JP2004189513A - 機能性フェライト粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光触媒機能のみならず磁気的機能も兼ね備え、紫外線などに対する安定性に優れ、欠損などが生じ難い機能性フェライト粒子を、安価に且つ容易に製造できるようにする。
【解決手段】フェライト粒子10の表面にガラス質粒子12を付着させ、熱処理により該ガラス質粒子を溶融することでガラス質層14の被覆を形成し、更にそのガラス被覆フェライト粒子16の表面に酸化チタン粉末18を付着させ、再度熱処理することで該酸化チタン粉末をガラス質層で融着することにより、機能性フェライト粒子20を製造する。
【選択図】 図2
【解決手段】フェライト粒子10の表面にガラス質粒子12を付着させ、熱処理により該ガラス質粒子を溶融することでガラス質層14の被覆を形成し、更にそのガラス被覆フェライト粒子16の表面に酸化チタン粉末18を付着させ、再度熱処理することで該酸化チタン粉末をガラス質層で融着することにより、機能性フェライト粒子20を製造する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェライト粒子の表面にガラス質層を被覆し、更にその被覆表面に酸化チタン粉末を固定した構造の機能性フェライト粒子を製造する方法に関するものである。この材料は、例えば紫外線照射下において大気中や水中の有害物質を高効率で分解する光触媒材料などとして有用である。
【0002】
【従来の技術】
近年、酸化チタンを光触媒として使用することで、大気中や水中の有害物質を分解除去する方法が開発されている。光触媒としては、触媒活性、価格、安定性などの観点から、特に酸化チタン(TiO2 :アナターゼ型結晶)が多用されている。このような酸化チタン光触媒は、触媒活性を増加させるために、比表面積ができるだけ大きくなるようにサブミクロン以下の粉末で製造されている。そのため、粉末として水中で浮遊させるように使用した場合、使用後の回収は極めて困難である。
【0003】
そこで、ガラスやセラミックス、樹脂などの担体表面に酸化チタンを固定化した形態の光触媒材料が提案されている。例えば、酸化チタン光触媒を有機バインダなどを用いてセラミックス表面に接着した形態、あるいは酸化チタン光触媒を金属アルコキシド溶液などを用いた化学反応によってセラミックス粒子やプラスチック粒子の表面に被覆した形態などである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の形態の光触媒材料では、紫外線によって有機バインダが脆弱化したり、光触媒と担体との結合力が不足するために機械的なストレス等によって結合部での剥離などが生じる恐れがあり、長期間にわたって必ずしも十分な安定性をもたせることできない。
【0005】
本発明の目的は、光触媒機能のみならず磁気的機能も兼ね備え、紫外線などに対する安定性に優れ、欠損などが生じ難い機能性フェライト粒子を、安価に且つ容易に製造できる方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フェライト粒子の表面にガラス質粒子を付着させ、熱処理により該ガラス質粒子を溶融することでガラス質層の被覆を形成し、更にそのガラス被覆フェライト粒子の表面に酸化チタン粉末を付着させ、再度熱処理することで該酸化チタン粉末をガラス質層で融着することを特徴とする機能性フェライト粒子の製造方法である。
【0007】
フェライト粒子としては、MnZn系、MgCuZn系、又はNiCuZn系のフェライトが好ましい。フェライト粒子がMnZn系フェライトの場合には、Fe2 O3 :50〜58モル%、MnO:12〜47モル%、ZnO:3〜30モル%なる組成とするのが好ましい。フェライト粒子がMgCuZn系フェライトの場合には、Fe2 O3 :46〜49モル%、MgO:24〜27モル%、ZnO:18〜21モル%、MnO:4〜7モル%、CuO:1〜4モル%なる組成とするのが好ましい。更にフェライト粒子がNiCuZn系フェライトの場合には、Fe2 O3 :43〜50モル%、ZnO:10〜35モル%、CuO:3〜15モル%、残部がNiOである組成とするのが好ましい。
【0008】
ガラス質粒子は、シリカ成分:30〜85重量%、アルミナ成分:10〜45重量%、アルカリ成分:5〜25重量%の組成を有し、該アルカリ成分が、MgO、CaO、K2 O、Na2 Oから選ばれる1種以上であるものが好ましい。また酸化チタン粉末は、純度80%以上で且つその結晶構造が正方晶系のアナターゼ型が好ましい。
【0009】
フェライト粒子の平均粒径は10mm以下とし、ガラス質粒子及び酸化チタン粉末の平均粒径は1mm以下であって、フェライト粒子の平均粒径に対してガラス質粒子及び酸化チタン粉末の平均粒径が1/10以下とする。
【0010】
熱処理条件は、最高温度350〜800℃程度の範囲内のガラス質粒子が溶融する温度を目安とし、大気中あるいは必要に応じて適当な雰囲気中で行う。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に本発明方法の製造工程の一例を示し、図2に工程中での材料の状態を模式的に示す。まず、焼結済みのフェライトコア(例えば、MnZn系、MgCuZn系、又はNiCuZn系のフェライト)を所定の平均粒子径となるまで粉砕してフェライト粒子10とする(図2のA参照)。他方、ガラス質粒子と有機バインダを混合し、それに前記フェライト粒子を加えて更に混合する。そして乾燥・熱処理した後、解砕する。乾燥することによって溶媒成分を除去すると、図2のBに示すように、フェライト粒子10の表面ほぼ全体にガラス質粒子12が付着した状態となる。また、熱処理することによりガラス質粒子が溶融し、次いで解砕することで、図2のCに示すように、フェライト粒子10の表面がガラス質層14でほぼ均一に被覆されたばらばらの状態となり、ガラス被覆フェライト粒子16となる。
【0012】
このガラス被覆フェライト粒子と有機バインダを混合し、それに酸化チタン粉末を加えて更に混合する。そして乾燥・熱処理した後、解砕する。乾燥することで溶媒成分を除去し、図2のDに示すように、ガラス被覆フェライト粒子16の表面に酸化チタン粉末18がほぼ均一に付着した状態となる。また、熱処理することによりガラス質層14の一部が溶融あるいは軟化し、酸化チタン粉末が一部でガラス質層に埋まるような状態で固定される。次いで解砕することで、図2のEに示すように、フェライト粒子10の表面がガラス質層14でほぼ均一に被覆され、そのガラス質層14によって酸化チタン粉末18が融着されて、フェライト粒子が酸化チタン粉末によってほぼ均一に覆われた製品(機能性フェライト粒子20)が得られる。
【0013】
このような機能性フェライト粒子では、酸化チタン光触媒に紫外線が照射されると、酸化チタン光触媒中の電子が励起され、正孔が生成する。この正孔は強力な酸化力を有するため、水や水酸イオンから電子を取り、OHラジカル(ヒドロキシルラジカル)を生成する。このような活性酸素は、塩素やオゾン以上の酸化力を有するため、微生物難分解性の有害物質なども迅速に無機物質にまで酸化分解することが可能である。
【0014】
また本発明の機能性フェライト粒子は、酸化チタンの光触媒機能のみならず、フェライト粒子の磁気的機能をも有する。このことを利用すると、使用後に磁気分離によって容易に回収することが可能となる。また熱処理を行うことによって再利用することも可能となる。
【0015】
また本発明の機能性フェライト粒子は、ガラス質物質を用いているために比較的低温で溶融し、紫外線にも強いため長期間にわたって安定しており、またフェライト粒子、ガラス質層、酸化チタンが全て酸化物であり、酸化物同士の結合となるため付着強度も高く、剥離などの欠損が生じ難い。このため、繰り返し再利用が可能であり、長寿命でコストダウンが図れる。
【0016】
フェライト粒子としては、MnZn系、MgCuZn系、又はNiCuZn系などがある。Fe2 O3 :50〜58モル%、MnO:12〜47モル%、ZnO:3〜30モル%なる組成のMnZn系フェライト、Fe2 O3 :46〜49モル%、MgO:24〜27モル%、ZnO:18〜21モル%、MnO:4〜7モル%、CuO:1〜4モル%なる組成のMgCuZn系フェライト、Fe2 O3 :43〜50モル%、ZnO:10〜35モル%、CuO:3〜15モル%、残部がNiOである組成のNiCuZn系フェライトが好ましい。高特性を呈するフェライト粒子の組成は、これらの範囲に含まれるからである。
【0017】
またフェライト粒子の粒子径は10mm以下とする。工業的に得られるフェライト粒子は粒子径が10mm以下であり、これより大きな粒子径では解砕、分級を行う必要がある。
【0018】
ガラス質粒子は、シリカ成分:30〜85重量%、アルミナ成分:10〜45重量%、アルカリ成分:5〜25重量%の組成とする。アルミナ成分が多すぎるとフェライト粒子との結着性が悪くなり、逆に少なすぎると強度が低下する。シリカ成分についても同様である。アルカリ成分がこれよりも多くなると付着後の強度が低下し、少なくなると熱処理温度が高くなってエネルギーコストが増大する。アルカリ成分がMgO、CaO、K2 O、Na2 Oであると、低温での熱処理を実現できる。ガラス質粒子の粒子径は1mm以下とする。粒子径が1mmを超えると、フェライト粒子への付着性が著しく低下するからである。また、これは、フェライト粒子の粒子径と関連があり、フェライト粒子が小さい場合には、それに応じてガラス質粒子も小さくする。その目安は、フェライト粒子の平均粒径に対してガラス質粒子の平均粒径を1/10以下とすることである。
【0019】
酸化チタン粉末は、純度80%以上で且つその結晶構造が正方晶系のアナターゼ型が最適である。有効な光触媒機能を実現するためには、できるだけ高純度であることが必要である。酸化チタン粉末の粒子径も1mm以下とする。粒子径が1mmを超えると、フェライト粒子への付着性が著しく低下するからである。また、これも、フェライト粒子の粒子径と関連があり、フェライト粒子が小さい場合には、それに応じて酸化チタン粉末も小さくする。その目安は、フェライト粒子の平均粒径に対して酸化チタン粉末の平均粒径を1/10以下とすることである。
【0020】
フェライト粒子をガラス質層で被覆する熱処理条件及び酸化チタン粉末を融着する熱処理条件は、最高温度350〜800℃程度の範囲内のガラス質粒子が溶融(ガラス質層が軟化)する温度を目安とし、大気中あるいは必要に応じて適当な雰囲気中で行う。
【0021】
【実施例】
MnZn系フェライトコアを、ジョークラッシャ及びハンマーミルによって粗粉砕し、その後ボールミルを用いて平均粒子径約10μmまで微粉砕を行った。他方、ガラス質粒子(組成:シリカ成分:30〜85重量%、アルミナ成分:10〜45重量%、アルカリ成分:5〜25重量%)10gと有機バインダ(エチルセルロース50ccとエチルアルコール950ccを均一に混合したもの)を攪拌機にて1時間混合した。その後、この混合溶液中に、前記粉砕したMnZn系フェライト粒子を100gを入れ、攪拌機にて1時間混合した。
【0022】
この試料から溶媒成分を乾燥除去した後、電気炉にて最高温度500℃の大気中で1時間熱処理を行い、解砕した。得られた粒子に、有機バインダ(エチルセルロース50ccとエチルアルコール950ccを均一に混合したもの)を加えて攪拌機にて混合し、更に平均粒径約6nmのアナターゼ型酸化チタン粉末10gを加え1時間混合した。この混合溶液を乾燥した後、電気炉にて最高温度500℃の大気中で1時間熱処理を行い、十分に解砕した。
【0023】
このような工程を経ることで、フェライト粒子表面がガラス質層で被覆され、そのガラス質層によって酸化チタン粉末が融着されて、フェライト粒子が酸化チタン粉末によってほぼ均一に覆われた機能性フェライト粒子が得られた。
【0024】
円筒状容器内の中心軸部に紫外線ランプが組み込まれた有害ガス分解装置に、上記のようにして得られた機能性フェライト粒子を充填し、一端側から既知濃度の有害ガスを導入し、他端側から排出するガスの濃度を測定することで有害ガス分解特性を評価した。その結果、有毒ガスが十分に効率よく分解されていることが確認できた。また、必要な磁気的性能を有することも確認できた。
【0025】
上記の実施例はMnZn系フェライトを用いた場合であるが、MgCuZn系フェライト及びNiCuZn系のフェライトを用いた場合も、同様の良好な結果が得られた。これらは磁化が異なるだけで、基本的機能には大差はない。価格的にはMgCuZn系フェライトが好ましい。
【0026】
【発明の効果】
本発明は上記のように、フェライト粒子の表面にガラス質粒子を付着させ、熱処理することでガラス質層の被覆を形成し、更にそのガラス被覆フェライト粒子の表面に酸化チタン粉末を付着させ、再度熱処理することで該酸化チタン粉末をガラス質層で融着させる機能性フェライト粒子の製造方法であるから、光触媒機能のみならず磁気的機能も兼ね備えており、紫外線などに対する安定性に優れ、欠損などが生じ難い機能性フェライト粒子を、安価に且つ容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の製造工程の一例を示すフローチャート。
【図2】その工程中での材料の状態を模式的に示す説明図。
【符号の説明】
10 フェライト粒子
12 ガラス質粒子
14 ガラス質層
16 ガラス被覆フェライト粒子
18 酸化チタン粉末
20 機能性フェライト粒子
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェライト粒子の表面にガラス質層を被覆し、更にその被覆表面に酸化チタン粉末を固定した構造の機能性フェライト粒子を製造する方法に関するものである。この材料は、例えば紫外線照射下において大気中や水中の有害物質を高効率で分解する光触媒材料などとして有用である。
【0002】
【従来の技術】
近年、酸化チタンを光触媒として使用することで、大気中や水中の有害物質を分解除去する方法が開発されている。光触媒としては、触媒活性、価格、安定性などの観点から、特に酸化チタン(TiO2 :アナターゼ型結晶)が多用されている。このような酸化チタン光触媒は、触媒活性を増加させるために、比表面積ができるだけ大きくなるようにサブミクロン以下の粉末で製造されている。そのため、粉末として水中で浮遊させるように使用した場合、使用後の回収は極めて困難である。
【0003】
そこで、ガラスやセラミックス、樹脂などの担体表面に酸化チタンを固定化した形態の光触媒材料が提案されている。例えば、酸化チタン光触媒を有機バインダなどを用いてセラミックス表面に接着した形態、あるいは酸化チタン光触媒を金属アルコキシド溶液などを用いた化学反応によってセラミックス粒子やプラスチック粒子の表面に被覆した形態などである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の形態の光触媒材料では、紫外線によって有機バインダが脆弱化したり、光触媒と担体との結合力が不足するために機械的なストレス等によって結合部での剥離などが生じる恐れがあり、長期間にわたって必ずしも十分な安定性をもたせることできない。
【0005】
本発明の目的は、光触媒機能のみならず磁気的機能も兼ね備え、紫外線などに対する安定性に優れ、欠損などが生じ難い機能性フェライト粒子を、安価に且つ容易に製造できる方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フェライト粒子の表面にガラス質粒子を付着させ、熱処理により該ガラス質粒子を溶融することでガラス質層の被覆を形成し、更にそのガラス被覆フェライト粒子の表面に酸化チタン粉末を付着させ、再度熱処理することで該酸化チタン粉末をガラス質層で融着することを特徴とする機能性フェライト粒子の製造方法である。
【0007】
フェライト粒子としては、MnZn系、MgCuZn系、又はNiCuZn系のフェライトが好ましい。フェライト粒子がMnZn系フェライトの場合には、Fe2 O3 :50〜58モル%、MnO:12〜47モル%、ZnO:3〜30モル%なる組成とするのが好ましい。フェライト粒子がMgCuZn系フェライトの場合には、Fe2 O3 :46〜49モル%、MgO:24〜27モル%、ZnO:18〜21モル%、MnO:4〜7モル%、CuO:1〜4モル%なる組成とするのが好ましい。更にフェライト粒子がNiCuZn系フェライトの場合には、Fe2 O3 :43〜50モル%、ZnO:10〜35モル%、CuO:3〜15モル%、残部がNiOである組成とするのが好ましい。
【0008】
ガラス質粒子は、シリカ成分:30〜85重量%、アルミナ成分:10〜45重量%、アルカリ成分:5〜25重量%の組成を有し、該アルカリ成分が、MgO、CaO、K2 O、Na2 Oから選ばれる1種以上であるものが好ましい。また酸化チタン粉末は、純度80%以上で且つその結晶構造が正方晶系のアナターゼ型が好ましい。
【0009】
フェライト粒子の平均粒径は10mm以下とし、ガラス質粒子及び酸化チタン粉末の平均粒径は1mm以下であって、フェライト粒子の平均粒径に対してガラス質粒子及び酸化チタン粉末の平均粒径が1/10以下とする。
【0010】
熱処理条件は、最高温度350〜800℃程度の範囲内のガラス質粒子が溶融する温度を目安とし、大気中あるいは必要に応じて適当な雰囲気中で行う。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に本発明方法の製造工程の一例を示し、図2に工程中での材料の状態を模式的に示す。まず、焼結済みのフェライトコア(例えば、MnZn系、MgCuZn系、又はNiCuZn系のフェライト)を所定の平均粒子径となるまで粉砕してフェライト粒子10とする(図2のA参照)。他方、ガラス質粒子と有機バインダを混合し、それに前記フェライト粒子を加えて更に混合する。そして乾燥・熱処理した後、解砕する。乾燥することによって溶媒成分を除去すると、図2のBに示すように、フェライト粒子10の表面ほぼ全体にガラス質粒子12が付着した状態となる。また、熱処理することによりガラス質粒子が溶融し、次いで解砕することで、図2のCに示すように、フェライト粒子10の表面がガラス質層14でほぼ均一に被覆されたばらばらの状態となり、ガラス被覆フェライト粒子16となる。
【0012】
このガラス被覆フェライト粒子と有機バインダを混合し、それに酸化チタン粉末を加えて更に混合する。そして乾燥・熱処理した後、解砕する。乾燥することで溶媒成分を除去し、図2のDに示すように、ガラス被覆フェライト粒子16の表面に酸化チタン粉末18がほぼ均一に付着した状態となる。また、熱処理することによりガラス質層14の一部が溶融あるいは軟化し、酸化チタン粉末が一部でガラス質層に埋まるような状態で固定される。次いで解砕することで、図2のEに示すように、フェライト粒子10の表面がガラス質層14でほぼ均一に被覆され、そのガラス質層14によって酸化チタン粉末18が融着されて、フェライト粒子が酸化チタン粉末によってほぼ均一に覆われた製品(機能性フェライト粒子20)が得られる。
【0013】
このような機能性フェライト粒子では、酸化チタン光触媒に紫外線が照射されると、酸化チタン光触媒中の電子が励起され、正孔が生成する。この正孔は強力な酸化力を有するため、水や水酸イオンから電子を取り、OHラジカル(ヒドロキシルラジカル)を生成する。このような活性酸素は、塩素やオゾン以上の酸化力を有するため、微生物難分解性の有害物質なども迅速に無機物質にまで酸化分解することが可能である。
【0014】
また本発明の機能性フェライト粒子は、酸化チタンの光触媒機能のみならず、フェライト粒子の磁気的機能をも有する。このことを利用すると、使用後に磁気分離によって容易に回収することが可能となる。また熱処理を行うことによって再利用することも可能となる。
【0015】
また本発明の機能性フェライト粒子は、ガラス質物質を用いているために比較的低温で溶融し、紫外線にも強いため長期間にわたって安定しており、またフェライト粒子、ガラス質層、酸化チタンが全て酸化物であり、酸化物同士の結合となるため付着強度も高く、剥離などの欠損が生じ難い。このため、繰り返し再利用が可能であり、長寿命でコストダウンが図れる。
【0016】
フェライト粒子としては、MnZn系、MgCuZn系、又はNiCuZn系などがある。Fe2 O3 :50〜58モル%、MnO:12〜47モル%、ZnO:3〜30モル%なる組成のMnZn系フェライト、Fe2 O3 :46〜49モル%、MgO:24〜27モル%、ZnO:18〜21モル%、MnO:4〜7モル%、CuO:1〜4モル%なる組成のMgCuZn系フェライト、Fe2 O3 :43〜50モル%、ZnO:10〜35モル%、CuO:3〜15モル%、残部がNiOである組成のNiCuZn系フェライトが好ましい。高特性を呈するフェライト粒子の組成は、これらの範囲に含まれるからである。
【0017】
またフェライト粒子の粒子径は10mm以下とする。工業的に得られるフェライト粒子は粒子径が10mm以下であり、これより大きな粒子径では解砕、分級を行う必要がある。
【0018】
ガラス質粒子は、シリカ成分:30〜85重量%、アルミナ成分:10〜45重量%、アルカリ成分:5〜25重量%の組成とする。アルミナ成分が多すぎるとフェライト粒子との結着性が悪くなり、逆に少なすぎると強度が低下する。シリカ成分についても同様である。アルカリ成分がこれよりも多くなると付着後の強度が低下し、少なくなると熱処理温度が高くなってエネルギーコストが増大する。アルカリ成分がMgO、CaO、K2 O、Na2 Oであると、低温での熱処理を実現できる。ガラス質粒子の粒子径は1mm以下とする。粒子径が1mmを超えると、フェライト粒子への付着性が著しく低下するからである。また、これは、フェライト粒子の粒子径と関連があり、フェライト粒子が小さい場合には、それに応じてガラス質粒子も小さくする。その目安は、フェライト粒子の平均粒径に対してガラス質粒子の平均粒径を1/10以下とすることである。
【0019】
酸化チタン粉末は、純度80%以上で且つその結晶構造が正方晶系のアナターゼ型が最適である。有効な光触媒機能を実現するためには、できるだけ高純度であることが必要である。酸化チタン粉末の粒子径も1mm以下とする。粒子径が1mmを超えると、フェライト粒子への付着性が著しく低下するからである。また、これも、フェライト粒子の粒子径と関連があり、フェライト粒子が小さい場合には、それに応じて酸化チタン粉末も小さくする。その目安は、フェライト粒子の平均粒径に対して酸化チタン粉末の平均粒径を1/10以下とすることである。
【0020】
フェライト粒子をガラス質層で被覆する熱処理条件及び酸化チタン粉末を融着する熱処理条件は、最高温度350〜800℃程度の範囲内のガラス質粒子が溶融(ガラス質層が軟化)する温度を目安とし、大気中あるいは必要に応じて適当な雰囲気中で行う。
【0021】
【実施例】
MnZn系フェライトコアを、ジョークラッシャ及びハンマーミルによって粗粉砕し、その後ボールミルを用いて平均粒子径約10μmまで微粉砕を行った。他方、ガラス質粒子(組成:シリカ成分:30〜85重量%、アルミナ成分:10〜45重量%、アルカリ成分:5〜25重量%)10gと有機バインダ(エチルセルロース50ccとエチルアルコール950ccを均一に混合したもの)を攪拌機にて1時間混合した。その後、この混合溶液中に、前記粉砕したMnZn系フェライト粒子を100gを入れ、攪拌機にて1時間混合した。
【0022】
この試料から溶媒成分を乾燥除去した後、電気炉にて最高温度500℃の大気中で1時間熱処理を行い、解砕した。得られた粒子に、有機バインダ(エチルセルロース50ccとエチルアルコール950ccを均一に混合したもの)を加えて攪拌機にて混合し、更に平均粒径約6nmのアナターゼ型酸化チタン粉末10gを加え1時間混合した。この混合溶液を乾燥した後、電気炉にて最高温度500℃の大気中で1時間熱処理を行い、十分に解砕した。
【0023】
このような工程を経ることで、フェライト粒子表面がガラス質層で被覆され、そのガラス質層によって酸化チタン粉末が融着されて、フェライト粒子が酸化チタン粉末によってほぼ均一に覆われた機能性フェライト粒子が得られた。
【0024】
円筒状容器内の中心軸部に紫外線ランプが組み込まれた有害ガス分解装置に、上記のようにして得られた機能性フェライト粒子を充填し、一端側から既知濃度の有害ガスを導入し、他端側から排出するガスの濃度を測定することで有害ガス分解特性を評価した。その結果、有毒ガスが十分に効率よく分解されていることが確認できた。また、必要な磁気的性能を有することも確認できた。
【0025】
上記の実施例はMnZn系フェライトを用いた場合であるが、MgCuZn系フェライト及びNiCuZn系のフェライトを用いた場合も、同様の良好な結果が得られた。これらは磁化が異なるだけで、基本的機能には大差はない。価格的にはMgCuZn系フェライトが好ましい。
【0026】
【発明の効果】
本発明は上記のように、フェライト粒子の表面にガラス質粒子を付着させ、熱処理することでガラス質層の被覆を形成し、更にそのガラス被覆フェライト粒子の表面に酸化チタン粉末を付着させ、再度熱処理することで該酸化チタン粉末をガラス質層で融着させる機能性フェライト粒子の製造方法であるから、光触媒機能のみならず磁気的機能も兼ね備えており、紫外線などに対する安定性に優れ、欠損などが生じ難い機能性フェライト粒子を、安価に且つ容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の製造工程の一例を示すフローチャート。
【図2】その工程中での材料の状態を模式的に示す説明図。
【符号の説明】
10 フェライト粒子
12 ガラス質粒子
14 ガラス質層
16 ガラス被覆フェライト粒子
18 酸化チタン粉末
20 機能性フェライト粒子
Claims (5)
- フェライト粒子の表面にガラス質粒子を付着させ、熱処理により該ガラス質粒子を溶融することでガラス質層の被覆を形成し、更にそのガラス被覆フェライト粒子の表面に酸化チタン粉末を付着させ、再度熱処理することで該酸化チタン粉末をガラス質層で融着することを特徴とする機能性フェライト粒子の製造方法。
- フェライト粒子が、MnZn系フェライト、MgCuZn系フェライト、又はNiCuZn系フェライトである請求項1記載の機能性フェライト粒子の製造方法。
- ガラス質粒子が、シリカ成分:30〜85重量%、アルミナ成分:10〜45重量%、アルカリ成分:5〜25重量%の組成を有し、該アルカリ成分が、MgO、CaO、K2 O、Na2 Oから選ばれる1種以上である請求項1又は2記載の機能性フェライト粒子の製造方法。
- 酸化チタン粉末は、純度80%以上で且つその結晶構造が正方晶系のアナターゼ型である請求項1乃至3のいずれかに記載の機能性フェライト粒子の製造方法。
- フェライト粒子の平均粒径が10mm以下であり、ガラス質粒子及び酸化チタン粉末の平均粒径が1mm以下であって、フェライト粒子の平均粒径に対してガラス質粒子及び酸化チタン粉末の平均粒径が1/10以下である請求項1乃至4のいずれかに記載の機能性フェライト粒子の製造方法。
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