JP2001246933A - サンバイザ - Google Patents
サンバイザInfo
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- JP2001246933A JP2001246933A JP2000059256A JP2000059256A JP2001246933A JP 2001246933 A JP2001246933 A JP 2001246933A JP 2000059256 A JP2000059256 A JP 2000059256A JP 2000059256 A JP2000059256 A JP 2000059256A JP 2001246933 A JP2001246933 A JP 2001246933A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 前方視界を確保できるサンバイザを提供す
る。 【解決手段】 本発明に係るサンバイザは、透視可能な
領域が設けられたサンバイザ本体10と、サンバイザ本
体10の透視可能な領域34h,13hに設けられ、か
つ所定の反射率と透光率を有するハーフミラー22と、
ハーフミラー22の背面において透視可能な領域34
h,13hを閉じる位置と透視可能な領域34h,13
hを開く位置とに配置切替えされる遮光部材24とを備
えている。このため、サンバイザ本体10が窓ガラスに
沿う遮光位置に保持されていても、そのサンバイザ本体
10の透視可能な領域34h,13hに設けられたハー
フミラー22の働きで視界が妨げられることはない。ま
た、遮光部材24でサンバイザ本体10の透視可能な領
域34h,13hを閉じることによりそのハーフミラー
22を鏡として使用できる。
る。 【解決手段】 本発明に係るサンバイザは、透視可能な
領域が設けられたサンバイザ本体10と、サンバイザ本
体10の透視可能な領域34h,13hに設けられ、か
つ所定の反射率と透光率を有するハーフミラー22と、
ハーフミラー22の背面において透視可能な領域34
h,13hを閉じる位置と透視可能な領域34h,13
hを開く位置とに配置切替えされる遮光部材24とを備
えている。このため、サンバイザ本体10が窓ガラスに
沿う遮光位置に保持されていても、そのサンバイザ本体
10の透視可能な領域34h,13hに設けられたハー
フミラー22の働きで視界が妨げられることはない。ま
た、遮光部材24でサンバイザ本体10の透視可能な領
域34h,13hを閉じることによりそのハーフミラー
22を鏡として使用できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のサンバ
イザにおいて、特にミラーを備えたサンバイザに関す
る。
イザにおいて、特にミラーを備えたサンバイザに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用のサンバイザは、サンバ
イザ本体と、そのサンバイザ本体を支持する支軸とから
構成されており、その支軸が取付けブラケットによって
車室天井面に取付けられる。前記サンバイザ本体は支軸
の軸回りに回動操作されることで、車室天井面に沿う格
納位置と窓ガラスに沿う遮光位置との間を移動できるよ
うになっている。
イザ本体と、そのサンバイザ本体を支持する支軸とから
構成されており、その支軸が取付けブラケットによって
車室天井面に取付けられる。前記サンバイザ本体は支軸
の軸回りに回動操作されることで、車室天井面に沿う格
納位置と窓ガラスに沿う遮光位置との間を移動できるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】運転中に太陽光が眩し
い場合には、サンバイザ本体を窓ガラスに沿う遮光位置
まで回動させて太陽光を遮光する。しかし、サンバイザ
本体を遮光位置に配置すると、そのサンバイザ本体によ
って窓ガラスの上部が部分的に塞がれるため、その塞が
れた分だけ視界が遮られる。特に、自動車の運転中は交
差点等の信号が窓ガラスの上部に見えるため、遮光位置
にあるサンバイザ本体によって信号が見難くなる。
い場合には、サンバイザ本体を窓ガラスに沿う遮光位置
まで回動させて太陽光を遮光する。しかし、サンバイザ
本体を遮光位置に配置すると、そのサンバイザ本体によ
って窓ガラスの上部が部分的に塞がれるため、その塞が
れた分だけ視界が遮られる。特に、自動車の運転中は交
差点等の信号が窓ガラスの上部に見えるため、遮光位置
にあるサンバイザ本体によって信号が見難くなる。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、前方視界を確保できるサンバイザを提供する
ことを目的とする。
のであり、前方視界を確保できるサンバイザを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、各請求
項の発明によって解決される。請求項1の発明による
と、サンバイザ本体には透視可能な領域が形成されてお
り、その透視可能な領域に所定の反射率と透光率を有す
るハーフミラーが設けられている。このため、サンバイ
ザ本体が窓ガラスに沿う遮光位置に保持されていても、
そのサンバイザ本体の透視可能な領域に設けられたハー
フミラーの働きで視界が妨げられることはない。また、
逆光の状態でも太陽光は前記ハーフミラーによって減光
されるため、信号等が見やすくなり、前方視界を確保で
きる。さらに、遮光部材でサンバイザ本体の透視可能な
領域を閉じることによりそのハーフミラーを鏡として使
用できる。
項の発明によって解決される。請求項1の発明による
と、サンバイザ本体には透視可能な領域が形成されてお
り、その透視可能な領域に所定の反射率と透光率を有す
るハーフミラーが設けられている。このため、サンバイ
ザ本体が窓ガラスに沿う遮光位置に保持されていても、
そのサンバイザ本体の透視可能な領域に設けられたハー
フミラーの働きで視界が妨げられることはない。また、
逆光の状態でも太陽光は前記ハーフミラーによって減光
されるため、信号等が見やすくなり、前方視界を確保で
きる。さらに、遮光部材でサンバイザ本体の透視可能な
領域を閉じることによりそのハーフミラーを鏡として使
用できる。
【0006】請求項2の発明によると、サンバイザ本体
には透視可能な領域としての開口窓が形成されており、
その開口窓にハーフミラーが装着される構造のため、比
較的強度の小さなハーフミラーでも使用可能になる。
には透視可能な領域としての開口窓が形成されており、
その開口窓にハーフミラーが装着される構造のため、比
較的強度の小さなハーフミラーでも使用可能になる。
【0007】請求項3の発明によると、ハーフミラーに
よりサンバイザ本体を透視可能に形成できるため、サン
バイザ本体に開口窓等を形成する必要がなく、サンバイ
ザの構造が簡単になる。
よりサンバイザ本体を透視可能に形成できるため、サン
バイザ本体に開口窓等を形成する必要がなく、サンバイ
ザの構造が簡単になる。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]以下、図1から
図4に基づいて本発明の実施の形態1を説明する。図1
はサンバイザ本体のミラー部分の横断面図(図3のI-I
矢視断面図)、図2はサンバイザ本体のミラー部分の縦
断面図(図3のII矢視断面図)、図3はサンバイザの全
体斜視図である。図3において、サンバイザ1は、サン
バイザ本体10と支軸2とを備えている。支軸2は略L
字状に形成され、その縦軸部2tの端部が取付けブラケ
ット2bによって車室天井面に取付けられる。支軸2の
横軸部(図示されていない)にはサンバイザ本体10が
回動可能に装着される。
図4に基づいて本発明の実施の形態1を説明する。図1
はサンバイザ本体のミラー部分の横断面図(図3のI-I
矢視断面図)、図2はサンバイザ本体のミラー部分の縦
断面図(図3のII矢視断面図)、図3はサンバイザの全
体斜視図である。図3において、サンバイザ1は、サン
バイザ本体10と支軸2とを備えている。支軸2は略L
字状に形成され、その縦軸部2tの端部が取付けブラケ
ット2bによって車室天井面に取付けられる。支軸2の
横軸部(図示されていない)にはサンバイザ本体10が
回動可能に装着される。
【0009】このサンバイザ本体10は、支軸2の横軸
部の軸回りに回動操作されることで車室天井面に沿う格
納位置と窓ガラスに沿う遮光位置との間を移動できるよ
うになっている。サンバイザ本体10は例えば合成樹脂
の発泡体により所定の形状に成形される。サンバイザ本
体10の片面側の中央部には収納凹部13が形成されて
おり、その収納凹部13にミラーユニット20が嵌め込
まれる。なお、図3では、ミラーユニット20の外形が
表れるように、表皮4は省略されている。
部の軸回りに回動操作されることで車室天井面に沿う格
納位置と窓ガラスに沿う遮光位置との間を移動できるよ
うになっている。サンバイザ本体10は例えば合成樹脂
の発泡体により所定の形状に成形される。サンバイザ本
体10の片面側の中央部には収納凹部13が形成されて
おり、その収納凹部13にミラーユニット20が嵌め込
まれる。なお、図3では、ミラーユニット20の外形が
表れるように、表皮4は省略されている。
【0010】ミラーユニット20は、サンバイザ本体1
0の収納凹部13に嵌め込まれた状態で例えば接着剤等
によりそのサンバイザ本体に固定される構造であり、ハ
ーフミラー22と遮光板24及び両者22,24を支持
するケース30とを備えている。ハーフミラー22は、
透視が可能なミラーであり、例えば、アクリルやポリカ
ーボネイト等の合成樹脂を基板としてその表面22fに
アルミが一定の厚みで蒸着されたものが好適に使用され
る。このように構成されたハーフミラー22は光の透過
率が約15〜30%であり、そのハーフミラー22を介して
車外を見ることができる。また、ハーフミラー22の背
面22bを遮光板24で被うことにより、鏡として使用
できる。
0の収納凹部13に嵌め込まれた状態で例えば接着剤等
によりそのサンバイザ本体に固定される構造であり、ハ
ーフミラー22と遮光板24及び両者22,24を支持
するケース30とを備えている。ハーフミラー22は、
透視が可能なミラーであり、例えば、アクリルやポリカ
ーボネイト等の合成樹脂を基板としてその表面22fに
アルミが一定の厚みで蒸着されたものが好適に使用され
る。このように構成されたハーフミラー22は光の透過
率が約15〜30%であり、そのハーフミラー22を介して
車外を見ることができる。また、ハーフミラー22の背
面22bを遮光板24で被うことにより、鏡として使用
できる。
【0011】ケース30は、ハーフミラー22の背面に
おいて遮光板24がスライドできるようにそのハーフミ
ラー22と遮光板24とを支持する部材であり、上ケー
ス32と下ケース34とが重ね合わされることにより平
面視において略長方形状に形成される(図3参照)。上
ケース32及び下ケース34は例えば合成樹脂を射出成
形等することにより製造される。なお、ケース30の厚
み寸法はサンバイザ本体10の収納凹部13の深さ寸法
とほぼ等しく設定されている(図1、図2参照)。上ケ
ース32は、長手方向における中央が仕切られた枠状体
であり(図3参照)、その左側の枠部32m(以後、ミ
ラー枠部32mという)でハーフミラー22の端縁が支
持される。また、上ケース32の右側の枠部32k(以
後、規制枠部32kという)により遮光板24のスライ
ド範囲が規制される。
おいて遮光板24がスライドできるようにそのハーフミ
ラー22と遮光板24とを支持する部材であり、上ケー
ス32と下ケース34とが重ね合わされることにより平
面視において略長方形状に形成される(図3参照)。上
ケース32及び下ケース34は例えば合成樹脂を射出成
形等することにより製造される。なお、ケース30の厚
み寸法はサンバイザ本体10の収納凹部13の深さ寸法
とほぼ等しく設定されている(図1、図2参照)。上ケ
ース32は、長手方向における中央が仕切られた枠状体
であり(図3参照)、その左側の枠部32m(以後、ミ
ラー枠部32mという)でハーフミラー22の端縁が支
持される。また、上ケース32の右側の枠部32k(以
後、規制枠部32kという)により遮光板24のスライ
ド範囲が規制される。
【0012】ミラー枠部32mには、図1、図2に示す
ように、その裏面に断面L字形の段差部32dが枠開口
に沿って形成されており、その段差部32dにハーフミ
ラー22の端縁が収納される。下ケース34は略長方形
の板であり、その縁に沿って一定幅で段差状の凸部34
tが形成されている。凸部34tはその上面34uが平
らに形成されており、凸部34tの上面34uが上ケー
ス32の下面32yに合わせられ、連結手段により上ケ
ース32と下ケース34とが連結されることにより、ケ
ース30が構成される。
ように、その裏面に断面L字形の段差部32dが枠開口
に沿って形成されており、その段差部32dにハーフミ
ラー22の端縁が収納される。下ケース34は略長方形
の板であり、その縁に沿って一定幅で段差状の凸部34
tが形成されている。凸部34tはその上面34uが平
らに形成されており、凸部34tの上面34uが上ケー
ス32の下面32yに合わせられ、連結手段により上ケ
ース32と下ケース34とが連結されることにより、ケ
ース30が構成される。
【0013】また、ケース30が構成された状態で、下
ケース34の凸部34tの上面34uがハーフミラー2
2の背面22bの端縁を押え、ハーフミラー22は上ケ
ース32の段差部32dと下ケース34の上面34uと
の間に挟まれた状態で、そのケース30に固定される。
下ケース34には、凸部34tの内側に遮光板24を収
納する凹部34eが形成されている(図2等参照)。こ
こで、凹部34eの深さは遮光板24の厚み寸法とほぼ
等しい寸法に設定されている。これによって、遮光板2
4は、凹部34eに収納された状態で、その凸部34t
に沿って下ケース34の長手方向にスライド可能とな
る。
ケース34の凸部34tの上面34uがハーフミラー2
2の背面22bの端縁を押え、ハーフミラー22は上ケ
ース32の段差部32dと下ケース34の上面34uと
の間に挟まれた状態で、そのケース30に固定される。
下ケース34には、凸部34tの内側に遮光板24を収
納する凹部34eが形成されている(図2等参照)。こ
こで、凹部34eの深さは遮光板24の厚み寸法とほぼ
等しい寸法に設定されている。これによって、遮光板2
4は、凹部34eに収納された状態で、その凸部34t
に沿って下ケース34の長手方向にスライド可能とな
る。
【0014】下ケース34の凹部34eには、図1、図
2に示すように、ハーフミラー22の背面22bを露出
させるための開口窓34hが所定位置に形成されてい
る。さらに、サンバイザ本体10の収納凹部13にも、
下ケース34の開口窓34hに対応する位置に開口窓1
3hが形成されている。即ち、両開口窓34h,13h
が本発明におけるサンバイザ本体の透視可能な領域に相
当する。
2に示すように、ハーフミラー22の背面22bを露出
させるための開口窓34hが所定位置に形成されてい
る。さらに、サンバイザ本体10の収納凹部13にも、
下ケース34の開口窓34hに対応する位置に開口窓1
3hが形成されている。即ち、両開口窓34h,13h
が本発明におけるサンバイザ本体の透視可能な領域に相
当する。
【0015】遮光板24は、ハーフミラー22の背面に
おいて両開口窓34h,13hを開閉する角形の板であ
り、例えば樹脂の射出成形等により製造される。遮光板
は、その幅寸法が下ケース34の凹部34eの幅寸法と
ほぼ等しく、その長さ寸法がハーフミラー22の長さ寸
法にほぼ等しく設定されている。遮光板24の表面側に
は図2、図3において右端に取っ手24hが形成されて
おり、その取っ手24hが上ケース32の規制枠部32
k内に収納される。このため、取っ手24hが上ケース
32の規制枠部32k内を移動できる範囲内で、遮光板
24は下ケース34の凹部34e内をスライド可能とな
る。即ち、取っ手24hが規制枠部32kの左端まで移
動した状態で下ケース34の開口窓34hが遮光板24
によって閉じられ(図2において一点鎖線参照)、取っ
手24hが規制枠部32kの右端まで移動した状態で下
ケース34の開口窓34hが開かれる。したがって、遮
光板24が本発明の遮光部材に相当する。
おいて両開口窓34h,13hを開閉する角形の板であ
り、例えば樹脂の射出成形等により製造される。遮光板
は、その幅寸法が下ケース34の凹部34eの幅寸法と
ほぼ等しく、その長さ寸法がハーフミラー22の長さ寸
法にほぼ等しく設定されている。遮光板24の表面側に
は図2、図3において右端に取っ手24hが形成されて
おり、その取っ手24hが上ケース32の規制枠部32
k内に収納される。このため、取っ手24hが上ケース
32の規制枠部32k内を移動できる範囲内で、遮光板
24は下ケース34の凹部34e内をスライド可能とな
る。即ち、取っ手24hが規制枠部32kの左端まで移
動した状態で下ケース34の開口窓34hが遮光板24
によって閉じられ(図2において一点鎖線参照)、取っ
手24hが規制枠部32kの右端まで移動した状態で下
ケース34の開口窓34hが開かれる。したがって、遮
光板24が本発明の遮光部材に相当する。
【0016】次に、本実施の形態に係るサンバイザ1に
おけるサンバイザ本体10の製造方法及びそのサンバイ
ザ1の取扱いについて説明する。先ず、樹脂の発泡体等
によりサンバイザ本体10が製造される。また、樹脂の
射出成形等により上ケース32、下ケース34及び遮光
板24が製造される。なお、サンバイザ本体10を製造
する際に、そのサンバイザ本体10の内部所定位置には
支軸2を支持する軸受け部(図示されていない)等が取
付けられる。
おけるサンバイザ本体10の製造方法及びそのサンバイ
ザ1の取扱いについて説明する。先ず、樹脂の発泡体等
によりサンバイザ本体10が製造される。また、樹脂の
射出成形等により上ケース32、下ケース34及び遮光
板24が製造される。なお、サンバイザ本体10を製造
する際に、そのサンバイザ本体10の内部所定位置には
支軸2を支持する軸受け部(図示されていない)等が取
付けられる。
【0017】次に、下ケース34の凹部34eに遮光板
24がセットされ、上ケース32のミラー枠部32mの
段差部32dにハーフミラー22がセットされる。この
状態で、上ケース32の下面32yと下ケース34の凸
部34tの上面34uとが合わせられ、上ケース32と
下ケース34とが連結手段により連結されて、ケース3
0が構成される。上ケース32の下面32yと下ケース
34の凸部34tの上面34uとが合わせられると、下
ケース34の凸部34tの上面34uがハーフミラー2
2の背面22bの端縁を押え、ハーフミラー22は上ケ
ース32の段差部32dと下ケース34の上面34uと
の間に挟まれた状態で、そのケース30に固定される。
24がセットされ、上ケース32のミラー枠部32mの
段差部32dにハーフミラー22がセットされる。この
状態で、上ケース32の下面32yと下ケース34の凸
部34tの上面34uとが合わせられ、上ケース32と
下ケース34とが連結手段により連結されて、ケース3
0が構成される。上ケース32の下面32yと下ケース
34の凸部34tの上面34uとが合わせられると、下
ケース34の凸部34tの上面34uがハーフミラー2
2の背面22bの端縁を押え、ハーフミラー22は上ケ
ース32の段差部32dと下ケース34の上面34uと
の間に挟まれた状態で、そのケース30に固定される。
【0018】また、下ケース34の凹部34eにセット
された遮光板24は、その取っ手24hが上ケース32
の規制枠部32k内に収納される。このため、取っ手2
4hが規制枠部32k内を移動できる範囲内で、遮光板
24は下ケース34の凹部34e内をスライドし、下ケ
ース34の開口窓34hを開閉することができる。この
ようにしてミラーユニット20が組み立てられると、そ
のミラーユニット20の開口窓34hがサンバイザ本体
10の開口窓13hと重なるように、ミラーユニット2
0はサンバイザ本体10の収納凹部13に嵌め込まれ
て、例えば接着剤等によりそのサンバイザ本体10に固
定される。
された遮光板24は、その取っ手24hが上ケース32
の規制枠部32k内に収納される。このため、取っ手2
4hが規制枠部32k内を移動できる範囲内で、遮光板
24は下ケース34の凹部34e内をスライドし、下ケ
ース34の開口窓34hを開閉することができる。この
ようにしてミラーユニット20が組み立てられると、そ
のミラーユニット20の開口窓34hがサンバイザ本体
10の開口窓13hと重なるように、ミラーユニット2
0はサンバイザ本体10の収納凹部13に嵌め込まれ
て、例えば接着剤等によりそのサンバイザ本体10に固
定される。
【0019】次に、サンバイザ本体10に表皮4が被せ
られ、その表皮4の開口縁4tがサンバイザ本体10の
開口窓13hの周縁、及びミラーユニット20の上ケー
ス32の表面に固定されて、サンバイザ本体10が完成
する。完成したサンバイザ本体10には支軸2が装着さ
れ、前述のように、その支軸2のブラケット2bによっ
てサンバイザ本体10は車室天井面に取付けられる。
られ、その表皮4の開口縁4tがサンバイザ本体10の
開口窓13hの周縁、及びミラーユニット20の上ケー
ス32の表面に固定されて、サンバイザ本体10が完成
する。完成したサンバイザ本体10には支軸2が装着さ
れ、前述のように、その支軸2のブラケット2bによっ
てサンバイザ本体10は車室天井面に取付けられる。
【0020】サンバイザ本体10を車室内で支軸2の軸
回りに回動操作させて遮光位置に保持し、遮光板24を
スライドさせてミラーユニット20の開口窓34hを開
くと(図3参照)、ハーフミラー22を通して車外を透
視することができる。このため、サンバイザ本体10が
遮光位置に保持されていても、そのサンバイザ本体10
の開口窓34h,13hに設けられたハーフミラー22
の働きで運転視界が妨げられることはない。また、逆光
の状態でも太陽光はハーフミラー22によって減光され
るため、信号等が見やすくなり、前方視界を確保でき
る。
回りに回動操作させて遮光位置に保持し、遮光板24を
スライドさせてミラーユニット20の開口窓34hを開
くと(図3参照)、ハーフミラー22を通して車外を透
視することができる。このため、サンバイザ本体10が
遮光位置に保持されていても、そのサンバイザ本体10
の開口窓34h,13hに設けられたハーフミラー22
の働きで運転視界が妨げられることはない。また、逆光
の状態でも太陽光はハーフミラー22によって減光され
るため、信号等が見やすくなり、前方視界を確保でき
る。
【0021】さらに、遮光板24をスライドさせてミラ
ーユニット20の開口窓34hを閉じることによりその
ハーフミラー22を鏡として使用できるようになる。ま
た、ハーフミラー22をケース30に収納した状態で開
口窓34hに装着する方式を採用しているため、比較的
強度の小さなハーフミラー22でも使用可能となる。こ
こで、本実施の形態ではハーフミラー22に透過率約15
〜30%のものを使用したが、透過率約50%以下のものを
使用することも可能である。
ーユニット20の開口窓34hを閉じることによりその
ハーフミラー22を鏡として使用できるようになる。ま
た、ハーフミラー22をケース30に収納した状態で開
口窓34hに装着する方式を採用しているため、比較的
強度の小さなハーフミラー22でも使用可能となる。こ
こで、本実施の形態ではハーフミラー22に透過率約15
〜30%のものを使用したが、透過率約50%以下のものを
使用することも可能である。
【0022】また、サンバイザ本体10を発泡体により
製造した例を示したが、サンバイザ本体10を樹脂の射
出成形あるいはブロー成形等で製造することも可能であ
る。また、サンバイザ本体10の中央部分にミラーユニ
ット20用の収納凹部13を設け、その収納凹部13に
透視可能領域としての開口窓13hを形成する例を示し
たが、図4に示すように、サンバイザ本体10の端部に
収納凹部13を設け、その収納凹部13に切欠き(図示
されていない)を形成して開口窓の代わりにしても良
い。また、遮光板24とは別にハーフミラー22の表面
を被う蓋を設ければ、ハーフミラー22の表面の汚れや
傷付きを防止できる。
製造した例を示したが、サンバイザ本体10を樹脂の射
出成形あるいはブロー成形等で製造することも可能であ
る。また、サンバイザ本体10の中央部分にミラーユニ
ット20用の収納凹部13を設け、その収納凹部13に
透視可能領域としての開口窓13hを形成する例を示し
たが、図4に示すように、サンバイザ本体10の端部に
収納凹部13を設け、その収納凹部13に切欠き(図示
されていない)を形成して開口窓の代わりにしても良
い。また、遮光板24とは別にハーフミラー22の表面
を被う蓋を設ければ、ハーフミラー22の表面の汚れや
傷付きを防止できる。
【0023】[実施の形態2]以下、図5に基づいて本
発明の実施の形態2を説明する。図5(A)はサンバイ
ザの全体図、図5(B)は図5(A)のB−B矢視断面
図である。図5において、サンバイザ50は、サンバイ
ザ本体60と支軸52とを備えている。支軸52は略L
字状に形成され、その縦軸部52tの端部が取付けブラ
ケット52bによって車室天井面に取付けられる。支軸
52の横軸部52yには軸受け部材62を介してサンバ
イザ本体60がその横軸部52yの回りに回動できるよ
うに装着されている。
発明の実施の形態2を説明する。図5(A)はサンバイ
ザの全体図、図5(B)は図5(A)のB−B矢視断面
図である。図5において、サンバイザ50は、サンバイ
ザ本体60と支軸52とを備えている。支軸52は略L
字状に形成され、その縦軸部52tの端部が取付けブラ
ケット52bによって車室天井面に取付けられる。支軸
52の横軸部52yには軸受け部材62を介してサンバ
イザ本体60がその横軸部52yの回りに回動できるよ
うに装着されている。
【0024】サンバイザ本体60は、ハーフミラー64
をサンバイザ本体の形状に加工することにより成形され
る。なお、ハーフミラー64は実施の形態1で使用した
ハーフミラー22と同じ構造のものである。ハーフミラ
ー64の裏側には、図5(B)に示すように、上端縁と
下端縁とに断面L字形の鉤部66が形成されており、そ
れらの鉤部66とハーフミラー64との間に遮光板68
が鉤部66に沿ってスライド可能な状態で取付けられて
いる。
をサンバイザ本体の形状に加工することにより成形され
る。なお、ハーフミラー64は実施の形態1で使用した
ハーフミラー22と同じ構造のものである。ハーフミラ
ー64の裏側には、図5(B)に示すように、上端縁と
下端縁とに断面L字形の鉤部66が形成されており、そ
れらの鉤部66とハーフミラー64との間に遮光板68
が鉤部66に沿ってスライド可能な状態で取付けられて
いる。
【0025】このため、遮光板68をスライドさせてハ
ーフミラー64の背面64bを露出させれば、ハーフミ
ラー64を通して車外を透視することができる。また、
遮光板68によりハーフミラー64の背面64bを被え
ば、そのハーフミラー64を鏡として使用することがで
きる。このように、ハーフミラー64によりサンバイザ
本体60を透視可能に形成できるため、サンバイザ本体
60に開口窓等を形成する必要がなく、サンバイザ50
の構造が簡単になる。
ーフミラー64の背面64bを露出させれば、ハーフミ
ラー64を通して車外を透視することができる。また、
遮光板68によりハーフミラー64の背面64bを被え
ば、そのハーフミラー64を鏡として使用することがで
きる。このように、ハーフミラー64によりサンバイザ
本体60を透視可能に形成できるため、サンバイザ本体
60に開口窓等を形成する必要がなく、サンバイザ50
の構造が簡単になる。
【0026】なお、本実施の形態では、サンバイザ本体
60を全体的にハーフミラー64で形成した例を示した
が、例えばサンバイザ本体60の下半分をハーフミラー
64で形成したり、あるいは左半分をハーフミラー64
で形成することも可能である。
60を全体的にハーフミラー64で形成した例を示した
が、例えばサンバイザ本体60の下半分をハーフミラー
64で形成したり、あるいは左半分をハーフミラー64
で形成することも可能である。
【0027】(1)請求項1から請求項3のいずれかに
記載されたサンバイザにおいて、サンバイザ本体には、
ミラーの表面を被う位置と前記ミラーの表面を露出させ
る位置との間で移動可能な蓋が設けられていることを特
徴とするサンバイザ。このため、ミラー表面の汚れや傷
付きを防止できる。
記載されたサンバイザにおいて、サンバイザ本体には、
ミラーの表面を被う位置と前記ミラーの表面を露出させ
る位置との間で移動可能な蓋が設けられていることを特
徴とするサンバイザ。このため、ミラー表面の汚れや傷
付きを防止できる。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、サンバイザ本体の透視
可能な領域に設けられたハーフミラーの働きで視界が妨
げられることはない。また、逆光の状態でも太陽光は前
記ハーフミラーによって減光されるため、信号等が見や
すくなり、前方視界を確保できる。さらに、遮光部材で
サンバイザ本体の透視可能な領域を閉じることによりそ
のハーフミラーを鏡として使用できる。
可能な領域に設けられたハーフミラーの働きで視界が妨
げられることはない。また、逆光の状態でも太陽光は前
記ハーフミラーによって減光されるため、信号等が見や
すくなり、前方視界を確保できる。さらに、遮光部材で
サンバイザ本体の透視可能な領域を閉じることによりそ
のハーフミラーを鏡として使用できる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるサンバイザ本体
のミラー部分の横断面図(図3のI-I矢視断面図)であ
る。
のミラー部分の横断面図(図3のI-I矢視断面図)であ
る。
【図2】前記サンバイザ本体のミラー部分の縦断面図
(図3のII-II矢視断面図)である。
(図3のII-II矢視断面図)である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるサンバイザの全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるサンバイザの変
更例を表す全体斜視図である。
更例を表す全体斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2におけるサンバイザの全
体図(A図)、A図のB−B矢視図(B図)である。
体図(A図)、A図のB−B矢視図(B図)である。
10 サンバイザ本体 13h 開口窓(透視可能な領域) 22 ハーフミラー 24 遮光板(遮光部材) 30 ケース 34h 開口窓(透視可能な領域) 60 サンバイザ本体 64 ハーフミラー 68 遮光板(遮光部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 透視可能な領域が設けられたサンバイザ
本体と、 前記サンバイザ本体の透視可能な領域に設けられ、かつ
所定の反射率と透光率を有するハーフミラーと、 前記ハーフミラーの背面において前記透視可能な領域を
閉じる位置と前記透視可能な領域を開く位置とに配置切
替えされる遮光部材と、を備えていることを特徴とする
サンバイザ。 - 【請求項2】 請求項1記載のサンバイザであって、 サンバイザ本体には透視可能な領域としての開口窓が形
成されており、その開口窓にハーフミラーが装着されて
いることを特徴とするサンバイザ。 - 【請求項3】 所定の反射率と透光率を有するハーフミ
ラーにより透視可能に形成されたサンバイザ本体と、 前記ハーフミラーの背面を被う位置とそのミラーの背面
を露出させる位置とに配置切替えされる遮光部材と、を
備えていることを特徴とするサンバイザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059256A JP2001246933A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | サンバイザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059256A JP2001246933A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | サンバイザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001246933A true JP2001246933A (ja) | 2001-09-11 |
Family
ID=18579737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000059256A Pending JP2001246933A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | サンバイザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001246933A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100521687B1 (ko) * | 2003-11-14 | 2005-10-17 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 선 바이저 |
-
2000
- 2000-03-03 JP JP2000059256A patent/JP2001246933A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100521687B1 (ko) * | 2003-11-14 | 2005-10-17 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 선 바이저 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070112 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090417 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090428 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090908 |