JP2007265951A - ヒーターランプの端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 端子の取り付けが簡単で、しかも取り付けた端子はカーボン体に確実に固定されるようにすることを目的とする。
【解決手段】 カーボンコイル体2の一端を金属円筒30の爪片31に係止した後、カーボンコイル体2を回転しながら金属円筒30へ挿入し、爪片31がカーボンコイル体2の少なくとも1巻きを係止する。しかる後、爪片31を金属円筒30内側へ折り曲げるとともにカーボンコイル体2の内径にカーボンフェルト体32を圧着挿入して端子3を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒーターランプの端子に関するもので、特に発熱体として炭素繊維糸をコイル状に巻き上げたヒーターランプの端子に関する。
従来より、ヒーターランプの発熱体として、棒状の固形カーボンを用いたものやフェルト状カーボンを用いたものがある。
これらはいずれも石英ガラス管内に固形カーボンまたはフェルト状カーボンを挿入して両端の端子部で石英ガラス管を圧着封止し、端子部へ導通することで固形カーボンまたはフェルト状カーボンを発熱するものである(特許文献1,2)。
これらの端子は、固形カーボンの両端にコイル状線材を巻き付けて構成したり、フェルト状カーボンの両端にリード棒の一部を埋設して構成している。
特開2001−35638号公報 特開2002−170653号公報
しかしながら、固形カーボンを用いたものは可撓性がなく、直管以外の各種形状のヒーターランプを製作することができない問題があり、フェルト状カーボンを用いたものは繊維の密度が不均一であって、発熱分布が不均等となって正確な温度コントロールが困難であるほか、同一の仕様を有するものであっても、その特性について電力差が生じる問題がある。
このような問題点に鑑みて、本出願人は炭素繊維糸を複数本撚り合わせてカーボン体とし、このカーボン体をコイル状に形成して発熱体を構成したヒーターランプを平成18年2月27日に特許出願した。
本発明は、前記特許出願にかかるヒーターランプの端子の改良に関するもので、端子の取り付けが簡単で、しかも取り付けた端子はカーボン体に確実に固定されるようにしたことを目的とする。
上記のような目的を達成するために、本発明のヒーターランプの端子は、複数本の炭素繊維糸を撚り合わせた撚糸をコイル状に巻き上げたカーボンコイル体と、前記カーボンコイル体の一端を挿入した金属円筒と、前記金属円筒の一端に設けた爪片と、前記カーボンコイル体の内径に圧着挿入したカーボンフェルト体とからなり、前記カーボンコイル体の少なくとも1巻きを前記爪片が係止したことを特徴とするものである。
また係止部は、前記爪片にカーボンコイル体の一端を係止した後、該カーボンコイル体を回転しながら少なくとも1巻きを係止し、しかる後、前記爪片を前記金属円筒内側へ折り曲げたことを特徴とするものである。
さらにカーボンフェルト体を、前記金属円筒の他端より前記カーボンコイル体の内径に圧着挿入して、該カーボンコイル体を前記金属円筒に固定したことを特徴とするものである。
上記構成によればカーボンコイル体の少なくとも1巻きを爪片で挟みつけ、さらに弾力性のあるカーボンフェルト体を押し込んで端子を構成したので、確実に端子がカーボンコイル体に取り付く。
この端子をカーボンコイル体の左右両端に取り付け、端子にリード線などを介して導通することによってカーボンコイル体が発熱する。
本発明は、以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ>金属円筒の爪片にカーボンコイル体の一端を係止し、カーボンコイル体を回転させながら順次係止させて金属円筒に挿入し、爪片を折り曲げるだけでよいので、端子の取り付けが簡単である。
<ロ>折り曲げた爪片の箇所へ、さらに弾力性のあるカーボンフェルト体を圧着挿入したので、取り付けた端子はカーボンコイル体に確実に固定される。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態について説明する。
図1はカーボンコイル体の両端に端子を取り付けた状態を示す斜視図であり、図2は端子の断面図である。図3はカーボンコイル体を石英ガラス管に挿入したヒーターランプを示す概略図である。図4は炭素繊維撚糸を示す斜視図で、図5は端子の製作手順を示す説明図で、図6は各種形状のヒーターランプを示す概略図である。
<イ>ヒーターランプ
ヒーターランプ1は、コイル状のカーボンコイル体2からなる発熱体と、このカーボンコイル体2の左右両端部23に取り付けた端子3と、さらにカーボンコイル体2を封入する石英ガラス管4とから構成される(図3参照)。
端子3に接続する外部リード線35を介して導通することによって、カーボンコイル体2が発熱する構造である。
<ロ>カーボンコイル体
カーボンコイル体2は、例えばポリアクリロニトリルを原料とするPAN系炭素繊維撚糸20をコイル状に巻き上げて形成したものである。
炭素繊維撚糸20は、素線21を多数束ねて炭素繊維糸22とし、この炭素繊維糸22を複数本撚り合わせて構成したもので(図4参照)、単に炭素繊維糸22を束ねた場合に比べて糸がほどけにくくなっている。
また、発熱体として充分な耐熱性及び強度を保つために太さ(直径)を1mm〜5mm程度とすることが望ましい。
このように構成した炭素繊維撚糸20をコイル状に形成することによって、カーボンコイル体2の発熱面積が直線状のカーボン体に比べて数倍以上も大きくなり、発熱量が増大する。
<ハ>端子
端子3は、導電性の金属円筒30、爪片31、カーボンフェルト体32、内部リード線33とからなる。
金属円筒30は両端が開放され、一端に爪片31を取り付け、他端に内部リード線33を取り付けてある。
図2に示すように金属円筒30の内側にはカーボンコイル体2が挿入されており、カーボンコイル体2の少なくとも1巻き(図3では3巻き)を爪片31が係止するとともに、この爪片31と金属円筒30とでカーボンコイル体2を挟みつけ、さらに弾力性のあるカーボンフェルト体32を押し込んである。
内部リード線33の先がモリブデン箔34にスポット溶接され、モリブデン箔34から先は外部リード線35が接続されている(図3参照)。
このように構成した端子3がカーボンコイル体2の左右両端に取り付けられる。
金属円筒30と内部リード線33をモリブデンなどの耐熱性素材にすれば、外部リード線35への伝熱が小さく、ヒーターランプ1を用いた製品の耐久性が向上する。
<ニ>石英ガラス管
石英ガラス管4は、カーボンコイル体2を真空状態または不活性ガス雰囲気中で封入するための密閉容器である。
石英ガラス管4は筒状に形成され、内部にカーボンコイル体2を収容するに十分な大きさとなっている。
カーボンコイル体2を挿入した石英ガラス管4を、モリブデン箔34の箇所で圧着封止41し、内部を真空にするか、不活性ガスで置換することで、図3に示すような左右両端に端子3,3を有するヒーターランプ1が構成される。
カーボンコイル体2は、可撓性があって変形自在のため、石英ガラス管4の各種形状に沿って挿着することができ、例えば石英ガラス管4を折り曲げて環状(馬蹄形、楕円形、円形、オメガ形など)、コの字形などに屈曲させ、この屈曲した石英ガラス管4にカーボンコイル体2を挿着し、図6(A),(B),(C)に示すような各種形状のヒーターランプ1を構成することができる。
図において36は、石英ガラス管4の封止部41と外部リード線35の接続部に取り付けられた碍子である。
これら各種形状のヒーターランプ1は、これを用いる機器によって適宜選択できる。
<ホ>ヒーターランプの製造
先ず、炭素繊維糸22を複数本撚り合わせた撚糸20を液状樹脂等に浸して硬化させた後、コイリングし、所定のコイル径、コイル長を有するカーボンコイル体2を造っておく。
両端が開放された金属円筒30の一端にモリブデンやニッケルからなる爪片31をスポット溶接し、他端に内部リード線33をスポット溶接して取り付ける。
爪片31が、金属円筒30の中心に向くように略90度折り曲げる(図5(A))。
カーボンコイル体2の一端23を爪片31に係止し(図5(B))、その状態でカーボンコイル体2を回転しながら、ねじ込むようにして金属円筒30の内側へ挿入していく(図5(C))。
カーボンコイル体2を所定の量だけ挿入したら、爪片31をさらに90度折り曲げて、爪片31と金属円筒30とでカーボンコイル体2を挟みつける(図2、図5(D))。
次いで、金属円筒30の他端から弾力性のあるカーボンフェルト体32をカーボンコイル体2の内径に圧着挿入し(図5(E))、カーボンコイル体2を予備製造する(図1参照)。
なお、内部リード線33がカーボンコイル体2の中心軸と略同軸となるように折り曲げておく。
このように予備製造したカーボンコイル体2を、両端開きの石英ガラス管4内に挿入し、石英ガラス管4の両端を加熱プレスし、モリブデン箔34の箇所で封止41するとともに碍子36を取り付けて、中央部にカーボンコイル体2を内蔵した直管状のヒーターランプ1を製造する(図3参照)。
カーボンコイル体2は、空気中で発熱させると燃えてしまうため、石英ガラス管4の内部を真空にした状態でカーボンコイル体2を収納するか、あるいは石英ガラス管4の内部を不活性ガスで置換する。
この場合、カーボンコイル体2の部分が空気中に曝されないようにしながら、モリブデン箔34の箇所で石英ガラス管4を加熱溶封し、次いで他端から脱気し、真空にしながら上記と同様にして他方を溶封する。
なお、一端を溶封した後、他端から窒素ガス、アルゴンガス、ネオンガス、キセノンガス等で置換してもよい。
<ヘ>作用
以上のように、カーボンコイル体2の少なくとも1巻きを爪片31で金属円筒30内面へ向けて挟み付け、さらに弾力性のあるカーボンフェルト体32を押し込んで端子3を構成したので、確実にカーボンコイル体2に端子3を取り付けることができる。
この端子3を両端に取り付けたヒーターランプ1に通電すると、外部リード線35、モリブデン箔34、内部リード線33、金属円筒30、爪片31を介してカーボンコイル体2に電流が流れ、カーボンコイル体2が発熱する。
カーボンコイル体2が、炭素繊維糸22を複数本撚り合わせた撚糸20よりなるため、カーボンコイル体2には電流が均一に流れ、その表面全域において均一に高い発熱効率が得られる。
カーボンコイル体の両端に端子と取り付けた状態を示す斜視図。 端子の断面図。 カーボンコイル体を石英ガラス管に挿入したヒーターランプを示す概略図。 炭素繊維撚糸を示す斜視図。 端子の製作手順を示す説明図。 各種形状のヒーターランプを示す概略図。
符号の説明
1・・・・ヒーターランプ
2・・・・カーボンコイル体
20・・・炭素繊維撚糸
22・・・炭素繊維糸
3・・・・端子
30・・・金属円筒
31・・・爪片
32・・・カーボンフェルト体
33・・・内部リード線
35・・・外部リード線
4・・・・石英ガラス管

Claims (3)

  1. 複数本の炭素繊維糸を撚り合わせた撚糸をコイル状に巻き上げたカーボンコイル体と、
    前記カーボンコイル体の一端を挿入した金属円筒と、
    前記金属円筒の一端に設けた爪片と、
    前記カーボンコイル体の内径に圧着挿入したカーボンフェルト体とからなり、
    前記カーボンコイル体の少なくとも1巻きを前記爪片が係止したことを特徴とする、
    ヒーターランプの端子。
  2. 請求項1に記載するヒーターランプの端子において、
    前記係止部は、前記爪片にカーボンコイル体の一端を係止した後、
    該カーボンコイル体を回転しながら少なくとも1巻きを係止し、
    しかる後前記爪片を前記金属円筒内側へ折り曲げたことを特徴とする、
    ヒーターランプの端子。
  3. 請求項1または請求項2に記載するヒーターランプの端子において、
    前記カーボンフェルト体を、前記金属円筒の他端より前記カーボンコイル体の内径に圧着挿入して、該カーボンコイル体を前記金属円筒に固定したことを特徴とする、
    ヒーターランプの端子。
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