JP2004187486A - 絶縁操作杆における油圧工具の軸回転防止部材および首振回動固定構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】継手を介して油圧工具Bが着脱自在かつ首振り回動自在に先端に接続される絶縁操作杆Aにおいて、上記油圧工具Bの断面円形部分を外嵌する断面コ字形の工具支持部22を回動自在のレバー21の先端に備えた回転防止部材20であって、チョウボルト28のような手動可能な締付手段により、上記油圧工具Bの軸回り回転を拘持し、任意の回転位置で固定可能とすることと、係合孔に弾性的に突出する遊動ピンが首振り回動を固定する機能を奏し、アジャストピン7がこの遊動ピンを押し戻すことにより、回動の固定を解除するように構成した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、架空配電線の間接活線工事などにおいて使用される絶縁操作杆の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、架空配電線の間接活線工事には、電線の切断、皮むき、圧縮という3工程におよぶ一連の端末処理を伴う。このため、各作業にあたっては、カッター、皮むき器ならびに圧縮器等の専用の油圧工具を用意し、その都度絶縁操作杆の先端に交換して取り付けている。
【0003】
図7および図8を用いて、絶縁操作杆における従来の油圧工具の軸回転防止部材20´および従来の首振回動固定構造(首振回動部10´)について説明する。図7は、従来の絶縁操作杆A´と油圧工具B´の取付態様を示す部分省略図である。図8(a)は、従来の首振回動部10´の平面図である。図8(b)は、従来の首振回動部10´の正面部分断面図である。
【0004】
図7中、油圧工具B´は、首振回動部10´により首振り回動自在にかつカプラ継手12により軸回転可能に絶縁操作杆A´に取り付けられている。そして、これら首振回動部10´およびカプラ継手12周辺は、電線間と工具の接触による短絡・感電防止を目的として、保護カバー13に覆われている。
【0005】
首振回動部10´(図8参照)は、ジョイントアーム8とジョイントホルダ5と、両者を回動可能に軸通する回動軸6とを有し、絶縁操作杆A´に連結した油圧工具B´を首振り回動可能に支持するものである。そして、ジョイントアーム8側に設けられたアジャストピン7´のストッパー作用により、この回動が係止され、絶縁操作杆A´と油圧工具B´とは一定角度を保持した状態で固定される。
【0006】
このアジャストピン7´は、弾性的に突出したピン先が、ジョイントホルダ5に穿設された複数の係合孔11´に対して嵌脱自在となるように、ジョイントアーム8側に固定されている。そして、アジャストピン7´を引くとピン先が係合孔11´から抜脱し、回動軸6を中心に油圧工具B´が首振り回動自在となる。次に、所望角度に回動後、引手を離すと、復元力によりピン先端がジョイントホルダ5の摺接面5bを押圧し、先端近傍に穿設された他の係合孔11´に嵌合し、首振り回動を固定するようになっている。
【0007】
さらに油圧工具B´(図7参照)は、カプラ継手12を介して軸回りに回転可能にかつ着脱自在に絶縁操作杆A´に対して接続されている。ところで、この軸回りの回転は、作業の妨げとなるので有効に固定する必要がある。そこで、油圧工具B´の回転を防止することを目的とし、レバー21´と工具支持部22´とから構成される軸回転防止部材20´が、ジョイントアーム8の上部に設けられている。この工具支持部22´は油圧工具B´の細径部に形成した平行な二面B1に嵌合可能な開口寸法に形成された、断面コ字形である。そして、油圧工具B´の平行な二面B1をスパナ掛けとなるように拘持する態様で支持するので、カプラ継手12を介して接続される油圧工具B´の軸回りの回転が規制され、所望する油圧工具B´の回転固定効果が得られる(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
実開平05−084113号公報(第7−9頁、第1,2,5図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の首振り回動防止固定構造にあっては、新たに首振の角度付けをする際に行うアジャストピン7´を引く作業が困難を伴うものであった。これは、絶縁操作杆の首振回動部10´の周辺を覆う保護カバーにより、目視でアジャストピン7´の位置を確認しにくいことに加え、一般に作業者は、感電防止のために、肉厚な作業手袋を装着している為、アジャストピン7´の狭小なピンヘッドを保護カバーの上から引き抜きずらいからである。
【0010】
また、従来の軸回転防止部材にあっては、油圧工具の軸回り回転方向を絶縁操作杆に対して一定の向きに固定した状態で回転を拘持するものなので、一旦接続された油圧工具の軸回り回転角度を変更することは不可能であった。
【0011】
架空配電線の間接活線工事における現実の作業工程では、油圧工具の首振り回動角度や軸回り回転角度を作業環境に応じて適宜変更する必要に迫られる。これは、電線に油圧工具B´をあてがうのに、作業者は絶縁操作杆の握りの位置や角度を適当に操作して行うわけであるが、従来品では、油圧工具B´の向きの自由度が制限されることになる。さらに、油圧装置の配置、ケーブルもしくは油圧ホースの引き回し、またはその他の作業環境の制限条件により、従来品では作業者の操作テクニックだけでは、充分に対応できない場合があった。
【0012】
また、従来の油圧工具は、軸回転防止部材を外嵌させる為に、平行二面を有することを必要とする特殊な工具であった為、ユーザサイドで市販品の油圧工具をそのまま適用することが不可能であった。
【0013】
この発明は上記問題点を鑑みてなされたもので、絶縁操作杆の先端に取り付けた油圧工具の軸回り回転角度を任意の位置で固定することを可能とし、かつ首振り回動角度の可変を容易とする、絶縁操作杆における油圧工具の軸回転防止部材および首振回動固定構造を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記課題を解決するため創案されたものであり、請求項1に記載の油圧工具の軸回転防止部材は、
前記絶縁操作杆の本体に対し回動自在な回動レバーと、この回動レバーに設けられ、着脱される前記油圧工具側のいずれかの部分に外嵌可能な断面コ字形の工具支持部と、ボルトを有し、
前記工具支持部は、コ字形の開口を形成する対面する板材の少なくとも一方に貫通した雌ネジを有するとともに、この雌ネジに前記ボルトが螺入されることで、前記ボルトが前記油圧工具に当接し、前記油圧工具の軸回りの回転を任意の角度に拘束可能であることを特徴とすることとした。
【0015】
かかる構成によれば、絶縁操作杆先端に継手を介して取り付けた油圧工具をその軸回りにおいて、所望の向きにした後、ボルトを雌ネジに螺入、締付することで、任意の回転角度に固定することが可能となる。これにより、電線の架設方向等、作業環境に応じて、油圧工具の首振り回動角度と軸回り回転角度とを適宜設定することで、作業者は最小限の手元の動きで作業対象である電線に対して所望の角度で油圧工具の先端をあてがうことが可能となり作業性が向上する。
【0016】
そして、請求項2に記載の油圧工具の軸回転防止部材は、請求項1に記載した軸回転防止部材であって、前記工具支持部が外嵌する部位は、前記油圧工具が締結されている前記継手の一部分であることを特徴とすることとした。
かかる構成によれば、油圧工具は、軸回り回転を拘持するための特別な加工を必要としないため、市販の油圧工具がそのまま使用可能となる。
【0017】
そして、請求項3に記載の油圧工具の軸回転防止部材は、請求項1または請求項2に記載の軸回転防止部材であって、前記ボルトとして、頭部に手動用ノブを有することを特徴とすることとした。
かかる構成によれば、継手を介して軸回りに回転する油圧工具の回転の拘束または解除を手動にて容易に行うことを可能とし、油圧工具の着脱を容易に迅速に行うことを可能にする。
【0018】
また、請求項4に記載の油圧工具の軸回転防止部材は、請求項1乃至請求項3に記載の軸回転防止部材であって、前記ボルトとして、チョウボルトであることを特徴とすることとした。
かかる構成によれば、ボルトのネジ部材として規格品であるチョウボルトを用いることにより、繰り返し使用によるネジ山磨耗等のネジ破損に対しても、ユーザサイドにおいて安価で容易に、ネジ部材の交換が可能になる。
【0019】
請求項5に記載の首振回動固定構造は、先端固定部または回動連結部のいずれか一方の摺接面に穿設される貫通孔と、複数の係合孔と、アジャストピンと、遊動ピンと、前記遊動ピンを付勢する弾性部材とを備え、前記アジャストピンを押圧すると、前記先端固定部と前記回動連結部は互いに回動自在となり、前記遊動ピンが前記摺接面をまたぐと回動が固定されることを特徴とする油圧工具の首振回動固定構造であることを特徴とする。
【0020】
かかる構成により、遊動ピンが先端固定部および回動連結部との摺接面にそれぞれ穿設された貫通孔および係合孔にまたがって嵌入し、ジョイントアームの回動を拘持し、油圧工具の首振り回動を固定する。そして作業者が、アジャストピンを押しこむと、遊動ピンが係合孔側に押し込まれ、油圧工具は自由に首振り回動するようになる。
【0021】
この状態で、作業者は、ジョイントアームを所望の角度に可変し、そしてピンヘッドの押圧を解除すると、先程とは異なる位置に穿設された係合孔から遊動ピンが突出し、貫通孔に嵌入し、ジョイントアームの回動が固定される。これにより、作業者は、ピンヘッドを引くことでなく押すことで、首振り回動角度を可変することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6を参照して本発明における実施の形態について説明する。
図1は、一般的な、絶縁操作杆Aと油圧工具Bを例示する両者の取付態様を示す部分省略図である。絶縁操作杆Aは絶縁性を有する長尺な筒体であり、基端部には軟質樹脂製の握り1が被着されている。この握り1の先には油圧の制御を行うための操作スイッチ2を設けてあり、ケーブル3を介して図示しない油圧装置に接続してある。符号4は絶縁操作杆A内に挿通される油圧ホースであり、油圧工具Bと油圧装置の油圧回路に連通させてある。
【0023】
一方、絶縁操作杆Aの先端部分においては、カプラ継手12により油圧工具Bと締結したジョイントアーム(回動連結部)8が回動軸6ならびにアジャストピン7によって、ジョイントホルダ(先端固定部)5に対して回動自在かつ固定可能に連結されている。これにより、油圧工具Bは絶縁操作杆Aに対して回動軸6を中心として首振り回動角度の変化可能な構成をとることになる。また、ジョイントホルダ5、回動軸6、ならびにジョイントアーム8には、それぞれに連通する油路(省略)が形成され、上記油圧ホース4と油圧工具Bとを連通している。なお、符号13は耐電圧性を有するゴム製の保護カバーである。
【0024】
次に図2は、本発明にかかる油圧工具の軸回転防止部材20および首振回動部10を含む部分の正面図である。ここで、カプラ継手12aは、オス形状の絶縁操作杆A側の継手でありジョイントアームの雄ネジ8aとネジ螺合している。そして、カプラ継手12bは、メス形状の油圧工具B側の継手であり構造的に一体化した円筒形状の中継部15を上部に有し、中継部15の先端には雌ネジが切ってあり、油圧工具の雄ネジBaと螺合している。そしてこのカプラ継手12の継手部分において油圧工具Bは、絶縁操作杆Aに対して着脱可能で、さらに相対的に軸回りに回転する構造となっている。
【0025】
軸回転防止部材20は、その一端がジョイントアーム8の上部に取り付けられた支点ブラケット25に螺合した支点軸23によって絶縁操作杆Aの本体に対し回動自在に軸承されている。そして、他端には、油圧工具Bの軸回りの回転を拘持する断面コ字形の工具支持部22が取り付けられている。
【0026】
図4は、軸回転防止部材20の斜視図である。図示するように、この軸回転防止部材20はレバー21と、この先端に設けた工具支持部22とからなる。レバー21は図4に示すように、先端先細りの板状に形成され、基端部には支点軸23(図2参照)を挿通するための孔部21aが穿設されている。そして、レバー21の先端には、断面コ字形の工具支持部22が皿ネジ26によって取り付けられている。この工具支持部22の開口幅は、円筒形の中継部15(図2参照)の外径にはめあい公差分追加したものである。工具支持部22において皿ネジ26が挿入される受板部22aに対向する締板部22bには、雌ネジ穴22dが貫通しており、ボルトが螺入されるが、ここではチョウボルト28が螺入されている。そして、この軸回転防止部材20は、孔部21aを支点として支点軸23(図2参照)によってジョイントアーム8に回転自在に軸承されている。
【0027】
図6を参照しつつ、本発明にかかる首振回動固定構造(首振回動部10)の説明を行う。図6(a)は、本実施形態にかかる首振回動部10の平面図である。図6(b)は、本実施形態にかかる首振回動部10の正面断面図である。
【0028】
首振回動部10は、ジョイントホルダ(先端固定部)5とジョイントアーム(回動連結部)8が、相互に摺接面5bおよび同8bで摺接し、さらに軸通孔5cおよび同8cを貫通する回動軸6により、回動自在となるように軸着して構成されている。そして、アジャストピン7の作用により、この回動の角度が一定に固定され、絶縁操作杆Aの先端に取り付けられ油圧工具Bの首振り回動が一定角度に固定される。
【0029】
回動軸6には、油圧工具Bの操作媒体である油圧油を送液するための、図示しない送油管が、回動軸6の軸に沿って、回動軸6の側周面に開口した油入出孔6cおよび油入出孔6dを連通するように削孔されている。そして、油入出孔6cおよび同6dが開口している回動軸6の側周面の部分は、図示するように回動軸6の軸がくびれるように溝6aが刻設されている。
【0030】
そして、この溝6aを仕切る両脇の段差部は、軸通孔5cおよび同8cの内周面に摺接し、回動軸6回りに回動するジョイントホルダ5とジョイントアーム8とを軸支するとともに、溝6aに圧送される油圧油の漏洩を防止する機能を有する。そして、油圧ホース4から送圧された油圧油は、ジョイントホルダ5に削孔されている図示しない油路を経由して、油入出孔6cのある溝6aに油圧を伝達し、さらに、油入出孔6d、油路8dを経て、油圧工具Bに油圧を伝達する。
【0031】
また、軸通孔5cおよび同8cを貫通した回動軸6の突出した先端部分にはナット6bが螺合され、ジョイントホルダ5とジョイントアーム8は、互いの摺接面5b、8bを押圧しつつ回動自在に締結されている。
【0032】
アジャストピン7は、ピンヘッド7aとピン軸7bとから構成され、ピン軸7bの一端はピンヘッド7aに図示するように嵌入している。そして、ピン軸7bの軸径は、先端側が大径部となるように、ピンヘッド7a側の小径部との二段になるように旋削されている。そして、アジャストピン7は、ジョイントホルダ5の摺接面5bに開口部を有するように貫通した貫通孔14に対して、大径部が貫通孔14の内周面に摺接して、軸方向に挿通可能となるように挿入されている。さらに、この貫通孔14のピンヘッド7a側開口部には、ピン止座金7cが装着されている。
【0033】
このピン止座金7cは、ピン軸7bの小径部が自在に挿通できかつ大径部が挿通不可能な程度の口径を有し、アジャストピン7がジョイントアーム8から抜脱するのを防ぐ作用を有している。さらに、ピン止座金7cの肉厚は、このピン止座金7cの自由端面とピンヘッド7aの軸側端面とが接触した状態で、アジャストピン7の先端がジョイントアーム8の摺接面8bから突出しないよう調整されている。
【0034】
一方、ジョイントホルダ5の摺接面5bには、複数の係合孔11(11a、11b…)(図6a参照)が存在する。これら複数の係合孔11は、ジョイントアーム8をジョイントホルダ5に対して相対的に回動させた際、貫通孔14と同径でかつ同軸となるように穿設されている。従って、係合孔11の位置ならびに数は、図6a中、八等分間隔で表記されているが、この態様に限定されるものでなく、前記したように貫通孔14と同軸となる位置において任意に穿設可能である。
【0035】
さらに、係合孔11(図6b参照)の底部には、孔軸方向に弾性的に伸縮する弦巻バネ16が一端を接して配置され、弦巻バネ16の自由端側には、遊動ピン9が載置されている。この遊動ピン9は、貫通孔14と係合孔11の孔内部を孔軸方向に自在に遊動可能な断面形状を有し、摺接面5b側の上端面は、球状加工が施された球状先端9aとなっている。このような、弦巻バネ16および遊動ピン9を有する複数の係合孔11(11a、11b…)(図6a参照)がジョイントホルダ5の摺接面5bに存在している。
【0036】
また、球状先端9aは、ジョイントアーム8とジョイントホルダ5との軸回り方向の相対位置関係において、貫通孔14と係合孔11との孔軸が一致していない場合は、弦巻バネ16の作用により、弾性的にジョイントアーム8の摺接面8bを押圧している。そして、貫通孔14と係合孔11との孔軸が一致した場合は、遊動ピン9は貫通孔14に嵌入し、球状先端9aはピン軸7bの先端を弾性的に押圧し、ピンヘッド7a方向に押し上げる。
【0037】
そして、弦巻バネ16が取付長になったところで、アジャストピン7は静止し、遊動ピン9は、胴体の略半分づつが貫通孔14と係合孔11とにそれぞれ嵌入した状態となる。これにより、ジョイントアーム8とジョイントホルダ5との回動軸6を中心とする首振り回動が拘束される。
【0038】
次に、本実施形態にかかる軸回転防止部材の動作について、図面を参照しつつ説明する。まず最初に、図2を用いてカプラ継手12部分の脱着ならびに、軸回りの回転防止機能について説明する。このカプラ継手12は、絶縁操作杆Aと油圧工具Bとを接続する継手であり、絶縁操作杆側のカプラ継手12aと油圧工具側のカプラ継手12bとからなり、特別な工具を必要としないで接続、切離しを可能とする。そして、通常の作業で油圧工具Bを交換する場合は、カプラ継手12bまでの部分を一体化して交換する構成をとる。
【0039】
また、このカプラ継手12a、12bは、継目の部分において、その軸回りに相互に摺動回転するため、作業中は油圧工具Bの回転を固定する手段が必要となる。この回転の防止機能を果たすのが、軸回転防止部材20であり、自由先端側に設置された断面コ字形の工具支持部22は、円筒形状の中継部15に外嵌し、チョウボルト28により中継部15を固定することで所望の機能を得る。
【0040】
図5は、図2のV−V線断面図である。ここで受板部22a(図4適宜参照)、締板部22b、および底板部22cの軸回転防止部材20を構成する各側面が、中継部15の外径に内接している。ここで、締板部22bに螺入されたチョウボルト28を締め込むと、先端が締板部22bより突出し中継部15の表面を押圧し、受板部22aおよび底板部22cは、中継部15から圧力を受けることとなる。本実施形態では、チョウボルト28は、図5における中継部15の右側の半円部、すなわち工具支持部22の開口部側に面した側の中継部15の周面に当接している。ここで、当接点Pは、当接点Pより中継部15の中心を結んだ直線と、中継部15の中心より受板部22aに下ろした垂線の延長線とのなす角度θが10°から45°となるように設定するのが望ましい。
【0041】
これにより、チョウボルト28の当接点Pにおける中継部15からの反力が、チョウボルト28の軸を伝って、締板部22bに作用し、工具支持部22を外側に押し広げ変形させる。さらに、この変形の復元力は、当接点Pから中継部15の中心方向への押圧力となり、中継部15は、締板部22b、および底板部22cの内接面に強く押し付けられ、油圧工具Bの軸回りの回転に制動力が付与され、同時に軸回転防止部材20の外れが防止される。一方、チョウボルト28の締め込み位置は、工具支持部22と中継部15とがなす相対的回転角度に依存しない為、油圧工具Bは絶縁操作杆Aに対して任意の軸回り回転角度で固定することを可能とする。以上述べたように、軸回転防止部材20は、油圧工具Bの回転を抑止し、そして任意の角度で固定する作用を担う。
【0042】
次に、図3は本発明にかかる油圧工具の軸回転防止部材20および首振回動固定構造(首振回動部10)を含む部分の平面図である。図において示す仮想線は、チョウボルト28を緩めて、レバー21を支点軸23を中心に回動させ、工具支持部22を中継部15の拘持部分から離脱させ、軸回転防止部材20を90度起こした状態に位置させたものである。油圧工具Bを交換する場合には、このように矢印で示す方向にレバー21を回動させ、そして、カプラ継手12a、12bを外すことで絶縁操作杆Aから油圧工具Bを離脱することにより行う。次に、他の油圧工具をカプラ継手12bに接続し、軸回転防止部材20を元の位置に戻し、工具支持部22を再び中継部15に外嵌させ、交換した油圧工具の軸回り回転角度を調整し、チョウボルト28を締め付ける。これで、新たに付け替えた油圧工具Bの回転方向は拘持され、作業に供されることとなる。
【0043】
次に図2および図6を用いて、首振回動部10における、ジョイントアーム8から油圧工具Bにかけて一体化した部分の首振り回動動作について説明する。油圧工具Bは、ジョイントアーム8とジョイントホルダ5とを軸通する回動軸6を枢軸として、首振り回動自在となっている。そして、後述するように、ジョイントアーム8側に設けられたアジャストピン7等のストッパー作用により、この回動が固定され絶縁操作杆Aと油圧工具Bとは一定角度を保持した状態で固定される。
【0044】
いま、絶縁操作杆Aと油圧工具Bとの回動が固定されている状態であるとして、アジャストピン7のピンヘッド7aを軸方向に押圧すると、ピン軸7cの先端は遊動ピン9の球状先端9aに接触し、弦巻バネ16の抗力に対抗して遊動ピン9を押動する。そして、ピンヘッド7aの底面とピン止座金7cの上部端面とが接触した位置でアジャストピン7が係止する。このとき、ピン軸7c先端と球状先端9aとの接触点は、摺接面8bの延長面上に位置することとなり、遊動ピン9による回動抑止作用が解除され、油圧工具Bは絶縁操作杆Aに対して自由に首振り回動可能な状態となる。
【0045】
ところで、この接触点は、厳密に摺接面8bの延長面上に位置していなくとも、球状先端9aの球状面の一部が、この延長面上に位置していればよい。すなわち、ジョイントアーム8が軸回り回動する際に、貫通孔14の摺接面8b側の開口周縁部に球状先端9aの球状面が接触し、遊動ピン9をジョイントホルダ5側に押し下げる作用を奏するからである。
【0046】
そして、ピンヘッド7aの押圧を継続しつつ、油圧工具Bの新たな角度付けを行い、ピンヘッド7aの押圧を解除し、さらに必要に応じて油圧工具Bを微動させると、貫通孔14の近傍に存在する他の係合孔11に付設した遊動ピン9が貫通孔14に嵌入し、油圧工具Bの首振り回動を固定する。
【0047】
このように、作業者は、首振回動角の角度付けに際し、保護カバー13により外被されたアジャストピン7の頭部を保護カバー13の上から押圧することにより、首振回動の固定を解除することができる。また、軸回転防止部材20はジョイントアーム8に取り付けられているので、工具支持部22が中継部15を拘持したままの状態で、首振り回動角度の調節が可能である。
【0048】
以上により、先端に取り付けられた油圧工具Bは、絶縁操作杆Aに対して任意の軸回り回転角度で固定され、さらに回動軸6を中心とする首振回動角度を容易に変更しうる構成をとることとなる。この絶縁操作杆Aによれば、実際の作業において、電線の架設方向等作業環境に応じて、油圧工具Bの首振り回動角度と軸回り回転角度とを適宜変更することができる。これにより、作業者は最小限の手元の動きで作業対象である電線に対して所望の角度で油圧工具Bの先端をあてがうことを可能とし、作業性が向上することになる。さらに、油圧工具Bは、軸回り回転を拘持するための特別な加工が不要であるため、市販の油圧工具(他社製品も含む)をそのまま使用でき、ユーザにとって油圧工具選択の自由度が広がることとなる。
【0049】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したので、次のような特有の効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、絶縁操作杆と、この先端に固定された油圧工具とがなす相対角度の取り得る範囲が拡張され、絶縁操作杆の使用時に力がかかっても油圧工具自体の動きは固定したものとなり、作業能率が向上する。
請求項2の記載の発明によれば、市販の油圧工具を追加工することなく、そのまま使用することが可能となる。
【0050】
請求項3に記載の発明によれば、特別な工具を使用することなく、簡単に油圧工具の軸回りの回転を固定し、任意の角度に固定することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、チョウボルトが破損した場合においても、規格品であるためユーザサイドで交換容易である。
請求項5に記載の発明によれば、作業者は、アジャストピンを押すだけで、油圧工具の首振り回動の固定を解除できるので、首振回動固定構造が保護カバーで覆われた状態であっても、または作業手袋を装着した状態であっても作業容易性を損なわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る絶縁操作杆と油圧工具の取付態様を示す部分省略図である。
【図2】本発明にかかる油圧工具の軸回転防止部材および首振回動固定構造を含む部分の正面図である。
【図3】本発明にかかる油圧工具の軸回転防止部材および首振回動固定構造を含む部分の平面図である。
【図4】本発明にかかる軸回転防止部材の斜視図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】(a)本発明にかかる首振回動固定構造(首振回動部)の平面図である。
(b)本発明にかかる首振回動固定構造(首振回動部)の正面断面図である。
【図7】従来の絶縁操作杆と油圧工具の取付態様を示す部分省略図である。
【図8】(a)従来の首振回動固定構造(首振回動部)の平面図である。
(b)従来の首振回動固定構造(首振回動部)の正面部分断面図である。
【符号の説明】
A:絶縁操作杆
B:油圧工具
B1:(油圧工具細径部の)平坦面
5:ジョイントホルダ(先端固定部)
5b:摺接面
5c:軸通孔
6:回動軸
6a:溝
6c、6d:油入出孔
7、7´:アジャストピン
8:ジョイントアーム(回動連結部)
8a:雄ネジ
8b:摺接面
8c:軸通孔
8d:油路
9:遊動ピン
10、10´:首振回動部(首振回動固定構造)
11、11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g、11´:係合孔
12:カプラ継手
13:保護カバー
14:貫通孔
15:中継部
16:弦巻バネ(弾性部材)
20:軸回転防止部材
21:レバー
22:工具支持部
22a:受板部
22b:締板部
22c:底板部
22d:雌ネジ穴
23:支点軸
25:支点ブラケット
Claims (5)
- 油圧工具がその軸回りに回転可能な継手を介して着脱自在かつ首振り回動自在に先端に接続される絶縁操作杆における、油圧工具の軸回転防止部材であって、
前記絶縁操作杆の本体に対し回動自在な回動レバーと、この回動レバーに設けられ、着脱される前記油圧工具側のいずれかの部分に外嵌可能な断面コ字形の工具支持部と、ボルトとを有し、
前記工具支持部は、コ字形の開口を形成する対面する板材の少なくとも一方において貫通した雌ネジを有するとともに、この雌ネジに前記ボルトが螺入されることで、前記ボルトが前記油圧工具に当接し、前記油圧工具の軸回りの回転を任意の角度に拘束可能に構成されていることを特徴とする絶縁操作杆における油圧工具の軸回転防止部材。 - 前記工具支持部が外嵌する部位は、前記油圧工具が締結されている前記継手の一部分であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁操作杆における油圧工具の軸回転防止部材。
- 前記ボルトは、頭部に手動用ノブを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の絶縁操作杆における油圧工具の軸回転防止部材。
- 前記ボルトは、チョウボルトであることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の絶縁操作杆における油圧工具の軸回転防止部材。
- 油圧工具がその軸回りに回転可能な継手を介して着脱自在かつ首振り回動自在に先端に接続される絶縁操作杆における、油圧工具の首振回動固定構造であって、
前記絶縁操作杆の先端固定部、または前記先端固定部に回動自在に連結される回動連結部のいずれか一方の摺接面に穿設される貫通孔と、
前記貫通孔に対向する他方の摺接面に穿設された複数の係合孔と、
前記貫通孔に嵌入されるアジャストピンと、
前記係合孔に嵌入される遊動ピンと、
前記遊動ピンを前記貫通孔に向けて付勢する弾性部材とを備え、
前記アジャストピンを押圧すると、前記遊動ピンと前記アジャストピンとの接触面が前記摺接面に一致して、前記先端固定部と前記回動連結部は互いに回動自在となり、
前記遊動ピンが前記摺接面をまたぐと前記先端固定部と前記回動連結部との回動が固定されることを特徴とする油圧工具の首振回動固定構造。
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