JP2004177233A - 半導体加速度センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】ビーム自身が有する機械的強度以上の応力が加わることを制限し、許容範囲以上で作用する加速度に対して耐衝撃性の優れた半導体加速度センサを提供すること。
【解決手段】半導体基板からなるフレーム1からその内方に向かって突設された弾性を有するビーム2により遊動自在に支持された重り部4と、ビーム2に設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗3と、ピエゾ抵抗3からの信号を取り出す電極5とを有する半導体加速度センサ。重り部4は、ビーム2に接合された主重り部41と、それと連結して少なくとも2本のビーム2とフレーム1とにより囲まれた空間に配設された補助重り部42と、隣り合う補助重り部42を結合する連結部43とを有してなり、ビーム2は、重り部4が所定量遊動した際にその外縁及び連結部43と当接する位置に遊動規制手段6,7を有する
【選択図】 図1
【解決手段】半導体基板からなるフレーム1からその内方に向かって突設された弾性を有するビーム2により遊動自在に支持された重り部4と、ビーム2に設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗3と、ピエゾ抵抗3からの信号を取り出す電極5とを有する半導体加速度センサ。重り部4は、ビーム2に接合された主重り部41と、それと連結して少なくとも2本のビーム2とフレーム1とにより囲まれた空間に配設された補助重り部42と、隣り合う補助重り部42を結合する連結部43とを有してなり、ビーム2は、重り部4が所定量遊動した際にその外縁及び連結部43と当接する位置に遊動規制手段6,7を有する
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体加速度センサに関し、特に3軸の方向それぞれに作用する加速度を検出するピエゾ抵抗素子を利用した半導体加速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体加速度センサとしては、例えば、特開平6−109755号公報(特許文献1)に提案されているものがあり、これを図3に示す。図3(a)は全体概略斜視図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。このものは、シリコン基板からなる略四角形状のフレーム101と、ビーム102と、重り部103と、ガラスからなる台座104とを備えている。
【0003】
このうち、ビーム102は、フレーム101を構成する4辺の上面(図3の上側)からその内方にそれぞれ突設されており、フレーム101の内方の中央付近で交差して交差部102aを形成している。また、このビーム102は、弾性を有するように薄肉状に形成されている。
【0004】
また、ビーム102の交差部102a近傍及び4つの基端部102bの表面には、それぞれ複数のピエゾ抵抗105が配設されている。これらのピエゾ抵抗105は、フレーム101の任意の一辺と平行な方向にX軸、そのX軸と90°の角度で交差する他の一辺と平行な方向にY軸、X軸とY軸の両方と90°の角度で交差する方向をZ軸と規定したときに、それぞれの軸方向に作用する加速度を検出するためにX軸、Y軸、Z軸に対応する4つを一組としてホイートストンブリッジを構成している。また、これらのピエゾ抵抗105は、フレーム101上に形成された電極106に接続されている。
【0005】
重り部103は、ビーム102の交差部102aの下面(図3の下側)に吊り下げられた状態に接合されることにより、ビーム102は弾性を有するので遊動自在にフレーム101に支持されている。また、その断面形状は、シリコン基板から台座104に向かうZ軸方向に向かって幅が狭くなる台形状をしている。
【0006】
台座104は、重り部103の遊動量を制限する機能を有するものである。その形状は、平面視においてフレーム101の外形と略同じ大きさをした四角形状である。また、台座104のフレーム101と接合される面の内方には、平面視において、重り部103の上面と略同じ大きさの範囲を有する凹部104aが形成され、重り部103がその凹部104aの内部で作用する加速度に応じて遊動できるように設けられている。
【0007】
したがって、上記構成の半導体加速度センサによれば、加速度が半導体加速度センサに作用すると、重り部103は、フレーム101とビーム102により遊動自在に支持されているため作用した加速度の方向と大きさに応じて前後左右及び上下に移動する。このとき、ビーム102に撓みが生じて複数のピエゾ抵抗105に応力がかかりその抵抗値が変化する。その結果、ホイートストンブリッジの平衡がくずれ、各軸に対応するホイートストンブリッジから作用した加速度に応じた電気信号が出力される。この電気信号を電極106から取り出すことにより加速度を検出することができるのである。また、ビーム102の耐破壊強度を超える加速度が作用した場合には、台座104の凹部104aの底面が重り部103の遊動を制限するのでその破壊を防止することができるのである。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−109755号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような半導体加速度センサにおいては、Z軸における台座104からフレーム101へ向かう方向(図3の下から上)における重り部103の遊動に対しては遊動の制限を行うことができず、許容範囲以上の加速度が作用するとビーム102を破壊してしまう恐れがある。
【0010】
このような問題を解決する一つの手段としてフレーム101のピエゾ抵抗105形成面側にストッパ(図示せず)を設ける方法が上記特許文献1に記載されている。ところが、この方法ではストッパをフレーム101に接合した際に半導体加速度センサに与える影響、詳しくは、ストッパとフレーム101との線膨張係数の違いにより発生する応力がビーム102に歪みをもたらし、結果的に、半導体加速度センサの感度特性等を低下させてしまう。
【0011】
本発明は、上記の点に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、ビーム自身が有する機械的強度以上の応力が加わることを制限し、許容範囲以上で作用する加速度に対して耐衝撃性の優れた半導体加速度センサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の半導体加速度センサは、半導体基板からなるフレームと、フレームからその内方に向かって突設された弾性を有するビームにより遊動自在に支持された重り部と、ビームに設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗と、ピエゾ抵抗からの信号を取り出す電極と、を有する半導体加速度センサであって、前記重り部は、前記ビームに接合された主重り部と、主重り部と連結して少なくとも2本のビームと前記フレームとにより囲まれた空間に配設された補助重り部と、隣り合う補助重り部を結合する連結部とを有してなり、前記ビームは、前記重り部が所定量遊動した際にその外縁及び前記連結部と当接する位置に遊動規制手段を有することを特徴としている。
【0013】
この構成により、作用した加速度により重り部がピエゾ抵抗形成面側に変位した際、ビームに形成した補強手段が補助重り部の外縁及び連結部と当接して重り部の一定量以上の変位を制限するので、加速度によりビームの機械的強度を超える応力が作用してもその歪み量を抑制して破損を低減する、すなわち、耐衝撃性を向上させることができる。
【0014】
請求項2に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の構成において、前記遊動規制手段は、前記重り部との当接位置の幅を前記ビームの他の幅より広くしてなるものとしている。
【0015】
この構成により、従来のビーム形成方法と同等の工程で補強手段を設けることができるので、耐衝撃性の向上した半導体加速度センサを比較的簡単に実現することができる。
【0016】
請求項3に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の構成において、前記遊動規制手段は、前記フレームから前記ビームと平行に突設した補強片を設けてなるものとしている。
【0017】
この構成により、ビームの幅を一定にすることができるので、加速度の感度、特にZ軸の感度を低下させることなく耐衝撃性の向上した半導体加速度センサを比較的簡単に実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る半導体加速度センサを図1に基づいて説明する。図1(a)はその全体概略平面図、図1(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【0019】
この半導体加速度センサは、例えば、SOI基板のような半導体基板からなるフレーム1と、ビーム2と、ピエゾ抵抗3と、重り部4とを主要構成要素としている。
【0020】
フレーム1は、後述するビーム2に接合された同じく後述する重り部4を支持するものである。このものは、SOI基板の内方を穿設して枠状に形成しており、平面視において略四角形状をしている。また、フレーム1上には、後述するピエゾ抵抗3に接続された、例えば、アルミニウム(Al)からなる電極5を形成して電気信号に変換された加速度を取り出している。
【0021】
フレーム1は、SOI基板の支持層11、中間酸化膜層12、活性層13の3層を積層してなり、後述するビーム2に接合された同じく後述する重り部4を支持する。このものは、直方体状のSOI基板の内方を活性層13及び中間酸化膜層12の一部を残した状態に穿設して大略枠状に形成しており、平面視における外郭は略四角形状としている。そして、フレーム1上には、後述するピエゾ抵抗3に接続された、例えば、アルミニウム(Al)からなる電極5を形成して電気信号に変換された加速度を取り出す。
【0022】
ビーム2は、作用する加速度に応じて遊動できるように重り部4を吊り下げ支持する。このものは、前述の一部を残した活性層13の所定の位置を、弾性を有するよう薄肉の短冊状に形成したものであり、フレーム1を構成する4辺の上方部からそれぞれその内方に突設し、中央付近で互いに結合して交差部21としている。また、その基端部22をビーム2からフレーム1に向かって幅が広くなる台形状に形成した幅広の遊動規制手段6を形成しており、その広がりの形状は、後述する連結部43と略同等以上になるようにしている。そして、重要なことは、この遊動規制手段6は、重り部4が所定量遊動した際にその外縁及び連結部43と当接する位置に形成していることである。
【0023】
ピエゾ抵抗3は、ビーム2の表面に、基端部22とフレーム1との境界及びビーム2と交差部21との境界に形成している。このうち、交差部21との境界にあるピエゾ抵抗3は、X軸及びY軸方向に対して作用する加速度に反応し、X軸と平行なビーム2上にある4個で1組のホイートストンブリッジを、同じくY軸と平行なビーム2上にある4個で1組のホイートストンブリッジをそれぞれ構成している。また、フレーム1との境界にあるピエゾ抵抗3は、Z軸方向に対して作用する加速度に反応し、同じく4個でホイートストンブリッジを構成している。なお、基端部22の形状は前述した台形状に限定されるものではなく、例えば、フレーム1からその内方に向かって半球状を含む曲面状に突出する形状でもよく、つまりは、ビーム2の幅が重り部4が遊動した際にビーム2と当接する位置(本実施形態の場合は基端部22)で広く形成されていればよい。
【0024】
重り部4は、ビーム2により遊動自在に支持され、作用する加速度に応じてビーム2の撓み量を変換するものである。言い換えると、重り部4が受けた加速度をニュートンの運動方程式(F=mα、Fは力、mは質量、αは加速度)で導き出される力に変換してビーム2を撓ませるものである。このものは、フレーム1の内方の空間に位置する支持層11に形成し、平面視における外郭を略四角形状にしている。
【0025】
さらに詳しくは、重り部4は、主重り部41と、4個の補助重り部42と、4個の連結部43とを有して構成している。このうち、主重り部41は、平面視における外郭を略四角形状とし、その厚みをフレーム1の厚みよりビーム2のZ軸に対する許容変位量分だけ短く形成して交差部21の直下に形成している。また、このものは、前述の一部を残したSOI基板の中間酸化膜層12を介して交差部21と結合している。そして、主重り部41の隅角には主重り部41と同等の厚みを有した、平面視における外郭を略四角形状とする補助重り部42を結合している。この補助重り部42は、加速度が作用していない状態で隣り合う2本のビーム2とフレーム1とに囲まれた空間内に位置している。さらに、このものには、隣り合う補助重り部42を結合するための連結部43を形成している。この連結部43は、補助重り部42を結合すると同時に重り部4の外縁の一部を構成するように形成しており、その厚みは補助重り部4と同等にしている。
【0026】
つまり、本実施形態のような構成を採用することにより、重り部4がZ軸方向の成分を有する許容範囲以上の加速度を受けて変位した際、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向、すなわち、半導体加速度センサのビーム2形成面側からその反対面側へ向かう方向のみの加速度を受けた際、連結部43が幅広の遊動規制手段6に接触することにより重り部4のそれ以上の変位を制限できるのである。
【0027】
したがって、以上説明した第1の実施形態の半導体加速度センサによると、重り部4をビームに接合された主重り部41と、主重り部41の隅角に連結した補助重り部42と、隣り合う補助重り部42を結合する連結部43で構成し、かつ、ビーム2の基端部22にビームの機械的強度を増す幅広の遊動規制手段6を設けることにより、Z軸方向、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向の加速度を受けた際に連結部43が幅広の遊動規制手段6に接触することにより重り部4の変位を制限できるので、ビーム2に機械的強度以上の応力が加わらず、その破壊を低減して耐衝撃性を向上させることができる。また、ビーム2は、遊動規制手段7を設けることにより、自身の機械的強度を高めることとなる。
【0028】
なお、SOI基板の支持層11から活性層13へ向かう方向の加速度を受けた場合は、フレーム1に接合される台座(図示せず)或いはパッケージ(図示せず)が重り部4の許容量以上の変位に対するストッパの機能を有するので、前述したようにその破壊を低減して耐衝撃性を向上させることができる。
【0029】
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る半導体発光素子を図2に基づいて説明する。図2は半導体加速度センサの全体概略平面図である。
【0030】
この実施形態の半導体加速度センサは、遊動規制手段が第1の実施形態と異なるものであり、他の構成要素は第1の実施形態のものと実質的に同一であるので、同一部材には同一の番号を付して説明を省略する。
【0031】
本実施形態の遊動規制手段は、ビーム2の幅を一定にするとともに、フレーム1からビーム2と平行に遊動規制手段7を突設したことが第1の実施形態と異なっている。
【0032】
その遊動規制手段7は、形状を短冊状としており、ビーム2から離間した状態でビーム2を挟むように形成している。その厚みは、SOI基板の活性層13と同等、すなわち、ビーム2と同等にしている。また、その幅は、10μm程度としているが、これはビーム2の機械的強度に応じて適宜設定できるものである。
【0033】
つまり、本実施形態のような構成を採用することにより、重り部4がZ軸方向の成分を有する許容範囲以上の加速度を受けて変位した際、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向、すなわち、半導体加速度センサのビーム2形成面側からその反対面側へ向かう方向のみの加速度を受けた際、連結部43がビーム2の基端部22及び遊動規制手段7に接触することにより重り部4のそれ以上の変位を制限できるのである。
【0034】
以上説明した第2の実施形態の半導体発光素子によると、フレーム1からビーム2と平行に突設した遊動規制手段7を設けることにより、ビーム2の幅を一定にして重り部4の変位を制限できるので、加速度の感度、特にZ軸の感度の低下を抑制してビーム2の破壊を低減し、耐衝撃性を向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の半導体加速度センサは、半導体基板からなるフレームと、フレームからその内方に向かって突設された弾性を有するビームにより遊動自在に支持された重り部と、ビームに設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗と、ピエゾ抵抗からの信号を取り出す電極と、を有する半導体加速度センサであって、前記重り部は、前記ビームに接合された主重り部と、主重り部と連結して少なくとも2本のビームと前記フレームとにより囲まれた空間に配設された補助重り部と、隣り合う補助重り部を結合する連結部を有してなり、前記ビームは、前記重り部が所定量遊動した際にその外縁及び前記連結部と当接する位置に遊動規制手段を有することにより、ビームの機械的強度を超える重り部の変位を制限することができるので、その破壊を低減して耐衝撃性を向上させることができる。
【0036】
請求項2に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の構成において、前記遊動規制手段は、前記重り部との当接位置の幅を前記ビームの他の幅より広くしてなることにより、請求項1の効果に加え、従来のビーム形成方法と同等の工程で補強手段を設けることができるので、耐衝撃性の向上した半導体加速度センサを比較的簡単に実現することができる。
【0037】
請求項3に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1又は2記載の構成において、前記遊動規制手段は、前記フレームから前記ビームと平行に突設した補強片を設けてなることにより、請求項1の効果に加え、ビームの幅を一定にして重り部の変位を制限できるので、加速度の感度、特にZ軸の感度の低下を抑制してビームの破壊を低減し、耐衝撃性を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体加速度センサを示すものであり、(a)はその全体概略断面図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体加速度センサを示す全体概略断面図である。
【図3】従来の半導体加速度センサを示すものであり、(a)はその全体概略斜視図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 ビーム
3 ピエゾ抵抗
4 重り部
41 主重り部
42 補助重り部
43 連結部
5 電極
6 遊動規制手段(第1の実施形態)
7 遊動規制手段(第2の実施形態)
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体加速度センサに関し、特に3軸の方向それぞれに作用する加速度を検出するピエゾ抵抗素子を利用した半導体加速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体加速度センサとしては、例えば、特開平6−109755号公報(特許文献1)に提案されているものがあり、これを図3に示す。図3(a)は全体概略斜視図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。このものは、シリコン基板からなる略四角形状のフレーム101と、ビーム102と、重り部103と、ガラスからなる台座104とを備えている。
【0003】
このうち、ビーム102は、フレーム101を構成する4辺の上面(図3の上側)からその内方にそれぞれ突設されており、フレーム101の内方の中央付近で交差して交差部102aを形成している。また、このビーム102は、弾性を有するように薄肉状に形成されている。
【0004】
また、ビーム102の交差部102a近傍及び4つの基端部102bの表面には、それぞれ複数のピエゾ抵抗105が配設されている。これらのピエゾ抵抗105は、フレーム101の任意の一辺と平行な方向にX軸、そのX軸と90°の角度で交差する他の一辺と平行な方向にY軸、X軸とY軸の両方と90°の角度で交差する方向をZ軸と規定したときに、それぞれの軸方向に作用する加速度を検出するためにX軸、Y軸、Z軸に対応する4つを一組としてホイートストンブリッジを構成している。また、これらのピエゾ抵抗105は、フレーム101上に形成された電極106に接続されている。
【0005】
重り部103は、ビーム102の交差部102aの下面(図3の下側)に吊り下げられた状態に接合されることにより、ビーム102は弾性を有するので遊動自在にフレーム101に支持されている。また、その断面形状は、シリコン基板から台座104に向かうZ軸方向に向かって幅が狭くなる台形状をしている。
【0006】
台座104は、重り部103の遊動量を制限する機能を有するものである。その形状は、平面視においてフレーム101の外形と略同じ大きさをした四角形状である。また、台座104のフレーム101と接合される面の内方には、平面視において、重り部103の上面と略同じ大きさの範囲を有する凹部104aが形成され、重り部103がその凹部104aの内部で作用する加速度に応じて遊動できるように設けられている。
【0007】
したがって、上記構成の半導体加速度センサによれば、加速度が半導体加速度センサに作用すると、重り部103は、フレーム101とビーム102により遊動自在に支持されているため作用した加速度の方向と大きさに応じて前後左右及び上下に移動する。このとき、ビーム102に撓みが生じて複数のピエゾ抵抗105に応力がかかりその抵抗値が変化する。その結果、ホイートストンブリッジの平衡がくずれ、各軸に対応するホイートストンブリッジから作用した加速度に応じた電気信号が出力される。この電気信号を電極106から取り出すことにより加速度を検出することができるのである。また、ビーム102の耐破壊強度を超える加速度が作用した場合には、台座104の凹部104aの底面が重り部103の遊動を制限するのでその破壊を防止することができるのである。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−109755号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような半導体加速度センサにおいては、Z軸における台座104からフレーム101へ向かう方向(図3の下から上)における重り部103の遊動に対しては遊動の制限を行うことができず、許容範囲以上の加速度が作用するとビーム102を破壊してしまう恐れがある。
【0010】
このような問題を解決する一つの手段としてフレーム101のピエゾ抵抗105形成面側にストッパ(図示せず)を設ける方法が上記特許文献1に記載されている。ところが、この方法ではストッパをフレーム101に接合した際に半導体加速度センサに与える影響、詳しくは、ストッパとフレーム101との線膨張係数の違いにより発生する応力がビーム102に歪みをもたらし、結果的に、半導体加速度センサの感度特性等を低下させてしまう。
【0011】
本発明は、上記の点に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、ビーム自身が有する機械的強度以上の応力が加わることを制限し、許容範囲以上で作用する加速度に対して耐衝撃性の優れた半導体加速度センサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の半導体加速度センサは、半導体基板からなるフレームと、フレームからその内方に向かって突設された弾性を有するビームにより遊動自在に支持された重り部と、ビームに設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗と、ピエゾ抵抗からの信号を取り出す電極と、を有する半導体加速度センサであって、前記重り部は、前記ビームに接合された主重り部と、主重り部と連結して少なくとも2本のビームと前記フレームとにより囲まれた空間に配設された補助重り部と、隣り合う補助重り部を結合する連結部とを有してなり、前記ビームは、前記重り部が所定量遊動した際にその外縁及び前記連結部と当接する位置に遊動規制手段を有することを特徴としている。
【0013】
この構成により、作用した加速度により重り部がピエゾ抵抗形成面側に変位した際、ビームに形成した補強手段が補助重り部の外縁及び連結部と当接して重り部の一定量以上の変位を制限するので、加速度によりビームの機械的強度を超える応力が作用してもその歪み量を抑制して破損を低減する、すなわち、耐衝撃性を向上させることができる。
【0014】
請求項2に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の構成において、前記遊動規制手段は、前記重り部との当接位置の幅を前記ビームの他の幅より広くしてなるものとしている。
【0015】
この構成により、従来のビーム形成方法と同等の工程で補強手段を設けることができるので、耐衝撃性の向上した半導体加速度センサを比較的簡単に実現することができる。
【0016】
請求項3に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の構成において、前記遊動規制手段は、前記フレームから前記ビームと平行に突設した補強片を設けてなるものとしている。
【0017】
この構成により、ビームの幅を一定にすることができるので、加速度の感度、特にZ軸の感度を低下させることなく耐衝撃性の向上した半導体加速度センサを比較的簡単に実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る半導体加速度センサを図1に基づいて説明する。図1(a)はその全体概略平面図、図1(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【0019】
この半導体加速度センサは、例えば、SOI基板のような半導体基板からなるフレーム1と、ビーム2と、ピエゾ抵抗3と、重り部4とを主要構成要素としている。
【0020】
フレーム1は、後述するビーム2に接合された同じく後述する重り部4を支持するものである。このものは、SOI基板の内方を穿設して枠状に形成しており、平面視において略四角形状をしている。また、フレーム1上には、後述するピエゾ抵抗3に接続された、例えば、アルミニウム(Al)からなる電極5を形成して電気信号に変換された加速度を取り出している。
【0021】
フレーム1は、SOI基板の支持層11、中間酸化膜層12、活性層13の3層を積層してなり、後述するビーム2に接合された同じく後述する重り部4を支持する。このものは、直方体状のSOI基板の内方を活性層13及び中間酸化膜層12の一部を残した状態に穿設して大略枠状に形成しており、平面視における外郭は略四角形状としている。そして、フレーム1上には、後述するピエゾ抵抗3に接続された、例えば、アルミニウム(Al)からなる電極5を形成して電気信号に変換された加速度を取り出す。
【0022】
ビーム2は、作用する加速度に応じて遊動できるように重り部4を吊り下げ支持する。このものは、前述の一部を残した活性層13の所定の位置を、弾性を有するよう薄肉の短冊状に形成したものであり、フレーム1を構成する4辺の上方部からそれぞれその内方に突設し、中央付近で互いに結合して交差部21としている。また、その基端部22をビーム2からフレーム1に向かって幅が広くなる台形状に形成した幅広の遊動規制手段6を形成しており、その広がりの形状は、後述する連結部43と略同等以上になるようにしている。そして、重要なことは、この遊動規制手段6は、重り部4が所定量遊動した際にその外縁及び連結部43と当接する位置に形成していることである。
【0023】
ピエゾ抵抗3は、ビーム2の表面に、基端部22とフレーム1との境界及びビーム2と交差部21との境界に形成している。このうち、交差部21との境界にあるピエゾ抵抗3は、X軸及びY軸方向に対して作用する加速度に反応し、X軸と平行なビーム2上にある4個で1組のホイートストンブリッジを、同じくY軸と平行なビーム2上にある4個で1組のホイートストンブリッジをそれぞれ構成している。また、フレーム1との境界にあるピエゾ抵抗3は、Z軸方向に対して作用する加速度に反応し、同じく4個でホイートストンブリッジを構成している。なお、基端部22の形状は前述した台形状に限定されるものではなく、例えば、フレーム1からその内方に向かって半球状を含む曲面状に突出する形状でもよく、つまりは、ビーム2の幅が重り部4が遊動した際にビーム2と当接する位置(本実施形態の場合は基端部22)で広く形成されていればよい。
【0024】
重り部4は、ビーム2により遊動自在に支持され、作用する加速度に応じてビーム2の撓み量を変換するものである。言い換えると、重り部4が受けた加速度をニュートンの運動方程式(F=mα、Fは力、mは質量、αは加速度)で導き出される力に変換してビーム2を撓ませるものである。このものは、フレーム1の内方の空間に位置する支持層11に形成し、平面視における外郭を略四角形状にしている。
【0025】
さらに詳しくは、重り部4は、主重り部41と、4個の補助重り部42と、4個の連結部43とを有して構成している。このうち、主重り部41は、平面視における外郭を略四角形状とし、その厚みをフレーム1の厚みよりビーム2のZ軸に対する許容変位量分だけ短く形成して交差部21の直下に形成している。また、このものは、前述の一部を残したSOI基板の中間酸化膜層12を介して交差部21と結合している。そして、主重り部41の隅角には主重り部41と同等の厚みを有した、平面視における外郭を略四角形状とする補助重り部42を結合している。この補助重り部42は、加速度が作用していない状態で隣り合う2本のビーム2とフレーム1とに囲まれた空間内に位置している。さらに、このものには、隣り合う補助重り部42を結合するための連結部43を形成している。この連結部43は、補助重り部42を結合すると同時に重り部4の外縁の一部を構成するように形成しており、その厚みは補助重り部4と同等にしている。
【0026】
つまり、本実施形態のような構成を採用することにより、重り部4がZ軸方向の成分を有する許容範囲以上の加速度を受けて変位した際、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向、すなわち、半導体加速度センサのビーム2形成面側からその反対面側へ向かう方向のみの加速度を受けた際、連結部43が幅広の遊動規制手段6に接触することにより重り部4のそれ以上の変位を制限できるのである。
【0027】
したがって、以上説明した第1の実施形態の半導体加速度センサによると、重り部4をビームに接合された主重り部41と、主重り部41の隅角に連結した補助重り部42と、隣り合う補助重り部42を結合する連結部43で構成し、かつ、ビーム2の基端部22にビームの機械的強度を増す幅広の遊動規制手段6を設けることにより、Z軸方向、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向の加速度を受けた際に連結部43が幅広の遊動規制手段6に接触することにより重り部4の変位を制限できるので、ビーム2に機械的強度以上の応力が加わらず、その破壊を低減して耐衝撃性を向上させることができる。また、ビーム2は、遊動規制手段7を設けることにより、自身の機械的強度を高めることとなる。
【0028】
なお、SOI基板の支持層11から活性層13へ向かう方向の加速度を受けた場合は、フレーム1に接合される台座(図示せず)或いはパッケージ(図示せず)が重り部4の許容量以上の変位に対するストッパの機能を有するので、前述したようにその破壊を低減して耐衝撃性を向上させることができる。
【0029】
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る半導体発光素子を図2に基づいて説明する。図2は半導体加速度センサの全体概略平面図である。
【0030】
この実施形態の半導体加速度センサは、遊動規制手段が第1の実施形態と異なるものであり、他の構成要素は第1の実施形態のものと実質的に同一であるので、同一部材には同一の番号を付して説明を省略する。
【0031】
本実施形態の遊動規制手段は、ビーム2の幅を一定にするとともに、フレーム1からビーム2と平行に遊動規制手段7を突設したことが第1の実施形態と異なっている。
【0032】
その遊動規制手段7は、形状を短冊状としており、ビーム2から離間した状態でビーム2を挟むように形成している。その厚みは、SOI基板の活性層13と同等、すなわち、ビーム2と同等にしている。また、その幅は、10μm程度としているが、これはビーム2の機械的強度に応じて適宜設定できるものである。
【0033】
つまり、本実施形態のような構成を採用することにより、重り部4がZ軸方向の成分を有する許容範囲以上の加速度を受けて変位した際、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向、すなわち、半導体加速度センサのビーム2形成面側からその反対面側へ向かう方向のみの加速度を受けた際、連結部43がビーム2の基端部22及び遊動規制手段7に接触することにより重り部4のそれ以上の変位を制限できるのである。
【0034】
以上説明した第2の実施形態の半導体発光素子によると、フレーム1からビーム2と平行に突設した遊動規制手段7を設けることにより、ビーム2の幅を一定にして重り部4の変位を制限できるので、加速度の感度、特にZ軸の感度の低下を抑制してビーム2の破壊を低減し、耐衝撃性を向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の半導体加速度センサは、半導体基板からなるフレームと、フレームからその内方に向かって突設された弾性を有するビームにより遊動自在に支持された重り部と、ビームに設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗と、ピエゾ抵抗からの信号を取り出す電極と、を有する半導体加速度センサであって、前記重り部は、前記ビームに接合された主重り部と、主重り部と連結して少なくとも2本のビームと前記フレームとにより囲まれた空間に配設された補助重り部と、隣り合う補助重り部を結合する連結部を有してなり、前記ビームは、前記重り部が所定量遊動した際にその外縁及び前記連結部と当接する位置に遊動規制手段を有することにより、ビームの機械的強度を超える重り部の変位を制限することができるので、その破壊を低減して耐衝撃性を向上させることができる。
【0036】
請求項2に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の構成において、前記遊動規制手段は、前記重り部との当接位置の幅を前記ビームの他の幅より広くしてなることにより、請求項1の効果に加え、従来のビーム形成方法と同等の工程で補強手段を設けることができるので、耐衝撃性の向上した半導体加速度センサを比較的簡単に実現することができる。
【0037】
請求項3に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1又は2記載の構成において、前記遊動規制手段は、前記フレームから前記ビームと平行に突設した補強片を設けてなることにより、請求項1の効果に加え、ビームの幅を一定にして重り部の変位を制限できるので、加速度の感度、特にZ軸の感度の低下を抑制してビームの破壊を低減し、耐衝撃性を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体加速度センサを示すものであり、(a)はその全体概略断面図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体加速度センサを示す全体概略断面図である。
【図3】従来の半導体加速度センサを示すものであり、(a)はその全体概略斜視図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 ビーム
3 ピエゾ抵抗
4 重り部
41 主重り部
42 補助重り部
43 連結部
5 電極
6 遊動規制手段(第1の実施形態)
7 遊動規制手段(第2の実施形態)
Claims (3)
- 半導体基板からなるフレームと、フレームからその内方に向かって突設された弾性を有するビームにより遊動自在に支持された重り部と、ビームに設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗と、ピエゾ抵抗からの信号を取り出す電極と、を有する半導体加速度センサであって、
前記重り部は、前記ビームに接合された主重り部と、主重り部と連結して少なくとも2本のビームと前記フレームとにより囲まれた空間に配設された補助重り部と、隣り合う補助重り部を結合する連結部とを有してなり、
前記ビームは、前記重り部が所定量遊動した際にその外縁及び前記連結部と当接する位置に遊動規制手段を有することを特徴とする半導体加速度センサ。 - 前記遊動規制手段は、前記重り部との当接位置の幅を前記ビームの他の幅より広くしてなる請求項1記載の半導体加速度センサ。
- 前記遊動規制手段は、前記フレームから前記ビームと平行に突設した補強片を設けてなる請求項1記載の半導体加速度センサ。
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