JP2004189467A - 投入装置および投入口カバー並びに投入方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器への投入物投入時における投入物の外気との接触や飛散等を簡易かつ安価に防止することができる投入措置および投入口カバー並びに投入方法を提供する。
【解決手段】投入口カバー1は、容器10の投入口11に、グローブポート3・3を介して作業者が外部から手を挿入して密閉状態で投入物の投入作業を行うことができる作業空間1aを内部に有していると共に、該作業空間1aと上記投入口11とを連通する連結口を有している。この投入口カバー1を、容器10の投入口11に、該投入口11と作業空間1aとが連通するように装着する。
【選択図】 図1
【解決手段】投入口カバー1は、容器10の投入口11に、グローブポート3・3を介して作業者が外部から手を挿入して密閉状態で投入物の投入作業を行うことができる作業空間1aを内部に有していると共に、該作業空間1aと上記投入口11とを連通する連結口を有している。この投入口カバー1を、容器10の投入口11に、該投入口11と作業空間1aとが連通するように装着する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化学工業や食品・医薬品工業で使用される、反応釜等の反応容器、培養容器、発酵容器等の各種処理容器、若しくは、タンクや槽類等の貯蔵容器に、原料や製品、被処理物、菌体等の投入物を、外部と遮断した状態で投入するための投入装置および投入口カバー並びに投入方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
化学工業や食品・医薬品工業で製品の製造に使用する反応器や貯槽等、大型の容器の投入口から袋等の包材に入った粉体原料を人手により投入する場合、一般的には、包材を開口し、この包材を持ち上げてシュート口等の投入口から投入するか、若しくは、包材を開口した後、包材内の粉体原料を一旦、別の小型容器に移し替えて該小型容器から上記投入口を介して上記容器内に粉体原料を投入している。
【0003】
しかしながら、このように粉体原料を取り扱う場合、原料投入時に該粉体原料が飛散して周辺環境を汚染する可能性があるといった問題がある。また、取り扱う原料の種類によっては、粉塵爆発等を引き起こす可能性もある。
【0004】
そこで、このように粉体原料を取り扱う場合、多くの場合は、フードを設置した集塵機を投入口に近づけ、飛散する粉塵を該集塵機で吸引しながら原料の投入が行われている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0005】
その他にも、粉体の飛散を抑制するための技術として、投入口の周囲に、前面が開放された粉飛散防止カバーを立設して前面の開放部から粉体を投入口に投入する、粉篩い機用の粉投入装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【非特許文献1】
労働省安全衛生部労働衛生課編,「新/衛生管理(上)第1種用」,第1版,中央労働災害防止協会,平成12年11月30日,p.129−131
【0007】
【特許文献1】
特開平8−89897号公報(公開日1996年4月9日)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、何れにしても、このような開放系とならざるを得ない方法では粉塵の飛散や空気との接触を完全に回避することは困難であり、周辺環境の汚染や粉塵爆発の可能性は未だ残っている。
【0009】
また、容器全体をクリーンルーム内に設置することも考えられるが、この場合にも作業者への粉体の付着、吸入等、健康面への影響や、空気との接触の問題が残る。さらに、この場合、設備投資も莫大なものとなるため、このような設備の導入は容易ではない。
【0010】
また、空気との接触の問題や、飛散、放散等による付着、吸入等の問題は、投入物が粉体である場合以外にも、禁水系での処理や取り扱いが必要な場合、あるいは、菌体を取り扱う場合等にも同様に発生する。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、容器への投入物投入時における投入物の外気との接触や飛散等を簡易かつ安価に防止することができる投入装置および投入口カバー並びに投入方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、作業者が、例えば外部から手を挿入して、あるいは、外部からロボットアーム等を用いて、密閉状態で投入物の投入作業を行うことができる作業空間を有する投入口カバーを容器の投入口に装着することで、容易かつ安価に局所的な密閉空間を設けることができ、密閉下、外部環境と完全に遮断した状態で安全に投入物を容器内に投入することができ、外部の空気との接触や吸湿による、空気酸化等の品質低下、粉塵飛散、粉塵爆発、バイオハザード等の害を防止することができることを見出して本発明を完成させるに至った。
【0013】
本発明にかかる投入装置は、上記課題を解決するために、投入物の投入口を有する容器と、上記投入口を覆う投入口カバーとを備え、該投入口カバーは、該投入口カバー外側の作業者によって、投入物の投入作業を密閉状態で行うことができる作業空間を内部に有し、該作業空間と上記容器内部とが上記投入口を介して連通するように上記投入口に装着されていることを特徴としている。
【0014】
また、本発明にかかる投入口カバーは、上記課題を解決するために、容器の投入物の投入口を覆う投入口カバーであって、該投入口カバー外側の作業者によって、投入物の投入作業を密閉状態で行うことができる作業空間を内部に有していると共に、該作業空間と上記容器内部とを上記投入口を介して連通する連結部が設けられていることを特徴としている。
【0015】
さらに、本発明にかかる投入方法は、上記課題を解決するために、本発明にかかる上記の投入口カバーを、上記作業空間と上記容器内部とが上記投入口を介して連通するように容器の投入物の投入口に装着し、上記投入口カバー内を密閉状態として、該投入口カバー内で、上記投入口に投入する投入物を収容する収容部材を開放し、該収容部材に収容されている投入物を、上記投入口内に投入することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の一形態について詳しく説明する。
図1は、容器10の投入物投入口(以下、単に投入口と記す)11に、作業空間1aを内部に有する局所密閉型の投入口カバー1が、上記投入口11と作業空間1aとが連通するように装着されている投入装置の概略構成を、模式的に示す正面図であり、図2は、上記投入装置における投入口カバー1と容器10の投入口11との連結状態を模式的に示す側面図である。
【0017】
図1および図2に示すように、本実施の形態にかかる投入口カバー1は、容器10の投入口11を覆う局所密閉型の投入口カバーである。
【0018】
上記投入口カバー1は、該投入口カバー1本体を構成する筐体2の各壁を形成するパネル部材が、各々気密に固定された構造を有し、該筐体2内部、つまり、該投入口カバー1内部に、作業者が外部から手を挿入して密閉状態で投入物の投入作業を行うことができる作業空間1a(空間部)を有している。
【0019】
上記投入口カバー1は、図3(a)〜(c)に示すように、上記投入口カバー1本体を構成する筐体2周壁正面に、該筐体2内部に作業員の手を挿入するための挿入口を形成する円形のグローブポート3・3(開口部)が設けられている。これらグローブポート3・3には、各々、グローブポート3を閉塞する手袋4が、筐体2内部、つまり、上記作業空間1a内に突出するように装着されている。
【0020】
上記筐体2は、気密可能に設けられており、手袋4は、該手袋4の装着口とグローブポート3の縁部との間に隙間が無いように密着されている。
【0021】
手袋4の材質は、投入物を透過せず、可撓性を有し、作業者が作業するのに支障の無い硬度のものであれば、特に限定されるものではなく、従来、グローブボックスに用いられている手袋と同様の材質のものを用いることができる。
【0022】
また、上記筐体2上面(天壁)には、該筐体2内部に投入物を導入するための図示しない投入物導入口(開口部)、並びに該投入物導入口を開閉する蓋体5aからなる投入物導入部5が設けられている。上記蓋体5aは着脱可能に設けられ、上記投入物導入口は、蓋体5aによって、気密に閉塞することができるようになっている。
【0023】
これにより、上記投入口カバー1は、作業者が、上記筐体2上面に設けられた蓋体5aを開けて投入物投入口から筐体2内部に、投入物や、該投入物を収容する袋等の包材(収容部材)を開口するための切断器等、投入作業に必要な物品を導入することができるようになっている。なお、上記投入物投入口の大きさ(口径)は、上記投入物等、投入作業に必要な物品を導入することができる大きさを有していれば特に限定されない。
【0024】
また、上記作業空間1a内、例えば筐体2内壁には、作業工具等を収納するための収納部が設けられていてもよい。
【0025】
さらに、上記投入口カバー1は、上記グローブポート3・3並びに投入物投入口とは別に、例えば着脱可能な蓋体6を備え、該蓋体6を取り外すことで筐体2内部の作業空間1aと外部との連通を可能にする1つあるいは複数の開口部7を有していてもよい。
【0026】
図3(a)〜(c)に示す投入口カバー1は、その筐体2の左右の側部周壁上部に、不活性ガスを筐体2内部の作業空間1aに導入、排出するための配管を装着することにより、不活性ガスの導入口並びに排出口として各々用いられる開口部7・7が設けられている構成を有している。上記作業空間1a内に不活性ガスを導入することで、投入物の空気酸化または吸湿による品質低下の防止や粉塵爆発を防止することができる。
【0027】
このように、これら開口部7は、配管用の開口部として、外部の真空ポンプや不活性ガスが充填されたガスボンベ、吸引ファン、あるいは、バグフィルターやスクラバー等の集塵装置(除塵装置)、除菌装置等と連結された配管を装着(例えば挿通もしくは連結)可能に設けられることで、吸引口、ガス導入口(導入口)、ガス排出口(排出口)等として用いられる。
【0028】
上記開口部7は、例えば、吸引を開始あるいは終了させると共に上記投入口カバー1を密閉するための開閉弁、例えば真空ポンプによって空気とともに飛散粉塵等を吸引した際に真空ポンプ内に吸引した飛散粉塵が到達するのを防ぐためのトラップ、吸引の強さを調節するための調節弁等を介して外部の真空ポンプやガスボンベ等と接続されていてもよい。また、一方の開口部7を閉じて他方の開口部7から上記投入口カバー1内に、不活性ガス等の乾燥気体を流入させることで、上記投入口カバー1内、さらには上記容器10内を加圧することもできる。
【0029】
特に、上記投入物として粉塵飛散性を有する粉体を用いる場合、ガス排出口として用いられる開口部7に、バグフィルターやスクラバー等の集塵装置(除塵装置)やフィルタを接続することで、粉塵を除去した通気ガスを大気中に放散することができ、作業環境を改善し、かつ、粉塵を効率的に回収することができる。
【0030】
上記開口部7は、蓋体6装着時、並びに、配管装着時に、上記筐体2内部を外部環境から遮断することができる大きさあるいは構造を有していればよく、例えば、該開口部7に、空気の導入・排出により膨張・収縮可能なエアバッグや、パッキン等、上記開口部7への配管装着時に該配管と開口部7との隙間を埋める気密保持部材(連結補助材)が設けられている構造としてもよい。
【0031】
また、各開口部7は、必ずしも同じ大きさに形成されている必要はなく、各開口部7の口径が各々異なる大きさに形成されていても構わない。
【0032】
また、上記筐体2の底面(底壁)には、上記投入口カバー1を容器10の投入口11に装着したときに上記筐体2内部の作業空間1aと上記投入口11とを連通するための連結部8を構成する接続口(開口部)が設けられている。
【0033】
上記接続口は、上記投入口11の大きさに応じた大きさ(例えば嵌合する大きさ)に設けられ、上記投入口11に接着剤等で接着することにより固定される構成としてもよいし、前記したようにエアバッグやパッキン等の、気密の保持が可能な固定具(連結補助材)によって密閉可能に設けられていてもよい。この場合、容器10の投入口11の大きさに合わせてパッキンを交換するか、あるいは、エアバッグ内の空気量を調整することで、異なる容器10に対して同じ投入口カバー1を使用することが可能となる。
【0034】
但し、このように上記投入口カバー1における容器10との連結部8に上記したような連結補助材を用いる場合、該連結部8に用いる連結補助材としては、耐熱性を有するものを使用することが望ましい。
【0035】
上記接続口は、例えば、筐体2底壁を公知の穿孔器具によって穿孔することにより所望の大きさに形成される。
【0036】
上記投入口カバー1は、容器10に、図1および図2に示すように、投入物投入用のシュート(以下、単にシュートと記す)12が設けられている場合、該投入口カバー1の接続口を上記シュート12と直結することで、容器10の投入口11となるシュート12の開口部を投入口カバー1で覆うことができる。しかしながら、容器10の投入口11の形状によっては、例えば、上記投入口カバー1そのものが投入物投入用のシュートを備え、上記投入口カバー1内に、シュートの開口部が設けられることで、該シュートを上記投入口カバー1の連結部8として、容器10の投入口11と連結される構成としてもよい。また、この場合、上記シュートには弁(開閉弁)が設けられていることが望ましい。
【0037】
図1および図2に示す投入物の投入装置においては、容器10に、シュート12が設けられ、該シュート12に弁13(開閉弁)が設けられることで、上記投入口カバー1は、図1に示すように、投入物を投入すべき容器10の上部と、弁13を介して接続されている。
【0038】
弁13の形式は特に限定されるものではないが、弁13を閉止した状態で上記投入口カバー1上部の蓋体5aを取り外して投入物導入口を開放しても容器10内が不活性ガス雰囲気を確保可能であり、かつ、投入物、特に、粉体により閉塞し難い構造であることが好ましい。
【0039】
投入物として粉塵爆発性のある粉体を投入する場合は、弁13を閉止し、容器10内に常時、窒素等の不活性ガスを流通しておき、容器10内が上記粉体の爆発限界酸素濃度未満となるようにしておけばよい。
【0040】
上記投入口カバー1は、その内部に、上記投入口カバー1を用いた作業に必要な物品の収容並びに該物品を用いた所望の作業が可能な大きさを有する作業空間1aを有していれば、その大きさ並びに形状は特に限定されない。また、上記投入口カバー1の材質、つまり、上記筐体2の材質は、投入物の種類や用途等に応じて選択すればよく、特に限定されるものではない。
【0041】
上記投入口カバー1は、その全部または少なくともその一部が硬質ガラスや透明樹脂等、作業者が内部を目視できる材質で構成されていることが、該投入口カバー1内での作業状況を目視確認しながら作業を行うことができることから好ましい。
【0042】
例えば、上記投入口カバー1は、筐体2壁面の一部に、内部の様子を確認することができる気密窓が設けられている構成としてもよく、筐体2の一面(1つのパネル部材)あるいは全体が透光性材料、好適には透明材料にて形成されている構成としてもよい。
【0043】
上記投入口カバー1を用いれば、容器10の投入口11を覆う局所的な密閉空間を容易に形成することができる。
【0044】
上記容器10は、反応釜等の反応容器、培養容器、発酵容器等の各種処理容器であってもよく、タンクや槽類等の貯蔵容器であってもよい。
【0045】
また、容器10に投入される投入物としては、原料や製品、各種の被処理物、菌体等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0046】
上記容器10内に粉塵を投入する場合には、粉塵が作業空間1aから漏洩することを完全に防止するため、例えば、前記開口部7を通じて上記投入口カバー1に集塵装置(除塵装置)を連結する等、上記投入口カバー1に設けられた開口部7あるいは容器10を通じて、上記集塵装置(除塵装置)の吸引により、上記作業空間1a内を、外部環境、つまり、上記投入口カバー1外部と比較して微減圧とすることが好ましい。
【0047】
また、上記容器10内に菌体を投入する場合には、菌体が作業空間1aから漏洩することを完全に防止するため、集塵装置(除塵装置)に代えて除菌装置を使用して上記と同様に吸引することで、該除菌装置の吸引により、上記作業空間1a内を、外部環境と比較して微減圧とすることが好ましい。
【0048】
上記容器10内に禁水物質を投入する場合には、湿気等の水分が作業空間1a内に侵入することを完全に防止するため、例えば、容器10や投入口カバー1から上記作業空間1a内に乾燥気体を流入させて、作業空間1a内が外部環境と比較して微加圧になっていることが好ましい。
【0049】
上記容器10内に禁酸素物質を投入する場合には、酸素が作業空間1a内に侵入することを完全に防止するため、例えば、容器10や投入口カバー1から上記作業空間1aに窒素等の不活性ガスを流入させて、作業空間1a内が外部環境と比較して微加圧になっていることが好ましい。
【0050】
本発明は、化学工業や食品・医薬品工業で使用される大型容器を用いた処理、特に、禁水処理、粉体の取り扱い等に適している。
【0051】
次に、上記投入口カバー1を用いた投入物投入作業について以下に説明する。なお、以下の説明においては、大型の反応釜を容器10とし、該容器10に、シュート12として、弁13を有する粉体投入用シュートが設けられ、該シュート12の上部開口を投入口11として粉体を上記容器10内に投入する場合を例に挙げて説明するものとする。
【0052】
まず、図1並びに図2に示すように、容器10のシュート12の投入口11を覆うように該シュート12に、投入口カバー1を嵌合、固定する。なお、上記投入口カバー1は、予め容器10のシュート12の径に合わせて、筐体2底面に、連結部8(接続口)として開口部を形成し、該開口部を、上記シュート12の投入口11と、筐体2内の作業空間1aとが連通するように上記シュート12に予め接着剤等で固定されていてもよい。すなわち、投入装置として予め組み立てられていてもよい。
【0053】
次に、筐体2上面の蓋体5aを取り外して、該筐体2上面に設けられた投入物導入口を開放し、開放した投入物導入口から、上記容器10内に、投入すべき粉体が充填され、密封された袋を、上記投入口カバー1内、つまり、作業空間1a内に導入した後、上記投入物導入口を蓋体5aで再び閉塞する。なお、上記粉体が粉塵爆発性を有する場合には、弁13を閉止の上、開口部7(ガス導入口)から窒素等の不活性ガスを通気し、投入口カバー1内が上記粉体の爆発限界酸素濃度未満になるようにしておく。
【0054】
次いで、作業者は、筐体2に設けられたグローブポート3・3に装着された手袋4・4内に手を各々挿入することで上記グローブポート3・3から上記手袋4・4を介して上記投入口カバー1内の作業空間1aに外部から手を挿入し、外部環境から遮断、密閉された上記投入口カバー1内で、手袋4・4越しに、予め投入口カバー1内に導入した上記した袋を開封し、該袋に充填されている粉体を、投入口カバー1内で開口している上記シュート12の投入口11に投入する。これにより、シュート12を介して容器10内に、原料となる粉体が投入される。
【0055】
なお、弁13は、上記投入口カバー1内が、上記容器10内に投入すべき粉体の爆発限界酸素濃度未満になっていれば、開いたまま投入作業を行ってもよい。
【0056】
また、上記容器10に投入する投入物が粉塵爆発性を有する粉体ではない場合であっても、該投入物が禁水系での取り扱いを必要とする場合等には、必要に応じて、予め、投入作業に先立って、上記筐体2側壁に設けられた開口部7を通じて該投入口カバー1と連結された不活性ガス導入管や真空ポンプ等を用いて、作業空間1a内を不活性ガス雰囲気下あるいは真空状態として上記投入物を収容する袋等の包材(収容部材)を開封し、該包材に収容されている投入物を、上記投入口11に投入する作業を行ってもよい。
【0057】
このように、本実施形態にかかる投入方法は、袋等の包材に充填された粉体を別の容器10、特に、大型容器に投入する場合等に好適に用いることができる。このように上記投入口カバー1を、容器10、特に、大型容器の投入口11を覆うように該容器10上に設置することで、容器10よりも小さい投入口カバー1を用いて、該投入口カバー1よりも大きな容器10を、該容器10全体をクリーンルームあるいはドラフト内に配設することなく、該容器10の投入口11、ひいては、該容器10内部を、容易かつ安価に外部環境から遮断して密閉状態におくことができる。
【0058】
つまり、本実施の形態によれば、作業者が、外部から手を挿入して密閉状態で投入物の投入作業を行うことができる作業空間1aを有する投入口カバー1を容器10の投入口11に装着することで、容易かつ安価に局所的な密閉空間を設けることができる。
【0059】
したがって、本実施の形態によれば、禁水、粉塵飛散の防止等を要する実験や作業を、上記投入口カバー1を用いて簡易に密閉状態を形成することで、クリーンルームではなく、通常の環境下で行うことができる。
【0060】
また、本実施の形態によれば、外部環境と完全に遮断した状態で投入物を収容する袋等の包材(収容部材)を開封し、投入物を容器10内に投入することが可能となり、粉塵の飛散・空気との接触を完全に回避することができる。したがって、本実施の形態によれば、例えば粉塵飛散性・粉塵爆発性を有する粉体を、上記容器の投入口内に安全に投入することができる。
【0061】
以上のように、本実施の形態によれば、密閉下、外部環境と完全に遮断した状態で安全に投入物を容器10内に投入することができ、外部の空気との接触や吸湿による、空気酸化等の品質低下、粉塵飛散、粉塵爆発、バイオハザード等の害を防止することができる。
【0062】
なお、上記実施の形態では、上記投入口カバー1が、筐体2内部に作業者が外部から手を挿入するための挿入口に手袋4が装着されたグローブボックスである場合を例に挙げて説明したが、上記挿入口は、作業員が該挿入口に手を挿入した状態において上記筐体2内部を密閉することができる構造を有してさえいればよく、上記挿入口に手袋4が装着された構成でなくても構わない。
【0063】
つまり、図2並びに図3(b)に示す投入口カバー1は、上記挿入口内に、筐体2内部の作業空間1a内に突出する手袋4が気密に設けられている構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記挿入口に、作業者の手首あるいは腕を密着包囲する密着部材、例えば、前記したエアバッグ等が設けられ、これにより筐体2内部が密閉状態とされる構成としてもよい。上記投入口カバー1は、投入物の投入作業時に上記筐体2内部を密閉状態とすることができればよく、作業者が上記挿入口に手を挿入してはじめて上記筐体2内が密閉状態とされる構成であっても構わない。
【0064】
また、上記挿入口は、その用途に応じて、図3(b)に示すように作業員の手を、手首まで挿入するグローブボックス様に形成されていてもよいし、腕まで挿入することができるように形成されていてもよい。
【0065】
さらに、図3(a)・(b)に示す投入口カバー1においては、挿入口を、上記投入口カバー1の同じ面に設けた構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、互いに対向する二面の側部周壁に挿入口が各々一つずつ設けられている構成としてもよく、あるいは、筐体2の鋭角に隣り合う二面の側部周壁に挿入口が各々一つずつ設けられている構成を有していても構わない。
【0066】
また、上記投入口カバー1は、上記したグローブポート3・3並びに手袋4の代わりに、ロボットアームを備え、作業者がこのロボットアームを上記投入口カバー1の外側から操作することで上記した投入物の投入作業を行うことができる構成としてもよく、上記投入口カバー1は、該投入口カバー1の外側にいる作業者によって、上記投入作業を密閉状態の投入口カバー1内で行うことができる構成を有していればよい。
【0067】
また、上記実施の形態では、上記筐体2上面(天壁)に、上記筐体2を開閉する投入物導入口を設けた構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記筐体2の側面あるいは背面等に投入物導入口が形成されている構成としてもよく、筐体2の少なくとも1つの面の少なくとも一部が開放可能に設けられていればよい。例えば、上記筐体2においてグローブポート3・3が設けられた壁面あるいは、該壁面とは別の壁面が、扉として開閉可能に設けられていてもよく、気密性を確保できると共に、投入物の導入が可能な大きさを有してさえいれば、投入物導入部5の構造は特に限定されない。
【0068】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、投入口カバー外側の作業者によって、投入物の投入作業を密閉状態で行うことができる作業空間を有する投入口カバーを、容器の投入物の投入口に、上記投入口と作業空間とが連通するように装着することで、容易かつ安価に局所的な密閉空間を設けることができる。
【0070】
したがって、本発明によれば、クリーンルームを必要とせずに、密閉下、外部環境と完全に遮断した状態で安全に投入物を容器内に投入することができ、外部の空気との接触や吸湿による、空気酸化等の品質低下、粉塵飛散、粉塵爆発、バイオハザード等の害を防止することができる。
【0071】
また、容器の投入物の投入口に上記投入口カバーが装着されていることで、外部環境と完全に遮断した状態で投入物を収容する収容部材を開放(開封)し、投入物を容器内に投入することが可能となり、投入物として、粉塵飛散性・粉塵爆発性を有する粉体や、禁水系での取り扱いあるいは処理を必要とする投入物を用いる場合に、粉塵の飛散や投入物の空気との接触を完全に回避することができる。よって、本発明によれば、容器への投入物投入時における投入物の外気との接触や飛散等を簡易かつ安価に防止することができる投入装置および投入口カバー並びに投入方法を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる投入装置の概略構成を模式的に示す正面図である。
【図2】図1に示す投入装置における投入口カバーと容器の投入口との連結状態を模式的に示す側面図である。
【図3】図1に示す投入装置に用いられる投入口カバーの概略構成を模式的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は底面図である。
【符号の説明】
1 投入口カバー
1a 作業空間
2 筐体
3 グローブポート(挿入口)
4 手袋
5 投入物導入部
5a 蓋体
6 蓋体
7 開口部(導入口)
8 接続部
10 容器
11 投入口
12 シュート
13 弁
【発明の属する技術分野】
本発明は、化学工業や食品・医薬品工業で使用される、反応釜等の反応容器、培養容器、発酵容器等の各種処理容器、若しくは、タンクや槽類等の貯蔵容器に、原料や製品、被処理物、菌体等の投入物を、外部と遮断した状態で投入するための投入装置および投入口カバー並びに投入方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
化学工業や食品・医薬品工業で製品の製造に使用する反応器や貯槽等、大型の容器の投入口から袋等の包材に入った粉体原料を人手により投入する場合、一般的には、包材を開口し、この包材を持ち上げてシュート口等の投入口から投入するか、若しくは、包材を開口した後、包材内の粉体原料を一旦、別の小型容器に移し替えて該小型容器から上記投入口を介して上記容器内に粉体原料を投入している。
【0003】
しかしながら、このように粉体原料を取り扱う場合、原料投入時に該粉体原料が飛散して周辺環境を汚染する可能性があるといった問題がある。また、取り扱う原料の種類によっては、粉塵爆発等を引き起こす可能性もある。
【0004】
そこで、このように粉体原料を取り扱う場合、多くの場合は、フードを設置した集塵機を投入口に近づけ、飛散する粉塵を該集塵機で吸引しながら原料の投入が行われている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0005】
その他にも、粉体の飛散を抑制するための技術として、投入口の周囲に、前面が開放された粉飛散防止カバーを立設して前面の開放部から粉体を投入口に投入する、粉篩い機用の粉投入装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【非特許文献1】
労働省安全衛生部労働衛生課編,「新/衛生管理(上)第1種用」,第1版,中央労働災害防止協会,平成12年11月30日,p.129−131
【0007】
【特許文献1】
特開平8−89897号公報(公開日1996年4月9日)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、何れにしても、このような開放系とならざるを得ない方法では粉塵の飛散や空気との接触を完全に回避することは困難であり、周辺環境の汚染や粉塵爆発の可能性は未だ残っている。
【0009】
また、容器全体をクリーンルーム内に設置することも考えられるが、この場合にも作業者への粉体の付着、吸入等、健康面への影響や、空気との接触の問題が残る。さらに、この場合、設備投資も莫大なものとなるため、このような設備の導入は容易ではない。
【0010】
また、空気との接触の問題や、飛散、放散等による付着、吸入等の問題は、投入物が粉体である場合以外にも、禁水系での処理や取り扱いが必要な場合、あるいは、菌体を取り扱う場合等にも同様に発生する。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、容器への投入物投入時における投入物の外気との接触や飛散等を簡易かつ安価に防止することができる投入装置および投入口カバー並びに投入方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、作業者が、例えば外部から手を挿入して、あるいは、外部からロボットアーム等を用いて、密閉状態で投入物の投入作業を行うことができる作業空間を有する投入口カバーを容器の投入口に装着することで、容易かつ安価に局所的な密閉空間を設けることができ、密閉下、外部環境と完全に遮断した状態で安全に投入物を容器内に投入することができ、外部の空気との接触や吸湿による、空気酸化等の品質低下、粉塵飛散、粉塵爆発、バイオハザード等の害を防止することができることを見出して本発明を完成させるに至った。
【0013】
本発明にかかる投入装置は、上記課題を解決するために、投入物の投入口を有する容器と、上記投入口を覆う投入口カバーとを備え、該投入口カバーは、該投入口カバー外側の作業者によって、投入物の投入作業を密閉状態で行うことができる作業空間を内部に有し、該作業空間と上記容器内部とが上記投入口を介して連通するように上記投入口に装着されていることを特徴としている。
【0014】
また、本発明にかかる投入口カバーは、上記課題を解決するために、容器の投入物の投入口を覆う投入口カバーであって、該投入口カバー外側の作業者によって、投入物の投入作業を密閉状態で行うことができる作業空間を内部に有していると共に、該作業空間と上記容器内部とを上記投入口を介して連通する連結部が設けられていることを特徴としている。
【0015】
さらに、本発明にかかる投入方法は、上記課題を解決するために、本発明にかかる上記の投入口カバーを、上記作業空間と上記容器内部とが上記投入口を介して連通するように容器の投入物の投入口に装着し、上記投入口カバー内を密閉状態として、該投入口カバー内で、上記投入口に投入する投入物を収容する収容部材を開放し、該収容部材に収容されている投入物を、上記投入口内に投入することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の一形態について詳しく説明する。
図1は、容器10の投入物投入口(以下、単に投入口と記す)11に、作業空間1aを内部に有する局所密閉型の投入口カバー1が、上記投入口11と作業空間1aとが連通するように装着されている投入装置の概略構成を、模式的に示す正面図であり、図2は、上記投入装置における投入口カバー1と容器10の投入口11との連結状態を模式的に示す側面図である。
【0017】
図1および図2に示すように、本実施の形態にかかる投入口カバー1は、容器10の投入口11を覆う局所密閉型の投入口カバーである。
【0018】
上記投入口カバー1は、該投入口カバー1本体を構成する筐体2の各壁を形成するパネル部材が、各々気密に固定された構造を有し、該筐体2内部、つまり、該投入口カバー1内部に、作業者が外部から手を挿入して密閉状態で投入物の投入作業を行うことができる作業空間1a(空間部)を有している。
【0019】
上記投入口カバー1は、図3(a)〜(c)に示すように、上記投入口カバー1本体を構成する筐体2周壁正面に、該筐体2内部に作業員の手を挿入するための挿入口を形成する円形のグローブポート3・3(開口部)が設けられている。これらグローブポート3・3には、各々、グローブポート3を閉塞する手袋4が、筐体2内部、つまり、上記作業空間1a内に突出するように装着されている。
【0020】
上記筐体2は、気密可能に設けられており、手袋4は、該手袋4の装着口とグローブポート3の縁部との間に隙間が無いように密着されている。
【0021】
手袋4の材質は、投入物を透過せず、可撓性を有し、作業者が作業するのに支障の無い硬度のものであれば、特に限定されるものではなく、従来、グローブボックスに用いられている手袋と同様の材質のものを用いることができる。
【0022】
また、上記筐体2上面(天壁)には、該筐体2内部に投入物を導入するための図示しない投入物導入口(開口部)、並びに該投入物導入口を開閉する蓋体5aからなる投入物導入部5が設けられている。上記蓋体5aは着脱可能に設けられ、上記投入物導入口は、蓋体5aによって、気密に閉塞することができるようになっている。
【0023】
これにより、上記投入口カバー1は、作業者が、上記筐体2上面に設けられた蓋体5aを開けて投入物投入口から筐体2内部に、投入物や、該投入物を収容する袋等の包材(収容部材)を開口するための切断器等、投入作業に必要な物品を導入することができるようになっている。なお、上記投入物投入口の大きさ(口径)は、上記投入物等、投入作業に必要な物品を導入することができる大きさを有していれば特に限定されない。
【0024】
また、上記作業空間1a内、例えば筐体2内壁には、作業工具等を収納するための収納部が設けられていてもよい。
【0025】
さらに、上記投入口カバー1は、上記グローブポート3・3並びに投入物投入口とは別に、例えば着脱可能な蓋体6を備え、該蓋体6を取り外すことで筐体2内部の作業空間1aと外部との連通を可能にする1つあるいは複数の開口部7を有していてもよい。
【0026】
図3(a)〜(c)に示す投入口カバー1は、その筐体2の左右の側部周壁上部に、不活性ガスを筐体2内部の作業空間1aに導入、排出するための配管を装着することにより、不活性ガスの導入口並びに排出口として各々用いられる開口部7・7が設けられている構成を有している。上記作業空間1a内に不活性ガスを導入することで、投入物の空気酸化または吸湿による品質低下の防止や粉塵爆発を防止することができる。
【0027】
このように、これら開口部7は、配管用の開口部として、外部の真空ポンプや不活性ガスが充填されたガスボンベ、吸引ファン、あるいは、バグフィルターやスクラバー等の集塵装置(除塵装置)、除菌装置等と連結された配管を装着(例えば挿通もしくは連結)可能に設けられることで、吸引口、ガス導入口(導入口)、ガス排出口(排出口)等として用いられる。
【0028】
上記開口部7は、例えば、吸引を開始あるいは終了させると共に上記投入口カバー1を密閉するための開閉弁、例えば真空ポンプによって空気とともに飛散粉塵等を吸引した際に真空ポンプ内に吸引した飛散粉塵が到達するのを防ぐためのトラップ、吸引の強さを調節するための調節弁等を介して外部の真空ポンプやガスボンベ等と接続されていてもよい。また、一方の開口部7を閉じて他方の開口部7から上記投入口カバー1内に、不活性ガス等の乾燥気体を流入させることで、上記投入口カバー1内、さらには上記容器10内を加圧することもできる。
【0029】
特に、上記投入物として粉塵飛散性を有する粉体を用いる場合、ガス排出口として用いられる開口部7に、バグフィルターやスクラバー等の集塵装置(除塵装置)やフィルタを接続することで、粉塵を除去した通気ガスを大気中に放散することができ、作業環境を改善し、かつ、粉塵を効率的に回収することができる。
【0030】
上記開口部7は、蓋体6装着時、並びに、配管装着時に、上記筐体2内部を外部環境から遮断することができる大きさあるいは構造を有していればよく、例えば、該開口部7に、空気の導入・排出により膨張・収縮可能なエアバッグや、パッキン等、上記開口部7への配管装着時に該配管と開口部7との隙間を埋める気密保持部材(連結補助材)が設けられている構造としてもよい。
【0031】
また、各開口部7は、必ずしも同じ大きさに形成されている必要はなく、各開口部7の口径が各々異なる大きさに形成されていても構わない。
【0032】
また、上記筐体2の底面(底壁)には、上記投入口カバー1を容器10の投入口11に装着したときに上記筐体2内部の作業空間1aと上記投入口11とを連通するための連結部8を構成する接続口(開口部)が設けられている。
【0033】
上記接続口は、上記投入口11の大きさに応じた大きさ(例えば嵌合する大きさ)に設けられ、上記投入口11に接着剤等で接着することにより固定される構成としてもよいし、前記したようにエアバッグやパッキン等の、気密の保持が可能な固定具(連結補助材)によって密閉可能に設けられていてもよい。この場合、容器10の投入口11の大きさに合わせてパッキンを交換するか、あるいは、エアバッグ内の空気量を調整することで、異なる容器10に対して同じ投入口カバー1を使用することが可能となる。
【0034】
但し、このように上記投入口カバー1における容器10との連結部8に上記したような連結補助材を用いる場合、該連結部8に用いる連結補助材としては、耐熱性を有するものを使用することが望ましい。
【0035】
上記接続口は、例えば、筐体2底壁を公知の穿孔器具によって穿孔することにより所望の大きさに形成される。
【0036】
上記投入口カバー1は、容器10に、図1および図2に示すように、投入物投入用のシュート(以下、単にシュートと記す)12が設けられている場合、該投入口カバー1の接続口を上記シュート12と直結することで、容器10の投入口11となるシュート12の開口部を投入口カバー1で覆うことができる。しかしながら、容器10の投入口11の形状によっては、例えば、上記投入口カバー1そのものが投入物投入用のシュートを備え、上記投入口カバー1内に、シュートの開口部が設けられることで、該シュートを上記投入口カバー1の連結部8として、容器10の投入口11と連結される構成としてもよい。また、この場合、上記シュートには弁(開閉弁)が設けられていることが望ましい。
【0037】
図1および図2に示す投入物の投入装置においては、容器10に、シュート12が設けられ、該シュート12に弁13(開閉弁)が設けられることで、上記投入口カバー1は、図1に示すように、投入物を投入すべき容器10の上部と、弁13を介して接続されている。
【0038】
弁13の形式は特に限定されるものではないが、弁13を閉止した状態で上記投入口カバー1上部の蓋体5aを取り外して投入物導入口を開放しても容器10内が不活性ガス雰囲気を確保可能であり、かつ、投入物、特に、粉体により閉塞し難い構造であることが好ましい。
【0039】
投入物として粉塵爆発性のある粉体を投入する場合は、弁13を閉止し、容器10内に常時、窒素等の不活性ガスを流通しておき、容器10内が上記粉体の爆発限界酸素濃度未満となるようにしておけばよい。
【0040】
上記投入口カバー1は、その内部に、上記投入口カバー1を用いた作業に必要な物品の収容並びに該物品を用いた所望の作業が可能な大きさを有する作業空間1aを有していれば、その大きさ並びに形状は特に限定されない。また、上記投入口カバー1の材質、つまり、上記筐体2の材質は、投入物の種類や用途等に応じて選択すればよく、特に限定されるものではない。
【0041】
上記投入口カバー1は、その全部または少なくともその一部が硬質ガラスや透明樹脂等、作業者が内部を目視できる材質で構成されていることが、該投入口カバー1内での作業状況を目視確認しながら作業を行うことができることから好ましい。
【0042】
例えば、上記投入口カバー1は、筐体2壁面の一部に、内部の様子を確認することができる気密窓が設けられている構成としてもよく、筐体2の一面(1つのパネル部材)あるいは全体が透光性材料、好適には透明材料にて形成されている構成としてもよい。
【0043】
上記投入口カバー1を用いれば、容器10の投入口11を覆う局所的な密閉空間を容易に形成することができる。
【0044】
上記容器10は、反応釜等の反応容器、培養容器、発酵容器等の各種処理容器であってもよく、タンクや槽類等の貯蔵容器であってもよい。
【0045】
また、容器10に投入される投入物としては、原料や製品、各種の被処理物、菌体等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0046】
上記容器10内に粉塵を投入する場合には、粉塵が作業空間1aから漏洩することを完全に防止するため、例えば、前記開口部7を通じて上記投入口カバー1に集塵装置(除塵装置)を連結する等、上記投入口カバー1に設けられた開口部7あるいは容器10を通じて、上記集塵装置(除塵装置)の吸引により、上記作業空間1a内を、外部環境、つまり、上記投入口カバー1外部と比較して微減圧とすることが好ましい。
【0047】
また、上記容器10内に菌体を投入する場合には、菌体が作業空間1aから漏洩することを完全に防止するため、集塵装置(除塵装置)に代えて除菌装置を使用して上記と同様に吸引することで、該除菌装置の吸引により、上記作業空間1a内を、外部環境と比較して微減圧とすることが好ましい。
【0048】
上記容器10内に禁水物質を投入する場合には、湿気等の水分が作業空間1a内に侵入することを完全に防止するため、例えば、容器10や投入口カバー1から上記作業空間1a内に乾燥気体を流入させて、作業空間1a内が外部環境と比較して微加圧になっていることが好ましい。
【0049】
上記容器10内に禁酸素物質を投入する場合には、酸素が作業空間1a内に侵入することを完全に防止するため、例えば、容器10や投入口カバー1から上記作業空間1aに窒素等の不活性ガスを流入させて、作業空間1a内が外部環境と比較して微加圧になっていることが好ましい。
【0050】
本発明は、化学工業や食品・医薬品工業で使用される大型容器を用いた処理、特に、禁水処理、粉体の取り扱い等に適している。
【0051】
次に、上記投入口カバー1を用いた投入物投入作業について以下に説明する。なお、以下の説明においては、大型の反応釜を容器10とし、該容器10に、シュート12として、弁13を有する粉体投入用シュートが設けられ、該シュート12の上部開口を投入口11として粉体を上記容器10内に投入する場合を例に挙げて説明するものとする。
【0052】
まず、図1並びに図2に示すように、容器10のシュート12の投入口11を覆うように該シュート12に、投入口カバー1を嵌合、固定する。なお、上記投入口カバー1は、予め容器10のシュート12の径に合わせて、筐体2底面に、連結部8(接続口)として開口部を形成し、該開口部を、上記シュート12の投入口11と、筐体2内の作業空間1aとが連通するように上記シュート12に予め接着剤等で固定されていてもよい。すなわち、投入装置として予め組み立てられていてもよい。
【0053】
次に、筐体2上面の蓋体5aを取り外して、該筐体2上面に設けられた投入物導入口を開放し、開放した投入物導入口から、上記容器10内に、投入すべき粉体が充填され、密封された袋を、上記投入口カバー1内、つまり、作業空間1a内に導入した後、上記投入物導入口を蓋体5aで再び閉塞する。なお、上記粉体が粉塵爆発性を有する場合には、弁13を閉止の上、開口部7(ガス導入口)から窒素等の不活性ガスを通気し、投入口カバー1内が上記粉体の爆発限界酸素濃度未満になるようにしておく。
【0054】
次いで、作業者は、筐体2に設けられたグローブポート3・3に装着された手袋4・4内に手を各々挿入することで上記グローブポート3・3から上記手袋4・4を介して上記投入口カバー1内の作業空間1aに外部から手を挿入し、外部環境から遮断、密閉された上記投入口カバー1内で、手袋4・4越しに、予め投入口カバー1内に導入した上記した袋を開封し、該袋に充填されている粉体を、投入口カバー1内で開口している上記シュート12の投入口11に投入する。これにより、シュート12を介して容器10内に、原料となる粉体が投入される。
【0055】
なお、弁13は、上記投入口カバー1内が、上記容器10内に投入すべき粉体の爆発限界酸素濃度未満になっていれば、開いたまま投入作業を行ってもよい。
【0056】
また、上記容器10に投入する投入物が粉塵爆発性を有する粉体ではない場合であっても、該投入物が禁水系での取り扱いを必要とする場合等には、必要に応じて、予め、投入作業に先立って、上記筐体2側壁に設けられた開口部7を通じて該投入口カバー1と連結された不活性ガス導入管や真空ポンプ等を用いて、作業空間1a内を不活性ガス雰囲気下あるいは真空状態として上記投入物を収容する袋等の包材(収容部材)を開封し、該包材に収容されている投入物を、上記投入口11に投入する作業を行ってもよい。
【0057】
このように、本実施形態にかかる投入方法は、袋等の包材に充填された粉体を別の容器10、特に、大型容器に投入する場合等に好適に用いることができる。このように上記投入口カバー1を、容器10、特に、大型容器の投入口11を覆うように該容器10上に設置することで、容器10よりも小さい投入口カバー1を用いて、該投入口カバー1よりも大きな容器10を、該容器10全体をクリーンルームあるいはドラフト内に配設することなく、該容器10の投入口11、ひいては、該容器10内部を、容易かつ安価に外部環境から遮断して密閉状態におくことができる。
【0058】
つまり、本実施の形態によれば、作業者が、外部から手を挿入して密閉状態で投入物の投入作業を行うことができる作業空間1aを有する投入口カバー1を容器10の投入口11に装着することで、容易かつ安価に局所的な密閉空間を設けることができる。
【0059】
したがって、本実施の形態によれば、禁水、粉塵飛散の防止等を要する実験や作業を、上記投入口カバー1を用いて簡易に密閉状態を形成することで、クリーンルームではなく、通常の環境下で行うことができる。
【0060】
また、本実施の形態によれば、外部環境と完全に遮断した状態で投入物を収容する袋等の包材(収容部材)を開封し、投入物を容器10内に投入することが可能となり、粉塵の飛散・空気との接触を完全に回避することができる。したがって、本実施の形態によれば、例えば粉塵飛散性・粉塵爆発性を有する粉体を、上記容器の投入口内に安全に投入することができる。
【0061】
以上のように、本実施の形態によれば、密閉下、外部環境と完全に遮断した状態で安全に投入物を容器10内に投入することができ、外部の空気との接触や吸湿による、空気酸化等の品質低下、粉塵飛散、粉塵爆発、バイオハザード等の害を防止することができる。
【0062】
なお、上記実施の形態では、上記投入口カバー1が、筐体2内部に作業者が外部から手を挿入するための挿入口に手袋4が装着されたグローブボックスである場合を例に挙げて説明したが、上記挿入口は、作業員が該挿入口に手を挿入した状態において上記筐体2内部を密閉することができる構造を有してさえいればよく、上記挿入口に手袋4が装着された構成でなくても構わない。
【0063】
つまり、図2並びに図3(b)に示す投入口カバー1は、上記挿入口内に、筐体2内部の作業空間1a内に突出する手袋4が気密に設けられている構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記挿入口に、作業者の手首あるいは腕を密着包囲する密着部材、例えば、前記したエアバッグ等が設けられ、これにより筐体2内部が密閉状態とされる構成としてもよい。上記投入口カバー1は、投入物の投入作業時に上記筐体2内部を密閉状態とすることができればよく、作業者が上記挿入口に手を挿入してはじめて上記筐体2内が密閉状態とされる構成であっても構わない。
【0064】
また、上記挿入口は、その用途に応じて、図3(b)に示すように作業員の手を、手首まで挿入するグローブボックス様に形成されていてもよいし、腕まで挿入することができるように形成されていてもよい。
【0065】
さらに、図3(a)・(b)に示す投入口カバー1においては、挿入口を、上記投入口カバー1の同じ面に設けた構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、互いに対向する二面の側部周壁に挿入口が各々一つずつ設けられている構成としてもよく、あるいは、筐体2の鋭角に隣り合う二面の側部周壁に挿入口が各々一つずつ設けられている構成を有していても構わない。
【0066】
また、上記投入口カバー1は、上記したグローブポート3・3並びに手袋4の代わりに、ロボットアームを備え、作業者がこのロボットアームを上記投入口カバー1の外側から操作することで上記した投入物の投入作業を行うことができる構成としてもよく、上記投入口カバー1は、該投入口カバー1の外側にいる作業者によって、上記投入作業を密閉状態の投入口カバー1内で行うことができる構成を有していればよい。
【0067】
また、上記実施の形態では、上記筐体2上面(天壁)に、上記筐体2を開閉する投入物導入口を設けた構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記筐体2の側面あるいは背面等に投入物導入口が形成されている構成としてもよく、筐体2の少なくとも1つの面の少なくとも一部が開放可能に設けられていればよい。例えば、上記筐体2においてグローブポート3・3が設けられた壁面あるいは、該壁面とは別の壁面が、扉として開閉可能に設けられていてもよく、気密性を確保できると共に、投入物の導入が可能な大きさを有してさえいれば、投入物導入部5の構造は特に限定されない。
【0068】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、投入口カバー外側の作業者によって、投入物の投入作業を密閉状態で行うことができる作業空間を有する投入口カバーを、容器の投入物の投入口に、上記投入口と作業空間とが連通するように装着することで、容易かつ安価に局所的な密閉空間を設けることができる。
【0070】
したがって、本発明によれば、クリーンルームを必要とせずに、密閉下、外部環境と完全に遮断した状態で安全に投入物を容器内に投入することができ、外部の空気との接触や吸湿による、空気酸化等の品質低下、粉塵飛散、粉塵爆発、バイオハザード等の害を防止することができる。
【0071】
また、容器の投入物の投入口に上記投入口カバーが装着されていることで、外部環境と完全に遮断した状態で投入物を収容する収容部材を開放(開封)し、投入物を容器内に投入することが可能となり、投入物として、粉塵飛散性・粉塵爆発性を有する粉体や、禁水系での取り扱いあるいは処理を必要とする投入物を用いる場合に、粉塵の飛散や投入物の空気との接触を完全に回避することができる。よって、本発明によれば、容器への投入物投入時における投入物の外気との接触や飛散等を簡易かつ安価に防止することができる投入装置および投入口カバー並びに投入方法を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる投入装置の概略構成を模式的に示す正面図である。
【図2】図1に示す投入装置における投入口カバーと容器の投入口との連結状態を模式的に示す側面図である。
【図3】図1に示す投入装置に用いられる投入口カバーの概略構成を模式的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は底面図である。
【符号の説明】
1 投入口カバー
1a 作業空間
2 筐体
3 グローブポート(挿入口)
4 手袋
5 投入物導入部
5a 蓋体
6 蓋体
7 開口部(導入口)
8 接続部
10 容器
11 投入口
12 シュート
13 弁
Claims (5)
- 投入物の投入口を有する容器と、上記投入口を覆う投入口カバーとを備え、該投入口カバーは、該投入口カバー外側の作業者によって、投入物の投入作業を密閉状態で行うことができる作業空間を内部に有し、該作業空間と上記容器内部とが上記投入口を介して連通するように上記投入口に装着されていることを特徴とする投入装置。
- 上記投入口カバーは、該投入口カバーの外側から上記作業空間内に作業者が手を挿入するための挿入口を有し、該挿入口に、該挿入口を気密に覆う手袋が、上記作業空間内に突出して設けられていることを特徴とする請求項1記載の投入装置
- 上記投入口カバーには、上記作業空間内に不活性ガスを導入する導入口が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の投入装置。
- 容器の投入物の投入口を覆う投入口カバーであって、該投入口カバー外側の作業者によって、投入物の投入作業を密閉状態で行うことができる作業空間を内部に有していると共に、該作業空間と上記容器内部とを上記投入口を介して連通する連結部が設けられていることを特徴とする投入口カバー。
- 請求項4記載の投入口カバーを、上記作業空間と上記容器内部とが上記投入口を介して連通するように容器の投入物の投入口に装着し、上記投入口カバー内を密閉状態として、該投入口カバー内で、上記投入口に投入する投入物を収容する収容部材を開放し、該収容部材に収容されている投入物を、上記投入口内に投入することを特徴とする投入方法。
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