JP2004098724A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両1は、センタートンネル部100、センタートンネル部100の両側のフロントフロア部101L、センタートンネル部100上面と連続するリアフロア部102を含むフロアパネル10を有する。フロアパネル10上に運転席、助手席2、及び後席3が設けられる。助手席2と後席3は、乗員が着座可能な状態と、シートバック22、32がシートクッション21、31上に折畳まれた状態とをとる。シートクッション21、31は、フロアパネル10から所定の高さの上方位置とフロアパネル10上に載置された下方位置との間で移動する。助手席2と後席3を折畳み状態かつ下方位置にすると、センタートンネル部100上面、シートバック22、32背面、リアフロア部102によって連続した床面が形成される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートをフロア上に折り畳むことにより車室内にフラットな床面を形成することの出来る車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば実開昭59−75333号公報に記載の様に、車両のフロア上に前後方向に3つのシート列を設け、2列目シートのシートバック背面及び3列目シートのシートクッション底面を平坦なフロアとして使用可能にアレンジ出来るものが知られている。この構造においては更に、フロアにおける3列目シートが設けられる部分以降の部分が段上げされていて、2列目シート及び3列目シートを上記の様にアレンジした際に、フロアの段上げ部分、2列目シートのシートバック背面、及び3列目シートのシートクッション底面とがほぼ同じ高さとなるように構成されており、2列目シートのシートバック背面からフロアの段上げ部分までを、連続した床面を有する広大な荷室として使用することが出来る。
【0003】
しかしながら、上記の構造は、3列目シートのシートバック背面を水平な状態とするために、3列目シートのシートクッションをフロアの段上げ部の前端付近を中心に回動可能に構成しておき、着座状態からシートバックを前方に折り畳んだ状態でシートを一体に180度前方に回動させる必要がある一方、2列目シートは上下方向にのみ移動可能とされている。従って、着座状態にある3列目シートの前方にはシートクッションの前後長分の空間を確保しておかねばならず、小型車など、車室内の空間効率の高さが要求される様な車両には、上記構造をそのまま採用することは出来ない。
【0004】
また、車両のフロア下には排気管などの部品がレイアウトされるのが通常である。上記実開昭59−75333号公報に記載の構成において、フロア下にそのまま部品をレイアウトした場合、フロア高を高くせざるを得ないため、特に小型車などにおいて全高を高くあまり高く出来ない様な車両においては、車室内高さが制限されてしまうことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、車室内の空間効率を確保しつつ複数の座席のアレンジによって殆ど隙間の無い広大かつフラットな床面を構成可能な車両を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の構成は、車室底面を規定するフロアパネルと、上記フロアパネル上にそれぞれ支持機構を介して左右に離間して配置された運転席及び助手席と、上記フロアパネル上における上記運転席及び上記助手席の後方で、それぞれ支持機構を介して左右に離間して配置された右後席及び左後席とを有する車両であって、上記フロアパネルが、上記運転席と上記助手席の間及び右後席と左後席の間で車両前後方向に延びるセンタートンネル部と、上記センタートンネル部の下縁両側に形成され略水平なフロントフロア部と、該フロントフロア部の後縁から略上方に延びる縦壁部と、該縦壁部の上縁から略水平に後方に延びるとともに上記センタートンネル部の上面と連続するリアフロア部とを有するものであり、上記助手席、右後席、及び左後席が、それぞれシートクッションと、背面が剛性を有する平坦面として構成されたシートバックからなるとともに、上記シートバックが上記シートクッションの後部から略垂直に配置された着座状態と上記シートクッション上に上記シートバックがその背面を上方に向けて折り畳まれた折畳み状態とをとり得るものであり、上記助手席用支持機構が、上記助手席が上記フロントフロア部から所定距離上方に位置する上方位置と、上記助手席が上記上方位置から前下方に移動して実質的に上記フロントフロア部上にある下方位置との間で変位可能に上記助手席を支持するものであり、上記右後席用及び左後席用支持機構が、上記右後席及び左後席が実質的に上記リアフロア部上にある上方位置と、上記右後席及び左後席が上記上方位置から前下方に移動して実質的に上記フロントフロア部上にある下方位置との間で変位可能に上記右後席及び左後席をそれぞれ支持するものであり、上記助手席、右後席、及び左後席がそれぞれ折畳み状態にあり、かつ上記助手席、右後席、及び左後席がそれぞれ下方位置にあるときに、上記センタートンネル部上面、上記リアフロア部、上記助手席のシートバック背面、上記右後席のシートバック背面、及び上記左後席のシートバック背面が、連続した水平面を形成するよう構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
上記の構成によれば、助手席、左右後席を折畳み状態として下方位置に位置させることで、リアフロア部、フロントフロア部に形成されたセンタートンネル部、及び助手席と左右後席のシートバック背面からなる広大な床面を車室内に生じさせることが出来る。また、フロアパネルに形成されたセンタートンネル部内に排気管やドライブシャフトなどの部品をセンタートンネル部内に配置することが出来るため、フロントフロア部の高さ及び上記の様に形成される床面の高さを低い位置とすることが出来、車両全高が限られた車両においても荷役性を向上しつつ車室内空間の上下方向長さが大きく確保される。更に、助手席と左右後席のそれぞれが、乗員が着座可能な上方位置から床面を形成する下方位置との間で前後方向に移動する、すなわち、助手席の下方位置への移動によって、後席が移動出来る空間が助手席後方に生じることになるため、着座位置にある場合の助手席の後方に必要以上の空間を確保しておく必要がなく、車室内の空間効率を高めることが出来る。
【0008】
本発明の第2の構成は、上記センタートンネル部上面の左右側縁及び上記リアフロア部の前縁には段部が形成されており、上記助手席、右後席、及び左後席が折畳み状態にありかつ下方位置にあるときに、上記助手席、右後席、及び左後席のシートバック背面の平坦面が、上記段部によって下方への変位が規制されるよう構成されているものである。
【0009】
上記の構成によれば、上記助手席と左右後席を折畳み状態とし下方位置に位置させたときに、シートバック背面の平坦面の周縁がセンタートンネル部上面の左右側縁及びリアフロア部の前縁の段部と係合して下方への変位が規制されるため、例えば荷物を床面上に載置した場合にシートバック背面の下方への沈み込みが防止され、荷役性が向上する。
【0010】
本発明の第3の構成は、上記右後席及び左後席のうち上記助手席の後方にあるもののシートバック背面の上縁に段部が形成されており、上記助手席及び上記助手席後方にある後席が折畳み状態にありかつ下方位置にあるときに、上記助手席のシートバック背面の平坦面の後縁が、上記後席のシートバック背面の段部によって下方への変位が規制されるよう構成されているものである。
【0011】
上記の構成によれば、助手席及び後席を折畳み状態とし下方位置に位置させたときに、助手席のシートバック背面の平坦面がセンタートンネル部側縁と後席のシートバックの前縁とによって下方への変位が規制されるため、助手席のシートバック背面の下方への沈み込みを確実に防止出来る。
【0012】
本発明の第4の構成は、上記フロントフロア部において車幅方向に延びるクロスメンバーが設けられており、上記右後席及び左後席が折畳み状態にありかつ下方位置にあるときに、上記右後席及び左後席のシートクッションが、上記縦壁部と上記クロスメンバーとの間に拘束的に格納されるよう構成されているものである。
【0013】
上記の構成によれば、左右後席が折畳み状態にありかつ下方位置にあるときに、その前後方向の変位が縦壁部とクロスメンバーとによって規制されるため、シートバック背面により形成される床面のぐらつきが防止出来る。
【0014】
本発明の第5の構成は、上記助手席、右後席、及び左後席のシートクッションの下面と上記フロントフロア部との間に、上記助手席、右後席、及び左後席が下方位置にあるときに上記助手席、右後席、及び左後席のシートクッションを上記フロントフロア部上に固定するロック機構が設けられているものである。
【0015】
上記の構成によれば、助手席及び後席を折畳み状態とし下方位置に位置させたときに、シートクッションがロック機構によってフロントフロア部上に固定されるため、よりぐらつきの少ない安定した床面を得ることができる。
【0016】
本発明第6の構成は、車室底面を規定するフロアパネルと、上記フロアパネル上にそれぞれ支持機構を介して配置された複数の座席とを有する車両であって、上記フロアパネルが、車幅方向略中央部で車両前後方向に延びるセンタートンネル部と、上記センタートンネル部の下縁両側に形成され略水平なフロントフロア部と、該フロントフロア部の後縁から上記略上方に延びる縦壁部と、該縦壁部の上縁から略水平に後方に延びるとともに上記センタートンネル部の上面と連続するリアフロア部とを有するものであり、上記複数の座席が、それぞれシートクッションと、背面が剛性を有する平坦面として構成されたシートバックからなるとともに、上記シートバックが上記シートクッションの後部から略垂直に配置された着座状態と上記シートクッション上に上記シートバックがその背面を上方に向けて折り畳まれた折畳み状態とをとり得るものであり、上記支持機構が、上記座席が上記フロントフロア部から所定距離上方に位置する上方位置と、上記座席が上記上方位置から下方に移動して実質的に上記フロントフロア部上にある下方位置との間で変位可能に上記座席を支持するものであり、上記複数の座席がそれぞれ折畳み状態にあり、かつ上記複数の座席がそれぞれ下方位置にあるときに、上記センタートンネル部上面、上記リアフロア部、及び上記複数の座席のシートバック背面が、連続した水平面を形成するよう構成されていることを特徴とするものである。
【0017】
上記の構成によれば、上記の構成によれば、複数の座席を折畳み状態として下方位置に位置させることで、リアフロア部、フロントフロア部に形成されたセンタートンネル部、及び複数の座席のシートバック背面からなる広大な床面を車室内に生じさせることが出来る。また、フロアパネルに形成されたセンタートンネル部内に排気管やドライブシャフトなどの部品をセンタートンネル部内に配置することが出来るため、フロントフロア部の高さ及び上記床面の高さを低い位置とすることが出来、車両全高が限られた車両においても荷役性を向上しつつ車室内空間の上下方向長さが大きく確保される。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、車室内の空間効率を確保しつつ複数の座席のアレンジによって殆ど隙間の無い広大かつフラットな床面を構成可能な車両を提供することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、本発明を右ハンドル車に適用した例を示す図1乃至図7を参照しながら説明する。まず、図1及び図2を参照しながら本発明の車両の概略を説明する。
【0020】
図1及び図2に示される様に、車両1は、運転席と助手席2(図1においては助手席2のみ示す)からなる前側シート列と、その後方に車幅方向に離間して配置された右後席と左後席(図1においては左後席のみ示し、以下総じて後席3と称する)からなる後側シート列を有する。また、詳細は後述するが、車室の底面を規定するフロアパネル10はセンタートンネル部100、センタートンネル部100によって左右に仕切られた左右のフロントフロア部101L、101R(図1においては左フロントフロア部101Lのみ示す)、左右フロントフロア部101L、101Rに対して段上げされセンタートンネル部100の上面と連続するリアフロア部102、及び左右フロントフロア部101L、101Rとリアフロア部102とを連結するとともにほぼ垂直に立ち上がった縦壁部103を有している。
【0021】
助手席2及び後席3は、シートバック22、32がシートクッション21、31の後部において略直立した着座状態と、シートバック22、32がシートクッション21、31上に折り畳まれた折畳み状態とをとり得る。助手席2のシートクッション21は、リンク機構23(図1及び図2においては不図示)を介してフロアパネル10に支持されており、左右フロントフロア部101L、101Rから所定距離上方にある上方位置と、上方位置から前下方に移動して左右フロントフロア部101L、101R上に載置された状態の下方位置の間で、シートバック22と一体に移動することが出来る。また、後席3のシートクッション31も助手席用支持機構と類似した構成のリンク機構33(図1及び図2においては不図示)を介してフロアパネル10に支持されており、リアフロア部102上にある上方位置と、上方位置から前下方に移動して左右フロントフロア部101L、101R上に載置された状態の下方位置との間で、シートバック32と一体に移動することが出来る。
【0022】
それで、助手席2及び後席3をそれぞれ着座状態として上方位置に位置させることで(図1において実線にて示す)、各座席に乗員が着座できる状態となる。一方、助手席2及び後席3をそれぞれ折畳み状態として下方位置に位置させることで(図1において破線にて示す)、助手席2のシートバック22の背面、左右後席2のシートバック32の背面、センタートンネル部100の上面、及びリアフロア部102が、ほぼ隙間の無い連続した水平面を形成する。
【0023】
すなわち、助手席2及び後席3をそれぞれ折畳み状態として下方位置に位置させた場合、その状態にある時の車両1の上面概略図である図2に斜線で示す様に、助手席2のシートバック22背面、左右後席3のシートバック32背面、センタートンネル部100の上面、及びリアフロア部102とから構成される、フラットで隙間の無い広大な床面を有する荷室空間が車室内に形成されることになる。必要に応じ、助手席2と左後席3のみを上述の様にアレンジする、或いは後席3のみを上述の様にアレンジすることも可能である。
【0024】
次に、車両1のフロアパネル10の構造について、フロアパネル10の座席が設けられる付近の斜視図である図3を参照しながら説明する。通常、フロアパネル10の車室内側はフロアカーペットなどの内装材により覆われるが、図3にはそれらの内装材を取り去った状態を示す。
【0025】
フロアパネル10は、上述した様に、センタートンネル部100、センタートンネル部100によって左右に仕切られた左右のフロントフロア部101L、101R、左右フロントフロア部101L、101Rに対して段上げされセンタートンネル部100の上面と連続するリアフロア部102、及び左右フロントフロア部101L、101Rとリアフロア部102とを連結するとともにほぼ垂直に立ちあがった縦壁部103を有している。フロアパネル10の左右両側には、車両前後方向に延び車室の左右両側を規定するサイドシル104が設けられている。また、左右フロントフロア部101L、101Rには、それぞれ車幅方向に延び左右のサイドシル104とセンタートンネル部100の側壁を連結する2本のクロスメンバー105が設けられている。センタートンネル部100の下側には、図示しないが、排気管やドライブシャフトなどの部品がレイアウトされる。
【0026】
リアフロア部102の前縁からセンタートンネル部100上面の左右側縁にかけては、連続した段部110が形成されている。この段部110は、詳細は後述するが、助手席2及び後席3が折畳み状態にありかつ下方位置にある時に、各座席のシートバック22、32の背面の周縁部が係合するものである。
【0027】
また、リアフロア部102上面における左右フロントフロア部101L、101Rの後方の2ヶ所に、車幅方向に離間した一対のストライカ120Uがそれぞれ設けられており、後席3のシートクッション31下面に設けられた一対のロック4(図3においては不図示)と係合して後席3を上方位置に固定する。また、センタートンネル部100上面の左側部近傍と、サイドシル104に隣接して形成されたストライカベース106にも、それぞれストライカ120Uが設けられており、助手席2のシートクッション21下面に設けられた一対のロック4(図3においては不図示)と係合して助手席2を上方位置に固定する(以下、助手席2及び後席3を上部位置に固定するためのストライカ120Uを、上部位置用ストライカ120Uと称する)。一方、左フロントフロア部101Lのクロスメンバー105近傍、右フロントフロア部101Rの縦壁部103の近傍、及び左フロントフロア部101Lの縦壁部103の近傍の3ヶ所に、車幅方向に離間した一対のストライカ120Dがそれぞれ設けられており、上述の様に助手席2及び左右の後席3のシートクッション21、31下面にそれぞれ設けられた一対のロック4(図3においては不図示)と係合してそれらの座席を下方位置に固定する(以下、助手席2及び後席3を下部位置に固定するためのストライカ120Dを、下部位置用ストライカ120Dと称する)。
【0028】
次に、各座席の構造について、図4(a)、(b)及び図5を参照しながら説明する。図4(a)及び(b)は左側面図であり、簡単のため運転席と右後席は省略してある。
【0029】
助手席2及び後席3は、上述した様に、シートバック22、32がシートクッション21、31の後部において略直立した着座状態と、シートバック22、32がシートクッション21、31上に折り畳まれた折畳み状態とをとり得るよう構成されている。この様な構造は、一例として特開2001−47900号公報に記載のものを用いることが出来る。図4(a)は、助手席2及び後席3が上方位置にある場合において、各座席が着座状態にある場合を実線にて、折畳み状態にある場合を破線にて示している。
【0030】
助手席2のシートクッション21は、上述した様に、それらの前端近傍において車幅方向に離間した2つのリンク機構23を介してそれぞれフロアパネル10に支持されている(図4においては片側のみ図示)。同様に後席3のシートクッション31は、上述した様に、それらの前端近傍において車幅方向に離間した2つのリンク機構33を介してそれぞれフロアパネル10に支持されている(図4においては片側のみ図示)。具体的には、助手席2を支持する2つのリンク機構23は、助手席2のシートフレーム(図4においては不図示)に固定されたシート側軸支部230と、左フロントフロア部101Lにおけるクロスメンバー105の前方に設けられたフロア側軸支部231と、両端がそれぞれシート側軸支部230とフロア側軸支部231とに回動可能に連結されたリンク部232からなる。また、後席3を支持するそれぞれ2つのリンク機構33は、後席のシートフレーム323(図4においては不図示)に固定されたシート側軸支部330と、左右フロントフロア部101L、101Rにおけるクロスメンバー105の後方に固定されたフロア側軸支部331と、両端がそれぞれシート側軸支部330とフロア側軸支部331とに回動可能に連結されたリンク部332からなる。
【0031】
助手席2及び後席3のシートクッション21、31下面の後端近傍には、上述の様にフロアパネル10に配置されたストライカ120U、120Dと係合する一対のロック4(図4においては不図示)が設けられている。ロック4の構成については後で詳述する。それで、助手席2及び後席3が上方位置にあるときには、図4(a)に示す様に、上方位置用ストライカ120Uにロック4が係合し、シートクッション21、31の前端近傍がリンク機構23、33によって、後端近傍が上方位置用ストライカ120U及びロック4によって、フロアパネル10上に支持される。一方、助手席2及び後席3が下方位置にあるときには、図4(b)に示す様に、助手席2及び後席3のシートクッション21、31が左右フロントフロア部101L、101R上に載置された状態となるとともに下方位置用ストライカ120Dにロックが係合し、助手席2及び後席3は安定した状態で下方位置に固定される。このとき、後席3のシートクッション31は、縦壁部103とクロスメンバー105との間に嵌合し、その前後方向の動きが縦壁部103とクロスメンバー105とによって規制される。
【0032】
図4(b)から明らかな様に、助手席2及び後席3が折畳み状態にあるときには、シートクッション21、31底面とシートバック22、32背面との間隔として測定される厚さが左右フロントフロア部101L、101Rとセンタートンネル部100上面との高さの差とほぼ同じになるよう設定されている。また、助手席2及び後席3におけるシートクッション21、31とシートバック22、32の寸法、各座席に対応したリンク機構23、33におけるシート側軸支部230、330及びフロア側軸支部231、331の位置及びリンク部232、332の寸法、各シートクッション21、31の下面に設けられるロック4の位置、及びフロアパネル10に設けられる各ストライカ120U、120Dの位置は、助手席2及び後席3が着座状態にありかつ上方位置にあるときにはロック4と上方位置用ストライカ120Uが係合するとともに各座席に乗員が自然な姿勢で着座出来る様に、そして助手席2及び後席3が折畳み状態にありかつ下方位置にあるときにはロック4と下方位置用ストライカ120Dが係合するとともにシートバック22、32背面、センタートンネル部100上面、及びリアフロア部102が連続する様に、それぞれ設定されている。
【0033】
従って、図4(a)において、助手席2及び後席3を破線にて示す折畳み状態とし、その後リンク機構23、33を用いて前下方に変位させて下方位置に位置させると、図4(b)に示す様に、それらの座席のシートバック22、32背面、センタートンネル部100上面、及びリアフロア部102とが連続して実質的に隙間の無い床面を形成することになる。
【0034】
すなわち、本実施形態においては助手席2及び後席3のそれぞれが前方及び下方に移動して床面を形成する。つまり、助手席2の下方位置への移動によってその後方に後席3の収容空間を生じさせることになるため、各座席に乗員が着座可能な状態のときには乗員が快適に着座可能な範囲で助手席2と後席3との間隔を小さくしつつ、助手席2及び後席3のアレンジによって広大な床面を車室内に生じさせることが可能となる。従って、車両全長に限りのある小型車においても車室内の空間効率を高いものとすることが出来る。
【0035】
また、助手席2及び後席3が折畳み状態で下方位置に位置したときには、助手席2及び後席3のシートクッション21、31下面のロック4と左右フロントフロア部101L、101R上の下方位置用ストライカ120Dが係合するため、シートバック22、32背面の水平方向の変位が極力防止され、荷物などを載置した場合にぐらつきの少ないものとなる。また、後席3のシートクッション31は、同時に縦壁部103とクロスメンバー105との間に嵌合するためその前後方向の変位が規制され、よりぐらつきの少ないものとなる。
【0036】
更に、本発明においては、助手席2及び後席3のシートバック22、32背面に、樹脂製のプレート221、321がそれぞれ固定されている。これらのプレート221、321は、シートバック22、32背面が床面として使用されることを考慮し、充分な剛性を有するものとされている。また、シートバック22、32背面が床面として使用される場合、つまり各座席が折畳み状態で下方位置に位置されたときには、リアフロア部102の前縁からセンタートンネル部100上面の側縁にかけて形成された連続した段部110と係合するよう構成されている。
【0037】
具体的には、助手席シートバック22の背面のプレート221は、シートバック22本体に対して車幅方向内側に、段部110の幅に対応した所定長さだけ突出するとともに、シートバック22本体に対して下側に所定長さだけ突出する寸法となっている。また、後席シートバック32背面のプレート321は、シートバック32本体に対して車幅方向内側及び下側に、段部110の幅に対応した所定長さだけ突出しているとともに、シートバック32本体の上部にプレート321に覆われない所定幅部分を残すことにより段部322を形成するような寸法とされている。
【0038】
それで、助手席2及び後席3が折畳み状態で下方位置に位置されたときには、左後席シートバック32背面のプレート321は、図4(a)に示す様にその後縁がリアフロア部102の前縁の段部110に、そして図4(b)のA−A矢視断面図である図5に示す様に右縁がセンタートンネル部100上面側部の段部110に、それぞれ係合する。右後席シートバック背面のプレートについては図示しないが、左後席シートバック32背面のプレート321と同様に、その後縁がリアフロア部102の前縁の段部110に、そして左縁がセンタートンネル部100上面側部の段部110に、それぞれ係合する。また、助手席シートバック22背面のプレート221は、図4(a)に示す様に後縁が左後席シートバック32背面においてシートバック32本体とプレート321により形成される段部322に、そして図示は省略するがその右縁がセンタートンネル部100上面側部の段部110に、それぞれ係合する。従って、各座席のシートバック22、32背面のプレート221、321は、各座席が折畳み状態で下方位置に位置したとき、それらの下方への変位が段部110及び/又は322によって規制され、シートバック22、32背面のプレート221、321によって形成される床面に荷物などを載置した場合の床面の沈み込みを防止出来る。また、各座席のシートバック22、32背面のプレート221、321とセンタートンネル部100上面或いはリアフロア部102との継ぎ目、又は助手席シートバック22背面のプレート221と左後席シートバック32背面のプレート321との継ぎ目に仮に小物が入り込んだとしても、段部110、322によってそれらがフロア底面、つまり左右フロントフロア部101L、101Rまで落ち込むのが防止される。
【0039】
なお、サイドシル104の車室内側縁にも段部を設け、座席が折畳み状態で下方位置にあるときにシートバック22、32背面のプレート221、321がその段部に係合するようにしても良い。また、クロスメンバー105の高さを、座席が折畳み状態で下方位置にあるときにクロスメンバー105上面がシートバック22、32と接触するようにしても良い。その様にすれば、シートバック22、32背面の沈み込みがより生じにくいものとなる。更に、助手席2及び後席3が下方位置にあるときに、それらのシートクッション21、31が左右フロントフロア部101L、101R上に載置され、シートクッション21、31にかかる下方向の荷重を左右フロントフロア部101L、101Rで直接受ける状態とするのがシートクッション21、31の背面の沈み込みを防止する上でより好ましい。
【0040】
次に、助手席2及び後席3のシートクッション21、31下面に設けられるロック4について図6及び図7を参照しながら説明する。ロック4は基本的な構成は助手席4と左右後席3について共通なため、左右のうち一方の後席3を例にその構成を説明する。なお、図6は、後席3を後方から見た、後席3内部の構成(シートカバーや発泡体を除いた構造)を概略的に示す斜視図、図7(a)は、ロック4がストライカ120D、120U(以下総じて120と称する)に係合した状態の図6のB−B矢視断面に相当する図、図7(b)はロック4がストライカ120と係合していない状態の図6のB−B矢視断面に相当する図である。
【0041】
図6に示す様に、ロック4は、一対のものが、フロアパネル10に設けられたストライカ120の位置に対応してシートフレーム323の下面に固定されている。また、ロック4を操作するためのケーブル5が一対のロック4から延び、例えば布や紐などからなる操作部6に連結されている。操作部6は、シートバック32背面のプレート321から外部に突出するよう構成されており、乗員は操作部6を引くことによりロック4を解除することが出来る。
【0042】
ロック4は、図7(a)及び(b)に示される様に、ストライカ120が通過可能な切欠411を有しベースプレートの機能を兼ねたケース41、ケース41内部に軸支されストライカ120と係合する係合部421が形成されたラッチ42、ケース41内部に軸支されるとともにケーブル5に連結され、ラッチ42の上部が嵌合する2ヶ所の凹部431、432が形成されたカム43、ラッチ42をストライカ120から外れる方向すなわちカム43に当接する方向に付勢するバネ45、カム43をラッチ42に当接する方向に付勢するバネ44、から構成されている。ロック4がストライカ120に係合した状態にあるとき、ラッチ42の上部はカム43の第1凹部431に嵌合した状態にある。一方、ロック4がストライカ120から外れた状態にあるとき、ラッチ42の上部はカム43の第2凹部432に嵌合した状態にある。
【0043】
それで、ロック4がストライカ120に係合した状態、つまり図7(a)に示す状態において操作部6の操作によってケーブル5を引っ張ると、カム43が図7(a)における矢印aに示された方向に回転する。ラッチ42はカム43に当接する方向にバネ45により付勢されているため、カム43の回転によってカム43の方向、すなわち図7(a)における矢印bに示された方向に回転してその係合部421がケース4の切欠411から退避し、図7(b)に示す様に、上部がカム43の第2凹部に嵌合する。バネ44、45の付勢力は、ラッチ42上部がカム43の第2凹部432に嵌合したとき、ラッチ42とカム43がその状態に維持される、つまりケース4の切欠411からラッチ42の係合部421が退避してストライカ120を受入れ可能な状態に維持される様に設定されている。
【0044】
一方、ロック4がストライカ120に係合する際には、図7(b)に示す状態において、ストライカ120が下方からケース4の切欠411を通過して進入する。ストライカ120はラッチ42に当接してラッチ42を図7(b)における矢印cに示された方向に回動させてラッチ42の係合部421がストライカ120の下部に回り込み、再び図7(a)に示す係合状態となる。
【0045】
従って、乗員は座席を上方位置と下方位置との間で移動させるのに、シートバック22、32背面の操作部6を引いてロック4とストライカ120との係合を解除し、座席2、3を移動させてロック4のケース41に設けられた切欠411にストライカ120を進入させるという操作を行う。一度操作部6を操作してロック4が解除されると、操作部6を引き続けなくともロック4がストライカ120を受入れ可能な状態が維持されるため、乗員は座席2、3を両手で移動させることが出来る。
【0046】
以上、本発明を好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両の概略左側面図である。
【図2】本発明による車両の概略上面図である。
【図3】フロアパネルにおいて座席が設けられる付近を示す斜視図である。
【図4】本発明による車両の座席の構造を示す左側面図である。
【図5】図4(a)のA−A矢視断面図である。
【図6】座席内部の構成を示す概略斜視図である。
【図7】ロック内部の構造を示す、図6のB−B矢視断面に相当する図である。
【符号の説明】
1 車両
2 助手席
3 後席
4 ロック(ロック機構)
10 フロアパネル
21、31 シートクッション
22、32 シートバック
23、33 リンク機構(支持機構)
100 センタートンネル部
101L、101R 左右フロントフロア部
102 リアフロア部
103 縦壁部
105 クロスメンバー
110、322 段部
120、120U、120D ストライカ(ロック機構)
221、321 プレート(平坦面)
Claims (6)
- 車室底面を規定するフロアパネルと、
上記フロアパネル上にそれぞれ支持機構を介して左右に離間して配置された運転席及び助手席と、
上記フロアパネル上における上記運転席及び上記助手席の後方で、それぞれ支持機構を介して左右に離間して配置された右後席及び左後席とを有する車両であって、
上記フロアパネルが、上記運転席と上記助手席の間及び右後席と左後席の間で車両前後方向に延びるセンタートンネル部と、上記センタートンネル部の下縁両側に形成され略水平なフロントフロア部と、該フロントフロア部の後縁から略上方に延びる縦壁部と、該縦壁部の上縁から略水平に後方に延びるとともに上記センタートンネル部の上面と連続するリアフロア部とを有するものであり、
上記助手席、右後席、及び左後席が、それぞれシートクッションと、背面が剛性を有する平坦面として構成されたシートバックからなるとともに、上記シートバックが上記シートクッションの後部から略垂直に配置された着座状態と上記シートクッション上に上記シートバックがその背面を上方に向けて折り畳まれた折畳み状態とをとり得るものであり、
上記助手席用支持機構が、上記助手席が上記フロントフロア部から所定距離上方に位置する上方位置と、上記助手席が上記上方位置から前下方に移動して実質的に上記フロントフロア部上にある下方位置との間で変位可能に上記助手席を支持するものであり、
上記右後席用及び左後席用支持機構が、上記右後席及び左後席が実質的に上記リアフロア部上にある上方位置と、上記右後席及び左後席が上記上方位置から前下方に移動して実質的に上記フロントフロア部上にある下方位置との間で変位可能に上記右後席及び左後席をそれぞれ支持するものであり、
上記助手席、右後席、及び左後席がそれぞれ折畳み状態にあり、かつ上記助手席、右後席、及び左後席がそれぞれ下方位置にあるときに、上記センタートンネル部上面、上記リアフロア部、上記助手席のシートバック背面、上記右後席のシートバック背面、及び上記左後席のシートバック背面が、連続した水平面を形成するよう構成されていることを特徴とする車両。 - 上記センタートンネル部上面の左右側縁及び上記リアフロア部の前縁には段部が形成されており、上記助手席、右後席、及び左後席が折畳み状態にありかつ下方位置にあるときに、上記助手席、右後席、及び左後席のシートバック背面の平坦面が、上記段部によって下方への変位が規制されるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両。
- 上記右後席及び左後席のうち上記助手席の後方にあるもののシートバック背面の上縁に段部が形成されており、上記助手席及び上記助手席後方にある後席が折畳み状態にありかつ下方位置にあるときに、上記助手席のシートバック背面の平坦面の後縁が、上記後席のシートバック背面の段部によって下方への変位が規制されるよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両。
- 上記フロントフロア部において車幅方向に延びるクロスメンバーが設けられており、上記右後席及び左後席が折畳み状態にありかつ下方位置にあるときに、上記右後席及び左後席のシートクッションが、上記縦壁部と上記クロスメンバーとの間に拘束的に格納されるよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両。
- 上記助手席、右後席、及び左後席のシートクッションの下面と上記フロントフロア部との間に、上記助手席、右後席、及び左後席が下方位置にあるときに上記助手席、右後席、及び左後席のシートクッションを上記フロントフロア部上に固定するロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両。
- 車室底面を規定するフロアパネルと、
上記フロアパネル上にそれぞれ支持機構を介して配置された複数の座席とを有する車両であって、
上記フロアパネルが、車幅方向略中央部で車両前後方向に延びるセンタートンネル部と、上記センタートンネル部の下縁両側に形成され略水平なフロントフロア部と、該フロントフロア部の後縁から上記略上方に延びる縦壁部と、該縦壁部の上縁から略水平に後方に延びるとともに上記センタートンネル部の上面と連続するリアフロア部とを有するものであり、
上記複数の座席が、それぞれシートクッションと、背面が剛性を有する平坦面として構成されたシートバックからなるとともに、上記シートバックが上記シートクッションの後部から略垂直に配置された着座状態と上記シートクッション上に上記シートバックがその背面を上方に向けて折り畳まれた折畳み状態とをとり得るものであり、
上記支持機構が、上記座席が上記フロントフロア部から所定距離上方に位置する上方位置と、上記座席が上記上方位置から下方に移動して実質的に上記フロントフロア部上にある下方位置との間で変位可能に上記座席を支持するものであり、
上記複数の座席がそれぞれ折畳み状態にあり、かつ上記複数の座席がそれぞれ下方位置にあるときに、上記センタートンネル部上面、上記リアフロア部、及び上記複数の座席のシートバック背面が、連続した水平面を形成するよう構成されていることを特徴とする車両。
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