JP2003062694A - スクリュープレス及びこれを用いた汚泥の脱水方法 - Google Patents
スクリュープレス及びこれを用いた汚泥の脱水方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄を必要とせずに連続的に脱水を行なうこ
とができるスクリュープレスと、このスクリュープレス
を用いて高い含水率とＳＳ回収率を保ちながら汚泥の脱
水を行なうことができる汚泥の脱水方法とを提供する。 【解決手段】 筒状のスクリーン１の内部にその内周面
に沿って回転するスクリュー羽根２を設けたスクリュー
プレスにおいて、スクリーン１の外周に濾液室４を設け
るとともに、スクリュー羽根２の先端に濾液室４内の濾
液をスクリーン１を介してスクリュー軸３内に吸引する
透孔５を設ける。スクリュー軸３の端部に濾液排出ポン
プ８を接続し、センサ２２，２３間の差圧を一定に保ち
ながら濾液を排出する。
とができるスクリュープレスと、このスクリュープレス
を用いて高い含水率とＳＳ回収率を保ちながら汚泥の脱
水を行なうことができる汚泥の脱水方法とを提供する。 【解決手段】 筒状のスクリーン１の内部にその内周面
に沿って回転するスクリュー羽根２を設けたスクリュー
プレスにおいて、スクリーン１の外周に濾液室４を設け
るとともに、スクリュー羽根２の先端に濾液室４内の濾
液をスクリーン１を介してスクリュー軸３内に吸引する
透孔５を設ける。スクリュー軸３の端部に濾液排出ポン
プ８を接続し、センサ２２，２３間の差圧を一定に保ち
ながら濾液を排出する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリュープレス
及びこのスクリュープレスを用いた汚泥の脱水方法に関
するものである。
及びこのスクリュープレスを用いた汚泥の脱水方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、凝集汚泥の脱水装置として図
２に示すようなスクリュープレスが用いられている。こ
のスクリュープレスは、外周に螺旋状のスクリュー羽根
を立設したコーン状のスクリュー軸を円筒状のドラムス
クリーンの内部に回転自在に設けたものであり、スクリ
ュー軸は中空として内外を連通する透孔が多数設けられ
ている。ドラムスクリーンを固定した状態でスクリュー
軸を回転させると、スクリュー軸の一端から送入された
汚泥は連通孔からスクリーンとスクリュー軸の間の空間
に入り、スクリュー羽根によって出口側へ移送される間
に脱水される。この脱水は、ドラムスクリーンとスクリ
ュー軸との間の空間が出口側に向かって次第に狭くなる
ことと、スクリュー羽根による押圧力とによって行わ
れ、水分はスクリーンとスクリュー軸の透孔を通過し、
濾液受け及び濾液配管から取り出される。脱水された汚
泥の圧力で出口側の蓋体が左方向に押圧して開き、脱水
汚泥が外部に排出されるようになっている。
２に示すようなスクリュープレスが用いられている。こ
のスクリュープレスは、外周に螺旋状のスクリュー羽根
を立設したコーン状のスクリュー軸を円筒状のドラムス
クリーンの内部に回転自在に設けたものであり、スクリ
ュー軸は中空として内外を連通する透孔が多数設けられ
ている。ドラムスクリーンを固定した状態でスクリュー
軸を回転させると、スクリュー軸の一端から送入された
汚泥は連通孔からスクリーンとスクリュー軸の間の空間
に入り、スクリュー羽根によって出口側へ移送される間
に脱水される。この脱水は、ドラムスクリーンとスクリ
ュー軸との間の空間が出口側に向かって次第に狭くなる
ことと、スクリュー羽根による押圧力とによって行わ
れ、水分はスクリーンとスクリュー軸の透孔を通過し、
濾液受け及び濾液配管から取り出される。脱水された汚
泥の圧力で出口側の蓋体が左方向に押圧して開き、脱水
汚泥が外部に排出されるようになっている。
【０００３】しかしこのスクリュープレスは、ドラムス
クリーン及び透孔が目詰まりして次第に脱水効率が低下
するので、ドラムスクリーンの上部とスクリュー軸内部
に設けた洗浄装置に高圧の洗浄水を供給しつつ、ドラム
スクリーンとスクリュー軸を回転させて浄する必要があ
った。このため、洗浄のために定期的に運転を停止させ
なければならないという問題があり、また大量の洗浄水
と長い洗浄時間を要するという問題があった。更に、脱
水汚泥の含水率を低下させるためには加圧力を高める必
要があり、それに伴って多量のＳＳが濾液とともに流失
し、ＳＳ回収率が低下するという問題があった。
クリーン及び透孔が目詰まりして次第に脱水効率が低下
するので、ドラムスクリーンの上部とスクリュー軸内部
に設けた洗浄装置に高圧の洗浄水を供給しつつ、ドラム
スクリーンとスクリュー軸を回転させて浄する必要があ
った。このため、洗浄のために定期的に運転を停止させ
なければならないという問題があり、また大量の洗浄水
と長い洗浄時間を要するという問題があった。更に、脱
水汚泥の含水率を低下させるためには加圧力を高める必
要があり、それに伴って多量のＳＳが濾液とともに流失
し、ＳＳ回収率が低下するという問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決し、洗浄を必要とせずに連続的に脱水を行なうこ
とができるスクリュープレスと、このスクリュープレス
を用いて高い脱水性とＳＳ回収率を保ちながら汚泥の脱
水を行なうことができる汚泥の脱水方法とを提供するた
めになされたものである。
を解決し、洗浄を必要とせずに連続的に脱水を行なうこ
とができるスクリュープレスと、このスクリュープレス
を用いて高い脱水性とＳＳ回収率を保ちながら汚泥の脱
水を行なうことができる汚泥の脱水方法とを提供するた
めになされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めになされた本発明のスクリュープレスは、筒状のスク
リーンの内部にその内周面に沿って回転するスクリュー
羽根を設けたスクリュープレスにおいて、スクリーンの
外周に濾液室を設けるとともに、スクリュー羽根の先端
に濾液室内の濾液をスクリーンを介してスクリュー軸内
に吸引する透孔を設け、またスクリュー軸の端部に濾液
排出ポンプを接続したことを特徴とするものである。な
お、スクリュー羽根の入口側部分を２条羽根とすること
が好ましい。
めになされた本発明のスクリュープレスは、筒状のスク
リーンの内部にその内周面に沿って回転するスクリュー
羽根を設けたスクリュープレスにおいて、スクリーンの
外周に濾液室を設けるとともに、スクリュー羽根の先端
に濾液室内の濾液をスクリーンを介してスクリュー軸内
に吸引する透孔を設け、またスクリュー軸の端部に濾液
排出ポンプを接続したことを特徴とするものである。な
お、スクリュー羽根の入口側部分を２条羽根とすること
が好ましい。
【０００６】また、請求項３の発明は、請求項１記載の
スクリュープレスを用いて汚泥を脱水する方法であっ
て、スクリュープレスへの汚泥送入口と濾液室の圧力差
が一定になるように濾液排出ポンプを制御しつつスクリ
ュープレスを運転することを特徴とするものであり、請
求項４の発明は、請求項１記載のスクリュープレスを用
いて汚泥を脱水する方法であって、濾液排出ポンプの流
量が一定になるように濾液排出ポンプを制御しつつスク
リュープレスを運転することを特徴とするものである。
スクリュープレスを用いて汚泥を脱水する方法であっ
て、スクリュープレスへの汚泥送入口と濾液室の圧力差
が一定になるように濾液排出ポンプを制御しつつスクリ
ュープレスを運転することを特徴とするものであり、請
求項４の発明は、請求項１記載のスクリュープレスを用
いて汚泥を脱水する方法であって、濾液排出ポンプの流
量が一定になるように濾液排出ポンプを制御しつつスク
リュープレスを運転することを特徴とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を説明す
る。図１は本発明の実施の形態を示す要部の断面図であ
り、円筒状のスクリーン１の内部にその内周面に沿って
回転する螺旋状のスクリュー羽根２を外周に立設したコ
ーン状のスクリュー軸３が回転自在に設けられている。
スクリーン１の外周には濾液室４が設けられている。ス
クリュー羽根２の先端には多数の透孔５が設けてあり、
各透孔５はスクリュー軸３の内部の中空部６に連通され
ている。透孔５は濾液室４内の濾液を直接吸引すること
ができるよう、スクリーン１の開口径よりも大径として
おくものとする。なお、スクリュー軸３の細径側の端部
には回転継ぎ手１０を介して吸引配管７と濾液排出ポン
プ８が接続してあり、濾液排出ポンプ８の吐出側には濾
液排出配管９が接続されている。濾液排出ポンプ８とし
ては、モーノポンプ（商品名）として知られる一軸偏心
回転ポンプを使用することができる。
る。図１は本発明の実施の形態を示す要部の断面図であ
り、円筒状のスクリーン１の内部にその内周面に沿って
回転する螺旋状のスクリュー羽根２を外周に立設したコ
ーン状のスクリュー軸３が回転自在に設けられている。
スクリーン１の外周には濾液室４が設けられている。ス
クリュー羽根２の先端には多数の透孔５が設けてあり、
各透孔５はスクリュー軸３の内部の中空部６に連通され
ている。透孔５は濾液室４内の濾液を直接吸引すること
ができるよう、スクリーン１の開口径よりも大径として
おくものとする。なお、スクリュー軸３の細径側の端部
には回転継ぎ手１０を介して吸引配管７と濾液排出ポン
プ８が接続してあり、濾液排出ポンプ８の吐出側には濾
液排出配管９が接続されている。濾液排出ポンプ８とし
ては、モーノポンプ（商品名）として知られる一軸偏心
回転ポンプを使用することができる。
【０００８】スクリュー軸３の細径側が位置するスクリ
ーン１の入口側の端部には汚泥送入口１１が設けてあ
り、汚泥をスクリーン１とスクリュー羽根２との間の空
間に供給する。汚泥はスクリュー羽根２の回転に連れて
出口側に移動しつつ脱水されて行く。スクリーン１の出
口側の端部には、蓋体１２が設けてある。蓋体１２は適
宜の加圧機構１３によってスクリーン１に向かって一定
圧力で押し付けられている。
ーン１の入口側の端部には汚泥送入口１１が設けてあ
り、汚泥をスクリーン１とスクリュー羽根２との間の空
間に供給する。汚泥はスクリュー羽根２の回転に連れて
出口側に移動しつつ脱水されて行く。スクリーン１の出
口側の端部には、蓋体１２が設けてある。蓋体１２は適
宜の加圧機構１３によってスクリーン１に向かって一定
圧力で押し付けられている。
【０００９】スクリュー軸３の細径側にはスクリュー羽
根２の中間に第２のスクリュー羽根１４を設けて２条ス
クリュー部が形成してあり、第２のスクリュー羽根１４
の先端にも透孔１５、１５が設けてある。また、スクリ
ュー羽根２及び第２のスクリュー羽根１４の汚泥送入口
１１に面する部分の先端には、透孔５、１５を設けない
部分が設けてある。１６はバルブを備える濾液室４の空
気抜き、１７はバルブ１８を備える濾液排出ポンプ８の
ドレン配管、２０はスクリュー軸３の駆動軸であり、モ
ータ等の駆動機構２１が連結してある。さらに、濾液室
４と汚泥送入口１１には、それぞれ圧力センサー２２、
２３が設けられている。
根２の中間に第２のスクリュー羽根１４を設けて２条ス
クリュー部が形成してあり、第２のスクリュー羽根１４
の先端にも透孔１５、１５が設けてある。また、スクリ
ュー羽根２及び第２のスクリュー羽根１４の汚泥送入口
１１に面する部分の先端には、透孔５、１５を設けない
部分が設けてある。１６はバルブを備える濾液室４の空
気抜き、１７はバルブ１８を備える濾液排出ポンプ８の
ドレン配管、２０はスクリュー軸３の駆動軸であり、モ
ータ等の駆動機構２１が連結してある。さらに、濾液室
４と汚泥送入口１１には、それぞれ圧力センサー２２、
２３が設けられている。
【００１０】さて、フロック形成装置を出た凝集汚泥を
汚泥送入口１１から投入すると、汚泥はスクリュー羽根
２により移送されながらスクリーン１に押しつけられて
脱水され、汚泥中の水分はスクリーン１を通過して濾液
として濾液室４に蓄積される。濾液室４に蓄積された濾
液は、スクリーン１の孔とスクリュー羽根２又は第２の
スクリュー羽根１４の透孔５又は１５とが重なったと
き、スクリーン１の孔と透孔５又は１５を通して中空部
６に吸引され、吸引配管７、濾液排出配管９を通して濾
液排出ポンプ８により排出される。したがってスクリー
ン１は運転中も常時濾液によって洗浄され目詰まりする
ことがないので、従来のように運転を停止して洗浄をす
る必要がなく、洗浄水も不要である。
汚泥送入口１１から投入すると、汚泥はスクリュー羽根
２により移送されながらスクリーン１に押しつけられて
脱水され、汚泥中の水分はスクリーン１を通過して濾液
として濾液室４に蓄積される。濾液室４に蓄積された濾
液は、スクリーン１の孔とスクリュー羽根２又は第２の
スクリュー羽根１４の透孔５又は１５とが重なったと
き、スクリーン１の孔と透孔５又は１５を通して中空部
６に吸引され、吸引配管７、濾液排出配管９を通して濾
液排出ポンプ８により排出される。したがってスクリー
ン１は運転中も常時濾液によって洗浄され目詰まりする
ことがないので、従来のように運転を停止して洗浄をす
る必要がなく、洗浄水も不要である。
【００１１】なお、スクリーン１の出口側端部に到着し
た脱水汚泥は、蓋体１２に押し付けられる。蓋体１２に
押し付けられる汚泥の圧力が、加圧機構１３の蓋体１２
をスクリーン１の端部に押し付ける圧力を上回ると、蓋
体１２は後退して蓋体１２とスクリーン１の端面との間
に間隙が生じ、脱水汚泥はその間隙から押し出され、外
部に排出される。
た脱水汚泥は、蓋体１２に押し付けられる。蓋体１２に
押し付けられる汚泥の圧力が、加圧機構１３の蓋体１２
をスクリーン１の端部に押し付ける圧力を上回ると、蓋
体１２は後退して蓋体１２とスクリーン１の端面との間
に間隙が生じ、脱水汚泥はその間隙から押し出され、外
部に排出される。
【００１２】請求項２の発明のように、汚泥の入口側を
２条スクリュー部とすると、透孔５に加え透孔１５が存
在することからこの部分でスクリーン１を通して大量の
濾液を吸引することが可能となり、入口に近く脱水が急
速に行なわれる部分のスクリーン１の洗浄が充分に行な
われる利点がある。また、スクリュー軸３の入口側の端
部のスクリュー羽根２及び第２のスクリュー羽根１３の
先端に透孔５及び１５を設けない部分を設けておくこと
により、汚泥の入口部分で送入された汚泥が直ちに直接
透孔５または１５から吸引されることがない。
２条スクリュー部とすると、透孔５に加え透孔１５が存
在することからこの部分でスクリーン１を通して大量の
濾液を吸引することが可能となり、入口に近く脱水が急
速に行なわれる部分のスクリーン１の洗浄が充分に行な
われる利点がある。また、スクリュー軸３の入口側の端
部のスクリュー羽根２及び第２のスクリュー羽根１３の
先端に透孔５及び１５を設けない部分を設けておくこと
により、汚泥の入口部分で送入された汚泥が直ちに直接
透孔５または１５から吸引されることがない。
【００１３】請求項３の発明のスクリュープレスを用い
た脱水方法によれば、汚泥送入口１１と濾液室４の圧力
差が設定した一定圧力になるように濾液排出ポンプ８を
制御する。具体的には汚泥送入口１１に設けた圧力セン
サー２３と濾液室４に設けた圧力センサー２２によりそ
れぞれの圧力を検出し、汚泥送入口１１の汚泥圧力が濾
液室４の濾液圧力に対し常に一定圧力だけ高くなるよう
に濾液排出ポンプ８を制御する。この請求項３の発明の
運転方法によれば、汚泥に過度に高い圧力を加えること
がないため、凝集汚泥を崩さずに脱水することができ、
ＳＳ回収率を上げることができる。
た脱水方法によれば、汚泥送入口１１と濾液室４の圧力
差が設定した一定圧力になるように濾液排出ポンプ８を
制御する。具体的には汚泥送入口１１に設けた圧力セン
サー２３と濾液室４に設けた圧力センサー２２によりそ
れぞれの圧力を検出し、汚泥送入口１１の汚泥圧力が濾
液室４の濾液圧力に対し常に一定圧力だけ高くなるよう
に濾液排出ポンプ８を制御する。この請求項３の発明の
運転方法によれば、汚泥に過度に高い圧力を加えること
がないため、凝集汚泥を崩さずに脱水することができ、
ＳＳ回収率を上げることができる。
【００１４】また、請求項４の発明のスクリュープレス
を用いた脱水方法によれば、濾液排出ポンプ８の流量が
常に一定流量になるように濾液排出ポンプ８を制御す
る。このような制御をした場合には、濾液の引き抜きが
一定の速度で行なわれ、含水率の低い状態まで脱水が進
むこととなる。したがって、この方法はＳＳ回収率を上
げることよりも、含水率を下げることを目的とする方法
である。
を用いた脱水方法によれば、濾液排出ポンプ８の流量が
常に一定流量になるように濾液排出ポンプ８を制御す
る。このような制御をした場合には、濾液の引き抜きが
一定の速度で行なわれ、含水率の低い状態まで脱水が進
むこととなる。したがって、この方法はＳＳ回収率を上
げることよりも、含水率を下げることを目的とする方法
である。
【００１５】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のスクリ
ュープレススクリーンを常時濾液によって洗浄して目詰
まりを防止できるので、従来のように運転を停止して洗
浄を行うことなく連続的に汚泥の脱水ができ、洗浄水と
長い洗浄時間が不要となる。また請求項３の脱水方法に
よれば、凝集汚泥を崩さずに汚泥を脱水することがで
き、ＳＳ回収率を上げることができる。また請求項４の
脱水方法によれば、濾液の引き抜きが一定の速度で行な
われ、含水率の低い状態まで汚泥を脱水することができ
る。よって本発明は従来の問題点を解消したスクリュー
プレス及びこのスクリュープレスを用いた汚泥の脱水方
法として、その工業的価値は極めて大なるものがある。
ュープレススクリーンを常時濾液によって洗浄して目詰
まりを防止できるので、従来のように運転を停止して洗
浄を行うことなく連続的に汚泥の脱水ができ、洗浄水と
長い洗浄時間が不要となる。また請求項３の脱水方法に
よれば、凝集汚泥を崩さずに汚泥を脱水することがで
き、ＳＳ回収率を上げることができる。また請求項４の
脱水方法によれば、濾液の引き抜きが一定の速度で行な
われ、含水率の低い状態まで汚泥を脱水することができ
る。よって本発明は従来の問題点を解消したスクリュー
プレス及びこのスクリュープレスを用いた汚泥の脱水方
法として、その工業的価値は極めて大なるものがある。
【図１】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図２】従来のスクリュープレスを示す断面図である。
１ スクリーン、２ スクリュー羽根、３ スクリュー
軸、４濾液室、５ 透孔、６ 中空部、７ 吸引配管、
８ 濾液排出ポンプ、９ 濾液排出配管、１０ 回転継
ぎ手、１１ 汚泥送入口、１２ 蓋体、１３ 加圧機
構、１４ 第２のスクリュー羽根、１５ 透孔、１６
空気抜き、１７ バルブ、１８ ドレン配管、１９ バ
ルブ、２０ 駆動軸、２１ 駆動機構、２２ 圧力セン
サー、２３ 圧力センサー
軸、４濾液室、５ 透孔、６ 中空部、７ 吸引配管、
８ 濾液排出ポンプ、９ 濾液排出配管、１０ 回転継
ぎ手、１１ 汚泥送入口、１２ 蓋体、１３ 加圧機
構、１４ 第２のスクリュー羽根、１５ 透孔、１６
空気抜き、１７ バルブ、１８ ドレン配管、１９ バ
ルブ、２０ 駆動軸、２１ 駆動機構、２２ 圧力セン
サー、２３ 圧力センサー
Claims (4)
- 【請求項１】 筒状のスクリーンの内部にその内周面に
沿って回転するスクリュー羽根を設けたスクリュープレ
スにおいて、スクリーンの外周に濾液室を設けるととも
に、スクリュー羽根の先端に濾液室内の濾液をスクリー
ンを介してスクリュー軸内に吸引する透孔を設け、また
スクリュー軸の端部に濾液排出ポンプを接続したことを
特徴とするスクリュープレス。 - 【請求項２】 スクリュー羽根の入口側部分を、２条羽
根とした請求項１記載のスクリュープレス。 - 【請求項３】 請求項１記載のスクリュープレスを用い
て汚泥を脱水する方法であって、スクリュープレスへの
汚泥送入口と濾液室の圧力差が一定になるように濾液排
出ポンプを制御しつつスクリュープレスを運転すること
を特徴とするスクリュープレスを用いた汚泥の脱水方
法。 - 【請求項４】 請求項１記載のスクリュープレスを用い
て汚泥を脱水する方法であって、濾液排出ポンプの流量
が一定になるように濾液排出ポンプを制御しつつスクリ
ュープレスを運転することを特徴とするスクリュープレ
スを用いた汚泥の脱水方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001259723A JP2003062694A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | スクリュープレス及びこれを用いた汚泥の脱水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001259723A JP2003062694A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | スクリュープレス及びこれを用いた汚泥の脱水方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003062694A true JP2003062694A (ja) | 2003-03-05 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001259723A Withdrawn JP2003062694A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | スクリュープレス及びこれを用いた汚泥の脱水方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003062694A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3168801U (ja) * | 2011-04-15 | 2011-06-30 | 昆陞機械有限公司 | 脱水原料製造機 |
| JP2013018020A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Marsima Aqua System Corp | し渣分離脱水装置 |
| JP2017185433A (ja) * | 2016-04-04 | 2017-10-12 | 信和エンジニアリング株式会社 | 縦型スクリュープレス装置 |
| CN112170505A (zh) * | 2019-07-04 | 2021-01-05 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种提高薄规格轧制稳定性的粗轧机速度控制方法 |
| CN115121037A (zh) * | 2022-06-15 | 2022-09-30 | 珠海科创环境资源有限公司 | 一种固液分离污泥处理装置 |
| US20230077658A1 (en) * | 2020-06-26 | 2023-03-16 | Korea Institute Of Machinery & Materials | Dewatering machine capable of controlling moisture content |
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- 2001-08-29 JP JP2001259723A patent/JP2003062694A/ja not_active Withdrawn
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