JP2004182103A - 車両の補助シート装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート側方に設けられる補助シートは、上端側が着脱可能に支持され、下端側が車両前後方向に回動可能に枢支される補助シートバックと、補助シートバックとは別体で、補助シートバック下方側でシート側方に対して着脱可能な補助シートクッションとを備え、補助シートクッションは、乗員の荷重を支えるクッション本体230と、クッション本体230上面に着脱可能で、一方の面が着座用のクッション面233に、他方の面がテーブル面234に形成される反転部材232を備える。
従って、補助シートの大型化を抑制でき、補助シートの着脱作業性を向上できる。また、反転部材232の面をテーブル面234に反転することによって、テーブルとして使用でき、利便性を向上できる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の補助シート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両のシート装置においては、乗員数が少ない時の比較的ゆったりとした乗車性の確保と、一時的に多くの乗員が乗車する時の乗員乗車性確保とを両立するため、着脱可能な補助シートを設けることが行われている。
例えば、下記特許文献1には、左右のシート間に着脱自在なセンターシートを設け、乗員人数の増減に対応させてセンターシート着脱させることが開示されている。尚、下記特許文献1においては、センターシートを使用しない場合、センターシートは、タイヤハウス等に固定されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−47910号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の先行技術によれば、以下のような問題がある。
つまり、上述の先行技術に開示されるセンターシートは、シートバックとシートクッションとが一体化されているため、センターシートの大型化、重量増加が避けられず、着脱作業性が悪化するとともに、センターシートとして使用しない場合、センターシートを格納するために大きなスペースが必要になるという問題がある。特に、取り外したセンターシートをトラクルーム等に格納させる場合、トランクルーム内のスペースが狭くなるという問題がある。
【0005】
また、通常、乗員がシートに着座する場合、利便性向上の観点よりシート側方にテーブルを設けることが望まれる。
ところが、上述の先行技術のように、左右のシート間にセンターシートを着脱可能に配置する場合、そのセンターシート両側の左右シート間のスペースは、センターシートが取付けられることを考慮して広くする必要がある上、更に、別部材としてのテーブルを配置することは限られた車幅方向のスペース上困難になるものである。
【0006】
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、その第一の目的は、着脱される補助シートのコンパクト化を図り、補助シートの脱着作業性の向上、補助シートの格納スペースのコンパクト化を図ることにある。
また、第二の目的は、補助シートをシート以外の目的に使用可能に構成し、別部材を設けることなく利便性を向上させることにある。
尚、本発明において、「補助シートがシートの側方に対して着脱可能に設けられる」とは、補助シートが、隣接するシートの側方に着脱可能に取付けられる若しくは車両のフロアに着脱可能に取付けれらるものとのいずれも含むものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあってはその解決手法として次のようにしてある。すなわち、本発明の第1の構成においては、シートの側方に設けられる補助シート装置であって、
上記補助シートは、
上記シートの側部に、上端側が着脱可能に支持されるとともに、下端側が車両前後方向に回動可能に枢支される補助シートバックと、
該補助シートバックとは別体に構成され、上記補助シートバックの下方側において、上記シートの側方に対して着脱可能に設けられる補助シートクッションとを備えるとともに、
該補助シートクッションは、
乗員着座時乗員の荷重を支えるクッション本体と、
該クッション本体上面に着脱可能に設けられ、一方の面が乗員着座用のクッション面として形成されるとともに、他方の面がテーブル面としてが形成される反転部材とを備えるよう構成してある。
本発明の第1の構成によれば、補助シートクッションと補助シートバックとが別体に構成され、その内補助シートクッションがシートの側方から着脱可能に構成されるため、補助シート全体を着脱する場合に対して着脱可能とされる補助シートの大型化、重量増加を抑制でき、補助シートの着脱作業性を向上することができるとともに、補助シート格納スペースのコンパクト化を図ることができる。
また、補助シートバックが車両前後方向に回動可能とされるため、補助シート不使用時、補助シートバックを車両前方に回動して略水平状態に位置させることによって、補助シートバックの背面をテーブルとして利用することができ、別部材を設けることなく、利便性を向上することができる。
また、補助シートクッション本体上面には、一方の面が乗員着座用のクッション面として形成されるとともに、他方の面がテーブル面としてが形成される反転部材が着脱可能に設けられるため、補助シート不使用時、反転部材の面をテーブル面に反転することによって、テーブルとして使用することができ、別部材を設けることなく、利便性を向上することができる。
【0008】
また、本発明の第2の構成において、上記補助シートクッションは、上記シート側部に着脱可能に取付けられるよう構成してある。
本発明の第2の構成によれば、補助シート不使用時、シートからシートクッションのみを着脱することができるため、補助シート全体を着脱する場合に対して着脱可能とされる補助シートの大型化、重量増加を抑制でき、補助シートの着脱作業性を向上することができるとともに、補助シート格納スペースのコンパクト化を図ることができる。
【0009】
また、本発明の第3の構成において、上記補助シートバックは、車両前方側に回動され上記補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とをとり得る回動機構を備えるよう構成してある。
ここで、補助シートバックを前倒状態にした際、補助シートバックの背面位置がシートクッション付近の比較的低い位置となる場合、補助シートバックをアームレストとしては使用しずらい。
本発明の第3の構成によれば、補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とをとり得るよう構成されているため、補助シート不使用時、補助シートバックを垂直状態とすることによって、補助シートの側面を高く位置させることができるため、補助シートバックをアームレストとして利用することができる。
【0010】
また、本発明の第4の構成において、上記シートは、乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの後端から略上方側に延設されるシートバックとを備え、
上記補助シートバックは上記シートバックの側部に枢支される一方、上記補助シートクッションは上記シートクッションの側部に着脱可能に取付けられるよう構成してある。
本発明の第4の構成によれば、補助シートバック及び補助シートクッションが各々、補助シートの隣のシートクッション、シートバックに着脱可能に取付けられるため、シートが前後方向に移動された場合、補助シートをその動きに追従させることができる。
【0011】
また、本発明の第5の構成において、上記補助シートクッションは、その一側面が上記シートクッションの側部に着脱可能に取付けられるとともに、下面に折り畳み可能に構成された脚部が備えられるよう構成してある。
第5の構成によれば、補助シート使用時は、脚部を下面から取り出すことによって乗員の荷重を支えることが可能となるとともに、補助シート不使用時は、脚部を下面に折り畳むことによって、補助シートをコンパクトに格納することができる。
【0012】
また、本発明の第6の構成において、上記補助シートバックは、その背面に凹部を備えるよう構成してある。
本発明の第6の構成によれば、補助シートバック背面に凹部が備えられているため、補助シートバックを前倒状態とし、テーブルとして使用する際、当該凹部に飲料水容器等を安定して置くことができ、テーブルとしの利便性を更に向上することができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、着脱される補助シートのコンパクト化を図ることができるため、補助シートの着脱作業性を向上することができるとともに、補助シート格納スペースのコンパクト化を図ることができる。
また、補助シートバックを補助シート以外の目的に利用することができ、別部材を設けることなく利便性を向上することができる。
また、補助シートクッションをテーブルとして利用することができ、別部材を設けることなく利便性を向上することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は第1実施形態に関わる車両のシート列配置を示す車両平面図である。
車両1には、車両の最前列に配置される第1列シート列10と、その第1列シート列1後方に配置される第2列シート列20と、その第2列シート列2後方に配置される第3シート列30が配置されている。
第1シート列10は、運転席11と助手席12とから構成され、第2列シート列20は、運転席11後方に配置される右側第2席21と、助手席12後方に配置される左側第2席22、及び両第2席21、22との間に着脱可能に配置される補助シート23から構成され、第3シート列30は、2名若しくは3名の乗員の着座が可能なベンチタイプのベンチシートによって構成される。
尚、2は、スペアタイヤ3及び補助シート23の内後述する補助シートクッションのみを格納することが可能に構成されるサブトランクである。
【0015】
(第1実施形態)
次に、図2(A)、図2(B)に基づき補助シート23の詳細について、説明する。
図2は、右側第2席21及び補助シート23の斜視図であって、補助シート23は、補助シートバック23aと、その補助シートバックとは別体の補助シートクッション23bとから構成されており、補助シートバック23aは、後で詳述するように、その上端側が、右側第2席21及び左側第2席22のシートバック21a、22a(図2では、右側第2席側のみ図示)の側部に着脱可能に支持されるとともに、下端側が右側第2席21の側部に回動可能に枢支される一方、補助シートクッション23bは、右側第2席21のシートクッション21bの側部に着脱可能に取付けられている。
【0016】
次に、図2乃至図4に基づき補助シートクッション23bの詳細について、説明する。
図3は補助シートクッション23bの分離状態を示す図であって、補助シートクッション23bは、図3(A)に示すように、補助シートクッション本体230と、図3(B)に示すように、補助シートクッション本体230上部に形成される収納部231に着脱可能に設けられる反転部材232とから構成されている。
反転部材232は、図3(B)に示すように、その一方の面に乗員着座用のクッション面233が形成されるとともに、図3(C)に示すように、他方の面にテーブル面234が形成されており、補助シート23に乗員が着座する場合は、クッション面233を上面とし、補助シート23に乗員が着座せず、テーブルとして利用する場合は、テーブル面234が上面になるよう、クッション面233からテーブル面234に反転することが可能とされている。
【0017】
図4は右側第2席21のシートクッション21b及び補助シートバック23aのフレーム構造を示す図であって、シートクッション21bには、シートクッションフレーム21cが備えられており、そのシートクッションフレーム21cには、補助シートクッション23bを支持するための挿入口21dが形成された支持部21e、21eが形成されている。
また、補助シートクッション23bには、補助シートクッションフレーム23c及び脚部23dが備えられており、補助シートクッションフレーム23cには、上記挿入口21e、21eに挿入される支持部材23d、23dが形成されるとともに、脚部23dを回動可能に支持する支持部23f、23fが形成されている。
そして、補助シートクッション23bは、図2(A)に示すように、右側第2席21のシートクッション21bの側部に形成された上記挿入口21d、21dに支持部材23e、23eが挿入されることによってシートクッション21に支持される。
また、補助シートクッション23bの下面には、折り畳み可能に構成された脚部23dが備えられているため、補助シート23を使用する場合は、図2(A)に示すように、補助シート23の下面より脚部23dを車両のフロア面に対し略直交するように出し、乗員の荷重を支えることを可能となり、補助シート23を使用しない場合は、図2(B)に示すように、補助シート23の下面に脚部23dを折り畳んで収納し、補助シートクッション23bをコンパクトに格納することを可能となる。
尚、取り外された補助シートクッション23bは、図5で示すように、第3シート列30後方のフロア下面に形成されるサブトランク2内において、スペアタイヤ3上方に格納される。
【0018】
次に、図2、図6乃至図9に基づき補助シートバック23aの詳細について、説明する。
図6は補助シートバック23aの使用モードを示す図、図7は補助シートバック23aのテーブルモードを示す斜視図、図8は補助シートバック23aのアームレストモードを示す斜視図、図9は右側第2席21のシートバック21a、左側第2席22のシートバック22a、及び補助シートバック23aのフレーム構造を示す図である。
【0019】
補助シートバック23aは、図6(A)、図2(A)に示すように、補助シート23を本来の補助シートとして使用する補助シート使用モードと、図6(B)、図7に示すように、補助シートバック23aが車両前方側に回動されて補助シートバック23aの背面が車両上方側に向く前倒状態とされ、テーブルとして使用することが可能されるテーブルモードと、図6(C)、図8に示すように、補助シートバック23aが図6(B)、図7の状態から更に車幅方向の右側第2席21側に回動されて補助シートバック23aの左側第2席側22の側部が車両上方側に向く垂直状態とされ、アームレストとして使用することが可能とされるアームレストモードとの3つのモードを使い分けることが可能に構成されている。
【0020】
次に、図9に基づき、上記3つのモードを使い分けるための右側第2席21、左側第2席22のシートバック21a、22a、及び補助シートバック23aの具体的構造について、説明する。
まず、右側第2席21、左側第2席22のシートバック21a、22aには、シートバックフレーム21f、22fが各々備えられており、そのシートバックフレーム21f、22fの補助シート23側上部にはストライカー21g、22gが形成されている。
また、シートバックフレーム21fの補助シート23側略中央部には、回動部材24を支持する支持部21hが形成されており、回動部材24は、支持部21h内に配置され、回動部材24に対して相対回転可能なピン(不図示)が側方から挿入されることによって車両前後方向へ回動可能に枢支される。
次に、補助シートバック23には、補助シートバックフレーム23gが備えられており、その補助シートバックフレーム23gの両側上部には、上記ストライカー21g、22gにロックされるロック部23h、23hが形成されるとともに、上記支持部21hの上部側に対向する位置の補助シートバックフレーム23gに、上記回動部材24の車幅方向への回動を可能とする軸24aが挿入される支持部23iが形成されており、回動部材24は、この軸24aを中心に車幅方向に回動可能に枢支される。第1実施形態では、これら、支持部21h、支持部23i、回動部材24、軸24aによって回動機構を構成している。
【0021】
以上の構成に基づく、補助シート使用モードからテーブルモードへの変更、及びテーブルモードからアームレストモードへの変更動作について、説明する。
まず、補助シート使用モードからテーブルモードへの変更について説明する。
図6(A)、図2(A)に示す補助シート使用モードにおいて、補助シートバックフレーム23gの両側のロック部23h、23hをストライカー21g、22gから外し、補助シートバックフレーム23g(補助シートバック23a)を車両前方側に回動させると、回動部材24が軸心aを中心に車両前方へ回動して前倒状態となり、補助シートバック23aを図6(B)、図7に示すテーブルモードに変更することができる。
この時、補助シートバック23aの背面には、図7に示すように、長方形に形成される凹部23jと、カップホルダーとして使用可能な二つの円形の凹部23k、23kが形成されており、これらの凹部23j、23k、23kに飲料水容器等を安定して置くことが可能となり、テーブルとして利用する際の利便性を向上することができる。
【0022】
次に、テーブルモードからアームレストモードへの変更について、説明する。
図6(B)、図7に示すテーブルモードにおいて、補助シートバックフレーム23g(補助シートバック23a)を、右側第2席21方向に向かって車両上方側へ回動させる、つまり、図6(C)に示すように、波線で示すテーブルモードの補助シート位置から実線で示すアームレストモードの補助シート位置まで矢印A方向に補助シートバックシートバックフレーム23g(補助シートバック23a)回動させると、回動部材24が軸心bを中心に右側第2席21方向へ回動するため、補助シートバック23aは、補助シートバック23aの左側第2席22側側面が車両上方に向く垂直状態となり、補助シートバック23aを図6(C)、図8に示すアームレストモードに変更することができる。
図6(B)に示すように、テーブルモードにおける補助シートバック23a位置は、補助シートクッション23b付近に低く位置されるため、この状態では、アームレストとしては使用が難しいものの、図6(C)に示すように、補助シートバック23aを垂直状態とすることによって補助シートバック23aの側面位置を高くするとこができ、アームレストとして使用することが可能となる。
【0023】
以上のように、本実施形態によれば、補助シートクッション23bと補助シートバック23aとが別体に構成され、その内補助シートクッション23bのみがシート21、22の側方から着脱可能に構成されるため、補助シート23全体を着脱する場合に対して着脱される補助シート23の大型化、重量増加を抑制することができるため、補助シート23の着脱作業性を向上することができるとともに、補助シート格納スペースとしてのサブトランク2のコンパクト化を図ることができる。
また、補助シートバック23が車両前後方向に回動可能とされるため、補助シート23不使用時、補助シートバック23aを前方に回動して略水平状態に位置させることによって、補助シートバック23a背面をテーブルとして利用することができ、別部材を設けることなく利便性を向上できる。
また、補助シートクッション本体230上面には、一方の面が乗員着座用のクッション面233として形成されるとともに、他方の面がテーブル面234としてが形成される反転部材232が着脱可能に設けられるため、補助シート23不使用時、反転部材232の面をテーブル面234に反転することによって、テーブルとして使用することができ、別部材を設けることなく、利便性を向上することができる。
また、補助シートバック23aの背面が上方に向くテーブルモードから車幅方向に回動され補助シートバック23aの背面が車幅方向に向くアームレストモードとをとり得るよう構成されているため、補助シート23不使用時、補助シートバック23aを垂直状態とすることによって、補助シート23の側面を高く位置させることができるため、補助シートバック23aをアームレストとして利用することができ、利便性を向上することができる。
また、補助シートバック23a及び補助シートクッション23bが各々、補助シート23の隣のシートバック21a、22a、シートクッション21b、22bに着脱可能に取付けられるため、右側第2席21、左側第2席22が前後方向に移動された場合、補助シート23をその動きに追従させることができる。
また、補助シートクッション23bのみ取り外すとともに、補助シートバック23aを垂直状態に折り畳むだけの簡単な作業によって、右側第2席21、左側第2席22間のウォークスルースペースを容易に確保することができる。
また、補助シートバック23aの背面には、長方形に形成される凹部23jと、カップホルダーとして使用可能な二つの円形の凹部23k、23kが形成されているため、これらの凹部23j、23k、23kに飲料水容器等を安定して置くことが可能となり、テーブルとして利用する際の利便性を更に向上することができる。
【0024】
(第2実施形態)
次に、図10に基づき第2実施形態について、説明する。
図10は第2実施形態に関わる補助シートバック23aの使用モードを示す図であって、第2実施形態では、第1実施形態に対してテーブルモードにおける補助シートクッション23aの位置と、テーブルモードからアームレストモードへの変更時における補助シートバック23aの回動方向が異なる点でのみ相違し、その他は第1実施形態と同様であるため、以下、相違点についてのみ説明する。
第1実施形態では、テーブルモードにおける補助シートバック23aの位置を右側第2席のシートバック21aの下方側で、シートクッション21b付近に低く位置するとともに、テーブルモードからアームレストモードへの変更の際補助シートバック23aを車両上方に向かって回動させる例を示した。
これに対し、第2実施形態では、図10(B)に示すように、テーブルモードにおける補助シートバック23aの位置を右側第2席のシートバック21aの略中央付近に高く位置させるとともに、テーブルモードからアームレストモードへの変更の際は、図10(C)中矢印Bで示すように、補助シートバック23aを車両下方側へ回動させる例を示している。
【0025】
以上のように、第2実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
更に、第2実施形態によれば、テーブルモードにおける補助シートバック23位置を高くすることができるため、テーブルモードにおいてテーブル上に何も置かない場合アームレストとしても使用することが可能となり、テーブルモードをアームレストモードとして兼用することも可能である。
【0026】
(第3実施形態)
次に、図11に基づき第3実施形態について、説明する。
図11は補助シートバック本体231上面に形成される収納部231に着脱可能に設けることが可能に構成されるごみ箱235を示す図であって、実施形態3によれば、反転部材231の代りごみ箱235を設けることによって、補助シートクッション23bをごみ箱として使用することを可能とすることができるものである。
従って、実施形態3によれば、補助シートクッション23bをごみ箱235として利用することができ、利便性を向上することができる。
また、その他の作用効果については、上述の実施形態1と同様の作用効果を奏するものである。
【0027】
尚、本実施形態では、補助シート23を第2列シート列20の右側第2席21と左側第2席22との間に配置する例を示したが、その他、第3列シート列30をベンチタイプではない通常の独立した二つのシートとし、そのシート間に配置される補助シート23に、本発明を適用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、補助シート23を第2列シート列20の右側第2席21と左側第2席22との間に配置する例を示したが、その他、左右のシートの内、いずれか一方のシートのドア側側方に配置される補助シート23に、本発明を適用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、補助シート23を隣接する右側第2席21のシートクッション21b側部に着脱可能に取付ける例を示したが、その他、車両のフロアに着脱可能に取付けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、補助シートバック23a背面に、長方形に形成される凹部23hと、カップホルダーとして使用可能な二つの円形の凹部23i、23iとを備える例を示したが、これら凹部23h、23i、23iは必ずしも必要はなく、水平面が確保されればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に関わる車両のシート列配置を示す車両平面図。
【図2】第1実施形態に関わる右側第2席及び補助シートの斜視図。
【図3】第1実施形態に関わる補助シートクッションの分離状態を示す図。
【図4】第1実施形態に関わるシートクッション及び補助シートクッションの構造図。
【図5】第1実施形態に関わる補助シートクッションのサブトランクへの格納状態を示す図。
【図6】第1実施形態に関わる補助シートバックの使用モードを示す図。
【図7】第1実施形態に関わるテーブルモードにおける補助シート斜視図。
【図8】第1実施形態に関わるアームレストモードにおける補助シート斜視図。
【図9】第1実施形態に関わるシートバック及び補助シートバックの構造図。
【図10】第2実施形態に関わる補助シートバックの使用モードを示す図。
【図11】第3実施形態に関わるゴミ箱を示す図。
【符号の説明】
1:車両
21:右側第2席(第1シート)
21a:シートバック
21h:支持部(回動機構)
22:左側第2席(第2シート)
22a:シートクッション
23:補助シート
23a:補助シートバック
23b:補助シートクッション
23d:脚部
23j、23k:凹部
23i:支持部(回動機構)
230:補助シートクッション本体
231:収納部
232:反転部材
233:クッション面
234:テーブル面
24:回動部材(回動機構)
24a:軸(回動機構)
Claims (6)
- シートの側方に設けられる補助シート装置であって、
上記補助シートは、
上記シートの側部において、上端側が上記シートの側部に対して着脱可能に支持されるとともに、下端側が車両前後方向に回動可能に枢支される補助シートバックと、
該補助シートバックとは別体に構成され、上記補助シートバックの下方側において、上記シートの側方に対して着脱可能に設けられる補助シートクッションとを備えるとともに、
該補助シートクッションは、
乗員着座時乗員の荷重を支えるクッション本体と、
該クッション本体上面に着脱可能に設けられ、一方の面が乗員着座用のクッション面として形成されるとともに、他方の面がテーブル面としてが形成される反転部材とを備えることを特徴とする車両の補助シート装置。 - 上記補助シートクッションは、上記シートの側部に着脱可能に取付けられることを特徴とする請求項1記載の車両の補助シート装置。
- 上記補助シートバックは、車両前方側に回動され上記補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とをとり得る回動機構を備えることを特徴とする請求項1または2記載の車両の補助シート装置。
- 上記シートは、乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの後端から略上方側に延設されるシートバックとを備え、
上記補助シートバックは、上記シートバックの側部に枢支される一方、上記補助シートクッションは、上記シートクッションの側部に着脱可能に取付けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の車両の補助シート装置。 - 上記補助シートクッションは、一側面が上記シートクッションの側部に着脱可能に取付けられるとともに、下面に折り畳み可能に構成された脚部が備えられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の車両の補助シート装置。
- 上記補助シートバックは、当該補助シートバック背面に凹部を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の車両の補助シート装置。
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2002
- 2002-12-04 JP JP2002352015A patent/JP2004182103A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016168908A (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-23 | テイ・エス テック株式会社 | アームレスト |
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