JP2004176243A - モーター部品用保護スリーブ - Google Patents

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Abstract

【目的】治具を用いなくても部品を挿入でき、かつ高温耐油性能にも優れるモーター部品用保護スリーブの提供。
【構成】 融点または分解温度が280℃以上の合成繊維のマルチフィラメント糸及びモノフィラメント糸を混用して、円筒状の24打ち以上の組紐に製紐されている、高温耐油性能が、50%以上であるモーター部品用保護スリーブを提供する。
高温耐油性能(%)=(T’/T)×100
前記式において、Tは、処理前の前記保護スリーブの引張強さ、T’は、処理後の前記保護スリーブの引張強さを意味する。前記引張強さとは、JIS L1013−8.5.1における引張強さ、前記処理とは、前記保護スリーブの全体を、密閉容器中の5重量%の水と95重量%のオートマチック・トランスミッション・フルードの混合物中に入れ、前記容器中の混合物の温度が1000時間の間150℃で維持されるよう前記容器を加温する処理を意味する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モーター部品用保護スリーブに関する。
従来から自動車の排出ガスに含まれる有害物質低減の取り組みと、低燃費化の両立が要請されている。近年では、更に地球規模での環境負荷低減の要請がなされている。このような背景から電気自動車の開発が活発に研究、開発されている。現在、開発が進められている電気自動車としては、高容量二次電池を搭載したピユア電気自動車(PEV)、ガソリンエンジンと高出力二次電池などを組み合わせたハイブリッド自動車(HEV)、更には、燃料電池と高出力二次電池などを組み合わせた燃料電池ハイブリッド自動車(FCHEV)などがある。いずれにおいても、高効率なモーターの開発が必要になっている。前記モーターとしては、駆動用、発電用、充電用などがある。これらモーターには、高効率化の外に、走行安定性の面から品質の安定化も強く望まれている。特に、電気自動車用モーターとしては、一般的な自動車用モーターに比べ、優れた高温耐油性能が求められている。電気自動車用モーターは、効率を良くするため、ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)中に存在する必要がある。ATFは高温になる場合があるので、前記モーターには、ATF中での高温耐熱性が要求される。その他、前記モーターの部品には、均質な性能を有する材料の開発が要請されている。
従来からポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維のマルチフィラメント糸を電気絶縁材料に使用することが、提案されている(特許文献1〜3参照)。また、PPS繊維のモノフィラメント糸を用いて保護スリーブを製造することも、提案されている(特許文献4参照)。
特開平8−13300号公報 特開平10−273825号公報 特開2001−248075号公報 特開2001−123324号公報
しかし、前記マルチフィラメント糸を用いて製造した前記モーターの部品用保護スリーブは、高温耐油性能には優れるが、部品の挿入性に問題があった。すなわち、前記保護スリーブが柔軟すぎるため偏平化しており、キャップ状の治具を用いないと部品の挿入が困難で、部品挿入の自動化が阻害されていた。また、前記モノフィラメント糸を用いて製造した前記モーターの部品用保護スリーブは、高温耐油性能に劣っていた。さらに、高温耐油性能を向上させるために前記保護スリーブにワニス処理を行っても、前記保護スリーブへのワニスの浸透性および保持性が非常に低いという問題があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、治具を用いなくても部品を挿入でき、かつ高温耐油性能も高いモーター部品用保護スリーブを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明のモーター部品用保護スリーブは、
融点または分解温度が280℃以上の合成繊維のマルチフィラメント糸及びモノフィラメント糸を混用して、円筒状の24打ち以上の組紐に製紐されている、
高温耐油性能が、50%以上であるモーター部品用保護スリーブである。
高温耐油性能(%)=(T’/T)×100
前記式において、Tは、処理前の前記保護スリーブの引張強さを意味し、T’は、処理後の前記保護スリーブの引張強さを意味する。
前記引張強さとは、JIS L1013−8.5.1における引張強さを意味する。
前記処理とは、前記保護スリーブの全体を、密閉容器中の5重量%の水と95重量%のオートマチック・トランスミッション・フルード(ATF)の混合物中に入れ、前記容器中の混合物の温度が1000時間の間150℃で維持されるよう前記容器を加温する処理を意味する。
前記高温耐油性能は、油中高温処理の前後の引張強さを比較するものである。この数値が100%に近いことは、前記保護スリーブに高温処理をしても引張強さが変化しない、従って前記保護スリーブは高温耐油性能に優れることを意味する。
さらに、高温処理は、オートマチック・トランスミッション・フルードと水との混合物中で行われることから、前記高温耐油性能が高いことは、前記保護スリーブが加水分解にも耐性があることを意味する。
本発明のモーター部品用保護スリーブは、治具を用いなくても部品を挿入でき、かつ高温耐油性能にも優れる。
本発明のモーター部品用保護スリーブのモーター部品は、モーターを構成する部品を意味し、例えば、コイル、ワイヤー、結束紐などである。本発明のモーター部品用保護スリーブは、そのようなモーター部品を覆って保護するための、円筒状のスリーブであり、コイルを保護するためのものが好ましい。前記モーターとしては、自動車用モーター、エアコン、冷蔵庫等の家電用モーター、動力用モーターなどが挙げられ、自動車用モーターが好ましい。前記自動車用モーターとしては、電気自動車用モーター、ガソリン車用モーター、ディーゼル車用モーターなどが挙げられ、電気自動車用モーターが好ましい。
本発明のモーター部品保護用スリーブは、例えば、前記モーターの部品を覆って保護することにより、前記モーターの製造に用いることができる。また、本発明のモーター部品用保護スリーブでモーター部品を覆うことにより、モーター部品を保護することもできる。
前記マルチフィラメント糸の合成繊維の融点または分解温度は、280℃以上であるが、283℃以上であるのが好ましい。
前記モノフィラメント糸の合成繊維の融点または分解温度は、280℃以上であるが、283℃以上であるのが好ましい。
前記組紐は、24打ち以上である。24打ち以上であれば、前記組紐の内径が大きくなり、従って、寸法のより大きなモーター部品を覆うことが可能だからである。前記組紐は、24打ち以上96打ち以下が好ましく、48打ち以上64打ち以下であるのがより好ましい。
前記高温耐油性能は、50%以上であるが、55%以上であるのがより好ましい。例えば電気自動車において、長期に渡って安定に作動できるようなモーターが得られるからである。
前記保護スリーブの弾性の程度は、JIS L 1096における圧縮弾性率が65%以上95%以下の範囲が好ましい。前記圧縮弾性率が65%以上の場合は、前記保護スリーブが軟らかすぎず、好ましい円筒形状を保持できるからである。さらに、力を加えたときに前記保護スリーブが偏平になり、かつ力を離すと元の形状に戻るので、部品の挿入が容易にできるからである。また、前記圧縮弾性率が95%以下の場合は、前記保護スリーブが硬すぎず、ワニスの浸透・保持性が向上するからである。前記圧縮弾性率は、70%以上90%以下の範囲がより好ましい。
前記マルチフィラメント糸の前記融点または熱分解温度が280℃以上の合成繊維は、ポリフェニレンサルファイド繊維またはアラミド繊維であることが好ましい。前記繊維であれば、前記保護スリーブの高温耐油性能が高いからである。前記融点または熱分解温度が283℃以上の合成繊維としては、ポリフェニレンサルファイド繊維またはアラミド繊維が挙げられる。
前記モノフィラメント糸の前記融点または熱分解温度が280℃以上の合成繊維は、同様に、ポリフェニレンサルファイド繊維またはアラミド繊維であることが好ましい。前記繊維であれば、前記保護スリーブの高温耐油性能が高いからである。前記融点または熱分解温度が283℃以上の合成繊維としては、ポリフェニレンサルファイド繊維またはアラミド繊維が挙げられる。
前記アラミド繊維としては、パラ系アラミド繊維およびメタ系アラミド繊維が挙げられ、メタ系アラミド繊維が好ましい。前記マルチフィラメント糸の合成繊維と、前記モノフィラメント糸の合成繊維の種類は、同一であっても、異なっていてもよい。
前記保護スリーブは、棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように更に処理されているのが好ましい。前記保護スリーブが、このように処理されていれば、潰れて扁平化しておらず、特別な治具を用いることなく、前記保護スリーブ中にモーター部品を挿入するのが容易だからである。このような処理は、例えば、前記保護スリーブが、小巻ボビンに巻かれた糸を用いて製紐機で組み上げられた直後に、その真下から、先端が紐の内径に相当する丸みを帯びた鉄製の丸棒を突き上げることにより行うことができる。
前記マルチフィラメント糸の太さは、150dtex以上900dtex以下の範囲であることが好ましい。前記の範囲であれば、前記保護スリーブに部品を挿入する作業が円滑にできるからである。前記マルチフィラメント糸の太さは、150dtex以上500dtex以下の範囲であるのが、より好ましく、200dtex以上400dtex以下の範囲であるのが、さらに好ましい。
前記モノフィラメント糸の太さは、直径0.1mm以上0.5mm以下の範囲であることが好ましい。前記の範囲であれば、前記保護スリーブに部品を挿入する作業が円滑にできるからである。前記モノフィラメント糸の太さは、直径0.15mm以上0.40mm以下の範囲であるのが、より好ましく、直径0.20mm以上0.35mm以下の範囲であるのが、さらに好ましい。
前記保護スリーブの1m当たりの重さは、2.0g以上10.0g以下の範囲であることが好ましい。前記の範囲であれば、前記保護スリーブに部品を挿入する作業が円滑にできるからである。前記保護スリーブの1m当たりの重さは、3.0g以上7.0g以下の範囲であることが、より好ましく、4.0g以上6.0g以下の範囲であることが、更に好ましい。
前記保護スリーブは、前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)を、(A):(B)=20:80〜80:20の重量割合で混用して製紐されているのが好ましい。前記範囲であれば、前記保護スリーブを、更に好適に円筒状に製紐することができ、その結果、治具を用いなくても本発明のモーター部品用保護スリーブ中に部品を挿入できるからである。さらに、前記範囲であれば、前記保護スリーブへのワニスの浸透性および保持性が高く、高温耐油性に優れる前記保護スリーブを提供できるからである。前記保護スリーブは、前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)を、(A):(B)=25:75〜75:25の重量割合で混用して製紐されるのが、さらに好ましい。
前記保護スリーブは、それぞれ別個に供給される前記マルチフィラメント糸と前記モノフィラメント糸を混用して製紐されていることが好ましい。前記マルチフィラメント糸のみで製紐されると、前記保護スリーブは軟らかくなり過ぎ、前記モノフィラメント糸のみで製紐されると、前記保護スリーブは硬すぎるが、両者を別個に供給して製紐すると、好適な硬さ(圧縮弾性率)の前記保護スリーブを得ることが可能だからである。前記マルチフィラメント糸は、細いフィラメント糸を使用する場合、2本以上を引き揃えて製紐機に供給されるのが好ましい。
前記保護スリーブは、更にワニス処理されているのが好ましい。前記保護スリーブがワニス処理されていれば、前記保護スリーブの絶縁性を強化でき、かつ各種機械的応力に対して抵抗性が向上するからである。前記ワニス処理は、前記保護スリーブに、保護されるモーター部品を挿入した後、または前に行うことができるが、前記挿入の後に行うのが好ましい。前記挿入処理の作業効率がより良いからである。前記ワニス処理は、例えば、前記保護スリーブにモーター部品を挿入した後、前記保護スリーブにワニスをスプレー、滴下、刷毛を用いて塗布し、乾燥させ、硬化させることにより行うことができる。
本発明のモーター部品用保護スリーブは、適用されるモーターおよび部品の種類によって異なり、特に限定されないが、一般的には、例えば内径5〜9mm、長さ5〜40cm程度のものである。前記保護スリーブは、電気自動車用には、例えば、内径6〜7mm、長さ5〜40cm程度のものである。
例えば、融点または分解温度が280℃以上の合成繊維の150dtex以上900dtex以下のマルチフィラメント糸と、融点または分解温度が280℃以上の合成繊維の直径が0.1mm以上0.5mm以下のモノフィラメント糸を、20:80〜80:20の重量割合で混用して、円筒状の24打ち以上の組紐に製紐され、棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように処理されている、モーター部品用保護スリーブが好ましい。前記保護スリーブは、更にワニス処理されているのが、より好ましい。
PPS繊維またはアラミド繊維の150dtex以上500dtex以下のマルチフィラメント糸と、PPS繊維の直径が0.15mm以上0.35mm以下のモノフィラメント糸を、20:80〜80:20、好ましくは25:75〜75:25の重量割合で混用して、円筒状の32打ちまたは56打の組紐に製紐され、棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように処理されている、モーター部品用保護スリーブが、さらに好ましい。前記保護スリーブは、更にワニス処理されているのが、より好ましい。
また、PPS繊維またはアラミド繊維の150dtex以上500dtex以下のマルチフィラメント糸と、PPS繊維の直径が0.15mm以上0.35mm以下のモノフィラメント糸を、20:80〜80:20、好ましくは25:75〜75:25の重量割合で混用して、円筒状の48打ち以上64打以下の組紐に製紐され、棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように処理されている、モーター部品用保護スリーブが、さらに好ましい。前記保護スリーブは、更にワニス処理されているのが、より好ましい。
(実施例)
以下実施例および比較例を用いて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。以下の実施例および比較例における融点または分解温度と高温耐油性能及びモーター部品用保護スリーブの圧縮弾性率は、以下のようにして測定した。
(1)融点または分解温度:DSC法(Differential Scanning Calorimetry:走査型示差熱分析法)を用いて、標準物質とともに試料を10℃/分の上昇温度で加熱し、溶融または分解する温度を測定した。
(2)高温耐油性能:長さ60cmの前記保護スリーブの全体を、密閉容器中の5重量%の水と95重量%のオートマチック・トランスミッション・フルード(ATF WS(商品名)、エッソ石油(株)製)の混合物(5リットル)中に入れ、前記容器中の混合物の温度が1000時間の間150℃で維持されるよう前記容器を加温した。この処理前の前記保護スリーブの引張強さ(T)と、処理後の前記保護スリーブの引張強さ(T’)を、JIS L1013−8.5.1法に準じて測定した。得られた各引張強さを、次の式に導入して、高温耐油性能を求めた。5回測定して得られた値の平均値を算出した。なお、本測定方法においては、ATFとしていずれのATFを用いても良い。
高温耐油性能(%)=(T’/T)×100
ここで、T:処理前の前記保護スリーブの引張強さ
T’:処理後の前記保護スリーブの引張強さ
(3)モーター部品用保護スリーブの圧縮弾性率:JIS L 1096法に準じて求めた。すなわち、前記保護スリーブのスリーブ壁が下になるように前記保護スリーブを静置した状態で、標準圧力4.9kPaの下で前記保護スリーブの厚さ(T0)(mm)を測った。次に29.4kPaの一定圧力の下で1分間放置して、前記圧力下に前記保護スリーブの厚さ(T1)(mm)を測った。次に、加えた圧力を除き、1分間放置した後、再び標準圧力4.9kPaの下で前記保護スリーブの厚さ(T’0)(mm)を測った。得られた各厚さを次の式に導入して圧縮弾性率(Ce)を求めた。圧縮弾性率を5回測定し、その平均値を算出し、整数値に丸めた。
Ce=[(T’0−T1)/(T0−T1)]×100
ここで、Ce:圧縮弾性率(%)
T0:標準圧力を加えたときの厚さ(mm)
T1:一定圧力を加え1分間放置後の厚さ(mm)
T’0:圧力を除き、1分間放置後の標準圧力下の厚さ(mm)
(4)混用したマルチフィラメント糸とモノフィラメント糸の重量割合:
10cmの長さに切断したモーター部品用保護スリーブの重量を、正確に測定した。その後、前記保護スリーブを裁断し、モノフィラメント糸を分離して、その重量を測定した。前記保護スリーブの重量から、前記モノフィラメント糸の重量を減じることにより、マルチフィラメント糸の重量を算出した。このようにして得られた前記モノフィラメント糸の重量と、前記マルチフィラメント糸の重量とから、混用したマルチフィラメント糸とモノフィラメント糸の重量割合を算出した。
(5)モーター部品用保護スリーブ1mあたりの重さ:
標準状態(温度20±2℃、相対湿度65±2%)で24時間放置したモーター部品用保護スリーブを、50cmの長さに切断した。その重量を測定し、2倍乗じて、保護スリーブ1mあたりの重さを得た。
PPS繊維(東レ(株)製“トルコン”(商品名)、融点または分解温度=285℃)のマルチフィラメント糸(440dtex、100フィラメント、190タイプ)を2本引きそろえ、これを小巻ボビンに巻いて28本用意した。
別に、PPS繊維(東レ・モノフィラメント(株)製、融点または分解温度=285℃)のモノフィラメント糸(直径=0.25mm)を、小巻ボビンに巻いて28本用意した。
これらを丸組織の56打ちの製紐機に交互に仕掛け、組紐に製紐し、その直後、棒状の治具を連続的に突き上げて円筒状の形になるようにして、モーター部品用保護スリーブを得た。前記保護スリーブは弾力性を有しており、直径が約9.1mmのチューブ状の形状が維持されていた。前記保護スリーブの圧縮弾性率は82%であった。得られたモーター部品用保護スリーブの一例の外観図を図1に示す。図2は、前記保護スリーブを手でつまんだ状態と、手を離したときに元の状態に回復することを示す図である。
この保護スリーブの高温耐油性能は、74.1%であった。前記保護スリーブの、前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)の混用割合(重量)は、A:B=40:60であった。前記保護スリーブ1m当たりの重さは、5.1gであった。
約10〜40cmの長さに切断した、前記保護スリーブに、特別の治具も必要とせず、コイル(電気自動車用モーターと電源を結ぶコイル)を極めて容易に挿入できた。その後、コイルが挿入された前記保護スリーブを結束紐で結束し、前記保護スリーブにワニス処理を行った。ワニス処理においては、ワニスの浸透性、保持性が良好で、絶縁性の均質性も良好であった。前記ワニス処理は、アミドイミドエステル系の無溶媒型の含浸ワニスを用いて、前記保護スリーブに滴下して含浸させ、乾燥させ、硬化させることにより、行った。
メタ系アラミド繊維(デュポン(株)製“ノーメックス”(商品名)、融点または分解温度=371℃)のマルチフィラメント糸(220dtex、100フィラメント、430タイプ)を、4本引きそろえ、これを小巻ボビンに巻いて28本用意した。
別に、PPS繊維(東レ・モノフィラメント(株)製、融点または分解温度=285℃)のモノフィラメント糸(直径=0.25mm)を、小巻ボビンに巻いて28本用意した。
これらを丸組織の56打ちの製紐機に交互に仕掛け、組紐に製紐し、その直後、棒状の治具を連続的に突き上げて円筒状の形になるようにして、モーター部品用保護スリーブを得た。前記保護スリーブは弾力性を有しており、直径が約9.0mmのチューブ状の形状が維持されていた。前記保護スリーブの圧縮弾性率は88%であった。
この保護スリーブの高温耐油性能は、86.5%であった。前記保護スリーブの、前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)の混用割合(重量)は、A:B=45:55であった。前記保護スリーブ1m当たりの重さは、5.3gであった。
この保護スリーブを実施例1と同様にしてコイルを挿入したところ、特別の治具も必要としなく、コイルの挿入性が極めて良好であった。その後のワニス処理においては、ワニスの浸透性、保持性が良好で、絶縁性の均質性も良好であった。前記においてワニス処理は、アミドイミドエステル系の無溶剤型の含浸ワニスを用い、前記紐状スリーブに滴下して含浸させ、硬化させることにより行った。
PPS繊維(東レ(株)製“トルコン”(商品名)、融点または分解温度=285℃)のマルチフィラメント糸(440dtex、100フィラメント、190タイプ)を2本引きそろえ、これを小巻ボビンに巻いて20本用意した。
別に、PPS繊維(東レ・モノフィラメント(株)製、融点または分解温度=285℃)のモノフィラメント糸(直径=0.25mm)を用意し、小巻ボビンに巻いて36本用意した。
これらを丸組織の56打ちの製紐機に交互に仕掛け、組紐に製紐し、その直後、棒状の治具を連続的に突き上げて円筒状の形になるようにして、モーター部品用保護スリーブを得た。前記保護スリーブは弾力性を有しており、直径が約9mmのチューブ状の形状が維持されていた。前記保護スリーブの圧縮弾性率は93%であった。
この保護スリーブの高温耐油性能は、74.1%であった。前記保護スリーブの、前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)の混用割合(重量)は、A:B=27:73であった。前記保護スリーブ1m当たりの重さは、5.4gであった。
この保護スリーブを実施例1と同様にしてコイルを挿入したところ、特別の治具も必要としなく、コイルの挿入性が極めて良好であった。その後、実施例1と同様にしてワニス処理を行ったところ、前記保護スリーブへのワニスの浸透性および保持性は良好で、絶縁性の均質性も良好であった。
PPS繊維(東レ(株)製“トルコン”(商品名)、融点または分解温度=285℃)のマルチフィラメント糸(440dtex、100フィラメント、190タイプ)を2本引きそろえ、これを小巻ボビンに巻いて42本用意した。
別に、PPS繊維(東レ・モノフィラメント(株)製、融点または分解温度=285℃)のモノフィラメント糸(直径=0.25mm)を用意し、小巻ボビンに巻いて14本用意した。
これらを丸組織の56打ちの製紐機に交互に仕掛け、組紐に製紐し、その直後、棒状の治具を連続的に突き上げて円筒状の形になるようにして、モーター部品用保護スリーブを得た。前記保護スリーブは弾力性を有しており、直径が約9mmのチューブ状の形状が維持されていた。前記保護スリーブの圧縮弾性率は67%であった。
この保護スリーブの高温耐油性能は、74.1%であった。前記保護スリーブの、前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)の混用割合(重量)は、A:B=54:46であった。前記保護スリーブ1m当たりの重さは、5.7gであった。
この保護スリーブを実施例1と同様にして電気自動車モーターに組み込んだところ、特別の治具も必要としなく、コイルの挿入性が極めて良好であった。その後、実施例1と同様にしてワニス処理を行ったところ、前記保護スリーブへのワニスの浸透性および保持性は良好で、絶縁性の均質性も良好であった。
マルチフィラメント糸を2本引き揃え、これを小巻ボビンに巻いて16本用意し、モノフィラメント糸を小巻ボビンに巻いて16本用意し、これらを丸組織の32打ちの製紐機に仕掛けた以外は、実施例1と同様にして、モーター部品用保護スリーブを得た。前記保護スリーブは弾力性を有しており、直径が約6.75mmのチューブ状の形状が維持されていた。前記保護スリーブの圧縮弾性率は80%であった。
この保護スリーブの高温耐油性能は、74.2%であった。前記保護スリーブの、前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)の混用割合(重量)は、A:B=40:60であった。前記保護スリーブ1m当たりの重さは、2.9gであった。
この保護スリーブを実施例1と同様にして電気自動車モーターに組み込んだところ、特別の治具も必要としなく、コイルの挿入性が極めて良好であった。その後、実施例1と同様にしてワニス処理を行ったところ、前記保護スリーブへのワニスの浸透性および保持性は良好で、絶縁性の均質性も良好であった。
(比較例1)
実施例1のモノフィラメント糸と同じモノフィラメント糸を、小巻ボビンに巻いて、これを56本用意した。これを、丸組織の56打ち製紐機に仕掛け、製紐して、モーター部品用保護スリーブを得た。突き上げも実施例1と同様に行った。得られた保護スリーブの圧縮弾性率は104%、高温耐油性能は75.1%であった。前記保護スリーブの、前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)の混用割合(重量)は、A:B=0:100であった。前記保護スリーブ1m当たりの重さは、6.1gであった。前記保護スリーブは直径約8.0mmのチューブ状の形状をしていた。その後、実施例1と同様にしてワニス処理を行ったところ、前記保護スリーブへのワニス付着の均一性は不十分で、前記保護スリーブの絶縁性の均質性も不十分であった。
実施例1と同様にして、この保護スリーブへのコイルを挿入した。この保護スリーブへのコイルの挿入は、比較例2に比べると良好であったが、途中でコイルの先端がはみ出すこともあり、作業の効率面では不十分であった。
(比較例2)
実施例1のマルチフィラメント糸と同じマルチフィラメント糸を、小巻ボビンに巻いて、これを56本用意した。これを、丸組織の56打ち製紐機に仕掛け、製紐して、モーター部品用保護スリーブを得た。突き上げも実施例1と同様に行った。得られた保護スリーブの圧縮弾性率は58%、高温耐油性能は74.3%であった。前記保護スリーブの、前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)の混用割合(重量)は、A:B=100:0であった。前記保護スリーブ1m当たりの重さは、4.2gであった。チューブ状の保護スリーブは、形が潰れて偏平状の形状をしていた。このため、このままの状態では、この保護スリーブへ、実施例1と同様なコイルを挿入することは不可能であった。従って、先細で、後ろにコイルの端を保持できるようなキャップを、前記コイルの先端に装着し、その前記コイルを用いて前記保護スリーブへゆっくりと挿入しなければならなかった。このため、前記保護スリーブへのコイル挿入の作業性は良くなかった。また、実施例1と同様にしてワニス処理を行ったところ、前記保護スリーブへのワニス付着の均一性がやや不十分で、前記保護スリーブの絶縁性は満足できるものではなかった。
本発明のモーター部品用保護スリーブは、モーター製造用途にも適用できる。
本発明の実施例1で得られたモーター部品用保護スリーブの外観図である。 本発明の実施例1で得られたモーター部品用保護スリーブを手でつまんだときの状態と、手を離したときの状態を示す外観図である。

Claims (14)

  1. モーター部品用保護スリーブであって、
    融点または分解温度が280℃以上の合成繊維のマルチフィラメント糸及びモノフィラメント糸を混用して、円筒状の24打ち以上の組紐に製紐されている、
    高温耐油性能が、50%以上であるモーター部品用保護スリーブ。
    高温耐油性能(%)=(T’/T)×100
    前記式において、Tは、処理前の前記保護スリーブの引張強さを意味し、T’は、処理後の前記保護スリーブの引張強さを意味する。
    前記引張強さとは、JIS L1013−8.5.1における引張強さを意味する。
    前記処理とは、前記保護スリーブの全体を、密閉容器中の5重量%の水と95重量%のオートマチック・トランスミッション・フルードの混合物中に入れ、前記容器中の混合物の温度が1000時間の間150℃で維持されるよう前記容器を加温する処理を意味する。
  2. 前記保護スリーブのJIS L 1096における圧縮弾性率が、65%以上95%以下の範囲である請求項1に記載のモーター部品用保護スリーブ。
  3. 前記マルチフィラメント糸の前記融点または熱分解温度が280℃以上の合成繊維が、ポリフェニレンサルファイド繊維またはアラミド繊維である請求項1または2に記載のモーター部品用保護スリーブ。
  4. 前記モノフィラメント糸の前記融点または熱分解温度が280℃以上の合成繊維が、ポリフェニレンサルファイド繊維またはアラミド繊維である請求項1〜3のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  5. 棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように更に処理されている請求項1〜4のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  6. 前記マルチフィラメント糸の太さが、150dtex以上900dtex以下の範囲である請求項1〜5のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  7. 前記モノフィラメント糸の太さが、直径0.1mm以上0.5mm以下の範囲である請求項1〜6のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  8. 前記保護スリーブの1m当たりの重さが、2.0g以上10.0g以下の範囲である請求項1〜7のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  9. 前記マルチフィラメント糸(A)と前記モノフィラメント糸(B)を、(A):(B)=20:80〜80:20の重量割合で混用して製紐されている請求項1〜8のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  10. それぞれ別個に供給される前記マルチフィラメント糸と前記モノフィラメント糸を混用して製紐されている請求項1〜9のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  11. 更にワニス処理されている請求項1〜10のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  12. モーター部品用保護スリーブであって、
    融点または分解温度が280℃以上の合成繊維の150dtex以上900dtex以下のマルチフィラメント糸と、融点または分解温度が280℃以上の合成繊維の直径が0.1mm以上0.5mm以下のモノフィラメント糸を、20:80〜80:20の重量割合で混用して、円筒状の24打ち以上の組紐に製紐され、棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように処理されている、モーター部品用保護スリーブ。
  13. モーター部品用保護スリーブであって、
    融点または分解温度が280℃以上の合成繊維の150dtex以上900dtex以下のマルチフィラメント糸と、融点または分解温度が280℃以上の合成繊維の直径が0.1mm以上0.5mm以下のモノフィラメント糸を、20:80〜80:20の重量割合で混用して、円筒状の48打ち以上64打ち以下の組紐に製紐され、棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように処理されている、モーター部品用保護スリーブ。
  14. 更にワニス処理されている請求項12または13に記載のモーター部品用保護スリーブ。

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