JP2004174666A - 移動テーブルのロック装置 - Google Patents

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JP2004174666A
JP2004174666A JP2002344138A JP2002344138A JP2004174666A JP 2004174666 A JP2004174666 A JP 2004174666A JP 2002344138 A JP2002344138 A JP 2002344138A JP 2002344138 A JP2002344138 A JP 2002344138A JP 2004174666 A JP2004174666 A JP 2004174666A
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JP2002344138A
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Takeshi Noguchi
武志 野口
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

【課題】流体圧の脈動により加工精度が低下するおそれのない移動テーブルのロック装置を提供する。
【解決手段】スプリング44の付勢力によって移動テーブル1を移動不能にクランプし、単動油圧シリンダ41に油圧を供給することによって前記クランプを解除するようにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、超仕上げ加工機等の移動テーブルを備える加工機に適用される移動テーブルのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば転がり軸受の軌道輪の軌道面を砥石を用いて超仕上げする超仕上げ加工機については、前記砥石を加工位置に移動させたり、この加工位置から退避位置に移動させたりするために、前記砥石を取り付けた砥石ヘッドが、移動テーブルに搭載されている。
図4は従来の超仕上げ加工機に設けられている移動テーブルを示す断面図である。同図に示すように、前記移動テーブル101は、加工機の架台102に固定されたベース103によってスライド可能に支持されており、当該移動テーブル101に設けられたロック装置104によって、そのスライドを許容したり規制したりすることができる。
【0003】
前記移動テーブル101は、底部に設けた凹部101aにベース103をスライド自在に導入しており、前記凹部101aの左右両縁部を覆う抱持板101bと、前記凹部101aの天井部101cとの間で、ベース103の上部に突設された鍔部103aを相対移動可能に抱持している。また、前記抱持板101bの前記鍔部103aに対向する位置には、押圧ピン105が上下動可能に埋設されており、この押圧ピン105の上端は前記鍔部103aの下面に接触可能になっている。
【0004】
図5も参照して、前記ロック装置104は、ベース103の鍔部103aの下方に単動油圧シリンダ104aを配置しており、そのシリンダチューブ104bの内部は、ピストン104cによって下室と上室とに区画されている。前記下室は油圧が供給される油室104dとして構成されており、前記上室には前記ピストン104cを下方に向かって常時付勢する圧縮コイルスプリング104eが設けられている。また、前記単動油圧シリンダ104aのシリンダロッド104fは、前記抱持板101bに埋設された押圧ピン105の直下に設けられている。したがって、前記油室104dに油圧を供給することにより、前記シリンダロッド104fによって押圧ピン105を上方に押圧して、移動テーブル101の凹部101aの天井部101cと押圧ピン105との間でベース103の鍔部103aを挟持することができ、これにより、移動テーブル101をベース103に対して相対移動不能にクランプすることができる。また、前記油室104dに供給した油圧を抜くことにより、前記圧縮コイルスプリング104eの付勢力にてシリンダロッド104fを下降させることができ、これにより前記ベース103の鍔部103aの挟持状態を解除して、移動テーブル101のクランプを解除することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の移動テーブルのロック装置104は、単動油圧シリンダ104aの油室104dに油圧を供給することにより、移動テーブル101をベース103に対して相対移動不能にクランプした状態で、超仕上げ加工を行うものであるので、この超仕上げ加工時に前記油圧の脈動による振動が超仕上げ砥石に伝わって、加工精度が低下するという問題が生じることがあった。
この発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、流体圧の脈動により加工精度が低下するおそれのない移動テーブルのロック装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するためのこの発明の移動テーブルのロック装置は、ワーク又は工具を加工位置と退避位置とに移動させる移動テーブルを、前記加工位置にクランプする移動テーブルのロック装置において、流体圧によってピストンロッドを一方向へ移動させて、前記移動テーブルを非クランプ状態に維持する単動流体圧シリンダと、付勢力によって前記ピストンロッドを流体圧による移動方向と反対方向へ移動させて、前記移動テーブルをクランプ状態に維持するスプリングとを備えることを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】
このように構成された移動テーブルのロック装置によれば、前記移動テーブルをスプリングの付勢力によってクランプ状態に維持するので、移動テーブルをクランプした状態で、流体圧の脈動がワークや工具に伝わるおそれがなく、当該脈動に起因して加工精度が低下するのを防止することができる。
【0008】
前記加工機は転がり軸受の軌道面を超仕上げする超仕上げ加工機であってもよく(請求項2)、この場合には、特に高精度が要求される超仕上げ加工において、その加工精度の低下を効果的に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の移動テーブルのロック装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るロック装置を装備した超仕上げ加工機の移動テーブル1部分を示す概略正面図であり、図2はその側面から見た断面図である。前記超仕上げ加工機は、ワークとしての転がり軸受の軌道輪Aの軌道面A1を、工具としての砥石Bによって超仕上げするものであり、その移動テーブル1は、超仕上げ加工機の架台Cに固定されたベース2に水平移動可能に取り付けられており、前記砥石Bを前記軌道面A1に近接する加工位置と、軌道輪Aから離れた退避位置とに移動させることができる。
【0010】
前記移動テーブル1には、前記砥石Bを取り付けた砥石ヘッド7及びこの砥石ヘッド7を水平軸回りに揺動させる揺動ユニット3が、それぞれ2組搭載されている。各揺動ユニット3には、前記砥石ヘッド7を支持する揺動軸31が設けられており、各揺動軸31をそれぞれに対応させて設けられた電動モータMとクランク機構Eとによって個別に揺動させることにより、砥石Bを砥石ヘッド7とともに軌道面A1の曲率中心と軌道輪Aの回転中心とを通る平面上において揺動させることができる。
【0011】
図3も参照して、前記ベース2はその上部及び下部のそれぞれの両側に、水平方向へ突出する鍔部21を設けており、当該上部が前記移動テーブル1の底部に設けた凹部11にスライド自在に導入されている。また、前記凹部11の底面の図2における左右両側部には、帯板状の抱持板12が取り付けられており、この抱持板12と前記凹部11の天井部11aとの間で、ベース2の前記鍔部21を相対移動可能に抱持している。また、各抱持板12の前記鍔部21に対向する位置には、押圧ピン5が上下動可能に埋設されており、この押圧ピン5の上端はベース2の鍔部21の下面に突き当てられている。
【0012】
前記超仕上げ加工機には、前記移動テーブル1を定位置にクランプするためのロック装置4が配置されている。このロック装置4は、抱持板12の直下に設けられた単動油圧シリンダ41と、この単動油圧シリンダ41を駆動する油圧駆動部42とを備えている。前記単動油圧シリンダ41は、移動テーブル1の左右両側の下方のそれぞれに、所定間隔離して一対ずつ設けられている。各単動油圧シリンダ41は、その軸線を鉛直方向に向けた状態で、ブラケット43を介して前記抱持板12に取り付けられており、各ピストンロッド41aの直上に前記押圧ピン5が設けられている。
【0013】
前記単動油圧シリンダ41のシリンダチューブ41bの内部は、ピストン41cによって下室41eと上室41fとに区画されており、前記上室41fは油圧駆動部42から油圧が供給される油室41dとして構成されている。また、前記下室41eには前記ピストン41cを上方に向かって常時付勢するスプリング44が設けられている。このスプリング44は圧縮コイルスプリングによって構成されており、前記ピストン41cとシリンダチューブ41bの内底部との間に弾性収縮させた状態で介在している。このように、前記スプリング44を単動油圧シリンダ41に内蔵しているので、これを単独で設ける場合に比べて簡単に配置することができる。なお、前記シリンダチューブ41bの内底部には、下室41eを大気に連通させるための通気口41gが形成されている。
【0014】
前記ロック装置4は、単動油圧シリンダ41の油室41dに油圧が負荷されていない状態では、スプリング44の付勢力によってピストンロッド41aを上方に押圧して、押圧ピン5と移動テーブル1の凹部11の天井部11aとの間で、ベース2の前記鍔部21を挟み込んで、移動テーブル1を相対移動不能にクランプすることができ、この状態で、油圧駆動部42から単動油圧シリンダ41の油室41dに油圧を供給することにより、スプリング44の付勢力に抗してピストンロッド41aを押し下げて、前記クランプ状態を解除することができる。
【0015】
前記油圧駆動部42は油圧ポンプ、油圧タンク及び方向制御弁等を備えており、所定タイミングにて単動油圧シリンダ41の油室41dに油圧を供給したり、この供給した油圧を抜いたりすることができる。すなわち、前記油圧駆動部42は、移動テーブル1を退避位置と加工位置との間を移動させる際に、単動油圧シリンダ41の油室41dに油圧を供給して、移動テーブル1を非クランプ状態に維持し、移動テーブル1が加工位置に移動した状態で、前記油室41dに対する油圧の供給を停止する。これにより、移動テーブル1を移動不能にクランプした状態で、軌道輪Aの軌道面A1を砥石Bによって超仕上げすることができる。
【0016】
このように、前記ロック装置4はスプリング44の付勢力によって移動テーブル1を移動不能にクランプし、単動油圧シリンダ41に油圧を供給することによって前記クランプを解除するので、超仕上げ加工中に油圧の脈動が砥石Bに伝わるおそれがなく、特に高精度が要求される超仕上げ加工において前記脈動に起因して加工精度が低下するのを防止することができる。
【0017】
なお、この発明のロック装置は、超仕上げ加工機の移動テーブル他、ワーク又は工具を加工位置と退避位置とに移動させる移動テーブルを備える各種加工機の移動テーブルのロック装置として適用することができる。また、流体圧シリンダとして前記単動油圧シリンダのほか、単動空圧シリンダも使用することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、この発明の移動テーブルのロック装置によれば、スプリングの付勢力によって移動テーブルを移動不能にクランプするので、ワークの加工中に油圧の脈動が工具に伝わるおそれがなく、前記脈動に起因して加工精度が低下するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るロック装置を装備した超仕上げ加工機の移動テーブル部分を示す概略正面図である。
【図2】前図の側面から見た断面図である。
【図3】ロック装置の要部拡大断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】従来のロック装置の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 移動テーブル
2 ベース
4 ロック装置
41 単動油圧シリンダ(単動流体圧シリンダ)
41a ピストンロッド
41c ピストン
41d 油室
44 スプリング
A 軌道輪(ワーク)
B 砥石(工具)

Claims (2)

  1. ワーク又は工具を加工位置と退避位置とに移動させる移動テーブルを、前記加工位置にクランプする移動テーブルのロック装置において、
    流体圧によってピストンロッドを一方向へ移動させて、前記移動テーブルを非クランプ状態に維持する単動流体圧シリンダと、
    付勢力によって前記ピストンロッドを流体圧による移動方向と反対方向へ移動させて、前記移動テーブルをクランプ状態に維持するスプリングと
    を備えることを特徴とする移動テーブルのロック装置。
  2. 前記加工機が転がり軸受の軌道面を超仕上げする超仕上げ加工機である請求項1記載の移動テーブルのロック装置。
JP2002344138A 2002-11-27 2002-11-27 移動テーブルのロック装置 Pending JP2004174666A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242953A (ja) * 2009-04-10 2010-10-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 流量絞り装置
CN106246638A (zh) * 2016-09-30 2016-12-21 中信机电制造公司科研设计院 闭锁栓锁止机构

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