JP2004195021A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技演出の予告の有り様を各遊技者個々の好みに応じて選択させることで、遊技者の遊技に対する興趣をより一層高めることができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技者の意思に基づいて予告を行うか否か、またどの予告を行うかを選択可能に構成する。具体的には、遊技者が遊技演出の予告に関し、5つの予告選択肢「BT1:予告無し」,「BT2:リーチ予告」,「BT3:大当り予告」,「BT4:スーパーリーチ予告」,「BT5:確率変動大当り予告」の中から選択するための予告選択部SEを設ける。そして、統括制御基板は、予告選択部SEにより選択された予告、及び主制御基板から入力されるコマンドに応じた演出用パターン(遊技演出パターン、予告演出パターン)を読み出し、各制御基板(表示制御基板、ランプ制御基板、音声制御基板)に出力する。該各制御基板は、前記演出用パターンの入力に基づき遊技演出を制御する。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技演出の予告機能を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、複数種類の図柄を変動(可変)表示可能な図柄表示装置を備え、該表示装置において遊技球の入賞検知を契機とした複数列(例えば、3列)の図柄による図柄組み合わせゲームが行われている。そして、該ゲームでは、特定列の図柄(2列)が同一の図柄からなる組み合わせで停止するとリーチ状態が形成されると共に、全列の図柄が同一の図柄からなる組み合わせで停止した場合には大当り状態が生起され、遊技者に対して多数の遊技球(賞球)を獲得できるチャンスが付与されるようになっている。
【0003】
また、近時のパチンコ機では、前述した図柄組み合わせゲームにおいて、遊技者の遊技に対する興趣をより高めるために、様々な図柄の変動(可変)演出が行われている。例えば、このような演出の一つとして図柄組み合わせゲームの結果(一回の図柄組み合わせゲームの進行の過程)を遊技者に対して事前に予告する演出(以下、「予告」という。)が行われている。そして、このような予告機能を備えたパチンコ機が、例えば、特許文献1や特許文献2において開示されている。
【0004】
まず、特許文献1のパチンコ機においては、大当り判定に基づく大当り予告情報信号が大当り予告情報入力回路に入力されると、ランプ点滅回路により予告ランプが点滅駆動され、大当り予告が行われるという構成を採用している。なお、このような予告は、前記特許文献1におけるような予告ランプの点滅駆動による演出の他に、特定のキャラクタを図柄表示装置上に表示させたり、又はスピーカなどから音声を発したりして行われることもある。また、特許文献2のパチンコ機においては、遊技の進行を制御する遊技制御手段から可変表示の開始に伴い所定のコマンドが出力されたことを契機として、そのコマンドの種類に応じて予め定められた選択確率に基づき予告演出の実行可否を決定するようにしている。そして更に、前記選択確率については変更制御が可能な構成とされ、その変更制御の実行可否を遊技機の電源投入タイミングや図柄組み合わせ内容の更新表示タイミングに合わせて、抽選により決定するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−305175号公報(請求項1、段落番号[0033])
【特許文献2】
特開2002−239122号公報(請求項1、段落番号[0004])
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1及び特許文献2のパチンコ機では、図柄組み合わせゲームの進行の過程で実行される予告の発生頻度(頻度0%=予告無し)や予告の内容(リーチ予告や大当り予告等)がパチンコ機の設計段階で設定された複数の選択肢の中からパチンコ機の内部処理により選択決定されるものであった。即ち、いずれのパチンコ機においても、結果的には、遊技球の入賞検知を契機として読み出された判定用乱数の値と予め定められた予告演出判定値とが所定の制御手段にて比較され、その比較結果に従い、予告の実行可否や実行される予告の内容が、遊技者の意志とは関係なく、決定されていた。
【0007】
この点、特許文献2では、予告選択確率が固定されていると、予告演出の出現頻度を予測することが可能となり、今一遊技の興趣に欠けることになるため、抽選により選択確率の変更制御を実行するとしているが、それは単に選択肢の幅が広がったに過ぎず、その選択決定にも遊技者の意志は何ら反映されていない。そのため、予告なるものは不要であって図柄変動が開始されてから確定停止するまでの過程を楽しみたいと思う遊技者や、リーチ予告はあってもいいが大当り予告までは要らないという遊技者等からすると、希望しない様々な予告が一方的に実行されることになり却って興趣が損なわれていた。
【0008】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、遊技演出の予告の有り様を各遊技者個々の好みに応じて選択させることで、遊技者の遊技に対する興趣をより一層高めることができる遊技機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技球の入賞検知を契機とする大当り判定手段の判定結果に基づき図柄変動に関連して複数ある変動パターンの中から1つの変動パターンを決定して変動パターン指定コマンドを出力する変動パターン指定コマンド出力手段と、前記各変動パターン毎に、遊技演出に関する予告の有り様が異なる設定とされた複数の演出用パターンの中から所定の演出用パターンを、夫々対応付けて記憶したパターン記憶手段と、前記予告の有り様を遊技者において選択指定可能な予告選択手段と、前記変動パターン指定コマンド出力手段の出力結果と前記予告選択手段による選択結果とに基づき前記パターン記憶手段に記憶された各演出用パターンの中から所定の演出用パターンを決定する演出用パターン決定手段と、前記演出用パターン決定手段により決定された演出用パターンに基づいて遊技演出を実行する遊技演出手段とを備えたことを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、遊技球の入賞検知を契機とする大当り判定手段の判定結果に基づき図柄変動に関連して複数ある変動パターンの中から1つの変動パターンを決定して変動パターン指定コマンドを出力する変動パターン指定コマンド出力手段と、前記各変動パターン毎に、複数ある遊技演出パターンの中から1つの遊技演出パターンを対応付けて記憶すると共に、前記記憶された各遊技演出パターン毎に、遊技演出に関する複数の予告演出パターンの中から1つ又は2つ以上の予告演出パターンを、夫々対応付けて記憶したパターン記憶手段と、前記予告の発生頻度を遊技者において選択指定可能な予告選択手段と、前記変動パターン指定コマンド出力手段の出力結果と前記予告選択手段による選択結果とに基づき前記パターン記憶手段に記憶された各遊技演出パターンと各予告演出パターンの中から所定の演出用パターンを決定する演出用パターン決定手段と、前記演出用パターン決定手段により決定された各演出用パターンに基づいて遊技演出を実行する遊技演出手段とを備えたことを要旨とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、遊技球の入賞検知を契機とする大当り判定手段の判定結果に基づき図柄変動に関連して複数ある変動パターンの中から1つの変動パターンを決定して変動パターン指定コマンドを出力する変動パターン指定コマンド出力手段と、前記各変動パターン毎に、複数ある遊技演出パターンの中から1つの遊技演出パターンを対応付けて記憶すると共に、前記記憶された各遊技演出パターン毎に、遊技演出に関する予告の内容が異なる複数の予告演出パターンの中から1つ又は2つ以上の予告演出パターンを、夫々対応付けて記憶したパターン記憶手段と、前記予告の内容を遊技者において選択指定可能な予告選択手段と、前記変動パターン指定コマンド出力手段の出力結果と前記予告選択手段による選択結果とに基づき前記パターン記憶手段に記憶された各遊技演出パターンと各予告演出パターンの中から所定の演出用パターンを決定する演出用パターン決定手段と、前記演出用パターン決定手段により決定された各演出用パターンに基づいて遊技演出を実行する遊技演出手段とを備えたことを要旨とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2のうち何れか一項に記載の遊技機において、前記予告選択手段による選択結果に基づいて予告を実行するか否かの判定を行う予告実行判定手段を更に備え、前記演出用パターン決定手段は、前記演出用パターンを決定するに際して、更に前記予告実行判定手段の判定結果を加味することを要旨とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遊技機において、前記予告実行判定手段は、前記予告の実行可否判定のために抽出される予告実行判定用乱数の値と前記予告選択手段で選択指定される各発生頻度に応じた判定値数の予告実行判定値とを比較し、当該予告実行判定値の中に前記予告実行判定用乱数の値と一致する値が、ある場合には予告の実行可と判定し、ない場合には予告の実行不可と判定するものであることを要旨とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の遊技機において、前記変動パターン指定コマンドにて指定される変動パターンに従って行われる遊技演出が通常の遊技演出とは異なる特別な遊技演出であるか否かの判定を行う演出判定手段を更に備え、前記演出用パターン決定手段は、前記演出用パターンを決定するに際して、更に前記演出判定手段の判定結果を加味することを要旨とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の遊技機において、前記大当り判定手段の判定結果に応じて決定される停止図柄の図柄指定コマンドに基づいた図柄の組み合わせが予め定めた特別な図柄の組み合わせであるか否かの判定を行う図柄判定手段を更に備え、前記演出用パターン決定手段は、前記演出用パターンを決定するに際して、更に前記図柄判定手段の判定結果を加味することを要旨とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という。)に具体化した第1の実施形態を図1〜図11に従って説明する。
【0017】
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前記前枠14の周囲前面側及び遊技盤13には、パチンコ機10の各種遊技の状態(図柄変動、大当り状態、リーチ状態など)に応じて点灯(点滅)又は消灯などの発光装飾を行う電飾ランプ16が配置されている。また、上球皿15には、前記各種遊技の状態に応じて音声出力を行うスピーカ17が配置され、中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
【0018】
また、遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、液晶画面からなる可視表示部Hを備えた図柄表示装置20が配設されている。前記図柄表示装置20では、複数種類の図柄を変動(可変)させて表示する図柄組み合わせゲームが行われるようになっている。「表示する」とは、図柄表示装置20(可視表示部H)において遊技者が図柄の種類を識別できる状態で前記図柄が停止することであり、「停止」には、所謂、ゆれ変動と言われる一旦停止状態と、完全に停止した確定停止状態の何れの状態も含まれる。そして、本実施形態では、前記電飾ランプ16とスピーカ17及び図柄表示装置20が、決定された演出用パターンに基づき遊技演出を実行する遊技演出手段として機能する。
【0019】
前記図柄表示装置20の可視表示部Hには、複数列(本実施形態では3列)の図柄が各列毎に表示されるようになっている。そして、遊技者は、可視表示部Hに表示された3列の図柄からなる図柄組み合わせに応じて、大当り状態、リーチ状態又ははずれ状態の何れかの状態を認識することができる。例えば、可視表示部Hに表示された全列の図柄が同一種類である場合には、その図柄組み合わせ([888]など)から大当り状態を認識することができる。また、可視表示部Hに表示された特定列(例えば、遊技者側から見て左列と右列)の図柄が同一種類である場合には、その図柄組み合わせ([8↓8]など、「↓」は図柄の変動中を示す)からリーチ状態を認識することができる。また、可視表示部Hに表示された全列の図柄が同一種類でない場合、又は最後に停止した1列の図柄がリーチ状態を構成している他の2列の図柄と異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([259]又は[878]など)からはずれ状態を認識することができる。
【0020】
また、図柄表示装置20の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う開閉羽根21を備えた始動入賞口22が配設されている。前記始動入賞口22は、遊技領域13aに発射された遊技球の入賞検知を契機に、図柄表示装置20における図柄組み合わせゲームの始動条件(=開始条件)を付与可能となっている。また、始動入賞口22の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う大入賞口23が配設されている。前記大入賞口23は、図柄組み合わせゲームによって導出された図柄組み合わせが、大当り状態を認識できる図柄組み合わせになったことに関連して、開閉動作するようになっている。この大入賞口23が開放動作することによって、遊技者には大当り状態が付与され、多数の遊技球(賞球)が獲得できるチャンスを得ることができるようになっている。
【0021】
また、図1に示すように、上球皿15の前面側略中央には、遊技者が遊技演出の予告の有り様(予告演出)に関し、5つの予告選択肢(予告A、予告B、予告C、予告D、予告E)の中から少なくとも一つを選択指定するための予告選択部SEが予告選択手段として設けられている。この予告選択部SEは、予告選択肢たる前記各予告A〜Eと個別に対応する押し釦形態の選択ボタンBT1,BT2,BT3,BT4,BT5を備えている。また、前記各選択ボタンBT1〜BT5には選択番号として「1」〜「5」の数字が各々対応するように付されており、前記各選択番号は、各予告選択肢(予告A〜予告E)を識別するための情報とされている。
【0022】
ちなみに、選択ボタンBT1が押下操作された場合は遊技演出の予告に関して一切の予告が行われない「予告A」が選択指定されたことになる。また、選択ボタンBT2が押下操作された場合は遊技演出の通常変動中にリーチ予告(リーチに発展することを予告)表示を行う「予告B」が選択指定されたことになる。また、選択ボタンBT3が押下操作された場合は、遊技演出のノーマルリーチ演出中又は遊技演出のスーパーリーチ演出中に大当り予告(ノーマルリーチ演出中又はスーパーリーチ演出中にこの演出が大当りになることを予告)表示を行う「予告C」が選択指定されたことになる。また、選択ボタンBT4が押下操作された場合は遊技演出のノーマルリーチ演出中にスーパーリーチ予告(ノーマルリーチからスーパーリーチに発展することを予告)表示を行う「予告D」が選択指定されたことになる。また、選択ボタンBT5が押下操作された場合は遊技演出のスーパーリーチ演出中に確率変動大当り予告(スーパーリーチ演出中にこの演出が確率変動大当りになることを予告)表示を行う「予告E」が選択指定されたことになる。そして、前記各選択ボタンBT1〜BT5のうち「予告B〜予告E」に対応する選択ボタンBT2〜BT5については、同時に2つ以上が押下操作されてもよい構成とされ、その場合には複数の予告選択肢(例えば、リーチ予告の予告Bと大当り予告の予告Cの組み合わせ等)が選択指定されたことになる。
【0023】
一方、前記パチンコ機10の機裏側には、図2に示すようにメイン制御手段としての主制御基板24が装着されている。主制御基板24は、パチンコ機10における遊技全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じた各種の制御コマンドを演算処理するものであり、演算処理した制御コマンドを所定の制御信号として出力するようになっている。また、前記主制御基板24には、図柄表示装置20の表示演出態様を制御する表示制御基板25と、電飾ランプ16の発光演出態様を制御するランプ制御基板26、及びスピーカ17の音声演出態様を制御する音声制御基板27が、統括制御基板28を介して接続されている。
【0024】
前記統括制御基板28は、主制御基板24からの各種の制御コマンドに基づき前記各制御基板25〜27を統括的に制御するものであり、その統括制御のために各種の処理を実行するようになっている。そして、該処理結果に応じて、前記遊技演出手段(図柄表示装置20等)における遊技演出を実行させるための制御を指示する各種の制御コマンドを演算処理し、当該制御コマンドを所定の制御信号として出力するようになっている。本実施形態では、前記表示制御基板25、ランプ制御基板26、音声制御基板27、及び統括制御基板28によって、遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)に関連する各種制御を実行するサブ制御手段(図2に一点鎖線で囲む)を構成している。
【0025】
前記主制御基板24は、大当り判定手段及び変動パターン指定コマンド出力手段として機能するメインCPU30を備えており、該メインCPU30には、ROM31及びRAM32が接続されている。前記メインCPU30は、大当り判定用乱数(0〜946)、変動パターン振分用乱数(0〜9)、大当り図柄用乱数(0〜9)、はずれ左図柄用乱数(0〜9)、はずれ右図柄用乱数(0〜9)、はずれ中図柄用乱数(0〜9)、リーチ判定用乱数(0〜49)などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新する。そして、前記ROM31には、パチンコ機10を制御するための制御プログラムや図柄変動に関連した複数種類の変動パターンが記憶されている。また、前記RAM32には、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(前記各種乱数の値など)が記憶されるようになっている。
【0026】
なお、「大当り判定用乱数」とは、メインCPU30が前記始動入賞口22への遊技球の入賞検知を契機として乱数の取得を行い、遊技演出(図柄組み合わせゲーム)の開始時に、大当りか否かを判定(決定)する大当り判定の際に大当り判定値と比較するための乱数である。また、「変動パターン振分用乱数」とは、メインCPU30がROM31に記憶されている複数種類の変動パターンのうち何れの変動パターンを用いて遊技演出(図柄変動、図柄組み合わせゲーム)を行うかを決定するための乱数である。また、「大当り図柄用乱数」とは、大当りの決定がなされた場合、メインCPU30が可視表示部Hにおいて最終的に停止させる大当り図柄(停止図柄)を決定するための乱数である。また、「はずれ左図柄用乱数」とは、大当り判定結果が否定の場合、メインCPU30が可視表示部Hにおいて最終的に停止させるはずれ左図柄(停止図柄)を決定するための乱数である。同様に、「はずれ右図柄用乱数」とは、大当り判定結果が否定の場合、メインCPU30が可視表示部Hにおいて最終的に停止させるはずれ右図柄(停止図柄)を決定するための乱数である。同様に、「はずれ中図柄用乱数」とは、大当り判定結果が否定の場合、メインCPU30が可視表示部Hにおいて最終的に停止させるはずれ中図柄(停止図柄)を決定するための乱数である。また、「リーチ判定用乱数」とは、大当り判定の結果が否定の場合、メインCPU30が可視表示部Hにおいてリーチか否か(はずれリーチの演出を行うか否か)を判定するための乱数である。また、「変動パターン」とは、パチンコ機10で行われる遊技演出のベース(基礎又は基本)となるパターンを示すものであり、少なくとも遊技演出の時間(図柄組み合わせゲームで行われる図柄の変動開始から図柄が確定停止するまでの変動時間)を特定することができるものである。
【0027】
前記ROM31には、図3(a)に例示するように、異なる変動時間(5000ms、10000msなど)が対応付けられた6つの変動パターンP1〜P6が記憶されている。これらの変動パターンP1〜P6は、大当り演出用(P3,P5,P6)及びはずれリーチも含むはずれ演出用(P1,P2,P4)に分類され、図3(b)に例示する4つの変動パターン振分テーブル1〜4に夫々振分けられてROM31に記憶されている。本実施形態では、各振分テーブル1〜4毎に10通りの数値が変動パターン振分用乱数として各変動パターンに振分けられている。
【0028】
因みに、変動パターン振分テーブル1は、[777]等の特定図柄(確率変動図柄)で大当りのテーブルであり、大当り演出用の変動パターンP3,P5,P6が振分けられている。ここで、確率変動とは、大当りの組み合わせが予め定めた図柄による組み合わせであることを条件に、大当り状態終了後、次回の大当り状態開始時まで大当り確率が通常確率(例えば、315.7分の1)から高確率(例えば、63.1分の1)に変動することをいう。本実施形態では、0〜9までの10種類の図柄で図柄組み合わせゲームが行われ、そのうち確率変動となることを予め定めた図柄(確率変動図柄)の具体例として1,3,5,7,9の5種類と定める。そして、変動パターンP3には「0」〜「4」までの5個の変動パターン振分用乱数が、変動パターンP5には「5」〜「8」までの4個の変動パターン振分用乱数が、変動パターンP6には「9」という1個の変動パターン振分用乱数が振分けられている。また、変動パターン振分テーブル2は[222]等の非特定図柄(本実施形態では、0,2,4,6,8)で大当りのテーブル、変動パターン振分テーブル3はリーチ有りはずれのテーブル、変動パターン振分テーブル4はリーチ無しはずれのテーブルである。そして、図3(b)に示すように、各振分テーブル2〜4毎に、振分テーブル1の場合と同様に、所定個数の変動パターン振分用乱数が振分けられてなる変動パターンP1〜P5が振分けられている。
【0029】
なお、「大当り演出」とは、図柄組み合わせゲームが、大当り状態を認識できる図柄組み合わせ([777],[222]等)を表示するように展開される演出である。「はずれ演出」とは、図柄組み合わせゲームが、はずれ状態を認識できる図柄組み合わせ([257],[381]等)を表示するように展開される演出であり、リーチ状態へ発展した場合には「はずれリーチ([252]等)」となる。
【0030】
また、前記メインCPU30は、大当り判定、停止図柄(確定停止させる図柄)の決定、及び変動パターンの決定などの各種処理を実行するようになっている。即ち、前記大当り判定の判定結果が肯定(大当り)の場合、メインCPU30は、左中右の全列が同一種類となる図柄の種類を決定すると共に、大当り演出用の変動パターン(本実施形態ではP3,P5,P6)を決定するようになっている。この場合、可視表示部Hには、図柄組み合わせゲームによって、前記大当り状態を認識できる図柄組み合わせが表示されるようになっている。一方、大当り判定の判定結果が否定(はずれ)の場合、メインCPU30は、左中右の全列が同一種類とならない図柄の種類を決定すると共に、はずれ演出用の変動パターン(本実施形態ではP1,P2,P4)を決定するようになっている。この場合、可視表示部Hには、図柄組み合わせゲームによって、最終的に前記はずれ状態を認識できる図柄組み合わせが表示されるようになっている。
【0031】
そして、前述のように各列の表示図柄(停止図柄のこと)の種類及び変動パターンP1〜P6を決定したメインCPU30は、統括制御基板28のサブCPU33に対して、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力するようになっている。具体的に言えば、メインCPU30は、遊技演出(図柄組み合わせゲーム)を開始させるために、最初に、変動パターンP1〜P6を指定すると共に変動開始を指示するための変動パターン指定コマンドを出力する。次に、メインCPU30は、各列毎の表示図柄を指定するための図柄指定コマンドを出力する。その後に、メインCPU30は、前記指定した変動パターンP1〜P6に対応付けられている変動時間の経過に基づいて変動停止(図柄の確定停止)を指示するための全図柄停止コマンドを出力するようになっている。
【0032】
ここで、統括制御基板28について説明すると、該統括制御基板28は、演出用パターン決定手段、予告実行判定手段、及び演出判定手段として機能するサブCPU33を備えている。前記サブCPU33は、予告実行判定用乱数を所定の周期毎に順次更新するようになっている。また、サブCPU33には、上球皿15に配設された予告選択部SEが接続されている。さらに、サブCPU33には、パターン記憶手段としてのROM34及びRAM35が接続されている。前記ROM34には、前記各制御基板25〜27を統括的に制御するための制御プログラムや前記予告実行判定用乱数と比較される予告実行判定値が記憶され、前記RAM35には、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。具体的にいえば、RAM35には、前記予告実行判定用乱数(0〜9)、図柄変動中を示す遊技状態フラグ、予告選択部SEで選択された予告演出の種類を示す予告選択フラグが記憶(設定)されるようになっている。
【0033】
ここで、前記サブCPU33により決定される演出用パターン(遊技演出パターンと予告演出パターンとから構成される)について説明する。本実施形態では、図4に示すように、各変動パターン(P1〜P6)毎に、複数ある遊技演出パターンの中から1つの遊技演出パターンが個別に対応付けられた(振分けられた)状態で前記ROM34に記憶されている。また、各変動パターン(P1〜P6)毎に、予告の有り様(予告の有無、予告の発生頻度、予告の内容)が異なる設定とされた複数の予告演出パターンの中から1つ又は2つ以上の予告演出パターンが、夫々対応付けられた(振分けられた)状態で前記ROM34に記憶されている。例えば、変動パターンP1には、遊技演出パターンPP1(通常変動)と、予告演出パターンY1(予告無し)とが振分けられている。また、変動パターンP2には、遊技演出パターンPP2(ノーマルリーチ1)と、予告演出パターンY1(予告無し)、及びY2(リーチ予告)とが振分けられている。同様に、変動パターンP3〜P6の各々に対しても、図4に例示するように、夫々遊技演出パターンと予告演出パターンとが振分けられている。
【0034】
なお、「遊技演出パターン」とは、変動パターンP1〜P6毎に対応付けられた変動時間内において、前記各制御基板25〜27の制御に基づき実行される遊技演出の具体的内容を示すものであり、図4に列記された各遊技演出パターンの中から1つの遊技演出パターンが演出用パターンとして選択される。そして、本実施形態では、「遊技演出の具体的内容」とは、メインCPU30で決定した変動パターン(変動時間)に対応した演出内容(通常変動、ノーマルリーチ1〜2、スーパーリーチ1〜3)のことである。また、本実施形態では、メインCPU30から入力した変動パターン指定コマンドに基づいて一義的に遊技演出パターンが決定されるようになっている。また、「予告演出パターン」とは、変動パターンP1〜P6毎に対応付けられた変動時間内において、前記各制御基板25〜27の制御に基づき実行される予告演出の具体的内容を示すものであり、図4に列記された各予告演出パターンの中から1つ又は複数の予告演出パターンが演出用パターンとして選択される。例えば、メインCPU30からの変動パターン指定コマンドが変動パターンP2を指定し、遊技者が予告選択部SEにおいて「予告B」を選択している場合には、サブCPU33により演出用パターンとして、遊技演出パターンPP2(ノーマルリーチ1)と、予告演出パターンY2(リーチ予告)とが選択決定される。同様に、メインCPU30からの変動パターン指定コマンドが変動パターンP6を指定し、遊技者が予告選択部SEにおいて「予告C」を選択している場合には、演出用パターンとして、遊技演出パターンPP6(スーパーリーチ3)と、予告演出パターンY3(大当り予告)とが選択決定される。そして、統括制御基板28のサブCPU33で決定した演出用パターン(遊技演出パターンと予告演出パターン)を示す演出用パターン指定コマンドを、表示制御基板25のサブCPU36、ランプ制御基板26のサブCPU39、及び音声制御基板27のサブCPU42に出力する。又、統括制御基板28のサブCPU33は、主制御基板24から出力された図柄指定コマンドと、全図柄指定コマンドを表示制御基板25に出力するようになっている。
【0035】
次に、表示制御基板25、ランプ制御基板26、及び音声制御基板27について説明する。
前記表示制御基板25は、サブCPU36を備えている。前記サブCPU36には、ROM37及びRAM38が接続されている。ROM37には、複数種類の表示演出用の演出実行データや、各種の画像情報が記憶されている。この演出実行データは、サブCPU36が、サブCPU33から指定された演出用パターンに基づく表示演出が行われるように図柄表示装置20を制御するための情報である。演出実行データに基づき、サブCPU36は、図柄表示装置20(可視表示部H)の表示内容(各列の図柄の動作、キャラクタの動作及び可視表示部Hの背景等)を制御し、図柄表示装置20では表示演出が行われる。ROM37には、演出用パターン(遊技演出パターンと予告演出パターン)に対して演出実行データが対応付けられて記憶されている。また、ROM37には、各種の画像情報として、図柄画像情報、背景画像、文字画像、登場キャラクタの画像が記憶されている。RAM38には、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
【0036】
前記ランプ制御基板26は、サブCPU39を備えている。前記サブCPU39には、ROM40及びRAM41が接続されている。ROM40には、複数種類の発光演出用の演出実行データが記憶されている。この演出実行データは、サブCPU39が、サブCPU33から指定された演出用パターンに基づく発光演出が行われるように電飾ランプ16を制御するための情報である。演出実行データに基づき、サブCPU39は、電飾ランプ16の発光態様(点灯開始のタイミング、点灯時間等)を制御し、電飾ランプ16では発光演出が行われる。ROM40には、演出用パターン(遊技演出パターンと予告演出パターン)に対して演出実行データが対応付けられて記憶されている。RAM41には、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
【0037】
前記音声制御基板27は、サブCPU42を備えている。前記サブCPU42には、ROM43及びRAM44が接続されている。ROM43には、複数種類の音声演出用の演出実行データが記憶されている。この演出実行データは、サブCPU42が、サブCPU33から指定された演出用パターンに基づく音声演出が行われるようにスピーカ17を制御するための情報である。演出実行データに基づき、サブCPU42は、スピーカ17の音声出力態様(効果音の種類、1回の音声出力時間等)を制御し、スピーカ17では音声演出が行われる。ROM43には、演出用パターン(遊技演出パターンと予告演出パターン)に対して演出実行データが対応付けられて記憶されている。RAM44には、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
【0038】
次に、このように構成されたパチンコ機10において、主制御基板24で行われる各種処理について説明する。
まず、主制御基板24で行われる入力処理ルーチンについて図5に従って説明する。さて、この入力処理ルーチンにおいて、主制御基板24のメインCPU30は、ステップN1にて、始動入賞口に入賞が有るか否かを判定を行う。そして、入賞が無いと判定した場合には、入力処理を終了する。一方、ステップN1にて、入賞が有ると判定した場合は、ステップN2に移行し、始動入賞記憶数が最大数(本実施形態では4つ)であるか否かの判定を行う。そして、始動入賞記憶数が最大数(4つ)であると判定した場合には、入力処理を終了する。一方、ステップN2にて、始動入賞記憶数が最大数(4つ)でないと判定した場合には、ステップN3に移行して、始動入賞記憶数に1を加算した後、ステップN4に移行して、大当り判定用乱数と大当り図柄用乱数を抽出して、始動入賞記憶数に対応した始動入賞記憶領域に格納して、入力処理を終了する。
【0039】
次に、主制御基板24で行われる変動処理ルーチンについて図6〜9に従って説明する。まず、前記メインCPU30は、ステップH1にて、現在遊技演出中(変動中)であるか否か、つまりステップH6、H7(後述する特別図柄大当り設定処理又は特別図柄はずれ設定処理の各ルーチン)でセットされた変動時間のタイマが有るか否か(タイマ=0か)の判定を行う。そして、否定である(変動中で無い)と判定した場合は、ステップH2に移行し、新たな変動を行うために始動入賞記憶数が0であるかどうか判定を行う。そして、始動入賞記憶数が0でないと判定した場合は、ステップH3に移行し、始動入賞記憶数から1を減算する。次にステップH4に移行し、前記入賞処理ルーチンのステップN4で始動入賞記憶領域に格納した大当り判定用乱数の値と大当り判定値(本実施形態では、3,7,17)とを比較し、ステップH5に移行する。ステップH5では、大当り判定用乱数の値と大当り判定値が一致するか否かの判定を行う。この判定は、大当り判定値の数だけ繰り返し行われる。そして、大当り判定用乱数の値と大当り判定値が一致すると判定した場合、つまり大当りであると判定した場合には、ステップH7に移行し、図8に示す、特別図柄大当り設定処理を行い、ステップH8に移行する。
【0040】
一方、ステップH5にて、大当り判定用乱数の値と大当り判定値が一致しないと判定した場合、つまりはずれであると判定した場合には、ステップH6に移行し、図7に示す、特別図柄はずれ設定処理を行い、ステップH8に移行する。また、ステップH2にて始動入賞記憶数が0と判定した場合は、変動処理を終了する。そして、ステップH8にて、ステップH6,H7の前記各設定処理ルーチンで選択された変動パターンを、統括制御基板28に送信する変動パターン指定コマンドとしてセットし、統括制御基板28に出力する。
【0041】
次に、前記変動処理ルーチンで行われる特別図柄はずれ設定処理について図7に従って説明する。まず、前記メインCPU30は、ステップTH1にて、RAM32からリーチ判定用乱数(0〜49)の値を抽出し、ステップTH2に移行する。ステップTH2にて、ステップTH1で抽出されたリーチ判定用乱数の値(0〜49)とROM31に記憶されているリーチ判定値(一例として、7,18,37,48)が一致するか否かの判定を行い、一致すると判定した場合にリーチを行うと判断し、ステップTH3に移行する。そして、ステップTH3にて、はずれ左図柄用乱数(0〜9)を抽出して左図柄を決定するとともに、左図柄を右図柄にコピーして右図柄を決定する。つまり、左図柄=右図柄としてリーチ形態を取るようにする。そして、はずれ中図柄用乱数(0〜9)を抽出して、中図柄を決定する。ここで、左図柄=中図柄となった場合には、左図柄=中図柄=右図柄(大当り)となってしまうため、中図柄に1を加算する。そして、ステップTH4に移行して、ROM31に記憶されている変動パターン振分テーブル3を選択し、ステップTH5に移行する。そして、ステップTH5にて、変動パターン振分テーブル3の変動パターン振分用乱数(0〜9)により変動パターン(P2、P4)を選択し、ステップTH9に移行する。
【0042】
一方、ステップTH2にて、リーチ判定用乱数(0〜49)の値とリーチ判定値(7,18,37,48)が一致しないと判定した場合には、リーチを行わないと判断し、ステップTH6に移行する。そして、ステップTH6にて、はずれ左図柄用乱数(0〜9)を抽出して左図柄を決定するとともに、はずれ右図柄用乱数(0〜9)を抽出して右図柄を決定する。この時、左図柄=右図柄となった場合には、リーチとなってしまうため、右図柄に1を加算する。そして、はずれ中図柄用乱数(0〜9)を抽出して中図柄を決定し、ステップTH7に移行する。そして、ステップTH7にて、ROM31に記憶されている変動パターン振分テーブル4を選択し、ステップTH8に移行する。そして、ステップTH8にて、変動パターン振分テーブル4の変動パターン振分用乱数(0〜9)により変動パターン(P1)を選択し、ステップTH9に移行する。そして、ステップTH9にて、ステップTH5,TH8で選択された変動パターンに応じた変動時間のタイマをセットし、ステップTH10に移行する。そして、ステップTH10にて、変動パターン指定コマンドのセットを行い、特別図柄はずれ設定処理を終了する。
【0043】
次に、前記変動処理ルーチンで行われる特別図柄大当り設定処理について図8に従って説明する。まず、前記メインCPU30は、ステップTA1にて、前記入賞ルーチンのN4で格納された大当り図柄用乱数の値を確認して、停止図柄(大当り図柄)を決定し、ステップTA2に移行する。そして、ステップTA2にて、ステップTA1で決定した停止図柄が特定図柄(確率変動図柄)かどうかの判定を行う。そして特定図柄であると判定した場合には、ステップTA3に移行し、ROM31に記憶されている変動パターン振分テーブル1を選択し、ステップTA4に移行する。ステップTA4にて、変動パターン振分テーブル1の変動パターン振分用乱数(0〜9)により変動パターン(P3,P5,P6)を選択し、ステップTA7に移行する。一方、ステップTA2にて、特定図柄でないと判定した場合は、ステップTA5に移行し、ROM31に記憶されている変動パターン振分テーブル2を選択し、ステップTA6に移行する。そして、ステップTA6にて、変動パターン振分テーブル2の変動パターン振分用乱数(0〜9)により変動パターン(P3,P5)を選択し、ステップTA7に移行する。そして、ステップTA7にて、ステップTA4,TA6で選択された変動パターンに応じた変動時間のタイマをセットし、ステップTA8に移行する。そして、ステップTA8にて、変動パターン指定コマンドのセットを行い、特別図柄大当り設定処理を終了する。
【0044】
また、図6に示すステップH1にて、肯定であると判定した場合は、図9に示すステップH11に移行し、左図柄指定コマンドが送信済みであるか否かの判定を行う。そして、否定であると判定した場合には、ステップH12に移行し、前記特別図柄大当り設定処理のステップTA1で決定された大当り図柄、若しくは前記特別図柄はずれ設定処理のステップTH3,TH6で決定された左図柄を、左図柄指定コマンドとしてセットし、ステップH13に移行する。このコマンドは、ステップH8の処理にて統括制御基板28に送信される。
【0045】
一方、ステップH11にて、肯定であると判定した場合には、ステップH15に移行し、右図柄指定コマンドが送信済みであるか否かの判定を行う。そして否定であると判定した場合には、ステップH16に移行し、前記ステップTA1で決定した大当り図柄、若しくは前記ステップTH3,TH6で決定された右図柄を、右図柄指定コマンドとしてセットし、ステップH13に移行する。このコマンドは、ステップH8の処理にて統括制御基板28に送信される。
【0046】
また、ステップH15にて、肯定であると判定した場合には、ステップH17に移行し、中図柄指定コマンドが送信済みであるか否かの判定を行う。そして否定であると判定した場合には、ステップH18に移行し、前記ステップTA1で決定した大当り図柄、若しくは前記ステップTH3,TH6で決定した中図柄を、中図柄指定コマンドとしてセットし、ステップH13に移行する。このコマンドは、ステップH8の処理にて統括制御基板28に送信される。そして、ステップH13にて、前記特別図柄はずれ設定処理及び特別図柄大当り設定処理のステップTH9,TA7でセットされたタイマの減算を行う。この処理は、割込み毎に行い変動時間をカウントする。そして、ステップH14に移行し、ステップH13で減算されたタイマが0であるか否かの判定を行う。このタイマが0であると判定された場合は、つまり各変動パターンに応じた遊技演出(図柄組み合わせゲーム)が終了済みということで、ステップH19に移行し、図柄を確定停止させる為の全図柄停止コマンドをセットし、変動処理を終了する。このコマンドは、ステップH8の処理にて統括制御基板28に送信される。
【0047】
次に、サブ制御手段を構成する統括制御基板28で行われる演出用パターン決定処理ルーチンについて図10に従って説明する。まず、統括制御基板28のサブCPU33は、ステップHS1にて、主制御基板24から出力される変動パターン指定コマンドを入力した(変動開始時である)か否かの判定を行う。そして、このステップHS1にて、肯定であると判定した場合は、ステップHS2に移行する。
【0048】
そして、ステップHS2にて、前記サブCPU33は、変動パターン指定コマンドの入力によって遊技演出パターンの決定を行い、ステップHS3に移行する。
【0049】
ステップHS3では、入力した変動パターン指定コマンドにより指定される変動パターンが特別な変動パターンであるか否かの判定を行う。具体的には、特別な変動パターンとは、リーチ時に選択される(リーチに発展する)変動パターンP2〜P6。又はスーパーリーチ時に選択される(スーパーリーチに発展する)変動パターンP4〜P6。又は大当り時のみに選択される(必ず大当りになる)変動パターンP3,P5,P6、確率変動大当り時に選択される(確率変動図柄で大当りになる)変動パターンP6であるか否かを判定する。即ち、その指定された変動パターンに従って行われる遊技演出が通常(はずれ演出のうち通常変動)の遊技演出とは異なる特別な遊技演出であるか否かの判定を行う。ここで、「リーチ時に選択される」とはリーチに発展することを意味し、「スーパーリーチ時に選択される」とはスーパーリーチに発展することを意味し、「大当り時に選択される」とは大当りになることを意味し、「確率変動大当り時のみに選択される」とは必ず確率変動図柄で大当りになることを意味する。
【0050】
そして、このステップHS3にて、特別な変動パターンであると判定した場合には、ステップHS4に移行し、予告選択部SEからの予告の有り様(予告の有無、予告の発生頻度、予告の内容)に関する選択信号が読み取られる。この選択信号の読み取りにより、選択ボタンBT1〜BT5のうち何れかが押下操作(選択)されているのかを判定する。その後、ステップHS5に移行する。
【0051】
ステップHS5にて、サブCPU33は、RAM35に格納された予告実行判定用乱数(0〜9の全10通りの整数)より1つの値を抽出する。そして、ステップHS6に移行して、ステップHS5で抽出された予告実行判定用乱数の値と予告実行判定値とを比較して、予告を実行するか否かの判定を行う。即ち、予告実行判定用乱数の値と予告実行判定値とが一致していれば予告を実行すると判定し、一致していなければ予告を実行しないと判定する。
【0052】
また、前記予告実行判定値は、0〜9の値(全10通りの整数)が定められており、この予告実行判定値の取り得る範囲を変更することで予告の発生頻度(予告を実行する割合)を変化させることができる。例えば、予告実行判定値を0〜3(4つの値)に選択すれば予告発生頻度を40%にすることができ、予告判定値を0〜8(9つの値)に選択すれば予告発生頻度を90%にすることができる。具体的には、遊技者が図示しないダイヤル等で予告発生頻度を10段階(0%,10%,…,90%,100%)で選択できるようになっており、該選択に合わせて予告実行判定値の取り得る範囲を変更できるようになっている。そして、前記ダイヤルに関しても、予告選択部SEと同様に予告選択手段として機能する。なお、前記ステップHS4で読み取った選択信号が、予告Aに対応する選択ボタンBT1であった場合、予告Aは予告を行わない演出であるために、前記予告実行判定値は設定されない(予告発生頻度は0%)ようになっている。
【0053】
ここで、本実施形態では、前記予告実行判定値の取り得る範囲を変更することにより予告発生頻度を変化させていたが、前記予告実行判定値の取り得る範囲を変更しない構成であってもよい。この場合、前記ステップHS5とステップHS6とは省略することができる。従って、予告発生頻度は、予告Aが選択されていると予告発生頻度0%になり、予告B〜予告Eの何れかが選択指定されていると当該予告に対応する変動パターンが指定されたときに予告発生頻度100%となり得る。そのため、前記選択ボタンBT1〜BT5の押下操作(予告A〜予告Eの選択)によっても予告発生頻度を変えることができる。この時、予告発生頻度は0%又は100%の2通りになり、100%の場合は所謂完全予告となる。
【0054】
前記ステップHS6にて、予告を実行すると判定した場合はステップHS7に移行し、予告を実行することを示す予告フラグをセットした後、次のステップHS8に移行する。一方、ステップHS6にて、予告を実行しないと判定した場合は、そのままステップHS8に移行する。更に、前記ステップHS3にて、否定であると判定した場合、通常変動の変動パターンP1であるとして、ステップHS8に移行する。
【0055】
そして、ステップHS8にて、前記サブCPU33は、ステップHS1で入力した変動パターン指定コマンドに対応した変動パターン(P1〜P6)と、ステップHS4で読み取りした選択信号、及びステップHS7でセットした予告フラグとに基づき、1つ又は2つ以上の予告演出パターンを演出用パターンと決定する。そして、ステップHS9に移行して、ステップHS2で決定した遊技演出パターン(演出用パターン)と、ステップHS8で決定した予告演出パターン(演出用パターン)とを、表示制御基板25、ランプ制御基板26、及び音声制御基板27に出力して本ルーチン(演出用パターン決定処理ルーチン)を終了する。
【0056】
以下、このように構成された本実施形態(第1の実施形態)のパチンコ機10において、遊技演出が行われる態様を説明する。
前記パチンコ機10で遊技を行う遊技者は、5種類の予告選択肢(予告A、予告B、予告C、予告D,予告E)の中から予告選択部SEの各選択ボタンBT1〜BT5を押下操作することにより、少なくとも一つの予告選択肢を選択する。なお、既に押下操作されている選択ボタンについては、当該ボタンに対応する予告の有り様が既に選択指定されていることを示すために、ボタン表示が点灯する等しているものとする。いま仮に、図11(a)に示すように、可視表示部Hで図柄が確定停止中(753)中に遊技者が予告選択部SEの選択ボタンBT2〜BT5を押下操作したとする。具体的には、遊技演出に関して通常変動中にリーチ予告表示を行う「予告B」と、スーパーリーチ演出中に大当り予告表示を行う「予告C」と、ノーマルリーチ演出中にスーパーリーチ予告表示を行う「予告D」と、スーパーリーチ演出中に確率変動大当り予告表示を行う「予告E」を選択したとする。また、遊技者が図示しないダイヤルで発生頻度100%に設定したとする。すると、統括制御基板28のサブCPU33へは、予告選択部SEから「予告B」,「予告C」,「予告D」,「予告E」が選択されたことを示す選択信号が入力される。そして、予告選択部SEの各選択ボタンBT2〜BT5は、選択指定されていることを示すためにボタン表示が点灯する(図11(a)の斜線部)。
【0057】
そして、遊技者が発射装置19を操作し、遊技領域13aに発射された遊技球が始動入賞口22に入賞すると、主制御基板24のメインCPU30は、大当り判定を実行して、その判定結果に基づいて、図柄変動に関連した変動パターン及び表示図柄(停止図柄のこと)を決定する。続いて、メインCPU30は、決定した変動パターン及び表示図柄に基づく変動パターン指定コマンド及び図柄指定コマンドを統括制御基板28のサブCPU33に対して出力する。いま仮に、このとき決定された変動パターンがスーパーリーチ3用の変動パターンP6であり、表示図柄が「777」であったものとする。
【0058】
すると、前記サブCPU33は、入力した変動パターン指定コマンドで指定された変動パターンP6と、「予告B」〜「予告E」が選択されたことによる選択信号と、図4に示すような変動パターンと予告の選択との対応関係に基づき、演出用パターン(遊技演出パターンと予告演出パターン)を決定する。図4の対応関係から、前記サブCPU33は、演出用パターンとして遊技演出パターンPP6と、予告演出パターンY2,Y3,Y4,Y5とを決定する。そして、サブCPU33は、決定した演出用パターンに対応する制御コマンドを各制御基板25〜27の各CPU36、39、42に出力する。また、サブCPU33は、入力した図柄指定コマンドを表示制御基板25のサブCPU36に出力する。また、サブCPU33は、変動パターン指定コマンドを入力したことに伴って、図柄変動中を示す遊技状態フラグをRAM35に設定する。尚、前記遊技状態フラグは全図柄停止コマンドを受信したことに伴って解除される。
【0059】
前記表示制御基板25のサブCPU36は、演出用パターン(遊技演出パターンPP6と予告演出パターンY2,Y3,Y4,Y5)に基づく演出実行データを、ROM37から読み出す。そして、サブCPU36は、ROM37から読み出した演出実行データに基づき図柄表示装置20の表示態様を制御する。その結果、図柄表示装置20の可視表示部Hでは、図11(b)〜図11(e)に示すように、演出用パターン(遊技演出パターンPP6と予告演出パターンY2,Y3,Y4,Y5)に応じた表示演出が実行される。具体的には、図11(b)に示すように、可視表示部Hでは、図柄が通常変動中(↓↓↓)に、選択ボタンBT2が押下操作されていることに基づきリーチ予告(図中のリーチという文字の表示)が行われる。そして、図11(c)に示すように、可視表示部Hでは、左図柄と右図柄が7で停止してリーチ状態(7↓7)となり、ノーマルリーチ演出中(左下斜線)に、選択ボタンBT4の押下に基づきスーパーリーチ予告が行われる。そして更に発展して、図11(d)に示すように、可視表示部Hでは、スーパーリーチ演出中(右下斜線)になり、スーパーリーチ演出中に、選択ボタンBT2,BT5が押下操作されていることに基づき大当り予告(図中の大当りという文字の表示)及び確率変動大当り予告(図中の確変という文字の表示)が行われる。そして、最終的に図11(e)に示すように、可視表示部Hでは、図柄は確定停止(777)し、確率変動大当りが確定する。また、ランプ制御基板26のサブCPU39は、演出用パターン(遊技演出パターンPP6と予告演出パターンY2,Y3,Y4,Y5)に基づく演出実行データを、ROM40から読み出す。そして、サブCPU39は、ROM40から読み出した演出実行データに基づき電飾ランプ16の発光態様を制御する。その結果、電飾ランプ16では、演出用パターン(遊技演出パターンPP6と予告演出パターンY2,Y3,Y4,Y5)に応じた発光演出が実行される。また、音声制御基板27のサブCPU42は、演出用パターン(遊技演出パターンPP6と予告演出パターンY2,Y3,Y4,Y5)に基づく演出実行データを、ROM43から読み出す。そして、サブCPU42は、ROM43から読み出した演出実行データに基づきスピーカ17の音声出力態様を制御する。その結果、スピーカ17では、演出用パターン(遊技演出パターンPP6と予告演出パターンY2,Y3,Y4,Y5)に応じた音声演出が実行される。
【0060】
同様に、メインCPU30が決定した変動パターンがその他の変動パターンP1〜P5の場合にも、遊技者が押下操作した選択ボタンBT1〜BT5に対応する予告の有り様(「予告A」〜「予告E」)と、図4に示す対応関係に基づき、所定の演出用パターン(遊技演出パターン、予告演出パターン)が決定される。そして、その決定された演出用パターンに基づき、図柄表示装置20、電飾ランプ16、スピーカ17にて、遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)が実行される。
【0061】
また、演出用パターンを決定する統括制御基板28のサブCPU33は、予告選択部SEから選択信号を入力したとき、変動パターン指定コマンドの入力に伴って前記RAM35に設定した図柄変動中を示す遊技状態フラグが設定されているか否かを確認する。このとき、遊技状態フラグが設定されており、前述のように図柄が変動中である場合、サブCPU33は、予告選択部SEから入力した選択信号を無効とし、予告の有り様(予告演出)の種類を変更しない。つまり、図柄変動中には遊技者による予告選択部SEでの予告の有り様の選択操作が規制され、押下した選択ボタンBT1〜BT5のランプが点灯しないようになっている。
【0062】
一方で、サブCPU33は、遊技状態フラグが設定されていない場合には、予告選択部SEから入力した選択信号を有効とする。例えば、「予告A」が選択されている状態で、図柄変動していないときに遊技者が予告選択部SEの操作により「予告B」を選択すると、サブCPU33は、「予告B」を示す選択信号をRAM35に記憶設定する。その後、遊技が開始されると、「予告B」を示す選択信号と、メインCPU30にて決定された変動パターンとに基づく演出用パターンが選択され、図柄表示装置20、電飾ランプ16、スピーカ17では、その演出用パターンに応じた遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)が行われる。
【0063】
従って、第1の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、予告選択部SEの選択ボタンBT1〜BT5の押下操作を通じ、遊技演出に関する予告の有り様を遊技者の意思に基づいて選択(変更)できる構成とした。従って、遊技演出の予告の有り様を各遊技者個々の好みに応じて選択させることで、遊技者の遊技に対する興趣をより一層高めることができる。
【0064】
(2)上記実施形態では、「予告A」に対応した選択ボタンBT1を押下操作した場合は予告発生頻度0%となる一方、「予告B〜E」に対応した選択ボタンBT2〜BT5を押下操作した場合は当該予告の演出に関しては予告発生頻度100%となる構成とした。そのため、予告なるものは不要であって図柄変動が開始されてから確定停止するまでの過程を楽しみたいと思う遊技者にとっては、選択ボタンBT1の押下操作により、希望しない様々な予告が一方的に実行されることもなくなる。従って、そのような遊技者にとっては、選択ボタンBT1を押下操作することによる予告発生頻度(頻度0%=予告無し)の選択指定に基づき、遊技者の好みにあった遊技演出態様にて遊技を行うことができ、遊技に対する興趣が損なわれることもない。
【0065】
(3)上記実施形態では、予告を見たいという遊技者は自分の好みに応じて、複数種類の予告演出の中から一つ若しくは複数の予告演出を「予告B〜E」に対応した選択ボタンBT2〜BT5の押下操作により選択できる構成とした。そのため、特定の予告演出(例えば大当り予告)はあってもいいが他の予告演出(例えばリーチ予告等)は要らないという遊技者にとっては、その特定の予告演出のみが行われるように実行される予告の内容を選択(変更)することができる。従って、そのような遊技者にとっては、選択ボタンBT2〜BT5の押下操作による予告の内容(リーチ予告や大当り予告等)の選択指定に基づき、遊技者の好みにあった遊技演出態様にて遊技を行うことができ、遊技に対する興趣が損なわれることもない。
【0066】
(4)上記実施形態では、遊技者の意思に基づいて予告の有り様(予告の発生頻度、予告の内容)を選択指定する予告選択部SEを、サブ制御手段たる統括制御基板28に接続し、予告を行うか否かの判定を、統括制御基板28のサブCPU33で行う構成とした。そのため、メイン制御手段たる主制御基板24の負担を減少させることができ、主制御基板24の処理内容を減少させることができ、過度の負担を強いることを抑制できる。また、複数の制御基板(表示制御基板25、ランプ制御基板26、音声制御基板27)の制御を行う統括制御基板28で予告を行うか否かの判定を行う構成とした。そのため、全ての遊技演出手段(図柄表示装置20、電飾ランプ16、スピーカ17)で同期して予告演出を行うことができ、より面白みのある遊技機を提供することができる。同期して予告演出を行うとは、例えば、図柄表示装置20の可視表示部Hでは「犬が走っている様子」を示す表示演出が行われている場合に、電飾ランプ16ではその表示演出に見合った発光演出(激しく点滅)やスピーカ17では表示演出に合わせて音声演出(犬が走っているときの音)を鳴らすといったことである。
【0067】
(5)上記実施形態では、選択ボタンBT2〜BT5が押下操作された場合における予告B〜予告Eの予告発生頻度を100%に設定することにより、指定された変動パターンに基づく遊技演出が通常(はずれ演出の通常変動)とは異なる特別な遊技演出である場合には完全予告を行うことができる構成とした。即ち、当該予告が遊技者において見たい予告として選択された場合には、当該予告B〜予告Eが対応付けられた変動パターン(P2〜P6)が指定されたとき、必ず、その予告に応じた予告演出が行われ、ガセ予告(予告をした演出が行われない)を無くすこととした。従って、例えば大当り予告を選択指定する予告Cの選択ボタンBT3が押下操作されていると、大当り予告の発生時には確実に大当り予告が行われ、遊技者は早い段階で大当りであることを知ることができる。
【0068】
(6)上記実施形態では、前述したように、選択ボタンBT2〜BT5が押下操作された場合における予告B〜予告Eの予告発生頻度を100%に設定していたが、この予告発生頻度の具体的%数値を遊技者が図示しないダイヤル等で0〜100%の中から選択指定できるようにすれば、更に遊技の幅が広がる。従って、完全予告となることを好まない遊技者にとっては、自分の好みで予告発生頻度の割合(具体的%数値)を設定できることで、より一層、遊技に対する興趣を高めることができる。
【0069】
(7)上記実施形態では、統括制御基板28は、図柄変動中で遊技状態フラグが設定されている場合には、予告選択部SEにおける予告の有り様(予告演出)の選択を規制する構成とした。そのため、予告選択部SEの各選択ボタンBT1〜BT5の押下操作による予告選択(変更)可能期間を明確化でき、遊技者に対して予告選択操作の確実性を付与することができる。
【0070】
(8)上記実施形態では、予告の有り様(予告の発生頻度、予告の内容)の異なる複数種類の遊技演出を遊技者の意思に基づいて選択可能な構成とした。そのため、1台のパチンコ機10で予告の有り様の異なる複数種類の遊技演出が実行できるため、遊技者がパチンコ機10の遊技演出に飽きるまでの時間が延び、該パチンコ機10の設置寿命を延ばすことができる。よって、遊技店におけるパチンコ機10の設置導入費に必要なコスト削減に貢献することができる。
【0071】
(9)上記実施形態では、統括制御基板28のサブCPU33は、入力した変動パターン指定コマンドで指定された変動パターンと、遊技者の選択に基づく選択信号と、変動パターンと予告選択との対応関係に基づき、演出用パターンを決定する構成とした。従って、変動パターン指定コマンドを受け取った統括制御基板28のサブCPU33は、遊技者が選択した予告を決定することができる。
【0072】
(10)上記実施形態では、メインCPU30にて決定された変動パターンと、遊技者の予告の選択による選択信号とに基づき、夫々指定の遊技演出パターンと予告演出パターンとが決定される。そのため、統括制御基板28のROM34に設定記憶する演出用パターンのデータを、遊技演出パターンのデータと、予告演出パターンのデータとの別々のデータ構成にすることができ、1遊技演出あたりの制御データ量の負担を分担し、軽減することができる。
【0073】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図12〜図16に従って説明する。なお、第2の実施形態は、統括制御基板28のROM34に記憶される演出用パターンの設定内容、及びサブCPU33が演出用パターン決定処理ルーチンで選択決定する演出用パターンの選択セット内容が第1の実施形態とは異なっており、その他の点では第1の実施形態とほぼ同様である。そのため、第1の実施形態と同様の部分については、同一符号を付して重複説明を省略することとし、第1の実施形態と異なる部分を中心に以下説明する。
【0074】
さて、本実施形態では、予告選択部SEで選択可能な5つの予告選択肢(予告A、予告B、予告C、予告D、予告E)に関して、「予告D」(遊技演出の予告に関してスーパーリーチ予告を行う場合)は予告選択に使用しない構成とされている。そのため、前記予告Dに対応した選択ボタンBT4が遊技者により押下操作された場合でも、予告Dの選択指定を示す選択信号は統括制御基板28のサブCPU33で演出用パターンの決定に際して加味されない構成になっている。なお、その他の予告選択肢(予告A、予告B、予告C、予告E)に関しては、第1の実施形態の場合と同様に、「予告A」は遊技演出の予告に関して一切の予告が行われない場合に対応し、「予告B」は遊技演出の予告に関してリーチ予告を行う場合に対応している。また、「予告C」は遊技演出の予告に関して大当り予告を行う場合に対応し、「予告E」は遊技演出の予告に関して確率変動大当り予告を行う場合に対応している。
【0075】
また、本実施形態では、図12(a)に示すように、主制御基板24のROM31に記憶される変動パターンの数(P1〜P3)、各変動パターンにおける変動時間及び変動内容が、第1の実施形態の場合(図3(a)参照)と異なっている。また更に、本実施形態では、図12(b)に示すように、各変動パターン振分テーブル1〜4に対する各変動パターン(P1〜P3)の振分内容と、変動パターン振分用乱数の値が、第1の実施形態の場合(図3(b)参照)と異なっている。
【0076】
即ち、特定図柄(確率変動図柄)で大当りのテーブルである変動パターン振分テーブル1には、変動パターンP2,P3が振分けられている。そして、変動パターンP2には「0」〜「3」までの4個の変動パターン振分用乱数が、変動パターンP3には「4」〜「9」までの6個の変動パターン振分用乱数が振分けられている。また、リーチ無しはずれのテーブルである変動パターン振分テーブル4には、変動パターンP1が振分けられ、該変動パターンP1には「0」〜「9」まで10個の変動パターン振分用乱数が振分けられている。
【0077】
そして、非特定図柄で大当りのテーブルである変動パターン振分テーブル2とリーチ有りはずれのテーブルである変動パターン振分テーブル3には、変動パターンP2,P3が夫々同様に振分けられている。そして、変動パターン振分テーブル2では、変動パターンP2に「0」〜「4」までの5個の変動パターン振分用乱数が、変動パターンP3に「5」〜「9」までの5個の変動パターン振分用乱数が振分けられている。一方、変動パターンP2,P3が振分けられた変動パターン振分テーブル3では、変動パターンP2に「0」〜「7」までの8個の変動パターン振分用乱数が、変動パターンP3に「8」〜「9」までの2個の変動パターン振分用乱数が振分けられている。
【0078】
また、本実施形態では、図13に示すように、前記各変動パターンP1〜P3と遊技演出パターンとの対応関係、及び図柄指定コマンドに基づく複数の図柄組み合わせパターンと予告の有り様に関する予告演出パターンとの対応関係が、第1の実施形態の場合(図4参照)と異なっている。即ち、各変動パターンP1には遊技演出パターンPP1が対応付けられており、また図柄組み合わせパターンを振分けの基準にして説明すると、はずれ演出となる左≠右の図柄組み合わせパターンには予告演出パターンY1が対応付けられて統括制御基板28のROM34に記憶されている。また、特定図柄(確率変動図柄)での大当り演出となる左=右=中(特定図柄)の図柄組み合わせパターンには、4つの予告選択と4種類の予告演出パターンとが対応付けられて記憶されている。そして、はずれリーチ演出となる左=右≠中の図柄組み合わせパターンには、2つの予告選択と2種類の予告演出パターンとが対応付けられ、非特定図柄での大当り演出となる左=右=中の図柄組み合わせパターンには、3つの予告選択と3種類の予告演出パターンとが対応付けられて記憶されている。
【0079】
従って、本実施形態でサブ制御手段を構成する統括制御基板28のサブCPU33は、図柄判定手段としても機能する構成とされる。そして、図13に示すような各変動パターンP1〜P3と遊技演出パターンとの対応関係に基づき1つの遊技演出パターンを選択決定し、図柄組み合わせパターンと予告の選択との対応関係に基づき予告演出パターンを選択決定する構成とされている。例えば、メインCPU30が変動パターンP2と左=右≠中の図柄の組み合わせであると決定し、遊技者が予告選択部SEにて「予告B」を選択した場合、サブCPU33は、変動パターンP2に対応した遊技演出パターンPP2を決定する。また、サブCPU33は、左=右≠中の図柄の組み合わせパターンと「予告B」とに対応した予告演出パターンY2を決定する。同様に、メインCPU30で変動パターンP3と左=右=中で且つ特定図柄の図柄の組み合わせであると決定し、遊技者が予告選択部SEにて「予告E」を選択した場合、サブCPU33は、変動パターンP3に対応した遊技演出パターンPP3を決定する。また、サブCPU33は、左=右=中で且つ特定図柄の図柄の組み合わせパターンと「予告E」とに対応した予告演出パターンY4を決定する。
【0080】
次に、本実施形態の統括制御基板28で行われる演出用パターン決定処理ルーチンについて、図14及び図15に従って説明する。まず、サブCPU33は、ステップKS1にて、主制御基板24からの変動パターン指定コマンドを入力したか(変動開始時)否かの判定を行う。そして、肯定であると判定した場合は、ステップKS2に移行し、ステップKS1にて受信した変動パターン指定コマンド(主制御基板24から指示された変動パターン)の入力に基づき、サブCPU33は、遊技演出パターンを決定して処理を終了し、前記ステップKS1に戻る。一方、前記ステップKS1にて、否定である(変動パターン指定コマンドを入力していない)と判定した場合には、ステップKS3に移行する。
【0081】
ステップKS3では、左図柄指定コマンドを入力したか否かの判定を行う。そして、肯定であると判定した場合は、ステップKS4に移行し、左図柄(具体的には左図柄指定コマンド)を記憶して処理を終了し、前記ステップKS1に戻る。
【0082】
一方、ステップKS3にて、否定であると判定した場合には、ステップKS5に移行して、右図柄指定コマンドを入力したか否かの判定を行う。そして肯定であると判定した場合には、ステップKS6に移行し、右図柄(具体的には右図柄指定コマンド)を記憶して処理を終了し、前記ステップKS1に戻る。
【0083】
また、ステップKS5にて、否定であると判定した場合には、ステップKS7に移行して、中図柄指定コマンドを入力したか否かの判定を行う。そして、否定であると判定した場合には処理を終了し、前記ステップKS1に戻る。一方、ステップKS7にて、肯定であると判定した場合には、ステップKS8に移行し、中図柄(具体的には中図柄指定コマンド)を記憶する。そして次に、ステップKS9に移行し、前記ステップKS4,KS6,KS8で記憶した各図柄による図柄組み合わせが特別な組み合わせであるか否かの判定を行う。具体的には、左図柄=中図柄=右図柄で大当りの組み合わせか、又は左図柄=右図柄(リーチ)か、又は左図柄=中図柄=右図柄でかつ確率変動図柄か否かの判定を行う。
【0084】
そして、前記ステップKS9にて、肯定であると判定した場合には、ステップKS10に移行し、予告選択部SEからの予告の有り様(予告の有無、予告の発生頻度、予告の内容)に関する選択信号を読み取る。この選択信号の読み取りにより、サブCPU33は、選択ボタンBT1〜BT3,BT5のうち何れかが押下操作(選択)されているか否かを判定する。また、当該選択信号に対応した予告発生頻度に基づき前記ROM34から予告実行判定値が読み取られる。即ち、第1の実施形態における演出用パターン決定処理ルーチン(図10参照)でのステップHS3と同様の処理を行う。
【0085】
そして次に、ステップKS11に移行し、RAM35に格納された予告実行判定用乱数(0〜9の全10通りの整数)より1つの値を抽出する。そして、ステップKS12に移行して、ステップKS10で選択指定された予告A〜C,Eに基づく予告実行判定値(但し、予告Aの場合は設定されない)と、ステップKS11で抽出された予告実行判定用乱数の値を比較する。そして、その予告実行判定値と予告実行判定用乱数の値とが一致している場合には予告を実行し、一致していない場合には予告を実行しないと判定する。即ち、第1の実施形態における演出用パターン決定処理ルーチン(図10参照)でのステップHS4,HS5と同様の処理を行う。
【0086】
そして、前記ステップKS12にて、予告を実行すると判定した場合はステップKS13に移行し、予告を実行することを示す予告フラグをセットした後、次のステップKS14に移行する。一方、ステップKS12にて、予告を実行しないと判定した場合は、そのままステップKS14に移行する。更に、前記ステップKS9にて、否定であると判定した場合には、図柄組み合わせパターンが左図柄≠右図柄であるとして、ステップKS14に移行する。
【0087】
そして、ステップKS14にて、前記サブCPU33は、ステップKS1で入力した変動パターン指定コマンドに対応した変動パターン(P1〜P3)と、ステップKS13で読み取りした選択信号、及びステップKS13でセットした予告フラグとに基づき、1つ又は2つ以上の予告演出パターンを決定する。そして、ステップKS15に移行して、統括制御基板28のサブCPU33は、ステップKS2,KS14にて決定した演出用パターン(遊技演出パターンと予告演出パターン)を示す演出用パターン指定コマンドを、各制御基板25〜27の各サブCPU36,39,42に出力する。又、統括制御基板28のサブCPU33は、主制御基板24から出力された図柄指定コマンドと、全図柄停止コマンドを表示制御基板25に出力するようになっている。
【0088】
以下、このように構成された本実施形態(第2の実施形態)のパチンコ機10において、遊技演出が行われる態様を説明する。
本実施形態においても、前記パチンコ機10で遊技を行う遊技者は、4種類の予告選択肢(予告A、予告B、予告C、予告E)の中から予告選択部SEの各選択ボタンBT1〜BT3,BT5を押下操作することにより、少なくとも一つの予告選択肢を選択する。また、既に押下操作されている選択ボタンについては、当該ボタンに対応する予告の有り様が既に選択指定されていることを示すために、ボタン表示が点灯する等している。いま仮に、図16(a)に示すように可視表示部Hで図柄が確定停止中(357)中、遊技者が予告選択部SEの選択ボタンBT2を押下操作したとする。具体的には、遊技演出に関して通常変動中にリーチ予告表示を行う「予告B」を選択したとする。また、遊技者が、図示しないダイヤルで発生頻度100%に設定したとする。すると、予告選択部SEの選択ボタンBT2は、選択指定されていることを示すためにボタン表示が点灯する(図16(a)の斜線部)。そして、統括制御基板28のサブCPU33へは、予告選択部SEから「予告B」が選択されたことを示す選択信号が入力される。
【0089】
そして、遊技者が発射装置19を操作し、遊技領域13aに発射された遊技球が始動入賞口22に入賞すると、主制御基板24のメインCPU30は、大当り判定を実行して、その判定結果に基づいて、図柄変動に関連した変動パターン及び表示図柄(停止図柄のこと)を決定する。続いて、メインCPU30は、決定した変動パターン及び表示図柄に基づく変動パターン指定コマンド及び図柄指定コマンドを統括制御基板28のサブCPU33に対して出力する。いま仮に、このとき決定された変動パターンがスーパーリーチ用の変動パターンP3であり、表示図柄が「333」(左=右=中で且つ特定図柄)であったものとする。
【0090】
すると、前記統括制御基板28のサブCPU33は、図13に示すような、入力した変動パターンP3と、「予告B」が選択されたことによる選択信号と、左=右=中で且つ特定図柄の図柄組み合わせパターンとの対応関係に基づき、演出用パターン(遊技演出パターンPP3と予告演出パターンY2)を決定する。そして、サブCPU33は、決定した演出用パターンに対応する制御コマンドを各制御基板25〜27の各CPU36、39、42に出力する。また、サブCPU33は、入力した図柄指定コマンドを表示制御基板25のサブCPU36に出力する。また、サブCPU33は、変動パターン指定コマンドを入力したことに伴って、図柄変動中を示す遊技状態フラグをRAM35に設定する。尚、前記遊技状態フラグは全図柄停止コマンドを受信したことに伴って解除される。
【0091】
前記表示制御基板25のサブCPU36は、演出用パターン(遊技演出パターンPP3と予告演出パターンY2)に基づく演出実行データを、ROM37から読み出す。そして、サブCPU36は、ROM37から読み出した演出実行データに基づき図柄表示装置20の表示態様を制御する。その結果、図16(b)〜図16(e)に示すように、図柄表示装置20の可視表示部Hでは、演出用パターン(遊技演出パターンPP3と予告演出パターンY2)に応じた表示演出が実行される。具体的には、図16(b)に示すように、可視表示部Hでは、図柄が通常変動中(↓↓↓)に、選択ボタンBT2が押下操作されていることに基づきリーチ予告が行われる。そして、図16(c)に示すように、可視表示部Hでは、左図柄と右図柄が3で停止してリーチ状態(3↓3)となり、ノーマルリーチ演出中(左下斜線)になる。そして更に発展して、図16(d)に示すように、可視表示部Hでは、スーパーリーチ演出中(右下斜線)になる。そして、最終的に図16(e)に示すように、可視表示部Hでは、図柄は確定停止(333)し、確率変動図柄での大当りが確定する。また、ランプ制御基板26のサブCPU39は、演出用パターン(遊技演出パターンPP3と予告演出パターンY2)に基づく演出実行データを、ROM40から読み出す。そして、サブCPU39は、ROM40から読み出した演出実行データに基づき電飾ランプ16の発光態様を制御する。その結果、電飾ランプ16では、演出用パターン(遊技演出パターンPP3と予告演出パターンY2)に応じた発光演出が実行される。また、音声制御基板27のサブCPU42は、演出用パターン(遊技演出パターンPP3と予告演出パターンY2)に基づく演出実行データを、ROM43から読み出す。そして、サブCPU42は、ROM43から読み出した演出実行データに基づきスピーカ17の音声出力態様を制御する。その結果、スピーカ17では、演出用パターン(遊技演出パターンPP3と予告演出パターンY2)に応じた音声演出が実行される。
【0092】
同様に、メインCPU30が決定した変動パターンがその他の変動パターンP1〜P2の場合にも、遊技者が選択した選択ボタンBT1〜BT3,BT5に対応する予告の有り様(「予告A」〜「予告C」,「予告E」)が加味される。そして、図13に示す対応関係に基づき、演出用パターン(遊技演出パターンと予告演出パターン)が決定される。そして、その決定された演出用パターンに基づき、図柄表示装置20、電飾ランプ16、スピーカ17にて、遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)が実行される。
【0093】
また、演出用パターンを決定する統括制御基板28のサブCPU33は、予告選択部SEから選択信号を入力したとき、変動パターン指定コマンドの入力に伴って前記RAM35に設定した図柄変動中を示す遊技状態フラグが設定されているか否かを確認する。このとき、遊技状態フラグが設定されており、前述のように図柄が変動中である場合、サブCPU33は、予告選択部SEから入力した選択信号を無効とし、予告の有り様(予告演出)の種類を変更しない。つまり、図柄変動中には遊技者による予告選択部SEでの予告の有り様の選択操作が規制され、押下した選択ボタンBT1〜BT5のランプが点灯しないようになっている。
【0094】
一方で、サブCPU33は、遊技状態フラグが設定されていない場合には、予告選択部SEから入力した選択信号を有効とする。例えば、「予告A」が選択されている状態で、図柄変動していないときに遊技者が予告選択部SEの操作により「予告B」を選択すると、サブCPU33は、「予告B」を示す選択信号をRAM35に記憶設定する。その後、遊技が開始されると、「予告B」を示す選択信号と、メインCPU30にて決定された変動パターンとに基づく演出用パターンが選択され、図柄表示装置20、電飾ランプ16、スピーカ17では、その演出用パターンに応じた遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)が行われる。
【0095】
なお、本実施形態(第2の実施形態)は、前記第1の実施形態と以下の点においても相違点を有する。即ち、第1の実施形態では、大当り時に選択される変動パターン(P3,P5,P6)と、はずれ時に選択される変動パターン(P1,P2,P4)とを異ならせ、統括制御基板28のサブCPU33にて、大当りパターンか、はずれパターンかを判定できる構成としていた。それに対して、本実施形態では、大当り時とはずれリーチ時に選択される変動パターンの区分けは行っておらず(例えば、変動パターンP2,P3)、サブCPU33が図柄指定コマンドに基づき図柄組み合わせパターンを判定することにより、大当り又ははずれリーチの変動パターンかを判定できる構成としている。そのため、第2の実施形態では、第1の実施形態の場合に比して変動パターンの数を減らすことが可能である。
【0096】
従って、第2の実施形態によれば、前記第1の実施形態に記載の特徴に加えて以下の特徴を得ることができる。
(11)上記実施形態では、サブCPU33が、変動パターンの種別に基づき大当りか、はずれかの判定は行わず、図柄の組み合わせにより判定を行い、図柄の組み合わせと遊技者が選択した予告選択の選択信号とに基づき演出用パターンを決定する構成とした。そのため、使用及び設定記憶する変動パターンを減少させることができる。
【0097】
なお、上記各実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・上記第2の実施形態では、統括制御基板28で行われる演出用パターン決定処理ルーチンの中で、サブCPU33は、ステップKS2の処理で決定した遊技演出パターンをステップKS15の処理で、各制御基板25〜27の各サブCPU36,39,42に出力する構成とした。しかし、統括制御基板28のサブCPU33は、ステップKS2の処理で決定した遊技演出パターンをそのままステップKS2の処理で、各制御基板25〜27の各サブCPU36,39,42に出力する構成であってもよい。
【0098】
・上記各実施形態では、予告選択部SEで予告Aが選択された場合には、予め設定記憶された予告無しの演出用パターン(予告演出パターンY1)が選択セットされる構成とした。しかし、予告無しの演出用パターンというものを予め設定記憶しておくことなく、予告Aが選択された場合には、予め設定記憶されている予告有りの各演出用パターンから何も選ばない構成にしてもよい。
【0099】
・上記各実施形態では、例えば、遊技者が予告選択部SEにて、「予告B」(リーチ予告)と「予告C」(大当り予告)とを選択した場合は、統括制御基板28のサブCPU33は、予告演出パターンに関して、予告演出パターンY2と予告演出パターンY3とを決定する構成とした。しかし、遊技者が、予告選択部SEにて、「予告B」(リーチ予告)と「予告C」(大当り予告)とを選択した場合は、前記サブCPU33は、予告演出パターンY=Y2+Y3として、予告演出パターンを決定する構成であってもよい。
【0100】
・上記各実施形態では、サブ制御手段が、統括制御基板28、表示制御基板25、ランプ制御基板26、音声制御基板27から構成されているが、サブ制御手段から統括制御基板28を省略し、主制御基板24から、直接、表示制御基板25、ランプ制御基板26、音声制御基板27に接続される構成であってもよい。その場合には、各制御基板25〜27におけるサブCPU36,39,42が統括制御基板28のサブCPU33の役割(演出用パターン決定手段、予告実行判定手段、及び演出判定手段等)を果たす。また、統括制御基板28が表示制御基板25に設けられていてもよい。この場合には、表示制御基板25で演出用パターン(遊技演出パターンと予告演出パターン)を決定して、この決定した演出用パターンをランプ制御基板26、及び音声制御基板27に出力することにより、表示制御基板25がランプ制御基板26、及び音声制御基板27の制御を行うことになる。
【0101】
・上記各実施形態では、5種類の予告演出(予告A〜予告E)を選択可能な構成としているが、選択可能な予告演出の数、予告の内容等は任意に変更することができる。例えば、選択可能な予告演出の数は2種類、10種類等であってもよいし、選択可能な予告の内容はプレミアム予告、最終停止図柄がリーチ図柄の±1で停止する場合の予告等であってよい。
【0102】
・上記各実施形態では、予告演出は、図柄表示装置20の可視表示部Hにて行われる構成とした。しかし、予告演出は、他の部材、例えば電飾ランプ16や、スピーカ17等で行われる構成としてもよい。
【0103】
・上記各実施形態では、予告演出の行われるタイミングとして、リーチ予告は通常変動中に、スーパーリーチ予告はノーマルリーチ演出中に、大当り予告と確率変動大当り予告とはスーパーリーチ演出中に、行われるとしたが、予告演出の行われるタイミングとしては、任意に変更することができる。例えば、全ての予告表示が、通常変動中に行われる構成としてもよい。
【0104】
・上記各実施形態では、予告選択部SEが統括制御基板28に接続されている構成としたが、予告選択部SEは、他の制御基板に接続する構成にしてもよい。例えば、予告選択部SEが、表示制御基板25、ランプ制御基板26、音声制御基板27の内、少なくとも1つの基板に接続される構成であってもよい。
【0105】
・上記各実施形態では、予告選択部SEは、パチンコ機10の上球皿15の前面側に配置されている構成としたが、予告選択部SEの配置は任意に変更することができる。例えば、上球皿15の上面、前枠14、下球皿18、発射装置19等であってもよい。
【0106】
・上記各実施形態では、予告選択部SEの選択ボタンを押下操作することにより予告の有り様(予告の発生頻度、予告の内容)を選択する構成としたが、タッチパネルや非接触型センサ等の他の選択手段によって予告の有り様を選択する構成であってもよい。
【0107】
・上記各実施形態では、予告選択部SEで少なくとも1つの選択ボタンBT1〜BT5が押下されている場合を例にしたが、どの選択ボタンも押下されていない場合には、パチンコ機中で最初から設定されている予告の発生の有無、予告の出現率、予告の内容になるように構成してもよい。または、どの予告ボタンも押下されていない場合には、一切の予告を行わない、つまり「予告A」が押下された状態と同様の作用となる構成にしてもよい。
【0108】
・上記各実施形態では、変動パターンはP1〜P6の6種類と、P1〜P3の3種類の場合を示したが、変動パターンの数や、変動パターンに対応した変動時間や変動内容、及び変動パターン振分用乱数の値も任意に変更することができる。また、各種乱数の値の範囲等も任意に変更することができる。
【0109】
・上記各実施形態では、変動パターンや図柄の組み合わせと、予告の選択による選択信号に基づき決定される演出用パターンとの対応関係を、図4、図13に例示したが、遊技者が予告の有り様を選択できるのであれば、その他の演出用パターンを対応付けて設定記憶させてあってもよい。
【0110】
次に上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記変動パターンは、はずれ用の変動パターンと大当り用の変動パターンとに区分けされており、両変動パターンは夫々の変動パターン指定コマンドにおいて識別可能とされている請求項6に記載の遊技機。
【0111】
(ロ)前記変動パターンは、演出内容が異なる複数の変動パターンに区分けされており、各変動パターンは夫々の変動パターン指定コマンドにおいて識別可能とされている請求項6に記載の遊技機。
【0112】
(ハ)前記大当り判定手段と変動パターン指定コマンド出力手段は遊技機において遊技全体を制御するメイン制御手段に設けられ、前記パターン記憶手段と演出用パターン決定手段は前記メイン制御手段からの制御指令に従って遊技演出に関する各種制御を実行するサブ制御手段に設けられている請求項1〜請求項7、前記技術的思想イ、ロのうち何れか一つに記載の遊技機。
【0113】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技演出の予告の有り様を各遊技者個々の好みに応じて選択させることで、遊技者の遊技に対する興趣をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。
【図2】主制御基板、表示制御基板、ランプ制御基板、音声制御基板、及び統括制御基板の具体的な構成を説明するブロック図。
【図3】(a)は、主制御基板に記憶された変動パターンを説明する説明図、(b)は、主制御基板に記憶された変動パターン振分テーブルを説明する説明図。
【図4】(a)は、第1の実施形態におけるサブ制御手段(統括制御基板)に記憶された変動パターンと遊技演出パターンの対応関係を説明する説明図、(b)は、第1の実施形態におけるサブ制御手段(統括制御基板)に記憶された変動パターンと予告の選択及び予告演出パターンの対応関係を説明する説明図。
【図5】主制御基板で行われる入力処理手順を示すフローチャート。
【図6】主制御基板で行われる変動処理手順を示すフローチャート。
【図7】同じく、主制御基板で行われる特別図柄はずれ設定処理手順を示すフローチャート。
【図8】同じく、主制御基板で行われる特別図柄大当り設定処理手順を示すフローチャート。
【図9】同じく、主制御基板で行われる変動処理手順を示すフローチャート。
【図10】第1の実施形態におけるサブ制御手段で行われる演出用パターン決定処理手順を示すフローチャート。
【図11】(a)〜(e)は、第1の実施形態における遊技演出が行われる態様を説明する説明図。
【図12】(a)は、第2の実施形態における主制御基板に記憶された変動パターンを説明する説明図、(b)は、同じく主制御基板に記憶された変動パターン振分テーブルを説明する説明図。
【図13】(a)は、第2の実施形態におけるサブ制御手段(統括制御基板)に記憶された変動パターンと遊技演出パターンの対応関係を説明する説明図、(b)は、第2の実施形態におけるサブ制御手段(統括制御基板)に記憶された図柄組み合わせパターンと予告の選択及び予告演出パターンの対応関係を説明する説明図。
【図14】第2の実施形態におけるサブ制御手段で行われる演出用パターン作成処理手順を示すフローチャートの一部。
【図15】同じく、第2の実施形態におけるサブ制御手段で行われる演出用パターン作成処理手順を示すフローチャートの一部。
【図16】(a)〜(e)は、第2の実施形態における遊技演出が行われる態様を説明する説明図。
【符号の説明】
P1〜P6…変動パターン、SE…予告選択部(予告選択手段)、16…電飾ランプ(遊技演出手段)、17…スピーカ(遊技演出手段)、20…図柄表示装置(遊技演出手段)、24…主制御基板(メイン制御手段)、25…表示制御基板(サブ制御手段)、26…ランプ制御基板(サブ制御手段)、27…音声制御基板(サブ制御手段)、28…統括制御基板(サブ制御手段)、30…メインCPU(大当り判定手段、変動パターン指定コマンド出力手段)、33…サブCPU(演出用パターン決定手段、予告実行判定手段、演出判定手段、図柄判定手段)、34…ROM(パターン記憶手段)。

Claims (7)

  1. 遊技球の入賞検知を契機とする大当り判定手段の判定結果に基づき図柄変動に関連して複数ある変動パターンの中から1つの変動パターンを決定して変動パターン指定コマンドを出力する変動パターン指定コマンド出力手段と、
    前記各変動パターン毎に、遊技演出に関する予告の有り様が異なる設定とされた複数の演出用パターンの中から所定の演出用パターンを、夫々対応付けて記憶したパターン記憶手段と、
    前記予告の有り様を遊技者において選択指定可能な予告選択手段と、
    前記変動パターン指定コマンド出力手段の出力結果と前記予告選択手段による選択結果とに基づき前記パターン記憶手段に記憶された各演出用パターンの中から所定の演出用パターンを決定する演出用パターン決定手段と、
    前記演出用パターン決定手段により決定された演出用パターンに基づいて遊技演出を実行する遊技演出手段とを備えた遊技機。
  2. 遊技球の入賞検知を契機とする大当り判定手段の判定結果に基づき図柄変動に関連して複数ある変動パターンの中から1つの変動パターンを決定して変動パターン指定コマンドを出力する変動パターン指定コマンド出力手段と、
    前記各変動パターン毎に、複数ある遊技演出パターンの中から1つの遊技演出パターンを対応付けて記憶すると共に、前記記憶された各遊技演出パターン毎に、遊技演出に関する複数の予告演出パターンの中から1つ又は2つ以上の予告演出パターンを、夫々対応付けて記憶したパターン記憶手段と、
    前記予告の発生頻度を遊技者において選択指定可能な予告選択手段と、
    前記変動パターン指定コマンド出力手段の出力結果と前記予告選択手段による選択結果とに基づき前記パターン記憶手段に記憶された各遊技演出パターンと各予告演出パターンの中から所定の演出用パターンを決定する演出用パターン決定手段と、
    前記演出用パターン決定手段により決定された各演出用パターンに基づいて遊技演出を実行する遊技演出手段とを備えた遊技機。
  3. 遊技球の入賞検知を契機とする大当り判定手段の判定結果に基づき図柄変動に関連して複数ある変動パターンの中から1つの変動パターンを決定して変動パターン指定コマンドを出力する変動パターン指定コマンド出力手段と、
    前記各変動パターン毎に、複数ある遊技演出パターンの中から1つの遊技演出パターンを対応付けて記憶すると共に、前記記憶された各遊技演出パターン毎に、遊技演出に関する予告の内容が異なる複数の予告演出パターンの中から1つ又は2つ以上の予告演出パターンを、夫々対応付けて記憶したパターン記憶手段と、
    前記予告の内容を遊技者において選択指定可能な予告選択手段と、
    前記変動パターン指定コマンド出力手段の出力結果と前記予告選択手段による選択結果とに基づき前記パターン記憶手段に記憶された各遊技演出パターンと各予告演出パターンの中から所定の演出用パターンを決定する演出用パターン決定手段と、
    前記演出用パターン決定手段により決定された各演出用パターンに基づいて遊技演出を実行する遊技演出手段とを備えた遊技機。
  4. 前記予告選択手段による選択結果に基づいて予告を実行するか否かの判定を行う予告実行判定手段を更に備え、前記演出用パターン決定手段は、前記演出用パターンを決定するに際して、更に前記予告実行判定手段の判定結果を加味する請求項1又は請求項2のうち何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記予告実行判定手段は、前記予告の実行可否判定のために抽出される予告実行判定用乱数の値と前記予告選択手段で選択指定される各発生頻度に応じた判定値数の予告実行判定値とを比較し、当該予告実行判定値の中に前記予告実行判定用乱数の値と一致する値が、ある場合には予告の実行可と判定し、ない場合には予告の実行不可と判定するものである請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記変動パターン指定コマンドにて指定される変動パターンに従って行われる遊技演出が通常の遊技演出とは異なる特別な遊技演出であるか否かの判定を行う演出判定手段を更に備え、前記演出用パターン決定手段は、前記演出用パターンを決定するに際して、更に前記演出判定手段の判定結果を加味する請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の遊技機。
  7. 前記大当り判定手段の判定結果に応じて決定される停止図柄の図柄指定コマンドに基づいた図柄の組み合わせが予め定めた特別な図柄の組み合わせであるか否かの判定を行う図柄判定手段を更に備え、前記演出用パターン決定手段は、前記演出用パターンを決定するに際して、更に前記図柄判定手段の判定結果を加味する請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の遊技機。
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