JP2004172673A - 移動端末制御システム及び移動端末 - Google Patents

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和弘 森
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MORI SOKEN KK
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Abstract

【課題】移動端末の利便性を活かしつつ利用場所に応じて周辺に対する迷惑行為の発生を防止する移動端末制御システムを提供する。
【解決手段】病院内や電車内などの所定の場所に対応付けられたマナーに関するマナー情報を前記所定の場所に向けて送信する情報制御装置300及び情報送信装置150、250と携帯電話機100に具備され、前記マナー情報を取得し、その携帯電話機100の機能のうち上記マナー情報に応じた機能を携帯電話機100に対して実行させる携帯電話機制御部108及び携帯電話機受信部107とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機などの移動端末を制御する移動端末制御システム及び移動端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機等の移動端末が普及している。
このような携帯電話機などの移動端末は、ユーザにより持ち出されて様々な場所で用いられるが、病院内や電車内などの特定の場所での携帯電話機の使用は、その使用によって発生する電磁波、会話音声、呼び出し音などにより、周辺の人々に対して迷惑をかけることがある。このような迷惑は、ユーザのモラルに委ねられている。
【0003】
そこで、上記迷惑行為を防止するために、特定の施設には電磁シールドが施されている。これにより、その施設に持ち込まれた携帯電話機は、その電磁シールドによって発信及び着信ができなくなるのである。
【0004】
また、特定の施設や場所に携帯電話機が持ち込まれると、発着信を禁止する携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この携帯電話機は、GPS衛星からの位置を知らせる内容の位置情報を取得し、その位置情報に基づいて発着信を禁止する。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−18159号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、施設に電磁シールドを施すことによって上記迷惑行為を防止すると、迷惑行為は防止される一方、携帯電話機の発信及び着信が禁止されるため、携帯電話機の利点である、いつでも、どこでも他人と連絡が取れるという利点が完全に失われてしまうといった問題がある。
【0007】
また、場所によっては、携帯電話機の発信及び着信を禁止することまで要さず、場所に適した態様で携帯電話機の各機能を制限すれば足る場合がある。例えば、病院の中では、発信及び着信を禁止する必要があるが、映画館の中では、音の発生のみを禁止することで足りる。上記特許文献1に記載の携帯電話機では、場所に応じて発着信が禁止されてしまうため、施設によっては過剰に携帯電話機の利便性を制限してしまうといった問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、移動端末の利便性を活かしつつ利用場所に応じて周辺に対する迷惑行為の発生を防止する移動端末制御システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に関わる移動端末制御システムは所定の機能を有する移動端末を制御する移動端末制御システムであって、所定の場所に対応付けられたマナーに関するマナー情報を前記所定の場所に向けて送信するマナー情報送信手段と、前記移動端末に具備され、前記マナー情報を取得し、前記移動端末の機能のうち前記マナー情報に応じた機能を前記移動端末に対して実行させるマナー情報実行手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、自らの位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、 前記位置情報に対応付けられたマナーに関する対応マナー情報を記憶する対応マナー情報記憶手段と、前記位置情報取得手段から前記位置情報を取得し、前記位置情報に基づき前記対応マナー情報記憶手段から前記対応マナー情報を取得し、前記対応マナー情報に応じた機能を実行する対応マナー情報実行手段とを備える
ことを特徴とする移動端末とすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態における携帯電話システムについて、図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は、本発明の本実施の形態における携帯電話システムの使用状況を示すシステム構成図である。
本実施の形態における携帯電話システムは、携帯電話機としての利便性を活かしつつ利用場所に応じて周辺に対する迷惑行為の発生を防止するものであって、携帯電話機100と、その携帯電話機100に対して上記迷惑行為となる動作を禁止させるように指示する情報制御装置300と、携帯電話機100と情報制御装置300を媒介する情報送信装置150、250とを備えている。携帯電話機としての利便性を活かしつつ利用場所に応じて周辺に対する迷惑行為の発生を防止することは、情報送信装置200、300から携帯電話機100の機能を制限するように指示する情報を送信することにより、実現される。例えば、図1に示すように、ユーザが携帯電話機100を電車の中に持ち込んだ場合、携帯電話機100は、情報制御装置300から送信された情報を電車の中に設置された情報送信装置150を介して受信し、その情報に基づき携帯電話機100の機能を制限し、電車の中における迷惑行為の発生を電車の中に応じた態様で防止させる。また、ユーザが携帯電話機100を病院の中に持ち込んだ場合、携帯電話機100は、情報制御装置300から送信された情報を病院の中に設置された情報送信装置250を介して受信し、その情報に基づき携帯電話機100の機能を制限し、病院の中における迷惑行為の発生を病院の中に応じた態様で防止させる。
【0013】
図2は、携帯電話機100と情報送信装置150、250と情報制御装置300との内部構成を示すブロック図である。
携帯電話機100は、電話回線を通じて他の電話機との通信をおこなう通信部101と、通話相手からの音声等を出力するスピーカ102と、電話番号を表示する液晶ディスプレイ等からなる携帯電話機表示部103と、携帯電話機100全体を振動させる振動モーターを具備するバイブレーター部104と、ユーザの音声を集音するマイク105と、ユーザが電話番号等を入力するボタンを具備する携帯電話機操作部106と、情報送信装置150、250から送られてきた情報を受信する携帯電話機受信部107と、後述する携帯電話機100の機能を制御する携帯電話機制御部108とを備えている。
【0014】
携帯電話機制御部108は、通信部101から受信した情報に基づき、スピーカ102と、携帯電話機表示部103と、バイブレーター部104と、マイク105とを制御する。また、携帯電話機受信部107から受信した情報に基づき、スピーカ102と、携帯電話機表示部103と、バイブレーター部104と、マイク105とを制御し、マナーモードを実行し、携帯電話機表示部103にメッセージを表示させる。すなわち、携帯電話機制御部108と携帯電話機受信部107は、マナー情報実行手段を構成しており、携帯電話機制御部108と携帯電話機受信部107と携帯電話機表示部103は、場所情報表示手段を構成している。
【0015】
情報送信装置150、250は、携帯電話機100の機能を制限したい場所に設置されるものであり、情報送信装置300から送信された情報をその場所にある携帯電話機100に送信するものである。
【0016】
上述した機能を実現させるために、情報送信装置150、250は、情報制御装置300から送信された情報を受信する情報送信装置受信部115と、情報送信装置受信部115が受信した情報を携帯電話機100に送信する情報送信装置送信部116とを備える。
【0017】
情報制御装置300は、携帯電話機100の機能を制限させる内容(以下マナーモードとする)に関する情報と、携帯電話機表示部103に表示させるメッセージに関する情報とを情報送信装置150、250に送信するものである。また、情報制御装置300は、携帯電話機100に実効させるマナーモードについて複数のパターンを保持しており、情報送信装置150には、予め情報制御装置300の管理者により情報送信装置150に送信するように選択されているマナーモードに関する情報を送信し、情報送信装置250には、予め情報制御装置300の管理者により情報送信装置250に送信するように選択されているマナーモードに関する情報を送信する。同様に、情報制御装置300は、携帯電話機100の携帯電話機表示部103に表示させるメッセージについて複数のパターンを保持しており、情報送信装置150には、予め情報制御装置300の管理者により情報送信装置150に送信するように選択されているメッセージに関する情報を送信する。情報送信装置150、250には、予め情報制御装置300の管理者により情報送信装置250に送信するように選択されているメッセージに関する情報を送信する。すなわち、情報送信装置150、250は、場所情報送信手段とマナー情報送信手段を備えている。
【0018】
上述した機能を実現させるために、情報制御装置300は、情報制御装置300の管理者により情報送信装置150、250に送信するように選択されているメッセージに関する情報や、マナーモードに関する情報を情報送信装置150、250に送信する情報制御装置送信部109と、メッセージや、マナーモードを登録するための情報制御装置操作部110と、情報制御装置表示部111と、後述する所定のデータを予め記憶するマナーモード記憶部113と、メッセージ記憶部114と、後述する上記各部を制御する情報制御装置制御部112とを備えている。
【0019】
マナーモード記憶部113は、モードテーブル113aを記憶する。このモードテーブル113aには、複数のパターンのマナーモードが登録されている。
図3は、上述のモードテーブル113aの内容を示すテーブル図である。
【0020】
この図3に示すように、モードテーブル113aでは、各マナーモードにおいて、携帯電話機100の各機能を使用可能にするか、使用不可能にするかを示している。携帯電話機100の各機能とは、メッセージを表示することや、バイブレーターにより着信を知らせることや、電子メールの受信をおこなうことや、電子メールの送信をおこなうことや、音により着信を知らせることや、通話等である。モードテーブル113aには、マナーモード1からマナーモード6の複数のマナーモードが登録されている。例えば、マナーモード2には、「メッセージを表示することとバイブレーターにより着信を知らせることは、可能であり、電子メールの受信をおこなうことと電子メールの送信をおこなうことと音により着信を知らせることと通話は、不可能である。」といった内容が登録されている。ここで、モードテーブル113aにおいて、○は、携帯電話100の各機能を使用可能な状態にすることを示しており、×は、携帯電話100の各機能を使用不可能な状態にすることを示している。
【0021】
メッセージ記憶部114は、パターンテーブル114aを記憶する。このパターンテーブル114aには、複数のパターンのメッセージが登録されている。
図4は、上述のパターンテーブル114aの内容を示すテーブル図である。
【0022】
この図4に示すように、パターンテーブル114aでは、各メッセージにおいて、携帯電話機表示部103に表示させる内容を示している。各メッセージは、現在の場所に関する内容と、近くの通話可能な場所に関する内容とを含む。例えば、メッセージ5には、「ここは、学校の中です。学校の外で通話できます。」といった内容が登録されている。
【0023】
情報制御装置制御部112は、マナーモードに関する情報と、メッセージに関する情報とを、マナーモード記憶部113と、メッセージ記憶部114とから受信し、情報制御装置送信部109に送信し、情報送信装置150、250に送信させる。更に、情報制御装置制御部112は、マナーモード登録部112aと、メッセージ登録部112bとを備える。マナーモード登録部112aは、新たなマナーモードをマナーモード記憶部113に登録し、メッセージ登録部112bは、新たなメッセージをメッセージ記憶部114に登録する。すなわち、情報制御装置制御部112と情報制御装置送信部109とメッセージ記憶部114は、場所情報制御手段を構成している。
【0024】
図5は、携帯電話システムの詳細な動作を示すフローチャートである。
特定の場所において、強制的におこなわれる携帯電話機100の機能の制限は、情報送信装置300が、モードテーブル113aの中のマナーモードに関する情報とパターンテーブル114aの中のメッセージに関する情報との送信をおこなうことと、携帯電話機100が、情報送信装置150、250を介して、それらの情報を受信し、その情報に基づいて携帯電話機100の制御をおこなうこととにより実現される。
【0025】
まず、情報制御装置300の管理者は、情報送信装置150、250に送信したいマナーモードをマナーモード記憶部113に記憶されたモードテーブル113aの中から選択し、情報送信装置150、250に送信したいメッセージをメッセージ記憶部114に記憶されたパターンテーブル114aの中から選択する。例えば、情報送信装置150、250の置かれた電車の中に居る人々に実行させたいマナーモードとその電車の中に居る人々に伝えたいメッセージがある場合、情報制御装置300の管理者は、モードテーブル113aの中からこの電車の中に居る人々に実行させたいマナーモードを選択し、パターンテーブル114aの中からこの電車の中に居る人々に伝えたいメッセージを選択する(ステップS10)。
【0026】
情報制御装置制御部112は、選択されたマナーモードに関する情報と、選択されたメッセージに関する情報とを情報制御装置送信部109に送信する。情報制御装置送信部109は、この情報を受信し、情報送信装置150、250に送信する。そして、情報送信装置150、250は、情報送信装置受信部115により受信した情報を、情報送信装置送信部116により情報送信装置150、250の置かれた場所にある携帯電話機100に送信し続ける。例えば、情報制御装置300は、電車の中に居る人々の携帯電話機100に送信したいマナーモードに関する情報とメッセージに関する情報とを、電車に置かれた情報送信装置150に送信する。そして、電車の中に置かれた情報送信装置150は、受信した情報を電車の中にある携帯電話機100に送信し続ける。また、情報制御装置300は、病院の中に居る人々の携帯電話機100に送信したいマナーモードに関する情報とメッセージに関する情報を、病院に置かれた情報送信装置250に送信する。そして、病院の中に置かれた情報送信装置250は、受信した情報を病院の中にある携帯電話機100に送信し続ける(ステップS11)。
【0027】
携帯電話機受信部108は、情報送信装置150、250から送信された情報を受信し、携帯電話機制御部108にこの情報を送信する(ステップS12)。携帯電話機制御部108は、情報送信装置150、250から送信されたマナーモードに関する情報により、スピーカ部102、携帯電話機表示部103、バイブレーター部104、マイク105を制御し、選択されたマナーモードを実行する。また、実行されたマナーモードに関する情報を携帯電話機表示部103に表示する。例えば、携帯電話機100が電車の中にある場合、携帯電話機100は、電車に置かれた情報送信装置150から送信された情報に基づいてマナーモードを実行し、実行されたマナーモードによりどのような携帯電話機100の機能が制限されたのかを携帯電話機表示部103に表示する。また、携帯電話機100が病院の中にある場合、携帯電話機100は、病院に置かれた情報送信装置250から送信された情報に基づいてマナーモードを実行し、実行されたマナーモードによりどのような携帯電話機100の機能が制限されたのかを携帯電話機表示部103に表示する(ステップS13)。
【0028】
携帯電話機制御部108は、情報送信装置150、250から送信されたマナーモードに関する情報により、携帯電話機表示部103にメッセージを表示することが可能であるか判断する(ステップS14)。
【0029】
情報送信装置150、250から送信されたマナーモードに関する情報により、携帯電話機表示部103にメッセージを表示することが可能である場合、携帯電話機制御部108は、情報送信装置150、250から送信されたメッセージに関する情報により、携帯電話機表示部103にメッセージを表示させる。例えば、病院の中に置かれた情報送信装置250から送信されたマナーモードに関する情報により病院の中にある携帯電話機100にメッセージを表示することが不可能である場合、この携帯電話機100の携帯電話機表示部103にはメッセージは表示されない。また、電車の中に置かれた情報送信装置150から送信されたマナーモードに関する情報により電車の中にある携帯電話機100にメッセージを表示することが可能である場合、この携帯電話機100の携帯電話機表示部103には情報送信装置150から送信されたメッセージに関する情報によりメッセージが表示される(ステップS15)。
【0030】
ここで、実際に携帯電話機表示部103に表示されるメッセージを図6に示す。
図6は、携帯電話機100が電車の中にある場合、携帯電話機表示部103に表示されるメッセージを示すものである。メッセージは、現在の場所に関するメッセージと、近くの通話可能な場所に関するメッセージと、現在選択されているマナーモードに関するメッセージとから構成される。この場合、「ここは、電車の中です。近くのデッキで通話できます。現在の携帯電話機の機能に関して、メッセージの表示と、電子メールの受信と、電子メールの送信と、バイブレーターによるユーザへの着信の連絡は使用可能であり、音によるユーザへの着信の連絡と、通話は使用不可能です。」といった内容が携帯電話機表示部103に表示される(図5のステップS15)。
【0031】
次に、新たなマナーモードと、新たなメッセージと、新たな対応テーブルの登録について説明する。
マナーモード登録部112aは、新たなモードテーブル113aを作成し、新たなモードテーブル113aに関する情報をマナーモード記憶部113に送信する。新たなマナーモードの作成は、情報制御装置300の管理者により、情報制御装置表示部111で作成経過を確認しつつ、情報制御装置操作部110を通じておこなわれる。例えば、新たなマナーモードとして、携帯電話機100の電子メールの送受信をおこなうことと、バイブレーターによる着信の連絡をおこなうことと、メッセージの表示をおこなうこととを可能にし、音により着信の連絡をおこなうことと、通話とを不可能な状態にするマナーモードを作成したい場合、図3に示すように、モードテーブル113aの「メッセージの表示」の欄を「○」にし、「バイブによる着信」の欄を「○」にし、「電子メールの受信」の欄を「○」にし、「電子メールの着信」の欄を「○」にし、「音による着信」の欄を「×」にし、「通話」の欄を「×」にする。上記操作により、新たなマナーモードとして、携帯電話100の電子メールの送受信をおこなうことと、バイブレーターによる着信の連絡をおこなうことと、メッセージの表示おこなうこととを可能にし、音声により着信の連絡をおこなうことと、通話とを不可能な状態にするマナーモードが作成される。すなわち、マナーモード登録部112aは、マナー情報登録手段を構成している。
【0032】
メッセージ登録部112bは、新たなパターンテーブル114aを作成し、新たなパターンテーブル114aに関する情報をメッセージ記憶部114に送信する。新たなメッセージの作成は、情報制御装置300の管理者により、情報制御装置表示部111で作成経過を確認しつつ、情報制御装置操作部110を通じておこなわれる。例えば、新たなメッセージとして、携帯電話機100が電車の中にあるときには、「ここは、電車の中です。近くのデッキで通話できます。」と携帯電話機表示部103に表示させるようなメッセージを作成したい場合、図4に示すように、メッセージテーブル114aの「現在の場所」の欄を「ここは、電車の中です。」とし、「近くの通話可能な場所」の欄を「近くのデッキで通話できます。」とする。上記操作により、新たなメッセージとして、携帯電話機100が電車の中にあるときには、「ここは、電車の中です。近くのデッキで通話できます。」と携帯電話機表示部103に表示させるメッセージが作成される。すなわち、マナーモード登録部112bは、場所情報登録手段を構成している。
【0033】
以上のように本実施の形態によれば、携帯電話システムは、情報制御装置300により、特定の場所に置かれた情報制御装置150、250を介して、その場所にある携帯電話機100に、その場所に適したマナーモードを実行させるので、その場所における迷惑行為の発生を防止することができ、また、その場所に適した態様で携帯電話機100の利便性を活かすことができる。
【0034】
また、情報送信装置150、250は、特定の場所において情報送信装置150、250が携帯電話機100にその場所に応じたマナーモードを実行させる際、携帯電話機100にその場所と実行中のマナーモードに関するメッセージを表示させるので、ユーザに、現在、どのような理由で、どのようなマナーモードが実行されており、どのような場所で通話できるのかを通知することが出来る。
【0035】
さらに、情報制御装置300の管理者は、モードテーブル113aにおいてマナーモードを選択することにより、情報送信装置150、250の置かれた場所で携帯電話機100に実行させたいその場所に適したマナーモードを、その場所の状況に応じて変化させることができる。例えば、情報制御装置300の管理者は、情報送信装置150、250の置かれた場所において迷惑行為の発生を防止させるためには、その場所にある携帯電話機100の電子メールの送信を禁止することが必要である、と考えていたが、実際には、その場所にある携帯電話機100の電子メールの送信を許しても迷惑行為の発生は起こらないことがわかった。そのようなとき、情報制御装置300の管理者は、モードテーブル113aにあるマナーモードに関する情報を選択し情報送信装置150、250に送信することにより、その場所にある携帯電話機100の電子メールの送信を可能にすることができる。
【0036】
そしてまた、情報制御装置300の管理者は、マナーモード登録部112aにより、情報送信装置150、250の置かれた場所で携帯電話機100に実行させたいその場所に適したマナーモードを新たに作成することができる。
【0037】
また、情報制御装置300の管理者は、パターンテーブル114aにおいてメッセージを選択することにより、情報送信装置150、250の置かれた場所でユーザに伝えたいメッセージを、その場所の状況の変化に応じて変化させることができる。例えば、情報制御装置300の管理者は、情報送信装置150、250の置かれた場所の近くで通話可能な場所が移動したことから、その場所にある携帯電話機100に送信するメッセージの内容を変えなければならなくなった。そのようなとき、情報制御装置300の管理者は、パターンテーブル114aにおいてメッセージに関する情報を選択し、情報送信装置150、250にメッセージに関する情報を送信することにより、携帯電話機100のユーザに、その変更した通話可能な場所を伝えることができる。
【0038】
そしてまた、特定の場所に置かれた情報制御装置300の管理者は、メッセージ登録部112bにより、その場所でユーザに伝えたいメッセージを新たに作成し、登録することができる。
【0039】
尚、本実施の形態では、移動端末として携帯電話機100を例示したが、移動端末であればそれに限定されず、PHSやPDA等でもよい。
また、情報送信装置150、250は、携帯電話機100のユーザが、他の場所から情報送信装置150、250が置かれた特定の場所に移動し、初めて携帯電話機100が情報送信装置150、250から情報を受信した際に、携帯電話機100が情報を受信したことを、バイブレーター部104により携帯電話機100を振動させることや、スピーカ102により音を鳴らすことにより携帯電話機100のユーザに知らせてもよい。
【0040】
また、本実施の形態では、特定の場所において情報送信装置150、250が携帯電話機100に送信するメッセージに関し、場所に関するメッセージと、マナーモードに関するメッセージとを例示したが、メッセージであればそれに限定されず、ニュース、広告、アンケート等に関するメッセージを加えてもよい。
【0041】
また、本実施の形態では、情報制御装置300の管理者が使用可能であるか使用不可能であるかを選択できる携帯電話機100の機能に関し、モードテーブル113aにおいて、メッセージの受信、バイブレーターによる着信、電子メールの受信、電子メールの送信、音による着信、通話を例示したが、携帯電話機100の機能であればそれに限定されず、ゲーム機能や、写真撮影機能、電源等を、選択できる携帯電話記100の機能として加えてもよい。
【0042】
また、本実施の形態では、モードテーブル113aや、パターンテーブル114aを新たに作成する際に、マナーモード登録部112aや、メッセージ登録112bによる作成を例示したが、予めモードテーブル113aや、パターンテーブル114aを記憶しているフレキシブルディスクやCD等の記憶媒体から、マナーモード記憶部113や、メッセージ記憶部114にモードテーブル113aや、パターンテーブル114aを記憶させることで、マナーモード記憶部113や、メッセージ記憶部114の中に新たなモードテーブル113aや、パターンテーブル114aを作成してもよい。
【0043】
また、情報制御装置300にあるマナーモード記憶部113と、メッセージ記憶部114と、情報制御装置制御部112とは、携帯電話機100にあってもよい。
【0044】
また、情報送信装置150、250は、情報制御装置300にあってもよい。
また、情報送信装置150、250は、携帯電話機100にあってもよい。
【0045】
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態における携帯電話機について、図面を参照しながら説明する。
【0046】
図7は、本発明の本実施の形態における携帯電話機の使用状況を示す使用状況説明図である。
本実施の形態の携帯電話機400は、GPS衛星500から受信した電波に基づいて自らの位置を把握し、複数のパターンのマナーモードの中からその位置に応じたマナーモードを選択することで、周辺に対する迷惑行為の発生を防止する点に特徴がある。例えば、図8に示すように、ユーザが携帯電話機400を映画館に持ち込んだ場合、携帯電話機400は、GPS衛星500からの電波に基づき自らが映画館にあることを把握し、迷惑行為の発生をその映画館に応じた態様で防止する。
【0047】
図8は、携帯電話機400の構成を示すブロック図である。
携帯電話機400は、図2のブロック図で示した携帯電話機100と同一の機能を有する通信部401と、スピーカ部402と、表示部403と、バイブレーター部404と、マイク405と、操作部406と、マナーモード記憶部409とを備えており、更に、自らの位置に関する内容の位置情報をGPS衛星500から取得する位置取得部407と、携帯電話機400の各部を制御する制御部408と、後述するメッセージ記憶部410と、対応テーブル記憶部411とを備える。すなわち、記憶部を除く各部から対応マナー情報実行手段と対応場所情報実行手段は構成されている。
【0048】
メッセージ記憶部410は、パターンテーブル410a、410bを記憶する。このパターンテーブル410aは、携帯電話機400に着信の無い場合に携帯電話機表示部403に表示される複数のパターンのメッセージを示すものである。また、パターンテーブル410bは、携帯電話機に着信のあった場合に表示部403に表示される複数のパターンのメッセージを示すものである。
【0049】
図9は、上述のパターンテーブル410a、410bの内容を示すテーブル図である。
この図9に示すように、パターンテーブル410a、410bは、各メッセージにおいて表示部403に表示させる内容を示している。パターンテーブル410aは、現在の場所に関する内容と、通話可能な近くの場所に関する内容とを含み、パターンテーブル410bは、着信相手に送りたいメッセージに関する内容を含む。例えば、メッセージ3には、「ここは、学校の中です。学校の外で通話できます。」「返答メッセージ:後でかけ直します。Pushボタン1後で電話して下さい。Pushボタン2」といった内容が登録されている。
【0050】
対応テーブル記憶部411は、対応テーブル411aを記憶する。この対応テーブル411aには、GPS衛星500から取得した位置情報に含まれる位置座標と、マナーモード記憶部409に記憶されているモードテーブル409aにあるマナーモードと、メッセージ記憶部410に記憶されているパターンテーブル410aにあるメッセージとの対応関係が記憶されている。
【0051】
図10は、上述の対応テーブル411aの内容を示すテーブル図である。
この図10に示すように、対応テーブル411aは、各位置座標において、携帯電話機400に実行させるマナーモードと、表示部403に表示させるメッセージとを示している。例えば、「(1.00、1.00)という位置座標では、マナーモード1を実行し、メッセージ1を表示部403に表示する。」といった内容が登録されている。すなわち、マナーモード記憶部409と対応テーブル記憶部411は、マナー情報記憶手段を構成していおり、メッセージ記憶部410と対応テーブル記憶部411は、場所情報記憶手段を構成していいる
制御部408は、通信部401から受信した情報に基づき、スピーカ402と、表示部403と、バイブレーター部404と、マイク405とを制御する。また、位置情報取得部407から受信した位置情報と、マナーモード記憶部409に記憶されているモードテーブル409aと、対応テーブル記憶部411に記憶されている対応テーブル411aに基づいて、スピーカ402と、表示部403と、バイブレーター部404と、マイク405とを制御することでマナーモードを実行する。そして、位置情報取得部407から受信した位置情報と、メッセージ記憶部410に記憶されている410aと、対応テーブル記憶部411に記憶されている対応テーブル411aに基づいて、表示部403を制御することでメッセージを表示させる。更に、制御部408は、マナーモード登録部408aと、メッセージ登録部408b、対応テーブル登録部408cとを備える。マナーモード登録部408aは、新たなマナーモードをマナーモード記憶部409に登録し、メッセージ登録部408bは、新たなメッセージをメッセージ記憶部410に登録し、対応テーブル登録部408cは、新たな対応テーブル411aを対応テーブル記憶部411に登録する。
【0052】
図11は、携帯電話機400の動作を示すフローチャートである。
携帯電話機400の位置の変化に応じておこなわれる携帯電話機400の機能選択は、位置情報取得部407から取得した位置情報と、対応テーブル記憶部411に記憶されている対応テーブル411aとに基づき、制御部408が、スピーカ部402と、表示部403と、バイブレーター部404と、マイク405と、操作部406等との制御をおこなうことにより実現される。
【0053】
まず、位置情報取得部407は、GPS衛星500から携帯電話機400の位置情報を取得する。例えば、携帯電話機400が映画館にある場合、位置情報取得部407は、「位置座標は(1.00、2.00)」といった内容の位置情報をGPS衛星500から取得する(ステップS20)。
【0054】
制御部408は、対応テーブル記憶部411に記憶されている対応テーブル411aと、位置情報取得部407から取得した位置情報に基づき、マナーモード記憶部409のモードテーブル409aにおいてマナーモードを選択する。そして、その選択されたマナーモードに基づき、スピーカ部402と、表示部403と、バイブレーター部404と、マイク405とを制御し、マナーモードを実行する。また、実行されたマナーモードに関する情報を表示部に403に表示する。例えば、携帯電話機400が映画館にある場合、対応テーブル411aから、(1.00、2.00)という位置座標では、マナーモード2を実行するように登録されているので、制御部408は、マナーモード記憶部409のモードテーブル409aにおいてマナーモード2を選択し、実行する。また、実行されたマナーモードにより、どのような携帯電話機400の機能が制限されたのかを表示部403に表示する(ステップS21)。
【0055】
制御部408は、選択されたマナーモードにより、表示部403にメッセージを表示することが可能であるか判断する(ステップS22)。
選択されたマナーモードが表示部403にメッセージを表示することを許す場合、制御部408は、対応テーブル記憶部411に記憶されている対応テーブル411aと、位置情報取得部407から取得した位置情報とに基づき、メッセージ記憶部410のパターンテーブル410aにおいてメッセージを選択し、メッセージに関する情報を表示部403に送信し、選択されたメッセージを表示させる。例えば、携帯電話機400が映画館にある場合、対応テーブル411aから、(1.00、2.00)という位置座標では、メッセージ2を選択するように登録されているので、制御部408は、メッセージ記憶部410のパターンテーブル410aにおいてメッセージ2を選択し、表示部403に表示させる(ステップS23)。
【0056】
携帯電話機400は、携帯電話機400が選択されたマナーモードを実行し、選択されたメッセージを表示しているときに、携帯電話機400に着信があったか判断する(ステップS24)。
【0057】
携帯電話機400が選択されたマナーモードを実行し、選択されたメッセージを表示しているときに、携帯電話機400に着信があった場合、制御部408は、対応テーブル記憶部411に記憶されている対応テーブル411aと、位置情報取得部407から取得した位置情報とに基づき、メッセージ記憶部410のパターンテーブル410bにおいてメッセージを選択し、メッセージに関する情報を表示部403に送信し、選択されたメッセージを表示させる。そして、携帯電話機400のユーザが、着信相手に伝えたいメッセージがある場合、表示部403に表示されているメッセージに従い、操作部406により、メッセージを選択し、着信相手に送信する。例えば、携帯電話機400が映画館にあり携帯電話機400に着信があった場合、対応テーブル411aから、(1.00、2.00)という位置座標では、メッセージ2を選択するように登録されているので、制御部408は、メッセージ記憶部410のパターンテーブル410bにおいてメッセージ2を選択し、表示部403に表示させる。そして、携帯電話機400のユーザが、着信相手に「後でメールします。」という内容のメッセージを伝えたい場合、表示部403に表示されている指示に従い、操作部406のボタン1を押し、着信相手にメッセージを伝える(ステップS25)。
【0058】
ここで、表示部403に表示されるメッセージを図12に示す。
図12(c)は、会社の中に居て、着信のない場合に表示部403に表示されるメッセージを示すものである。メッセージは、現在の場所に関するメッセージと、近くの通話可能な場所に関するメッセージと、現在選択されているマナーモードに関するメッセージから構成され、この場合、「ここは、会社の中です。近くのデッキで通話できます。現在使用可能な携帯電話機の機能は、メッセージの表示と、電子メールの受信と、バイブレーターによる着信の連絡とは可能であり、電子メールの送信と、音による着信の連絡と、通話は不可能。」と表示部403に表示される。
【0059】
図12(d)は、090−0000−1111という電話番号を持つ電話から着信があった場合のメッセージを示すものである。メッセージは、着信相手の番号に関するメッセージと、着信相手に送りたい内容に関するメッセージとから構成され、この場合、「090−0000−1111から着信がありました。返答メッセージ:しばらく、お待ち下さい。Pushボタン1 今は、仕事中です。Pushボタン2」。と表示部403に表示される。
【0060】
図12(e)は、電話の着信相手にメッセージを送信したときに表示されるメッセージを示すものである。この場合、着信相手へのメッセージの送信が無事おこなわれたことを示す、「選択されたメッセージで返答しました。」が表示部403に表示される。
【0061】
次に、新たなマナーモードと、新たなメッセージと、新たな対応テーブルの登録について説明する。
マナーモード登録部408aは、新たなモードテーブル409aを作成し、新たなモードテーブル409aに関する情報をマナーモード記憶部409に送信する。新たなマナーモードの登録については、図2のブロック図で示したマナーモード登録部313aと同一の機能を有す。
【0062】
メッセージ登録部408bは、新たなパターンテーブル410aを作成し、新たなパターンテーブル410aに関する情報をメッセージ記憶部410に送信する。新たなメッセージの作成は、携帯電話機400のユーザにより表示部403で作成経過を確認しつつ、操作部406を通じておこなわれる。例えば、新たなメッセージとして、携帯電話機400が会社の中にあり携帯電話機400に着信のない場合、図10に示すように、「ここは、会社の中です。会社の外で通話できます。」と表示部403に表示させ、携帯電話機400に着信のあった場合、「返答メッセージ:しばらくお待ち下さい。Pushボタン1今は仕事中です。Pushボタン2」と表示部403に表示させるようなメッセージを作成したい場合、図10に示すように、メッセージテーブル410aの「現在の場所」の欄を「ここは、会社の中です。」とし、「近くの通話可能な場所」の欄を「近くの廊下で通話できます。」とする。また、メーセージテーブル410bの「返答メッセージ」の欄を「しばらくお待ち下さい。Pushボタン1今は仕事中です。Pushボタン2」とする。上記操作により、新たなメッセージとして、携帯電話機400が会社の中にあり着信のないときには、「ここは、会社の中です。近くの廊下で通話できます。」と表示部403に表示させ、携帯電話機400が会社の中にあり着信のあったときには、「返答メッセージ:しばらくお待ち下さい。Pushボタン1今は仕事中です。Pushボタン2」と表示部403に表示させるメッセージが作成される。
【0063】
対応テーブル登録部408cは、新たな対応テーブル411aを作成し、新たな対応テーブル411aに関する情報を対応テーブル記憶部411に送信する。新たな対応テーブル411aの作成は、携帯電話機400のユーザにより表示部403で作成経過を確認しつつ、操作部406を通じておこなわれる。例えば、(3.00、 2.00)という位置座標において、携帯電話機400にマナーモード5を実行させ、表示部403にメッセージ5を表示させたい場合、図11に示すように、位置の欄を「(3.00、 2.00)」とし、マナーモードの欄を「マナーモード5」とし、メッセージの欄を「メッセージ5」とする。上記操作により、新たな対応テーブルとして、携帯電話機400が(.3.00、2.00)という位置座標にあるときには、マナーモード5を実行させ、メッセージ5を表示させる対応テーブルが作成される。
【0064】
以上のように本実施の形態によれば、携帯電話機400は、場所に応じて、その場所に適したマナーモードを実行するので、その場所における迷惑行為の発生を防止することができ、また、その場所に適した形で携帯電話機400の利便性をユーザに利用させることができる。
【0065】
また、携帯電話機400は、場所に応じたマナーモードを実行する際に、その場所と実行中のマナーモードに関するメッセージを表示させるので、ユーザは、現在、どのような理由で、どのようなマナーモードが実行されており、どのような場所で通話できるかを知ることが出来る。
【0066】
さらに、携帯電話機400のユーザは、モードテーブル409aにおいてモードを選択することにより、ある場所で携帯電話機400に実行させたい、ある場所に適したマナーモードを、ある場所の状況の変化に応じて変化させることができる。
【0067】
そしてまた、携帯電話機400のユーザは、マナーモード登録部408aにより、その場所で携帯電話機400に実行させたい、その場所に適したマナーモードを新たに作成し、登録することができる。
【0068】
また、携帯電話機400のユーザは、メッセージ登録部408bにより、その場所でユーザに伝えたいメッセージを新たに作成し、登録することができる。
また、本実施の形態では、ある場所において携帯電話機400に着信のあった場合、携帯電話機400にパターンテーブル410bにある着信先への返信用のメッセージが表示され、携帯電話機400のユーザはそれを操作部406のボタン等で送信することが出来るので、着信先に電話をかけたり、電子メールを作成し送信したりする必要がない。
【0069】
尚、本実施の形態では、移動端末として携帯電話機400を例示したが、移動端末であればそれに限定されず、PHSやPDA等でもよい。
また、携帯電話機400は、携帯電話機400のユーザが他の場所から移動し予め対応テーブル411aに登録してある場所に来たときに、携帯電話機400がその場所に来たことを、バイブレーター部404により携帯電話機400を振動させることや、スピーカ402により音を鳴らすことにより携帯電話機400のユーザに知らせてもよい。
【0070】
また、本実施の形態では、モードテーブル409aや、パターンテーブル410a、410bや、対応テーブル411aを新たに作成する際に、マナーモード登録部408aや、メッセージ登録408bや、対応テーブル登録部408cによる登録を例示したが、予めモードテーブル409aや、パターンテーブル410a、410bや、対応テーブル411aを記憶しているフレキシブルディスクやCD等の記憶媒体から、マナーモード記憶部409や、メッセージ記憶部410や、対応テーブル記憶部411にモードテーブル409aや、パターンテーブル410a、410bや、対応テーブル411aを記憶させることで、マナーモード記憶部409や、メッセージ記憶部410や、対応テーブル記憶部411の中に新たなモードテーブル409aや、パターンテーブル410a、410bや、対応テーブル411aを作成してもよい。
【0071】
そしてまた、本実施の形態では、対応テーブル登録部408cにより新たな対応テーブル411aを登録する際に、位置座標を指定することを例示したが、携帯電話機400に地図情報を記憶させることで、場所名を指定することで位置座標を指定してもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る移動端末システムは、所定の機能を有する移動端末を制御する移動端末制御システムであって、所定の場所に対応付けられたマナーに関するマナー情報を前記所定の場所に向けて送信するマナー情報送信手段と、前記移動端末に具備され、前記マナー情報を取得し、前記移動端末の機能のうち前記マナー情報に応じた機能を前記移動端末に対して実行させるマナーモード実行手段とを備えることを特徴とする。
【0073】
これによって、移動端末システムは、所定の場所にある移動端末に、その場所に適したマナーモードを実行させるので、その場所における迷惑行為の発生を防止することができ、また、その場所に適した態様で移動端末の利便性を活かすことができる。
【0074】
ここで、本発明は、移動端末移動端末であって、自らの位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報に対応付けられたマナーに関する対応マナー情報を記憶する対応マナー情報記憶手段と、前記位置情報取得手段から前記位置情報を取得し、前記位置情報に基づき前記対応マナー情報記憶手段から前記対応マナー情報を取得し、前記対応マナー情報に応じた機能を実行する対応マナー情報実行手段とを備えることを特徴とする移動端末とすることもできる。
【0075】
これによって、移動端末は、場所に応じてその場所に適したマナーモードを実行するので、その場所における迷惑行為の発生を防止することができ、また、その場所に適した形で移動端末の利便性を活かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における携帯電話システムの使用状況を示すシステム構成図である。
【図2】同システムの構成を示すブロック図である。
【図3】同システムにおけるモードテーブルの内容を示すテーブル図である。
【図4】同システムにおけるメッセージテーブルの内容を示すテーブル図である。
【図5】同システムの動作を示すフロー図である。
【図6】同システムにおける携帯電話機に表示されるメッセージを示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における携帯電話機の使用状況を示す概況図である。
【図8】同携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図9】(a)は、同携帯電話機において着信のないときのメッセージテーブルの内容を示すテーブル図である。
(b)は、同携帯電話機において着信のあるときのメッセージテーブルの内容を示すテーブル図である。
【図10】同携帯電話機における対応テーブルの内容を示す図である。
【図11】同携帯電話機の動作を示すフロー図である。
【図12】(c)は、同携帯電話機において着信のないときに表示されるメッセージを示す図である。
(d)は、同携帯電話機において着信あるときに表示されるメッセージを示す図である。
(e)は、同携帯電話機において着信先にメッセージを送信した後に表示されるメッセージを示す図である。
【符号の説明】
100 携帯電話機
101 通信部
102 スピーカ
103 携帯電話機表示部
104 バイブレーター部
105 マイク
106 携帯電話機操作部
107 携帯電話機受信部
108 携帯電話機制御部
109 情報制御装置送信部
110 情報制御装置操作部
111 情報制御装置表示部
112 情報制御装置制御部
112a マナーモード登録部
112b メッセージ登録部
113 マナーモード記憶部
113a モードテーブル
114 メッセージ記憶部
114a パターンテーブル
115 情報送信装置受信部
116 情報送信装置送信部
150、250 情報送信装置
300 情報制御装置

Claims (16)

  1. 所定の機能を有する移動端末を制御する移動端末制御システムであって、
    所定の場所に対応付けられたマナーに関するマナー情報を前記所定の場所に向けて送信するマナー情報送信手段と、
    前記移動端末に具備され、前記マナー情報を取得し、前記移動端末の機能のうち前記マナー情報に応じた機能を前記移動端末に対して実行させるマナー情報実行手段とを備える
    ことを特徴とする移動端末制御システム。
  2. 前記移動端末制御システムは、さらに、
    複数の前記マナー情報を記憶し、前記複数のマナー情報の中からいずれかを選択し、前記マナー情報送信手段に送信する情報制御装置を備え、
    前記マナー情報送信手段は、前記情報制御装置から取得した前記マナー情報を前記所定の場所に向けて送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の移動端末制御システム。
  3. 前記移動端末制御システムは、さらに、
    前記所定の場所に関する場所情報を前記所定の場所に向けて送信する場所情報送信手段を備え、
    前記移動端末に具備され、前記場所情報を取得し、前記場所情報に応じた内容を表示する場所情報表示手段とを備える
    ことを特徴とする請求項2記載の移動端末制御システム。
  4. 前記情報制御装置は、
    複数の前記場所情報を記憶し、前記複数の場所情報の中からいずれかを選択し、前記場所情報送信手段に送信する場所情報制御手段を備え、
    前記場所情報送信手段は、前記場所情報制御手段から取得した前記場所情報を前記所定の場所に向けて送信する
    ことを特徴とする請求項3記載の移動端末制御システム。
  5. 前記情報制御装置は、さらに、
    前記場所情報制御手段に新たな前記場所情報を登録する場所情報登録手段を備える
    ことを特徴とする請求項4記載の移動端末制御システム。
  6. 前記情報制御装置は、さらに、
    新たなマナー情報を登録するマナー情報登録手段を備える
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の移動端末制御システム。
  7. 前記マナー情報実行手段は、
    前記マナーに関する内容を表示するマナー情報通知手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の移動端末制御システム。
  8. 前記マナー情報実行手段は、さらに、
    音、振動及び文字のうち少なくとも1つにより前記マナー情報を受信したことを前記移動端末のユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の移動端末制御システム。
  9. 前記移動端末は、
    携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)及びPDA(Personal Digital Asistants)のうちいずれか1つである
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の移動端末制御システム。
  10. 前記場所情報は、
    前記所定の場所及び前記所定の場所の近くにおいて移動端末が通信可能である場所、ニュース、広告及びアンケートに関する内容のうち少なくとも1つに関する情報である
    ことを特徴とする請求項9記載の移動端末制御システム。
  11. 前記移動端末の機能は、
    音によるユーザへの着信の連絡、電子メールの送受信、バイブレーターによるユーザへの着信の連絡、通話、写真の撮影及びゲームのうち少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項9及び10のいずれか1項に記載の移動端末制御システム。
  12. 自らの位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報に対応付けられたマナーに関する対応マナー情報を記憶する対応マナー情報記憶手段と、
    前記位置情報取得手段から前記位置情報を取得し、前記位置情報に基づき前記対応マナー情報記憶手段から前記対応マナー情報を取得し、前記対応マナー情報に応じた機能を実行する対応マナー情報実行手段とを備える
    ことを特徴とする移動端末。
  13. 前記移動端末は、さらに、
    前記位置情報に対応付けられた自らの場所に関する対応場所情報を記憶する対応場所情報記憶手段と、
    前記対応場所情報記憶手段から前記対応場所情報を取得し、前記対応場所情報に応じた内容を表示する対応場所情報表示手段とを備える
    ことを特徴とする請求項12記載の移動端末。
  14. 所定の機能を有する移動端末を制御する移動端末の制御方法であって、
    所定の場所に対応付けられたマナーに関するマナー情報を前記所定の場所に向けて送信するマナー情報送信ステップと、
    前記移動端末が前記所定の場所に入ったときには、前記移動端末の機能のうち前記マナー情報に応じた機能を前記移動端末に対して実行させるマナー情報実行ステップとを含む
    ことを特徴とする移動端末の制御方法。
  15. 移動端末の動作方法であって、
    自らの位置に関する位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報に対応付けられたマナーに関する対応マナー情報を記憶する対応マナー情報記憶ステップと、
    前記位置情報取得ステップにおいて取得した前記位置情報に基づいて、前記対応マナー情報記憶ステップから前記対応マナー情報を取得し、前記対応マナー情報に応じた機能を実行する対応マナー情報実行ステップとを含む
    ことを特徴とする移動端末。
  16. 移動端末制御システムのためのプログラムであって、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載のシステムにおける移動端末が備える手段として
    コンピューターを機能させるプログラム。
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