JPH11257060A - 内燃エンジン搭載車両の電源制御装置 - Google Patents
内燃エンジン搭載車両の電源制御装置Info
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- JPH11257060A JPH11257060A JP10058646A JP5864698A JPH11257060A JP H11257060 A JPH11257060 A JP H11257060A JP 10058646 A JP10058646 A JP 10058646A JP 5864698 A JP5864698 A JP 5864698A JP H11257060 A JPH11257060 A JP H11257060A
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- voltage
- power supply
- heater
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッテリが異常であっても通電ヒータ電圧印
加期間中において低電圧負荷を十分に動作させることが
できる内燃エンジン搭載車両の電源制御装置を提供す
る。 【解決手段】 主バッテリの他に副バッテリが備えら
れ、エンジン始動直後の発電手段の出力電圧を通電ヒー
タに印加する通電ヒータ電圧印加期間中に主バッテリの
異常を検出したときには、主バッテリに代わって副バッ
テリの出力電圧が低電圧負荷に印加される。 【効果】 蓄電電力の低下等により主バッテリが異常と
なっている場合であっても通電ヒータ電圧印加期間中に
低電圧負荷を十分に動作させることができる。
加期間中において低電圧負荷を十分に動作させることが
できる内燃エンジン搭載車両の電源制御装置を提供す
る。 【解決手段】 主バッテリの他に副バッテリが備えら
れ、エンジン始動直後の発電手段の出力電圧を通電ヒー
タに印加する通電ヒータ電圧印加期間中に主バッテリの
異常を検出したときには、主バッテリに代わって副バッ
テリの出力電圧が低電圧負荷に印加される。 【効果】 蓄電電力の低下等により主バッテリが異常と
なっている場合であっても通電ヒータ電圧印加期間中に
低電圧負荷を十分に動作させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載内燃エンジン
の排気ガス中の有害成分を低減させるために排気系に備
えられた触媒コンバータに含まれる通電ヒータ及びそれ
以外のECU等の低電圧負荷への電源供給の制御を行な
う電源制御装置に関する。
の排気ガス中の有害成分を低減させるために排気系に備
えられた触媒コンバータに含まれる通電ヒータ及びそれ
以外のECU等の低電圧負荷への電源供給の制御を行な
う電源制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンの排気ガス中の有害成分を
低減させるために排気管内に触媒が設けられている。触
媒はその温度が350℃以上に上昇しないと十分に活性
化されないので、エンジン作動中においては常に触媒が
排気ガスに対して有効に浄化作用をなすように通電ヒー
タが触媒コンバータ内の上流側に配設されている。通電
ヒータにはエンジンの始動直後においてオルタネータか
ら電圧が供給され、通電ヒータの発熱によって触媒の温
度が急上昇するようになっている(例えば、特開平8−
296431号公報)。
低減させるために排気管内に触媒が設けられている。触
媒はその温度が350℃以上に上昇しないと十分に活性
化されないので、エンジン作動中においては常に触媒が
排気ガスに対して有効に浄化作用をなすように通電ヒー
タが触媒コンバータ内の上流側に配設されている。通電
ヒータにはエンジンの始動直後においてオルタネータか
ら電圧が供給され、通電ヒータの発熱によって触媒の温
度が急上昇するようになっている(例えば、特開平8−
296431号公報)。
【0003】オルタネータはエンジンの作動中にクラン
クシャフトの回転に連動して発電し、直流電圧を出力す
るように構成されている。その直流電圧はエンジン始動
直後の所定の期間においては通電ヒータに供給される
が、その後はバッテリの充電電圧としてバッテリに印加
される他、エンジン制御用のECU(エンジンコントロ
ールユニット)や車載内燃エンジンの場合には車両のラ
イト、エアコン、ステレオ装置等の各種の低電圧負荷に
供給される。オルタネータから通電ヒータに供給される
電圧はバッテリに供給される電圧より高く、例えば、通
電ヒータへは30V、バッテリには14.5Vが供給さ
れる。このオルタネータの出力電圧レベルの変化はレギ
ュレータの設定を上記のECUからの指令に調整するこ
とにより行なわれている。
クシャフトの回転に連動して発電し、直流電圧を出力す
るように構成されている。その直流電圧はエンジン始動
直後の所定の期間においては通電ヒータに供給される
が、その後はバッテリの充電電圧としてバッテリに印加
される他、エンジン制御用のECU(エンジンコントロ
ールユニット)や車載内燃エンジンの場合には車両のラ
イト、エアコン、ステレオ装置等の各種の低電圧負荷に
供給される。オルタネータから通電ヒータに供給される
電圧はバッテリに供給される電圧より高く、例えば、通
電ヒータへは30V、バッテリには14.5Vが供給さ
れる。このオルタネータの出力電圧レベルの変化はレギ
ュレータの設定を上記のECUからの指令に調整するこ
とにより行なわれている。
【0004】バッテリはエンジン始動の際にスタータモ
ータに電力を供給すると共にECU等の低電圧負荷の電
源として用いられている。
ータに電力を供給すると共にECU等の低電圧負荷の電
源として用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにバッテリはエンジン始動直後の通電ヒータ電圧印
加期間においては充電されないので、バッテリの蓄電電
力を消費してしまったため、或いは劣化のためにエンジ
ン始動のために必要十分な蓄電電力を供給し得ないよう
なバッテリの異常状態においては、ヒータ給電期間中に
ECU等の低電圧負荷を十分に動作させることができな
いことが生ずる可能性がある。
ようにバッテリはエンジン始動直後の通電ヒータ電圧印
加期間においては充電されないので、バッテリの蓄電電
力を消費してしまったため、或いは劣化のためにエンジ
ン始動のために必要十分な蓄電電力を供給し得ないよう
なバッテリの異常状態においては、ヒータ給電期間中に
ECU等の低電圧負荷を十分に動作させることができな
いことが生ずる可能性がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、例え、バッテリ
が異常であっても通電ヒータ電圧印加期間中において低
電圧負荷を十分に動作させることができる内燃エンジン
搭載車両の電源制御装置を提供することである。
が異常であっても通電ヒータ電圧印加期間中において低
電圧負荷を十分に動作させることができる内燃エンジン
搭載車両の電源制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の内燃エンジン搭
載車両の電源制御装置は、内燃エンジンの出力トルクに
よって駆動されて直流電圧を出力する発電手段と、各々
蓄電機能を備えた主バッテリ及び副バッテリと、発電手
段の出力電圧を内燃エンジンの排気系に備えられた触媒
コンバータに含まれる通電ヒータにエンジン始動直後に
印加し、その通電ヒータ電圧印加期間の経過後、通電ヒ
ータ以外の低電圧負荷及び主バッテリに印加する第1切
換手段と、通電ヒータ電圧印加期間中に主バッテリの異
常を検出する第1検出手段と、通電ヒータ電圧印加期間
中に主バッテリの出力電圧を低電圧負荷に印加し、第1
検出手段によって主バッテリの異常が検出されたとき主
バッテリに代わって副バッテリの出力電圧を低電圧負荷
に印加する第2切換手段と、を備えたことを特徴として
いる。
載車両の電源制御装置は、内燃エンジンの出力トルクに
よって駆動されて直流電圧を出力する発電手段と、各々
蓄電機能を備えた主バッテリ及び副バッテリと、発電手
段の出力電圧を内燃エンジンの排気系に備えられた触媒
コンバータに含まれる通電ヒータにエンジン始動直後に
印加し、その通電ヒータ電圧印加期間の経過後、通電ヒ
ータ以外の低電圧負荷及び主バッテリに印加する第1切
換手段と、通電ヒータ電圧印加期間中に主バッテリの異
常を検出する第1検出手段と、通電ヒータ電圧印加期間
中に主バッテリの出力電圧を低電圧負荷に印加し、第1
検出手段によって主バッテリの異常が検出されたとき主
バッテリに代わって副バッテリの出力電圧を低電圧負荷
に印加する第2切換手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0008】すなわち、本発明によれば、主バッテリの
他に副バッテリが備えられ、エンジン始動直後の発電手
段の出力電圧を通電ヒータに印加する通電ヒータ電圧印
加期間中に主バッテリの異常を検出したときには、主バ
ッテリに代わって副バッテリの出力電圧が低電圧負荷に
印加されるので、蓄電電力の低下や劣化等により主バッ
テリが異常となっている場合であっても通電ヒータ電圧
印加期間中に低電圧負荷を十分に動作させることができ
る。
他に副バッテリが備えられ、エンジン始動直後の発電手
段の出力電圧を通電ヒータに印加する通電ヒータ電圧印
加期間中に主バッテリの異常を検出したときには、主バ
ッテリに代わって副バッテリの出力電圧が低電圧負荷に
印加されるので、蓄電電力の低下や劣化等により主バッ
テリが異常となっている場合であっても通電ヒータ電圧
印加期間中に低電圧負荷を十分に動作させることができ
る。
【0009】また、本発明の内燃エンジン搭載車両の電
源制御装置は、第2切換手段によって副バッテリの出力
電圧を低電圧負荷に印加した場合には通電ヒータ電圧印
加期間終了時から第1所定時間だけ副バッテリに発電手
段の出力電圧を印加して副バッテリの充電を行なう第1
充電手段を有することを特徴としている。この構成によ
り、通電ヒータ電圧印加期間中に主バッテリに代わって
副バッテリの出力電圧が低電圧負荷に印加された場合
に、通電ヒータ電圧印加期間終了時から第1所定時間だ
け副バッテリの充電が行なわれるので、通電ヒータ電圧
印加期間中に消費された副バッテリの蓄電電力を補うこ
とができ、次の副バッテリの使用に備えることができ
る。
源制御装置は、第2切換手段によって副バッテリの出力
電圧を低電圧負荷に印加した場合には通電ヒータ電圧印
加期間終了時から第1所定時間だけ副バッテリに発電手
段の出力電圧を印加して副バッテリの充電を行なう第1
充電手段を有することを特徴としている。この構成によ
り、通電ヒータ電圧印加期間中に主バッテリに代わって
副バッテリの出力電圧が低電圧負荷に印加された場合
に、通電ヒータ電圧印加期間終了時から第1所定時間だ
け副バッテリの充電が行なわれるので、通電ヒータ電圧
印加期間中に消費された副バッテリの蓄電電力を補うこ
とができ、次の副バッテリの使用に備えることができ
る。
【0010】その第1所定時間を、通電ヒータ電圧印加
期間中の副バッテリの積算消費電力に対応する時間に設
定することにより、副バッテリの過充電を防止すること
ができる。更に、本発明の内燃エンジン搭載車両の電源
制御装置は、通電ヒータ電圧印加期間以外のときに副バ
ッテリの異常を検出する第2検出手段と、第2検出手段
によって副バッテリの異常が検出されたときには発電手
段の出力電圧を副バッテリに第2所定時間だけ印加して
副バッテリの充電を行なう第2充電手段とを有すること
を特徴としている。
期間中の副バッテリの積算消費電力に対応する時間に設
定することにより、副バッテリの過充電を防止すること
ができる。更に、本発明の内燃エンジン搭載車両の電源
制御装置は、通電ヒータ電圧印加期間以外のときに副バ
ッテリの異常を検出する第2検出手段と、第2検出手段
によって副バッテリの異常が検出されたときには発電手
段の出力電圧を副バッテリに第2所定時間だけ印加して
副バッテリの充電を行なう第2充電手段とを有すること
を特徴としている。
【0011】この構成より、通電ヒータ電圧印加期間以
外のときに副バッテリの異常が検出されたときには発電
手段の出力電圧を副バッテリに第2所定時間だけ印加し
て副バッテリの充電を行なうので、蓄電電力の低下等に
より主バッテリが異常となっている場合であっても通電
ヒータ電圧印加期間中に副バッテリが低電圧負荷を十分
に動作させ得る蓄電電力を確実に有することができる。
すなわち、副バッテリが長い期間使用されないならば自
己放電によりその蓄電電力が徐々に低下してくるが、こ
のような構成により副バッテリが実際に使用される通電
ヒータ電圧印加期間中に副バッテリから十分なる電力を
取り出すことができる。
外のときに副バッテリの異常が検出されたときには発電
手段の出力電圧を副バッテリに第2所定時間だけ印加し
て副バッテリの充電を行なうので、蓄電電力の低下等に
より主バッテリが異常となっている場合であっても通電
ヒータ電圧印加期間中に副バッテリが低電圧負荷を十分
に動作させ得る蓄電電力を確実に有することができる。
すなわち、副バッテリが長い期間使用されないならば自
己放電によりその蓄電電力が徐々に低下してくるが、こ
のような構成により副バッテリが実際に使用される通電
ヒータ電圧印加期間中に副バッテリから十分なる電力を
取り出すことができる。
【0012】第2検出手段が、副バッテリの出力電圧を
低電圧負荷及び通電ヒータのうちの少なくとも一方に印
加し、副バッテリの出力電圧及び出力電流のうち少なく
とも一方に応じて副バッテリの異常を判断することによ
り、簡単な構成で副バッテリの異常を確実に判別するこ
とができる。また、その第2検出手段が、エンジン始動
中に副バッテリの出力電圧をスタータモータに印加し、
副バッテリの出力電圧及び出力電流のうち少なくとも一
方に応じて副バッテリの異常を判断することにより、比
較的大なる電気負荷であるスタータモータを副バッテリ
の異常判別用の負荷とするので、副バッテリの異常を確
実に判別することができる。
低電圧負荷及び通電ヒータのうちの少なくとも一方に印
加し、副バッテリの出力電圧及び出力電流のうち少なく
とも一方に応じて副バッテリの異常を判断することによ
り、簡単な構成で副バッテリの異常を確実に判別するこ
とができる。また、その第2検出手段が、エンジン始動
中に副バッテリの出力電圧をスタータモータに印加し、
副バッテリの出力電圧及び出力電流のうち少なくとも一
方に応じて副バッテリの異常を判断することにより、比
較的大なる電気負荷であるスタータモータを副バッテリ
の異常判別用の負荷とするので、副バッテリの異常を確
実に判別することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図1は本発明による内燃エン
ジン搭載車両の電源制御装置を示している。この電源制
御装置においては、主バッテリ1と、その主バッテリ1
の予備用の副バッテリ2とが備えられている。主バッテ
リ1の正端子はオンオフスイッチ3を介して電源接続ラ
イン4に接続されている。副バッテリ2の正端子も同様
にオンオフスイッチ5を介して電源接続ライン4に接続
されている。主及び副バッテリ1,2の負端子はアース
接続されている。スイッチ3は初期状態ではオンであ
り、スイッチ5は初期状態ではオフである。
照しつつ詳細に説明する。図1は本発明による内燃エン
ジン搭載車両の電源制御装置を示している。この電源制
御装置においては、主バッテリ1と、その主バッテリ1
の予備用の副バッテリ2とが備えられている。主バッテ
リ1の正端子はオンオフスイッチ3を介して電源接続ラ
イン4に接続されている。副バッテリ2の正端子も同様
にオンオフスイッチ5を介して電源接続ライン4に接続
されている。主及び副バッテリ1,2の負端子はアース
接続されている。スイッチ3は初期状態ではオンであ
り、スイッチ5は初期状態ではオフである。
【0014】電源接続ライン4にはECU6が接続され
る他、車両のヘッドライト等の他の低電圧負荷7が接続
されている。また、電源接続ライン4は切換スイッチ8
の一方の固定端子に接続されている。切換スイッチ8の
他方の固定端子には通電ヒータ9が接続されている。切
換スイッチ8の可動接点にはオルタネータ10が接続さ
れている。すなわち、オルタネータ10の出力は切換ス
イッチ8によって電源接続ライン4と通電ヒータ9との
いずれか一方に選択的に接続されるようになっている。
切換スイッチ8の定常状態はオルタネータ10の出力を
電源接続ライン4に接続した状態である。切換スイッチ
8の切換動作はECU6からの指令に応じて実行され
る。
る他、車両のヘッドライト等の他の低電圧負荷7が接続
されている。また、電源接続ライン4は切換スイッチ8
の一方の固定端子に接続されている。切換スイッチ8の
他方の固定端子には通電ヒータ9が接続されている。切
換スイッチ8の可動接点にはオルタネータ10が接続さ
れている。すなわち、オルタネータ10の出力は切換ス
イッチ8によって電源接続ライン4と通電ヒータ9との
いずれか一方に選択的に接続されるようになっている。
切換スイッチ8の定常状態はオルタネータ10の出力を
電源接続ライン4に接続した状態である。切換スイッチ
8の切換動作はECU6からの指令に応じて実行され
る。
【0015】オルタネータ10はエンジンのクランクシ
ャフトの回転によって駆動されて交流電圧を発生し、そ
の交流電圧を整流してから直流電圧として出力する。ま
た、その直流電圧をレベル設定するためにレギュレータ
11がオルタネータ10には接続されている。レギュレ
ータ11はECU6からの指令に応じて30Vと14.
5Vとのいずれか一方にオルタネータ2の出力電圧を設
定する。
ャフトの回転によって駆動されて交流電圧を発生し、そ
の交流電圧を整流してから直流電圧として出力する。ま
た、その直流電圧をレベル設定するためにレギュレータ
11がオルタネータ10には接続されている。レギュレ
ータ11はECU6からの指令に応じて30Vと14.
5Vとのいずれか一方にオルタネータ2の出力電圧を設
定する。
【0016】通電ヒータ9は図2に示すように触媒コン
バータ21内に備えられている。触媒コンバータ21は
エンジン22の排気ポートから延出した排気管23に設
けられており、筒ケース24内に上流から通電ヒータ
9、ライトオフ(light-off)触媒25及びメイン触媒2
6が順に備えている。通電ヒータ9は例えば、触媒材料
が塗布されたハニカム構造体からなり、自身も触媒作用
をなして排気ガス未燃焼成分の酸化熱によっても加熱さ
れるようになっており、ライトオフ触媒25の上流の排
気ガスを加熱する。なお、通電ヒータを有する触媒コン
バータの構造については特開平8−218857号公報
及び特開平8−316660号公報に示されている。
バータ21内に備えられている。触媒コンバータ21は
エンジン22の排気ポートから延出した排気管23に設
けられており、筒ケース24内に上流から通電ヒータ
9、ライトオフ(light-off)触媒25及びメイン触媒2
6が順に備えている。通電ヒータ9は例えば、触媒材料
が塗布されたハニカム構造体からなり、自身も触媒作用
をなして排気ガス未燃焼成分の酸化熱によっても加熱さ
れるようになっており、ライトオフ触媒25の上流の排
気ガスを加熱する。なお、通電ヒータを有する触媒コン
バータの構造については特開平8−218857号公報
及び特開平8−316660号公報に示されている。
【0017】ECU6は、図3に示すようにCPU3
1、ROM32、RAM33、A/D変換器34、カウ
ンタ35、入力インターフェース回路36、出力インタ
ーフェース回路37及びタイマ39を少なくとも備えて
おり、それらは共通バスで互いに接続されている。A/
D変換器34には、内燃エンジンの冷却水温TWを検出
する冷却水温センサ41、エンジンの吸気温TAを検出
する吸気温センサ42、スロットル弁(図示せず)下流
の吸気管内の圧力を検出する吸気管内圧センサ43、排
気管23に設けられて排気ガス中の酸素濃度を検出する
酸素濃度センサ44等のセンサが接続されている。ま
た、電源接続ライン4もA/D変換器34には接続さ
れ、主又は副バッテリ1,2のバッテリ電圧VBが供給
されるようになっている。A/D変換器34はそれらセ
ンサの出力値及びバッテリ電圧VBをディジタル値に変
換する。カウンタ35はクランク角センサ45から出力
されるパルスの発生間隔を、図示しないクロック発生器
から出力されたクロックパルスの発生数の計数により測
定してエンジン回転数Neを示す信号を生成する。クラ
ンク角センサ45はクランク軸の回転角度が所定角度位
置にある時点を示す基準位置信号と共に各気筒のピスト
ンの上死点時点を示すTDC信号も発生し、それらはC
PU31に供給される。入力インターフェース回路36
にはイグニッションスイッチ7の一端が接続され、イグ
ニッションスイッチ12のオンオフが検出されるように
なっている。出力インターフェース回路37には上記の
切換スイッチ8及びレギュレータ11が接続される他、
ECU6において算出される燃料噴射時間Toutに応じ
て所定のタイミングで燃料噴射するためのインジェクタ
27が接続されている。
1、ROM32、RAM33、A/D変換器34、カウ
ンタ35、入力インターフェース回路36、出力インタ
ーフェース回路37及びタイマ39を少なくとも備えて
おり、それらは共通バスで互いに接続されている。A/
D変換器34には、内燃エンジンの冷却水温TWを検出
する冷却水温センサ41、エンジンの吸気温TAを検出
する吸気温センサ42、スロットル弁(図示せず)下流
の吸気管内の圧力を検出する吸気管内圧センサ43、排
気管23に設けられて排気ガス中の酸素濃度を検出する
酸素濃度センサ44等のセンサが接続されている。ま
た、電源接続ライン4もA/D変換器34には接続さ
れ、主又は副バッテリ1,2のバッテリ電圧VBが供給
されるようになっている。A/D変換器34はそれらセ
ンサの出力値及びバッテリ電圧VBをディジタル値に変
換する。カウンタ35はクランク角センサ45から出力
されるパルスの発生間隔を、図示しないクロック発生器
から出力されたクロックパルスの発生数の計数により測
定してエンジン回転数Neを示す信号を生成する。クラ
ンク角センサ45はクランク軸の回転角度が所定角度位
置にある時点を示す基準位置信号と共に各気筒のピスト
ンの上死点時点を示すTDC信号も発生し、それらはC
PU31に供給される。入力インターフェース回路36
にはイグニッションスイッチ7の一端が接続され、イグ
ニッションスイッチ12のオンオフが検出されるように
なっている。出力インターフェース回路37には上記の
切換スイッチ8及びレギュレータ11が接続される他、
ECU6において算出される燃料噴射時間Toutに応じ
て所定のタイミングで燃料噴射するためのインジェクタ
27が接続されている。
【0018】ECU6のCPU31はイグニッションス
イッチ12のオンを入力インターフェース回路36を介
して検出すると、給電制御動作を行なう。この給電制御
動作は例えば、イグニッションスイッチ12のオンから
実行され、タイマ19によるヒータ給電時間tEHCの時
間計測が少なくとも終了するまでは繰り返し実行される
ものである。
イッチ12のオンを入力インターフェース回路36を介
して検出すると、給電制御動作を行なう。この給電制御
動作は例えば、イグニッションスイッチ12のオンから
実行され、タイマ19によるヒータ給電時間tEHCの時
間計測が少なくとも終了するまでは繰り返し実行される
ものである。
【0019】給電制御動作においては、図4に示すよう
に、先ず、ヒータ通電を行なうべき運転状態か否かを判
別する(ステップS1)。ヒータ通電を行なうべき運転
状態の判別は、吸気温センサ42によって検出された吸
気温TAと冷却水温センサ41によって検出された冷却
水温TWとをA/D変換器34を介して得て、その吸気
温TAが閾値T1(例えば、0〜40℃)以下である低
吸気温時で、かつ冷却水温TWが閾値T2(例えば、0
〜60℃)以下である低冷却水温時である状態を検出
し、更に、給電完了フラグFEHCが0であることを検
出することにより行なわれる。給電完了フラグFEHC
はエンジン始動後、通電ヒータの給電が完了したか否か
を示し、その初期値は0である。TA>T1又はTW>T
2のような暖機が進行している場合、或いはFEHC=
1の場合にはヒータ通電を行なうべき運転状態ではない
ので、給電停止指令を発生し(ステップS2)、電源フ
ラグFVBが1に等しいか否かを判別する(ステップS
3)。電源フラグFVBは使用バッテリが主バッテリ1
及び副バッテリ2のうちのいずれであるかを示し、その
初期値は主バッテリ1の使用を示す0である。FVB=
0ならば、使用しているバッテリは主バッテリ1である
ので、給電フラグFONをリセットして0に等しくさせ
る(ステップS4)。
に、先ず、ヒータ通電を行なうべき運転状態か否かを判
別する(ステップS1)。ヒータ通電を行なうべき運転
状態の判別は、吸気温センサ42によって検出された吸
気温TAと冷却水温センサ41によって検出された冷却
水温TWとをA/D変換器34を介して得て、その吸気
温TAが閾値T1(例えば、0〜40℃)以下である低
吸気温時で、かつ冷却水温TWが閾値T2(例えば、0
〜60℃)以下である低冷却水温時である状態を検出
し、更に、給電完了フラグFEHCが0であることを検
出することにより行なわれる。給電完了フラグFEHC
はエンジン始動後、通電ヒータの給電が完了したか否か
を示し、その初期値は0である。TA>T1又はTW>T
2のような暖機が進行している場合、或いはFEHC=
1の場合にはヒータ通電を行なうべき運転状態ではない
ので、給電停止指令を発生し(ステップS2)、電源フ
ラグFVBが1に等しいか否かを判別する(ステップS
3)。電源フラグFVBは使用バッテリが主バッテリ1
及び副バッテリ2のうちのいずれであるかを示し、その
初期値は主バッテリ1の使用を示す0である。FVB=
0ならば、使用しているバッテリは主バッテリ1である
ので、給電フラグFONをリセットして0に等しくさせ
る(ステップS4)。
【0020】一方、ヒータ通電を行なうべき運転状態な
らば、通電ヒータ9への給電中であるか否かを判別する
(ステップS5)。この給電中の判別はステップS4又
はS10で設定された給電フラグFONの内容から行な
われる。FON=0ならば、給電中ではないので、エン
ジン22が始動したか否かを判別する(ステップS
6)。エンジン始動は、例えば、エンジン回転数Neが
所定の低回転数(クランキング回転数)N1(例えば、
500rpm)以上であるか否かを判別することにより
判別される。
らば、通電ヒータ9への給電中であるか否かを判別する
(ステップS5)。この給電中の判別はステップS4又
はS10で設定された給電フラグFONの内容から行な
われる。FON=0ならば、給電中ではないので、エン
ジン22が始動したか否かを判別する(ステップS
6)。エンジン始動は、例えば、エンジン回転数Neが
所定の低回転数(クランキング回転数)N1(例えば、
500rpm)以上であるか否かを判別することにより
判別される。
【0021】エンジン始動前ならば、ステップS2に進
む。一方、エンジン22が始動したならば、冷却水温T
Wに応じたヒータ給電時間tEHCを設定する(ステップS
7)。ステップS1のヒータ通電条件を充足しているな
らば、冷却水温TWに対応する通電ヒータ9の温度を推
定できる状態であるので、冷却水温TWに応じたヒータ
通電時間tEHCを設定することができる。冷却水温TWと
ヒータ給電時間tEHCとの関係は例えば、図5に示す通
りであり、ROM12にtEHCデータマップとして予め
記憶されているので、そのtEHCデータマップから冷却
水温TWに対応するヒータ給電時間tEHCを検索して読み
出す。
む。一方、エンジン22が始動したならば、冷却水温T
Wに応じたヒータ給電時間tEHCを設定する(ステップS
7)。ステップS1のヒータ通電条件を充足しているな
らば、冷却水温TWに対応する通電ヒータ9の温度を推
定できる状態であるので、冷却水温TWに応じたヒータ
通電時間tEHCを設定することができる。冷却水温TWと
ヒータ給電時間tEHCとの関係は例えば、図5に示す通
りであり、ROM12にtEHCデータマップとして予め
記憶されているので、そのtEHCデータマップから冷却
水温TWに対応するヒータ給電時間tEHCを検索して読み
出す。
【0022】CPU31はヒータ給電時間tEHCを設定
すると、給電指令を出力インターフェース回路17に対
して発生する(ステップS8)。そして、タイマ39に
設定されたヒータ給電時間tEHCからの時間計測を開始
させ(ステップS9)、更に、給電フラグFONをセッ
トして1に等しくさせる(ステップS10)。CPU3
1はステップS10の実行後、ステップS12に進む。
すると、給電指令を出力インターフェース回路17に対
して発生する(ステップS8)。そして、タイマ39に
設定されたヒータ給電時間tEHCからの時間計測を開始
させ(ステップS9)、更に、給電フラグFONをセッ
トして1に等しくさせる(ステップS10)。CPU3
1はステップS10の実行後、ステップS12に進む。
【0023】ステップS5において、通電ヒータ9への
給電中と判別したならば、タイマ39がヒータ給電時間
tEHCだけの時間計測を終了したか否かを判別する(ス
テップS11)。ヒータ給電時間tEHCの時間計測を終
了していない場合には、ステップS12に進む。CPU
31はステップS12において電源フラグFVBが1に
等しいか否かを判別する。FVB=1の場合には主バッ
テリの出力電圧が閾値Aより低下したことが検出された
ため後述のステップS15の動作によって使用バッテリ
が主バッテリ1から副バッテリ2に切り換えられている
ので、このまま、給電制御動作を一旦終了する。FVB
=0の場合には、使用バッテリは主バッテリ1であるの
で、その主バッテリ1のバッテリ電圧VBを読み取り
(ステップS13)、そして、その読取バッテリ電圧V
Bが閾値A以上であるか否かを判別する(ステップS1
4)。VB≧Aならば、主バッテリ1の蓄電電力は十分
であるので給電制御動作を一旦終了する。しかしなが
ら、VB<Aならば、主バッテリ1の蓄電電力は低下し
ているので、使用バッテリを主バッテリ1から副バッテ
リ2に切り換えるためにオンオフスイッチ3をオフに、
同時にオンオフスイッチ5をオンにし(ステップS1
5)、更に、電源フラグFVBをセットして1に等しく
させる(ステップS16)。
給電中と判別したならば、タイマ39がヒータ給電時間
tEHCだけの時間計測を終了したか否かを判別する(ス
テップS11)。ヒータ給電時間tEHCの時間計測を終
了していない場合には、ステップS12に進む。CPU
31はステップS12において電源フラグFVBが1に
等しいか否かを判別する。FVB=1の場合には主バッ
テリの出力電圧が閾値Aより低下したことが検出された
ため後述のステップS15の動作によって使用バッテリ
が主バッテリ1から副バッテリ2に切り換えられている
ので、このまま、給電制御動作を一旦終了する。FVB
=0の場合には、使用バッテリは主バッテリ1であるの
で、その主バッテリ1のバッテリ電圧VBを読み取り
(ステップS13)、そして、その読取バッテリ電圧V
Bが閾値A以上であるか否かを判別する(ステップS1
4)。VB≧Aならば、主バッテリ1の蓄電電力は十分
であるので給電制御動作を一旦終了する。しかしなが
ら、VB<Aならば、主バッテリ1の蓄電電力は低下し
ているので、使用バッテリを主バッテリ1から副バッテ
リ2に切り換えるためにオンオフスイッチ3をオフに、
同時にオンオフスイッチ5をオンにし(ステップS1
5)、更に、電源フラグFVBをセットして1に等しく
させる(ステップS16)。
【0024】タイマ39がヒータ給電時間tEHCの時間
計測を終了したと判別した場合には、給電完了フラグF
EHCをセットして1に等しくさせ(ステップS1
7)、その後、ステップS2に進む。ステップS3にお
いて、FVB=1と判別した場合には、通電ヒータ9へ
の給電中に副バッテリ2が使用されたので、ステップS
2の給電停止指令の発生後、所定時間tVB2(第1所定
時間に相当)だけ経過したか否かを判別する(ステップ
S18)。この所定時間tVB2は副バッテリ2の充電時
間であり、タイマ39を用いてその時間を計測すること
ができる。所定時間tVB2の時間経過がないならば、ス
テップS4に進む。一方、所定時間tVB2の時間経過が
あったならば、オンオフスイッチ3をオンに、同時にオ
ンオフスイッチ5をオフにし(ステップS19)、更
に、電源フラグFVBをリセットして0に等しくさせる
(ステップS20)。ステップS20の実行後はステッ
プS4に移行することになる。
計測を終了したと判別した場合には、給電完了フラグF
EHCをセットして1に等しくさせ(ステップS1
7)、その後、ステップS2に進む。ステップS3にお
いて、FVB=1と判別した場合には、通電ヒータ9へ
の給電中に副バッテリ2が使用されたので、ステップS
2の給電停止指令の発生後、所定時間tVB2(第1所定
時間に相当)だけ経過したか否かを判別する(ステップ
S18)。この所定時間tVB2は副バッテリ2の充電時
間であり、タイマ39を用いてその時間を計測すること
ができる。所定時間tVB2の時間経過がないならば、ス
テップS4に進む。一方、所定時間tVB2の時間経過が
あったならば、オンオフスイッチ3をオンに、同時にオ
ンオフスイッチ5をオフにし(ステップS19)、更
に、電源フラグFVBをリセットして0に等しくさせる
(ステップS20)。ステップS20の実行後はステッ
プS4に移行することになる。
【0025】エンジンが始動して給電指令が発生される
と、その給電指令に応じて出力インターフェース回路3
7は切換スイッチ8を定常状態から非定常状態に切り換
えさせる。同時にレギュレータ11の設定電圧をバッテ
リ充電のための供給電圧14.5Vから30Vに切り換
えさせる。よって、オルタネータ10の出力直流電圧は
30Vとなり、この直流電圧は切換スイッチ8を介して
通電ヒータ9に印加されるので、通電ヒータ9が発熱し
てライトオフ触媒25上流の排気ガスを加熱する。
と、その給電指令に応じて出力インターフェース回路3
7は切換スイッチ8を定常状態から非定常状態に切り換
えさせる。同時にレギュレータ11の設定電圧をバッテ
リ充電のための供給電圧14.5Vから30Vに切り換
えさせる。よって、オルタネータ10の出力直流電圧は
30Vとなり、この直流電圧は切換スイッチ8を介して
通電ヒータ9に印加されるので、通電ヒータ9が発熱し
てライトオフ触媒25上流の排気ガスを加熱する。
【0026】通電ヒータ9への給電中に主バッテリ1の
バッテリ電圧VBが監視され、バッテリ電圧VBが閾値A
以上であるならば、そのまま主バッテリ1を使用するよ
うにスイッチ3のオン状態が継続される。しかしなが
ら、バッテリ電圧VBが閾値Aより低下しているなら
ば、スイッチ3がオフに、スイッチ5がオンにされる。
このため、主バッテリ1に代わって副バッテリ2の出力
電圧が低電圧負荷7に供給される。
バッテリ電圧VBが監視され、バッテリ電圧VBが閾値A
以上であるならば、そのまま主バッテリ1を使用するよ
うにスイッチ3のオン状態が継続される。しかしなが
ら、バッテリ電圧VBが閾値Aより低下しているなら
ば、スイッチ3がオフに、スイッチ5がオンにされる。
このため、主バッテリ1に代わって副バッテリ2の出力
電圧が低電圧負荷7に供給される。
【0027】通電ヒータ9への給電中にヒータ給電時間
tEHCが経過して給電停止指令が発生すると、その給電
停止指令に応じて出力インターフェース回路37は切換
スイッチ8を非定常状態から定常状態に切り換えさせ、
同時にレギュレータ11の設定電圧を30Vからバッテ
リ充電のための供給電圧14.5Vに切り換えさせる。
よって、オルタネータ10の出力直流電圧は14.5V
となり、この直流電圧は通電ヒータ9への給電中に主バ
ッテリ1の使用が継続されたためにFVB=0の場合に
は、切換スイッチ8、そしてスイッチ3を各々介して主
バッテリ1に印加されるので、主バッテリ1が充電され
ることになり、通電ヒータ9へ電圧は印加されず通電ヒ
ータ9の更なる発熱は停止される。一方、通電ヒータ9
への給電中に副バッテリ2が使用されたためにFVB=
1の場合には、オルタネータ10の出力電圧は、切換ス
イッチ8、そしてスイッチ5を各々介して副バッテリ2
に印加されるので、副バッテリ2が充電されることにな
る。その副バッテリ2の充電は所定時間tVB2だけ継続
され、その後は、スイッチ3がオンに、スイッチ5がオ
フになるので、オルタネータ10の出力電圧は、切換ス
イッチ8、そしてスイッチ3を各々介して主バッテリ1
に印加されるので、主バッテリ1が充電され、副バッテ
リ2の充電は停止される。
tEHCが経過して給電停止指令が発生すると、その給電
停止指令に応じて出力インターフェース回路37は切換
スイッチ8を非定常状態から定常状態に切り換えさせ、
同時にレギュレータ11の設定電圧を30Vからバッテ
リ充電のための供給電圧14.5Vに切り換えさせる。
よって、オルタネータ10の出力直流電圧は14.5V
となり、この直流電圧は通電ヒータ9への給電中に主バ
ッテリ1の使用が継続されたためにFVB=0の場合に
は、切換スイッチ8、そしてスイッチ3を各々介して主
バッテリ1に印加されるので、主バッテリ1が充電され
ることになり、通電ヒータ9へ電圧は印加されず通電ヒ
ータ9の更なる発熱は停止される。一方、通電ヒータ9
への給電中に副バッテリ2が使用されたためにFVB=
1の場合には、オルタネータ10の出力電圧は、切換ス
イッチ8、そしてスイッチ5を各々介して副バッテリ2
に印加されるので、副バッテリ2が充電されることにな
る。その副バッテリ2の充電は所定時間tVB2だけ継続
され、その後は、スイッチ3がオンに、スイッチ5がオ
フになるので、オルタネータ10の出力電圧は、切換ス
イッチ8、そしてスイッチ3を各々介して主バッテリ1
に印加されるので、主バッテリ1が充電され、副バッテ
リ2の充電は停止される。
【0028】図6は本発明の他の実施例を示している。
上記した図1の構成とは、オンオフスイッチ3,5に代
えて切換スイッチ13を採用した点が異なる。切換スイ
ッチ13はECU6によって制御される。図1の構成と
対応して切換スイッチ13の動作を示すと、図1のスイ
ッチ3がオンに、同時にスイッチ5がオフにあるときに
切換スイッチ13は主バッテリ1を選択した定常状態と
なり、図1のスイッチ3がオフに、同時にスイッチ5が
オンにあるときには切換スイッチ13は副バッテリ2を
選択した非定常状態となる。その他の動作は図4に示し
た給電制御動作と同一である。なお、オンオフスイッチ
3,5に代えて切換スイッチ13を用いた構成は後述す
る図7、図13及び図14の構成においても適用するこ
とができる。
上記した図1の構成とは、オンオフスイッチ3,5に代
えて切換スイッチ13を採用した点が異なる。切換スイ
ッチ13はECU6によって制御される。図1の構成と
対応して切換スイッチ13の動作を示すと、図1のスイ
ッチ3がオンに、同時にスイッチ5がオフにあるときに
切換スイッチ13は主バッテリ1を選択した定常状態と
なり、図1のスイッチ3がオフに、同時にスイッチ5が
オンにあるときには切換スイッチ13は副バッテリ2を
選択した非定常状態となる。その他の動作は図4に示し
た給電制御動作と同一である。なお、オンオフスイッチ
3,5に代えて切換スイッチ13を用いた構成は後述す
る図7、図13及び図14の構成においても適用するこ
とができる。
【0029】図7は更に本発明の他の実施例を示してい
る。この装置においては、副バッテリ2の出力電圧VB2
がECU6に直接供給され、またスイッチ5がオン時に
副バッテリ2に入出力する電流のレベルを検出する電流
センサ14が電源接続ライン4のスイッチ5の近傍に設
けられている。電流センサ14はその設置位置のライン
を流れる電流によって生じる磁束変化を検出することに
より副バッテリ2の入出力電流IB2に対応する検出信号
を出力する。電流センサ14の出力はECU6に供給さ
れる。図7のその他の構成は図1の装置と同様である。
る。この装置においては、副バッテリ2の出力電圧VB2
がECU6に直接供給され、またスイッチ5がオン時に
副バッテリ2に入出力する電流のレベルを検出する電流
センサ14が電源接続ライン4のスイッチ5の近傍に設
けられている。電流センサ14はその設置位置のライン
を流れる電流によって生じる磁束変化を検出することに
より副バッテリ2の入出力電流IB2に対応する検出信号
を出力する。電流センサ14の出力はECU6に供給さ
れる。図7のその他の構成は図1の装置と同様である。
【0030】図7の装置においては、ECU6のCPU
31は給電制御動作を図8に示すように実行する。図8
に示した給電制御動作において、図4に示した動作にお
けるステップと同一のステップは同一符号で示してい
る。この給電制御動作では、ステップS15においてス
イッチ3がオフに、スイッチ5がオンにされ、それによ
って副バッテリ2から低電圧負荷7に電流が供給される
と、その電流IB2が電流センサ14によって測定され
る。電流センサ14による検出電流IB2を示す検出信号
はA/D変換器34によってディジタル化されてCPU
31に供給される。また、CPU31には副バッテリ2
の出力電圧VB2がA/D変換器34を介して供給され
る。CPU31は電流IB2及び電圧VB2に応じて副バッ
テリ2の積算消費電力WH2を測定する(ステップS2
1)。
31は給電制御動作を図8に示すように実行する。図8
に示した給電制御動作において、図4に示した動作にお
けるステップと同一のステップは同一符号で示してい
る。この給電制御動作では、ステップS15においてス
イッチ3がオフに、スイッチ5がオンにされ、それによ
って副バッテリ2から低電圧負荷7に電流が供給される
と、その電流IB2が電流センサ14によって測定され
る。電流センサ14による検出電流IB2を示す検出信号
はA/D変換器34によってディジタル化されてCPU
31に供給される。また、CPU31には副バッテリ2
の出力電圧VB2がA/D変換器34を介して供給され
る。CPU31は電流IB2及び電圧VB2に応じて副バッ
テリ2の積算消費電力WH2を測定する(ステップS2
1)。
【0031】積算消費電力WH2は、電流IB2と電圧V
B2とから得られる電力の時間経過分の合計量である。積
算消費電力WH2は式で示すと、
B2とから得られる電力の時間経過分の合計量である。積
算消費電力WH2は式で示すと、
【0032】
【数1】
【0033】の如くである。ここで、tは経過時間であ
る。CPU31はステップS21を実行した場合には、
給電制御動作とは別のサブルーチンで積算消費電力算出
動作を行なう。この積算消費電力算出動作は例えば、単
位時間毎に割り込み実行される。積算消費電力算出動作
においては、図9に示すように、CPU31は電流セン
サ14による検出電流IB2及び副バッテリ2の出力電圧
VB2を読み取り(ステップS31,S32)、電流IB2
と電圧VB2とを乗算してそのときの積算消費電力WH2
に加算することにより新たな積算消費電力WH2を算出
する(ステップS33)。
る。CPU31はステップS21を実行した場合には、
給電制御動作とは別のサブルーチンで積算消費電力算出
動作を行なう。この積算消費電力算出動作は例えば、単
位時間毎に割り込み実行される。積算消費電力算出動作
においては、図9に示すように、CPU31は電流セン
サ14による検出電流IB2及び副バッテリ2の出力電圧
VB2を読み取り(ステップS31,S32)、電流IB2
と電圧VB2とを乗算してそのときの積算消費電力WH2
に加算することにより新たな積算消費電力WH2を算出
する(ステップS33)。
【0034】図8に示した給電制御動作において、ヒー
タ給電中に副バッテリ2を電源として低電圧負荷7に電
力を供給した場合には、ステップS2で給電停止指令が
発生した後、ステップS3ではFVB=1と判別される
ので、その時点での積算消費電力WH2に対応する充電
時間tVB2を設定する(ステップS22)。積算消費電
力WH2と充電時間tVB2との関係はROM32にtVB2
データマップとして予め記憶されているので、そのt
VB2データマップから積算消費電力WH2に対応する充
電時間tVB2を検索して読み出す。積算消費電力WH2
が大なるほど充電時間tVB2は長くなる。そして、ステ
ップS18においてステップS2の給電停止指令の発生
後、充電時間tVB2が経過したか否かを判別する(ステ
ップS18)。充電時間tVB2の時間経過がないなら
ば、ステップS4に進む。一方、充電時間tVB2の時間
経過があったならば、オンオフスイッチ3をオンに、同
時にオンオフスイッチ5をオフにし(ステップS1
9)、更に、電源フラグFVBをリセットして0に等し
くさせる(ステップS20)。ステップS20の実行後
はステップS4に移行することになる。
タ給電中に副バッテリ2を電源として低電圧負荷7に電
力を供給した場合には、ステップS2で給電停止指令が
発生した後、ステップS3ではFVB=1と判別される
ので、その時点での積算消費電力WH2に対応する充電
時間tVB2を設定する(ステップS22)。積算消費電
力WH2と充電時間tVB2との関係はROM32にtVB2
データマップとして予め記憶されているので、そのt
VB2データマップから積算消費電力WH2に対応する充
電時間tVB2を検索して読み出す。積算消費電力WH2
が大なるほど充電時間tVB2は長くなる。そして、ステ
ップS18においてステップS2の給電停止指令の発生
後、充電時間tVB2が経過したか否かを判別する(ステ
ップS18)。充電時間tVB2の時間経過がないなら
ば、ステップS4に進む。一方、充電時間tVB2の時間
経過があったならば、オンオフスイッチ3をオンに、同
時にオンオフスイッチ5をオフにし(ステップS1
9)、更に、電源フラグFVBをリセットして0に等し
くさせる(ステップS20)。ステップS20の実行後
はステップS4に移行することになる。
【0035】このような給電制御動作によって、ヒータ
給電中に副バッテリ2の蓄電電力が消費された場合に
は、その積算消費電力WH2が測定され、その積算消費
電力WH2に対応する充電時間tVB2だけ副バッテリ2
の充電が行なわれる。よって、副バッテリ2の蓄電電力
は図10に示すように、ヒータ給電期間中には徐々に低
下し、充電期間には徐々に上昇し、充電時間tVB2の終
了時には副バッテリ2はほぼ元の十分なる蓄電電力を有
することになる。
給電中に副バッテリ2の蓄電電力が消費された場合に
は、その積算消費電力WH2が測定され、その積算消費
電力WH2に対応する充電時間tVB2だけ副バッテリ2
の充電が行なわれる。よって、副バッテリ2の蓄電電力
は図10に示すように、ヒータ給電期間中には徐々に低
下し、充電期間には徐々に上昇し、充電時間tVB2の終
了時には副バッテリ2はほぼ元の十分なる蓄電電力を有
することになる。
【0036】上記した各実施例においては、主バッテリ
1が劣化したとき、或いはその蓄電電力が不十分のため
異常なときにだけ副バッテリ2が使用されるので、副バ
ッテリ2が長い期間使用されないならば自己放電により
その蓄電電力が徐々に低下してくる。よって、副バッテ
リ2が実際に使用されるときが来た場合に蓄電電力が低
下してしまって、副バッテリ2から必要十分なる電力を
取り出すことができないことも考えられる。そこで、E
CU6のCPU31は副バッテリの蓄電電力を調べるバ
ッテリチェック動作を行なう実施例を次に示す。なお、
このバッテリチェック動作は図7に示した装置構成下で
実行される。
1が劣化したとき、或いはその蓄電電力が不十分のため
異常なときにだけ副バッテリ2が使用されるので、副バ
ッテリ2が長い期間使用されないならば自己放電により
その蓄電電力が徐々に低下してくる。よって、副バッテ
リ2が実際に使用されるときが来た場合に蓄電電力が低
下してしまって、副バッテリ2から必要十分なる電力を
取り出すことができないことも考えられる。そこで、E
CU6のCPU31は副バッテリの蓄電電力を調べるバ
ッテリチェック動作を行なう実施例を次に示す。なお、
このバッテリチェック動作は図7に示した装置構成下で
実行される。
【0037】バッテリチェック動作において、CPU3
1は図11に示すように、副バッテリ2のチェック条件
を充足した状態であるか否かを判別する(ステップS4
1)。副バッテリ2のチェック条件としては、例えば、
イグニッションスイッチ12がオンであること、ヒータ
給電期間ではないこと、低電圧負荷7が電力を供給され
てもエンジン等に不具合を与えない状態であることがあ
る。副バッテリ2のチェック条件を充足した状態である
ならば、オルタネータ10の出力電圧を0Vにさせ(ス
テップS42)、オンオフスイッチ3をオフに、同時に
オンオフスイッチ5をオンに制御する(ステップS4
3)。CPU31はステップS42ではレギュレータ1
1に対してオルタネータ10の出力電圧を0Vにさせる
ための発電停止指令を発生し、これによりレギュレータ
11はオルタネータ10の出力電圧を0Vに設定するの
で、オルタネータ10は発電動作を停止し、オルタネー
タ10の出力電圧は0Vになる。また、オンオフスイッ
チ3がオフに、同時にオンオフスイッチ5がオンにされ
ることにより、副バッテリ2から電流がスイッチ5を介
して低電圧負荷7に流れ込み、副バッテリ2の蓄電電力
が消費される。
1は図11に示すように、副バッテリ2のチェック条件
を充足した状態であるか否かを判別する(ステップS4
1)。副バッテリ2のチェック条件としては、例えば、
イグニッションスイッチ12がオンであること、ヒータ
給電期間ではないこと、低電圧負荷7が電力を供給され
てもエンジン等に不具合を与えない状態であることがあ
る。副バッテリ2のチェック条件を充足した状態である
ならば、オルタネータ10の出力電圧を0Vにさせ(ス
テップS42)、オンオフスイッチ3をオフに、同時に
オンオフスイッチ5をオンに制御する(ステップS4
3)。CPU31はステップS42ではレギュレータ1
1に対してオルタネータ10の出力電圧を0Vにさせる
ための発電停止指令を発生し、これによりレギュレータ
11はオルタネータ10の出力電圧を0Vに設定するの
で、オルタネータ10は発電動作を停止し、オルタネー
タ10の出力電圧は0Vになる。また、オンオフスイッ
チ3がオフに、同時にオンオフスイッチ5がオンにされ
ることにより、副バッテリ2から電流がスイッチ5を介
して低電圧負荷7に流れ込み、副バッテリ2の蓄電電力
が消費される。
【0038】CPU31はステップS43の実行後、副
バッテリ2の出力電圧VB2を読み取り(ステップS4
4)、その読み取り電圧VB2が閾値A以上であるか否か
を判別する(ステップS45)。すなわち、副バッテリ
2に負荷が与えられた状態でその出力電圧VB2を閾値A
と比較するのである。VB2≧Aの場合には、副バッテリ
2の蓄電状態は十分であるとしてオルタネータ10の出
力電圧を14.5Vにさせ(ステップS46)、オンオ
フスイッチ3をオンに、同時にオンオフスイッチ5をオ
フに制御する(ステップS47)。これにより、オルタ
ネータ10から14.5Vの電圧が低電圧負荷7及び主
バッテリ1に印加された元の状態に戻る。
バッテリ2の出力電圧VB2を読み取り(ステップS4
4)、その読み取り電圧VB2が閾値A以上であるか否か
を判別する(ステップS45)。すなわち、副バッテリ
2に負荷が与えられた状態でその出力電圧VB2を閾値A
と比較するのである。VB2≧Aの場合には、副バッテリ
2の蓄電状態は十分であるとしてオルタネータ10の出
力電圧を14.5Vにさせ(ステップS46)、オンオ
フスイッチ3をオンに、同時にオンオフスイッチ5をオ
フに制御する(ステップS47)。これにより、オルタ
ネータ10から14.5Vの電圧が低電圧負荷7及び主
バッテリ1に印加された元の状態に戻る。
【0039】VB2<Aの場合には、副バッテリ2の蓄電
状態は十分ではないので、オルタネータ10の出力電圧
を14.5Vにさせる(ステップS48)。これによ
り、オルタネータ10から14.5Vの電圧が低電圧負
荷7と共に副バッテリ2に印加され、副バッテリ2は充
電状態となる。CPU31はステップS47の実行後、
所定時間tC(第2所定時間に相当)が経過したか否か
を判別する(ステップ49)。この所定時間tCは副バ
ッテリ2の充電時間であり、タイマ39を用いてその時
間を計測することができる。所定時間tCの時間経過が
あったならば、ステップS47に進んでオンオフスイッ
チ3をオンに、同時にオンオフスイッチ5をオフにして
元の状態に戻る。
状態は十分ではないので、オルタネータ10の出力電圧
を14.5Vにさせる(ステップS48)。これによ
り、オルタネータ10から14.5Vの電圧が低電圧負
荷7と共に副バッテリ2に印加され、副バッテリ2は充
電状態となる。CPU31はステップS47の実行後、
所定時間tC(第2所定時間に相当)が経過したか否か
を判別する(ステップ49)。この所定時間tCは副バ
ッテリ2の充電時間であり、タイマ39を用いてその時
間を計測することができる。所定時間tCの時間経過が
あったならば、ステップS47に進んでオンオフスイッ
チ3をオンに、同時にオンオフスイッチ5をオフにして
元の状態に戻る。
【0040】なお、図11のバッテリチェック動作にお
いては、副バッテリ2の出力電圧からその蓄電電力が十
分であるか否かを判別しているが、その判別を電流セン
サ14から得られる副バッテリ2の出力電流IB2に応じ
て行っても良い。すなわち、図12に示すように、ステ
ップS43の実行後、副バッテリ2の出力電流IB2を読
み取り(ステップS44a)、読み取り電流IB2が閾値
B以上であるか否かを判別し(ステップS45a)、I
B2≧Bならば、ステップS46に進み、IB2<Bなら
ば、ステップS48に進む。また、ステップS48の実
行後には、副バッテリ2の充電完了をステップS49の
ように時間で判別するのではなく、電流センサ14から
得られる副バッテリ2の入力電流IB2が所定値C(B>
C)より小となったことから副バッテリ2の充電完了を
判別しても良い。
いては、副バッテリ2の出力電圧からその蓄電電力が十
分であるか否かを判別しているが、その判別を電流セン
サ14から得られる副バッテリ2の出力電流IB2に応じ
て行っても良い。すなわち、図12に示すように、ステ
ップS43の実行後、副バッテリ2の出力電流IB2を読
み取り(ステップS44a)、読み取り電流IB2が閾値
B以上であるか否かを判別し(ステップS45a)、I
B2≧Bならば、ステップS46に進み、IB2<Bなら
ば、ステップS48に進む。また、ステップS48の実
行後には、副バッテリ2の充電完了をステップS49の
ように時間で判別するのではなく、電流センサ14から
得られる副バッテリ2の入力電流IB2が所定値C(B>
C)より小となったことから副バッテリ2の充電完了を
判別しても良い。
【0041】また、バッテリチェック動作中において副
バッテリ2から電圧が印加される低電圧負荷7について
は、その負荷の大きさが小さいときには副バッテリ2の
蓄電電力のチェックが正しく判定できない。よって、バ
ッテリチェック動作中には副バッテリ2の蓄電電力のチ
ェックが正しく判定できる程度に低電圧負荷7の負荷が
大きくなるようにしても良い。更に、エンジン安定運転
中にこのバッテリチェック動作が行なわれるならば、図
13に示すように、電源接続ライン4と通電ヒータ9と
の間にECU6によって制御されるオンオフスイッチ1
6を設けて、バッテリチェック動作中の負荷として低電
圧負荷7だけでなく通電ヒータ9を用いる構成にしても
良い。この場合、図11のステップS43ではオンオフ
スイッチ3をオフに、同時にオンオフスイッチ5,16
をオンにし、ステップS45でV B2<Aと判別した場合
にはスイッチ16だけをオフにした後、ステップS48
に進むのである。
バッテリ2から電圧が印加される低電圧負荷7について
は、その負荷の大きさが小さいときには副バッテリ2の
蓄電電力のチェックが正しく判定できない。よって、バ
ッテリチェック動作中には副バッテリ2の蓄電電力のチ
ェックが正しく判定できる程度に低電圧負荷7の負荷が
大きくなるようにしても良い。更に、エンジン安定運転
中にこのバッテリチェック動作が行なわれるならば、図
13に示すように、電源接続ライン4と通電ヒータ9と
の間にECU6によって制御されるオンオフスイッチ1
6を設けて、バッテリチェック動作中の負荷として低電
圧負荷7だけでなく通電ヒータ9を用いる構成にしても
良い。この場合、図11のステップS43ではオンオフ
スイッチ3をオフに、同時にオンオフスイッチ5,16
をオンにし、ステップS45でV B2<Aと判別した場合
にはスイッチ16だけをオフにした後、ステップS48
に進むのである。
【0042】更に、副バッテリ2の蓄電電力が正常及び
異常のいずれであるかを調べるために低電圧負荷7を用
いないで、固定抵抗器のような専用の電気負荷を用いて
も良い。専用の電気負荷を用いることにより、第2副バ
ッテリ2の蓄電電力が少なくて異常である場合にのみス
イッチ3,5のオンオフを切り換えてオルタネータ10
の出力電圧を副バッテリ2に印加することにより副バッ
テリ2の充電が行なわれることになる。
異常のいずれであるかを調べるために低電圧負荷7を用
いないで、固定抵抗器のような専用の電気負荷を用いて
も良い。専用の電気負荷を用いることにより、第2副バ
ッテリ2の蓄電電力が少なくて異常である場合にのみス
イッチ3,5のオンオフを切り換えてオルタネータ10
の出力電圧を副バッテリ2に印加することにより副バッ
テリ2の充電が行なわれることになる。
【0043】図14はバッテリチェック動作中の負荷と
して低電圧負荷7だけでなくスタータモータ18を用い
る構成を示している。スタータモータ18はエンジン始
動のために回転するものであり、電源接続ライン4にス
タータスイッチ17を介して接続されている。スタータ
スイッチ17がオンに操作されることによりスタータモ
ータ18には電圧が印加され駆動されるようになってい
る。ECU6においてはスタータスイッチ17のオン時
にはそのオンを示す信号が入力インターフェース回路3
6を介してCPU31に供給されるようになっている。
その他の構成は図7の装置と同様である。
して低電圧負荷7だけでなくスタータモータ18を用い
る構成を示している。スタータモータ18はエンジン始
動のために回転するものであり、電源接続ライン4にス
タータスイッチ17を介して接続されている。スタータ
スイッチ17がオンに操作されることによりスタータモ
ータ18には電圧が印加され駆動されるようになってい
る。ECU6においてはスタータスイッチ17のオン時
にはそのオンを示す信号が入力インターフェース回路3
6を介してCPU31に供給されるようになっている。
その他の構成は図7の装置と同様である。
【0044】図14の装置に対応するバッテリチェック
動作は、図11に示した動作と重複するが、図15に示
す通りである。すなわち、CPU31は先ず、副バッテ
リ2のチェック条件を充足した状態であるか否かを判別
する(ステップS51)。これは図11のステップS4
1と同様である。副バッテリ2のチェック条件を充足し
た状態であるならば、スタータスイッチ17が操作され
たか否かを判別する(ステップS52)。スタータスイ
ッチ17が操作されたならば、オンオフスイッチ3をオ
フに、同時にオンオフスイッチ5をオンに制御する(ス
テップS53)。オンオフスイッチ3がオフに、同時に
オンオフスイッチ5がオンにされることにより、副バッ
テリ2から電流がスイッチ5を介してスタータモータ1
8及び低電圧負荷7に流れ込み、副バッテリ2の蓄電電
力が消費される。
動作は、図11に示した動作と重複するが、図15に示
す通りである。すなわち、CPU31は先ず、副バッテ
リ2のチェック条件を充足した状態であるか否かを判別
する(ステップS51)。これは図11のステップS4
1と同様である。副バッテリ2のチェック条件を充足し
た状態であるならば、スタータスイッチ17が操作され
たか否かを判別する(ステップS52)。スタータスイ
ッチ17が操作されたならば、オンオフスイッチ3をオ
フに、同時にオンオフスイッチ5をオンに制御する(ス
テップS53)。オンオフスイッチ3がオフに、同時に
オンオフスイッチ5がオンにされることにより、副バッ
テリ2から電流がスイッチ5を介してスタータモータ1
8及び低電圧負荷7に流れ込み、副バッテリ2の蓄電電
力が消費される。
【0045】CPU31はステップS53の実行後、副
バッテリ2の出力電圧VB2及び電流センサ14による検
出電流IB2を読み取り(ステップS54,S55)、そ
の読み取り電圧VB2が閾値A以上であるか否かを判別す
る(ステップS56)。すなわち、副バッテリ2にスタ
ータモータ18を含む負荷が与えられた状態でその出力
電圧VB2を閾値Aと比較するのである。VB2≧Aの場合
には、更に、検出電流IB2が閾値B以上であるか否かを
判別する(ステップS57)。副バッテリ2にスタータ
モータ18を含む負荷が与えられた状態でIB2≧Bなら
ば、副バッテリ2の蓄電状態は十分であるとしてオンオ
フスイッチ3をオンに、同時にオンオフスイッチ5をオ
フに制御する(ステップS58)。これにより、主バッ
テリ1から電流がスイッチ3を介してスタータモータ1
8及び低電圧負荷7に流れ込み、主バッテリ1の蓄電電
力が消費される。
バッテリ2の出力電圧VB2及び電流センサ14による検
出電流IB2を読み取り(ステップS54,S55)、そ
の読み取り電圧VB2が閾値A以上であるか否かを判別す
る(ステップS56)。すなわち、副バッテリ2にスタ
ータモータ18を含む負荷が与えられた状態でその出力
電圧VB2を閾値Aと比較するのである。VB2≧Aの場合
には、更に、検出電流IB2が閾値B以上であるか否かを
判別する(ステップS57)。副バッテリ2にスタータ
モータ18を含む負荷が与えられた状態でIB2≧Bなら
ば、副バッテリ2の蓄電状態は十分であるとしてオンオ
フスイッチ3をオンに、同時にオンオフスイッチ5をオ
フに制御する(ステップS58)。これにより、主バッ
テリ1から電流がスイッチ3を介してスタータモータ1
8及び低電圧負荷7に流れ込み、主バッテリ1の蓄電電
力が消費される。
【0046】VB2<Aの場合、又はIB2<Bには、副バ
ッテリ2の蓄電状態は十分ではないので、スタータモー
タ18を適切に駆動できずエンジン22が始動しない可
能性があるので、直ちにオンオフスイッチ3をオンに、
同時にオンオフスイッチ5をオフに制御して(ステップ
S59)、スタータモータ18及び低電圧負荷7に主バ
ッテリ1から電力を供給する。ステップS59の実行
後、所定時間tAが経過したか否かを判別する(ステッ
プS60)。所定時間tAはエンジン始動に要する時間
である。所定時間tAが経過したならば、再び、オンオ
フスイッチ3をオフに、同時にオンオフスイッチ5をオ
ンに制御する(ステップS61)。エンジン始動後にオ
ンオフスイッチ3がオフに、同時にオンオフスイッチ5
がオンにされることにより、オルタネータ10から1
4.5Vの電圧が低電圧負荷7と共に副バッテリ2に印
加され、副バッテリ2は充電状態となる。ステップS6
1の実行後、所定時間tBが経過したか否かを判別する
(ステップS62)。所定時間tBは副バッテリ2を十
分なる蓄電状態にさせることに要する時間である。所定
時間tBが経過したならば、ステップS57に進んで、
オンオフスイッチ3をオンに、同時にオンオフスイッチ
5をオフにして主バッテリ1を電源とする元の状態に戻
る。
ッテリ2の蓄電状態は十分ではないので、スタータモー
タ18を適切に駆動できずエンジン22が始動しない可
能性があるので、直ちにオンオフスイッチ3をオンに、
同時にオンオフスイッチ5をオフに制御して(ステップ
S59)、スタータモータ18及び低電圧負荷7に主バ
ッテリ1から電力を供給する。ステップS59の実行
後、所定時間tAが経過したか否かを判別する(ステッ
プS60)。所定時間tAはエンジン始動に要する時間
である。所定時間tAが経過したならば、再び、オンオ
フスイッチ3をオフに、同時にオンオフスイッチ5をオ
ンに制御する(ステップS61)。エンジン始動後にオ
ンオフスイッチ3がオフに、同時にオンオフスイッチ5
がオンにされることにより、オルタネータ10から1
4.5Vの電圧が低電圧負荷7と共に副バッテリ2に印
加され、副バッテリ2は充電状態となる。ステップS6
1の実行後、所定時間tBが経過したか否かを判別する
(ステップS62)。所定時間tBは副バッテリ2を十
分なる蓄電状態にさせることに要する時間である。所定
時間tBが経過したならば、ステップS57に進んで、
オンオフスイッチ3をオンに、同時にオンオフスイッチ
5をオフにして主バッテリ1を電源とする元の状態に戻
る。
【0047】この図15に示したバッテリチェック動作
においては、エンジン始動時にスタータモータ18を駆
動するための電源として先ず副バッテリ2を用い、その
副バッテリの蓄電電力を調べることが行われる。ステッ
プS56及びS57によって副バッテリ2の蓄電電力が
充電であることが確認された場合には、スタータモータ
18を駆動するための電源は主バッテリ1に切り換えら
れ、元の状態が維持される。しかしながら、ステップS
56及びS57によって副バッテリ2の蓄電電力が必要
十分ではないことが確認された場合には、スタータモー
タ18を駆動するための電源は主バッテリ1に切り換え
られ、主バッテリ1によってエンジン始動動作を行った
後、副バッテリ2の充電動作が行われる。その充電動作
後、主バッテリ1を電源とする元の状態が得られる。
においては、エンジン始動時にスタータモータ18を駆
動するための電源として先ず副バッテリ2を用い、その
副バッテリの蓄電電力を調べることが行われる。ステッ
プS56及びS57によって副バッテリ2の蓄電電力が
充電であることが確認された場合には、スタータモータ
18を駆動するための電源は主バッテリ1に切り換えら
れ、元の状態が維持される。しかしながら、ステップS
56及びS57によって副バッテリ2の蓄電電力が必要
十分ではないことが確認された場合には、スタータモー
タ18を駆動するための電源は主バッテリ1に切り換え
られ、主バッテリ1によってエンジン始動動作を行った
後、副バッテリ2の充電動作が行われる。その充電動作
後、主バッテリ1を電源とする元の状態が得られる。
【0048】第1所定時間及び第2所定時間は副バッテ
リの充電時間であるので、任意の値で良いが、好ましく
は(過充電とならないように)充電が完了する最短時間
を推定して設定される。なお、オルタネータ10及びレ
ギュレータ11が発電手段であり、CPU31が給電制
御動作においてステップS2及びS8を実行すること及
び切換スイッチ8が第1切換手段を構成し、ステップS
14の実行が第1検出手段を構成し、また、CPU31
がステップS15を実行すること及びスイッチ3,5が
第2切換手段を構成している。更に、ステップS18の
実行が第1充電手段を構成する。図11のバッテリチェ
ック動作のステップS44,S45(図12ではステッ
プS44a,S45a)の実行が第2検出手段を構成
し、ステップS49の実行が第2充電手段を構成する。
また、図15のバッテリチェック動作のステップS5
4,S55,S56,S57の実行が第2検出手段を構
成し、ステップS62の実行が第2充電手段を構成す
る。
リの充電時間であるので、任意の値で良いが、好ましく
は(過充電とならないように)充電が完了する最短時間
を推定して設定される。なお、オルタネータ10及びレ
ギュレータ11が発電手段であり、CPU31が給電制
御動作においてステップS2及びS8を実行すること及
び切換スイッチ8が第1切換手段を構成し、ステップS
14の実行が第1検出手段を構成し、また、CPU31
がステップS15を実行すること及びスイッチ3,5が
第2切換手段を構成している。更に、ステップS18の
実行が第1充電手段を構成する。図11のバッテリチェ
ック動作のステップS44,S45(図12ではステッ
プS44a,S45a)の実行が第2検出手段を構成
し、ステップS49の実行が第2充電手段を構成する。
また、図15のバッテリチェック動作のステップS5
4,S55,S56,S57の実行が第2検出手段を構
成し、ステップS62の実行が第2充電手段を構成す
る。
【0049】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、主バッテ
リの他に副バッテリが備えられ、エンジン始動直後の発
電手段の出力電圧を通電ヒータに印加する通電ヒータ電
圧印加期間中に主バッテリの異常を検出したときには、
主バッテリに代わって副バッテリの出力電圧が低電圧負
荷に印加されるので、蓄電電力の低下や劣化等により主
バッテリが異常となっている場合であっても通電ヒータ
電圧印加期間中に低電圧負荷を十分に動作させることが
できる。
リの他に副バッテリが備えられ、エンジン始動直後の発
電手段の出力電圧を通電ヒータに印加する通電ヒータ電
圧印加期間中に主バッテリの異常を検出したときには、
主バッテリに代わって副バッテリの出力電圧が低電圧負
荷に印加されるので、蓄電電力の低下や劣化等により主
バッテリが異常となっている場合であっても通電ヒータ
電圧印加期間中に低電圧負荷を十分に動作させることが
できる。
【0050】また、本発明によれば、通電ヒータ電圧印
加期間中に主バッテリに代わって副バッテリの出力電圧
が低電圧負荷に印加された場合に、通電ヒータ電圧印加
期間終了時から第1所定時間だけ副バッテリの充電を行
なうことにより、通電ヒータ電圧印加期間中に消費され
た副バッテリの蓄電電力を補うことができ、次の副バッ
テリの使用に備えることができる。更に、その第1所定
時間を通電ヒータ電圧印加期間中の副バッテリの積算消
費電力に対応する時間に設定することにより、副バッテ
リの過充電を防止することができる。
加期間中に主バッテリに代わって副バッテリの出力電圧
が低電圧負荷に印加された場合に、通電ヒータ電圧印加
期間終了時から第1所定時間だけ副バッテリの充電を行
なうことにより、通電ヒータ電圧印加期間中に消費され
た副バッテリの蓄電電力を補うことができ、次の副バッ
テリの使用に備えることができる。更に、その第1所定
時間を通電ヒータ電圧印加期間中の副バッテリの積算消
費電力に対応する時間に設定することにより、副バッテ
リの過充電を防止することができる。
【0051】更に、本発明によれば、通電ヒータ電圧印
加期間以外のときに副バッテリの異常が検出されたとき
には発電手段の出力電圧を副バッテリに第2所定時間だ
け印加して副バッテリの充電を行なうので、蓄電電力の
低下等により主バッテリが異常となっている場合であっ
ても通電ヒータ電圧印加期間中に副バッテリが低電圧負
荷を十分に動作させ得る蓄電電力を確実に有することが
できる。すなわち、副バッテリが長い期間使用されない
ならば自己放電によりその蓄電電力が徐々に低下してく
るが、このような構成により副バッテリが実際に使用さ
れる通電ヒータ電圧印加期間中に副バッテリから十分な
る電力を取り出すことができる。
加期間以外のときに副バッテリの異常が検出されたとき
には発電手段の出力電圧を副バッテリに第2所定時間だ
け印加して副バッテリの充電を行なうので、蓄電電力の
低下等により主バッテリが異常となっている場合であっ
ても通電ヒータ電圧印加期間中に副バッテリが低電圧負
荷を十分に動作させ得る蓄電電力を確実に有することが
できる。すなわち、副バッテリが長い期間使用されない
ならば自己放電によりその蓄電電力が徐々に低下してく
るが、このような構成により副バッテリが実際に使用さ
れる通電ヒータ電圧印加期間中に副バッテリから十分な
る電力を取り出すことができる。
【0052】副バッテリの出力電圧を低電圧負荷及び通
電ヒータのうちの少なくとも一方に印加し、副バッテリ
の出力電圧及び出力電流のうち少なくとも一方に応じて
副バッテリの異常を判断することにより、簡単な構成で
副バッテリの異常を確実に判別することができる。ま
た、エンジン始動中に副バッテリの出力電圧をスタータ
モータに印加し、副バッテリの出力電圧及び出力電流の
うち少なくとも一方に応じて副バッテリの異常を判断す
ることにより、比較的大なる電気負荷であるスタータモ
ータを副バッテリの異常判別用の負荷とするので、副バ
ッテリの異常を確実に判別することができる。
電ヒータのうちの少なくとも一方に印加し、副バッテリ
の出力電圧及び出力電流のうち少なくとも一方に応じて
副バッテリの異常を判断することにより、簡単な構成で
副バッテリの異常を確実に判別することができる。ま
た、エンジン始動中に副バッテリの出力電圧をスタータ
モータに印加し、副バッテリの出力電圧及び出力電流の
うち少なくとも一方に応じて副バッテリの異常を判断す
ることにより、比較的大なる電気負荷であるスタータモ
ータを副バッテリの異常判別用の負荷とするので、副バ
ッテリの異常を確実に判別することができる。
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】触媒コンバータが設けられたエンジンの排気系
を示す図である。
を示す図である。
【図3】ECUの構成を示すブロック図である。
【図4】給電制御動作を示すフローチャートである。
【図5】冷却水温とヒータ給電時間との関係を示す図で
ある。
ある。
【図6】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図8】他の給電制御動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図9】積算消費電力算出動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図10】副バッテリの蓄電電力のヒータ給電期間及び
充電期間における変化を示す図である。
充電期間における変化を示す図である。
【図11】バッテリチェック動作を示すフローチャート
である。
である。
【図12】他のバッテリチェック動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図13】本発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図14】本発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図15】他のバッテリチェック動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
1 主バッテリ 2 副バッテリ 3,5 オンオフスイッチ 6 ECU 7 低電圧負荷 8 切換スイッチ 9 通電ヒータ 10 オルタネータ 11 レギュレータ 12 イグニッションスイッチ 21 触媒コンバータ 22 エンジン 23 排気管 24 筒ケース 25 ライトオフ触媒 26 メイン触媒 27 インジェクタ 34 酸素濃度センサ
フロントページの続き (72)発明者 加藤 裕明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号株式会社 本田技術研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 内燃エンジンの出力トルクによって駆動
されて直流電圧を出力する発電手段と、 各々蓄電機能を備えた主バッテリ及び副バッテリと、 前記発電手段の出力電圧を前記内燃エンジンの排気系に
備えられた触媒コンバータに含まれる通電ヒータにエン
ジン始動直後に印加し、その通電ヒータ電圧印加期間の
経過後、前記通電ヒータ以外の低電圧負荷及び前記主バ
ッテリに印加する第1切換手段と、 前記通電ヒータ電圧印加期間中に前記主バッテリの異常
を検出する第1検出手段と、 前記通電ヒータ電圧印加期間中に前記主バッテリの出力
電圧を前記低電圧負荷に印加し、前記第1検出手段によ
って前記主バッテリの異常が検出されたとき前記主バッ
テリに代わって前記副バッテリの出力電圧を前記低電圧
負荷に印加する第2切換手段と、を備えたことを特徴と
する内燃エンジン搭載車両の電源制御装置。 - 【請求項2】 前記第2切換手段によって前記副バッテ
リの出力電圧を前記低電圧負荷に印加した場合には前記
通電ヒータ電圧印加期間終了時から第1所定時間だけ前
記副バッテリに前記発電手段の出力電圧を印加して前記
副バッテリの充電を行なう第1充電手段を有することを
特徴とする請求項1記載の内燃エンジン搭載車両の電源
制御装置。 - 【請求項3】 前記第1所定時間は前記通電ヒータ電圧
印加期間中の前記副バッテリの積算消費電力に対応する
時間であることを特徴とする請求項2記載の内燃エンジ
ン搭載車両の電源制御装置。 - 【請求項4】 前記通電ヒータ電圧印加期間以外のとき
に前記副バッテリの異常を検出する第2検出手段と、 前記第2検出手段によって前記副バッテリの異常が検出
されたときには前記発電手段の出力電圧を前記副バッテ
リに第2所定時間だけ印加して前記副バッテリの充電を
行なう第2充電手段とを有することを特徴とする請求項
1記載の内燃エンジン搭載車両の電源制御装置。 - 【請求項5】 前記第2検出手段は、前記副バッテリの
出力電圧を前記低電圧負荷及び前記通電ヒータのうちの
少なくとも一方に印加し、前記副バッテリの出力電圧及
び出力電流のうち少なくとも一方に応じて前記副バッテ
リの異常を判断することを特徴とする請求項4記載の内
燃エンジン搭載車両の電源制御装置。 - 【請求項6】 前記第2検出手段は、エンジン始動中に
前記副バッテリの出力電圧をスタータモータに印加し、
前記副バッテリの出力電圧及び出力電流のうち少なくと
も一方に応じて前記副バッテリの異常を判断することを
特徴とする請求項4記載の内燃エンジン搭載車両の電源
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10058646A JPH11257060A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 内燃エンジン搭載車両の電源制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10058646A JPH11257060A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 内燃エンジン搭載車両の電源制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11257060A true JPH11257060A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13090361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10058646A Pending JPH11257060A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 内燃エンジン搭載車両の電源制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11257060A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010095212A1 (ja) * | 2009-02-17 | 2010-08-26 | トヨタ自動車株式会社 | エンジンの暖機システム |
CN102691552A (zh) * | 2011-02-14 | 2012-09-26 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 向电加热催化剂供能的功率系统和方法 |
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1998
- 1998-03-10 JP JP10058646A patent/JPH11257060A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010095212A1 (ja) * | 2009-02-17 | 2010-08-26 | トヨタ自動車株式会社 | エンジンの暖機システム |
CN102691552A (zh) * | 2011-02-14 | 2012-09-26 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 向电加热催化剂供能的功率系统和方法 |
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