JP2004195524A - スクリュープレス - Google Patents

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寛幸 松井
Masahiro Kemizaki
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

【課題】排出口から排出される汚泥のケーキの含水率を従来よりも安定させることが可能なスクリュープレスを提供する。
【解決手段】濾過筒2内に設けられた回転自在なスクリュー軸3の外周に、供給口7から供給された汚泥を排出口8へ送る主スクリュー羽根9と副スクリュー羽根10とが設けられ、主スクリュー羽根9は、所定ピッチPで、スクリュー軸3の供給口側端部から排出口側端部にわたり設けられ、副スクリュー羽根10は、主スクリュー羽根9と同ピッチPで且つ円周方向に180°位相をずらして、スクリュー軸3の供給口側端部と排出口側端部との間の中間部から排出口側端部にわたり設けられ、副スクリュー羽根10に複数の切欠部11が形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水汚泥や工業排水汚泥等の被圧搾物を圧搾して脱水するスクリュープレスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスクリュープレスとしては、螺旋翼を二条巻回したものがある。すなわち、図5に示すように、外筒35(濾過筒)内に回転自在な送り軸36(スクリュー軸)が同心状に支架され、外筒35の一端に、汚泥を供給するホッパー37が設けられ、外筒35の他端に、脱水された汚泥を排出する排出口38が形成されている。
【0003】
また、上記外筒35には、汚泥から脱水分離された脱水濾液を排出する複数の脱水濾液排出孔41,42が形成されており、外筒35の一端部から一定の範囲が濾過ゾーンAとして設定され、残りの範囲(すなわち濾過ゾーンAと排出口38との間の範囲)が圧搾ゾーンBとして設定されている。上記濾過ゾーンAにおいては、汚泥を主に重力濾過(低圧濾過)によって脱水し、上記圧搾ゾーンBにおいては、汚泥を主に圧搾(高圧濾過)によって脱水するため、通常、濾過ゾーンAにおける脱水濾液排出孔41の直径は、圧搾ゾーンBにおける脱水濾液排出孔42の直径よりも大きく形成されている。
【0004】
また、上記送り軸36の外周には、ホッパー37から外筒35内に供給された汚泥を排出口38へ送る二条の螺旋翼39,40(スクリュー羽根)が設けられている。これら第1および第2の螺旋翼39,40は、共に、送り軸36の始端部から終端部にわたって設けられている。また、第2の螺旋翼40は、第1の螺旋翼39と同ピッチPであり、第1の螺旋翼39に対して円周方向に位相が180°ずれている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
これによると、送り軸36を回転し、汚泥をホッパー37から外筒35内に供給することによって、上記汚泥は、送り軸36と一体に回転する第1および第2の螺旋翼39,40で搬送されながら圧搾されて脱水され、ケーキとして排出口38から排出される。
【0006】
このような脱水の際、二条に設けた螺旋翼39,40を用いることにより、一条の螺旋翼のみを用いた場合に比べて、汚泥に対する螺旋翼面の加圧面積が増大し、これにより、汚泥に対する圧密力が増加するため、排出口38から排出されるケーキの含水率が低下する。
【0007】
また、送り軸36に対する第1および第2の螺旋翼39,40のそれぞれのピッチは、一条の螺旋翼のみを設けた場合と同じピッチ(=P)であるため、二条に設けた螺旋翼39,40を用いた場合の汚泥の搬送能力(汚泥の処理能力)は、一条の螺旋翼のみを設けた場合の搬送能力とほぼ同じになり、搬送能力が低下することはない。
【0008】
【特許文献1】
実開平5−13693号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、外筒35内に供給された汚泥は第1および第2の螺旋翼39,40の前面39a,40aによって排出口38に向けて押圧されるため、両螺旋翼39,40の前面39a,40a側にある汚泥が後面39b,40b側にある汚泥よりも強く圧搾され、これにより、両螺旋翼39,40の前面39a,40aに低水分のケーキが形成されるのに対して、両螺旋翼39,40の後面39b,40bには高水分のケーキが形成され、この状態で排出口38から排出される。このように、第1および第2の螺旋翼39,40の前面39a,40aと後面39b,40bでのケーキ含水率に差が生じ、このため、排出口38から排出されたケーキの含水率が不安定になるといった問題がある。
【0010】
また、第2の螺旋翼40が送り軸36の始端部付近にも設けられているため、送り軸36の始端部付近すなわち上記濾過ゾーンAにおける汚泥の圧搾力が増大し、濾過ゾーンAにおける汚泥の含水率が初期濾過に適した含水率レベルよりも過剰に低下してしまう。さらに、濾過ゾーンAの脱水濾液排出孔41は圧搾ゾーンBの脱水濾液排出孔42よりも大口径であるため、上記のような汚泥の圧搾力の増大によって上記脱水濾液排出孔41から漏出する汚泥量が増加し、SS回収率が大幅に低下してしまうといった問題もある。
【0011】
本発明は、排出口から排出される被圧搾物のケーキの含水率を、従来よりも安定させ、さらに低下させることが可能なスクリュープレスを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本第1発明のスクリュープレスは、濾過筒内に回転自在なスクリュー軸が設けられ、上記スクリュー軸の外周に、供給口から濾過筒内に供給された被圧搾物を排出口へ送る主スクリュー羽根と副スクリュー羽根とが設けられ、上記主スクリュー羽根は所定ピッチでスクリュー軸に巻回され、上記副スクリュー羽根は主スクリュー羽根に対して円周方向に位相をずらせてスクリュー軸に巻回され、上記主スクリュー羽根と副スクリュー羽根とのいずれかに、切欠部が形成されているものである。
【0013】
これによると、スクリュー軸を回転し、被圧搾物を供給口から濾過筒内に供給することによって、上記被圧搾物は、スクリュー軸と一体に回転する主スクリュー羽根と副スクリュー羽根とで搬送されながら圧搾されて脱水され、排出口から排出される。
【0014】
この際、切欠部を備えたスクリュー羽根(すなわち主スクリュー羽根と副スクリュー羽根とのいずれか)の前面(排出口側に向いた面)の低水分の固いケーキが、切欠部を通って上記スクリュー羽根の後面(供給口側に向いた面)へ送られ、上記スクリュー羽根の後面の高水分のケーキと混合される。このため、上記切欠部を備えたスクリュー羽根の前面と後面でのケーキ含水率の差が減少し、排出口から排出されるケーキの含水率が安定する。
【0015】
さらに、スクリュー軸が回転した際、切欠部の回転方向に向いた端面が汚泥に剪断力を加えるため、ケーキの含水率をより一層低下させることができる。
また、本第2発明のスクリュープレスは、主スクリュー羽根は供給口側端部から排出口側端部にわたって設けられ、副スクリュー羽根は、主スクリュー羽根と同ピッチであり、且つ、供給口側端部と排出口側端部との間の中途部から排出口側端部にわたって設けられ、切欠部は上記副スクリュー羽根に形成されているものである。
【0016】
これによると、主スクリュー羽根のみが設けられている範囲では、汚泥に対するスクリュー羽根面の加圧面積が増加しないため、汚泥に過大な圧密力がかからず、したがって、ケーキの含水率が過剰に低下することがない。このため、スクリュー軸の始端部(すなわち供給口側端部)付近における汚泥の漏出量が増加することはなく、従来のようにSS回収率が大幅に低下するといった不具合を防止することができる。
【0017】
また、主スクリュー羽根と副スクリュー羽根とを共に設けた範囲では、汚泥に対するスクリュー羽根面の加圧面積が、主スクリュー羽根のみを設けた範囲と比較して、増加している。このため、汚泥にかかる圧密力が増大し、排出口から排出されるケーキの含水率を低下させることができる。
【0018】
また、脱水時、上記主スクリュー羽根と副スクリュー羽根とが共に設けられている範囲では、副スクリュー羽根の前面(排出口側に向いた面)の低水分の固いケーキが、切欠部を通って副スクリュー羽根の後面(供給口側に向いた面)へ送られ、副スクリュー羽根の後面の高水分のケーキと混合される。このため、上記副スクリュー羽根の前面と後面でのケーキ含水率の差が減少し、排出口から排出されるケーキの含水率が安定する。
【0019】
さらに、切欠部を副スクリュー羽根に形成しているため、上記切欠部の形成箇所における被圧搾物は、切欠部を挟んで供給口側と排出口側とで対向する主スクリュー羽根の1ピッチ分の長さの空間内で圧搾される。これにより、上記切欠部の形成箇所における圧搾効率は、主スクリュー羽根のみが設けられている場合の圧搾効率と同等になり、切欠部の形成によって圧搾効率が低下することはない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
1は、被圧搾物の一例である汚泥を圧搾して脱水するスクリュープレスであり、次のように構成されている。
【0021】
水平方向に配置された円筒状の濾過筒2の内部には、回転自在なスクリュー軸3が同心状に挿入されている。上記スクリュー軸3は、供給側が小口径でかつ排出側が大口径となるテーパー状に形成され、モータ12等の駆動装置によって回転駆動される。
【0022】
上記スクリュー軸3の一端には、汚泥を濾過筒2内へ供給する供給管6が継ぎ手(図示せず)を介して接続されている。また、スクリュー軸3の一端部には、スクリュー軸3の外周面に開口しかつ上記供給管6内に連通する供給口7が形成されている。さらに、濾過筒2の他端には、脱水された汚泥を濾過筒2内から排出する排出口8が形成されている。
【0023】
上記スクリュー軸3の外周には、供給口7から濾過筒2の一端部内に供給された汚泥を濾過筒2の他端部の排出口8へ送る主スクリュー羽根9と副スクリュー羽根10とが巻回されている。上記主スクリュー羽根9は、スクリュー軸3の供給口側端部から排出口側端部にわたって所定ピッチPで設けられている。また、上記副スクリュー羽根10は、スクリュー軸3の供給口側端部と排出口側端部との間の中間部から排出口側端部にわたって上記主スクリュー羽根9と同ピッチPで設けられ、且つ、上記主スクリュー羽根9に対して円周方向に位相が180°ずれている。これにより、主スクリュー羽根9と副スクリュー羽根10との間隔はP/2となる。
【0024】
また、上記副スクリュー羽根10には、複数の切欠部11が形成されている。これら切欠部11の数は副スクリュー羽根10の一巻き当りにおいて2〜4箇所程度に設定されており、図3は切欠部11を2箇所形成した場合を示し、図4は切欠部11を4箇所形成した場合を示している。また、スクリュー軸3の軸線3aを中心とした各切欠部11の中心角度αは30〜90°程度に設定されている。
【0025】
上記濾過筒2には、汚泥から脱水分離された脱水濾液を排出する複数の脱水濾液排出孔14,15が形成されている。また、図1に示すように、上記主スクリュー羽根9のみが設けられている範囲を濾過ゾーンAとし、主スクリュー羽根9と副スクリュー羽根10とが共に設けられている範囲を圧搾ゾーンBとすると、上記濾過ゾーンA内に形成された脱水濾液排出孔14の直径は圧搾ゾーンB内に形成された脱水濾液排出孔15の直径よりも大きく形成されている。これにより、上記濾過ゾーンAでは、圧搾の圧力は低いが有効濾過面積は大きくなり、圧搾ゾーンBでは、圧搾の圧力は高いが有効濾過面積は小さくなる。
【0026】
また、上記排出口8には、この排出口8に対向したテーパー面を有する背圧板17が配置されており、この背圧板17は複数のシリンダー装置18によって排出口8に向けて出退自在に構成され、排出口8に対向して作用させる圧力を調整することにより圧搾力(脱水力)を制御する。
【0027】
以下、上記構成における作用を説明する。
モータ12でスクリュー軸3を回転し、汚泥を供給口7から濾過筒2内に供給することによって、上記汚泥は、スクリュー軸3と一体に回転する主スクリュー羽根9と副スクリュー羽根10とによって搬送されながら圧搾されて脱水され、ケーキとして排出口8から排出される。
【0028】
この際、先ず、濾過ゾーンAの範囲内で、汚泥は、主スクリュー羽根9のみによって搬送されながら、上記軸線3aの方向において主スクリュー羽根9の1ピッチP分の長さの空間内で圧搾される。この場合、脱水濾液排出孔14が大口径であるため、圧搾の圧力は低いが有効濾過面積が大きくなり、したがって、汚泥は、主に重力濾過によって脱水され、脱水濾液は脱水濾液排出孔14から排出される。
【0029】
尚、上記濾過ゾーンAの範囲においては、副スクリュー羽根10を設けていないため、汚泥に対する加圧面積は主スクリュー羽根9のみとなり、汚泥に過大な圧密力がかからない。これにより、ケーキの含水率が過剰に低下することがなく、したがって、スクリュー軸3の始端部(すなわち供給口7側端部)付近における汚泥の漏出量が増加することはなく、従来のようにSS回収率が大幅に低下するといった不具合を防止することができる。
【0030】
その後、圧搾ゾーンBの範囲内で、汚泥は、主スクリュー羽根9と副スクリュー羽根10とによって搬送されながら、主スクリュー羽根9と副スクリュー羽根10との間の空間内で圧搾される。この際、脱水濾液排出孔15が小口径であるため、有効濾過面積は小さいが圧搾の圧力がより一層高くなり、汚泥は主に圧搾によって脱水され、脱水濾液は脱水濾液排出孔15から排出される。この場合、主スクリュー羽根9の1ピッチP分の長さの空間内の汚泥に対して圧密を行う加圧面積は、副スクリュー羽根10を設けたことにより増加するため、汚泥にかかる圧搾力が増大し、排出口8から排出されるケーキの含水率を低下させることができる。
【0031】
また、上記圧搾ゾーンBの範囲内では、図2の矢印イで示すように、副スクリュー羽根10の前面10a(排出口8側に向いた面)の低水分の固いケーキが、切欠部11を通って副スクリュー羽根10の後面10b(供給口7側に向いた面)へ送られ、上記後面10bの高水分のケーキと混合される。このため、副スクリュー羽根10の前面10aと後面10bでのケーキ含水率の差が減少し、これにより、排出口8から排出されるケーキの含水率が従来よりも安定し、また、ケーキがスクリュー軸3と共回りしてしまうのを防止することができ、排出口8からのケーキの排出量が安定する。
【0032】
さらに、上記切欠部11の形成箇所では、汚泥は、上記切欠部11を挟んで供給口7側と排出口8側とで対向する主スクリュー羽根9の1ピッチP分の長さの空間内で圧搾される。このため、切欠部11の形成によって圧搾効率が低下することはない。
【0033】
また、スクリュー軸3が回転した際、切欠部11の回転方向に向いた端面が、上記軸線3aに直交する断面に沿った剪断力を汚泥に加えるため、ケーキ含水率をより一層低下させることができる。
【0034】
上記実施の形態では、スクリュー軸3に二条のスクリュー羽根(すなわち、一条の主スクリュー羽根9と一条の副スクリュー羽根10)を巻回したが、副スクリュー羽根10を複数条設けて、三条以上の複数条のスクリュー羽根を巻回してもよい。
【0035】
上記実施の形態では、副スクリュー羽根10をスクリュー軸3の供給口側端部と排出口側端部との間の中間部から排出口側端部にわたって設けたが、主スクリュー羽根9と同様に、スクリュー軸3の供給口側端部から排出口側端部にわたって設けてもよい。この場合、切欠部11を主スクリュー羽根9に形成してもよい。
【0036】
上記実施の形態では、切欠部11を副スクリュー羽根10に形成しているが、圧搾ゾーンBの範囲内において、切欠部11を主スクリュー羽根9に形成してもよい。
【0037】
上記実施の形態では、図1に示すように、供給口7をスクリュー軸3の一端部に形成しているが、濾過筒2の一端部に形成してもよい。
上記実施の形態では、図3,図4に示すように、切欠部11を一巻き当り2箇所又は4箇所形成しているが、これ以外の複数箇所又は1箇所のみ形成してもよい。
【0038】
上記実施の形態では、被圧搾物の一例として汚泥を挙げたが、汚泥に限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によると、被圧搾物を濾過筒内に供給して脱水している際、切欠部を備えたスクリュー羽根の前面と後面でのケーキ含水率の差が減少し、排出口から排出されるケーキの含水率が安定する。
【0040】
さらに、スクリュー軸が回転した際、切欠部の回転方向に向いた端面が汚泥に剪断力を加えるため、ケーキの含水率をより一層低下させることができる。
また、本第2発明によると、被圧搾物を濾過筒内に供給して脱水している際、副スクリュー羽根の前面と後面でのケーキ含水率の差が減少し、排出口から排出されるケーキの含水率が安定する。
【0041】
さらに、主スクリュー羽根のみが設けられている範囲では、汚泥に対するスクリュー羽根面の加圧面積が増加しないため、汚泥に過大な圧密力がかからず、したがって、ケーキの含水率が過剰に低下することがない。このため、スクリュー軸の始端部(すなわち供給口側端部)付近における汚泥の漏出量が増加することはなく、従来のようにSS回収率が大幅に低下するといった不具合を防止することができる。
【0042】
また、主スクリュー羽根と副スクリュー羽根とを共に設けた範囲では、汚泥に対するスクリュー羽根面の加圧面積が、主スクリュー羽根のみを設けた範囲と比較して、増加している。このため、汚泥にかかる圧密力が増大し、排出口から排出されるケーキの含水率を低下させることができる。
【0043】
さらに、副スクリュー羽根の切欠部の形成箇所では、被圧搾物は、切欠部を挟んで供給口側と排出口側とで対向する主スクリュー羽根の1ピッチ分の長さの空間内で圧搾される。このため、切欠部の形成によって圧搾効率が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるスクリュープレスの図である。
【図2】同、スクリュープレスの副スクリュー羽根の切欠部形成箇所の拡大図である。
【図3】図2におけるX−X矢視図であり、切欠部を2箇所形成した場合を示す。
【図4】同、スクリュープレスの切欠部を4箇所形成した場合の図である。
【図5】従来のスクリュープレスの図である。
【符号の説明】
1 スクリュープレス
2 濾過筒
3 スクリュー軸
7 供給口
8 排出口
9 主スクリュー羽根
10 副スクリュー羽根
11 切欠部
P ピッチ

Claims (2)

  1. 濾過筒内に回転自在なスクリュー軸が設けられ、上記スクリュー軸の外周に、供給口から濾過筒内に供給された被圧搾物を排出口へ送る主スクリュー羽根と副スクリュー羽根とが設けられ、上記主スクリュー羽根は所定ピッチでスクリュー軸に巻回され、上記副スクリュー羽根は主スクリュー羽根に対して円周方向に位相をずらせてスクリュー軸に巻回され、上記主スクリュー羽根と副スクリュー羽根とのいずれかに、切欠部が形成されていることを特徴とするスクリュープレス。
  2. 主スクリュー羽根は供給口側端部から排出口側端部にわたって設けられ、副スクリュー羽根は、主スクリュー羽根と同ピッチであり、且つ、供給口側端部と排出口側端部との間の中途部から排出口側端部にわたって設けられ、切欠部は上記副スクリュー羽根に形成されていることを特徴とする請求項1記載のスクリュープレス。
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