JP2004257832A - 半導体加速度センサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体基板からなるフレーム1と、フレーム1からその内方に向かって突設された弾性を有する4本のビーム2により遊動自在に支持された重り部4と、ビーム2に設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗3と、ピエゾ抵抗3からの信号を取り出す電極5と、を有する半導体加速度センサ。重り部4は、ビーム2に接合された主重り部41と、主重り部41と連結されるとともに2本のビーム2とフレーム1とにより囲まれた空間に配設された補助重り部42と、隣り合う補助重り部42を結合する連結部43とからなり、その連結部43には重り部4の表裏を貫通する複数の貫通孔44を備えた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体加速度センサに関し、特に3軸の方向それぞれに作用する加速度を検出するピエゾ抵抗素子を利用した半導体加速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体加速度センサとしては、例えば、特開平6−109755号公報(特許文献1)に提案されているものがあり、これを図4に示す。図5(a)は全体概略斜視図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。このものは、シリコン基板からなる略四角形状のフレーム101と、ビーム102と、重り部103と、ガラスからなる台座104とを備えている。
【0003】
このうち、ビーム102は、フレーム101を構成する4辺の上面(図5の上側)からその内方にそれぞれ突設されており、フレーム101の内方の中央付近で交差して交差部102aを形成している。また、このビーム102は、弾性を有するように薄肉状に形成されている。
【0004】
また、ビーム102の交差部102a近傍及び4つの基端部102bの表面には、それぞれ複数のピエゾ抵抗105が配設されている。これらのピエゾ抵抗105は、フレーム101の任意の一辺と平行な方向にX軸、そのX軸と90°の角度で交差する他の一辺と平行な方向にY軸、X軸とY軸の両方と90°の角度で交差する方向をZ軸と規定したときに、それぞれの軸方向に作用する加速度を検出するためにX軸、Y軸、Z軸に対応する4つを一組としてホイートストンブリッジを構成している。また、これらのピエゾ抵抗105は、フレーム101上に形成された電極106に接続されている。
【0005】
重り部103は、ビーム102の交差部102aの下面(図5の下側)に吊り下げられた状態に接合されることにより、ビーム102は弾性を有するので遊動自在にフレーム101に支持されている。また、その断面形状は、シリコン基板から台座104に向かうZ軸方向に向かって幅が狭くなる台形状をしている。
【0006】
台座104は、重り部103の遊動量を制限する機能を有するものである。その形状は、平面視においてフレーム101の外形と略同じ大きさをした四角形状である。また、台座104のフレーム101と接合される面の内方には、平面視において、重り部103の上面と略同じ大きさの範囲を有する凹部104aが形成され、重り部103がその凹部104aの内部で作用する加速度に応じて遊動できるように設けられている。
【0007】
したがって、上記構成の半導体加速度センサによれば、加速度が半導体加速度センサに作用すると、重り部103は、フレーム101とビーム102により遊動自在に支持されているため作用した加速度の方向と大きさに応じて前後左右及び上下に移動する。このとき、ビーム102に撓みが生じて複数のピエゾ抵抗105に応力がかかりその抵抗値が変化する。その結果、ホイートストンブリッジの平衡がくずれ、各軸に対応するホイートストンブリッジから作用した加速度に応じた電気信号が出力される。この電気信号を電極106から取り出すことにより加速度を検出することができるのである。また、ビーム102の耐破壊強度を超える加速度が作用した場合には、台座104の凹部104aの底面が重り部103の遊動を制限するのでその破壊を防止することができるのである。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−109755号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような半導体加速度センサは、台座104からフレーム101へ向かうZ軸方向(図5の下から上)における重り部103の遊動に対してはその制限を行うことが困難であり、許容範囲以上の加速度が作用すると応力の集中するビーム102の両端を破壊してしまう恐れがある。
【0010】
また、上記特許文献1にはフレーム101のピエゾ抵抗105形成面側にストッパ(図示せず)を設けた記載がある。この手段を用いることにより、台座104からフレーム101へ向かうZ軸方向の遊動を制限することができるが、この方法ではストッパをフレーム101に接合した際に半導体加速度センサに与える影響、詳しくは、ストッパとフレーム101との線膨張係数の違いにより発生する応力がビーム102に歪みをもたらし、結果的に、半導体加速度センサの感度特性等を低下させてしまう。
【0011】
本発明は、上記の点に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、加速度に対する感度特性等の低下を抑制するとともに、許容範囲を上回る加速度に対してビームに掛かる応力を分散して耐衝撃性の優れた半導体加速度センサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の半導体加速度センサは半導体基板からなるフレームと、フレームからその内方に向かって突設された弾性を有する4本のビームにより遊動自在に支持された重り部と、ビームに設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗と、ピエゾ抵抗からの信号を取り出す電極と、を有する半導体加速度センサであって、前記重り部は、前記ビームに接合された主重り部と、主重り部と連結されるとともに2本のビームと前記フレームとにより囲まれた空間に配設された補助重り部と、隣り合う補助重り部を結合する連結部とからなり、その連結部には重り部の表裏を貫通する複数の貫通孔を備えたことを特徴としている。
【0013】
この構成により、許容範囲を上回る加速度により重り部が変位した際に、補助重り部に設けられた連結部がビームと当接することにより、重り部の一定量以上の変位を制限し、また、ビームと連結部との間の空間に存在する空気が貫通孔を通過する際の粘性抵抗により、エアダンビング効果を発生させて連結部がビームに当接する際の衝撃を緩和するので、ビームに掛かる応力が局所的な部分、特にビームの端部に集中することを抑制できるようになり破壊を低減できる、すなわち、耐衝撃性を向上することができる。また、半導体加速度センサのピエゾ抵抗形成面側には不要な応力を発生させるものを備えないので、その感度特性等の低下を抑制することができる。
【0014】
請求項2に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の構成において、前記貫通孔の開口部の形状を略四角形状に形成してなるものとしている。
【0015】
この構成により、ビームと連結部との当接面の形状に合わせて効率よく貫通孔を配設できるので、エアダンビングを効果的に発生させてビームの耐衝撃性を向上することができる。
【0016】
請求項3に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の構成において、前記貫通孔の開口部の形状をハニカム状に形成してなるものとしている。
【0017】
この構成により、ビームと連結部との当接面の形状に合わせて効率よく貫通孔を配設できるとともに、ハニカム構造により連結部に作用する衝撃を効率よく分散させるので、エアダンビングをより効果的に発生させてビームの耐衝撃性を向上することができるとともに、連結部の機械的強度の低下を抑制することができる。
【0018】
請求項4に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1乃至3いずれかに記載の構成において、前記開口部の開口径を重り部のビームと相対する面とその反対側の面とで異なるように形成してなるものとしている。
【0019】
この構成により、ビームと連結部との間の空間に存在する空気が貫通孔を通過する際の粘性抵抗がより増加するので、エアダンビングをさらに効果的に発生させてビームの耐衝撃性を向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る半導体加速度センサを図1に基づいて説明する。図1(a)はその全体概略平面図、図1(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【0021】
この半導体加速度センサは、例えば、SOI基板のような半導体基板からなり、フレーム1と、ビーム2と、ピエゾ抵抗3と、重り部4とを主要構成要素としている。
【0022】
フレーム1は、SOI基板の支持層11、中間酸化膜層12、活性層13の3層を積層してなり、後述するビーム2に接合された同じく後述する重り部4を支持するものである。このものは、直方体状のSOI基板の内方を、活性層13及び中間酸化膜層12がフレーム1の略中央部で直交するように略十字状に残した状態で穿設して大略枠状に形成しており、平面視における外郭は略四角形状としている。そして、フレーム1上には、後述するピエゾ抵抗3に接続された、例えば、アルミニウム(Al)からなる電極5を形成しており、このものから電気信号に変換された加速度を取り出している。
【0023】
ビーム2は、作用する加速度に応じて遊動できるように重り部4を吊り下げ支持するものである。このものは、フレーム1の形成の際に略十字状に残した領域の活性層13にて構成しており、フレーム1を構成する4辺の上方部からそれぞれその内方に突設し、中央付近の交差部21で互いに結合している。
【0024】
ピエゾ抵抗3は、ビーム2の表面に設けており、ビーム2の一端とフレーム1との境界及びビーム2の他端と交差部21との境界に形成している。このうち、交差部21との境界にあるピエゾ抵抗3は、X軸及びY軸方向に対して作用する加速度に反応し、X軸と平行なビーム2上にある4個で1組のホイートストンブリッジを、同じくY軸と平行なビーム2上にある4個で1組のホイートストンブリッジをそれぞれ構成している。また、フレーム1との境界にあるピエゾ抵抗3は、Z軸方向に対して作用する加速度に反応し、同じく4個でホイートストンブリッジを構成している。
【0025】
重り部4は、ビーム2により遊動自在に支持され、作用する加速度に応じてビーム2の撓み量を変化させるものである。言い換えると、重り部4が受けた加速度をニュートンの運動方程式(F=mα、Fは力、mは質量、αは加速度)で導き出される力に変換してビーム2を撓ませるものである。このものは、フレーム1の内方の空間に位置する支持層11に形成し、平面視における外郭を略四角形状にしている。
【0026】
さらに詳しくは、重り部4は、主重り部41と、4個の補助重り部42と、4個の連結部43とを有して構成している。このうち、主重り部41は、平面視における外郭を略四角形状とし、その厚みをフレーム1の厚みよりビーム2のZ軸に対する許容変位量分だけ短く形成して交差部21の直下に形成している。また、このものは、交差部21の中間酸化膜層12を介して活性層13と結合している。そして、主重り部41の隅角には主重り部41と同等の厚みを有した、平面視における外郭を略四角形状とする補助重り部42を結合している。この補助重り部42は、加速度が作用していない状態で隣り合う2本のビーム2とフレーム1とに囲まれた空間内に位置している。
【0027】
さらに、補助重り部42には隣り合う補助重り部42を結合するための連結部43を形成している。この連結部43は、重り部4がZ軸方向に変位した際にビーム2と当接して重り部4の変位を制限するものである。このものは、その幅を補助重り部42のビーム2と平行な辺と略同等に形成しており、厚みを補助重り部42と略同等としている。また、連結部43には開口部44aを略四角形状として重り部4の表裏を貫通する貫通孔44を形成している。この貫通孔44は、ビーム2と連結部43とが当接する領域内に複数個形成して、格子状となるように配設している。
【0028】
つまり、本実施形態のような構成を採用することにより、重り部4がZ軸方向の成分を有する加速度を受けて変位した際、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向、すなわち、半導体加速度センサのビーム2形成面側からその反対面側へ向かう方向の許容変位量を超える加速度を受けた際、連結部43がビーム2に当接して重り部4の一定量以上の変位を制限できるとともに、空気の持つ粘性抵抗により、空気が貫通孔44を通過する際にエアダンピング効果を発生させて連結部43がビーム2に当接する際の衝撃を緩和することができるのである。
【0029】
したがって、以上説明した第1の実施形態の半導体加速度センサによると、重り部4をビーム2に接合された主重り部41と、主重り部41の隅角に連結した補助重り部42と、隣り合う補助重り部42を結合する連結部43で構成し、連結部43に重り部4の表裏を貫通する開口部44aが略四角形状をした複数の貫通孔44を格子状に設けたことにより、Z軸方向、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向の許容変位量を超える加速度に対して重り部4の変位を制限し、また、連結部43がビーム2と当接する際の衝撃を空気が貫通孔44を通過するときのエアダンピング効果により緩和するので、ビーム2に加わる衝撃を低減でき、その耐衝撃性を向上させることができる。もちろん、フレーム1のビーム2の形成面側には不要な応力を発生させる、例えば、前述したストッパ(図示せず)のようなものがないので、その感度特性等の低下を抑制することができる。
【0030】
また、SOI基板の支持層11から活性層13へ向かう方向の加速度を受けた場合は、フレーム1に接合される台座(図示せず)或いはパッケージ(図示せず)が重り部4の許容量以上の変位に対するストッパの機能を有するので、前述したようにその破壊を低減して耐衝撃性を向上させることができる。さらに、台座或いはパッケージと重り部4との間に存在する空気のダンピング効果も期待できる。
【0031】
なお、貫通孔44の個数は、所望のエアダンピング効果の程度及び連結部43の機械的強度に応じて適宜設定できるものである。
【0032】
また、図2は貫通孔44のその他の実施形態について示したものである。このように、連結部43は貫通孔44を格子状に配設したものに限定されるものではなく、例えば、その開口部44aの形状を略長四角形状として長辺がビーム2と略直交する方向に並設してもよく(図2(a))、或いはビーム2と略平行する方向に並設してもよい(図2(b))。
【0033】
さらに、図3は貫通孔44の断面形状の実施形態について示したものである。このように、開口部44aの開口径を重り部4の上下面(図1(b)の上下方向)で異なる大きさに形成してもよい(図3(a)〜(d))。この場合、上面側が下面側より大きくてもよく、反対に上面側が下面側より小さくてもよい。
【0034】
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る半導体加速度センサを図4に基づいて説明する。図4はその全体概略平面図である。
【0035】
この実施形態の半導体加速度センサは、貫通孔45が第1の実施形態と異なるものであり、他の構成要素は第1の実施形態のものと実質的に同一であるので、同一部材には同一の番号を付して説明を省略する。
【0036】
本実施形態の貫通孔45は、特にその開口部45aの形状が第1の実施形態と異なっている。その開口部45aは形状を略六角形としており、ビーム2と連結部43とが当接する領域内でハニカム構造を構成している。
【0037】
つまり、本実施形態のような構成を採用することにより、重り部4がZ軸方向の成分を有する加速度を受けて変位した際、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向、すなわち、半導体加速度センサのビーム2形成面側からその反対面側へ向かう方向の許容変位量を超える加速度を受けた際、連結部43がビーム2に当接して重り部4の一定量以上の変位を制限できるとともに、空気の持つ粘性抵抗により、空気が貫通孔44を通過する際にエアダンピング効果を発生させて連結部43がビーム2に当接する際の衝撃を緩和することができるまた、貫通孔45の開口部45aがハニカム構造をなしているので、連結部43に作用する衝撃を効率よく分散してその機械的強度の低下を抑制することができる。
【0038】
したがって、以上説明した第2の実施形態の半導体加速度センサによると、重り部4をビーム2に接合された主重り部41と、主重り部41の隅角に連結した補助重り部42と、隣り合う補助重り部42を結合する連結部43で構成し、連結部43に重り部4の表裏を貫通する開口部44aが略六角形状をした複数の貫通孔44をハニカム状に設けたことにより、Z軸方向、特に、SOI基板の活性層13から支持層11へ向かう方向の許容変位量を超える加速度に対して重り部4の変位を制限し、また、連結部43がビーム2と当接する際の衝撃を空気が貫通孔44を通過するときのエアダンピング効果により緩和するので、ビーム2に加わる衝撃を低減でき、その耐衝撃性を向上させることができる。さらに、貫通孔45の開口部45aがハニカム構造をなしているので、連結部43に作用する衝撃を効率よく分散してその機械的強度の低下を抑制することができる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の半導体加速度センサは、半導体基板からなるフレームからその内方に向かって突設された弾性を有する4本のビームにより遊動自在に支持された重り部と、ビームに設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗と、ピエゾ抵抗からの信号を取り出す電極とを有したものであって、その重り部をビームに接合された主重り部と、主重り部と連結されるとともに2本のビームとフレームとにより囲まれた空間に配設された補助重り部と、隣り合う補助重り部を結合する連結部とから構成し、その連結部には重り部の表裏を貫通する複数の貫通孔を備えているので、許容範囲を上回る加速度により重り部が変位した際に、補助重り部に設けられた連結部がビームと当接して重り部の一定量以上の変位を制限し、また、空気が貫通孔を通過する際の粘性抵抗によりエアダンビング効果を発生させて連結部がビームに当接する際の衝撃を緩和するので、ビームに掛かる応力が局所的な部分、特にビームの端部に集中することを抑制できるようになり破壊を低減できる、すなわち、耐衝撃性を向上することができる。
【0040】
請求項2に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の効果に加えて、貫通孔の開口部の形状を略長四角形状に形成してなるので、ビームと連結部との当接面の形状に合わせて効率よく貫通孔を配設でき、エアダンビングを効果的に発生させてビームの耐衝撃性を向上することができる。
【0041】
請求項3に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1記載の効果に加えて、貫通孔の開口部の形状をハニカム状に形成してなるので、ビームと連結部との当接面の形状に合わせて効率よく貫通孔を配設できるとともに、ハニカム構造により連結部に作用する衝撃を効率よく分散させるので、エアダンビングをより効果的に発生させてビームの耐衝撃性を向上することができるとともに、連結部の機械的強度の低下を抑制することができる。
【0042】
請求項4に係る発明の半導体加速度センサは、請求項1乃至3いずれかに記載の効果に加えて、開口部の開口径を重り部のビームと相対する面とその反対側の面とで異なるように形成してなるので、ビームと連結部との間の空間に存在する空気が貫通孔を通過する際の粘性抵抗がより増加し、エアダンビングをさらに効果的に発生させてビームの耐衝撃性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体加速度センサを示すものであり、(a)はその全体概略平面図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【図2】同上の他の実施形態に係る半導体加速度センサを示す全体概略平面図である。
【図3】同上の開口部の実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る半導体加速度センサを示すものであり、(a)はその全体概略平面図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【図5】従来の半導体加速度センサを示すものであり、(a)はその全体概略斜視図、(b)はA−A線で切断したときの断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 ビーム
3 ピエゾ抵抗
4 重り部
41 主重り部
42 補助重り部
43 連結部
44 貫通孔(第1の実施形態)
44a 開口部(第1の実施形態)
45 貫通孔(第2の実施形態)
45a 開口部(第2の実施形態)
5 電極
Claims (4)
- 半導体基板からなるフレームと、フレームからその内方に向かって突設された弾性を有する4本のビームにより遊動自在に支持された重り部と、ビームに設けられて作用する加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗と、ピエゾ抵抗からの信号を取り出す電極と、を有する半導体加速度センサであって、
前記重り部は、前記ビームに接合された主重り部と、主重り部と連結されるとともに2本のビームと前記フレームとにより囲まれた空間に配設された補助重り部と、隣り合う補助重り部を結合する連結部とからなり、その連結部には重り部のビームと相対する面からその反対側の面に貫通する複数の貫通孔を備えたことを特徴とする半導体加速度センサ。 - 前記貫通孔は、その開口部の形状を略長四角形状に形成してなる請求項1記載の半導体加速度センサ。
- 前記貫通孔は、その開口部の形状をハニカム状に形成してなる請求項1記載の半導体加速度センサ。
- 前記開口部は、その開口径を重り部のビームと相対する面とその反対側の面とで異なるように形成してなる請求項1乃至3いずれかに記載の半導体加速度センサ。
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Cited By (4)
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2003
- 2003-02-25 JP JP2003048064A patent/JP2004257832A/ja active Pending
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