JP2004196030A - 車両用サンバイザ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用サンバイザ1は、支軸10を介して車室内に装着されるサンバイザ本体2を備える。サンバイザ本体2は、該サンバイザ本体2の外周を縁取るように枠状に形成された外枠体3と、外枠体3の略中央に貫設された開口窓5を塞ぐようにして取り付けられるプレート部材4とを備えている。プレート部材4は、外枠体3に設けられたスライド溝8に沿ってスライド式に着脱が可能である。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車室内の遮光等を目的として設置される車両用サンバイザに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車室内の遮光等を目的として設置される車両用サンバイザとして、例えば[特許文献1]に開示された車両用サンバイザが知られている。
[特許文献1]に開示された車両用サンバイザによれば、サンバイザ本体の中央部に種々異なる機能を有する外装パネルを選択的に装着するために、前記サンバイザ本体の両面に開口する開口窓が貫設され、この開口窓の両開口窓には、これら開口窓を覆蓋する表裏一対の外装パネルと支持パネルとがその相互の対向面に形成された係止突起と係止凹部との弾性係着によって着脱可能に装着される。
このように構成された車両用サンバイザによれば、ミラーが付設された外装パネル、ランプ付ミラーが付設された外装パネル、チケットはさみが付設された外装パネル等の各種の外装パネルのうち、一つの外装パネルを選択し、その後、サンバイザ本体の開口窓の両開口窓の両側から、前記選択された外装パネルと支持パネルとを嵌込んで、これら両パネルを、相互の係止突起と係止凹部との弾性係着によって着脱可能に装着することで、種々異なる車両用サンバイザを任意に得ることができるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特許第1888746号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車両用サンバイザによれば、外装パネルを交換する際に手間を要するという問題があった。
すなわち、サンバイザ本体に対する外装パネルの着脱作業は、支持パネルと外装パネルとの相互の対向面に形成された係止突起と係止凹部との弾性係着によって行われるため、その際に、支持パネルと外装パネルとによってサンバイザ本体を挟み込む作業が必要であり、さらに、目に見えない位置にある係止突起と係止凹部とを位置合わせする作業が大変手間であるという問題があった。
【0005】
本願発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、サンバイザ本体の一部を着脱可能にすることで機能や意匠(見た目)などを自在に変更でき、かつ、そのサンバイザ本体の一部を着脱する際の作業が極めて簡単になる車両用サンバイザを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、特許請求の範囲の各請求項に記載した発明が構成される。
請求項1に記載した車両用サンバイザによれば、サンバイザ本体は、支軸を介して車室内に装着される外枠体と、前記外枠体の略中央に貫設された開口窓を塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられるプレート部材と、を備えている。
したがって、外枠体に取り付けられたプレート部材を、それとは異なる図柄や模様、色彩等が施された別のプレート部材に交換したり、あるいは、カードホルダやパンチング孔等の付属的な機能が設けられた別のプレート部材に交換することができる。
また、前記プレート部材は、外枠体の略中央に設けられた開口窓を塞ぐようにして装着されるので、サンバイザ本体の表面側及び裏面側からの見た目(意匠)を同時に変更することができる。これにより、使用者の好みや目的等に合わせてサンバイザ本体の見た目をより柔軟に変更することが可能になる。
さらに、前記外枠体には、前記プレート部材をスライド式に取り付けるためのスライド構造が設けられているので、開口窓を塞ぐ位置へプレート部材を簡単に位置合わせして取り付けることができる。
【0007】
請求項2に記載した車両用サンバイザによれば、プレート部材を取り付けるためのスライド構造は、外枠体の側部に設けられた挿入口と、前記挿入口より挿入されるプレート部材の外周部を保持することのできるスライド溝と、によって構成される。したがって、プレート部材の一端を挿入口から挿入するだけでプレート部材の取り付けを簡単に行うことができる。
【0008】
請求項3に記載した車両用サンバイザによれば、挿入口にはカバー蓋が設けられており、プレート部材の移動が前記カバー蓋によって規制される。したがって、前記挿入口からのプレート部材の脱落を防止できるだけでなく、開口窓を塞ぐ位置に取り付けられたプレート部材の位置ズレ等を防止することができる。
【0009】
請求項4に記載した車両用サンバイザによれば、サンバイザ本体は、支軸を介して車室内に装着される外枠体と、前記外枠体の略中央に貫設された開口窓を塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられるプレート部材と、を備えている。
したがって、外枠体に取り付けられたプレート部材を、それとは異なる図柄や模様、色彩等が施された別のプレート部材に交換したり、あるいは、カードホルダや透視孔等の付属的な機能が設けられた別のプレート部材に交換することができる。
また、プレート部材は、外枠体の略中央に設けられた開口窓を塞ぐようにして装着されるので、サンバイザ本体の表面側及び裏面側からの見た目(意匠)を同時に変更することができる。これにより、使用者の好みや目的等に合わせてサンバイザ本体の見た目をより柔軟に変更することができる。
さらに、前記外枠体及び前記プレート部材には、相互の嵌合により前記外枠体に対する前記プレート部材の着脱を可能とするための凹部及び凸部がそれぞれ設けられているので、プレート部材の取り付け及び取り外しが極めて簡単になる。
【0010】
請求項5に記載した車両用サンバイザによれば、プレート部材は、意匠を施したシート材の片面もしくは両面に透明板を配設して構成されている。ここでいう「シート材」とは、図柄や模様、色彩等を施すことができる紙、布、樹脂フィルム等の薄いシート状の部材のことを指している。このシート材の片面もしくは両面には透明板が配設されるので、車両用サンバイザの使用者はそのシート材の表面に施された図柄等の意匠を視認することが可能であり、かつ、外部からの熱や摩擦等によってそのシート材に施された意匠が消えてしまうことを防止することができる。また、車両用サンバイザの意匠を変更する場合には、透明板はそのまま利用して、シート材のみを交換すればよいので極めて簡便で安価である。
【0011】
請求項6に記載した車両用サンバイザによれば、プレート部材は、半透明板もしくは多孔板で構成されている。したがって、プレート部材を交換することで車外から射し込む光の透過度を調整することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を図面にしたがって説明する。
図1は、第1の実施の形態における車両用サンバイザ1の外観を示す正面図である。図2は、外枠体3に設けられたスライド溝8に沿ってプレート部材4を取り付ける際の状態を示す正面図である。図3は、図1における車両用サンバイザ1のA−A線矢視側面図である。図4は、図1における車両用サンバイザ1のB−B線矢視断面図である。図5は、プレート部材4を積層状に構成した実施例を示す斜視図である。
【0013】
図1に示すように、本実施の形態における車両用サンバイザ1は、車室内に差し込む日光等を遮光するサンバイザ本体2を主体として構成されている。このサンバイザ本体2は、略L字型に形成された支軸10によって車室天井面に取り付けられる。すなわち、支軸10の基端部は、取付用ブラケット10aを介して車室天井面の所要箇所に固定される。支軸10の先端部は、サンバイザ本体2の内部に配設された金属製の軸受部材(図示しない)に回動可能な状態で差し込まれる。これにより、サンバイザ本体2は支軸10によって略水平に支持されるとともに、支軸10の軸周りに回動操作されることによって、車室天井面に沿った格納位置と、車両のフロントガラスに沿った遮光位置とに配置切換されるようになっている。また、サンバイザ本体2の左端側の上端部にはサポート軸12が設けられている。このサポート軸12は、車室内に固定された図示しない合成樹脂製の掛け止め用フックに回動可能な状態で掛け止めされる。
【0014】
図1及び図2に示すように、サンバイザ本体2は、該サンバイザ本体2の外周を縁取るようにして枠状に形成された外枠体3と、該外枠体3の略中央に貫設された開口窓5を塞ぐようにして着脱可能に取り付けられるプレート部材4とを備えている。
【0015】
外枠体3は、図4に示すように、遮光位置に降ろしたときに車室内側に配置する表面側の分割体3aと、遮光位置に降ろしたときにフロントガラス側に配置する裏面側の分割体3bとによって二分割に構成されている。表面側及び裏面側の分割体3a,3bは、例えばポリプロピレン等の硬質の熱可塑性樹脂によりそれぞれ枠状に射出成形されたものであり、それぞれの部材の内面に設けられたピン部51及びボス部52の嵌め合いにより相互に結合されている。
【0016】
プレート部材4は、図1,図2,図4に示すように、ポリプロピレン(PP),ポリカーボネート(PC),ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の硬質の熱可塑性合成樹脂が薄板状に成形されたもの、あるいは、例えば鉄やアルミニウム等の金属が薄板状に形成されたものである。プレート部材4の全面には、該プレート部材4を厚み方向に貫通する略円形の透視孔6がほぼ一定の間隔毎に複数設けられている。車室内に腰掛けた乗員等は、プレート部材4により光の眩しさをある程度軽減しつつ、この透視孔6を通して車室外の様子を視認することができるようになっている。この透視孔6が設けられたプレート部材4が、本発明における「多孔板」に対応している。
【0017】
図2に示すように、外枠体3の側面には、プレート部材4の一端を挿入することのできる挿入口7が設けられている。プレート部材4の一端をこの挿入口7に挿入すると、図4に示すように、開口窓5の外周に凹状に設けられたスライド溝8に沿ってプレート部材4が差し込まれるようになっている。これにより、プレート部材4の外周部はスライド溝8に沿って左右の方向に(図2中の矢印Gの方向に)スライド可能な状態で保持される。外枠体3に対するプレート部材4の着脱作業(取り付け及び取り外しの作業)は、このスライド溝8に沿ったプレート部材4のスライド操作のみによって容易に行えるようになっている。外枠体3の側面に設けられた挿入口7、及び、開口窓5の外周に凹状に設けられたスライド溝8を合わせたものが、本発明における「スライド構造」に対応している。
なお、プレート部材4の引出し側の一端に対して指をかけるための凸部等を形成しておけば、車両の乗員等はこの凸部に指をかけることで該プレート部材4のスライド操作を容易に行うことができる。これにより、外枠体3に対するプレート部材4の着脱作業がより簡単に行えるという効果がある。
【0018】
また、図1〜図3に示すように、外枠体3の側面に設けられた挿入口7には、該挿入口7に挿入されて開口窓5を塞ぐ位置に装着されたプレート部材4の脱落を防止するためのカバー蓋60が設けられている。このカバー蓋60は、挿入口7に挿入されてプレート部材4の側面に当接する挿入部61を有しており、開口窓5を塞ぐ位置に装着されたプレート部材4の左右方向への移動がこの挿入部61によって規制される。これにより、例えば車両の走行中などに、開口窓5を塞ぐプレート部材4が左右方向にずれてしまうことを防止することができる。
【0019】
上記で説明した車両用サンバイザ1によれば、サンバイザ本体2の一部であるプレート部材4の取り付け及び取り外しが容易であるので、サンバイザ本体2の意匠を自由に変更することができる。例えば、異なる図柄や模様、色彩等の意匠(デザイン)が施されたプレート部材4を複数枚準備しておけば、プレート部材4を交換するのみで車両用サンバイザ1の意匠を様々に変化させることができる。この場合、使用者の好み等に応じて車両用サンバイザ1の外観をアレンジすることができるので、車両用サンバイザ1の商品価値が飛躍的に高まる効果がある。
【0020】
また、上記で説明した車両用サンバイザ1によれば、プレート部材4を取り替えることで光の透過度を変更することができる。例えば、複数の透視孔6が全面に設けられたプレート部材4と(図1,2参照)、透視孔6がまったく設けられていないプレート部材4とを予め準備しておけば、これらのプレート部材4を相互に交換して用いることにより、乗員の使用目的等に応じて車室外から差し込む光の透過度を調整することが可能になる。例えば、車室外からの日差しが強いために、車両の乗員が過度の眩しさを感じる場合には、透視孔6が設けられていないプレート部材4を外枠体3に取り付けることで、より高い遮光性を確保することができる。反対に、例えば、車室外からの日光等を遮光しつつも、車両の乗員が車室外の交通状況等をよりよく把握したい場合には、透視孔6が全面に設けられたプレート部材4を外枠体3に取り付けることで、より高い視認性を確保することができる。
【0021】
また、プレート部材4を例えばアクリル樹脂等の透明板あるいは半透明板で構成すれば、乗員の使用目的等に応じて車室外からの光の透過度をより柔軟に調整することができるだけでなく、見た目にも斬新な車両用サンバイザ1を実現することができる。
【0022】
また、上記で説明した車両用サンバイザ1において、例えば図5に示すようなプレート部材4aを用いることができる。
図5に示すプレート部材4aは、表面に図柄や模様、色彩等が施された第1のシート材14と、その第1のシート材14の下面側に配設される第2のシート材15と、第1のシート材14及び第2のシート材15の表面側及び裏面側を挟むようにして積層状に配設される2枚の透明板16,17によって構成される。
第1のシート材14及び第2のシート材15は、表面に図柄や模様、色彩等を施すことができる紙、布、樹脂フィルム等の薄いシート状の部材で構成されている。2枚の透明板16,17は、例えばアクリル樹脂等で形成された透明板で構成されている。これらの部材が積層して構成されるプレート部材4aを用いれば、第1のシート材14もしくは第2のシート材15を交換するのみで、車両用サンバイザ1の意匠を容易に変更することができる。例えば、写真等が印刷された第1のシート材14を複数枚準備しておけば、使用者の気分や好みに応じて、第1のシート材14を交換するだけで車両用サンバイザ1の意匠を容易に変更することができる。
【0023】
また、プレート部材4aは、外枠体3の略中央に設けられた開口窓5を塞ぐ位置に取り付けられるので、第1のシート材14を交換すれば表面側から見た外観に変化を与えることができるだけでなく、第2のシート材15を交換すれば裏面側から見た外観に変化を与えることができる。つまり、車両用サンバイザ1の表面側及び裏面側からの意匠を同時に変更することができる。これにより、乗員の好み等に応じてより柔軟に車両用サンバイザ1の外観を変更することができる。
【0024】
その他にも、例えば、外枠体3に固定された第1のシート材14の表面に製品使用上の安全警告表示(いわゆるコーションと呼ばれるもの)を印刷したり、安全警告表示を印刷したシールなどを貼り付けることもできる。この場合、この安全警告表示が熱や摩擦等の外因によってかすれてしまったり、消えてしまったりすることを透明板16によって効果的に防止することができる。
【0025】
なお、上記第1の実施の形態では、プレート部材4を挿入するための挿入口7にカバー蓋60が設けられている車両用サンバイザ1の例を示したが、このカバー蓋60が設けられていない車両用サンバイザ1を実現することもできる。例えば、図11に示すように、外枠体3の側面に挿入口7だけを設けて、その挿入口7にはカバー蓋60が設けられていない車両用サンバイザ1であっても、プレート部材4の着脱が容易になる効果がある。
【0026】
〔第2の実施の形態〕
以下、本発明の第2の実施の形態を図面にしたがって説明する。
ここで、図6は、第2の実施の形態における車両用サンバイザ31の外観を示す正面図である。図7は、図6における車両用サンバイザ31のプレート部材34を取り出した正面図である。図8は、図6における車両用サンバイザ31のC−C線矢視断面図である。図9は、図6における車両用サンバイザ31のD―D線矢視断面図である。図10は、プレート部材34を外枠体33に取り付ける際の状態を示す断面図である。
【0027】
図6に示すように、本実施の形態における車両用サンバイザ31は、車室内に差し込む日光等を遮光するサンバイザ本体32を主体として構成されている。サンバイザ本体32は、該サンバイザ本体32の外周を縁取るようにして枠状に形成された外枠体33と、該外枠体33の略中央に形成された開口窓35を塞ぐようにして着脱可能に取り付けられるプレート部材34とを備えている。
【0028】
外枠体33は、図8に示すように、遮光位置に降ろしたときに車室内側に配置する表面側の分割体33aと、遮光位置に降ろしたときにフロントガラス側に配置する裏面側の分割体33bとによって二分割に構成されている。表面側及び裏面側の分割体33a,33bは、例えばポリプロピレン等の硬質の熱可塑性樹脂がそれぞれ枠状に射出成形されたものであり、それぞれの部材の内面に設けられたピン部51及びボス部52の嵌め合いにより相互に結合されている。
【0029】
プレート部材34は、ポリプロピレン(PP),ポリカーボネート(PC),ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の硬質の熱可塑性合成樹脂が薄板状に成形されたものである。図7、図9、図10に示すように、プレート部材34の上端部及び下端部には、開口窓35の上端及び下端付近に設けられた凹部37a,37bに嵌合する凸部36a,36bがそれぞれ設けられている。
外枠体33に対してプレート部材34を取り付ける際には、図10に示すように、開口窓35の下端付近に設けられた凹部37bに対して、プレート部材34の下端部に設けられた凸部36bを斜め上方から挿入する。凹部37bには、弾性的に伸縮可能なゴム部材38bが詰め込まれており、凸部36bによってこのゴム部材38bを押し縮めながら、上端側に設けられた凸部36aを凹部37aに向けて挿入する。これにより、凹部37a,37bに挿入されたゴム部材38a,38bの弾性力がプレート部材34の上下から作用するので、該プレート部材34が開口窓35を塞いだ状態でガタツクことなく固定される。
反対に、プレート部材34を外枠体33から取り外す際には、上記で説明した取り付ける際の作業と反対の手順を繰り返せばよい。
【0030】
また、プレート部材34には、図6や図9に示すように、クレジットカードやプリペイドカード等の各種のカード類Hを保持しておくことのできるカードホルダー40が設けられている。このカードホルダー40は、プレート部材34の表面から突出して形成された保持片41を備えており、この保持片41とプレート部材34の表面との間にカード類Hを上方から差し込むことができる。
【0031】
以上説明したように、第2の実施の形態における車両用サンバイザ31によれば、凸部36a,36bと凹部37a,37bとの相互の嵌合によってプレート部材34の着脱(取り付け及び取り外し)を極めて容易に行うことができる。
これにより、異なる図柄や模様等が施されたプレート部材34を複数枚準備しておけば、プレート部材34を交換するだけで車両用サンバイザ31の意匠を容易に変更することができる。
【0032】
また、プレート部材34に対して、例えばカードホルダー40などの付属的な機能を持たせることができるので、異なる機能を持つプレート部材34を複数枚準備しておけば、プレート部材34を交換するだけで車両用サンバイザ31の機能の切り替えを容易に行うことができる。例えば、上記したカードホルダー40以外にも、バニティミラーやマップランプ等の異なる機能が設けられたプレート部材34を別個に準備しておけば、乗員の使用目的等に合わせて車両用サンバイザ31の機能の切り替えを容易に行うことができる。
【0033】
なお、第2の実施の形態における車両用サンバイザ31でも、第1の実施の形態における車両用サンバイザ1と同様に、多孔板,半透明板等により構成されるプレート部材、あるいは、意匠を施したシート材の表面に透明板を配設した多層構造のプレート部材等を用いることができる。
【0034】
本発明は、上記第1及び第2の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可能である。
上記実施の形態では、サンバイザ本体が主に熱可塑性合成樹脂の射出成形により製造される例を示したが、その他にも種々の方法で製造されたサンバイザ本体に対して本発明を適用できる。例えば、熱可塑性合成樹脂のブロー成形、ビーズ発泡成形等により製造されたサンバイザ本体に対して本発明を適用できる。また、サンバイザ本体の材料は熱可塑性合成樹脂に限定されず、ゴムや金属などのその他の材料で製造される場合であっても本発明を適用することができる。
【0035】
また、上記実施の形態では、車両のフロントガラスからの光を遮光するための車両用サンバイザの例を示したが、例えばサイドガラスからの光を遮光するための車両用サンバイザに対しても本発明を適用できる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、サンバイザ本体の一部を着脱可能にすることで機能や意匠(見た目)などを自在に変更でき、かつ、そのサンバイザ本体の一部を着脱する際の作業が極めて容易になる車両用サンバイザを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における車両用サンバイザの外観を示す正面図である。
【図2】外枠体に設けられたスライド溝に沿ってプレート部材を取り付ける際の状態を示す正面図である。
【図3】図1における車両用サンバイザのA−A線矢視側面図である。
【図4】図1における車両用サンバイザのB−B線矢視断面図である。
【図5】プレート部材を積層状に構成した実施例を示す斜視図である。
【図6】第2の実施の形態における車両用サンバイザの外観を示す正面図である。
【図7】図6における車両用サンバイザのプレート部材を取り出した正面図である。
【図8】図6における車両用サンバイザのC−C線矢視断面図である。
【図9】図6における車両用サンバイザのD―D線矢視断面図である。
【図10】プレート部材を外枠体に取り付ける際の状態を示す断面図である。
【図11】カバー蓋が設けられていない車両用サンバイザの外観を示す正面図である。
【符号の説明】
1,31 車両用サンバイザ
2,32 サンバイザ本体
3,33 外枠体
4,34 プレート部材
5,35 開口窓
6 透視孔
8 スライド溝
10 支軸
14 第1のシート材
15 第2のシート材
16,17 透明板
40 カードホルダー
36a,36b 凸部
37a,37b 凹部
60 カバー蓋
H カード類
Claims (6)
- 支軸を介して車室内に装着される外枠体と、前記外枠体の略中央に貫設された開口窓を塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられるプレート部材と、を備えてサンバイザ本体が構成されている車両用サンバイザであって、
前記外枠体には、前記プレート部材をスライド式に取り付けるためのスライド構造が設けられていることを特徴とする車両用サンバイザ。 - 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
スライド構造は、外枠体の側部に設けられた挿入口と、前記挿入口より挿入されるプレート部材の外周部を保持することのできるスライド溝と、によって構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。 - 請求項2に記載の車両用サンバイザであって、
挿入口にはカバー蓋が設けられており、プレート部材の移動が前記カバー蓋によって規制される構成にしてある車両用サンバイザ。 - 支軸を介して車室内に装着される外枠体と、前記外枠体の略中央に貫設された開口窓を塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられるプレート部材と、を備えてサンバイザ本体が構成されている車両用サンバイザであって、
前記外枠体及び前記プレート部材には、相互の嵌合により前記外枠体に対する前記プレート部材の着脱を可能とするための凹部及び凸部がそれぞれ設けられていることを特徴とする車両用サンバイザ。 - 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の車両用サンバイザであって、
プレート部材は、意匠を施したシート材の片面もしくは両面に透明板を配設して構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。 - 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の車両用サンバイザであって、
プレート部材は、半透明板もしくは多孔板で構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
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