JP2004183893A - 支持面と綱車接触面との間に離隔面を備えた横向きエレメント - Google Patents

支持面と綱車接触面との間に離隔面を備えた横向きエレメント Download PDF

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Abstract

【課題】
プッシュベルトの支持体を支持する支持面(16)と、連続可変伝動装置の綱車に接触する綱車接触面(18)とを有する連続可変伝動装置のプッシュベルト用横向きエレメントを提供する。
【解決手段】
湾曲した一時接触面(17)は支持面(16)に接続され、離隔面(41)はこの一時接触面(17)と綱車接触面(18)の間に形成される。離隔面(41)は支持面(16)より下方に位置決めされる。横向きエレメントが別の横向きエレメントのような比較的大きな衝突エレメントと衝突すると、もっぱら離隔面41にのみ突起が形成され得る。これらの突起は、支持面(16)のレベルを超えて突出しないので、支持面(16)上に位置されることになる支持体7に損傷を与えない。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プッシュベルトの支持体を支持する支持面と、連続可変伝動装置のプーリーの綱車の接触面に当接するようにされる綱車接触面と、一方では支持面に接続され、他方では綱車接触面に接続される一時接触縁領域と、を有する連続可変伝動装置のプッシュベルト用横向きエレメントに関するものである。
このような横向きエレメントは一般に公知であり、連続可変伝動装置のプッシュベルトに応用される。プッシュベルトは、多数の横向きエレメントの支持体として機能する二組のリングを備えている。これらのリングは相対的に平坦で広く、すなわちリングの内周と外周との半径方向距離は軸線方向における寸法に対して比較的短い。横向きエレメントはリングの全周に沿って連続して配列され、動作中プッシュベルトの動きに関連する力を伝達できるにしている。
横向きエレメントについての以下の説明においては、横向きエレメントがプッシュベルトの一部である場合に関して記載する。横向きエレメントの長手方向はプッシュベルトの周囲方向に相応する。横向きエレメントの垂直横方向はプッシュベルトの半径方向に相応する。横向きエレメントの水平横方向は長手方向及び垂直横方向の両方に垂直な方向に相応する。さらに、プッシュベルトにおいて外周に位置される横向きエレメントの側部は、横向きエレメントの上側部として考えられ、プッシュベルトにおいて内周に位置される横向きエレメントの側部は、横向きエレメントの下側部として考えられる。
長手方向において、横向きエレメントは小さな寸法をもち、言い換えれば横向きエレメントの厚さは薄い。横向きエレメントの前面及び背面は水平横方向及び垂直横方向にのびている。前面及び背面の間に位置する立ち面は、以下横向きエレメントの周面と記載する。
横向きエレメントは両側に、リングを少なくとも部分的に受ける凹部を備えている。リングを支持する目的で、横向きエレメントは支持面を備えている。
さらに、横向きエレメントと連続可変伝動装置の綱車とを接触させるために、横向きエレメントは両側に綱車接触面を備え、これらの綱車接触面は支持面の方向に広がっている。横向きエレメントの一側に位置する綱車接触面及び支持面は凸状に湾曲した一時接触面を介して相互接続されている。
垂直横方向において、横向きエレメントは、基部、首部及び頂部を連続して備え、水平横方向における首部の寸法は、それぞれ水平横方向における基部及び頂部の寸法よりかなり小さく、言い換えれば、首部は比較的狭い。プッシュベルトにおいて基部はプッシュベルトの内周部側に位置し、頂部はプッシュベルトの外周部側に位置する。支持面及び綱車接触面は基部の一部である。
横向きエレメントは、打抜きによって得られる基本製品から形成される。基本製品の表面はバレル磨き法によって後処理され、基本製品はバレル磨き石に間欠的に接触するようにされる。この後処理中、多数の基本製品及び多数のバレル磨き石は連続して互いに接触しながら動く。基本製品は、特に支持面と綱車接触面が相互に接続される部位で互いに接触する。研究の結果、このようにすると、上記部位の極近くに、支持面のレベルから突出する突起が生じ得ることがわかった。これは、他の処理、例えば横向きエレメントは互いにぶつかり合う横向きエレメントの仕分け中、又は打抜かれた製品が受けシートの表面に受けられる基本製品の打抜き中にも生じ得る。横向きエレメントにおける凹部にリングが嵌め込まれ、そしてプッシュベルトの製造中に支持面上にリングが配置される際に、これらのリングは突起によって損傷され得る。また、プッシュベルトの動作中にリングが突起に連続して接触する時に、リングの損傷が生じ得る。実際に明らかなように、突起が支持面に対して15μm高い場合には、リングはしばしば損傷を受け、支持体が早々に壊れ、その結果、プッシュベルトの寿命がかなり短くなる。
本発明の目的は、横向きエレメントが別の横向きエレメントのような比較的大きな衝突エレメントとぶつかることにより生じる突起がリングに損傷を与えないような形状をもつ横向きエレメントを提供することにある。ここで、比較的大きな衝突エレメントは、横向きエレメントの基部と頂部に同時に接触できるような寸法をもつエレメントを意味している。
本発明の重要な特徴によれば、一時接触縁領域は凹状部分を備えている。
本発明による横向きエレメントの一時接触縁領域が凹状部分を備えていることにより、この一時接触縁領域は、綱車接触面に連続する副領域を備えることができ、この副領域は、横向きエレメントが比較的大きな衝突エレメントとぶつかる場合に、もっぱらこの副領域にのみ突起が生じ、そして、これらの突起が支持面のレベルより上にのびないように形成される。その場合、突起はリングを損傷させることがない。重要な点として、表面に沿って測った支持面と副領域との間隔は、支持面自体上に突起の生じるのを防止するため十分に大きい必要がある。同時に、支持面と副領域との間の高さの差は、突起が支持面のレベルより高くのびるのを防止するため十分に大きいことが重要である。
本発明の範囲内において、一時接触縁領域の上記の副領域が完全に平坦な離隔面を備え、この離隔面が一方では凸状に丸くなった面を介して綱車接触面に接続され、他方では凹状部分に接続されている実施の形態が可能である。水平横方向における離隔面の寸法は、基部と頂部の両方において横向きエレメントの周面に接し、それにより比較的大きな衝突エレメントが横向きエレメントとぶつかる仕方を表す接平面が丸くなった面において基部と接触するように、選択され得る。その場合、支持面と丸くなった面との間隔は、突起が離隔面の外側に生じるのを防ぎ、かつ支持面のレベルより上に伸びるのを防ぐように十分に大きい。
本発明は、同じ又は同様な部品を同じ符号で示している図面を参照して、本発明による横向きエレメントの好ましい実施の形態について、以下の説明に基いて本発明をさらに詳細に説明する。
図1には、自動車に利用されるような連続可変伝動装置を概略的に示している。この連続可変伝動装置は符号1で示されている。
連続可変伝動装置1は、別個のプーリー軸2、3に配列した二つのプーリー4、5を備えている。閉じたループのように形成される無端プッシュベルト6はプーリー4、5に掛けられ、プーリー軸2、3間でトルクを伝達する働きをしている。プーリー4、5の各々は二つの綱車を備え、これら二つの綱車間に、プッシュベルト6が位置決めされ、クランプされ、それにより力は摩擦によりプーリー4、5とプッシュベルト6との間で伝達され得る。
プッシュベルト6は少なくとも一つの無端支持体7を有し、この無端支持体7は通常多数のリング8から成っている。支持体7の全長に沿って複数の横向きエレメント10が配置され、これらの横向きエレメント10は互いに相互に隣接している。簡潔にするため、これら横向きエレメント10のほんの幾つかのみ図1に示している。
図2及び図3は横向きエレメント10を示している。横向きエレメント10の前面は符号11で示され、また横向きエレメント10の背面は符号12で示されている。前面11と背面12の間に位置する横向きエレメント10の表面部分は以下周面25と記載する。
垂直横方向において、横向きエレメント10は基部13、比較的狭い首部14及び頂部15を連続して備え、頂部15は矢印の先端のように形成されている。プッシュベルト6において、基部13はプッシュベルト6の内周面側に位置し、また頂部15はプッシュベルト6の外周面側に位置している。
横向きエレメント10の基部13が首部14に接続される部位において、基部13は二つの支持面16を備え、これらの支持面16は二つの支持体7を支持する働きをしている。さらに、基部13は二つの綱車接触面18を備えている。横向きエレメント10がプーリー4、5上を動く時、上記綱車接触面18を介して横向きエレメント10と綱車の接触面が接触する。
支持面16は完全に平坦な形状ではなく、長手方向に垂直な平面において幾分凸状であり、それにより支持体7は、連続可変伝動装置1の動作中、それ自体支持面16上に中心決めされる。支持面16の曲率半径は、図面において上記曲率が表示されないように大きい。支持面16の凸状曲率半径の値は支持面16に沿って変動し得る。
横向きエレメント10の前面11には傾斜線20が画定されている。この傾斜線20は基部13に位置され、そして図示例では横向きエレメント10の全幅に沿ってのびている。図3に見られるように、この例では、傾斜線20は、前面11の部分21と部分22の間の凸状遷移領域に位置し、前面11の部分21は背面12に対して傾斜され、また前面11の部分22は背面12にほぼ平行にのびている。傾斜線20の重要な作用は、例えばプッシュベルト6の運動中に横向きエレメントがプーリー4、5の一方上を動く時、隣接した横向きエレメント10間の相互接触を保証している。
横向きエレメント10の前面11には突出部23が設けられている。図示例では、この突出部23は頂部15に配置され、背面12の穴に対応している。図3において、この穴は点線で符号24により示されている。プッシュベルト6において、横向きエレメント10の突出部23は、後続の横向きエレメント10の穴24内に少なくとも部分的に配置される。突出部23及び相応した穴24は、プッシュベルト6の周囲方向に垂直な平面において隣接した横向きエレメント10の相互変位を防止するように働いている。
図2において、基部13及び頂部15の両方において横向きエレメント10の周面25に接触する仮想の接平面26は一点鎖線で概略的に示されている。この接平面26は、相対的に大きな衝突エレメントが横向きエレメントに接触する道筋を表している。
横向きエレメント10の製造方法段階において、横向きエレメント10は、例えば横向きエレメント10の表面の不一様性を取り除くためにバレル研磨処理される。この処理中、横向きエレメント10は、バレル研磨石に間欠的に接触し、多数の横向きエレメント10及び多数のバレル研磨石は相互のまわりに連続して動く。このバレル研磨処理中、横向きエレメント10は、あらゆる部位において全方向から相互に接触する。一つの可能性として、接平面26が接触する部位において横向きエレメント10が別の横向きエレメント10に接触する。
従来技術による横向きエレメント10においては、上述のように仮想接平面は、支持面16と綱車接触面18の間に位置される湾曲した一時接触面と接触する。衝突エレメントが接平面26と接触する部位において横向きエレメント10と接触する際に、支持面16のレベルより上方へのびる突起が形成され得る。プッシュベルト6の製造中、支持体7の底部リング8は、支持体7が基部13と頂部15の間の空所に挿置されそして支持面16に位置する時に、これらの突起によって損傷され得る。底部リング8の損傷は、プッシュベルト6の動作中も生じ得る。丁度数マイクロメータの高さの突起の場合でも、底部リング8は、プッシュベルト6の寿命が短くなる程度まで早くも損傷され得る。
本発明による横向きエレメント10と従来技術による横向きエレメントとの重要な違いは、綱車接触面18への支持面16の一時接触部の構造にあり、図4に示す。支持面16と綱車接触面18の間に位置する領域は以下一時接触縁領域40と記載する。
すでに述べたように、従来技術による横向きエレメントでは、支持面16及び綱車接触面18は湾曲した一時接触面を介して相互接続される。図4において、この湾曲した一時接触面は点線により符号30で示されている。基部13及び頂部15の両方において横向きエレメントの周面25に接触する仮想の接平面は、支持面13と綱車接触面18の間の湾曲した一時接触面30において基部13と接触する。図4において、この接平面は一点鎖線により符号31で示されている。接平面31と一時接触面30の間の接線は符号Aで示されている。
本発明による横向きエレメント10は支持面16に接続される湾曲した一時接触面17を備えている。図示例では、この一時接触面17の形状は図4から明らかとなるように、従来技術による横向きエレメントの一時接触面30の形状に似ている。一時接触面17の曲率は凸状であり、一時接触面17は支持面16から始まって傾斜線20の方向に下方へ傾斜している。
本発明の重要な特徴によれば、一時接触面17と綱車接触面18の間には離隔面41が設けられている。この離隔面41はその全体が支持面16より下方に位置し、そして図示例では支持面16にほぼ平行にのびている。さらに、離隔面41は凹状部分42を介して湾曲した一時接触面17に接続され、また丸くされた面43を介して綱車接触面18に接続されている。この例では、横向きエレメント10は比較的シャープに丸くされ、離隔面41と綱車接触面18との接続部に比較的小さな丸み半径が適用されている。これは本質的なものではなく、すなわち横向きエレメント10は、離隔面41と綱車接触面18とのこの接続部において図示例の場合よりシャープでなく丸くされ得る。
基部13及び頂部15の両方において横向きエレメント10の周面25に接触する接平面26は、丸くされた面43において基部13に接触する。接平面26は一点鎖線で示されている。接平面26と丸くされた面43との間の接線は、符号Bで示されている。図4において、明瞭に示されているように、接線Bは接線Aより下方に位置している。本発明の重要な特徴によれば、接線Bと綱車接触面18との間隔はできるだけ小さくされる。
相対的に大きな衝突エレメントが接平面26と触れる部位において横向きエレメント10に接触する際に、離隔面41に突起が形成される。支持面16と離隔面41との高さの差はこれらの突起の高さよりかなり大きくでき、それによりこれらの突起が支持面16のレベルより上方へ突出するのが防止される。
図4から明らかなように、従来技術による横向きエレメントにおいては、表面に沿って測られる支持面16と接線Aの間の間隔は、本発明による横向きエレメント10における、表面に沿って測られる支持面16と接線Bの間の間隔より小さい。従って、本発明による横向きエレメント10においては、支持面16自体には突起は形成され得ない。このことと、突起が支持面16のレベルより上方へ突出しないことにより、本発明による横向きエレメント10が適用される場合にリング8の損傷は生じ得ない。これは従来技術に比較して重要な利点である。
水平横方向における離隔面41の寸法の適当な値は0.2mmである。離隔面41のこのような幅の場合には、接平面26による横向きエレメント10と相対的に大きな衝突エレメントとの衝突の結果として、一時接触面17及び/又は支持面16に突起が形成され得ないことが確実にされる。
ある一定の幅のリング8を仮定すると、水平横方向における離隔面41の寸法の上限は、リング8の支持されていない端部の寸法が限界の間に留まらなければならないことによって決定される。というのは、そうでなければリング8が破壊されるかもしれないからである。
支持面16と離隔面41の高さの差の適当な値を決める際には、二つのファクターが重要な役割を果たす。高さの差は、離隔面41における突起がリング8に接触するほどには小さくない。他方、高さの差は限界の間に留まり、綱車接触面18ができるだけ大きな表面を保つことが重要である。これらのファクターを考慮すると、支持面16と離隔面41の間の高さの差の適当な値は0.2mmであることが分かった。
従来技術による横向きエレメントにおいては、一時接触縁領域40は排他的に凸面状の湾曲した一時接触面30を備えている。これに対して、本発明による横向きエレメント10の一時接触縁領域40においては、一つ以上の湾曲した部分が区分されて形成され得る。図示例では、一時接触縁領域40は二つの凸状部分を備え、第1の凸状部分は支持面16に接続され、そして湾曲した一時接触面17を備えており、また、第2の凸状部分は綱車接触面18に接続され、そして丸くされた面43を備えている。さらに、一時接触縁領域40は凹状部分42を備え、この凹状部分42は第1の凸状部分と第2の凸状部分の間に位置している。
第2の凸状部分と頂部15の両方において横向きエレメント10の周面25と接触する接平面26に比べて、第1の凸状部分と頂部15の両方において周面25と接触する仮想の接平面(図示していない)は、より内側にすなわち首部14の近くに位置されている。接平面26が横向きエレメント10と接触する接線Bは、第1の凸状部分と接触する接平面の範囲の外側に位置している。比較的大きな衝突エレメントは単に接平面Bに沿って横向きエレメント10に接触できるだけであり、湾曲した一時接触面17には接触できない。このようにして、支持面16上に突起の形成されるのが防止され、また、これらの突起が支持面16のレベルより上に突出するような湾曲した一時接触面17上の部位に突起の形成されるのも防止される。
当業者には明らかなように、本発明の範囲は上記の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に定義した本発明の範囲から逸脱することなしに、種々の修正及び変更が可能である。
支持面16と綱車接触面18の間の一時接触部における横向きエレメント10の構成に関して多くの変更は存在する。本発明の範囲内で、基部13と頂部15の両方において横向きエレメント10の周面25に接触する仮想の接平面26は支持面16と接触せず、また湾曲した一時接触面17にも接触しない。横向きエレメント10と相対的に大きな衝突エレメントとの衝突により突起が形成される場合、これらの突起がリング8を損傷させるのが防止される。かかる場合に、これらの突起は、突起がリング8と接触できない部位に位置される。
離隔面41は図示例の場合のように完全に平坦であり得るが、湾曲してもよく、曲率半径の値は離隔面41に沿って変化してもよい。離隔面41が完全に平坦である場合には、離隔面41は支持面16に実質的に平行にのびる必要がない。さらに、離隔面41は、異なる種々の方向へのびる一つ以上の面部分を備えてもよい。
一時接触面17の曲率半径の値は一時接触面17に沿って変化してもよい。同様に、丸くされた面43の丸くされた半径の値に関して、この値は丸くされた面43に沿って変化してもよい。
本発明の重要な特徴は、支持面16及び湾曲した一時接触面17が、基部13と頂部15の両方において横向きエレメント10の周面25に接触する接平面26からある距離に配置されることにある。
こうして、本発明は、プッシュベルト6の支持体7を支持する支持面16と、連続可変伝動装置1の綱車に接触する綱車接触面18とを有する連続可変伝動装置1のプッシュベルト6用横向きエレメント10を提供する。
湾曲した一時接触面17は支持面16に接続され、離隔面41はこの一時接触面17と綱車接触面18の間に形成される。離隔面41は支持面16より下方に位置決めされる。横向きエレメント10が比較的大きな衝突エレメントと衝突すると、もっぱら離隔面41にのみ突起が形成され得る。これらの突起は、支持面16のレベルを超えて突出しないので、支持面16上に位置されることになる支持体7に損傷を与えない。
プッシュベルトを備えた連続可変伝動装置の概略側面図である。 本発明の好ましい実施の形態による横向きエレメントの正面図である。 図2に示す横向きエレメントの側面図である。 図2に示す横向きエレメントの細部Zを示す図である。
符号の説明
1:連続可変伝動装置
2、3:プーリー軸
4、5:プーリー
6:無端プッシュベルト
7:無端支持体
8:リング
10:横向きエレメント
11:横向きエレメント10の前面
12:横向きエレメント10の背面
13:横向きエレメント10は基部
14:首部
15:頂部
16:プッシュベルト(支持面)
18:綱車接触面
20:傾斜線
21、22:前面11の部分
23:突出部
24:背面12の穴
25:周面
26:仮想の接平面
30:一時接触面
31:接平面
40:一時接触縁領域
41:離隔面
42:凹状部分
43:丸くされた面
A:接平面31と一時接触面30の間の接線
B:接平面26と横向きエレメント10との間の接線

Claims (8)

  1. プッシュベルト(6)の支持体(7)を支持する支持面(16)と;
    連続可変伝動装置(1)のプーリーの綱車の接触面に当接するようにされる綱車接触面(18)と;
    一方では支持面(16)に接続され、他方では綱車接触面(18)に接続され、凹状部分(42)を備えた一時接触縁領域(40)と;
    を有することを特徴とする連続可変伝動装置(1)のプッシュベルト(6)用横向きエレメント(10)。
  2. 一時接触縁領域(40)が離隔面(41)を備え、離隔面(41)が一方では凸状に丸くなった面(43)を介して綱車接触面(18)に接続され、他方では凹状部分(42)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の横向きエレメント(10)。
  3. 離隔面(41)がほぼ完全に平坦であり、かつ支持面(16)にほぼ平行にのびていることを特徴とする請求項2に記載の横向きエレメント(10)。
  4. 支持面(16)と離隔面(41)との高さの差が少なくとも0.2mmであることを特徴とする請求項2又は3に記載の横向きエレメント(10)。
  5. 水平横方向における離隔面(41)の寸法が少なくとも0.2mmであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の横向きエレメント(10)。
  6. 一時接触縁領域(40)が凸状に湾曲した一時接触面(17)を備え、この一時接触面(17)が一方では支持面(16)に接続され、他方では凹状部分(42)に接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の横向きエレメント(10)。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の横向きエレメント(10)を有することを特徴とする連続可変伝動装置(1)用プッシュベルト(6)。
  8. 請求項7に記載のプッシュベルト(6)を有することを特徴とする連続可変伝動装置(1)。
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