JP2004196036A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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広 恵田
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Abstract

【課題】ボールナットをフローティング構造により支持して、全てのボール(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することにより、ボールねじ機構の長寿命化を図ると共に、ボールナットのサイズを大きくすることなく、ボールナットの負荷容量を増大すること。
【解決手段】ボールナット8は、ゴムダンパー41の凸部71によって、ドリブンギヤ5に対して径方向又は軸方向にフローティングしてあることから、ラックシャフト7のこじれ(偏荷重)に対してボールナット8が柔軟に動くことができ、全てのボール11(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールねじ式ラックアシスト型の電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の操舵系では、外部動力源を用いて操舵アシストを行わせる、いわゆるパワーステアリング装置が広く採用されている。従来、パワーステアリング装置用の動力源としては、ベーン方式の油圧ポンプが用いられており、この油圧ポンプをエンジンにより駆動するものが多かった。ところが、この種のパワーステアリング装置は、油圧ポンプを常時駆動することによるエンジンの駆動損失が大きい(最大負荷時において、数馬力〜十馬力程度)ため、小排気量の軽自動車等への採用が難しく、比較的大排気量の自動車でも走行燃費が無視できないほど低下することが避けられなかった。
【0003】
そこで、これらの問題を解決するものとして、電動モータを動力源とする電動パワーステアリング装置(Electric Power Steering、以下EPSと記す)が近年注目されている。EPSには、電動モータの電源に車載バッテリを用いるために直接的なエンジンの駆動損失が無く、電動モータが操舵アシスト時にのみに起動されるために走行燃費の低下も抑えられる他、電子制御が極めて容易に行える等の特長がある。
【0004】
一方、乗用車用のステアリングギヤとしては、高剛性かつ軽量であること等から、現在ではラックピニオン式が主流となっている。そして、ラック&ピニオン式ステアリングギヤ用のEPSとしては、ステアリングシャフトやピニオン自体を駆動するべくコラム側部に電動モータを配置したコラムアシスト型等の他、電動式のボールねじ機構によりラックシャフトを駆動するボールねじ式ラックアシスト型も用いられている。ボールねじ式ラックアシスト型のEPSでは、アシスト力がピニオンとラックとの噛合面に作用しないため、摩耗や変形の要因となる両部材間の接触面圧が比較的小さくなる。
【0005】
ラックアシスト型EPSでは、ラックシャフトに形成されたボールねじ軸の雄ねじ溝とボールナットに形成された雌ねじ溝とが多数個の循環ボール(鋼球)を介して係合しており、ラックシャフトと同軸あるいは別軸に配置された電動モータによってボールナットが回転駆動され、これによりラックシャフトが軸方向に移動する。別軸式ラックアシスト型EPSにおける電動モータとボールナットとの間の動力伝達方法としては、特許文献1に記載されたタイミングベルト式の他、特許文献2に記載されたギヤ式等が一般的である。
【0006】
図15は、従来例に係り、動力伝達方式としてギヤ式であるボールねじ式ラックアシスト型の電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【0007】
この従来例においては、ハウジング1には、電動モータ2の駆動軸に連結したドライブギヤ3が回転自在に支持してあり、ドライブギヤ3に、アイドラギヤ4が噛合してあり、アイドラギヤ4に、ドリブンギヤ5が噛合してある。なお、ドリブンギヤ5は、単列軸受5aにより支持してある。
【0008】
一方、ハウジング6には、ラックシャフト7が軸方向移動自在に収納してあり、ラックシャフト7には、ボールナット8を備えたボールねじ機構が設けてある。 ラックシャフト7には、雄ねじ溝9が形成してある一方、ボールナット8には、雌ねじ溝10が形成してあり、雄ねじ溝9と雌ねじ溝10との間には、循環ボールたる多数個の鋼球11が介装してある。また、ボールナット8には、鋼球11を循環させるための循環こま(図示せず)が装着してある。
【0009】
ボールナット8は、複列軸受12により支持してあり、その端部のスプライン部13で、ドリブンギヤ5が軸方向移動自在であって、ボールナット8と共に回転できるように連結してある。
【0010】
ところで、一般的には、ボールナットとドリブンギヤとの結合構造として、ボールナットにドリブンギヤが圧入・嵌合してある。また、特許文献3に示すように、ボールナットとドリブンギヤとが一体的に構成してある。さらに、上記の図15に示したように、ボールナット8とドリブンギヤ5とを直列的に配置して、両者をスプライン結合してある。
【0011】
一般的には、ボールナットは、アキシャル荷重を受ける為、両端を軸受により回転自在に支持してあるが、ドリブンギヤは、ボールナットに固定してあるため、軸受支持を必要としない。
【0012】
但し、レイアウトの都合上、上記の図15に示したように、ドリブンギヤ5とボールナット8を直列に配置し、各々を軸受5a,12により支持して、両者をスプライン結合等してある。
【0013】
また、高荷重に対応するための容量アップに際しては、サーキット数を増やすか、或いは、ボール径を増やすなどをするのが一般的である。
【0014】
【特許文献1】
実公平6−49489号公報
【特許文献2】
特許第3062852号公報
【特許文献3】
特開平10−278813号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般的に、ボールナットがその両側で軸受によりハウジングに支持してある(高剛性支持)場合、ラックシャフトの支持部偏芯等によって、ボールネジ部には、こじれ(偏荷重)が生じて、作動むらにより、ステアリングホイールには、トルク変動が生じるといったことがある。
【0016】
また、同様に高剛性支持である場合、大荷重負荷時において、ラックシャフトに偏荷重が発生した際には、ボールナットが軸受により支持してあり軸方向に移動できないため、ボールネジ部に発生する荷重は、全てのボール(鋼球)にわたって均一にならず、一部のボールにのみ、高荷重が負荷される結果、ボールねじ機構の低寿命を招くといった虞れがある。
【0017】
このような場合、ボールナットを支持する軸受を調芯して、ラックシャフトのこじれ(偏荷重)を吸収する対策を施すことがあるが、この対策の構造が複雑でコストアップを招くといったことがある。
【0018】
また、ボールネジ部の容量をアップする対策もあるが、この容量をアップするため、サーキット数を増加すること、又はボールザイズをアップすることは、いずれも、ボールナットの径が大きくなり、レイアウトの悪化やコストアップを招いてしまう。更に、ボールナットの径が大きいと、慣性が増加して、性能劣化を招くといった虞れもある。
【0019】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、ボールねじ機構の長寿命化を図ると共に、ボールナットのサイズを大きくすることなく、ボールナットの負荷容量を増大することができる、ボールねじ式ラックアシスト型の電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明ではボールナットをフローティング構造により支持して、全てのボール(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することにより、上記目的を解決する。そのため、本発明の請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、内周面に雌ねじ溝が形成されたボールナットと、このボールナットの軸心に配置されると共に外周面に前記雌ねじ溝に対峙する雄ねじ溝が形成されたラックシャフトと、前記雌ねじ溝と前記雄ねじ溝との間に介装された複数個の循環ボールとからなるボールねじ機構と、
当該ボールねじ機構を収納するステアリングギヤケースと、
前記ラックシャフトと別軸に配置され、前記ボールナット機構の駆動に供される電動モータと、
当該電動モータの回転駆動力を前記ボールナットに伝達する動力伝達機構と
を有するラックアシスト型の電動パワーステアリング装置において、
前記動力伝達機構は、複数のギヤを有するギヤ列からなり、
当該ギヤ列のドリブンギヤの内径側に、前記ボールナットを配置したことを特徴とする。
【0021】
このように、請求項1によれば、ドリブンギヤの内径側に、ボールナットが配置してあるため、ドリブンギヤとボールナットを直列的に配置する場合に比べて、ボールナットの長さを著しく短くすることができ、レイアウト上有利になる。
【0022】
また、請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、前記ドリブンギヤは、複列軸受と単列軸受とにより支持してあり、当該複列軸受によりラック推力を受けることを特徴とする。
【0023】
このように、請求項2によれば、ドリブンギヤは、両端を複列軸受と単列軸受で支持してあるため、安定したギヤの噛み合い精度を確保することができる。
【0024】
さらに、請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、前記ドリブンギヤは、その端部に凸部を有し、
前記ボールナットも、その端部に、前記ドリブンギヤの凸部に周方向に対向する凸部を有し、
前記ドリブンギヤの凸部と、前記ボールナットの凸部との間に、弾性体を介装し、
これにより、前記ドリブンギヤからのトルクは、前記ドリブンギヤの凸部、前記弾性体、及び前記ボールナットの凸部を介して、前記ボールナットに伝達することを特徴とする。
【0025】
このように、請求項3によれば、ドリブンギヤからのトルクは、ドリブンギヤの凸部、弾性体、及びボールナットの凸部を介して、ボールナットに伝達するように構成してあることから、弾性体を介して、良好にトルクを伝達することができる。
【0026】
さらに、請求項4に係る電動パワーステアリング装置は、前記ボールナットの端部と、前記ドリブンギヤの内径壁との間に、弾性体を介装し、
これにより、前記ボールナットは、当該弾性体により、軸方向に移動可能であることを特徴とする。
【0027】
このように、請求項4によれば、ボールナットは、弾性体により、軸方向に移動可能であることから、大きな荷重が入力された時は、弾性体が撓んで、ボールナットの端部とドリブンギヤの内径壁が直接当接して反力を受ける一方、悪路走行時等の径荷重がタイヤ側から入力された場合には、ボールナットは、弾性体により適度に動いて、ボールネジ部のたたき衝撃を緩和して、ラトル音を低減をすることができる。
【0028】
さらに、請求項5に係る電動パワーステアリング装置は、前記ドリブンギヤの凸部と、前記ボールナットの凸部と、前記弾性体とは、伝達トルクが高くなるに従って、前記弾性体が外径方向に撓むような接触角度に設定してあることを特徴とする。
【0029】
このように、請求項5によれば、ドリブンギヤの凸部と、ボールナットの凸部と、弾性体とは、伝達トルクが高くなるに従って、弾性体が外径方向に撓むような接触角度に設定してあることから、ボールナットは、ドリブンギヤの内周に対して調芯するように動き、ボールナットとドリブンギヤのこじれ(偏荷重)を抑える力を働かせることができる。
【0030】
さらに、請求項6に係る電動パワーステアリング装置は、前記ボールナットは、前記弾性体によって、前記ドリブンギヤに対して径方向又は軸方向にフローティングしてあることを特徴とする。
【0031】
このように、請求項6によれば、ボールナットは、弾性体によって、ドリブンギヤに対して径方向又は軸方向にフローティングしてあることから、ラックシャフトのこじれ(偏荷重)に対してボールナットが柔軟に動くことができ、全てのボール(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することにより、ボールねじ機構の長寿命化を図ると共に、ボールナットのサイズを大きくすることなく、ボールナットの負荷容量を増大することができる。
【0032】
さらに、請求項7に係る電動パワーステアリング装置は、前記ドリブンギヤの内周面に、軸方向に延びる凸部又は凹部を形成し、
前記ボールナットの外周面に、これら凸部又は凹部に係合し、軸方向に延びる凹部又は凸部を形成し、
これにより、前記ドリブンギヤからのトルクは、前記ドリブンギヤの凸部又は凹部、及び前記ボールナットの凹部又は凸部を介して、前記ボールナットに伝達することを特徴とする。
【0033】
このように、請求項7によれば、ドリブンギヤからのトルクは、ドリブンギヤの凸部又は凹部、及びボールナットの凹部又は凸部を介して、ボールナットに伝達するように構成してあることから、良好にトルクを伝達することができる。
【0034】
さらに、請求項8に係る電動パワーステアリング装置は、前記ドリブンギヤの凸部又は凹部、及び前記ボールナットの凹部又は凸部は、前記ボールナットの軸方向中間部であって、前記ボールナットの全長の半分以下に設定してあることを特徴とする。
【0035】
このように、請求項8によれば、ドリブンギヤの凸部又は凹部、及びボールナットの凹部又は凸部は、ボールナットの軸方向中間部であって、ボールナットの全長の半分以下に設定してあることから、ボールナットは、ドリブンギヤに対して確実に摺動することができる。
【0036】
さらに、請求項9に係る電動パワーステアリング装置は、前記ドリブンギヤの凸部又は凹部、及び前記ボールナットの凹部又は凸部は、そのいずれか一方に、潤滑のための表面処理が施してあることを特徴とする。
【0037】
このように、請求項9によれば、ドリブンギヤの凸部又は凹部、及びボールナットの凹部又は凸部は、そのいずれか一方に、潤滑のための表面処理が施してあることから、ボールナットは、ドリブンギヤに対して良好に摺動することができる。
【0038】
さらに、請求項10に係る電動パワーステアリング装置は、前記ボールナットの端部と、前記ドリブンギヤの内径壁との間に、弾性体を介装し、
これにより、前記ボールナットは、当該弾性体により、軸方向に移動可能であると共に、前記ドリブンギヤに対して径方向に弾性的に支持してあることを特徴とする。
【0039】
このように、請求項10によれば、ボールナットは、弾性体により、軸方向に移動可能であると共に、ドリブンギヤに対して径方向に弾性的に支持してあることから、ボールナットを無負荷時においてフローティング構造により支持して、ラックシャフトのこじれ(偏荷重)に対してボールナットを柔軟に動かせることができ、全てのボール(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することにより、ボールねじ機構の長寿命化を図ると共に、ボールナットのサイズを大きくすることなく、ボールナットの負荷容量を増大することができる。
【0040】
さらに、本発明によれば、軸受支持しない為、ボールナット全長が短くなり、慣性が小さくなり、操舵性能が向上する。また、単純形状のボールナットが可能となり、低コストである。さらに、ボールナットとドリブンギヤは、弾性体を介してトルク伝達を行うため、噛み合い部の精度は、スプライン結合や圧入結合ほど要求されず、低コストとなる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
【0042】
(全体構成)
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の車室側部分を示した斜視図である。図1において、符号21で示した部材は、ステアリングコラムであり、アッパステアリングシャフト23を回動自在に支持している。アッパステアリングシャフト23には、その上端にステアリングホイール25が装着される一方、下端にユニバーサルジョイント27を介してロアステアリングシャフト29が連結されている。
【0043】
ロアステアリングシャフト29には、その下端に更にラック&ピニオン機構やパワーアシスト機構等からなるステアリングギヤ31が連結されている。図1中、符号33はステアリングコラム21を覆うコラムカバーを示し、符号35はステアリングギヤ31の左右端に連結されたタイロッドを示している。
【0044】
(第1実施の形態)
図2は、本発明の第1実施形態に係るステアリングギヤの正面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【0045】
図4(a)は、図3に示したボールナットとドリブンギヤとの組立体の横断面図((b)のa−a線に沿った断面図)であり、(b)は、図3に示したボールナットとドリブンギヤとの組立体の縦断面である。
【0046】
図5は、ボールナット端部とドリブンギヤ内径壁との結合部の模式図である。図6は、図3に示したボールナットとドリブンギヤとの組立体の分解図である。図7(a)は、図3に示したドリブンギヤの横断面図であり、(b)は、その縦断面図である。
【0047】
図8(a)は、止めナットの断面図であり、(b)は、止めナットの側面図であり、(c)は、ホルダーの正面図であり、(d)は、ホルダーの側面図であり、(e)は、ゴムダンパーの正面図であり、(f)は、ゴムダンパーの側面図であり、(g)は、ボールナットの正面図であり、(h)は、ボールナットの側面図である。
【0048】
図2において、符号36で示した部材は、ステアリングギヤケースを構成するラック&ピニオンハウジングであり、ラック&ピニオン機構を構成するラックシャフト7やピニオン(図示せず)を保持している。ラックシャフト7は、ピニオンに噛み合うラック7aを図中左側に有すると共に、その左右端にはタイロッド37を揺動自在に支持する球面継手38が固着されている。
【0049】
図3に示すように、ハウジング1には、電動モータ2の駆動軸に連結したドライブギヤ3が回転自在に支持してあり、ドライブギヤ3に、アイドラギヤ4が噛合してあり、アイドラギヤ4に、ドリブンギヤ5が噛合してある。なお、ドリブンギヤ5は、単列軸受5aと複列軸受14とにより回転自在に支持してある。
【0050】
一方、ハウジング6には、ラックシャフト7が軸方向移動自在に収納してあり、ラックシャフト7には、ボールナット8を備えたボールねじ機構が設けてある。 ラックシャフト7には、雄ねじ溝9が形成してある一方、ボールナット8には、雌ねじ溝10が形成してあり、雄ねじ溝9と雌ねじ溝10との間には、循環ボールたる多数個の鋼球11が介装してある。また、ボールナット8には、鋼球11を循環させるための循環こま(図示せず)が装着してある。
【0051】
図3乃至図8に示すように、大略的には、ドリブンギヤ5の内径側に、ボールナット8が摺動自在且つ相対回転自在に嵌合してある。ドリブンギヤ5の一側では、ボールナット8との間に、ゴムダンパー41が介装してある。ドリブンギヤ5の他側では、ゴムダンパー41とホルダー42とを介して、止めナット43が嵌合してある。
【0052】
図4及び図7に示すように、ドリブンギヤ5の内径側には、図示例では4個の凸部51が周方向に等配して形成してあり、また、環状の内径壁52が形成してある。
【0053】
図4及び図8に示すように、ボールナット8の両端部には、各々、図示例では4個の凸部61が周方向に等配して形成してある。なお、この凸部61は、ドリブンギヤ5の凸部51に周方向に対向するように形成してある。
【0054】
また、図4、図5及び図8に示すように、2個のゴムダンパー41は、その外周面に、ドリブンギヤ5の凸部51とボールナット8の凸部61との間に挟持される凸部71が周方向に等配して形成してある。この凸部71は、図示例では、8個となっている。
【0055】
さらに、ホルダー42には、ドリブンギヤ5の凸部51と同様の4個の凸部51が形成してある。
【0056】
なお、凸部51、凸部61、及び凸部71は、図示例では、ボールナット8等の両側に形成してあるが、片側にのみ形成してあってもよい。
【0057】
このように構成してあるため、図4(a)に示すように、ドリブンギヤ5からのトルクは、ドリブンギヤ5の凸部51と、ボールナット8の凸部61と、これら両凸部51,61間に挟持したゴムダンパー41の凸部71を介して、ボールナット8に伝達するようになっている。
【0058】
また、図5に示すように、ボールナット8の端部と、ドリブンギヤ5の内径壁52との間には、軸方向において、ゴムダンパー41の凸部71が介装してある。
【0059】
ボールナット8の凸部61と、ドリブンギヤ5の内径壁52との間、並びに、ボールナット8の端部と、ドリブンギヤ5の凸部51との間には、所定の微小隙間が形成してある。
【0060】
このように、ボールナット8は、ゴムダンパー41により、軸方向に移動可能であることから、大きな荷重が入力された時は、ゴムダンパー41の凸部71が撓んで、ボールナット8の凸部61と、ドリブンギヤ5の内径壁52とが直接当接し、また、ボールナット8の端部と、ドリブンギヤ5の凸部51とが直接当接して、反力を受ける一方、悪路走行時等の径荷重がタイヤ側から入力された場合には、ボールナット8は、ゴムダンパー41の凸部71により適度に動いて、ボールネジ部のたたき衝撃を緩和して、ラトル音を低減をすることができる。
【0061】
また、ドリブンギヤ5の内周面とボールナット8の外周面との間には、径方向において、所定の微小隙間が形成してある。
【0062】
以上のように、ボールナット8は、ゴムダンパー41の凸部71によって、ドリブンギヤ5に対して径方向又は軸方向にフローティングしてあることから、ラックシャフト7のこじれ(偏荷重)に対してボールナット8が柔軟に動くことができ、全てのボール11(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することにより、ボールねじ機構の長寿命化を図ると共に、ボールナット8のサイズを大きくすることなく、ボールナット8の負荷容量を増大することができる。
【0063】
また、トルクを伝達する際には、電動モータ2で発生した回転トルクは、ドライブギヤ3、アイドルギヤ4を介して、ドリブンギヤ5に伝達される。ドリブンギヤ5からのトルクは、ドリブンギヤ5の凸部51と、ボールナット8の凸部61と、これら両凸部51,61間に挟持したゴムダンパー41の凸部71を介して、ボールナット8に伝達する。尚、ボールナット8の両端に設けたゴムダンパー41のトルク伝達は両側で行ってもよく、又片方のみでもよい。
【0064】
ボールナット8に伝達したトルクは、ボールねじ機構により、ラック推力に変換されて操舵アシストが発生する。
【0065】
このラックシャフト7に発生するラック推力の反力(軸方向力)は、ボールナット8の凸部61と、ドリブンギヤ5の内径壁52とが直接当接し、また、ボールナット8の端部と、ドリブンギヤ5の凸部51とが直接当接して、ドリブンギヤ5の軸受である複列軸受14が担当している。
【0066】
さらに、ドリブンギヤ5は、両端を複列軸受14と単列軸受5aで支持してあるため、安定したギヤの噛み合い精度を確保することができる。一方、ボールナット8は、ボールナット8は、ゴムダンパー41の凸部71によって、ドリブンギヤ5に対して径方向又は軸方向にフローティングしてあることから、ラックシャフト7のこじれ(偏荷重)に対してボールナット8が柔軟に動くことができ、全てのボール11(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することにより、ボールねじ機構の長寿命化を図ることができる。
【0067】
さらに、ドリブンギヤ5の凸部51と、ボールナット8の凸部61と、ゴムダンパー41の凸部71とは、伝達トルクが高くなるに従って、凸部71が外径方向に撓むような接触角度に設定してあることから、ボールナット8は、ドリブンギヤ8の内周に対して調芯するように動き、ボールナット8とドリブンギヤ5のこじれ(偏荷重)を抑える力を働かせることができる。
【0068】
(第2実施の形態)
図9は、本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。図10は、図9に示したボールねじ機構の横断面図である。
【0069】
図11(a)は、ボールナットとドリブンギヤとの組立体の横断面図((b)のa−a線に沿った断面図)であり、(b)は、ボールナットとドリブンギヤとの組立体の縦断面である。
【0070】
図12は、ボールナットとドリブンギヤとの組立体の分解図である。図13(a)は、ドリブンギヤの横断面図であり、(b)は、その縦断面図である。
【0071】
図14(a)は、止めナットの断面図であり、(b)は、止めナットの側面図であり、(c)はゴムダンパーの側面図であり、(d)は、ゴムダンパーの断面図であり、(e)は、ボールナットの側面図であり、(h)は、ボールナットの断面図である。
【0072】
図9に示すように、本実施の形態では、ドリブンギヤ5の内周面に、軸方向に延びる凸部81が形成してあり、ボールナット8の外周面に、この凸部81に係合して軸方向に延びる凹部82が形成してある。
【0073】
これにより、ドリブンギヤ5からのトルクは、ドリブンギヤ5の凸部81とボールナット8の凹部82との係合を介して、ボールナット8に伝達するようになっている。そのため、良好にトルクを伝達することができる。
【0074】
このドリブンギヤ5の凸部81及びボールナット8の凹部82は、ボールナット8の軸方向中間部であって、ボールナット8の全長の半分以下に設定してある。そのため、ボールナット8は、ドリブンギヤ5に対して確実に摺動することができる。なお、ドリブンギヤ5に、凹部が形成してあり、ボールナット8に、凸部が形成してあってもよい。
【0075】
さらに、ドリブンギヤ5の凸部81及びボールナット8の凹部82は、そのいずれか一方に、潤滑のための表面処理が施してあることから、ボールナット8は、ドリブンギヤ5に対して良好に摺動することができる。
【0076】
さらに、ドリブンギヤ5の内径壁52の近傍には、切欠き部91が形成してあり、止めナット43の端部にも、切欠き部92が形成してあり、ボールナット8の両端部にも、切欠き部93が形成してある。
【0077】
これら切欠き部91,92,93の間に、ゴムダンパー94が介装してある。これにより、ボールナット8は、ゴムダンパー94により、軸方向に移動可能であると共に、ドリブンギヤ5に対して径方向に弾性的に支持してある。
【0078】
従って、ボールナット8を無負荷時においてフローティング構造により支持して、ラックシャフト7のこじれ(偏荷重)に対してボールナット8を柔軟に動かせることができ、全てのボール11(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することにより、ボールねじ機構の長寿命化を図ると共に、ボールナット8のサイズを大きくすることなく、ボールナット8の負荷容量を増大することができる。
【0079】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、ドリブンギヤの内径側に、ボールナットが配置してあるため、ドリブンギヤとボールナットを直列的に配置する場合に比べて、ボールナットの長さを著しく短くすることができ、レイアウト上有利になる。
【0081】
また、請求項2によれば、ドリブンギヤは、両端を複列軸受と単列軸受で支持してあるため、安定したギヤの噛み合い精度を確保することができる。
【0082】
さらに、請求項3によれば、ドリブンギヤからのトルクは、ドリブンギヤの凸部、弾性体、及びボールナットの凸部を介して、ボールナットに伝達するように構成してあることから、弾性体を介して、良好にトルクを伝達することができる。
【0083】
さらに、請求項4によれば、ボールナットは、弾性体により、軸方向に移動可能であることから、大きな荷重が入力された時は、弾性体が撓んで、ボールナットの端部とドリブンギヤの内径壁が直接当接して反力を受ける一方、悪路走行時等の径荷重がタイヤ側から入力された場合には、ボールナットは、弾性体により適度に動いて、ボールネジ部のたたき衝撃を緩和して、ラトル音を低減をすることができる。
【0084】
さらに、請求項5によれば、ドリブンギヤの凸部と、ボールナットの凸部と、弾性体とは、伝達トルクが高くなるに従って、弾性体が外径方向に撓むような接触角度に設定してあることから、ボールナットは、ドリブンギヤの内周に対して調芯するように動き、ボールナットとドリブンギヤのこじれ(偏荷重)を抑える力を働かせることができる。
【0085】
さらに、請求項6によれば、ボールナットは、弾性体によって、ドリブンギヤに対して径方向又は軸方向にフローティングしてあることから、ラックシャフトのこじれ(偏荷重)に対してボールナットが柔軟に動くことができ、全てのボール(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することにより、ボールねじ機構の長寿命化を図ると共に、ボールナットのサイズを大きくすることなく、ボールナットの負荷容量を増大することができる。
【0086】
さらに、請求項7によれば、ドリブンギヤからのトルクは、ドリブンギヤの凸部又は凹部、及びボールナットの凹部又は凸部を介して、ボールナットに伝達するように構成してあることから、良好にトルクを伝達することができる。
【0087】
さらに、請求項8によれば、ドリブンギヤの凸部又は凹部、及びボールナットの凹部又は凸部は、ボールナットの軸方向中間部であって、ボールナットの全長の半分以下に設定してあることから、ボールナットは、ドリブンギヤに対して確実に摺動することができる。
【0088】
さらに、請求項9によれば、ドリブンギヤの凸部又は凹部、及びボールナットの凹部又は凸部は、そのいずれか一方に、潤滑のための表面処理が施してあることから、ボールナットは、ドリブンギヤに対して良好に摺動することができる。
【0089】
さらに、請求項10によれば、ボールナットは、弾性体により、軸方向に移動可能であると共に、ドリブンギヤに対して径方向に弾性的に支持してあることから、ボールナットを無負荷時においてフローティング構造により支持して、ラックシャフトのこじれ(偏荷重)に対してボールナットを柔軟に動かせることができ、全てのボール(鋼球)にわたって荷重を均一に負荷することにより、ボールねじ機構の長寿命化を図ると共に、ボールナットのサイズを大きくすることなく、ボールナットの負荷容量を増大することができる。
【0090】
さらに、本発明によれば、軸受支持しない為、ボールナット全長が短くなり、慣性が小さくなり、操舵性能が向上する。また、単純形状のボールナットが可能となり、低コストである。さらに、ボールナットとドリブンギヤは、弾性体を介してトルク伝達を行うため、噛み合い部の精度は、スプライン結合や圧入結合ほど要求されず、低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング装置の車室側部分を示した斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るステアリングギヤの正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【図4】(a)は、図3に示したボールナットとドリブンギヤとの組立体の横断面図((b)のa−a線に沿った断面図)であり、(b)は、図3に示したボールナットとドリブンギヤとの組立体の縦断面である。
【図5】ボールナット端部とドリブンギヤ内径壁との結合部の模式図である。
【図6】図3に示したボールナットとドリブンギヤとの組立体の分解図である。
【図7】(a)は、図3に示したドリブンギヤの横断面図であり、(b)は、その縦断面図である。
【図8】(a)は、止めナットの断面図であり、(b)は、止めナットの側面図であり、(c)は、ホルダーの正面図であり、(d)は、ホルダーの側面図であり、(e)は、ゴムダンパーの正面図であり、(f)は、ゴムダンパーの側面図であり、(g)は、ボールナットの正面図であり、(h)は、ボールナットの側面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【図10】図9に示したボールねじ機構の横断面図である。
【図11】(a)は、ボールナットとドリブンギヤとの組立体の横断面図((b)のa−a線に沿った断面図)であり、(b)は、ボールナットとドリブンギヤとの組立体の縦断面である。
【図12】ボールナットとドリブンギヤとの組立体の分解図である。
【図13】(a)は、ドリブンギヤの横断面図であり、(b)は、その縦断面図である。
【図14】(a)は、止めナットの断面図であり、(b)は、止めナットの側面図であり、(c)はゴムダンパーの側面図であり、(d)は、ゴムダンパーの断面図であり、(e)は、ボールナットの側面図であり、(h)は、ボールナットの断面図である。
【図15】従来例に係り、動力伝達方式としてギヤ式であるボールねじ式ラックアシスト型の電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 電動モータ
3 ドライブギヤ
4 アイドルギヤ
5 ドリブンギヤ
5a 単列軸受
6 ハウジング
7 ラックシャフト
7a ラック
8 ボールナット
9 雄ねじ溝
10 雌ねじ溝
11 循環ボール(鋼球)
12 複列軸受
13 スプライン部
14 複列軸受
21 ステアリングコラム
23 ステアリングシャフト
25 ステアリングホイール
27 ユニバーサルジョイント
29 ロアステアリングシャフト
31 ステアリングギヤ
33 コラムカバー
35 タイロッド
36 ラック&ピニオンハウジング
37 タイロッド
38 球面継手
41 ゴムダンパー(弾性体)
42 ホルダー
43 止めナット
51 凸部
52 内径壁
61 凸部
71 凸部(弾性体)
81 凸部
82 凹部
91,92,93 切欠き部
94 ゴムダンパー(弾性体)

Claims (10)

  1. 内周面に雌ねじ溝が形成されたボールナットと、このボールナットの軸心に配置されると共に外周面に前記雌ねじ溝に対峙する雄ねじ溝が形成されたラックシャフトと、前記雌ねじ溝と前記雄ねじ溝との間に介装された複数個の循環ボールとからなるボールねじ機構と、
    当該ボールねじ機構を収納するステアリングギヤケースと、
    前記ラックシャフトと別軸に配置され、前記ボールナット機構の駆動に供される電動モータと、
    当該電動モータの回転駆動力を前記ボールナットに伝達する動力伝達機構と
    を有するラックアシスト型の電動パワーステアリング装置において、
    前記動力伝達機構は、複数のギヤを有するギヤ列からなり、
    当該ギヤ列のドリブンギヤの内径側に、前記ボールナットを配置したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ドリブンギヤは、複列軸受と単列軸受とにより支持してあり、当該複列軸受によりラック推力を受けることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ドリブンギヤは、その端部に凸部を有し、
    前記ボールナットも、その端部に、前記ドリブンギヤの凸部に周方向に対向する凸部を有し、
    前記ドリブンギヤの凸部と、前記ボールナットの凸部との間に、弾性体を介装し、
    これにより、前記ドリブンギヤからのトルクは、前記ドリブンギヤの凸部、前記弾性体、及び前記ボールナットの凸部を介して、前記ボールナットに伝達することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記ボールナットの端部と、前記ドリブンギヤの内径壁との間に、弾性体を介装し、
    これにより、前記ボールナットは、当該弾性体により、軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記ドリブンギヤの凸部と、前記ボールナットの凸部と、前記弾性体とは、伝達トルクが高くなるに従って、前記弾性体が外径方向に撓むような接触角度に設定してあることを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記ボールナットは、前記弾性体によって、前記ドリブンギヤに対して径方向又は軸方向にフローティングしてあることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記ドリブンギヤの内周面に、軸方向に延びる凸部又は凹部を形成し、
    前記ボールナットの外周面に、これら凸部又は凹部に係合し、軸方向に延びる凹部又は凸部を形成し、
    これにより、前記ドリブンギヤからのトルクは、前記ドリブンギヤの凸部又は凹部、及び前記ボールナットの凹部又は凸部を介して、前記ボールナットに伝達することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  8. 前記ドリブンギヤの凸部又は凹部、及び前記ボールナットの凹部又は凸部は、前記ボールナットの軸方向中間部であって、前記ボールナットの全長の半分以下に設定してあることを特徴とする請求項7に記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記ドリブンギヤの凸部又は凹部、及び前記ボールナットの凹部又は凸部は、そのいずれか一方に、潤滑のための表面処理が施してあることを特徴とする請求項7又は8に記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記ボールナットの端部と、前記ドリブンギヤの内径壁との間に、弾性体を介装し、
    これにより、前記ボールナットは、当該弾性体により、軸方向に移動可能であると共に、前記ドリブンギヤに対して径方向に弾性的に支持してあることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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