基準位置)
において通過が検出される並走一方の物品を基準とし
て、他方の物品の位置ずれ量(位相差)を検出すること
ができるので、位相差検出のためのプログラムを容易化
できる。
【0039】本願請求項9の発明は、上記の各発明にお
ける搬入コンベア機構の主搬入コンベアと搬送路終端部
に設けられた速度調節用コンベアとの間に、当該主搬入
コンベア上を搬送されてくる物品の前後間隔を、該速度
調節用コンベアの加減速制御による減速,増速によって
も一列状に搬送される物品が係合しない長さに広げる間
隔増大用コンベアを設けたことを特徴とする上記の離隔
手段は、一般的にはコンベア手段を用いて構成すること
ができ、例えば上流の主搬入コンベアに比べて搬送速度
を高速に設定したコンベア手段により構成できる。離隔
の程度は、上流の主搬入コンベア上での物品の搬送状
態、合流のタイミング合せのために必要な減速,増速の
最大値、搬送速度等々により設計的に決めることができ
る。
【0040】この発明によれば、離隔手段で間隔を広げ
た状態で、物品合流手段への送り込みタイミングを調節
することができるので、搬送前後の物品間での係合を有
効に防止することができる。
【0041】請求項10の発明は、上記物品が、コンベ
アに機械的に連結されてなく、かつ農産物を載せて搬送
して農産物を選別仕分けする農産物選別装置に用いられ
る受皿であることを特徴とする。
【0042】この発明によれば、例えば平面で見て円形
な受皿(フリートレイ)の上に農産物を載せて搬送しな
がら、その農産物の階級(大きさ,重さ等)や等級
(色,傷の有無等の表面品質や、糖度,熟度等の内部品
質)を計測して、等級・階級区分別に仕分ける一般的な
農産物選別装置において、受皿の搬送速度を僅かに変化
させるだけで、二条のコンベアで搬送されている受皿
を、一条のコンベアに確実に合流させることができ、し
かも、受皿に無用な衝撃等を作用することがないので、
該受皿上に載せている農産物が回転したり損傷したりす
ることがないという利点が得られる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明を農産物選別装置の
フリートレイ(物品)の搬送系に適用した場合の実施形
態に基づいて説明する。なお図中においてフリートレイ
の詳細な構造及びこれに載せられる農産物のついては、
図示を省略した。
【0044】また、以下で説明する実施形態1は、本発
明の搬送物品の合流装置よりも上流側の主搬入コンベア
上で略密着ないしそれに近い状態でランダムに搬送され
ているフリートレイを、合流装置の下流側では一定の間
隔を空けて搬送するようにした場合の例を説明するもの
であり、したがって、合流装置の上流側のフリートレイ
の搬送速度に比べて、下流側のフリートレイの搬送速度
は相対的に高速(略2倍)に設定されているものであ
る。ただし本発明がこのような実施形態のものに限定さ
れるものではない。
【0045】実施形態1 図1は、本発明を農産物をフリートレイに載せて搬送す
る農産物選別装置に適用した場合の合流装置の構成概要
一例を示した平面図であり、図2,図3は位相差(位置
ずれ量)の調節を行なう場合、行なわない場合の状態を
(1)〜(11)で例示的に示した図、図4は速度調節
用コンベアにおいて行なう減速,増速の制御の状態を例
示的に示した図である。
【0046】これらの図において、1は搬入コンベア機
構を示し、これは二条並設されているため、以下の説明
において必要がある場合は、搬送方向の右側(図1の上
側)のものにはRの添字を付し、左側(図1の下側)の
ものにはLの添字を付して示した。
【0047】そして本例におけるこれらの二条の各搬入
コンベア機構1R,1Lは、上流側から主搬入コンベア1
01(101R,101L)、離隔コンベア102(10
R,102L)、速度調節用コンベア103(10
R,103L)によって搬送路が形成されている。ま
た、これらの主搬入コンベア101、離隔コンベア10
2及び速度調節用コンベア103の各搬送速度を順にV
a,Vb,V(x)とすると、一定搬送速度Vaに対
し、離隔コンベアの搬送速度Vbは、Vb>2・Vaに
設定することで、各搬入コンベア機構1の主搬入コンベ
ア101上のフリートレイ2は、離隔コンベア102上
で前後のフリートレイ間隔は大幅に拡大することにな
る。実際の主搬入コンベア101の搬送速度は例えば1
0〜40m/分、離隔コンベア102の搬送速度は40
〜80m/分程度とする場合を例示的に挙げることがで
きる。
【0048】また速度調節用コンベア103の搬送速度
V(x)は、減速,増速制御していない状態の定常の搬
送速度は、離隔コンベア102の搬送速度Vb(V
(x)=Vb)とするのが好ましく、減速制御は、限定
されるものではないが、該搬送速度Vbの例えば40%
程度(V(x)≒0.4・Vb)まで減速する場合を一
例として挙げることができる。また増速制御は、減速制
御と同様程度まで増速させるようにしてもよいが、あま
り極端な増速は、先行するフリートレイ2との間の間隔
を小さくしてしまう虞れがあるので、増速制御はできる
だけ小さな値(例えばV(x)≒1.1・Vb)とする
のが好ましい場合が多い。またこの速度調節用コンベア
103の搬送方向長さは、一つのフリートレイ2が乗る
程度の比較的短い長さに設けられている。
【0049】なお、速度調節用コンベア103に連係す
る位相差検出装置等の構成と作動については、後述す
る。
【0050】3は物品合流手段を構成する合流コンベア
装置であり、上記二条の搬入コンベア機構1R,1Lから
のフリートレイ2を受け入れることができる幅広のコン
ベア搬送面を有する合流コンベア301と、搬入コンベ
ア機構1R,1Lから送り込まれるフリートレイ2を幅寄
せするために垂直軸3021,3022で無端回動され
る傾斜した一対のサイドベルト303と、中央の固定ガ
イド壁304とによって構成されている。なおこの合流
コンベア301の搬送速度は、限定されるものではない
が、速度調節用コンベア103の減速,増速制御してい
ない状態の搬送速度と同じか、あるいはそれよりも高速
に設定することが好ましい。
【0051】4は搬出コンベアであり、合流コンベア装
置3で幅寄せされて合流されたフリートレイ2を、一列
状の状態で下流に搬送するように設けられている。なお
この搬出コンベア4の搬送速度は、限定されるものでは
ないが、合流コンベア301の搬送速度と同じとするこ
とがよい。
【0052】次に速度調節用コンベア103に連係する
位相差検出装置等の構成と作動について説明する。
【0053】本例の位相差検出装置5は次のように構成
されている。すなわち、一方の搬入コンベア機構1R
速度調節用コンベア103Rを挟んで一対に対向配置し
た投光器501,受光器502により第1の物品検出手
段を構成し、フリートレイ2がこの投・受光の光線を遮
ったときに、該フリートレイ2の通過を検出するように
設けられている。そして、受光器502でフリートレイ
2の通過が検出されたときには、その検出信号は判定回
路(判定手段)を含むコンベア速度可変制御装置6に入
力するようになっている。
【0054】他方、もう一つの搬入コンベア機構1L
は、第2の物品通過検出装置7である対をなす投光器7
01,受光器702がこれらのコンベアを挟んで対向配
置され、離隔コンベア102Lと速度調節用コンベア1
03Lに渡ってこれらの5個が搬送方向に一定間隔で設
けられている。そして、これら5個の受光器702は、
第1の物品通過検出装置と同様に、フリートレイ2が投
・受光の光線を遮った時にその通過を検出し、その情報
を中継器703を介してコンベア速度可変制御装置6に
入力するようになっている。中継器703は、5個の受
光器702のいずれのものがフリートレイ2の通過を検
出したのかを調べてその位置情報(例えば5個にNo付
けをしたその番号)を抽出してコンベア速度可変制御装
置6に送るためのものである。なお本例の装置において
は、第2の物品通過検出装置7は、フリートレイ2の先
端の通過を検出する場合と、フリートレイ2の後端の通
過を検出する場合とを、必要に応じて選択できるように
なっている。
【0055】以上の第1の物品通過検出装置5及び第2
の物品通過検出装置7によって行われる本例の位相差検
出の態様を説明すると、本例では、第1の物品通過検出
装置5の設置位置を基準位置とし、その受光器502で
フリートレイ2の先端が通過した時点を検出する。
【0056】そして、この時点に最も近い時点で、第2
の物品通過検出装置7で投・受光の光線の遮る状態の変
化が現れた受光器702を調べ、これによって、搬入コ
ンベア機構1R上の基準位置を通過したフリートレイ2
に対し、他方の搬入コンベア機構1L上のフリートレイ
2の相対的位置関係を割り出す。
【0057】図2,図3はそのパターンを類型的に示し
たものであり、図2(1)は搬入コンベア機構1R上の
フリートレイ2の先端が基準位置に達した時点で、搬入
コンベア機構1L上のフリートレイ2が既に第2の物品
通過検出装置7群の位置を通り過ぎた場合を示してい
る。本例においては、この場合には合流時に両者のフリ
ートレイ2が係合する虞れがない場合と判定して、速度
調節用コンベア103における速度可変制御は行なわな
い。
【0058】図2(2)では、搬入コンベア機構1R
のフリートレイ2の先端が基準位置に達した時点で、搬
入コンベア機構1L上のフリートレイ2の後端が最下流
の第2の物品通過検出装置7に検出された場合を示して
いる。この場合には、判定回路において位相差が小さい
と判定されて、搬入コンベア機構1Rの速度調節用コン
ベア103 R の若干の減速制御(合流時の係合が生じな
いようにする減速制御)が行なわれ、この上のフリート
レイ2は図示の送り状態よりも少し遅れた状態で合流コ
ンベア301に送り込まれる。したがってこれにより両
者のフリートレイ2が係合する虞れは解消される。
【0059】以下図2(3)〜図3(11)において
も、必要に応じて搬入コンベア機構1 R,1Lの速度調節
用コンベアの同様の減速,増速制御が行なわれ、両者フ
リートレイ2の係合の虞れが解消される。なお、図2
(3)〜図3(11)は、搬入コンベア機構1R上のフ
リートレイ2の先端が基準位置に達した時点における他
方の搬入コンベア機構1L上のフリートレイ2の検出位
置が、複数の第2の物品通過検出装置7の一つ分だけ上
流側に移行したものを順次に示しており、図2(6)が
両者フリートレイ2が実質的に位相差なし(位置ずれ量
ゼロ)の場合を示し、図3(11)は、上述した図2
(1)の場合と位置ずれの方向が反対になっていて、速
度可変制御を行なう必要がない場合を示している。
【0060】なお、上記の両フリートレイ2に実質的に
位相差がない図2(6)の状態が、速度調節用コンベア
103による搬送速度の可変制御が最大の場合であり、
この場合には、一方を減速し、他方を増速する制御を行
なうことが好ましい。このようにすれば、片側の搬入コ
ンベア機構についてのみ減速あるいは増速する制御を行
なう場合に比べて、前後のフリートレイ2との間隔をつ
めすぎる弊害を少なくできるからである。なおこの一方
を減速し、他方を増速する制御は、図2(6)の場合だ
けでなく、搬送速度の可変制御これに次いで大きい図2
(5),図3(7)、更には図2(4),図3(8)等
において行なうようにしてもよい。
【0061】図4は、速度調節用コンベア103におい
て行なわれる搬送速度の可変制御の態様を図解的に示し
たものであり、図4(イ)において、一つのフリートレ
イ2が速度調節用コンベア103に載っている時間を、
減速制御しない場合の時間をT、減速制御する場合の時
間をT´とし、また上記した定常速度(一定)をVbと
したときの減速制御している時間をt、その減速した下
限速度をvとして、一定の減速率、加速率、減速制御時
間t、下限速度vを与える減速制御が行なわれる。搬送
距離は、減速制御しない場合はT×Vbの面積S1で与
えられ、減速制御した場合はT´×Vbから白抜き台形
部分を引いた面積S2で与えられ、これらの面積S1とS
2は同じである。したがって、速度調節用コンベア10
3で減速制御されたときのフリートレイ2は(T´−
T)の時間だけ搬送遅れを生ずることになり、この(T
´−T)が合流時の係合を生じない位相差を得るのに必
要な長さであるようにすれば、フリートレイ2を合流コ
ンベア301に送り込むタイミングを適性にすることが
できる。
【0062】実際には、農産物選別装置で毎秒3〜7個
程度の速さでフリートレイ2を搬送させるようにした場
合、フリートレイ2の直径や速度調節用コンベアの長さ
などにもよるが、一つのフリートレイ2がこの速度調節
用コンベア103に乗っている時間は1秒以下、減速制
御時間は10分の1,2秒程度という極めて短い時間で
ある。
【0063】図4(ロ)〜(ニ)は、減速制御の変化の
態様、増速制御の態様を図解的に示したものである。
【0064】本例の装置によれば、二条の搬入コンベア
上で搬送されている農産物を載せたフリートレイ2を、
コンベアの速度可変制御のみで、並走しているフリート
レイ2の相対的な位置関係、つまり位相差を適切に与え
ることができ、合流時にこれらのフリートレイ2が係合
することもなく、円滑に合流させて搬出コンベアで排出
することができると共に、フリートレイ2に衝撃を与え
ることもないので農産物を傷つける虞れも実質的にな
く、フリートレイ2上で農産物が回転して所定の計測等
を行なう場合に不都合となる虞れもないなどの優れた効
果が得られる。
【0065】そして、近時極めて高速で搬送することが
多くなっている農産物選別装置の販路途中において、安
定、確実な合流を行なえるという効果が奏される。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果が奏される。即ち、請求項1の発明によれば、
並走する物品が搬送方向に殆ど位相差がない場合におい
て、物品合流手段に送り込む物品の搬送速度をごく微少
な時間だけ変化させることで並走物品の相対的な搬送方
向の位相を数mm〜数十mm遅速,増速させることがで
き、合流時に物品同士が係合することがないタイミング
に容易にかつ精度よく調節できる。
【0067】また、物品をスクリューやほぐしローラ等
に機械的に係合させるものではないので、物品の形状に
無関係に適用でき、物品の損傷,変形の虞れもなく、更
に低騒音で実施できるという効果も奏される。
【0068】更にまた、速度調節用コンベアを二つ以上
有するようにした構成によれば、段階的に搬送速度を変
化させたり、タイミングが合うように調節した後で、も
う一度そのタイミングの状態を確認することでより確実
にかつ精度よくタイミング合せを行なうことができる。
【0069】請求項2〜10の発明によれば、上記の効
果に加えて更に以下の効果が奏される。即ち、請求項2
の発明によれば、定常的に一定速度(等速度)で物品を
搬送する主搬入コンベアの終端部に速度調節用コンベア
を設けたので、速度調節後に速やかに物品合流手段に搬
入できて、調節後の速度変動等が万一発生することによ
る合流タイミング不良の虞れが実質的にないという利点
がある。
【0070】請求項3,4の発明によれば、合流された
一連の物品を一条の搬出コンベアに一列に送り出してそ
のまま下流に搬送することができ、また、搬出コンベア
の搬送速度を主搬入コンベアの搬送速度よりも高速(例
えば2倍以上)に設定すれば、二条の各主搬入コンベア
で実質的に隙間のない状態で搬送されている物品を概ね
その前後間隔を維持して一条に合流して搬送できる。
【0071】請求項5の発明によれば、並走する一対の
物品の位相差を正確に調節できて、合流時の不具合の発
生を有効に防止できる。
【0072】請求項6の発明によれば、位相差の量や、
ずれ方向の違いなどの様々なパターンに応じて適切に制
御できるという効果が奏される。
【0073】請求項7,8の発明によれば、並走する一
方の物品の通過を基準位置で検出し、並走する他方の物
品の位置ずれ量(位相差)を、複数の物品通過検出手段
のいずれかが検出することで、両者の位相差を検出でき
るので位相差検出装置の構成を簡易にできるという効果
が奏される。
【0074】請求項9の発明によれば、離隔手段で物品
の前後間隔を広げて速度調節用コンベアで位相差を調節
できるので、搬送前後の物品同士の係合を有効に防止で
きるという効果が奏される。
【0075】請求項10の発明によれば、フリートレイ
の上に農産物を載せて搬送しながら、その農産物の階級
や等級を計測して、等級・階級区分別に仕分ける一般的
な農産物選別装置において、フリートレイの搬送速度を
僅かに変化させるだけで、二条のコンベアで搬送されて
いる受皿を一条のコンベアに合流でき、しかもフリート
レイに衝撃等を与えることがないので、農産物の回転や
損傷を効果的に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を農産物をフリートレイに載せて搬送す
る農産物選別装置に適用した場合の合流装置の構成概要
一例を示した平面図。
【図2】位相差(位置ずれ量)の調節を行なう場合に検
出される位相差の態様(1)〜(6)を示した図。
【図3】位相差(位置ずれ量)の調節を行なう場合に検
出される位相差の態様(7)〜(11)を示した図。
【図4】速度調節用コンベアにおいて行なう減速,増速
の制御の状態を例示的に示した図。
【符号の説明】
1・・・搬入コンベア機構 101・・・主搬入コンベア 102・・・離隔コンベア 103・・・速度調節用コンベア 2・・・フリートレイ 3・・・ 301・・・合流コンベア 302・・・サイドベルト 3021・・・垂直軸 3022・・・垂直軸 303・・・固定ガイド壁 4・・・搬出コンベア 5・・・第1の物品検出手段 501・・・投光器 502・・・受光器 6・・・コンベア速度可変制御装置 7・・・第2の物品検出手段 701・・・投光器 702・・・受光器 702・・・中継器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々物品を一列に搬送する上流側の並設
    二条の搬入コンベア機構と、これら搬入コンベア機構の
    下流に配置されて、二条の各搬入コンベア機構から交互
    に搬入される物品を幅寄せし一列に合流させて下流に送
    り出す物品合流手段と、を備えた搬送物品の合流装置で
    あって、 前記二条の搬入コンベア機構は、速度調節用コンベアを
    有し、該速度調節用コンベアは、二条の搬入コンベア機
    構上を予め定めた位相差範囲内で並走する物品の位相差
    を検出する位相差検出装置、位相差検出装置で検出し
    た位相差の情報に基づいて前記並走物品の合流時におけ
    る位相差の適否を判定する判定手段、及び該判定手段の
    判定結果に基づいて前記速度調節用コンベアの搬送速度
    を可変制御するコンベア速度可変制御手段に連係されて
    いることを特徴とする搬送物品の合流装置。
  2. 【請求項2】 前記二条の搬入コンベア機構は、搬送路
    の主な部分を形成する主搬入コンベアと、前記搬入コン
    ベア機構の搬送路終端部を形成する速度調節用コンベア
    とを有することを特徴とする請求項1に記載の搬送物品
    の合流装置。
  3. 【請求項3】 前記物品合流手段の下流に、一条の搬出
    コンベアが接続されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載した搬送物品の合流装置。
  4. 【請求項4】 前記搬出コンベアの搬送速度は、前記主
    搬入コンベアの搬送速度の2倍以上に設定されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載した搬送物品の合流装
    置。
  5. 【請求項5】 前記速度調節用コンベアの搬送路長は、
    搬送されている物品が同時に二つ乗らない長さに設定さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載した搬送物品の合流装置。
  6. 【請求項6】 前記速度調節用コンベアは、前記コンベ
    ア速度可変制御手段により増速及び/又は減速制御可能
    であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに
    記載した搬送物品の合流装置。
  7. 【請求項7】 前記位相差検出装置は、二条の搬入コン
    ベア機構の一方に設定した基準位置を物品が通過するこ
    とを検出する第1の物品通過検出手段と、搬入コンベア
    機構の他方にその搬送方向に離隔して複数設定した位置
    のそれぞれで物品の通過を検出する第2の物品通過検出
    手段の群とを有することを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれかに記載した搬送物品の合流装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は、一方の搬入コンベア機
    構に設けた第1の物品通過検出手段が基準位置で物品の
    通過を検出した時の該基準位置と、他方の搬送コンベア
    機構で物品の通過が検出された第2の物品通過検出手段
    の位置との関係から、両者の位置ずれ量が予め定めた値
    以下であることを条件として合流不適と判定するもので
    あることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記
    載した搬送物品の合流装置。
  9. 【請求項9】 前記搬入コンベア機構の主搬入コンベア
    と搬送路終端部に設けられた速度調節用コンベアとの間
    に、当該主搬入コンベア上を搬送されてくる物品の前後
    間隔を、該速度調節用コンベアの加減速制御による減
    速,増速によっても一列状に搬送される物品が係合しな
    い長さに広げる間隔増大用コンベアを設けたことを特徴
    とする請求項1ないし8のいずれかに記載した搬送物品
    の合流装置。
  10. 【請求項10】 前記物品が、コンベアに機械的に連結
    されてなく、かつ農産物を載せて搬送して農産物を選別
    仕分けする農産物選別装置に用いられる受皿であること
    を特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載した搬
    送物品の合流装置。
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