JP2009097903A - カウンタ表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変位センサと表示軸との対応を柔軟に切替えて、用途に合わせた最適な表示形態を実現する。
【解決手段】変位センサ102a、102bの出力値を処理する信号処理部104と、該信号処理部104からの出力値を計数する内部カウンタ部130と、該内部カウンタ部130で計数された値を表示軸148a、148bに表示する表示器146と、を有するカウンタ表示装置100において、前記内部カウンタ部130を構成する内部カウンタ136〜142の数が前記表示軸148a、148bの数より多くされ、且つ、該内部カウンタ136、138(140、142)を該表示軸と同数以下選択して、表示軸148a、148bの少なくとも一部に選択された内部カウンタで計数された値を表示させる表示セレクタ144を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、カウンタ表示装置に係り、特に、変位センサの出力値を処理する信号処理部と、該信号処理部からの出力値を計数する内部カウンタ部と、該内部カウンタ部で計数された値を表示軸に表示する表示器と、を有するカウンタ表示装置に用いるのに好適な、測定用途に応じた表示が可能なカウンタ表示装置に関する。
従来、複数の表示軸(1つの計数値を表示するための複数桁からなる数値表示窓を、1つの表示軸、と称する)を持つカウンタ表示装置は、変位センサ(例えば、リニアゲージや電気マイクロ等)からの入力とその表示軸が1対1に対応して、その関係は固定されていた(例えば、特許文献1)。そのため、例えば、2つの表示軸を備えるカウンタ表示装置に変位センサを2台接続すると、2台の変位センサの出力値が、カウンタ表示装置の各表示軸にそれぞれ表示される。
特開平11−120474号公報
しかしながら、上記の場合において、1台の変位センサを接続し、もう一方には変位センサを接続しないときには、1方の表示軸は使用されなかった。すなわち、測定対象である1台の変位センサに複数の測定モード(現在値、最大値、最小値、差分値(=最大値―最小値)、など)が存在しても、対応する1つの表示軸での表示切替を順番にしていかないと各測定モードの確認ができないというわずらわしい問題を有していた。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、変位センサと表示軸との対応を柔軟に切替えて、用途に合わせた最適な表示形態を実現するカウンタ表示装置を提供することを課題とする。
本願の請求項1に係る発明は、変位センサの出力値を処理する信号処理部と、該信号処理部からの出力値を計数する内部カウンタ部と、該内部カウンタ部で計数された値を表示軸に表示する表示器と、を有するカウンタ表示装置において、前記内部カウンタ部を構成する内部カウンタの数が前記表示軸の数より多くされ、且つ、該内部カウンタを該表示軸と同数以下選択して、表示軸の少なくとも一部に選択された内部カウンタで計数された値を表示させる表示セレクタを設けたことにより、前記課題を解決したものである。
本願の請求項2に係る発明は、前記信号処理部が、複数の処理ユニットを有し、且つ、前記変位センサの出力値を処理して該処理ユニット毎に並列出力するようにしたものである。
又、本願の請求項3に係る発明は、前記信号処理部から並列出力された値の少なくともいずれかを選択して、前記内部カウンタに出力するマルチポートセレクタを設けたものである。
又、本願の請求項4に係る発明は、前記表示セレクタが、前記表示軸と同数の前記内部カウンタで構成される複数のグループのいずれかを選択するようにしたものである。
又、本願の請求項5に係る発明は、前記複数の処理ユニットが、変位センサの出力値から計数値を求める計数ユニット、異なる変位センサの出力値から得られる計数値の和又は差を求める和差演算ユニット、変位センサの出力値から変位速度を求める速度ユニット、信号を記憶しておくメモリ機能ユニットのうち、少なくとも1つのユニットを有するようにしたものである。
又、本願の請求項6に係る発明は、前記表示セレクタ、若しくは前記マルチポートセレクタの少なくとも一方の選択規則が予め記憶された接続設定メモリが設けられたものである。
本発明によれば、変位センサと表示軸との対応を柔軟に切替えることができるので、測定用途に合わせた最適な測定モードの表示形態を実現することができる。
最初に、本発明の原理について説明する。
図1に示す如く、本発明の原理は、表示軸148a、148bよりも多い内部カウンタ(図示せず)を変位センサ102a、102bと表示軸148a、148bとの間に介在させ、その内部カウンタを自在に選択することで、A軸(B軸)から入力された変位センサ102a(102b)の計数値を、表示軸148a(表示軸148b)だけでなく、表示軸148b(表示軸148a)にも出力できるようにするものである。すなわち、実際に変位センサ102a、102bの接続がされているA軸、B軸の場所に限定されずに、変位センサ102a、102bによる計数値は、表示軸148a、表示軸148bのいずれにも表示可能となる。
ここで、変位センサ102a、102bから得られる計数値を、それぞれ、S、Tとし、本発明が必要な信号処理部を備えているとする。すると、例えば、図2に示す如く、図2(a)では計数値Sを表示軸148aに、計数値Tを表示軸148bに、従来のように独立して表示することができる。又、図2(b)では、計数値Sと計数値Tを和差演算した計数値(S±T)を表示軸148aに、計数値Tを表示軸148bに、それぞれ表示することができる。又、図2(c)では、計数値Tの最大値T(MAX)を表示軸148aに、計数値Tを表示軸148bに示すことができる。更に、図2(d)では、計数値Tの最大値T(MAX)を表示軸148aに、計数値Tの最小値T(MIN)を表示軸148bに示すことができる。その他、計数値S、計数値Tのいずれかについて、現在値と移動速度を同時に表示することも可能となる。
次に、図3から図10を参照して本発明の第1実施形態について詳細に説明する。
図3は本発明の第1実施形態に係るカウンタ表示装置の構成ブロック図、図4は信号処理部の構成ブロック図、図5は表示器正面の一例を示す図、図6は表示器上での接続情報を確認した際の一例を示す図、図7はマルチポートセレクタに対する選択規則を示した具体的な表の一例を示す図、図8はサイクルタイムの短縮効果の一例を示す図、図9はフィルム・シートの厚み測定への適用例を示す摸式図、図10は段差測定への適用例を示す摸式図、である。
本発明の実施形態に係わるカウンタ表示装置について、主に図3を用いて詳細に説明する。
カウンタ表示装置100は、図3に示す如く、変位センサ102a、102bの出力値を処理する信号処理部104と、信号処理部104からの出力値を計数する内部カウンタ部130と、内部カウンタ部130で計数された値を表示軸148a、148bに表示する表示器146と、を有する。又、カウンタ表示装置100は、信号処理部104と内部カウンタ部130との間に設けられたマルチポートセレクタ128と、内部カウンタ部130と表示軸148a、148bとの間に設けられた表示セレクタ144と、内部カウンタ部130に接続された出力セレクタ150と、内部カウンタ部130の計数値を出力する出力部152と、マルチポートセレクタ128と表示セレクタ144と出力セレクタ150の選択規則を予め記憶した接続設定メモリ162とを有する。
前記変位センサ102a、102bは、一軸方向への変位量を検出するセンサである。本実施形態においては、例えば、リニアエンコーダを用いたリニアゲージであり、変位量に応じて出力されるアナログ出力の周期が変化するものである。
前記信号処理部104は、複数の処理ユニット、すなわち、図3においては、計数ユニット106a、106b(UNIT A、UNIT B)と、和差演算ユニット108(UNIT C)と、速度ユニット110a、110b(UNIT D、UNIT E)と、メモリ機能ユニット112(UNIT F)とを有する。前記計数ユニット106a、106bは、それぞれA軸、B軸に接続された変位センサ102a、102bの出力値から計数値を求める。前記和差演算ユニット108は、A軸、B軸に接続された変位センサ102a、102bの出力値から得られる計数値の和又は差の演算をリアルタイムで行う。前記速度ユニット110a、110bは、それぞれA軸、B軸に接続された変位センサ102a、102bの出力値から簡易的に変位速度の測定を行う。前記メモリ機能ユニット112は、表示軸148a、148bに表示した値(信号)を記憶することができ、カウンタ表示装置100の電源がオフの状態でも記憶された値を保持することができる。
上記の各処理ユニット(メモリ機能ユニット112を除く)を実現するには、例えば、図4に具体的に信号処理部104が示される。前記信号処理部104は、コンパレータ114a、114bと、周期計算回路116a、116bと、分割回路118a、118bと、直線補正回路120a、120bと、和差回路122と、ラッチ回路124と、計数合成回路126とを備えることができる。
図4に示す如く、前記変位センサ102a(102b)から出力された出力値は、コンパレータ114a(114b)を介して、周期計算回路116a(116b)によって、その周期が計数される。又、変位センサ102a(102b)から出力された出力値は、同時に、分割回路118a(118b)に入力されて、1周期内の計数が行われる。又、分割回路118a(118b)から算出される値は、直線補正回路120a(120b)によって計数値の直線性が補正される。又、直線補正回路120a、120bで計算された値は、和差回路122に入力されて和差が演算される。なお、直線補正回路120a、120bと和差回路122では、ピーク(最大値)も演算することができる。
上記の回路116a〜122によって算出された値は、ラッチ回路124によりラッチされ、ラッチされた値が計数合成回路126に入力し、A軸とB軸についての計数値が合成される。合成された結果は、図4に示す如く、A軸計数、B軸計数、和差演算、A軸速度、B軸速度として並列出力される。
このようにして、ラッチ回路124によりラッチされた値を計数合成回路126で処理するため、図3で示す各ユニット106a〜112から出力される値は並列にマルチポートセレクタ128に出力される。
前記マルチポートセレクタ128は、図3に示す如く、信号処理部104から出力された値を、内部カウンタ部130の内部カウンタ136〜142(CEL1〜4)に対して自在に選択して接続し出力することができる。同じ内部カウンタ136〜142(CEL1〜4)に対して信号処理部104からの2つの出力が接続されることはないが、信号処理部104の1つの出力を、同時に異なる内部カウンタ136〜142(CEL1〜4)に接続することができる。
前記内部カウンタ部130は、図3に示す如く、グループ132(BANK1)と、グループ134(BANK2)とを有する。グループ132(134)は、CEL1とCEL2である内部カウンタ136、138(CEL3とCEL4である内部カウンタ140、142)を有し、グループ132(134)に存在する内部カウンタの数は、表示軸148a、148bと同数である。
前記表示セレクタ144は、図3に示す如く、内部カウンタ部130のグループ132、134のいずれかを選択し、内部カウンタ(CEL)の計数値を表示軸148a、148bのそれぞれに表示する。
前記表示器146は、図5に示す如く、その表面に、表示軸148a、148bと、キーボタン150とを備える。表示軸148a、148bは、内部カウンタ(CEL)の計数値を表示するものであり、例えば、上段が表示軸148a、下段が表示軸148bである。前記表示軸148bの下方には、キーボタン150が設けられている。キーボタン150は、表示軸148a、148bに表示された計数値に対して、原点の設定、公差(最大値―最小値)の設定及び最大値の表示を指示することができる。又、接続確認を行うこともできる。キーボタン150の操作で、例えば、図6の1行目の‘CH01’は、表示軸148aに内部カウンタ136(CEL1)を選択していることを示し、続く‘a’は、内部カウンタ136(CEL1)には計数ユニット106a(UNIT A)を選択していることを示している。更に、図3に示す、出力部152の出力ユニット154、156のパラメータ選択、並びに、接続設定メモリ162のメモリ番号の直接入力やパラメータ設定をすることも可能である。
前記出力セレクタ150は、図3に示す如く、グループ132(BANK1)あるいはグループ134(BANK2)のいずれかを選択し出力部152に接続することができる。
前記出力部152は、図3に示す如く、4つの出力ユニット154〜160を有し、出力セレクタ150で選択された内部カウンタ136、138(140、142)の計数値は、4つの出力ユニット154〜160に同時に入力される。前記出力ユニット154は、例えば、パラメータ選択により、RS232Cへの出力、USBへの出力、又は、カウンタ表示装置100の専用のプリンタ若しくは記録媒体への出力(SPD出力)を行うことができる。前記出力ユニット156は、例えば、パラメータ選択により、BCD値(2進数から10進数へ変換した値)あるいは公差出力(最大値から最小値を引いた値)のいずれかを出力することができる。前記出力ユニット158は、例えば、計数値をアナログ信号で出力することができる。前記出力ユニット160は、例えば、カウンタ表示装置100の全ての信号状態にエラーがでていない際に、総合判定が正常のときに信号を出力する。
前記接続設定メモリ162は、図3に示す如く、キーボタン150の直接入力若しくはパラメータ設定により、指定されたメモリの内容に従い、マルチポートセレクタ128と、表示セレクタ144と、出力セレクタ150の選択を制御することができる。すなわち、図3中のメモリnには、マルチポートセレクタ128において処理ユニット106a〜112をいずれの内部カウンタ136〜142(CEL1〜4)に接続するか、表示セレクタ144においていずれのグループ132、134(BANK1、BANK2)を表示軸148a、148bに表示させるか、出力セレクタ150においていずれのグループ132、134(BANK1、BANK2)を出力部152に接続するかが予め記憶されている。図7に、マルチポートセレクタ128に対する選択規則を示した具体的な表の一例を示す。ここでは、パラメータ設定によって設定されたパラメータ値に対する表示モード、及び、内部カウンタ136〜142(CEL1〜4)の接続された処理ユニット106a〜112(UNIT A〜UNIT F)の内容を示している。図7の表中の斜線部には、例えば、作業者が使用頻度の高い選択規則を記載することにより、測定用途に合わせた最適な測定モードの表示形態をカスタマイズすることができる。このため、接続設定メモリ162は、マルチポートセレクタ128、若しくは表示セレクタ144の一方のみを制御しても良い。なお、図7で、A計数は計数ユニット106a、B計数は計数ユニット106b、A±Bは和差演算ユニット108、A速度は速度ユニット110a、B速度は速度ユニット110b、メモリはメモリ機能ユニット112を、それぞれ示している。
このような構成により、変位センサ102a、102bと表示軸148a、148bとの対応を柔軟に切替えることができる。このため、本実施形態では、測定用途に合わせた最適な測定モードの表示形態とることが可能である。
すなわち、測定用途に応じて測定機能や測定表示を作業者がカスタマイズすることができる。具体的には、2軸表示を活用して最大値や現在値や和差の同時表示等が可能であるマルチディプレイ機能とすることができる。
又、本実施形態は、従来のRS232C出力や、アナログ出力や、USB出力や、専用プリンタへの出力などの幅広い外部出力形式のうちから最適な出力形態を選択することができる。更に、これまでにない変位センサ102a、102bの変位速度の計測や、表示軸148a、148bに表示された値のメモリ機能等を用いることができる。
又、信号処理部104のラッチ回路124において、一旦計数合成回路126に入る値がラッチされるので、計数合成回路126からは全ての計数値が並列出力される。このため、計数値のサイクルタイムが従来の直列的に表示するものよりも大幅に短縮される。図8(a)には、内部カウンタとしてCEL1とCEL2を有し、計数値の内部カウンタへの出力が、直列的になされていた場合のサイクルタイムT1の様子を示している。これに対して、図8(b)に示す如く、本実施形態では、内部カウンタ136〜142(CEL1〜4)への入力がラッチされるので(図8におけるラッチ入力)、そのサイクルタイムT2はT1の1/2以下となっている。なお、図8(b)のCEL1への読み込み時間が図8(a)の場合に比べて短いのは、図4に示す各回路114a〜126が専用のハードウェアで構成されていることによるものである。
なお、本実施形態においては、マルチポートセレクタ128、表示セレクタ144、出力セレクタ150は、それぞれソフトウェアで構成してもよいし、ハードウェアで構成してもよい。
又、本実施形態においては、変位センサ102a、102bは、光電式、静電容量式、電磁誘導式、磁気式等、いずれの方式を用いた変位センサであってもよい。又、図13で後述するように、本発明で用いられる変位センサはリニアエンコーダだけに限定されず、例えばロータリーエンコーダであってよい。
本実施形態においては、図9や図10に示す測定を想定している。
図9は、例えば、変位センサ102a、102bで、被測定物であるフィルム・シートが図中の矢印方向に送られる際に、その厚みを測定する模式図を示している。図3の和差演算ユニット108の厚み(差分)出力値において、例えば、厚み出力値を内部カウンタ136(CEL1)に入力させ、厚みの振れ値(最大値―最小値)を計数して内部カウンタ138(CEL2)に入力させ、グループ132(BANK1)を表示軸148a、148bに接続して、厚みと厚みの振れ値を同時に表示することができる。このとき、和差回路122の専用化により和差演算ユニット108は高速演算をすることができる。
図10は、例えば、変位センサ102a、102bで、被測定物の段差の測定を行う模式図を示している。変位センサ102aの計数値S、変位センサ102bの計数値Tとする。すると、図3の計数ユニット106a、106bと和差演算ユニット108を用いて、変位センサ102aの計数値Sと段差である差分S−Tを同時表示することができる。このとき、表示軸148a、148bへの表示切替を行うことで、変位センサ102bの計数値Tを容易且つ、即時に表示することもできる。
上記のように2つの変位センサ102a、102bを用いる場合(A軸、B軸)だけに本発明は限定されるものではない。例えば、図11、図12に示す如く、1つの変位センサ102aを用いることもできる。
図11は、例えば、変位センサ102aのみを用いて被測定物の高さと、平坦度を表示軸148a、148bに同時に表示する本発明の第2実施形態に係る模式図である。この場合には、例えば、図3の計数ユニット106aの出力値において、前記出力値を内部カウンタ136(CEL1)に入力させ、一方で公差(最大値―最小値)を求めて内部カウンタ138(CEL2)に入力させ、グループ132(BANK1)を表示軸148a、148bに接続する。
図12は、例えば、変位センサ102aのみを用いて射出シリンダ・テーブルの位置決めを行う本発明の第3実施形態に係る模式図である。この場合には、図3の計数ユニット106aの出力値と、速度ユニット110aの出力値を、それぞれ内部カウンタ136、138(CEL1、2)に入力して、グループ132(BANK1)を表示軸148a、148bに接続する。このとき、上述するようにサイクルタイムは短いので位置決めを高精度に行うことができる。
又、本実施形態に示す変位センサ102a、102bに本発明は限定されるものではない。例えば、図13に示す如く、ロータリーエンコーダの出力を変位センサ102aの出力として用いることができる。図13は、ロータリーエンコーダがボールエンドミルに取り付けられて、その角度と速度を表示する本発明の第4実施形態に係る模式図である。この場合に、図3の計数ユニット106aを用いて角度を求め、速度ユニット110aを用いて、回転速度を求めることができる。
又、本発明は、図14〜図16に示す如く、変位センサを3つ以上用いる(A軸、B軸だけでなく、それ以上の多軸)ことも可能である。図14は、例えば、複数ワークの最大高さ測定を行う場合の本発明の第5実施形態に係る模式図である。ここで、変位センサ102a、102b、102cを3つの軸(A軸、B軸、C軸)に接続して、図3の計数ユニット106a、106b、106cを用いて出力値(計数表示)、並びに、メモリ機能ユニット112に記憶された狙い値(メモリNORM表示)と最大値(メモリMAX表示)と最小値(メモリMIN表示)を、内部カウンタ部130で計数して、表示軸148a、148bに表示することができる。この適用例は、信号処理部104に、C軸用の計数ユニット106c、速度ユニット110cを新たに設けることで容易に実現することができる。
図15は、例えば、複数種のワークの良否判別をする本発明の第6実施形態に係る模式図である。ワーク毎に上限下限を設定し、それぞれの公差(最大値―最小値)を同時に表示することができる。この場合にも、図3の信号処理部104に、C軸用の計数ユニット106cを新たに設けることで容易に実現することができる。
図16は、例えば、4つのカム・シャフトの偏心や振れを測定する本発明の第7実施形態に係る模式図である。この場合には、4つの変位センサ102a、102b、102c、102dによる測定であるため、図3の信号処理部104に、C軸、D軸用の計数ユニット106c、106dを新たに設けることで容易に実現することができる。
又、本実施形態では、信号処理部104が図4に示す如く、専用化されたハードウェアで構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、汎用的なマイコンを用いて、ソフトウェアで構成してもよい。
又、本実施形態では、信号処理部104が計数ユニット106a、106b、和差演算ユニット108、速度ユニット110a、110b、メモリ機能ユニット112で構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、積分ユニットや微分ユニット(速度ユニット110a、110bの出力から加速度も算出可能とするもの)等を有してもよいし、前記全ての処理ユニットを含む必要もない。
又、本実施形態では、内部カウンタ136〜142(CEL1〜4)はグループ132(BANK1)とグループ134(BANK2)とで分けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。内部カウンタ136〜142(CEL1〜4)は、個々に表示セレクタ144と、出力セレクタ150で選択されてもよい。このとき、表示セレクタ144に選択される内部カウンタの数は、表示軸148a、148bより少なくてもよい。例えば、出力部152を介して、外部の計数値が表示軸148a(148b)に表示されることもあるからである。
又、本実施形態では、内部カウンタ部130は4つの内部カウンタ136〜142(CEL1〜4)で構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、表示軸よりも多ければ2つ以上でもよい。
又、本実施形態では、表示軸148a、148bは2つとされていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、3つ以上を有してもよい。特に図14〜16で示す場合には、表示を切替える手間を更に省くことができる。
又、本実施形態では、出力部152は、4つの出力ユニット154〜160を有していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、他の規格の出力で出力してもよいし、そのために5つ以上の出力ユニットを設けてもよい。又、出力ユニットが4つより少なくてもよいし、その内部の機能により本発明は限定されない。
又、本実施形態では、接続設定メモリ162は、キーボタン150によりパラメータ設定することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、出力部152の出力ユニット154のUSB出力やRS232C出力を介して、パラメータ設定してもよい。
本発明に係る原理を示した模式図 本発明に係る原理に基づく表示形態を示した模式図 本発明の第1実施形態に係るカウンタ表示装置の構成ブロック図 同じく信号処理部の構成ブロック図 同じく表示器正面の一例を示す図 同じく表示器上での接続情報を確認した際の一例を示す図 同じくマルチポートセレクタに対する選択規則を示した具体的な表の一例を示す図 同じくサイクルタイムの短縮効果の一例を示す図 同じくフィルム・シートの厚み測定への適用例を示す摸式図 同じく段差測定への適用例を示す摸式図 本発明の第2実施形態に係る被測定物の平坦度測定への適用例を示す摸式図 本発明の第3実施形態に係る被測定物のシリンダ・テーブル位置決めの適用例を示す摸式図 本発明の第4実施形態に係るロータリーエンコーダの速度と角度の測定への適用例を示す摸式図 本発明の第5実施形態に係る複数ワークの最大高さの測定への適用例を示す摸式図 本発明の第6実施形態に係る複数ワークの良否判別への適用例を示す摸式図 本発明の第7実施形態に係るカム・シャフト測定への適用例を示す摸式図
符号の説明
100…カウンタ表示装置
102a、102b…変位センサ
104…信号処理部
106a、106b…計数ユニット(UNIT A、UNIT B)
108…和差演算ユニット(UNIT C)
110a、110b…速度ユニット(UNIT D、UNIT E)
112…メモリ機能ユニット(UNIT F)
114a、104b…コンパレータ
116a、116b…周期計算回路
118…分割回路
120a、120b…直線補正回路
122…和差回路
124…ラッチ回路
126…計数合成回路
128…マルチポートセレクタ
130…内部カウンタ部
132、134…グループ(BANK1、BANK2)
136〜142…内部カウンタ(CEL1〜4)
144…表示セレクタ
146…表示器
148a、148b…表示軸
150…キーボタン
152…出力部
154〜160…出力ユニット
162…接続設定メモリ

Claims (6)

  1. 変位センサの出力値を処理する信号処理部と、
    該信号処理部からの出力値を計数する内部カウンタ部と、
    該内部カウンタ部で計数された値を表示軸に表示する表示器と、
    を有するカウンタ表示装置において、
    前記内部カウンタ部を構成する内部カウンタの数が前記表示軸の数より多くされ、
    且つ、該内部カウンタを該表示軸と同数以下選択して、表示軸の少なくとも一部に選択された内部カウンタで計数された値を表示させる表示セレクタを設けたことを特徴とするカウンタ表示装置
  2. 前記信号処理部は、複数の処理ユニットを有し、且つ、前記変位センサの出力値を処理して該処理ユニット毎に並列出力することを特徴とする請求項1に記載のカウンタ表示装置。
  3. 前記信号処理部から並列出力された値の少なくともいずれかを選択して、前記内部カウンタに出力するマルチポートセレクタを設けたことを特徴とする請求項2に記載のカウンタ表示装置。
  4. 前記表示セレクタは、前記表示軸と同数の前記内部カウンタで構成される複数のグループのいずれかを選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカウンタ表示装置。
  5. 前記複数の処理ユニットは、変位センサの出力値から計数値を求める計数ユニット、異なる変位センサの出力値から得られる計数値の和又は差を求める和差演算ユニット、変位センサの出力値から変位速度を求める速度ユニット、信号を記憶しておくメモリ機能ユニットのうち、少なくとも1つのユニットを有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のカウンタ表示装置。
  6. 前記表示セレクタ、若しくは前記マルチポートセレクタの少なくとも一方の選択規則が予め記憶された接続設定メモリが設けられたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のカウンタ表示装置。
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