JP2004195945A - 中仕切り組み立て方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1縦仕切り板装着ステーションAでは第1縦仕切り板2をプッシャ49および折り曲げガイド44によってコ字型に成形してテーブル6aの第1ホルダ12に装着し、第2縦仕切り板装着ステーションBでは第2縦仕切り板3をプッシャ149および折り曲げガイド144によってコ字型に成形してテーブル6aの第2ホルダ13に装着する。第1、第2縦仕切り板2,3の縦仕切り部2aはそれぞれ等間隔に整列されており、そこに横仕切り板装着ステーションCにおいて横仕切り板4を上方から落下させた後にプッシャ249で上方から押圧することにより中仕切り1を組み立てる。
【効果】本発明における中仕切りの組立方法およびその装置によれば、自動的でしかも簡単な工程で中仕切りを組み立てることが可能となる。
【選択図】 図11
【効果】本発明における中仕切りの組立方法およびその装置によれば、自動的でしかも簡単な工程で中仕切りを組み立てることが可能となる。
【選択図】 図11
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装用箱内に挿入されて容器等の破損を防止する中仕切りの自動組み立て方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、段ボールケースなどに複数の容器をケーシングする際、容器同士がケース内で衝突して破損しないように、容器間に段ボールなどで形成された中仕切りを挿入している。
従来この中仕切りは人手によって組み立てられていたが、近年においては自動的に中仕切りを組み立てる方法又はその装置として以下の特許文献に記載されるものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−147331号公報
【特許文献2】
特開2001−9937号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載される中仕切り組立装置では縦仕切り板と横仕切り板とがそれぞれ別体となっているため、各仕切りを個別に扱う必要があり、その工程は複雑で組立に時間がかかり、装置も大型化していた。
そこで本発明は、自動的に中仕切りを組み立てることができ、しかも簡単な手順で中仕切りを組み立てることのできる中仕切りの自動組立方法およびその装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち請求項1の本発明による中仕切り組み立て方法によれば、両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第1縦仕切り板を、該第1縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形する工程と、
両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第2縦仕切り板を、該第2縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形するとともに、これら第1縦仕切り板と第2縦仕切り板の各縦仕切り部を所定の間隔で並列させる工程と、
シート状の横仕切り板を上記各縦仕切り部に装着して、該横仕切り板と第1縦仕切り板及び第2縦仕切り板とによって中仕切りを形成することを特徴としている。
【0006】
また、請求項3の本発明による中仕切り組み立て装置によれば、両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第1縦仕切り板を、該第1縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形して支持手段に保持させる第1縦仕切り板装着手段と、
両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第2縦仕切り板を、該第2縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形するとともに、該第2縦仕切り板の縦仕切り部を上記第1縦仕切り板の縦仕切り部と並列させて上記支持手段に保持させる第2縦仕切り板装着手段と、
上記支持手段に保持された第1縦仕切り板の縦仕切り部と第2縦仕切り板の縦仕切り部とにシート状の横仕切り板を装着する横仕切り板装着手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
請求項1の発明および請求項3の発明によれば、自動的に、しかも簡単な工程によって中仕切りを組み立てることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図示実施例について説明すると、図1は本実施例において組み立てられる中仕切り1(図4参照)の第1、第2縦仕切り板2,3(図1(a))および横仕切り板4(図1(b))を示しており、これらはシート状の厚紙で製造されている。
第1、第2縦仕切り板2,3は同一形状であるので、第1縦仕切り板2について説明すると、この第1縦仕切り板2は両側の縦仕切り部2aと、これら縦仕切り部2aを連結する中央の連結部2bとを有し、中仕切り1を組み立てる際には、上記両側の縦仕切り部2aは折り曲げ線2cより同一方向に折り曲げられてコ字型に成形されるようになっている。また、上記各縦仕切り部2aの先端部中央には連結部2bに向けてV字型の切り込み2dが形成されている。
一方、上記横仕切り板4にも上記縦仕切り部2aと同様の切り込み4aが4ヶ所に設けられていて、この切り込み4aの間隔は全て第1縦仕切り板2の折り曲げ線2c同士の距離と同一となっている。
したがって、第1、第2縦仕切り板2,3をコ字型に成形し、例えば第1縦仕切り板2における縦仕切り部2aの切り込み2dを、横仕切り板4の左方側に位置する2つの切り込み4aに係合させ、第2縦仕切り板3における縦仕切り部3aの切り込み3dを、横仕切り板4の右方側に位置する2つの切り込み4aに係合させることで、2列5行の計10ヶ所に容器を仕切る中仕切り1を得ることができる。
【0009】
図2は上記中仕切り1を組み立てるための中仕切り組立装置5を示し、この中仕切り組立装置5は円周方向等間隔に8つのテーブル6aを有して当該テーブル6aを8ヶ所の停止位置に間欠的に搬送する回転テーブル6を備え、上記8ヶ所の停止位置には、ひとつの停止位置おきに合計で4ヶ所の作業ステーションが設けられている。
そして、第1の作業ステーションは上記第1縦仕切り板2をコ字型に成形する第1縦仕切り板装着ステーションAであり、第2の作業ステーションは第2縦仕切り板3をコ字型に成形するとともに、該第2縦仕切り板3の縦仕切り部3aを上記第1縦仕切り板2の縦仕切り部2aと並列させる第2縦仕切り板装着ステーションBであり、第3の作業ステーションは第1縦仕切り板2と第2縦仕切り板3の縦仕切り部2a、3aに上記横仕切り板4を装着する横仕切り板装着ステーションCであり、第4の作業ステーションは完成した中仕切り1を図示しない後工程へと搬送するための排出ステーションDとなっている。
【0010】
次に回転テーブル6について説明すると、図3は上記回転テーブル6の断面図を排出ステーションD側から見た図となっている。
回転テーブル6は基部7に固定された中心軸8と、この中心軸8を囲繞して回転自在に設けられた円筒形の回転部材9を備え、中心軸8の上部に設けられたフレーム10には上記第1縦仕切り板装着ステーションAや横仕切り板装着ステーションCを構成する各手段が設けられている。
上記回転部材9は上記基部7に設けられたモータ11によって間欠的に回転するようになっており、さらにこの回転部材9に上述した8つのテーブル6aが回転部材9の回転方向に沿って円周方向等間隔に設けられている。
このテーブル6aは図4に示すように図示手前側に設けられた支持部材6bによって上記回転部材9と連結するようになっており、この図4において、このテーブル6aは図示しない回転部材9を中心に図示左方向に向けて回転するようになっている。
【0011】
そしてこのテーブル6aには、上記第1、第2縦仕切り板2,3の縦仕切り部2a、3aを支持する支持手段としての2組のホルダが設けられており、本図においては図示左方に位置するのが第1縦仕切り板2の保持される第1ホルダ12であり、図示右方に位置するのが第2縦仕切り板3の保持される第2ホルダ13となっている。
第1、第2ホルダ12、13はテーブル6aの長手方向における中心よりも回転テーブル6の中心軸8側に設けられており、上記横仕切り板4が第1、第2縦仕切り板2,3の縦仕切り部2a、3aと係合する際に当該横仕切り板4が第1、第2ホルダ12、13に干渉しないようになっている。
また、第1ホルダ12の対向する面は、コ字型に成形された第1縦仕切り板2における2つの縦仕切り部2aの間隔と同じ間隔で設けられると共に、当該縦仕切り部2aを両側から保持する保持面12aとなっていて、第1縦仕切り板2がテーブル6aによって搬送される間、縦仕切り部2aの切り込み2dと横仕切り板4の切り込み4aとの位置が変化しないよう、縦仕切り部2aを起立させた状態を保つようになっている。
また、上記保持面12aの上方には面取りがなされていて、後述する折り曲げガイド44よって折り曲げられた第1縦仕切り板2が、この折り曲げガイド44より下方に移動する際に保持面12aと干渉しないようになっている。
さらに、第2ホルダ13も第1ホルダ12と同一の構成であり、第1ホルダ12と、第2ホルダ13の互いに隣接する位置にある保持面12a、13aの間隔は、横仕切り板4の切り込み4aの間隔と同一となっている。
【0012】
次に、第1縦仕切り板装着ステーションAについて説明すると、図2又は図5に示すように第1縦仕切り板装着ステーションAには上記テーブル6aの第1ホルダ12に第1縦仕切り板2を装着する第1縦仕切り板装着手段21と、第1縦仕切り板装着手段21に第1縦仕切り板2を供給する第1縦仕切り板供給手段22が設けられている。
まず第1縦仕切り板供給手段22について説明すると、第1縦仕切り板2は複数枚ずつ積層された状態でカセット23に収容されており、このカセット23は図2に示すコ字型に配置されたストックコンベヤ24、供給コンベヤ25、回収コンベヤ26(図2参照)の3つのコンベヤによって搬送され、さらに供給コンベヤ25に隣接した位置に設けられた昇降機構27によってカセット23内の第1縦仕切り板2を第1縦仕切り板装着手段21に供給するようになっている。
上記ストックコンベヤ24は所定量の第1縦仕切り板2が収容されたカセット23を下流側の供給コンベヤ25に搬送し、供給コンベヤ25はそのカセット23をテーブル6aの停止位置に隣接する位置に停止させるようになっている。
このため、上記供給コンベヤ25には図示しないリミットスイッチが備えられており、カセット23がテーブル6aの停止位置に隣接する位置に到達したときに作動して供給コンベヤ25を停止させ、カセット23を当該位置に停止させる。そしてこのリミットスイッチが作動することにより、上記昇降機構27が作動を開始するようになっている。
そして、供給コンベヤ25上のカセット23から全ての第1縦仕切り板2が取り除かれると、このカセット23は下流側の回収コンベヤ26へと搬送され、回収コンベヤ26はカセット23を図示しない後工程へと搬送し、当該後工程において空のカセット23に再び第1縦仕切り板2が収容されるようになっている。
【0013】
以下カセット23について説明すると、カセット23は上記3つのコンベヤ上を実際に搬送されるベース28と、当該ベース28上に設けられてその内部に第1縦仕切り板2を収容するケース29と、ベース28と第1縦仕切り板2との間に隙間を形成するガイド30によって構成されている
上記ケース29はその内面にて積層された第1縦仕切り板2を保持すると共にその上面の開口する筒形状を有し、図6に示すように上記昇降機構27側にも開口部が形成されている。また、ケース29の上部にはケース29の短手方向に向けて2ヶ所に切欠き29aが形成されており、後述する光学センサ38の光が当該切欠き29a間に照射されるようになっている。
また上記ガイド30は図6に示すようにケース29内に並行に2本設けられており、後述する昇降機構27のフィンガ31と干渉しないように設けられている。
【0014】
そして昇降機構27はカセット23内の第1縦仕切り板2を上昇させて最上部に位置する第1縦仕切り板2の高さを所定の位置に保つものであり、この第1縦仕切り板2を下方から支持するフィンガ31によって第1縦仕切り板2を上昇させようになっている。
上記昇降機構27は回転テーブル6の基部7より垂直に設けられた2本のガイドロッド32と、上記ガイドロッド32の間に回転自在に設けられたボールねじ33と、ガイドロッド32およびボールねじ33の上端に設けられたフレーム34と、このフレーム34に設けられて上記ボールねじ33を回転させるサーボモータ35と、上記ボールねじ33の回転によって昇降する昇降フレーム36とによって、上記フィンガ31を昇降させるようになっている。
また、上記昇降フレーム36にはフィンガ31を進退動させるエアシリンダ37が備えられており、このエアシリンダ37によってフィンガ31を上記ケース29に挿抜するようになっている。
さらに、昇降機構27にはカセット23内の第1縦仕切り板2の有無を感知する光学センサ38と、フィンガ31の上昇端と下降端の位置を認識するための図示しないリミットスイッチが設けられている。
【0015】
図6に示すように上記フィンガ31の先端は三叉状となっており、このフィンガ31の間に上記カセット23のガイド30が位置するようになっていて、エアシリンダ37が伸展してフィンガ31が上記ケース29の開口部内に挿入されても、フィンガ31とガイド30とが干渉しないようになっている。またエアシリンダ37が縮退したときには、カセット23が供給コンベヤ25上を搬送されてもフィンガ31の先端とケース29とが干渉しないようになっている。
次に、上記光学センサ38は回転テーブル6のフレーム10に設けられた投光器38aと、上記フレーム34に設けられた受光器38bとからなり、投光器38aと受光器38bは上記ケース29の切欠き29aの高さにあわせて設けられ、投光器38aからの光が当該切欠き29a内を通過して受光器38bに受光されるようになっている。
そして、上記サーボモータ35はこの光学センサ38からの信号によって作動するようになっており、投光器38aからの光がカセット23内に載置された第1縦仕切り板2によって遮光されている間サーボモータ35は停止し、受光器38bに光が受光されるようになると、再び光が遮光されるまでサーボモータ35が回転し、フィンガ31を上昇させるようになっている。
そして上記リミットスイッチはフィンガ31が上昇してフィンガ31上の第1縦仕切り板2が全てなくなると作動してサーボモータ35が停止するようになっている。また、フィンガ31の下降端位置は上記カセット23のガイド30と同じ高さであり、フィンガ31が下降して当該位置に達すると、そこでもリミットスイッチが作動してサーボモータ35が停止するようになっている。
【0016】
次に第1縦仕切り板装着手段21について説明すると、図5に示すように、第1縦仕切り板装着手段21には上記カセット23から1枚の第1縦仕切り板2を吸着してテーブル6aの第1ガイド12上方に搬送する保持手段としての保持機構41と、この第1縦仕切り板2を上方から押圧してコ字型に成形すると共にこの第1縦仕切り板2を上記第1ホルダ12に移動させる押し込み手段としての押し込み機構42を備え、これら保持機構41と押し込み機構42とは移動手段としてのカム機構43によって互いに連動して作動するようになっている。また、回転テーブル6のフレーム10には上記押し込み機構42との間に第1縦仕切り板2を挟んでコ字型に成形するための折り曲げガイド44が設けられている。
上記保持機構41は上記カム機構43によって昇降および進退動する可動フレーム46と、この可動フレーム46の下面先端に設けられた第1縦仕切り板2を吸着する吸着パッド47を有しており、この吸着パッド47は図示しない負圧源に接続されると共に、可動フレーム46の動きに応じて作動する図示しない電磁弁によって負圧を発生させたり停止させたりするようになっている。
また、押し込み機構42はカム機構43によって上下に昇降するロッド48と、このロッド48の先端に設けられてその下面で第1縦仕切り板2の連結部2bを押圧するプッシャ49とを備え、このプッシャ49はテーブル6aの表面に接触するまで下降するようになっている。
さらに、図7は上記カム機構43の正面図を示し、このカム機構43は上記回転テーブル6のフレーム10に固定された軸受フレーム51と、この軸受フレーム51によって軸支され、図示しないモータによって回転する回転軸52と、この回転軸52の中央部に位置して保持機構41を昇降させる板カム53と、回転軸52の図示左方に設けられて保持機構41を進退動させる第1クランク54と、回転軸52の図示右方に設けられて押し込み機構42を昇降させる第2クランク55を備えている。
【0017】
図7に示すように、折り曲げガイド44は回転テーブル6のフレーム10に固定され、第1縦仕切り板装着ステーションAに停止するテーブル6aの第1ホルダ12の上方に設けられている。
そして折り曲げガイド44は互いに並行に向き合う狭小部44aと、この狭小部44aより上方に向けて広がる徐変部44bとを有し、上記狭小部44aの幅は連結部2bの幅に第1縦仕切り板2の板厚を考慮した寸法で設けられると共に、徐変部44bの上端の位置は第1縦仕切り板2の長さよりも若干短い位置に設けられていて、当該徐変部44bの上端で第1縦仕切り板2を下から支持するようになっている。
また、上記保持機構41の吸着パッド47は第1縦仕切り板2の連結部2bよりも図示左方側に吸着するようになっており、さらに第1仕切り板2の連結部2bと狭小部44aの位置とが上下方向で一致するよう、第1縦仕切り板2を折り曲げガイド44上に載置するようになっている。
【0018】
次に保持機構41とカム機構43との関係を説明すると、上記板カム53は図5に示すように所定半径の小径部53aと、この小径部53aに対し直径方向に2ヶ所設けられた大径部53bを備え、この板カム53の下方にはこの板カム53と係合するカムフォロア56が設けられている。
このカムフォロア56は回転テーブル6のフレーム10に対して昇降可能に設けられた第1昇降フレーム57に設けられており、この第1昇降フレーム57はフレーム10を貫通する2本のガイドロッド58の上端に位置し、また、この第1昇降フレーム57は軸受フレーム51との間に弾装された2つのばね部材59によって上方に引圧されている。
したがって、上記板カム53が回転して上記カムフォロア56は常に板カム53と係合状態を保つようになっており、板カム53の小径部53aがカムフォロア56と係合するときには第1昇降フレーム57は上昇した上昇位置に位置し、板カム53の大径部53bがカムフォロア56と係合するときには第1昇降フレーム57はばね部材59の引張り力に抗して下降することで下降位置に位置するようになっている。
そして、上記ガイドロッド58の下端には第2昇降フレーム60が設けられていて、この第2昇降フレーム60と回転テーブル6との間にもばね部材61が設けられていて、第2昇降フレーム60も上方に引圧されている。
さらに、図7に示すように第2昇降フレーム60の下面にはH字型のスライドレール62が設けられており、このスライドレール62はH字型の凹部に係合する凸形状を有したスライドガイド63と摺動可能に係合している。そしてこのスライドガイド63は上記可動フレーム46の上面に設けられている。
したがって、上記可動フレーム46は第2昇降フレーム60と共に昇降し、さらにスライドガイド63がスライドレール62に対して移動することで、上記カセット23側に向けて進退動可能となっている。
そして、図5の状態は上記大径部53bがカムフォロア56と係合することで、第1、第2昇降フレーム57、60ならびに可動フレーム46が下降端に位置している状態を示している。
【0019】
次に、図5において上記可動フレーム46の左方には、上方に向けて支持フレーム66が設けられており、この支持フレーム66の上端と上記第1クランク54の腕部54aとが第1クランクシャフト67によって接続されている。
図5の状態は上記第1クランク54の腕部54aが回転テーブル6側に向けて水平となった状態を示しており、この状態では可動フレーム46が最も回転テーブル6側に位置し、吸着パッド47が折り曲げガイド44の上方に位置していることとなる。
以上のことから、上記保持機構41の吸着パッド47は図5の状態において最も回転テーブル6側に位置すると共に下降端に位置していることとなり、本実施例ではこの図5の状態で吸着パッド47が第1縦仕切り板2を開放して当該第1縦仕切り板2を折り曲げガイド44上に載置するようになっている。
【0020】
さらに、上記押し込み機構42の動作について説明すると、図7に示すように押し込み機構42は上記第2クランク55の腕部(図示せず)に第2クランクシャフト68を介して上記ロッド48と接続されており、このロッド48は回転テーブル6に固定されたスライドガイド69によって垂直方向にのみ昇降するようになっている。
また、上記プッシャ49の下面の形状は第1縦仕切り板2の連結部2bと同一形状となっており、プッシャ49の下面と連結部2bとを一致させてプッシャ49を下降させ、さらにこのプッシャ49を上記テーブル6aにおける第1ホルダ12の保持面12aの間に挿入することで、縦仕切り部2aが折り曲げ線2cで折れ曲がり、第1縦仕切り板2がコ字型に成形される。
【0021】
そして、上記構成による第1縦仕切り板装着ステーションAの第1縦仕切り板装着手段21と第1縦仕切り板供給手段22の動作について説明すると、図8は上記第1縦仕切り板装着手段21を作動させた際の吸着パッド47およびプッシャ49の位置についてのタイムチャートを示している。
このタイムチャートにおいて、横軸には回転軸52の回転角度が示され、縦軸にはそれぞれ吸着パッド47およびプッシャ49の位置や吸着パッド47による吸着/開放のタイミングが示されている。なお、最下段の「横仕切り板装着手段の吸着パッド」については、後述する横仕切り板装着手段221でのタイムチャートなので、ここでは無視する。
そして図8における、回転軸52が180°回転した状態は図5によって示されており、上記板カム53の大径部53bがカムフォロア56と係合することで、吸着パッド47が回転テーブル6側に位置すると共に下降端に位置し、プッシャ49がちょうど上死点と下死点の中間位置にあることを示している。ここでプッシャ49の中間位置とは、図5に示すような第1縦仕切り板2の若干上方の位置となっている。
そして回転軸52が180°回転している状態から時計回りに回転すると、上記板カム53は大径部53bから小径部53aへと徐変するので、カムフォロア56が第1昇降フレーム57と共にばね部材59に引圧されて上昇し、これと共に第2昇降フレーム60、可動フレーム46、吸着パッド47が上昇する。
これと同時に、第1クランク54は支持フレーム66と共に可動フレーム46を回転テーブル6側からカセット23側へと移動させてゆき、可動フレーム46は上記板カム53と第1クランク54によって上昇しながらカセット23側へと移動してゆく。
一方、プッシャ49は下降を開始しており、プッシャ49の下面は第1縦仕切り板2の連結部2bを下方に押圧している。このとき、第1縦仕切り板2の縦仕切り部2aは上記折り曲げガイド44によって支持されているので、第1縦仕切り板2は折り曲げ線2cから折れ曲がり、さらにプッシャ49が下降して連結部2bが折り曲げガイド44の狭小部44aに達すると、縦仕切り部2aはコ字型に折れ曲がる。
そして、さらに回転軸52が270°まで回転する間に、コ字型になった第1縦仕切り板2は折り曲げガイド44からさらにその下方に位置するテーブル6aの第1ホルダ12の保持面12aの間へと移動し、回転軸52が270°まで回転すると、プッシャ49は下死点であるテーブル6aの表面にまで到達して第1縦仕切り板2が第1ホルダ12に装着される。
【0022】
また、回転軸52が315°まで回転すると、再び板カム53の大径部53bがカムフォロア56と係合するので吸着パッド47が下降を開始し、これと同時に吸着パッド47の電磁弁が作動して吸着パッド47に負圧が生じる。一方、プッシャ49は上死点に向けて上昇を開始する。
そして回転軸52が360°(0°)まで回転すると、吸着パッド47はカセット23の真上に到達し、それと同時に吸着パッド47は下降端に達するのでカセット23の最上部にある第1縦仕切り板2が吸着される。このときプッシャ49はちょうど上死点と下死点の中間に位置している。
続いて回転軸52が45°まで回転する間に、板カム53の小径部53aがカムフォロア56と係合するので、吸着パッド47は第1縦仕切り板2を吸着したまま再び上昇すると共に回転テーブル6側に移動を開始し、回転軸52が90°まで回転すると、プッシャ49が上死点に到達する。
さらに、回転軸52が135°まで回転すると、板カム53の大径部53bがカムフォロア56と係合するので吸着パッド47は第1縦仕切り板2を吸着したまま再び下降を開始し、回転軸52が180°まで回転すると、吸着パッド47は折り曲げガイド44の上方に到達して、これと同時に吸着パッド47の電磁弁が作動して第1縦仕切り板2が開放され、第1縦仕切り板2は折り曲げガイド44上に載置される。
【0023】
次に第1縦仕切り板供給手段22では、上記吸着パッド47によってカセット23から第1縦仕切り板2が搬送されると、上記光学センサ38の投光器38aと受光器38bとの間の第1縦仕切り板2がなくなることで投光器38aからの光が受光器38bに受光されるようになる。
受光器38bが受光すると、サーボモータ35が作動して昇降フレーム36を介してフィンガ31を上昇させる。フィンガ31が上昇することにより第1縦仕切り板2が再び光学センサ38を遮光するので、受光器38bが光を受光しなくなったら再びサーボモータ35が停止される。
このようにしてフィンガ31が上昇し、フィンガ31上の最後の第1縦仕切り板2が搬送されてしまうと、受光器38bは常に投光器38aからの光を受光することになるが、このときには図示しないリミットスイッチが作動してサーボモータ35が停止し、フィンガ31の上昇も停止する。
サーボモータ35が停止したら、エアシリンダ37が縮退してカセット23と干渉しない位置に移動する。すると、サーボモータ35は先程とは逆方向に回転してフィンガ31を下降させ、フィンガ31がカセット23のガイド30の位置にまで下降したらリミットスイッチが入ってサーボモータ35が停止し、フィンガ31の下降も停止する。
【0024】
フィンガ31が下降する間に、供給コンベヤ25は空となったカセット23を搬送して上記回収コンベヤ26にまで当該カセット23を搬送し、回収コンベヤ26はこのカセット23を後工程へと搬送する。
一方、ストックコンベヤ24は第1縦仕切り板2の収容されたカセット23を供給コンベヤ25上に搬送し、供給コンベヤ25はこのカセット23をテーブル6aの停止位置に隣接した位置にまで搬送する。カセット23が当該位置に達すると、リミットスイッチが作動して供給コンベヤ25が停止し、カセット23も停止する。
このとき、第1縦仕切り板2の連結部2bの位置と第1縦仕切り板装着手段21のプッシャ49の位置とが、吸着パッド47の移動方向に対し同一直線状に整列するようになっており、吸着パッド47がこのカセット23から第1縦仕切り板2を搬送して折り曲げガイド44上に載置すると、この第1縦仕切り板2の連結部2bとプッシャ49の下面とが一致するようになっている。
カセット23が停止したら、昇降機構27のエアシリンダ37が伸展してフィンガ31をカセット23のガイド30部の位置へと挿入する。このときガイド30によってカセット23のベース28と第1縦仕切り板2との間には隙間があるので、フィンガ31を第1縦仕切り板2の下方に挿入することができる。
そしてフィンガ31が挿入されたら、再び上記光学センサ38が作動して受光器38bが光を受光したら、フィンガ31が第1縦仕切り板2によって光学センサ38の光が遮光されるまで第1縦仕切り板2を上昇させる。
【0025】
なお、上記第2縦仕切り板装着ステーションBの構成は第1縦仕切り板装着ステーションAと同じ構成となっており、この第2縦仕切り板装着ステーションBではテーブル6aの第2ホルダ13に第2縦仕切り板3を装着させるという点を除いて、全く同じ動作を行うようになっているので、この第2縦仕切り板装着ステーションBについての説明を省略する。
なお、本実施例に係る図中、第2縦仕切り板装着ステーションBに関する各部材の符号は、第1縦仕切り板装着ステーションAに関する各部材の符号に100を足したものとなっている。
【0026】
そして、図9は横仕切り板装着ステーションCについての図であり、この横仕切り板装着ステーションCには上記テーブル6aの第1、第2ホルダ12、13に装着された第1、第2縦仕切り板2,3に横仕切り板4を装着する横仕切り板装着手段221と、横仕切り板装着手段221に横仕切り板4を供給する横仕切り板供給手段222が設けられている。
なお、横仕切り板供給手段222については上記第1縦仕切り板供給手段22と同一の構成を有しているのでその説明を省略し、また横仕切り板装着手段221についても、その構成は大部分が上記第1縦仕切り板装着手段21と同一であるので、本実施例に係る図中、横仕切り板装着ステーションCに関する各部材の符号は、第1縦仕切り板装着ステーションAに関する各部材の符号に200を足したものとなっている。
【0027】
以下に第1縦仕切り板装着ステーションAと横仕切り板装着ステーションCの相違点を挙げると、テーブル6aの停止位置の上方には上記折り曲げガイド44と異なり、横仕切り板4を吸着パッド247から開放したときにこの横仕切り板4の切り込み4aが第1、第2縦仕切り板2,3における縦仕切り部2a、3aの切り込み2d、3dに係合されるようにする起立ガイド244が設けられている。
上記起立ガイド244は、図9に示すように上方に向けて拡大する断面逆ハ字型の断面を有し、その下方端の幅は上記縦仕切り部2a、3aの切り込み2d、3dの上端部と同一若しくはそれよりも狭く設定され、上方から落下する横仕切り板4の切り込み4aが縦仕切り部2a、3aの切り込み2d、3dと係合しやすいようになっている。
また、図10に示すように、カセット23側から見た起立ガイド244は、横仕切り板装着手段221が下降端に達したときにプッシャ249が起立ガイド244に干渉しないようにプッシャ249の位置にあわせて所定の間隔が設けられている。また、横仕切り板4の左右方向の位置がずれないよう、図示左右方向においても上方に向けて拡大するような逆ハ字型の断面となっている。
【0028】
さらに、図9に示すようにこの横仕切り板装着手段221では、吸着パッド247は回転軸252の回転方向と同じ方向に回転するようになっており、吸着パッド247は可動フレーム246の先端に軸支されたピニオン270に設けられ、このピニオン270は上記第1、第2昇降フレーム257、260と共に昇降する第3昇降フレーム271に設けたラック272と係合するようになっている。
そして、上記ラック272、ピニオン270は可動フレーム246が最も回転テーブル6側に移動し、なおかつ下降端に位置しているとき(図9、図10の状態)に、吸着パッド247の吸着面を垂直にし、なおかつ吸着パッド247に吸着された横仕切り板4の切り込み2dの位置が、下方に位置するテーブル6aに装着された第1、第2縦仕切り板2,3における縦仕切り部2aの切り込み2dのちょうど真上となるようになっている。
また、押し込み機構242におけるプッシャ249は、第1縦仕切り板装着手段21のプッシャ49とは異なり、下死点はテーブル6aの表面ではなく、横仕切り板4が縦仕切り部2aに係合して横仕切り板4の下端がテーブル6aに接触するまでとなっている。
すなわち、この横仕切り板装着手段221では、カセット23内を横倒し状態で搬送された横仕切り板4を上記ラック272、ピニオン270によって吸着パッド247ごと垂直に起立させ、その後に横仕切り板4を起立ガイド244に落下させて横仕切り板4の切り込み4aと縦仕切り部2aの切り込み2d、3dとが軽く係合したら、プッシャ249によって横仕切り板4と縦仕切り部2aとを完全に係合させるようになっている。
【0029】
以下に上記ピニオン270とラック272の動作を、図8のタイムチャートを用いて説明すると、この横仕切り板装着手段221においても上記吸着パッド247およびプッシャ249の昇降タイミングや吸着パッド247の吸着/開放のタイミングは上記第1縦仕切り板装着手段21と何ら変わりはない。
そして上記吸着パッド247およびプッシャ249の昇降タイミングや吸着パッド247の吸着/開放のタイミングに対し、吸着パッド247の吸着面が水平または垂直になるタイミングについてのタイミングについて説明すると、回転軸252が180度回転した時、即ち図9、図10のときには、吸着パッド247の吸着面は垂直となっており、このとき吸着パッド247の電磁弁が作動して横仕切り板4が落下するようになっている。
ここから回転軸252が270°まで回転するとプッシャ249が下死点に達して横仕切り板4を完全に縦仕切り部2a、3aに係合させ、360°回転したときに吸着パッド247の吸着面が水平となる。
回転軸52が360°(0°)まで回転すると、吸着パッド247は下死点に達し、このとき既に吸着パッド247は負圧を発生しているので、吸着パッド247はカセット23の最上部に位置する横仕切り板4を吸着する。
そしてさらに回転軸252が180°まで回転すると、吸着パッド247は再び横仕切り板4を垂直に吸着し、当該位置で横仕切り板4を開放して横仕切り板4が落下するようになっている。
【0030】
そして、排出ステーションDについて説明すると、図2に示すように、排出ステーションDには回転テーブル6に設けられたエアシリンダ71と、当該エアシリンダ71によって回転テーブル6の外周側に向けて進退動するプッシャ72と、テーブル6aの停止位置に隣接して設けられた排出コンベヤ73とが備えられている。
排出ステーションDに完成した中仕切り1の載置されたテーブル6aが停止すると、エアシリンダ71が作動し、プッシャ72が中仕切り1を上記排出コンベヤ73へと押圧するようになっており、排出コンベヤ73は中仕切り1を図示しない後工程へと搬送してゆく。
【0031】
そして、上記中仕切り組立装置5によって中仕切り1を組み立てる手順を図11を用いて説明すると、第1縦仕切り板装着ステーションAにおいて、第1縦仕切り板装着手段21はカセット23内に収容された第1縦仕切り板2のうち、最上部に位置する第1縦仕切り板2を吸着して、テーブル6aの第1ホルダ12の上方に位置する折り曲げガイド44の上方に載置する。
すると、プッシャ49が下降して第1縦仕切り板2をプッシャ49と折り曲げガイド44によってコ字型に成形し、さらにプッシャ49は第1縦仕切り板2を下降させて第1ホルダ12に装着する。
第1縦仕切り板2がコ字型に成形されたら、回転テーブル6はテーブル6aを第1縦仕切り板装着ステーションAと第2縦仕切り板装着ステーションBの間の停止位置で停止させた後、第2縦仕切り板装着ステーションBへと移動させる。
この第2縦仕切り板装着ステーションBでは、テーブル6aの第2ホルダ13の上方に折り曲げガイド144が設けられており、第2縦仕切り板装着手段121はカセット23内に収容された第2縦仕切り板3のうち最上部に位置する第2縦仕切り板3を吸着して、折り曲げガイド144の上方に載置する。
すると、プッシャ149が下降して第2縦仕切り板3をプッシャ149と折り曲げガイド144によってコ字型に成形し、さらにプッシャ149は第2縦仕切り板3を折り曲げガイド144より下降させて第2ホルダ13に装着する。
【0032】
第1、第2縦仕切り板2,3がそれぞれ第1、第2ホルダ12、13に装着されたら、回転テーブル6はテーブル6aを第2縦仕切り板装着ステーションBと横仕切り板装着ステーションCの間の停止位置で停止させた後、横仕切り板装着ステーションCへと移動させる。
横仕切り板装着ステーションCでは横仕切り板装着手段221がカセット23内に収容された横仕切り板4のうち最上部に位置する横仕切り板4を吸着して、ここでは図示しない起立ガイド244の上方に載置する。
この際、横仕切り板装着手段221のラック272とピニオン270によって吸着パッド247が回転し、吸着パッド247ごと横仕切り板4が垂直に起立した状態となり、この状態からこの横仕切り板4が落下されると、起立ガイド244によって横仕切り板4の切り込み4aと第1、第2縦仕切り板2,3における縦仕切り部2a、3aの切り込み2d、3dとが係合する。
その後、プッシャ249が下降して横仕切り板4を上方から押圧し、横仕切り板4と縦仕切り部2aとを完全に係合させて、中仕切り1を完成させる。
中仕切り1が完成したら、回転テーブル6はテーブル6aを横仕切り板装着ステーションCと排出ステーションDの間の停止位置で停止させた後、排出ステーションDへと移動させる。
排出ステーションDではプッシャ72が中仕切り1をテーブル6aから排出コンベヤ73へと押圧して、この排出された中仕切り1は図示しない後工程へと搬送される。
【0033】
以上のように、本発明によれば自動的に中仕切り1を組み立てることができる。また、本実施例のように、回転テーブル6を用いることで、省スペースでの作業が可能であり、さらに折り曲げガイド44を用いることにより、単に縦仕切り板の連結部を押圧するだけで縦仕切り板をコ字型に形成することができる。
なお、本実施例における中仕切り1は2列5行の合計で10の仕切りとなっているが、上記各作業ステーションの間におけるテーブル6aの停止位置を用いたり、回転テーブル6の停止位置を増やしたりすることで、縦仕切り部2aの切り込み2dを増やして横仕切り板4を複数にしたり、縦仕切り板の数を増やしたりすることで仕切りの数を増加させることも容易に可能である。
また、上記実施例における第1縦仕切り板装着手段21は保持機構41と押し込み機構42とを備えているが、保持機構41が押し込み機構42の代わりに第1縦仕切り板2を上方から押圧してこの第1縦仕切り板2をコ字型に成形すると共にこの第1縦仕切り板2を上記第1ホルダ12に移動させるようにしてもよく、その構成を上記第2縦仕切り板装着手段121に適用することも可能である。
【0034】
【発明の効果】
本発明における中仕切りの組立方法およびその装置によれば、自動的でしかも簡単な工程で中仕切りを組み立てることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中仕切りを構成する第1、第2縦仕切り板(a)と横仕切り板(b)を示す図。
【図2】本実施例の中仕切り組立装置を示す平面図。
【図3】回転テーブルを側面から見た断面図。
【図4】中仕切りを搬送するテーブルを示す斜視図。
【図5】第1縦仕切り板装着ステーションを示す側面図。
【図6】カセットおよび昇降機構を示す平面図。
【図7】第1縦仕切り板装着手段を示す正面図。
【図8】第1縦仕切り板装着ステーション(横仕切り板装着ステーション)における吸着パッドとプッシャの作動に関するタイムチャート。
【図9】横仕切り板装着ステーションを示す側面図。
【図10】横仕切り板装着手段を示す正面図。
【図11】本実施例における中仕切りの組み立て手順を示す該略図。
【符号の説明】
1 中仕切り 2 第1縦仕切り板
3 第2縦仕切り板 4 横仕切り板
5 中仕切り組立装置 6 回転テーブル
6a テーブル 12 第1ホルダ
13 第2ホルダ 21 第1縦仕切り板装着手段
22 第1縦仕切り板供給手段 23 カセット
41 保持機構 42 押し込み機構
44 折り曲げガイド 121 第2縦仕切り板装着手段
122 第2縦仕切り板供給手段 221 横仕切り板装着手段
222 横仕切り板供給手段 244 起立ガイド
A 第1縦仕切り装着ステーション B 第2縦仕切り装着ステーション
C 横仕切り装着ステーション D 排出ステーション
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装用箱内に挿入されて容器等の破損を防止する中仕切りの自動組み立て方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、段ボールケースなどに複数の容器をケーシングする際、容器同士がケース内で衝突して破損しないように、容器間に段ボールなどで形成された中仕切りを挿入している。
従来この中仕切りは人手によって組み立てられていたが、近年においては自動的に中仕切りを組み立てる方法又はその装置として以下の特許文献に記載されるものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−147331号公報
【特許文献2】
特開2001−9937号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載される中仕切り組立装置では縦仕切り板と横仕切り板とがそれぞれ別体となっているため、各仕切りを個別に扱う必要があり、その工程は複雑で組立に時間がかかり、装置も大型化していた。
そこで本発明は、自動的に中仕切りを組み立てることができ、しかも簡単な手順で中仕切りを組み立てることのできる中仕切りの自動組立方法およびその装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち請求項1の本発明による中仕切り組み立て方法によれば、両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第1縦仕切り板を、該第1縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形する工程と、
両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第2縦仕切り板を、該第2縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形するとともに、これら第1縦仕切り板と第2縦仕切り板の各縦仕切り部を所定の間隔で並列させる工程と、
シート状の横仕切り板を上記各縦仕切り部に装着して、該横仕切り板と第1縦仕切り板及び第2縦仕切り板とによって中仕切りを形成することを特徴としている。
【0006】
また、請求項3の本発明による中仕切り組み立て装置によれば、両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第1縦仕切り板を、該第1縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形して支持手段に保持させる第1縦仕切り板装着手段と、
両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第2縦仕切り板を、該第2縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形するとともに、該第2縦仕切り板の縦仕切り部を上記第1縦仕切り板の縦仕切り部と並列させて上記支持手段に保持させる第2縦仕切り板装着手段と、
上記支持手段に保持された第1縦仕切り板の縦仕切り部と第2縦仕切り板の縦仕切り部とにシート状の横仕切り板を装着する横仕切り板装着手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
請求項1の発明および請求項3の発明によれば、自動的に、しかも簡単な工程によって中仕切りを組み立てることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図示実施例について説明すると、図1は本実施例において組み立てられる中仕切り1(図4参照)の第1、第2縦仕切り板2,3(図1(a))および横仕切り板4(図1(b))を示しており、これらはシート状の厚紙で製造されている。
第1、第2縦仕切り板2,3は同一形状であるので、第1縦仕切り板2について説明すると、この第1縦仕切り板2は両側の縦仕切り部2aと、これら縦仕切り部2aを連結する中央の連結部2bとを有し、中仕切り1を組み立てる際には、上記両側の縦仕切り部2aは折り曲げ線2cより同一方向に折り曲げられてコ字型に成形されるようになっている。また、上記各縦仕切り部2aの先端部中央には連結部2bに向けてV字型の切り込み2dが形成されている。
一方、上記横仕切り板4にも上記縦仕切り部2aと同様の切り込み4aが4ヶ所に設けられていて、この切り込み4aの間隔は全て第1縦仕切り板2の折り曲げ線2c同士の距離と同一となっている。
したがって、第1、第2縦仕切り板2,3をコ字型に成形し、例えば第1縦仕切り板2における縦仕切り部2aの切り込み2dを、横仕切り板4の左方側に位置する2つの切り込み4aに係合させ、第2縦仕切り板3における縦仕切り部3aの切り込み3dを、横仕切り板4の右方側に位置する2つの切り込み4aに係合させることで、2列5行の計10ヶ所に容器を仕切る中仕切り1を得ることができる。
【0009】
図2は上記中仕切り1を組み立てるための中仕切り組立装置5を示し、この中仕切り組立装置5は円周方向等間隔に8つのテーブル6aを有して当該テーブル6aを8ヶ所の停止位置に間欠的に搬送する回転テーブル6を備え、上記8ヶ所の停止位置には、ひとつの停止位置おきに合計で4ヶ所の作業ステーションが設けられている。
そして、第1の作業ステーションは上記第1縦仕切り板2をコ字型に成形する第1縦仕切り板装着ステーションAであり、第2の作業ステーションは第2縦仕切り板3をコ字型に成形するとともに、該第2縦仕切り板3の縦仕切り部3aを上記第1縦仕切り板2の縦仕切り部2aと並列させる第2縦仕切り板装着ステーションBであり、第3の作業ステーションは第1縦仕切り板2と第2縦仕切り板3の縦仕切り部2a、3aに上記横仕切り板4を装着する横仕切り板装着ステーションCであり、第4の作業ステーションは完成した中仕切り1を図示しない後工程へと搬送するための排出ステーションDとなっている。
【0010】
次に回転テーブル6について説明すると、図3は上記回転テーブル6の断面図を排出ステーションD側から見た図となっている。
回転テーブル6は基部7に固定された中心軸8と、この中心軸8を囲繞して回転自在に設けられた円筒形の回転部材9を備え、中心軸8の上部に設けられたフレーム10には上記第1縦仕切り板装着ステーションAや横仕切り板装着ステーションCを構成する各手段が設けられている。
上記回転部材9は上記基部7に設けられたモータ11によって間欠的に回転するようになっており、さらにこの回転部材9に上述した8つのテーブル6aが回転部材9の回転方向に沿って円周方向等間隔に設けられている。
このテーブル6aは図4に示すように図示手前側に設けられた支持部材6bによって上記回転部材9と連結するようになっており、この図4において、このテーブル6aは図示しない回転部材9を中心に図示左方向に向けて回転するようになっている。
【0011】
そしてこのテーブル6aには、上記第1、第2縦仕切り板2,3の縦仕切り部2a、3aを支持する支持手段としての2組のホルダが設けられており、本図においては図示左方に位置するのが第1縦仕切り板2の保持される第1ホルダ12であり、図示右方に位置するのが第2縦仕切り板3の保持される第2ホルダ13となっている。
第1、第2ホルダ12、13はテーブル6aの長手方向における中心よりも回転テーブル6の中心軸8側に設けられており、上記横仕切り板4が第1、第2縦仕切り板2,3の縦仕切り部2a、3aと係合する際に当該横仕切り板4が第1、第2ホルダ12、13に干渉しないようになっている。
また、第1ホルダ12の対向する面は、コ字型に成形された第1縦仕切り板2における2つの縦仕切り部2aの間隔と同じ間隔で設けられると共に、当該縦仕切り部2aを両側から保持する保持面12aとなっていて、第1縦仕切り板2がテーブル6aによって搬送される間、縦仕切り部2aの切り込み2dと横仕切り板4の切り込み4aとの位置が変化しないよう、縦仕切り部2aを起立させた状態を保つようになっている。
また、上記保持面12aの上方には面取りがなされていて、後述する折り曲げガイド44よって折り曲げられた第1縦仕切り板2が、この折り曲げガイド44より下方に移動する際に保持面12aと干渉しないようになっている。
さらに、第2ホルダ13も第1ホルダ12と同一の構成であり、第1ホルダ12と、第2ホルダ13の互いに隣接する位置にある保持面12a、13aの間隔は、横仕切り板4の切り込み4aの間隔と同一となっている。
【0012】
次に、第1縦仕切り板装着ステーションAについて説明すると、図2又は図5に示すように第1縦仕切り板装着ステーションAには上記テーブル6aの第1ホルダ12に第1縦仕切り板2を装着する第1縦仕切り板装着手段21と、第1縦仕切り板装着手段21に第1縦仕切り板2を供給する第1縦仕切り板供給手段22が設けられている。
まず第1縦仕切り板供給手段22について説明すると、第1縦仕切り板2は複数枚ずつ積層された状態でカセット23に収容されており、このカセット23は図2に示すコ字型に配置されたストックコンベヤ24、供給コンベヤ25、回収コンベヤ26(図2参照)の3つのコンベヤによって搬送され、さらに供給コンベヤ25に隣接した位置に設けられた昇降機構27によってカセット23内の第1縦仕切り板2を第1縦仕切り板装着手段21に供給するようになっている。
上記ストックコンベヤ24は所定量の第1縦仕切り板2が収容されたカセット23を下流側の供給コンベヤ25に搬送し、供給コンベヤ25はそのカセット23をテーブル6aの停止位置に隣接する位置に停止させるようになっている。
このため、上記供給コンベヤ25には図示しないリミットスイッチが備えられており、カセット23がテーブル6aの停止位置に隣接する位置に到達したときに作動して供給コンベヤ25を停止させ、カセット23を当該位置に停止させる。そしてこのリミットスイッチが作動することにより、上記昇降機構27が作動を開始するようになっている。
そして、供給コンベヤ25上のカセット23から全ての第1縦仕切り板2が取り除かれると、このカセット23は下流側の回収コンベヤ26へと搬送され、回収コンベヤ26はカセット23を図示しない後工程へと搬送し、当該後工程において空のカセット23に再び第1縦仕切り板2が収容されるようになっている。
【0013】
以下カセット23について説明すると、カセット23は上記3つのコンベヤ上を実際に搬送されるベース28と、当該ベース28上に設けられてその内部に第1縦仕切り板2を収容するケース29と、ベース28と第1縦仕切り板2との間に隙間を形成するガイド30によって構成されている
上記ケース29はその内面にて積層された第1縦仕切り板2を保持すると共にその上面の開口する筒形状を有し、図6に示すように上記昇降機構27側にも開口部が形成されている。また、ケース29の上部にはケース29の短手方向に向けて2ヶ所に切欠き29aが形成されており、後述する光学センサ38の光が当該切欠き29a間に照射されるようになっている。
また上記ガイド30は図6に示すようにケース29内に並行に2本設けられており、後述する昇降機構27のフィンガ31と干渉しないように設けられている。
【0014】
そして昇降機構27はカセット23内の第1縦仕切り板2を上昇させて最上部に位置する第1縦仕切り板2の高さを所定の位置に保つものであり、この第1縦仕切り板2を下方から支持するフィンガ31によって第1縦仕切り板2を上昇させようになっている。
上記昇降機構27は回転テーブル6の基部7より垂直に設けられた2本のガイドロッド32と、上記ガイドロッド32の間に回転自在に設けられたボールねじ33と、ガイドロッド32およびボールねじ33の上端に設けられたフレーム34と、このフレーム34に設けられて上記ボールねじ33を回転させるサーボモータ35と、上記ボールねじ33の回転によって昇降する昇降フレーム36とによって、上記フィンガ31を昇降させるようになっている。
また、上記昇降フレーム36にはフィンガ31を進退動させるエアシリンダ37が備えられており、このエアシリンダ37によってフィンガ31を上記ケース29に挿抜するようになっている。
さらに、昇降機構27にはカセット23内の第1縦仕切り板2の有無を感知する光学センサ38と、フィンガ31の上昇端と下降端の位置を認識するための図示しないリミットスイッチが設けられている。
【0015】
図6に示すように上記フィンガ31の先端は三叉状となっており、このフィンガ31の間に上記カセット23のガイド30が位置するようになっていて、エアシリンダ37が伸展してフィンガ31が上記ケース29の開口部内に挿入されても、フィンガ31とガイド30とが干渉しないようになっている。またエアシリンダ37が縮退したときには、カセット23が供給コンベヤ25上を搬送されてもフィンガ31の先端とケース29とが干渉しないようになっている。
次に、上記光学センサ38は回転テーブル6のフレーム10に設けられた投光器38aと、上記フレーム34に設けられた受光器38bとからなり、投光器38aと受光器38bは上記ケース29の切欠き29aの高さにあわせて設けられ、投光器38aからの光が当該切欠き29a内を通過して受光器38bに受光されるようになっている。
そして、上記サーボモータ35はこの光学センサ38からの信号によって作動するようになっており、投光器38aからの光がカセット23内に載置された第1縦仕切り板2によって遮光されている間サーボモータ35は停止し、受光器38bに光が受光されるようになると、再び光が遮光されるまでサーボモータ35が回転し、フィンガ31を上昇させるようになっている。
そして上記リミットスイッチはフィンガ31が上昇してフィンガ31上の第1縦仕切り板2が全てなくなると作動してサーボモータ35が停止するようになっている。また、フィンガ31の下降端位置は上記カセット23のガイド30と同じ高さであり、フィンガ31が下降して当該位置に達すると、そこでもリミットスイッチが作動してサーボモータ35が停止するようになっている。
【0016】
次に第1縦仕切り板装着手段21について説明すると、図5に示すように、第1縦仕切り板装着手段21には上記カセット23から1枚の第1縦仕切り板2を吸着してテーブル6aの第1ガイド12上方に搬送する保持手段としての保持機構41と、この第1縦仕切り板2を上方から押圧してコ字型に成形すると共にこの第1縦仕切り板2を上記第1ホルダ12に移動させる押し込み手段としての押し込み機構42を備え、これら保持機構41と押し込み機構42とは移動手段としてのカム機構43によって互いに連動して作動するようになっている。また、回転テーブル6のフレーム10には上記押し込み機構42との間に第1縦仕切り板2を挟んでコ字型に成形するための折り曲げガイド44が設けられている。
上記保持機構41は上記カム機構43によって昇降および進退動する可動フレーム46と、この可動フレーム46の下面先端に設けられた第1縦仕切り板2を吸着する吸着パッド47を有しており、この吸着パッド47は図示しない負圧源に接続されると共に、可動フレーム46の動きに応じて作動する図示しない電磁弁によって負圧を発生させたり停止させたりするようになっている。
また、押し込み機構42はカム機構43によって上下に昇降するロッド48と、このロッド48の先端に設けられてその下面で第1縦仕切り板2の連結部2bを押圧するプッシャ49とを備え、このプッシャ49はテーブル6aの表面に接触するまで下降するようになっている。
さらに、図7は上記カム機構43の正面図を示し、このカム機構43は上記回転テーブル6のフレーム10に固定された軸受フレーム51と、この軸受フレーム51によって軸支され、図示しないモータによって回転する回転軸52と、この回転軸52の中央部に位置して保持機構41を昇降させる板カム53と、回転軸52の図示左方に設けられて保持機構41を進退動させる第1クランク54と、回転軸52の図示右方に設けられて押し込み機構42を昇降させる第2クランク55を備えている。
【0017】
図7に示すように、折り曲げガイド44は回転テーブル6のフレーム10に固定され、第1縦仕切り板装着ステーションAに停止するテーブル6aの第1ホルダ12の上方に設けられている。
そして折り曲げガイド44は互いに並行に向き合う狭小部44aと、この狭小部44aより上方に向けて広がる徐変部44bとを有し、上記狭小部44aの幅は連結部2bの幅に第1縦仕切り板2の板厚を考慮した寸法で設けられると共に、徐変部44bの上端の位置は第1縦仕切り板2の長さよりも若干短い位置に設けられていて、当該徐変部44bの上端で第1縦仕切り板2を下から支持するようになっている。
また、上記保持機構41の吸着パッド47は第1縦仕切り板2の連結部2bよりも図示左方側に吸着するようになっており、さらに第1仕切り板2の連結部2bと狭小部44aの位置とが上下方向で一致するよう、第1縦仕切り板2を折り曲げガイド44上に載置するようになっている。
【0018】
次に保持機構41とカム機構43との関係を説明すると、上記板カム53は図5に示すように所定半径の小径部53aと、この小径部53aに対し直径方向に2ヶ所設けられた大径部53bを備え、この板カム53の下方にはこの板カム53と係合するカムフォロア56が設けられている。
このカムフォロア56は回転テーブル6のフレーム10に対して昇降可能に設けられた第1昇降フレーム57に設けられており、この第1昇降フレーム57はフレーム10を貫通する2本のガイドロッド58の上端に位置し、また、この第1昇降フレーム57は軸受フレーム51との間に弾装された2つのばね部材59によって上方に引圧されている。
したがって、上記板カム53が回転して上記カムフォロア56は常に板カム53と係合状態を保つようになっており、板カム53の小径部53aがカムフォロア56と係合するときには第1昇降フレーム57は上昇した上昇位置に位置し、板カム53の大径部53bがカムフォロア56と係合するときには第1昇降フレーム57はばね部材59の引張り力に抗して下降することで下降位置に位置するようになっている。
そして、上記ガイドロッド58の下端には第2昇降フレーム60が設けられていて、この第2昇降フレーム60と回転テーブル6との間にもばね部材61が設けられていて、第2昇降フレーム60も上方に引圧されている。
さらに、図7に示すように第2昇降フレーム60の下面にはH字型のスライドレール62が設けられており、このスライドレール62はH字型の凹部に係合する凸形状を有したスライドガイド63と摺動可能に係合している。そしてこのスライドガイド63は上記可動フレーム46の上面に設けられている。
したがって、上記可動フレーム46は第2昇降フレーム60と共に昇降し、さらにスライドガイド63がスライドレール62に対して移動することで、上記カセット23側に向けて進退動可能となっている。
そして、図5の状態は上記大径部53bがカムフォロア56と係合することで、第1、第2昇降フレーム57、60ならびに可動フレーム46が下降端に位置している状態を示している。
【0019】
次に、図5において上記可動フレーム46の左方には、上方に向けて支持フレーム66が設けられており、この支持フレーム66の上端と上記第1クランク54の腕部54aとが第1クランクシャフト67によって接続されている。
図5の状態は上記第1クランク54の腕部54aが回転テーブル6側に向けて水平となった状態を示しており、この状態では可動フレーム46が最も回転テーブル6側に位置し、吸着パッド47が折り曲げガイド44の上方に位置していることとなる。
以上のことから、上記保持機構41の吸着パッド47は図5の状態において最も回転テーブル6側に位置すると共に下降端に位置していることとなり、本実施例ではこの図5の状態で吸着パッド47が第1縦仕切り板2を開放して当該第1縦仕切り板2を折り曲げガイド44上に載置するようになっている。
【0020】
さらに、上記押し込み機構42の動作について説明すると、図7に示すように押し込み機構42は上記第2クランク55の腕部(図示せず)に第2クランクシャフト68を介して上記ロッド48と接続されており、このロッド48は回転テーブル6に固定されたスライドガイド69によって垂直方向にのみ昇降するようになっている。
また、上記プッシャ49の下面の形状は第1縦仕切り板2の連結部2bと同一形状となっており、プッシャ49の下面と連結部2bとを一致させてプッシャ49を下降させ、さらにこのプッシャ49を上記テーブル6aにおける第1ホルダ12の保持面12aの間に挿入することで、縦仕切り部2aが折り曲げ線2cで折れ曲がり、第1縦仕切り板2がコ字型に成形される。
【0021】
そして、上記構成による第1縦仕切り板装着ステーションAの第1縦仕切り板装着手段21と第1縦仕切り板供給手段22の動作について説明すると、図8は上記第1縦仕切り板装着手段21を作動させた際の吸着パッド47およびプッシャ49の位置についてのタイムチャートを示している。
このタイムチャートにおいて、横軸には回転軸52の回転角度が示され、縦軸にはそれぞれ吸着パッド47およびプッシャ49の位置や吸着パッド47による吸着/開放のタイミングが示されている。なお、最下段の「横仕切り板装着手段の吸着パッド」については、後述する横仕切り板装着手段221でのタイムチャートなので、ここでは無視する。
そして図8における、回転軸52が180°回転した状態は図5によって示されており、上記板カム53の大径部53bがカムフォロア56と係合することで、吸着パッド47が回転テーブル6側に位置すると共に下降端に位置し、プッシャ49がちょうど上死点と下死点の中間位置にあることを示している。ここでプッシャ49の中間位置とは、図5に示すような第1縦仕切り板2の若干上方の位置となっている。
そして回転軸52が180°回転している状態から時計回りに回転すると、上記板カム53は大径部53bから小径部53aへと徐変するので、カムフォロア56が第1昇降フレーム57と共にばね部材59に引圧されて上昇し、これと共に第2昇降フレーム60、可動フレーム46、吸着パッド47が上昇する。
これと同時に、第1クランク54は支持フレーム66と共に可動フレーム46を回転テーブル6側からカセット23側へと移動させてゆき、可動フレーム46は上記板カム53と第1クランク54によって上昇しながらカセット23側へと移動してゆく。
一方、プッシャ49は下降を開始しており、プッシャ49の下面は第1縦仕切り板2の連結部2bを下方に押圧している。このとき、第1縦仕切り板2の縦仕切り部2aは上記折り曲げガイド44によって支持されているので、第1縦仕切り板2は折り曲げ線2cから折れ曲がり、さらにプッシャ49が下降して連結部2bが折り曲げガイド44の狭小部44aに達すると、縦仕切り部2aはコ字型に折れ曲がる。
そして、さらに回転軸52が270°まで回転する間に、コ字型になった第1縦仕切り板2は折り曲げガイド44からさらにその下方に位置するテーブル6aの第1ホルダ12の保持面12aの間へと移動し、回転軸52が270°まで回転すると、プッシャ49は下死点であるテーブル6aの表面にまで到達して第1縦仕切り板2が第1ホルダ12に装着される。
【0022】
また、回転軸52が315°まで回転すると、再び板カム53の大径部53bがカムフォロア56と係合するので吸着パッド47が下降を開始し、これと同時に吸着パッド47の電磁弁が作動して吸着パッド47に負圧が生じる。一方、プッシャ49は上死点に向けて上昇を開始する。
そして回転軸52が360°(0°)まで回転すると、吸着パッド47はカセット23の真上に到達し、それと同時に吸着パッド47は下降端に達するのでカセット23の最上部にある第1縦仕切り板2が吸着される。このときプッシャ49はちょうど上死点と下死点の中間に位置している。
続いて回転軸52が45°まで回転する間に、板カム53の小径部53aがカムフォロア56と係合するので、吸着パッド47は第1縦仕切り板2を吸着したまま再び上昇すると共に回転テーブル6側に移動を開始し、回転軸52が90°まで回転すると、プッシャ49が上死点に到達する。
さらに、回転軸52が135°まで回転すると、板カム53の大径部53bがカムフォロア56と係合するので吸着パッド47は第1縦仕切り板2を吸着したまま再び下降を開始し、回転軸52が180°まで回転すると、吸着パッド47は折り曲げガイド44の上方に到達して、これと同時に吸着パッド47の電磁弁が作動して第1縦仕切り板2が開放され、第1縦仕切り板2は折り曲げガイド44上に載置される。
【0023】
次に第1縦仕切り板供給手段22では、上記吸着パッド47によってカセット23から第1縦仕切り板2が搬送されると、上記光学センサ38の投光器38aと受光器38bとの間の第1縦仕切り板2がなくなることで投光器38aからの光が受光器38bに受光されるようになる。
受光器38bが受光すると、サーボモータ35が作動して昇降フレーム36を介してフィンガ31を上昇させる。フィンガ31が上昇することにより第1縦仕切り板2が再び光学センサ38を遮光するので、受光器38bが光を受光しなくなったら再びサーボモータ35が停止される。
このようにしてフィンガ31が上昇し、フィンガ31上の最後の第1縦仕切り板2が搬送されてしまうと、受光器38bは常に投光器38aからの光を受光することになるが、このときには図示しないリミットスイッチが作動してサーボモータ35が停止し、フィンガ31の上昇も停止する。
サーボモータ35が停止したら、エアシリンダ37が縮退してカセット23と干渉しない位置に移動する。すると、サーボモータ35は先程とは逆方向に回転してフィンガ31を下降させ、フィンガ31がカセット23のガイド30の位置にまで下降したらリミットスイッチが入ってサーボモータ35が停止し、フィンガ31の下降も停止する。
【0024】
フィンガ31が下降する間に、供給コンベヤ25は空となったカセット23を搬送して上記回収コンベヤ26にまで当該カセット23を搬送し、回収コンベヤ26はこのカセット23を後工程へと搬送する。
一方、ストックコンベヤ24は第1縦仕切り板2の収容されたカセット23を供給コンベヤ25上に搬送し、供給コンベヤ25はこのカセット23をテーブル6aの停止位置に隣接した位置にまで搬送する。カセット23が当該位置に達すると、リミットスイッチが作動して供給コンベヤ25が停止し、カセット23も停止する。
このとき、第1縦仕切り板2の連結部2bの位置と第1縦仕切り板装着手段21のプッシャ49の位置とが、吸着パッド47の移動方向に対し同一直線状に整列するようになっており、吸着パッド47がこのカセット23から第1縦仕切り板2を搬送して折り曲げガイド44上に載置すると、この第1縦仕切り板2の連結部2bとプッシャ49の下面とが一致するようになっている。
カセット23が停止したら、昇降機構27のエアシリンダ37が伸展してフィンガ31をカセット23のガイド30部の位置へと挿入する。このときガイド30によってカセット23のベース28と第1縦仕切り板2との間には隙間があるので、フィンガ31を第1縦仕切り板2の下方に挿入することができる。
そしてフィンガ31が挿入されたら、再び上記光学センサ38が作動して受光器38bが光を受光したら、フィンガ31が第1縦仕切り板2によって光学センサ38の光が遮光されるまで第1縦仕切り板2を上昇させる。
【0025】
なお、上記第2縦仕切り板装着ステーションBの構成は第1縦仕切り板装着ステーションAと同じ構成となっており、この第2縦仕切り板装着ステーションBではテーブル6aの第2ホルダ13に第2縦仕切り板3を装着させるという点を除いて、全く同じ動作を行うようになっているので、この第2縦仕切り板装着ステーションBについての説明を省略する。
なお、本実施例に係る図中、第2縦仕切り板装着ステーションBに関する各部材の符号は、第1縦仕切り板装着ステーションAに関する各部材の符号に100を足したものとなっている。
【0026】
そして、図9は横仕切り板装着ステーションCについての図であり、この横仕切り板装着ステーションCには上記テーブル6aの第1、第2ホルダ12、13に装着された第1、第2縦仕切り板2,3に横仕切り板4を装着する横仕切り板装着手段221と、横仕切り板装着手段221に横仕切り板4を供給する横仕切り板供給手段222が設けられている。
なお、横仕切り板供給手段222については上記第1縦仕切り板供給手段22と同一の構成を有しているのでその説明を省略し、また横仕切り板装着手段221についても、その構成は大部分が上記第1縦仕切り板装着手段21と同一であるので、本実施例に係る図中、横仕切り板装着ステーションCに関する各部材の符号は、第1縦仕切り板装着ステーションAに関する各部材の符号に200を足したものとなっている。
【0027】
以下に第1縦仕切り板装着ステーションAと横仕切り板装着ステーションCの相違点を挙げると、テーブル6aの停止位置の上方には上記折り曲げガイド44と異なり、横仕切り板4を吸着パッド247から開放したときにこの横仕切り板4の切り込み4aが第1、第2縦仕切り板2,3における縦仕切り部2a、3aの切り込み2d、3dに係合されるようにする起立ガイド244が設けられている。
上記起立ガイド244は、図9に示すように上方に向けて拡大する断面逆ハ字型の断面を有し、その下方端の幅は上記縦仕切り部2a、3aの切り込み2d、3dの上端部と同一若しくはそれよりも狭く設定され、上方から落下する横仕切り板4の切り込み4aが縦仕切り部2a、3aの切り込み2d、3dと係合しやすいようになっている。
また、図10に示すように、カセット23側から見た起立ガイド244は、横仕切り板装着手段221が下降端に達したときにプッシャ249が起立ガイド244に干渉しないようにプッシャ249の位置にあわせて所定の間隔が設けられている。また、横仕切り板4の左右方向の位置がずれないよう、図示左右方向においても上方に向けて拡大するような逆ハ字型の断面となっている。
【0028】
さらに、図9に示すようにこの横仕切り板装着手段221では、吸着パッド247は回転軸252の回転方向と同じ方向に回転するようになっており、吸着パッド247は可動フレーム246の先端に軸支されたピニオン270に設けられ、このピニオン270は上記第1、第2昇降フレーム257、260と共に昇降する第3昇降フレーム271に設けたラック272と係合するようになっている。
そして、上記ラック272、ピニオン270は可動フレーム246が最も回転テーブル6側に移動し、なおかつ下降端に位置しているとき(図9、図10の状態)に、吸着パッド247の吸着面を垂直にし、なおかつ吸着パッド247に吸着された横仕切り板4の切り込み2dの位置が、下方に位置するテーブル6aに装着された第1、第2縦仕切り板2,3における縦仕切り部2aの切り込み2dのちょうど真上となるようになっている。
また、押し込み機構242におけるプッシャ249は、第1縦仕切り板装着手段21のプッシャ49とは異なり、下死点はテーブル6aの表面ではなく、横仕切り板4が縦仕切り部2aに係合して横仕切り板4の下端がテーブル6aに接触するまでとなっている。
すなわち、この横仕切り板装着手段221では、カセット23内を横倒し状態で搬送された横仕切り板4を上記ラック272、ピニオン270によって吸着パッド247ごと垂直に起立させ、その後に横仕切り板4を起立ガイド244に落下させて横仕切り板4の切り込み4aと縦仕切り部2aの切り込み2d、3dとが軽く係合したら、プッシャ249によって横仕切り板4と縦仕切り部2aとを完全に係合させるようになっている。
【0029】
以下に上記ピニオン270とラック272の動作を、図8のタイムチャートを用いて説明すると、この横仕切り板装着手段221においても上記吸着パッド247およびプッシャ249の昇降タイミングや吸着パッド247の吸着/開放のタイミングは上記第1縦仕切り板装着手段21と何ら変わりはない。
そして上記吸着パッド247およびプッシャ249の昇降タイミングや吸着パッド247の吸着/開放のタイミングに対し、吸着パッド247の吸着面が水平または垂直になるタイミングについてのタイミングについて説明すると、回転軸252が180度回転した時、即ち図9、図10のときには、吸着パッド247の吸着面は垂直となっており、このとき吸着パッド247の電磁弁が作動して横仕切り板4が落下するようになっている。
ここから回転軸252が270°まで回転するとプッシャ249が下死点に達して横仕切り板4を完全に縦仕切り部2a、3aに係合させ、360°回転したときに吸着パッド247の吸着面が水平となる。
回転軸52が360°(0°)まで回転すると、吸着パッド247は下死点に達し、このとき既に吸着パッド247は負圧を発生しているので、吸着パッド247はカセット23の最上部に位置する横仕切り板4を吸着する。
そしてさらに回転軸252が180°まで回転すると、吸着パッド247は再び横仕切り板4を垂直に吸着し、当該位置で横仕切り板4を開放して横仕切り板4が落下するようになっている。
【0030】
そして、排出ステーションDについて説明すると、図2に示すように、排出ステーションDには回転テーブル6に設けられたエアシリンダ71と、当該エアシリンダ71によって回転テーブル6の外周側に向けて進退動するプッシャ72と、テーブル6aの停止位置に隣接して設けられた排出コンベヤ73とが備えられている。
排出ステーションDに完成した中仕切り1の載置されたテーブル6aが停止すると、エアシリンダ71が作動し、プッシャ72が中仕切り1を上記排出コンベヤ73へと押圧するようになっており、排出コンベヤ73は中仕切り1を図示しない後工程へと搬送してゆく。
【0031】
そして、上記中仕切り組立装置5によって中仕切り1を組み立てる手順を図11を用いて説明すると、第1縦仕切り板装着ステーションAにおいて、第1縦仕切り板装着手段21はカセット23内に収容された第1縦仕切り板2のうち、最上部に位置する第1縦仕切り板2を吸着して、テーブル6aの第1ホルダ12の上方に位置する折り曲げガイド44の上方に載置する。
すると、プッシャ49が下降して第1縦仕切り板2をプッシャ49と折り曲げガイド44によってコ字型に成形し、さらにプッシャ49は第1縦仕切り板2を下降させて第1ホルダ12に装着する。
第1縦仕切り板2がコ字型に成形されたら、回転テーブル6はテーブル6aを第1縦仕切り板装着ステーションAと第2縦仕切り板装着ステーションBの間の停止位置で停止させた後、第2縦仕切り板装着ステーションBへと移動させる。
この第2縦仕切り板装着ステーションBでは、テーブル6aの第2ホルダ13の上方に折り曲げガイド144が設けられており、第2縦仕切り板装着手段121はカセット23内に収容された第2縦仕切り板3のうち最上部に位置する第2縦仕切り板3を吸着して、折り曲げガイド144の上方に載置する。
すると、プッシャ149が下降して第2縦仕切り板3をプッシャ149と折り曲げガイド144によってコ字型に成形し、さらにプッシャ149は第2縦仕切り板3を折り曲げガイド144より下降させて第2ホルダ13に装着する。
【0032】
第1、第2縦仕切り板2,3がそれぞれ第1、第2ホルダ12、13に装着されたら、回転テーブル6はテーブル6aを第2縦仕切り板装着ステーションBと横仕切り板装着ステーションCの間の停止位置で停止させた後、横仕切り板装着ステーションCへと移動させる。
横仕切り板装着ステーションCでは横仕切り板装着手段221がカセット23内に収容された横仕切り板4のうち最上部に位置する横仕切り板4を吸着して、ここでは図示しない起立ガイド244の上方に載置する。
この際、横仕切り板装着手段221のラック272とピニオン270によって吸着パッド247が回転し、吸着パッド247ごと横仕切り板4が垂直に起立した状態となり、この状態からこの横仕切り板4が落下されると、起立ガイド244によって横仕切り板4の切り込み4aと第1、第2縦仕切り板2,3における縦仕切り部2a、3aの切り込み2d、3dとが係合する。
その後、プッシャ249が下降して横仕切り板4を上方から押圧し、横仕切り板4と縦仕切り部2aとを完全に係合させて、中仕切り1を完成させる。
中仕切り1が完成したら、回転テーブル6はテーブル6aを横仕切り板装着ステーションCと排出ステーションDの間の停止位置で停止させた後、排出ステーションDへと移動させる。
排出ステーションDではプッシャ72が中仕切り1をテーブル6aから排出コンベヤ73へと押圧して、この排出された中仕切り1は図示しない後工程へと搬送される。
【0033】
以上のように、本発明によれば自動的に中仕切り1を組み立てることができる。また、本実施例のように、回転テーブル6を用いることで、省スペースでの作業が可能であり、さらに折り曲げガイド44を用いることにより、単に縦仕切り板の連結部を押圧するだけで縦仕切り板をコ字型に形成することができる。
なお、本実施例における中仕切り1は2列5行の合計で10の仕切りとなっているが、上記各作業ステーションの間におけるテーブル6aの停止位置を用いたり、回転テーブル6の停止位置を増やしたりすることで、縦仕切り部2aの切り込み2dを増やして横仕切り板4を複数にしたり、縦仕切り板の数を増やしたりすることで仕切りの数を増加させることも容易に可能である。
また、上記実施例における第1縦仕切り板装着手段21は保持機構41と押し込み機構42とを備えているが、保持機構41が押し込み機構42の代わりに第1縦仕切り板2を上方から押圧してこの第1縦仕切り板2をコ字型に成形すると共にこの第1縦仕切り板2を上記第1ホルダ12に移動させるようにしてもよく、その構成を上記第2縦仕切り板装着手段121に適用することも可能である。
【0034】
【発明の効果】
本発明における中仕切りの組立方法およびその装置によれば、自動的でしかも簡単な工程で中仕切りを組み立てることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中仕切りを構成する第1、第2縦仕切り板(a)と横仕切り板(b)を示す図。
【図2】本実施例の中仕切り組立装置を示す平面図。
【図3】回転テーブルを側面から見た断面図。
【図4】中仕切りを搬送するテーブルを示す斜視図。
【図5】第1縦仕切り板装着ステーションを示す側面図。
【図6】カセットおよび昇降機構を示す平面図。
【図7】第1縦仕切り板装着手段を示す正面図。
【図8】第1縦仕切り板装着ステーション(横仕切り板装着ステーション)における吸着パッドとプッシャの作動に関するタイムチャート。
【図9】横仕切り板装着ステーションを示す側面図。
【図10】横仕切り板装着手段を示す正面図。
【図11】本実施例における中仕切りの組み立て手順を示す該略図。
【符号の説明】
1 中仕切り 2 第1縦仕切り板
3 第2縦仕切り板 4 横仕切り板
5 中仕切り組立装置 6 回転テーブル
6a テーブル 12 第1ホルダ
13 第2ホルダ 21 第1縦仕切り板装着手段
22 第1縦仕切り板供給手段 23 カセット
41 保持機構 42 押し込み機構
44 折り曲げガイド 121 第2縦仕切り板装着手段
122 第2縦仕切り板供給手段 221 横仕切り板装着手段
222 横仕切り板供給手段 244 起立ガイド
A 第1縦仕切り装着ステーション B 第2縦仕切り装着ステーション
C 横仕切り装着ステーション D 排出ステーション
Claims (6)
- 両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第1縦仕切り板を、該第1縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形する工程と、
両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第2縦仕切り板を、該第2縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形するとともに、これら第1縦仕切り板と第2縦仕切り板の各縦仕切り部を所定の間隔で並列させる工程と、
シート状の横仕切り板を上記各縦仕切り部に装着して、該横仕切り板と第1縦仕切り板及び第2縦仕切り板とによって中仕切りを形成することを特徴とする中仕切り組み立て方法。 - 上記各縦仕切り部のそれぞれに形成されて上記横仕切板に係合する切り込みと、上記横仕切り板に複数形成されてそれぞれ上記縦仕切り部に係合する切り込みとの少なくともいずれか一方が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の中仕切り組み立て方法。
- 両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第1縦仕切り板を、該第1縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形して支持手段に保持させる第1縦仕切り板装着手段と、
両側の縦仕切り部とこれら縦仕切り部を連結する中央の連結部とを有するシート状の第2縦仕切り板を、該第2縦仕切り板における上記両側の縦仕切り部を同一方向に折り曲げてコ字型に成形するとともに、該第2縦仕切り板の縦仕切り部を上記第1縦仕切り板の縦仕切り部と並列させて上記支持手段に保持させる第2縦仕切り板装着手段と、
上記支持手段に保持された第1縦仕切り板の縦仕切り部と第2縦仕切り板の縦仕切り部とにシート状の横仕切り板を装着する横仕切り板装着手段とを備えることを特徴とする中仕切り組み立て装置。 - 上記第1縦仕切り板装着手段又は第2縦仕切り板装着手段は、シート状の縦仕切り板を保持する保持手段と、シート状の縦仕切り板における両側の縦仕切り部にそれぞれ接触する一対の折り曲げガイドと、上記保持手段を移動させる移動手段とを備え、
上記移動手段は保持手段を移動させて縦仕切り板を上記折り曲げガイドに移動させ、保持手段は保持した縦仕切り板の連結部を一対の折り曲げガイド間に通過させると共に、各縦仕切り部を各折込ガイドで折り曲げさせて上記支持手段に受け渡すことを特徴とする請求項3に記載の中仕切り組み立て装置。 - 上記第1縦仕切り板装着手段又は第2縦仕切り板装着手段は、シート状の縦仕切り板を保持する保持手段と、シート状の縦仕切り板における両側の縦仕切り部にそれぞれ接触する一対の折り曲げガイドと、上記保持手段を移動させる移動手段と、上記折り曲げガイドの上方に配置された押し込み手段とを備え、
上記移動手段は保持手段を移動させて縦仕切り板を上記折り曲げガイドへと移動させ、押し込み手段は縦仕切り板の連結部を一対の折り曲げガイド間に通過させると共に、各縦仕切り部を各折り曲げガイドで折り曲げさせて上記支持手段に受け渡すことを特徴とする請求項3に記載の中仕切り組立装置。 - 上記支持手段は、間欠的に回転駆動される回転テーブルに等間隔で複数個設けられ、支持手段の間欠停止位置に、上記第1縦仕切り板装着手段、第2縦仕切り板装着手段および横仕切り板装着手段が順次配置されていることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の中仕切り組み立て装置。
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JP2002370839A JP2004195945A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 中仕切り組み立て方法およびその装置 |
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CN111015162A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-17 | 东莞华贝电子科技有限公司 | 一种隔板组装装置 |
CN111874346A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-11-03 | 贵州科伦药业有限公司 | 一种新型纸箱隔板放置装置 |
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2002
- 2002-12-20 JP JP2002370839A patent/JP2004195945A/ja active Pending
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CN111015162A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-17 | 东莞华贝电子科技有限公司 | 一种隔板组装装置 |
CN111015162B (zh) * | 2019-12-24 | 2021-01-08 | 东莞华贝电子科技有限公司 | 一种隔板组装装置 |
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