JP2002527684A - ゴムチューブ用のファブリックスリーブ - Google Patents

ゴムチューブ用のファブリックスリーブ

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JP2002527684A
JP2002527684A JP2000576100A JP2000576100A JP2002527684A JP 2002527684 A JP2002527684 A JP 2002527684A JP 2000576100 A JP2000576100 A JP 2000576100A JP 2000576100 A JP2000576100 A JP 2000576100A JP 2002527684 A JP2002527684 A JP 2002527684A
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sleeve
yarn
multifilament
monofilament
fabric
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JP2000576100A
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ローラン・ブノア
アンドリウ・ユベール
ドロマン・リオヌ
Original Assignee
フェデラル−モーグル・システムズ・プロテクション・グループ・エスエーエス
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear
    • F16L57/06Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear against wear
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04CBRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
    • D04C1/00Braid or lace, e.g. pillow-lace; Processes for the manufacture thereof
    • D04C1/02Braid or lace, e.g. pillow-lace; Processes for the manufacture thereof made from particular materials

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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ゴムチューブ用の保護ファブリックスリーブ(1)は、伸縮自在に変形可能な管状構造を形成する熱回復性の交織撚糸を備え、撚糸は少なくとも1本のモノフィラメント糸(2)と、少なくとも1本のマルチフィラメント糸(3)を有する。このファブリックスリーブは、特に、自動車の油圧回路内の継手に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴムチューブ用のファブリックスリーブ(fabric sleeve)に関し
、特に、自動車エンジン内の油圧回路(fluid circuit)に嵌合するゴム継手(r
ubber coupling)に関する。
【0002】 また、本発明に係るファブリックスリーブによって被包されるゴムチューブの
製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
油圧回路に嵌合されるゴムチューブの補強として、機械的なファブリック補強
材をチューブの厚み内に嵌入するものが知られている。このファブリック補強材
は流体の及ぼす内部圧力に対するチューブの抵抗を増加させることを可能にする
【0004】 このような補強チューブの従来の製造方法は、主として、ゴム管状基材(rubb
er tubular substrate)の押出、この基材へのファブリック繊維(fibre)の捲
回、過組または過編(overbraiding or overknitting)、そしてファブリック補
強材を嵌入するための新しいゴム層の押出によって構成される。
【0005】 また、ゴムチューブを捲回し、ゴムチューブを外部攻撃(external attack)
から保護し、耐摩耗性(abrasion resistance)を向上させることができる機械
的な保護スリーブ(mechanical protective sleeve)を用いることが知られてい
る。
【0006】 このような表面保護スリーブ(external protective sleeve)は、例えば、米
国特許第5366771(US-A-5366771)号に記載されている。それは、熱回復性糸(h
eat-recoverable yarns)と熱安定性糸(heat-stable yarns)が混在した織物(
woven fabric)を有し、このファブリック自体はポリマー薄膜に嵌入している。
このファブリックは薄板の形に製造され、チューブの周囲に捲回され、チューブ
周囲に管状スリーブを形成するために長手方向の端同士が結合される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、特に、ゴムチューブ上に嵌合する方法を簡単にし、ゴムチューブ自
体の製造をより容易にすることのできるファブリックスリーブを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるゴムチューブ用のファブリックスリーブは、伸縮自在に変形可能
な管状構造を形成する熱回復性の交織撚糸(interlaced strands)を備え、撚糸
は少なくとも1本のモノフィラメント糸と、少なくとも1本のマルチフィラメン
ト糸を有する。
【0009】 このスリーブは管状であるにもかかわらず、その弾性構造によりゴムチューブ
上への嵌合がより容易となり、この構造によりチューブ上をスリップしている間
はスリーブを変形することができる。
【0010】 さらに、撚糸の熱回復(heat recovery)によって、撚糸の回復前に直径がチ
ューブの外径よりも大きいスリーブを設計(design)することが可能となり、そ
の結果、より簡単にチューブ上にスリップすることができる。
【0011】 本発明に係る管状スリーブは、したがって、異なる形状のゴムチューブ、特に
たくさん屈曲しているゴムチューブ上に完全に適合する。
【0012】 保護スリーブの管状形状および一方がモノフィラメンで他方がマルチフィラメ
ントである少なくとも二種類の異なる糸の利用のため、ゴムチューブの摩耗に対
する機械的保護と流体の及ぼす内部圧力に対するチューブの補強の両方が可能に
なる表面スリーブが得られる。
【0013】 モノフィラメント糸によってスリーブがゴムチューブを伸縮自在に保持するこ
とが可能となり、これにより、内部圧力に対してチューブを補強する十分な力を
発達させる。
【0014】 さらに、モノフィラメント糸は、ゴムチューブを圧迫するようにマルチフィラ
メント糸を保持し、したがって、ゴムチューブを外部攻撃と消耗の危険(risk o
f wear)から守るマルチフィラメント糸の機能は増大する。
【0015】 スリーブの嵌合とゴムチューブへの補強に関する利点とは別に、本発明に係る
ファブリックスリーブはまた、チューブを形成しているゴム体(mass of rubber
)内へのファブリック補強材の嵌入を不要にすることもできる。後者の製造はし
たがって、非常に簡素化される。
【0016】 本発明の好ましい形態によれば、モノフィラメント糸とマルチフィラメント糸
の熱回復率はほぼ等しい。
【0017】 チューブ周囲のファブリックスリーブの熱回復は、したがって、すべての撚糸
上で均一に起こり、これにより、耐摩耗性を減少させるとともに劣化を促進させ
ていたスリーブ表面上のしわ(wrinkles)の発生を回避する。
【0018】 好ましくは、回復率は40%未満、つまり、熱回復前および後の糸の長さの差
異がその初期長さの40%未満であるのがよい。
【0019】 出願人は、この臨界値(threshold value)以上では、ファブリックスリーブ
の直径が非常に大幅に増加しない限り、後者の熱回復によりゴムチューブの変形
が起こり、そして特に、その経路が変更あるいはその内径が抑制されたりするこ
とがあることを実際に見出した。
【0020】 本発明の有効な形態によれば、モノフィラメントとマルチフィラメントの回復
率が完全に等しくないため、モノフィラメント糸の回復率の方がマルチフィラメ
ント糸の回復率よりもわずかに大きい。
【0021】 この条件はまた、回復後にファブリックスリーブの表面上のしわの形成を防止
する。
【0022】 これは、モノフィラメント糸よりも容易に圧縮できるマルチフィラメント糸が
圧縮により、モノフィラメント糸によるスリーブのその固有回復性(intrinsic
recoverability)を越えるわずかな付加回復(additional recovery)を吸収す
ることができるためである。
【0023】 嵌合することをより容易にする大きな可撓性と弾性を持つファブリックスリー
ブを提供するという有効な形態によれば、撚糸は可撓な管状の組紐(flexible t
ubular braid)の形に交織されており、前記組紐の直径は前記組紐の縦圧縮とと
もに増加する。
【0024】 好ましくは、モノフィラメント糸は大きな弾性のあるポリエチレンテレフタラ
ートで作られており、マルチフィラメント糸は高靱性ポリアミドで作られている
ものがよい。
【0025】 ファブリックスリーブのこの構成は、内部圧力に対してチューブを補強するこ
と、およびこのチューブを機械的に保護するという二重機能によく適合している
【0026】 本発明の他の側面によれば、本発明におけるファブリックスリーブによって保
護されたゴムチューブの製造方法は以下の工程を有する。 ゴムチューブの押出、 前記ゴムチューブの成形、 スリーブの直径がゴムチューブよりもわずかに大きい、ファブリックスリーブの
嵌合、および、 ファブリックスリーブの熱回復を引き起こし、ファブリックスリーブに被覆され
ているチューブの加硫。
【0027】 この製造方法により、ゴムチューブにファブリック補強材を嵌入するために断
続的な押出(successive extrusions)を必要とする従来の製造方法と異なり、
連続的な押出(continuous extrusion)によるゴムチューブの製造が可能となる
【0028】 さらに、スリーブは高温度(elevated temperature)における加硫工程の間に
回復し、その結果、従来のゴムチューブの製造方法と比較して、追加工程(addi
tional step)を必要としない。
【0029】 本発明の第三の側面によれば、ゴムホース、特にエンジンの油圧回路に利用さ
れる継手は、本発明によるファブリックスリーブに被覆されたゴムチューブによ
って形成されている。
【0030】 このゴムホースはしたがってその形状を完全に合致させ、付加厚み(addition
al thickness)もひだ(puckering)もその表面に発生させないファブリックス
リーブによって外面的に補強されている。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明のさらなる特色と利点もまた以下に説明する。
【0032】 本発明に係るファブリックスリーブについて、図1に基づいてまず説明する。 このファブリックスリーブ1は、例えば、自動車の油圧回路に用いられる継手
のようなゴムホースの被覆と保護に適している。
【0033】 このファブリックスリーブ1は、熱回復性の交織撚糸2、3を有し、つまり、
熱回復性を示すと言える。各撚糸のこの回復性は、熱回復前のその初期長さに関
して、回復の前後における撚糸の長さの最大の差異に対応する回復率を用いて測
ってもよい。以降の説明を通して、回復性に対応する回復率は乾燥炉(dry oven
)の中にて200℃で測定される。
【0034】 交織撚糸2、3は伸縮自在に変形可能な管状構造を形成する。
【0035】 この例では、撚糸2、3は、可撓な管状の組紐の形に交織し、管状組紐の直径
は組紐の縦圧縮とともに増加する。
【0036】 当然、横および縦に(diametrically and longitudinally)伸縮自在に変形可
能な管状スリーブ構造を形成するあらゆる種類のファブリック構造が適している
としてよい。特に、ファブリックスリーブは編み撚糸(knitted strands)によ
って形成されてもよい。撚糸2、3は可撓な管状の編物(flexible tubular kni
t)の形に編まれ、編物の直径は編物の縦圧縮とともに増加する。
【0037】 図1に詳しく示すように、撚糸はモノフィラメント糸2とマルチフィラメント
糸3とを有している。
【0038】 モノフィラメント糸2とマルチフィラメント糸3の熱回復率はほぼ等しく、4
0%未満である。
【0039】 ファブリックスリーブの回復の間にチューブの変形を回避する事実とは別に、
回復率を有効な、ただし高すぎない値のまま保ち続けると、チューブの中に挿入
さているマンドリル(mandrel)のような成形ツール(shaping tool)の回復率
は妨害されない。
【0040】 モノフィラメント糸2とマルチフィラメント糸3の回復率は等しくないため、
モノフィラメント糸2の回復率がマルチフィラメント糸3の回復率よりもわずか
に大きい方が好ましく、後者はわずかに圧縮できるため、しわの形成にそれほど
影響しない。
【0041】 したがって、モノフィラメント糸2の回復率はマルチフィラメント糸3の回復
率の1倍から3倍の間であり、好ましくは、マルチフィラメント糸3の回復率の
1.5倍から2倍の間であるものがよい。
【0042】 より一般的には、モノフィラメント糸2の回復率はマルチフィラメント糸の回
復率の0.5倍から4倍の間としてもよい。
【0043】 モノフィラメント糸2の回復率は3%から40%の間であり、マルチフィラメ
ント糸3の回復率は1%から20%の間である。
【0044】 より詳細には、モノフィラメント糸2の回復率は5%から30%の間であり、
マルチフィラメント糸3の回復率は5%から15%の間である。
【0045】 この例では、モノフィラメント糸2の回復率は15%から25%の間であり、
マルチフィラメント糸の回復率は8%から15%の間が有効である。
【0046】 スリーブの十分な弾性により嵌合を容易に行うことができるため、ファブリッ
クスリーブ内のモノフィラメント糸とマルチフィラメント糸の比率は広い範囲で
変化してもよい。
【0047】 一般に、交織撚糸は、1本のマルチフィラメント糸3につき2本のモノフィラ
メント糸2と10本のマルチフィラメント糸3につき1本のモノフィラメント糸
2との間で構成され、好ましくは、1本のマルチフィラメント糸3につき1本の
モノフィラメント糸2と4本のマルチフィラメント糸3につき1本のモノフィラ
メント糸2との間で構成されるものがよい。
【0048】 この例では、3本のマルチフィラメント糸3につき1本のモノフィラメント糸
2という比率が有効である。
【0049】 また、2本のマルチフィラメント糸3につき1本のモノフィラメント糸2でも
よい。
【0050】 一般に、利用するマルチフィラメント糸の全重量を考慮して、高い弾性係数(
modulus of elasticity)を有するモノフィラメント糸はより低い係数を有する
モノフィラメント糸よりも下の部分に配置される。
【0051】 その弾性ゆえに用いられるモノフィラメント糸2は、ポリエチレンテレフタラ
ートで作られることが好ましい。 それは、オレフィンポリマー、ポリエステル、ポリフェニレンオキシド、スル
フィド、炭酸珪素ブロック共重合体、ポリケトン、ポリスルフォン、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、エポキシ樹脂やこれらの物質間混合物のように高い弾性係
数を有するすべてのポリマーから構成されてもよい。
【0052】 その耐摩耗性ゆえに用いられるマルチフィラメント糸3は、ナイロン-6また
はナイロン-66のようなポリアミドで構成されることが好ましい。他の種類の
ポリアミドポリマーまたは耐摩耗性ポリマーを選択してもよい。
【0053】 このファブリックスリーブ1は、図3Aから3Eに示される製造方法によるゴム
チューブに嵌合する。
【0054】 図3Aに示すように、ゴムチューブ4は従来の押出技術によって押出される。
【0055】 チューブ4体内にファブリック保持体(fabric support)が嵌入されている先
行技術と異なり、本発明に係るファブリックスリーブ1を引き続き利用するため
、後者は連続的に押出してもよい。
【0056】 押出機5の下流側では、切断装置6によりゴムチューブを所定の長さに切断す
ることができる。
【0057】 成形工程において、図3Bに示すように、ゴムチューブ4を管状のマンドリル
7上にスリップさせることが好ましい。
【0058】 そして図3Cは、ゴムチューブ4へのファブリックスリーブ1の嵌着を示し、
スリーブ1の直径はゴムチューブ4の直径よりもわずかに大きい。
【0059】 上述したように、このファブリックスリーブ1が伸縮自在に変形可能であるた
め、縦圧縮により直径の増加が可能となり嵌合操作(fitting operation)は全
てより容易となる。
【0060】 次に、マンドリル7上に取付けられ、ファブリックスリーブ1に被覆されてい
るゴムチューブ4を図3Dに示すように、好ましくはオートクレーブオーブン(a
utoclave oven)8の中で加硫する。
【0061】 この加硫によりファブリックスリーブ1の熱回復が起こり、これにより、ゴム
チューブ4の外面に完全に合致する。この実施方法において、加硫は約180℃
の温度で行うことが好ましい。加硫温度は、当然、チューブ4の製造のために用
いられるゴムの種類による。
【0062】 次に、図3Eに示すように、加硫工程の後、マンドリル7を抜脱する。上述し
たように、ファブリックスリーブ1によって発生した熱回復力はマンドリルの抜
脱操作を邪魔しないように、ファブリックスリーブ1を構成している撚糸は高す
ぎない回復率を有する。
【0063】 したがって、図2に示すように、保護スリーブ1に被覆されたゴムチューブ4
によって形成されたゴムホースが得られる。
【0064】 この保護スリーブ1の特色は、特にホースの屈曲部分におけるひだや付加厚み
領域なしにてチューブ4の外面に合致することができることである。
【図面の簡単な説明】
限定されない例により与えられた添付図面において、
【図1】 本発明に係るファブリックスリーブを示す図である。
【図2】 本発明に係るゴムホースの斜視図である。
【図3A】 図3A、図3B、図3C、図3D、図3Eは、本発明に係る製造方法を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月2日(2000.11.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 このような補強チューブの従来の製造方法は、主として、ゴム管状基材(rubb
er tubular substrate)の押出、この基材へのファブリック繊維(fibre)の捲
回、超組または超編(overbraiding or overknitting)、そしてファブリック補
強材を嵌入するための新しいゴム層の押出によって構成される。そのような方法
の一つとして、米国特許第3755032(US-A-3755032)号に記載されているような
ものがあり、ここでは、熱収縮性高分子薄膜(heat shrinkable polymeric fila
ments)からゴム管状基材にそのようなファブリックを原位置で捲回し、加硫温
度を利用してその温度にゴムをして、ホース内の所定位置に繊維補強層(fibre
reinforcement layer)を収縮させる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 このような外部保護スリーブ(external protective sleeve)は、例えば、米
国特許第5366771号(US-A-5366771)に記載されている。それは、熱回復性糸(h
eat-recoverable yarns)と熱安定性糸(heat-stable yarns)が混在した織物(
woven fabric)を有し、このファブリック自体はポリマー薄膜に嵌入している。
このファブリックは薄板の形に製造され、チューブの周囲に捲回され、チューブ
周囲に管状スリーブを形成するために長手方向の端同士が結合される。また、欧
州特許第0249333号(EP-A-0249333)より、軸方向収縮力を加え、その後、スリ
ーブが最初の長さと直径とにスプリングバック(spring back)するのを可能に
することにより基材上を通過し、スリーブが半径方向に伸長するための糸同士間
の相対的な運動を可能にする弾性度を有するモノフィラメントの組込み糸(inte
rbraiding yarns)によって、ワイヤー束のように、基材を被包するための機械
的保護スリーブを製造することが知られている。その限りにおいて、スリーブが
軸方向に収縮することが必要となるため、モノフィラメントがその弾力的な特性
から選択され、通常、基材の最良の物理的な保護(best physical protection)
とは一致しない収縮が可能となるように編祖(braiding)を開繊(open)しても
よい。 米国特許第5197370号(US-A-5197370)も同様に、軸方向に収縮する組込みモ
ノフィラメントの管状スリーブを開示しているが、これはまた、スリーブが軸方
向に収縮できるように柔弱な非弾力的(limp non-resilient)マルチフィラメン
ト糸が軸方向に伸長した反り糸(warp yarns)を含む。これは、収縮とこれに引
き続くそれの操作長さ(operational length)への復元(subsequent restorati
on)を妨害せずに基材に捲回するための半径方向の伸長に影響を与えるためであ
る。しかし、そのようなマルチフィラメント反り糸が、スリーブを製造長さ(ma
nufactured length)以上に長手方向に伸長することを防止することによって付
加物理的保護(additional physical protection)と伸張性(tensile properti
es)を提供できるにも関わらず、基材に捲回するためのスリーブを収縮すること
に関して問題があり、スリーブの反対側の特異伸長(differential extensions
)を必要とするそのような基材の方向の続く変化に困難を来すことが理解されて
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA ,ZW (72)発明者 アンドリウ・ユベール フランス、エフ−60800、クレピ−アン− ヴァロア、リュ デ ザヴォーヌ、9 (72)発明者 ドロマン・リオヌ フランス、エフ−60800、クレピ−アン− ヴァロア、リュ ド ヴェ、2 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA13 CC13 CC18 DA10 DB08 DB12 DB20 EA04 4L046 AA03 AA24 AD05 BA06 BB00

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮自在に変形可能な管状構造(1)を形成する熱回復性交織
    撚糸(2、3)を備え、前記撚糸は少なくとも1本のモノフィラメント糸(2)と
    少なくとも1本のマルチフィラメント糸(3)とを有することを特徴とするゴムチ
    ューブ(4)用のファブリックスリーブ。
  2. 【請求項2】 前記モノフィラメント糸(2)と前記マルチフィラメント糸(
    3)の熱回復率がほぼ等しいことを特徴とする請求項1記載のスリーブ。
  3. 【請求項3】 前記回復率が40%未満であることを特徴とする請求項2記
    載のスリーブ。
  4. 【請求項4】 前記モノフィラメント糸(2)の前記回復率は前記マルチフィ
    ラメント糸(3)の前記回復率よりもわずかに大きいことを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載のスリーブ。
  5. 【請求項5】 前記モノフィラメント糸(2)の前記回復率は前記マルチフィ
    ラメント糸(3)の前記回復率の1倍から3倍の間、好ましくは、前記マルチフィ
    ラメント糸(3)の前記回復率の1.5倍から2倍の間であることを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載のスリーブ。
  6. 【請求項6】 前記モノフィラメント糸(2)の前記回復率は3%から40%
    の間であり、前記マルチフィラメント糸(3)の前記回復率は1%から20%の間
    であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のスリーブ。
  7. 【請求項7】 前記モノフィラメント糸(2)の前記回復率は15%から25
    %の間で、前記マルチフィラメント糸(3)の前記回復率は8%から15%の間で
    あることを特徴とする請求項6記載のスリーブ。
  8. 【請求項8】 前記交織撚糸(2、3)は1本のマルチフィラメント糸(3)に
    つき2本のモノフィラメント糸(2)と10本のマルチフィラメント糸(3)につき
    1本のモノフィラメント糸(2)との間で構成されていることを特徴とする請求項
    1から7のいずれかに記載のスリーブ。
  9. 【請求項9】 前記交織撚糸(2、3)は好ましくは、2本のマルチフィラメ
    ント糸(3)につき1本のモノフィラメント糸(2)、または、3本のマルチフィラ
    メント糸(3)につき1本のモノフィラメント糸(2)で構成されていることを特徴
    とする請求項8記載のスリーブ。
  10. 【請求項10】 前記撚糸(2、3)は可撓な管状の組紐の形に交織されてお
    り、前記組紐の直径は前記組紐の縦圧縮とともに増加することを特徴とする請求
    項1から9のいずれかに記載のスリーブ。
  11. 【請求項11】 前記撚糸(2、3)は可撓な管状の編物の形に編まれており
    、前記編物の直径は前記編物の縦圧縮とともに増加することを特徴とする請求項
    1から9のいずれかに記載のスリーブ。
  12. 【請求項12】 前記モノフィラメント糸(2)はポリエチレンテレフタラー
    トで作られていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のスリー
    ブ。
  13. 【請求項13】 前記マルチフィラメント糸(3)はポリアミドで作られてい
    ることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のスリーブ。
  14. 【請求項14】 ゴムチューブ(4)の押出、 前記ゴムチューブ(4)の成形、 前記スリーブ(1)の直径が前記ゴムチューブ(4)よりもわずかに大きい、前記
    ファブリックスリーブ(1)の嵌合、および、 前記ファブリックスリーブ(1)の熱回復を引き起こし、前記ファブリックスリ
    ーブ(1)に被覆されている前記チューブ(4)の加硫 の各工程を有することを特徴とする、請求項1から13のいずれかに記載のファ
    ブリックスリーブ(1)によって保護されているゴムチューブ(4)の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記成形工程において、前記チューブ(4)を管状のマンド
    リル(7)上にスリップさせ、前記マンドリルは前記加硫工程後に抜脱されること
    を特徴とする請求項14記載の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記加硫工程は約180℃の温度で実施されることを特徴
    とする請求項14または15のいずれかに記載の製造方法。
  17. 【請求項17】 特にエンジンの油圧回路に用いられる継手であって、請求
    項1から13の一つに記載のファブリックスリーブ(1)に被覆されたゴムチュー
    ブ(4)によって形成されたことを特徴とするゴムホース。
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