JP2004191544A - 電気光学装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液晶表示装置は、一水平走査期間以上の所定の周期毎に液晶(50)に印加される電圧の極性を反転させる極性反転回路(104A)と、複数の走査線(20)を一水平走査期間毎に選択する走査線駆動回路(60)と、一水平走査期間を時分割した複数のブロック選択期間の各々にて、複数のデータ線(22)を1本以上のデータ線毎に分割した複数のブロックの一つを順次選択し、選択されたブロック内のデータ線(22)に、画像信号に基づくデータ電圧を供給するデータ線駆動回路(70)と、一水平走査期間中の複数のブロック選択期間の前の少なくとも一つのプリチャージ期間に、複数のデータ線(22)にプリチャージ電圧をそれぞれ供給するプリチャージ回路(80)と、画像信号のレベルに基づいて、少なくとも一つのプリチャージ期間に複数のデータ線(22)に供給されるプリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成回路(110)とを有する
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ線にデータ電圧を供給する前に、そのデータ線をプリチャージする機能を備えた電気光学装置に関する。
【0002】
【背景技術】
近年、電気光学装置例えば電気光学素子として液晶を用いたアクティブマトリクス型液晶装置が普及している。スイッチング素子として例えば薄膜トランジスタ(TFT)では、アクティブマトリクスパネルの微細化と駆動速度の高速化が進み、サイズの小さなTFTの電流駆動能力では駆動速度の高速化に追従できなくなっている。
【0003】
そこで、TFT等のスイッチング素子を介して画素にデータ電圧を書き込む直前に、その画素に接続されているデータ線をプリチャージしておく方法が採用されている(特許文献1)。
【0004】
このように、本来のデータ電圧を画素に書き込む前に、データ線をプリチャージ電圧にプリチャージしておくことで、短い選択時間内であっても、データ線をプリチャージ電圧からデータ電圧に充放電させることができる。よって、TFTなどのスイッチング素子の能力が低くても、画素に本来のデータ電圧を書き込むことが可能となる。
【0005】
また、点順次駆動方式のアクティブマトリクス型TFTパネルにて、トレードオフの関係にある縦ストロークと縦縞とを低減するために、プリチャージ期間内の前半で黒レベルにプリチャージし、その後半でグレーレベルにプリチャージしているものもある(特許文献2)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−97224号公報(図1、図2)
【特許文献2】
特開2000−267067号公報(図1〜図4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した特許文献1,2のいずれのプリチャージ駆動でも、プリチャージ電圧を固定のDCレベルに設定するものであるため、画像信号が中間調である時に縦縞の発生を完全には防止できない。なぜなら、選択期間において、あるデータ線の電圧を、固定のプリチャージ電圧から本来のデータ電圧にするまでの間に、そのデータ線にて充放電が生じ、電圧変動が生ずるからである。選択期間中にて充放電中のデータ線に隣接するデータ線であって、既にデータ電圧に設定されているフローティング状態のデータ線は、充放電中のデータ線の電圧変動の影響を受ける。これら2本のデータ線は容量的に結合しているからである。
【0008】
特許文献2ではさらに、プリチャージ電圧を2レベルに切り替えるスイッチが不可欠となり、ドライバの構成が複雑になると共に、回路規模の増大と消費電力の増大につながる。
【0009】
本発明の目的は、特に中間調表示の場合であっても、縦縞の発生を低減することができる電気光学装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、2枚の基板と、前記2枚の基板のいずれか一方に設けられた複数の走査線と、前記2枚の基板のいずれか一方に設けられた複数のデータ線と、前記2枚の基板間に設けられた電気光学材料とを有し、複数の画素に対応する位置に前記電気光学材料から成る複数の電気光学素子を有する電気光学装置の改良である。
【0011】
この電気光学装置に設けられた極性反転回路は、前記一水平走査期間以上の所定の周期毎に前記複数の電気光学素子の各々に印加される電圧の極性を反転させる。走査線駆動回路は、前複数の走査線を一水平走査期間毎に選択する。データ線駆動回路は、一水平走査期間を時分割した複数のブロック選択期間の各々にて、前記複数のデータ線を1本以上のデータ線毎に分割した複数のブロックの一つを順次選択し、選択されたブロック内の前記データ線に、画像信号に基づくデータ電圧を供給する。ブロックの最小単位は水平走査方向の1画素であり、この場合は点順次駆動となる。一ブロックにk(k≧2)個の画素が配置される場合、画像信号を予めk相に相展開しておくことができる。
【0012】
プリチャージ回路は、前記一水平走査期間中の前記複数のブロック選択期間の前の少なくとも一つのプリチャージ期間に、前記複数のデータ線にプリチャージ電圧をそれぞれ供給する。プリチャージ期間は、一水平走査期間中に1回設けられるものの他、一水平走査期間中の複数のブロック選択期間の各々の前にそれぞれ設けても良い。プリチャージ電圧生成回路は、前記画像信号のレベルに基づいて、前記少なくとも一つのプリチャージ期間に前記複数のデータ線に供給される前記プリチャージ電圧を生成する。
【0013】
このように、プリチャージ電圧は固定でなく、画像信号のレベルに応じて可変となる。よって、複数のブロック選択期間の前の少なくとも一つのプリチャージ期間に供給されるプリチャージ電圧は、従来の固定のプリチャージ電圧と比較して、その後のブロック選択期間においてデータ線に供給される本来のデータ電圧により近い電圧となる。このため、ブロック選択期間において、プリチャージ電圧から本来のデータ電圧になるまでにほとんど充放電が生じずに、そのデータ線での電圧変動は極小となる。ブロック選択期間でのデータ線の電圧変動が少ないと、それと容量結合している他のデータ線への悪影響(電圧変動)も少なくなり、そのため縦縞の発生が低減される。
【0014】
本発明に用いられる極性反転回路は、前記一水平走査期間毎に前記電気光学素子に印加される電圧の極性を反転することができる。あるいは、この極性反転回路は、一垂直走査期間毎に前記電気光学素子に印加される電圧の極性を反転するものであってもよい。
【0015】
前記プリチャージ電圧生成回路の一例として、前記一水平走査期間の前記画像信号を記憶するラインメモリと、前記ラインメモリへの記憶情報に基づいて、前記一水平走査期間内の前記画像信号のレベルの平均値の絶対値を算出して前記プリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成部とを有することができる。これにより、一水平走査期間内の画像信号レベルの平均値がプリチャージ電圧となる。
【0016】
前記プリチャージ電圧生成回路の他の例として、複数の水平走査期間の前記画像信号を記憶する複数のラインメモリと、前記複数のラインメモリへの記憶情報に基づいて、前記複数の水平走査期間内の前記画像信号のレベルの平均値の絶対値を算出して前記プリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成部とを有することができる。ここで、一水平走査期間毎に電気光学素子への電圧の極性を反転する場合には、複数のラインメモリの記憶情報に基づき生成されたプリチャージ電圧もまた、一水平走査期間毎に正、負となる電圧として発生させればよい。一垂直走査期間毎に電気光学素子への電圧の極性を反転させる場合には、一垂直走査期間中は同一極性のプリチャージ電圧とすればよいので簡便となる。
【0017】
前記プリチャージ電圧生成回路のさらに他の例として、一垂直走査期間の前記画像信号を記憶するフレームメモリと、前記フレームメモリへの記憶情報に基づいて、前記一垂直走査期間の前記画像信号のレベルの平均値の絶対値を算出して前記プリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成部とを有することができる。ここで、一水平走査期間毎に電気光学素子への電圧の極性を反転する場合には、フレームメモリの記憶情報に基づき生成されたプリチャージ電圧もまた、一水平走査期間毎に正、負となる電圧として発生させればよい。一垂直走査期間毎に電気光学素子への電圧の極性を反転させる場合には、一垂直走査期間中は同一極性のプリチャージ電圧とすればよいので簡便となる。
【0018】
前記プリチャージ電圧生成回路のさらに他の例として、前記複数のブロックの一つに属するデータ線本数に対応する画素数の画像信号を記憶するブロックメモリと、前記ブロックメモリへの記憶情報に基づいて、前記一ブロックに属するデータ線に同時に供給される前記画像信号のレベルの平均値の絶対値を算出して、前記プリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成部とを有することができる。この場合、画像信号は予めk相に相展開されることが好ましい。例えば3相展開される場合、1ブロックに属するデータ線の本数は3本となり、ブロックメモリには少なくとも3画素の画像信号が記憶され、その3画素の画像信号の平均値が算出される。そして、1ブロック内の3本のデータ線には、算出された共通のプリチャージ電圧が供給されることになる。
【0019】
上述した各例のプリチャージ電圧生成部は、前記記憶情報のうち、所定範囲の中間調レベルの平均値に基づいて、前記プリチャージ電圧を生成することができる。縦縞は、中間階調の時に目立つので、プリチャージ電圧として中間調レベルの画像信号の平均を求めることで、縦縞の発生をより低減できる。
【0020】
前記プリチャージ電圧生成部は、前記記憶情報に基づいて、画像信号レベルの発生頻度を算出するヒストグラム算出部をさらに有し、その算出結果に基づいて、前記プリチャージ電圧を補正することができる。画像信号の平均値だけでなく、ピーク階調値に基づいて平均値を補正することで、縦縞の発生をより低減できる。
【0021】
本発明の電気光学装置は、前記複数の走査線の各々と前記複数のデータ線の各々にそれぞれ接続された複数のスイッチング素子と、前記複数のスイッチング素子の各々にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対向する共通電極と、前記共通電極の電圧を設定する電圧設定回路とをさらに有することができる。これは、いわゆるアクティブマトリクス型電気光学装置である。
【0022】
このアクティブマトリクス型電気光学装置では、前記画像信号のレベルに基づいて、前記電圧設定回路により前記共通電圧を変化させて、前記少なくとも一つのプリチャージ期間に前記電気光学素子に印加される電圧を補正することができる。その詳細を後述する通り、画素電極に印加される電位に応じて最適な共通電極が存在しており、このため共通電圧を画像信号(好ましくは一垂直走査期間中の平均値)に基づいて変化させることで、プリチャージ電圧もまた最適化することができる。ただし、共通電圧の変更は、一垂直走査期間毎に電気光学素子への電圧の極性を反転させる場合に限って実施される。
【0023】
本発明の電気光学装置は、一つの前記ブロック内の前記データ線の本数と等しい数の複数のデータ/プリチャージ電圧供給線と、前記データ電圧と前記プリチャージ電圧とを切り換えて、前記複数のデータ/プリチャージ電圧供給線に供給するスイッチとを有することができる。こうして、データ信号とプリチャージ電圧との供給経路を共通化できる。
【0024】
この場合、前記プリチャージ電圧生成部は、前記画像信号のレベルに基づいて、前記複数のブロック選択期間の前にそれぞれ設けられた複数のプリチャージ期間毎に、プリチャージ電圧をそれぞれ生成することになる。
【0025】
本発明の電気光学装置では、前記データ線駆動回路は、ブロック選択方向に沿って順次ブロックを選択することになる。この場合、前記プリチャージ電圧生成回路は、前記複数のブロックの各々についての前記プリチャージ電圧として第1及び第2のプリチャージ電圧を生成することができる。前記第1のプリチャージ電圧は、当該ブロックに対応する前記画像信号のレベルに基づいて生成され、前記第2のプリチャージ電圧は、当該ブロックよりも一つ上流側のブロックに対応する前記画像信号に基づいて生成される。前記プリチャージ電圧生成回路は、前記複数のブロックの各々にて前記ブロック選択方向の少なくとも上流端に位置するデータ線に前記第2のプリチャージ電圧を供給し、該ブロック内の他のデータ線に前記第1のプリチャージ電圧を供給する。
【0026】
各ブロック内において、縦縞の発生に影響するブロック選択方向の上流端のデータ線には、当該ブロックよりも一つ上流側のブロックに供給されるデータ電圧に近い第2のプリチャージ電圧を供給することで、それと容量結合されたデータ線での電圧変動を低減させて、縦縞の発生を低減できる。当該ブロック内の他のデータ線には、上述の通り当該ブロックに対応する画像信号のレベルに基づく第1のプリチャージ電圧を供給すればよい。なお、第2のプリチャージ電圧は、当該ブロックよりも一つ上流側のブロックに供給されるデータ電圧、またはその平均値、あるいはその平均値+ΔVとすることができる。第2のプリチャージ電圧を平均値+ΔVとすることで、そのブロックの画素に本来のデータ電圧を書き込む動作が容易となる。
【0027】
本発明をプロジェクタに適用する場合、このプロジェクタは、互いに異なる色のカラーフィルタをそれぞれ備えた複数のパネルと、複数のプリチャージ電圧生成回路とを有することができる。この場合、前記複数のパネルの各々に供給される前記プリチャージ電圧を、前記複数のプリチャージ電圧生成回路の各々にて生成することになる。
【0028】
プロジェクタの他の例として、前記複数のパネルのうち最も視感度が高い色のカラーフィルタを有する一枚のパネルに供給される前記プリチャージ電圧を、前記プリチャージ電圧生成回路に基づいて生成しても良い。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である電気光学装置、例えば液晶表示装置について、図面を参照して説明する。なお、本発明が適用される液晶表示装置は、下記に説明するアクティブマトリクス液晶表示装置に限らず、2枚の基板の一方に走査線(コモン線とも称される)とその他方にデータ線(セグメント線とも称される)とを有するパッシブマトリクス型液晶表示装置であってもよい。
【0030】
<第1実施形態>
図1は、液晶パネル例えばTFT(薄膜トランジスタ)パネル10に接続される周辺回路のブロック図であり、図2はTFTパネル10の概略説明図である。
【0031】
(アクティブマトリクスパネル)
図2は、本実施形態に係るアクティブマトリクスパネル例えばTFTパネル10の一例を示している。このTFTパネル10の画素部12には、M本の走査線例えばゲート線20と、N本のデータ線例えばソース線22とがそれぞれ交差して設けられている。
【0032】
(M×N)個の画素30の各々には、ゲート線20とソース線22とに接続されたスイッチング素子例えばTFT32が設けられ、計(M×N)個のTFT32が画素部12に設けられている。横方向に配列されたN個のTFT32のゲートは、1本のゲート線20に共通接続されている。縦方向に配列されたM個のTFT32のソースは、1本のソース線22に共通接続されている。
【0033】
各画素30のTFT32のドレインは画素電極34に接続されている。各画素30の画素電極34と対向して共通電極40が設けられ、それらの間に電気光学材料が配置されることで、各画素30に電気光学素子例えば液晶50が配置されている。なお、図示していないが、各画素30にて液晶50と並列に保持容量を配設しても良い。
【0034】
ここで、本実施形態のTFTパネル10は、2枚の基板の一方に共通電極40が設けられ、その他方に走査線20、信号線22、TFT32及び画素電極34が設けられ、その2枚の基板間に液晶50が封入されて構成される。また、TFTパネル10はカラーパネルとすることができ、この場合、2枚の基板の一方にカラーフィルタが形成される。
【0035】
以上の構成により、各画素30の液晶50に印加される電圧を制御することで、各画素30の階調値が定まり、TFTパネル10の画素部12に画像を形成できる。
【0036】
なお、本実施形態のアクティブマトリクスパネルは、上述したTFTパネル10に限らず、走査線により選択されるスイッチング素子を介して、データ線から電気光学素子に通電できるものであれば、スイッチング素子及び電気光学素子の種類は問わない。
【0037】
本実施形態のアクティブマトリクスパネル10には、図2に示すように、走査線駆動回路60、データ線駆動回路(ブロック選択回路)70及びプリチャージ回路80が搭載されている。
【0038】
走査線駆動回路60は、垂直タイミング信号CLY,DYに基づいて、一水平走査期間毎に、M本の走査線20を順次選択駆動するものである。
【0039】
ブロック選択回路として機能するデータ線駆動回路70は、水平タイミング信号CLX,DXと、入力される画像信号(本実施形態ではVID1〜3)に基づいて、N本のデータ線22に対して、一水平走査期間中にてK本(K≧1で、本実施形態ではK=3)ずつ時分割でデータ電圧をそれぞれ供給する。
【0040】
ここで、K=1とはいわゆる点順次駆動法である。本実施形態ではK≧2と設定しているので、後述するように、相展開回路106(図2参照)にて、1本の信号線上のシリアルな画像信号を、K本の画像信号線上にパラレル変換(相展開とも称する)している。本実施形態では相展開数K=3であるので、3本の画像信号線VD1〜VD3が設けられている。なお、K=1の点順次駆動のときには、相展開は不要であり、画像信号線は1本だけ設けられる。
【0041】
本実施形態のデータ線駆動回路70は、パラレルな3本の画像信号線V1〜V3上のデータをサンプリングするサンプリング回路72と、水平タイミング信号CLX,DXに基づいてサンプリングタイミングを決定するシフトレジスタ74とを有する。
【0042】
サンプリング回路72は、N本のデータ線22のいずれか1本と、3本の画像信号線V1〜V3のいずれか1本との間にそれぞれ接続された計N個のサンプリングスイッチ例えばサンプリングトランジスタ74Aを有する。
【0043】
ここで、N本のデータ線22は、相展開数Kの数ずつブロック分割され、K=3の本実施形態では、3本のデータ線22で1ブロックが形成され、計(N/K)個のブロックに分割されている。シフトレジスタ74の出力線S1,S2…も計(N/K)本設けられている。そして、シフトレジスタ回路74の各出力線S1,S2,…は、1ブロックに属しかつ3本の画像信号線V1〜V3にそれぞれ接続されたK=3個のサンプリングトランジスタ72Aのゲートに共通接続されている。
【0044】
シフトレジスタ回路74の出力線S1,S2,…は、一水平走査期間内に順次アクティブ(例えばHIGH)となる。そして、各ブロックに属するK=3個のスイッチングトランジスタ72Aが同時に、ブロック選択方向(本実施形態では図2の左から右に向かう方向)に沿って順次オンする。
【0045】
プリチャージ回路80は、プリチャージ電圧NRSを供給するプリチャージ電圧供給線82と、プリチャージタイミング信号NRGを供給するプリチャージタイミング供給線84と、N本のデータ線22にそれぞれ接続されたN個のプリチャージスイッチ86とを有する。プリチャージスイッチ86は例えばTFTにて形成され、そのゲートにプリチャージタイミング供給線84が、そのソースにプリチャージ電圧供給線82が、そのドレインにデータ線22が接続されている。
【0046】
(パネル周辺回路)
図1において、画像信号(例えばR,G,B)を処理する画像信号処理部100は、ガンマ補正部102、極性反転回路104A、相展開回路106及びD/A(デジタル−アナログ)変換回路108とを有する。ガンマ補正回路102は、液晶50の電圧−透過率特性に基づく補正を行うものである。極性反転回路104Aは、液晶50に印加される電圧の極性を所定の周期、本実施形態では一水平走査期間毎に反転するものである。相展開回路106は上述した通り、1本の信号線上のシリアルな画像信号を、K本(本実施形態はK=3)の画像信号線上にパラレル変換(相展開)するものである。1本の信号線上のシリアルな画像信号を、K本の画像信号線(VID1〜VIDK)上にパラレル変換(相展開)している。
【0047】
本実施形態では、一水平走査期間毎にプリチャージ電圧を生成するためのプリチャージ電圧生成回路110を有している。このプリチャージ電圧生成回路110は、1Hメモリ(ラインメモリ)112、ビデオ平均算出部114、ルックアップテーブル(LUT)116及びD/A変換器118にて構成されている。
【0048】
1Hメモリ112は、一水平走査期間分の画像信号を順次記憶するものである。ビデオ平均算出部114は、1Hメモリ112の記憶情報に基づいて、一水平走査期間内の画像信号の平均、例えば加算平均を算出するものである。ルックアップテーブル116は、ビデオ平均算出部114からの算出結果に応じたプリチャージ電圧指標値(デジタル値)を出力する。D/A変換器118は、ルックアップテーブル118からの出力に応じたプリチャージ電圧NRSを生成する。なお、ルックアップテーブル118は、ビデオ平均値とプリチャージ電圧指標値とを1対1で記憶しおり、外部入力に基づいてその記憶値を変更可能である。結局、このルックアップテーブル118は、従来固定であったプリチャージ電圧を、ビデオ平均値に基づいて補正する補正テーブルとして機能する。
【0049】
また、図1に示すように、タイミング回路120は、ドットクロック(DotCLK)、水平同期信号(HSYNC)及び垂直同期信号(VSYNC)に基づいて、水平・垂直タイミング信号DX,CLX,DY,CLYを生成する。また、プリチャージタイミング回路130は、タイミング回路120からの信号に基づいて、プリチャージタイミング信号NRGを生成する。
【0050】
(プリチャージ動作)
図3は、図1に示す実施形態のプリチャージ動作を説明するためのタイミングチャートである。図3に示すように、一水平走査期間(1H)を示す水平同期信号(HSYNC)が、図1のタイミング回路120に入力される。プリチャージタイミング回路130は、タイミング回路120からの信号に基づいて、図3に示すように、一水平走査期間(1H)の初期の段階で、所定期間アクティブ(HIGH)となるプリチャージタイミング信号NRGを生成する。
【0051】
ここで、図1の極性反転回路104Aにて極性反転される前の画像信号VIDが、図3に示すものであったと仮定する。この画像信号VIDは、一水平走査期間毎に1Hメモリ112に記憶され、一水平走査期間毎にビデオ平均算出部114にてビデオ平均値が算出される。
【0052】
図3に示す画像信号VIDは、ビデオ平均算出部114での算出の結果、1番目及び2番目の水平走査期間(1H)のビデオ平均値はほぼ等しくなっている。3番目の水平走査期間では、1番目及び2番目の水平走査期間のビデオ平均値よりもVaだけ低いビデオ平均値となる。4番目の水平走査期間では、1番目及び2番目の水平走査期間のビデオ平均値よりもVbだけ高いビデオ平均値となる。
【0053】
このビデオ平均値に基づいて、図1のルックアップテーブル116からプリチャージ電圧指標値(デジタル値)が出力される。さらに、このプリチャージ電圧指標値に基づいて、D/A変換器118にてプリチャージ電圧NRSが生成され、各水平走査期間毎にビデオ平均値に応じたプリチャージ電圧NRSが生成される。ここで、図3に示すように、各水平走査期間のプリチャージ電圧NRSの絶対値(極性反転前の電圧)V1,V2,V3,V4の関係は、V1=V2,V1>V3,V1<V4となる。
【0054】
実際に得られるプリチャージ電圧NRSは図3に示すように、タイミング回路120の信号に基づいて、D/A変換器118にて発生されるプリチャージ電圧NRSが、一水平走査期間毎に交互にプラス、マイナスに設定される。こうして、各水平走査期間毎のプリチャージ電圧V1,V2,V3,V4…は、ビデオ中心(共通電極40の電位)に対する電圧極性が交互に反転され、画像信号の1H反転駆動に一致するようになる。
【0055】
ここで、図3に示す各水平走査期間毎のプリチャージ期間(プリチャージタイミング信号NRGがHIGHである期間)は、各水平走査期間内にてシフトレジスタ74の出力線S1,S2,…SN/Kの電位がHIGHとなるブロック選択期間よりも前に設定されている。
【0056】
この結果、各データ信号線20には、図3に示す信号線S1,S2,…の電位がHIGHとなるブロック選択期間内に印加されるデータ電圧とほぼ等しいプリチャージ電圧(一水平走査期間内の平均電圧)が、ブロック選択期間前にプリチャージされることになる。よって、各ブロック選択期間にデータ信号線20にデータ電圧を供給する以前に、各データ信号線は事前にそのデータ電圧とほぼ等しいプリチャージ電圧になっているので、選択期間内でのデータ線20の電位変化(つまり液晶の両端電圧変化)は極く小さなものとなる。このため、データ電圧供給途中のデータ線に接続された液晶50と横方向にて隣接する他の液晶50(既にデータ電圧は確定している)に与えられる悪影響が低減される。これが、本実施形態にて縦縞を低減できる原理である。
【0057】
従来技術のプリチャージ電圧の設定は、▲1▼ノーマリホワイトモードで黒レベルとするもの、▲2▼中間調レベルとするもの、であった。しかし、いずれもプリチャージ電圧は信号レベルの変化に拘らず固定レベルであった。よって、選択期間内でのデータ線20の電位変化(つまり液晶の両端電圧変化)は、上述した本実施形態のものよりも大きい場合があり、その電位変化が大きいと縦縞が依然として生じていた。
【0058】
なお、第1実施形態では、ビデオ平均値の算出を一水平走査期間ごとに実施したが、それに限定されず、一水平走査期間以上の長さの期間毎に、1回ずつビデオ平均値を求めても良い。例えば、ラインメモリを複数設け、複数の水平走査期間毎に1回、ビデオ平均値を求めても良い。この場合、複数の水平走査期間では、その複数の水平走査期間内の画素の階調値に基づいて算出された一つのプリチャージ電圧の絶対値が、各ブロックのプリチャージ電圧として繰り返し用いられる。あるいは、1または複数のラインメモリの代わりにフレームメモリを設けて、1フレームのビデオ平均値を求めても良い。この場合、一垂直走査期間では、その一垂直走査期間内の画素の階調値に基づいて算出された一つのプリチャージ電圧の絶対値が、各ブロックのプリチャージ電圧として繰り返し用いられる。ただし、複数の水平走査期間あるいは一垂直走査期間毎にビデオ平均値を求めた場合には、そのビデオ平均値の絶対値に基づいて設定されるプリチャージ電圧は、ビデオ中心に対する極性が、一水平走査期間毎に交互に反転される。
【0059】
<第2の実施形態>
図4は、図1の一部の回路を変更した本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態では、第1実施形態の一水平走査期間毎に極性反転するIH反転駆動に代えて、一垂直期間毎に極性反転するIV反転を採用している。
【0060】
図4に示す画像信号処理部101は、極性反転回路104Bが1V反転駆動する点のみが、図1の画像信号処理部100と異なっている。図4ではさらに、プリチャージ電圧生成回路111は、図1のプリチャージ電圧生成回路110のラインメモリ112の代わりに、フレームメモリ113を有している。ビデオ平均算出部114は、1フレーム内の画像信号の平均値を求めることになる。
【0061】
図4ではさらに、図2に示す共通電極40へのコモン電圧LCCOMを生成するコモン電圧生成部140が増設されている。第1実施形態ではコモン電圧LCCOMは一定電圧であったが、本実施形態ではビデオ平均値に基づいてコモン電圧LDCOMを可変とした。このために、コモン電圧生成部140は、ビデオ平均算出部114からの出力によってコモン電圧指標値を選択するルックアップテーブル142と、そのコモン電圧指標値に基づいてコモン電圧LDCOMを生成するD/A変換器144とを有する。
【0062】
図5は、図4に示す第2実施形態のプリチャージ動作を示すタイミングチャートである。図5が図3と相違する点の一つは、プリチャージ電圧NRSが、水平走査期間毎でなく垂直走査期間毎に設定されている点である。すなわち、図5のビデオ平均値V1〜V4は、一垂直期間毎に、フレームメモリ113の記憶情報に基づいてビデオ平均算出部114にて生成されている。また、プリチャージ電圧NRSは、ビデオ中心LDCOMに対する電圧極性が、垂直走査期間毎に反転されている。
【0063】
図5が図3と相違する点の他の一つは、一垂直走査期間に1回だけプリチャージタイミング信号NRGがHIGHとなり、その期間がプリチャージ期間となり、図3のように一水平走査期間毎に1回のプリチャージ期間が設定されるものとことなる。この第2実施形態では、一垂直走査期間の初期に1回設定されたプリチャージ期間内に、図1のプリチャージスイッチ86を介して、全データ線20にプリチャージ電圧NRSが供給される。
【0064】
このように、第2実施形態でも、固定のプリチャージ電圧に代えて、一垂直走査期間毎に求められたビデオ平均値をプリチャージ電圧としているので、第1実施形態と同様の原理により、縦縞の発生を低減できる。
【0065】
なお、一垂直走査期間毎に極性反転する第2実施形態においても、図4に示すフレームメモリ113に代えて、図1に示す1Hメモリ112を一つまたは複数設けても良い。この場合、一水平走査期間毎に、あるいは複数の水平走査期間毎に算出されたビデオ平均に基づいてプリチャージ電圧を求めることになり、プリチャージ電圧が本来のデータ電圧により近い値となる。またこの時、第1実施形態のように一水平走査期間毎にビデオ中心に対するプリチャージ電圧の極性を反転させる必要はなく、一垂直走査期間内は同一極性でよい。
【0066】
次に、本実施形態においてビデオ中心電圧LDCOMを、ビデオ平均値に基づいて可変している理由は下記の通りである。まず、同じ絶対値の正負のデータ電位を液晶50に印加した時、実際に液晶に印加される実効電位は正負で異なり、しかもその相違量は、データ電位の絶対値の大きさに依存して異なるからである。従って、同じ絶対値の正負のデータ電圧を液晶に印加した時、その正負の電位の中間電位が、データ電圧の絶対値に応じて異なり、予め設定したコモン電圧LDCOMとずれが生ずるからである。実際のデータ電位と異なる電位が液晶50に印加される理由の一つには、画素30に設けられたTFT32がオフされた時に、そのゲート−ソース間容量Cgs成分の原因により、画素40に蓄えられた電荷がリークするからである。また、このTFT32はソース線22の正負の電圧によって電流駆動能力(書き込み能力)が異なり、N型TFTの場合、正電圧の書き込み能力は負電圧の書き込み能力よりも低いからである。そして、この正負の書き込み能力差は、データ電圧の絶対値に依存して異なる。
【0067】
そこで、一垂直期間毎に液晶に印加される電圧を反転するIV反転駆動に限って、共通電極40の電位も一垂直走査期間毎に可変とした。この可変量は、一垂直走査期間内の画像信号の平均レベルによって求められる。本実施形態では、ビデオ平均算出部114からの算出結果に基づき、ルックアップテーブル142及びA/D変換器144から成るコモン電圧生成部140にてコモン電圧LDCOMを垂直走査期間毎に生成している。これにより、正負で同一の絶対値のデータ電圧が液晶に印加された場合、その正負の電圧の中間電位に近い値に、常時コモン電圧LDCOMを設定でき、同一階調の正負の電圧を等しくして液晶50に印加することができる。
【0068】
<第3の実施形態>
図6は、図1または図4のプリチャージ電圧生成回路110,111の変形例を示している。よって、図6では、図1に示す画像信号処理部100または図4に示す画像信号処理部101のいずれかが配置される。図6に示すプリチャージ電圧生成回路200は、図1の1Hメモリ112または図4のフレームメモリ113のいずれかで構成されるメモリ202を有する。図6に示すプリチャージ電圧生成回路200は、メモリ202の記憶情報のうち、所定範囲の中間調レベルの平均値に基づいて、プリチャージ電圧を生成するものである。このために、プリチャージ電圧生成回路200は、ビデオ平均算出部204と、ヒストグラム算出部206と、ビデオ平均補正部208と、ルックアップテーブル210とを有することができる。
【0069】
上述した縦縞は、信号レベルが黒や白であれば目立たないが、中間調レベルであると目立つので、第3の実施形態では中間調領域の信号レベルに基づいてプリチャージ電圧を生成しているのである。
【0070】
図6のビデオ平均算出部204とルックアップテーブル210はそれぞれ、図1及び図4に示すビデオ平均算出部114とルックアップテーブル116と同じ機能を有する。すなわち、ビデオ平均算出部204は、メモリ202内に記憶された一水平走査期間内あるいは一垂直走査期間内の画像信号から、図7(A)に示すビデオ平均値aを算出する。ヒストグラム算出部204は、メモリ202の記憶情報に基づいて、画像信号レベルの発生頻度を算出し、例えば図7(B)に示すようなヒストグラムを算出する。図7(B)では、横軸のビデオ信号レベルに対して、その発生頻度が縦軸に示されている。
【0071】
図7(C)は、所定範囲の中間調領域のデータに基づいて、ビデオ平均算出部204で求めたビデオ平均値a(図7(A)参照)を補正する様子を示している。すなわち、図7(C)では、所定範囲の中間領域のピークが階調値の高い側のレベル(例えば白側のレベル)にあるため、平均値aより高い平均値bに補正している。この補正は、ビデオ平均算出部204からのビデオ平均aとヒストグラム算出部206からの情報が入力されるビデオ平均補正部208しても良いし、後述するようにビデオ平均算出部204にて実施しても良い。そして、ビデオ平均補正部208からの情報に基づき、ルックアップテーブル210及びD/A変換回路118にてプリチャージ電圧NRSが決定される。
【0072】
なお、補正後のビデオ平均値bは、所定範囲の中間調領域のみでビデオ平均を算出して求めてもよい。この場合、ビデオ平均算出部204がメモリ202から所定範囲の中間調領域のデータのみを読み出して平均値を算出する。よって、中間調領域の信号レベルの平均値bを求めるにあたって、必ずしもヒストグラム算出部206およびビデオ平均補正部208を用いる必要は無い。
【0073】
図7(D)は、ヒストグラム算出部206を必須として、ビデオ平均値aを補正する他の方法を示している。図7(D)では、例えば黒レベルを0%、白レベルを100%としたとき、m%〜n%(0<m,n<100)の中間調領域をさらに、信号レベルに応じて、低領域、中領域及び高領域に例えば3分割している。
【0074】
図7(D)では、m%〜n%の中間調領域のビデオ平均値Av(上述の平均値bと等しい)に対して、ピーク値はそれよりも高いレベルとなっている。このように、ヒストグラムの発生頻度に偏りがある場合には、最も頻度の高いピーク階調とレベル平均Avとの間で、重み付けなどにより最適値を求めることが好ましい。
【0075】
図6のビデオ平均補正部208は、このような最適値を求めるために、例えば、補正後の平均値=(ピーク階調値+ビデオ平均値)/2を算出する。例えば、ビデオ平均値Av=60%、ピーク階調=70%であれば、補正後の平均値=(60%+70%)/2=65%となる。この他、補正後の平均値=(ピーク階調値+係数α×ビデオ平均値)/2としても良い。係数Kは、ビデオ平均値Av重視であればα>1、ピーク階調値重視であればα<1とすることができる。このような係数αをピーク階調値に乗じてもよい。あるいはビデオ平均値に係数α1を乗じ、ピーク階調値に係数α2を乗じて、重み付けを行うようにしても良い。
【0076】
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態は、相展開数Kと同じ数の画素に同時に供給されるプリチャージ電圧を、K個の画素の信号レベルに基づいて生成するものである。本実施形態では、例えば相展開数K=3であるため、図8に示すように、3本のデータ信号供給線301,302,303が設けられている。この3本のデータ号供給線301〜303は、シフトレジスタ300からの信号SS1,SS2,…により制御されるサンプリングスイッチ72Aを介して、画素部12のデータ線22(図8では省略)に接続されている。
【0077】
3本のデータ信号線301〜303の端部には、画像信号VID1〜3とプリチャージ電圧NRSとの一方を選択するスイッチ311,312,313が設けられている。これらスイッチ311〜313は、スイッチ切り換え信号VNGにより切り換えられる。このスイッチ311〜313を含む駆動回路310は、TFTパネル10の外付け回路としてもよいし、TFTパネル10内に配設しても良い。
【0078】
図9は、図8に示す装置の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図9に示すように、水平同期信号HSYNCがHIGHとなる一水平走査期間(1H)内にて、シフトレジスタ300からの信号SS1,SS2が順次HIGHとなって、水平走査方向にて相展開数K=3と同数の3画素で構成されるブロック毎に順次選択される。ここで、最初の1ブロックを選択する信号SS1は、例えば2つの期間でHIGHとなり、最初がプリチャージ期間であり、次がデータ充電期間つまり選択期間である。他の信号SS2以降も、HIGHとなるタイミングが順次ずれる点が異なるだけで、信号SS1と同じ信号となる。このように、各ブロックの選択期間の前にそれぞれプリチャージ期間が設けられている。この信号SS1,SS2に合わせて、スイッチ311〜313をビデオ信号VID1〜3側かプリチャージ電圧NRS側に切り換える切り換え信号VNGのタイミングが定められている。
【0079】
一方、プリチャージ電圧NRSは、ブロック毎に決定される。このために、図1に示すプリチャージ電圧生成回路110と同じ回路を用いることができる。ただし、図1では、一水平走査期間(1H)のデータを記憶する1Hメモリを必須としたが、これに限らず、少なくとも相展開数Kと同じ数の画素数のデータを記憶する容量があれば良い。そして、ビデオ平均算出部114は、K画素毎に信号レベルの平均値を算出することで、ブロック毎にプリチャージ電圧を生成することができ。
【0080】
なお、図8に示す構成は、必ずしも第4の実施形態に用いるものに限らず、第1〜第3の実施形態に用いることもできる。この場合、図2に示すプリチャージ回路80は不要となる。
【0081】
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態は、例えば本発明の第1の実施形態に特開2000−221476の技術を組み合わせたものである。図10において、第1の実施形態にて用いた図2の回路と異なる点は、図2のプリチャージ回路80に代えてプリチャージ回路81を設けた点である。図10のプリチャージ回路81は、図2のプリチャージ回路80が1本のプリチャージ電圧供給線82のみ有していたのに対して、計2本の第1,第2のプリチャージ電圧供給線82A,82Bを有する。第1のプリチャージ電圧供給線82Aには、第1の実施形態にて用いられたプリチャージ電圧NRSと同電圧である第1のプリチャージ電圧NRS1が供給される。この第1のプリチャージ電圧NRS1は、たとえばブロック2に供給されるものである時、ブロック2に対応する画像信号のレベルに基づいて生成される。第2のプリチャージ電圧供給線には、第2のプリチャージ電圧NRS2が供給される。この第2のプリチャージ電圧NRS2は、たとえばブロック2に供給されるものである時、ブロック2より一つ上流側のブロック1に対応する画像信号のレベルに基づいて生成される。この時、第2のプリチャージ電圧は、ブロック1のデータ線22(3)に供給されるデータ電圧、あるいはブロック1に供給される複数のデータ電圧の平均値、あるいはその平均値+ΔVなどとすることができる。なお、ブロック1の上流に位置するブロックが存在しないので、ブロック1についてのみ、第1のプリチャージ電圧NRS1=第2のプリチャージ電圧NRS2とすればよい。
【0082】
図10に示すように、各ブロックでは、第2のプリチャージ電圧供給線82Bは、1ブロック内の3本のデータ信号線22に接続された3つのプリチャージスイッチ86A〜86Cのうち、図10に示すブロック選択方向Aの上流端(すなわちブロックの左端)に位置する一つのプリチャージスイッチ86Aに接続されている。第1のプリチャージ電圧供給線82Aは、各ブロックの残りの2つのプリチャージスイッチ86B,86Cに接続されている。
【0083】
ここで、例えばブロック1がまずプリチャージ電圧→データ電圧に設定され、次にブロック2がプリチャージ電圧→データ電圧に設定される。この際、ブロック2のデータ線22(4)のプリチャージ電圧がブロック1のデータ線22(3)に印加中のデータ電圧と異なると、縦縞の発生の原因となる。なぜなら、ブロック1のデータ線22(3)のデータ電圧が、ブロック2のデータ線22(4)のプリチャージ電圧の影響によりシフトするからである。
【0084】
そこで、本実施形態では、ブロック2以降の各ブロックのうち、縦縞の発生に影響する左端(ブロック選択方向Aの上流端)のデータ線には、第2のプリチャージ電圧NRS2を供給するようにしている。例えば、ブロック2の左端のデータ線22(4)に供給される第2のプリチャージ電圧NRS2は、ブロック1に対応する画像信号のレベルに基づいて生成されている。よって、ブロック2のデータ線22(4)への第2のプリチャージ電圧NRS2は、ブロック1のデータ線22(3)のデータ電圧に近い電圧である。このため、ブロック1のデータ線22(3)のデータ電圧のシフトが抑制され、上述した縦縞の発生を低減できる。
【0085】
図11は、図10と同じ装置において、ブロック選択方向を図10に示すA方向とは逆方向のB方向に設定した場合を示している。この場合、図10とは異なり、第1のプリチャージ電圧供給線82Aに第2のプリチャージ電圧NRS2を、第2のプリチャージ電圧供給線82Bに第1のプリチャージ電圧NRS1を供給している。このように、第1,第2のプリチャージ電圧NRS1,NRS2の供給先は、ブロック選択方向に応じて、TFTパネル10の外部に設けたスイッチにて切り換えることがことができる。
【0086】
図11においても、例えばブロック1のうち、縦縞の発生に影響する右端(ブロック選択方向Bの上流端)のデータ線22(3)に供給される第2のプリチャージ電圧NRS2は、ブロック1のデータ線22(4)のデータ電圧と近いので、同様にして縦縞の発生を低減できる。なお、図11においては、例えばブロック1において、上流側の2本のデータ線22(2),22(3)のみ第2のプリチャージ電圧NRS2が供給され、残りのデータ線22(1)には第1のプリチャージ電圧NRS1が供給されることになる。
【0087】
なお、上述した第5の実施形態は、第1の実施形態の他、第2〜第4の実施形態にも適用する事ができる。
【0088】
<第6の実施形態>
本発明の第6の実施形態は、カラープロジェクタに関する。図12において、カラープロジェクタ400Aは、赤(R)フィルターを備えた液晶パネル401、緑(G)フィルターを備えた液晶パネル402、及び青(B)フィルターを備えた液晶パネル403を有する。カラープロジェクタ400Aは、これら液晶パネル401〜403をライトバルブとして用い、それらの投影画像をスクリーン上に重ねて表示するものである。
【0089】
ここで、これら液晶パネル401〜403には、例えば図1に示すプリチャージ電圧生成回路110と同一機能を有するプリチャージ電圧生成回路110R,110G,110Bがそれぞれ接続される。プリチャージ電圧生成回路110R,110G,110Bは、赤色信号R,緑色信号G,青色信号Bに基づいて、それぞれプリチャージ電圧を生成する。
【0090】
図13は、他のプロジェクタ400Bを示している。図13では、液晶パネル401〜403のうち最も視感度が高い色のカラーフィルタ、すなわち緑(G)フィルターを有する液晶パネル402にのみ、図1に示すプリチャージ電圧生成回路110と同一機能を有するプリチャージ電圧生成回路110Gが接続される。他の液晶パネル401,403には、プリチャージ電源410が接続され、例えば従来と同様に正極性、負極性でそれぞれ固定の正プリチャージ電圧及び負プリチャージ電圧が発生される。このように、視感度が最も高い緑色の画像にて縦縞の発生を低減するだけでも、縦縞の低減効果が期待できる。
【0091】
なお、本発明は上述した各種の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置のブロック図である。
【図2】図1の液晶表示装置に用いられるアクティブマトリクスパネルの概略説明図である。
【図3】図1の液晶表示装置でのプリチャージ動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置のブロック図である。
【図5】図4の液晶表示装置でのプリチャージ動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置のプリチャージ電圧生成回路を示すブロック図である。
【図7】図7(A)〜図7(D)は、図6に示すプリチャージ電圧生成回路の動作を説明するための概略説明図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置の一部を示す回路図である。
【図9】図8に示す装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】本発明の第5の実施形態に係る液晶表示装置の一部を示す回路図である。
【図11】図10の装置にてブロック選択方向を逆方向に設定した状態を示す回路図である。
【図12】本発明をプロジェクタに適用した第6の実施形態の概略説明図である。
【図13】図12とは異なる実施形態のプロジェクタを示す概略説明図である。
【符号の説明】
10 アクティブマトリクスパネル、12 画素部、20 走査線(ゲート線)、22 データ線(ソース線)、30 画素、32 ドレイン、34 画素電極、40 共通電極、50 電気光学素子(液晶)、60 走査線駆動回路、70 データ線駆動回路、72 相展開回路、74 極性反転回路(増幅・反転回路)、70 ブロック選択回路、72 サンプリング回路、72A サンプリングスイッチ、74 シフトレジスタ、80 プリチャージ回路、100,101画像信号処理部、102 ガンマ補正部、104A,104B 極性反転部、106 相展開回路、108 D/A変換器、110,200 プリチャージ電圧生成回路、112 1Hメモリ、113 フレームメモリ、118 D/A変換回路、120 タイミング回路、130 プリチャージタイミング回路、140 コモン電圧生成部、202 メモリ、114,204 ビデオ平均算出部、206 ヒストグラム算出部、208 ビデオ平均補正部、116,210 ルックアップテーブル、300 シフトレジスタ、301〜303 データ信号/プリチャージ電圧供給線、310 駆動回路、311〜313 スイッチ、400A,400B プロジェクタ、401〜403 液晶パネル(ライトバルブ)、410 プリチャージ電源
Claims (14)
- 2枚の基板と、前記2枚の基板のいずれか一方に設けられた複数の走査線と、前記2枚の基板のいずれか一方に設けられた複数のデータ線と、前記2枚の基板間に設けられた電気光学材料とを有し、複数の画素に対応する位置に前記電気光学材料から成る複数の電気光学素子を有する電気光学装置において、
前記一水平走査期間以上の所定の周期毎に前記複数の電気光学素子の各々に印加される電圧の極性を反転させる極性反転回路と、
前記複数の走査線を一水平走査期間毎に選択する走査線駆動回路と、
一水平走査期間を時分割した複数のブロック選択期間の各々にて、前記複数のデータ線を1本以上のデータ線毎に分割した複数のブロックの一つを順次選択し、選択されたブロック内の前記データ線に、画像信号に基づくデータ電圧を供給するデータ線駆動回路と、
前記一水平走査期間中の前記複数のブロック選択期間の前の少なくとも一つのプリチャージ期間に、前記複数のデータ線にプリチャージ電圧をそれぞれ供給するプリチャージ回路と、
前記画像信号のレベルに基づいて、前記少なくとも一つのプリチャージ期間に前記複数のデータ線に供給される前記プリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成回路と、
を有することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1において、
前記極性反転回路は、前記一水平走査期間毎に前記電気光学素子に印加される電圧の極性を反転することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1において、
前記極性反転回路は、一垂直走査期間毎に前記電気光学素子に印加される電圧の極性を反転することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項2または3において、
前記プリチャージ電圧生成回路は、
前記一水平走査期間の前記画像信号を記憶するラインメモリと、
前記ラインメモリへの記憶情報に基づいて、前記一水平走査期間内の前記画像信号のレベルの平均値の絶対値を算出して前記プリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成部と、
を有することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項2または3において、
前記プリチャージ電圧生成回路は、
複数の水平走査期間の前記画像信号を記憶する複数のラインメモリと、
前記複数のラインメモリへの記憶情報に基づいて、前記複数の水平走査期間内の前記画像信号のレベルの平均値の絶対値を算出して前記プリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成部と、
を有することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項2または3において、
前記プリチャージ電圧生成回路は、
一垂直走査期間の前記画像信号を記憶するフレームメモリと、
前記フレームメモリへの記憶情報に基づいて、前記一垂直走査期間の前記画像信号のレベルの平均値の絶対値を算出して前記プリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成部と、
を有することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項2または3において、
前記プリチャージ電圧生成回路は、
前記複数のブロックの一つに属するデータ線本数に対応する画素数の画像信号を記憶するブロックメモリと、
前記ブロックメモリへの記憶情報に基づいて、前記一ブロックに属するデータ線に同時に供給される前記画像信号のレベルの平均値の絶対値を算出して、前記プリチャージ電圧を生成するプリチャージ電圧生成部と、
を有することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項4乃至7のいずれかにおいて、
前記プリチャージ電圧生成部は、前記記憶情報のうち、所定範囲の中間調レベルの平均値に基づいて、前記プリチャージ電圧を生成することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項8において、
前記プリチャージ電圧生成部は、前記記憶情報に基づいて、画像信号レベルの発生頻度を算出するヒストグラム算出部をさらに有し、その算出結果に基づいて、前記プリチャージ電圧を補正することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項3において、
前記複数の走査線の各々と前記複数のデータ線の各々にそれぞれ接続された複数のスイッチング素子と、前記複数のスイッチング素子の各々にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対向する共通電極と、前記共通電極の電圧を設定する電圧設定回路と、をさらに有し、
前記画像信号のレベルに基づいて、前記電圧設定回路により前記共通電圧を変化させて、前記少なくとも一つのプリチャージ期間に前記電気光学素子に印加される電圧を補正することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
一つの前記ブロック内の前記データ線の本数と等しい数の複数のデータ/プリチャージ電圧供給線と、
前記データ電圧と前記プリチャージ電圧とを切り換えて、前記複数のデータ/プリチャージ電圧供給線に供給するスイッチと、
を有し、
前記プリチャージ電圧生成部は、前記画像信号のレベルに基づいて、前記複数のブロック選択期間の前にそれぞれ設けられた複数のプリチャージ期間毎に、プリチャージ電圧をそれぞれ生成することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
前記データ線駆動回路は、ブロック選択方向に沿って順次ブロックを選択し、
前記プリチャージ電圧生成回路は、前記複数のブロックの各々についての前記プリチャージ電圧として第1及び第2のプリチャージ電圧を生成し、前記第1のプリチャージ電圧は、当該ブロックに対応する前記画像信号のレベルに基づいて生成され、前記第2のプリチャージ電圧は、当該ブロックよりも一つ上流側のブロックに対応する前記画像信号に基づいて生成され、前記複数のブロックの各々にて前記ブロック選択方向の少なくとも上流端に位置するデータ線に前記第2のプリチャージ電圧を供給し、該ブロック内の他のデータ線に前記第1のプリチャージ電圧を供給することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
互いに異なる色のカラーフィルタをそれぞれ備えた複数のパネルと、複数のプリチャージ電圧生成回路とを有し、前記複数のパネルの各々に供給される前記プリチャージ電圧を、前記複数のプリチャージ電圧生成回路の各々にて生成することを特徴とする電気光学装置。 - 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
互いに異なる色のカラーフィルタをそれぞれ備えた複数のパネルを有し、前記複数のパネルのうち最も視感度が高い色のカラーフィルタを有する一枚のパネルに供給される前記プリチャージ電圧を、前記プリチャージ電圧生成回路に基づいて生成することを特徴とする電気光学装置。
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