JPH1077825A - 排気ガスフィルタの再生処理装置 - Google Patents

排気ガスフィルタの再生処理装置

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JPH1077825A
JPH1077825A JP8230740A JP23074096A JPH1077825A JP H1077825 A JPH1077825 A JP H1077825A JP 8230740 A JP8230740 A JP 8230740A JP 23074096 A JP23074096 A JP 23074096A JP H1077825 A JPH1077825 A JP H1077825A
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pressure
pressure value
internal combustion
combustion engine
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Junichi Kusumoto
潤一 楠本
Yousuke Taichi
陽介 太地
Hiroyoshi Kanazawa
博敬 金沢
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の圧力検出手段でもってフィルタ手段の
目詰まり状態を正確に検知することができる排ガスフィ
ルタの再生処理装置を提供すること。 【解決手段】 内燃機関102からの排気ガスに含まれ
た微粒子を捕集するフィルタ手段108と、排気流路1
06の圧力を検出する圧力検出手段120と、フィルタ
手段108に空気を供給するためのエアポンプ118
と、フィルタ手段108に捕集された微粒子を燃焼させ
るための加熱ヒータ110と、フィルタ手段108の微
粒子の捕集量を算出するための制御処理手段122を含
む排気ガスフィルタの再生処理装置。圧力検出手段12
0は、イグニッションキー128が閉状態でかつ内燃機
関102が回転していないとき第1の圧力値を検出し、
イグニッションキー128が閉状態でかつ内燃機関10
2が回転しているとき第2の圧力値を検出し、制御処理
手段122は、第1の検出値および第2の検出値に基づ
いて微粒子の捕集量を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関から排出
される排気ガス中に含まれている微粒子を捕集するため
のフィルタ手段を再生する再生処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの如き内燃機関に適
用されている排気ガスフィルタの再生処理装置は、たと
えば図8に示す構成である。図8において、内燃機関2
には排気管4が接続されており、この排気管4は、内燃
機関2から排出される排気ガスを外部に導くための排気
流路6を規定する。排気流路6にはフィルタ手段8が配
設され、フィルタ手段8には加熱ヒータ10が設けられ
ている。また、排気流路6に空気を送給するための送給
流路12を規定する送給管14が設けられ、この送給管
14の一端部が、排気管4における、内燃機関2とフィ
ルタ手段8の間の部位に接続されている。送給流路12
には開閉弁16が設けられ、また開閉弁16の上流側に
は、排気流路6に空気を送給するためのエアポンプ18
が配設されている。さらに、フィルタ手段8の上流側お
よび下流側には、それぞれ、第1の圧力検出センサ20
および第2の圧力検出センサ24が配設されている。第
1の圧力検出センサ20は、排気流路6を流れる排気ガ
スにおけるフィルタ手段8の上流側の圧力を検出し、第
2の圧力検出センサ22は、排気流路6を流れる排気ガ
スにおけるフィルタ手段8の下流側の圧力を検出する。
【0003】内燃機関2から排出された排気ガスは、排
気流路6を通して外部に排出され、排気ガス中に含まれ
た微粒子状物質(「微粒子」という)は、フィルタ手段
8によって捕集され、外部に排出される排気ガスはフィ
ルタ手段8によって清浄化される。第1の圧力検出セン
サ20はフィルタ手段8の上流側の圧力を検出し、第2
の圧力検出センサ22はフィルタ手段8の下流側の圧力
を検出し、フィルタ手段8の目詰まりが大きくなると、
第2の圧力検出センサ22の検出値(ほぼ大気圧に等し
い)と第1の圧力検出センサ20の検出値との差圧が大
きくなり、内燃機関の排気効率が悪くなる。
【0004】上記差圧が大きくなったときには、フィル
タ手段8に捕集された微粒子が燃焼される。この燃焼の
際には、開閉弁16が開状態に保持され、加熱ヒータ1
0が加熱される。また、エアポンプ18が作動され、エ
アポンプ18からの空気が送給流路12を通して排気流
路6に供給される。したがって、加熱ヒータ10の加熱
作用によってフィルタ手段8に捕集された微粒子が燃焼
され、これによってフィルタ手段8は、元の状態(微粒
子が捕集されていない状態)に再生される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た再生処理装置においては、次のとおりの解決すべき問
題が存在する。すなわち、図8に示すとおり、内燃機関
2から排出される排気ガスの圧力を検出するために2個
の圧力検出センサ20,22(片方の圧力検出センサ2
0はフィルタ手段8の上流側の圧力を検出し、他方の圧
力検出センサ22はフィルタ手段8の下流側の圧力を検
出する)が必要となり、このことに関連して、その構成
が複雑になるとともに製造コストも高くなる。
【0006】本発明の目的は、単一の圧力検出手段でも
ってフィルタ手段の目詰まり状態を正確に検知すること
ができる排ガスフィルタの再生処理装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関から
の排気ガスが流れる排気流路に配設され、排気ガスに含
まれた微粒子を捕集するフィルタ手段と、排気流路にお
ける、フィルタ手段の配設部位よりも上流側の部位に配
設された圧力検出手段と、排出流路を通してフィルタ手
段に燃焼空気を供給するためのエアポンプと、フィルタ
手段に捕集された微粒子を燃焼させるための加熱手段
と、圧力検出手段からの検出信号に基づいて微粒子の捕
集量を算出するための制御処理手段と、を含み、圧力検
出手段は、イグニッションキーが閉状態に保持されかつ
内燃機関が回転していないときに第1の圧力値を検出
し、イグニッションキーが閉状態に保持されかつ内燃機
関が回転しているときに第2の圧力値を検出し、制御処
理手段は、圧力検出手段からの第1の検出値および第2
の検出値に基づいて微粒子の捕集量を算出することを特
徴とする排気ガスフィルタの再生処理装置である。本発
明に従えば、圧力検出手段は、イグニッションキーが閉
状態に保持されかつ内燃機関が回転していないときに大
気圧、すなわち第1の圧力値を検出し、またイグニッシ
ョンキーが閉状態に保持されかつ内燃機関が回転してい
るときに排気流路中の圧力(いわゆる前圧)、すなわち
第2の圧力値を検出する。そして、制御処理手段は、圧
力検出手段が検出した第1の圧力値および第2の圧力値
に基づいて微粒子の捕集量を算出するので、単一の圧力
検出手段でもってフィルタ手段における微粒子の捕集量
を検知することができる。
【0008】また本発明は、圧力検出手段は、内燃機関
を始動するに際してイグニッションキーを閉状態にした
ときに第1の圧力値を検出し、該イグニッションキーの
操作によって内燃機関が回転したときに第2の圧力値を
検出することを特徴とする。本発明に従えば、圧力検出
手段は、始動に際してイグニッションキーを閉状態にし
たときに第1の圧力値を検出し、またその後内燃機関が
回転したときに第2の圧力値を検出するので、内燃機関
の始動に際するイグニッションキーの操作に関連してフ
ィルタ手段における微粒子の捕集量を検知することがで
きる。
【0009】また本発明は、圧力検出手段は、イグニッ
ションキーが閉状態に保持されかつ内燃機関が回転した
ときに第2の圧力値を検出し、内燃機関の回転を停止さ
せるためにイグニッションキーを操作して内燃機関が停
止しかつイグニッションキーが閉状態にあるときに第2
の圧力値を検出することを特徴とする。本発明に従え
ば、内燃機関の回転を停止するためにイグニッションキ
ーを開状態に操作したとき、このイグニッションキー
は、操作した後所定時間閉状態に保持された後開状態と
なる。圧力検出手段は、イグニッションキーが閉状態に
保持されかつ内燃機関が回転しているときに第2の圧力
値を検出し、内燃機関の回転が停止しかつイグニッショ
ンキーが閉状態に保持されているときに第1の圧力値を
検出するので、内燃機関の停止に際するイグニッション
キーの操作に関連してフィルタ手段における捕集量を検
知することができる。また圧力値として内燃機関が停止
したときの圧力値を検出しているので、第1の圧力値を
検出する際に内燃機関が低温である場合がなく、第1の
圧力値を安定して検出することができる。
【0010】また本発明は、圧力検出手段は、内燃機関
の回転を停止させるためにイグニッションキーを操作し
て内燃機関が停止しかつイグニッションキーが閉状態に
保持されているときに第1の圧力値を検出し、次に内燃
機関を回転させるためにイグニッションキーを操作して
イグニッションキーが閉状態に保持されかつ内燃機関が
回転したときに第2の圧力値を検出することを特徴とす
る。本発明に従えば、内燃機関の回転を停止するために
イグニッションキーを開状態に操作したとき、このイグ
ニッションキーは、操作した後所定時間閉状態に保持さ
れた後開状態となる。圧力検出手段は、内燃機関が停止
しかつイグニッションキーが閉状態に保持されていると
きに第1の圧力値を検出し、次に内燃機関を始動するた
めにイグニッションキーを操作してこのキーが閉状態に
保持されかつ内燃機関が回転したときに第2の圧力値を
検出するので、内燃機関の始動、停止するためのイグニ
ッションキーの操作に関連してフィルタ手段における微
粒子の捕集量を検知することができる。また、第1の圧
力値として内燃機関が停止したときの圧力値を検出して
いるので、第1の圧力値を検出する際に内燃機関が低温
である場合がなく、圧力検出手段による第1の圧力値の
検出を安定して行うことができる。
【0011】また本発明は、圧力検出手段は、フィルタ
手段に捕集された微粒子を燃焼させる再生モードのとき
にはその検出動作を中止することを特徴とする。本発明
に従えば、再生モード中は圧力検出手段による検出動作
を行わないので、再生モードにおける排気流路中の圧力
変動を検出することがなく、圧力検出手段による正確な
圧力値の検出が可能となる。
【0012】また本発明は、圧力検出手段は、内燃機関
の冷却水の温度に関連して、冷却水の温度が所定温度以
上のときには該第1の圧力値の検出動作を行うが、冷却
水の温度が所定温度よりも低いときにはその検出動作を
中止することを特徴とする。本発明に従えば、内燃機関
の冷却水の温度が所定温度よりも低いときには圧力検出
手段による第1の圧力値の検出動作を行わないので、低
温時に発生し易い誤検出を除くことができる。
【0013】また本発明は、制御処理手段は、内燃機関
を回転させるためにイグニッションキーを閉状態にする
と、圧力検出手段の故障をチェックする検出手段チェッ
ク工程を遂行し、検出手段チェック工程において圧力検
出手段が故障しているときには、圧力検出手段はその検
出動作を中止することを特徴とする。本発明に従えば、
イグニッションキーを閉状態にすると、圧力検出手段に
よる検出動作に先だってチェック工程が遂行され、チェ
ック工程にて故障と検出されたときには圧力検出手段に
よる検出動作が中止される。それ故に、圧力検出手段が
故障しているか否かを検出することができ、故障してい
るときには、故障による検出圧力値に基づき微粒子の捕
集量が検知されることはない。
【0014】また本発明は、制御処理手段は、検出手段
チェック工程における圧力検出手段からの圧力検出値に
基づいて故障を判断することを特徴とする。本発明に従
えば、検出手段チェック工程においては、圧力検出手段
からの圧力検出値が所定範囲内にあるか否かによって故
障を判断し、比較的簡単かつ容易に圧力検出手段の故障
をチェックすることができる。
【0015】また本発明は、検出手段チェック工程にお
いては、エアポンプは排気流路に向けて空気を送給し、
制御処理手段は、圧力検出手段からの圧力検出値の変動
に基づいて故障を判断することを特徴とする。本発明に
従えば、検出手段チェック工程においては、エアポンプ
からの空気が排気流路に送給され、この空気の送給によ
って圧力検出手段の圧力検出値が正常に変動しているか
検知されるので、圧力検出手段の故障をより正確に検知
することができる。
【0016】また本発明は、制御処理手段は、標準圧力
値を記憶する標準圧力記憶手段を有し、圧力検出手段の
検出作動が中止しているときに標準圧力記憶手段に記憶
された標準圧力値を第1の圧力値として用いることを特
徴とする。本発明に従えば、圧力検出手段の検出動作が
中止しているときには、標準圧力記憶手段に記憶された
標準圧力値が第1の検出値として用いられるので、検出
動作中止中においてもフィルタ手段における微粒子の捕
集量の検知を比較的正確に行うことができる。
【0017】また本発明は、制御処理手段は、第1の圧
力値を記憶する第1の記憶手段を含んでおり、圧力検出
手段が検出動作を行わないときに第1の記憶手段に記憶
された第1の圧力値を用いることを特徴とする。本発明
に従えば、圧力検出手段の検出動作が中止しているとき
には、第1の記憶手段に記憶された第1の検出値が用い
られるので、検出動作中止中においてもフィルタ手段に
おける微粒子の捕集量の検知を比較的正確に行うことが
できる。
【0018】また本発明は、制御処理手段は、第1の圧
力値を補正する圧力補正手段を含んでおり、制御処理手
段は、圧力補正手段によって補正された補正圧力値と第
2の圧力値に基づいて微粒子の捕集量を算出することを
特徴とする。本発明に従えば、第1の圧力値が圧力補正
手段によって補正されるので、フィルタ手段における微
粒子の捕集量をより正確に検知することができる。
【0019】また本発明は、圧力補正手段は、第1の圧
力値を内燃機関の回転数に対応して補正し、制御処理手
段は、圧力補正手段の作用によって内燃機関の回転数に
応じて補正された該補正圧力値と第2の圧力値に基づい
て微粒子の捕集量を算出することを特徴とする。本発明
に従えば、圧力補正手段は内燃機関の回転数に対応して
第1の圧力値を補正するので、フィルタ手段における微
粒子の捕集量をより正確に検知することができる。
【0020】また本発明は、内燃機関からの排気ガスが
流れる排気流路に配設され、排気ガスに含まれた微粒子
を捕集するフィルタ手段と、排気流路における、フィル
タ手段の配設部位よりも上流側の部位に配設された圧力
検出手段と、排出流路を通してフィルタ手段に燃焼空気
を供給するためのエアポンプと、フィルタ手段に捕集さ
れた微粒子を燃焼させるための加熱手段と、圧力検出手
段からの検出信号に基づいて微粒子の捕集量を算出する
ための制御処理手段と、を含み、制御処理手段は、圧力
値を記憶する圧力値記憶手段を有し、内燃機関の温度状
態に応じて第1の算出モードまたは第2の算出モードに
よって微粒子の捕集量を算出し、第1の算出モードにお
いては、制御処理手段は、内燃機関を始動するに際して
イグニッションキーを閉状態にしたときに圧力検出手段
が検出する第1の圧力値と、このイグニッションキーの
操作によって該内燃機関が回転したときに圧力検出手段
が検出する第2の圧力値とに基づいて微粒子の捕集量を
算出し、第2の算出モードにおいては、制御処理手段
は、圧力値記憶手段に記憶された圧力値と、イグニッシ
ョンキーが閉状態に保持されかつ内燃機関が回転したと
きに圧力検出手段が検出する第2の圧力値とに基づいて
微粒子の捕集量を算出する、ことを特徴とする排気ガス
フィルタの再生処理装置である。本発明に従えば、制御
処理手段は、内燃機関の温度状態に応じて第1の算出モ
ードおよび第2の算出モードから選択された算出モード
よってフィルタ手段における微粒子の捕集量を算出する
ので、微粒子の捕集量を誤検知なく正確に検出すること
ができる。
【0021】また本発明は、制御処理手段は、内燃機関
の冷却水の温度に基づいて算出モードを選択し、冷却水
が所定温度以上のときには第1の算出モードによって微
粒子の捕集量を算出し、冷却水が所定温度未満のときに
は第2の算出モードによって微粒子の捕集量を算出する
ことを特徴とする。本発明に従えば、冷却水の温度が高
いときには第1の算出モードが選択され、第1の圧力値
としてイグニッションキーが閉状態に保持されかつ内燃
機関が回転していないときの排気流路の圧力値が用いら
れ、一方冷却水の温度が低いときには第2の算出モード
が選択され、第1の圧力値として圧力値記憶手段に記憶
された圧力値が用いられる。それ故に、冷却水の温度、
すなわち内燃機関の温度状態に実質上関係なく微粒子の
捕集量を正確に検出することができる。
【0022】さらに本発明は、圧力値記憶手段には、標
準圧力値または内燃機関の前の運転時に圧力検出手段に
よって検出された第1の圧力値が記憶されており、第2
の算出モードにおいては、制御処理手段は、圧力値記憶
手段に記憶された標準圧力値または第1の圧力値と第2
の圧力値とに基づいて微粒子の捕集量を算出することを
特徴とする。本発明に従えば、第2の算出モードにおい
ては、圧力値記憶手段に記憶された標準圧力値または内
燃機関の前の動作時に検出された第1の圧力値が第1の
圧力値として用いられるので、たとえば冷却水の温度が
低い等のときにおいても微粒子の捕集量を正確に検出す
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従う排気ガスフ
ィルタの再生処理装置の一実施形態を備えた内燃機関の
要部を簡略的に示すブロック部である。図1において、
たとえばフォークリフト等の車両に搭載されるディーゼ
ルエンジンでよい内燃機関102には、排気管104が
接続されており、内燃機関からの排気ガスは、排気管1
04によって規定される排気流路106を通して外部に
排出される。排気流路106には、排気ガスに含まれて
いる微粒子物質(微粒子)を捕集するためのフィルタ手
段108が配設されており、このフィルタ手段108に
は加熱ヒータ110(加熱手段を構成する)が設けられ
ている。また、排気流路106における、フィルタ手段
108の配設部位よりも上流側の部位、すなわち排出流
路106における、内燃機関102とフィルタ手段10
8との間の部位には、空気を送給するための送給管11
2が接続されている。送給管12によって規定される送
給流路114には、送給流路114を開閉する開閉弁1
16が配設され、また送給流路114の上流側端部に
は、送給流路114に空気を供給するためのエアポンプ
118が設けられている。加熱ヒータ110、開閉弁1
16およびエアポンプ118等は、フィルタ手段108
を再生するためのフィルタの再生処理装置の一部を構成
する。また、排気流路116における、フィルタ手段1
08の配設部位の上流側の部位、詳細には排気流路10
6における、送給管112の接続部位とフィルタ手段1
08の配設部位との間の部位に、排気流路106を流れ
る排気ガスの圧力を検出する、たとえば圧力センサから
構成することができる圧力検出手段120が配設されて
いる。
【0024】加熱ヒータ110、開閉弁116およびエ
アポンプ118等を作動制御するための制御処理手段1
22が設けられている。制御処理手段122は、たとえ
ばマイクロプロセッサから構成することができ、第1の
記憶手段124および第2の記憶手段126を含んでい
る。圧力検出手段120は、後述する如くして排気流路
106の圧力を検出し、圧力検出手段120からの検出
信号は制御処理手段122に送給され、第1の記憶手段
124には、圧力検出手段120が検出した第1の圧力
値が記憶され、第2の記憶手段126には、圧力検出手
段120が検出した第2の圧力値が記憶される。制御処
理手段122にて生成された作動信号は加熱ヒータ11
0、開閉弁116およびエアポンプ118に送給され
る。
【0025】この制御処理手段122に関連して、イグ
ニッションキー128、作動スイッチ130およびイン
ジケータ132が設けられている。イグニッションキー
128は、内燃機関102を作動、作動停止するための
ものであり、イグニッションキー128を閉状態にする
ことによってバッテリ(図示せず)からの電流が供給さ
れ、セルモータ(図示せず)が作動することによって内
燃機関102の回転が開始され、一方イグニッションキ
ー128を開状態にすることによってバッテリからの電
流の供給が停止され、これによって内燃機関102の回
転が停止する。作動スイッチ130は、フィルタ手段1
08を再生処理するためのものであり、この作動スイッ
チ130を操作することによって、後述する如く、加熱
ヒータ110、開閉弁116およびエアポンプ118等
が作動される。インジケータ132は、たとえば警告ラ
ンプから構成することができ、フィルタ手段108にお
ける微粒子の捕集量が多くなると後述する如くして点灯
される。イグニッションキー128および作動スイッチ
130からの信号は制御処理手段122に送給され、制
御処理手段122にて生成された信号はインジケータ1
32に送給される。
【0026】図1の再生処理装置を備えた内燃機関10
2における制御処理手段122による微粒子の捕集量の
算出およびフィルタ手段108の再生処理は、たとえば
図2に示すフローチャートに従って行われる。まず、内
燃機関102を始動するに際してイグニッションキー1
28を閉(オン)状態にする。イグニッションキー12
8を操作して閉状態にすると、ステップS1からステッ
プS2に進み、内燃機関102が回転しているか否かが
検出される。この内燃機関102の回転の検出は、内燃
機関102の回転を回転センサで直接検出するようにし
てもよく、これに代えて、たとえば内燃機関102に付
設され、その回転によって発電するレギュレータ(図示
せず)からの信号を利用してもよい。内燃機関102が
回転していないとき、すなわちイグニッションキー12
8を閉状態にしてセルモータ(図示せず)が実質上作動
していない(したがって内燃機関102が回転していな
い)ときには、ステップS3に移り、圧力検出手段12
0が排気流路106の圧力を検出する。圧力検出手段1
20によって検出される圧力値は、排気流路106中に
排気ガスが実質上流れていないので、大気圧値となり、
この大気圧値は、従来のフィルタの再生処理装置におい
てフィルタ手段の下流側に配設されていた圧力検出セン
サの検出値(いわゆる後圧値)とほぼ等しくなる。この
実施形態では、内燃機関102を始動させるためにイグ
ニッションキー128を操作して閉状態にしかつ内燃機
関102が回転しないときの圧力検出手段120の検出
値を第1の圧力値とし、この第1の検出値を従来の再生
処理装置におけるフィルタ手段108の下流側の圧力値
(いわゆる後圧値)に代えて利用し、このように第1の
圧力値を利用することによって、従来設けていたフィル
タ手段108の下流側の圧力検出センサを省略すること
ができる。ステップS4においては、圧力検出手段12
0による検出信号は制御処理手段122に送給され、圧
力検出手段120により検出された第1の圧力値は、第
1の記憶手段124に記憶される。
【0027】セルモータ(図示せず)の作用によって内
燃機関102が回転されると、ステップS2からステッ
プS5に移り、圧力検出手段120が再度排気流路10
6の圧力を検出する。このとき、内燃機関102が回転
しているので、圧力検出手段120が検出する圧力値
は、排気流路106中の排気ガスの圧力値(排気ガスは
脈動して流れるので、この圧力値は所定期間内の排気ガ
スの圧力の平均値であり、その平均値のたとえば最大値
を採用する)となり、従来の再生処理装置におけるフィ
ルタ手段108の上流側に配設されていた圧力検出セン
サの検出値(いわゆる前圧値)と等しくなる。本実施形
態では、イグニッションキー128が閉状態に保持され
かつ内燃機関102が回転しているときの圧力検出手段
120の検出値を第2の圧力値として検出している。圧
力検出手段120による圧力検出の後ステップS6に進
み、圧力検出手段120からの検出信号が制御処理手段
122に送給され、第2の圧力値は第2の記憶手段12
6に記憶される。
【0028】次いで、ステップS7に進み、制御処理手
段122は、第2の記憶手段126に記憶された第2の
圧力値と第1の記憶手段124に記憶された第1の圧力
値に基づいてその差圧を算出する。フィルタ手段108
に捕集された微粒子の量が少ないと、内燃機関102か
らの排気ガスの流れがスムースであるが、フィルタ手段
108に捕集された微粒子の量が多くなると、内燃機関
102からの排気ガスの流れが悪くなり、排気ガスの背
圧抵抗、すなわち排気流路106中の排気ガス圧力が大
きくなる。したがって、容易に理解される如く、フィル
タ手段108に捕集された微粒子の量が多くなるにつれ
て第2の圧力値と第1の圧力値との差圧が大きくなり、
ステップS8において制御処理手段122はこの差圧に
基づいてフィルタ手段108における微粒子の捕集量を
推定する。
【0029】上記差圧に基づいて推定される微粒子の捕
集量が所定の基準値(内燃機関102の種類等によって
設定される基準値)より小さいときには、フィルタ手段
108に捕集された微粒子の量が少ないのでフィルタ手
段を再生処理する必要はなく、ステップS9からステッ
プS2に戻り、ステップS2、S5〜S9が繰返し遂行
され、微粒子の捕集量の検知が連続的に繰返し行われ
る。一方、上記差圧に基づいて推定される微粒子の捕集
量が所定の基準値以上になると、ステップS9からステ
ップS10に進み、制御処理手段122は警告信号を生
成し、この警告信号がインジケータ132に送給され、
警告信号に基づいてインジケータ132が点灯する。し
たがって、内燃機関102の運転者は、このインジケー
タ132の点灯によってフィルタ手段108に多量の微
粒子が捕集されたことを知ることができる。なお、ステ
ップS10の後は、ステップS2に戻り、ステップS
2、S5〜S10が繰返し遂行される。ステップS9ま
たはステップS10からの繰返し動作は、イグニッショ
ンキー128が開状態になるまで、すなわちバッテリ
(図示せず)からの電流の供給が停止されるまで遂行さ
れる。
【0030】インジケータ132の点灯後、フィルタ手
段108に捕集された微粒子を燃焼するには、イグニッ
ションキー128を開状態にして内燃機関102の回転
を停止させる。その後イグニッションキー128を再び
閉状態(内燃機関102は回転させない)にして作動ス
イッチ130を操作する。図1を参照して、作動スイッ
チ130を操作すると、作動スイッチ130からの作動
信号が制御処理手段122に送給され、制御処理手段1
22による制御は再生モードとなる。再生モードにおい
ては、制御処理手段122は、作動スイッチ130から
の作動信号に基づいて燃焼信号を生成し、この燃焼信号
が加熱ヒータ110、開閉弁116およびエアポンプ1
18に送給される。このように燃焼信号が送給される
と、加熱ヒータ110が付勢されて加熱される。また開
閉弁116が開状態となって送給流路114が開放され
る。さらに、エアポンプ118が付勢されてエアポンプ
118から空気が送給流路114に送給される。それ故
に、フィルタ手段108にて、加熱ヒータ110からの
熱と送給流路114からの空気によってそこに捕集され
た微粒子が燃焼され、かかる燃焼によって微粒子が焼失
される。したがって、フィルタ手段108は所要のとお
りに再生されて元の状態に戻り、再び微粒子の捕集が可
能となる。
【0031】かくのとおりであるので、上記再生処理装
置においては、単一の圧力検出手段120によってフィ
ルタ手段108における微粒子の捕集量を検知すること
ができ、捕集量が多くなったときには、作動スイッチ1
30を操作することによって微粒子を燃焼させてフィル
タ手段108を再生することができる。
【0032】上述した実施形態では、再生モードにおい
ては、イグニッションキー128が閉状態に保持されか
つ内燃機関102が回転されていないので、圧力検出手
段120は、排気流路106の圧力を検出する。しか
し、このときには、排気流路106にはエアポンプ11
8からの空気が送給されてるので大気圧ではなく、この
ときの圧力値を第1の圧力値として第1の記憶手段12
4に記憶すると誤検知の原因となる。したがって、再生
モードのときには、たとえば次のとおりに制御するのが
望ましい。すなわち、後に図3を参照して説明するよう
に、ステップS2にて内燃機関102が回転しているか
否かの判断をし、内燃機関102が回転していないとき
には、その後通常の運転モードか否かの判断をする、す
なわち作動スイッチ130が操作されているか否かを判
断するのが好ましい。そして、通常の運転モードのとき
にはステップS3に進んで圧力検出手段120によって
圧力を検出するが、再生モードのときにはステップS2
に戻って圧力検出手段120による検出動作を中止する
のが望ましい。なお、このときには、圧力検出手段12
0の検出動作が中止されるので、制御処理手段122の
第1の記憶手段124に記憶される第1の圧力値とし
て、たとえば標準圧力値(たとえば760mmHg)を
設定し、この標準圧力値を第1の記憶手段124に記憶
するようにすることもできる。このようにすることによ
って、再生モード中に圧力検出手段120によって圧力
を検出しなくても第1の圧力値が第1の記憶手段124
に記憶され、制御処理手段122による微粒子の捕集量
の算出が可能となる。
【0033】内燃機関102の温度状態が低いときには
圧力検出手段120が誤検知する恐れがあるので、たと
えば図3に示すフローチャートの如く、内燃機関102
の温度状態に応じてその制御を幾分変えるのが望ましい
(ステップS3およびS4に変えてステップS11〜S
16を遂行する)。図3を参照して、図2のフローチャ
ートにおけるステップS2において、内燃機関102が
回転しているか否かを検知して回転していないときには
ステップS2からステップS11に進む。そして、ステ
ップS11において通常の運転モードか再生モードかを
判断し、再生モード、すなわちフィルタ手段108を再
生するために燃焼中であるときにはステップS11から
ステップS2に戻る。一方、通常の運転モードであると
きには、ステップS12に進み、内燃機関102の冷却
水の温度が所定値、たとえば30℃以上であるか否かが
判断される。冷却水の温度を検出する場合には、内燃機
関102に冷却水の温度を検出する温度センサ(図示せ
ず)が設けられ、この温度センサからの検出信号が制御
処理手段122に送給される。温度センサからの検出温
度が所定値以上のときには、ステップS13に進み、圧
力検出手段120が排気流路106の圧力を検出し、次
いでステップS14において圧力検出手段120にて検
出された第2の圧力値が制御処理手段122の第1の記
憶手段124に記憶される。この圧力検出手段120に
よる検出動作は、図2のフローチャートにおける動作と
同じであり、ステップS14の後ステップS2に戻る。
温度センサからの検出温度が所定値より低いときには、
ステップS15に進み、標準圧力値、たとえば760m
mHgが第1の圧力値として用いられる。すなわち、本
実施形態では、制御処理手段122は、標準圧力値を記
憶する標準圧力記憶手段(図示せず)を含んでおり、ス
テップS12において温度センサの検出温度が基準値よ
りも低いときには、標準圧力記憶手段に記憶された標準
圧力値が読出され、読出された標準圧力値が、ステップ
S16において第1の記憶手段124に記憶される。そ
して、ステップS16の後にステップS2に戻る。
【0034】ステップS13において第1の記憶手段1
24に記憶された第1の圧力値またはステップS16に
おいて第1の記憶手段124に記憶された標準圧力値
は、内燃機関102が回転した後のステップS7におい
て、圧力検出手段120によって検出された第2の圧力
値との差圧が算出され、この差圧に基づいて微粒子の捕
集量が推定される。
【0035】上述したとおりであるので、冷却水の温度
が低いときには、圧力検出手段120の検出動作が中止
され、標準圧力記憶手段に記憶された標準圧力値が第1
の圧力値に代えて用いられるので、圧力検出手段120
による誤検知がなく、内燃機関102の温度が低いとき
でもフィルタ手段108における微粒子の捕集量を正確
に推定することができる。なお、この実施形態では、内
燃機関102の温度状態を検出するためにその冷却水の
温度を検出しているが、冷却水の温度に代えて、たとえ
ば内燃機関102の温度を直接検出してもよく、また内
燃機関102の潤滑オイルの温度を検出してもよい。ま
た、上述の実施形態では、制御処理手段122が標準圧
力記憶手段を備え、この標準圧力記憶手段に記憶された
標準圧力値が第1の圧力値として用いられるが、冷却水
の温度が低いときには、標準圧力値に代えて、内燃機関
102の前の回転時に第1の記憶手段124に記憶され
た第1の圧力値(この第1の圧力値はイグニッションキ
ー128が開状態になったときにも第1の記憶手段12
4に継続して記憶保持されるように構成される)を第1
の記憶手段124から読出して今回の微粒子の捕集量を
算出する際の第1の圧力値として用いることもできる。
なお、内燃機関102が回転した後において、その回転
直後においては内燃機関102の温度が未だ低いので圧
力検出手段120が誤検出する恐れがある。それ故に、
この誤検出を確実に防止するために、内燃機関102が
回転した後所定期間(たとえば20秒程度の期間であっ
て、内燃機関102が暖まるに要する期間)圧力検出手
段120による検出動作(第2の圧力値の検出)を中止
させるようにすることもできる。
【0036】圧力検出手段120による検出動作に先だ
って圧力検出手段120の故障のチェックを行う検出手
段チェック工程を遂行するのが好ましく、このチェック
工程は、たとえば図2に示すフローチャートのステップ
S1に代えて図4に示すフローチャートのステップS2
1〜S28を追加することによって行うことができる。
図1および図4を参照して、内燃機関102を始動させ
るためにイグニッションキー128を操作して閉状態に
すると、ステップS21からステップS22に移って圧
力検出手段120の故障チェック工程が遂行される。す
なわち、ステップS22においては、圧力検出手段12
0が排気流路106の圧力を検出し、この圧力値が制御
処理手段122に送給される。次いで、ステップS23
において、制御処理手段122は上記圧力値が所定の範
囲内であるかを判断し、所定範囲内であるときには圧力
検出手段120は故障してなく、かつ誤検知もしていな
いので、ステップS24に進む。ステップS22におい
ては、イグニッションキー128は閉状態であるが、内
燃機関102は回転していないので、圧力検出手段12
0の検出値は大気圧値となる。それ故に、たとえば上記
所定の範囲は、内燃機関102が使用される環境を想定
して、たとえばその下限値を650mmHgに、またそ
の上限値を800mmHgに設定することができ、この
範囲から外れたときには、想定される大気圧値の範囲外
となり、圧力検出手段120に何らかの故障が生じたと
してステップS27に移る。
【0037】圧力検出手段120の検出圧力値が正常な
範囲内であるときには、ステップS24に進み、制御処
理手段122からのチェック信号が開閉弁116および
エアポンプ118に送給される。このようにチェック信
号が送給されると、開閉弁116が開状態になって送給
流路114が開放され、またエアポンプ118が付勢さ
れて送給流路114に空気が送給され、エアポンプ11
8からの空気が排気流路106を通して外部に排出され
る。なお、このときは再生モードでないため、加熱ヒー
タ110が付勢されることはない。次いで、ステップS
25に進み、圧力検出手段120は、排気流路106の
圧力を検出し、この検出圧力値が制御処理手段122に
送給される。ステップS26においては、制御処理手段
122は上記検出圧力値の変動が所定の範囲内であるか
否かを判断し、所定範囲内であるときには、圧力検出手
段120が正常に圧力を検出して故障等が発生しておら
ず、このときには、ステップS26までの動作によって
検出手段チェック工程が終了し、しかる後図2のフロー
チャートにおけるステップS2へと進み、その後圧力検
出手段120による第1の圧力値および第2の圧力値の
検出が行われる。ステップS25においては、内燃機関
102は回転していないが、エアポンプ118からの空
気が排気流路106に送給されているので、その圧力値
の変動範囲は、エアポンプ118によって送給される空
気量に応じて変わるが、たとえばその上限値を950m
mHgに、またその下限値を800mmHgに設定する
ことができ、その範囲から外れたときには想定される検
出値の範囲外となり、圧力検出手段120に何らかの故
障等が生じたとしてステップS27に進む。
【0038】ステップS23またはステップS26から
ステップS27に進むと、制御処理手段122は異常信
号を生成し、この異常信号が警告ランプ(図示せず)に
送給され、警告ランプが点灯する。そして、この警告ラ
ンプの点灯によって、圧力検出手段120および/また
はそれに関連する制御系統に故障等が発生していること
を運転者に知らせる。警告ランプが点灯した後は、ステ
ップS28に進み、圧力検出手段120が故障している
ので、その検出動作が中止され、その後圧力検出手段1
20によって排気流路106の圧力が検出されることは
ない(したがって、制御処理手段122による微粒子の
捕集量の算出は行われない)。
【0039】なお、内燃機関102の温度が低いときに
は、圧力検出手段120が誤検出を生じ易いので、この
誤検出を故障と判断しないように、ステップS23およ
び/またはステップS26において所定範囲外と判断さ
れたときには、検出手段チェック工程を複数回遂行し、
ステップS23および/またはステップS26において
複数回所定範囲外と判断されたときにステップS27に
進むように構成することもできる。
【0040】図2のフローチャートにおいては、内燃機
関102を始動するためにイグニッションキー128を
操作してイグニッションキー102が閉状態になったと
きに圧力検出手段120が第1の圧力値(大気圧)を検
出し、その後内燃機関102が回転したとき圧力検出手
段102が第2の圧力値を検出しているが、このような
制御に代えて、たとえば図5に示すフローチャートに従
って制御するようにすることもできる。
【0041】図1および図5を参照して制御処理手段1
22による制御の他の実施例を説明すると、まずイグニ
ッションキー128を閉状態にし、セルモータ(図示せ
ず)を作動させて内燃機関102を回転させる。内燃機
関102が回転すると、ステップS31からステップS
32に移り、次いで圧力検出手段120による圧力検出
が行われる。すなわち、ステップS33においては、圧
力検出手段120が排気流路130の排気ガスの圧力を
検出する。このとき、イグニッションキー128が閉状
態に保持されかつ内燃機関102が回転しているので、
排気流路106には排気ガスが流れており、したがって
圧力検出手段120が検出する圧力は、排気流路106
を流れる排気ガスの圧力であり、その検出値は第2の圧
力値である。ステップS34においては、圧力検出手段
120からの検出信号が制御処理手段122に送給さ
れ、圧力検出手段120により検出した第2の圧力値が
第2の記憶手段124に記憶される。次に、ステップS
35に進み、イグニッションキー128が開(オフ)状
態に操作されたかが判断され、イグニッションキー12
8が開に操作されないときには、ステップS33に戻
り、ステップS33〜S35が繰返し遂行される。すな
わち、圧力検出手段120による排気ガスの圧力検出が
行われ、新たに検出した第2の圧力値が第2の記憶手段
124に記憶される(第2の記憶手段124に記憶され
ていた第2の圧力値は、新たに検出した第2の圧力値を
記憶する際に消去される)。
【0042】内燃機関102の回転を停止するためにイ
グニッションキー128を開に操作すると、ステップS
35からステップS36に移り、イグニッションキー1
28を開に操作後所定時間閉(オン)状態に維持され
る。このように所定時間閉状態に維持するのは、内燃機
関102の回転停止後に後述する微粒子の捕集量の検知
動作を行うことができるようにするためである。次い
で、内燃機関102の回転が停止したかが検出される。
内燃機関102の回転検出は、上述したとおり、内燃機
関102の回転をセンサで直接検出してもよいが、レギ
ュレータからの信号を利用してもよい。内燃機関102
の回転が停止すると、ステップS37からステップS3
8に移り、圧力検出手段120による圧力検出が行われ
る。このとき、イグニッションキー128は閉状態に保
持されかつ内燃機関102が回転していないので、圧力
検出手段120が検出するのは大気圧であり、その検出
値は第1の圧力値である。次いで、ステップS39に進
み、圧力検出手段120からの検出信号が制御処理手段
122に送給され、圧力検出手段120により検出され
た第1の圧力値が第1の記憶手段124に記憶される。
その後、ステップS40に移り、制御処理手段122
は、第2の記憶手段126に記憶された第2の圧力値と
第1の記憶手段124に記憶された第1の圧力値に基づ
いてその差圧を算出する。そして、ステップS41にお
いて制御処理手段122はこの差圧に基づいてフィルタ
手段108における微粒子の捕集量を推定する。
【0043】上記差圧に基づいて推定される微粒子の捕
集量が所定の基準値より小さいときには、フィルタ手段
108に捕集された微粒子の量が少ないのでフィルタ手
段を再生処理する必要はなく、ステップS42からステ
ップS44に進むが、一方、上記差圧に基づいて推定さ
れる微粒子の捕集量が所定の基準値以上になると、ステ
ップS42からステップS43に進み、制御処理手段1
22が生成する警告信号に基づいてインジケータ132
が点灯し、インジケータ132は、フィルタ手段108
に多量の微粒子が捕集されたことを運転者に知らせる。
なお、内燃機関102の回転停止後における微粒子の捕
集量の検知が終了すると、イグニッションキー128を
開状態に操作した後所定時間が経過し、ステップS43
においてイグニッションキー128が開状態となり、バ
ッテリ(図示せず)からの電流の供給が停止される。な
お、上述した制御において、必要に応じて、圧力検出手
段120の故障等をチェックする検出手段チェック工程
を設けるようにすることもでき、かかる場合には、たと
えば、図5のステップS31に代えて図4のステップS
21〜S28を追加すればよい。
【0044】インジケータ132の点灯後、フィルタ手
段108に捕集された微粒子を燃焼するには、イグニッ
ションキー128を閉状態(内燃機関102は回転させ
ない)に操作した後作動スイッチ130を操作ればよ
い。このように操作すると、叙述したと同様に、作動ス
イッチ130からの作動信号が制御処理手段122に送
給され、制御処理手段122は再生モードとなって作動
スイッチ130からの作動信号に基づいて燃焼信号を生
成し、この燃焼信号が加熱ヒータ110、開閉弁116
およびエアポンプ118に送給される。そしてこの燃焼
信号によって、加熱ヒータ110、開閉弁116および
エアポンプ118が付勢され、エアポンプ118から空
気および加熱ヒータ110からの熱によってフィルタ手
段108に捕集された微粒子が燃焼され、フィルタ手段
108の再生が行われる。
【0045】この制御例では、内燃機関102の回転停
止後に圧力検出手段120によって第1の圧力値を検出
しているので、この第1の圧力値を検出するときには内
燃機関102は運転によって暖められている。それ故
に、圧力検出手段120のよる誤検知が生じることはな
く、微粒子の捕集量を正確に検出することができる。な
お、この制御例では、内燃機関102の回転終了後に微
粒子の捕集量を検知するので、内燃機関102の運転中
は捕集量を検知することができず、長時間に渡って連続
して内燃機関102を運転する場合等においてはその間
捕集量を検知することができない。このような不都合を
解消するために、たとえば図6に示すとおりに制御処理
手段122によって制御することもできる。
【0046】図1および図6を参照して制御処理手段1
22による制御のさらに他の実施例を説明すると、、イ
グニッションキー128を閉状態にし、セルモータ(図
示せず)を作動させて内燃機関102を回転させと、ス
テップS51からステップS52に移る。次いで、ステ
ップS53にて圧力検出手段120による圧力検出が行
われる。この圧力検出のときには、イグニッションキー
128が閉状態に保持されかつ内燃機関102が回転し
ているので、排気流路106には排気ガスが流れてお
り、したがって圧力検出手段120が検出する圧力値
は、第2の圧力値である。ステップS54においては、
圧力検出手段120からの検出信号が制御処理手段12
2に送給され、圧力検出手段120により検出した第2
の圧力値が第2の記憶手段124に記憶される。次に、
ステップS55に進み、制御処理手段122は、第1の
記憶手段124に記憶されている第1の圧力値を読出
す。この制御例では、第1の圧力値の第1の記憶手段1
24への記憶は、内燃機関102の前の運転終了時に行
われ、このときに記憶された第1の圧力値は、イグニッ
ションキー128が開状態になった後も保持され続け、
内燃機関102の次の運転時における微粒子の捕集量の
算出の際に用いられる。次いで、ステップS56にて、
制御処理手段122は、第2の記憶手段126に記憶さ
れた第2の圧力値と第1の記憶手段124から読出され
た第1の圧力値に基づいてその差圧を算出する。そし
て、ステップS57において制御処理手段122はこの
差圧に基づいてフィルタ手段108における微粒子の捕
集量を推定する。
【0047】上記差圧に基づいて推定される微粒子の捕
集量が所定の基準値より小さいときには、フィルタ手段
108に捕集された微粒子の量が少ないのでフィルタ手
段108を再生処理する必要はなく、ステップS58か
らステップS60に進むが、一方、上記差圧に基づいて
推定される微粒子の捕集量が所定の基準値以上になる
と、ステップS58からステップS59を経てステップ
S60に進む。ステップS59においては、制御処理手
段122が生成する警告信号に基づいてインジケータ1
32が点灯し、インジケータ132は、フィルタ手段1
08に多量の微粒子が捕集されたことを運転者に知らせ
る。ステップS60においては、内燃機関102の回転
を停止するために、イグニッションキー128が開(オ
フ)に操作されたかが判断され、イグニッションキー1
28が開に操作されないときには、ステップS53に戻
ってステップS53〜S60が遂行され、圧力検出手段
120が第2の圧力値を検出し、制御処理手段122
は、新たに検出した第2の圧力値と第1の記憶手段12
4に記憶されている第1の圧力値に基づいて微粒子の捕
集量の推定がおこなわれ、このような捕集量の推定はイ
グニッションキー128が開に操作されるまで遂行され
る。
【0048】内燃機関102の回転を停止するためにイ
グニッションキー128を開に操作すると、ステップS
60からステップS61に移り、制御処理手段122
は、イグニッションキー128を開に操作後所定時間閉
(オン)状態に維持する。このように所定時間閉状態に
維持するのは、内燃機関102の回転停止後に排気流路
126の第1の圧力値を検出することができるようにす
るためである。次いで、ステップS62にて、内燃機関
102の回転が停止したかが検出される。内燃機関10
2の回転検出は、内燃機関102の回転を検出する回転
検出センサ、内燃機関102の回転によって作動される
レギュレータ等からの信号を利用することができる。内
燃機関102の回転が停止すると、ステップS63に移
り、圧力検出手段120による圧力検出が行われる。こ
のとき、イグニッションキー128は閉状態に保持され
かつ内燃機関102が回転していないので、圧力検出手
段120が検出するのは大気圧であり、その検出値は第
1の圧力値である。次いで、ステップS64に進み、圧
力検出手段120からの検出信号が制御処理手段122
に送給され、圧力検出手段120により検出された第1
の圧力値が第1の記憶手段124に記憶される。この第
1の記憶手段124に記憶された第1の圧力値は、ステ
ップS65においてイグニッションキー128が開状態
になった後も保持され続け、次に内燃機関102が回転
されたときの微粒子の捕集量の推定の際に用いられる。
なお、上述した制御においても、必要に応じて、圧力検
出手段120の故障等をチェックする検出手段チェック
工程を設けるようにすることもでき、かかる場合には、
たとえば、図6のステップS51に代えて図4のステッ
プS21〜S28を追加すればよい。
【0049】上述したような制御では、内燃機関102
の回転停止後に圧力検出手段120によって第1の圧力
値を検出しているので、この第1の圧力値を検出すると
きには内燃機関102は運転によって暖められている。
それ故に、圧力検出手段120のよる誤検知が生じるこ
となく第1の圧力値を検出することができる。また、微
粒子の捕集量の検知は、内燃機関102の前の運転時に
検出した第1の圧力値を用いて内燃機関102の運転中
行うので、長期に渡って運転してもその運転時における
微粒子の捕集量を正確に検知することができる。
【0050】上述した制御処理手段122による制御に
代えて、たとえば図7に示す制御を行うこともできる。
図7に示すさらに他の実施例における制御では、内燃機
関102の温度状態によって選択される第1の算出モー
ドまたは第2の算出モードによって制御される。
【0051】図1および図7を参照7して制御処理手段
122によるさらに他の例の制御を説明すると、イグニ
ッションキー128を閉状態にするとステップS71か
らステップS72に進み、内燃機関102の温度状況が
検知される。この実施例の制御では、内燃機関102の
冷却水の温度を検出し、その温度が所定値、たとえば3
0℃以上のときにはステップS72からステップS73
に進んで第1の算出モードが遂行されるが、その温度が
所定値、たとえば30℃より低いときにはステップS7
2からステップS74に進んで第2の算出モードが遂行
される。なお、上述したと同様に、冷却水の温度に代え
て、内燃機関102の直接の温度、または内燃機関10
2の潤滑オイルの温度等を検出するようにすることもで
きる。
【0052】冷却水の温度が低いときには、圧力検出手
段120が誤検出する恐れがあるので、その不都合を解
消するために、制御処理手段122は第2の算出モード
を遂行する。この第2の算出モードでは、図6における
ステップS52〜S65が行われ、内燃機関102が回
転しているときに検出される第2の圧力値と第1の記憶
手段124に記憶されている第1の圧力値に基づいて微
粒子の捕集量が推定される。そして、内燃機関102の
回転停止後に第1の圧力値が検出され、この第1の圧力
値が第1の記憶手段124に記憶され、第1の記憶手段
124にて記憶された第1の圧力値は、内燃機関102
の次の運転時において第2の算出モードが選択されたと
きに用いられる。
【0053】冷却水の温度が高い(たとえば30℃以
上)ときには、圧力検出手段120が誤検出する恐れが
ないので、制御処理手段122は第1の算出モードを遂
行する。第1の算出モードでは、図2におけるステップ
S2〜S10が行われ、内燃機関102が回転する前に
検出される第1の圧力値と内燃機関102が回転した後
に検出される第2の圧力値に基づいて微粒子の捕集量が
推定される。なお、このときには、第1の記憶手段12
2に記憶された第1の圧力値は、イグニッションキー1
28が開状態になった後も保持され続け、内燃機関10
2の次の運転時において第2の算出モードが選択された
ときに用いられる。
【0054】このような制御においても、フィルタ手段
108における微粒子の捕集量を単一の圧力検出センサ
でもって正確に検出することができる。
【0055】図7の制御における第2の算出モードにお
いては、圧力検出手段120によって検出された第1の
圧力値を用いているが、これに代えて、たとえば次のよ
うに構成することもできる。制御処理手段122に標準
圧力記憶手段(図示せず)を含め、この標準圧力記憶手
段に標準圧力値、たとえば760mmHgを記憶させ
る。そして、第2の算出モードにおいては、標準圧力記
憶手段に記憶された標準圧力値が標準圧力記憶手段から
読出され、この読出された標準圧力値と内燃機関102
が回転した後検出される第2の圧力値に基づいてフィル
タ手段108における微粒子の捕集量を推定するように
することもできる。このように構成することによって
も、圧力検出手段120の誤検出を排除して微粒子の捕
集量を正確に推定することができる。
【0056】制御処理手段122による上述した制御例
では、いずれも、イグニッションキー128が閉状態に
保持されかつ内燃機関102が回転していないときの排
気流路106の圧力を第1の圧力値として検出してお
り、この第1の圧力値は大気圧と実質上等しい。一般
に、内燃機関102が回転しているときのフィルタ手段
108の下流側の排気圧力は、大気圧とほぼ等しいが、
この大気圧よりも幾分高い(実験的には、内燃機関10
2の機種によって異なるが、たとえば5mmHg程度高
い)。それ故に、フィルタ手段108における微粒子の
捕集量を一層正確に検知するには、第1の圧力値を補正
するのが望ましく、次のように構成するのがよい。すな
わち、制御処理手段122に圧力補正手段を含め、圧力
検出手段120によって検出された第1の圧力値をこの
圧力補正手段によってたとえば5mmHg小さくなるよ
うに補正し、圧力補正手段によって補正された補正圧力
値と、内燃機関102が回転した後検出される第2の圧
力値に基づいて微粒子の捕集量を推定するのがよい。
【0057】第1の圧力値の補正をより正確に行うため
には、次のとおり構成するのがよい。一般に、内燃機関
102が回転しているときのフィルタ手段108の下流
側の排気圧力は、大気圧、すなわち第1の圧力値と比較
した場合に、内燃機関102の回転数に応じて幾分異な
っており、実験的には、内燃機関102の回転数が大き
くなるに従って大気圧との差圧は漸増している。それ故
に、圧力検出手段により検出した第1の圧力値の補正
は、内燃機関102の回転数に対応して補正し、その回
転数が大きくなるに従ってその補正値も大きくなるよう
にするのが一層望ましい。この回転数に対応する補正値
としては、たとえば、1000rpm以下のときには3
mmHg、1000〜1500rpmのときには5mm
Hg、1500〜2000rpmのときには7mmH
g、2000〜2500rpmのときには8mmHg、
また2500〜3000rpmのときには9mmHg、
さらに3000rpm以上のときには10mmHgと設
定することができ、それぞれ対応する回転数のときに、
圧力検出手段120が検出した第1の圧力値は、その値
から対応する上記補正値を減じることによって補正され
る。そして、圧力補正手段によって回転数に対応して補
正された補正圧力値と、内燃機関102が回転した後検
出される第2の圧力値に基づいて微粒子の捕集量が推定
され、このようにして捕集量を算出することによって一
層正確にその量を推定することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、圧力検出手段は、イグ
ニッションキーが閉状態に保持されかつ内燃機関が回転
していないときに大気圧、すなわち第1の圧力値を検出
し、またイグニッションキーが閉状態に保持されかつ内
燃機関が回転しているときに排気流路中の圧力(いわゆ
る前圧)、すなわち第2の圧力値を検出する。そして、
制御処理手段は、圧力検出手段が検出した第1の圧力値
および第2の圧力値に基づいて微粒子の捕集量を算出す
るので、単一の圧力検出手段でもってフィルタ手段にお
ける微粒子の捕集量を検知することができる。
【0059】また本発明によれば、圧力検出手段は、始
動に際してイグニッションキーを閉状態にしたときに第
1の圧力値を検出し、またその後内燃機関が回転したと
きに第2の圧力値を検出するので、内燃機関の始動に際
するイグニッションキーの操作に関連してフィルタ手段
における微粒子の捕集量を検知することができる。
【0060】また本発明によれば、内燃機関の回転を停
止するためにイグニッションキーを開状態に操作したと
き、このイグニッションキーは、操作した後所定時間閉
状態に保持された後開状態となる。圧力検出手段は、イ
グニッションキーが閉状態に保持されかつ内燃機関が回
転しているときに第2の圧力値を検出し、内燃機関の回
転が停止しかつイグニッションキーが閉状態に保持され
ているときに第1の圧力値を検出するので、内燃機関の
停止に際するイグニッションキーの操作に関連してフィ
ルタ手段における捕集量を検知することができる。また
圧力値として内燃機関が停止したときの圧力値を検出し
ているので、第1の圧力値を検出する際に内燃機関が高
温になっており、したがって第1の圧力値を安定して検
出できる。
【0061】また本発明によれば、内燃機関の回転を停
止するためにイグニッションキーを開状態に操作したと
き、このイグニッションキーは、操作した後所定時間閉
状態に保持された後開状態となる。圧力検出手段は、内
燃機関が停止しかつイグニッションキーが閉状態に保持
されているときに第1の圧力値を検出し、次に内燃機関
を始動するためにイグニッションキーを操作してこのキ
ーが閉状態に保持されかつ内燃機関が回転したときに第
2の圧力値を検出するので、内燃機関の始動、停止する
ためのイグニッションキーの操作に関連してフィルタ手
段における微粒子の捕集量を検知することができる。ま
た、第1の圧力値として内燃機関が停止したときの圧力
値を検出しているので、第1の圧力値を検出する際に内
燃機関が低温である場合がなく、圧力検出手段による第
1の圧力値の検出を安定して行うことができる。
【0062】また本発明によれば、再生モード中は圧力
検出手段による検出動作を行わないので、再生モードに
おける排気流路中の圧力変動を検出することがなく、圧
力検出手段による正確な圧力値の検出が可能となる。
【0063】また本発明によれば、内燃機関の冷却水の
温度が所定温度よりも低いときには圧力検出手段による
第1の圧力値の検出動作を行わないので、低温時に発生
し易い誤検出を除くことができる。
【0064】また本発明によれば、イグニッションキー
を閉状態にすると、圧力検出手段による検出動作に先だ
ってチェック工程が遂行され、チェック工程にて故障と
検出されたときには圧力検出手段による検出動作が中止
される。それ故に、圧力検出手段が故障しているか否か
を検出することができ、故障しているときには、故障に
よる検出圧力値に基づき微粒子の捕集量が検知されるこ
とはない。
【0065】また本発明によれば、検出手段チェック工
程においては、圧力検出手段からの圧力検出値が所定範
囲内にあるか否かによって故障を判断し、比較的簡単か
つ容易に圧力検出手段の故障をチェックすることができ
る。
【0066】また本発明によれば、検出手段チェック工
程においては、エアポンプからの空気が排気流路に送給
され、この空気の送給によって圧力検出手段の圧力検出
値が正常に変動しているか検知されるので、圧力検出手
段の故障をより正確に検知することができる。
【0067】また本発明によれば、圧力検出手段の検出
動作が中止しているときには、標準圧力記憶手段に記憶
された標準圧力が第1の検出値として用いられるので、
検出動作中止中においてもフィルタ手段における微粒子
の捕集量の検知を比較的正確に行うことができる。
【0068】また本発明によれば、圧力検出手段の検出
動作が中止しているときには、第1の記憶手段に記憶さ
れた第1の検出値が用いられるので、検出動作中止中に
おいてもフィルタ手段における微粒子の捕集量の検知を
比較的正確に行うことができる。
【0069】また本発明によれば、第1の圧力値が圧力
補正手段によって補正されるので、フィルタ手段におけ
る微粒子の捕集量をより正確に検知することができる。
【0070】また本発明によれば、圧力補正手段は内燃
機関の回転数に対応して第1の圧力値を補正するので、
フィルタ手段における微粒子の捕集量をより正確に検知
することができる。
【0071】また本発明によれば、制御処理手段は、内
燃機関の温度状態に応じて第1の算出モードおよび第2
の算出モードから選択された算出モードよってフィルタ
手段における微粒子の捕集量を算出するので、微粒子の
捕集量を誤検知なく正確に検出することができる。
【0072】また本発明によれば、冷却水の温度が高い
ときには第1の算出モードが選択され、第1の圧力値と
してイグニッションキーが閉状態に保持されかつ内燃機
関が回転していないときの排気流路の圧力値が用いら
れ、一方冷却水の温度が低いときには第2の算出モード
が選択され、第1の圧力値として圧力値記憶手段に記憶
された圧力値が用いられる。それ故に、冷却水の温度、
すなわち内燃機関の温度状態に実質上関係なく微粒子の
捕集量を正確に検出することができる。
【0073】さらに本発明によれば、第2の算出モード
においては、圧力値記憶手段に記憶された標準圧力値ま
たは内燃機関の前の動作時に検出された第1の圧力値が
第1の圧力値として用いられるので、たとえば冷却水の
温度が低い等のときにおいても微粒子の捕集量を正確に
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う排気ガスフィルタの再生処理装置
の一実施形態を備えた内燃機関およびその制御系を簡略
的に示すブロック図である。
【図2】図1の制御処理手段による第1の制御例を示す
フローチャートである。
【図3】図2のフローチャートの変形例における変更個
所の制御例を示すフローチャートである。
【図4】図2のフローチャートにおける他の変形例にお
ける変更個所の制御例を示すフローチャートである。
【図5】図1の制御処理手段による第2の制御例を示す
フローチャートである。
【図6】図1の制御処理手段による第3の制御例を示す
フローチャートである。
【図7】図1の制御処理手段による第4の制御例を示す
フローチャートである。
【図8】従来の排気ガスフィルタの再生処理装置を備え
た内燃機関を簡略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
2,102 内燃機関 6,106 排気流路 8,108 フィルタ手段 10,110 加熱ヒータ 12,114 送給流路 16,116 開閉弁 18,118 エアポンプ 120 圧力検出手段 122 制御処理手段 124 第1の記憶手段 126 第2の記憶手段 128 イグニッションキー 130 作動スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 9/00 ZAB F01N 9/00 ZABZ (72)発明者 金沢 博敬 愛知県高浜市豊田町2丁目1番地1 株式 会社豊田自動織機製作所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関からの排気ガスが流れる排気流
    路に配設され、該排気ガスに含まれた微粒子を捕集する
    フィルタ手段と、該排気流路における、該フィルタ手段
    の配設部位よりも上流側の部位に配設された圧力検出手
    段と、該排出流路を通して該フィルタ手段に燃焼空気を
    供給するためのエアポンプと、該フィルタ手段に捕集さ
    れた該微粒子を燃焼させるための加熱手段と、該圧力検
    出手段からの検出信号に基づいて該微粒子の捕集量を算
    出するための制御処理手段と、を含み、 該圧力検出手段は、イグニッションキーが閉状態に保持
    されかつ該内燃機関が回転していないときに第1の圧力
    値を検出し、該イグニッションキーが閉状態に保持され
    かつ該内燃機関が回転しているときに第2の圧力値を検
    出し、 該制御処理手段は、該圧力検出手段からの該第1の検出
    値および該第2の検出値に基づいて該微粒子の捕集量を
    算出することを特徴とする排気ガスフィルタの再生処理
    装置。
  2. 【請求項2】 該圧力検出手段は、該内燃機関を始動す
    るに際して該イグニッションキーを閉状態にしたときに
    該第1の圧力値を検出し、該イグニッションキーの操作
    によって該内燃機関が回転したときに該第2の圧力値を
    検出することを特徴とする請求項1記載の排気ガスフィ
    ルタの再生処理装置。
  3. 【請求項3】 該圧力検出手段は、該イグニッションキ
    ーが閉状態に保持されかつ該内燃機関が回転したときに
    該第2の圧力値を検出し、該内燃機関の回転を停止させ
    るために該イグニッションキーを操作して該内燃機関が
    停止しかつ該イグニッションキーが閉状態にあるときに
    該第2の圧力値を検出することを特徴とする請求項1記
    載の排気ガスフィルタの再生処理装置。
  4. 【請求項4】 該圧力検出手段は、該内燃機関の回転を
    停止させるために該イグニッションキーを操作して該内
    燃機関が停止しかつ該イグニッションキーが閉状態に保
    持されているときに該第1の圧力値を検出し、次に該内
    燃機関を回転させるために該イグニッションキーを操作
    して該イグニッションキーが閉状態に保持されかつ該内
    燃機関が回転したときに該第2の圧力値を検出すること
    を特徴とする請求項1記載の排気ガスフィルタの再生処
    理装置。
  5. 【請求項5】 該圧力検出手段は、該フィルタ手段に捕
    集された該微粒子を燃焼させる再生モードのときにはそ
    の検出動作を中止することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の排気ガスフィルタの再生処理装置。
  6. 【請求項6】 該圧力検出手段は、該内燃機関の冷却水
    の温度に関連して、該冷却水の温度が所定温度以上のと
    きには該第1の圧力値の検出動作を行うが、該冷却水の
    温度が該所定温度よりも低いときにはその検出動作を中
    止することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の排気ガスフィルタの再生処理装置。
  7. 【請求項7】 該制御処理手段は、該内燃機関を回転さ
    せるために該イグニッションキーを閉状態にすると、該
    圧力検出手段の故障をチェックする検出手段チェック工
    程を遂行し、該検出手段チェック工程において該圧力検
    出手段が故障しているときには、該圧力検出手段はその
    検出動作を中止することを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の排気ガスフィルタの再生処理装置。
  8. 【請求項8】 該制御処理手段は、該検出手段チェック
    工程における該圧力検出手段からの圧力検出値に基づい
    て故障を判断することを特徴とする請求項7記載の排気
    ガスフィルタの再生処理装置。
  9. 【請求項9】 該検出手段チェック工程においては、該
    エアポンプは該排気流路に向けて空気を送給し、該制御
    処理手段は、該圧力検出手段からの圧力検出値の変動に
    基づいて故障を判断することを特徴する請求項7記載の
    排気ガスフィルタの再生処理装置。
  10. 【請求項10】 該制御処理手段は、標準圧力値を記憶
    する標準圧力記憶手段を有し、該圧力検出手段の検出作
    動が中止しているときに該標準圧力記憶手段に記憶され
    た該標準圧力値を該第1の圧力値として用いることを特
    徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の排気ガスフィ
    ルタの再生処理装置。
  11. 【請求項11】 該制御処理手段は、該第1の圧力値を
    記憶する第1の記憶手段を含んでおり、該圧力検出手段
    が検出動作を行わないときに該第1の記憶手段に記憶さ
    れた該第1の圧力値を用いることを特徴とする請求項5
    〜9のいずれかに記載の排気ガスフィルタの再生処理装
    置。
  12. 【請求項12】 該制御処理手段は、該第1の圧力値を
    補正する圧力補正手段を含んでおり、該制御処理手段
    は、該圧力補正手段によって補正された補正圧力値と該
    第2の圧力値に基づいて該微粒子の捕集量を算出するこ
    とを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の排気
    ガスフィルタの再生処理装置。
  13. 【請求項13】 該圧力補正手段は、該第1の圧力値を
    該内燃機関の回転数に対応して補正し、該制御処理手段
    は、該圧力補正手段の作用によって該内燃機関の回転数
    に応じて補正された該補正圧力値と第2の圧力値に基づ
    いて該微粒子の捕集量を算出することを特徴とする請求
    項12記載の排気ガスフィルタの再生処理装置。
  14. 【請求項14】 内燃機関からの排気ガスが流れる排気
    流路に配設され、該排気ガスに含まれた微粒子を捕集す
    るフィルタ手段と、該排気流路における、該フィルタ手
    段の配設部位よりも上流側の部位に配設された圧力検出
    手段と、該排出流路を通して該フィルタ手段に燃焼空気
    を供給するためのエアポンプと、該フィルタ手段に捕集
    された該微粒子を燃焼させるための加熱手段と、該圧力
    検出手段からの検出信号に基づいて該微粒子の捕集量を
    算出するための制御処理手段と、を含み、 該制御処理手段は、圧力値を記憶する圧力値記憶手段を
    有し、該内燃機関の温度状態に応じて第1の算出モード
    または第2の算出モードによって該微粒子の捕集量を算
    出し、 該第1の算出モードにおいては、該制御処理手段は、該
    内燃機関を始動するに際してイグニッションキーを閉状
    態にしたときに該圧力検出手段が検出する第1の圧力値
    と、このイグニッションキーの操作によって該内燃機関
    が回転したときに該圧力検出手段が検出する第2の圧力
    値とに基づいて該微粒子の捕集量を算出し、 該第2の算出モードにおいては、該制御処理手段は、該
    圧力値記憶手段に記憶された該圧力値と、該イグニッシ
    ョンキーが閉状態に保持されかつ該内燃機関が回転した
    ときに該圧力検出手段が検出する第2の圧力値とに基づ
    いて該微粒子の捕集量を算出する、 ことを特徴とする排気ガスフィルタの再生処理装置。
  15. 【請求項15】 該制御処理手段は、該内燃機関の冷却
    水の温度に基づいて算出モードを選択し、該冷却水が所
    定温度以上のときには該第1の算出モードによって該微
    粒子の捕集量を算出し、該冷却水が該所定温度未満のと
    きには該第2の算出モードによって該微粒子の捕集量を
    算出することを特徴とする請求項14記載の排気ガスフ
    ィルタの再生処理装置。
  16. 【請求項16】 該圧力値記憶手段には、標準圧力値ま
    たは該内燃機関の前の運転時に該圧力検出手段によって
    検出された該第1の圧力値が記憶されており、該第2の
    算出モードにおいては、該制御処理手段は、該圧力値記
    憶手段に記憶された該標準圧力値または該第1の圧力値
    と該第2の圧力値とに基づいて該微粒子の捕集量を算出
    することを特徴とする請求項14または15記載の排気
    ガスフィルタの再生処理装置。
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