JP2004187067A - 通信装置、着信履歴表示方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
通信装置、着信履歴表示方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ユーザが一目で発信者を区別することを可能とし、例えば受信した電話の重要性などを容易に確認することを可能とすると共に、ユーザの混乱を招くことを防止すること等を可能とする。
【解決手段】通信装置100の制御部104は、着信時に検出した発信者情報中の発信者電話番号と一致する相手先電話番号を電話帳データ201から検索し、一致する相手先電話番号が発見された場合は、相手先電話番号に関連付けて登録されている相手先名称を着信履歴データ202に記憶し、一致する相手先IDが発見されない場合は、発信者情報中の発信者名称を着信履歴データ202に記憶し、着信履歴を表示部106に表示する際に、着信履歴データ202に記憶されている名称が電話帳データ201に登録された相手先名称か、受信した発信者名称かを識別し、識別結果に応じて表示を切り替える。
【選択図】 図1
【解決手段】通信装置100の制御部104は、着信時に検出した発信者情報中の発信者電話番号と一致する相手先電話番号を電話帳データ201から検索し、一致する相手先電話番号が発見された場合は、相手先電話番号に関連付けて登録されている相手先名称を着信履歴データ202に記憶し、一致する相手先IDが発見されない場合は、発信者情報中の発信者名称を着信履歴データ202に記憶し、着信履歴を表示部106に表示する際に、着信履歴データ202に記憶されている名称が電話帳データ201に登録された相手先名称か、受信した発信者名称かを識別し、識別結果に応じて表示を切り替える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交換機から発信者電話番号及び発信者名称が送られるいわゆるネームナンバーディスプレイ(以後ネームディスプレイと略称)サービスに対応した通信装置に関し、特に相手先名称などの着信履歴表示を行う場合に好適な通信装置、着信履歴表示方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネームディスプレイサービスは、ユーザが通信端末に相手先名称を登録しなくても、受信した発信者電話番号及び発信者名称が通信端末に表示されるサービスであり、発信者側においては自己の名称を通知することで受信者側に応答してもらいやすくなり、受信者側では相手先が分かるため安心して応答することができ、両者の利便性を向上させるサービスである。
【0003】
また、上記ネームディスプレイサービスに対応した通信装置において受信した発信者電話番号及び発信者名称を着信履歴情報として記憶し、ユーザの操作によって着信履歴情報を表示し記録することができる技術がある。
【0004】
また、従来からナンバーディスプレイサービスと呼ばれる発信者電話番号を通知するサービスがある。例えば、ユーザが通信端末の電話帳に発信者電話番号とそれに関連付けした発信者名称を記憶しておき、着信時にナンバーディスプレイサービスで通知された発信者電話番号と電話帳に記憶された発信者電話番号とを比較し、両者が一致した場合に発信者名称を着信履歴情報として記憶する通信端末が普及している。
【0005】
また、上記ネームディスプレイサービスと上記ナンバーディスプレイサービスの両者を利用すると共に、ユーザが設定した通信端末の電話帳の機能を有効利用するために、発信者側から通知された発信者電話番号が電話帳に登録されている場合には、着信履歴情報として登録されている発信者名称を記憶し、発信者電話番号が電話帳に登録されていなかった場合には、ネームディスプレイサービスで通知された発信者名称を記憶する手法が考えられる。
【0006】
上記の発信者情報通知サービスに関する従来例としては、受信した発信者情報中の発信者電話番号と一致する電話番号を電話帳から検索し、該当した場合は電話帳の相手先名称を表示し、該当しない場合は受信した発信者名称を表示する等の処理を行う通信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
また、他の従来例としては、着信時に発信者情報を受信すると、登録情報から受信した発信者情報中の相手先IDと一致する相手先を検索し、一致する相手先が見つかった場合は、その相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を表示すると共に、登録されている相手先名称を表示中である旨を報知し、一致する相手先が見つからなかった場合は、受信した発信者情報中の相手先名称を表示する等の処理を行う通信装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特願2002−040020号
【特許文献2】
特願2002−083580号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、通信端末における着信履歴表示で着信履歴を確認するときに、その表示された相手先名称が、通信端末の電話帳に登録された相手先名称であるかネームディスプレイサービスで受信した相手先名称であるかの区別がつかないために、ユーザの混乱を招くことがある。
【0010】
例えば、電話帳に登録されている相手先名称と同じかそれに近い相手先名称をネームナンバーディスプレイサービスで受信した場合、具体的には、電話帳に登録されている相手先名称が「吉田かずみ」、ネームナンバーディスプレイサービスで受信した相手先名称が「吉田かずこ」である場合、受信者が着信履歴表示を一見して「吉田かずみ」さんからの電話と勘違いし、用もないのに「吉田かずみ」さんへ電話をかけてしまうなどの混乱をきたしてしまう。
【0011】
通信端末における着信履歴表示が相手先名称のみである場合に、特に上記のような混乱は大きくなるが、相手先名称と相手先電話番号の両方を表示する場合には、混乱を少なくできるが、相手先(発信者)を特定するには相手先名称の他に相手先電話番号まで見て確認する必要があり、視認性がよくない。
【0012】
更に、着信履歴情報における相手先名称と相手先電話番号を分けて表示する通信端末の場合には、ユーザによって相手先電話番号まで表示させる操作が必要になり、操作も煩雑である。
【0013】
更に、常に着信履歴として受信した相手先名称を表示する場合には、通信端末の電話帳に登録されている電話番号と同じ電話番号を持つ相手先からの着信があった際に、受信した相手先名称と電話帳に登録されている相手先名称とが異なると、よりユーザの混乱を招くことになる。
【0014】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、ユーザが一目で発信者を区別することを可能とし、例えば受信した電話の重要性などを容易に確認することを可能とすると共に、ユーザの混乱を招くことを防止すること等を可能とした通信装置、着信履歴表示方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置において、前記発信者情報を検出する発信者情報検出手段と、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段と、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段と、着信時に検出した前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを前記相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記着信履歴記憶手段に記憶し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を前記着信履歴記憶手段に記憶する記憶制御手段と、前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている名称が前記相手先登録手段に登録された前記相手先名称か、受信した前記発信者名称かを識別し、前記識別結果に応じて表示を切り替える表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置において、前記発信者情報を検出する発信者情報検出手段と、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段と、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段と、着信時に検出した前記発信者情報を前記着信履歴記憶手段に記憶する記憶制御手段と、前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを前記相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の概要を説明する。本発明は、通信装置において着信履歴における相手先名称を表示する際に、ネームディスプレイサービスで受信した相手先名称と通信装置の電話帳記載の相手先名称とを区別して表示するものである。即ち、受信した発信者情報中の発信者電話番号と一致する電話番号を電話帳から検索し、該当するものがある場合は電話帳記載の相手先名称とその旨を記憶し、該当するものがない場合は発信者情報中の発信者名称とその旨を記憶し、着信履歴を表示する時に、上記記憶内容に応じて表示内容を変更する。また、着信履歴の記憶は受信した相手先名称と電話番号で行い、着信履歴を表示する時に、着信履歴で記憶した電話番号から該当する名称が電話帳に登録されているかどうかを検索し、該当する名称がある場合は着信履歴として電話帳記載の名称を表示する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
[第1の実施の形態]
先ず、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態に係る通信装置100の構成を示すブロック図である。通信装置100は、ネームナンバーディスプレイサービスに対応した例えばファクシミリ装置として構成されており、NCU(Network Control Unit)101、RAM102、ROM103、制御部104、操作部105、表示部106、スピーカ107を備えている。図中108は通信回線である。
【0019】
上記構成を詳述すると、通信装置100は、通信回線108を介して相手先通信端末との間で通信を行う。また、通信装置100及び相手先通信端末は、通信回線108及び交換機を介して互いの発信者電話番号及び発信者名称を通知し合う。NCU101は、通信回線108を介して相手先通信端末に接続するためのネットワーク制御装置であり、該NCU101を介して通信装置100は通信回線108に接続される。NCU101は、通信回線108側と通信装置100の内部との間の電気的絶縁、制御部104の指示による通信回線108の捕捉、通信回線108の解放、ダイヤルパルスやトーンの送出、通信回線108の監視等の公知の機能を有するものとする。
【0020】
RAM102は、書き込み及び読み出し可能なメモリであり、電話帳データ、着信履歴データ、制御データ等を記憶する。電話帳データ及び着信履歴データについては図2で詳述する。ROM103は、読み出し専用メモリであり、制御部104で実行される制御プログラム、通信装置100における各種設定に関する初期値を格納している。制御部104は、マイクロプロセッサなどから構成されており、ROM104に格納された制御プログラムに従って図1に示す各機能ブロックを制御すると共に、上記制御プログラムに基づき図4及び図5のフローチャート(第1の実施の形態)、図6及び図7のフローチャート(第2の実施の形態)に示す処理を実行する。
【0021】
操作部105は、キーボードやポインティングデバイス等から構成されており、後述の表示部106と共にユーザインタフェースを構成するものであり、発呼/着呼/登録等に関するユーザの操作を受け付け、制御部104にユーザの操作を通知する。表示部106は、発呼時の相手先電話番号、着呼時の相手先電話番号、通信装置100の状態等、ユーザに伝達すべき情報を表示する。スピーカ107は、通信回線108上の音声信号のモニタ、ユーザの呼び出し、操作音やエラー音の鳴動等に用いられる。通信装置100においては、これらの音声をスピーカ107から出力するために、不図示の音声合成回路や増幅器などが装備されているものとする。
【0022】
図2(A)及び図2(B)は通信装置100のRAM102に記憶されている電話帳データ201及び着信履歴データ202の構成例を示す図である。図2(A)の電話帳データ201には、相手先電話番号(相手先ID)と相手先名称とが関連付けて登録される。図2(B)の着信履歴データ202には、通信装置100で受信した発信者情報の着信履歴、即ち、相手先電話番号(発信者ID)と相手先名称(発信者名称)と電話帳登録フラグとが関連付けて記憶される。ここで、電話帳登録フラグとは、当該相手先名称が、受信した相手先名称(“0”=オフ)であるか電話帳記載の相手先名称(“1”=オン)であるかを区別するためのフラグである。
【0023】
図3(A)及び図3(B)は本発明の着信履歴表示304の表示例及び従来技術の着信履歴表示303の表示例を示す図である。図3(B)の従来技術の着信履歴表示303は、電話番号と名前(相手先名称)を関連付けて表示しただけのものである。これに対し、図3(A)の本発明の着信履歴表示304は、電話番号と名前(相手先名称)を関連付けて表示すると共に、着信履歴データ202に記憶されている相手先名称が電話帳記載の相手先名称の場合に例えば名前(相手先名称)の先頭に電話帳マーク(TEL.)を付加して表示するものである。
【0024】
次に、第1の実施の形態の通信装置100における動作を図1乃至図5を参照しながら詳細に説明する。
【0025】
図4は通信装置100における着信時の着信履歴記憶動作を示すフローチャートである。通信装置100がどのように動作するかを図4のフローチャートに沿って説明していく。本フローチャートに示す処理は制御部104がROM103に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0026】
ステップS401では、制御部104はNCU101により通信回線108を介して交換機からの発信者情報を受信し、ステップS402へ進む。ステップS402では、制御部104は上記ステップS401で受信した発信者情報に含まれる発信者電話番号と一致する相手先電話番号が、RAM102の電話帳データ201に記憶されているかどうかを検索する。発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていると判断した場合はステップS403へ進み、発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていないと判断した場合はステップS404へ進む。
【0027】
発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていないと判断した場合は、ステップS404で、制御部104は上記ステップS401で受信した発信者情報中の発信者電話番号と、発信者名称と、受信した名称であることを着信履歴として記憶する。具体的には、図2の構成で上記データ(発信者電話番号、発信者名称、受信した名称であること)をRAM102の着信履歴データ202に記憶する。図2の電話帳登録フラグとは、上述したように、当該相手先名称が、受信した相手先名称か電話帳記載の相手先名称かを区別するためのフラグである。ステップS403では、制御部104は相手先名称が受信した相手先名称であるため(発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていないため)、電話帳登録フラグに“0”(オフ)を記憶する。
【0028】
発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていると判断した場合は、ステップS403で、制御部104は電話帳データ201に発見した相手先電話番号と、相手先名称と、その相手先名称が電話帳記載の相手先名称であることを着信履歴として記憶する。具体的には、図2の構成で上記データ(相手先電話番号、相手先名称、その相手先名称が電話帳記載の相手先名称であること)をRAM102の着信履歴データ202に記憶する。ステップS404では、制御部104は相手先名称が電話帳記載の相手先名称であるため(発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されているため)、電話帳登録フラグに“1”(オン)を記憶する。
【0029】
上記ステップS403または上記ステップS404の処理が終了するとステップS405へ進む。ステップS405では、制御部104はNCU101により、通信回線108から到来する呼び出し信号に合わせて呼び出しを行い、該呼び出しに通信装置100のユーザが応答すると通話処理を実行する。
【0030】
図5は通信装置100における着信履歴表示動作を示すフローチャートである。通信装置100がどのように動作するかを図5のフローチャートに沿って説明していく。本フローチャートに示す処理は制御部104がROM103に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0031】
ステップS501では、制御部104は操作部105からの信号の有無に基づき着信履歴表示指示があったか否かを判断する。着信履歴表示指示があったと判断した場合はステップS502へ進む。ステップS502では、制御部104はRAM102から着信履歴データ202を読み出し、着信履歴データ202から1番目の相手先電話番号を取り出す。次に、ステップS503では、制御部104は着信履歴データ202から取り出した1番目の相手先電話番号に対応する相手先名称が、受信した相手先名称かどうかを電話帳登録フラグを用いてチェックする。
【0032】
上記電話帳登録フラグを用いたチェックに基づき、着信履歴データ202に記憶されている相手先名称が電話帳記載の名称であると判断した場合にはステップS504へ進む。ステップS504では、制御部104は着信履歴データ202における例えば相手先名称の先頭に電話帳マークを挿入する。上記電話帳登録フラグを用いたチェックに基づき、着信履歴データ202に記憶されている相手先名称が受信した相手先名称であると判断した場合にはステップS505へ進む。ステップS505では、制御部104は操作部105から選択された相手先名称を表示部106に表示する。尚、場合によっては相手先名称だけではなく相手先電話番号も表示部106に表示しても構わない。
【0033】
上記ステップS504または上記ステップS505の処理が終了するとステップS506へ進む。ステップS506では、制御部104は着信履歴データ202に次の着信履歴情報があるかどうかを判断する。着信履歴データ202に次の着信履歴情報がないと判断した場合は本処理を終了する。着信履歴データ202に次の着信履歴情報があると判断した場合はステップS507へ進む。ステップS507では、制御部104は着信履歴データ202から次の着信履歴情報である相手先電話番号を取り出し、上記ステップS503からステップS507までの処理を繰り返し、表示部106に順番に表示を追加していく。
【0034】
上述した処理により表示部106に表示した例が、図3(A)の着信履歴表示304である。図3(A)では、表示部106に相手先名称(名前)だけではなく相手先電話番号も表示している。図3(A)から分かるように、電話帳記載の相手先名称であれば相手先名称(名前)の前に電話帳マークが表示されるため、一目で電話帳記載の相手先名称であるか受信した相手先名称であるかを判別することが可能であり、ユーザの混乱を防ぐことができる。
【0035】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、着信履歴データ202の記憶内容を表示する際に、着信履歴データ202に記憶されている名称が電話帳データ201に登録された相手先名称か、受信した発信者名称かを識別し、識別結果に応じて表示を切り替えるため、即ち、着信履歴情報として表示する相手先名称が、電話帳記載の相手先名称であるかネームディスプレイサービスで受信した相手先名称であるかを判別可能に表示するため、ユーザは一目で発信者を区別することができ、例えば受信した電話の重要性などを容易に確認することができると共に、従来のようなユーザの混乱を招くことを防止することができるという効果を奏する。
【0036】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態では、通信装置100のRAM102の着信履歴データ202に記憶する着信履歴情報としては常に受信した相手先名称を記憶し、着信履歴データ202の着信履歴情報を表示する時に電話帳データに記憶されている相手先電話番号と照合し、両者が一致する場合に第1の実施の形態と同様に相手先名称を判別して表示するようにしたものであり、結果として第1の実施の形態と同様の効果を得るものである。尚、第2の実施の形態の通信装置100の構成(図1)、電話帳データ及び着信履歴データの構成(図2)は、第1の実施の形態と同様であり説明を省略する。
【0037】
次に、第2の実施の形態の通信装置100における動作を図1、図2、図6、図7を参照しながら詳細に説明する。
【0038】
図6は通信装置100における着信時の着信履歴記憶動作を示すフローチャートである。通信装置100がどのように動作するかを図6のフローチャートに沿って説明していく。本フローチャートに示す処理は制御部104がROM103に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0039】
ステップS601では、制御部104はNCU101により通信回線108を介して交換機からの発信者情報を受信し、ステップS602へ進む。ステップS602では、制御部104は上記ステップS601で受信した発信者情報に含まれる発信者電話番号と発信者名称をRAM102の着信履歴データ202に記憶する。この場合は電話帳データ201の検索を行わないので、図2に示した電話帳登録フラグは用いない。次に、ステップS603では、制御部104はNCU101により、通信回線108から到来する呼び出し信号に合わせて呼び出しを行い、該呼び出しに通信装置100のユーザが応答すると通話処理を実行する。
【0040】
図7は通信装置100における着信履歴表示動作を示すフローチャートである。通信装置100がどのように動作するかを図7のフローチャートに沿って説明していく。本フローチャートに示す処理は制御部104がROM103に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0041】
ステップS701では、制御部104は操作部105からの信号の有無に基づき着信履歴表示指示があったか否かを判断する。着信履歴表示指示があったと判断した場合はステップS702へ進む。ステップS702では、制御部104はRAM102から着信履歴データ202を読み出し、着信履歴データ202から1番目の相手先電話番号を取り出す。次に、ステップS703では、制御部104は着信履歴データ202から取り出した1番目の相手先電話番号と、電話帳データ201に記憶されている相手先電話番号とを照合する。
【0042】
着信履歴データ202から取り出した相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていると判断した場合は、ステップS704で、制御部104は上記取り出した相手先電話番号に対応する相手先名称(名前)の前に電話帳マークを挿入し、電話帳データ201に記憶されている相手先名称を表示部106に表示する。着信履歴データ202から取り出した相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていないと判断した場合は、ステップS705で、制御部104は着信履歴データ202に記憶されている相手先名称(受信した相手先名称)をそのまま表示部106に表示する。
【0043】
上記ステップS704または上記ステップS705の処理が終了するとステップS706へ進む。ステップS706では、制御部104は着信履歴データ202に次の着信履歴情報があるかどうかを判断する。着信履歴データ202に次の着信履歴情報がないと判断した場合は本処理を終了する。着信履歴データ202に次の着信履歴情報があると判断した場合はステップS707へ進む。ステップS707では、制御部104は着信履歴データ202から次の着信履歴情報である相手先電話番号を取り出し、上記ステップS703からステップS707までの処理を繰り返し、表示部106に順番に表示を追加していく。
【0044】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、着信履歴データ202の記憶内容を表示する際に、着信履歴データ202に記憶されている発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを電話帳データ201から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示するため、第1の実施の形態と同様に、ユーザは一目で発信者を区別することができ、従来のようなユーザの混乱を招くことを防止することができるという効果を奏すると共に、着信履歴情報を表示する時に電話帳検索を行うため、着信履歴情報として余分な情報を通信装置に持たなくて済み、その結果、通信装置における記憶容量を削減することができるという効果を奏する。
【0045】
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、着信履歴で表示される名称が電話帳記載の名称の場合に名称の先頭に電話帳マークを付加した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、電話帳マークを付加する位置は名称の末尾など任意であり、また、電話帳マークを付加する替わりに他の記号を付加する方法、電話帳マークや他の記号を付加する替わりに当該名称を点滅表示する方法など、各種表示方法を想定することが可能である。
【0046】
上記実施の形態では、通信装置をファクシミリ装置とした場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、卓上電話機、携帯電話機、自動車電話機など、他の通信端末に適用することも可能である。
【0047】
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0048】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0049】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0050】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0051】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、着信履歴記憶手段に記憶されている名称が相手先登録手段に登録された相手先名称か、受信した発信者名称かを識別し、識別結果に応じて表示を切り替えるため、即ち、着信履歴記憶手段に記憶されている名称が相手先登録手段に登録された相手先名称である場合は、相手先名称に所定の記号を付加して表示するため、ユーザは一目で発信者を区別することができ、例えば受信した電話の重要性などを容易に確認することができると共に、従来のようなユーザの混乱を招くことを防止することができるという効果を奏する。
【0053】
また、本発明によれば、着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、着信履歴記憶手段に記憶されている発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示するため、上記同様に、ユーザは一目で発信者を区別することができ、従来のようなユーザの混乱を招くことを防止することができるという効果を奏すると共に、着信履歴を表示する時に相手先登録手段の検索を行うため、着信履歴情報として余分な情報を通信装置に持たなくて済み、その結果、通信装置における記憶容量を削減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】(A)は通信装置のRAMに記憶されている電話帳データに登録されている内容を示す図、(B)は着信履歴データに登録されている内容を示す図である。
【図3】(A)は本発明の着信履歴を表示する時の表示例を示す図、(B)は従来技術の着信履歴を表示する時の表示例を示す図である。
【図4】着信履歴記憶動作を示すフローチャートである。
【図5】着信履歴表示動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る着信履歴記憶動作を示すフローチャートである。
【図7】着信履歴表示動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 通信装置
101 NCU(発信者情報検出手段)
102 RAM
103 ROM
104 制御部(記憶制御手段、表示制御手段)
105 操作部
106 表示部
107 スピーカ
108 通信回線
201 電話帳データ(相手先登録手段)
202 着信履歴データ(着信履歴記憶手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、交換機から発信者電話番号及び発信者名称が送られるいわゆるネームナンバーディスプレイ(以後ネームディスプレイと略称)サービスに対応した通信装置に関し、特に相手先名称などの着信履歴表示を行う場合に好適な通信装置、着信履歴表示方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネームディスプレイサービスは、ユーザが通信端末に相手先名称を登録しなくても、受信した発信者電話番号及び発信者名称が通信端末に表示されるサービスであり、発信者側においては自己の名称を通知することで受信者側に応答してもらいやすくなり、受信者側では相手先が分かるため安心して応答することができ、両者の利便性を向上させるサービスである。
【0003】
また、上記ネームディスプレイサービスに対応した通信装置において受信した発信者電話番号及び発信者名称を着信履歴情報として記憶し、ユーザの操作によって着信履歴情報を表示し記録することができる技術がある。
【0004】
また、従来からナンバーディスプレイサービスと呼ばれる発信者電話番号を通知するサービスがある。例えば、ユーザが通信端末の電話帳に発信者電話番号とそれに関連付けした発信者名称を記憶しておき、着信時にナンバーディスプレイサービスで通知された発信者電話番号と電話帳に記憶された発信者電話番号とを比較し、両者が一致した場合に発信者名称を着信履歴情報として記憶する通信端末が普及している。
【0005】
また、上記ネームディスプレイサービスと上記ナンバーディスプレイサービスの両者を利用すると共に、ユーザが設定した通信端末の電話帳の機能を有効利用するために、発信者側から通知された発信者電話番号が電話帳に登録されている場合には、着信履歴情報として登録されている発信者名称を記憶し、発信者電話番号が電話帳に登録されていなかった場合には、ネームディスプレイサービスで通知された発信者名称を記憶する手法が考えられる。
【0006】
上記の発信者情報通知サービスに関する従来例としては、受信した発信者情報中の発信者電話番号と一致する電話番号を電話帳から検索し、該当した場合は電話帳の相手先名称を表示し、該当しない場合は受信した発信者名称を表示する等の処理を行う通信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
また、他の従来例としては、着信時に発信者情報を受信すると、登録情報から受信した発信者情報中の相手先IDと一致する相手先を検索し、一致する相手先が見つかった場合は、その相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を表示すると共に、登録されている相手先名称を表示中である旨を報知し、一致する相手先が見つからなかった場合は、受信した発信者情報中の相手先名称を表示する等の処理を行う通信装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特願2002−040020号
【特許文献2】
特願2002−083580号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、通信端末における着信履歴表示で着信履歴を確認するときに、その表示された相手先名称が、通信端末の電話帳に登録された相手先名称であるかネームディスプレイサービスで受信した相手先名称であるかの区別がつかないために、ユーザの混乱を招くことがある。
【0010】
例えば、電話帳に登録されている相手先名称と同じかそれに近い相手先名称をネームナンバーディスプレイサービスで受信した場合、具体的には、電話帳に登録されている相手先名称が「吉田かずみ」、ネームナンバーディスプレイサービスで受信した相手先名称が「吉田かずこ」である場合、受信者が着信履歴表示を一見して「吉田かずみ」さんからの電話と勘違いし、用もないのに「吉田かずみ」さんへ電話をかけてしまうなどの混乱をきたしてしまう。
【0011】
通信端末における着信履歴表示が相手先名称のみである場合に、特に上記のような混乱は大きくなるが、相手先名称と相手先電話番号の両方を表示する場合には、混乱を少なくできるが、相手先(発信者)を特定するには相手先名称の他に相手先電話番号まで見て確認する必要があり、視認性がよくない。
【0012】
更に、着信履歴情報における相手先名称と相手先電話番号を分けて表示する通信端末の場合には、ユーザによって相手先電話番号まで表示させる操作が必要になり、操作も煩雑である。
【0013】
更に、常に着信履歴として受信した相手先名称を表示する場合には、通信端末の電話帳に登録されている電話番号と同じ電話番号を持つ相手先からの着信があった際に、受信した相手先名称と電話帳に登録されている相手先名称とが異なると、よりユーザの混乱を招くことになる。
【0014】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、ユーザが一目で発信者を区別することを可能とし、例えば受信した電話の重要性などを容易に確認することを可能とすると共に、ユーザの混乱を招くことを防止すること等を可能とした通信装置、着信履歴表示方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置において、前記発信者情報を検出する発信者情報検出手段と、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段と、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段と、着信時に検出した前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを前記相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記着信履歴記憶手段に記憶し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を前記着信履歴記憶手段に記憶する記憶制御手段と、前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている名称が前記相手先登録手段に登録された前記相手先名称か、受信した前記発信者名称かを識別し、前記識別結果に応じて表示を切り替える表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置において、前記発信者情報を検出する発信者情報検出手段と、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段と、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段と、着信時に検出した前記発信者情報を前記着信履歴記憶手段に記憶する記憶制御手段と、前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを前記相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の概要を説明する。本発明は、通信装置において着信履歴における相手先名称を表示する際に、ネームディスプレイサービスで受信した相手先名称と通信装置の電話帳記載の相手先名称とを区別して表示するものである。即ち、受信した発信者情報中の発信者電話番号と一致する電話番号を電話帳から検索し、該当するものがある場合は電話帳記載の相手先名称とその旨を記憶し、該当するものがない場合は発信者情報中の発信者名称とその旨を記憶し、着信履歴を表示する時に、上記記憶内容に応じて表示内容を変更する。また、着信履歴の記憶は受信した相手先名称と電話番号で行い、着信履歴を表示する時に、着信履歴で記憶した電話番号から該当する名称が電話帳に登録されているかどうかを検索し、該当する名称がある場合は着信履歴として電話帳記載の名称を表示する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
[第1の実施の形態]
先ず、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態に係る通信装置100の構成を示すブロック図である。通信装置100は、ネームナンバーディスプレイサービスに対応した例えばファクシミリ装置として構成されており、NCU(Network Control Unit)101、RAM102、ROM103、制御部104、操作部105、表示部106、スピーカ107を備えている。図中108は通信回線である。
【0019】
上記構成を詳述すると、通信装置100は、通信回線108を介して相手先通信端末との間で通信を行う。また、通信装置100及び相手先通信端末は、通信回線108及び交換機を介して互いの発信者電話番号及び発信者名称を通知し合う。NCU101は、通信回線108を介して相手先通信端末に接続するためのネットワーク制御装置であり、該NCU101を介して通信装置100は通信回線108に接続される。NCU101は、通信回線108側と通信装置100の内部との間の電気的絶縁、制御部104の指示による通信回線108の捕捉、通信回線108の解放、ダイヤルパルスやトーンの送出、通信回線108の監視等の公知の機能を有するものとする。
【0020】
RAM102は、書き込み及び読み出し可能なメモリであり、電話帳データ、着信履歴データ、制御データ等を記憶する。電話帳データ及び着信履歴データについては図2で詳述する。ROM103は、読み出し専用メモリであり、制御部104で実行される制御プログラム、通信装置100における各種設定に関する初期値を格納している。制御部104は、マイクロプロセッサなどから構成されており、ROM104に格納された制御プログラムに従って図1に示す各機能ブロックを制御すると共に、上記制御プログラムに基づき図4及び図5のフローチャート(第1の実施の形態)、図6及び図7のフローチャート(第2の実施の形態)に示す処理を実行する。
【0021】
操作部105は、キーボードやポインティングデバイス等から構成されており、後述の表示部106と共にユーザインタフェースを構成するものであり、発呼/着呼/登録等に関するユーザの操作を受け付け、制御部104にユーザの操作を通知する。表示部106は、発呼時の相手先電話番号、着呼時の相手先電話番号、通信装置100の状態等、ユーザに伝達すべき情報を表示する。スピーカ107は、通信回線108上の音声信号のモニタ、ユーザの呼び出し、操作音やエラー音の鳴動等に用いられる。通信装置100においては、これらの音声をスピーカ107から出力するために、不図示の音声合成回路や増幅器などが装備されているものとする。
【0022】
図2(A)及び図2(B)は通信装置100のRAM102に記憶されている電話帳データ201及び着信履歴データ202の構成例を示す図である。図2(A)の電話帳データ201には、相手先電話番号(相手先ID)と相手先名称とが関連付けて登録される。図2(B)の着信履歴データ202には、通信装置100で受信した発信者情報の着信履歴、即ち、相手先電話番号(発信者ID)と相手先名称(発信者名称)と電話帳登録フラグとが関連付けて記憶される。ここで、電話帳登録フラグとは、当該相手先名称が、受信した相手先名称(“0”=オフ)であるか電話帳記載の相手先名称(“1”=オン)であるかを区別するためのフラグである。
【0023】
図3(A)及び図3(B)は本発明の着信履歴表示304の表示例及び従来技術の着信履歴表示303の表示例を示す図である。図3(B)の従来技術の着信履歴表示303は、電話番号と名前(相手先名称)を関連付けて表示しただけのものである。これに対し、図3(A)の本発明の着信履歴表示304は、電話番号と名前(相手先名称)を関連付けて表示すると共に、着信履歴データ202に記憶されている相手先名称が電話帳記載の相手先名称の場合に例えば名前(相手先名称)の先頭に電話帳マーク(TEL.)を付加して表示するものである。
【0024】
次に、第1の実施の形態の通信装置100における動作を図1乃至図5を参照しながら詳細に説明する。
【0025】
図4は通信装置100における着信時の着信履歴記憶動作を示すフローチャートである。通信装置100がどのように動作するかを図4のフローチャートに沿って説明していく。本フローチャートに示す処理は制御部104がROM103に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0026】
ステップS401では、制御部104はNCU101により通信回線108を介して交換機からの発信者情報を受信し、ステップS402へ進む。ステップS402では、制御部104は上記ステップS401で受信した発信者情報に含まれる発信者電話番号と一致する相手先電話番号が、RAM102の電話帳データ201に記憶されているかどうかを検索する。発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていると判断した場合はステップS403へ進み、発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていないと判断した場合はステップS404へ進む。
【0027】
発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていないと判断した場合は、ステップS404で、制御部104は上記ステップS401で受信した発信者情報中の発信者電話番号と、発信者名称と、受信した名称であることを着信履歴として記憶する。具体的には、図2の構成で上記データ(発信者電話番号、発信者名称、受信した名称であること)をRAM102の着信履歴データ202に記憶する。図2の電話帳登録フラグとは、上述したように、当該相手先名称が、受信した相手先名称か電話帳記載の相手先名称かを区別するためのフラグである。ステップS403では、制御部104は相手先名称が受信した相手先名称であるため(発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていないため)、電話帳登録フラグに“0”(オフ)を記憶する。
【0028】
発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていると判断した場合は、ステップS403で、制御部104は電話帳データ201に発見した相手先電話番号と、相手先名称と、その相手先名称が電話帳記載の相手先名称であることを着信履歴として記憶する。具体的には、図2の構成で上記データ(相手先電話番号、相手先名称、その相手先名称が電話帳記載の相手先名称であること)をRAM102の着信履歴データ202に記憶する。ステップS404では、制御部104は相手先名称が電話帳記載の相手先名称であるため(発信者電話番号と一致する相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されているため)、電話帳登録フラグに“1”(オン)を記憶する。
【0029】
上記ステップS403または上記ステップS404の処理が終了するとステップS405へ進む。ステップS405では、制御部104はNCU101により、通信回線108から到来する呼び出し信号に合わせて呼び出しを行い、該呼び出しに通信装置100のユーザが応答すると通話処理を実行する。
【0030】
図5は通信装置100における着信履歴表示動作を示すフローチャートである。通信装置100がどのように動作するかを図5のフローチャートに沿って説明していく。本フローチャートに示す処理は制御部104がROM103に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0031】
ステップS501では、制御部104は操作部105からの信号の有無に基づき着信履歴表示指示があったか否かを判断する。着信履歴表示指示があったと判断した場合はステップS502へ進む。ステップS502では、制御部104はRAM102から着信履歴データ202を読み出し、着信履歴データ202から1番目の相手先電話番号を取り出す。次に、ステップS503では、制御部104は着信履歴データ202から取り出した1番目の相手先電話番号に対応する相手先名称が、受信した相手先名称かどうかを電話帳登録フラグを用いてチェックする。
【0032】
上記電話帳登録フラグを用いたチェックに基づき、着信履歴データ202に記憶されている相手先名称が電話帳記載の名称であると判断した場合にはステップS504へ進む。ステップS504では、制御部104は着信履歴データ202における例えば相手先名称の先頭に電話帳マークを挿入する。上記電話帳登録フラグを用いたチェックに基づき、着信履歴データ202に記憶されている相手先名称が受信した相手先名称であると判断した場合にはステップS505へ進む。ステップS505では、制御部104は操作部105から選択された相手先名称を表示部106に表示する。尚、場合によっては相手先名称だけではなく相手先電話番号も表示部106に表示しても構わない。
【0033】
上記ステップS504または上記ステップS505の処理が終了するとステップS506へ進む。ステップS506では、制御部104は着信履歴データ202に次の着信履歴情報があるかどうかを判断する。着信履歴データ202に次の着信履歴情報がないと判断した場合は本処理を終了する。着信履歴データ202に次の着信履歴情報があると判断した場合はステップS507へ進む。ステップS507では、制御部104は着信履歴データ202から次の着信履歴情報である相手先電話番号を取り出し、上記ステップS503からステップS507までの処理を繰り返し、表示部106に順番に表示を追加していく。
【0034】
上述した処理により表示部106に表示した例が、図3(A)の着信履歴表示304である。図3(A)では、表示部106に相手先名称(名前)だけではなく相手先電話番号も表示している。図3(A)から分かるように、電話帳記載の相手先名称であれば相手先名称(名前)の前に電話帳マークが表示されるため、一目で電話帳記載の相手先名称であるか受信した相手先名称であるかを判別することが可能であり、ユーザの混乱を防ぐことができる。
【0035】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、着信履歴データ202の記憶内容を表示する際に、着信履歴データ202に記憶されている名称が電話帳データ201に登録された相手先名称か、受信した発信者名称かを識別し、識別結果に応じて表示を切り替えるため、即ち、着信履歴情報として表示する相手先名称が、電話帳記載の相手先名称であるかネームディスプレイサービスで受信した相手先名称であるかを判別可能に表示するため、ユーザは一目で発信者を区別することができ、例えば受信した電話の重要性などを容易に確認することができると共に、従来のようなユーザの混乱を招くことを防止することができるという効果を奏する。
【0036】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態では、通信装置100のRAM102の着信履歴データ202に記憶する着信履歴情報としては常に受信した相手先名称を記憶し、着信履歴データ202の着信履歴情報を表示する時に電話帳データに記憶されている相手先電話番号と照合し、両者が一致する場合に第1の実施の形態と同様に相手先名称を判別して表示するようにしたものであり、結果として第1の実施の形態と同様の効果を得るものである。尚、第2の実施の形態の通信装置100の構成(図1)、電話帳データ及び着信履歴データの構成(図2)は、第1の実施の形態と同様であり説明を省略する。
【0037】
次に、第2の実施の形態の通信装置100における動作を図1、図2、図6、図7を参照しながら詳細に説明する。
【0038】
図6は通信装置100における着信時の着信履歴記憶動作を示すフローチャートである。通信装置100がどのように動作するかを図6のフローチャートに沿って説明していく。本フローチャートに示す処理は制御部104がROM103に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0039】
ステップS601では、制御部104はNCU101により通信回線108を介して交換機からの発信者情報を受信し、ステップS602へ進む。ステップS602では、制御部104は上記ステップS601で受信した発信者情報に含まれる発信者電話番号と発信者名称をRAM102の着信履歴データ202に記憶する。この場合は電話帳データ201の検索を行わないので、図2に示した電話帳登録フラグは用いない。次に、ステップS603では、制御部104はNCU101により、通信回線108から到来する呼び出し信号に合わせて呼び出しを行い、該呼び出しに通信装置100のユーザが応答すると通話処理を実行する。
【0040】
図7は通信装置100における着信履歴表示動作を示すフローチャートである。通信装置100がどのように動作するかを図7のフローチャートに沿って説明していく。本フローチャートに示す処理は制御部104がROM103に格納された制御プログラムに基づき実行する。
【0041】
ステップS701では、制御部104は操作部105からの信号の有無に基づき着信履歴表示指示があったか否かを判断する。着信履歴表示指示があったと判断した場合はステップS702へ進む。ステップS702では、制御部104はRAM102から着信履歴データ202を読み出し、着信履歴データ202から1番目の相手先電話番号を取り出す。次に、ステップS703では、制御部104は着信履歴データ202から取り出した1番目の相手先電話番号と、電話帳データ201に記憶されている相手先電話番号とを照合する。
【0042】
着信履歴データ202から取り出した相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていると判断した場合は、ステップS704で、制御部104は上記取り出した相手先電話番号に対応する相手先名称(名前)の前に電話帳マークを挿入し、電話帳データ201に記憶されている相手先名称を表示部106に表示する。着信履歴データ202から取り出した相手先電話番号が電話帳データ201に記憶されていないと判断した場合は、ステップS705で、制御部104は着信履歴データ202に記憶されている相手先名称(受信した相手先名称)をそのまま表示部106に表示する。
【0043】
上記ステップS704または上記ステップS705の処理が終了するとステップS706へ進む。ステップS706では、制御部104は着信履歴データ202に次の着信履歴情報があるかどうかを判断する。着信履歴データ202に次の着信履歴情報がないと判断した場合は本処理を終了する。着信履歴データ202に次の着信履歴情報があると判断した場合はステップS707へ進む。ステップS707では、制御部104は着信履歴データ202から次の着信履歴情報である相手先電話番号を取り出し、上記ステップS703からステップS707までの処理を繰り返し、表示部106に順番に表示を追加していく。
【0044】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、着信履歴データ202の記憶内容を表示する際に、着信履歴データ202に記憶されている発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを電話帳データ201から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示するため、第1の実施の形態と同様に、ユーザは一目で発信者を区別することができ、従来のようなユーザの混乱を招くことを防止することができるという効果を奏すると共に、着信履歴情報を表示する時に電話帳検索を行うため、着信履歴情報として余分な情報を通信装置に持たなくて済み、その結果、通信装置における記憶容量を削減することができるという効果を奏する。
【0045】
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、着信履歴で表示される名称が電話帳記載の名称の場合に名称の先頭に電話帳マークを付加した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、電話帳マークを付加する位置は名称の末尾など任意であり、また、電話帳マークを付加する替わりに他の記号を付加する方法、電話帳マークや他の記号を付加する替わりに当該名称を点滅表示する方法など、各種表示方法を想定することが可能である。
【0046】
上記実施の形態では、通信装置をファクシミリ装置とした場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、卓上電話機、携帯電話機、自動車電話機など、他の通信端末に適用することも可能である。
【0047】
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0048】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0049】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0050】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0051】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、着信履歴記憶手段に記憶されている名称が相手先登録手段に登録された相手先名称か、受信した発信者名称かを識別し、識別結果に応じて表示を切り替えるため、即ち、着信履歴記憶手段に記憶されている名称が相手先登録手段に登録された相手先名称である場合は、相手先名称に所定の記号を付加して表示するため、ユーザは一目で発信者を区別することができ、例えば受信した電話の重要性などを容易に確認することができると共に、従来のようなユーザの混乱を招くことを防止することができるという効果を奏する。
【0053】
また、本発明によれば、着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、着信履歴記憶手段に記憶されている発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示するため、上記同様に、ユーザは一目で発信者を区別することができ、従来のようなユーザの混乱を招くことを防止することができるという効果を奏すると共に、着信履歴を表示する時に相手先登録手段の検索を行うため、着信履歴情報として余分な情報を通信装置に持たなくて済み、その結果、通信装置における記憶容量を削減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】(A)は通信装置のRAMに記憶されている電話帳データに登録されている内容を示す図、(B)は着信履歴データに登録されている内容を示す図である。
【図3】(A)は本発明の着信履歴を表示する時の表示例を示す図、(B)は従来技術の着信履歴を表示する時の表示例を示す図である。
【図4】着信履歴記憶動作を示すフローチャートである。
【図5】着信履歴表示動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る着信履歴記憶動作を示すフローチャートである。
【図7】着信履歴表示動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 通信装置
101 NCU(発信者情報検出手段)
102 RAM
103 ROM
104 制御部(記憶制御手段、表示制御手段)
105 操作部
106 表示部
107 スピーカ
108 通信回線
201 電話帳データ(相手先登録手段)
202 着信履歴データ(着信履歴記憶手段)
Claims (11)
- 発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置において、
前記発信者情報を検出する発信者情報検出手段と、
前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段と、
複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段と、
着信時に検出した前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを前記相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記着信履歴記憶手段に記憶し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を前記着信履歴記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている名称が前記相手先登録手段に登録された前記相手先名称か、受信した前記発信者名称かを識別し、前記識別結果に応じて表示を切り替える表示制御手段とを有することを特徴とする通信装置。 - 前記記憶制御手段は、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDとしての相手先電話番号、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称、前記相手先登録手段に登録された名称である旨を前記着信履歴記憶手段に記憶し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者IDとしての発信者電話番号、前記発信者名称、受信した名称である旨を前記着信履歴記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記表示制御手段は、前記着信履歴記憶手段に記憶されている名称が前記相手先登録手段に登録された前記相手先名称であると判断した場合は、前記相手先名称に所定の記号を付加して表示することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置において、
前記発信者情報を検出する発信者情報検出手段と、
前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段と、
複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段と、
着信時に検出した前記発信者情報を前記着信履歴記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを前記相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示する表示制御手段とを有することを特徴とする通信装置。 - 前記表示制御手段は、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先名称に所定の記号を付加して表示することを特徴とする請求項4記載の通信装置。
- 発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置における着信履歴表示方法において、
前記発信者情報を検出する発信者情報検出工程と、
着信時に検出した前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段に記憶し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を前記着信履歴記憶手段に記憶する記憶制御工程と、
前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている名称が前記相手先登録手段に登録された前記相手先名称か、受信した前記発信者名称かを識別し、前記識別結果に応じて表示を切り替える表示制御工程とを有することを特徴とする着信履歴表示方法。 - 発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置における着信履歴表示方法において、
前記発信者情報を検出する発信者情報検出工程と、
着信時に検出した前記発信者情報を、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段に記憶する記憶制御工程と、
前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示する表示制御工程とを有することを特徴とする着信履歴表示方法。 - 発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置に適用されるプログラムにおいて、
前記発信者情報を検出する機能と、
着信時に検出した前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段に記憶し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を前記着信履歴記憶手段に記憶する機能と、
前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている名称が前記相手先登録手段に登録された前記相手先名称か、受信した前記発信者名称かを識別し、前記識別結果に応じて表示を切り替える機能を、コンピュータに実現させるためのプログラム。 - 発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置に適用されるプログラムにおいて、
前記発信者情報を検出する機能と、
着信時に検出した前記発信者情報を、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段に記憶する機能と、
前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示する機能を、コンピュータに実現させるためのプログラム。 - 発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置における着信履歴表示方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、
前記着信履歴表示方法は、
前記発信者情報を検出するステップと、
着信時に検出した前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段に記憶し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を前記着信履歴記憶手段に記憶するステップと、
前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている名称が前記相手先登録手段に登録された前記相手先名称か、受信した前記発信者名称かを識別し、前記識別結果に応じて表示を切り替えるステップとを有することを特徴とする記憶媒体。 - 発信者情報を通知するサービスを有する通信回線に接続される通信装置における着信履歴表示方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、
前記着信履歴表示方法は、
前記発信者情報を検出するステップと、
着信時に検出した前記発信者情報を、前記発信者情報の着信履歴を記憶する着信履歴記憶手段に記憶するステップと、
前記着信履歴記憶手段の記憶内容を表示する際に、前記着信履歴記憶手段に記憶されている前記発信者情報に含まれる発信者IDと一致する相手先IDを、複数の相手先IDと相手先名称とを関連付けて登録する相手先登録手段から検索し、一致する相手先IDが発見されない場合は、前記発信者情報に含まれる発信者名称を表示し、一致する相手先IDが発見された場合は、前記相手先IDに関連付けて登録されている相手先名称を前記発信者名称とは区別して表示するステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002352443A JP2004187067A (ja) | 2002-12-04 | 2002-12-04 | 通信装置、着信履歴表示方法、プログラム、及び記憶媒体 |
CNB031045162A CN1242639C (zh) | 2002-02-18 | 2003-02-17 | 通信设备和来电显示方法 |
KR10-2003-0009879A KR20030069107A (ko) | 2002-02-18 | 2003-02-17 | 통신 장치, 정보 표시 방법, 착신 표시 방법, 착신 이력표시 방법, 이들 방법을 실행하는 프로그램, 및 이프로그램이 기억된 기억 매체 |
US10/369,329 US6947533B2 (en) | 2002-02-18 | 2003-02-19 | Communication apparatus, information display method, incoming call display method, incoming call history display method, programs for implementing the methods, and storage medium in which the program is stored |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002352443A JP2004187067A (ja) | 2002-12-04 | 2002-12-04 | 通信装置、着信履歴表示方法、プログラム、及び記憶媒体 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2002352443A Pending JP2004187067A (ja) | 2002-02-18 | 2002-12-04 | 通信装置、着信履歴表示方法、プログラム、及び記憶媒体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004187067A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010141539A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Kyocera Corp | 通信装置、通信履歴表示方法および通信履歴表示プログラム |
-
2002
- 2002-12-04 JP JP2002352443A patent/JP2004187067A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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