JP5010457B2 - モーター部品用保護スリーブ - Google Patents

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Description

本発明は、モーター部品用保護スリーブ、詳細には、ハイブリッド車などの電気自動車用に好適なモーター部品用保護スリーブに関する。
従来から自動車の排出ガスに含まれる有害物質低減の取り組みと、低燃費化の両立が要請されている。近年では、更に地球規模での環境負荷低減の要請がなされている。このような背景から電気自動車が活発に開発されている。現在、開発が進められている電気自動車としては、高容量二次電池を搭載したピユア電気自動車(PEV)、ガソリンエンジンと高出力二次電池などを組み合わせたハイブリッド自動車(HEV)、更には、燃料電池と高出力二次電池などを組み合わせた燃料電池ハイブリッド自動車(FCHEV)などがあり、ハイブリッド自動車は既に市場に出回っている。いずれの電気自動車においても、高効率なモーターの開発が必要になっている。前記モーターとしては、駆動用、発電用、充電用などがある。これらモーターには、高効率化の外に、走行安定性の面から品質の安定化も強く望まれている。特に、電気自動車用モーターとしては、一般的な自動車用モーターに比べ、優れた高温耐油性能が求められている。電気自動車用モーターは、効率を良くするため、ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)中に存在する必要がある。ATFは高温になる場合があるので、前記モーターには、ATF中での高温耐熱性が要求される。その他、前記モーターの部品には、均質な性能を有する材料の開発が要請されている。
従来からポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維のマルチフィラメント糸を電気絶縁材料に使用することが、提案されている(特許文献1〜3参照)。また、PPS繊維のモノフィラメント糸を用いて保護スリーブを製造することも、提案されている(特許文献4参照)。さらに、電気自動車用としてモノフィラメントとマルチフィラメントを併用した円筒状で柔軟な保護スリーブが提案されている(特許文献5参照)。また、単繊維の繊度が30〜100dtexのフィラメント糸4〜50本のヤーンを円筒状の組み紐構造にした保護スリーブも提案されている(特許文献6参照)。
特開平8−13300号公報 特開平10−273825号公報 特開2001−248075号公報 特開2001−123324号公報 特開2004−176243号公報 特開2007−63730号公報
しかし、モーター部品用保護スリーブとしては、部品を安定に保護するために前記スリーブの放電特性が高いほうが望ましい。さらに、自動車全体の軽量化を図るため、前記スリーブは軽量であるのが好ましい。
前記スリーブの放電特性を高くするため、開口面積率が低いスリーブを構成するには、スリーブを構成する糸の本数を増やす必要がある。しかしながら、糸の本数が増えると、前記スリーブの重量が増すという問題があった。
本発明は、放電特性を高く、かつ軽量なモーター部品用保護スリーブを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明のモーター部品用保護スリーブは、
融点または熱軟化温度が270℃以上の合成繊維フィラメントを用いて製紐され、
前記合成繊維フィラメントが、断面において長径/短径で表わされる扁平度が2〜6である扁平モノフィラメントであり、
前記製紐が、円筒状の24打ち以上の組紐であり、
前記合成繊維フィラメントの長径部が、円筒形に沿って配列され、
高温耐油性能が、50%以上であるモーター部品用保護スリーブである。
高温耐油性能(%)=(T’/T)×100
前記式において、Tは、処理前の前記保護スリーブの引張強さを意味し、T’は、処理後の前記保護スリーブの引張強さを意味する。
前記引張強さとは、JIS L1013−8.5.1における引張強さを意味する。
前記処理とは、前記保護スリーブの全体を、密閉容器中の0.5重量%の水と99.5重量%のオートマチック・トランスミッション・フルードの混合物中に入れ、前記容器中の混合物の温度が1000時間の間150℃で維持されるよう前記容器を加温する処理を意味する。
本発明において、前記高温耐油性能は、油中高温処理の前後の引張強さを比較するものである。この数値が100%に近いことは、前記保護スリーブに高温処理をしても引張強さが変化しない、従って前記保護スリーブは高温耐油性能に優れることを意味する。
さらに、高温処理は、オートマチック・トランスミッション・フルードと水との混合物中で行われることから、前記高温耐油性能が高いことは、前記保護スリーブが加水分解にも耐性があることを意味する。
本発明のモーター部品用保護スリーブは、放電特性を高く、かつ軽量である。
本発明のモーター部品用保護スリーブのモーター部品は、モーターを構成する部品を意味し、例えば、コイル、ワイヤー、結束紐などである。本発明のモーター部品用保護スリーブは、そのようなモーター部品を覆って保護するための、円筒状のスリーブであり、モーター部品を保護するためのものが好ましい。前記モーターとしては、自動車用モーター、エアコン、冷蔵庫等の家電用モーター、動力用モーターなどが挙げられ、自動車用モーターが好ましい。前記自動車用モーターとしては、電気自動車用モーター、ガソリン車用モーター、ディーゼル車用モーターなどが挙げられ、電気自動車用モーターが好ましい。
本発明のモーター部品保護用スリーブは、例えば、前記モーターの部品を覆って保護することにより、前記モーターの製造に用いることができる。また、本発明のモーター部品用保護スリーブでモーター部品を覆うことにより、モーター部品を保護することもできる。
本発明のモーター部品用保護スリーブに用いられる合成繊維フィラメントは、融点または熱軟化温度が270℃以上であり、かつ、高温耐油性能が、50%以上であれば、材料は限定されない。前記合成繊維フィラメントの材料としては、例えば、溶融紡糸が可能な、耐熱性の熱可塑性樹脂が挙げられる。前記合成繊維フィラメントの材料としては、例えば、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性半芳香族ポリアミド(例えば、ナイロン9T、ナイロン6T等)、ポリエーテルエーテルケトンおよびポリエーテルイミド等が挙げられ、好ましくはポリフェニレンサルファイドである。
また、本発明において、前記合成繊維フィラメントは、前記合成繊維フィラメントが、扁平モノフィラメントである。このような扁平モノフィラメントを用いて製紐することにより、円筒状で柔軟かつ開口面積率が低い保護スリーブを提供することができる。つまり、扁平であるため、フィラメントが捻れずに製紐できる。その結果、開口面積率が低く、肉厚が薄くなる。さらに、このような扁平フィラメントを用いて製することにより、目付け(長さ当たりの重量)も低くすることができる。その結果、肉厚が薄く、軽量な保護スリーブを提供することができる。
本発明において、前記合成繊維フィラメントは、断面において扁平であればよく、その形状は限定されない。前記合成繊維フィラメントの断面における形状の例を、図1に示す。前記形状の例としては、例えば、楕円(図1(a)参照)、扁平8角形(図1(b)参照)、扁平菱形(図1(c)参照)、扁平6角形(図1(d)参照)、連結円型(図1(e)参照)、UFO型(図1(g)参照)、長方形等が挙げられる。
本発明において、前記合成繊維フィラメントは、断面において長径(L)/短径(D)で表わされる扁平度が2〜6、好ましくは2.5〜5、より好ましくは2.5〜4である扁平モノフィラメントである。前記長径および短径は、その断面における形状が楕円の場合、例えば図2に示すように示すように、長い部分の径を長径(L)、短い部分の径を短径(D)と呼ぶことができる。扁平度が2以上であると、前記合成繊維フィラメントを用いて製紐した際、保護スリーブの開口面積が低くなるからである。また、扁平度が6以下であると、Dが小さい、すなわち、断面が薄い場合でも前記合成フィラメントが折れ曲がりにくくなり、好ましい。また、扁平度が6以下であると、Dが大きい、すなわち断面が厚い場合でもLが小さくなり、柔軟かつ開口面積率が低い保護スリーブを得ることができるからである。
前記合成繊維フィラメント糸の太さは、150dtex以上1800dtex以下の範囲であることが好ましい。前記の範囲であれば、前記保護スリーブに部品を挿入する作業が円滑にできるからである。前記合成繊維フィラメント糸の太さは、250dtex以上1200dtex以下の範囲であるのが、より好ましく、500dtex以上1000dtex以下の範囲であるのが、さらに好ましい。
本発明において、前記合成繊維フィラメントの断面は、短径が好ましくは0.05mm以上0.3mm以下、より好ましくは0.08mm以上0.15mm以下であり、長径が好ましくは0.2mm以上0.7mm以下の扁平フィラメントである。前記合成フィラメントの断面は、前記保護スリーブの内径が5〜8mmの場合、例えば、短径は0.08mm以上0.2mm以下、長径は0.4mm以上0.6mm以下であり、扁平度(L/D)は3〜6である。
また、本発明のモーター部品用保護スリーブは、前記合成繊維フィラメントを用いて製紐され、前記製紐が、円筒状の24打ち以上の組紐である。本発明の保護スリーブにおける組紐は、24打ち以上である。24打ち以上であれば、前記組紐の内径が大きくなり、従って、寸法のより大きなモーター部品を覆うことが可能だからである。前記組紐は、24打ち以上96打ち以下が好ましく、48打ち以上64打ち以下であるのがより好ましい。
前記高温耐油性能は、50%以上であるが、55%以上であるのがより好ましい。例えば電気自動車において、長期に渡って安定に作動できるようなモーターが得られるからである。
本発明の保護スリーブにおいて、前記組紐の組目の開口面積率は、30%未満である。ここで、開口面積率とは、円筒形の前記保護スリーブを外側から観察した場合、前記保護スリーブの表面において、繊維が存在せず、内側と通じている空隙部分(以下、「開口部」と呼ぶ)の面積の、前記保護スリーブの表面全体の面積に対する割合をいう。前記開口面積率は、例えば、円筒形の前記保護スリーブを平面に展開し、それの拡大写真を撮影し、その写真を観察して、開口部の面積を算出し、前記保護スリーブの表面全体の面積に対する割合を算出することにより得られる。前記開口面積率が30%未満であると、前記保護スリーブ内部で保護されるモーター部品の保護効果に優れる。また、前記開口面積率が30%未満であると、開口部の割合が低下するので、放電特性に優れ、さらに絶縁性が向上する。前記開口面積率は、好ましくは0.5〜25%であり、より好ましくは2〜20%である。
本発明の前記保護スリーブにおいて、前記組紐の前記合成繊維フィラメントの長径部は、円筒形に沿って配列されている。このように前記合成フィラメントが配列されると、同一繊度(デシテックス)の円形状断面の合成繊維フィラメントを用いた場合と比較して、前記保護スリーブの厚み(肉厚)が薄くなるからである。前記保護スリーブの厚みが薄くなると、同一開口面積率で保護スリーブ当たりの重量、すなわち目付け(g/m)を、円形状断面の合成繊維フィラメントを用いた場合と比較して、低くすることが可能である。本発明の保護スリーブにおいて、スリーブの内側と外側との間の肉厚は、好ましくは0.1〜0.6mmであり、より好ましくは0.15〜0.5mmである。
本発明の保護スリーブにおいて、前記組紐の1編組単位を構成する糸が、1〜3本の前記合成繊維フィラメントを含み、前記糸が、無撚りであるのが好ましい。さらに、前記組紐の1編組単位を構成する糸が、1本の前記合成繊維フィラメントを含むのが、より好ましい。このように、前記合成繊維フィラメントを、捻りなくスリーブに製紐することにより、保護スリーブの肉厚は、前記合成繊維フィラメントの短径(D)の2〜3倍となり、好ましいからである。
本発明の保護スリーブにおいて、前記保護スリーブの目付けと、前記保護スリーブの内径は、以下の式を満足するのが好ましい。
0.4≦W/R≦1.1
Wは、前記保護スリーブの目付け(g/m)であり、
Rは、前記保護スリーブの内径(mm)である。
前記W/Rが1.1以下の場合、前記保護スリーブが柔らかくなり、弾力性も適度に弱くなるので、前記保護スリーブの長さ当たりの樹脂使用量が少なくなり、経済性に優れる。また、前記W/Rが0.4以上である場合、前記保護スリーブの円筒形状が保たれ、かつ開口面積率が低くなる。
前記保護スリーブは、絶縁性に優れるのが好ましい。絶縁性能としては、部分放電開始電圧が1000V以上であるのが好ましく、1300V以上であるのがさらに好ましい。前記部分放電開始電圧とは、前記保護スリーブの内側と外側に電極を設け、この両電極の間で印加電圧を順次昇圧し、部分放電が始まる電圧を呼ぶ。前記保護スリーブは、例えば、製紐後、水洗または湯洗により、前記保護スリーブを形成する前記合成繊維フィラメントに添加されている水溶性成分を除去することにより、絶縁性能を高めることが可能である。また、前記保護スリーブは、前記保護スリーブを形成する前記合成繊維フィラメントに添加されている、油剤(帯電防止剤、乳化剤など)を、除去または最小限にすることにより、絶縁性能を高めることができる。これらの油剤は、絶縁性能を低下させるためである。
本発明の保護スリーブは、円筒形の長尺の組紐、前記組紐を所望の長さにカットした組紐、ワニス塗布処理を行った組紐、モーター部品に装着された組紐の形態であってもよい。
前記保護スリーブは、更にワニス処理されているのが好ましい。前記保護スリーブがワニス処理されていれば、前記保護スリーブの絶縁性を強化でき、かつ各種機械的応力に対して抵抗性が向上するからである。前記ワニス処理は、前記保護スリーブに、保護されるモーター部品を挿入した後、または前に行うことができるが、前記挿入の後に行うのが好ましい。前記挿入処理の作業効率がより良いからである。前記ワニス処理は、例えば、前記保護スリーブにモーター部品を挿入した後、前記保護スリーブにワニスをスプレー、滴下、刷毛を用いて塗布し、乾燥させ、硬化させることにより行うことができる。
次に、本発明の保護スリーブの製造方法について説明する。本発明の保護スリーブの製造方法は、
前記合成繊維フィラメントを提供して24打ち以上の製紐機で棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように製紐して前記保護スリーブを得ることを含む。
この製造方法で用いる合成繊維フィラメントは、本発明の保護スリーブにおける合成繊維フィラメントと同様である。
前記合成繊維フィラメントは、前記のように、扁平モノフィラメントである。このような扁平モノフィラメントは、公知の溶融紡糸法により、モノフィラメント紡糸機を用いて製造することができる。例えば、前記合成繊維フィラメントがポリフェニレンサルファイド(融点285℃)から形成される場合、溶融紡糸法は、例えば以下のようにして行う。まず、前記融点プラス20〜60℃の溶融温度でポリフェニレンサルファイドを押出しし、紡糸金口から吐き出された溶融糸条を60〜90℃の温水中で冷却固化させ、得られた未延伸糸をガラス転移点以上に加熱された延伸浴または雰囲気中で1段または2段以上の多段の延伸をトータル延伸倍率が3.0〜6.0倍程度になるように延伸し、定長または弛緩熱処理を行い、糸を巻き取る。このような溶融紡糸法において、紡糸口金のサイズと形状を調整することにより、所望の扁平モノフィラメントが得られる。前記合成繊維フィラメントが他の樹脂から形成される場合も、前記溶融紡糸法を用いることにより、同様に所望の扁平モノフィラメントを得ることができる。前記延伸は、例えば、ガラス転移点以上に加熱された延伸浴において、2.0〜4.0倍延伸し、次いでガラス転移点以上に加熱された雰囲気中で1.1〜2.0倍延伸してもよい。その後の弛緩熱処理は、150〜280℃で、0〜10%の弛緩処理を行ってもよい。
前記製造方法において、使用する製紐機を適宜選択することにより所望の内径を有する保護スリーブを得ることができる。前記製紐機の小ボビンに前記合成繊維フィラメントを巻き変え(管巻き)する際、前記合成繊維モノフィラメントに撚りが入らないように巻くのが好ましい。このようにすると、前記合成繊維フィラメントが無撚りで供給されるからである。また、前記製造方法において、1〜3本、好ましくは1本の合成繊維フィラメントが、前記製紐機に供給され、製紐されるのが好ましい。複数本の合成繊維フィラメントが前記製紐機に供給される場合、前記フィラメントは扁平状態で並んだ状態になるのが好ましい。このような状態で供給されれば、得られる保護スリーブの厚みが薄くなり、かつ開口面積率が低下するためである。
前記保護スリーブは、棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように更に処理されているのが好ましい。前記保護スリーブが、このように処理されていれば、潰れて扁平化しておらず、特別な治具を用いることなく、前記保護スリーブ中にモーター部品を挿入するのが容易だからである。このような処理は、例えば、前記保護スリーブが、小巻ボビンに巻かれた糸を用いて製紐機で組み上げられた直後に、その真下から、先端が紐の内径に近似する多角形又は丸型の金属製の丸棒を突き上げることにより行うことができる。
前記保護スリーブの製造方法は、円筒状に製紐した後、前記保護スリーブを水洗または湯洗することをさらに含むのが好ましい。この水洗により、前記保護スリーブを形成する前記合成繊維フィラメントに添加されている水溶性成分を除去することが可能である。この水溶性成分を除去することにより、絶縁性能を高めることができる。また、前記保護スリーブの製造方法は、円筒状に製紐した後、前記保護スリーブから油剤(帯電防止剤、乳化剤など)を、除去する工程をさらに含むのが好ましい。前記油剤を除去することにより、絶縁性能を高めることができるからである。
製紐された組紐は、円筒形状を保持した状態で、ボビン巻き、カセ巻き、振り落とし等により引き取り、保管することができる。
前記組紐は、所望の長さに切断して、保護スリーブを得ることができる。前記組紐は、製紐後、かつ切断前に熱処理されるのが好ましい。この熱処理により、前記組紐は、寸法が安定し、かつ、切断端面のほつれを抑制することができるからである。前記熱処理は、円筒に製紐後、引き続いて行ってもよく、または製紐後、別工程として、連続式もしくはバッチ式で行ってもよい。
前記組紐は、ハサミ、回転刃等の刃物、ヒートカット等を用いて切断することができる。前記切断された組紐は、切断端面を加熱して溶融させたり、または、前記組紐の開口部の繊維を融着させて、ほつれを防止することができる。また、前記切断された組紐は、前記組紐の開口部をラッパ型に広げ、モーター部品を挿入しやすくしてもよい。
本発明のモーター部品用保護スリーブは、適用されるモーターおよび部品の種類によってサイズは異なり、特に限定されないが、例えば、内径5〜9mm、長さ3〜50cmである。
前記製造方法において、保護スリーブをワニス処理するのをさらに含むのが好ましい。前記保護スリーブがワニス処理されていれば、前記保護スリーブの絶縁性を強化でき、かつ各種機械的応力に対して抵抗性が向上するからである。
(実施例)
以下実施例および比較例を用いて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。以下の実施例および比較例における高温耐油性能、開口面積率、肉厚、内径、目付けおよび部分放電開始電圧は、以下のようにして測定した。
(1)高温耐油性能:長さ60cmの前記保護スリーブの全体を、密閉容器中の0.5重量%の水と99.5重量%のオートマチック・トランスミッション・フルード(ATF WS(商品名)、エッソ石油(株)製)の混合物(5リットル)中に入れ、前記容器中の混合物の温度が1000時間の間150℃で維持されるよう前記容器を加温した。この処理前の前記保護スリーブの引張強さ(T)と、処理後の前記保護スリーブの引張強さ(T’)を、JIS L1013−8.5.1法に準じて測定した。得られた各引張強さを、次の式に導入して、高温耐油性能を求めた。5回測定して得られた値の平均値を算出した。なお、本測定方法においては、ATFとしていずれのATFを用いても良い。
高温耐油性能(%)=(T’/T)×100
ここで、T:処理前の前記保護スリーブの引張強さ
T’:処理後の前記保護スリーブの引張強さ
(2)保護スリーブの開口面積率(%)
円筒形の保護スリーブを長さ方向に切断して平面状に展開し、それの拡大写真を撮影し、その写真を観察して、開口部の面積を算出し、前記保護スリーブの表面全体の面積に対する割合を算出した。
(3)保護スリーブの肉厚(mm)
ノギスを用いて保護スリーブの内側と外側をはさみ、肉厚を測定した。
(4)保護スリーブの内径
円錐型のテーバーゲージを用いて、先端を上にして立て、切断した保護スリーブを垂直に力を加えずに立てて測定した。
(5)保護スリーブの目付け(1mあたりの重さ)
標準状態(温度20±2℃、相対湿度65±2%)で24時間放置したモーター部品用保護スリーブを、50cmの長さに切断した。その重量を測定し、2倍乗じて、保護スリーブ1mあたりの重さを得た。
(6)保護スリーブの部分放電開始電圧(V)
保護スリーブの内側と外側に電極を設け、この両電極の間で一定荷重(1N)をかけ、部分放電測定装置(三菱電線工業株式会社製、タイプB009、低周波法)を用いて100V毎に昇圧印加し、部分放電が始まる電圧を部分放電開始電圧とした。数字が高いほうが、絶縁性が高いことを意味する。
(参考例1)
ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維の扁平モノフィラメント(短径(D)=0.15mm、長径(L)=0.45mm、L/D=3.0、図1(a)に近似した楕円断面、810dtex)の製造
ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂(東レ(株)製、融点=285℃、ガラス転移点=91℃)を150℃で2時間乾燥した後、モノフィラメント紡糸機に供給した。前記PPS繊維を紡糸温度320〜330℃で溶融し、楕円断面の紡糸口金から押し出し、85℃の温水中で冷却して、未延伸フィラメントを得た。この未延伸フィラメントを98℃の温水中で3.5倍に延伸し、次いで180℃の乾熱中で1.2倍に延伸し、その後、180℃で3%の弛緩熱処理を行い、扁平フィラメントを得た。このモノフィラメントは、短径(D)が0.15mm、長径(L)が0.45mm、L/Dが3.0であり、図1(a)に近似した楕円断面形状であり、繊度は810dtexであった。
(参考例2)
ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維の扁平モノフィラメント(短径(D)=0.13mm、長径(L)=0.43mm、L/D=3.3、図1(e)に近似した四連結断面、530dtex)の製造
楕円断面の紡糸口金の代わりに図4に示す形状の紡糸口金を用いた以外は、参考例1と同様にして扁平フィラメントを得た。得られたモノフィラメントは、短径(D)が0.13mm、長径(L)が0.43mm、L/Dが3.3であり、図1(e)に近似した楕円断面形状であり、繊度は530dtexであった。
(参考例3)
ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維の円形モノフィラメント(直径0.28mm、820dtex)の製造
楕円断面の紡糸口金の代わりに円状の紡糸口金を用いた以外は、参考例1と同様にしてモノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントは、直径が0.28mmであり、断面が円形状であり、繊度は820dtexであった。
参考例1で得たポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維の扁平モノフィラメント(短径(D)=0.15mm、長径(L)=0.45mm、L/D=3.0、図1(a)に近似した楕円断面、810dtex)を、ねじれが入らないように小巻ボビンに巻いて64本用意した。
これらを丸組織の64打ちの製紐機に仕掛け、組紐に製紐し、その直後、棒状の治具を連続的に突き上げて円筒状の形になるようにして、モーター部品用保護スリーブを得た。前記保護スリーブは弾力性を有しており、内径(R)が7.4mmのチューブ状の形状が維持されていた。前記保護スリーブの目付け(W)は、6.6g/m、W/Rは0.89、肉厚は0.32mm、開口面積率は12%、高温耐油性能は93%であった。得られたモーター部品用保護スリーブの一例の外観図を図3に示す。
前記保護スリーブを自動洗濯機(サンヨー製、商品名ASW−E10ZA)を用いて濯ぎ3回を行い、計30分洗浄および脱水した後室温で乾燥させた。濯ぎ後の放電開始電圧は1300Vで良好な絶縁性を示した。洗浄前の保護スリーブの放電開始電圧は1000Vで使用には問題なかった。この保護スリーブの300mにおいて、毛羽および汚れの付着は認められなかった。
約20cmの長さに切断した前記保護スリーブに、特別の治具も必要とせず、コイル(電気自動車用モーターと電源を結ぶコイル)を極めて容易に挿入できた。
参考例2で得たポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維の扁平モノフィラメント(短径(D)=0.13mm、長径(L)=0.43mm、L/D=3.3、図1(e)に近似した四連結断面、530dtex)を、ねじれが入らないように小巻ボビンに巻いて48本用意した。
これらを丸組織の48打ちの製紐機に仕掛け、組紐に製紐し、その直後、棒状の治具を連続的に突き上げて円筒状の形になるようにして、モーター部品用保護スリーブを得た。前記保護スリーブは弾力性を有しており、内径(R)が5.5mmのチューブ状の形状が維持されていた。前記保護スリーブの目付け(W)は、3.8g/m、W/Rは0.69、肉厚は0.30mm、開口面積率は10%、高温耐油性能は93%であった。
前記保護スリーブを自動洗濯機(サンヨー製、商品名ASW−E10ZA)を用いて濯ぎ3回を行い、計30分洗浄および脱水した後室温で乾燥させた。濯ぎ後の放電開始電圧は1300Vで良好な絶縁性を示した。洗浄前の保護スリーブの放電開始電圧は1100Vで使用には問題なかった。この保護スリーブの300mにおいて、毛羽および汚れの付着は認められなかった。
約20cmの長さに切断した前記保護スリーブに、特別の治具も必要とせず、コイル(電気自動車用モーターと電源を結ぶコイル)を極めて容易に挿入できた。
(比較例1)
参考例3で得たポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維の円形モノフィラメント(直径0.28mm、820dtex)を、小巻ボビンに巻いて64本用意した。
これらを丸組織の64打ちの製紐機に仕掛け、組紐に製紐し、その直後、棒状の治具を連続的に突き上げて円筒状の形になるようにして、モーター部品用保護スリーブを得た。前記保護スリーブは弾力性を有していたが、チューブ状の形状は、安定的に維持されていなかった。前記保護スリーブの内径(R)は7.4mm、目付け(W)は、6.9g/m、W/Rは0.93、肉厚は0.65mm、開口面積率は35%、高温耐油性能は93%であった。
前記保護スリーブを自動洗濯機(サンヨー製、商品名ASW−E10ZA)を用いて濯ぎ3回を行い、計30分洗浄および脱水した後室温で乾燥させた。濯ぎ後の放電開始電圧は700Vであり、絶縁特性が低かった洗浄前の保護スリーブの放電開始電圧も700Vで、絶縁特性が低かった。この保護スリーブの300mにおいて、毛羽および汚れの付着は認められなかった。
約20cmの長さに切断した前記保護スリーブにコイル(電気自動車用モーターと電源を結ぶコイル)を挿入するには、保護スリーブの形状が安定せず、容易に挿入できなかった。また、コイルを挿入した保護スリーブの開口部から、内部に納められたコイルの姿が見え、コイルを安定して保護することには不十分であった。
(比較例2)
ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維(融点=285℃)のマルチフィラメント(440T−100T−T190、東レ(株)製、「トルコン」(商品名)、直径0.66mm、44dtex、単糸37dtex)を準備し、60t/mで撚りかけした。この糸を二本引きそろえ、小巻ボビンに巻き変えした。このような小巻ボビンを64本用意した。
これらを丸組織の64打ちの製紐機に仕掛け、組紐に製紐し、その直後、棒状の治具を連続的に突き上げて円筒状の形になるようにして、モーター部品用保護スリーブを得た。前記保護スリーブは弾力性を有し、内径(R)が7.5mmのチューブ状の形状が維持されていた。前記保護スリーブの内径(R)は8.6mm、目付け(W)は、8.6g/m、W/Rは1.15、肉厚は0.54mm、開口面積率は12%、高温耐油性能は92%であった。
前記保護スリーブを自動洗濯機(サンヨー製、商品名ASW−E10ZA)を用いて濯ぎ3回を行い、計30分洗浄および脱水した後室温で乾燥させた。濯ぎ後の放電開始電圧は1300Vで良好な絶縁性を示した。洗浄前の保護スリーブの放電開始電圧は900Vで使用には問題なかった。この保護スリーブの100mにおいて、5個の毛羽の付着と、3箇所の油汚れが認められた。
約20cmの長さに切断した前記保護スリーブにコイル(電気自動車用モーターと電源を結ぶコイル)を挿入するには、保護スリーブの形状が安定せず、容易に挿入できなかった。また、コイルを挿入した保護スリーブの開口部から、内部に納められたコイルの姿が見え、コイルを安定して保護することには不十分であった。
実施例1および2ならびに比較例1および2で得られた保護スリーブの物性を表1にまとめて示す。
Figure 0005010457
表1に示すように、本発明の保護スリーブは、低い目付けと、低い開口面積率を両立できていることが確認できた。すなわち、本発明の保護スリーブは、軽量かつ放電特性が高い、モーター部品用保護スリーブである。
本発明のモーター部品用保護スリーブは、モーター製造用途にも適用できる。
本発明の合成繊維フィラメントの断面における形状の例を示す図である。 本発明の合成繊維フィラメントの断面が楕円の場合における、長径および短径を示す図である。 本発明の実施例1で得られたモーター部品用保護スリーブの外観図である。 参考例2で用いた紡糸口金の先端形状を示す図である。

Claims (10)

  1. モーター部品用保護スリーブであって、
    ポリフェニレンサルファイドから形成される合成繊維フィラメントを用いて製紐され、
    前記合成繊維フィラメントが、断面において長径/短径で表わされる扁平度が2〜6である扁平モノフィラメントであり、
    前記合成繊維フィラメントの断面が、短径0.08mm以上0.15mm以下の扁平フィラメントであり、
    前記製紐が、円筒状の48打ち以上64打ち以下の組紐であり、
    前記合成繊維フィラメントの長径部が、円筒形に沿って配列されたモーター部品用保護スリーブ。
  2. スリーブの内側と外側との間の肉厚が、0.1〜0.6mmである請求項1に記載のモーター部品用保護スリーブ。
  3. 前記組紐の組目の開口面積率が、30%未満である請求項1または2に記載のモーター部品用保護スリーブ。
  4. 前記保護スリーブの目付けと、前記保護スリーブの内径が、以下の式を満足する請求項1〜3のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
    0.4≦W/R≦1.1
    Wは、前記保護スリーブの目付け(g/m)であり、
    Rは、前記保護スリーブの内径(mm)である。
  5. 前記組紐の1編組単位を構成する糸が、1〜3本の前記合成繊維フィラメントを含み、前記糸が、無撚りである請求項1〜4のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  6. 前記組紐の1編組単位を構成する糸が、1本の前記合成繊維フィラメントを含み、前記糸が、無撚りである請求項1〜5のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  7. 前記円筒状組紐の外側と内側の間の部分放電開始電圧が、1000V以上である請求項1〜6のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のモーター部品用保護スリーブの製造方法であって、
    前記合成繊維フィラメントを提供して48打ち以上64打ち以下の製紐機で棒状の治具で連続的に突き上げて円筒状になるように製紐して前記保護スリーブを得ることを含む製造方法。
  9. 前記合成繊維モノフィラメントが、無撚りで供給される請求項8に記載の製造方法。
  10. 円筒状に製紐した後、前記保護スリーブを水洗することをさらに含む請求項8または9に記載の製造方法。
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