JP2009123572A - 発熱体ユニット及び加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発熱体ユニットにおける発熱体2の端部に係止用貫通孔3e設けるとともに、発熱体2の端部を挟持する保持具3を構成する第1の保持部材3aと第2の保持部材3aにそれぞれ形成された貫通孔3ac,3bcに固定部材5係合せしめて発熱体2の端部を保持することにより、熱ストレスにおいても安定したストレス吸収と熱拡散ができる安定した発熱体ユニット及びその発熱体ユニットにて加熱装置を構成する。
【選択図】図1
Description
構成されている。このように構成された発熱体ユニットは、炭素系物質を主成分としたシート状の前記発熱体の端部において、前記第1及び第2の保持部材間に挿入された前記発熱体端部は前記固定部材による圧着により前記第1及び第2の保持部材に密着した状態で挟持されることとなるので安定した固定強度が得られる。
本発明に係る実施の形態1の発熱体ユニットについて図1乃至図5を用いて説明する。図1は実施の形態1の発熱体ユニットの構造を示す平面図である。図1においては、当該発熱体ユニットが長尺形状であるため、その中間部分を破断して省略し、両端部分近傍を示している。図2は実施の形態1の発熱体ユニットにおける発熱体の正面図である。
以下、本発明に係る実施の形態2の発熱体ユニットについて図6を用いて説明する。図6は、実施の形態2の発熱体ユニットにおける発熱体の両端部を取付ける際に用いられる第2の例である発熱体取付装置を拡大して示した一部切欠正面図である。発熱体2の両端部に配設される固定部材5と、第1及び第2の内部リード線以外の構成は実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
実施の形態1の発熱体ユニットと同様に、保持具3の第1の保持部材3a及び第2の保持部材3bを一体での構成例で説明したが複数に分割して発熱体を挟持(挟着)する構成でも同様の効果を得ることができる。又、固定部材50と内部リード線110aとを分離する構成としたことで、柔らかい発熱体を第1の保持部材3a及び第2の保持部材3bにより挟持するよう組み立てる際、取り扱いが簡単になり発熱体の破損を防ぐことができるとともに、ガラス管1の片側開口より両リード線を一緒に出すことも可能となる構成ができる。
以下、本発明に係る実施の形態3の加熱装置について図9を参照しつつ説明する。実施の形態3の加熱装置は、前述の実施の形態1乃至実施の形態2の発熱体ユニットを熱輻射源として用いたものである。図9は本発明の発熱体ユニットを熱輻射源として用い、反射板を設けた加熱装置の構成を示す図であり、前記発熱体ユニットの発熱体2の長手方向に直交する方向に切断した断平面図を示している。
以下、本発明に係る実施の形態4の加熱装置について図10を参照しつつ説明する。 図10は、実施の形態の加熱装置として複写機を例に挙げて、その熱輻射源となる発熱体ユニット等の近傍を示した図であり、かつ発熱ユニットの長手方向に直交する方向で切断した断正面図である。
高い熱源を有する必要がある機器の熱源として有効である。
2 発熱体
3 保持具
3a 第1の保持部材
3b 第2の保持部材
4 保持部
5 固定部材
6 スプリング部
7 内部リード線
8 モリブデン箔
9 外部リード線
10a 第1の電力供給部
10b 第2の電力供給部
11a 第1の内部リード線部材
11b 第2の内部リード線部材
12 接合部
13 スペイサー
14 スペイサー
15 反射板
18 筒体
19 加圧ローラ
Claims (15)
- 発熱部を有した発熱体と、その発熱体の端部に取付けられた保持具と、その保持具に電気的に接続されて前記発熱体に外部からの電力を供給するリード線とをガラス管内に配置された構成からなる発熱体ユニットであって、前記保持具は互いに対向するように配置された第1及び第2の保持部材を有し、かつその第1及び第2の保持部材にはそれぞれ貫通孔が形成されるとともにそれらの貫通孔の軸線が同軸上に位置して互いに対向するようになっており、前記発熱体の端部は前記第1及び第2の保持部材の中間に位置し、かつ前記同軸上に位置する係止用貫通孔を形成しており、前記第1及び第2の保持部材の各貫通孔と前記係止用貫通孔には係合する係合部材を有した固定部材を配設しており、その固定部材には前記発熱体の端部が配置されていない前記第1保持部材側に位置した前記係合部材の一端側には前記第1の保持部材の位置を規制する第1の位置規制部材を設けるとともに、前記発熱体の端部が配置されていない前記第2の保持部材側に位置した前記係合部材の他端側には前記第2の保持部材の位置を規制する第2の位置規制部材を設けることにより、発熱体の端部が前記第1及び第2の保持部材によって挟持されることを特徴とする発熱体ユニット。
- 前記第1及び第2の保持部材の各貫通孔と前記係止用貫通孔とを係合せしめるように前記第1の保持部材に接合した前記リード線の遊端が延設されることにより前記固定部材の係合部材を形成せしめ、かつ、前記第2の保持部材の貫通孔より貫通させて外側に突出せしめた前記係合部材の遊端部を塑性変形させて第2の位置規制部材を設けることにより、前記発熱体の端部が前記第1及び第2の保持部材によって挟持されることを特徴とする請求項1に記載の発熱体ユニット。
- 前記第1の位置規制部材と前記第2の位置規制部材との距離を縮めることにより、前記発熱体の端部を前記第1及び第2の保持部材によって挟持された際、前記発熱体が圧着状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載の発熱体ユニット。
- 前記第1及び第2の保持部材の貫通孔と発熱体の貫通孔において、前記第2の保持部材の貫通孔は前記固定部材の外径より大きく、かつ前記第1の保持部材の貫通孔及び前記発熱体の貫通孔よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発熱体ユニット。
- 前記発熱体の端部を挟持する前記第1及び第2の保持部の発熱体挿入口側縁部は、前記発熱体の欠損を防止する欠損防止部として、外側に向けて開放する曲面もしくは傾斜面、あるいはバリ無し部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発熱体ユニット。
- 前記発熱体が可撓性、柔軟性、及び弾力性を有する材料からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発熱体ユニット。
- 前記発熱体を圧接するように前記発熱体と第1及び第2の保持部材の間の少なくとも一方に弾性を有する導電性部材が配設されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発熱体ユニット。
- 前記第1の位置規制部材と前記第2の位置規制部材との間に形成される空間内において、前記第1の位置規制部材、前記第2の位置規制部材、及び前記空間内に位置する各部材の何れかの間で形成される間隙に弾性を有する部材が配設されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発熱体ユニット。
- 前記リード線にガラス管内内壁と前記発熱体との距離を規制する位置規制部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の発熱体ユニット。
- 前記リード線に前記発熱体の伸縮を吸収するスプリング部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の発熱体ユニット。
- 前記ガラス管の開口部を封止し、不活性ガスが充填されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の発熱体ユニット。
- 前記発熱体は、厚みが300μm以下のフィルムシート状である請求項1乃至10のいずれか一項に記載の発熱体ユニット。
- 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の発熱体ユニットを有し、その発熱体ユニットの発熱体側筒面に対向する位置に反射手段が設けられていることを特徴とする加熱装置。
- 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の発熱体ユニットを有し、その発熱体ユニットを内部空間に位置せしめることにより前記発熱体ユニットの外側筒面周囲を取り囲むように筒体が配設されたことを特徴とする加熱装置。
- 発熱体ユニットの電気的制御を行う制御回路を有し、前記制御回路はオンオフ制御、通電率制御、位相制御、及びゼロクロス制御のそれぞれの回路が単独、若しくは少なくとも二つを組み合わせて構成されることを特徴とする請求項12乃至13に記載の加熱装置。
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