JP2019502838A - 耐摩耗性編組テキスタイルスリーブおよびその構築方法 - Google Patents

耐摩耗性編組テキスタイルスリーブおよびその構築方法 Download PDF

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Abstract

保護テキスタイルスリーブ(10)およびその構築方法を提供する。スリーブ(10)は、編組糸(11,12)からなる曲げやすい管状壁(14)を有する。糸(11,12)のうちの少なくとも数本は、複数のモノフィラメント12として提供され、糸のうちの少なくとも数本は、複数のマルチフィラメント(11)として提供される。複数のマルチフィラメント(11)は、複数の別々の束DSに編み組まれる。束DSの各々は、少なくとも2本のマルチフィラメントを含む。モノフィラメント(12)は、編み組みプロセス中にマルチフィラメント(11)に組み込まれて、マルチフィラメント(11)を「編み組み当初の」位置にロックし、適用中および使用中のマルチフィラメント(11)の移動を防止し、それによってスリーブ壁(14)の耐摩耗性を向上させる。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2016年10月17日に出願された米国仮出願番号第62/408,962号、2016年1月22日に出願された米国仮出願番号第62/286,106号および2017年1月20日に出願された米国実用出願番号第15/411,080号の利益を主張し、これらは全文が引用によって本明細書に援用される。
発明の背景
1.技術分野
本発明は、一般に、細長い部材を保護するためのテキスタイルスリーブに関し、より特定的には、編組テキスタイルスリーブに関する。
2.関連技術
たとえばワイヤハーネス、流体またはガス運搬管またはケーブルなどの内部に収容された細長い部材を保護するために用いられる管状テキスタイルスリーブが知られている。内部に収容された細長い部材を保護するための管状テキスタイルスリーブを編むことがさらに知られている。このようなスリーブの最近の車両での用途では、環境温度の上昇などから細長い部材をさらに保護することおよび耐摩耗性を向上させることが求められている。これらの要求の増大により、スリーブは、温度の上昇にさらされたり具体的に規定された摩耗試験仕様にさらされたりするなど、さまざまな試験パラメータに合格しなければならなくなっており、たとえば、スリーブの編組層全体にわたって摩耗することなく、または内部に収容された細長い部材に損傷を与えることなく、摩耗ツールをスリーブの長さに沿っておよびスリーブの長さに対して横方向に通過させる。公知の編組スリーブ構造は、いくつかの試験パラメータ下では、試験仕様を満たすことができないため、さらなる開発が必要である。当然のことながら、結果として生じるスリーブは、さまざまな耐熱および耐摩耗試験要件を満たさなければならないだけでなく、製造の際に経済的であり、比較的小さな覆いを有し、蛇行経路上への設置を容易にするために曲げやすいままでなければならない、ということが理解されるべきであり、これは、ますます厳しくなる試験パラメータを満たすスリーブを形成できることとは逆になりがちである。
本発明に従って構築される編組スリーブは、比較的小さな覆いを有し、曲がりやすいままでありながら、上記のますます厳しくなる温度および耐摩耗試験パラメータを満たすことができ、他の利点は、当業者によって容易に認識されるであろう。
発明の概要
編組糸からなるシームレスの、曲げやすい、耐摩耗性の管状壁を有するテキスタイルスリーブを提供する。壁の糸は、ねじれなしに鋭い湾曲部を含む蛇行経路のまわりにスリーブを引き回すことができるように十分に曲げやすいままでありながら、約175℃までの温度上昇に耐え、所定のテストパラメータ下で壁の厚み全体にわたって摩耗に耐えるように編み組まれる。
本発明の別の局面に従って、編組糸からなる曲げやすい管状壁を有する保護テキスタイルスリーブを提供する。上記糸のうちの少なくとも数本は、複数のモノフィラメントとして提供され、上記糸のうちの少なくとも数本は、複数のマルチフィラメントとして提供される。上記複数のマルチフィラメントは、複数の別々の束に編み組まれる。上記束の各々は、少なくとも2本のマルチフィラメントを含み、上記曲げやすい管状壁は、約500〜700g/mの外面密度を有する。
本発明の別の局面によれば、上記マルチフィラメントは、約1000〜1200dTexのデニールを有する。
本発明の別の局面によれば、上記マルチフィラメントは、約60〜85cN/texの引っ張り強さを有する。
本発明の別の局面によれば、上記マルチフィラメントは、ポリエステルである。
本発明の別の局面によれば、上記モノフィラメントは、約0.35〜0.40mmの直径を有する。
本発明の別の局面によれば、上記モノフィラメントは、約40〜55cN/texの引っ張り強さを有する。
本発明の別の局面によれば、上記モノフィラメントは、約3GPaのヤング率を有する。
本発明の別の局面によれば、上記複数のマルチフィラメントおよび上記複数のモノフィラメントは、約2:1の比率で編み組まれる。
本発明の別の局面に従って構築された保護テキスタイルスリーブは、編組糸からなる曲げやすい管状壁を有し、上記糸のうちの少なくとも数本は、複数のモノフィラメントとして提供され、上記糸のうちの少なくとも数本は、複数のマルチフィラメントとして提供される。上記複数のマルチフィラメントは、複数の別々の束に編み組まれ、上記束の各々は、少なくとも2本のマルチフィラメントを含む。さらに、上記モノフィラメントは、約40〜55cN/texの引っ張り強さを有し、それによって、上記マルチフィラメントに組み込まれて、上記マルチフィラメントを「編み組み当初の」位置にロックして、上記スリーブ壁の耐摩耗性を向上させる。
本発明の別の局面に従って構築された保護テキスタイルスリーブは、編組糸からなる曲げやすい管状壁を有し、上記糸のうちの少なくとも数本は、複数のモノフィラメントとして提供され、上記糸のうちの少なくとも数本は、複数のマルチフィラメントとして提供される。上記複数のマルチフィラメントは、複数の別々の束に編み組まれ、上記束の各々は、少なくとも2本のマルチフィラメントを含み、上記モノフィラメントは、約3GPaのヤング率を有し、それによって、上記マルチフィラメントに組み込まれて、上記マルチフィラメントを「編み組み当初の」位置にロックして、上記スリーブ壁の耐摩耗性を向上させる。
本発明の別の局面に従って、保護テキスタイルスリーブの構築方法を提供する。上記方法は、約40〜55cN/texの引っ張り強さを有する複数のモノフィラメントおよび約1000〜1200dTexのデニールを有する複数のマルチフィラメントから曲げやすい管状壁を編み組むステップを含む。上記複数のマルチフィラメントは、複数の別々の束として編み組まれ、上記別々の束の各々は、少なくとも2本のマルチフィラメントを含む。上記方法は、上記編み組みプロセス中に上記複数のモノフィラメントを上記複数のマルチフィラメントに組み込んで、上記複数のマルチフィラメントを所定の位置に効果的にロックするステップを含む。
本発明の別の局面によれば、上記方法は、約60〜85cN/texの引っ張り強さを有する上記マルチフィラメントを提供するステップをさらに含む。
本発明の別の局面によれば、上記方法は、約0.35〜0.40mmの直径を有する上記モノフィラメントを提供するステップをさらに含む。
本発明の別の局面によれば、上記方法は、約3GPaのヤング率を有する上記モノフィラメントを提供するステップをさらに含む。
本発明のこれらのおよび他の局面、特徴および利点は、以下の現状の好ましい実施形態および最良の形態の詳細な説明、添付の特許請求の範囲ならびに添付の図面を考慮して当業者に容易に明らかになるであろう。
貫通する細長い部材を保護する、示されている本発明の一局面に従って構築された編組保護テキスタイルスリーブの概略斜視図である。 図1のスリーブの壁の拡大部分平面図である。 束ねられたマルチフィラメントと個々のモノフィラメントとの比率を示す、図1のスリーブの編組構造を示す概略端面図である。 摩耗試験ツールがスリーブと接触するように配置された、図1のスリーブの編組構造を示す概略部分端面図である。 スリーブが予め定められた仕様要件を満たすか否かを判断するためにスリーブに対して行われる摩耗試験を示す。 スリーブが予め定められた仕様要件を満たすか否かを判断するためにスリーブに対して行われる摩耗試験を示す。 本発明のさまざまな局面に従って構築されたさまざまな編組スリーブ構造を一覧にした表である。
好ましい実施形態の詳細な説明
図面をより詳細に参照して、図1は、本発明の一局面に従って構築された編組管状テキスタイルスリーブ10を示す。スリーブ10は、複数のマルチフィラメント糸(以下、単にマルチフィラメント11と称する)を含み、マルチフィラメント11は、複数のモノフィラメント糸(以下、単にモノフィラメント12と称する)と編み組まれて、スリーブ10の管状壁14を形成する。壁14は、シームレスの態様で編み組まれているため、周方向に連続的な、途切れのない外面16と、内面18とを有し、内面18は、スリーブ10の両端24と26との間に中心長手方向軸22に沿って軸方向に延在する管状内部空洞20を規定する。空洞20は、ワイヤハーネス、流体またはガス運搬管、ケーブルなどの保護すべき細長い部材28を受けるようにサイズ決めされている。マルチフィラメント11とモノフィラメント12との間に生み出される相乗効果により、約500g/mの外面密度がスリーブ10に提供され、その結果、スリーブが費用対効果の高いものになり、壁14が非常に曲がりやすいものになると同時に、高耐摩耗性の丈夫な外面16が壁14に提供され、そのため、スリーブ10の壁14は、内部に収容された細長い部材28を損傷から保護することができる。温度上昇下でのこのような丈夫さの根拠については、以下でより詳細に説明する摩耗試験において実験的に証明されている。
壁14は、任意の好適な長さおよび直径を有するように構築され得て、密な編組構造を有するように編み組まれて、任意の種類の二次コーティングを必要とすることなく、空洞20への外部流体および/または破片の侵入に対する壁14の不透過性を向上させる。したがって、スリーブ10は、複数の壁層または二次コーティング材料を必要とすることなく細長い部材28を保護できることを考慮して、費用対効果が高くなる。本発明の一局面によれば、壁14は、隣り合った、鏡に映した関係の束ねられたデュアルストランドまたはデュアルエンドマルチフィラメント11と、シングルストランドまたはシングルエンドモノフィラメント12とで形成され、束ねられたマルチフィラメント11は、シングルストランドモノフィラメント12と編み組まれている。図3は、概略的に示されたモノフィラメント12のシングルストランドSSに対する、概略的に示されたマルチフィラメント11のデュアルストランドDSの個々の束を示す。このように、限定としてではなく一例として、マルチフィラメント11について36個のキャリアおよびモノフィラメント12について36個のキャリアなど、同数のキャリアを用いて壁14を編み組む場合には、マルチフィラメント11の各キャリアは、マルチフィラメント11の2個の端部を有するのに対して、モノフィラメント12の各キャリアは、モノフィラメント12の1個の端部を有する。したがって、マルチフィラメント11およびモノフィラメント12は、端部が2:1の比率で互いに編み組まれている。このように、各キャリアについてのマルチフィラメント11の2個の端部は、あたかも1本の共通の糸であるかのように互いに隣り合った、鏡に映した関係で編み組まれている、ということが認識されるべきである。
モノフィラメント12は、スリーブ10の性能の点で重要な役割を果たし、摩耗に耐える能力をスリーブ10に提供し、使用中は束ねられたマルチフィラメント11を「編み組み当初の」位置にロックするように部分的に機能することによって、「ロックおよび固定された」強力マルチフィラメント11によって提供される壁14の耐摩耗性を向上させる。約1000〜1200dTexの線密度を有するポリエステルからなるマルチフィラメントが提供され、例示的な一実施形態では、1100デニールおよび約60〜85cN/texのカウント関連糸引っ張り強さを有するマルチフィラメントが提供され、cN/tex糸=cN/tex繊維(×)物質利用率%(/)100であり、特に、限定としてではなく一例として、ディオレン(商標)という商品名で販売されている強力PETとして提供されている。マルチフィラメント11を所定の位置にロックするモノフィラメント12の能力は、一部には約0.35〜0.40mmであるとされるモノフィラメントの直径に起因し、またモノフィラメントの径方向における係数および剛性が高い(径方向に弾性変形する能力が無い)ことにも起因し(モノフィラメント112は径方向に剛性があるが、それらの長さに沿っては曲げやすいままであり、それによってスリーブ10は非常に曲げやすいままであることができるということが理解されるべきである)、約3GPaなどの比較的高いヤング率および約40〜55cN/texの引っ張り強さを有することに起因し、一つの特に好ましい実施形態では、限定としてではなく一例として、強力ナイロンなどの強力熱可塑性ポリアミドを有することに起因する。モノフィラメント12が比較的高いヤング率を有するので、モノフィラメント12をマルチフィラメント11に組み込むことができ、それによって、マルチフィラメント11を所定の「編み組み当初の」位置にロックするように作用する。逆に、比較的低いヤング率を有するモノフィラメントが提供される場合には、モノフィラメントは、軸方向にも径方向にもさらに弾性があり、したがって、マルチフィラメントを「編み組み当初の」位置にロックするのに必要な程度までマルチフィラメントに組み込まれることはないであろう。このように、比較的低いヤング率のモノフィラメントでは、摩耗試験に合格するためおよび細長い部材を損傷から保護するために必要な程度の耐摩耗性を提供するには、約900g/mなど、壁の表面積密度を大きくすることが必要であろう。当然のことながら、表面積を大きくすることによりコストが増大し、かさが増大し、さらにスリーブの柔軟性が減少することになる、ということが認識されるべきである。
スリーブ10の耐摩耗性を実証するために用いられる試験は、200gの質量を加えられたツール30を含み、ツール30は、ツール30の長さがスリーブ10の長手方向軸22に対して概して横方向に延在する状態で方向付けられている(図5Aおよび図5B)。一つの試験によれば、ツール30は、たとえば図5Aに示されるように10Hzの周波数でスリーブ10の長さに沿って動かされ、別の試験では、ツール30は、たとえば図5Bに示されるようにスリーブ10の幅にわたって、スリーブの長さに対して横方向に、のこ引き型の動きで、10Hzの周波数で動かされる。新たなスリーブ試験のサイクル数は、144,000である。本発明に従って構築されたスリーブ10は、上記のように、5段階評価で4以上の評価を有する試験に合格することができる。試験に合格するには、厚みを貫通して破損したり、下にある編組糸のうちのいずれかを切断したりすることなく、下にある編組糸の部分的摩耗が試験中に起こるだけである必要があり、当然のことながらスリーブ10に収容されている細長い部材に対する損傷は生じ得ない。4というスコアを有する試験に合格した、本発明に従って構築されたスリーブに対して実行される耐摩耗性試験手順は、以下の通りである。
試験♯1:D44 1959に従った耐摩耗性、S21 5101に従ったカテゴリD
手順:摩耗方向当たり最低でも3個のサンプルに対して以下が実行された
・サンプルを約100mmの長さに切断した
・公称スリーブサイズのPAホース上にサンプルを設置し、スチールマンドレルをホース内に挿入した
・サンプル/ホース/マンドレルアセンブリをサンプルホルダに装着した
・摩耗ツールであるカテゴリD(PA66GF30プラスチックエッジ)を、ツール/サンプル角度が90°であるようにツールホルダに装着した
・200gの質量を加えて、ツール/サンプル接点を生成した
・試験の前にオーブンを120℃に予熱した
・オーブン温度の安定化後に、試験を開始した
・長手(タイプAまたはグレーティング)方向および横断(タイプBまたはのこ引き)方向当たり10サイクル/秒(10mmのストローク)で摩耗テストを144,000サイクル(4時間)行った後
・5段階評価でサンプルを視覚的に検査した。
上記のように、束ねられたマルチフィラメント11と1本のモノフィラメント12とを互いに編み組むことを含むスリーブ10の構築中に、好ましくは、所望の長さのスリーブ10は、編み組みプロセスにおいてある長さに切断される。編み組みプロセスにおいて所望の完成した長さのスリーブ10を切断することにより、スリーブ10の円形外周形状を維持することが容易になり、それによって細長い部材28を空洞20に挿入することが容易になることが分かった。
図6に示される表は、限定としてではなく一例として、本発明のさまざまな局面に従って製造された6個の異なるサンプルを示し、平均スリーブ直径がB欄に示されており、マルチフィラメントおよびモノフィラメント糸のさまざまなタイプがそれぞれの糸のキャリアおよび端部の個数とともにC欄およびD欄にそれぞれ示されており、編組壁の質量がE欄に示されており、編組壁の密度がF欄に示されている。
上記の詳細な説明は、いくつかの現状の好ましい実施形態に関するものであるということが理解されるべきであり、本明細書の開示から当業者が容易に認識できる他の実施形態も本明細書に組み込まれて、最終的に許可される特許請求の範囲の範囲内であると見なされる、ということが理解されるべきである。

Claims (21)

  1. 保護テキスタイルスリーブであって、
    編組糸からなる曲げやすい管状壁を備え、前記糸のうちの少なくとも数本は、複数のモノフィラメントとして提供され、前記糸のうちの少なくとも数本は、複数のマルチフィラメントとして提供され、前記複数のマルチフィラメントは、複数の別々の束に編み組まれ、前記束の各々は、少なくとも2本のマルチフィラメントを含み、前記曲げやすい管状壁は、約500〜700g/mの外面密度を有する、保護テキスタイルスリーブ。
  2. 前記マルチフィラメントは、約1000〜1200dTexのデニールを有する、請求項1に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  3. 前記マルチフィラメントは、約60〜85cN/texの引っ張り強さを有する、請求項2に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  4. 前記マルチフィラメントは、ポリエステルである、請求項3に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  5. 前記モノフィラメントは、約0.35〜0.40mmの直径を有する、請求項2に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  6. 前記モノフィラメントは、約40〜55cN/texの引っ張り強さを有する、請求項1に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  7. 前記モノフィラメントは、約3GPaのヤング率を有する、請求項1に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  8. 前記複数のマルチフィラメントおよび前記複数のモノフィラメントは、約2:1の比率で提供される、請求項1に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  9. 保護テキスタイルスリーブであって、
    編組糸からなる曲げやすい管状壁を備え、前記糸のうちの少なくとも数本は、複数のモノフィラメントとして提供され、前記糸のうちの少なくとも数本は、複数のマルチフィラメントとして提供され、前記複数のマルチフィラメントは、複数の別々の束に編み組まれ、前記束の各々は、少なくとも2本のマルチフィラメントを含み、前記モノフィラメントは、約40〜55cN/texの引っ張り強さを有する、保護テキスタイルスリーブ。
  10. 前記マルチフィラメントは、約1000〜1200dTexのデニールを有する、請求項9に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  11. 前記マルチフィラメントは、約60〜85cN/texの引っ張り強さを有する、請求項9に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  12. 前記モノフィラメントは、約0.35〜0.40mmの直径を有する、請求項9に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  13. 前記モノフィラメントは、約3GPaのヤング率を有する、請求項9に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  14. 保護テキスタイルスリーブであって、
    編組糸からなる曲げやすい管状壁を備え、前記糸のうちの少なくとも数本は、複数のモノフィラメントとして提供され、前記糸のうちの少なくとも数本は、複数のマルチフィラメントとして提供され、前記複数のマルチフィラメントは、複数の別々の束に編み組まれ、前記束の各々は、少なくとも2本のマルチフィラメントを含み、前記モノフィラメントは、約3GPaのヤング率を有する、保護テキスタイルスリーブ。
  15. 前記マルチフィラメントは、約1000〜1200dTexのデニールを有する、請求項14に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  16. 前記マルチフィラメントは、約60〜85cN/texの引っ張り強さを有する、請求項14に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  17. 前記モノフィラメントは、約0.35〜0.40mmの直径を有する、請求項14に記載の保護テキスタイルスリーブ。
  18. 保護テキスタイルスリーブの構築方法であって、
    約40〜55cN/texの引っ張り強さを有する複数のモノフィラメントおよび約1000〜1200dTexのデニールを有する複数のマルチフィラメントから曲げやすい管状壁を編み組むステップを備え、前記複数のマルチフィラメントは、複数の別々の束として編み組まれ、前記別々の束の各々は、少なくとも2本のマルチフィラメントを含み、前記方法はさらに、
    前記編み組みプロセス中に前記複数のモノフィラメントを前記複数のマルチフィラメントに組み込んで、前記複数のマルチフィラメントを所定の位置に効果的にロックするステップを備える、方法。
  19. 約60〜85cN/texの引っ張り強さを有する前記マルチフィラメントを提供するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 約0.35〜0.40mmの直径を有する前記モノフィラメントを提供するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  21. 約3GPaのヤング率を有する前記モノフィラメントを提供するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
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