JP6822703B2 - 電話交換機、保留音通知方法および保留音通知プログラム - Google Patents

電話交換機、保留音通知方法および保留音通知プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電話交換機、保留音通知方法および保留音通知プログラムに関し、特に、通話を保留する際に、通話相手に対して保留音を通知する機能を有する電話交換機、保留音通知方法および保留音通知プログラムに関する。
現状の技術として、例えば、特許文献1の特開2001−024786号公報「電話機の保留装置およびそれを用いた広告方法」に記載のように、電話交換機は、電話の呼を保留し、通話の相手を待たせている間、保留音として、通話の相手(すなわち被保留者)に対して音声情報からなる保留メッセージを聞かせるという保留装置を備えることが提案されている。
また、例えば、特許文献2の特開2003−319424号公報「保留音送出システムおよび送出方法」に記載のように、電話交換機は、発信者番号に関連付けられた顧客データに基づいて、発信者が興味を持つと予想される製品を宣伝するための保留メッセージを選択して、該発信者側(被保留者側)に送出するという保留メッセージ送出システムを備えることが提案されている。
特開2001−024786号公報 特開2003−319424号公報
しかしながら、前記特許文献1や前記特許文献2等に記載されている技術を含め、本発明に関連する現状の技術においては、いずれも、音声情報からなる保留メッセージがあらかじめ録音された音源を再生するという仕組みに限られており、保留メッセージを送出する音源を、時刻設定などにより、営業時間内の音源と営業時間外の音源とを変更することはできるものの、保留メッセージを聞かせる相手となる通話相手の言語に合わせた言語からなる保留メッセージを自動的に選択して送出するというものではなかった。
つまり、現状の電話交換機においては、保留メッセージを聞かせる相手(被保留者)が使用する言語に則した保留音源をフレキシブルに選択して相手(被保留者)に提供するという技術を実現することができないという状況下にあった。ここで、現状において使用されている保留メッセージ用の保留音源としては、会社の商品のガイダンスやPR事項などを流すケースが多く、現状のビジネスにおいて、保留音に含ませる保留メッセージが、微力ながらも、会社のプロモーションツールの一つとして有効であり、多数の企業が採用するようになってきている。
特に、現在は、グローバル化が急速に進んでおり、言語の異なる他国の人との間のコミュニケーションもビジネス面において非常に重要なファクタとなっており、メールやショートメッセージ等の文字ベースでのコミュニケーションだけでなく、音声通話を介したコミュニケーション上においても多様な言語による交流が必須の状況になってきている。このような状況に移行しつつあるにも関わらず、前述のような現状の技術においては、ビジネスの契機の一つとなる可能性が高い保留メッセージ(保留音に含ませる保留メッセージ)の言語が特定の言語に固定されている。したがって、保留メッセージの言語が特定の言語に固定されていると、通話相手の顧客が使用する言語とは異なっている場合には、当該顧客に保留メッセージの内容が理解されないので、期待する効果が得られないことになる。言い換えれば、現状の技術では、電話交換機として、保留メッセージを聞かせる通話相手すなわち被保留者の使用言語を自動的に判別し、通話相手の使用言語に合わせた言語の保留メッセージを、当該通話相手に聞かせる仕組が実現されていない。このように、通話相手の使用言語に合わせた言語の保留メッセージを、当該通話相手に聞かせる仕組の実現は、現状の技術における解決するべき課題である。
(本開示の目的)
本発明の目的は、上述のした課題に鑑み、保留メッセージを聞かせる通話相手すなわち被保留者の使用言語に合わせた言語の保留メッセージを自動的に選択して該通話相手すなわち被保留者に聞かせる電話交換機、保留音通知方法および保留音通知プログラムを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による電話交換機、保留音通知方法および保留音通知プログラムは、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明による電話交換機は、
各種の言語を用いた複数の保留メッセージを含む保留音をあらかじめ保持している保留音データベースと、
発信端末と着信端末との発着信動作の制御および該発信端末と該着信端末との間の通話の制御を行い、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれかに対して保留音を通知する電話交換処理部と、
通話中の状態にある前記発信端末と前記着信端末との間の通話音声情報を解析して、該通話音声情報において使用されている言語を特定して言語情報として保持する認識解析処理部と、
通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる通話保留要求用の保留要求信号を検出する保留要求検出処理部と、
を有し、
前記保留要求検出処理部において、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる前記保留要求信号を検出した際に、前記認識解析処理部に保持されている前記言語情報の中から、前記一方の端末から前記保留要求信号を送信した前記発信端末と前記着信端末の間の通話に用いられている言語を抽出して、前記電話交換処理部が抽出した該言語に合致する言語を用いた保留メッセージを含む保留音を前記保留音データベースの中から選択して、選択した該保留音を前記一方の端末の通話相手である他方の端末に対して送出する
ことを特徴とする。
(2)本発明による保留音通知方法は、
各種の言語を用いた複数の保留メッセージを含む保留音をあらかじめ保持している保留音データベースと、
発信端末と着信端末との発着信動作の制御および該発信端末と該着信端末との間の通話の制御を行い、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれかに対して保留音を通知する電話交換処理ステップと、
通話中の状態にある前記発信端末と前記着信端末との間の通話音声情報を解析して、該通話音声情報において使用されている言語を特定して言語情報として保持する認識解析処理ステップと、
通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる通話保留要求用の保留要求信号を検出する保留要求検出処理ステップと、
を有し、
前記保留要求検出処理ステップにおいて、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる前記保留要求信号を検出した際に、前記認識解析処理ステップにおいて保持されている前記言語情報の中から、前記一方の端末から前記保留要求信号を送信した前記発信端末と前記着信端末の間の通話に用いられている言語を抽出して、前記電話交換処理ステップにおいて抽出した該言語に合致する言語を用いた保留メッセージを含む保留音を前記保留音データベースの中から選択して、選択した該保留音を前記一方の端末の通話相手である他方の端末に対して送出する
ことを特徴とする。
(3)本発明による保留音通知プログラムは、
各種の言語を用いた複数の保留メッセージを含む保留音をあらかじめ保持している保留音データベース
を有するコンピュータ上において動作し、
発信端末と着信端末との発着信動作の制御および該発信端末と該着信端末との間の通話の制御を行い、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれかに対して保留音を通知する電話交換処理と、
通話中の状態にある前記発信端末と前記着信端末との間の通話音声情報を解析して、該通話音声情報において使用されている言語を特定して言語情報として保持する認識解析処理と、
通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる通話保留要求用の保留要求信号を検出する保留要求検出処理と、
を実行する保留音通知プログラムが、
前記保留要求検出処理において、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる前記保留要求信号を検出した際に、前記認識解析処理において保持されている前記言語情報の中から、前記一方の端末から前記保留要求信号を送信した前記発信端末と前記着信端末の間の通話に用いられている言語を抽出して、前記電話交換処理において抽出した該言語に合致する言語を用いた保留メッセージを含む保留音を前記保留音データベースの中から選択して、選択した該保留音を前記一方の端末の通話相手である他方の端末に対して送出する
ことを特徴とする。
本発明の電話交換機、保留音通知方法および保留音通知プログラムによれば、主に、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、例えば、企業の構内に設置する電話交換機に、通話音声情報の言語を特定する認識解析処理部(言い換えると、音声認識モジュール)を実装することにより、該企業側の端末にアクセスして通話を行っている通話相手の端末すなわち顧客の端末に対して保留音を送出する際に、該顧客が企業側の端末使用者との間の通話に使用している言語を用いた保留メッセージが含まれている保留音を、該顧客の端末に対して送出することが可能である。而して、例えば、保留音に含まれる保留メッセージの内容を、保留者側となる企業の広告やビジネスアピール内容とする場合であっても、被保留者となる顧客が、該保留音に含まれる保留メッセージの内容を正しく理解することができる。
本発明に係る電話交換機の接続構成の一例を示すネットワーク構成図である。 図1のネットワーク構成図に示した電話交換機内の主要部の一例を示すブロック構成図である。 図1に示す電話交換機の動作の一例を説明するための説明図である。
以下、本発明による電話交換機、保留音通知方法および保留音通知プログラムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明による電話交換機および保留音通知方法について説明するが、かかる保留音通知方法をコンピュータにより実行可能な保留音通知プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、保留音通知プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。また、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではないことも言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、保留音を聞かせる通話相手(被保留者)の使用言語を自動的に識別する音声認識モジュール(すなわち認識解析処理部)を電話交換機に備え、該通話相手に保留音を通知する際に、識別した使用言語に合わせた言語からなる保留メッセージを含む保留音を自動的に送出することを主要な特徴としている。つまり、本発明においては、保留音を聞かせる通話相手が使用している音声を解析して特定することにより、該通話相手に対して通知する保留音に含ませる保留メッセージの言語を自動的に選択して送出することが可能になるので、該通話相手が理解可能な保留メッセージを聞かせることができ、現状の電話交換機よりも、保留音に対する機能性を向上させることができる。
さらに説明すると、次の通りである。本発明は、電話交換機の内部に、通話音声を解析して、その使用言語を特定する音声認識モジュール(すなわち認識解析処理部)と各種言語からなる保留メッセージを含む保留音源とを備え、通話相手との通話を保留した際に、該通話相手が理解可能な言語の保留メッセージが含まれる保留音源を当該通話相手に送出することにより、当該通話相手は、該保留音源に含まれるメッセージ内容を正しく理解することができることを主要な特徴としている。
なお、電話交換機により通話状態に設定されている発信側のユーザと着信側のユーザとの間では、必ず、何らかの言語を用いて通話が行われているので、電話交換機は、それぞれの通話相手が話している通話音声情報を確実に取得することができる。したがって、電話交換機は、内部に実装した音声認識モジュール(すなわち認識解析処理部)により、当該通話相手の通話音声情報を解析して、どのような言語を用いて通話が行われているのかということを特定することができる。
その結果、電話交換機は、通話相手が保留状態に移行する際に備えて、あらかじめ、内部に保持している保留音源(各種言語からなる保留メッセージが含まれている保留音源)の中から、該保留音源の送出先になる通話相手の使用言語として特定される言語を検索キーとして、同種の言語を用いた保留音源をサーチして、該当する言語の保留音源を一意に選択することができる。
したがって、通話相手が何らかの要因により保留状態に移行して、保留音源を聴取する被保留者になった際に、電話交換機は、一意に選択した言語を用いた保留音源を、該通話相手の被保留者に対して送出することにより、該通話相手の被保留者は、送出されてきた保留音源に含まれている保留メッセージを正しく理解することができる。
(本発明の実施形態の構成例)
次に、本発明に係る電話交換機の構成例について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係る電話交換機の接続構成の一例を示すネットワーク構成図であり、電話交換機1000が、公衆網300に対して外線接続が可能な構内電話交換機として企業の構内400に設置されている場合について説明している。図1のネットワーク構成図において、端末100は、電話交換機1000に収容されている企業側の内線電話機(例えば多機能電話機)であり、電話交換機1000を経由して公衆網300に外線接続が可能である。
また、端末200は、公衆網300と接続可能な電話機であり、図1に示す例においては、公衆網300内の基地局を介して無線接続される個人所有の携帯電話機の場合を例にとって示している。以下の説明においては、企業側の端末100の使用者であるユーザと顧客側の端末200の使用者であるユーザとの間で、電話交換機1000、公衆網300を経由して通話が行われる場合について説明する。
図2は、図1のネットワーク構成図に示した電話交換機1000内の主要部の一例を示すブロック構成図である。図2の電話交換機1000に示すように、電話交換機1000内には、少なくとも、電話交換機処理部10、認識解析処理部20、保留音データベース30を備えている。
電話交換機処理部10は、電話交換機1000全体の処理を司る処理部である。電話交換機処理部10は、内部に、端末100のユーザと端末200のユーザとの間で行われている通話音声情報を抽出する機能を備えるとともに、通話状態にある端末100または端末200のいずれか一方の端末から通話の保留を要求することを示す保留要求信号が送信されてきたことを検出する保留要求検出部11を少なくとも備えている。
認識解析処理部20は、電話交換機処理部10により抽出された端末100のユーザと端末200のユーザとの間で行われている通話音声情報の中から、公衆網300を介して通話相手となる端末200から送信されてきた通話音声情報あるいは端末100からの通話音声情報を解析して、該通話音声情報において使用されている言語を自動的に識別する処理を行う音声認識モジュールである。また、保留音データベース30は、想定し得る各種の言語を用いた複数の保留メッセージが含まれている保留音をあらかじめ保持しているデータベースである。
(本発明の実施形態の動作の説明)
次に、図1、図2に示す電話交換機1000の動作の一例について説明する。以下の説明においては、企業の構内400にある内線電話機の端末100のユーザAが、公衆網300を介して接続している通話相手の端末200のユーザBとの間で通話中の状態において、端末100のユーザAが、何らかの要因により、該端末100の通話相手である端末200のユーザBに対する通話を保留する保留状態が発生した際に、電話交換機1000が、通話が保留された通話相手の端末200のユーザB(被保留者)に対して保留音を通知する際の通知手順を例にとって説明している。ここで、電話交換機1000は、企業のメーカN社の構内400に設置されていて、電話交換機1000に内線接続されている企業側の端末100を使用するユーザAが、電話交換機1000、公衆網300を経由して、構外にある顧客側の端末200を使用する顧客のユーザBとの間で音声通話を行っているものとする。
図3は、図1に示す電話交換機1000の動作の一例を説明するための説明図である。前述したように、メーカN社の構内400に設置されている電話交換機1000は、メーカN社のユーザAが使用する企業内の端末100例えば多機能電話機と内線接続されているとともに、公衆網300に外線接続されている。そして、メーカN社のユーザAが使用する端末100は、電話交換機1000、公衆網300を経由して、通話相手の顧客のユーザBが使用する端末200例えば携帯電話と接続されて、企業側のユーザAと顧客側のユーザBとが通話中の状態にある。ここで、図3の説明図においては、企業側のユーザAが、顧客側のユーザBとの間で通話中の状態にある際に、何らかの要因により、顧客のユーザBに対する通話を保留する保留状態が発生して、電話交換機1000が、通話相手の顧客のユーザB(被保留者)に対して、当該ユーザBが使用している言語に合わせた保留メッセージが含まれている保留音を自動的に送出する手順について、シーケンス番号(Seq×:×は数字)を付与して模式的に説明している。
図3において、電話交換機1000は、図2に説明したように、内部に、電話交換機1000の各種の処理を司る電話交換機処理部10、通話中の音声情報を解析して、使用している言語を特定する認識解析処理部20、各種の言語を用いた複数の保留メッセージが含まれている保留音をあらかじめ保持している保留音データベース30、を少なくとも備えている。ここで、電話交換機1000における保留音に関するデフォルト値として、日本国内向けの設定がなされていて、保留音に含まれる保留メッセージの言語が日本語に設定されているようにしても良い。また、該保留メッセージの内容は、電話交換機1000を構内400に設置しているメーカN社の例えば最新の製品に関する宣伝メッセージとして、電話交換機1000内の保留音データベース30にあらかじめ保持するようにしても良い。なお、本実施形態においては、顧客側の端末200を使用するユーザBは、英語を使用言語として用いる外国の人であり、端末100のユーザAと端末200のユーザBとの間は、英語を用いて通話を行っているものと仮定する。
まず、図3の説明図において、電話交換機1000内の電話交換機処理部10は、端末100のユーザAと端末200のユーザBとの間の電話接続を行い、端末100のユーザAと端末200のユーザBとの間の通話を監視する状態に移行する(シーケンスSeq1)。
ここで、電話交換機処理部10は、端末100のユーザAと端末200のユーザBとの間の通話を検知すると、当該端末200のユーザBの通話音声情報を抽出して、認識解析処理部20に通知する(シーケンスSeq2)。
認識解析処理部20は、端末100のユーザAとの間で行っている端末200のユーザBの通話音声情報を、電話交換機処理部10から受け取る都度、該通話音声情報を解析して、該通話音声情報に使用されている言語を特定して、音声情報として逐次保存していく(シーケンスSeq3)。ここで、本実施形態においては、前述したように、ユーザBは英語を用いてユーザAと通話を行っていると仮定しているので、特定した言語を示す言語情報としては、英語であることを示す情報になっている。
しかる後、端末100のユーザAが、何らかの要因により、顧客のユーザBとの間の通話を保留することが必要な事態が発生したことを認識した場合、端末100から電話交換機1000に対して保留要求信号を送出する。端末100からの保留要求信号を受け取った電話交換機1000は、電話交換機処理部10内の保留要求検出部11において、該保留要求信号を検出する。端末100からの保留要求信号を検出すると、電話交換機1000内の電話交換機処理部10は、まず、認識解析処理部20が保存した通話相手のユーザBの通話使用言語に関する言語情報を参照して、通話相手である顧客のユーザBがユーザAとの通話に使用している言語が英語であることを確認する。したがって、電話交換機処理部10は、保留音データベース30にあらかじめ保持されている複数の保留音の中から、英語を使用した保留メッセージが含まれている保留音を検索して、検索した保留音(英語の保留メッセージが含まれている保留音)を抽出する(シーケンスSeq4)。
しかる後、電話交換機1000内の電話交換機処理部10は、保留音送出用のアナウンス装置に保留音データベース30から抽出した保留音(英語の保留メッセージが含まれている保留音)を設定するとともに、端末100との間の通話状態に設定されている端末200側の接続状態を、該アナウンス装置に接続するように接続替えを行うことにより、英語の保留メッセージが含まれている保留音を、顧客のユーザBが使用する端末200に対して送出する(シーケンスSeq5)。
以降、保留状態が解除されるまでの間、電話交換機1000内の電話交換機処理部10は、英語の保留メッセージが含まれている保留音を顧客のユーザBに対して送出する動作を継続する。電話交換機1000内の電話交換機処理部10は、端末100から保留状態を解除する通知を受け取ると、端末200との間の接続状態を変更して、保留音送出用のアナウンス装置との接続を開放し、端末100と接続する状態に復旧させて、端末100との間の通話接続状態に戻す。
なお、前述のシーケンスSeq4において、電話交換機1000内の電話交換機処理部10は、認識解析処理部20が保存している言語に関する情報を参照して、ユーザBがユーザAとの通話に使用している言語を特定する際に、ユーザBがユーザAとの間の通話に使用している言語として複数種類存在していた場合には、保留要求信号を検出した時点に最も近い時点の言語を、当該ユーザBが使用している言語として抽出することとする。
また、前述の動作の説明においては、通話中に通話を保留する保留状態が発生するか否かに関係なく、認識解析処理部20において、顧客のユーザBが通話に使用している言語を逐次特定して音声情報として保存する動作を行う場合を例示しているが、本発明は、かかる場合に限るものではない。例えば、端末100のユーザAが、何らかの要因によって、顧客のユーザBとの間の通話を保留せざるを得ない事態が発生した場合を契機にして、認識解析処理部20において、顧客のユーザBが通話に使用している言語を特定して言語情報として保存する動作を行うようにしても良い。また、保留要求信号を送信する端末が、端末100ではなく、顧客側の端末200であっても勿論構わない。かかる場合すなわち顧客側の端末200のユーザBが通話を保留した場合には、企業側の端末100側に対して保留音が送出されることになる。
すなわち、通話を保留せざるを得ない事態が発生した場合を契機にして、認識解析処理部20において通話に使用している言語を特定して言語情報として保存する動作を行う場合には、まず、電話交換機処理部10において、通話状態にある発着信端末(端末100、端末200)の通話音声情報を通話音声履歴情報として保存しておく。そして、発着信端末の端末100、端末200のいずれか一方の端末から通話を保留することを要求する保留要求信号を受信した際に、電話交換機処理部10は、保存している通話音声履歴情報を、認識解析処理部20に引き渡す。
この際、電話交換機処理部10は、保存している通話音声履歴情報の中から、該保留要求信号の受信の直前に、端末100のユーザAと端末200のユーザBとの間で行われた通話音声情報(例えば通話保留の通知に関する通話音声情報あるいは通話保留通知に対する了解に関する通話音声情報、すなわち、保留者(例えばユーザA)から被保留者(例えば顧客のユーザB)に対して通話を保留する旨を通知する保留通知音声情報、あるいは、該保留通知音声情報に対して被保留者(例えば顧客のユーザB)が了解の旨を保留者(例えばユーザA)に対して返送する応答音声情報)を取り出して、認識解析処理部20に引き渡すことが望ましい。
そして、認識解析処理部20においては、電話交換機処理部10から引き渡された通話音声情報に基づいて、被保留者(例えば顧客のユーザB)が通話に使用している言語を識別して特定するように動作すれば良い。
また、前述の説明においては、電話交換機1000が、企業の構内400に設置されている構内交換機である場合について説明したが、本発明はかかる場合に限るものではない。電話の発着信を制御し、発着端末間の通話を制御する電話交換機であれば、公衆網300内に設置されていても良いし、如何なる形態の電話交換機であっても構わない。該電話交換機が、前述したように、全体の処理を司る電話交換機処理部10の他に、通話の保留要求を検出する検出部(保留要求検出部11)と、発着端末の通話に使用している言語を識別する音声認識モジュール(認識解析処理部20)と、各種の言語の保留メッセージを含む保留音を保持したデータベース(保留音データベース30)と、を少なくとも備える構成とすれば良い。
かかる電話交換機において、通話状態にある発着端末のいずれか一方の端末が通話の保留を要求してきたことを検出した際に、保留要求を行った一方の端末の通話相手になっている他方の端末が検出時点の直前における通話に使用していた言語を特定して、該言語に合わせた保留メッセージが含まれる保留音を通話相手の他方の端末に対して送出する動作を行うようにすれば良い。
(本発明の実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本発明の実施形態においては、以下のような効果が得られる。すなわち、例えば、企業の構内400に設置する電話交換機1000に、通話音声情報の言語を特定する認識解析処理部20(言い換えると、音声認識モジュール)を実装することにより、該企業側のユーザAが使用する端末100にアクセスして通話を行っている通話相手の端末200すなわち顧客側のユーザBが使用している端末200に対して保留音を送出する際に、該顧客側のユーザBが企業側の端末100の使用者であるユーザAとの通話に使用している言語を用いた保留メッセージが含まれている保留音を、該顧客側のユーザBが使用している端末200に対して送出することが可能である。而して、保留音に含まれる保留メッセージの内容を、例えば、保留者側である企業の広告やビジネスアピール内容とする場合であっても、被保留者となる顧客のユーザBが、該保留音に含まれる保留メッセージの内容を正しく理解することができる。
さらに補足して説明すると、例えば、ホテルのフロントや予約受付において、外国にいる外国人との国際通話時、あるいは、日本国内に滞在している外国人との通話時に、少々の時間、通話を保留する状況が発生した際に、当該外国人の母国語を用いて保留メッセージ(例えばホテルをアピールするメッセージ、日本をアピールするメッセージ、あるいは、観光案内メッセージ等)を、通話相手の外国人に対して送出することができ、ホテル側のサービス性を向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
10 電話交換機処理部
11 保留要求検出部
20 認識解析処理部
30 保留音データベース
100 端末
200 端末
300 公衆網
400 構内
1000 電話交換機

Claims (3)

  1. 各種の言語を用いた複数の保留メッセージを含む保留音をあらかじめ保持している保留音データベースと、
    発信端末と着信端末との発着信動作の制御および該発信端末と該着信端末との間の通話の制御を行い、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれかに対して保留音を通知する電話交換処理部と、
    通話中の状態にある前記発信端末と前記着信端末との間の通話音声情報を解析して、該通話音声情報において使用されている言語を特定して言語情報として保持する認識解析処理部と、
    通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる通話保留要求用の保留要求信号を検出する保留要求検出処理部と、
    を有し、
    前記保留要求検出処理部において、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる前記保留要求信号を検出した際に、前記認識解析処理部に保持されている前記言語情報の中から、前記一方の端末から前記保留要求信号を送信した前記発信端末と前記着信端末の間の通話に用いられている言語を抽出して、前記電話交換処理部が抽出した該言語に合致する言語を用いた保留メッセージを含む保留音を前記保留音データベースの中から選択して、選択した該保留音を前記一方の端末の通話相手である他方の端末に対して送出し、
    前記認識解析処理部に保持されている前記言語情報として、通話中に保留状態が発生した前記発信端末と前記着信端末の間の通話に用いられていた言語が複数種類存在していた場合、前記保留要求信号の検出時点に最も近い時点で特定して保持した言語を抽出する
    ことを特徴とする電話交換機。
  2. 各種の言語を用いた複数の保留メッセージを含む保留音をあらかじめ保持している保留音データベースと、
    発信端末と着信端末との発着信動作の制御および該発信端末と該着信端末との間の通話の制御を行い、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれかに対して保留音を通知する電話交換処理ステップと、
    通話中の状態にある前記発信端末と前記着信端末との間の通話音声情報を解析して、該通話音声情報において使用されている言語を特定して言語情報として保持する認識解析処理ステップと、
    通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる通話保留要求用の保留要求信号を検出する保留要求検出処理ステップと、
    を有し、
    前記保留要求検出処理ステップにおいて、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる前記保留要求信号を検出した際に、前記認識解析処理ステップにおいて保持されている前記言語情報の中から、前記一方の端末から前記保留要求信号を送信した前記発信端末と前記着信端末の間の通話に用いられている言語を抽出して、前記電話交換処理ステップにおいて抽出した該言語に合致する言語を用いた保留メッセージを含む保留音を前記保留音データベースの中から選択して、選択した該保留音を前記一方の端末の通話相手である他方の端末に対して送出し、
    前記認識解析処理ステップにおいて保持されている前記言語情報として、通話中に保留状態が発生した前記発信端末と前記着信端末の間の通話に用いられていた言語が複数種類存在していた場合、前記保留要求信号の検出時点に最も近い時点で特定して保持した言語を抽出する
    ことを特徴とする保留音通知方法。
  3. 各種の言語を用いた複数の保留メッセージを含む保留音をあらかじめ保持している保留音データベース
    を有するコンピュータ上において動作し、
    発信端末と着信端末との発着信動作の制御および該発信端末と該着信端末との間の通話の制御を行い、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれかに対して保留音を通知する電話交換処理と、
    通話中の状態にある前記発信端末と前記着信端末との間の通話音声情報を解析して、該通話音声情報において使用されている言語を特定して言語情報として保持する認識解析処理と、
    通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる通話保留要求用の保留要求信号を検出する保留要求検出処理と、
    を実行する保留音通知プログラムが、
    前記保留要求検出処理において、通話中の状態にある前記発信端末または前記着信端末のいずれか一方の端末から送信されてくる前記保留要求信号を検出した際に、前記認識解析処理において保持されている前記言語情報の中から、前記一方の端末から前記保留要求信号を送信した前記発信端末と前記着信端末の間の通話に用いられている言語を抽出して、前記電話交換処理において抽出した該言語に合致する言語を用いた保留メッセージを含む保留音を前記保留音データベースの中から選択して、選択した該保留音を前記一方の端末の通話相手である他方の端末に対して送出し、
    前記認識解析処理において保持されている前記言語情報として、通話中に保留状態が発生した前記発信端末と前記着信端末の間の通話に用いられていた言語が複数種類存在していた場合、前記保留要求信号の検出時点に最も近い時点で特定して保持した言語を抽出する
    ことを特徴とする保留音通知プログラム。
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