JP2004184930A - 後処理装置 - Google Patents
後処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004184930A JP2004184930A JP2002354946A JP2002354946A JP2004184930A JP 2004184930 A JP2004184930 A JP 2004184930A JP 2002354946 A JP2002354946 A JP 2002354946A JP 2002354946 A JP2002354946 A JP 2002354946A JP 2004184930 A JP2004184930 A JP 2004184930A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- post
- processing
- sheet
- image forming
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
【解決手段】画像形成装置と接続し、ステープル、中綴じ、折りのうち2つ以上の機能を有した後処理部で、画像形成装置の記録紙搬送排紙位置より下流側で、画像形成装置を経ない用紙を積載、給送し、機能についての後処理を実行できる給紙部を有していて、画像形成装置の操作部とは別に後処理を指示する第2の操作部を持ち、第2の操作部の指示により給紙部にセットした用紙を後処理する後処理装置において、第2の操作部により指示された後処理モードは、2つの後処理を同時に選択することを可能とし、1つの後処理は1枚毎に後処理動作する制御を有し、残りの後処理は所定枚数毎に後処理動作する制御を有すること。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置と接続して、ステープルや中綴じ、折り等の後処理を行う後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置に後処理装置を接続して、画像形成が行われて記録画像を有する記録紙は画像形成装置から排出すると、引き続いて後処理装置に送り込まれて、ステープルや中綴じ等の後処理が行われている。
【0003】
また、後処理装置に用紙給紙部を設けて、画像形成装置を通さない用紙に対してステープルや中綴じ等の後処理を行うこともなされている。
【0004】
特許文献1には、用紙給紙部を設けた後処理装置についての記載がなされている。該後処理装置には簡易化した後処理表示部が設けられていて、後処理装置内でジャム事故が発生したときはこれを表示し、後処理動作を禁止することが記載されている。
【0005】
特許文献2には、後処理装置の用紙給紙部に開閉カバーが設けられていて、該開閉カバーを開くことによって、インサートモード(オフラインモード)が設定されるとの記載がなされている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−139220号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−31268号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来は用紙給紙部に載置した用紙を用いて後処理を行う際は、後処理部に設けられた簡易的な第2の操作部からの指示に基づいて、1束分(例えば用紙5枚をもって1束分とする)の用紙給紙部に載置し、載置した用紙の給紙が完了したのち後処理動作をしていた。即ち、用紙給紙部に載置された1束分(例えば用紙5枚)の給紙が無くなってから初めて1束分の後処理を実行していた。そのため、1枚毎の後処理と1束毎の後処理が混在した後処理については実行することができなかった。また画像形成装置の操作部によって上記の後処理を実行すると、後処理装置に設けた給紙部から遠くなるため操作性が悪く、誤操作も生じ易いという欠点を有していた。また第2の操作部で詳細な指示が行えるようにするときは高価となってしまうという欠点が生じて来る。
【0009】
本発明は上記問題点を解決した後処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、本発明は以下のように構成している。
【0011】
請求項1記載の発明は、「画像形成装置と接続し、ステープル、中綴じ、折り、パンチのうち2つ以上の機能を有した後処理部で、
前記画像形成装置の記録紙搬送排紙位置より下流側で、前記画像形成装置を経ない用紙を積載、給送し、前記機能についての後処理を実行できる給紙部を有していて、
前記画像形成装置の操作部とは別に後処理を指示する第2の操作部を持ち、
前記第2の操作部の指示により前記給紙部にセットした用紙を後処理する後処理装置において、
前記第2の操作部により指示された後処理モードは、2つの後処理を同時に選択することを可能とし、1つの後処理は1枚毎に後処理動作する制御を有し、残りの後処理は所定枚数毎に後処理動作する制御を有することを特徴とする後処理装置。」である。
【0012】
この請求項1記載の発明によれば、操作性の優れた場所で安価な操作部によって使用上便利な後処理装置の制御が可能となり、1枚毎に先の後処理動作、例えばパンチ又はZ折り動作を実行し、後の後処理動作、例えば中綴じ動作を、先の後処理動作を終えた所定枚数の用紙に対して実行することができることとなる。
【0013】
請求項2記載の発明は、「画像形成装置と接続し、ステープル、中綴じ、折り、パンチのうち2つ以上の機能を有した後処理部で、
前記画像形成装置の記録紙搬送排紙位置より下流側で、前記画像形成装置を経ない用紙を積載、給送し、前記機能についての後処理を実行できる給紙部を有していて、
前記画像形成装置の操作部には後処理を指示する後処理操作部を持ち、
前記後処理操作部の指示により前記給紙部にセットした用紙を後処理する後処理装置において、
前記第2の操作部により指示された後処理モードは、2つの後処理を同時に選択することを可能とし、1つの後処理は1枚毎に後処理動作する制御を有し、残りの後処理は前記給紙部にセットした用紙の給紙が全て完了してから後処理動作する制御を有することを特徴とする後処理装置。」である。
【0014】
この請求項2記載の発明によれば、操作性の優れた場所で安価な操作部によって使用上便利な後処理装置の制御が可能となり、1枚毎に先の後処理動作、例えば中折り動作を実行し、後の後処理動作、例えば中綴じ動作を、先の後処理動作を終えた全ての給紙部にセットされた用紙に対して実行することができることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は画像形成装置A、後処理装置Bから成る画像形成システムの1例を示した全体構成図である。画像形成装置Aにおいて画像が形成されて後処理装置に送り込まれる用紙を記録紙と言い、後処理装置において新たに給紙されて後処理される用紙を単に用紙と言う。
【0016】
[画像形成装置]
画像形成装置Aは、回転する像担持体1の周囲に、帯電手段2、像露光手段(書込手段)3、現像手段4、転写手段5A、除電手段5B、分離爪5C及びクリーニング手段5Dを配置した画像形成部を有し、帯電手段2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像手段4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
【0017】
一方、給紙手段6Aから給紙された記録紙Sは中間給紙部6Bを経て転写位置へと送られる。転写位置において転写手段5Aにより前記トナー像が記録紙S上に転写される。その後に、記録紙Sは除電手段5Bにより裏面の電荷が消去され、分離爪5Cにより像担持体1から分離され、搬送手段7Aにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cにより排出される。
【0018】
記録紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着手段8により加熱定着された記録紙Sを、搬送路切換板7Bにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送手段7Dにおいてスイッチバックして表裏反転した後、排紙ローラ7Cにより装置外に排出される。排紙ローラ7Cから排出された記録紙Sは、後処理装置Bの入口部10に送り込まれる。排紙ローラ7Cの近傍には、排出される記録紙Sの先端部及び後端部の通過を検知する排紙センサPS1が設置されている。
【0019】
一方、像担持体1の表面は転写後に分離爪5Cの下流においてクリーニング手段5Dによりクリーニングされ、次の画像形成に備える。
【0020】
画像形成装置Aの上部には、画像形成条件を設定する本体操作部9が配置されている。
【0021】
[後処理装置]
本発明が適用される後処理装置は、ステープル、中綴じ、折りのうち2つ以上の機能を有した後処理装置であるが、その1例について説明する。
【0022】
後処理装置Bには、図示の上段に用紙給紙部51、上部排紙台93が配置され、中段にZ折り畳み手段30、穿孔手段60、シフト手段67、排紙ローラ91がほぼ水平をなす同一平面上に直列配置され、下段に集積部70と折り畳み手段80が傾斜面をなす同一平面上に直列に配置されている。
【0023】
また、後処理装置Bの図示左側面には、Z折り処理を終えた用紙K又は用紙S、シフト処理済みの記録紙S及び綴じ処理済みの記録紙束Saを多数枚又は多数部積載する昇降排紙台92が配置されている。
【0024】
図2は後処理装置B内における用紙の搬送経路を示す断面図で、図3は後処理装置Bの前段に設けられたZ折り畳み手段30近傍の記録紙又は用紙の搬送経路を示す断面図である。先ず図3を用いてZ折り畳み手段と該Z折り畳み手段への搬送経路について説明を行い、続いて図2を用いて後処理装置Bについて説明する。
【0025】
画像形成装置Aの排紙ローラ7Cから排出された記録紙Sは、後処理装置Bの入口部10に導入される。入口部10の記録紙搬送方向下流側には、記録紙Sの先端部及び後端部の通過を検知する記録紙先後端検知センサSP2が配置されている。さらにその記録紙搬送方向下流側には、レジストローラ31と、ソレノイドSD1により揺動可能な分岐部材32とが配置されている。
【0026】
レジストローラ31を通過した記録紙Sは、分岐部材32により水平方向の第1搬送路▲1▼と、下方のZ折り畳み手段30に導く第2搬送路▲2▼とに分岐される。
第1搬送路▲1▼に搬送される記録紙Sは、排紙ローラ39により直接昇降排紙台92に向けて排紙される。
【0027】
第2搬送路▲2▼に搬送される記録紙Sは、Z折り畳み手段30を構成する折りローラ33,34,35、第1停止手段36及び第2停止手段37により、中折り処理やZ折りと称される三つ折り畳み処理が行われる。
【0028】
・Z折り畳み手段
レジストローラ31により搬送されて第2搬送路▲2▼を走行する記録紙Sはその先端が第1停止手段36に突き当たって停止する。先端が突き当たった状態で搬送される記録紙Sは折りローラ33と34との間に屈曲し折り畳まれて進入する。折りローラ33、34により折り畳まれた記録紙Sは、第3搬送路▲3▼を走行して第2停止手段37に突き当たり、その先端が停止する。先端が係止された状態で折りローラ33、34により搬送される記録紙Sの後端部は折りローラ33、34の搬送力により屈曲して折りローラ34と35との間に屈曲して進入する。
折りローラ34と35とにより第2の折り畳みが行われ、後端部が折り畳まれた記録紙Sは第4搬送路▲4▼を走行する。このように記録紙Sの2カ所でZ字状に折り畳みが行われた後に第2停止手段37は係止を解除し、折り畳まれた記録紙Sは排紙ローラ39から排紙される。
【0029】
・給紙手段
用紙給紙部51の給紙皿内に収容された用紙Kは、給紙ローラ511により分離、給送され、搬送ローラ512,513に挟持されて、合流部50に導入される。用紙給紙部51の給紙皿内には、画像形成装置Aから直接排出される記録紙S以外の用紙を積載して、オフライン作動により、給紙ローラ511により給送する事ができる。
【0030】
・合流部
後処理装置Bの合流部50には、画像形成装置Aの排紙ローラ7Cから排出された記録紙Sが導入される。また、合流部50には、後処理装置Bの上部に設置された用紙給紙部51から供給される用紙Kとが導入される。合流部50はZ折り畳み手段30の上流に位置しているので、記録紙S又は用紙KについてZ折り畳み処理及びその後の後処理が可能となっている。
【0031】
・穿孔手段
Z折り畳み手段30の用紙搬送方向下流側には、穿孔手段60が配置されている。穿孔手段60による穿孔位置の用紙搬送方向上流側には、レジストローラ65が、穿孔位置の用紙搬送方向下流側には、搬送ローラ66がそれぞれ配置されている。穿孔手段60は用紙K又は記録紙Sの先端部近傍にファイル用の透孔をあける。
【0032】
レジストローラ65と穿孔手段60との中間には、用紙の先端部及び後端部の通過を検知する用紙先後端検知センサPS4が配置されている。
【0033】
・用紙分岐手段
穿孔手段60の用紙搬送方向下流側には、切り換えゲートG1,G2から成る用紙分岐手段が設けられている。切り換えゲートG1,G2は図示しないソレノイドの駆動により三方の用紙搬送路、即ち、上部排紙台93に至る第1搬送路F1、中段の排紙ローラ91に至る第2搬送路F2、下段の集積部70に至る第3搬送路F3の何れかに選択的に分岐させる。
【0034】
・単純排紙
この用紙搬送が設定されると、切り換えゲートG1は第1搬送路F1のみを開放し、他の第2搬送路F2、第3搬送路F3を遮断する。
【0035】
第1搬送路F1を通過する用紙は、搬送ローラ931に挟持されて上昇し、排出ローラ932により排出され、上部排紙台93上に載置され、順次積載される。上部排紙台93には最大約200枚の用紙を積載することができる。
【0036】
・シフト処理
この搬送モードに設定されると、切り換えゲートG1は上方に退避し、切り換えゲートG2は第3搬送路F3を遮断し、第2搬送路F2を開放し用紙の通過を可能にする。用紙は切り換えゲートG1、G2の間を通過する。
【0037】
用紙、即ち、画像形成装置Aより排出された記録紙S又は用紙給紙部51から給紙された用紙Kは、切り換えゲートG1,G2の中間通紙路を通過して、シフト手段67により用紙搬送方向に直交する方向に、シフト処理される。
【0038】
シフト手段67は所定の枚数毎に、搬送幅方向に用紙の排紙位置を変えるシフト処理を行う。シフト処理された用紙やZ折り畳み処理された用紙は、排紙ローラ91により機外の昇降排紙台92に排出され順次載置される。この昇降排紙台92は多数枚の用紙を排紙するときには、順次下降するように構成されており、最大約3000枚(A4判、B5判)の用紙を収容することが可能である。
【0039】
・ステープル処理
後に説明する第2の操作部又は画像形成装置Aの操作部9においてステープル処理が設定されると、用紙給紙部51から排出された用紙、又は画像形成装置A内で画像形成処理されて、後処理装置Bの入口部50に送り込まれた記録紙は、穿孔手段60を通過し、切り換えゲートG2の下方の第3搬送路F3に送り込まれ、搬送ローラ701、702に挟持されて搬送され、用紙の先端部が入口搬送ローラ(レジストローラ)703の挟持位置付近に当接して停止され、用紙先端の整合が行われる。
【0040】
用紙の進行方向後端部が搬送ローラ703の挟持位置から排出されたのちには、用紙の自重により下降に転じ、用紙載置台(中間スタッカ)71の傾斜面上を下降し、巻き込みベルト704により用紙先端部が摺動搬送され、綴じ手段700の近傍に設けた端綴じ用位置規制手段72の用紙突き当て面に用紙の後端部が当接して停止する。
【0041】
73は用紙載置台71の両側面に移動可能に設けた一対の幅整合部材である。
用紙載置台71上に所定枚数(1束分)の用紙が積載、整合されると、綴じ手段700により1ヵ所綴じ又は2ヵ所綴じの綴じ合わせ処理が行われ、用紙の束が形成される。
【0042】
ステープル処理された用紙束は、排出ベルト74の排出爪74Aにより用紙の後端部が保持されて、用紙載置台71の載置面上を滑走して斜め上方に押し上げられ、排紙ローラ91に挟持された用紙は、昇降排紙台92上に排出、積載される。
【0043】
・中折り処理
中折り処理開始信号により、駆動源に接続する折り板82は、案内板81の用紙載置面より図示の左方向に突出する。図示の左方向に直進して突出した折り板82の先端部は、用紙の中央部を押し込み、用紙を介して折りローラ83,84の挟持位置を押し広げて離間させる。
【0044】
折り板82の先端部が折りローラ83,84の挟持位置を通過後、折り板82が後退して、用紙の中央部は、折りローラ83,84により挟圧されて、折り目が形成される。挟圧されて折り目を形成された用紙は、回転する折りローラ83,84により搬出され、機外の下部排紙台94上に載置される。
(1)後処理装置の操作パネル
後処理装置Bの用紙給紙部51に用紙を載置して、載置された用紙について、画像形成装置Aの動作とは関係なくオフラインモードで後処理を行うよう指示する操作部は、▲1▼後処理装置Bに画像形成装置Aの操作部9とは別に第2の操作部90を設けることによって行われる。
【0045】
図4には第2の操作部90のパネルの1例を示している。後処理装置B上方の操作を容易とする位置には第2の操作部90が設けられている。第2の操作部90には、機能入力及び表示部92、枚数設定釦93、設定枚数表示部94、枚数表示部95、スタート/クリア釦96が設けられている。
【0046】
ユーザーは、機能入力及び表示部92に表示された、1ヵ所綴じ、中綴じ、中折り、Z折りの何れかの1つ又は2つを選択するかを当該釦を押釦することによって動作選択と表示がなされる。ついでユーザーは1束分の用紙枚数は何枚であるかによって、1束分の用紙枚数を設定枚数として枚数設定釦93を押釦することによって設定する。設定された1束分の枚数は設定枚数表示部94に表示される。スタート/クリア釦96でスタート指示を行うと、用紙給紙部51からは1束部毎の用紙が排出されて、機能入力及び表示部92に表示された機能によって後処理が行われる。後処理の動作中にインクリメントされた処理枚数は後処理を終えた束数と共に枚数表示部95に表示する。
【0047】
以上説明した極めて簡易な構成の第2の操作部90を設けることによって後処理位置においてオフラインモードでの極めて便利な後処理操作が行われるので、操作性において優れた効果を奏することとなる。
(2)後処理装置の制御
図5に示すブロック図は後処理装置Bに第2の操作部90を設けてオフラインモードで後処理操作が行われる制御系を示すブロック図である。画像形成装置Aには画像形成部の制御を行う本体制御部110Aがあって、操作部9と接続し、操作部9に入力されたコピー指示によって、本体駆動系112Aの制御を行っている。また後処理装置Bには後処理部の制御を行う後処理制御部110Bがあって、第2の操作部90及び後処理駆動系112Bと接続している。
【0048】
本体制御部110Aと後処理制御部110Bとの間では信号の送受を行う通信部111を接続している。操作部9によってコピーとコピーされた記録紙についての後処理が求められたときは、本体制御部110Aは通信部111を介して後処理制御部110Bと連絡し、本体制御部110Aは本体駆動系112Aを制御して記録紙に対してコピー動作を行い、後処理部へと搬送された記録紙には後処理制御部110Bに制御された後処理駆動系が作動して後処理が行われて排紙される。
【0049】
第2の操作部90に後処理条件が入力されると、後処理制御部110Bはオフラインモードとして通信部111を介しての本体制御部110Aとの連絡を一時停止し、後処理駆動系112Bを制御して用紙給紙部51上に載置された用紙に対して後処理を行う。
(3)後処理動作のフローチャート
図6〜図8に示すフローチャートは本発明による後処理動作を示すフローチャートである。即ち、第2の操作部90によって指示されたオフラインでの後処理モードで、用紙給紙部51に載置された用紙を用いて後処理動作する制御がなされるようにした後処理動作のフローチャートである。
【0050】
図6に示すフローチャートで、後処理制御部110Bは、1束分のセット枚数が何枚であるかの枚数設定がなされているか否かを判定し(ステップS1)、枚数設定がなされているときは図7に示すモード1による後処理動作(請求項1記載の動作)が行われる(ステップS2)。また、1束分のセット枚数の設定がなされていないときは図8に示すモード2による後処理動作(請求項2記載の動作)が行われる(ステップS3)。
(3A)モード1の後処理動作
1束分のセット枚数の設定がなされている場合のモード1の後処理動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0051】
後処理制御部110Bはスタート/クリア釦96が押釦されて後処理の動作要求があるか否かのチェックを行い(ステップS21)、動作要求があるのを待って用紙給紙部51から用紙1枚の給紙を行う(ステップS22)。機能入力及び表示部92で1カ所綴じ、中綴じ、中折り、Z折り等の後処理のうち2つの後処理が入力がなされているか否かのチェックを行い(ステップS23)、2つの後処理機能が入力されているときは、1枚毎に行う後処理動作(例えば折り動作)を実行する(ステップS24)。ついで給紙された用紙枚数がセット枚数に達しているか否かのチェックを行う(ステップS25)。ステップS23において1つの後処理だけが入力されていたときは、ステップS24の動作をとばしてステップS25のチェックを行う。
【0052】
ステップS25において、給紙された用紙枚数がセット枚数に達していないときは、給紙された用紙枚数に+1する枚数カウントインクリメントを行い(ステップS26N)、ステップS22に戻る。
【0053】
ステップS25において、給紙された用紙枚数がセット枚数に達したときは、1束分(セット枚数分)の例えば折り動作がなされた用紙をまとめて後処理動作(例えば綴じ動作)を実行する(ステップS26)。ここまでのプロセスによって1束分の後処理がなされ、1束分の1枚毎に折られた用紙がまとめて綴じられることとなる。
【0054】
給紙された用紙枚数についてカウントクリアしてカウント枚数を0に戻し(ステップS27)、用紙給紙部51に未処理の用紙が残っているか否かのチェックを行う(ステップS28)。用紙の残りが無いときは、後処理動作は終了したこととなる(ステップS29)。
【0055】
また、ステップS28において用紙の残りがあるときは、ステップS22に戻り次の1束分の後処理動作が行われる。
(3B)モード2の後処理動作
セット枚数の設定がなされていない場合のモード2の後処理動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0056】
後処理制御部110Bはスタート/クリア釦96が押釦されて後処理の動作要求があるか否かのチェックを行い(ステップS31)、動作要求があるのを待って用紙給紙部51から用紙1枚の給紙を行う(ステップS32)。機能入力及び表示部92で1カ所綴じ、中綴じ、中折り、Z折り、パンチ等の後処理のうち2つの後処理の入力がなされているか否かのチェックを行い(ステップS33)、2つの後処理機能が入力されているときは1枚毎に行う後処理動作(例えば折り動作)を実行する(ステップS34)。ついで、用紙給紙部51に用紙が残っているか否かのチェックを行う(ステップS35)。
【0057】
またステップS33において1つの後処理だけが入力されているときは、ステップS34の動作をとばしてステップ35のチェックを行う。
【0058】
ステップS35において用紙給紙部51に用紙が残っているときは、ステップS32に戻る。
【0059】
ステップS35において、用紙給紙部51に用紙が残っていないときは、1束分(用紙給紙部51上にセットされた用紙全量)の例えば折り動作がなされた用紙をまとめて後処理動作(例えば綴じ動作)を実行する(ステップS36)。
【0060】
以上のプロセスによって、用紙給紙部51にセットされた用紙全量をまとめての後処理が終了する(ステップS37)
【0061】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、操作性の優れた場所で安価な操作部によって使用上便利な後処理装置の制御が可能となり、1枚毎に先の後処理動作、例えばパンチ又はZ折り動作を実行し、後の後処理動作、例えば又は1ヵ所綴じ動作を、先の後処理動作を終えた所定枚数の用紙に対して実行することができることとなる。
【0062】
請求項2記載の発明によれば、操作性の優れた場所で安価な操作部によって使用上便利な後処理装置の制御が可能となり、1枚毎に先の後処理動作例えばパンチ又はZ折り動作を実行し、後の後処理動作、例えば又は1ヵ所綴じ動作を、先の後処理動作を終えた全ての給紙部にセットされた用紙に対して実行することができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置及び後処理装置から成る画像形成システムの全体構成図。
【図2】後処理装置内における用紙の搬送経路を示す断面図。
【図3】Z折り畳み手段近傍の用紙の搬送経路を示す断面図。
【図4】第2の操作部の操作パネル。
【図5】画像形成装置と後処理装置との制御系の主要部を示すブロック図。
【図6】本発明による後処理動作を示すフローチャート。
【図7】本発明による後処理動作(モード1)を示すフローチャート。
【図8】本発明による後処理動作(モード2)を示すフローチャート。
【符号の説明】
A 画像形成装置
B 後処理装置
9 操作部
90 第2の操作部
51 用紙給紙部
110B 後処理制御部
Claims (2)
- 画像形成装置と接続し、ステープル、中綴じ、折り、パンチのうち2つ以上の機能を有した後処理部で、
前記画像形成装置の記録紙搬送排紙位置より下流側で、前記画像形成装置を経ない用紙を積載、給送し、前記機能についての後処理を実行できる給紙部を有していて、
前記画像形成装置の操作部とは別に後処理を指示する第2の操作部を持ち、
前記第2の操作部の指示により前記給紙部にセットした用紙を後処理する後処理装置において、
前記第2の操作部により指示された後処理モードは、2つの後処理を同時に選択することを可能とし、1つの後処理は1枚毎に後処理動作する制御を有し、残りの後処理は所定枚数毎に後処理動作する制御を有することを特徴とする後処理装置。 - 画像形成装置と接続し、ステープル、中綴じ、折り、パンチのうち2つ以上の機能を有した後処理部で、
前記画像形成装置の記録紙搬送排紙位置より下流側で、前記画像形成装置を経ない用紙を積載、給送し、前記機能についての後処理を実行できる給紙部を有していて、
前記画像形成装置の操作部には後処理を指示する後処理操作部を持ち、
前記後処理操作部の指示により前記給紙部にセットした用紙を後処理する後処理装置において、
前記第2の操作部により指示された後処理モードは、2つの後処理を同時に選択することを可能とし、1つの後処理は1枚毎に後処理動作する制御を有し、残りの後処理は前記給紙部にセットした用紙の給紙が全て完了してから後処理動作する制御を有することを特徴とする後処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002354946A JP2004184930A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | 後処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002354946A JP2004184930A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | 後処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004184930A true JP2004184930A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32755778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002354946A Pending JP2004184930A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | 後処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004184930A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006133484A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2011175153A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置及び処理装置 |
JP2014221559A (ja) * | 2014-08-04 | 2014-11-27 | キヤノン株式会社 | 印刷システム、印刷方法、及びプログラム |
-
2002
- 2002-12-06 JP JP2002354946A patent/JP2004184930A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006133484A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置 |
JP4513126B2 (ja) * | 2004-11-05 | 2010-07-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理装置 |
JP2011175153A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置及び処理装置 |
JP2014221559A (ja) * | 2014-08-04 | 2014-11-27 | キヤノン株式会社 | 印刷システム、印刷方法、及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6354059B1 (en) | Sheet finisher and image forming apparatus therewith | |
JP4000962B2 (ja) | 用紙後処理装置 | |
JP3890922B2 (ja) | 後処理装置 | |
US20090212485A1 (en) | Sheet collecting device, post-processing apparatus and image forming apparatus | |
JP5625577B2 (ja) | 後処理装置及び画像形成システム | |
JP2004145200A (ja) | 後処理装置 | |
JP2004184930A (ja) | 後処理装置 | |
JP2002308521A (ja) | 後処理装置及び画像形成装置 | |
JPH0513079B2 (ja) | ||
JPS612671A (ja) | 複写機における製本装置 | |
JP2003246536A (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP2017081665A (ja) | 後処理装置、及び、画像形成装置 | |
JP3296136B2 (ja) | 画像形成システム及びフィニッシャ | |
JP2002145517A (ja) | 後処理装置および画像形成システム | |
JP3931770B2 (ja) | 用紙後処理方法及び用紙後処理装置 | |
JPH11147654A (ja) | シート処理装置及びこれを備える画像形成装置 | |
JP2004168447A (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP4107005B2 (ja) | 用紙後処理方法、用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP2003146534A (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP2004099200A (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP4124889B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001206626A (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成装置 | |
JP2003233228A (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成システム | |
JP2004018161A (ja) | 用紙後処理装置 | |
JP2007161415A (ja) | 後処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070926 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071106 |