JP2006133446A - 電気光学装置、その駆動回路、駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その駆動回路、駆動方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 互いに特性が異なる複数の画像が表示領域に表示される場合であってもプリチ
ャージによって表示品位を向上させる。
【解決手段】 複数のデータ線14は所定の本数ごとにブロックBに区分される。走査線
駆動回路20は、複数の走査線12の各々を選択期間ごとに順次に選択する。データ線駆
動回路40は、ひとつの選択期間のうち各ブロックBに対応するデータ出力期間Tdごと
に、そのブロックBに属する各データ線14に対してデータ電位Xを印加する。電圧出力
回路31は、各ブロックBごとのプリチャージ電位を時分割にて出力する。プリチャージ
回路50は、各ブロックBのデータ線14にデータ電位Xが印加されるデータ出力期間T
dの直前のプリチャージ期間Tpにおいて、電圧出力回路31が当該ブロックBについて出
力したプリチャージ電位をそのブロックBの各データ線14に印加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気光学物質を利用して画像を表示する技術に関し、特に、画素の階調に応
じたデータ電位が供給されるデータ線をその供給に先立って充放電(プリチャージ)する
技術に関する。
特許文献1には、ひとつの走査線が選択されて各データ線にデータ電位(画素の階調に
応じた電位)が印加される期間の直前に、中間調に相当するレベルのプリチャージ電位を
総てのデータ線に対して一斉に印加する技術が開示されている。この構成によれば、各デ
ータ線に対してデータ電位が印加されたときの充放電量を低減することができるから、デ
ータ電位を印加するときの充放電に起因した表示品位の劣化が抑制される。また、特許文
献2には、正極性のデータ電位が印加されるときのプリチャージ電位と負極性のデータ電
位が印加されるときのプリチャージ電位とを、正極性のデータ電位の最高値と負極性のデ
ータ電位の最低値との中心電位に対して非対称の電位に設定し、かつ、負極性に対応する
プリチャージ電位を、負極性のデータ電位の最高値と最低値との中心電位よりも低い電位
とした構成が開示されている。この構成によれば、画素に印加される電位を制御するスイ
ッチング素子(例えばTFT(Thin Film Transistor)素子)に光が照射された結果とし
て電荷のリークが発生しても、これを原因とした縦方向のクロストーク(以下「光クロス
トーク」という)が抑制されるという利点がある。
特開平7−295521号公報(段落0013および図1) 特開2003−202847号公報(段落0062、段落0063および図2)
ところで、例えばパーソナルコンピュータに接続された表示装置として使用される電気
光学装置においては、各々の特性が相違する複数の画像がひとつの画面内に表示される場
合がある。例えば、ウィンドウのフレームやアイコンといった人工的な画像(以下「デー
タ系の画像」という)と、自然物を撮像した静止画や動画といった複雑な画像(以下「自
然画系の画像」という)とが同時に表示されるといった具合である。ここで、データ系の
画像と自然画系の画像とでは最適なプリチャージ電位が相違する、しかしながら、従来の
技術においては、ひとつの期間に総てのデータ線に対して共通のプリチャージ電位が印加
されるようになっているため、各画像ごとに最適なプリチャージ電圧を適用することがで
きず、したがってプリチャージ電位の印加による表示品位の向上には限界があるのが現状
であった。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、互いに特性が異なる
複数の画像が表示領域に表示される場合であってもプリチャージによって表示品位を向上
させることを目的としている。
この課題を解決するために、本発明に係る駆動回路の第1の特徴は、複数の走査線と所
定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対応して画素が配置さ
れた電気光学装置を駆動する回路において、複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に
選択する走査線駆動回路と、ひとつの選択期間のうち各ブロックに対応するデータ出力期
間ごとに、そのブロックに属する各データ線に対し、当該データ線と走査線駆動回路が選
択した走査線との交差に対応する画素の階調に応じたデータ電位を供給するデータ線駆動
回路と、各ブロックごとのプリチャージ電位を時分割にて出力する電圧出力回路と、各ブ
ロックのデータ線にデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチャージ期間に
おいて、電圧出力回路が当該ブロックについて出力したプリチャージ電位をそのブロック
の各データ線に供給するプリチャージ手段とを設けたことにある。
この構成によれば、データ線がブロックごとに別個のプリチャージ電位にプリチャージ
されるから、互いに特性が異なる複数の画像が表示領域に表示される場合であってもプリ
チャージによって有効に表示品位を向上させることができる。なお、第1の特徴に係る具
体的な形態は第1実施形態として後述される。
また、本発明に係る駆動回路の第2の特徴は、複数の走査線と所定の本数ごとにブロッ
クに区分された複数のデータ線との各交差に対応して画素が配置された電気光学装置を駆
動する回路において、複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択する走査線駆動回
路と、ひとつの選択期間に含まれるデータ出力期間において、複数のデータ線の各々に対
し、当該データ線と走査線駆動回路が選択した走査線との交差に対応する画素の階調に応
じたデータ電位を供給するデータ線駆動回路と、各々が異なるブロックに対応した複数の
プリチャージ電位を並列に出力する電圧出力回路と、データ出力期間の直前のプリチャー
ジ期間において、複数のブロックの各々に属するデータ線に対し、電圧出力回路が当該ブ
ロックについて出力したプリチャージ電位を供給するプリチャージ手段とを設けたことに
ある。
この構成においても、データ線がブロックごとに別個のプリチャージ電位にプリチャー
ジされるから、第1の特徴に係る駆動回路と同様の効果が奏される。また、第1の特徴に
係る駆動回路においては、時分割にて出力されたプリチャージ電位を各ブロックのデータ
線に分配する構成(例えば図1に示されるシフトレジスタ52)が必要であるのに対し、
第2の特徴に係る駆動回路においてはこのような構成を不要とすることができるから、駆
動回路の構成の簡略化(例えば額縁領域の狭小化)が図られる。なお、第2の特徴に係る
具体的な形態は第2実施形態として後述される。
本発明は、第1の特徴と第2のと特徴とを併せ持った駆動回路としても特定される。す
なわち、本発明に係る駆動回路の第3の特徴は、複数の走査線と所定の本数ごとにブロッ
クに区分された複数のデータ線との各交差に対応して画素が配置された電気光学装置を駆
動する回路において、複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択する走査線駆動回
路と、ひとつの選択期間のうち複数のブロックからなるブロック群の各々に対応するデー
タ出力期間ごとに、そのブロック群に属する各データ線に対し、当該データ線と走査線駆
動回路が選択した走査線との交差に対応する画素の階調に応じたデータ電位を供給するデ
ータ線駆動回路と、ブロック群に属する各ブロックのプリチャージ電位を時分割にてブロ
ック群ごとに並列に出力する電圧出力回路と、各ブロック群のデータ線にデータ電位が供
給されるデータ出力期間の直前のプリチャージ期間において、そのブロック群の各ブロッ
クに属するデータ線に対し、電圧出力回路が当該ブロックについて出力したプリチャージ
電位を供給するプリチャージ手段とを設けたことにある。
この構成においても、データ線がブロックごとに別個のプリチャージ電位にプリチャー
ジされるから、第1の特徴に係る駆動回路と同様の効果が奏される。なお、第3の特徴に
係る具体的な形態は第3実施形態として後述される。
なお、プリチャージ手段は、データ線駆動回路とは別個の回路として実現されてもよい
し(後述する第1ないし第3実施形態)、データ線駆動回路と一体の回路として実現され
てもよい(例えば図10の構成)。また、本発明において「データ出力期間の直前のプリ
チャージ期間」とは、あるデータ出力期間の前の期間であり、かつ、そのデータ出力期間
の前のデータ出力期間よりも後の期間という意味であり、「直前」とは言ってもプリチャ
ージ期間とデータ出力期間とが時間軸上において完全に連続していることは必須ではない
第1ないし第3の特徴に係る駆動回路の好ましい態様においては、複数の画素によって
表示される画像の特性をブロックごとに判定する判定手段が設けられ、電圧出力回路は、
各ブロックについて判定手段が判定した特性に応じた電位を当該ブロックのプリチャージ
電位として出力する。この態様によれば、各ブロックに表示される画像の特性に合致した
プリチャージ電位にて当該ブロックのデータ線をプリチャージすることができるから、実
際に表示される画像にとって最適なプリチャージ電位を利用して表示品位をいっそう向上
させることができる。
他の態様において、データ線駆動回路は、第1電位と当該第1電位よりも高い第2電位
との間(例えば図3に示される負極性データ電位範囲)にある負極性のデータ電位と、第
2電位よりも高い第3電位と当該第3電位よりも高い第4電位との間(例えば図3に示さ
れる正極性データ電位範囲)にある正極性のデータ電位との何れかを各データ線に供給し
、電圧出力回路は、正極性のデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチャー
ジ期間においては、第3電位と第4電位との間の電位(例えば図3の電位VH1)と、第3
電位よりも低い電位(例えば図3の電位VH2)との何れかをブロックごとに選択してプリ
チャージ電位として出力する一方、負極性のデータ電位が供給されるデータ出力期間の直
前のプリチャージ期間においては、前記第1電位と前記第2電位との間の電位(例えば図
3の電位VL1または電位VL2)をプリチャージ電位として出力する。第3電位と第4電位
との間の電位および第1電位と第2電位との間の電位(特に図3の電位VL1)は、各デー
タ線の電位が所期のデータ電位に到達するまでの時間を短縮するためのプリチャージ電位
として好適である(特許文献1参照)。一方、第3電位よりも低い電位、および第1電位
と第2電位ととの間の電位(特に、図3の電位VL2のように第1電位と第2電位との中心
電位よりも低い電位)は、光クロストークを抑制するためのプリチャージ電位として好適
である(特許文献2参照)。このような電位を選択的にプリチャージ電位として出力すれ
ば、各データ線の電位が所期のデータ電位に到達するまでの時間を短縮するという効果や
光クロストークを抑制するという効果を選択的に得ることができる。
より具体的には、これらの電位の各々は、画像の特性に応じて選択されることが望まし
い。この望ましい態様においては、複数の画素によって表示される画像が自然画系の画像
であるかデータ系の画像であるかをブロックごとに判定する判定手段が設けられ、データ
線駆動回路は、第1電位と当該第1電位よりも高い第2電位との間にある負極性のデータ
電位と、第2電位よりも高い第3電位と当該第3電位よりも高い第4電位との間にある正
極性のデータ電位との何れかを各データ線に供給し、電圧出力回路は、正極性のデータ電
位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチャージ期間において、判定手段が自然画系
の画像と判定したブロックについては第3電位と第4電位との間の電位を、判定手段がデ
ータ系の画像と判定したブロックについては第3電位と第4電位の中心電位よりも低い電
位、または、第3の電位よりも低く第1電位と第4電位の中心電位よりも高い電位を、そ
れぞれ当該ブロックのプリチャージ電位として出力する一方、負極性のデータ電位が供給
されるデータ出力期間の直前のプリチャージ期間において、判定手段が自然画系の画像と
判定したブロックについては第1電位と第2電位との間の電位を、判定手段がデータ系の
画像と判定したブロックについては第1電位と第2電位との中心電位よりも低い電位を、
それぞれ当該ブロックのプリチャージ電位として出力する。この態様によれば、画像が自
然画系の画像である場合には、各データ線の電位が所期のデータ電位に到達するまでの時
間を短縮することができ、画像がデータ系の画像である場合には、光クロストークを有効
に抑制することができる。プリチャージ電位と画像の特性との関係をこのように選定した
のは、自然画系の画像においては光クロストークがそれほど顕著とならないためにデータ
線の充放電を優先させるべきであり、データ系の画像においては光クロストークが特に顕
在化するためにその抑制を優先させるべきだからである。
なお、自然画系の画像とは、典型的には風景や動植物などの自然物を撮像した画像であ
り、各画素の階調に着目すると、互いに隣接する画素の階調が相違する回数が多く、ある
いは時間軸上において連続する画像の各画素の階調が相違する回数が多いといった特徴を
有する画像である。一方、データ系の画像とは、典型的にはパーソナルコンピュータなど
の情報処理装置にて生成されたアイコンやウィンドウのフレームなどの画像であり、各画
素の階調に着目すると、互いに隣接する画素の階調が相違する回数が少なく、あるいは時
間軸上において連続する画像の各画素の階調が相違する回数が少ないといった特徴を有す
る画像である。
本発明に係る駆動回路は、電気光学装置において画素を駆動するための回路として採用
される。電気光学装置とは、電気光学物質を利用した装置である。電気光学物質とは、電
気的なエネルギの付与によって光学的な特性(透過率や輝度)が変化する物質である。電
気光学物質の典型例は液晶であるが、本発明はこれ以外の電気光学物質を利用した電気光
学装置にも当然に採用される。この種の電気光学装置は種々の電子機器の表示装置として
採用される。本発明が適用される電子機器としては、例えば投射型表示装置や携帯電話機
などがある。また、本発明の第1ないし第3の特徴は、電気光学装置を駆動するための方
法にも適用される。
<A:第1実施形態>
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の構成を説明する。
この電気光学装置は、素子基板と対向基板との間隙に電気光学物質たる液晶を封止してな
る液晶装置である。同図に示されるように、電気光学装置D1は、X方向に延在して走査
線駆動回路20に接続されたm本の走査線12と、X方向に直交するY方向に延在してデ
ータ線駆動回路40に接続された4n本のデータ線14とを有する(mおよびnはともに
自然数)。これらのデータ線14は、互いに隣接するn本を単位として4個のブロックB
1ないしB4に区分される。なお、ブロックB1ないしB4の何れかを特に特定する必要がな
い場合には単に「ブロックB」と表記する。
走査線12とデータ線14との交差には画素Pが配置される。したがって、これらの画
素Pは、表示領域Ad内に、X方向およびY方向にわたって縦m行×横4n列のマトリク
ス状に配列する。図2に示されるように、ひとつの画素Pは、画素容量71とスイッチン
グ素子73とを含む。このうち画素容量71は、素子基板に形成された画素電極711と
、対向基板に形成された対向電極713と、その間隙に挟まれた液晶712とからなる容
量である。一方、スイッチング素子73は、例えば素子基板の表面に形成されたnチャネ
ル型のTFT素子である。このスイッチング素子73のゲート電極は走査線12に接続さ
れ、ソース電極はデータ線14に接続され、ドレイン電極は画素電極711に接続される
。なお、液晶712に印加される電圧を補助的に保持する蓄積容量が画素容量71と並列
に配置された構成としてもよい。
図1に示される走査線駆動回路20は、各垂直走査期間(1F)においてm本の走査線
12の各々を順番に選択する回路である。さらに詳述すると、走査線駆動回路20は、図
4に示されるように、選択期間(水平走査期間)ごとに順番にアクティブレベルとなる走
査信号Y1、Y2、……、Ymを各走査線12に出力する。走査信号Yi(iは1≦i≦mを
満たす整数)がアクティブレベルになると第i行目の走査線12が選択され、この走査線
12に接続された4n個のスイッチング素子73が一斉にオン状態となる。このときにデ
ータ線14に印加されている電位(以下「データ電位」という)Xが各スイッチング素子
73を介して第i行目の各画素Pの画素容量71に保持され、この電圧に応じて画素容量
71の液晶712の配向方向が変化することによってデータ電位Xに応じた階調が表示さ
れる。本実施形態における電気光学装置D1は、画素容量71に電圧が印加されていない
ときに画素Pの階調が白色(つまり最も明るい階調)となり、画素容量71に印加される
電圧が大きいほど画素Pの階調が暗くなるノーマリーホワイトモードの表示装置である。
もっとも、ノーマリーブラックモードの表示装置にも本実施形態は同様に適用される。
本実施形態においては、図4に示されるように、各選択期間(1H)がブロックBの総
数に相当する4個の期間(以下「ブロック期間」という)Tb1ないしTb4に区分される
。各ブロック期間Tbk(kは1≦k≦4を満たす自然数)は、その始点から所定の時間
長が経過するまでの期間(以下「プリチャージ期間」という)Tpと、プリチャージ期間
Tpの終点から当該ブロック期間Tbkの終点までの期間(以下「データ出力期間」という
)Tdとを含む。ブロック期間Tbkのプリチャージ期間Tpは、ブロックBkに属するn本
のデータ線14にプリチャージ電位を印加するための期間である。一方、ブロック期間T
bkのデータ出力期間Tdは、ブロックBkに属するn本のデータ線14の各々に対してデ
ータ電位Xを順番に印加するための期間である。このように本実施形態においては、各ブ
ロックBkのデータ線14ごとに選択期間内の別個のタイミングにてプリチャージが実行
される。なお、ブロック期間Tb1ないしTb4の何れかを特に特定する必要がない場合に
は単に「ブロック期間Tb」と表記する。
図1に示されるデータ線駆動回路40は、走査線駆動回路20が選択している走査線1
2に接続された各画素Pの階調に応じたデータ電位Xをデータ出力期間Tdにて各データ
線14に印加するための手段である。各データ線14に印加されるデータ電位Xは、予め
定められた電位(例えば対向電極713に印加される電位)VCを基準とした極性が正極
性および負極性の一方から他方に周期的に反転される。「正極性」とは、電位VCよりも
高位側の極性であり、「負極性」とは、電位VCよりも低位側の極性である。データ電位
Xの極性を反転させる方式としては、例えば、垂直走査期間ごとに極性を反転させるフレ
ーム反転方式や、互いに隣接する走査線12ごと(換言すれば選択期間ごと)に極性を反
転させる行反転方式が採用されるが、本実施形態においては、後者の行反転方式が採用さ
れた場合を想定する。
図3は、データ電位Xの範囲を模式的に示す図である。同図に示されるように、正極性
のデータ電位Xは、電位VWHから電位VHまでの範囲(図3に示す「正極性データ電位範
囲」)のなかから画素Pの階調に応じて定められる。電位VWHは電位VCよりも高い電位
であり、電位VHは電位VWHよりも更に高い電位である。一方、負極性のデータ電位Xは
、電位VLから電位VWLまでの範囲(図3に示す「負極性データ電位範囲」)のなかから
画素Pの階調に応じて定められる。電位VWLは電位VCよりも低い電位であり、電位VLは
電位WLよりも更に低い電位である。電位VHと電位VL、電位VWHと電位VWLは、それぞれ
電位VCを中心として対称となる。
一方、プリチャージ期間Tpにて各ブロックBkのデータ線14に印加されるプリチャー
ジ電位は、そのブロックBkに表示される画像とデータ電位Xの極性とに応じて4種類の
電位(VH1、VL1、VH2、VL2)のなかから選択される。本実施形態においては、ブロッ
クBkに自然画系の画像が表示される場合にはデータ電位Xの極性に応じてプリチャージ
電位VH1およびVL1の何れかが選択されて当該ブロックBkの各データ線14をプリチャ
ージするために利用され、各ブロックBkにデータ系の画像が表示される場合にはデータ
電位Xの極性に応じてプリチャージ電位VH2およびVL2の何れかが選択されて当該ブロッ
クBkの各データ線14をプリチャージするために利用される。自然画系の画像とは、風
景や動物といった自然物を撮影して得られた画像であり、データ系の画像とは、コンピュ
ータの表示装置に表示されるアイコンやウィンドウなどの図形など直線的ないし人工的な
画像である。
プリチャージ電位VH1およびVL1は、データ電位Xの印加に先立ってデータ線14を充
放電させることによってデータ線14の電位が所期のデータ電位Xに到達するまでの時間
を短縮するという観点に基づいて選定された電位である(特許文献1参照)。一方、プリ
チャージ電位VH2およびVL2は、光照射によるスイッチング素子73のリークに起因した
光クロストークを抑制するという観点に基づいて選定された電位である(特許文献2参照
)。自然画系の画像を表示する場合にはスイッチング素子73のリークに起因した光クロ
ストークがそれほど目立たないため、データ線14の電位を迅速に変動させるという観点
から、本実施形態においては自然画系の画像を表示するブロックBkの各データ線14が
プリチャージ電位VH1またはVL1によってプリチャージされるようになっている。一方、
データ系の画像を表示する場合には光クロストークが視感上において特に顕著となるため
、本実施形態においてはデータ系の画像を表示するブロックBkの各データ線14がプリ
チャージ電位VH2またはVL2によってプリチャージされる。これらの各電位の具体的なレ
ベルやデータ電位の極性との関係は以下の通りである。
プリチャージ電位VH1は、自然画系の画像が表示されるブロックBkの各データ線14
に正極性のデータ電位Xが印加されるときにその直前のプリチャージ期間Tpにおいてこ
れらのデータ線14に印加される電位である。このプリチャージ電位VH1は、正極性デー
タ電位範囲内の電位であり、より好ましくは、電位VHと電位VWHとの中心電位(すなわ
ち画素Pに中間調たる灰色を表示させるための電位)に選定される。また、プリチャージ
電位VL1は、自然画系の画像が表示されるブロックBkの各データ線14に負極性のデー
タ電位が印加されるときにその直前のプリチャージ期間Tpにおいてこれらのデータ線1
4に印加される電位である。このプリチャージ電位VL1は、負極性データ電位範囲内の電
位であり、より好ましくは、電位VLと電位VWHとの中心電位(すなわち画素Pに中間調
たる灰色を表示させるための電位)に選定される。図3に示されるように、プリチャージ
電位VH1とプリチャージ電位VL1とは電位VCを中心として対称な電位となる。
一方、プリチャージ電位VH2は、データ系の画像が表示されるブロックBkの各データ
線14に正極性のデータ電位が印加されるときにその直前のプリチャージ期間Tpにおい
てこれらのデータ線14に印加される電位である。このプリチャージ電位VH2は、例えば
、電位VCと同電位またはこれよりも僅かに高い電位に選定され、より好ましくは、電位
VWHよりも低い電位とされる。また、プリチャージ電位VL2は、データ系の画像が表示さ
れるブロックBkの各データ線14に負極性のデータ電位が印加されるときにその直前の
プリチャージ期間Tpにおいてこれらのデータ線14に印加される電位である。このプリ
チャージ電位VL2は、電位VWLと電位VLとの中心電位(すなわち負極性データ電位範囲
の中心である電位VL1)よりも低い電位に選定され、より好ましくは、電位VLよりも高
い電位とされる。図3に示されるように、プリチャージ電位VH2とプリチャージ電位VL2
とは電位VCを中心として非対称な電位となる。
図1に示される制御回路30は、電気光学装置D1の全体の動作を制御するための手段
であり、走査線駆動回路20やデータ線駆動回路40やプリチャージ回路50に対して各
種の信号を出力する。制御回路30から各部に出力される信号の具体的な波形は以下の通
りである。まず、プリチャージパルスPGは、図4に示されるように、各選択期間の始点
にて立ち上がるパルス信号であり、ひとつのプリチャージ期間Tpに相当するパルス幅を
有する。プリチャージクロックPCKは、ブロック期間Tbの時間長に相当する周期でH
レベルおよびLレベルの一方から他方に変動するクロック信号(すなわち半周期がブロッ
ク期間Tbの時間長に相当する信号)であり、反転プリチャージクロック/PCKは、プ
リチャージクロックPCKの論理レベルを反転させた信号である。
図1に示されるように、制御回路30は、プリチャージ信号Spreを生成してプリチャ
ージ信号線61に出力する電圧出力回路31を有する。このプリチャージ信号Spreは、
図4に示されるように、各ブロック期間TbkにおいてブロックBkに対応したプリチャー
ジ電位(より詳細には、ブロックBkに表示される画像とデータ電位Xの極性とに応じた
電位)となる信号である。したがって、電圧出力回路31は、各ブロックBkに対応した
プリチャージ電位をブロック期間Tbk(より厳密にはプリチャージ期間Tp)ごとに時分
割にて出力する手段として特定される。
図4に示されるスタートパルスDXは、各選択期間のうち最初のブロック期間Tb1の
データ出力期間Tdの始点にて出力されるパルス信号である。一方、クロック信号CLX0
(いわゆるドットクロック)は、データ出力期間Tdのうち1本のデータ線14にデータ
電位Xが印加される時間長に相当する周期でHレベルおよびLレベルの一方から他方に変
動するクロック信号である。図4に示されるコントロール信号CTLは、データ線駆動回
路40に対してデータ出力期間Td(あるいはプリチャージ期間Tp)を指定するための信
号であり、データ出力期間Tdの始点から終点までにわたってアクティブレベル(Hレベ
ル)となる一方、プリチャージ期間Tpにおいては非アクティブレベル(Lレベル)を維
持する。詳細については後述するが、データ線駆動回路40は、コントロール信号CTL
がLレベルである期間(すなわちプリチャージ期間Tp)において各データ線14に対す
るデータ電位Xの出力を停止する。
画像信号Vidは、各画素Pの階調を時分割にて指定する電圧信号である。本実施形態に
おける画像信号Vidは、クロック信号CLX0の半周期に相当する時間長においてひとつ
の画素Pの階調に応じた電位となる。図1に示されるように、制御回路30には外部の機
器から画像データDが入力される。この画像データDは、各画素Pの階調を指定するデジ
タルデータである。制御回路30は、外部の機器から入力されてフレームメモリ33に書
き込まれた1画面(1フレーム)分の画像データDをクロック信号CLX0に同期してD
/A変換し、さらにデータ電位Xの極性に応じて適宜に極性反転することによって画像信
号Vidを生成し、これを画像信号線63に出力する。
一方、制御回路30は、フレームメモリ33に格納された画像データDに基づいて、表
示領域Adの各ブロックBkに表示される画像が自然画系およびデータ系の何れであるのか
を判定する判定回路35を有する。この判定の方法としては公知である種々の技術が採用
されるが、本実施形態における制御回路30は、互いに隣接する画素Pの階調の相違や各
画素Pの階調の経時的な変化に基づいて画像の特性を判定する。これらの判定の方法につ
いて詳述すれば以下の通りである。
第1の方法は、各ブロックBk内で互いに隣接する画素Pの階調が相違する頻度に応じ
て画像の特性を判定する方法である。判定回路35は、ひとつのブロックBkに属する総
ての画素Pの各々を順番に選定する。そして、判定回路35は、ひとつの画素P(以下「
注目画素P」という)を選定するたびに、その注目画素Pに対してX方向およびY方向に
隣接する各画素Pの画像データDと注目画素Pの画像データDとが相違するか否かを判定
し、相違すると判定した回数を累算していく。この処理をブロックBkに属する総ての画
素Pについて完了すると、判定回路35は、階調が相違すると判定した回数の累算値と予
め定められた閾値とを比較し、累算値が閾値を越える場合には当該ブロックBkに表示さ
れる画像が自然画系の画像であると判定する一方、累算値が閾値を下回る場合にはブロッ
クBkに表示される画像がデータ系の画像であると判定する。この判定は、自然画系の画
像は互いに隣接する画素P同士の階調が相違する場合が多く、データ系の画像は広い範囲
の画素Pにわたって同じ階調が連続する場合が多いという一般的な傾向を基礎としている
第2の方法は、各画素Pの階調が経時的に変化する頻度に応じて画像の特性を判定する
方法である。判定回路35は、あるフレームにおける各画素Pの画像データDと、その直
後のフレームにおける当該画素Pの画像データDとが相違するか否かを判定し、両者が相
違すると判定した回数を算定する。そして、判定回路35は、階調が相違すると判定した
回数と予め定められた閾値とを比較し、この回数が閾値を越える場合には当該ブロックB
kに表示される画像が自然画系の画像(特に動画像)であると判定する一方、閾値を下回
る場合にはブロックBkに表示される画像がデータ系の画像であると判定する。この判定
は、自然画系の動画像は各画素Pの階調が時々刻々と変化していく場合が多く、データ系
の画像は各画素Pの階調が長時間にわたって変化しない場合が多いという一般的な傾向を
基礎としている。
以上の説明から明らかなように、ブロックBkに表示される画像が自然画系の画像と判
定されたとしても、そのブロックBkの全域を自然画系の画像が占めるという訳ではなく
、ブロックBkの多くの部分を自然画系の画像が占める可能性が高いという意味である。
データ系の画像と判定された場合についても同様である。判定回路35は、以上の処理を
ブロックBkごとに実行することによって、各ブロックBkに表示される画像が自然画系お
よびデータ系の何れであるのかを判定する。そして、電圧出力回路31は、データ電位X
が正極性とされる選択期間において、ブロックBkに自然画系の画像が表示されると判定
された場合にはブロック期間Tbkにてプリチャージ信号Spreをプリチャージ電位VH1に
設定する一方、データ系の画像が表示されると判定された場合にはブロック期間Tbkに
てプリチャージ信号Spreをプリチャージ電位VH2に設定する。同様に、データ電位Xが
負極性とされる選択期間において、自然画系の画像と判定された場合にはブロック期間T
bkにてプリチャージ信号Spreをプリチャージ電位VL1に設定し、データ系の画像と判定
された場合にはブロック期間Tbkにてプリチャージ信号Spreをプリチャージ電位VL2に
設定する。
図1に示されるように、制御回路30から出力されたコントロール信号CTLは2系統
に分岐される。このうちの一系統はデータ線駆動回路40に供給され、他系統は、制御回
路30から出力されたクロック信号CLX0とともにAND回路651に入力される。こ
のAND回路651は、両信号の論理積に相当するクロック信号CLXを出力する。上述
したようにコントロール信号CTLはプリチャージ期間TpにおいてLレベルとなるから
、AND回路651から出力されるクロック信号CLXは、図4に示されるように、デー
タ出力期間Tdにおいてはドットクロック周期にてレベル反転を繰り返す一方、プリチャ
ージ期間Tpにおいてはその反転が停止する信号となる。図1に示されるように、データ
線駆動回路40には、このクロック信号CLXと、その論理レベルをインバータ652に
よって反転した反転クロック信号/CLXとが入力される。
図1に示されるように、データ線駆動回路40は、サンプリング回路41とシフトレジ
スタ42とを有する。このうちサンプリング回路41は、各々が異なるデータ線14に対
応する4n個のサンプリングスイッチ411を有する。各サンプリングスイッチ411の
ドレイン電極はこれに対応するデータ線14の端部に接続され、各々のソース電極は画像
信号線63に対して共通に接続される。一方、シフトレジスタ42は、データ線14の総
本数に相当する4n段の単位回路421を配列した構成である。各単位回路421は、そ
の前段の単位回路421(第1段目の単位回路421にあっては制御回路30)から供給
されるスタートパルスDXをクロック信号CLXおよび反転クロック信号/CLXの立ち
上がりおよび立ち下りのタイミングにて後段の単位回路421に出力する。各単位回路4
21の出力端から出力された信号はサンプリング信号S(S1_1、S1_2、……S1_n、S2
_1、……S4_n)として各サンプリングスイッチ411のゲート電極に供給される。図4
に示されるように、サンプリング信号Sk_1、Sk_2、……、Sk_nは、ブロック期間Tbk
のデータ出力期間Tdにて順番にアクティブレベルとなる一方、クロック信号CLXや反
転クロック信号/CLXが反転を停止するプリチャージ期間Tpにおいては非アクティブ
レベルを維持する。サンプリング信号Sk_jがアクティブレベルになると、ブロックBkに
属する第j列目のサンプリングスイッチ411がオン状態となり、その時点で画像信号線
63に供給されている画像信号Vidがデータ電位Xとしてデータ線14に印加される。
なお、ブロックB1ないしB3の各々に対応するn個のサンプリングスイッチ411のう
ち最終段(第n列目)のサンプリングスイッチ411のゲート電極はAND回路44の出
力端に接続される。このAND回路44には、各ブロックBkに対応する単位回路421
のうち第n段目の単位回路421から出力されるサンプリング信号Sk_nと制御回路30
から出力されるコントロール信号CTLとが入力される。したがって、コントロール信号
CTLがLレベルとなるプリチャージ期間Tpにおいては、サンプリング信号Sk_nのレベ
ルに拘わらずサンプリングスイッチ411はオフ状態となる。この構成によれば、ブロッ
ク期間Tbkのプリチャージ期間TpにおいてブロックBkに対応する総てのサンプリング
スイッチ411を確実にオフ状態とすることができる。
一方、プリチャージ回路50は、データ線駆動回路40と同様にサンプリング回路51
とシフトレジスタ52とを有する。このうちサンプリング回路51は、各々が異なるデー
タ線14に対応する4n個のサンプリングスイッチ511を有する。各サンプリングスイ
ッチ511のドレイン電極はこれに対応するデータ線14のうちデータ線駆動回路40と
は反対側の端部に接続され、各々のソース電極はプリチャージ信号線61に対して共通に
接続される。一方、シフトレジスタ52は、ブロックBの総数に相当する4個の単位回路
521を配列した構成である。各単位回路521は、前段の単位回路521(第1段目の
単位回路521にあっては制御回路30)から供給されるプリチャージパルスPGをプリ
チャージクロックPCKの半周期に相当する時間長(すなわちブロック期間Tbkの時間
長)だけ遅延させて次段の単位回路521に出力する。第k段目の単位回路521に入力
される信号は、サンプリング信号Pkとして、ブロックBkに対応するn個のサンプリング
スイッチ511に供給される。図4に示されるように、サンプリング信号Pkは、ひとつ
の選択期間に含まれる第k番目のプリチャージ期間Tpにおいてアクティブレベルとなる
。したがって、第k番目のプリチャージ期間Tpにおいては、ブロックBkに対応するn個
のサンプリングスイッチ511が一斉にオン状態となり、その時点でプリチャージ信号線
61に供給されているプリチャージ信号Spreのプリチャージ電位がブロックBkの総ての
データ線14に印加される。
次に、プリチャージ電位の印加に特に注目しながら電気光学装置D1の動作を説明する

いま、図5に示されるように、表示領域AdのうちブロックB2およびB3の大部分を占
めるようにウィンドウWが表示され、このウィンドウW内に自然画系の画像が表示される
場合を想定する。ウィンドウWの外側の領域にはアイコンや他のウィンドウが表示される
。この場合、判定回路35は、ブロックB2およびB3に自然画系の画像が表示され、ブロ
ックB1およびB4にデータ系の画像が表示されていると判定する。したがって、図4に示
されるように、プリチャージ信号Spreは、データ電位Xが正極性とされる選択期間のう
ちブロック期間Tb1およびTb4においてプリチャージ電位VH2となり。ブロック期間T
b2およびTb3においてプリチャージ電位VH1となる。
このようなプリチャージ信号Spreが供給される結果、プリチャージ回路50は、ブロ
ック期間Tbkごとに以下のようにプリチャージを実行する。まず、ブロック期間Tb1の
プリチャージ期間Tpにおいてはサンプリング信号P1がアクティブレベルとなり、その時
点でプリチャージ信号線61に供給されているプリチャージ信号Spreのプリチャージ電
位VH2がブロックB1の総てのデータ線14に印加される。このときブロックB1に対応す
るサンプリングスイッチ411は総てオフ状態となっているから、このブロックB1の何
れのデータ線14にもデータ電位Xは印加されない。また、ブロック期間Tb2のプリチ
ャージ期間Tpにおいてはサンプリング信号P2がアクティブレベルとなってプリチャージ
電位VH1がブロックB2の総てのデータ線14に印加され、同様にブロック期間Tb3のプ
リチャージ期間Tpにおいてはプリチャージ電位VH1がブロックB3の総てのデータ線14
に印加される。また、ブロック期間Tb4のプリチャージ期間Tpにおいてはプリチャージ
電位VH2がブロックB4の総てのデータ線14に印加される。さらに、次の選択期間にお
いてはデータ電位Xが負極性となるから、プリチャージ信号Spreの電位はブロックBkご
とにVL2→VL1→VL1→VL2という順番にて変化していく。したがって、ブロックB1お
よびB4に属する総てのデータ線14はデータ系の画像に対応したプリチャージ電位VL2
にプリチャージされ、ブロックB2およびB3に属する総てのデータ線14は自然画系の画
像に対応したプリチャージ電位VL1にプリチャージされる。なお、各プリチャージ期間T
pに挟まれたデータ出力期間Tdにおいて各ブロックBkのデータ線14に対して順番にデ
ータ電位Xが印加される点は上述した通りである。
以上に説明したように、本実施形態においては、各ブロックBkが表示する画像の特性
(自然画系およびデータ系の何れであるか)に応じて当該ブロックBkのデータ線14に
印加されるプリチャージ電位が変化するから、互いに特性が異なる複数の画像(例えば図
5に示されるウィンドウWとその背景)が表示領域Adに表示される場合であっても、画
像の特性に応じたプリチャージによって表示品位を向上させることができる。特に、本実
施形態においては、自然画系の画像が表示されるブロックBkのデータ線14にプリチャ
ージ電位VH1またはVL1が印加されることにより、表示品位を損なうことなく画素Pに対
して迅速にデータを書き込むことができるとともに、データ系の画像が表示されるブロッ
クBkのデータ線14にプリチャージ電位VH2またはVL2が印加されることによって光ク
ロストークを抑制した高品位な表示が実現される。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る電気光学装置について説明する。なお、本実施形態
の電気光学装置のうち第1実施形態と同様の要素については共通の符号を付してその説明
を適宜に省略する。
図6は、本実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図であり、図7は、この
電気光学装置の動作を示すタイミングチャートである。図7に示されるように、本実施形
態においては、第1実施形態とは異なり、選択期間うちその始点から所定の時間長が経過
するまでのプリチャージ期間Tpにおいて4n本の総てのデータ線14が一斉にプリチャ
ージされる。このため、本実施形態に係る電気光学装置D2は、データ線14に対するデ
ータ電位Xの印加に関して、第1実施形態にて説明したコントロール信号CTLは使用さ
れない。制御回路30は、ドットクロックに相当するクロック信号CLX(第1実施形態
のクロック信号CLX0)と、その論理レベルを反転した反転クロック信号/CLXをデ
ータ線駆動回路40に出力する。したがって、各選択期間のデータ出力期間Tdにおいて
は、ブロックB1に属する第1列目のデータ線14のサンプリングスイッチ411からブ
ロックB4に属する第n列目のデータ線14のサンプリングスイッチ411までがプリチ
ャージ期間Tpを空けずに連続して順番にオン状態となり、このオン状態となったサンプ
リングスイッチ411を介して各データ線14にデータ電位Xが印加される。
また、制御回路30の電圧出力回路31は、各々が異なるブロックBkに対応する4種
類のプリチャージ信号Spre1ないしSpre4を生成して各々を別個のプリチャージ信号線6
1に出力する。各プリチャージ信号Sprekの電位は、ブロックBkに表示される画像の特
性とデータ電位の極性とに応じて4種類のプリチャージ電位(図3に示したVH1、VL1、
VH2、VL2)の何れかに設定される。ただし、本実施形態においては総てのデータ線14
が一斉にプリチャージされるから、ひとつのプリチャージ信号Sprekは、図7に示される
ように、選択期間の始点から終点まで同じプリチャージ電位を維持する。もっとも、本来
的には、プリチャージ信号Spre1ないしSpre4は、プリチャージ期間Tpにてプリチャー
ジ電位を維持すれば足り、その他の期間での電位は任意である。
一方、プリチャージ回路50は、各々が異なるデータ線14に対応する4n個のサンプ
リングスイッチ511を有する。各サンプリングスイッチ511のドレイン電極はこれに
対応するデータ線14に接続される。また、ひとつのブロックBkに対応するn個のサン
プリングスイッチ511は、プリチャージ信号Sprekが供給されるプリチャージ信号線6
1に対して共通に接続される。また、総てのサンプリングスイッチ511のゲート電極に
は、制御回路30から出力されたプリチャージパルスPGが供給される。このプリチャー
ジパルスPGは、第1実施形態と同様の波形であり、図7に示されるように、各選択期間
の始点から始まるプリチャージ期間Tpにてアクティブレベルとなるパルス信号である。
次に、図7を参照して電気光学装置D2の動作を説明する。なお、ここでも第1実施形
態と同様に、図5に示される画像が表示領域Adに表示された場合を想定する。したがっ
て、制御回路30の判定回路35は、ブロックB1およびB4にデータ系の画像が表示され
ていると判定し、ブロックB2およびB3に自然画系の画像が表示されていると判定する。
この場合、ブロックB1に対応するプリチャージ信号Spre1およびブロックB4に対応す
るプリチャージ信号Spre4は、データ電位Xが正極性となる選択期間(図7における左側
の選択期間)においてデータ系の画像に対応するプリチャージ電位VH2を維持し、データ
電位Xが負極性となる次の選択期間(図7における中央の選択期間)においてはプリチャ
ージ電位VL2となる。一方、ブロックB2に対応するプリチャージ信号Spre2およびブロ
ックB3に対応するプリチャージ信号Spre3は、データ電位Xが正極性となる選択期間に
おいて自然画系の画像に対応するプリチャージ電位VH1に設定され、データ電位Xが負極
性となる選択期間においてはプリチャージ電位VL1となる。したがって、プリチャージパ
ルスPGがアクティブレベルとなるプリチャージ期間Tpにおいて、ブロックB1およびB
4の各データ線14はプリチャージ電位VH2またはVL2にプリチャージされる一方、ブロ
ックB2およびB3の各データ線14はプリチャージ電位VH1またはVL1にプリチャージさ
れる。
このように、本実施形態においても各ブロックBkの画像の特性に応じて当該ブロック
Bkに印加されるプリチャージ電位が選定されるから、第1実施形態と同様の効果が奏さ
れる。さらに、本実施形態においては、ブロックBkごとにプリチャージ期間Tdを設ける
必要がないから、第1実施形態にて説明したシフトレジスタ52やコントロール信号CT
Lを不要とすることができ、電気光学装置D2の構成が簡素化されるという利点がある。
<C:第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る電気光学装置について説明する。第1実施形態にお
いては、ひとつの系統のプリチャージ信号Spreの電位が時分割にて各ブロックBkのプリ
チャージ電位となる構成を例示し、第2実施形態においては、各ブロックBkのプリチャ
ージ電位となる複数のプリチャージ信号Spre1ないしSpre4を生成する構成を例示した。
本実施形態に係る電気光学装置は、これらの形態を組み合わせた構成である。なお、本実
施形態に係る電気光学装置のうち第1実施形態または第2実施形態と同様の要素について
は共通の符号を付してその説明を適宜に省略する。
図8は、本実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。同図に示され
るように、この電気光学装置D3の制御回路30は、ブロックB1およびB3に対応するプ
リチャージ電位となるプリチャージ信号Spre1と、ブロックB2およびB4に対応するプリ
チャージ電位となるプリチャージ信号Spre2とを生成して各々を並列にプリチャージ信号
線61に出力する。例えばいま、図5に示されるようにブロックB1およびB4の各々にデ
ータ系の画像が表示され、ブロックB2およびB3の各々に自然画系の画像が表示される場
合を想定する。この場合、図9に示されるように、プリチャージ信号Spre1は、選択期間
(ここではデータ電位Xが正極性である選択期間)の前半であるブロック期間Tb1にお
いてブロックB1の画像に対応するプリチャージ電位VH2となり、その直後のブロック期
間Tb2においてブロックB3の画像に対応するプリチャージ電位VH1となる。同様に、プ
リチャージ信号Spre2は、ブロック期間Tb1においてブロックB2に対応するプリチャー
ジ電位VH1となり、ブロック期間Tb2においてブロックB4に対応するプリチャージ電位
VH2となる。図8に示されるように、プリチャージ回路50のうちブロックB1およびB3
に対応する各サンプリングスイッチ511のソース電極はプリチャージ信号Spre1が供給
されるプリチャージ信号線61に対して共通に接続され、ブロックB2およびB4に対応す
る各サンプリングスイッチ511のソース電極はプリチャージ信号Spre2が供給されるプ
リチャージ信号線61に対して共通に接続される。
一方、プリチャージ回路50のうちブロックB1およびB2に対応する各サンプリングス
イッチ511のゲート電極には単位回路521からサンプリング信号P1が供給され、ブ
ロックB3およびB4に対応する各サンプリングスイッチ511のゲート電極には単位回路
521からサンプリング信号P2が供給される。図9に示されるように、サンプリング信
号P1はブロック期間Tb1のプリチャージ期間Tpにてアクティブレベルとなり、サンプ
リング信号P2は、ブロック期間Tb1の始点からプリチャージクロックPCKおよび反転
プリチャージクロック/PCKの半周期に相当する時間長だけ遅延したタイミングにて(
すなわちブロック期間Tb2のプリチャージ期間Tpにて)アクティブレベルとなる。なお
、ブロック期間Tb1のデータ出力期間TdにおいてはブロックB1およびB2に属する各デ
ータ線14に対して順番にデータ電位Xが印加され、ブロック期間Tb2のデータ出力期
間TdにおいてはブロックB3およびB4に属する各データ線14に対して順番にデータ電
位Xが印加される。
以上の構成のもと、ブロック期間Tb1のプリチャージ期間Tpにおいては、ブロックB
1およびB2に対応する各サンプリングスイッチ511がサンプリング信号P1によって一
斉にオン状態とされ、これらのサンプリングスイッチ511を介して、そのときのプリチ
ャージ信号Spre1およびSpre2のプリチャージ電位がブロックB1およびB2のデータ線1
4に対してそれぞれ印加される。より具体的には、このプリチャージ期間Tpにおいては
、ブロックB1の総てのデータ線14に対してプリチャージ信号Spre1のプリチャージ電
位VH2が印加され、ブロックB2の総てのデータ線14に対してプリチャージ信号Spre2
のプリチャージ電位VH1が印加される。ブロック期間Tb2のプリチャージ期間Tpにおい
ても同様の動作が繰り返されることにより、ブロックB3の各データ線14にプリチャー
ジ信号Spre1のプリチャージ電位VH1が印加されるとともに、ブロックB4の各データ線
14にプリチャージ信号Spre2のプリチャージ電位VH2が印加される。プリチャージ信号
Spre1およびSpre2の電位がデータ電位Xの極性に応じて定められる点や、各プリチャー
ジ期間Tpにおいてデータ線14に対するデータ電位Xの印加が停止される点は第1実施
形態と同様である。
本実施形態においても第1および第2実施形態と同様の効果が奏される。なお、本実施
形態においては、ブロックB1およびB2を含む群の各データ線14が共通のプリチャージ
期間Tpにてプリチャージされ、ブロックB3およびB4を含む群の各データ線14が共通
のプリチャージ期間Tpにてプリチャージされる構成を例示した。このように共通のプリ
チャージ期間にて同時にプリチャージされる複数のブロックからなる群が本発明にいう「
ブロック群」に相当する。
<D:変形例>
各実施形態には種々の変形が加えられる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通り
である。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)各実施形態においては4n本のデータ線14が4個のブロックに区分された場合を
例示したが、ブロックBの総数や各ブロックBに属するデータ線14の本数は任意である
。したがって、第1実施形態においてひとつの選択期間に含められるブロック期間Tbの
総数や、第2実施形態において制御回路30が生成するプリチャージ信号Spreの総数、
さらに第3実施形態におけるブロック群の総数および各ブロック群に属するブロックBの
総数も任意に変更される。また、各ブロックBに属するデータ線14の本数は互いに相違
していてもよい。さらに、各実施形態においては互いに隣接するn本のデータ線14をブ
ロックBとした場合を想定したが、ひとつのブロックBに属する各データ線が列方向に分
散して配置された構成も採用される。
(2)各実施形態においては、データ線駆動回路40とは別個に配置されたプリチャージ
回路50によって各データ線14をプリチャージする構成を例示したが、データ線駆動回
路40が画像信号Vidに基づいて各データ線14のプリチャージ(いわゆるビデオプリチ
ャージ)を実行する構成としてもよい。図10は、本変形例に係る電気光学装置の構成を
示すブロック図である。同図に示されるように、この電気光学装置D4は、第1ないし第
3実施形態に示したプリチャージ回路50を備えていない。その代わりに、データ線駆動
回路40は、各々がサンプリングスイッチ411に対応する合計4n個のOR回路44を
有する。各OR回路44の出力端はこれに対応するサンプリングスイッチ411のゲート
電極に接続される。一方、制御回路30は、4系統のプリチャージパルスPG1ないしP
G4を並列に出力する。これらのプリチャージパルスPG1ないしPG4は、選択期間を4
等分したブロック期間Tb1ないしTb4の最初に位置するプリチャージ期間Tpごとに順
番にアクティブレベルとなる信号(したがってこれらの波形は図4に示したサンプリング
信号P1ないしP4と同様となる)である。各ブロックBkに対応するn個のOR回路44
の一方の入力端は、そのブロックBkに対応するプリチャージパルスPGkが供給される信
号線67に対して共通に接続される。また、各OR回路44の他方の入力端は、これに対
応する単位回路421の出力端に接続される。
一方、制御回路30から出力される画像信号Vidは、データ出力期間Tdにおいてデー
タ電位Xとなる点で各実施形態と共通するが、各ブロック期間Tbkのプリチャージ期間
TpにおいてブロックBkのプリチャージ電位となる点で各実施形態の画像信号Vidとは相
違している。例えば、画像信号Vidは、ブロック期間Tb1のプリチャージ期間Tp(すな
わちプリチャージパルスPG1がアクティブレベルとなる期間)にてブロックB1の各デー
タ線14に印加されるべきプリチャージ電位(例えばデータ電位Xが正極性である選択期
間にて図5の画像を表示する場合にはプリチャージ電位VH2)となる。この構成のもと、
各ブロック期間Tbkのプリチャージ期間TpにてプリチャージパルスPGkがアクティブ
レベルとなってブロックBkに対応するn個のサンプリングスイッチ411が一斉にオン
状態になると、その時点における画像信号Vidの電位(すなわちプリチャージ電位)が当
該ブロックBkに属する総てのデータ線14に対して印加される。この構成によっても、
各実施形態と同様の効果が奏される。なお、ここでは第1実施形態に係る電気光学装置D
1を変形した態様を例示したが、第2実施形態の電気光学装置D2は第3実施形態の電気光
学装置D3にも同様の変形が施される。
(3)画素Pの構成は図2に示したものに限られない。例えば、三端子型スイッチング素
子たるTFT素子に代えて、二端子型スイッチング素子たるTFD(Thin Film Diode)
を各画素Pのスイッチング素子として採用してもよい。
(4)第2実施形態においては、走査線12が選択されてスイッチング素子73がオン状
態となった期間にて各データ線14にプリチャージ電位が印加される構成を例示したが、
各選択期間の間隙の期間(すなわち走査信号Yiが非アクティブレベルを維持する水平帰
線期間)にて各データ線14にプリチャージ電位を印加する構成としてもよい。この場合
には、プリチャージ電位が印加されるときにスイッチング素子73はオフ状態となってい
るため画素容量71にプリチャージ電位は書き込まれない。したがって、画面のちらつき
(フリッカ)を有効に抑制できるという利点がある。
(5)各実施形態においては電圧出力回路31とフレームメモリ33と判定回路35とが
制御回路30に含められた構成を例示したが、これらの回路が制御回路30とは別個の回
路とされた構成や、他の回路(例えば走査線駆動回路20やデータ線駆動回路40やプリ
チャージ回路50)と一体をなす構成も採用される。
(6)各実施形態においては画像データDに対する演算処理によって画像の特性が判定さ
れる構成を例示したが、画像の特性を判定するための方法は任意である。例えば、利用者
が入力装置(図示略)を操作することによって各ブロックBkの特性(例えば自然画系の
画像であるかデータ系の画像であるか)を入力すると、この入力に基づいて判定回路35
が画像の特性を判定するといった構成も採用される。
(7)以上においては電気光学物質として液晶712を利用した電気光学装置D1ないし
D4を例示したが、液晶以外の電気光学物質を用いた装置にも本発明は適用される。例え
ば、有機ELや発光ポリマーなどのOLED(Organic Light Emitting Diode)素子を電
気光学物質として用いた表示装置や、着色された液体と当該液体に分散された白色の粒子
とを含むマイクロカプセルを電気光学物質として用いた電気泳動表示装置、極性が相違す
る領域ごとに異なる色に塗り分けられたツイストボールを電気光学物質として用いたツイ
ストボールディスプレイ、黒色トナーを電気光学物質として用いたトナーディスプレイ、
あるいはヘリウムやネオンなどの高圧ガスを電気光学物質として用いたプラズマディスプ
レイパネルなど各種の電気光学装置に対しても各実施形態と同様に本発明が適用される。
<E:電子機器>
次に、本発明に係る電子機器の例として、電気光学装置D1ないしD4をライトバルブと
して利用した投射型表示装置(プロジェクタ)の構成を説明する。図11は、この投射型
表示装置の構成を示す平面図である。この図に示されるように、投射型表示装置2100
の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット2102が設けられて
いる。このランプユニット2102から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミ
ラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によってR(赤)、G(緑)、
B(青)の3原色に分離されて、各原色に対応するライトバルブ100R、100Gおよ
び100Bにそれぞれ導かれる。なお、B色の光は、他のR色やG色と比較すると、光路
が長いので、その損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および
出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121を介して導かれる。
ここで、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bの構成は、電気光学装置D1
ないしD4の何れかと同様の構成であり、処理回路(図示省略)から供給されるR、G、
Bの各色に対応する画像データDによってそれぞれ駆動されるものである。ライトバルブ
100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズ
ム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム2112におい
て、R色およびB色の光は90度に屈折する一方、G色の光は直進する。したがって、各
色の画像が合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ2114によってカラー
画像が投射されることとなる。
なお、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bには、ダイクロイックミラー2
108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルタを設
ける必要はない。また、ライトバルブ100R、100Bの透過像は、ダイクロイックプ
リズム2112により反射した後に投射されるのに対し、ライトバルブ100Gの透過像
はそのまま投射されるので、ライトバルブ100R、100Bによる水平走査方向は、ラ
イトバルブ100Gによる水平走査方向と逆向きにして、左右反転像を表示させる構成と
なっている。
また、本発明に係る電気光学装置が利用され得る電子機器としては、図11に示した投
射型表示装置のほかにも、携帯電話機、可搬型のパーソナルコンピュータ、デジタルビデ
オカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型(またはモニタ直視型)のビデオレコーダ、
カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステー
ション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 各画素の構成を示す回路図である。 データ電位と各プリチャージ電位との関係を示す図である。 第1実施形態に係る電気光学装置の動作を示すタイミングチャートである。 表示領域に表示される画像と各ブロックとの関係を例示する図である。 本発明の第2実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る電気光学装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る電気光学装置の動作を示すタイミングチャートである。 変形例に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る電子機器の一例である投射型表示装置の構成を示す図である。
符号の説明
D1,D2,D3,D4……電気光学装置、Ad……表示領域、P……画素、12……走査線
、14……データ線、20……走査線駆動回路、30……制御回路、31……電圧出力回
路、33……フレームメモリ、35……判定回路、40……データ線駆動回路、50……
プリチャージ回路、411,511……サンプリングスイッチ、Bk(B1,B2,B3,B
4)……ブロック、Tbk(Tb1,Tb2,Tb3,Tb4)……ブロック期間、Tp……プ
リチャージ期間、Td……データ出力期間。

Claims (13)

  1. 複数の走査線と所定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対
    応して画素が配置された電気光学装置を駆動する回路であって、
    前記複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択する走査線駆動回路と、
    ひとつの選択期間のうち各ブロックに対応するデータ出力期間ごとに、そのブロックに
    属する各データ線に対し、当該データ線と前記走査線駆動回路が選択した走査線との交差
    に対応する画素の階調に応じたデータ電位を供給するデータ線駆動回路と、
    各ブロックごとのプリチャージ電位を時分割にて出力する電圧出力回路と、
    各ブロックのデータ線にデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチャージ
    期間において、前記電圧出力回路が当該ブロックについて出力したプリチャージ電位をそ
    のブロックの各データ線に供給するプリチャージ手段と
    を具備する電気光学装置の駆動回路。
  2. 複数の走査線と所定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対
    応して画素が配置された電気光学装置を駆動する回路であって、
    前記複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択する走査線駆動回路と、
    ひとつの選択期間に含まれるデータ出力期間において、前記複数のデータ線の各々に対
    し、当該データ線と前記走査線駆動回路が選択した走査線との交差に対応する画素の階調
    に応じたデータ電位を供給するデータ線駆動回路と、
    各々が異なるブロックに対応した複数のプリチャージ電位を並列に出力する電圧出力回
    路と、
    データ出力期間の直前のプリチャージ期間において、複数のブロックの各々に属するデ
    ータ線に対し、前記電圧出力回路が当該ブロックについて出力したプリチャージ電位を供
    給するプリチャージ手段と
    を具備する電気光学装置の駆動回路。
  3. 複数の走査線と所定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対
    応して画素が配置された電気光学装置を駆動する回路であって、
    前記複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択する走査線駆動回路と、
    ひとつの選択期間のうち複数のブロックからなるブロック群の各々に対応するデータ出
    力期間ごとに、そのブロック群に属する各データ線に対し、当該データ線と前記走査線駆
    動回路が選択した走査線との交差に対応する画素の階調に応じたデータ電位を供給するデ
    ータ線駆動回路と、
    ブロック群に属する各ブロックのプリチャージ電位を時分割にてブロック群ごとに並列
    に出力する電圧出力回路と、
    各ブロック群のデータ線にデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチャー
    ジ期間において、そのブロック群の各ブロックに属するデータ線に対し、前記電圧出力回
    路が当該ブロックについて出力したプリチャージ電位を供給するプリチャージ手段と
    を具備する電気光学装置の駆動回路。
  4. 前記複数の画素によって表示される画像の特性をブロックごとに判定する判定手段を具
    備し、
    前記電圧出力回路は、各ブロックについて前記判定手段が判定した特性に応じた電位を
    当該ブロックのプリチャージ電位として出力する
    請求項1から請求項3の何れかに記載の電気光学装置の駆動回路。
  5. 前記データ線駆動回路は、第1電位と当該第1電位よりも高い第2電位との間にある負
    極性のデータ電位と、前記第2電位よりも高い第3電位と当該第3電位よりも高い第4電
    位との間にある正極性のデータ電位との何れかを各データ線に供給し、
    前記電圧出力回路は、正極性のデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチ
    ャージ期間においては、前記第3電位と前記第4電位との間の電位と、前記第3電位より
    も低い電位との何れかをブロックごとに選択してプリチャージ電位として出力する一方、
    前記負極性のデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチャージ期間において
    は、前記第1電位と前記第2電位との間の電位をプリチャージ電位として出力する
    請求項1から請求項3の何れかに記載の電気光学装置の駆動回路。
  6. 前記複数の画素によって表示される画像が自然画系の画像であるかデータ系の画像であ
    るかをブロックごとに判定する判定手段を具備し、
    前記データ線駆動回路は、第1電位と当該第1電位よりも高い第2電位との間にある負
    極性のデータ電位と、前記第2電位よりも高い第3電位と当該第3電位よりも高い第4電
    位との間にある正極性のデータ電位との何れかを各データ線に供給し、
    前記電圧出力回路は、前記正極性のデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプ
    リチャージ期間において、前記判定手段が自然画系の画像と判定したブロックについては
    前記第3電位と前記第4電位との間の電位を、前記判定手段がデータ系の画像と判定した
    ブロックについては前記第3電位と前記第4電位の中心電位よりも低い電位、または、前
    記第3の電位よりも低く前記第1電位と前記第4電位の中心電位よりも高い電位を、それ
    ぞれ当該ブロックのプリチャージ電位として出力する一方、前記負極性のデータ電位が供
    給されるデータ出力期間の直前のプリチャージ期間において、前記判定手段が自然画系の
    画像と判定したブロックについては前記第1電位と前記第2電位との間の電位を、前記判
    定手段がデータ系の画像と判定したブロックについては前記第1電位と前記第2電位との
    中心電位よりも低い電位を、それぞれ当該ブロックのプリチャージ電位として出力する
    請求項1から請求項3の何れかに記載の電気光学装置の駆動回路。
  7. 複数の走査線と所定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対
    応して配置された画素と、
    前記複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択する走査線駆動回路と、
    ひとつの選択期間のうち各ブロックに対応するデータ出力期間ごとに、そのブロックに
    属する各データ線に対し、当該データ線と前記走査線駆動回路が選択した走査線との交差
    に対応する画素の階調に応じたデータ電位を供給するデータ線駆動回路と、
    各ブロックごとのプリチャージ電位を時分割にて出力する電圧出力回路と、
    各ブロックのデータ線にデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチャージ
    期間において、前記電圧出力回路が当該ブロックについて出力したプリチャージ電位をそ
    のブロックの各データ線に供給するプリチャージ手段と
    を具備する電気光学装置。
  8. 複数の走査線と所定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対
    応して配置された画素と、
    前記複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択する走査線駆動回路と、
    ひとつの選択期間に含まれるデータ出力期間において、前記複数のデータ線の各々に対
    し、当該データ線と前記走査線駆動回路が選択した走査線との交差に対応する画素の階調
    に応じたデータ電位を供給するデータ線駆動回路と、
    各々が異なるブロックに対応した複数のプリチャージ電位を並列に出力する電圧出力回
    路と、
    データ出力期間の直前のプリチャージ期間において、複数のブロックの各々に属するデ
    ータ線に対し、前記電圧出力回路が当該ブロックについて出力したプリチャージ電位を供
    給するプリチャージ手段と
    を具備する電気光学装置。
  9. 複数の走査線と所定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対
    応して配置された画素と、
    前記複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択する走査線駆動回路と、
    ひとつの選択期間のうち複数のブロックからなるブロック群の各々に対応するデータ出
    力期間ごとに、そのブロック群に属する各データ線に対し、当該データ線と前記走査線駆
    動回路が選択した走査線との交差に対応する画素の階調に応じたデータ電位を供給するデ
    ータ線駆動回路と、
    ブロック群に属する各ブロックごとのプリチャージ電位を時分割にてブロック群ごとに
    並列に出力する電圧出力回路と、
    各ブロック群のデータ線にデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチャー
    ジ期間において、そのブロック群の各ブロックに属するデータ線に対し、前記電圧出力回
    路が当該ブロックについて出力したプリチャージ電位を供給するプリチャージ手段と
    を具備する電気光学装置。
  10. 請求項7から請求項9の何れかに記載の電気光学装置を具備する電子機器。
  11. 複数の走査線と所定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対
    応して画素が配置された電気光学装置を駆動する方法であって、
    前記複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択し、ひとつの選択期間のうち各ブ
    ロックに対応するデータ出力期間ごとに、そのブロックに属する各データ線に対し、当該
    データ線と前記選択した走査線との交差に対応する画素の階調に応じたデータ電位を供給
    する一方、
    各ブロックごとのプリチャージ電位を時分割にて出力し、各ブロックのデータ線にデー
    タ電位が供給されるデータ出力期間の直前のプリチャージ期間において、当該ブロックに
    ついて出力したプリチャージ電位をそのブロックの各データ線に供給する
    電気光学装置の駆動方法。
  12. 複数の走査線と所定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対
    応して画素が配置された電気光学装置を駆動する方法であって、
    前記複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択し、ひとつの選択期間に含まれる
    データ出力期間において、前記複数のデータ線の各々に対し、当該データ線と前記選択し
    た走査線との交差に対応する画素の階調に応じたデータ電位を供給する一方、
    各々が異なるブロックに対応した複数のプリチャージ電位を並列に出力し、データ出力
    期間の直前のプリチャージ期間において、複数のブロックの各々に属するデータ線に対し
    、当該ブロックについて出力したプリチャージ電位を供給する
    電気光学装置の駆動方法。
  13. 複数の走査線と所定の本数ごとにブロックに区分された複数のデータ線との各交差に対
    応して画素が配置された電気光学装置を駆動する方法であって、
    前記複数の走査線の各々を選択期間ごとに順次に選択し、ひとつの選択期間のうち複数
    のブロックからなるブロック群の各々に対応するデータ出力期間ごとに、そのブロック群
    に属する各データ線に対し、当該データ線と前記選択した走査線との交差に対応する画素
    の階調に応じたデータ電位を供給する一方、
    ブロック群に属する各ブロックごとのプリチャージ電位を時分割にてブロック群ごとに
    並列に出力し、各ブロック群のデータ線にデータ電位が供給されるデータ出力期間の直前
    のプリチャージ期間において、そのブロック群の各ブロックに属するデータ線に対し、当
    該ブロックについて出力したプリチャージ電位を供給する
    電気光学装置の駆動方法。
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