JP2004185092A - 送迎バスの到着予定時間報知システム、及び報知方法、並びに報知プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

送迎バスの到着予定時間報知システム、及び報知方法、並びに報知プログラムを格納した記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】幼稚園等の送迎バス等の運行では、道路の混雑状況等によって予定の時間を変更せざるを得ないような場合も少なくない。予定時間の変更が生じたときには、バス停で待つ利用者に連絡を入れないと、利用者と運行する人の両方に時間的な無駄が生じる問題があった。
【解決手段】バス等の運行ダイヤが一定時間以上進んでいるとき、及び遅れているときには、電話または電子メールにより進み/遅れの情報をバス停で待つ利用者に予め報知する。これにより、報知がなければ利用者は定刻にバス停にゆくので、無駄に待たされたり、あるいはバス自体をやり過ごす危険性が回避される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保育園・幼稚園等の送迎バスが到着する時間を予想して特定ユーザに報知するための、送迎バスの到着予定時間報知システム、及び報知方法、並びに報知プログラムを格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バス等の移動体の公共交通機関の位置、あるいは、あと何分くらいで停留所に到着するかをユーザに報知するためのシステムが次々に実用化されている。これらのシステムでは、パーソナルコンピュータ等を利用したインターネットのホームページにバスの位置を掲示して報知する方法や、ユーザの利便性を考慮して例えば(株)NTTドコモで提供しているインターネット接続サービス「iモード(登録商標)」等の携帯電話機のホームページ参照機能を利用して情報を報知する方法、iモード等の電子メール機能を利用して情報を報知する方法等がある。しかしながら、パーソナルコンピュータや携帯電話機を利用してインターネットのホームページを参照する方法や、携帯電話の電子メール機能を利用した方法では、参照・確認には多少の操作をする必要がある。このため、機器に不慣れな人にとっては苦痛という程ではないにせよ問題があった。
【0003】
このような状況を一部解決する手段として、バス等が近づいたことを、電子メールではなくて、敢えて、電話によりユーザに報知する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、携帯電話等は、発信者番号により着メロを切りかえる機能を有しているので、あらかじめ、バス位置の報知システムからの電話についてのみ、特別の着メロ、あるいはメッセージを鳴らすように設定する。このようにすることによって、電子メールを読む煩わしさもなく、あるいは、ホームページをわざわざ読みにゆく手間もないようにすることができる。しかしながら、このような解決手段で問題となるのが、通信料の問題と送信操作の手間の問題である。すなわち、従来の方法では、バス等が予定通り運行しているか否かにかかわらず、電話によりユーザに報知している。このため、送信者側に課金される通信料の負担が大きいとともに、各園児の保護者が持つ携帯電話等に向けて発信する作業の手間に要する労力の問題である。
【0004】
そこで、送信者側での通信料及び作業労力の負担を軽減させる方法として、バスの運行に遅れが生じたときのみ、電話で報知する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法では、バスの運行に遅れが生じたときのみ、連絡するようにしているので、費用の面からも、また送信する操作数の面からも軽減されることになる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−9977号公報
【特許文献2】
特開2002−150493号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した特許文献1に記載される従来の方法、すなわちバスの運行に遅れが生じたときのみ、電話で報知する方法では、反対にバスの運行に進みが生じた場合には、途中でバスを停止させて、時間調整等を行う必要があり、時間の無駄が生じるという問題があった。
【0007】
また、保育園・幼稚園の送迎バス等の運行では、道路の混雑状況等によってコースを変更せざるを得ないような場合も少なくない。コース変更を行ったときには、運行ダイヤにも影響がでる。また、バス停で待つ利用者に連絡を入れないと、利用者と運行する人の両方に時間的な無駄が生じる問題があった。さらに、従来のシステムでは、単に報知するだけであって、運行システム全体を管理するものではないので、システムの有効利用の面で無駄があった。
【0008】
本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決し、運行システム全体の有効利用を図ることができる送迎バスの到着予定時間報知システム、及び報知方法、並びに報知プログラムを格納した記憶媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の送迎バスの到着予定時間報知システムは、送迎バスの位置を検出する位置検出手段と、前記移動体の通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出し手段と、前記位置検出手段が到着/出発を検出した時刻と前記運行ダイヤ読み出し手段が読み出した前記通過予定位置に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の進み/遅れがあったことを検出する運行ダイヤの進み・遅延検出手段と、前記通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出し手段と、前記運行ダイヤの進み・遅延検出手段により進み/遅れが検出された時に前記連絡先情報読み出し手段から読み出された連絡先に通信する通信手段とを備えた構成を有している。この構成にれば、利用者は、送迎バスの運行ダイヤに進み/遅れが出た時に、電話、あるいはメールにより連絡を受けることができる。これにより、利用者も時間を心配したり、あるいは無駄な時間を費やすることがなくなる。反対に、送迎バス側では、運行ダイヤに変更があった場合、その連絡がバス停で待つ利用者に伝えられているので、運行ダイヤの変更に気を使わずに、安全運転に励むことができることとなる。
【0010】
また、本発明の送迎バスの到着予定時間報知システムは、前記通信手段が、前記連絡先情報読み出し手段から読み出された連絡先に自動的にダイヤルをするオードダイヤルサーバーを有する構成にしたものである。この構成によれば、送迎バスの運行ダイヤに進み/遅れが出た時に、利用者に対して自動的に電話を掛けて連絡することができる。
【0011】
また、本発明の送迎バスの到着予定時間報知システムは、前記通信手段が、前記連絡先情報読み出し手段から読み出された連絡先に自動的に電子メールを送るメールサーバーを有する構成にしたものである。この構成によれば、送迎バスの運行ダイヤに進み/遅れが出た時に、利用者に対して自動的に電子メールを送って連絡することができる。
【0012】
また、本発明の送迎バスの到着予定時間報知システムは、前記通信手段が、前記運行ダイヤの進み・遅延検出手段により進み/遅れが検出された時に、その結果をインターネットのホームページ上で報知可能なWWWサーバーを有する構成にしたものである。この構成によれば、送迎バスの運行ダイヤに進み/遅れが検出されたときに、その結果をインターネットのホームページ上で報知することができる。したがって、何らかの理由によって電話または電子メールで連絡を受けることができない場合でも、そのホームページを開いて確認することができる。
【0013】
また、本発明の送迎バスの到着予定時間報知方法は、送迎バスの位置を検出する位置検出ステップと、前記送迎バスの通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出しステップと、前記位置検出ステップが到着/出発を検出した時刻と前記運行ダイヤ読み出しステップが読み出した前記通過予定位置に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の進み/遅れがあったことを検出する運行ダイヤの進み・遅延検出ステップと、前記通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出しステップと、前記運行ダイヤの進み・遅延検出ステップにより進み/遅れが検出された時に前記連絡先情報読み出しステップから読み出された連絡先に通信する通信ステップとから構成したものである。この構成にれば、利用者は、送迎バスの運行ダイヤに進み/遅れが出た時に、電話、あるいは電子メールにより連絡を受けることができる。これにより、利用者も時間を心配したり、あるいは無駄な時間を費やすることがなくなる。反対に、送迎バス側では、運行ダイヤに変更があった場合、その連絡がバス停で待つ利用者に伝えられているので、運行ダイヤの変更に気を使わずに、安全運転に励むことができることとなる。
【0014】
また、本発明の記憶媒体は、送迎バスの位置を検出する位置検出処理と、前記送迎バスの通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出し処理と、前記位置検出処理が到着/出発を検出した時刻と前記運行ダイヤ読み出し処理が読み出した前記通過予定位置に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の進み/遅れがあったことを検出する運行ダイヤの進み・遅延検出処理と、前記通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出し処理と、前記運行ダイヤの進み・遅延検出処理により進み/遅れが検出された時に前記連絡先情報読み出し処理から読み出された連絡先に通信する通信処理、を決められた手順に従って実行するようにコンピュータを動作させるための送迎バスの到着予定時間報知プログラムを格納した構成としたものである。この構成にれば、利用者は、送迎バスの運行ダイヤに進み/遅れが出た時に、電話、あるいは電子メールにより連絡を受けることができるコンピュータを持つ送迎バスの到着予定時間報知システムを実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明を適用した送迎バスの到着予定時間報知システムの全体構成を示すブロック図である。図1において、この送迎バスの到着予定時間報知システムは、保育園・幼稚園の送迎バスの場合を一例としており、通信網1と、この通信網1に専用線接続される処理センター2、通信網1と無線接続される送迎バス3、携帯通信端末4、処理センター2とインターネット6により接続される保育園や幼稚園(以下、保育園も含めて幼稚園という)5およびそこに設置されたパソコン51等で構成されている。通信網1は、(株)NTTドコモが提供するインターネット接続サービスであるDoPa網、携帯電話網等であり、インターネットに接続可能になっている。なお、通信網1は、無線通信が可能で、かつインターネットに接続可能であれば、どのような通信網であっても構わない。処理センター2は、通信網1を介して送迎バス3の走行途中の位置を知るとともに、送迎バス3にルート変更等の指示を出したり、送迎バス3の位置から幼稚園5に通う園児の保護者が待つ場所(以下、「バス停」という)に送迎バス3が到達するまでの時間を推測して、その時間を保護者の予め登録されている携帯通信端末4に連絡するコンピュータすなわちサーバ20を有している。なお、処理センター2は、幼稚園5内に設置されても、あるいは別の場所にある管理会社内に設置されても良い。
【0016】
さらに詳述すると、このシステムでは、送迎バス3に、バス位置検知装置30と、GPS(Global Positioning System)アンテナ31と、DoPaアンテナ32と、液晶表示装置33と、インバータ電源34等を搭載した構成となっている。また、インバータ電源34は、カーコネクター35を介して図示しないシガーライターソケットに差し込み取り付けされて、カーバッテリーと接続される。バス位置検知装置30は、位置検知センサ30aと位置検知処理部30bとDoPa端末30cで構成されている。位置検知センサ30aはGPS、ジャイロ、加速度センサ等を有しており、通常はGPSアンテナ31を介して航行衛星からの電波を受信し、これを位置検知処理部30bに出力するが、電波が遮断されて届かない高架の下、トンネル等においてはGPSによる位置測定はできないので、ジャイロ、加速度センサを利用して位置座標推定を補う信号を位置検知処理部30bに出力する。位置検知処理部30bでは、位置検知センサ30aの信号から現在の緯度経度の座標値を割り出し、現在位置を検知する。また、位置検知処理部30bで検知された位置座標の情報は、処理センター2から通信網1及びDoPaアンテナ32、DoPa端末30cを介して受ける位置情報要求に応じて、同じくDoPa端末30c、DoPaアンテナ32、通信網1を介して処理センター2に送られる。
【0017】
図2は、表示装置33の具体的な外観構成例を示す正面図である。この表示装置33では、液晶表示面33aの他に、運転手や添乗者(以下、「運転手等」)により操作されて、バス位置検知装置30及び表示装置33に対して各種の指示を入力することができる操作ボタン「確認ボタン」33b,「出発ボタン」33c,「帰着ボタン」33d,「F1ボタン」33e,「F2ボタン」33f,「F3ボタン」33g,「キャンセルボタン」33h,「自動ルートボタン」33iが設けられている。なお電源をオン/オフする「電源ボタン」は正面から隠れた場所(例えば側面の凹部など)に配置されている。なおこの実施の形態においては、「確認ボタン」33b,「出発ボタン」33c,「帰着ボタン」33d,はその他のボタンよりもやや大きめの寸法のボタンが使われ、また、「確認ボタン」33bは丸形形状に成形されたボタンが使われ、「出発ボタン」33cは四角形状に成形されたボタンが使われ、「帰着ボタン」33dは三角形状に成形されたボタンが使われている。さらに、「確認ボタン」33bは例えば黄色に着色され、「出発ボタン」33cは例えば緑色に着色され、「帰着ボタン」33dは例えば赤色、といったようにそれぞれ目立つ色に着色されている。これは、「確認ボタン」33b,「出発ボタン」33c,「帰着ボタン」33dが操作上重要なボタンであるから操作をしやすくするとともに、操作上での誤りがないようにするためである。
【0018】
上記処理センター2は、サーバ20の他に、専用線I/F(インタフェース)21、ネットワークI/F22、表示装置23、入力装置24等で構成されている。専用線I/F21は、通信網1を介して送迎バス3と通信を行うための常時接続形の専用回線を確立しているもので、サーバ20からの操作で、送迎バス3に対して位置情報を要求し、送迎バス3からは位置情報を受信する。
【0019】
ネットワークI/F22は、サーバ20からの操作で、通信網1のiモードを利用して保護者が持つ携帯通信端末4に、保護者が待つ予め登録されている場所、すなわち上記バス停に送迎バス3が到達する予定の時刻の情報を送信するとともに、保護者が持つ携帯通信端末4からの操作により要求される到着時刻送信要求を受け付け、この要求に対して到着予定時刻の情報を送信する。また、処理センター2はネットワークI/F22を介してインターネット6に接続しており、その中にメールサーバ(メール送信)やウェブサーバ(ホームページ表示)がある。
【0020】
表示装置23はサーバ20に接続されており、各種の情報を表示するものであって、液晶表示装置やCRT等でなる。入力装置24は、サーバ20を操作可能なキーボード、マウス等である。
【0021】
サーバ20は、図3にさらに具体的な構成をブロック図で示すように、主制御手段20aと、記憶手段20bと、位置検出手段20cと、運行ダイヤ読み出し手段20dと、運行ダイヤ進み・遅延検出手段20eと、連絡先情報読み出し手段20fと、通信手段20gとから構成されている。
【0022】
主制御手段20aはCPUであり、記憶手段20bに記憶されているプログラムに従ってサーバ20の各種制御を実行する。位置検出手段は20cは、送迎バス3が通過予定位置に到着/出発したことを検出するもので、送迎バス3から送られて来る位置情報を受信して、送迎バス3が通過予定位置に到着/出発したことを検出する。
【0023】
運行ダイヤ読み出し手段20dは、送迎バスの通過予定時刻及び通過予定位置を読み出すもので、例えば、通過予定時刻に対応づけて、その時に送迎バス3がどのあたりを走っているかを位置座標として記憶している。そして、これを読み出して、位置検出手段20c及び運行ダイヤ進み・遅延検出手段20eに送り出す。位置座標の記憶方法は、データベースシステム(DBMS)に記憶してもよく、ファイル形式として記憶手段20bの中に記憶してもよい。この記憶方法により、読み出し方法も変化するが、これは当業者の判断により選択されればよいものであり、通過予定位置とその通過予定位置に対応づけられた時刻とのペアを読み出す能力を有していれば充分である。
【0024】
運行ダイヤ進み・遅延検出手段20eは、位置検出手段20cから送迎バス3が予定された地点に到着したことを受信する。この到着時刻(それは、位置検出手段20cから付加情報として送られてきてもよいし、運行ダイヤ進み・遅延検出手段20eが独自に有しているタイマーによってもよい)と、運行ダイヤ読み出し手段20dから受信した通過予定時刻とを比較する。そして、これの値が予め定めれた一定の時間差を超えて大きな場合には遅れが発生していると判断し、反対に小さな場合には進みが発生していると判断して、通信手段20gに報知する。
【0025】
連絡先情報読み出し手段20fは、通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出すもので、連絡先先情報としては予め登録されている電話番号、メールアドレス、ポケベル番号等である。そして、通過予定位置に進みあるいは遅れ(以下、「進み/遅れ」という)が発生した際、その後に影響すると思われる到着位置に対応する連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番号等を呼び出して通信手段20gに送る。
【0026】
通信手段20gは、自動ダイヤルサーバー25と、メールサーバー26と、WWW(World Wide Web)サーバー27を備え、連絡先情報読み出し手段20fから得た連絡先に情報を通知するとともに、インターネットのWWWプラザから指定することににって見ることができるWWWサーバー27のホームページを書き換える。そして、連絡先情報読み出し手段13から送られて来る連絡先が、通常の加入電話や携帯電話の番号であれば、自動ダイヤルサーバー25が起動し、コンピュータ・テレフォニー機能を利用して自動的に当該電話番号に対して発呼を行い、自動音声で運行ダイヤの変更を連絡する。連絡先情報読み出し手段13から送られて来る連絡先が、メールアドレスであれば、メールサーバー26が起動し、当該メールアドレスに送迎バス3の遅れを報知する。これは、通常のメール送信プロトコルであるSMTPを用いても実現できる。また、自動ダイヤルサーバー25及びメールサーバー26による連絡とは別に、これに並行してWWWサーバー27が起動され、ホームページ上の運行ダイヤ欄が書き換えられ、運行ダイヤの変更が表示される。このホームページは、予め許可されたものが、パスワード等を入力することによって、保護者側で携帯通信端末4あるいはパーソナルコンピュータを利用してインターネット上で閲覧することができる。これは、何らかの理由により、電話やメールでの連絡を受けられなかった場合でも、インターネットのホームページで確認することができるようにしている。
【0027】
図4及び図5は本実施の形態における送迎バスの到着予定時間報知システムの動作を示すフローチャートである。そこで、次に図4及び図5を参照(適宜図1乃至図3参照)して、本実施の形態による送迎バスの到着予定時間検知システムの具体的な動作について説明を行う。
【0028】
(設定処理)
まず、システムの実行にあたり、システム管理者及び運転者等は運行前処理を図4に示すフローチャートに従って行う。すなわち、まず最初に、システム管理者が走行ルートの確認、出発、帰着等の確認操作を行い、そのシステム管理者が運行予定の作成を行う。この運行予定表の作成操作は、インターネット6に接続された幼稚園5側のパソコン51で運行設定者が設定操作を確認しながらパソコン入力し、インターネット6を経由して処理センター2へ送付しサーバ20の運行予定表データを更新する。この運行予定表は、保護者から幼稚園5に連絡が入った情報を付加して作成され、その日の運行予定表として記憶手段20bに記憶される。なお、ここでの記憶では、運行予定表だけではなしに、連絡事項等も記憶される(これらの設定情報は、「コース情報」という)。
一方、送迎バス3側では、運行前に表示装置33の「電源」の操作ボタンを押下し、バス位置検知装置30に電源を投入してバス位置検知装置30を起動させ、その起動時に上記コース情報をバス位置検知装置30にダウンロードする。ここでのコース情報はバス位置検知装置30内の図示していない記憶手段に記憶されるとともに、必要な情報は表示装置33の表示面33aに表示される。したがって、送迎バス3の添乗員あるいは運転手(以下、「運転手等」という)は、表示装置33の表示面33aを見ることによって、その情報を確認することができる。また、システム管理者側で運転手等が確認したか否かを知りたい場合は、表示装置33に装備されている「確認」の操作ボタンを押下して返信信号をもらい、返信があったものは確認済みとする。さらに、ダウンロードした別の情報、例えばルート情報等を見たい場合は、「F1」〜「F3」の操作ボタンを操作することによって表示装置33の表示面33a上で見ることができる。また、バス位置検知装置30に電源が投入されて起動された後は、バス位置検知装置30とサーバ20との間は通信網1を介して常時接続状態に置かれ、常に信号のやり取りが可能になっている。
【0029】
(通常運用)
図5は設定処理後の通常運用時における主動作手順を示すフローチャートである。まず、送迎バス3が出発するときに、運転者等は表示装置33上の「出発」操作ボタンを押す。その時点を運行開始とし、図5に示すフローチャートはスタートする。運行が開始されると、バス位置検知装置30では、位置検知センサ30aからの信号により位置検知処理部30bが送迎バス3の現在位置を検知し、通信網1を介して処理センター2のサーバ20に送る。サーバ20では位置検出手段20cが送迎バス3からの位置信号を受信し、送迎バス3が通過予定位置に到着/出発したことを検出する(ステップST1)。この位置検出手段20cの信号は運行ダイヤ読み出し手段20dに入力される。運行ダイヤ読み出し手段20dでは、送迎バス3の通過予定時刻及び通過予定位置を読み出す(ステップST2)。この運行ダイヤ読み出し手段20dでは、通過予定時刻に対応づけて、そのときに送迎バス3がどのあたりを走っているかを記憶しており、これを読み出して運行ダイヤ進み・遅延検出手段20eに送り出す。運行ダイヤ進み・遅延検出手段20eでは、運行ダイヤ読み出し手段20dに指定された通過予定時刻における送迎バス3の通過予定位置と、位置検出手段20cにより確認した実際の位置とを比較する(ステップST3)。ここでの比較で、一定以上の遅れがあるか否か(ステップST4)、あるいは一定以上の進みがあるか否か(ステップST5)を判定する。
【0030】
運行ダイヤの進み・遅延検出手段20eで、一定以上の遅れがあると判定された場合、連絡先情報読み出し手段20fが起動され、送迎バス3のその後のルート上の停止位置、すなわち、これから向かうバス停に対応づけて、変更が発生した際に通知を行うべき連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番号等が通信手段20gにより呼び出される(ステップST6)。通信手段20gは、連絡先情報読み出し手段20fから得たバス停に対応づけられた連絡先、すなわちバス停に待つ保護者等の携帯通信端末4に情報を送信するとともに、WWWサーバー26のホームページを更新して運行ダイヤの変更を表示する(ステップST7)。この場合の情報は、単に「バスが遅れます」との簡単なものでもよく、あるいは送迎バス3のバス停への到着予定時刻を含めてもよい。反対に、運行ダイヤ進み・遅延検出手段20eで、一定以上の進みがあると判定された場合も、遅れの時と同様に、連絡先情報読み出し手段20fが起動され、送迎バス3のその後のルート上のバス停に対応づけて、変更が発生した際に通知を行うべき連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番号等が通信手段20gにより呼び出される(ステップST8)。そして、ここでも通信手段20gは、連絡先情報読み出し手段20fから得た停止位置に対応づけられた連絡先、すなわちバス停に待つ保護者等の携帯通信端末4に情報を送信するとともに、WWWサーバー26のホームページを更新して運行ダイヤの変更を表示する(ステップST9)。この場合の情報は、単に「バスの到着が早まります」との簡単なものでもよく、あるいは送迎バス3のバス停への到着予定時刻を含めてもよい。
【0031】
また、運行ダイヤ進み・遅延検出手段20eでの監視は、送迎バス3が目的地(通常は「帰着」)に戻るまで行われるが、その途中でも運行ダイヤが正常に戻ったか否かが監視される(ステップST10)。そして、運行ダイヤ3が正常に戻った場合は、再び連絡先情報読み出し手段20fが起動され、その後の送迎バス3のルート上のバス停に対応づけて、変更が発生した際に通知を行うべき連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番号等が通信手段20gにより呼び出される(ステップST11)。通信手段20gは、連絡先情報読み出し手段20fから得たバス停に対応づけられた連絡先、すなわちバス停に待つ保護者等の携帯通信端末4に情報を送信するとともに、WWWサーバー26のホームページを更新して運行ダイヤの変更を表示する(ステップST12)。この場合の情報は、単に「バスは正常ダイヤに戻りました」との簡単なものでよい。そして、送迎バス3が目的地に戻り、運転手等が表示装置33上の「帰着」の操作ボタンを押下し、それがサーバ20側で確認されると終了する。なお、この出発から帰着までの運行ログは、サーバ20側で保存され、その後に運行ダイヤルを作成する場合の参考にされる。
【0032】
また、再び、別ルートの運行を開始する場合は、サーバ20から予め指定されたルートを選択し、運転手等が表示装置33上の「出発」の操作ボタンを押下すると、そのルートでの管理が開始される。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の送迎バスの到着予定時間報知システムによれば、利用者は、送迎バスの運行ダイヤに進み/遅れが出た時に、電話、あるいはメールにより連絡を受けることができるので、利用者も時間を心配したり、あるいは無駄な時間を費やしたり、バスを乗り逃がすということがなくなる。反対に、送迎バス側では、運行ダイヤに変更があった場合、その連絡がバス停で待つ利用者に行っているので、運行ダイヤの変更に気をつかわず、安全運転に励むことができる等、きわめて有益な効果が期待できる。
【0034】
なお、本発明は幼稚園等の送迎バスについて説明したが、幼稚園等の送迎バスに限ることなく、他の送迎バスに適用しても同様な効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る送迎バス予定時間報知システムの全体構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態における表示装置の具体的な外観構成例を示す図
【図3】本実施の形態におけるコンピュータの具体的な構成を示すブロック図
【図4】本実施の形態おけるに送迎バス予定時間報知システムの運行初期設定動作を示すフローチャート
【図5】本実施の形態おけるに送迎バス予定時間報知システムの主動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 通信網
2 処理センター
3 送迎バス
4 携帯通信端末
20 コンピュータ
20a 主制御手段
20b 記憶手段
20c 位置検出手段
20d 運行ダイヤ読み出し手段
20e 運行ダイヤ進み・遅延検出手段
20f 連絡先情報読み出し手段
20g 通信手段
25 自動ダイヤルサーバー
26 WWWサーバー
27 メールサーバー
30 バス位置検知装置
30a 位置検知センサ
30b 位置検知処理部
30c DoPa端末
31 GPSアンテナ
32 DoPaアンテナ
33 表示装置
33a 表示面

Claims (6)

  1. 送迎バスの位置を検出する位置検出手段と、
    前記送迎バスの通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出し手段と、
    前記位置検出手段が到着/出発を検出した時刻と前記運行ダイヤ読み出し手段が読み出した前記通過予定位置に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の進み/遅れがあったことを検出する運行ダイヤの進み・遅延検出手段と、
    前記通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出し手段と、
    前記運行ダイヤの進み・遅延検出手段により進み/遅れが検出された時に前記連絡先情報読み出し手段から読み出された連絡先に通信する通信手段、
    とから構成されること特徴とする送迎バスの到着予定時間報知システム。
  2. 前記通信手段は、前記連絡先情報読み出し手段から読み出された連絡先に自動的にダイヤルをするオードダイヤルサーバーを有することを特徴とする請求項1記載の送迎バスの到着予定時間報知システム。
  3. 前記通信手段は、前記連絡先情報読み出し手段から読み出された連絡先に自動的に電子メールを送るメールサーバーを有することを特徴とする請求項1記載の送迎バスの到着予定時間報知システム。
  4. 前記通信手段は、前記運行ダイヤの進み・遅延検出手段により進み/遅れが検出された時に、その結果をインターネットのホームページ上で報知可能なWWWサーバーを有することを特徴とする請求項1記載の送迎バスの到着予定時間報知システム。
  5. 送迎バスの位置を検出する位置検出ステップと、
    前記送迎バスの通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出しステップと、
    前記位置検出ステップが到着/出発を検出した時刻と前記運行ダイヤ読み出しステップが読み出した前記通過予定位置に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の進み/遅れがあったことを検出する運行ダイヤの進み・遅延検出ステップと、
    前記通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出しステップと、
    前記運行ダイヤの進み・遅延検出ステップにより進み/遅れが検出された時に前記連絡先情報読み出しステップから読み出された連絡先に通信する通信ステップ、
    とから構成されること特徴とする送迎バスの到着予定時間報知方法。
  6. 送迎バスの位置を検出する位置検出処理と、
    前記送迎バスの通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出し処理と、 前記位置検出処理が到着/出発を検出した時刻と前記運行ダイヤ読み出し処理が読み出した前記通過予定位置に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の進み/遅れがあったことを検出する運行ダイヤの進み・遅延検出処理と、
    前記通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出し処理と、
    前記運行ダイヤの進み・遅延検出処理により進み/遅れが検出された時に前記連絡先情報読み出し処理から読み出された連絡先に通信する通信処理、
    を決められた手順に従って実行するようにコンピュータを動作させるための送迎バスの到着予定時間報知プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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