JP2004183501A - 内燃機関のための電力供給制御装置 - Google Patents

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Yuichi Shimazaki
勇一 島崎
Satoshi Yamaguchi
山口  聡
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Abstract

【課題】バッテリおよびヒータの異常を検出し、他の電装部品の正常な動作を確保する。
【解決手段】内燃機関のための電力供給制御装置は、内燃機関の排気系に設けられ、排気ガス中のパティキュレートを捕捉するフィルタと、フィルタの上流に設けられ、フィルタに捕捉されたパティキュレートを加熱によって除去するためのヒータと、内燃機関によって駆動される発電機と、発電機で発電された電気を蓄電するバッテリとを備える。電力供給制御装置は、フィルタに捕捉されたパティキュレートを除去するとき、発電機で発電された電気をヒータへの通電を制御する。バッテリの異常が検出されたとき、該ヒータへの通電が制限または中止される。ヒータの異常が検出されたとき、該ヒータへの通電が中止される。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に設けられた電気加熱式触媒への電力供給を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関から排出される粒子状物質(Particulate Matter(PM)、以下、パティキュレートと呼ぶ)の排出を低減するために、パティキュレートを捕捉するフィルタが提案されている。パティキュレートがフィルタに捕捉されるにつれ、排圧が上昇する。これは、燃費悪化やエンジン不調に至るので、ある程度の量のパティキュレートがフィルタに捕捉される度に、該捕捉されたパティキュレートをフィルタから除去する必要がある。
【0003】
電気加熱によってパティキュレートを除去する手法が提案されている。フィルタの上流側に電気加熱式触媒(EHC)を設け、該EHCを通電することにより、該EHCの熱によってフィルタ上のパティキュレートを除去する。このようなフィルタの再生処理は、ある程度の量のパティキュレートがフィルタに捕捉される度に行われる。
【0004】
EHCには、比較的高い電圧が印加される。従来のヘッドライト、ランプ、エアコンおよびオーディオシステム等を含む電装部品には、比較的低い電圧が印加される。このような高電圧負荷および低電圧負荷に電力を供給するシステムに何らかの故障が生じると、EHCや他の電装部品が正常に作動しなくなるおそれがある。
【0005】
特開平9−158717号公報には、バッテリ(または発電機)に制御リレーを介してEHCが接続された電力供給回路が記載されている。制御リレーの短絡故障が検出された時には、EHCへの電力供給が強制的に遮断される。
【0006】
特開平9−93827号公報には、発電機にスイッチを介してEHCおよび低電圧負荷が接続された電力供給回路が記載されている。EHCへの通電が行われているとき、低電圧負荷およびバッテリは発電機から切り離される。発電機の出力電圧をモニターすることで、発電機およびスイッチの故障が検出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
故障や経時変化等によって、バッテリの電気を蓄電する能力が低下することがある。また、車両に搭載される電気負荷が増大すると、バッテリの消耗が大きくなる。このようなバッテリの状態が良好でない状態でEHCへの通電が実施されると、低電圧負荷を構成する電装部品への電力供給が不足し、これらの電装部品が正常に作動しなくなるおそれがある。
【0008】
また、断線や短絡などの故障が存在するEHCへの通電は、発電機やバッテリからの電力を無駄に消費するだけである。EHCに過度に電力が供給されると、他の電装部品への電力供給が不十分となるおそれがある。
【0009】
したがって、バッテリやEHCに異常が生じた場合には、EHCへの通電を制御して、他の電装部品への電力供給が不足しないようにする手法が必要とされている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明による内燃機関のための電力供給制御装置は、内燃機関の排気系に設けられ、排気中のパティキュレートを捕捉するフィルタと、フィルタの上流に設けられ、フィルタに捕捉されたパティキュレートを加熱によって除去するためのヒータと、内燃機関によって駆動される発電機と、発電機で発電された電気を蓄電するバッテリと、フィルタに捕捉されたパティキュレートを除去するとき、発電機で発電された電気のヒータへの通電を制御する通電制御手段と、バッテリに異常が検出されたとき、該ヒータへの通電を制限または中止するヒータ通電制限手段と、を備える。
【0011】
この発明によると、バッテリに異常が検出されたときはヒータへの通電が制限または中止されるので、車両に搭載された電装部品が正常に作動するよう該電装部品に十分な電力を供給することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関のための電力供給制御装置において、ヒータに通電するときに発電機の出力電圧を高圧側に切り換える発電電圧切り換え手段をさらに備え、ヒータ通電制御手段は、バッテリに異常が検出されたとき、発電電圧切り換え手段により発電機の出力電圧を低圧側に保持してヒータに通電する。
【0013】
この発明によると、バッテリに異常が検出されたときは、発電機の出力電圧が低圧側に保持されるので、車両に搭載された電装部品を正常に作動させながら、ヒータへの通電を継続することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明による内燃機関のための電力供給制御装置は、内燃機関の排気系に設けられ、排気中のパティキュレートを捕捉するフィルタと、フィルタの上流に設けられ、フィルタに捕捉されたパティキュレートを加熱によって除去するためのヒータと、内燃機関によって駆動される発電機と、フィルタに捕捉されたパティキュレートを除去するとき、発電機で発電された電気のヒータへの通電を制御する通電制御手段と、ヒータの異常が検出されたとき、該ヒータへの通電を中止するヒータ通電中止手段とを備える。
【0015】
この発明によると、ヒータの異常が検出されたときは、ヒータへの通電が中止されるので、異常なヒータへの通電に起因する電力不足を生じさせることなく、他の電装部品を正常に作動させることができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の内燃機関のための電力供給制御装置において、ヒータに通電したときの電流および電圧を検出し、該検出した電流および電圧に基づいてヒータの異常を検出するヒータ異常検出手段を備える。
【0017】
この発明によると、ヒータの異常を電流および電圧から検出することができるので、ヒータの異常を簡易な方法で検出することができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の内燃機関のための電力供給制御装置において、ヒータの異常が検出されたとき、警告灯を点灯する。
【0019】
この発明によると、警告灯により、ヒータの異常を運転手に知らせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
内燃機関および制御装置の構成
次に図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の実施形態による内燃機関(以下、「エンジン」という)およびその制御装置の全体的なシステム構成図である。
【0021】
電子制御ユニット(以下、「ECU」)という)1は、車両の各部から送られてくるデータを受け入れる入力インターフェース1a、車両の各部の制御を行うための演算を実行するCPU1b、読み取り専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)を有するメモリ1c、および車両の各部に制御信号を送る出力インターフェース1dを備えている。メモリ1cのROMには、車両の各部の制御を行うためのプログラムおよび各種のデータが格納されている。ROMは、EEPROMのような書き換え可能なROMでもよい。RAMには、CPU1bによる演算のための作業領域が設けられる。車両の各部から送られてくるデータおよび車両の各部に送り出す制御信号は、RAMに一時的に記憶される。
【0022】
また、RAMには、故障データストアが設けられている。故障データストアには、車両に何らかの故障(異常)が検出された場合、該故障に関する情報が書き込まれる。故障データストアの内容は、テスター等を用いて確認することができる。
【0023】
エンジン2には、吸気管3および排気管4が接続されている。排気管4の途中には、エンジン2から排出された排気中のパティキュレートを捕捉するフィルタ12が設けられている。フィルタ12の上流側には、電気加熱式触媒(EHC)11が設けられている。EHC11は電気ヒータを備えている。該電気ヒータが通電されることにより、フィルタ12に捕捉されたパティキュレートが電気的に加熱され除去される。
【0024】
フィルタ12とEHC11の間には、排気の空燃比を検出するための空燃比センサ13、および排気の圧力を検出するための圧力センサ14が設けられている。フィルタ12の下流側には、排気の温度を検出するための温度センサ15が設けられている。これらのセンサによって検出された値は、ECU1に送られる。
【0025】
詳細は後述されるが、ECU1からの再生開始信号に応答して、フィルタ12の再生処理が開始する。再生処理において、EHC11が通電され、フィルタに捕捉されたパティキュレートを除去する。再生開始信号は、ある程度の量のパティキュレートがフィルタに捕捉されたときに生成される。たとえば、圧力センサ14の検出値が所定の圧力に達した時に生成される。
【0026】
代替的に、捕捉されたパティキュレート量を推定してもよい。推定されたパティキュレート量に基づいて、再生開始信号が生成される。パティキュレート量は、エンジン回転数、燃料噴射量、吸入空気量、エンジン水温、吸気温、EGR量等に基づいて推定することができる。
【0027】
ECU1からの再生終了信号に応答して、EHC11への通電が停止される。
再生終了信号は、たとえば、圧力センサ14の検出値が所定値を下回ったときに生成される。または、EHC11への通電を開始してから所定時間が経過したときに生成されるようにしてもよい。
【0028】
図2は、本発明の第1の実施例に従う内燃機関の電力供給システムを示す。レギュレータ22は、ECU1からの制御信号に従い、発電機21の出力電圧を、高電圧(たとえば、42V)および低電圧(たとえば、14V)の間で切り換える。ここで、発電機21で生成された交流電圧は、直流に整流されて供給される。レギュレータ22は、発電機21の内部に設けてもよい。または、ECU1に搭載されたソフトウェアプログラムにより、発電機21の出力電圧を調節するようにしてもよい。
【0029】
高電圧の電気負荷であるEHC11は、3端子スイッチ31を介して発電機21に接続される。同様に、低電圧の電気負荷23が、スイッチ31を介して発電機21に接続される。低電圧のバッテリ24(たとえば、12Vのバッテリ)は、低電圧負荷23に接続される。低電圧負荷23には、たとえば、ライト、エアコンディショナー、オーディオシステム等が含まれる。スイッチ31は、たとえばトランジスタ、ダイオード等の既知の技術を用いて実現されることができる。
【0030】
ECU1からの再生開始信号に応答して、接点31cは接点31aに接続される。レギュレータ22は、発電機21の出力電圧を高電圧に設定する。こうして、発電機21からの高電圧がEHC11に印加され、フィルタの再生処理が開始される。
【0031】
ECU1からの再生終了信号に応答して、接点31cは接点31bに接続される。レギュレータ22は、発電機21の出力電圧を低電圧に設定する。こうして、発電機21からの低電圧が低電圧負荷23に印加され、バッテリ24は充電されることができる。
【0032】
ここで、バッテリおよびEHCの異常を検出する手法について説明する。
【0033】
(1)バッテリの異常の検出
バッテリの異常は、バッテリにおける故障や、経時変化等によるバッテリの劣化を含み、蓄電能力が低下している状態を示す。蓄電能力が低下すると、バッテリの電圧は低下したままとなる。また、バッテリの異常は、放電の結果として、バッテリの電圧が所定値より低くなった状態をも含む。いずれの場合も、電装部品への電力が、バッテリによっては十分に供給されないおそれがある。
【0034】
スイッチ31と低電圧負荷23の間の電圧Vbが検出される。接点31cが接点31bに接続されているとき、電圧Vbは、バッテリ24の電圧を示す。電圧Vbは、既存の電圧検出手法によって検出されることができる。検出された電圧Vbが所定のしきい値より低いとき、バッテリ24に異常が生じていると判断される。
【0035】
しきい値は、どの程度の電気量を蓄積しているバッテリ状態を確保すべきかに従って決定される。たとえば、エンジンの始動に十分な電気量をバッテリが維持している状態を確保するためには、しきい値は、エンジンの始動に十分な電圧値(たとえば、11V)に設定される。
【0036】
バッテリの異常は、他の手法によって検出してもよい。たとえば、接点31cが接点31bに接続されている時、バッテリ24から低電圧負荷23に流れる電流Ibに基づいてバッテリの異常を判断してもよい。
【0037】
代替的に、エンジンの運転状態および使用されている電気負荷からバッテリの異常を検出してもよい。一例として、エンジン回転数や停車率(走行時間に対するアイドリング時間の割合)等に基づいて車両の走行パターンを求める。該走行パターンと、使用されている電気負荷の大きさから、必要なバッテリ電圧を求める。メモリ1c(図1)に、走行パターンおよび使用電気負荷に対応するバッテリ電圧をマップとして格納しておいてもよい。検出されたバッテリ電圧Vbが、該求められた電圧より低いとき、バッテリに異常があると判断する。
【0038】
図2に示される第1の実施例において、バッテリの異常を検出した場合、ECU1はEHC11への通電を中止する。通電を中止するとき、接点31cが接点31aに接続されていれば、ECU1は、接点31cを接点31bに切り換える。その後、ECU1は、発電機21の出力電圧を低電圧に切り換えるようレギュレータ22を制御する。
【0039】
こうして、バッテリ24の異常が検出された時、EHC11への通電を中止し、十分な電力が低電圧系に供給されるようにする。これにより、低電圧系に接続された電装部品の正常な動作を確保することができる。
【0040】
(2)EHCの異常の検出
EHC11の異常として、EHC11における断線および漏電が以下のようにして検出される。
【0041】
スイッチ31とEHC11の間の電圧Vehcおよび電流Iehcが検出される。電圧Vehcおよび電流Iehcは、既存の電圧および電流検出手法を用いて検出されることができる。接点31cが接点31aに接続されているとき、電圧Vehcは、EHC11に印加される電圧を示す。電流Iehcは、EHC11を流れる電流を示す。
【0042】
EHC11の抵抗をRehcとすると、計算上、EHC11を流れる電流Icalは式(1)に従い算出される。
【0043】
【数1】
Ical=Vehc/Rehc (1)
【0044】
EHC11において断線が発生していると、実際に流れる電流Iehcは計算値Icalよりも小さくなる。一方、EHC11において漏電が発生していると、実際に流れる電流Iehcは計算値Icalよりも大きくなる。こうして、EHC11の電圧Vehcおよび電流Iehcに基づいて、EHC11の断線および漏電を検出することができる。
【0045】
他の手法により、EHC11の異常を検出してもよい。一例を以下に説明する。計算上、EHC11の温度はTcalは、式(2)に従って算出することができる。
【0046】
【数2】
Figure 2004183501
【0047】
ここで、mはEHC11の質量を示し、αはEHC11に固有の熱量を示す。
aおよびbは、定数である。tは、時間を示す。“a(t−b)”は、運転状態および放熱を考慮した補正項である。一方、EHC11の下流には温度センサ15(図1)が装着されている。温度センサ15によって検出された温度Tehcを、計算温度Tcalと比較する。
【0048】
検出温度Tehcが計算温度Tcalよりも所定値以上低い場合、断線によってEHC11を加熱することができないことを示す。また、検出温度Tehcが計算温度Tcalよりも所定値以上高い場合、漏電によってEHC11が過度に加熱されていることを示す。
【0049】
図2に示される第1の実施例において、EHC11の異常を検出した場合、ECU1はEHC11への通電を中止する。通電を中止するとき、接点31cが接点31aに接続されていれば、ECU1は、接点31cを接点31bに切り換える。その後、ECU1は、発電機21の出力電圧を低電圧に切り換えるようレギュレータ22を制御する。
【0050】
こうして、EHC11の異常を検出した場合には、発電機21の出力電力がEHC11に供給される状態から、低電圧系に供給される状態に速やかに切り換えられる。また、異常なEHC11への通電により低電圧系への電力供給が不足する状態を回避することができる。
【0051】
図3は、本発明の第2の実施例に従う内燃機関の電力供給システムを示す。図2に示される第1の実施例と異なる点は、スイッチ31の代わりにスイッチ32および33が用いられている点である。スイッチ32およびスイッチ33は、ECU1からの制御信号に従い、開閉される。スイッチ32および33は、たとえばトランジスタ、ダイオード等の既知の技術を用いて実現されることができる。
電力供給の手法、バッテリおよびEHCの異常の検出手法は、第1の実施例と同様に実施されるので、説明を省略する。また、EHC11およびバッテリ24の異常を検出した場合にEHC11への通電を中止する手法も、第1の実施例と同様に実施することができる。
【0052】
この第2の実施例においては、バッテリ24の異常を検出した場合、ECU1は、スイッチ32および33の両方を閉じた状態にすることができる。ECU1は、発電機21の出力電圧を低電圧に切り換えるようレギュレータ22を制御する。EHC11には、発電機21からの低電圧が印加され、低電圧でフィルタの再生処理が実施される。こうして、再生処理を実施しながら、低電圧系に接続された電装部品が正常に作動するのに十分な電力を該低電圧系に供給することができる。
【0053】
図4は、EHC11および低電圧バッテリ24を診断するルーチンを示す。このルーチンは、一定の時間間隔で実施され、第1および第2の実施例の両方に適用可能である。
【0054】
ステップS1において、再生処理中かどうかを判断する。再生制御ルーチン(図5または図6)が実行中であれば、再生処理中と判断されることができる。再生処理中であれば、ステップS2を飛ばす。
【0055】
ステップS2において、EHC11への通電を開始する。前述したように、このステップは、スイッチ(図2のスイッチ31、および図3のスイッチ32、33)の設定、およびレギュレータ22による発電機21の出力電圧の設定、を含む。このステップで設定される発電機の出力電圧値は、再生処理で設定される出力電圧値と異なってもよい。ステップS3において、EHC11の電圧Vehcおよび電流Iehcを検出する。
【0056】
ステップS4において、検出された電圧VehcをEHC11の抵抗Rehcで除算することで得られる計算値Icalと、検出された電流Iehcとを比較する。検出電流Iehcが、計算値Icalに比べて所定量以上小さい場合、断線と判断される。この場合、EHC異常フラグは1にセットされ(S7)、断線に関する異常情報が故障データストアに格納される(S8)。異常情報には、異常の種類、EHCの状態、および検出時刻等を含めることができる。ステップS9において、警告灯であるMILを点灯し、EHC11に異常が発生したことを運転手に知らせる。
【0057】
検出電流Iehcが計算値Icalに比べて所定量以上大きい場合(S5)、漏電と判断される。この場合も、EHC異常フラグは1にセットされる(S7)。漏電に関する異常情報が故障データストアに格納され(S8)、MILを点灯させる(S9)。ステップS4およびS5の判断がNoならば、EHC11は正常と判断され、EHC異常フラグはゼロにセットされる(S10)。
【0058】
ステップS11において、バッテリ電圧Vbを所定のしきい値と比較する。該しきい値は、前述したように、維持すべきバッテリ状態に応じて設定されるのが好ましい。バッテリ電圧Vbが該しきい値より小さければ、バッテリ24に異常があると判断され、バッテリ異常フラグが1にセットされる(S12)。バッテリ電圧Vbがしきい値以上ならば、バッテリ24が正常であると判断され、バッテリ異常フラグがゼロにセットされる(S13)。
【0059】
図5は、図2に示される本発明の第1の実施例に従う、再生制御ルーチンを示す。該ルーチンは、一定の時間間隔で実施され、図4に示される診断ルーチンとは独立して実施してよい。
【0060】
再生制御ルーチンは、再生開始信号が生成された時に開始される(S21)。
前述したように、再生開始信号は、圧力センサ14の検出値に基づいて、または運転状態から推定されたパティキュレート量に基づいて生成されることができる。
【0061】
ステップS22において、再生条件が成立したかどうかを判断する。再生条件には、最適な状態でフィルタの再生処理を行うのに必要な条件を含めることができる。たとえば、再生条件には、吸気管に設けられた電子スロットルの開度を所定値まで小さくする、吸気管に設けられたスワールコントロールバルブ(SCV)のスワール強度を所定値まで上げる、EGR弁の開度を所定値まで小さくする、等が含まれる。
【0062】
再生条件が成立したならばステップS23に進み、再生条件が成立しなければ、このルーチンを抜ける。ステップS23において、EHC異常フラグの値を調べる。EHC異常フラグの値がゼロならば、EHC11が正常であることを示し、ステップS24に進む。EHC異常フラグの値が1ならば、このルーチンを抜け、再生処理を実施しない。
【0063】
ステップS24において、バッテリ異常フラグの値を調べる。バッテリ異常フラグの値がゼロならば、バッテリ24が正常であることを示し、ステップS25に進む。バッテリ異常フラグの値が1ならば、このルーチンを抜け、再生処理を実施しない。
【0064】
ステップS25において、レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が、たとえば0Vに一旦下げられる。これは、電圧を切り換える際にスイッチ31にかかる負担を低減するためである。端子31cが端子31aに接続され、発電機21をEHC11に接続する(S26)。
【0065】
レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が所定の高電圧(たとえば、42V)に設定される(S27)。ステップS28において、ポストインジェクション処理が開始される。これは、エンジン2の排気行程において燃料を噴射する処理である。この処理により、排気の温度が上がり、フィルタの再生処理が促進される。ポストインジェクション処理の間、空燃比は、空燃比センサ13(図1)によって検出される空燃比が所定のリッチ空燃比になるように制御されるのが好ましい。こうして、再生モードが実施される。
【0066】
再生処理が完了したならば、再生終了信号が生成される(S29)。ポストインジェクション処理は停止される(S30)。レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が、たとえば0Vに一旦下げられる(S31)。接点31cは接点31bに接続され、発電機21を低電圧負荷23に接続する(S32)。レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が、所定の低電圧(たとえば、14V)に設定される(S33)。こうして、通常モードが開始される。
【0067】
図6は、図3に示される本発明の第2の実施例に従う、再生制御ルーチンを示す。該ルーチンは、一定の時間間隔で実施され、図4に示される診断ルーチンとは独立して実施してよい。
【0068】
再生制御ルーチンは、再生開始信号が生成された時に実行される(S41)。
ステップS42において、前述したように、再生条件が成立したかどうかを判断する。再生条件が成立したならば、EHC異常フラグの値を調べる(S43)。
EHC異常フラグの値が1ならば、EHC11に異常があることを示し、このルーチンを抜け、再生処理を実施しない。
【0069】
EHC異常フラグの値がゼロならば、ステップS44に進み、バッテリ異常フラグの値を調べる。バッテリ異常フラグの値がゼロならば、バッテリ24が正常であることを示す。ステップS45に進み、レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が、たとえば0Vに一旦下げられる。EHC11に接続されたスイッチ32は閉じられ(S46)、低電圧負荷23に接続されたスイッチ33は開かれる(S47)。ステップS46およびS47は、同時に実行してもよい。
【0070】
レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が所定の高電圧(たとえば、42V)に設定される(S48)。ステップS49において、前述したポストインジェクション処理が開始される。こうして、再生モードが実施される。
【0071】
再生処理が完了したならば、再生終了信号が生成される(S50)。ポストインジェクション処理は停止される(S51)。レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が、たとえば0Vに一旦下げられる(S52)。スイッチ32が開かれ(S53)、スイッチ33が閉じられる(S54)。レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が、所定の低電圧(たとえば、14V)に設定される(S55)。こうして、通常モードが開始される。
【0072】
ステップS44において、バッテリ異常フラグの値が1ならば、バッテリ24に異常が検出されていることを示す。ステップS61に進み、レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が、たとえば0Vに一旦下げられる。EHC11に接続されたスイッチ32が閉じられる(S62)。低電圧負荷23に接続されたスイッチ33は閉じられたままである。レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が所定の低電圧(たとえば、14V)に設定される(S63)。ステップS64において、前述したポストインジェクション処理が開始される。こうして、再生モードが実施される。
【0073】
再生処理が完了したならば、再生終了信号が生成される(S65)。ポストインジェクション処理が停止される(S66)。レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が、たとえば0Vに一旦下げられる(S67)。EHC11へのスイッチ32が開かれる(S68)。低電圧負荷23に接続されたスイッチ33は閉じられたままである。レギュレータ22により、発電機21の出力電圧が、所定の低電圧(たとえば、14V)に設定される(S69)。こうして、通常モードが開始される。この実施例によれば、バッテリ24に異常があると判断された場合でも、低電圧でフィルタの再生処理を実施することができる。
【0074】
図7は、再生処理中にEHC11への通電を制御するルーチンを示す。該ルーチンは、一定の時間間隔で実施される。該ルーチンは、第1および第2の実施例の両方に適用可能であるが、診断ルーチン(図4)および再生制御ルーチン(図5または図6)とは独立して実施してよい。
【0075】
ステップS91において、再生処理中かどうかを調べる。ここで、図5または図6の再生制御ルーチンが実行中であれば、再生処理中と判断されることができる。再生処理中でなければ、このルーチンを抜ける。
【0076】
再生処理中にEHC異常フラグが1にセットされたならば(S92)、再生制御ルーチンへの割り込み信号を生成する(S94)。また、再生処理中にバッテリ異常フラグが1にセットされたならば(S93)、再生制御ルーチンへの割り込み信号を生成する(S94)。
【0077】
再生制御ルーチンは、該通電制御ルーチンから割り込み信号を受けたならば、現在のタスクを終了して、再生終了処理を開始する。再生終了処理は、図5の第1の実施例では、ステップS29〜S33の処理を含む。図6の第2の実施例では、ステップS65〜S69の処理を含む。
【0078】
こうして、EHC11への通電中に、EHC11またはバッテリ24に異常が検出されたならば、EHC11への通電を速やかに終了させる。再生終了処理が完了したならば、通常モードが開始される。
【0079】
本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンにも適用が可能である。
【0080】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によると、バッテリに異常が検出されたときはヒータへの通電が制限または中止されるので、車両に搭載された電装部品が正常に作動するよう該電装部品に十分な電力を供給することができる。
【0081】
請求項2に記載の発明によると、バッテリに異常が検出されたときは、発電機の出力電圧が低圧側に保持されるので、車両に搭載された電装部品を正常に作動させながら、ヒータへの通電を継続することができる。
【0082】
請求項3に記載の発明によると、ヒータの異常が検出されたときは、ヒータへの通電が中止されるので、異常なヒータへの通電に起因する電力不足を生じさせることなく、他の電装部品を正常に作動させることができる。
【0083】
請求項4に記載の発明によると、ヒータの異常を電流および電圧から検出することができるので、ヒータの異常を簡易な方法で検出することができる。
【0084】
請求項5に記載の発明によると、警告灯により、ヒータの異常を運転手に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に従う、内燃機関および制御装置を概略的に示す図。
【図2】この発明の第1の実施例に従う、電力供給システムを概略的に示す図。
【図3】この発明の第2の実施例に従う、電力供給システムを概略的に示す図。
【図4】この発明の一実施例に従う、診断ルーチンを示すフローチャート。
【図5】この発明の第1の実施例に従う、再生制御ルーチンを示すフローチャート。
【図6】この発明の第2の実施例に従う、再生制御ルーチンを示すフローチャート。
【図7】この発明の一実施例に従う、再生処理中におけるEHCへの通電を制御するルーチンを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ECU 2 エンジン
11 EHC 12 フィルタ
21 発電機 23 低電圧負荷
24 低電圧バッテリ

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気系に設けられ、排気中のパティキュレートを捕捉するフィルタと、
    前記フィルタの上流に設けられ、前記フィルタに捕捉されたパティキュレートを加熱によって除去するためのヒータと、
    前記内燃機関によって駆動される発電機と、
    前記発電機で発電された電気を蓄電するバッテリと、
    前記フィルタに捕捉されたパティキュレートを除去するとき、前記発電機で発電された電気の前記ヒータへの通電を制御する通電制御手段と、
    前記バッテリの異常が検出されたとき、前記通電制御手段による前記ヒータへの通電を制限または中止するヒータ通電制限手段と、
    を備える、内燃機関のための電力供給制御装置。
  2. 前記ヒータに通電するときに前記発電機の出力電圧を高圧側に切り換える発電電圧切り換え手段をさらに備え、
    前記ヒータ通電制限手段は、前記バッテリの異常が検出されたとき、前記発電電圧切り換え手段により前記発電機の出力電圧を低圧側に保持して前記ヒータに通電する、請求項1に記載の内燃機関のための電力供給制御装置。
  3. 内燃機関の排気系に設けられ、排気中のパティキュレートを捕捉するフィルタと、
    前記フィルタの上流に設けられ、前記フィルタに捕捉されたパティキュレートを加熱によって除去するためのヒータと、
    前記内燃機関によって駆動される発電機と、
    前記フィルタに捕捉されたパティキュレートを除去するとき、前記発電機で発電された電気の前記ヒータへの通電を制御する通電制御手段と、
    前記ヒータの異常が検出されたとき、前記通電制御手段による前記ヒータへの通電を中止するヒータ通電中止手段と、
    を備える、内燃機関のための電力供給制御装置。
  4. 前記ヒータに通電したときの電流および電圧を検出し、該検出した電流および電圧に基づいて該ヒータの異常を検出するヒータ異常検出手段をさらに備える、請求項3に記載の内燃機関のための電力供給制御装置。
  5. 前記ヒータの異常が検出されたとき、警告灯を点灯する、請求項3または請求項4に記載の内燃機関のための電力供給制御装置。
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