JP2002218025A - 移動通信機、及び着信報知方法 - Google Patents

移動通信機、及び着信報知方法

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JP2002218025A
JP2002218025A JP2001010625A JP2001010625A JP2002218025A JP 2002218025 A JP2002218025 A JP 2002218025A JP 2001010625 A JP2001010625 A JP 2001010625A JP 2001010625 A JP2001010625 A JP 2001010625A JP 2002218025 A JP2002218025 A JP 2002218025A
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JP2001010625A
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Masao Nakazawa
正雄 中澤
Mitsuko Sakai
晃子 阪井
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信内容の緊急度を通話開始前且つ着信毎に
利用者に対して報知することができる移動通信機を実現
する。 【解決手段】 発信側の移動通信機により発信された当
該発信の緊急度合いを示す緊急度情報に基づいて、自己
の表示手段に表示された画面内の表示状態を変化させる
着信報知処理(ステップS12、S13)を行う着信処
理手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発信側から発信内
容に情報を付加して発信し、当該付加情報を着信側へ伝
達して通話開始前に報知する移動通信機、及び着信報知
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信機として携帯電話機やP
HS(Personal Handy-phone System)端末機などが普
及してきている。この移動通信機は、表示パネル等から
なる表示手段を具備し、着信時にその表示画面内へ着信
有りのメッセージを表示する。この表示により利用者
は、着信音の発生を禁止していても着信の有無を知るこ
とができる。また、発信側から発信内容に発信者番号を
付加して発信し、着信側移動通信機がこの発信者番号を
受信して表示画面内へ表示することにより、利用者は、
発信者が誰なのかを知ることが可能である。また、この
発信者番号通知を利用して発信者番号に応じた着信音を
発生することにより、利用者に対して、通話開始前に重
要発信者からの着信を報知することもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の移動通信機では、着信内容の重要度(緊急度)を通話
開始前且つ着信毎に利用者に対して報知することができ
ないという問題がある。このため、着信応答者(着信
者)は、通話開始前に、当該着信の緊急度合いに応じた
応答の心構えや準備を行うことができない。例えば、テ
レビ観賞中の着信に対して、低緊急度の着信時にはテレ
ビの音量を下げるだけで通話を開始するが、高緊急度の
場合には、通話に集中するために通話開始前にテレビの
電源を切り、加えて着信内容をメモする筆記具を用意す
るというような、緊急度合いに応じた応答の準備を行う
ことができない。さらに、利用者が着信音の発生を禁止
するように設定していた場合においては、従来の移動通
信機では、着信の緊急度を報知することができないとい
う問題もある。
【0004】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、着信内容の緊急度を通話開始
前且つ着信毎に利用者に対して報知することができる移
動通信機、及び着信報知方法を提供することにある。さ
らに、本発明は、着信音の発生を禁止するように設定さ
れていた場合においても、通話開始前に着信の緊急度を
報知することができる移動通信機、及び着信報知方法を
提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、無線通信回線により電
話回線を確立する移動通信機であって、前記電話回線の
確立のための発信時に当該発信の緊急度合いを示す緊急
度情報を設定する緊急度設定手段と、着信側の未応答時
に着信側でアラームを起動させるまでのアラーム起動待
ち時間を設定するアラーム起動待ち時間設定手段と、前
記各設定手段により設定された緊急度情報およびアラー
ム起動待ち時間を着信先電話番号とともに発信する発信
処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、無線通信回線に
より電話回線を確立する移動通信機であって、前記無線
通信回線からの着信処理を行う着信処理手段と、画面表
示可能な表示手段とを備え、前記着信処理手段は、前記
着信処理において緊急度情報を受信し、この緊急度情報
に基づいて前記表示手段に表示された画面内の表示状態
を変化させることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記表示手段はカラー表示可能なもの
であり、前記着信処理手段は、前記緊急度情報に基づい
て前記画面内の表示色を設定することを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記着信処理手段は、前記緊急度情報
に基づいて、前記表示色の内の画面色を設定することを
特徴とする。請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記着信処理手段は、前記画面内に表
示する文字色を前記画面色に対してコントラストの強い
組み合わせになるように選択することを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の発明は、請求項2乃至請
求項5のいずれかの項に記載の発明において、設定され
たタイマ値になるまで計時するタイマと、アラームを発
生するアラーム発生手段とをさらに備え、前記着信処理
手段は、前記着信処理においてアラーム起動待ち時間を
受信し、このアラーム起動待ち時間をタイマ値として前
記タイマに設定して該タイマを起動し、このタイマのタ
イムアウト時に前記アラーム発生手段へアラームの発生
を指示することを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、着信報知用の着信音を発生する着信音
発生手段をさらに備え、前記アラーム発生手段は、前記
アラームとしてアラーム音を発生し、前記着信処理手段
は、前記着信音発生手段により着信音発生中の場合に
は、当該着信音の発生を停止して前記アラーム音を発生
するか、あるいは前記アラーム音の音量を着信音の音量
よりも大きくなるようにすることを特徴とする。
【0011】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、前記アラーム発生手段は、前記アラー
ムとして振動を発生し、アラーム用の振動パターンは着
信報知用の振動パターンとは異なることを特徴とする。
【0012】請求項9に記載の着信報知方法の発明は、
発信側の通信機器が当該発信の緊急度合いを示す緊急度
情報を着信先電話番号とともに発信する過程と、前記着
信先電話番号に該当の通信機器が前記発信の着信処理時
に前記緊急度情報を受信する過程と、この受信した緊急
度情報に基づいて、着信側通信機器が自己の表示手段に
表示された画面内の表示状態を変化させる過程とからな
ることを特徴とする。
【0013】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、前記着信報知方法は、前記発信側通
信機器が前記発信時にアラーム起動待ち時間を発信する
過程と、前記着信側通信機器が前記着信処理時に前記ア
ラーム起動待ち時間を受信する過程と、前記着信側通信
機器がこの受信したアラーム起動待ち時間をタイマ値と
してタイマを起動する過程と、前記着信側通信機器がこ
のタイマのタイムアウト時にアラームを発生する過程と
をさらに含むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態による携帯電話機(移動通信機)の構成を示すブロッ
ク図である。この図において、符号1は回路各部を制御
するCPU(中央処理装置)である。符号2はCPU1
のプログラム等が記憶されたROM(リードオンリメモ
リ)である。符号3はデータ一時記憶用のRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)である。このRAM3はバッテリ
バックアップが成されており、携帯電話機の電源がオフ
されても記憶されたデータは保持される。符号4は電話
番号等の入力用のテンキー、各種ファンクションキー等
が設けられた操作部、符号5は表示パネルおよび表示制
御回路から構成された表示部である。この表示部5の表
示パネルはカラー表示が可能なものであり、表示制御回
路によってその色表示が制御される。上記表示パネルと
しては液晶表示パネルなど、カラー表示可能な表示パネ
ルが利用可能である。
【0015】符号6はアンテナ、符号7はアンテナ6を
介して無線信号を送受信し、無線電話回線を確立するた
めの通信制御を行う通信処理部である。符号8は、通信
処理部7により確立された無線電話回線を介して送受さ
れる音声を処理する音声処理部である。符号9は音声処
理部8に音声を入力するためのマイク、符号10は音声
処理部8から入力された音声を出力するスピーカであ
る。符号11は、CPU1からの指示により着信音また
はアラーム音を発生し、スピーカ12へ出力する着信音
・アラーム音発生部である。
【0016】上記CPU1は、電話の発信処理におい
て、当該発信の緊急度合いを示す緊急度情報を着信先電
話番号に付加して発信する。また、着信側の未応答時
に、着信側でアラームを起動させるまでの待ち時間(ア
ラーム起動待ち時間)も付加可能である。これら緊急度
情報およびアラーム起動待ち時間は、発信者番号通知と
同様にして、着信先の電話機に通知される。例えば、発
信者番号通知の付加情報として、緊急度情報およびアラ
ーム起動待ち時間が着信側へ通知される。
【0017】また、CPU1は、電話の着信処理におい
て緊急度情報を受信し、この緊急度情報に基づいて、表
示部5の表示パネルの表示色設定などの着信報知処理を
行い、表示画面内の表示状態を変化させる。さらに、ア
ラーム起動待ち時間の受信時には、このアラーム起動待
ち時間をタイマ値としてタイマを起動し、このタイマが
タイムアウトした場合、着信音・アラーム音発生部11
にアラーム音の発生を指示する。なお、上記タイマとし
ては、ハードウェアタイマを図1の携帯電話機に備える
ようにしてもよく、あるいはCPU1が実行するプログ
ラムでソフトウェアタイマを実現するようにしてもよ
い。
【0018】次に、図2〜図5を参照して図1に示す携
帯電話機による着信報知に係る動作を説明する。図2
は、図1に示す携帯電話機のRAM3に記憶される緊急
度対応テーブル21の構成例を示す図である。この緊急
度対応テーブル21は、緊急度報知用に表示部5の表示
画面色としてCPU1により使用されるデータを格納す
るものであって、緊急度と表示部5の表示パネルの画面
色との対応付けが予め記憶される。図2に示す例では、
最も高い緊急度「1」の画面色が「赤」、次に高い緊急
度「2」の画面色が「橙」、その次に高い緊急度「3」
の画面色が「黄」である。
【0019】なお、利用者による操作部4の設定操作に
より、緊急度は任意の数が設定可能であり、またそれら
緊急度に対応させる画面色も任意の色が設定可能であ
る。CPU1は、これら設定された緊急度および画面色
を緊急度対応テーブル21に格納する。ただし、CPU
1は、それら緊急度報知用の画面色と着信待ち受け用の
画面色とを同一色には設定不可とする。これにより、緊
急の着信時には、表示部5の表示画面内の表示状態が着
信待ち受け用画面色から緊急度報知用画面色に変化する
ことになる。
【0020】図3は、図1に示すCPU1が発信処理時
に行う着信報知処理の流れを示すフローチャートであ
る。図4は、図1に示すCPU1が着信処理時に行う着
信報知処理の流れを示すフローチャートである。図5
は、図1に示す表示部5の表示画面の構成例を示す図で
ある。先ず、携帯電話機の発信時の動作を説明する。利
用者が操作部4により着信先の電話番号を設定すると
(図3のステップS1)、CPU1は、表示部5に緊急
度の設定を促す表示を行う。例えば、緊急度設定無し
「0」、高緊急度「1」、中緊急度「2」、低緊急度
「3」とし、緊急度設定内容に応じてこれら「0」〜
「3」のいずれかの数字を入力するようにメッセージを
表示する。この表示に従って緊急度が設定されると、C
PU1は、その設定内容を着信側へ通知すべき緊急度情
報とする(図3のステップS2)。ここでは、上記緊急
度設定内容に応じた「0」〜「3」のいずれかの数字が
緊急度情報として使用されたとする。
【0021】次いで、CPU1は、緊急度が設定される
と、表示部5にアラーム起動待ち時間の設定を促す表示
を行う。例えば、アラーム起動無し「0」、アラーム起
動有り「1〜120秒」とし、アラーム起動設定内容に
応じてこれら「0」〜「120」のいずれかの数字を入
力するようにメッセージを表示する。この表示に従って
アラーム起動待ち時間が設定されると、CPU1は、こ
のアラーム起動待ち時間及び、上記ステップS2で設定
された緊急度情報を着信先電話番号に付加して発信する
(図3のステップS3〜S4)。ここでは、着信先電話
番号に付加するアラーム起動待ち時間として、アラーム
起動無しの場合には数字「0」を使用し、アラーム起動
有りの場合には「1」〜「120」のいずれか設定され
たアラーム起動待ち時間(秒)の数字を使用したとす
る。
【0022】次に、携帯電話機の着信時の動作を説明す
る。着信側の携帯電話機のRAM3には、図2に示す構
成の緊急度対応テーブル21が記憶されているものとす
る。先ず、CPU1は、着信があると、発信者番号とと
もに緊急度情報およびアラーム起動待ち時間を受信する
(図4のステップS11)。ここで、発信者番号が非通
知であった場合においても、緊急度情報およびアラーム
起動待ち時間については受信可能である。
【0023】次いで、CPU1は、受信した緊急度情報
に基づいて画面色情報を緊急度対応テーブル21から取
得する。この取得した画面色情報に従って、CPU1
は、表示部5の表示パネルの画面色を設定する。例え
ば、緊急度情報が「1」の場合には、画面色を赤に設定
する。この設定により、表示部5の表示パネルに表示さ
れた画面の色が赤色になる。ここで、CPU1は、図5
に示すように着信有りを報知するための「着信中」とい
うメッセージや発信者番号「090○○○○××××」な
どの着信情報を表示部5に表示させるが、これら着信情
報表示に使用する文字色を画面色に応じて識別しやすい
色とする(図4のステップS12、S13)。
【0024】例えば、文字背景色と文字色をコントラス
トの強い組み合わせとすれば文字を識別しやすくなる。
そこで、画面色と文字背景色を同一色とし、画面色と文
字色とがコントラストの強い組み合わせになるように文
字色を選択する。コントラストの強い組み合わせとして
は、補色の組み合わせや輝度差の大きいものの組み合わ
せなどが利用可能である。図5においては、表示画面3
1内の領域32の画面色が緊急度に応じた色(例えば、
緊急度情報「1」の場合は赤)に設定され、「着信中」
および「090○○○○××××」の文字色が画面色に応
じたコントラストの強い組み合わせの色(例えば、画面
色「赤」の補色「青緑」)に設定される。
【0025】この結果、通話開始前に利用者に対して、
表示部5の表示パネルの画面色により着信内容の緊急度
を着信毎に報知することができる。したがって、着信者
は通話開始前に当該着信の緊急度合いを知ることが可能
であり、着信者に対してその緊急度合いに応じた応答の
心構えや準備を行うように促すことができるという効果
も得られる。さらに、着信情報表示に使用する文字色を
画面色に応じて変更するので、緊急度報知用の画面色に
設定した結果、着信情報が識別しづらくなることを防ぐ
ことも可能である。また、利用者が着信音の発生を禁止
するように設定していた場合においても、画面色によっ
て通話開始前に着信の緊急度を報知することが可能であ
り、利用者に対して当該着信への応答を促すことができ
るという効果も得られる。
【0026】次いで、CPU1は、受信したアラーム起
動待ち時間をタイマ値としてタイマを起動し、利用者が
操作部4により行う当該着信への応答を監視する(図4
のステップS14、S15)。ここで、タイムアウト前
に応答がなされた場合には、CPU1はその処理を終了
する。一方、応答が無く、タイムアウトした場合には、
CPU1は、着信音・アラーム音発生部11にアラーム
音の発生を指示し、着信音・アラーム音発生部11によ
って発生されたアラーム音がスピーカ12から出力され
る(図4のステップS16〜S18)。
【0027】これにより、発信者によって設定されたア
ラーム起動待ち時間が経過しても未応答の場合には、ア
ラーム音により緊急を要する着信である旨を報知するこ
とが可能となる。この結果、当該着信の緊急度をより確
実に報知可能である。さらに、発信者の緊急度合いに応
じてアラーム起動待ち時間を変更可能であるので、アラ
ーム起動待ち時間の長短により当該着信の報知緊急度を
調節することができる。
【0028】次いで、CPU1は、利用者が操作部4に
より行う当該着信への応答を監視し、応答がなされた場
合には、着信音・アラーム音発生部11にアラーム音の
発生停止を指示する。一方、着信継続中において応答が
無い場合には、アラーム音を発生し続けるようにする
(図4のステップS19〜S21)。
【0029】なお、上記ステップS14においてCPU
1は、受信したアラーム起動待ち時間が「0」すなわち
アラーム起動無しであった場合には、タイマを起動せず
にステップS15の応答監視を行う。次いで、着信継続
中においてステップS16の判断結果が「NO」の場合
には、その処理をステップS15に戻す。
【0030】また、上記ステップS18において着信音
発生中であった場合には、CPU1は、着信音・アラー
ム音発生部11が着信音の発生を停止してアラーム音を
発生するようにしてもよい。あるいは、アラーム音の音
量が着信音の音量よりも大きくなるようにしてもよい。
これにより、利用者が着信音の発生を可能とするように
設定していた場合においても、緊急の着信である旨を報
知するためのアラームを利用者が識別しやすくなるとい
う効果が得られる。
【0031】なお、上述した実施形態において、画面内
の緊急度に応じて設定する表示色の対象は表示部5の文
字色とし、画面色を変更無しとすることもできるが、画
面色を設定対象とすることが望ましい。なぜならば、表
示部5において、画面色が表示される領域は文字色の表
示領域に比して大きいので、利用者に対して緊急度合い
の識別をより容易に行わせることが可能となるからであ
る。また、緊急度に応じて画面色を設定する場合に、そ
の設定領域は表示画面の部分的領域とすることもできる
が、表示画面の全領域とすることが望ましい。なぜなら
ば、より広い領域の画面色を緊急報知用の画面色とする
ことで、利用者に対して緊急度合いの識別をより容易に
行わせることが可能となるからである。
【0032】なお、上述した実施形態ように表示部5の
表示パネルをカラー表示可能なものとし、緊急度情報に
基づいて表示画面内の表示色を設定するようにすれば、
画面内の表示状態を変化させるための処理が色設定処理
だけでよくなる。したがって、CPU1で実行されるコ
ンピュータソフトウェアによってその処理を実現可能で
ある。このため、画面内の表示状態を変化させるための
構成も簡易に実現でき、この結果、携帯電話機のコスト
アップを抑えることができる。
【0033】なお、上述した実施形態においては、緊急
度に応じた画面色を設定することによって表示画面内の
表示状態を変化させるようにしたが、色ではなく他の状
態を変化させるようにしてもよい。例えば、画面内の表
示文字あるいは画面表示全体を点滅させるようにしても
よい。この場合には、表示部5の表示パネルはカラー表
示可能なものである必要はない。また、表示画面内に緊
急度を示すような文字表示を行うようにしてもよい。例
えば、「緊急」という文字を表示するようにし、緊急度
が高いほど大きい文字サイズを使用するなどである。
【0034】なお、上述した実施形態においては、着信
音・アラーム音発生部11およびスピーカ12(アラー
ム発生手段)によってアラーム音を発生するようにした
が、アラームとして振動を用いるようにしてもよい。こ
れは、例えば利用者が音の発生を回避したい状況におい
て、音を使用せず振動によって緊急の着信である旨を報
知することができるため有効である。アラームとして振
動を用いる場合には、図1の携帯電話機に振動発生部を
備え、上記ステップS18においてCPU1が振動発生
部に振動の発生を指示する。この振動発生部としては、
着信報知用に備えたものと兼用するようにしてもよい。
また、振動発生部を着信報知用と兼用する場合には、ア
ラーム用の振動パターンを着信報知用の振動パターンと
は異なるようにすれば、緊急の着信である旨を報知する
ためのアラームを利用者が識別しやすくなるという効果
が得られる。
【0035】また、利用者が操作部4からの操作によ
り、アラームの起動可否を設定可能なようにしてもよ
い。さらに、緊急度毎にアラーム起動可否を設定可能な
ようにし、CPU1が各緊急度のアラーム起動可否情報
をRAM3の緊急度対応テーブル21に格納するように
してもよい。このようにアラーム起動可否情報が設定さ
れている場合には、CPU1は上記ステップS14にお
いて、アラーム起動可否情報に基づいてタイマの起動を
行うようにする。次いで、アラーム起動否であった場合
には、タイマを起動せずにステップS15の応答監視を
行い、着信継続中においてステップS16の判断結果が
「NO」の場合には、その処理をステップS15に戻す
ようにする。
【0036】なお、上述した実施形態においては、移動
通信機として携帯電話機に適用した場合について説明し
たが、PHS(Personal Handy-phone System)端末機
や携帯情報端末機にも同様に適用可能である。なお、携
帯情報端末機に適用する場合には、無線あるいは有線に
よる電話回線を利用して通信を行うようにすればよい。
また、本実施形態を有線電話回線を使用する電話機に適
用することも可能である。
【0037】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等も含まれる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発信側の通信機器が当該発信の緊急度合いを示す緊急度
情報を着信先電話番号とともに発信する。また、着信側
の通信機器が着信処理時に緊急度情報を受信し、この受
信した緊急度情報に基づいて自己の表示手段に表示され
た画面内の表示状態を変化させるようにしたので、表示
手段の表示画面内の表示状態により、着信内容の緊急度
を通話開始前且つ着信毎に利用者に対して報知すること
ができる。したがって、着信者は通話開始前に当該着信
の緊急度合いを知ることが可能であり、着信者に対して
その緊急度合いに応じた応答の心構えや準備を行うよう
に促すことができるという効果も得られる。
【0039】さらに、利用者が着信音の発生を禁止する
ように設定していた場合においても、表示手段の表示画
面内の表示状態によって通話開始前に着信の緊急度を報
知することが可能であり、利用者に対して当該着信への
応答を促すことができるという効果も得られる。
【0040】さらに、表示手段をカラー表示可能なもの
とし、受信した緊急度情報に基づいて表示画面内の表示
色を設定するようにすれば、画面内の表示状態を変化さ
せるための構成が簡易に実現可能であるという効果が得
られる。この結果、移動通信機のコストアップを抑える
ことができる。
【0041】さらに、受信した緊急度情報に基づいて表
示色の内の画面色を設定するようにすれば、広い領域を
緊急報知用の色で表示することができるので、利用者に
対して緊急度合いの識別をより容易に行わせることがで
きるという効果も得られる。
【0042】さらに、表示画面内に表示する着信情報の
文字色を画面色に対してコントラストの強い組み合わせ
になるように選択すれば、緊急度報知用の画面色に設定
した結果、着信情報が識別しづらくなることを防ぐこと
も可能である。
【0043】さらに、発信側通信機器が発信時にアラー
ム起動待ち時間を発信し、着信側通信機器が、着信処理
時に受信したアラーム起動待ち時間をタイマ値としてタ
イマを起動し、このタイマのタイムアウト時にアラーム
を発生するようにすれば、アラーム音により緊急を要す
る着信である旨を報知することが可能となる。この結
果、当該着信の緊急度をより確実に報知可能であるとい
う効果が得られる。
【0044】さらに、アラームとしてアラーム音を発生
し、着信音発生中の場合には、当該着信音の発生を停止
してアラーム音を発生するか、あるいはアラーム音の音
量を着信音の音量よりも大きくなるようにすれば、利用
者が着信音の発生を可能とするように設定していた場合
においても、緊急の着信である旨を報知するためのアラ
ームを利用者が識別しやすくなるという効果も得られ
る。
【0045】また、アラームとして振動を発生し、アラ
ーム用の振動パターンを着信報知用の振動パターンとは
異なるようにすれば、例えば利用者が音の発生を回避し
たい状況において、音を使用せず振動によって緊急の着
信である旨を報知することが可能となる。さらに、アラ
ーム用の振動パターンと着信報知用の振動パターンとが
異なるので、緊急の着信である旨を報知するためのアラ
ームを利用者が識別しやすくなるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による携帯電話機(移動
通信機)の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すRAM3に記憶される緊急度対応
テーブル21の構成例を示す図である。
【図3】 図1に示すCPU1が発信処理時に行う着信
報知処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】 図1に示すCPU1が着信処理時に行う着信
報知処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 図1に示す表示部5の表示画面の構成例を示
す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 操作部 5 表示部 6 アンテナ 7 通信処理部 8 音声処理部 9 マイク 10、12 スピーカ 11 着信音・アラーム音発生部 21 緊急度対応テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04B 7/26 109L 109T Fターム(参考) 5K027 AA11 BB01 FF03 FF22 FF23 FF25 GG08 5K067 AA34 BB04 DD16 DD28 EE02 EE10 FF23 FF25 FF27 FF28 GG11 HH23 KK13 KK15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信回線により電話回線を確立する
    移動通信機であって、 前記電話回線の確立のための発信時に当該発信の緊急度
    合いを示す緊急度情報を設定する緊急度設定手段と、 着信側の未応答時に着信側でアラームを起動させるまで
    のアラーム起動待ち時間を設定するアラーム起動待ち時
    間設定手段と、 前記各設定手段により設定された緊急度情報およびアラ
    ーム起動待ち時間を着信先電話番号とともに発信する発
    信処理手段と、 を備えたことを特徴とする移動通信機。
  2. 【請求項2】 無線通信回線により電話回線を確立する
    移動通信機であって、 前記無線通信回線からの着信処理を行う着信処理手段
    と、 画面表示可能な表示手段とを備え、 前記着信処理手段は、前記着信処理において緊急度情報
    を受信し、この緊急度情報に基づいて前記表示手段に表
    示された画面内の表示状態を変化させることを特徴とす
    る移動通信機。
  3. 【請求項3】 前記表示手段はカラー表示可能なもので
    あり、 前記着信処理手段は、前記緊急度情報に基づいて前記画
    面内の表示色を設定することを特徴とする請求項2に記
    載の移動通信機。
  4. 【請求項4】 前記着信処理手段は、前記緊急度情報に
    基づいて、前記表示色の内の画面色を設定することを特
    徴とする請求項3に記載の移動通信機。
  5. 【請求項5】 前記着信処理手段は、前記画面内に表示
    する文字色を前記画面色に対してコントラストの強い組
    み合わせになるように選択することを特徴とする請求項
    4に記載の移動通信機。
  6. 【請求項6】 設定されたタイマ値になるまで計時する
    タイマと、 アラームを発生するアラーム発生手段とをさらに備え、 前記着信処理手段は、前記着信処理においてアラーム起
    動待ち時間を受信し、このアラーム起動待ち時間をタイ
    マ値として前記タイマに設定して該タイマを起動し、こ
    のタイマのタイムアウト時に前記アラーム発生手段へア
    ラームの発生を指示することを特徴とする請求項2乃至
    請求項5のいずれかの項に記載の移動通信機。
  7. 【請求項7】 着信報知用の着信音を発生する着信音発
    生手段をさらに備え、 前記アラーム発生手段は、前記アラームとしてアラーム
    音を発生し、 前記着信処理手段は、前記着信音発生手段により着信音
    発生中の場合には、当該着信音の発生を停止して前記ア
    ラーム音を発生するか、あるいは前記アラーム音の音量
    を着信音の音量よりも大きくなるようにすることを特徴
    とする請求項6に記載の移動通信機。
  8. 【請求項8】 前記アラーム発生手段は、前記アラーム
    として振動を発生し、アラーム用の振動パターンは着信
    報知用の振動パターンとは異なることを特徴とする請求
    項7に記載の移動通信機。
  9. 【請求項9】 発信側の通信機器が当該発信の緊急度合
    いを示す緊急度情報を着信先電話番号とともに発信する
    過程と、 前記着信先電話番号に該当の通信機器が前記発信の着信
    処理時に前記緊急度情報を受信する過程と、 この受信した緊急度情報に基づいて、着信側通信機器が
    自己の表示手段に表示された画面内の表示状態を変化さ
    せる過程と、 からなることを特徴とする着信報知方法。
  10. 【請求項10】 前記着信報知方法は、 前記発信側通信機器が前記発信時にアラーム起動待ち時
    間を発信する過程と、 前記着信側通信機器が前記着信処理時に前記アラーム起
    動待ち時間を受信する過程と、 前記着信側通信機器がこの受信したアラーム起動待ち時
    間をタイマ値としてタイマを起動する過程と、 前記着信側通信機器がこのタイマのタイムアウト時にア
    ラームを発生する過程と、 をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の着信報
    知方法。
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