JP2004191089A - 物理量表示装置及び物理量表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】物理量を読み取り易く、且つ違和感がないようにデジタル表示できる
【解決手段】物理量表示装置は、第一の物理量及び第二の物理量をデジタル表示する表示手段8と、表示手段8に第一の物理量及び第二の物理量を選択的に切換えて表示させる制御手段9と、を有する。制御手段9は、第一の表示更新周期で第一の物理量を表示手段8に表示させ、第一の表示更新周期とは異なる第二の表示更新周期で第二の物理量を表示手段8に表示させる。制御手段9は、表示手段8に表示させる第一の物理量または第二の物理量を選択する操作部22を有する。制御手段9は、第一の表示更新周期及び第二の表示更新周期に関する表示更新周期データを記憶した記憶部19を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】物理量表示装置は、第一の物理量及び第二の物理量をデジタル表示する表示手段8と、表示手段8に第一の物理量及び第二の物理量を選択的に切換えて表示させる制御手段9と、を有する。制御手段9は、第一の表示更新周期で第一の物理量を表示手段8に表示させ、第一の表示更新周期とは異なる第二の表示更新周期で第二の物理量を表示手段8に表示させる。制御手段9は、表示手段8に表示させる第一の物理量または第二の物理量を選択する操作部22を有する。制御手段9は、第一の表示更新周期及び第二の表示更新周期に関する表示更新周期データを記憶した記憶部19を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物理量表示装置に関するものであり、特に、物理量をデジタル表示する物理量表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両状態に関する複数の物理量を表示する車両用表示装置が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。車両用表示装置は、数字表示部1及び単位表示部2,3を有する表示素子4を備えており、車両の速度(以下、車速と記す),エンジンの回転数(以下、単に回転数と記す)等の車両状態に関する複数の物理量を選択的に切換えて表示するものである(図5参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−73679号公報
【0004】
運転者は、図示しない操作部の押ボタンスイッチを操作することにより、車速表示モード(図6(a)参照)と、回転数表示モード(図6(b)参照)を選択することができる。車速表示モードにおいては、数字表示部1に車速を数値で表示すると共に、車速の単位を表す単位表示部2を点灯させる。回転数表示モードにおいては、数字表示部1に回転数を数値で表示すると共に、回転数の単位を表す単位表示部3を点灯させる。
【0005】
表示素子4の表示内容を制御するマイコン(図示しない)は、車速センサから入力したパルス信号及びイグニションコイルからのパルス信号をカウントし、所定の演算処理をすることによって得られる車速データ及び回転数データをRAM等のメモリに一時的に記憶しており、前記操作部によって選択されている表示モードに対応する車速データまたは回転数データをメモリから読み出して、表示素子4に表示させている。
【0006】
メモリに一時的に記憶される車速データ及び回転数データは、所定のデータ更新周期(例えば20ms)でデータ更新されているが、車速表示或いは回転数表示が前記データ更新周期で表示更新されると、数字表示部1に表示された数値を読み取ることが困難になるため、車速表示及び回転数表示は、所定の表示更新周期(例えば300ms)で表示更新される。つまり、表示更新周期がデータ更新周期と同じであると、表示素子4に表示された車速若しくは回転数が読み取り難いため、表示更新周期はデータ更新周期よりも長くなっている。
なお、本明細書において、便宜上、表示更新周期を「表示更新時間」と記す場合もあるが、「表示更新時間」は表示更新周期と同じ概念である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回転数表示は、車速表示と比較すると、急激に変動するものであるが、回転数表示モードにおける表示更新周期は、車速表示モードにおける表示更新周期と同じであるために違和感があった。つまり、例えば回転数が700rpm(アイドリング状態)から3000rpmまで変動しながら、車両が0km/h(停止状態)から20km/hまで加速する場合、車速表示では、数値が「0」から「20」まで“20”だけ変動するのに比して、回転数表示では、数値が「700」から「3000」まで“2300”も変動するように、一般的に、回転数表示モードでは、車速表示モードと比較して数値の変動が大きいため、回転数表示モードにおける表示更新周期が必ずしも適切であるとは言えなかった。
【0008】
この問題を解決するために表示更新時間を短くすると、車速表示における表示更新時間が過度に短くなるため、車速を読み取り難くなるという新たな問題が生じる虞がある。なお、このような問題は、アナログ的に物理量を表示するバーグラフ表示では生じることがなく、物理量を数字で表示するデジタル表示における特有の問題である。
本発明は、物理量を読み取り易く、且つ違和感がないようにデジタル表示できる物理量表示装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載したように、表示手段8と、前記表示手段8に第一の物理量及び第二の物理量を数字で表示させる制御手段9と、を有する物理量表示装置であって、前記制御手段9は、第一の表示更新周期で前記第一の物理量を表示更新させ、第二の表示更新周期で前記第二の物理量を表示更新させるものである。
【0010】
また、本発明は、請求項2に記載したように、複数の物理量を数字で表示する表示手段8と、前記表示手段8に前記複数の物理量を選択的に表示させる制御手段9と、を有する物理量表示装置であって、前記制御手段9は、表示する物理量に応じて設定される表示更新周期で前記物理量を前記表示手段8に表示させるものである。
【0011】
また、本発明は、請求項3に記載したように、前記表示手段8に表示させる前記物理量を選択する操作部22を設けたものである。
【0012】
また、本発明は、請求項4に記載したように、前記制御手段9は、前記表示更新周期に関する表示更新周期データを記憶した記憶部19を有するものである。
【0013】
また、本発明は、請求項5に記載したように、第一の物理量及び第二の物理量を数字でする表示手段8と、前記表示手段8に前記第一の物理量及び前記第二の物理量を選択的に切換えて表示させる制御手段9と、を有する物理量表示装置であって、前記制御手段9は、第一の表示更新周期で前記第一の物理量を表示更新させ、第二の表示更新周期で前記第二の物理量を表示更新させるものである。
【0014】
また、本発明は、請求項6に記載したように、前記制御手段9は、前記表示手段8に表示させる前記第一の物理量または前記第二の物理量を選択する操作部22を有するものである。
【0015】
また、本発明は、請求項7に記載したように、前記制御手段9は、前記第一の表示更新周期及び前記第二の表示更新周期に関する表示更新周期データを記憶した記憶部19を有するものである。
【0016】
また、本発明は、請求項8に記載したように、第一の物理量及び第二の物理量を数字でする表示方法であって、第一の表示更新周期で前記第一の物理量を表示更新し、前記第一の表示更新周期とは異なる第二の表示更新周期で前記第二の物理量を表示更新するものである。
【0017】
また、本発明は、請求項9に記載したように、複数の物理量を表示する表示方法であって、表示する物理量に応じて表示更新周期を設定し、前期表示更新周期で表示更新しながら前記物理量を表示するものである。
【0018】
また、本発明は、請求項10に記載したように、前記複数の物理量を選択的に表示するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。物理量表示装置は、表示器ユニット8(表示手段)及びコントロールユニット9(制御手段)を有している。
【0020】
表示器ユニット8は、蛍光表示管,液晶表示パネル等の表示素子10と、この表示素子10を駆動するドライバ回路11とを備えてなるものである。図2に示すように、表示素子10は、数字表示部12,油温マーク表示部13及び単位表示部14,15,16を有している。数字表示部12は、4個の日字形セグメントを有しており、4桁の数値が表示可能となっている。油温マーク表示部13は、エンジンオイルの温度(以下、油温と記す)を表すものであり、油温を表示しているときに点灯する。単位表示部14は車速の単位を表すもの、単位表示部15は回転数の単位を表すもの、単位表示部16は油温の単位を表すものである。
【0021】
コントロールユニット9は、CPU18,ROM19(記憶部)及びRAM20を備えたマイコン21と、押しボタンスイッチを備えた操作部22とを有するものである。マイコン21のROM19には、表示素子10に表示させる物理量(車速,回転数及び油温)を演算して表示器ユニット8に出力するためのプログラムや、後述する表示更新周期データが記憶されている。
【0022】
24は車速センサであり、この車速センサ24は車速を検出して、コントロールユニット9にパルス信号からなる車速信号を出力する。25は回転数センサであり、この回転数センサ25は回転数を検出して、コントロールユニット9にパルス信号からなる回転数信号を出力する。26は油温センサであり、この油温センサ26は油温を検出して、油温に応じた電圧信号からなる油温信号をコントロールユニット9に出力する。
【0023】
運転者は、操作部22の押しボタンスイッチを操作することにより、車速表示モード(図3(a)参照),回転数表示モード(図3(b)参照),油温表示モード(図3(c)参照)を選択的に切換えることができる。
【0024】
車速表示モードにおいては、数字表示部12に車速を数値で表示すると共に、車速の単位を表す単位表示部14を点灯させる。車速表示モードにおける表示更新周期は300msである。回転数表示モードにおいては、数字表示部12に回転数を数値で表示すると共に、回転数の単位を表す単位表示部15を点灯させる。回転数表示モードにおける表示更新周期は100msである。
【0025】
油温表示においては、数字表示部12に油温を数値で表示すると共に、油温マーク表示部13及び単位表示部16を点灯させる。油温表示モードにおける表示更新周期は1000msである。各表示モードに夫々対応する表示更新周期データはROM19に記憶されている。
【0026】
次に、図4に基づいて、表示更新周期の設定について説明する。まず、ステップS1において、各センサ24,25,26から入力した信号に基づいて、車速データ,回転数データ及び油温データを演算し、各データをRAM20に一時的に記憶させる。車速データ,回転数データ及び油温データは20ms毎に演算されており、RAM20に記憶されている各データは20ms毎に更新されている。次に、ステップS2において、操作部22の操作に応じて、表示モード(即ち、車速表示モード,回転数表示モードまたは油温表示モード)が設定される。次に、ステップS3において、表示モードに対応した表示更新周期データをROM19から読み出して設定する。
【0027】
次に、ステップS4,S5において、ステップS3で設定された表示更新時間が経過したかどうか判断し、表示更新時間が経過している場合は、表示モードに対応するデータ(即ち、車速データ,回転数データまたは油温データ)をRAM20から読み出し、そのデータを表示器ユニット9に出力して表示更新させ、表示更新時間が経過していない場合はステップS1に戻る。電源スイッチがオンされている間は、ステップS1〜ステップS5が20msの周期で繰り返されている。
【0028】
本実施形態によれば、車速表示モードでは表示更新周期が300ms、回転数表示モードでは表示更新周期が100ms、油温表示モードでは表示更新周期が1000msとなる。つまり、表示モードによって適当な表示更新周期が設定されるため、各データを違和感なく読み取り易いように表示できる。
【0029】
なお、表示更新周期は、表示させる物理量に応じて適宜設定されるものであり、本実施形態に限定されるものではない。また、本実施形態において、表示させる物理量は車速,回転数及び油温であったが、エンジンオイルの圧力,吸気圧,外気の温度,冷却水の温度等であっても良い。また、本実施形態は、運転者が表示モードを手動で選択するものであったが、例えば3秒毎に自動的に表示モードを切り換えても良い。
【0030】
また、セグメント型の表示素子には、少なくとも数字表示部があれば良く、例えば、数字表示部と共にバーグラフ表示部を設けても良い。また、複数の数字表示部を設け、夫々の数字表示部に物理量を表示しても良い。また、本実施形態の表示素子は、セグメント型の表示素子であったが、ドットマトリクス型の表示素子であっても良い。また、本実施形態は、回転数センサ25を有するものであったが、例えばイグニションコイルからのパルス信号をカウントし、所定の演算処理をすることによって回転数データを得ること可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の物理量を読み取り易く、且つ違和感がないようにデジタル表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図。
【図2】同上実施形態を示す表示素子の正面図。
【図3】同上実施形態を示す表示モードの説明図。
【図4】同上実施形態を示すフロー図。
【図5】従来例を示す表示素子の正面図。
【図6】同上従来例を示す表示モード説明図。
【符号の説明】
8 表示器ユニット(表示手段)
9 コントロールユニット(制御手段)
12 数字表示部
19 ROM(記憶部)
22 操作部
【発明の属する技術分野】
本発明は、物理量表示装置に関するものであり、特に、物理量をデジタル表示する物理量表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両状態に関する複数の物理量を表示する車両用表示装置が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。車両用表示装置は、数字表示部1及び単位表示部2,3を有する表示素子4を備えており、車両の速度(以下、車速と記す),エンジンの回転数(以下、単に回転数と記す)等の車両状態に関する複数の物理量を選択的に切換えて表示するものである(図5参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−73679号公報
【0004】
運転者は、図示しない操作部の押ボタンスイッチを操作することにより、車速表示モード(図6(a)参照)と、回転数表示モード(図6(b)参照)を選択することができる。車速表示モードにおいては、数字表示部1に車速を数値で表示すると共に、車速の単位を表す単位表示部2を点灯させる。回転数表示モードにおいては、数字表示部1に回転数を数値で表示すると共に、回転数の単位を表す単位表示部3を点灯させる。
【0005】
表示素子4の表示内容を制御するマイコン(図示しない)は、車速センサから入力したパルス信号及びイグニションコイルからのパルス信号をカウントし、所定の演算処理をすることによって得られる車速データ及び回転数データをRAM等のメモリに一時的に記憶しており、前記操作部によって選択されている表示モードに対応する車速データまたは回転数データをメモリから読み出して、表示素子4に表示させている。
【0006】
メモリに一時的に記憶される車速データ及び回転数データは、所定のデータ更新周期(例えば20ms)でデータ更新されているが、車速表示或いは回転数表示が前記データ更新周期で表示更新されると、数字表示部1に表示された数値を読み取ることが困難になるため、車速表示及び回転数表示は、所定の表示更新周期(例えば300ms)で表示更新される。つまり、表示更新周期がデータ更新周期と同じであると、表示素子4に表示された車速若しくは回転数が読み取り難いため、表示更新周期はデータ更新周期よりも長くなっている。
なお、本明細書において、便宜上、表示更新周期を「表示更新時間」と記す場合もあるが、「表示更新時間」は表示更新周期と同じ概念である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回転数表示は、車速表示と比較すると、急激に変動するものであるが、回転数表示モードにおける表示更新周期は、車速表示モードにおける表示更新周期と同じであるために違和感があった。つまり、例えば回転数が700rpm(アイドリング状態)から3000rpmまで変動しながら、車両が0km/h(停止状態)から20km/hまで加速する場合、車速表示では、数値が「0」から「20」まで“20”だけ変動するのに比して、回転数表示では、数値が「700」から「3000」まで“2300”も変動するように、一般的に、回転数表示モードでは、車速表示モードと比較して数値の変動が大きいため、回転数表示モードにおける表示更新周期が必ずしも適切であるとは言えなかった。
【0008】
この問題を解決するために表示更新時間を短くすると、車速表示における表示更新時間が過度に短くなるため、車速を読み取り難くなるという新たな問題が生じる虞がある。なお、このような問題は、アナログ的に物理量を表示するバーグラフ表示では生じることがなく、物理量を数字で表示するデジタル表示における特有の問題である。
本発明は、物理量を読み取り易く、且つ違和感がないようにデジタル表示できる物理量表示装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載したように、表示手段8と、前記表示手段8に第一の物理量及び第二の物理量を数字で表示させる制御手段9と、を有する物理量表示装置であって、前記制御手段9は、第一の表示更新周期で前記第一の物理量を表示更新させ、第二の表示更新周期で前記第二の物理量を表示更新させるものである。
【0010】
また、本発明は、請求項2に記載したように、複数の物理量を数字で表示する表示手段8と、前記表示手段8に前記複数の物理量を選択的に表示させる制御手段9と、を有する物理量表示装置であって、前記制御手段9は、表示する物理量に応じて設定される表示更新周期で前記物理量を前記表示手段8に表示させるものである。
【0011】
また、本発明は、請求項3に記載したように、前記表示手段8に表示させる前記物理量を選択する操作部22を設けたものである。
【0012】
また、本発明は、請求項4に記載したように、前記制御手段9は、前記表示更新周期に関する表示更新周期データを記憶した記憶部19を有するものである。
【0013】
また、本発明は、請求項5に記載したように、第一の物理量及び第二の物理量を数字でする表示手段8と、前記表示手段8に前記第一の物理量及び前記第二の物理量を選択的に切換えて表示させる制御手段9と、を有する物理量表示装置であって、前記制御手段9は、第一の表示更新周期で前記第一の物理量を表示更新させ、第二の表示更新周期で前記第二の物理量を表示更新させるものである。
【0014】
また、本発明は、請求項6に記載したように、前記制御手段9は、前記表示手段8に表示させる前記第一の物理量または前記第二の物理量を選択する操作部22を有するものである。
【0015】
また、本発明は、請求項7に記載したように、前記制御手段9は、前記第一の表示更新周期及び前記第二の表示更新周期に関する表示更新周期データを記憶した記憶部19を有するものである。
【0016】
また、本発明は、請求項8に記載したように、第一の物理量及び第二の物理量を数字でする表示方法であって、第一の表示更新周期で前記第一の物理量を表示更新し、前記第一の表示更新周期とは異なる第二の表示更新周期で前記第二の物理量を表示更新するものである。
【0017】
また、本発明は、請求項9に記載したように、複数の物理量を表示する表示方法であって、表示する物理量に応じて表示更新周期を設定し、前期表示更新周期で表示更新しながら前記物理量を表示するものである。
【0018】
また、本発明は、請求項10に記載したように、前記複数の物理量を選択的に表示するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。物理量表示装置は、表示器ユニット8(表示手段)及びコントロールユニット9(制御手段)を有している。
【0020】
表示器ユニット8は、蛍光表示管,液晶表示パネル等の表示素子10と、この表示素子10を駆動するドライバ回路11とを備えてなるものである。図2に示すように、表示素子10は、数字表示部12,油温マーク表示部13及び単位表示部14,15,16を有している。数字表示部12は、4個の日字形セグメントを有しており、4桁の数値が表示可能となっている。油温マーク表示部13は、エンジンオイルの温度(以下、油温と記す)を表すものであり、油温を表示しているときに点灯する。単位表示部14は車速の単位を表すもの、単位表示部15は回転数の単位を表すもの、単位表示部16は油温の単位を表すものである。
【0021】
コントロールユニット9は、CPU18,ROM19(記憶部)及びRAM20を備えたマイコン21と、押しボタンスイッチを備えた操作部22とを有するものである。マイコン21のROM19には、表示素子10に表示させる物理量(車速,回転数及び油温)を演算して表示器ユニット8に出力するためのプログラムや、後述する表示更新周期データが記憶されている。
【0022】
24は車速センサであり、この車速センサ24は車速を検出して、コントロールユニット9にパルス信号からなる車速信号を出力する。25は回転数センサであり、この回転数センサ25は回転数を検出して、コントロールユニット9にパルス信号からなる回転数信号を出力する。26は油温センサであり、この油温センサ26は油温を検出して、油温に応じた電圧信号からなる油温信号をコントロールユニット9に出力する。
【0023】
運転者は、操作部22の押しボタンスイッチを操作することにより、車速表示モード(図3(a)参照),回転数表示モード(図3(b)参照),油温表示モード(図3(c)参照)を選択的に切換えることができる。
【0024】
車速表示モードにおいては、数字表示部12に車速を数値で表示すると共に、車速の単位を表す単位表示部14を点灯させる。車速表示モードにおける表示更新周期は300msである。回転数表示モードにおいては、数字表示部12に回転数を数値で表示すると共に、回転数の単位を表す単位表示部15を点灯させる。回転数表示モードにおける表示更新周期は100msである。
【0025】
油温表示においては、数字表示部12に油温を数値で表示すると共に、油温マーク表示部13及び単位表示部16を点灯させる。油温表示モードにおける表示更新周期は1000msである。各表示モードに夫々対応する表示更新周期データはROM19に記憶されている。
【0026】
次に、図4に基づいて、表示更新周期の設定について説明する。まず、ステップS1において、各センサ24,25,26から入力した信号に基づいて、車速データ,回転数データ及び油温データを演算し、各データをRAM20に一時的に記憶させる。車速データ,回転数データ及び油温データは20ms毎に演算されており、RAM20に記憶されている各データは20ms毎に更新されている。次に、ステップS2において、操作部22の操作に応じて、表示モード(即ち、車速表示モード,回転数表示モードまたは油温表示モード)が設定される。次に、ステップS3において、表示モードに対応した表示更新周期データをROM19から読み出して設定する。
【0027】
次に、ステップS4,S5において、ステップS3で設定された表示更新時間が経過したかどうか判断し、表示更新時間が経過している場合は、表示モードに対応するデータ(即ち、車速データ,回転数データまたは油温データ)をRAM20から読み出し、そのデータを表示器ユニット9に出力して表示更新させ、表示更新時間が経過していない場合はステップS1に戻る。電源スイッチがオンされている間は、ステップS1〜ステップS5が20msの周期で繰り返されている。
【0028】
本実施形態によれば、車速表示モードでは表示更新周期が300ms、回転数表示モードでは表示更新周期が100ms、油温表示モードでは表示更新周期が1000msとなる。つまり、表示モードによって適当な表示更新周期が設定されるため、各データを違和感なく読み取り易いように表示できる。
【0029】
なお、表示更新周期は、表示させる物理量に応じて適宜設定されるものであり、本実施形態に限定されるものではない。また、本実施形態において、表示させる物理量は車速,回転数及び油温であったが、エンジンオイルの圧力,吸気圧,外気の温度,冷却水の温度等であっても良い。また、本実施形態は、運転者が表示モードを手動で選択するものであったが、例えば3秒毎に自動的に表示モードを切り換えても良い。
【0030】
また、セグメント型の表示素子には、少なくとも数字表示部があれば良く、例えば、数字表示部と共にバーグラフ表示部を設けても良い。また、複数の数字表示部を設け、夫々の数字表示部に物理量を表示しても良い。また、本実施形態の表示素子は、セグメント型の表示素子であったが、ドットマトリクス型の表示素子であっても良い。また、本実施形態は、回転数センサ25を有するものであったが、例えばイグニションコイルからのパルス信号をカウントし、所定の演算処理をすることによって回転数データを得ること可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の物理量を読み取り易く、且つ違和感がないようにデジタル表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図。
【図2】同上実施形態を示す表示素子の正面図。
【図3】同上実施形態を示す表示モードの説明図。
【図4】同上実施形態を示すフロー図。
【図5】従来例を示す表示素子の正面図。
【図6】同上従来例を示す表示モード説明図。
【符号の説明】
8 表示器ユニット(表示手段)
9 コントロールユニット(制御手段)
12 数字表示部
19 ROM(記憶部)
22 操作部
Claims (10)
- 表示手段と、前記表示手段に第一の物理量及び第二の物理量を数字で表示させる制御手段と、を有する物理量表示装置であって、
前記制御手段は、第一の表示更新周期で前記第一の物理量を表示更新させ、第二の表示更新周期で前記第二の物理量を表示更新させることを特徴とする物理量表示装置。 - 複数の物理量を数字で表示する表示手段と、前記表示手段に前記複数の物理量を選択的に表示させる制御手段と、を有する物理量表示装置であって、
前記制御手段は、表示する物理量に応じて設定される表示更新周期で前記物理量を前記表示手段に表示させることを特徴とする物理量表示装置。 - 前記表示手段に表示させる前記物理量を選択する操作部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の物理量表示装置。
- 前記制御手段は、前記表示更新周期に関する表示更新周期データを記憶した記憶部を有することを特徴とする請求項2に記載の物理量表示装置。
- 第一の物理量及び第二の物理量を数字で表示する表示手段と、前記表示手段に前記第一の物理量及び前記第二の物理量を選択的に切換えて表示させる制御手段と、を有する物理量表示装置であって、
前記制御手段は、第一の表示更新周期で前記第一の物理量を表示更新させ、第二の表示更新周期で前記第二の物理量を表示更新させることを特徴とする物理量表示装置。 - 前記制御手段は、前記表示手段に表示させる前記第一の物理量または前記第二の物理量を選択する操作部を有することを特徴とする請求項5に記載の物理量表示装置。
- 前記制御手段は、前記第一の表示更新周期及び前記第二の表示更新周期に関する表示更新周期データを記憶した記憶部を有することを特徴とする請求項5に記載の物理量表示装置。
- 第一の物理量及び第二の物理量を数字でする表示方法であって、第一の表示更新周期で前記第一の物理量を表示更新し、前記第一の表示更新周期とは異なる第二の表示更新周期で前記第二の物理量を表示更新することを特徴とする物理量表示方法。
- 複数の物理量を表示する表示方法であって、表示する物理量に応じて表示更新周期を設定し、前期表示更新周期で表示更新しながら前記物理量を表示することを特徴とする物理量表示方法。
- 前記複数の物理量を選択的に表示することを特徴とする請求項9に記載の物理量表示方法。
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-
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