JP2006196949A - 通話内容警告付き電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】電話機で通話する場合、公衆電話やプリペードカード式携帯電話機又は番号非通知方式の場合は相手が分からないため詐欺行為に利用され易いし、電話番号や音声のなりすまし、ID盗用により詐欺行為に利用され易い。
【解決手段】電話機に、通話内容から検出すべき検出対象の単語を予め登録しておく単語登録手段(単語・メールアドレス登録部3、選択済単語記憶部6)と、通話内容を録音する通話内容録音手段(通話録音部10)と、通話内容録音手段で録音した通話内容から、単語登録手段に登録してある単語が含まれているか否かを検出する単語検出手段(音声認識・単語検出部11)と、単語検出手段の検出処理で検出対象の単語が検出された場合に、その検出結果の情報を前記警告手段を介して外部へ警告通知する検出結果通知部12を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】電話機に、通話内容から検出すべき検出対象の単語を予め登録しておく単語登録手段(単語・メールアドレス登録部3、選択済単語記憶部6)と、通話内容を録音する通話内容録音手段(通話録音部10)と、通話内容録音手段で録音した通話内容から、単語登録手段に登録してある単語が含まれているか否かを検出する単語検出手段(音声認識・単語検出部11)と、単語検出手段の検出処理で検出対象の単語が検出された場合に、その検出結果の情報を前記警告手段を介して外部へ警告通知する検出結果通知部12を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通話内容から予め登録された単語を検出することにより、電話による詐欺行為等を事前に防止することが可能なプッシュホン(家庭用プッシュホン)、IP電話機、携帯電話機等の各種電話機に利用可能な通話内容警告付き電話機に関する。
§1:従来例の説明
(1) :従来例1の説明
従来の電話機には、予め登録された電話番号、音声により発信者を識別するプログラムが組み込まれたものが知られていた。更に、IDにより受信者が信用できる相手からの電話だけを受け付ける機能を組み合わせ、セキュリティ強化されたものも提供されていた。図5は前記のような従来の電話機の1例を示したものであり、以下、図5に基づいて従来例1を説明する。
この例では、電話機に、通話制御を行うための通話制御部1と、表示制御を行うための表示制御部2と、画面に情報を表示するための表示パネル部4と、各種処理や制御を行うためのプロセッサ部7と、留守番電話要件を記録するための留守番電話要件記録部8と、電話帳を記録した電話帳記録部9と、プロセッサ部7がワーク用として使用するメモリ14と、スピーカ15と、マイクロフォン(以下「マイク」とも記す)16等が設けてある。この場合、スピーカ(SP)15と、マイク(MIC)16でハンドセットを構成する。
この電話機を使用する場合、予め、電話帳記録部9には、電話帳のデータ(必要とする相手の電話番号等)を記録しておく。また、プロセッサ部7が実行するプログラムを図示省略した不揮発性メモリ(例えば、ROM)に格納しておく。このような状態で相手先からの電話がかかってくると、通話制御部1が通話の制御を行い、スピーカ15とマイク16を含むハンドセットを使用して通話を行う。
このような通話を行う場合、予め登録された電話番号、音声により発信者を識別するプログラムが組み込まれた電話機では、プロセッサ部7が、電話帳記録部9を検索して今掛かってきた発信者の電話番号が電話帳記録部9に存在するか否かを判断し、その結果を表示制御部2の制御により表示パネル4に表示する。
また、IDにより受信者が信用できる相手からの電話だけを受け付ける機能を組み合わせたものでは、予め電話帳に発信者の電話番号と共にID(識別コード)を記録しておき、電話がかかってきた時、受信者のIDが予め登録されたものでない場合は、通話制御部1の制御で通話を開始させないようにする。
(2) :従来例2の説明
以下、特許文献1を従来例2として説明する。
以下、特許文献1を従来例2として説明する。
従来例2は、通話音声認識による電話対応情報の自動登録/検索/分析装置に関し、特に電話対応業務において、電話対応の音声をリアルタイムで自動認識し、さらにテキスト化して記憶することにより、電話対応情報の整理やノウハウの蓄積、再利用をオペレータの作業なしに自動的に行うことにより、電話対応業務の品質向上や効率化を図る通話音声認識による電話対応情報の自動登録/検索/分析装置に関する。
(3) :従来例3の説明
以下、特許文献2を従来例3として説明する。
以下、特許文献2を従来例3として説明する。
従来例3は、ユーザが録音データの主題(用件)を容易に知ることができる録音データ主題検出装置を提供するものであり、内線交換機または留守番電話機における録音データの主題を検出する録音データ主題検出装置において、録音データを認識して文書データに変換する音声認識部と、前記文書データ中の主題を抽出する主題検出部と、前記主題検出部によって抽出された主題を録音データの通話情報に付加して出力する情報付加部とを具備するというものである。
そして、この発明によれば、電話中の会話を録音する通話録音や、相手が不在時にメッセージを残す内線電話交換機のボイスメールや留守番電話の録音メッセージを管理する際に、各録音データがどのような主題(用件)の録音データなのかを容易に検出し出力することができる。したがって、出力された主題データを表示し、あるいは、音声変換して発音することによりユーザが録音メッセージの主題(用件)を容易に知ることができる。
特開2001−211245号公報
特開2004−96502号公報
(1) :従来例1では、公衆電話やプリペードカード式携帯電話機又は番号非通知方式の場合は相手が分からない。そのため、詐欺行為に利用され易い。
(2) :従来例1では、電話番号や音声のなりすまし、ID盗用により詐欺行為に利用され易い。
(3) :従来例2では、電話番号や音声のなりすまし、ID盗用により詐欺行為に利用され易い。
本発明は、前記の課題を解決するため、相手が、公衆電話やプリペードカード式携帯電話機又は番号非通知方式の電話機を使用している場合、又は、電話番号や音声のなりすまし、ID盗用による場合であっても、通話内容から、予め登録してある単語を検出し、受信者に警告を通知することで、電話機による詐欺行為を未然に防止可能にすることを目的とする。
本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
(1) :少なくとも通話手段、プロセッサ部(例えば、CPU、MPU)、記憶手段及び外部への警告手段を備えた電話機であって、通話内容から検出すべき検出対象の単語を予め登録しておく単語登録手段と、通話内容を録音する通話内容録音手段と、前記通話内容録音手段で録音した通話内容から、前記単語登録手段に登録してある単語が含まれているか否かを検出する単語検出手段(音声認識・単語検出部)と、前記単語検出手段の検出処理で検出対象の単語が検出された場合に、その検出結果の情報を前記警告手段を介して外部へ警告通知する検出結果通知手段を備えていることを特徴とする。
(2) :前記(1) の電話機において、前記単語検出手段による単語検出を有効にするか無効にするかを設定できる単語検出有効/無効スイッチを設け、該単語検出有効/無効スイッチが有効に設定されていた場合にのみ単語検出を行う機能と、前記単語検出手段が検出する検出対象の単語を、予め電話機に登録されている検出対象の単語の中から、任意に選択できる機能を備えていることを特徴とする。
(3) :前記(1) の電話機において、前記警告手段は、音声による警告通知、警告用ランプ点灯による警告通知、電子メール送信による警告通知を行う手段を含み、前記検出結果通知手段は、音声による警告通知、警告用ランプ点灯による警告通知、電子メール送信による警告通知を、受信者及び予め登録された者に通知できる機能を備えていることを特徴とする。
(4) :前記(1) の電話機において、前記検出結果通知手段は、危険度の段階を設け、検出した単語の数に応じて警告の段階を変える機能を備えていることを特徴とする。
(5) :前記(3) の電話機において、前記電子メールによる警告通知は、同時に複数の相手に通知できる機能を備えていることを特徴とする。
(作用)
図1は本発明の原理説明図である。以下、図1を参照しながら本発明の作用を説明する。
図1は本発明の原理説明図である。以下、図1を参照しながら本発明の作用を説明する。
(a) :前記(1) の作用
ユーザは、単語登録手段(単語・メールアドレス登録部3、選択済単語記憶部6を含む)に、通話内容から検出すべき検出対象の単語を予め登録しておく。そして、通話手段による通話時には、通話内容録音手段(通話録音部10)は、通話内容を録音する。そして、通話終了時には、単語検出手段(音声認識・単語検出部11)は、前記通話内容録音手段で録音した通話内容から、前記単語登録手段に登録してある単語が含まれているか否かを検出する。この場合、通話内容の音声信号を音声認識プクラム等を用いて音声認識し、その音声認識結果のデータを元に、通話内容に前記単語が吹き組まれているか否かを判断する。
ユーザは、単語登録手段(単語・メールアドレス登録部3、選択済単語記憶部6を含む)に、通話内容から検出すべき検出対象の単語を予め登録しておく。そして、通話手段による通話時には、通話内容録音手段(通話録音部10)は、通話内容を録音する。そして、通話終了時には、単語検出手段(音声認識・単語検出部11)は、前記通話内容録音手段で録音した通話内容から、前記単語登録手段に登録してある単語が含まれているか否かを検出する。この場合、通話内容の音声信号を音声認識プクラム等を用いて音声認識し、その音声認識結果のデータを元に、通話内容に前記単語が吹き組まれているか否かを判断する。
その結果、検出結果通知手段(検出結果通知部12)は、単語検出手段の検出処理で検出対象の単語が検出された場合に、その検出結果の情報を前記警告手段(警告LED17、メッセージ表示を行う表示パネル部4、音声によるメッセージ出力を行うスピーカ15、メール送信部5等)を介して外部へ警告通知する。
(b) :前記(2) の作用
単語検出有効/無効スイッチ18が無効(例えば、オフ)になっていれば単語検出は行わないが、単語検出有効/無効スイッチ18が有効(例えば、オン)に設定されていた場合には単語検出手段(音声認識・単語検出部11)は、単語検出を行う。
単語検出有効/無効スイッチ18が無効(例えば、オフ)になっていれば単語検出は行わないが、単語検出有効/無効スイッチ18が有効(例えば、オン)に設定されていた場合には単語検出手段(音声認識・単語検出部11)は、単語検出を行う。
また、単語・メールアドレス登録部3に予め登録した単語の中から、ユーザが任意に単語を選択し、選択した単語を選択済単語記憶部6に記憶しておく。そして、単語検出手段による単語検出を行う場合には、選択済単語記憶部6に記憶してある単語(選択済単語)が通話内容に含まれているか否かを検出する。
(c) :前記(3) の作用
前記警告手段は、音声による警告通知、警告用ランプ点灯による警告通知、電子メール送信による警告通知を行う手段を含み、前記検出結果通知手段は、音声による警告通知、警告用ランプ点灯による警告通知、電子メール送信による警告通知を、受信者及び予め登録された者に通知する。
前記警告手段は、音声による警告通知、警告用ランプ点灯による警告通知、電子メール送信による警告通知を行う手段を含み、前記検出結果通知手段は、音声による警告通知、警告用ランプ点灯による警告通知、電子メール送信による警告通知を、受信者及び予め登録された者に通知する。
(d) :前記(4) の作用
前記検出結果通知手段は、危険度の段階を設け、検出した単語の数に応じて警告の段階を変えて警告を行う。
前記検出結果通知手段は、危険度の段階を設け、検出した単語の数に応じて警告の段階を変えて警告を行う。
(e) :前記(5) の作用
前記電子メールによる警告通知は、同時に複数の相手に通知する。
前記電子メールによる警告通知は、同時に複数の相手に通知する。
(f) :前記のようにすれば、相手が、公衆電話やプリペードカード式携帯電話機又は番号非通知方式の電話機を使用している場合、又は、電話番号や音声のなりすまし、ID盗用による場合であっても、通話内容から、予め登録してある単語を検出し、受信者に警告を通知することで、電話機による詐欺行為を未然に防止可能にすることができる。
(1) :電話機に予め登録されている単語(例えば、金、口座番号、銀行口座、振り込み、振り込め、至急等)を発信者の音声から拾い出し、警告することで、発信者の偽装や発信者の識別できない通話の場合でも、詐欺行為の可能性があることを受信者に認識させ、受信者が詐欺に会わないようにすることができる。
(2) :警告内容を保存することで、犯罪捜査の調査資料となることや、受信者が高齢者であった場合、家庭等にメール発信することで、二重の防御策になる。
(3) :本発明の手段を、電話事業者に有し、加入者にサービス提供することも可能である。この場合にも、受信者が詐欺に会わないようにすることができる。
§1:電話機の説明
(1) :電話機の構成の説明
図2は電話機の構成図である。以下、図2に基づいて電話機の構成を説明する。
(1) :電話機の構成の説明
図2は電話機の構成図である。以下、図2に基づいて電話機の構成を説明する。
この例では、電話機に、通話制御部1と、表示制御部2と、単語・メールアドレス登録部3と、表示パネル部4と、メール送信部5と、選択済単語記憶部6と、CPU、MPU等で構成されたプロセッサ部7と、留守番電話要件記録部8と、電話帳記録部9と、通話録音部10と、音声認識・単語検出部11と、検出結果通知部12と、通知メッセージ記憶部13と、メモリ14と、スピーカ(SP)15と、マイク(MIC)16と、警告LED(警告発光ダイオード)17と、単語検出有効/無効スイッチ18と、音声合成部19等を備えている。
前記通話制御部1は通話時の制御を行うものである。表示制御部2は表示パネル部4への情報表示の制御を行うものである。単語・メールアドレス登録部3は単語(詐欺行為等で良く使用されると思われる単語)やメールアドレス(詐欺行為等が行われたと判断した際に送信する家族等のメールアドレス)を予め登録しておくものである。
表示パネル部4は、各種情報を画面に表示するもの(例えば、液晶表示パネル)である。メール送信部5は詐欺行為等が行われたと判断した際に家族等へメールを送信するものである。選択済単語記憶部6は単語・メールアドレス登録部3に登録された単語(メーカ側で予め考えられる単語を登録しておく)の中からユーザが選択した単語(表示パネル部4に単語を表示し、その中からユーザが必要と考える単語を選択したものを)を記憶しておくものである。
プロセッサ部7は予め図示省略した記憶手段に記憶してあるプログラムを実行することで、各種処理や制御を行うものである。留守番電話要件記録部8は留守番電話機能として従来から備えてあるもので、留守番電話要件を記録するものである。電話帳記録部9は電話帳のデータを記録したものである。通話録音部10はプロセッサ部7の指示により通話内容の録音を行うものである。
音声認識・単語検出部11は通話録音部10が録音した通話内容の音声認識処理を行い、その結果と予め選択済単語記憶部6に記憶されている単語とのマッチング処理を行うことで、通話内容に予め選択した単語が幾つ含まれているかの検出を行うものである。
検出結果通知部12は音声認識・単語検出部11の検出結果をユーザへ通知する処理(画面に情報を表示したり警告を発する等の処理)を行うものである。通知メッセージ記憶部13は予め詐欺行為があった場合にユーザ等へ通知する内容を記憶しておくものである。メモリ14はプロセッサ部7がワーク用等に使用するものである。
スピーカ(SP)15は音声を出力するものである。マイク(MIC)16は音声を入力するものである。なお、スピーカ(SP)15とマイク(MIC)16を含んでハンドセットが構成される。警告LED17は詐欺行為等があった場合に警告を発するものである。単語検出有効/無効スイッチ18は予め、単語検出を有効にするか無効にするかをユーサが選択できるようにしたスイッチ(オン/オフスイッチ)である。音声合成部19はスピーカ15から警告のメッセージを出力する際に使用するメッセージを音声に変換するものである。
以上のように、前記電話機では、従来からある電話番号、音声、IDで発信者の識別が可能な電話機に記憶手段を内蔵させ、記憶手段には「受信者に警告を通知する単語」、「警告の内容を通知するメールアドレス」を登録しておく。更に、「通話終了後の単語検出動作設定を有効/無効にするスイッチも付加する。そして、受信者がかかってきた電話に出た直後から発信者の声を録音し、通話終了後に、登録した単語が検出された場合には、受信者等に警告を通知するように構成してある。
なお、前記電話機には、家庭用プッシュホン、IP電話(IP電話機)、携帯電話機等が含まれている。
(2) :電話機の処理及び機能等の説明
前記電話機では、次のような処理及び機能等を備えている。
前記電話機では、次のような処理及び機能等を備えている。
(a) :電話機に、単語検出手段、検出結果通知手段、検出結果通知手段、通話録音手段等を設け、通話終了後に、録音した通話内容から、予め電話機に登録されている単語を検出し、その検出結果を受信者などに警告通知する機能を備えている。
(b) :前記(a) の単語検出手段で抽出する単語は、予め電話機に登録されている単語の中から、受信者が任意に選択できる機能を備えている。
(c) :前記(a) の検出結果通知手段は、音声、警告用ランプを点灯、メール等により、警告を受信者に通知できる機能を備えている。
(d) :前記(a) の検出結果通知手段は、危険度の段階を設け、検出した単語の数に応じて警告の段階を変える機能を備えている。
(e) :前記(c) のメールによる警告通知は、同時に複数の相手に通知できる機能を備えている。
(f) :前記(a) の検出結果通知手段は、設定により有効/無効の選択ができることを可能にした機能を備えている。
以上の機能を備えることにより、次のような特徴が得られる。
1.電話機に予め登録されている単語(例えば、金、口座番号、振り込み、振り込め等)を発信者の音声から拾い出し、警告することで、発信者の偽装や発信者の識別できない通話の場合でも、詐欺行為の可能性があることを受信者に認識させ、受信者が詐欺に会わないようにすることができる。
2.警告内容を保存することで、犯罪捜査の調査資料となることや、受信者が高齢者であった場合、家庭等にメール発信することで、二重の防御策になる。
3.本発明の手段を、電話事業者に有し、加入者にサービス提供することも可能である。この場合にも、受信者が詐欺に会わないようにすることができる。
§2:フローチャートによる電話機の処理説明
図3は電話機の処理フローチャート(その1)、図4は電話機の処理フローチャート(その2)である。以下、図3、図4に基づいて電話機の処理を説明する。なお、図3、図4において、S1〜S16は各処理ステップを示す。
図3は電話機の処理フローチャート(その1)、図4は電話機の処理フローチャート(その2)である。以下、図3、図4に基づいて電話機の処理を説明する。なお、図3、図4において、S1〜S16は各処理ステップを示す。
(1) :処理の概要
先ず、電話が掛かってきたら発信者の電話番号と電話機の記憶装置内に登録されている電話番号を比較し、一致する番号が存在した場合には、電話番号と一緒に登録されている発信者名を電話機の表示パネル部4に表示する。その結果、一致する番号が存在しない場合には、登録されていない電話番号であることを電話機の表示パネル部4に表示する。
先ず、電話が掛かってきたら発信者の電話番号と電話機の記憶装置内に登録されている電話番号を比較し、一致する番号が存在した場合には、電話番号と一緒に登録されている発信者名を電話機の表示パネル部4に表示する。その結果、一致する番号が存在しない場合には、登録されていない電話番号であることを電話機の表示パネル部4に表示する。
前記処理の結果に関わらず、掛かってきた電話に出た場合で、単語検出設定が有効になっていた時、通話内容の録音を開始する。そして、通話の終了と同時に、通話内容の録音を終了する。次に、録音した通話内容と、受信者が選択した単語をマッチングする。
そして、受信者が選択した単語が1つ検出された場合には「登録された単語が検出されました」を表示パネル部4の画面に表示することで、受信者に知らせる。また、受信者が選択した単語が2つ検出された場合には「通話内容を確認して下さい」などのメッセージを音声で、受信者に知らせる。
また、受信者が選択した単語が3つ以上検出された場合に、「悪意を持った電話の可能性があります。内容が事実か確認して下さい」などのメッセージを、音声で受信者に知らせると同時に、警告メッセージを電子メールで予め登録された相手に配信する。
なお、この処理を行う場合、ユーザは、単語・メールアドレス登録部3に登録された単語を表示パネル部4の画面に表示し、その中から必要と判断した単語のみを選択し、その単語を選択済単語記憶部6に記憶させておくものとする。この場合、前記の処理を行うためのプログラムを図示省略した不揮発性メモリ(例えば、ROM)に格納してあるものとする。
また、前記音声認識・単語検出部11には、音声認識処理に必要な音声認識処理用のプログラムや必要なデータを予め格納してあるものとする。
(2) :詳細な処理の説明
先ず、電話が掛かってきたら、発信者の電話番号は登録済みか否かを判断する(S1)。この処理では、プロセッサ部7は通話制御部1の通信情報から発信者の電話番号を取り出し、電話帳記録部9を検索して発信者の電話番号は登録済みか否かを判断する。そして、発信者の電話番号が登録済みであれば、電話帳記録部9の情報から相手の名前(発信者の名前)を取り出して表示制御部2へ送り、表示制御部2の制御により表示パネル部4の画面に相手の名前を表示する(S2)。
先ず、電話が掛かってきたら、発信者の電話番号は登録済みか否かを判断する(S1)。この処理では、プロセッサ部7は通話制御部1の通信情報から発信者の電話番号を取り出し、電話帳記録部9を検索して発信者の電話番号は登録済みか否かを判断する。そして、発信者の電話番号が登録済みであれば、電話帳記録部9の情報から相手の名前(発信者の名前)を取り出して表示制御部2へ送り、表示制御部2の制御により表示パネル部4の画面に相手の名前を表示する(S2)。
次に、通話開始か否かを判断する(S3)。この処理では、プロセッサ部7は、ハンドセットが載せられているフックスイッチのオン/オフ状態を検出する。すなわち、フックスイッチの上にハンドセットが載せられてフックスイッチが押されたままの状態(通話開始しない状態)か、フックスイッチの上からハンドセットが持ち上げられてフックスイッチが解放された状態(通話開始状態)かを判断する。このようにして通話開始か否かを判断する。
また、S1の処理で、発信者の電話番号が登録済みでなければ、電話番号が登録されていないことを表示パネル部4に表示し(S8)、S3の処理へ移行する。そして、S3の処理で、通話開始でなければ、処理終了(電話の通信を終了)とするが、通話開始であれば、単語検出有効/無効スイッチはオンに設定されているか否かを判断する(S4)。
その結果、単語検出有効/無効スイッチが無効(オフ)に設定されていれば、通話開始/終了から電話通信を終了する。しかし、単語検出有効/無効スイッチが有効(オン)に設定されていた場合には、通話録音部10が通話内容の録音を開始し(S5)、その後、通話終了で録音終了とする(S6)。
次に、通話終了後、音声認識・単語検出部11は、通話録音部10が録音した録音済通話内容を読み出して音声認識し、電話機内に設定済み単語とマッチングする(S7)。この場合、音声認識・単語検出部11が前記録音済みの通話内容を音声認識する。そして、選択済単語記憶部6に記憶してある単語が前記音声認識結果の単語と比較して、一致するか否かを判断し、前記マッチング処理を行う。
そして、検出結果通知部12は、音声認識・単語検出部11の処理結果のデータを基に、同じ単語であることが検出された単語の個数に応じて次のような処理を行う。すなわち、単語を1つ検出したら(S10)、警告メッセージ「登録された単語が検出されました」をディスプレイ(表示パネル部4)に表示して(S13)この処理を終了する。
この処理では検出結果通知部12は、通知メッセージ記憶部13から検出された単語の個数=1に対応するメッセージを取り出し、そのメッセージを表示制御部2に送り、表示制御部2の制御により、前記メッセージを表示パネル部4の画面に表示する。
また、単語を2つ検出した場合には(S11)、警告メッセージ「通話内容を確認して下さい」を音声メッセージで受信者に通知して(S14)、この処理を終了する。この処理では検出結果通知部12は、通知メッセージ記憶部13から検出された単語の個数=2に対応するメッセージを取り出し、そのメッセージを音声合成部19で音声信号に変換し、スピーカ15から出力する。
また、単語を3つ検出した場合には、警告メッセージ「悪意を持った電話の可能性があります。内容が事実か確認して下さい」を音声で受信者に通知し、赤色LEDを点灯させる(S15)。この処理では、検出結果通知部12は、通知メッセージ記憶部13から検出された単語の個数=3に対応するメッセージを取り出し、そのメッセージを音声合成部19で音声信号に変換し、スピーカ15から出力する。また、検出結果通知部12はプロセッサ部7を介して警告LED17を点灯させる。また、検出結果通知部12からの通知により、メール送信部5は、単語・メールアドレス登録部3に予め登録されたアドレス(メールアドレス)にメール送信して(S16)この処理を終了する。
1 通話制御部
2 表示制御部
3 単語・メールアドレス登録部
4 表示パネル部
5 メール送信部
6 選択済単語記憶部
7 プロセッサ部
8 留守番電話要件記録部
9 電話帳記録部
10 通話録音部
11 音声認識・単語検出部
12 検出結果通知部
13 通知メッセージ記憶部
14 メモリ
15 スピーカ(SP)
16 マイクロフォン(MIC)
17 警告LED(警告発光ダイオード)
18 単語検出有効/無効スイッチ
19 音声合成部
Claims (5)
- 少なくとも通話手段、プロセッサ部、記憶手段及び外部への警告手段を備えた電話機であって、
通話内容から検出すべき検出対象の単語を予め登録しておく単語登録手段と、
通話内容を録音する通話内容録音手段と、
前記通話内容録音手段で録音した通話内容から、前記単語登録手段に登録してある単語が含まれているか否かを検出する単語検出手段と、
前記単語検出手段の検出処理で検出対象の単語が検出された場合に、その検出結果の情報を前記警告手段を介して外部へ警告通知する検出結果通知手段を備えていることを特徴とする電話機。 - 前記単語検出手段による単語検出を有効にするか無効にするかを設定できる単語検出有効/無効スイッチを設け、該単語検出有効/無効スイッチが有効に設定されていた場合にのみ単語検出を行う機能と、
前記単語検出手段が検出する検出対象の単語を、予め電話機に登録されている検出対象の単語の中から、任意に選択できる機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の電話機。 - 前記警告手段は、音声による警告通知、警告用ランプ点灯による警告通知、電子メール送信による警告通知を行う手段を含み、
前記検出結果通知手段は、音声による警告通知、警告用ランプ点灯による警告通知、電子メール送信による警告通知を、受信者及び予め登録された者に通知できる機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の電話機。 - 前記検出結果通知手段は、危険度の段階を設け、検出した単語の数に応じて警告の段階を変える機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の電話機。
- 前記電子メールによる警告通知は、同時に複数の相手に通知できる機能を備えていることを特徴とする請求項3記載の電話機。
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---|---|---|---|
JP2005003462A JP2006196949A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 通話内容警告付き電話機 |
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JP2005003462A JP2006196949A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 通話内容警告付き電話機 |
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Cited By (13)
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